JP2022533839A - エアロゾル送達装置のためのリザーバ構成 - Google Patents

Abstract

本開示は、外壁を画定するハウジングを備えることができるエアロゾル送達装置を提供する。装置は、電源および制御構成要素と、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとをさらに含んでもよい。噴霧アセンブリは、メッシュプレートを含む振動アセンブリを備えてもよい。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置のリザーバは、エアロゾル送達装置の位置に対して回転するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、有孔ゲートをさらに備えてもよい。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、液体輸送要素をさらに備えてもよい。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、マイクロポンプアセンブリをさらに含んでもよい。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置のリザーバはＵ字形であってよい。

Description

本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、「Ｒｅｓｅｒｖｏｉｒ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ａｅｒｏｓｏｌ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ Ｄｅｖｉｃｅ」と題され、２０１９年５月２２日に出願された米国仮特許出願第６２／８５１，３１８号の優先権および利益を主張する。

本開示は、エアロゾル送達装置に関し、さらに詳細には、リザーバと、エアロゾルを生成するために電力を利用してエアロゾル前駆体組成物を気化させることができる噴霧アセンブリとを含むエアロゾル送達装置に関する。様々な実装形態では、タバコから製造または誘導されてもよいか、タバコまたは他の植物を組み込んでもよい材料および／または成分を組み込んでもよく、香料を含む天然成分または合成成分を含んでもよく、および／または１つ以上の薬用成分を含んでもよいエアロゾル前駆体組成物は、噴霧アセンブリによって気化されて、人間が摂取するための吸入可能な物質を生成する。

使用のためにタバコを燃焼することを必要とする喫煙製品の改良品または代替品として、多くの喫煙装置が長年にわたって提案されてきた。これらの装置の多くは、紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙に関連する感覚を提供するように設計されているが、タバコの燃焼に起因する相当量の不完全燃焼および熱分解生成物を送達することはないと言われている。この目的のために、電気エネルギーを利用して揮発性材料を気化または加熱するか、タバコを著しく燃焼することなく紙巻タバコ、葉巻またはパイプの喫煙感覚を提供しようとする多くの喫煙製品、香味発生器および薬用吸入器が提案されている。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＲｏｂｉｎｓｏｎらの米国特許第７，７２６，３２０号明細書、Ｇｒｉｆｆｉｔｈ Ｊｒ．らの米国特許出願公開第２０１３／０２５５７０２号明細書およびＳｅａｒｓらの米国特許出願公開第２０１４／００９６７８１号明細書に記載の背景技術に記載されている様々な代替喫煙品、エアロゾル送達装置および発熱源を参照されたい。また、例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＢｌｅｓｓらの米国特許出願公開第２０１５／０２１６２３２号明細書に記載の商標名および商業的供給元によって参照される様々な種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電動供給源を参照されたい。

米国特許第７，７２６，３２０号明細書 米国特許出願公開第２０１３／０２５５７０２号明細書 米国特許出願公開第２０１４／００９６７８１号明細書 米国特許出願公開第２０１５／０２１６２３２号明細書

しかしながら、機能性が向上したエアロゾル送達装置を提供することが望ましいであろう。これに関して、有利な特徴を有するエアロゾル送達を提供することが望ましい。

様々な実装形態では、本開示はエアロゾル送達装置を提供する。本開示は、限定するものではないが、以下の例示的な実装形態を含む。

例示的な実装形態１：エアロゾル送達装置であって、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリは、メッシュプレートを含む振動アセンブリを備え、リザーバが、エアロゾル送達装置の位置に対して回転するように構成されるエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２：メッシュプレートが実質的に平坦である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３：メッシュプレートの少なくとも一部が、リザーバに対して凸状である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４：振動アセンブリが、メッシュプレートに取り付けられ、メッシュプレートを実質的に取り囲む圧電部品をさらに含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５：振動アセンブリが、リザーバの閉鎖部に近接して配置されるように構成される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態６：振動アセンブリが、リザーバの開口部に近接して配置される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態７：リザーバが実質的に球形である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態８：リザーバが実質的に円筒形である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態９：リザーバが、一つの軸を中心に回転するように構成される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１０：リザーバをハウジングに接続するように構成された中間フレームをさらに備え、中間フレームが、第１の軸を中心にハウジングに対して回転するように構成され、リザーバが、第２の軸を中心に中間フレームに対して回転するように構成され、第１および第２の軸が、実質的に垂直である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１１：エアロゾル送達装置であって、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリが、メッシュプレートを含む振動アセンブリと、内部に画定された複数の開口部を有する有孔ゲートとを含み、有孔ゲートが、メッシュプレートに近接して、液体組成物とメッシュプレートとの間に配置される、エアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１２：有孔ゲートが、メッシュプレートに対して実質的に平行である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１３：メッシュプレートと有孔ゲートとの間に画定されたチャンバをさらに備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１４：有孔ゲートの複数の開口部が、円錐台形状を有する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１５：複数の開口部の小さい端部が、メッシュプレートに最も近い位置に配置される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１６：有孔ゲートの表面の少なくとも一部が、コーティングによって被覆される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１７：コーティングが、疎水性／疎油性コーティングを具備する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１８：振動アセンブリが、メッシュプレートに取り付けられ、メッシュプレートを実質的に取り囲む圧電部品をさらに含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態１９：メッシュプレートが実質的に平坦である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２０：メッシュプレートの少なくとも一部が、リザーバに対して凸状である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２１：エアロゾル送達装置であって、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリが、メッシュプレートを含み、液体輸送要素をさらに含む振動アセンブリを備え、液体輸送要素の一端が、メッシュプレートに近接して配置されるエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２２：液体輸送要素が、単一材料の単一層を具備する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２３：液体輸送要素が、単一材料の複数の層を具備する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２４：液体輸送要素が、複数の層を具備する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２５：液体輸送要素が、ポリマー材料、ポリマー繊維材料、綿材料、絹材料、シリカ繊維材料、微粒子材料、合成繊維材料、天然繊維材料およびセラミック材料のうちの少なくとも１つを具備する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２６：振動アセンブリが、メッシュプレートに取り付けられ、メッシュプレートを実質的に取り囲む圧電部品をさらに含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２７：メッシュプレートが実質的に平坦である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２８：メッシュプレートの少なくとも一部が、リザーバに対して凸状である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態２９：エアロゾル送達装置が、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリが、メッシュプレートを含む振動アセンブリと、液体組成物の一部をリザーバからメッシュプレートに移送するように構成されたポンプアセンブリとを備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３０：ポンプアセンブリが、要求に応じて液体組成物をメッシュプレートに送達するように構成される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３１：ポンプアセンブリが、液体組成物をメッシュプレートに移送するために１つ以上のノズルを利用する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３２：ポンプアセンブリが、分配機構、ダイアフラム装置および蠕動装置のうちの少なくとも１つを備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３３：分配機構が、形状記憶機構を備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３４：振動アセンブリが、メッシュプレートに取り付けられ、メッシュプレートを実質的に取り囲む圧電部品をさらに含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３５：メッシュプレートが実質的に平坦である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３６：メッシュプレートの少なくとも一部が、リザーバに対して凸状である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３７：エアロゾル送達装置であって、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリが、メッシュプレートを備える振動アセンブリと、液体組成物の一部をリザーバからメッシュプレートに推進させるように構成されたブロワアセンブリとを含むエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３８：ブロワアセンブリが、圧縮機を備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態３９：ブロワアセンブリが、１つ以上のノズルを含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４０：ブロワアセンブリが、加圧ガスを利用して液体組成物をメッシュプレートに圧送する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４１：加圧ガスが、空気、二酸化炭素（ＣＯ２）および窒素（Ｎ２）のうちの少なくとも１つを含有する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４２：振動アセンブリが、メッシュプレートに取り付けられ、メッシュプレートを実質的に取り囲む圧電部品をさらに含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４３：メッシュプレートが実質的に平坦である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４４：メッシュプレートの少なくとも一部が、リザーバに対して凸状である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４５：エアロゾル送達装置であって、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリが、メッシュプレートを含む振動アセンブリを備え、リザーバが、第１のリザーバセクション、第２のリザーバセクションおよび第３のリザーバセクションを備えるＵ字管を含み、第３のリザーバセクションが、噴霧アセンブリに近接して配置され、第２のリザーバセクションが、第１のリザーバセクションを第３のリザーバセクションに接続するエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４６：第１のリザーバセクションが、第２および第３のリザーバセクションの直径よりも大きい直径を有する、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４７：第１のリザーバセクション内の液体組成物に下向きの力を加えるように構成された錘をさらに備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４８：錘が、加重ディスクおよび加重ボールのうちの少なくとも１つを備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態４９：錘が、錘に下向きの力を加えるように構成された能動部品をさらに備える、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５０：リザーバが、エアロゾル送達装置の長手方向軸線に対して角度を付けられる、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５１：マウスピース部が、特定の向きでの装置の使用を促進するようにエアロゾル送達装置本体の一方の側に配置される、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５２：振動アセンブリが、メッシュプレートに取り付けられ、メッシュプレートを実質的に取り囲む圧電部品をさらに含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５３：メッシュプレートが実質的に平坦である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５４：メッシュプレートの少なくとも一部が、リザーバに対して凸状である、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５５：エアロゾル送達装置であって、外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、マウスピース部と、液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを備え、噴霧アセンブリが、メッシュプレートを含む振動アセンブリを備え、リザーバが、実質的に円筒形のチューブを備え、第１のリザーバセクション内の液体組成物に下向きの力を加えるように構成された能動部品を含む錘をさらに備えエアロゾル送達装置。

例示的な実装形態５６：能動部品が、ばねを含む、任意の前述の例示的な実装形態のエアロゾル送達装置または任意の前述の例示的な実装形態の任意の組合せのエアロゾル送達装置。

本開示のこれらおよび他の特徴、態様および利点は、以下に簡単に説明する添付の図面とともに、以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。本開示は、そのような特徴または要素が本明細書に記載の特定の例示的な実装形態において明示的に組み合わされているか、そうでなければ列挙されているかどうかにかかわらず、本開示に記載された２つ、３つ、４つまたはそれ以上の特徴または要素の任意の組合せを含む。本開示は、本開示の文脈が明らかに他のことを指示しない限り、その態様および例示的な実装形態のいずれかにおいて、本開示の任意の分離可能な特徴または要素が、意図されるように、すなわち組合せ可能に見えるように全体的に読み取られることを意図している。

したがって、この概要は、本開示のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、いくつかの例示的な実装形態を要約する目的のためにのみ提供されることが理解されるであろう。したがって、上記の例示的な実装形態は単なる例であり、決して本開示の範囲または趣旨を狭めると解釈されるべきではないことが理解されるであろう。他の例示的な実装形態、態様および利点は、いくつかの説明された例示的な実装形態の原理を例として示す添付の図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

本開示の態様の理解を助けるために、ここで添付の図面を参照するが、添付の図面は必ずしも縮尺通りに描かれておらず、添付の図面では、同様の参照番号は同様の要素を指す。図面は、本開示の態様の理解を助けるために例として提供されており、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。

本開示の例示的な実装形態による、カートリッジと制御ユニットとを含むエアロゾル送達装置の斜視概略図であり、カートリッジと制御ユニットとは連結構成で示されている。 本開示の例示的な実装形態による、カートリッジと制御ユニットとを含むエアロゾル送達装置の正面断面概略図を示し、カートリッジと制御ユニットとは分離構成で示されている。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の斜視図を示す。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による噴霧アセンブリの一部の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの斜視概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバアセンブリの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの上部概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバアセンブリの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの上部概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバアセンブリと、液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを含むエアロゾル送達装置の一部の上部概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバと、液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを含むエアロゾル送達装置の様々な部分の斜視概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの上部断面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバと、液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリとを含むエアロゾル送達装置の様々な部分の側面概略図を示す。 本開示の例示的な実装形態による、液体組成物を保持するように構成されたリザーバの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリの側面概略図を示す。

本開示は、以下、その例示的な実施形態を参照して、さらに詳細に記載される。これらの例示的な実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように説明される。実際、本開示は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が、適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。

以下に説明するように、本開示の実施形態はエアロゾル送達装置または気化装置に関し、前記用語は本明細書では区別なく使用される。本開示によるエアロゾル送達装置は、吸入可能な物質を形成するために、電気エネルギーを使用して（好ましくは、材料を著しく燃焼させることなく、および／または材料を著しく化学変化させることなく）材料を気化させ、そのような装置の構成要素は、最も好ましくは手持ち式装置と見なされるのに十分に小型の物品の形態を有する。すなわち、いくつかのエアロゾル送達装置の構成要素を使用しても（すなわち、タバコの燃焼または熱分解の副産物から）煙が生成されず、むしろそれらの好ましいシステムを使用すると、エアロゾル前駆体組成物の気化に起因する蒸気が生成される。いくつかの例では、エアロゾル送達装置の構成要素は、電子タバコとして特徴付けられてもよく、これらの電子タバコは、最も好ましくは、タバコおよび／またはタバコ由来成分を組み込み、ひいてはエアロゾル形態のタバコ由来成分を送達する。他の例には、テトラヒドロカンナビノール（ＴＨＣ）、カンナビジオール（ＣＢＤ）、植物成分、医薬品および／または他の有効成分のための送達装置が挙げられる。

特定の好ましいエアロゾル送達装置のエアロゾル生成装置は、そのいかなる成分も実質的に燃焼することなく、タバコを点火し燃焼させることによって（ひいては、タバコの煙を吸い込むことによって）使用される紙巻タバコ、葉巻またはパイプを喫煙するという数々の感覚（例えば、吸入および呼気の形式、味または香味の種類、感覚刺激効果、物理的感触、使用形式、目に見えるエアロゾルによってもたらされるような視覚的刺激など）をもたらすことができる。例えば、本開示のエアロゾル生成装置のユーザは、喫煙者が従来の種類の喫煙品を使用するのと同じように、装置を保持し使用し、その装置によって生成されたエアロゾルを吸入するためにその装置の一端を吸い、選択された時間間隔で吸煙する等々を行うことができる。

