JP2022538556A - 医療資源管理のためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

【課題】企業資源計画及び在庫品追跡のためのプラットフォーム、システム、媒体、及び方法を提供する。【解決手段】本明細書において提供されるシステム及び方法は、健康管理施設の物品がリアルタイムで追跡されることを可能にすることができ得る。物品保管及び物品使用がリアルタイムで更新され得る。場合によっては、物品に関連付けられた情報がアクセスされ、その物品を管理又は使用している個人に提示され得る。【選択図】図１Ｂ

Description

相互参照
[1] 本願は、２０１９年７月２日に提出された米国仮出願第６２／８６９，８３９号の利益を主張するものであり、同出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

[2] 病院で保管及び使用される多くの再利用可能な及び使い捨ての医療器具の在庫品は、サードパーティベンダによって医療施設に引き渡される。そのようなベンダは、病院内の棚空間を争い合い、必要なときには補充する。伝統的にはベンダの代表が病院の棚を物理的に訪問して在庫を点検するが、これには時間及びコストがかかり得る。

[3] また、病院には、所与の処置のため又は規定の時間範囲でのある医療製品の使用について、ベンダと契約の取り決めがあることが多い。病院での医療製品の使用についての情報は典型的には遅れて捕捉され、多くの場合、医療関係者は、手配又は製品使用についての見通しを有さない。

[4] 企業資源計画の改良されたシステム及び方法が必要である。再利用可能な又は使い捨ての医療器具に関する等価通知及び価格設定通知を可能にするシステム及び方法が必要である。また、医療器具の使用及び在庫パラメータをモニタして管理者及びベンダに伝達するシステムが必要である。

[5] 本明細書において開示される一態様は、デジタル処理デバイスを備えるコンピュータ実装システムであって、そのデジタル処理デバイスは、少なくとも１つのプロセッサと、実行可能な命令を実施するように構成されたオペレーティングシステムと、メモリと、企業資源計画アプリケーションを作成するためにデジタル処理デバイスによって実行可能な命令を含むコンピュータプログラムと、を備えており、その企業資源計画アプリケーションは、第１の物品が第１のインジケータ、第１の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品との等価関連と関連付けられており、第２の物品が第２の価格構造又は契約期間、第２の物品の在庫、第２の物品の利用済み量、及び第１の物品との等価関連と関連付けられているところ、第１の物品及び第２の物品を受信する通信モジュールと、実務者物品選択が第１のインジケータと関連付けられているところ、センサから実務者物品選択を受信する在庫品モジュールと、等価通知が、第１の物品の第２の物品との等価関連と、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち１つ以上と、に基づいて第２の物品と関連付けられているところ、等価通知を実務者に表示する等価通知モジュールと、等価通知に対する実務者応答を受信すると共にその実務者応答に基づいて実務者物品選択データを更新する等価物品選択モジュールと、を備えている。

[6] いくつかの実施形態においては、企業資源計画アプリケーションは更に、実務者応答を受信すると共にその実務者応答に基づいて第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つを更新する報告モジュールを備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品と第２の物品とのうち少なくとも１つは、用具、器具、移植物、薬、軟膏、又は実務者デバイスを備えている。いくつかの実施形態においては、第１のインジケータと第２のインジケータとのうち少なくとも１つは、バーコード、ＱＲコード、画像、ラベル、アイコン、英数字の標識、ウェイト、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、センサは、カメラ、ビデオカメラ、ＲＦＩＤリーダ、レーダ、ソナー、ＬＩＤＡＲ、熱画像カメラ、スケール、ボタン、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品と第２の物品とのうち少なくとも１つは、２つ以上の物品との等価関連を備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品が更に、以前の期間の第１の物品の利用済み量と関連付けられているか、第２の物品が更に、以前の期間の第２の物品の利用済み量と関連付けられているか、又はその両方である。いくつかの実施形態においては、在庫品モジュールは更に、実務者物品確認、実務者物品メモ、又はその両方を受信し、実務者物品確認及び実務者物品メモは第１のインジケータと関連付けられている。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、少なくとも一次量の物品の一次物品当たりコストと、二次量の物品の二次物品当たりコストとを備えている。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、量当たり部分当たりの設定価格（a set price per part per quantity）を備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、第２の物品の利用済み量、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間との差、第１の物品の在庫と第２の物品の在庫との差、第１の物品の利用済み量と第２の物品の利用済み量との差、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、二次物品当たりコストに到達するのに必要な量の第１の物品又は第２の物品を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の物品及び第２の物品の履歴使用データに基づく互換性レーティングを備える。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、価格構造又は契約期間の欠如を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は更に、第１の価格構造又は契約期間と第１の物品の利用済み量、あるいは第２の価格構造又は契約期間と第２の物品の利用済み量に基づいて、契約満足状態（contract met status）と関連付けられる。

[7] 本明細書において提供される別の一態様は、コンピュータ実装される企業資源計画方法であって、第１の物品が第１のインジケータ、第１の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品との等価関連と関連付けられており、第２の物品が第２の価格構造又は契約期間、第２の物品の在庫、第２の物品の利用済み量、及び第１の物品との等価関連と関連付けられているところ、通信モジュールによって、第１の物品及び第２の物品を受信することと、実務者物品選択が第１のインジケータと関連付けられているところ、在庫品モジュールによって、センサから実務者物品選択を受信することと、第１の物品の第２の物品との等価関連と、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち１つ以上とに基づいて第２の物品と関連付けられた等価通知を、等価通知モジュールによって実務者に表示することと、等価物品選択モジュールによって等価通知に対する実務者応答を受信すること及びその実務者応答に基づいて実務者物品選択データを更新することと、を備えている。

[8] いくつかの実施形態においては、方法は更に、報告モジュールによって実務者応答を受信すること及びその実務者応答に基づいて第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つを更新することを備える。いくつかの実施形態においては、第１の物品と第２の物品とのうち少なくとも１つは、用具、器具、移植物、薬、軟膏、又は実務者デバイスを備える。いくつかの実施形態においては、第１のインジケータと第２のインジケータとのうち少なくとも１つは、バーコード、ＱＲコード、画像、ラベル、アイコン、英数字の標識、ウェイト、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、センサは、カメラ、ビデオカメラ、ＲＦＩＤリーダ、レーダ、ソナー、ＬＩＤＡＲ、熱画像カメラ、スケール、ボタン、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品と第２の物品とのうち少なくとも１つは、２つ以上の物品との等価関連を備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品が更に、以前の期間の第１の物品の利用済み量と関連付けられているか、第２の物品が更に、以前の期間の第２の物品の利用済み量と関連付けられているか、又はその両方である。いくつかの実施形態においては、在庫品モジュールは更に、実務者物品確認、実務者物品メモ、又はその両方を受信し、実務者物品確認及び実務者物品メモは第１のインジケータと関連付けられている。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、少なくとも一次量の物品の一次物品当たりコストと、二次量の物品の二次物品当たりコストと、を備えている。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、量当たり部分当たりの設定価格を備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、第２の物品の利用済み量、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間との差、第１の物品の在庫と第２の物品の在庫との差、第１の物品の利用済み量と第２の物品の利用済み量との差、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、二次物品当たりコストに到達するのに必要な量の第１の物品又は第２の物品を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の物品及び第２の物品の履歴使用データに基づく互換性レーティングを備える。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、価格構造又は契約期間の欠如を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は更に、第１の価格構造又は契約期間と第１の物品の利用済み量、あるいは第２の価格構造又は契約期間と第２の物品の利用済み量に基づいて、契約満足状態と関連付けられる。

[9] 本明細書において提供される別の一態様は、アプリケーションを作成するためにプロセッサによって実行可能な命令を含むコンピュータプログラムで暗号化される非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、アプリケーションは、第１の物品が第１のインジケータ、第１の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品との等価関連と関連付けられており、第２の物品が第２の価格構造又は契約期間、第２の物品の在庫、第２の物品の利用済み量、及び第１の物品との等価関連と関連付けられているところ、第１の物品及び第２の物品を受信する通信モジュールと、実務者物品選択が第１のインジケータと関連付けられているところ、センサから実務者物品選択を受信する在庫品モジュールと、等価通知が、第１の物品の第２の物品との等価関連と、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち１つ以上とに基づいて第２の物品と関連付けられているところ、等価通知を実務者に表示する等価通知モジュールと、等価通知に対する実務者応答を受信すると共にその実務者応答に基づいて実務者物品選択データを更新する等価物品選択モジュールと、を備えている。

[10] いくつかの実施形態においては、アプリケーションは更に、実務者応答を受信すると共にその実務者応答に基づいて第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つを更新する報告モジュールを備える。いくつかの実施形態においては、第１の物品と第２の物品とのうち少なくとも１つは、用具、器具、移植物、薬、軟膏、又は実務者デバイスを備える。いくつかの実施形態においては、第１のインジケータと第２のインジケータとのうち少なくとも１つは、バーコード、ＱＲコード、画像、ラベル、アイコン、英数字の標識、ウェイト、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、センサは、カメラ、ビデオカメラ、ＲＦＩＤリーダ、レーダ、ソナー、ＬＩＤＡＲ、熱画像カメラ、スケール、ボタン、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品と第２の物品とのうち少なくとも１つは、２つ以上の物品との等価関連を備えている。いくつかの実施形態においては、第１の物品が更に、以前の期間の第１の物品の利用済み量と関連付けられているか、第２の物品が更に、以前の期間の第２の物品の利用済み量と関連付けられているか、又はその両方である。いくつかの実施形態においては、在庫品モジュールは更に、実務者物品確認、実務者物品メモ、又はその両方を受信し、実務者物品確認及び実務者物品メモは第１のインジケータと関連付けられている。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、少なくとも一次量の物品の一次物品当たりコストと、二次量の物品の二次物品当たりコストと、を備えている。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、量当たり部分当たりの設定価格を備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、第２の物品の利用済み量、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間との差、第１の物品の在庫と第２の物品の在庫との差、第１の物品の利用済み量と第２の物品の利用済み量との差、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、二次物品当たりコストに到達するのに必要な量の第１の物品又は第２の物品を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の物品及び第２の物品の履歴使用データに基づく互換性レーティングを備える。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、価格構造又は契約期間の欠如を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は更に、第１の価格構造又は契約期間と第１の物品の利用済み量、あるいは第２の価格構造又は契約期間と第２の物品の利用済み量に基づいて、契約満足状態と関連付けられる。

[11] 本開示の新規の特徴は、特に添付の特許請求の範囲に記載される。本開示の原理が利用される以下の例示的な実施形態を記載した詳細な説明と、添付の図面とを参照することによって、本開示の特徴及び利点のより良い理解が得られるであろう。

[12] 本明細書中のいくつかの実施形態による企業資源計画アプリケーションの非限定的な概略図を示す。 [13] 本明細書中のいくつかの実施形態による企業資源計画アプリケーションの例示的なシステムを示す。 [14] 本明細書中のいくつかの実施形態による例示的な第１の企業資源計画システムのイメージを示す。 [15] 本明細書中のいくつかの実施形態による例示的な第２の企業資源計画システムのイメージを示す。 [16] 本明細書中のいくつかの実施形態によるリアルタイム在庫品捕捉システムの非限定的な概略図を示す。 [17] 本明細書中のいくつかの実施形態によるデジタル処理デバイス、ここでは１つ以上のＣＰＵと、メモリと、通信インターフェイスと、ディスプレイと、を備えるデバイスの非限定的な概略図を示す。 [18] 本明細書中のいくつかの実施形態によるウェブ／モバイルアプリケーション提供システム、ここではブラウザベース及び／又はネイティブモバイルのユーザインターフェイスを提供するシステムの非限定的な概略図を示す。 [19] 本明細書中のいくつかの実施形態によるクラウドベースのウェブ／モバイルアプリケーション提供システム、ここでは弾性的に負荷分散されたオートスケーリングウェブサーバとアプリケーションサーバ資源並びに同期的に複製されたデータベースとを備えるシステムの非限定的な概略図を示す。

[20] 本明細書においては本発明の好適な実施形態が示され説明されているが、当業者には、そのような実施形態が例としてのみ提供されることが明らかであろう。当業者には、本発明から逸脱することなく、多数のバリエーション、変更、及び代用が思い浮かぶであろう。本発明の実施時には本明細書に記載された本発明の実施形態の様々な代替案が採用され得ることが理解されるべきである。

[21] 本発明は、通信円滑化のためのシステム及び方法を提供する。本明細書に記載される本発明の種々の態様は、以下に述べる特定の用途のいずれに適用されてもよい。本発明は、健康管理スケジューリングシステム又は通信システムの一部として適用されてもよい。本発明の様々な態様は個々に、集合的に、又は互いに組み合わせて認識され得ることが理解されるべきである。

[22] 再利用可能な及び使い捨ての器材の追跡は、手術計画、棚卸評価、課金、及び売上モニタリングへの鍵である。リアルタイム利用データの捕捉は、機能的には等価だがより経済的な用具及び使い捨て器具の選択を可能にする。また、そのようなリアルタイムモニタリングは、病院の仕入れ及び課金のための自動ライブ在庫品追跡と、デバイス販売組織（device sales organizations）のライブ現在使用統計と、を可能にする。

