JP2022526221A - Ppduのフォーマットを識別する通信装置および通信方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、PPDUのフォーマットを識別する通信装置および通信方法を提供する。通信装置は、動作時、第1の信号フィールド、第2の信号フィールド、および第3の信号フィールドを含む物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を生成する回路であって、第2の信号フィールドが、生成されたPPDUの物理層(PHY)バージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用され、第3の信号フィールドが、生成されたPPDUのPHYバージョンを示すために使用される、回路と、動作時、生成されたPPDUを送信する送信機と、を備えている。【選択図】図4D

Description

本開示は、PPDU(物理層プロトコルデータユニット:Physical Layer Protocol Data Unit)のフォーマットを識別する通信装置および通信方法に関し、より詳細には、HE後の(post High Efficiency)PPDUのフォーマットを効率的に識別する通信装置および通信方法に関する。
次世代の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の標準化において、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax技術との後方互換性を有する新無線アクセス技術が、IEEE802.11ワーキンググループの中で検討され、超高スループット(EHT:Extremely High Throughput)WLANと命名されている。
EHT WLANでは、802.11ax高効率(HE)WLANを上回るピークスループットおよび容量の大きな増大を提供する目的で、最大チャネル帯域幅を160MHzから320MHzに広げることが望まれる。
しかしながら、EHT WLANの環境においてPPDUのフォーマットを識別する通信装置および通信方法に関する検討が行われていない。
したがって、EHT WLANの環境においてPPDUのフォーマットを識別するための実現可能な技術的解決策を提供する通信装置および通信方法が必要とされている。さらには、以下の詳細な説明および添付の請求項を、添付の図面および本明細書中の背景技術と併せて読み進めることにより、他の望ましい特徴および特性が明らかになるであろう。
本発明を制限することのない例示的な実施形態は、HE後の(post High Efficiency)PPDUのフォーマットを効率的に識別する通信装置および通信方法の提供を容易にする。
本開示の一実施形態によれば、通信装置であって、動作時、第1の信号フィールド、第2の信号フィールド、および第3の信号フィールドを含む物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を生成する回路であって、第2の信号フィールドが、生成されたPPDUの物理層(PHY)バージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用され、第3の信号フィールドが、生成されたPPDUのPHYバージョンを示すために使用される、回路と、動作時、生成されたPPDUを送信する送信機と、を備えている、通信装置、を提供する。
なお、一般的または特定の実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的な組合せとして実施できることに留意されたい。
開示されている実施形態のさらなる恩恵および利点は、本明細書および図面から明らかになるであろう。これらの恩恵および/または利点は、本明細書および図面の様々な実施形態および特徴によって個別に得ることができ、このような恩恵および/または利点の1つまたは複数を得るために、これらの特徴すべてを設ける必要はない。
この技術分野における通常の技術を有する者には、一例にすぎない以下の説明を図面を参照しながら読み進めることによって、本開示の実施形態が深く理解され容易に明らかになるであろう。