本開示のエアロゾル送達装置はまた、蒸気生成物品または薬剤送達物品として特徴付けられてもよい。したがって、そのような物品または装置は、吸入可能な形態または状態で、１つ以上の物質（例えば、香味および／または薬学的有効成分）を提供するように適合されてもよい。例えば、吸入可能な物質は、実質的に蒸気の形態（すなわち、その臨界点よりも低い温度で気相にある物質）としてもよい。あるいは、吸入可能な物質は、エアロゾルの形態（すなわち、気体中の微細固体粒子または液滴の懸濁液）としてもよい。分かりやすくするために、本明細書で使用される用語「エアロゾル」は、視認可能であるかどうか、また煙状であると見なされることができる形態であるかどうかに関わりなく、人間の吸入に適した形態または種類の蒸気、気体およびエアロゾルを含むことを意味する。

本開示のエアロゾル送達装置は、最も好ましくは、電源（すなわち、電力源）、少なくとも１つの制御構成要素（例えば、電源から物品の他の構成要素への電流の流れを制御することなどによって、電力を作動、制御、調整および停止するための手段（例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ））、噴霧アセンブリ、液体組成物（例えば、「スモークジュース（ｓｍｏｋｅ ｊｕｉｃｅ）」、「ｅ－リキッド（ｅ－ｌｉｑｕｉｄ）」および「ｅ－ジュース（ｅ－ｊｕｉｃｅ）」と一般に呼ばれる成分など、一般に、エアロゾルを生じることができるエアロゾル前駆体組成物液）、およびエアロゾル吸入のためにエアロゾル送達装置を吸引することを可能にするマウスピースまたは口元領域（例えば、生成されたエアロゾルが吸引によりそこから引き出されることができるように、物品を通る画定された空気流路）の何らかの組合せを備える。

エアロゾル送達装置内の構成要素の位置合わせは可変としてもよい。特定の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、装置の２つの対向する端部の間（例えば、特定の状況では交換可能かつ使い捨て可能または再充填可能なカートリッジのリザーバ内）に配置されてもよい。ただし、他の構成は除外されない。一般に、構成要素は、噴霧アセンブリからのエネルギーがエアロゾル前駆体組成物（ならびにユーザへの送達のために同様に提供されることができる１つ以上の香料、薬剤など）を気化させ、ユーザに送達するためのエアロゾルを形成するように、互いに対して構成される。噴霧アセンブリがエアロゾル前駆体組成物を気化させると、消費者による吸入に適した物理的形態でエアロゾルが形成、放出または生成される。前述の用語は、放出する（ｒｅｌｅａｓｅ）、放出している（ｒｅｌｅａｓｉｎｇ）、放出する（ｒｅｌｅａｓｅｓ）または放出された（ｒｅｌｅａｓｅｄ）への言及が、形成するまたは生成する（ｆｏｒｍ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｅ）、形成するまたは生成している（ｆｏｒｍｉｎｇ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｉｎｇ）、形成するまたは生成する（ｆｏｒｍｓ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｅｓ）および形成されたまたは生成された（ｆｏｒｍｅｄ ｏｒ ｇｅｎｅｒａｔｅｄ）を含むように交換可能であることを意味することに留意すべきである。具体的には、吸入可能な物質は、蒸気もしくはエアロゾルまたはそれらの混合物の形態で放出される。

本開示のエアロゾル送達装置内の構成要素のさらに具体的な形式、構成および配置は、以下に提供されるさらなる開示に照らして明らかになるであろう。さらに、様々なエアロゾル送達装置構成要素の選択および配置は、本開示の背景技術の項で参照される代表的な製品などの市販の電子エアロゾル送達装置を考慮して理解されよう。

図１は、本開示の例示的な実装形態による、カートリッジと制御ユニットとを備えるエアロゾル送達装置を示しており、カートリッジと制御ユニットとは連結構成で示されている。特に、図１は、カートリッジ１０４と制御ユニット１０２とを備えるエアロゾル送達装置１００の斜視概略図を示す。図に示すように、カートリッジ１０４は、制御ユニット１０２と機能的な関係で恒久的にまたは取り外し可能に位置合わせされてもよい。いくつかの実装形態では、例えば、カートリッジおよび制御ユニットは単一の部品を備えてもよいが、他の実装形態（図示される実装形態など）では、それらの間の接続は、例えば、制御ユニットが、使い捨て可能および／または再充填可能とすることができる１つ以上の追加のカートリッジとともに再使用できるように、解放可能であってよい。様々な実装形態では、カートリッジと制御ユニットとを互いに連結するために、様々な異なる係合手段が使用されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、カートリッジおよび制御ユニットは、スナップフィット係合、圧入係合、ねじ係合および磁気係合のうちの１つ以上を介して連結されてもよい。この図および他の図に示される構成要素は、制御ユニットおよび／またはカートリッジ内に存在する可能性がある構成要素の代表であり、本開示に包含される制御ユニットおよび／またはカートリッジ構成要素の範囲を限定することを意図するものではないことに留意されたい。

図２は、エアロゾル送達装置１００の正面断面概略図を示し、図１のカートリッジ１０４および制御ユニット１０２は、分離構成で示されている。様々な実装形態では、エアロゾル送達装置１００は、様々な異なる形状を有してもよい。例えば、いくつかの実装形態（図示される実装形態など）では、エアロゾル送達装置１００は、実質的に棒状または実質的に管状または実質的に円筒状であってよい。ただし、他の実装形態では、他の形状および寸法も可能である（例えば、長方形、長円形、六角形、角柱形、正多角形または不規則な多角形、円盤形、立方体形、多面形など）。さらに他の実装形態では、カートリッジおよび制御ユニットは、異なる形状を有してもよい。

図示される実装形態では、制御ユニット１０２およびカートリッジ１０４は、それらの間の機械的係合を容易にするように適合された構成要素を含む。様々な他の構成が可能であるが、図示される実装形態の制御ユニット１０２は、内部にキャビティ１２５を画定するカプラ１２４を含む。同様に、カートリッジ１０４は、制御ユニット１０２のカプラ１２４と係合するように適合された基部１４０を含む。本開示に従って有用となるようなカプラおよび基部は、Ｎｏｖａｋらの米国特許出願公開第２０１４／０２６１４９５号明細書に記載されており、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

ただし、他の実装形態では、制御ユニットとカートリッジとを連結するために、様々な他の構造、形状および／または構成要素が使用されてもよいことに留意されたい。例えば、いくつかの実装形態では、制御ユニットおよびカートリッジは、例えば、制御本体がカートリッジの少なくとも一部を受け入れるように構成されたチャンバを含む実装形態またはカートリッジが制御ユニットの少なくとも一部を受け入れるように構成されたチャンバを含む実装形態など、干渉または圧入接続を介して互いに連結されてもよい。他の実装形態では、カートリッジおよび制御ユニットは、ねじ接続を介して互いに連結されてもよい。さらに他の実装形態では、カートリッジおよび制御ユニットは、バヨネット接続を介して互いに連結されてもよい。さらに他の実装形態では、カートリッジおよび制御ユニットは、磁気接続を介して互いに連結されてもよい。様々な実装形態では、連結されると、カートリッジ（およびその構成要素）を電池に電気的に接続する、および／または制御ユニットの制御構成要素を介して電気的に接続するために、カートリッジと制御ユニットとの間に電気接続が形成されてもよい。そのような電気接続は、連結機構の１つ以上の構成要素を介して存在してもよい。このように、カートリッジおよび制御ユニット内の対応する電気接点が、電気接続を提供するために連結後に実質的に位置合わせされてもよい。

特定の実装形態では、制御ユニット１０２およびカートリッジ１０４の一方または両方は、使い捨て可能であるか、再使用可能であると称されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、制御ユニットは、交換式電池または充電式電池を有してもよく、したがって、壁面充電器への接続、自動車の充電器（例えば、シガーソケット、ＵＳＢポートなど）への接続、そのいずれかがユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）ケーブルもしくはコネクタ（例えば、ＵＳＢ２．０、３．０、３．１、ＵＳＢタイプＣ）を含んでもよいコンピュータへの接続、ＵＳＢコネクタへの接続（例えば、壁コンセント、電子装置、乗り物などに実装されることができるＵＳＢ２．０、３．０、３．１、ＵＳＢタイプＣ）、光電池（時に太陽電池と呼ばれる）、もしくは太陽電池のソーラーパネルへの接続、誘導無線充電（例えば、Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｐｏｗｅｒ Ｃｏｎｓｏｒｔｉｕｍ（ＷＰＣ）によるＱｉ無線充電規格に準拠した無線充電を含む）を使用する充電器などの無線充電器、または無線周波数（ＲＦ）ベースの充電器、およびＵＳＢコネクタもしくは無線充電器を介して装置を充電するためのモバイル電池などの外部セルのアレイへの接続を含むあらゆる種類の再充電技術と組み合わされてもよい。誘導無線充電システムの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｕｒらの米国特許出願公開第２０１７／０１１２１９６号明細書に記載されている。さらなる実装形態では、電源はまた、キャパシタを備えてもよい。キャパシタは、電池よりも速く放電することができ、吸煙の合間に充電され、電池が比較的低い速度でキャパシタに放電することを可能にすることができる。例えば、電池とは別に、または電池と組み合わせて、スーパーキャパシタ、例えば、電気二重層キャパシタ（ＥＤＬＣ）が使用されてもよい。スーパーキャパシタは、単独で使用される場合、物品の各使用前に再充電されてもよい。したがって、装置はまた、スーパーキャパシタを補充するために使用の合間に喫煙品に取り付けられることができる充電器構成要素を含んでもよい。スーパーキャパシタを含む電源の例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｕｒらの米国特許出願公開第２０１７／０１１２１９１号明細書に記載されている。

図に示すように、制御ユニット１０２は、制御構成要素１０６（例えば、プリント回路基板（ＰＣＢ）、集積回路、メモリ部品、マイクロコントローラなど）、流量センサ１０８、電池１１０および発光ダイオード（ＬＥＤ）１１２を含む制御ユニットハウジング１０１から形成されてもよく、これらの構成要素は、可変に位置合わせされてもよい。いくつかの例示的な種類の電子部品、それらの構造および構成、それらの特徴ならびにそれらの一般的な操作方法は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＧｅｒｔｈらの米国特許第４，７３５，２１７号明細書、Ｂｒｏｏｋｓらの米国特許第４，９４７，８７４号明細書、ＭｃＣａｆｆｅｒｔｙらの米国特許第５，３７２，１４８号明細書、Ｆｌｅｉｓｃｈｈａｕｅｒらの米国特許第６，０４０，５６０号明細書、Ｎｇｕｙｅｎらの米国特許第７，０４０，３１４号明細書およびＰａｎの米国特許第８，２０５，６２２号明細書、Ｆｅｒｎａｎｄｏらの米国特許出願公開第２００９／０２３０１１７号明細書、Ｃｏｌｌｅｔらの米国特許出願公開第２０１４／００６０５５４号明細書およびＡｍｐｏｌｉｎｉらの米国特許出願公開第２０１４／０２７０７２７号明細書ならびにＨｅｎｒｙらの米国特許出願公開第２０１５／０２５７４４５号明細書に記載されている。本開示に適用可能とすることができる電池のいくつかの例は、Ｐｅｃｋｅｒａｒらの米国特許出願公開第２０１０／００２８７６６号明細書に記載されており、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いくつかの実装形態では、ＬＥＤに加えて、またはＬＥＤの代替として、追加のインジケータ（例えば、触覚フィードバック構成要素、音声フィードバック構成要素など）が含まれてもよい。発光ダイオード（ＬＥＤ）構成要素など、視覚的刺激をもたらす構成要素、またはインジケータの追加の代表的な種類ならびにそれらの構成および使用は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｐｒｉｎｋｅｌらの米国特許第５，１５４，１９２号明細書、Ｎｅｗｔｏｎの米国特許第８，４９９，７６６号明細書およびＳｃａｔｔｅｒｄａｙの米国特許第８，５３９，９５９号明細書、Ｇａｌｌｏｗａｙらの米国特許出願公開第２０１５／００２０８２５号明細書ならびにＳｅａｒｓらの米国特許出願公開第２０１５／０２１６２３３号明細書に記載されている。様々な実装形態では、図示された要素のすべてが必要とされるわけではないことを理解されたい。例えば、いくつかの実装形態では、ＬＥＤは、存在しなくても、振動インジケータなどの異なるインジケータに置き換えられてもよい。同様に、流量センサは、例えば、手動で作動される１つ以上のプッシュボタンなどの手動アクチュエータに置き換えられてもよい。

図示される実装形態では、カートリッジ１０４は、液体組成物１４５を収容するように構成された液体リザーバ１４４を画定することができるカートリッジハウジング１０３から形成されてもよい。いくつかの実装形態では、液体リザーバは、カートリッジハウジング（例えば、カートリッジハウジングの成形された特徴を具備するなど）の一部であってよく、他の実装形態では、液体リザーバは、別個の部分を備えてもよい。いくつかの実装形態では、液体リザーバは使い捨て可能であってよい。他の実装形態では、液体リザーバは再充填可能であってよい。様々な実装形態では、液体リザーバ１４４に収容された液体組成物は、エアロゾル前駆体組成物を含んでもよい。液体組成物を支持するための基材、リザーバまたは他の構成要素の種類のいくつかの例が、Ｎｅｗｔｏｎの米国特許第８，５２８，５６９号明細書、Ｃｈａｐｍａｎらの米国特許出願公開第２０１４／０２６１４８７号明細書およびＤａｖｉｓらの米国特許出願公開第２０１４／００５９７８０号明細書ならびにＢｌｅｓｓらの米国特許出願公開第２０１５／０２１６２３２号明細書に記載されており、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。さらに、様々なウィッキング材料ならびに特定の種類の電子タバコ内のウィッキング材料の構成および操作が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｅａｒｓらの米国特許第８，９１０，６４０号明細書に記載されている。