企業資源計画アプリケーション
[23] 図１Ａは、第１の物品１０２及び第２の物品１０３など１つ以上の物品に関係するデータを受信する通信モジュール１０１と、実務者１０７から実務者物品選択を受信する在庫品モジュール１０４と、等価通知を表示する等価通知モジュール１０６と、実務者応答を受信する等価物品選択モジュール１０８と、実務者応答を受信する報告モジュール１０９と、を備える、企業資源計画アプリケーションの非限定的な概略図を示す。このようなモジュールは例として提供され得る。モジュールは、機能性を実行する１つ以上のソフトウェア又はハードウェアモジュールを含み得る。本明細書において提供される１つ以上のステップ又は機能性は、任意の数又は組み合わせのモジュールによって実行され得る。

[24] 通信モジュール１０１は、後述するように、デジタル処理デバイス、モバイルデバイス、モバイルアプリケーション、スタンドアロンアプリケーション、又はウェブブラウザプラグインを備え得る。通信モジュールはユーザが企業資源計画システムと相互作用するためのインターフェイス又はポータルを提供し得る。通信モジュールはユーザがシステムと相互作用することを可能にし得るユーザインターフェイスがユーザに提示されることを可能にし得る。通信モジュールは任意選択的にはユーザからデータを受信し得る。通信モジュールは、タッチスクリーン、キー、マウス、スタイラス、タッチパッド、マイク、カメラ、スキャナ、赤外センサ、無線周波数センサ、又は任意の他のタイプのユーザ双方向デバイスの支援によってデータを受信し得る。通信モジュールは１つ以上のメモリ記憶ユニットに記憶されたデータにアクセスし得る。

[25] 通信モジュール１０１は１つ以上の物品についての情報を取得し得る。物品は１つ以上の医療製品を含み得る。例えば、第１の物品１０２及び第２の物品１０３のうち少なくとも１つは、用具、器具、移植物、薬、軟膏、又は実務者デバイスを備え得る。第１の物品１０２及び第２の物品１０３のうち少なくとも１つは、複数の用具、複数の器具、複数の移植物、装具、使い捨て器具、又は任意の他の装置、器械、ソフトウェア、又はヒトのために使用されることが製造業者によって意図されているであろう資材を含み得る。第１の物品１０２及び第２の物品１０３のうち少なくとも１つは、診断、モニタリング、治療、緩和、又は負傷もしくはハンディキャップの補償のために用いられ得る。第１の物品１０２及び第２の物品１０３のうち少なくとも１つは、病気の診断、予防、モニタリング、治療、又は緩和のために用いられ得る。場合によっては、第１の物品１０２及び第２の物品１０３のうち少なくとも１つは、解剖又は生理学的プロセスの調査、交換、又は修正のために用いられ得る。第１の物品１０２及び第２の物品１０３のいくつかの例は、外科器具（例えば手持ち又はロボット式）、カテーテル、内視鏡、ステント、ペースメーカ、人工関節、脊柱スタビライザ、使い捨て手袋、ガーゼ、静脈注射流体、薬剤などに及び得る。企業資源計画アプリケーションは、増分を含め、２，３，４，５，６，７，８，９，１０，２０，３０，４０，５０，１００，２００，３００，４００，５００，又はそれより多くの物品を受信及び／又はモニタし得る。物品の任意の記述が、任意のタイプの医療デバイス、製品、器具、使い捨て器具、移植物、薬などに適用され得る。物品の任意の記述は、医療処置の際に用いられ得る物体など、任意のタイプの医療資源であり得る。

[26] 第１の物品又は第２の物品などの物品はインジケータを有し得る。単一の物品は単一のインジケータ又は複数のインジケータを有し得る。場合によっては、各物品が１つ以上の対応するインジケータを有していてもよい。あるインジケータがある物品に特有であってもよいし、又はそうでなくてもよい。インジケータはある物品タイプ又はバッチに特有であってもよい。インジケータは特定のベンダによって提供される物品に特有であってもよい。いくつかの実施形態においては、第１のインジケータと第２のインジケータとのうち少なくとも１つは、バーコード、ＱＲコード、ＲＦＩＤコード、画像、ラベル、アイコン、英数字の標識、ウェイト、又はこれらの任意の組み合わせを備える。インジケータが視覚的に検出可能又は認識可能であってもよい。インジケータは裸眼で見ることができてもよい。インジケータは、可視光、紫外光、赤外光、又は電磁スペクトルの任意の他の部分の下で検出可能であってもよい。インジケータは物品の外面上に提供されてもよい。インジケータは物品の包装の外面上に提供されてもよい。第１の物品１０２と第２の物品１０３とのうち少なくとも１つなど、少なくとも１つの物品は更に、対応する物品情報と関連付けられてもよい。物品情報の例は、購入日、使用期限日、有効期限日、又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。物品情報の更なる例は、対応するベンダ情報、物品名又はタイプ、物品バッチ番号、固有の物品識別子、物品が保管されるべき条件（例えば温度条件、照明条件）、又は他の情報を含み得る。インジケータ自体はそのような情報を直接又は間接に符号化し得る。例えば、そのような情報は、インジケータをスキャンすること又は読み取ることで自動的にその情報へのアクセスが提供されるように、インジケータ内に視覚的に符号化されてもよい。場合によっては、インジケータは、関係する情報を記憶するメモリにシステムがアクセスすることを可能にしてもよい。例えば、インジケータは、医療製品に固有の識別子であってもよく、その固有の識別子は、その固有の識別子に関連付けられた情報を記憶するメモリにアクセスするために用いられ得る。

[27] 場合によっては、通信モジュールは、１つ以上のユーザ双方向デバイスの支援によって物品についての情報を取得し得る。例えば、カメラ、スキャナ、マイク、無線周波数検出器、又は任意の他のタイプのセンサもしくはユーザ双方向デバイスが物品についての情報を収集し得る。物品についてのデータを収集するためには任意のタイプのセンサが利用され得る。センサは、可視カメラ、ビデオカメラ、又はＩＲカメラなど、任意のタイプの撮像デバイスであり得る。センサは、超音波センサ、ｌｉｄａｒ、音声センサ（例えばマイク）、又は任意の他のタイプのセンサを含み得る。ユーザが物品についての情報を記入することによって情報を直接入力してもよい。ユーザが能動的に通信モジュールに情報を取得させてもよい（例えば、ユーザが情報を記入する、ユーザが物品をスキャナにかざす、ユーザがカメラで物品の写真を撮る、ユーザが物品をセンサの付近に持っていく）。システムは物品についての情報を受動的に収集してもよい。例えば、画像を自動的に収集して物品を把握する環境内にカメラが位置決めされてもよい。

[28] 物品についてのデータはセンサの支援によって収集され得る。物品についてのデータはシステムによって受信され得ると共に、物品はシステムによって認識され得る。場合によっては、センサは物品インジケータについての情報を収集し得る。場合によっては、センサは、インジケータを必要とせずに、物品自体についての情報を収集し得る。例えば、物品の１つ以上の画像が捕捉され得る。物品は画像認識技術に基づいて認識され得る。場合によっては、物品の識別を支援するために、機械学習技術が用いられ得る。いくつかの実施形態においては、機械学習は、深層たたみ込みニューラルネットワーク／Ｆａｓｔｅｒ Ｒ－ＣＮＮ Ｎａｓｔ ＮａｓＮｅｔ（ＣＯＣＯ）を利用してもよい。機械学習は任意のタイプのたたみ込みニューラルネットワーク（ＣＮＮ）及び／又は再帰型ニューラルネットワーク（ＲＮＮ）を利用してもよい。シフト不変又は空間不変ニューラルネットワーク（ＳＩＡＮＮ）も利用され得る。画像分類、物体検出、及び物体位置特定が利用されてもよい。本技術分野において既知の又は後に開発される任意の機械学習技術が用いられ得る。例えば、人工ニューラルネット（ＡＮＮ）、たたみ込みニューラルネット（ＣＮＮ）、再帰型ニューラルネット（ＲＮＮ）、及び／又はこれらの変形など、様々なタイプのニューラルネットワークが用いられ得る。

[29] 場合によっては、物品は、視覚的グラフィカルコードなどのインジケータに基づいて認識され得る。

[30] 第１の物品１０２は、第１のインジケータ、第１の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び／又は第２の物品１０３との等価関連と関連付けられ得る。第２の物品１０３は、第２の価格構造又は契約期間、第２の物品の在庫、第２の物品の利用済み量、及び／又は第１の物品１０２との等価関連と関連付けられ得る。第１の物品１０２と第２の物品１０３とのうち少なくとも１つは、２つ以上の物品との等価関連を備え得る。任意選択的には、等価関連は、臨床的等価を有する物品の間に提供され得る。任意選択的には、等価関連は、臨床医、医師、病院管理者、サプライヤ、又はこれらの任意の組み合わせによって提供され得る。等価は米国食品医薬品局（ＦＤＡ）又は他の政府機関によって判定され得る。場合によっては、実務者のグループが臨床的等価を判定し得る。任意選択的には、実務者のグループ又は健康管理施設の管理機関がその特定の医療施設のための臨床的等価性の判定を行ってもよい。場合によっては、特定の物品について、臨床的等価性の公認基準が実務者によって判定されてもよい。臨床的等価性の判定は、関連する価格設定及び他の契約情報を含み得るデータベースに、通知のために報知を行い得る。

[31] 臨床的等価性を有すると判定された物品は、同一又は類似の臨床的成果をもたらすために互換的に用いられ得る。場合によっては、複数のベンダが同じタイプの製品を有しているかもしれない。これらの製品はある状況下で等しく良好に作用するであろう。例えば、ベンダＸによって供給されるペースメーカＡは、ある身体状態の患者について、ベンダＹによって供給されるペースメーカＢと臨床的等価性を有し得る。場合によっては、物品は全ての用途又は条件について臨床的に等価であり得る。場合によっては、物品は、ある限定された用途又は条件についてのみ臨床的に等価であってもよく、他の条件下では臨床的に等価でなくてもよい。本明細書において提供されるシステム及び方法は、物品がいつ臨床的に等価であるかを自動的に追跡し得る。本明細書において提供されるシステム及び方法は、特定の患者について、その患者の状態に基づき、物品が臨床的に等価であるかどうかを判定することができてもよい。患者の診療記録は、臨床的等価性を判定するときに、システムによってアクセスされてもよいし又はされなくてもよい。

[32] いくつかの実施形態においては、第１の物品１０２は更に第１の物品の利用済み量と関連付けられており、第２の物品１０３は更に第２の物品の利用済み量と関連付けられている。利用済み量とは、一定の期間にわたって利用された量を指し得る。先の期間とは、約１日、２日、３日、５日、１０日、１５日、２０日、３０日、５０日、１００日、２００日、３００日であってもよく、又はそれより長くてもよい。

[33] 健康管理施設及び／又は医療関係者又は管理者と医療製品及び／又は支援の１つ以上のベンダとの間で契約の取り決めがなされてもよい。健康管理施設は、病院、診療所、避難所、消防署、警察署、軍隊組織、又は災害救援組織を備え得る。関係者及び管理者は、上記で言及した施設における経営者、コーディネータ、実務者、又はこれらの任意の組み合わせを備え得る。健康管理施設と医療製品のベンダとの間の契約は、コスト層及び／又は構造を含み得る。一例においては、ベンダは健康管理施設に、医療製品の単位毎に、ある価格を課金し得る。一方、健康管理施設は、その医療製品の少なくともあるパーセンテージ又は使用レベルを保証し得る。例えば、健康管理施設は、一か月又は他の期間当たり少なくとも単位数Ｘの医療製品を使用することを保証し得る。別の一例においては、健康管理施設は、一か月又は他の期間当たり、使用される特定のタイプの製品のうち少なくともＹ％があるベンダの製品を含むことを保証し得る。いくつかの実施形態においては、健康管理施設が閾値（例えばパーセンテージ又は量）を満たさなければ、異なる単価が適用され得る。任意の数の閾値及び対応する価格設定構造が提供され得る。よって、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、少なくとも一次量の物品の一次物品当たりコストと、二次量の物品の二次物品当たりコストとを備え得る。いくつかの実施形態においては、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、量当たり部分当たりの設定価格を備えている。第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、価格構造又は契約期間の欠如を備え得る。いくつかの実施形態においては、一次量の物品と二次量の物品とのうち少なくとも１つは、第１の物品の利用済み量又は第２の物品の利用済み量を備える。いくつかの実施形態においては、第１の物品の利用済み量又は第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つは動的である。いくつかの実施形態においては、第１の物品の利用済み量又は第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つはリアルタイムで更新される。いくつかの実施形態においては、第１の物品の利用済み量又は第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つは、その物品の契約期間に対して検査をするために用いられる。いくつかの実施形態においては、第１の物品の利用済み量又は第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つは、ある期間にわたって使用された製品の集計を表す。いくつかの実施形態においては、第１の物品の利用済み量又は第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つは、そのある期間の後、クリアされる。