MIMO無線ネットワークにおけるアクセスポイント(AP)とステーション(STA)の間のアップリンクおよびダウンリンクのシングルユーザ多入力多出力(MIMO)通信の概略図を描いている。 MIMO無線ネットワークにおけるAPと複数のSTAの間のダウンリンクのマルチユーザMIMO通信の概略図を描いている。 いくつかの既存の802.11 EHT前のPPDU(pre-EHT PPDU)のフォーマットの図解を示している。 様々な実施形態に係るHE後のPPDUのフォーマットを示している。 様々な実施形態に係るHE後のPPDUの別のフォーマットを示している。 様々な実施形態に係る通信装置(例えばAPまたはSTA)の、部分的に枠で囲んだ概略図を示している。 様々な実施形態に係る通信方法を図解した流れ図を示している。 様々な実施形態に係る通信方法を図解した流れ図を示している。 様々な実施形態に係る通信方法を図解した流れ図を示している。 第1の実施形態に係る、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドを生成する例の図解を示している。 第1の実施形態に係る、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドを生成する別の例の図解を示している。 第1の実施形態に係るFine Identification(詳細識別)サブフィールドのフォーマットを示している。 第1の実施形態に係る、Fine Identification(詳細識別)サブフィールドの生成を図解した流れ図を示している。 第1の実施形態に係る、STAまたはAPにおける処理を図解した流れ図を示している。 第2の実施形態に係るFormat Identification(フォーマット識別)フィールド(FIF)のフォーマットを示している。 第2の実施形態に係る、FIFシンボルの生成を図解した流れ図を示している。 スクランブラを示している。 第2の実施形態に係る、FIFの別のフォーマットを示している。 第2の実施形態に係る、STAまたはAPにおける処理を図解した流れ図を示している。 様々な実施形態に係る通信装置(例えばAPまたはSTA)の構成を示している。
図中の要素は簡潔かつ明確であるように図解されており、必ずしも正しい縮尺では描かれていないことが、当業者には理解されるであろう。本発明の実施形態の正確な理解を助けるため、例えば、図解、ブロック図、または流れ図の中のいくつかの要素の寸法が、他の要素に比べて誇張して描かれていることがある。
本開示のいくつかの実施形態について、図面を参照しながら、一例としてのみ説明する。図面内の類似する参照数字および参照文字は、類似する要素または等価の要素を指している。
以下の段落では、特定の例示的な実施形態を、HE後のPPDUを含む通信用のアクセスポイント(AP)およびステーション(STA)に関連して説明する。
IEEE802.11(Wi-Fi)技術の文脈においては、ステーション(同義語としてSTAとも呼ばれる)は、802.11プロトコルを使用する能力を有する通信装置である。IEEE802.11-2016の定義に基づくと、STAは、無線媒体(WM)へのIEEE802.11準拠の媒体アクセス制御(MAC)および物理層(PHY)インタフェースを含む任意のデバイスとすることができる。
STAは、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)環境内のノートブック、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)、アクセスポイント、またはWi-Fi電話とすることができる。STAは、据置き型または移動型とすることができる。WLAN環境において、用語「STA」、「無線クライアント」、「ユーザ」、「ユーザデバイス」、および「ノード」は、しばしば同義語として使用される。
同様に、AP(IEEE802.11(Wi-Fi)技術の文脈では同義語として無線アクセスポイント(WAP)とも呼ばれる)は、WLAN内のSTAが有線ネットワークに接続することを可能にする通信装置である。APは、通常、スタンドアロンデバイスとしてのルータに(有線ネットワークを介して)接続されるが、APをルータと統合する、またはルータ内で使用することもできる。
上で述べたように、WLAN内のSTAは、別の場合にはAPとして機能することができ、逆も同様である。この理由として、IEEE802.11(Wi-Fi)技術の文脈における通信装置は、STAのハードウェア要素およびAPのハードウェア要素の両方を含みうるためである。このようにして通信装置は、実際のWLANの条件および/または要件に基づいてSTAモードとAPモードの間で切り替わることができる。