いくつかの実装形態では、リザーバは、さらなる実装形態では少なくとも部分的に透明または半透明であるようなポリマー材料から作製されてもよい。いくつかの実装形態では、そのような材料には、限定する必要はないが、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、非晶質コポリエステル（ＰＥＴＧ）、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、液状シリコーンゴム（ＬＳＲ）、環状オレフィンコポリマー、ポリエチレン（ＰＥ）、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン（ＰＰ）、フッ素化エチレンプロピレン（ＦＥＰ）、スチレンメチルメタクリレート（ＳＭＭＡ）、スチレンアクリロニトリル樹脂（ＳＡＮ）、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢＳ）およびそれらの組合せが含まれてもよい。他の実装形態では、リザーバは、少なくとも部分的に透明または半透明であるような他の材料から作製されてもよい。そのような材料には、例えば、ガラスまたはセラミック材料が含まれてもよい。

いくつかの実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、様々な濃度で存在する可能性があるニコチンを組み込んでもよい。ニコチンの供給源は様々であってよく、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、単一の供給源、または２つ以上の供給源の組合せに由来してもよい。例えば、いくつかの実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、タバコ由来のニコチンを含んでもよい。他の実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、例えばナス科の植物を含む非タバコ植物源などの他の有機植物源に由来するニコチンを含んでもよい。他の実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、合成ニコチンを含んでもよい。いくつかの実装形態では、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、ナス科の他のメンバーなどの非タバコ植物源に由来してもよい。

いくつかの実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、追加的または代替的に、アルコール、他の植物性物質、他の薬用物質を含んでもよく、またはテトラヒドロカンナビノール（ＴＨＣ）、カンナビジオール（ＣＢＤ）もしくは他の有効成分またはそれらの何らかの組合せを含んでもよい。

いくつかの実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、タバコまたはタバコ由来成分を組み込んでもよい。ある点では、タバコは、微粉砕されたか、粉砕されたか、粉末化されたタバコ薄片などのタバコの部分または細片として提供されてもよい。その開示全体が参照により本明細書に組み込まれるＳｅａｒｓらの米国特許出願公開第２０１５／０３３５０７０号明細書に記載されているようなタバコビーズ、ペレットまたは他の固体形態が含まれてもよい。別の点では、タバコは、タバコの水溶性成分の多くを組み込んだ噴霧乾燥抽出物などの抽出物の形態で提供されてもよい。あるいは、タバコ抽出物は、タバコ由来の少量の他の抽出成分も組み込んだ比較的高濃度のニコチン含有抽出物の形態を有してもよい。別の点では、タバコに由来する特定の香味剤などの比較的純粋な形態で、タバコ由来成分が提供されてもよい。ある点では、タバコに由来し、高度に精製された形態または本質的に純粋な形態で使用されることができる成分は、ニコチン（例えば、医薬品グレードのニコチン、ＵＳＰ／ＥＰニコチンなど）である。他の実装形態では、非タバコ材料のみがエアロゾル前駆体組成物を形成することができる。いくつかの実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、タバコ香味または非タバコ香味を有するタバコ抽出ニコチンおよび／またはタバコ香味または非タバコ香味を有する非タバコ抽出ニコチンを含んでもよい。

図示される実装形態では、エアロゾル前駆体組成物または蒸気前駆体組成物または「ｅ－リキッド」とも呼ばれることもある液体組成物は、例えば、多価アルコール（例えば、グリセリン、プロピレングリコールまたはそれらの混合物）、ニコチン、タバコ、タバコ抽出物および／または香料を含む可能性がある様々な成分を含んでもよい。代表的な種類のエアロゾル前駆体成分および配合物もまた、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれるＲｏｂｉｎｓｏｎらの米国特許第７，２１７，３２０号明細書、およびＺｈｅｎｇらの米国特許出願公開第２０１３／０００８４５７号明細書、Ｃｈｏｎｇらの米国特許出願公開第２０１３／０２１３４１７号明細書、Ｃｏｌｌｅｔｔらの米国特許出願公開第２０１４／００６０５５４号明細書、Ｌｉｐｏｗｉｃｚらの米国特許出願公開第２０１５／００２０８２３号明細書およびＫｏｌｌｅｒの米国特許出願公開第２０１５／００２０８３０号明細書、ならびにＢｏｗｅｎらの国際公開第２０１４／１８２７３６号に記載され、特徴付けられている。使用されてもよい他のエアロゾル前駆体には、Ｒ．Ｊ．Ｒｅｙｎｏｌｄｓ Ｖａｐｏｒ Ｃｏｍｐａｎｙ製のＶＵＳＥ（Ｒ）製品、Ｆｏｎｔｅｍ Ｖｅｎｔｕｒｅｓ Ｂ．Ｖ．製のＢＬＵ（ＴＭ）製品、Ｍｉｓｔｉｃ Ｅｃｉｇｓ製のＭＩＳＴＩＣ ＭＥＮＴＨＯＬ製品、Ｎｕ Ｍａｒｋ ＬＬＣ製のＭＡＲＫ ＴＥＮ製品、Ｊｕｕｌ Ｌａｂｓ，Ｉｎｃ．製のＪＵＵＬ製品およびＣＮ Ｃｒｅａｔｉｖｅ Ｌｔｄ．製のＶＹＰＥ製品に組み込まれているエアロゾル前駆体が含まれる。Ｊｏｈｎｓｏｎ Ｃｒｅｅｋ Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅｓ ＬＬＣから入手可能な電子タバコ用のいわゆる「スモークジュース」も望ましい。さらに別の例示的なエアロゾル前駆体組成物は、ＢＬＡＣＫ ＮＯＴＥ、ＣＯＳＭＩＣ ＦＯＧ、ＴＨＥ ＭＩＬＫＭＡＮ Ｅ－ＬＩＱＵＩＤ、ＦＩＶＥ ＰＡＷＮＳ、ＴＨＥ ＶＡＰＯＲ ＣＨＥＦ、ＶＡＰＥ ＷＩＬＤ、ＢＯＯＳＴＥＤ、ＴＨＥ ＳＴＥＡＭ ＦＡＣＴＯＲＹ、ＭＥＣＨ ＳＡＵＣＥ、ＣＡＳＥＹ ＪＯＮＥＳ ＭＡＩＮＬＩＮＥ ＲＥＳＥＲＶＥ、ＭＩＴＴＥＮ ＶＡＰＯＲＳ、ＤＲ．ＣＲＩＭＭＹ’Ｓ Ｖ－ＬＩＱＵＩＤ、ＳＭＩＬＥＹ Ｅ ＬＩＱＵＩＤ、ＢＥＡＮＴＯＷＮ ＶＡＰＯＲ、ＣＵＴＴＷＯＯＤ、ＣＹＣＬＯＰＳ ＶＡＰＯＲ、ＳＩＣＢＯＹ、ＧＯＯＤ ＬＩＦＥ ＶＡＰＯＲ、ＴＥＬＥＯＳ、ＰＩＮＵＰ ＶＡＰＯＲＳ、ＳＰＡＣＥ ＪＡＭ、ＭＴ．ＢＡＫＥＲ ＶＡＰＯＲおよびＪＩＭＭＹ ＴＨＥ ＪＵＩＣＥ ＭＡＮの商標名の下に販売されている。

エアロゾル送達システム内に組み込まれるエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル生成装置が許容可能な感覚および望ましい性能特性を提供するような量である。例えば、多くの点でタバコの煙の出現に似ている目に見える主流エアロゾルを生成するために、十分な量のエアロゾル形成材料（例えば、グリセリンおよび／またはプロピレングリコール）が使用されることが非常に好ましい。エアロゾル生成システム内のエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル生成装置当たりの所望の吸煙の数などの要因に応じて決まってもよい。１つ以上の実施形態では、約１ｍｌ以上、約２ｍｌ以上、約５ｍｌ以上または約１０ｍｌ以上のエアロゾル前駆体組成物が含まれてもよい。

上記の例のいくつかでは、エアロゾル前駆体組成物は、グリセロール系液体を含む。ただし、他の実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は水系液体であってよい。いくつかの実装形態では、水系液体は、約８０％を超える水から構成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、水系液体中の水の割合は、約９０％～約９３％の包括的な範囲内にあってもよい。いくつかの実装形態では、水系液体は、最大約１０％のプロピレングリコールを含んでもよい。例えば、いくつかの実装形態では、水系液体中のプロピレングリコールの割合は、約４％～約５％の包括的な範囲内としてもよい。いくつかの実装形態では、水系液体は、最大約１０％の香料を含んでもよい。例えば、いくつかの実装形態では、水系液体の香料の割合は、約３％～約７％の包括的な範囲内としてもよい。いくつかの実装形態では、水系液体は、最大約１％のニコチンを含んでもよい。例えば、いくつかの実装形態では、水系液体中のニコチンの割合は、約０．１％～約０．３％の包括的な範囲内としてもよい。いくつかの実装形態では、水系液体は、最大約１０％のシクロデキストリンを含んでもよい。例えば、いくつかの実装形態では、水系液体中のシクロデキストリンの割合は、約３％～約５％の包括的な範囲内としてもよい。さらに他の実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、グリセロール系液体と水系液体との組合せであってよい。例えば、いくつかの実装形態は、最大約５０％の水と約２０％未満のグリセロールとを含んでもよい。残りの成分は、プロピレングリコール、香料、ニコチン、シクロデキストリンなどのうちの１つ以上を含んでもよい。好適となることができる水系液体組成物のいくつかの例は、２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６３．２号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６４．０号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６７．３号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６５．７号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８５９．０号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６６．５号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ｇｅｌ ａｎｄ Ｃｒｙｓｔａｌｌｉｎｅ Ｐｏｗｄｅｒ」と題された英国特許第１８１７８６１．６号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓａｂｌｅ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６２．４号明細書；２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓｅｄ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６８．１号明細書；および２０１８年１１月１日に出願され、「Ａｅｒｏｓｏｌｉｓｅｄ Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ」と題された英国特許第１８１７８６０．８号明細書に開示されており、これらの各々は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

上記のように、様々な実装形態では、液体組成物は香料を含んでもよい。いくつかの実装形態では、香料は、液体と予め混合されてもよい。他の実装形態では、香料は、主香味または二次香味として噴霧器から下流に別個に送達されてもよい。さらに他の実装形態は、予め混合された香料を下流の香料と組み合わせてもよい。本明細書で使用される場合、「香料」への言及は、エアロゾル化してユーザに送達されることができる、味および／または芳香に関して感覚的経験を与える化合物または構成要素を指す。例示的な香料には、限定するものではないが、バニリン、エチルバニリン、クリーム、茶、コーヒー、果実（例えば、リンゴ、チェリー、イチゴ、ピーチならびにライム、レモン、マンゴーおよび他のシトラスの香味を含むシトラスの香味）、メープル、メントール、ミント、ペパーミント、スペアミント、ウィンターグリーン、ナツメグ、クローブ、ラベンダー、カルダモン、生姜、蜂蜜、アニス、セージ、ローズマリー、ハイビスカス、ローズヒップ、イエルバマテ、グアユサ、ハニーブッシュ、ルイボス、アマレット、モヒート、イエルバサンタ、チョウセンニンジン、カモミール、ウコン、バコパモニエラ、イチョウ、アシュワガンダ、シナモン、ビャクダン、ジャスミン、カスカリラ、ココア、甘草、ならびに紙巻タバコ、葉巻およびパイプタバコの香料に従来使用される種類および特徴の香料および香味パッケージが含まれる。他の例には、バーレー、オリエンタルタバコ、黄色種タバコなどに由来するか、これらを模倣する香料が挙げられる。高フルクトースコーンシロップなどのシロップも使用されることができる。好適となることができる例示的な植物由来組成物が、ともにＤｕｂｅらの米国特許第９，１０７，４５３号明細書および米国特許出願公開第２０１２／０１５２２６５号明細書に開示されており、これらの開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。そのような追加の成分の選択は、喫煙品に望まれる感覚特性などの要因に基づいて可変であり、本開示は、タバコおよびタバコ関連製品またはタバコ由来製品の当業者に容易に明らかである任意のそのような追加の成分を包含することを意図している。その開示全体が参照により本明細書に組み込まれるＧｕｔｃｈｏのＴｏｂａｃｃｏ Ｆｌａｖｏｒｉｎｇ Ｓｕｂｓｔａｎｃｅｓ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ，Ｎｏｙｅｓ Ｄａｔａ Ｃｏｒｐ．（１９７２）およびＬｅｆｆｉｎｇｗｅｌｌらのＴｏｂａｃｃｏ Ｆｌａｖｏｒｉｎｇ ｆｏｒ Ｓｍｏｋｉｎｇ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ（１９７２）を参照されたい。香料への言及は、上記のような任意の単一の香料に限定されるべきではなく、実際、１つ以上の香料の組合せを表す場合があることに留意されたい。

図２に戻って参照すると、図示される実装形態の液体リザーバ１４４は、噴霧アセンブリ１１５の少なくとも一部と（直接、または１つ以上の追加の構成要素を介して）流体連通してもよい。以下にさらに詳細に説明されるように、いくつかの実装形態では、液体リザーバ１４４は、いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置の本体（例えば、制御ハウジングユニットおよび／またはカートリッジハウジングユニット）に対して回転するように構成されることができる独立した容器（例えば、液体組成物に対して実質的に不透過性の壁から形成された）を備えてもよい。いくつかの実装形態では、液体リザーバの壁は可撓性および／または折畳み可能であってよく、他の実装形態では、液体リザーバの壁は実質的に剛性であってよい。いくつかの実装形態では、液体リザーバは、本明細書に別途記載されている１つ以上の輸送要素を介するなど、液体組成物の通過のために明示的に設けられた任意の特定の開口部または導管を介する以外の液体組成物の通過を防止するために実質的にシールされてもよい。