[34] 本明細書において提供されるシステム及び方法は、リアルタイムで又は略リアルタイムで医療製品の使用を有利に追跡し得る。例えば、本明細書において提供されるシステム及び方法は、製品が使用されてから、製品がスキャンされてから、又は使用されるべく医療関係者によって選択されてから４時間以内、３時間以内、２時間以内、１時間以内、３０分以内、２０分以内、１５分以内、１０分以内、３分以内、２分以内、１分以内、３０秒以内、２０秒以内、１０秒以内、５秒以内、３秒以内、又は１秒以内に、その製品が使用されたことを追跡し得る。システム及び方法はまた、契約の取り決めについての情報を記憶すると共に、製品使用が契約の取り決めにどのように関係するかをリアルタイム又は略リアルタイムで把握し得る。例えば、システム及び方法は、特定の医療製品の１つ以上の閾値がいつ満たされたかをリアルタイムで判定することができ得る。システム及び方法は、対応する健康管理施設のための価格設定構造と１つ以上のベンダによって提供される１つ以上の医療製品とを把握することもでき得る。場合によっては、特定の健康管理施設に異なるベンダによって提供される異なる医療製品が臨床的等価性を有し得る。システム及び方法は、臨床的等価性を有する複数の製品を追跡し得る。システム及び方法は、特定の健康管理施設のために最適化された又は値引きされた価格を提供するべく、製品使用のための提案を提供することができ得る。システム及び方法は、特定の健康管理施設のために製品提案又はどのように価格設定を値引き又は最適化するかについての情報を判定するとき、複数のベンダとの複数の契約の取り決めを考慮し得る。そのような検討は製品が契約上の義務の閾値を満たしているか否かを考慮し得るものであり、特定の健康管理施設の価格設定問題を判定するときには複数の契約の閾値が考慮され得る。こうした検討及びファクタは予め定められてもよいし、又は調整可能であってもよい。場合によっては、健康管理施設の実務者又は管理者が、提供される製品推薦及び／又は等価性通知に影響を及ぼし得る１つ以上のファクタを調整してもよい。

[35] 等価通知モジュール１０６は実務者に等価通知を表示し得る。等価通知は、第１の物品１０２の第２の物品１０３との等価関連と、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち１つ以上と、に基づいて、第２の物品１０３と関連付けられ得る。例示的な第１の価格構造又は契約期間は、ベース定数からある量を引いてアップスケール定数を乗算したものに等しいコストの計算式を備える。ベース定数、量、及びアップスケール定数のうち少なくとも１つはリアルタイムで更新され得る。等価通知は２つ以上の物品と関連付けられ得る。等価通知は２つ以上の物品の各々のランク付けを備えていてもよい。ランク付けは、価格、価格差、効能、在庫、又はこれらの任意の組み合わせに基づいていてもよい。等価通知は、２つ以上の物品の価格、価格差、効能、在庫、又はこれらの任意の組み合わせを備えていてもよい。通知は製造業者価格に基づいていてもよいし、又は基づいていなくてもよい。通知は、特定の健康管理施設とベンダとの間の契約上の合意に基づくその健康管理施設のための価格に基づいていてもよいし、又は基づいていなくてもよい。通知は、第１の製品がベンダとの「契約にない」とき、又は第１の製品が「既に契約上の義務を満たしている」とき、又は第２の製品が「施設とベンダとの契約の要件をまだ満たしていない」ときに、第１の製品と臨床的に等価であってその健康管理施設への価格設定が第１の製品よりも低い第２の製品を推薦してもよい。異なる優先順位付けが指定されてもよい。場合によっては、ランク付けのためのシステム全体での優先順位付けが実施されてもよい。代替的には、各健康管理施設が、製品のランク付けにおいて推薦／通知がどのように提供されるのかを指定してもよい。本明細書の他の箇所に記載されているように、ランク付けは任意のファクタ又はファクタのセット（例えば効能、利用可能性、絶対価格、契約価格、健康管理施設の全コスト、契約の有無、契約上の義務が満たされているかどうか、契約上の義務が満たされていないかどうか、医者の好みの設定、グループの好みの設定）に基づいていてもよく、そのようなファクタは重み付け又は優先（例えば部分的に優先、絶対的に優先）されてもよい。例えば、通知において製品をランク付けする及び／又は推薦を行うときには、１つ、２つ、３つ、４つ、５つ、又はそれより多くのファクタが検討され及び／又は重み付けされ得る。

[36] 例えば、医療実務者が医療処置を実行中であり物品を選択するときには、臨床的に等価な他の製品が利用可能であるという通知が表示され得る。場合によっては、通知は、最もコスト効果の高い臨床的に等価な物品が利用可能であるときにのみ表示される。医療実務者によって選択された物品が最もコスト効果が高いのであれば、通知は表示される必要がない。代替的には、臨床的に等価な物品がとにかく表示されてもよい。場合によっては、複数の臨床的に等価な物品が表示され得る。場合によっては、それらはコスト効果の順（その場合、最もコスト効果の高いオプションが第一に表示されるか又はより高いランキングを有する）又は任意の他のファクタの順に表示されてもよい。場合によっては、種々の等価な物品が、医療実務者が選択をしないで表示されてもよい。場合によっては、医療実務者が特定のタイプの物品についてオプションを要請してもよい。臨床的に等価な物品は、要請に応答して表示されてもよい。臨床的に等価な物品は、価格又は最小閾値など、１つ以上のファクタに応じたランキングに従って表示されてもよい。

[37] いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、第２の物品の利用済み量、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。実務者物品選択は第１のインジケータと関連付けられ得る。いくつかの実施形態においては、在庫品モジュール１０４は更に、実務者物品確認、実務者物品メモ、又はその両方を受信し、実務者物品確認及び実務者物品メモは第１のインジケータと関連付けられている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の価格構造又は契約期間と第２の価格構造又は契約期間との差、第１の物品の在庫と第２の物品の在庫との差、第１の物品の利用済み量と第２の物品の利用済み量との差、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。いくつかの実施形態においては、等価通知は、二次物品当たりコストに到達するのに必要な量の第１の物品１０２又は第２の物品１０３を備える。いくつかの実施形態においては、等価通知は、第１の物品１０２及び第２の物品１０３の履歴使用データに基づく互換性レーティングを備える。等価通知は更に、第１の物品１０３、第２の物品１０３、又はその両方の有効期限を備え得る。等価通知は更に、第１の物品、第２の物品、又はその両方に関連付けられた患者の予後良好のパーセンテージ及び／又は量に関連した統計を備え得る。等価通知は更に、経済的なインセンティブマイルストーンに到達するのに必要な部品点数、最小使用閾値、又はその両方を備え得る。等価通知は更に、通知が第２の物品１０３を推薦するとき、実務者を促して第１の物品１０２の使用を正当化する具体的な非互換性の理由を提供させ得る。この非互換性の正当化理由は、管理者、買い手、売り手、ベンダ、又はこれらの任意の組み合わせに送られ得る。いくつかの実施形態においては、互換性レーティングは非互換性の正当化理由に基づく。等価通知は、実務者のプロフィールに関連付けられた、第１の物品１０２又は第２の物品１０３の、保存された好みの設定に基づいていてもよい。等価通知は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類のＩＣＤ－９コードに基づいていてもよい。

[38] 例えば、特定の実務者には特定の用途について好みの物品があるかもしれない。システムは実務者の好みの設定を承知していてもよい。例えば、実務者は、特定のタイプの物品についての実務者の好みの設定を記入し得る。例えば、実務者は、ベンダＸのカテーテルを好むかもしれない。他の場合には、システムは、履歴使用に基づいて実務者の好みの設定を判定し得る。例えば、実務者が特定の製品タイプについて一貫してベンダＹの物品よりもベンダＸの物品を選択するのであれば、システムは、その製品タイプについてはベンダＸの物品が好まれるという情報を記憶し得る。特定の実務者がシステムを利用中であるとき、システムは、実務者の好みの物品が利用可能であることを実務者に自動的に報知してもよく、及び／又は臨床的に等価な物品についての提案を行ってもよい。

[39] 実務者には、特定の物品を選択するように個人的インセンティブが提供されてもよいし、又は提供されなくてもよい。例えば、特定の物品がよりコスト効果が高いのであれば、実務者が最もコスト効果の高いオプションを選択するとき、これはその実務者の個人的な金銭的利益になるであろう。よりコスト効果の高いオプション、又は特定のファクタを満たす他の物品を選択するように、レーティングの向上、利益、賞など、他のタイプのインセンティブが実務者に提供されてもよい。実務者は、特定の物品を選択するときに、インセンティブを知らされてもよいし、又は知らされなくてもよい。実務者は、特定の物品を選択するときに、健康管理施設又はグループにとっての利益又はインセンティブを承知していてもよいし、又は承知していなくてもよい。実務者は、管理者による指令を知らされてもよい。場合によっては、管理者による指令がシステムに適用されてもよく、管理者によって設定されたパラメータを満たす物品のみが実務者に利用可能されてもよい。そのような物品利用可能性は、種々のパラメータに関係する製品使用がリアルタイムで変更され得るので、リアルタイムで更新され得る。

[40] 在庫品モジュール１０４は、センサから実務者物品選択に関するデータを受信し得る。在庫品モジュール１０４は、センサからセンサデータを受信し、そのセンサデータに基づいて実務者物品選択を判定し得る。いくつかの実施形態においては、センサは、カメラ、ビデオカメラ、ＲＦＩＤリーダ、レーダ、ソナー、ＬＩＤＡＲ、熱画像カメラ、スケール、ボタン、又はこれらの任意の組み合わせを備えている。カメラ又はビデオカメラを備えるセンサは、ズームイン及びズームアウト、パン、チルト、並進移動、又はこれらの任意の組み合わせをするように構成され得る。そのようなセンサは、人間によって直接的に又は自律アルゴリズムを通じて制御され得る。センサからのデータ供給は、管理者、ベンダ、又はその両者によって閲覧可能であってもよい。センサによって捕捉された映像又は画像は、ユーザがズーム、早送り、巻き戻し等をすることを可能にするように修正可能であってもよい。在庫品モジュール１０４は、第１の物品又は第２の物品を採用する医療処置の前、最中、又は後に実務者物品選択に関するデータを受信し得る。在庫品モジュール１０４は、第１の物品又は第２の物品を採用する医療処置の計画の際に実務者物品選択に関するデータを受信し得る。等価通知モジュールは、第１の物品又は第２の物品を採用する医療処置の最中又は後に等価通知を表示し得る。等価通知モジュールは、第１の物品又は第２の物品を採用する医療処置の計画の際に等価通知を表示し得る。

[41] 本明細書中のシステム、方法、及びアプリケーションは、２個、３個、４個、５個、６個、７個、８個、９個、１０個、２０個、５０個、又はそれよりも多くのセンサを同時に採用することができ得る。本明細書中のシステム、方法、及びアプリケーションは、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ、９つ、１０、２０、５０、又はそれよりも多くのディスプレイを同時に採用することができ得る。本明細書中のシステム、方法、及びアプリケーションは、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ、９つ、１０、２０、５０、又はそれよりも多くの保管ユニット内の物品を同時にモニタすることができ得る。本明細書中のシステム、方法、及びアプリケーションは、２日、３日、４日、５日、６日、７日、８日、９日、１０日、２０日、５０日、又はそれよりも長い期間にわたって２４時間モニタリングをするように構成され得る。

[42] 等価物品選択モジュール１０８は、等価通知に対する実務者応答を受信し得ると共に、その実務者応答に基づいて実務者物品選択データを更新し得る。実務者応答は、実務者が第１の物品、第２の物品、もしくはその両方を除去すること、音声コマンドを表明すること、物理的な入力を提供すること、第１の物品をスキャンすること、第２の物品をスキャンすること、又はこれらの任意の組み合わせを備え得る。物理的な入力は、キー入力、タッチスクリーン入力、スワイプ、サムプリント、フィンガープリント、ジェスチャ、又はこれらの任意の組み合わせを備え得る。場合によっては、実務者は、システムに物理的に触れることを必要とせずにシステムと相互作用し得る。これは、相互作用が無菌状態を維持することを有利に可能にし得る。例えば、実務者は音声コマンドを用いて第２の物品を自動的に選択してもよく、これはシステムに、第２の物品を含めるように及び第１の物品を除去するように記録を自動的に更新させ得る。別の一例においては、実務者は、第２の物品を開くか、又はスキャナもしくはカメラを用いて第２の物品をスキャンしてもよく、これはシステムに、第２の物品を含めるように及び第１の物品を除去するように記録を自動的に更新させ得る。

[43] いくつかの実施形態においては、実務者応答は実務者物品選択を含み得る。例えば、処置のために当初は第１の製品が計画されていたが、その後、実務者が代わりに第２の製品を選択するのであれば、その処置のために第２の製品が使用されたことを示すように記録が更新され得る。同様に、第１の製品はその処置のために用いられる製品のリストから除去され得る。場合によっては、実務者は、システムからの推薦に基づいて第２の製品を選択し得る。

[44] 報告モジュール１０９は、実務者応答を受信し得ると共に、その実務者応答に基づいて第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つを更新し得る。報告モジュール１０９は更に、第１の物品の在庫、第２の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つを、製造代表、マーケティング代表、課金代表、サービス代表、サプライヤ代表、診療所／病院の部長／コーディネータ、又はこれらの任意の組み合わせに送信し得る。