MIMO無線ネットワークでは、「多」は、無線チャネルを通じた送信用に同時に使用される複数のアンテナ、および受信用に同時に使用される複数のアンテナを意味する。この点において、「多入力」は、無線信号をチャネルに入力する複数の送信機アンテナを意味し、「多出力」は、チャネルからの無線信号を受信して受信機に入れる複数の受信機アンテナを意味する。例えば、N×MのMIMOネットワークシステムにおいては、Nは送信機アンテナの数であり、Mは受信機アンテナの数であり、NはMに等しいかまたは等しくなくてもよい。本開示では、簡潔さを目的として、送信機アンテナの数および受信機アンテナの数についてさらに議論しない。
MIMO無線ネットワークにおいては、APやSTAなどの通信装置の間の通信用に、シングルユーザ通信およびマルチユーザ通信を提供することができる。
図1Aは、MIMO無線ネットワークにおけるAP102とSTA104の間のシングルユーザ(SU)MIMO通信100の概略図を描いている。図示したように、MIMO無線ネットワークは1基または複数のSTA(例:STA104、STA106など)を含むことができる。SU MIMO通信100においては、AP102が、複数のアンテナ(例:図1Aに描いたように4つのアンテナ)を使用して複数の空間ストリームを送信し、すべての空間ストリームが1基の通信装置(すなわちSTA104)に向けられている。簡潔さを目的として、STA104に向けられている複数の空間ストリームを、STA104に向けられた、ひとまとめにしたデータ送信の矢印108として示してある。
SU-MIMO通信100は、双方向送信用に構成することができる。図1Aに示したように、SU-MIMO通信100においては、STA104が複数のアンテナ(例:図1Aに示したように2つのアンテナ)を使用して複数の空間ストリームを送信することができ、すべての空間ストリームがAP102に向けられている。簡潔さを目的として、AP102に向けられている複数の空間ストリームを、AP102に向けられた、ひとまとめにしたデータ送信の矢印110として示してある。
したがって、図1Aに描いたSU-MIMO通信100は、MIMO無線ネットワークにおけるアップリンクのシングルユーザ伝送およびダウンリンクのシングルユーザ伝送の両方を可能にする。
図1Bは、MIMO無線ネットワークにおけるAP122と複数のSTA124,126,128の間のダウンリンクのマルチユーザ(MU)MIMO通信120の概略図を描いている。
このMIMO無線ネットワークは、1基または複数のSTA(例:STA124、STA126、STA128など)を含むことができる。ダウンリンクのMU-MIMO通信120においては、AP122が、空間マッピング技術またはプリコーディング技術を介して複数のアンテナを使用して、ネットワーク内でSTA124,126,128に複数のストリームを同時に送信する。例えば、2つの空間ストリームをSTA126に向けることができ、別の空間ストリームをSTA124に向けることができ、さらに別の空間ストリームをSTA128に向けることができる。簡潔さを目的として、STA126に向けられている2つの空間ストリームを、ひとまとめにしたデータ送信の矢印132として示してあり、STA124に向けられている空間ストリームをデータ送信の矢印130として示してあり、STA128に向けられている空間ストリームをデータ送信の矢印134として示してある。
802.11 WLANにおけるパケット/PPDU(物理層プロトコルデータユニット)ベースの送信および分散MAC方式(distributed MAC scheme)の理由で、802.11 WLANには、タイムスケジューリング(例えばTDMA(時分割多元接続)のようにデータ送信用のタイムスロットを周期的に割り当てる)が存在しない。周波数・空間リソースのスケジューリングがパケットベースで実行される。言い換えれば、リソース割当て情報はPPDUベースである。
802.11n(WiFi 4)技術では、アップリンクまたはダウンリンクのシングルユーザ伝送用に、HT(高スループット(High Throughput))mixedフォーマットPPDUが実際に使用される。40MHzのチャネル帯域幅およびSU-MIMO伝送がサポートされるため、802.11n技術では、802.11a/b/g技術よりも高いシステムスループットを提供することができる。なお802.11a/b/g技術では、アップリンクまたはダウンリンクのシングルユーザ通信用に非HT PPDUが使用されることに留意されたい。
802.11ac(WiFi 5)技術では、アップリンクまたはダウンリンクのシングルユーザ伝送およびダウンリンクのマルチユーザ伝送(例:全帯域幅MU-MIMO伝送)用に、VHT(極めて高いスループット(Very High Throughput))PPDUが使用される。160MHzのチャネル帯域幅およびMU-MIMO伝送がサポートされるため、802.11ac技術では、802.11n技術よりもずっと高いシステムスループットを提供することができる。