電気接続部１１６は、噴霧アセンブリ１１５を制御構成要素１０６および／または電池１１０に接続する。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１１５は、カートリッジ１０４の基部１４０に接続され、制御ユニット１０２に組み立てられると、制御構成要素１０６および／または電池１１０への電気接続を提供する。上述したように、噴霧アセンブリ１１５は、電池１１０および／または制御構成要素１０６に電気的に接続されるように構成される。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１１５は、電池１１０および／または制御構成要素１０６によって通電されてもよい（例えば、噴霧アセンブリの構成要素を比較的高い速度で振動させるために）。様々な実装形態では、噴霧アセンブリ１１５は、液体組成物の一部と流体連結されてもよく、その結果、噴霧アセンブリ１１５が、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。様々な実装形態では、噴霧アセンブリは、液体組成物の一部と直接流体連結されるか、液体輸送要素などを介して液体組成物の一部と間接的に流体連結されてもよい。様々な実装形態では、液体輸送要素は、１つの層または複数の層を有してもよく、単一材料または複数の材料から作製されてもよい。様々な実装形態では、液体輸送要素は、任意の形状であってよく、多孔質、半多孔質または非多孔質の吸収材／吸着材であってよい。

例えば、いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、繊維材料（例えば、有機綿、酢酸セルロース、再生セルロース布、ガラス繊維）、ポリマー、絹、粒子、多孔質セラミック（例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア、ＳｉＣ、ＳｉＮ、ＡｌＮなど）、多孔質金属、多孔質炭素、黒鉛、多孔質ガラス、焼結ガラスビーズ、焼結セラミックビーズ、毛細管、多孔質ポリマーなどから作製されてもよい。いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、開放細孔ネットワーク（すなわち、流体が、要素を通る複数の方向に、１つの細孔から別の細孔へ流れることができるように相互接続された複数の細孔）を含む任意の材料としてもよい。細孔は、ナノ細孔、ミクロ細孔、マクロ細孔またはそれらの組合せとしてもよい。本明細書でさらに説明されるように、本開示のいくつかの実装形態は、特に、非繊維輸送要素の使用に関するものとすることができる。そのため、繊維輸送要素は明示的に除外されてもよい。あるいは、繊維輸送要素と非繊維輸送要素との組合せが利用されてもよい。いくつかの実施形態では、液体輸送要素は、毛細管作用による吸い上げに必ずしも依存せずに、アパーチャまたはスロットを通して液体を導くように構成された実質的に中実の非多孔質材料、例えば、ポリマーまたは緻密セラミックまたは金属としてもよい。そのような固体は、多孔質の吸収パッドと組み合わせて使用されてもよい。吸収パッドは、シリカ系繊維、有機綿、レーヨン繊維、酢酸セルロース、再生セルロース布、高多孔質セラミックまたは金属メッシュなどから形成されてもよい。エアロゾル前駆体を支持するためのいくつかの代表的な種類の基材、リザーバまたは他の構成要素は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるＮｅｗｔｏｎの米国特許第８，５２８，５６９号明細書、Ｃｈａｐｍａｎらの米国特許出願公開第２０１４／０２６１４８７号明細書およびＤａｖｉｓらの米国特許出願公開第２０１４／００５９７８０号明細書ならびにＢｌｅｓｓらの米国特許出願公開第２０１５／０２１６２３２号明細書に記載されている。さらに、様々なウィッキング材料ならびに特定の種類の電子タバコ内のウィッキング材料の構成および操作が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｅａｒｓらの米国特許第８，９１０，６４０号明細書に記載されている。いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、多孔質セラミック、多孔質ガラスなどのような多孔質モノリスから部分的にまたは完全に形成されてもよい。本開示の実施形態による使用に適することが可能な例示的なモノリシック材料は、例えば、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれるＤａｖｉｓらの米国特許出願公開第２０１７／０１８８６２６号明細書およびＬａＭｏｔｈｅの米国特許出願公開第２０１４／０１２３９８９号明細書に記載されている。いくつかの実装形態では、多孔質モノリスは、実質的に中実のウィックを形成してもよい。

様々な実装形態では、液体輸送要素の端部は、メッシュプレートに近接して、メッシュプレートとリザーバ内の液体組成物との間に配置されるように構成されてもよく、その結果、液体輸送要素は、リザーバ内に液体がもはや存在しなくてもメッシュプレートが液体組成物と接触するように、リザーバから液体を吸収または吸着する二次リザーバとして機能する。このように、液体輸送要素は、液体組成物と噴霧アセンブリとの間の接触を容易にするように構成される。

いくつかの実装形態では、液体組成物は、噴霧アセンブリの構成要素を通して押し出され、複数のエアロゾル粒子を生成してもよい。同様に、他の実装形態では、噴霧アセンブリの構成要素の振動は、液体組成物内に超音波および／または液体組成物中に表面音響波を生成してもよく、その結果、液体組成物の表面にエアロゾルが形成される。以下にさらに詳細に説明されるように、いくつかの実装形態では、液体組成物は、噴霧アセンブリの構成要素に適用および／または移送されて、エアロゾルを生成してもよい。

図示される実装形態では、制御ユニットハウジング１０１は、吸気口１１８を含み、吸気口は、カプラ１２４に近接したハウジング内に、制御ユニットハウジング１０１内への周囲空気の通過を可能にする開口部を備えてもよく、周囲空気は、その後、カプラ１２４のキャビティ１２５を通過し、最終的に噴霧アセンブリ１１５内またはその周りを通過し、そこで気化されたエアロゾル前駆体組成物と混合されて、ユーザに送達されるエアロゾルを含んでもよい。他の実装形態では、吸気口１１８は、制御ユニットハウジング１０１上にあるか制御ユニットハウジング１０１に隣接していることに限定されないことに留意されたい。例えば、いくつかの実装形態では、吸気口は、カートリッジハウジング１０３（例えば、それが制御ユニット１０２に入らないように）またはエアロゾル送達装置１００の何らかの他の部分を通して形成されてもよい。図示される実装形態では、開口部１２８を含むマウスピース部がカートリッジハウジング１０３内に（例えば、カートリッジ１０４の吸い口端に）存在して、例えば、カートリッジ１０４の吸い口端を吸引するユーザへの送達のために、形成されたエアロゾルをカートリッジ１０４から排出することを可能にしてもよい。

様々な実装形態では、カートリッジ１０４はまた、集積回路、メモリ部品、センサなどを含むことができる少なくとも１つの電子部品１５０を含んでもよいが、そのような部品は含まれる必要はない。そのような部品を含む実装形態では、電子部品１５０は、有線または無線手段によって、制御構成要素１０６および／または外部装置と通信するように適合されてもよい。様々な実装形態では、電子部品１５０は、カートリッジ１０４またはその基部１４０内のどこに配置されてもよい。本開示に適用可能となるような電子部品／制御構成要素のいくつかの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｕｒの米国特許出願公開第２０１９／００１４８１９号明細書に記載されている。図示される実装形態では、制御構成要素１０６および流量センサ１０８は別個に示されているが、いくつかの実装形態では、制御構成要素および流量センサは、空気流量センサが直接取り付けられた電子回路基板として組み合わされてもよいことに留意されたい。いくつかの実施形態では、空気流量センサは、それが取り付けられることができるそれ自体の回路基板または他の基部要素を備えてもよい。いくつかの実施形態では、フレキシブル回路基板が利用されてもよい。フレキシブル回路基板は、実質的に管状の形状を含む様々な形状に構成されてもよい。例えば、プリント回路基板および圧力センサの構成がＷｏｒｍらの米国特許出願公開第２０１５／０２４５６５８号明細書に記載されており、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。追加の種類の感知または検出機構、それらの構造および構成、それらの構成要素ならびにそれらの一般的な操作方法は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｐｒｉｎｋｅｌ，Ｊｒ．の米国特許第５，２６１，４２４号明細書、ＭｃＣａｆｆｅｒｔｙらの米国特許第５，３７２，１４８号明細書およびＦｌｉｃｋのＰＣＴ国際公開第２０１０／００３４８０号に記載されている。

いくつかの実装形態では、ユーザが物品１００を吸引すると、空気流がセンサ１０８によって検出されことができ、噴霧アセンブリ１１５が作動されることができ、これにより、液体組成物を気化させてもよい。上記のように、いくつかの実装形態では、物品１００の吸い口端を吸引すると、周囲空気が吸気口１１８に入り、カプラ１２４内のキャビティ１２５と、基部１４０とを通過する。カートリッジ１０４では、吸引された空気が形成された蒸気と組み合わさって、エアロゾルを形成する。エアロゾルは、噴霧アセンブリ１１５から吹き飛ばされるか、吸入されるか、そうでなければ吸引され、物品１００の吸い口端内の口元開口部１２８から出る。上述したように、他の実装形態では、空気流センサがない場合、噴霧アセンブリ１１５は、プッシュボタン（図示せず）などによって手動で作動されてもよい。さらに、いくつかの実装形態では、吸気は、カートリッジを介して、またはカートリッジと制御ユニットとの間で起こる可能性ある。いくつかの実装形態では、噴霧アセンブリと物品の吸い口端内の開口部との間に１つ以上の構成要素が存在してもよいことに留意されたい。例えば、図示される実装形態では、加熱構成要素１４７が、噴霧アセンブリ１１５の下流に配置される。様々な実装形態では、加熱構成要素は、例えば、１つ以上のコイル加熱構成要素、セラミック加熱構成要素などを含め、生成されたエアロゾルの温度を上昇させるように構成された任意の装置を備えてもよい。

いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置には、１つ以上の入力要素が含まれてもよい（空気流センサ、圧力センサまたは手動プッシュボタンを置き換えるか、補完してもよい）。様々な実装形態では、入力要素は、ユーザが装置の機能を制御し、および／またはユーザに対して情報を出力することを可能にするために含まれてもよい。装置の機能を制御するための入力として、任意の構成要素または構成要素の組合せが利用されてもよい。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＷｏｒｍらの米国特許出願公開第２０１５／０２４５６５８号明細書に記載されているように、１つ以上のプッシュボタンが使用されてもよい。同様に、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、２０１５年３月１０日に出願されたＳｅａｒｓらの米国特許出願番号第１４／６４３，６２６号明細書に記載されているように、タッチスクリーンが使用されてもよい。さらなる例として、エアロゾル送達装置の特定の動きに基づくジェスチャ認識に適合した構成要素が、入力として使用されてもよい。参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＨｅｎｒｙらの米国特許出願公開第２０１６／０１５８７８２号明細書を参照されたい。さらに別の例として、静電容量センサがエアロゾル送達装置に実装されて、静電容量センサが実装されている装置の表面に触れることなどによって、ユーザが入力を提供できるようにしてもよい。

いくつかの実施形態では、入力要素は、スマートフォンまたはタブレットなどのコンピュータまたはコンピューティング装置を備えてもよい。具体的には、エアロゾル送達装置は、ＵＳＢコードまたは類似のプロトコルの使用などを介して、コンピュータまたは他の装置に配線されてもよい。エアロゾル送達装置はまた、無線通信を介して、入力として作用するコンピュータまたは他の装置と通信してもよい。例えば、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれるＡｍｐｏｌｉｎｉらの米国特許出願公開第２０１６／０００７５６１号明細書に記載されているような読み出し要求を介して装置を制御するためのシステムおよび方法を参照されたい。そのような実装形態では、コンピュータまたは他のコンピューティング装置に関連してアプリケーションまたは他のコンピュータプログラムを使用して、エアロゾル送達装置に制御命令を入力してもよく、そのような制御命令は、例えば、ニコチン含有量および／または含まれる追加の香味の含有量を選択することによって、特定の組成のエアロゾルを形成する能力を含む。

本開示のエアロゾル送達システムに組み込まれてもよいさらに他の特徴、制御部または構成要素は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＨａｒｒｉｓらの米国特許第５，９６７，１４８号明細書、Ｗａｔｋｉｎｓらの米国特許第５，９３４，２８９号明細書、Ｃｏｕｎｔｓらの米国特許第５，９５４，９７９号明細書、Ｆｌｅｉｓｃｈｈａｕｅｒらの第６，０４０，５６０号明細書、Ｈｏｎの第８，３６５，７４２号明細書、Ｆｅｒｎａｎｄｏらの第８，４０２，９７６号明細書、Ｆｅｒｎａｎｄｏらの米国特許出願公開第２０１０／０１６３０６３号明細書、Ｔｕｃｋｅｒらの米国特許出願公開第２０１３／０１９２６２３号明細書、Ｌｅｖｅｎらの米国特許出願公開第２０１３／０２９８９０５号明細書、Ｋｉｍらの米国特許出願公開第２０１３／０１８０５５３号明細書、Ｓｅｂａｓｔｉａｎらの米国特許出願公開第２０１４／００００６３８号明細書、Ｎｏｖａｋらの米国特許出願公開第２０１４／０２６１４９５号明細書およびＤｅＰｉａｎｏらの米国特許出願公開第２０１４／０２６１４０８号明細書に記載されている。