[45] 場合によっては、システムは、１つ以上の物品の推薦を将来を見越して行うために、処置についての情報を利用し得る。例えば、システムはＩＣＤ－９コードを認識し得る。システムは、そのＩＣＤ－９コードに基づいて、第１のベンダの第１の物品を使用することを検討するように実務者に推薦を行う。推薦は、本明細書中の他の箇所に記載されたファクタ又はファクタの組み合わせのいずれかに基づき得る。推薦は実務者に対して、実務者が製品の選択を行う前に行われ得る。例えば、実務者が血管造影法を用いて動脈閉塞を診断している場合、最終的なステントの選択は、処置の一部においては発生しないであろう。その時点では、システムは、第１のベンダの第１のステントを提案し得る。実務者は、その提案に従うことを選んでもよいし、又は異なる物品（例えば第２のステント）を選択することを選んでもよい。システムは、その後スキャンされる物品に基づいて、推薦された物品が選択されたか否かを認識するであろう。例えば、実務者が第１のステントを選択するのであれば、システムは、スキャンされている製品が推薦と一致すると認識するであろう。スキャンされている製品の確認という形で通知が任意選択的に提供されてもよい。別の一例においては、実務者は第２のステントを選択するかもしれず、システムは、スキャンされている製品が推薦とは異なることを認識するであろう。スキャンされている製品が推薦された製品とは異なるという通知が任意選択的に提供されてもよいし、又は、通知がスキャンされた製品の表示を提供してもよい。システムは、どの物品が選択され使用されるかを追跡し得ると共に、任意選択的には使用されない以前の物品を除去し得る。

[46] 図１Ｂは、企業資源計画アプリケーションの例示的なシステムを示す。場合によっては、実務者１１７又は他の人が健康管理施設に配備され得る。実務者は、患者１１８に対して医療処置を実行し得る。実務者及び患者は、手術室、外科手術室など第１の場所１１０の中、又は健康管理施設の他の場所又は区域にいるであろう。第１の場所には、本明細書中の他の箇所に記載されているもののような、１つ以上のカメラ又は他のデバイス又はセンサが提供され得る。場合によっては、１つ以上のカメラが医療用コンソール１４０によって支持され得る。医療用コンソールは固定位置を有していてもよいし、又はある位置から別の位置に移動することができてもよい。例えば、医療用コンソールは、医療用コンソールがある位置から別の位置に車輪移動されることを可能にし得る車輪付き基部１４７を備えていてもよい。車輪は所望の位置でロックされ得る。

[47] 医療用コンソールは１つ以上のアーム１４３を備え得る。アームは１つ以上のカメラ１４５又は他のデバイス又はセンサを支持し得る。アームは可動であってもよい。例えば、アームは、互いに対して可動であり得る１つ、２つ、３つ、４つ、又はそれより多くの部分を備えていてもよい。実務者又は他の人がアームを所望の通りに位置決めすることができ得る。位置決めされると、アームは安定且つ一定に留まり得る。アームによって支持されるカメラ又は他のセンサは、手術部位など患者について、画像などの情報を捕捉し得る。任意選択的には、１つ以上の他のカメラ１４６が医療用コンソールに設けられてもよい。医療用コンソールのカメラ又は他のセンサは、使用される医療製品の画像を捕捉するために用いられ得る。例えば、カメラは、医療処置に使用される医療製品の画像を捕捉し得る。実務者が、医療製品を、スキャンされ識別されるようにカメラ又はセンサにかざしてもよい。カメラ又は他のセンサは、物品のインジケータについてのデータを捕捉し得る。例えば、カメラは、バーコード又はＱＲコードなど、視覚インジケータの画像を捕捉し得る。実務者は、物品が使用されるとき、任意の他の表示を提供してもよいし、又は提供しなくてもよい。場合によっては、物品の画像を捕捉することは、物品が処置のために使用されることを自動的に表示し得る。代替的には、実務者は、物品が実際に処置に使用されるときに、別個の入力を提供してもよい。例えば、実務者は、物品が使用されるときにユーザデバイス１１５に入力を提供してもよい。

[48] ユーザデバイス１１５は、任意選択的に医療用コンソールに設けられてもよいし、又は別個に設けられてもよい。ユーザデバイスは実務者に通知を表示し得る。例えば、ユーザデバイスは、選択もしくは使用される物品について又は利用可能な臨床的に等価な物品についての情報を提供し得る。ユーザデバイスは、特定の物品の契約の取り決めに関する情報を任意選択的に表示してもよい。ユーザデバイスは、特定の処置又は処置の一部に使用するための推薦物品を表示してもよい。

[49] ユーザデバイスは、タブレット、コンピュータ（例えばラップトップ、デスクトップ）、スマートフォン、パーソナル・デジタル・アシスタント、又はネットワーク通信が可能な任意の他のデバイスであり得る。ユーザデバイスは１つ以上の他の遠隔デバイス１２５と通信してもよい。通信１３０は直接的に行われてもよいし、又はネットワークを介して行われてもよい。遠隔ユーザ１２７が遠隔デバイスと相互作用してもよい。場合によっては、ユーザデバイスからのデータが、遠隔デバイス（例えばデータベース）及び／又はクラウドコンピューティング・インフラストラクチャに記憶された情報を更新するために用いられ得る。遠隔ユーザはその情報にアクセスすることができ得る。

[50] 例えば、製品使用情報が略リアルタイムで更新され得る。そのような情報は、ベンダ及び／又はベンダ代表、病院管理者、グループ構成員、他の実務者、保険会社、電子資源計画システム、製造業者、マーケティンググループ、及び／又は消費者サービス／課金部門にアクセス可能にされてもよい。そのような実体と関連のある個人がその情報に略リアルタイムでアクセスすることができてもよい。製品使用のリアルタイム捕捉を提供することは、在庫品が高い精度で追跡されることを有利に可能にし得る。そのような情報は業務システムにとっても有用であり得、手術室からのリアルタイム利用データが上流及び／又は下流のプロセスに影響を及ぼすことを可能にする。例えば、リアルタイム使用情報は、必要に応じてサプライチェーンの調整を行うのに有利であろう。例えば、製造業者が特定の物品の傾向を見て取れば、その製造業者はより迅速に調整を行うことができる。別の一例において、特定の製品が使用されれば、それらの特定の製品のベンダ代表は、その製品について現在又は将来のサポートを提供する必要があり得ることをリアルタイムで報知されるであろう。これは労働力の分配に役立つ。製品使用のリアルタイム捕捉には、特定の供給品がより迅速に補充される必要があることを告知するなど、より即時的な効果もあり得る。そのような情報は関連当事者に提示され得る。

[51] 健康管理施設で使用される物品は予め保管されることが多い。例えば、１つ以上の健康管理施設は特定の製品の備品を有し得る。病院には備品室又は収納庫があるであろう。これらの備品室は、製品が使用される場所（例えば手術室）とは別であり得る。場合によっては、製品は、その製品が使用される場所の付近（例えば、手術室内ではあるがその室内の特定のキャビネット又は位置）に保管され得る。備品位置は製品を保管するための１つ以上の棚を含み得る。ベンダは特定の量の棚空間を確保してもよい。場合によっては、ベンダは棚空間の量に入札してもよい。ベンダ代表が棚に在庫があることを確認するのを支援してもよい。企業資源計画システムが健康管理施設における製品在庫の管理を支援してもよい。

[52] 図２から図３はそれぞれ例示的な第１及び第２の企業資源計画システム２００のイメージを示す。図２から図３に見られるように、第１の企業資源計画システム２００は、第１のセンサ２１０及び／又は第２のセンサ２２０のような１つ以上のセンサ、ディスプレイ２３０、及び／又は保管ユニット２４０を備え得る。第１のセンサ２１０と第２のセンサ２２０とのうち少なくとも１つなど、少なくとも１つのセンサは、カメラ、ビデオカメラ、ＲＦＩＤリーダ、レーダ、ソナー、ＬＩＤＡＲ、熱画像カメラ、スケール、ボタン、又はこれらの任意の組み合わせを備える。第１のセンサ２１０と第２のセンサ２２０とのうち少なくとも１つは、第１の物品２０１、第２の物品２０２、又はその両方などの物品の有無を測定するように構成され得る。１つ以上のセンサは、物品のインジケータを検出することができてもよい。例えば、第１のセンサ２１０と第２のセンサ２２０とのうち少なくとも１つは、第１の物品２０１の第１のインジケータ、第２の物品２０２の第２のインジケータ、又はその両方を判定するように構成され得る。

[53] 任意選択的にはディスプレイが提供され得る。ディスプレイ２３０は物品に関係する情報を表示するように構成され得る。例えば、ディスプレイは実務者に等価通知を表示し得る。ディスプレイ２３０は更に、第１のインジケータ、第１の価格構造又は契約期間、第２のインジケータ、第２の価格構造又は契約期間、第１の物品２０１の在庫、第２の物品２０２の在庫、第１の物品２０１の利用済み量、第２の物品２０２の利用済み量、及び実務者応答のうち１つ以上を表示する（２３０）ように構成され得る。表示は、特定の物品の備品が残り少なくなっているか又は有効期限が切れそうなときの警報などの情報を含み得る。

[54] この表示は画面上に示され得る。等価通知などの情報を示し得るグラフィカルユーザインターフェイス（ＧＵＩ）が提供されてもよい。等価情報は、本明細書に記載される第１の又は第２の物品に関するファクタのいずれかを含み得る。等価情報は、ある推薦がなぜ行われ得るのかについての情報を含み得る。推薦を判定するための閾値は、表示され得る及び／又は健康管理施設の実務者又は管理者によって調整可能であり得る。

[55] 保管ユニット２４０は、ベンチ、キャビネット、棚、引き出し、又は収納庫を備え得る。保管ユニットには１つ以上の物品が保管され得る。

[56] 図２は、保管ユニット２４０が１つ以上の棚を備えているときの例示的な一実施形態を示す。保管ユニットは、説明したように、保管室又は他の場所に提供され得る。１つ以上のセンサは、保管ユニット内に統合されてもよく、保管ユニットによって支持されてもよく、又は保管ユニットとは別であってもよい。一例においては、センサは、保管ユニットの少なくとも一部の画像を捕捉しているカメラを備え得る。カメラは、保管ユニットの全体、保管ユニットの棚、又は保管ユニットもしくは棚の一部の画像を捕捉することができ得る。いくつかの実施形態においては、カメラは、保管ユニットが提供される部屋の壁、天井、家具、又はある位置に取り付けられ得る。カメラは、物品及び／又は物品のインジケータの画像を捕捉することができ得る。センサは、保管ユニット内又は棚にある物品の全てについての情報を一度に捕捉し得る。例えば、カメラは、保管ユニット又は棚の全体の画像を捕捉して、その画像内の物品のインジケータについての情報を処理することができてもよい。場合によっては、センサは、保管ユニット又は棚の一部を一度にスキャンし得る。例えば、カメラは、物品のサブセットについての情報を一度に捕捉するように、ある棚に沿ってスキャンをし、次いで別の棚に移動することができてもよい。

[57] センサは、保管ユニット内の物品についての情報を収集するように自動的に動作し得る。例えば、センサは、種々の物品のインジケータを感知するために、スケジュール又は所定の経路に従って自動的にスキャンをしてもよい。一例においては、カメラは、カメラが特定の棚を端から端までスキャンし、その後別の棚に移動して端から端まで、といった具合のスケジュールを有し得る。カメラは常にスキャンをしていてもよいし、又はスケジュールに従って選択的な期間にスキャンをしてもよい。物品の更新を提供するべく定期的に又は特定の手順もしくはプロトコルに応答して棚を自動スキャンするために、カメラのコンピュータ制御が行われてもよい。

[58] センサは、保管ユニット内の物品についての情報を収集するように遠隔で制御されてもよい。例えば、ベンダ代表などの遠隔ユーザがセンサ（例えばカメラ）の制御権を握り得る。遠隔ユーザは、センサをパン、チルト、又はズームすることができ得る。一例においては、ベンダ代表がベンダの棚空間をより詳しく見ることを希望するかもしれない。遠隔ユーザは、センサによって捕捉される情報をライブ配信することができ得る。例えば、遠隔ユーザは、１つ以上のカメラによって捕捉されるライブ画像を閲覧し得る。遠隔ユーザは、物品についてより多くの情報を収集するために、所望の通りにセンサを制御し得る。センサがスケジュールに従って動作していれば、そのスケジュールは、遠隔ユーザによる、センサにアクセスする要求を受け入れるために、中断され得る。場合により、複数の遠隔ユーザがセンサの制御権を握ることを希望するのであれば、その要求をする第１のユーザが最初にセンサにアクセスすることができてもよい。第２の遠隔ユーザは、第１の遠隔ユーザがセンサの使用を終えると制御権を握ることができ得る。他の場合には、遠隔ユーザに与えられる優先度レベル又は階層があってもよい。階層がより上位の遠隔ユーザは、遠隔センサに最初にアクセスすることができ得る及び／又は優先権を有し得る。

[59] 場合によっては、遠隔ユーザのＩＤに応じて、遠隔ユーザは情報に対して限定された制御又はアクセスしか有さなくてもよい。例えば、遠隔ユーザがベンダ代表であれば、そのベンダ代表は、対応するベンダによって補充される棚空間に関係する情報にしかアクセスすることができなくてもよい。例えば、ベンダＸが棚１，３，及び４を補充するのであれば、ベンダＸは、棚１，３，及び４に向けられるセンサのみを制御することができ、棚２及び５についての情報にはアクセスすることができなくてもよい。ベンダＹが棚２及び５を補充するのであれば、ベンダＹは、棚２及び５に向けられるセンサのみを制御することができ、棚１，３，及び４についての情報にはアクセスすることができなくてもよい。代替的には、どの遠隔ユーザも任意にセンサを方向付けることができてもよい。遠隔ユーザのＩＤは、センサデータへのアクセス及び／又は制御を与える前に見分けられ及び／又は認証され得る。遠隔ユーザのＩＤは関連するアクセスレベル又はパラメータを有していてもよく、遠隔ユーザアクセスを与えるときにはそれに従ってもよい。