802.11ax(WiFi 6)技術には、3つの主要タイプのHE PPDU、すなわちHE SU PPDU、HE MU PPDU、およびHE TB(トリガーベース(Trigger-Based))PPDUが存在する。HE SU PPDUは、アップリンクまたはダウンリンクのシングルユーザ伝送に使用される。HE MU PPDUは、主としてダウンリンクのマルチユーザ伝送、例えばシングルRU(リソースユニット(Resource Unit))でのMU-MIMO伝送および全帯域幅MU-MIMO伝送を含むOFDMA(直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access))伝送に使用される。HE TB PPDUは、アップリンクのマルチユーザ伝送、例えばシングルRUでのMU-MIMO伝送および全帯域幅MU-MIMO伝送を含むOFDMA伝送に使用される。OFDMAがサポートされる理由で、802.11ax技術では、802.11ac技術と比較して、APおよび/またはSTAの高密度シナリオにおいてシステムスループットを向上させることができる。
802.11ax(WiFi 6)技術に類似して、3つの主要タイプのEHT PPDU、すなわちEHT SU PPDU、EHT MU PPDU、およびEHT TB PPDUが存在しうる。EHT SU PPDUは、アップリンクまたはダウンリンクのシングルユーザ伝送に使用される。EHT MU PPDUは、主としてダウンリンクのマルチユーザ伝送、例えばシングルRUでのMU-MIMO伝送および全帯域幅MU-MIMO伝送を含むOFDMA伝送に使用される。EHT TB PPDUは、アップリンクのマルチユーザ伝送、例えばシングルRUでのMU-MIMO伝送および全帯域幅MU-MIMO伝送を含むOFDMA伝送に使用される。320MHzのチャネル帯域幅、16の空間ストリーム、およびマルチバンド動作がサポートされる理由で、EHT技術では、802.11ax技術と比較してシステムスループットを著しく高めることができる。
図1Cは、いくつかの既存の802.11 EHT前のPPDUフォーマットの図解150を示している。EHT前のPPDUは、HE PPDU、VHT PPDU、HT PPDU、または非HT PPDUを指す。様々なフィールドを、それぞれのフィールドにおける横線152によって示したように、BPSK(二位相偏移変調:Binary Phase Shift Keying)変調することができる。様々なフィールドを、それぞれのフィールドにおける縦線154によって示したように、QBPSK(直交二位相偏移変調:Quadrature Binary Phase Shift Keying)変調することができる。様々なPPDUは、(図1Cの列156に示したように)L-SIG(非HT SIGNALフィールド)を含む。HT mixedフォーマットPPDU、VHT PPDU、またはHE PPDUにおけるL-SIGのRATEフィールドは、6Mbpsのレート用の「1101」に設定される。HT mixedフォーマットPPDU158またはVHT PPDU162におけるL-SIGのLENGTHフィールドは、3で割り切れる値に設定される。HE PPDU164,168におけるL-SIGのLENGTHフィールドは、3で割り切れない値に設定される。L-SIGのLENGTHフィールドの値は、3で割ると、HE MU PPDU164の場合には剰余1を有し、それ以外の場合には剰余2を有する。HE SU PPDUをHE TB PPDU168と区別するため、HE-SIG-A(High Efficiency SIGNAL Aフィールド)のFormat(フォーマット)フィールドの値が使用される。なお、HE PPDU164,168は、L-SIGの後ろにRL-SIG(繰り返し非HT SIGNALフィールド)を有し、VHT PPDU 162は、L-SIGの後ろにVHT-SIG-A(Very High Throughput SIGNAL Aフィールド)を有し、非HT PPDUは、L-SIGの後ろにDataフィールドのSERVICEフィールドを有する。
様々な実施形態によれば、HE後のPPDUのフォーマットを効率的に識別する方法および装置を提供することができる。HE後のPPDUは、EHT PPDU、または、EHT PPDUおよび任意のEHT前のPPDUと後方互換性のある将来のPPDUを指すことができる。なおIEEE802.11ワーキンググループが、極めて高いスループットを有する次世代WLANに対して「EHT WLAN」ではなく新しい名称を使用する場合、上記のフィールドにおける接頭辞「EHT」はそれに応じて変化しうることを理解されたい。