様々な実装形態では、噴霧アセンブリは、液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された様々な異なる構成要素または装置を備えてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、噴霧アセンブリは、圧縮空気を利用してエアロゾルを生成するように構成されることができるジェットネブライザアセンブリを備えてもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリは、液体組成物内の超音波の形成を利用してエアロゾルを生成するように構成されることができる超音波アセンブリを含んでもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリは、エアロゾルを生成するために液体組成物内でまたは液体組成物の表面に近接して振動するメッシュプレート（例えば、有孔板）に取り付けられてもよく、および／またはメッシュプレート（例えば、有孔板）を実質的に取り囲むことができる圧電材料（例えば、圧電セラミック材料）を含むことができる振動メッシュアセンブリを備えてもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリは、液体組成物の表面にエアロゾルを生成するために表面波特性を利用することができる表面音響波（ＳＡＷ）アセンブリまたはレーリイ波アセンブリを備えてもよい。本出願の目的では、超音波アセンブリは、液体組成物内に超音波を生成するように構成された任意のアセンブリであってよいことに留意されたい。いくつかの実装形態では、例えば、振動メッシュアセンブリはまた、超音波アセンブリとして動作してもよい。

一実装形態の噴霧アセンブリの一例を図３に示す。特に、図３は、メッシュプレート２１９に取り付けられ、メッシュプレート２１９を実質的に取り囲む圧電リング２１７を備える噴霧アセンブリ２１５を示す。いくつかの実装形態では、追加の構成要素が含まれてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、振動構成要素とは反対側のメッシュプレートの側面に配置された（例えば、メッシュプレートが支持構成要素と振動構成要素との間に挟まれるように）支持構成要素が含まれてもよい。他の構成も可能であるが、いくつかの実装形態では、支持構成要素は支持リングを備えてもよい。様々な実装形態では、支持構成要素は、限定するものではないが、ポリマー材料、金属材料および／またはセラミック材料を含む任意の好適な材料から作製されてもよい。このように、いくつかの実装形態では、支持構成要素は、メッシュプレートの寿命を延ばすことができる。いくつかの実装形態では、支持構成要素は交換可能であってよく、他の実装形態では、支持構成要素はメッシュプレートおよび／または振動構成要素に取り付けられてもよい。いくつかの実装形態では、メッシュプレートと振動構成要素との間に配置された補助構成要素が使用されてもよい。他の構成も可能であるが、いくつかの実装形態では、補助構成要素は補助リングを備えてもよい。様々な実装形態では、補助構成要素は、限定するものではないが、ポリマー材料、金属材料および／またはセラミック材料を含む任意の好適な材料から作製されてもよい。このように、補助構成要素は、構成要素の界面接触を容易にする可能性がある。いくつかの実装形態では、補助構成要素は交換可能であってよく、他の実装形態では、補助構成要素はメッシュプレートおよび／または振動構成要素に取り付けられてもよい。

様々な実装形態では、振動構成要素およびメッシュプレートは、例えば、粘着剤、例えば、エポキシもしくは他の接着剤などを介して構成要素を一緒に取り付けることによって、または超音波溶接、機械的ファスナなどによって、互いに恒久的に取り付けられてもよい。図示される実装形態は圧電リングの形態の振動構成要素を説明しているが、他の実装形態では、振動構成要素はリング状の物体に限定される必要はないことに留意されたい。例えば、いくつかの実装形態では、圧電部品は、長方形、長円形、六角形、三角形および正多角形または不規則な多角形の形状を有してもよい。様々な実装形態では、メッシュプレートは、様々な異なる構成を有してもよい。例えば、いくつかの実装形態では、メッシュプレートは、実質的に平坦な外形を有してもよい。他の実装形態では、メッシュプレートは、液体組成物に対して凹状または凸状とすることができる実質的にドーム状の形状を有してもよい。他の実装形態では、メッシュプレートは、実質的に平坦な部分とドーム状部分とを含んでもよい。様々な実装形態では、メッシュプレートは、様々な異なる材料から作製されてもよい。いくつかの実装形態では、メッシュプレートは、限定するものではないが、ステンレス鋼、パラジウム－ニッケルまたはチタンなどの金属材料から作製されてもよい。他の実装形態では、メッシュプレートは、例えばポリイミドポリマーなどのポリマー材料から作製されてもよい。さらに他の実装形態では、メッシュプレートは、材料の組合せから作製されてもよい。

様々な実装形態では、噴霧アセンブリの構造を変えてもよい。例えば、図４Ａ～図４Ｆは、様々な噴霧アセンブリの例示的な実装形態を示す。特に、図４Ａは、メッシュプレート２１９Ａに取り付けられ、メッシュプレート２１９Ａを実質的に取り囲む圧電リング２１７Ａを備える噴霧アセンブリを示す。図４Ｂは、圧電リング２１７Ａの２つの部分の間に挟まれたメッシュプレート２１９Ａを備える噴霧アセンブリを示す。図４Ｃは、メッシュプレート２１９Ｃに取り付けられ、メッシュプレート２１９Ｃを実質的に取り囲む圧電リング２１７Ｃを含む噴霧アセンブリを示し、メッシュプレート２１９Ｃの少なくとも一部は湾曲している。図４Ｄは、圧電リング２１７Ｄの２つの部分の間に挟まれたメッシュプレート２１９Ｄを備える噴霧アセンブリを示し、メッシュプレート２１９Ｄの少なくとも一部は湾曲している。図４Ｅは、メッシュプレート２１９Ｅの一方の側に取り付けられ、メッシュプレート２１９Ｅの一方の側を実質的に取り囲む圧電リング２１７Ｅを備える噴霧アセンブリを示し、メッシュプレート２１９Ｅの他方の側は、それを実質的に取り囲み、それに取り付けられた金属リング２２１Ｅを含む。図４Ｆは、メッシュプレート２１９Ｆを備える噴霧アセンブリを示し、メッシュプレート２１９Ｆの一方の側は、それを実質的に取り囲み、それに取り付けられた金属リング２２１Ｆを含み、メッシュプレート２１９Ｆおよび金属リング２２１Ｆは、圧電リング２１７Ｆの２つの部分の間に挟まれている。

図３に戻って参照すると、メッシュプレート２１９は、複数の穿孔を含む。いくつかの実装形態では、穿孔は、プレートの表面の円形開口部によって画定されてもよい。他の実装形態では、穿孔は、プレートの表面の非円形開口部、例えば、長円形、長方形、三角形または正多角形もしくは不規則な多角形の開口部などによって画定されてもよい。様々な実装形態では、穿孔は、限定するものではないが、レーザ（例えば、フェムト秒レーザ）を介して、または電気めっき（例えば、リソグラフィ）を介して、または高もしくは低エネルギーイオンもしくは電子ビームの使用を介して、を含む様々な異なる方法を使用して作成されてもよい。様々な実装形態では、穿孔によってプレートを貫通して画定される形状を変えててもよい。例えば、いくつかの実装形態では、穿孔によってプレートを貫通して画定される形状は、実質的に円筒形であってよい。他の実装形態では、穿孔によってプレートを貫通して画定される形状は、実質的に円錐形であってよい（例えば、プレートの一方の表面上の小さい方の開口部と、プレートの反対側の表面上の大きい方の開口部とを画定する円錐台形状を有する）。他の実装形態では、穿孔によってプレートを貫通して画定される形状は、四角形または角錐であってよい。いくつかの実装形態では、実質的に円錐形の形状は、液体組成物を噴霧する際のメッシュの性能を高めることができると考えられる。メッシュプレートの任意の向きが使用されてもよいが、プレートを貫通する実質的に円錐形の形状を画定する穿孔を有するいくつかの実装形態では、大きい方の開口部が液体組成物の表面に近接して配置されてもよく、小さい方の開口部がエアロゾル出口領域を画定してもよい。実質的に円錐形の形状を画定する穿孔を有するいくつかの実装形態では、小さい方の開口部は、約１ミクロン～最大約１０ミクロンの包括的な範囲のサイズを有してもよく、平均サイズは約２ミクロン～約５ミクロンである。他の実装形態では、小さい方の開口部は、約数百ナノメートル～最大約４ミクロンの包括的な範囲のサイズを有してもよく、平均サイズは約２ミクロン～約３．１ミクロンである。他の実装形態では、小さい方の開口部は、約数百ナノメートル～約２ミクロンの包括的な範囲のサイズを有してもよく、平均サイズは約１ミクロンである。いくつかの実装形態では、大きい方の開口部は、約１０ミクロン～約６０ミクロンの包括的な範囲のサイズを有してもよく、平均サイズは約２０ミクロン～約３０ミクロンである。他の実装形態では、大きい方の開口部は、約５ミクロン～約２０ミクロンの包括的な範囲のサイズを有してもよく、平均サイズは約１０ミクロンである。いくつかの実装形態では、穿孔のサイズは、プレートの穿孔部分にわたって実質的に均一であってよい。ただし、他の実装形態では、穿孔のサイズを変えてもよい。このように、形成されたエアロゾルは、異なるサイズのエアロゾル液滴を有してもよい。例えば、いくつかの実装形態では、穿孔は、プレートの一部では比較的大きく、プレートの別の部分では比較的小さくてよい。そのような部分は、例えば、プレートの中心およびプレートの周囲を含むか、プレートの中心から半径方向に延在する交互のリングを含んでもよい。

様々な実装形態では、メッシュプレートは、任意の数の穿孔を有してもよい。いくつかの実装形態では、例えば、メッシュプレートの穿孔の数は、約２００～約６，０００の包括的な範囲内にあってよく、穿孔の平均数は、約１，１００～約２，５００である。他の実装形態では、メッシュプレートの穿孔の数は、約４００～約１，０００の包括的な範囲内にあってよい。様々な実装形態では、圧電リングの厚さおよびメッシュプレートの厚さを変えてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、メッシュプレートの厚さは、数ミクロン～数ミリメートルの範囲内にあってよい。様々な実装形態では、メッシュプレートの全径を変えてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、メッシュプレートの全径は、約数ミリメートル～約３０ミリメートルの包括的な範囲内にあってよい。いくつかの実装形態では、圧電リングの外径は、メッシュプレートの全径よりも大きくてよい。他の実装形態では、外径は、メッシュプレートの全径と実質的に同じサイズであってよい。様々な実装形態では、穿孔領域の直径は、メッシュプレートの全径よりも小さくてよい。例えば、いくつかの実装形態では、穿孔領域の直径は、約１ミリメートル～約２０ミリメートルの包括的な範囲内にあってよく、平均は約４ミリメートル～約１２ミリメートルである。いくつかの実装形態では、圧電リングの内径は、メッシュプレートの穿孔領域の直径よりも大きくてよい。他の実装形態では、圧電リングの内径は、メッシュプレートの穿孔領域の直径と実質的に同じであってよいか、それよりも小さくてよい。いくつかの実装形態では、圧電リングの厚さは、数百ミクロン～数十ミリメートルの包括的な範囲内にあってよい。例えば、いくつかの実装形態では、圧電リングの厚さは、１ミリメートル未満であってよい。

様々な実装形態では、圧電リングは、圧電セラミック材料から作製されてもよい。一般に、圧電セラミック材料は、圧電特性（例えば、強誘電特性）を有し、電気刺激にさらされた際にわずかに（例えば、１～２ミクロン）形状を変化させるように構成される。これは、圧電セラミック材料の結晶構造の変化（例えば、斜方晶系から立方体、または六方晶系から立方体など）に起因して生じる。圧電セラミックリングに関して、形状のそのような変化は、内部歪みをもたらすため、ディスクが収縮し、その結果、その剛性構造に起因してディスクが屈曲する。リングはメッシュプレートに取り付けられているため、リングの屈曲はメッシュ材料に伝達される。電流が圧電リングから切断されると、リングおよびメッシュプレートは元の形状および位置に戻る。したがって、形状および位置の連続的な変化は、振動源として使用可能な揺動運動をもたらす。様々な実装形態では、圧電リングの周波数は、数Ｈｚ～数ＭＨｚの範囲内にあってよい。例えば、いくつかの実装形態では、圧電リングの周波数は、約５０ＫＨｚ～約１５０ＫＨｚの包括的な範囲内にあり、平均は、一実装形態では約１１０ＫＨｚ、別の実装形態では約１１３ＫＨｚ、別の実装形態では約１１７ＫＨｚ、別の実装形態では約１３０ＫＨｚ、別の実装形態では約１５０ＫＨｚ、別の実装形態では約１７０ＫＨｚ、別の実装形態では約２５０ＫＨｚである。他の実装形態では、圧電リングの周波数は、約１ＭＨｚ～約５ＭＨｚの包括的な範囲内にあり、平均は約３ＭＨｚ～約３．５ＭＨｚである。

本開示の様々な実装形態では、天然材料または合成材料を含む様々な異なる圧電材料が可能である。天然圧電材料のいくつかの非限定的な例には、例えば、石英、ベルリナイト（ＡｌＰＯ_４）、スクロース、ロッシェル塩、トパーズ、トルマリン族鉱物、チタン酸鉛（ＰｂＴｉＯ_３）およびコラーゲンが挙げられる。合成材料のいくつかの非限定的な例には、例えば、（Ｌａ_３Ｇａ_５ＳｉＯ_１４）、リン酸ガリウム、オルトリン酸ガリウム（ＧａＰＯ_４）、ニオブ酸リチウム（ＬｉＮｂＯ_３）、タンタル酸リチウム（ＬｉＴａＯ_３）、ＡｌＮ、ＺｎＯ、チタン酸バリウム（ＢａＴｉＯ_３）、チタン酸ジルコニウム酸鉛（Ｐｂ［Ｚｒ_ｘＴｉ_１－ｘ］Ｏ_３）（別名、ＰＺＴ）、ニオブ酸カリウム（ＫＮｂＯ_３）、タングステン酸ナトリウム（Ｎａ_２ＷＯ_３）、Ｂａ_２ＮａＮｂ_５Ｏ_５、Ｐｂ_２ＫＮｂ_５Ｏ_１５、酸化亜鉛（ＺｎＯ）、ニオブ酸カリウムナトリウム（（Ｋ，Ｎａ）ＮｂＯ_３）（別名ＮＫＮ）、ビスマスフェライト（ＢｉＦｅＯ_３）、ニオブ酸ナトリウムＮａＮｂＯ_３、チタン酸バリウム（ＢａＴｉＯ_３）、チタン酸ビスマスＢｉ_４Ｔｉ_３Ｏ_１２、チタン酸ナトリウムおよびチタン酸ビスマスナトリウムＮａＢｉ（ＴｉＯ_３）_２が挙げられる。他の実装形態では、限定するものではないが、ポリフッ化ビニリデン（ＰＶＤＦ）を含め、圧電特性を示すポリマーが使用されてもよい。