[60] 遠隔ユーザは、ユーザインターフェイス上でセンサデータを閲覧することができ得る。センサを制御するためのコントロールが同じユーザインターフェイス上に任意選択的に提供されてもよい。例えば、ユーザは、タッチスクリーンをスワイプしてセンサが向いている方向を制御し得る。ユーザは、ピンチイン又はピンチアウトしてズームイン又はズームアウトすることができ得る。ユーザインターフェイス上に又は追加的なユーザ双方向デバイス（例えばジョイスティック、トラックボール、タッチパッド等）を通じて、他のコントロールが提供されてもよい。本明細書において提供されるシステム及び方法は、ベンダ又は他の遠隔ユーザがリアルタイム情報にアクセスするためのポータルを提供し得る。

[61] 遠隔ユーザのアクセス及び／又は制御を許可することは、遠隔ユーザが在庫品を遠隔でモニタすると共に必要なときにのみ物理的に出張することを有利に可能にし得る。これは、そうでなければ施設を定期的に物理的に訪問するであろうベンダ代表の時間を節約し得る。

[62] センサは、種々の物品のインジケータを検出するのに必要な特性を有し得る。例えば、カメラは、カメラの位置から視覚インジケータを見分けることができるのに十分な解像度を有し得る。例えば、カメラは、少なくとも６メガピクセル、８メガピクセル、１０メガピクセル、１２メガピクセル、２０メガピクセル、４Ｋ、又は８Ｋ解像度の画像を少なくとも捕捉することができ得る。カメラは、所望のレベルのコントラストを得るために、色温度変換を利用し得る。インジケータは、センサによって検出されることができるように物品上に配置され得る。例えば、センサが保管ユニットに対向する壁に付いているのであれば、視覚インジケータは、視覚インジケータがカメラによって視認可能になるように、カメラを支持する壁を向いて配置され得る。別の一例において、カメラが棚ユニットの上面に支持されているのであれば、視覚インジケータは、カメラによって視認可能になるように、物品の上に配置され得る。

[63] センサは、関連情報を収集するのに十分な程度にインジケータを見分けることができ得る。前述したように、情報はインジケータ自体に符号化されてもよいし、又はインジケータに関連付けられていてもよい。いくつかの実施形態においては、センサはインジケータを視覚的に見分けることができ得る。任意選択的には、センサの支援により、バーコード又はＱＲコードの読み取り又はスキャンが行われてもよい。場合によっては画像認識技術が利用され得る。例えば、インジケータはテキスト又は画像付きのラベルを含んでいてもよい。インジケータからデータを収集するために光学的文字認識又は他の技術が用いられてもよい。場合によっては物体認識プラットフォームが利用され得る。例えば、インジケータ又は物品自体の画像が１つ以上の既知の物体と比較されてもよい。場合によっては、カメラによって捕捉される画像を分析するために特徴点抽出が利用され得る。インジケータの認識及び識別を支援するために、本技術分野において既知の又は後に開発される任意のマシンビジョン技術が利用されてもよい。

[64] センサは、種々の物品の備品のレベルを検出するのに必要な特性を有し得る。例えば、センサは、物品の単位、バッチ、又はグループがいくつ保管ユニット内に残っているかを検出することができ得る。センサは、大体少なくとも単一の物品、５つの物品、１０の物品、２０の物品、３０の物品、５０の物品、１００の物品、２００の物品、又は５００の物品を感じ取ることができ得る。

[65] いくつかの実施形態においては、１つ以上のセンサが、特定の物品の備品がある閾値よりも少なくなったことを検出することができてもよい。同様に、１つ以上のセンサが、特定の物品がある所定の期間内に有効期限が切れそうであるかどうかを判定するために用いられ得るデータを収集することを支援してもよい。警報又はメッセージが特定の当事者に自動的に送信されてもよい。例えば、警報又はメッセージが対応するベンダ又はベンダ代表に送信されてもよい。同様に、警報又はメッセージが特定の健康管理提供者の管理者又は従業員に送信されてもよい。

[66] 前述したように、１つ以上のセンサは保管ユニットの外部に位置し又は支持され得ると共に保管ユニット内の物品についての情報を捕捉することができ得る。場合によっては、１つ以上のセンサは、保管ユニットの壁、上面、底面、棚、又は他の部分によって支持されてもよい。センサは、保管ユニットに一体に組み込まれてもよいし、又は保管ユニットから取り外し可能であってもよい。センサは、物品を検出するため及び／又は物品のインジケータを見分けるために、物品から所定の近さにあることが必要であってもよいし、そうでなくてもよい。

[67] 図２によると、第１のセンサ２１０は、保管ユニット２４０に近接して、第１の物品２０１、第２の物品２０２、又はその両方のインジケータの捕捉を可能にする位置に設置され得る。第２のセンサ２２０は、保管ユニット２４０上の、第１の物品２０１、第２の物品２０２、又はその両方のインジケータの捕捉を可能にする位置に設置され得る。ディスプレイ２３０は保管ユニット２４０に又は保管ユニットに近接して設置され得る。

[68] 図３は、医療処置が行われ得る場所でセンサが利用されるときの例示的な一実施形態を示す。場合によっては、センサは在庫品管理以外の追加的な機能のために用いられてもよい。例えば、同じセンサが、外科処置又は手術部位を追跡するために、そして在庫品を把握するためにも用いられ得る。代替的には、在庫品管理のためと医療処置のためとで異なるセンサが用いられてもよい。センサは、任意選択的には、医療用コンソール、保管ユニット、又は壁、天井、もしくは家具など、部屋の一部によって支持されてもよい。

[69] 図３によると、第１のセンサ２１０は、表示２３０に近接して、第１の物品２０１、第２の物品２０２、又はその両方のインジケータの捕捉を可能にする位置に設置され得る。第２のセンサ２２０は、器具テーブル３４０上の、第１の物品２０１、第２の物品２０２、又はその両方のインジケータの捕捉を可能にする位置に設置され得る。ディスプレイ２３０は保管ユニット２４０に又は保管ユニットに近接して設置され得る。

[70] 図４は、リアルタイム在庫品捕捉システムの非限定的な概略図を示す。本明細書におけるシステム、方法、及びアプリケーション４００は、種々の医療施設又は病院４１１，４１２，４１３全体にわたるリアルタイムでの累積的な在庫品追跡のために構成された中央サーバ４２０を採用し得る。累積的な在庫品追跡は、２つ以上のベンダ４３１，４３２，４３３に同時に伝達され得る。そのような中央サーバ４２０は、アルゴリズム及び機械学習を通じた在庫品最適化を追加的に実行し得る。本明細書中の他の箇所に記載されているもののような任意の機械学習技術が採用されてもよい。

[71] 本明細書における中央サーバの記載はどれも、１つ以上のサーバ、クラウドコンピューティング・インフラストラクチャ、又は任意の他のタイプのインフラストラクチャに当てはまり得る。中央サーバは、リアルタイム在庫品情報を管理する実体によって所有又は運営されてもよい。この複数の施設からの情報の収集は、行われ得る在庫品最適化のより広い視野を提供し得る。例としてベンダが提示されているが、健康管理施設、管理者、グループ、実務者、ベンダ又はベンダ代表、保険、製造業者、又は他のデータ収集システムなど、他の当事者がリアルタイム情報へのアクセスを有していてもよい。場合によっては、種々の当事者がリアルタイム情報への限定的なアクセスを有し得る。例えば、ベンダにはベンダに関する情報へのアクセスが提供され得る。場合によっては、業界全体の情報が分析され及び／又は種々の当事者に利用可能にされてもよい。

[72] リアルタイム製品使用及び在庫品情報へのアクセスを提供することは、健康管理施設と結びついた業務プロセスを有利に改善し得る。これは、健康管理施設、領域、国の在庫品予測を改善又は最適化し得ると共に、ベンダ及び製造業者が供給を調整することを可能にし得る。これはまた、必要とされる棚空間の量を減少させ得る。なぜなら、より良い予測が、棚空間がより有効に利用されることを可能にし得るからである。本明細書において提供されるシステム及び方法は、有効期限が切れた在庫品を回避することもできてもよく、これは全体の廃棄物を減少させ得る。

用語と定義
[73] 別途定義されない限り、本明細書において用いられる全ての技術的用語は、本開示が属する技術の当業者によって一般に理解されるのと同一の意味を有する。

[74] 本明細書において用いられるとき、単数形の「ａ」、「ａｎ」、及び「ｔｈｅ」は、文脈が明確に別途規定しない限り、複数の参照を含む。本明細書において「又は」というときは、別途述べられない限り「及び／又は」を包含することが意図されている。

[75] 本明細書において用いられるとき、「約」という用語は、増分を含め述べられる量の付近１０％、５％、又は１％の量を参照する。

[76] 本明細書において用いられるとき、「少なくとも１つ」、「１つ以上」、及び「及び／又は」という文言は、運用において連言的でもあり選言的でもある、オープンエンドの表現である。例えば、「Ａ，Ｂ，及びＣのうち少なくとも１つ」、「Ａ，Ｂ，又はＣのうち少なくとも１つ」、「Ａ，Ｂ，及びＣのうち１つ以上」、「Ａ，Ｂ，又はＣのうち１つ以上」、及び「Ａ，Ｂ，及び／又はＣ」という表現の各々は、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢが一緒、ＡとＣが一緒、ＢとＣが一緒、又はＡ，Ｂ，及びＣが一緒という意味である。

デジタル処理デバイス
[77] いくつかの実施形態においては、本明細書に記載されるプラットフォーム、システム、媒体、及び方法は、デジタル処理デバイス又はその使用を含む。更なる実施形態においては、デジタル処理デバイスは、デバイスの機能を実行する１つ以上のハードウェア中央処理装置（ＣＰＵ）又は汎用グラフィックス処理ユニット（ＧＰＧＰＵ）を含む。更に別の実施形態においては、デジタル処理デバイスは更に、実行可能な命令を実施するように構成されたオペレーティングシステムを備えている。いくつかの実施形態においては、デジタル処理デバイスは、コンピュータネットワークに任意選択的に接続される。更なる実施形態においては、デジタル処理デバイスは、Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂにアクセスするようにインターネットに任意選択的に接続される。更に別の実施形態においては、デジタル処理デバイスは、クラウドコンピューティング・インフラストラクチャに任意選択的に接続される。他の実施形態においては、デジタル処理デバイスは、イントラネットに任意選択的に接続される。他の実施形態においては、デジタル処理デバイスは、データ記憶デバイスに任意選択的に接続される。

[78] 本明細書の記載によれば、適当なデジタル処理デバイスは、非限定的な例として、サーバコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、サブノートブックコンピュータ、ネットブックコンピュータ、ネットパッドコンピュータ、セットトップコンピュータ、メディアストリーミングデバイス、ハンドヘルドコンピュータ、インターネット家電、モバイルスマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナル・デジタル・アシスタント、ビデオゲーム機、及び乗り物を含む。当業者は、多くのスマートフォンが本明細書に記載されたシステムにおける使用に適していることを認識するであろう。当業者は、任意選択的なコンピュータネットワーク接続性を有するセレクトテレビ（select televisions）、ビデオプレーヤ、及びデジタル音楽プレーヤが本明細書に記載されたシステムにおける使用に適していることも認識するであろう。適当なタブレットコンピュータは、当業者には既知の、ブックレット、スレート、及びコンバーチブル構成を有するものを含む。