様々な実施形態によれば、PPDUのフォーマットの2段階の識別を提供することができる。受信されたPPDUがHE後のPPDUであるかを識別するためのPPDUフォーマット粗識別を提供することができる。受信されたPPDUがHE後のPPDUであるかを二重チェックし、HE後のPPDUである場合にそのフォーマットを識別するためのPPDUフォーマット詳細識別を提供することができる。様々な実施形態によれば、生成されたPPDUの物理層(PHY)バージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するためと、生成されたPPDUのPHYバージョンを示すための、PPDUフォーマット識別を提供することができる。
図2は、様々な実施形態に係る、HE後のPPDU200のフォーマットを示している。様々な実施形態においては、HE後のPPDUは、EHT PPDU、または、EHT PPDUおよび任意のEHT前のPPDUと後方互換性のある将来のPPDUである。HE後のPPDU200は、非高スループット(non-High Throughput)ショートトレーニングフィールド(L-STF)202と、非高スループット(非HT)ロングトレーニングフィールド(L-LTF)204を含むことができる。本開示によれば、HE後のPPDU200は、非高スループット(非HT)信号フィールド(L-SIG)206と、Format Identification(フォーマット識別)フィールド(FIF)208と、SIGNAL Aフィールド(SIG-A)210と、さらなるフィールド212、をさらに含むことができる。HE後のPPDU200は、L-SIG206の後ろにFIF208を含むことができ、FIF208は、48個のデータトーン、4個のパイロットトーン、および4個の拡張トーンを含む持続時間4μsを有する1個のOFDMシンボルを含むことができ、BPSK変調することができる。FIF208は、PPDUフォーマット粗識別およびPPDUフォーマット詳細識別の両方に使用される情報を含むことができる。
SIG-Aフィールド210およびさらなるフィールド212は、PPDUのフォーマットに従って変化することがあり、PPDUフォーマット詳細識別に基づいて復号することができる。
さらに、HE後のPPDU200におけるL-SIG206のRATEフィールドは、HE PPDUと同様に、6Mbpsのレート用の「1101」に設定され、HE後のPPDU200におけるL-SIG206のLENGTHフィールドは、3で割り切れない値に設定され、このことをPPDUフォーマットの詳細識別に使用することもできる。
様々な実施形態によれば、任意のHE後のPPDUのフォーマットの識別を効率的に提供することができる。これに加えて、PPDUのフォーマットを識別する目的にHE後のPPDU200によって1個のシンボル(すなわちFIF208のシンボル)が使用され、これによりオーバーヘッドが、1個のRL-SIGシンボルを使用するHE PPDUと同程度になる。
図3は、様々な実施形態に係る、HE後のPPDU300の別のフォーマットを示している。HE後のPPDUは、EHT PPDU、またはEHT PPDUおよび任意のEHT前のPPDUと後方互換性のある将来のPPDUとすることができる。HE後のPPDU300は、HE後のPPDU200のフィールドに類似するかまたは同一のフィールドを含むことができ、L-STF302と、L-LTF304と、L-SIGフィールドなどの第1の信号フィールドと、FIF308と、SIG-Aフィールド310を含む。FIF308は、Coarse Identification(粗識別)サブフィールド314などの第2の信号フィールドと、Fine Identification(詳細識別)サブフィールド316などの第3の信号フィールドとを含むことができる。Coarse Identification(粗識別)サブフィールド314は、PPDUフォーマットの粗識別に使用することができ(すなわちHE後のPPDU300のPHYバージョンが特定のPHYバージョン(例:EHT PPDU)より古くないかを判定するために使用される)、L-SIGシンボルの所定のトーンのサブセットに従って生成することができる。所定のトーンのサブセットは、N個のデータトーンを含むことができる(8≦N≦32、Nは整数)。これに代えて、所定のトーンのサブセットは、N個のデータトーンと、M個のパイロットトーンと、L個の拡張トーンを含むことができる(M=4かつN=4)。N個のデータトーンは、N個のデータトーンが送信帯域幅の全体にわたりできる限り均一に分散するように、48個のデータトーンから選択することができる。Fine Identification(詳細識別)サブフィールド316は、PPDUフォーマット詳細識別に使用することができる(すなわちHE後のPPDU400のPHYバージョンを示すために使用される)。