様々な実装形態では、噴霧アセンブリ２１５のメッシュプレート２１９は、液体組成物の少なくとも一部と接触していてもよく、および／または液体組成物の少なくとも一部に近接していてもよく、および／または液体組成物の少なくとも一部を（例えば、送達機構を介して）受け入れてもよい。このように、プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。特に、液体組成物は、複数の穿孔を通して押し出され、複数のエアロゾル粒子を生成する。同様に、例えば、メッシュプレートが液体組成物に浸漬される実装形態などの他の実装形態では、プレートの振動が液体組成物内に超音波を生成し、その結果、液体組成物の表面にエアロゾルが形成される。以下にさらに詳細に説明されるように、他の実装形態では、液体組成物は、噴霧アセンブリに適用および／または移送されて、エアロゾルを生成してもよい。

一実装形態の噴霧アセンブリの別の例を図５に示す。特に、図５は、メッシュプレート３１９に取り付けられ、メッシュプレート３１９を実質的に取り囲む圧電リング３１７を備える噴霧アセンブリ３１５を示す。図に示すように、噴霧アセンブリ３１５は、液体組成物３４５を収容するリザーバ３４４の一端に近接して配置される。図示される実装形態のメッシュプレート３１９は、２つの部分、実質的に平坦な外側部分３１９Ａと、ドーム状の内側部分３１９Ｂとを含む。図示される実装形態では、メッシュプレート３１９の内側ドーム状部分３１９Ｂは、液体組成物３４５と相互作用するように構成され、リザーバ３４４（および液体組成物３４５）に対して凸状の構成を有する。図示される実装形態では、メッシュプレート３１９は、実質的に円錐形の形状を有する複数の穿孔３６０を含む。特に、複数の穿孔３６０は、液体組成物３４５との界面に近接して配置されるように構成された大きい方の端部３６０Ａと、形成されたエアロゾルが通過する小さい方の端部３６０Ｂとを含む。

様々な実装形態では、液体組成物と噴霧アセンブリとの間の接触を容易にする（例えば、接触を維持または促進する）ことが有利となる可能性がある。大筋では、図６は、本開示の例示的な実装形態による、液体組成物４４５を収容するリザーバ４４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ４１５の側面概略図を示し、図７は、噴霧アセンブリ４１５を収容するリザーバ４４４の一部の斜視概略図を示す（説明を明確にするために液体組成物は除去されている）。図示される実装形態では、リザーバ４４４は、実質的に中空の球形を有する。ただし、他の実装形態では、例えば、実質的に中空の円筒形状、実質的に中空の角柱形状、実質的に中空の直方体形状、または液体組成物を収容するように構成された任意の他の形状を含む他の形状も可能である。リザーバの形状にかかわらず、様々な実装形態では、リザーバは、エアロゾル送達装置のハウジング内の様々な位置に配置されてもよい。

いくつかの実装形態では、リザーバは、さらなる実装形態では少なくとも部分的に透明または半透明とすることができるポリマー材料から作製されてもよい。いくつかの実装形態では、そのような材料には、限定する必要はないが、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、非晶質コポリエステル（ＰＥＴＧ）、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、液状シリコーンゴム（ＬＳＲ）、環状オレフィンコポリマー、ポリエチレン（ＰＥ）、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン（ＰＰ）、フッ素化エチレンプロピレン（ＦＥＰ）、スチレンメチルメタクリレート（ＳＭＭＡ）、スチレンアクリロニトリル樹脂（ＳＡＮ）、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢＳ）およびそれらの組合せが含まれてもよい。他の実装形態では、リザーバは、少なくとも部分的に透明または半透明とすることができる他の材料から作製されてもよい。そのような材料には、例えば、ガラスまたはセラミック材料が含まれてもよい。

図示される実装形態では、リザーバ４４４は、その上端に近接した開口部４４６を含む。様々な実装形態では、開口部４４６は、リザーバ４４４に液体組成物４４５を充填するために使用されてもよい。図示される実装形態では、開口部４４６は、リザーバ蓋４４８によって覆われてもよく、いくつかの実装形態では、形成されたエアロゾルがリザーバから出ることを可能にするように、複数の開口部を含んでもよく、および／または実質的にガス透過性であってよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリはリザーバ内の他の位置に配置されてもよいが、図示されるアセンブリの噴霧アセンブリ４１５は、その底部に近接してリザーバ４４４の開口部４４６の反対側に配置されている。図示される実装形態では、リザーバ４４４はまた、噴霧アセンブリ４１５まで延在し、噴霧アセンブリ４１５を制御構成要素および／または電池に電気的に接続する（直接的に、または１つ以上の追加の構成要素を介して間接的に）電気接続部４１６を含む。様々な実装形態では、電気接続部４１６は、リザーバ４４４の内側および／または外側に延在してもよい。

様々な実装形態では、本開示のリザーバは、エアロゾル送達装置の位置に対して自由にまたは他の方法で、例えば、能動的制御を介して回転するように構成されてもよい。図に示すように、図示される実装形態のリザーバ４４４は、エアロゾル送達装置（図示せず）に取り付けられた一対の回転要素４５２を介して、１つの軸（軸４５０）の周りを回転するように構成される。様々な実装形態では、回転要素４５２は、カートリッジハウジングもしくは制御ユニットハウジング、またはリザーバがそれに対して回転することを可能にする、エアロゾル送達装置の任意の他の構成要素に取り付けられてもよい。様々な実装形態では、回転要素は、例えば、軸受要素、対応する戻止めまたは孔内で回転するように構成されたピンなどを含め、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするように構成された様々な異なる構成要素を備えてもよい。いくつかの実装形態では、回転要素４５２は、電気接続部４１６と電池および／または制御構成要素との間の電気接続を容易にしてもよい。

様々な実装形態では、図示される実装形態のリザーバ４４４の回転は、エアロゾル送達装置の位置とは無関係に、液体組成物４４５と噴霧アセンブリ４１５との間の接触を容易にするように構成される。液体組成物４４５と図示される実装形態の噴霧アセンブリ４１５との間の接触を容易にするために、図示される実装形態のリザーバ４４４の下端（例えば、噴霧アセンブリ４１５に近接するリザーバ４４４の部分）は、上端と比較して加重される。様々な実装形態では、リザーバの加重は、様々な異なる方法で達成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、液体組成物自体が、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供してもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリが、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供してもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリに近接してリザーバに重量が加えられて、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にしてもよい。さらに他の実装形態では、リザーバ自体が、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供するように構成されてもよい（例えば、噴霧アセンブリに近接して追加の材料を提供することなどによって）。いくつかの実装形態では、リザーバは、エアロゾル送達装置に対して能動的に回転するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、リザーバは、例えば、電磁手段を使用して、エアロゾル送達装置の位置に対して能動的に回転されてもよい。そのような実装形態は、作動液の存在下で別の部分（例えば、別の実質的に球形の部分内で回転するように構成された実質的に球形のリザーバ）内で回転するように構成されたリザーバを含んでもよい。

本開示の例示的な実装形態によるリザーバ構成のいくつかの追加の例が図８Ａ～図８Ｃに示されており、図８Ａ～図８Ｃは、様々なエアロゾル送達装置のリザーバおよび噴霧アセンブリの一部の一連の上部概略図を示している。特に、図８Ａは、回転要素５５２を介して軸５５０の周りを回転するように構成された実質的に円筒形のリザーバ５４４（その下端に近接して配置された噴霧アセンブリ５１５を含む）を示すが、他の実装形態では、リザーバは任意の形状を有してもよい。図８Ｂは、回転要素６５２を介して軸６５０の周りを回転するように構成された実質的に直方体のリザーバ６４４（その下端に近接して配置された噴霧アセンブリ６１５を含む）を示すが、他の実装形態では、リザーバは任意の形状を有してもよい。また、図８Ｃは、回転要素７５２を介して軸７５０の周りを回転するように構成された実質的に円筒形のリザーバ７４４（その下端に近接して配置された噴霧アセンブリ７１５を含む）を有する実質的に長円形のエアロゾル送達装置７００を示す。図８Ｃでは、リザーバ７４４は、それを通してエアロゾルがユーザに送達される、エアロゾル送達装置の開口部７２８に最も近いエアロゾル送達装置７００の側面に近接して配置されている。エアロゾル送達装置をそのように形成し、マウスピース部の開口部７２８をこの位置に配置することによって、図示される実装形態のリザーバ７４４は、エアロゾル送達装置の位置とは無関係に、軸７５０を中心としたリザーバ７４４の回転を介して、リザーバ７４４内の液体組成物と噴霧アセンブリ７１５との間の接触を容易にすることができる。

いくつかの実装形態では、本開示のエアロゾル送達装置は、別個のカートリッジおよび制御ユニット構成要素を備えてもよく、リザーバは再充填可能であってもなくてもよく、他の実装形態では、本開示のエアロゾル送達装置は単一本体を備えてもよく、リザーバは再充填可能であってもなくてもよいことに留意されたい。例えば、図９は、本開示の別の例示的な実装形態によるエアロゾル送達装置を示す。特に、図９は、エアロゾル送達装置８００の斜視概略図を示す。図に示すように、エアロゾル送達装置８００は、別個のカートリッジおよび制御ユニットを含まず、むしろ、それらの構成要素は、共通のハウジング８０５を有する単一本体に組み合わされる。図に示すように、ハウジング８０５は、開口部８２８を有するマウスピース部を含む。図示される実装形態のエアロゾル送達装置８００はまた、実質的に球形の形状を有するリザーバ８４４を含む。図示される実装形態では、リザーバ８４４は、その上端に近接した開口部８４６を含む。様々な実装形態では、開口部８４６は、リザーバ８４４に液体組成物を充填するために使用されてもよい。図示される実装形態では、開口部８４６は、リザーバ蓋８４８によって覆われてもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリはリザーバ内の他の位置に配置されてもよいが、図示されるアセンブリの噴霧アセンブリ８１５は、その底部に近接してリザーバ８４４の開口部８４６の反対側に配置されている。図示される実装形態では、リザーバ８４４はまた、噴霧アセンブリ８１５を（直接的に、または１つ以上の追加の構成要素を介して間接的に）制御構成要素および／または電池に接続する電気接続部（図示せず）を含む。様々な実装形態では、電気接続部は、リザーバ８４４の内側および／または外側に延在してもよい。いくつかの実装形態では、回転要素８５２は、噴霧アセンブリ８１５と電池および／または制御構成要素との間の電気接続を容易にしてもよい。

様々な実装形態では、本開示のリザーバは、エアロゾル送達装置の位置に対して自由にまたは他の方法で、例えば、能動的制御を介して回転するように構成されてもよい。図に示すように、図示される実装形態のリザーバ８４４は、エアロゾル送達装置８００に取り付けられた一対の回転要素８５２を介して、１つの軸（軸８５０）の周りを回転するように構成される。様々な実装形態では、回転要素８５２は、ハウジング８０５、またはリザーバがそれに対して回転することを可能にする、エアロゾル送達装置の任意の構成要素に取り付けられてもよい。様々な実装形態では、回転要素は、例えば、軸受要素、対応する戻止めまたは孔内で回転するように構成されたピンなどを含め、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするように構成された様々な異なる構成要素を備えてもよい。

様々な実装形態では、図示される実装形態のリザーバ８４４の回転は、エアロゾル送達装置の位置とは無関係に、液体組成物と噴霧アセンブリ８１５との間の接触を容易にするように構成される。液体組成物と図示される実装形態の噴霧アセンブリ８１５との間の接触を容易にするために、図示される実装形態のリザーバ８４４の下端（例えば、噴霧アセンブリ８１５に近接するリザーバ８４４の部分）は、上端と比較して加重される。様々な実装形態では、リザーバの加重は、様々な異なる方法で達成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、液体組成物自体が、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供してもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリが、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供してもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリに近接してリザーバに重量が加えられて、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にしてもよい。さらに他の実装形態では、リザーバ自体が、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供するように構成されてもよい（例えば、噴霧アセンブリに近接して追加の材料を提供することなどによって）。いくつかの実装形態では、リザーバは、エアロゾル送達装置に対して能動的に回転するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、リザーバは、例えば、電磁構成要素を使用して、エアロゾル送達装置の位置に対して能動的に回転されてもよい。そのような実装形態は、作動液の存在下で別の部分（例えば、別の実質的に球形の部分内で回転するように構成された実質的に球形のリザーバ）内で回転するように構成されたリザーバを含んでもよい。

いくつかの実装形態では、リザーバの回転は、エアロゾル送達装置に対する１つの軸を中心とした回転によって起きてもよく、他の実装形態では、リザーバの回転は、エアロゾル送達装置に対する２つの軸を中心として起きてもよい。そのような実装形態の概略例を図１０に示す。特に、図１０は、本開示の別の例示的な実装形態による、エアロゾル送達装置のリザーバ９４４および噴霧アセンブリ９１５の一部の上部断面概略図を示す。他の実装形態では、噴霧アセンブリはリザーバ内の他の位置に配置されてもよいが、図示されるアセンブリの噴霧アセンブリ９１５は、リザーバ９４４の底部に近接して配置されている。図示される実装形態では、リザーバ９４４はまた、噴霧アセンブリ９１５を（直接的に、または１つ以上の追加の構成要素を介して間接的に）制御構成要素および／または電池に接続する電気接続部（図示せず）を含む。様々な実装形態では、電気接続部は、リザーバ９４４の内側および／または外側に延在してもよい。いくつかの実装形態では、回転要素は、噴霧アセンブリ８１５と電池および／または制御構成要素との間の電気接続を容易にしてもよい。