[79] いくつかの実施形態においては、デジタル処理デバイスは、実行可能な命令を実施するように構成されたオペレーティングシステムを含む。オペレーティングシステムは、例えば、プログラム及びデータを含むソフトウェアであり、これがデバイスのハードウェアを管理すると共にアプリケーションの実行のためのサービスを提供する。当業者は、適当なサーバのオペレーティングシステムが、非限定的な例として、ＦｒｅｅＢＳＤ、ＯｐｅｎＢＳＤ、ＮｅｔＢＳＤ（登録商標）、Ｌｉｎｕｘ、Ａｐｐｌｅ（登録商標）Ｍａｃ ＯＳ Ｘ Ｓｅｒｖｅｒ（登録商標）、Ｏｒａｃｌｅ（登録商標）Ｓｏｌａｒｉｓ（登録商標）、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｓｅｒｖｅｒ（登録商標）、及びＮｏｖｅｌｌ（登録商標）ＮｅｔＷａｒｅ（登録商標）を含むことを認識するであろう。当業者は、適当なパーソナルコンピュータのオペレーティングシステムが、非限定的な例として、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）、Ａｐｐｌｅ（登録商標）Ｍａｃ ＯＳ Ｘ（登録商標）、ＵＮＩＸ（登録商標）、及びＧＮＵ／Ｌｉｎｕｘ（登録商標）などのＵＮＩＸ系オペレーティングシステムを含むことを認識するであろう。いくつかの実施形態においては、オペレーティングシステムはクラウドコンピューティングによって提供される。当業者は、適当なモバイルスマートフォンのオペレーティングシステムが、非限定的な例として、Ｎｏｋｉａ（登録商標）Ｓｙｍｂｉａｎ（登録商標）ＯＳ、Ａｐｐｌｅ（登録商標）ｉＯＳ（登録商標）、Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｉｎ Ｍｏｔｉｏｎ（登録商標）ＢｌａｃｋＢｅｒｒｙ ＯＳ（登録商標）、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｐｈｏｎｅ（登録商標）ＯＳ、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｍｏｂｉｌｅ（登録商標）ＯＳ、Ｌｉｎｕｘ（登録商標）、及びＰａｌｍ（登録商標）ＷｅｂＯＳ（登録商標）を含むことも認識するであろう。当業者は、適当なメディアストリーミングデバイスのオペレーティングシステムが、非限定的な例として、Ａｐｐｌｅ ＴＶ（登録商標）、Ｒｏｋｕ（登録商標）、Ｂｏｘｅｅ（登録商標）、Ｇｏｏｇｌｅ ＴＶ（登録商標）、Ｇｏｏｇｌｅ Ｃｈｒｏｍｅｃａｓｔ（登録商標）、Ａｍａｚｏｎ Ｆｉｒｅ（登録商標）、及びＳａｍｓｕｎｇ（登録商標）ＨｏｍｅＳｙｎｃ（登録商標）を含むことも認識するであろう。当業者は、適当なビデオゲーム機のオペレーティングシステムが、非限定的な例として、Ｓｏｎｙ（登録商標）ＰＳ３（登録商標）、Ｓｏｎｙ（登録商標）ＰＳ４（登録商標）、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ登録商標）Ｘｂｏｘ ３６０（登録商標）、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｘｂｏｘ Ｏｎｅ、Ｎｉｎｔｅｎｄｏ（登録商標）Ｗｉｉ（登録商標）、Ｎｉｎｔｅｎｄｏ（登録商標）Ｗｉｉ Ｕ（登録商標）、及びＯｕｙａ（登録商標）を含むことも認識するであろう。

[80] いくつかの実施形態においては、デバイスは記憶及び／又はメモリデバイスを含む。記憶及び／又はメモリデバイスは、一時的又は恒久的にデータ又はプログラムを記憶するために用いられる１つ以上の物理装置である。いくつかの実施形態においては、デバイスは揮発性メモリであり、記憶された情報を維持するために電力を必要とする。いくつかの実施形態においては、デバイスは不揮発性メモリであり、デジタル処理デバイスが通電されていないとき、記憶された情報を保持する。更なる実施形態においては、不揮発性メモリはフラッシュメモリを備える。いくつかの実施形態においては、不揮発性メモリはダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）を備える。いくつかの実施形態においては、不揮発性メモリは強誘電体ランダムアクセスメモリ（ＦＲＡＭ）を備える。いくつかの実施形態においては、不揮発性メモリは相変化ランダムアクセスメモリ（ＰＲＡＭ）を備える。他の実施形態においては、デバイスは、非限定的な例としてＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ、フラッシュメモリデバイス、磁気ディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、及びクラウドコンピューティングベースの記憶装置を含む、記憶デバイスである。更なる実施形態においては、記憶及び／又はメモリデバイスは、本明細書において開示されているもののようなデバイスの組み合わせである。

[81] いくつかの実施形態においては、デジタル処理デバイスは、視覚情報をユーザに送信するためのディスプレイを含む。いくつかの実施形態においては、ディスプレイは液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）である。更なる実施形態においては、ディスプレイは薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ（ＴＦＴ－ＬＣＤ）である。いくつかの実施形態においては、ディスプレイは有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）ディスプレイである。種々の更なる実施形態においては、ＯＬＥＤディスプレイはパッシブマトリクスＯＬＥＤ（ＰＭＯＬＥＤ）ディスプレイ又はアクティブマトリクスＯＬＥＤ（ＡＭＯＬＥＤ）ディスプレイである。いくつかの実施形態においては、ディスプレイはプラズマディスプレイである。他の実施形態においては、ディスプレイはビデオプロジェクタである。更に他の実施形態においては、ディスプレイは、ＶＲヘッドセットのような、デジタル処理デバイスと通信する頭部装着型ディスプレイである。更なる実施形態においては、適当なＶＲヘッドセットは、非限定的な例として、ＨＴＣ Ｖｉｖｅ、Ｏｃｕｌｕｓ Ｒｉｆｔ、Ｓａｍｓｕｎｇ Ｇｅａｒ ＶＲ、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ ＨｏｌｏＬｅｎｓ、Ｒａｚｅｒ ＯＳＶＲ、ＦＯＶＥ ＶＲ、Ｚｅｉｓｓ ＶＲ Ｏｎｅ、Ａｖｅｇａｎｔ Ｇｌｙｐｈ、Ｆｒｅｅｆｌｙ ＶＲヘッドセット、及び類似のものを含む。更に別の実施形態においては、ディスプレイは、本明細書において開示されているもののようなデバイスの組み合わせである。

[82] いくつかの実施形態においては、デジタル処理デバイスは、ユーザから情報を受信するための入力デバイスを含む。いくつかの実施形態においては、入力デバイスはキーボードである。いくつかの実施形態においては、入力デバイスは、非限定的な例としてマウス、トラックボール、トラックパッド、ジョイスティック、ゲームコントローラ、又はスタイラスを含む、ポインティングデバイスである。いくつかの実施形態においては、入力デバイスはタッチスクリーン又はマルチタッチスクリーンである。いくつかの実施形態においては、入力デバイスは、声又は他の音声入力を捕捉するためのマイクである。他の実施形態においては、入力デバイスは、動き又は視覚入力を捕捉するためのビデオカメラ又は他のセンサである。更なる実施形態においては、入力デバイスはＫｉｎｅｃｔ、Ｌｅａｐ Ｍｏｔｉｏｎ，又は類似のものである。更に別の実施形態においては、入力デバイスは、本明細書において開示されているもののようなデバイスの組み合わせである。

[83] 図５を参照すると、特定の一実施形態においては、デジタル処理デバイス５０１が、企業資源計画アプリケーションを作成するようにプログラムされ、あるいは構成されている。この実施形態において、デジタル処理デバイス５０１は中央処理装置（ＣＰＵ、本明細書においては「プロセッサ」及び「コンピュータプロセッサ」ともいう）５０５を含み、これは任意選択的にはシングルコア、マルチコアプロセッサ、又は並行処理のための複数のプロセッサである。デジタル処理デバイス５０１は、メモリ又はメモリロケーション５１０（例えば、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、フラッシュメモリ）、電子記憶ユニット５１５（例えば、ハードディスク）、１つ以上の他のシステムとの通信のための通信インターフェイス５２０（例えば、ネットワークアダプタ）、及びキャッシュ、他のメモリ、データ記憶装置及び／又は電子ディスプレイアダプタなどの周辺デバイス５２５も含む。メモリ５１０、記憶ユニット５１５、インターフェイス５２０、及び周辺デバイス５２５は、マザーボードなどの通信バス（実線）を通じてＣＰＵ５０５と通信する。記憶ユニット５１５は、データを記憶するためのデータ記憶ユニット（又はデータリポジトリ）を備えている。デジタル処理デバイス５０１は、任意選択的には、通信インターフェイス５２０の支援によってコンピュータネットワーク（「ネットワーク」）５３０と動作可能に結合されている。ネットワーク５３０は、種々の場合において、インターネット、イントラネット、及び／又はエクストラネット、又はインターネットと通信するイントラネット及び／又はエクストラネットである。ネットワーク５３０は、場合によっては、電気通信及び／又はデータネットワークである。ネットワーク５３０は１つ以上のコンピュータサーバを任意選択的に含み、これはクラウドコンピューティングのような分散コンピューティングを可能にする。ネットワーク５３０は、場合によっては、デバイス５０１の支援によってピアツーピアネットワークを実装し、これはデバイス５０１に結合されたデバイスがクライアント又はサーバとして振る舞うことを可能にする。

[84] 引き続き図５を参照すると、ＣＰＵ５０５は、プログラム、アプリケーション、及び／又はソフトウェアにおいて具現化される一連の機械読み取り可能命令を実行するように構成されている。命令は、メモリ５１０などのメモリロケーションに任意選択的に記憶される。命令はＣＰＵ１０５に向けられ、その後、本開示の方法を実装するようにＣＰＵ５０５をプログラムあるいは構成する。ＣＰＵ５０５によって実施される動作の例は、フェッチ、復号化、実行、及びライトバックを含む。ＣＰＵ５０５は、場合によっては、集積回路のような回路の一部である。デバイス５０１の１つ以上の他のコンポーネントが回路に任意選択的に含まれる。場合によっては、回路は特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）又は現場プログラム可能ゲートアレイ（ＦＰＧＡ）である。

[85] 引き続き図５を参照すると、記憶ユニット５１５は、ドライバ、ライブラリ、及び保存されたプログラムなどのファイルを任意選択的に記憶する。記憶ユニット５１５は、ユーザデータ、例えばユーザの好みの設定及びユーザプログラムを任意選択的に記憶する。デジタル処理デバイス５０１は、場合によっては、イントラネット又はインターネットを通じて通信する遠隔サーバ上に位置するような、外部の１つ以上の追加的なデータ記憶ユニットを含む。

[86] 引き続き図５を参照すると、デジタル処理デバイス５０１は、ネットワーク５３０を通じて１つ以上の遠隔コンピュータシステムと任意選択的に通信する。例えば、デバイス５０１は、ユーザの遠隔コンピュータシステムと任意選択的に通信する。遠隔コンピュータシステムの例は、パーソナルコンピュータ（例えば、ポータブルＰＣ）、スレート又はタブレットＰＣ（例えば、Ａｐｐｌｅ（登録商標）ｉＰａｄ、Ｓａｍｓｕｎｇ（登録商標）Ｇａｌａｘｙ Ｔａｂなど）、スマートフォン（例えば、Ａｐｐｌｅ（登録商標）ｉＰｈｏｎｅ、Ａｎｄｒｏｉｄ対応デバイス、Ｂｌａｃｋｂｅｒｒｙ（登録商標）など）、又はパーソナル・デジタル・アシスタントを含む。

[87] 本明細書に記載された方法は、例えばメモリ５１０又は電子記憶ユニット５１５などデジタル処理デバイス１０１の電子記憶ロケーションに記憶された機械（例えば、コンピュータプロセッサ）実行可能なコードによって、任意選択的に実装される。機械実行可能又は機械読み取り可能なコードは任意選択的にはソフトウェアの形で提供される。使用時には、コードはプロセッサ５０５によって実行される。場合によっては、コードは記憶ユニット５１５から取得され、プロセッサ５０５による迅速なアクセスのためにメモリ５１０に記憶される。状況によっては、電子記憶ユニット５１５は排除され、機械実行可能な命令はメモリ５１０に記憶される。

非一時的コンピュータ可読記憶媒体
[88] いくつかの実施形態においては、本明細書において開示されるプラットフォーム、システム、媒体、及び方法は、任意選択的にネットワーク化されたデジタル処理デバイスのオペレーティングシステムによって実行可能な命令を含むプログラムで暗号化された１つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。更なる実施形態においては、コンピュータ可読記憶媒体は、デジタル処理デバイスの有形のコンポーネントである。更に別の実施形態においては、コンピュータ可読記憶媒体は、デジタル処理デバイスから任意選択的に除去可能である。いくつかの実施形態においては、コンピュータ可読記憶媒体は、非限定的な例として、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ、フラッシュメモリデバイス、固体メモリ、磁気ディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、クラウドコンピューティングシステム及びサービス、並びに類似のものを含む。場合によっては、プログラム及び命令は、恒久的に、略恒久的に、半恒久的に、又は非一時的に媒体上に符号化される。

コンピュータプログラム
[89] いくつかの実施形態においては、本明細書において開示されるプラットフォーム、システム、媒体、及び方法は、少なくとも１つのコンピュータプログラム又はその使用を含む。コンピュータプログラムは、デジタル処理デバイスのＣＰＵで実行可能な、指定されたタスクを実施するように書かれた一連の命令を含む。コンピュータ読み取り可能命令は、特定のタスクを実施又は特定の抽象データ型を実装する、機能、オブジェクト、アプリケーションプログラミングインターフェイス（ＡＰＩ）、データ構造、及び類似のものなどのプログラムモジュールとして実装され得る。本明細書において提供される開示に照らして、当業者は、コンピュータプログラムが種々の言語の種々のバージョンで書かれ得ることを認識するであろう。

[90] コンピュータ読み取り可能命令の機能性は、種々の環境において所望の通りに組み合わせられ又は分散され得る。いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムは１つの命令シーケンスを備える。いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムは複数の命令シーケンスを備える。いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムは１つのロケーションから提供される。他の実施形態においては、コンピュータプログラムは複数のロケーションから提供される。種々の実施形態においては、コンピュータプログラムは１つ以上のソフトウェアモジュールを含む。種々の実施形態においては、コンピュータプログラムは、一部又は全部が、１つ以上のウェブアプリケーション、１つ以上のモバイルアプリケーション、１つ以上のスタンドアロンアプリケーション、１つ以上のウェブブラウザプラグイン、拡張、アドイン、もしくはアドオン、又はこれらの組み合わせを含む。

ウェブアプリケーション
[91] いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムはウェブアプリケーションを含む。本明細書において提供される開示に照らして、当業者は、ウェブアプリケーションが、種々の実施形態において、１つ以上のソフトウェアフレームワーク及び１つ以上のデータベースシステムを利用することを認識するであろう。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）．ＮＥＴ又はＲｕｂｙ ｏｎ Ｒａｉｌｓ（ＲｏＲ）などのソフトウェアフレームワークに基づいて作成される。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、非限定的な例としてリレーショナル、非リレーショナル、オブジェクト指向、連想、及びＸＭＬデータベースシステムを含む、１つ以上のデータベースシステムを利用する。更なる実施形態においては、適当なリレーショナルデータベースシステムは、非限定的な例として、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）ＳＱＬ Ｓｅｒｖｅｒ、ｍｙＳＱＬ（商標）、及びＯｒａｃｌｅ（登録商標）を含む。当業者は、ウェブアプリケーションが、種々の実施形態において、１つ以上の言語の１つ以上のバージョンで書かれることを認識するであろう。ウェブアプリケーションは、１つ以上のマークアップ言語、プレゼンテーション定義言語、クライアント側スクリプト言語、サーバ側コーディング言語、データベース問い合わせ言語、又はこれらの組み合わせで書かれ得る。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、ある程度までは、ハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）、拡張可能ハイパーテキストマークアップ言語（ＸＨＴＭＬ）、又は拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）などのマークアップ言語で書かれる。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、ある程度までは、階層式スタイルシート（ＣＳＳ）などのプレゼンテーション定義言語で書かれる。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、ある程度までは、非同期Ｊａｖａｓｃｒｉｐｔ及びＸＭＬ（ＡＪＡＸ）、Ｆｌａｓｈ（登録商標）Ａｃｔｉｏｎｓｃｒｉｐｔ、Ｊａｐａｓｃｒｉｐｔ、又はＳｉｌｖｅｒｌｉｇｈｔ（登録商標）などのクライアント側スクリプト言語で書かれる。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、ある程度までは、Ａｃｔｉｖｅ Ｓｅｒｖｅｒ Ｐａｇｅｓ（ＡＳＰ）、ＣｏｌｄＦｕｓｉｏｎ（登録商標）、Ｐｅｒｌ、Ｊａｖａ（商標）、ＪａｖａＳｅｒｖｅｒ Ｐａｇｅｓ（ＪＳＰ）、Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｐｒｅｐｒｏｃｅｓｓｏｒ（ＰＨＰ）、Ｐｙｔｈｏｎ（商標）、Ｒｕｂｙ、Ｔｃｌ、Ｓｍａｌｌｔａｌｋ、ＷｅｂＤＮＡ（登録商標）、又はＧｒｏｏｖｙなどのサーバ側コーディング言語で書かれる。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、ある程度までは、構造化問い合わせ言語（ＳＱＬ）などのデータベース問い合わせ言語で書かれる。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションは、ＩＢＭ（登録商標）Ｌｏｔｕｓ Ｄｏｍｉｎｏ（登録商標）などのエンタープライズサーバ製品を統合する。いくつかの実施形態においては、ウェブアプリケーションはメディアプレーヤ要素を含む。種々の更なる実施形態においては、メディアプレーヤ要素は、非限定的な例としてＡｄｏｂｅ（登録商標）Ｆｌａｓｈ（登録商標）、ＨＴＭＬ ５、Ａｐｐｌｅ（登録商標）ＱｕｉｃｋＴｉｍｅ（登録商標）、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｓｉｌｖｅｒｌｉｇｈｔ（登録商標）、Ｊａｖａ（商標）、及びＵｎｉｔｙ（登録商標）を含む多くの適当なマルチメディア技術のうち１つ以上を利用する。

[92] 図６を参照すると、特定の一実施形態においては、アプリケーション提供システムが、リレーショナルデータベース管理システム（ＲＤＢＭＳ）６１０によってアクセスされる１つ以上のデータベース６００を備えている。適当なＲＤＢＭＳは、Ｆｉｒｅｂｉｒｄ、ＭｙＳＱＬ、ＰｏｓｔｇｒｅＳＱＬ、ＳＱＬｉｔｅ、Ｏｒａｃｌｅ Ｄａｔａｂａｓｅ、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ ＳＱＬ Ｓｅｒｖｅｒ、ＩＢＭ ＤＢ２、ＩＢＭ Ｉｎｆｏｒｍｉｘ、ＳＡＰ Ｓｙｂａｓｅ、Ｔｅｒａｄａｔａ、及び類似のものを含む。この実施形態において、アプリケーション提供システムは更に、１つ以上のアプリケーションサーバ６２０（Ｊａｖａサーバ、．ＮＥＴサーバ、ＰＨＰサーバ、及び類似のものなど）と、１つ以上のウェブサーバ６３０（Ａｐａｃｈｅ、ＩＩＳ、ＧＷＳ、及び類似のものなど）とを備えている。（単数又は複数の）ウェブサーバは、１つ以上のウェブサービスを、ａｐｐアプリケーションプログラミングインターフェイス（ＡＰＩ）６４０を介して任意選択的に公開する。インターネットなどのネットワークを介して、システムは、ブラウザベースの及び／又はモバイルネイティブなユーザインターフェイスを提供する。

[93] 図７を参照すると、特定の一実施形態においては、アプリケーション提供システムは、分散型、クラウドベースのアーキテクチャ７００を代替的に有しており、弾性的に負荷分散されたオートスケーリングウェブサーバ資源７１０とアプリケーションサーバ資源７２０並びに同期的に複製されたデータベース７３０とを備えている。

モバイルアプリケーション
[94] いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムが、モバイルデジタル処理デバイスに提供されるモバイルアプリケーションを含む。いくつかの実施形態においては、モバイルアプリケーションは、モバイルデジタル処理デバイスが製造されるときにモバイルデジタル処理デバイスに提供される。他の実施形態においては、モバイルアプリケーションは、本明細書に記載されたコンピュータネットワークを介してモバイルデジタル処理デバイスに提供される。

[95] 本明細書において提供される開示に鑑みて、モバイルアプリケーションは、本技術分野に既知のハードウェア、言語、及び開発環境を用いて、当業者に既知の技術によって作成される。当業者は、モバイルアプリケーションがいくつかの言語で書かれることを認識するであろう。適当なプログラミング言語は、非限定的な例として、Ｃ、Ｃ＋＋、Ｃ＃、Ｏｂｊｅｃｔｉｖｅ－Ｃ、Ｊａｖａ（商標）、Ｊａｖａｓｃｒｉｐｔ、Ｐａｓｃａｌ、Ｏｂｊｅｃｔ Ｐａｓｃａｌ、Ｐｙｔｈｏｎ（商標）、Ｒｕｂｙ、ＶＢ．ＮＥＴ、ＷＭＬ、及びＣＳＳを伴うもしくは伴わないＸＨＴＭＬ／ＨＴＭＬ、又はこれらの組み合わせを含む。

[96] 適当なモバイルアプリケーション開発環境はいくつかのソースから利用可能である。市販の開発環境は、非限定的な例として、ＡｉｒｐｌａｙＳＤＫ、ａｌｃｈｅＭｏ、Ａｐｐｃｅｌｅｒａｔｏｒ（登録商標）、Ｃｅｌｓｉｕｓ、Ｂｅｄｒｏｃｋ、Ｆｌａｓｈ Ｌｉｔｅ、．ＮＥＴ Ｃｏｍｐａｃｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ、Ｒｈｏｍｏｂｉｌｅ、及びＷｏｒｋＬｉｇｈｔ Ｍｏｂｉｌｅ Ｐｌａｔｆｏｒｍを含む。非限定的な例としてＬａｚａｒｕｓ、ＭｏｂｉＦｌｅｘ、ＭｏＳｙｎｃ、及びＰｈｏｎｅｇａｐを含む他の開発環境が、無料で利用可能である。また、モバイルデバイス製造業者が、非限定的な例としてｉＰｈｏｎｅ及びｉＰａｄ（ｉＯＳ）ＳＤＫ、Ａｎｄｒｏｉｄ（商標）ＳＤＫ、ＢｌａｃｋＢｅｒｒｙ（登録商標）ＳＤＫ、ＢＲＥＷ ＳＤＫ、Ｐａｌｍ（登録商標）ＯＳ ＳＤＫ、Ｓｙｍｂｉａｎ ＳＤＫ、ｗｅｂＯＳ ＳＤＫ、及びＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）Ｍｏｂｉｌｅ ＳＤＫを含むソフトウェア開発者キットを配布する。

[97] 当業者は、いくつかの商業的フォーラムが、非限定的な例としてＡｐｐｌｅ（登録商標）Ａｐｐ Ｓｔｏｒｅ、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）Ｐｌａｙ、Ｃｈｒｏｍｅ ＷｅｂＳｔｏｒｅ、ＢｌａｃｋＢｅｒｒｙ（登録商標）Ａｐｐ Ｗｏｒｌｄ、Ｐａｌｍデバイス向けのＡｐｐ Ｓｔｏｒｅ、ｗｅｂＯＳ向けのＡｐｐ Ｃａｔａｌｏｇ、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）Ｍａｒｋｅｔｐｌａｃｅ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ、Ｎｏｋｉａ（登録商標）デバイス向けのＯｖｉ Ｓｔｏｒｅ，Ｓａｍｓｕｎｇ（登録商標）Ａｐｐｓ、及びＮｉｎｔｅｎｄｏ（登録商標）ＤＳｉ Ｓｈｏｐを含むモバイルアプリケーションの配布のために利用可能であることを認識するであろう。

スタンドアロンアプリケーション
[98] いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムはスタンドアロンアプリケーションを含み、これは独立のコンピュータプロセスとして実行されるプログラムであって、既存のプロセスへのアドオンではなく、例えばプラグインではない。当業者は、スタンドアロンアプリケーションがしばしばコンパイルされることを認識するであろう。コンパイラは、プログラミング言語で書かれたソースコードを、アセンブリ言語又は機械コードなどのバイナリオブジェクトコードに変換する（単数又は複数の）コンピュータプログラムである。適当なコンパイル型プログラミング言語は、非限定的な例として、Ｃ、Ｃ＋＋、Ｏｂｊｅｃｔｉｖｅ－Ｃ、ＣＯＢＯＬ、Ｄｅｌｐｈｉ、Ｅｉｆｆｅｌ、Ｊａｖａ（商標）、Ｌｉｓｐ、Ｐｙｔｈｏｎ（商標）、Ｖｉｓｕａｌ Ｂａｓｉｃ、及びＶＢ．ＮＥＴ、又はこれらの組み合わせを含む。コンパイルは、少なくとも部分的に、実行可能なプログラムを作成するために実施されることが多い。いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムは１つ以上の実行可能なコンパイルされたアプリケーションを含む。

ウェブブラウザプラグイン
[99] いくつかの実施形態においては、コンピュータプログラムはウェブブラウザプラグイン（例えば拡張など）を含む。コンピューティングにおいて、プラグインとは、特定の機能性をより大きなソフトウェアアプリケーションに付加する１つ以上のソフトウェアコンポーネントである。ソフトウェアアプリケーションのメーカは、サードパーティ開発者がアプリケーションを拡張する能力を作成すること、新たなフィーチャを容易に追加するのをサポートすること、及びアプリケーションのサイズを縮小することを可能にするようにプラグインをサポートする。サポートされると、プラグインは、ソフトウェアアプリケーションの機能性をカスタマイズすることを可能にする。例えば、プラグインは、ビデオを再生するため、インタラクティビティを生み出すため、ウィルスをスキャンするため、及び特定のファイルタイプを表示するために、ウェブブラウザにおいて一般的に用いられる。当業者は、Ａｄｏｂｅ（登録商標）Ｆｌａｓｈ（登録商標）Ｐｌａｙｅｒ、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｓｉｌｖｅｒｌｉｇｈｔ（登録商標）、及びＡｐｐｌｅ（登録商標）ＱｕｉｃｋＴｉｍｅ（登録商標）を含め、いくつかのウェブブラウザプラグインに精通しているであろう。

[100] 本明細書において提供される開示に鑑みて、当業者は、非限定的な例としてＣ＋＋、Ｄｅｌｐｈｉ、Ｊａｖａ（商標）、ＰＨＰ、Ｐｙｔｈｏｎ（商標）、及びＶＢ．ＮＥＴ、又はこれらの組み合わせを含む種々のプログラミング言語でのプラグインの開発を可能にするいくつかのプラグインフレームワークが利用可能であることを認識するであろう。