様々な実装形態では、本開示のリザーバは、エアロゾル送達装置の位置に対して自由にまたは他の方法で（例えば、能動的制御を介して）回転するように構成されてもよい。図に示すように、図１０の実装形態は、一対の第１の回転要素９５２Ａを介して第１の軸（軸９５０Ａ）を中心にエアロゾル送達装置のハウジング９０５に対して回転するように構成された中間フレーム９６０を含む。様々な実装形態では、第１の回転要素９５２Ａは、ハウジング９０５、または中間フレーム９６０がそれに対して回転することを可能にする、エアロゾル送達装置の任意の構成要素に取り付けられてもよい。様々な実装形態では、第１の回転要素は、例えば、軸受要素、対応する戻止めまたは孔内で回転するように構成されたピンなどを含め、エアロゾル送達装置に対する中間フレームの回転を可能にするように構成された様々な異なる構成要素を備えてもよい。

さらに、図示される実装形態では、リザーバ９４４は、一対の第２の回転要素９５２Ｂを介して第２の軸（軸９５０Ｂ）を中心に中間フレーム９６０に対して回転するように構成される。図示される実装形態では、第２の軸９５０Ｂは、第１の軸９５０Ａに対して実質的に垂直である。様々な実装形態では、第２の回転要素は、例えば、軸受要素、対応する戻止めまたは孔内で回転するように構成されたピンなどを含め、エアロゾル送達装置に対する中間フレームの回転を可能にするように構成された、様々な異なる構成要素を備えてもよい。様々な実装形態では、第２の回転要素は、第１の回転要素と同じであっても異なっていてもよい。図示される実装形態では、リザーバ９４４は、実質的に中空の球形を有する。ただし、他の実装形態では、例えば、実質的に中空の円筒形状、実質的に中空の角柱形状、実質的に中空の直方体形状、または液体組成物を収容するように構成された任意の他の形状を含む他の形状も可能である。リザーバの形状にかかわらず、様々な実装形態では、リザーバは、エアロゾル送達装置のハウジング内の様々な位置に配置されてもよい。

様々な実装形態では、図示される実装形態のリザーバ９４４の回転は、エアロゾル送達装置の位置とは無関係に、液体組成物と噴霧アセンブリ９１５との間の接触を容易にするように構成される。液体組成物と図示される実装形態の噴霧アセンブリ９１５との間の接触を容易にするために、図示される実装形態のリザーバ９４４の下端（例えば、噴霧アセンブリ９１５に近接するリザーバ９４４の部分）は、上端と比較して加重される。様々な実装形態では、リザーバの加重は、様々な異なる方法で達成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、液体組成物自体が、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供してもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリが、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供してもよい。他の実装形態では、噴霧アセンブリに近接してリザーバに荷重が加えられて、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にしてもよい。さらに他の実装形態では、リザーバ自体が、エアロゾル送達装置に対するリザーバの回転を可能にするのに十分な重量を提供するように構成されてもよい（例えば、噴霧アセンブリに近接して追加の材料を提供することなどによって）。いくつかの実装形態では、リザーバは、エアロゾル送達装置に対して能動的に回転するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、リザーバは、例えば、電磁手段を使用して、エアロゾル送達装置の位置に対して能動的に回転されてもよい。そのような実装形態は、作動液の存在下で別の部分（例えば、別の実質的に球形の部分内で回転するように構成された実質的に球形のリザーバ）内で回転するように構成されたリザーバを含んでもよい。

本開示の別の実装形態を図１１に示す。特に、図１１は、本開示の別の例示的な実装形態による、液体組成物（図示せず）を保持するように構成されたリザーバ１０４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１０１５の側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１０４４および噴霧アセンブリ１０１５は、エアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１０１５は、メッシュプレート１０１９に取り付けられ、メッシュプレート１０１９を実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１０１７を含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１０１５をエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１０１５は、メッシュプレート１０１９を比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１０１５は、液体組成物とメッシュプレート１０１９との間で、メッシュプレート１０１９に近接して配置された有孔ゲート１０６２をさらに含む。図示される実装形態では、有孔ゲート１０６２は、メッシュプレート１０１９と有孔ゲート１０６２との間に小さいチャンバ１０６４が画定されるように、メッシュプレート１０１９に対して実質的に平行である。様々な実装形態では、有孔ゲート１０６２は、液体組成物が通過することを可能にするように構成された複数の開口部１０６６を画定する。図示される実装形態では、開口部１０６６は、リザーバ１０４４から、メッシュプレート１０１９と有孔ゲート１０６２との間の小さいチャンバ１０６４への液体組成物の通過を容易にするように構成される。

図に示すように、図示される実装形態の開口部１０６６の各々は、円錐台形状（詳細を参照）を有し、開口部の小さい端部は、メッシュプレート１０１９に最も近い。このように、開口部１０６６は、液体組成物が有孔ゲート１０６２を通ってチャンバ１０６４内に一方向に通過することができ、有孔ゲート１０６２を通って反対方向に戻ることが阻止される一方向弁と同様に作用することができる。他の実装形態では、開口部は他の構成および／または他の形状を有してもよいことに留意されたい。例えば、他の実装形態では、複数の開口部は、四角形、角錐または円筒形状を有してもよい。いくつかの実装形態では、有孔ゲート１０６２の少なくとも一部は、１つ以上のコーティング材料を含んでもよい。例えば、図示される実装形態では、チャンバ１０６４に最も近い有孔ゲート１０６２の側面は、疎水性／疎油性コーティングを含む。リザーバ１０４４および噴霧アセンブリ１０１５の構成のために、図示される実装形態は、様々な角度および向きでエアロゾル送達装置の使用を可能にする。

本開示の別の実装形態を図１２に示す。特に、図１２は、本開示の別の例示的な実装形態による、液体組成物（図示せず）を保持するように構成されたリザーバ１１４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１１１５の側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１１４４および噴霧アセンブリ１１１５は、エアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１１１５は、メッシュプレート１１１９に取り付けられ、メッシュプレート１１１９を実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１１１７を含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１１１５をエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１１１５は、メッシュプレート１１１９を比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態は、その一端がメッシュプレート１１１９に近接して配置される液体輸送要素１１６８をさらに含む。図示される実装形態では、液体輸送要素１１６８は、リザーバ１１４４内の液体組成物とメッシュプレート１１１９との間に配置される。いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、リザーバの一部または実質的に全部を占めてもよい。様々な実装形態では、液体輸送要素は、１つの層または複数の層を有してもよく、単一材料または複数の材料から作製されてもよい。様々な実装形態では、液体輸送要素は、任意の形状であってよく、多孔質、半多孔質または非多孔質の吸収材／吸着材であってよい。他の実装形態では、第１の液体輸送要素と液体リザーバとの間に配置された第２の液体輸送要素が存在してもよく、第２の液体輸送要素は、液体リザーバから第１の液体輸送要素に液体を移送するように構成される。このように、第１の液体輸送要素は、液体リザーバ内の液体と直接接触していなくてもよい。様々な実装形態では、第２の液体輸送要素は、第１の液体輸送要素と同じ材料または異なる材料から作製されてもよく、第１の液体輸送要素の形状と同じまたは異なる形状を有してもよい。

例えば、いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、繊維材料（例えば、有機綿、酢酸セルロース、再生セルロース布、ガラス繊維）、ポリマー、絹、粒子、多孔質セラミック（例えば、アルミナ、シリカ、ジルコニア、ＳｉＣ、ＳｉＮ、ＡｌＮなど）、多孔質金属、多孔質炭素、黒鉛、多孔質ガラス、焼結ガラスビーズ、焼結セラミックビーズ、毛細管、多孔質ポリマーなどから作製されてもよい。いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、開放細孔ネットワーク（すなわち、流体が、要素を通る複数の方向に、１つの細孔から別の細孔へ流れることができるように相互接続された複数の細孔）を含む任意の材料としてもよい。細孔は、ナノ細孔、ミクロ細孔、マクロ細孔またはそれらの組合せとすることができる。本明細書でさらに説明されるように、本開示のいくつかの実装形態は、特に、非繊維輸送要素の使用に関するものとなり得る。そのため、繊維輸送要素は明示的に除外されてもよい。あるいは、繊維輸送要素と非繊維輸送要素との組合せが利用されてもよい。いくつかの実施形態では、液体輸送要素は、毛細管作用による吸い上げに必ずしも依存せずに、開口部またはスロットを通して液体を導くように構成された実質的に中実の非多孔質材料、例えば、ポリマーまたは緻密セラミックまたは金属とすることができる。そのような固体は、多孔質の吸収パッドと組み合わせて使用されてもよい。吸収パッドは、シリカ系繊維、有機綿、レーヨン繊維、酢酸セルロース、再生セルロース布、高多孔質セラミックまたは金属メッシュなどから形成されてもよい。エアロゾル前駆体を支持するためのいくつかの代表的な種類の基材、リザーバまたは他の構成要素は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるＮｅｗｔｏｎの米国特許第８，５２８，５６９号明細書、Ｃｈａｐｍａｎらの米国特許出願公開第２０１４／０２６１４８７号明細書およびＤａｖｉｓらの米国特許出願公開第２０１４／００５９７８０号明細書ならびにＢｌｅｓｓらの米国特許出願公開第２０１５／０２１６２３２号明細書に記載されている。さらに、様々なウィッキング材料ならびに特定の種類の電子タバコ内のウィッキング材料の構成および操作が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｅａｒｓらの米国特許第８，９１０，６４０号明細書に記載されている。いくつかの実装形態では、液体輸送要素は、多孔質セラミック、多孔質ガラスなどのような多孔質モノリスから部分的にまたは完全に形成されてもよい。本開示の実施形態による使用に適する可能性がある例示的なモノリシック材料は、例えば、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれるＤａｖｉｓらの米国特許出願公開第２０１７／０１８８６２６号明細書およびＬａＭｏｔｈｅの米国特許出願公開第２０１４／０１２３９８９号明細書に記載されている。いくつかの実装形態では、多孔質モノリスは、実質的に中実のウィックを形成してもよい。

様々な実装形態では、液体輸送要素の端部は、メッシュプレートに近接して、メッシュプレートとリザーバ内の液体組成物との間に配置されるように構成され、その結果、液体輸送要素は、リザーバ内に液体がもはや存在しなくても液体組成物の少なくとも一部がメッシュプレートに送達されるように、リザーバから液体を吸収または吸着する二次リザーバとして機能する。このように、液体輸送要素は、噴霧アセンブリへの液体組成物の送達を容易にするように構成される。

本開示の別の実装形態を図１３に示す。特に、図１３は、本開示の別の例示的な実装形態による、液体組成物（図示せず）を保持するように構成されたリザーバ１２４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１２１５の側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１２４４および噴霧アセンブリ１２１５は、エアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１２１５は、メッシュプレート１２１９に取り付けられ、メッシュプレート１２１９を実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１２１７を含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１２１５をエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１２１５は、メッシュプレート１２１９を比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。液体組成物の少なくとも一部がメッシュプレート１２１９に送達されるため、プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１２１５は、マイクロポンプアセンブリ１２６０をさらに含む。様々な実装形態では、マイクロポンプアセンブリ１２６０は、液体組成物の一部をリザーバ１２４４からメッシュプレート１２１９に移送するように構成される。いくつかの実装形態では、メッシュプレート１２１９への液体組成物の送達は、自動的に発生してもよい。他の実装形態では、メッシュプレート１２１９への液体組成物の送達は、例えば、制御構成要素からの制御などを介して、要求に応じて発生してもよい。いくつかの実装形態では、マイクロポンプアセンブリは、液体組成物液滴をメッシュプレート上に直接当ててもよい。他の実装形態では、マイクロポンプアセンブリは、液体組成物液滴をメッシュプレート上に噴霧（例えば、１つ以上のノズルを介して）してもよい。さらに他の実装形態では、マイクロポンプアセンブリは、上記の図１２に関して説明されたように、液体組成物の少なくとも一部をメッシュプレートに送達できる液体輸送要素上に液体組成物液滴を適用または噴霧してもよい。様々な実装形態では、マイクロポンプアセンブリは、液体をある場所から別の場所に移送するように構成された任意の機械式ポンプまたは非機械式ポンプを備えてもよい。マイクロポンプアセンブリの非限定的な例には、分配機構（例えば、形状記憶分配機構など）、ダイアフラム装置、蠕動装置、またはラボオンチップ微小流体システムもしくはラボオンディスク微小流体システムなどが挙げられる。そのような装置は、液体を自動的に移送するように構成されてもよいか、例えば、手動の力または圧力などの１つ以上の刺激によって最初に移送してもよい。形状記憶分配機構のいくつかの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるＳｅｂａｓｔｉａｎらの米国特許第１０，０８０，３８８号明細書に記載されている。

本開示の別の実装形態を図１４に示す。特に、図１４は、本開示の別の例示的な実装形態による、液体組成物（図示せず）を保持するように構成されたリザーバ１３４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１３１５の側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１３４４および噴霧アセンブリ１３１５は、エアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１３１５は、メッシュプレート１３１９に取り付けられ、メッシュプレート１３１９を実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１３１７を含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１３１５をエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１３１５は、メッシュプレート１３１９を比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。液体組成物の少なくとも一部がメッシュプレート１３１９に送達されるため、プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１３１５は、マイクロブロワアセンブリ１３６２をさらに含む。様々な実装形態では、マイクロブロワアセンブリ１３６２は、液体組成物の一部（例えば、小粒子または小流の形態で）をリザーバ１３４４からメッシュプレート１３１９の表面に推進させるように構成される。いくつかの実装形態では、マイクロブロワアセンブリは、マイクロ圧縮機を備えてもよい。いくつかの実装形態では、マイクロブロワアセンブリは、液体組成物をメッシュプレートの表面に推進させるのを助けるために加圧ガス（例えば、空気、二酸化炭素（ＣＯ_２）、窒素（Ｎ_２）など）を利用してもよい。いくつかの実装形態では、マイクロブロワアセンブリは、１つ以上のノズルを含んでもよい。