[101] ウェブブラウザ（インターネットブラウザとも称される）とは、Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂ上の情報資源を取得し、提示し、及びトラバースするために、ネットワーク接続されたデジタル処理デバイスでの使用向けに設計されたソフトウェアアプリケーションである。適当なウェブブラウザは、非限定的な例として、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｘｐｌｏｒｅｒ（登録商標）、Ｍｏｚｉｌｌａ（登録商標）Ｆｉｒｅｆｏｘ（登録商標）、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）Ｃｈｒｏｍｅ、Ａｐｐｌｅ（登録商標）Ｓａｆａｒｉ（登録商標）、Ｏｐｅｒａ Ｓｏｆｔｗａｒｅ（登録商標）Ｏｐｅｒａ（登録商標）、及びＫＤＥ Ｋｏｎｑｕｅｒｏｒを含む。いくつかの実施形態においては、ウェブブラウザはモバイルウェブブラウザである。モバイルウェブブラウザ（マイクロブラウザ、ミニブラウザ、及びワイヤレスブラウザとも称される）は、非限定的な例としてハンドヘルドコンピュータ、タブレットコンピュータ、ネットブックコンピュータ、サブノートブックコンピュータ、スマートフォン、音楽プレーヤ、パーソナル・デジタル・アシスタント（ＰＤＡ）、及びハンドヘルドビデオゲームシステムを含むモバイルデジタル処理デバイス上での使用向けに設計されている。適当なモバイルウェブブラウザは、非限定的な例として、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）ブラウザ、ＲＩＭ ＢｌａｃｋＢｅｒｒｙ（登録商標）Ｂｒｏｗｓｅｒ、Ａｐｐｌｅ（登録商標）Ｓａｆａｒｉ（登録商標）、Ｐａｌｍ（登録商標）Ｂｌａｚｅｒ、Ｐａｌｍ（登録商標）ＷｅｂＯＳ（登録商標）Ｂｒｏｗｓｅｒ、Ｍｏｚｉｌｌａ（登録商標）Ｆｉｒｅｆｏｘ（登録商標）ｆｏｒ ｍｏｂｉｌｅ、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｘｐｌｏｒｅｒ（登録商標）Ｍｏｂｉｌｅ、Ａｍａｚｏｎ（登録商標）Ｋｉｎｄｌｅ（登録商標）Ｂａｓｉｃ Ｗｅｂ、Ｎｏｋｉａ（登録商標）Ｂｒｏｗｓｅｒ、Ｏｐｅｒａ Ｓｏｆｔｗａｒｅ（登録商標）Ｏｐｅｒａ（登録商標）Ｍｏｂｉｌｅ、及びＳｏｎｙ（登録商標）ＰＳＰ（商標）ブラウザを含む。

ソフトウェアモジュール
[102] いくつかの実施形態においては、本明細書において開示されるプラットフォーム、システム、媒体、及び方法は、ソフトウェア、サーバ、及び／又はデータベースモジュール、又はその使用を含む。本明細書において提供される開示に鑑みて、ソフトウェアモジュールは、本技術分野に既知の機械、ソフトウェア、及び言語を用いて、当業者に既知の技術によって作成される。本明細書において開示されるソフトウェアモジュールは多数の手法で実装される。種々の実施形態において、ソフトウェアモジュールは、ファイル、コードのセクション、プログラミングオブジェクト、プログラミング構造、又はこれらの組み合わせを備える。更なる種々の実施形態において、ソフトウェアモジュールは、複数のファイル、コードの複数のセクション、複数のプログラミングオブジェクト、複数のプログラミング構造、又はこれらの組み合わせを備える。種々の実施形態において、１つ以上のソフトウェアモジュールは、非限定的な例として、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション、及びスタンドアロンアプリケーションを備える。いくつかの実施形態においては、ソフトウェアモジュールは１つのコンピュータプログラム又はアプリケーション内にある。他の実施形態においては、ソフトウェアモジュールは１つよりも多くのコンピュータプログラム又はアプリケーション内にある。いくつかの実施形態においては、ソフトウェアモジュールは１つの機械をホストとする。他の実施形態においては、ソフトウェアモジュールは１つよりも多くの機械をホストとする。更なる実施形態においては、ソフトウェアモジュールはクラウドコンピューティングプラットフォームをホストとする。いくつかの実施形態においては、ソフトウェアモジュールは１つの場所にある１つ以上の機械をホストとする。他の実施形態においては、ソフトウェアモジュールは１つよりも多くの場所にある１つ以上の機械をホストとする。

データベース
[103] いくつかの実施形態においては、本明細書において開示されるプラットフォーム、システム、媒体、及び方法は、１つ以上のデータベース又はその使用を含む。本明細書において提供される開示に照らして、当業者は、多くのデータベースが企業資源計画アプリケーションの作成に適していることを認識するであろう。種々の実施形態において、適当なデータベースは、非限定的な例として、リレーショナルデータベース、非リレーショナルデータベース、オブジェクト指向データベース、オブジェクトデータベース、実体関連モデルデータベース、連想データベース、及びＸＭＬデータベースを含む。更なる非限定的な例は、ＳＱＬ、ＰｏｓｔｇｒｅＳＱＬ、ＭｙＳＱＬ、Ｏｒａｃｌｅ、ＤＢ２、及びＳｙｂａｓｅを含む。いくつかの実施形態においては、データベースはインターネットベースである。更なる実施形態においては、データベースはウェブベースである。更に別の実施形態においては、データベースはクラウドコンピューティングベースである。他の実施形態においては、データベースは、１つ以上のローカルコンピュータ記憶デバイスに基づいている。

例
[104] 以下の例示的な例は、本明細書に記載されたソフトウェアアプリケーション、システム、及び方法の実施形態を表すものであって、どのようにも限定することを意図するものではない。

例１ ステントデバイスの選択
[105] ステントＡ及びＢはいずれも病院Ｘに置かれており、処置Ｙにおける使用に関して等価である。病院は現在のところ、ステント１つ当たり１ドルがかかる、量５０のステントＡと、０～９９の購入量についてはステント１つ当たり５ドルが、１００以上の購入量についてはステント１つ当たり０．７５ドルがかかる、量９９のステントＢを使用している。医療専門家はステントＡに精通しており、処置Ｙのためにそれを選択する。在庫品モジュールは、備品室の捕捉された画像によって、ステントＡの実務者物品選択を受信する。すると、等価通知モジュールは、より低価格であること及び価格設定閾値に到達できることに基づいて、ステントＢを選択するように等価通知を表示する。すると、医療実務者はステントＡをステントＢと交換し、在庫品モジュールは、備品室の後続の捕捉された画像によって、更新されたステントＢの実務者物品選択を受信する。報告モジュールは、実務者の更新された応答を受信すると共に、ステントＢの物品在庫、ステントＢの利用済み量を更新する。報告モジュールはまた、更新された応答に基づく又は更新された応答を備える通知を、ステントＡに関連付けられたベンダ、病院Ｙの管理者、又はその両方に送信する。

例２ ステントデバイスの選択
[106] ステントＡ及びＢはいずれも病院Ｘに置かれており、処置Ｙにおける使用に関して等価である。医療専門家はステントＡに精通しており、処置Ｙのためにそれを選択する。在庫品モジュールは、捕捉されたステントＡのバーコードによって、ステントＡの実務者物品選択を受信する。すると、等価通知モジュールは、ステントＡ及びＢの価格構造又は契約期間と利用済み量とに基づいて、ステントＢの等価通知がなされるべきかどうかを判定する。ステントＡ及びＢは病院Ｘの管理機関によって医療的に等価であると判定されたが、病院Ｘによって購入及び使用されたステントＡの量は価格構造又は契約期間のマイルストーンを満たしていない。よって、等価通知は表示されない。

[107] 本明細書においては本開示の好適な実施形態が示され説明されているが、当業者には、そのような実施形態が例としてのみ提供されることが明らかであろう。今や当業者には、本開示から逸脱することなく、多数のバリエーション、変更、及び置換が想起されるであろう。本開示の実施においては、本明細書に記載された本開示の実施形態の種々の代替案が採用され得ることが理解されるべきである。

Claims (20)

1. 第１の物品及び第２の物品に関するデータを記憶するように構成されたメモリ記憶ユニットであって、（１）前記第１の物品は、第１の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び前記第２の物品との等価関連と関連付けられており、（２）前記第２の物品は、第２の価格構造又は契約期間、第２の物品の在庫、第２の物品の利用済み量、及び前記第１の物品との等価関連と関連付けられている、メモリ記憶ユニットと、
   １つ以上のプロセッサの支援によって、実務者物品選択を、前記実務者物品選択を検出するように構成されたセンサの支援によって前記第１の物品として受信及び認識するように構成された在庫品モジュールと、
   前記第１の物品の前記第２の物品との前記等価関連と、前記第１の価格構造又は契約期間と前記第２の価格構造又は契約期間、前記第１の物品の在庫と前記第２の物品の在庫、又は前記第１の物品の利用済み量と前記第２の物品の利用済み量のうち前記１つ以上の間でいつ所定の関係に到達するかと、に基づいて等価通知を実務者に表示するように構成された表示デバイスと、
   を備える、医療資源計画システム。
2. 前記等価通知に対する実務者応答を受信するように構成されると共に前記実務者応答に基づいて前記実務者物品選択データを更新する入力デバイスを更に備える、請求項１のシステム。
3. 前記実務者応答を受信すると共に前記実務者応答に基づいて前記第１の物品の在庫、前記第２の物品の在庫、前記第１の物品の利用済み量、及び前記第２の物品の利用済み量のうち少なくとも１つを更新する報告モジュールを更に備える、請求項２のシステム。
4. 前記第１の物品及び前記第２の物品のうち少なくとも１つは、医療用具、器具、移植物、薬、軟膏、使い捨て器具、又は実務者デバイスを備える、請求項１のシステム。
5. 前記センサは、カメラ、ビデオカメラ、ＲＦＩＤリーダ、レーダ、ソナー、ＬＩＤＡＲ、熱画像カメラ、スケール、ボタン、又はこれらの任意の組み合わせを備える、請求項１のシステム。
6. 前記センサは、カメラを備えており、
   前記実務者物品選択は、前記実務者物品選択の画像認識に基づいて前記第１の物品として認識される、請求項１のシステム。
7. 前記センサは、カメラを備えており、
   前記実務者物品選択は、前記実務者物品選択の視覚的グラフィカルコード又は前記実務者物品選択に関連付けられた包装に基づいて認識される、請求項１のシステム。
8. 前記在庫品モジュールは更に、実務者物品確認、実務者物品メモ、又はその両方を受信し、
   前記実務者物品確認及び前記実務者物品メモは、前記実務者物品選択と関連付けられる、請求項１のシステム。
9. 前記第１の価格構造又は契約期間と前記第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、少なくとも一次量の物品の一次物品当たりコストと、二次量の物品の二次物品当たりコストと、を備える、請求項１のシステム。
10. 前記第１の価格構造又は契約期間と前記第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、量当たり部分当たりの設定価格を備える、請求項１のシステム。
11. 前記等価通知は、前記第１の価格構造又は契約期間、前記第２の価格構造又は契約期間、前記第１の物品の在庫、前記第２の物品の在庫、前記第１の物品の利用済み量、前記第２の物品の利用済み量、又はこれらの任意の組み合わせを備える、請求項１のシステム。
12. 前記等価通知は、前記第１の価格構造又は契約期間と前記第２の価格構造又は契約期間との差、前記第１の物品の在庫と前記第２の物品の在庫との差、前記第１の物品の利用済み量と前記第２の物品の利用済み量との差、又はこれらの任意の組み合わせを備える、請求項１のシステム。
13. 前記等価通知は、前記二次物品当たりコストに到達するのに必要な量の前記第１の物品又は前記第２の物品を備える、請求項１のシステム。
14. 前記等価通知は、前記第１の物品及び前記第２の物品の履歴使用データに基づく互換性レーティングを備える、請求項１のシステム。
15. 前記第１の価格構造又は契約期間と前記第２の価格構造又は契約期間とのうち少なくとも１つは、価格構造又は契約期間の欠如を備える、請求項１のシステム。
16. 前記等価通知は更に、前記第１の価格構造又は契約期間と前記第１の物品の利用済み量、あるいは前記第２の価格構造又は契約期間と前記第２の物品の利用済み量に基づいて、契約満足状態と関連付けられる、請求項１のシステム。
17. メモリ記憶ユニットにおいて第１の物品及び第２の物品に関するデータを記憶することであって、（１）前記第１の物品は、第１の価格構造又は契約期間、第１の物品の在庫、第１の物品の利用済み量、及び前記第２の物品との等価関連と関連付けられており、（２）前記第２の物品は、第２の価格構造又は契約期間、第２の物品の在庫、第２の物品の利用済み量、及び前記第１の物品との等価関連と関連付けられていることと、
    在庫品モジュールにおいて、１つ以上のプロセッサの支援によって、実務者物品選択を、前記実務者物品選択を検出するように構成されたセンサの支援によって前記第１の物品として受信すること及び認識することと、
    表示デバイスに、前記第１の物品の前記第２の物品との前記等価関連と、前記第１の価格構造又は契約期間と前記第２の価格構造又は契約期間、前記第１の物品の在庫と前記第２の物品の在庫、又は前記第１の物品の利用済み量と前記第２の物品の利用済み量のうち前記１つ以上の間でいつ所定の関係に到達するかと、に基づいて等価通知を実務者に表示することと、
    を含む、コンピュータ実装される医療資源計画方法。
18. 入力デバイスを介して前記等価通知に対する実務者応答を受信すること及び前記実務者応答に基づいて前記実務者物品選択データを更新することを更に備える、請求項１７の方法。
19. 前記第１の物品と前記第２の物品とのうち少なくとも１つは、医療用具、器具、移植物、薬、軟膏、使い捨て器具、又は実務者デバイスを備える、請求項１７の方法。
20. 前記センサは、カメラを備えており、
    前記実務者物品選択は、（ａ）前記実務者物品選択の画像認識又は（ｂ）前記実務者物品選択の視覚的グラフィカルコードもしくは前記実務者物品選択に関連付けられた包装に基づいて前記第１の物品として認識される、請求項１７のシステム。

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