本開示の他の実装形態を図１５Ａおよび図１５Ｂに示す。特に、図１５Ａおよび図１５Ｂは、本開示の他の例示的な実装形態による、液体組成物１４４５Ａ、１４４５Ｂを保持するように構成されたリザーバ１４４４Ａ、１４４４Ｂの一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１４１５Ａ、１４１５Ｂの側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１４４４Ａ、１４４Ｂおよび噴霧アセンブリ１４１５Ａ、１４１５Ｂは、エアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、各噴霧アセンブリ１４１５Ａ、１４１５Ｂは、メッシュプレート１４１９Ａ、１４１９Ｂに取り付けられ、メッシュプレート１４１９Ａ、１４１９Ｂを実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１４１７Ａ、１４１７Ｂを含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１４１５Ａ、１４１５Ｂをエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１４１５Ａ、１４１５Ｂは、それぞれのメッシュプレート１４１９Ａ、１４１９Ｂを比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からそれぞれのエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態では、リザーバ１４４４Ａ、１４４４Ｂは、実質的にＵ字形の管を備え、それぞれの第１のリザーバセクション１４４７Ａ、１４４７Ｂと、第２のリザーバセクション１４４９Ａ、１４４９Ｂと、第３のリザーバセクション１４５１Ａ、１４５１Ｂとを含む。図示される実装形態では、第１のリザーバセクション１４４７Ａ、１４４７Ｂおよび第３のリザーバセクション１４５１Ａ、１４５１Ｂは実質的に直線状であり、第１のリザーバセクション１４４７Ａ、１４４７Ｂを第３のリザーバセクション１４５１Ａ、１４５１Ｂに接続する第２のリザーバセクション１４４９Ａ、１４４９Ｂは実質的に湾曲している。図１５Ａに示す実装形態では、第１のリザーバセクション１４４７Ａ、第２のリザーバセクション１４４９Ａおよび第３のリザーバセクション１４５１Ａの直径は実質的に同じである。ただし、他の実装形態では、直径は異なっていてもよい。例えば、図１５Ｂに示す実装形態では、第２のリザーバセクション１４４９Ｂおよび第３のリザーバセクション１４５１Ｂの直径は実質的に同じであり、第１のリザーバセクション１４４７Ｂの直径よりも小さい。

図示される実装形態の各々では、リザーバ１４４４Ａ、１４４４Ｂは、第１のリザーバセクション１４４７Ａ、１４４７Ｂ内の液体組成物に下向きの力を加えるそれぞれの錘１４６４Ａ、１４６４Ｂを含む。様々な実装形態では、錘は、例えば、加重ディスクまたは加重ボールを含め、液体組成物に対する圧力を増加させるように構成された任意の装置を備えてもよい。このように、リザーバ１４４４Ａ、１４４４Ｂ内の液体組成物のレベルが低下しても、液体組成物とメッシュプレート１４１９Ａ、１４１９Ｂとの間の接触が維持される。

本開示の別の実装形態を図１６に示す。特に、図１５は、本開示の別の例示的な実装形態による、液体組成物１５４５を保持するように構成されたリザーバ１５４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１５１５の側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１５４４および噴霧アセンブリ１５１５は、上述のようなエアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１５１５は、メッシュプレート１５１９に取り付けられ、メッシュプレート１５１９を実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１５１７を含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１５１５をエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１５１５は、メッシュプレート１５１９を比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態では、リザーバ１５４４は、略Ｕ字形の管を備え、第１のリザーバセクション１５４７と、第２のリザーバセクション１５４９と、第３のリザーバセクション１５５１とを含む。図示される実装形態では、第１のリザーバセクション１５４７および第３のリザーバセクション１５５１は実質的に直線状であり、第１のリザーバセクション１５４７を第３のリザーバセクション１５５１に接続する第２のリザーバセクション１５１９は実質的に湾曲している。図１６に示す実装形態では、第１のリザーバセクション１５４７、第２のリザーバセクション１５４９および第３のリザーバセクション１５５１の直径は実質的に同じである。ただし、他の実装形態では、直径は異なっていてもよい。

図示される実装形態では、リザーバ１５４４は、第１のリザーバセクション１５４７内の液体組成物に下向きの力を加える錘１５６４を含む。様々な実装形態では、錘は、例えば、加重ディスクまたは加重ボールを含め、液体組成物に対する圧力を増加させるように構成された任意の装置を備えてもよい。このように、リザーバ１５４４内の液体組成物のレベルが低下しても、液体組成物とメッシュプレート１５１９との間の接触が維持される。さらに、図示される実装形態では、Ｕ字形リザーバは、液体組成物とメッシュプレート１５１９との間の接触が維持されるように、エアロゾル送達装置本体１５０５の長手方向軸１５５０に対して角度を付けられる。さらに、図示される実装形態では、マウスピース部１５０９（エアロゾルが出る開口部１５２８を画定する）は、エアロゾル送達装置本体１５０５の一方の側に配置されて、特定の向きでの装置の使用を促進する。

本開示の別の実装形態を図１７に示す。特に、図１７は、本開示の別の例示的な実装形態による、液体組成物１６４５を保持するように構成されたリザーバ１６４４の一部、および液体組成物からエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ１６１５の側面概略図を示す。図示される実装形態では、リザーバ１６４４および噴霧アセンブリ１６１５は、エアロゾル送達装置とともに使用されるように構成される。図示される実装形態では、噴霧アセンブリ１６１５は、メッシュプレート１６１９に取り付けられ、メッシュプレート１６１９を実質的に取り囲む圧電ディスクまたは圧電リング１６１７を含む振動メッシュアセンブリを備える。様々な実装形態では、電気接続部（図示せず）は、噴霧アセンブリ１６１５をエアロゾル送達装置の制御構成要素および／または電池に接続する。このように、図示される実装形態の噴霧アセンブリ１６１５は、メッシュプレート１６１９を比較的高い速度で振動させるために、電池および／または制御構成要素によって通電されてもよい。プレートの結果として生じる振動は、接触した液体組成物からエアロゾルを生成する。振動メッシュアセンブリ構成要素、および上述の変形例の説明をさらに参照されたい。

図示される実装形態では、リザーバ１６４４は、実質的にＵ字形の管を備え、第１のリザーバセクション１６４７と、第２のリザーバセクション１６４９と、第３のリザーバセクション１６５１とを含む。図示される実装形態では、第１のリザーバセクション１６４７および第３のリザーバセクション１６５１は実質的に直線状であり、第１のリザーバセクション１６４７を第３のリザーバセクション１６５１に接続する第２のリザーバセクション１６１９は実質的に湾曲している。図１７に示す実装形態では、第１のリザーバセクション１６４７、第２のリザーバセクション１６４９および第３のリザーバセクション１６５１の直径は実質的に同じである。ただし、他の実装形態では、直径は異なっていてもよい。

図示される実装形態では、リザーバ１６４４は、第１のリザーバセクション１６４７内の液体組成物に下向きの力を加える錘１６６４を含む。上記のように、様々な実装形態では、錘は、液体組成物に対する圧力を増加させるように構成された任意の装置を備えてもよい。図示される実装形態などのいくつかの実装形態では、錘は、リザーバ内の液体組成物に圧力を能動的に加えるように構成された能動部品をさらに含んでもよい。様々な実装形態では、能動部品は、リザーバ内の液体組成物に力を能動的に加えるように構成された任意の装置とすることができる。図示される実装形態では、能動部品は、追加の力を錘１６６４に加えるばね１６６５を備える。他の実装形態では、能動部品は、いくつかの実装形態ではフィードバック制御を備えてもよい、例えば、アクチュエータまたはピストンなどの電気機械装置を含んでもよい。様々な実装形態では、能動部品は、液体組成物の特性（例えば、粘度、密度など）および／またはメッシュ穴のサイズおよび／または振動アセンブリの振動の周波数に基づいて選択されてもよい。他の実装形態では、能動部品を有するリザーバは、実質的に円筒形の形状であってよいことにも留意されたい。

本開示のいくつかの実装形態では、カートリッジおよび制御ユニットは、一般に完全なエアロゾル送達装置として一緒に提供されてもよいが、これらの構成要素は別個に提供されてもよい。例えば、本開示は、再使用可能なユニットとともに使用するための使い捨て可能ユニットも包含する。特定の実装形態では、そのような使い捨て可能ユニット（添付の図に示すようなカートリッジであってよい）は、再使用可能ユニット（添付の図に示すような制御ユニットであってよい）と係合するように構成されてもよい。さらに他の構成では、カートリッジは再使用可能ユニットを備えてもよく、制御ユニットは使い捨て可能ユニットを備えてもよい。

本明細書に記載のいくつかの図は、動作関係にあるカートリッジおよび制御ユニットを示しているが、カートリッジおよび制御ユニットは、個々の構成要素として存在してもよいことが理解される。したがって、組み合わせた構成要素に関して本明細書で他に提供されるいかなる説明も、個別かつ別個の構成要素としての制御ユニットおよびカートリッジに適用されるものとして理解されるべきである。

別の態様では、本開示は、本明細書で説明される様々な構成要素を提供するキットを対象としてもよい。例えば、キットは、１つ以上のカートリッジを有する制御ユニットを備えてもよい。キットは、１つ以上の充電構成要素を有する制御ユニットをさらに備えてもよい。キットは、１つ以上の電池を有する制御ユニットをさらに含んでもよい。キットは、１つ以上のカートリッジおよび１つ以上の充電構成要素および／または１つ以上の電池を有する制御ユニットをさらに備えてもよい。さらなる実装形態では、キットは複数のカートリッジを備えてもよい。キットは、複数のカートリッジおよび１つ以上の電池および／または１つ以上の充電構成要素をさらに備えてもよい。上記の実装形態では、カートリッジまたは制御ユニットは、それらに含まれる加熱部材を備えていてもよい。本発明のキットは、追加のキット構成要素のうちの１つ以上を収容するケース（または他の梱包、運搬もしくは保管構成要素）をさらに含んでもよい。ケースは、再使用可能なハードコンテナまたはソフトコンテナであってよい。さらに、ケースは、単なる箱または他の梱包構造体であってよい。

上記の説明および関連する図面に示された教示の利益を有し、本開示が関連する当業者には、本開示の多くの変更および他の実装形態が思い浮かぶであろう。したがって、本開示は、本明細書に開示される特定の実施形態に限定されるものではなく、変更および他の実施形態が添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本明細書では特定の用語を使用しているが、それらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用され、限定のために使用されない。

Claims (15)

1. エアロゾル送達装置であって、
   外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、
   マウスピース部と、
   液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、
   液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリと、
   を備え、
   噴霧アセンブリは、メッシュプレートを含む振動アセンブリを備え、噴霧アセンブリは液体輸送要素をさらに含み、液体輸送要素の一端は、メッシュプレートに近接して配置されるエアロゾル送達装置。
2. 液体輸送要素は、単一の材料の単一の層を具備する、請求項１に記載のエアロゾル送達装置。
3. 液体輸送要素は、単一の材料の複数の層を具備する、請求項１に記載のエアロゾル送達装置。
4. 液体輸送要素は、複数の層を具備する、請求項１に記載のエアロゾル送達装置。
5. 液体輸送要素は、ポリマー材料、ポリマー繊維材料、綿材料、絹材料、シリカ繊維材料、微粒子材料、合成繊維材料、天然繊維材料およびセラミック材料のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載のエアロゾル送達装置。
6. エアロゾル送達装置であって、
   外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、
   マウスピース部と、
   液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、
   液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリと、
   を備え、
   噴霧アセンブリは、メッシュプレートを含む振動アセンブリと、液体組成物の一部をリザーバからメッシュプレートに移送するように構成されたポンプアセンブリと、を備えるエアロゾル送達装置。
7. ポンプアセンブリは、要求に応じて液体組成物をメッシュプレートに送達するように構成される、請求項６に記載のエアロゾル送達装置。
8. ポンプアセンブリは、液体組成物をメッシュプレートに移送するために１つ以上のノズルを利用する、請求項６に記載のエアロゾル送達装置。
9. ポンプアセンブリは、分配機構、ダイアフラム装置および蠕動装置のうちの少なくとも１つを備える、請求項６に記載のエアロゾル送達装置。
10. 分配機構は、形状記憶機構を備える、請求項９に記載のエアロゾル送達装置。
11. 振動アセンブリは圧電部品をさらに含み、圧電部品はメッシュプレートに取り付けられ、かつメッシュプレートを実質的に取り囲む、請求項１に記載のエアロゾル送達装置または請求項６に記載のエアロゾル送達装置。
12. メッシュプレートは実質的に平坦である、請求項１に記載のエアロゾル送達装置または請求項６に記載のエアロゾル送達装置。
13. メッシュプレートの少なくとも一部は、リザーバに対して凸状である、請求項１に記載のエアロゾル送達装置または請求項６に記載のエアロゾル送達装置。
14. エアロゾル送達装置であって、
    外壁を画定し、電源および制御構成要素をさらに含むハウジングと、
    マウスピース部と、
    液体組成物を収容するように構成されたリザーバを含むタンク部と、
    液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリと、
    を備え、
    噴霧アセンブリは、メッシュプレートを含む振動アセンブリを備え、リザーバは、実質的に円筒形のチューブを備え、かつ第１のリザーバセクション内の液体組成物に下向きの力を加えるように構成された能動部品を具備する錘をさらに備える、エアロゾル送達装置。
15. 能動部品は、ばねを備える、請求項１４に記載のエアロゾル送達装置。

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