特に、第3の信号フィールド(例:Fine Identification(詳細識別)サブフィールド316)は、HE後のPPDU300のPHYバージョンを示すために使用することができる。様々な実施形態においては、Fine Identification(詳細識別)サブフィールド316は、定義されたビット数およびフィールド内の静的位置を有するバージョンに依存しないビットを含むことができる。バージョンに依存しないビットは、例えば、PHYバージョン識別子、アップリンク/ダウンリンクフラグ、基本サービスセット(BSS)カラー、および送信機会(TXOP)持続時間を含むことができる。PHYバージョン識別子は、802.11beから始まる正確なPHYバージョンを識別するために使用される。さらに、Fine Identification(詳細識別)サブフィールド316は、バージョンに依存しないビットに続く、バージョンに依存するビットを含むことができる。一実施形態においては、バージョンに依存しないビットに続く、バージョンに依存するビットは、PHYバージョンに応じて可変数のビットを有する。バージョンに依存するビットは、例えば、PPDUフォーマット、SU/MUフラグ、および帯域幅(BW)を含むことができる。
様々な実施形態によれば、FIF 308は、L-SIGフィールド306の繰り返しである。特に、FIF 308はトーンにマッピングされ、トーンの一部におけるFIF 308のそれぞれの値は、トーンのその部分におけるL-SIGフィールド306の対応する値に従って生成される。一実施形態においては、トーンの一部におけるFIF 308のそれぞれの値は、トーンのその部分におけるL-SIGフィールド306の対応する値から反転される。トーンは、データトーンまたはデータサブキャリアとすることができる。例えば、Coarse Identification(粗識別)サブフィールド314は、トーン値の反転およびトーンマッピングを使用して生成することができる。トーン値の反転では、L-SIGシンボルの所定のトーンのサブセットの値を反転させることができる。トーンマッピングでは、L-SIGシンボルの所定のトーンのサブセットの反転された値を、FIFシンボルの同じトーンにマッピングすることができる。
図4Aは、様々な実施形態に係る通信装置400の、部分的に枠で囲んだ概略図を示している。通信装置400は、様々な実施形態に従ってAPまたはSTAとして実施することができる。
図4Aに示したように、通信装置400は、回路414と、少なくとも1つの無線送信機402と、少なくとも1つの無線受信機404と、複数のアンテナ412(簡潔さのため図4Aには図解を目的として1つのみのアンテナを描いてある)を含むことができる。回路414は少なくとも1つのコントローラ406を含むことができ、コントローラ406は、MIMO無線ネットワーク内の1基または複数の別の通信装置との通信の制御を含む、実行するように設計されているタスクをソフトウェアおよびハードウェアの支援下で実行するときに使用される。回路414は、少なくとも1つの送信信号生成器408および少なくとも1つの受信信号プロセッサ410をさらに含むことができる。少なくとも1つのコントローラ406は、少なくとも1つの無線送信機402を通じて1基または複数の別の通信装置に送られるPPDU(例えばHE後のPPDU)を生成するように、少なくとも1つの送信信号生成器408を制御することができ、また、コントローラ406の制御下で1基または複数の別の通信装置から少なくとも1つの無線受信機404を通じて受信されるPPDUを処理するように、少なくとも1つの受信信号プロセッサ410を制御することができる。少なくとも1つの送信信号生成器408および少なくとも1つの受信信号プロセッサ410は、図4Aに示したように、上述した機能のために少なくとも1つのコントローラ406と通信する、通信装置400のスタンドアロンモジュールとすることができる。これに代えて、少なくとも1つの送信信号生成器408および少なくとも1つの受信信号プロセッサ410を、少なくとも1つのコントローラ406に含めることができる。なお、これらの機能モジュールの配置はフレキシブルであり、実際のニーズおよび/または要件に応じて変化させ得ることが、当業者には理解されるであろう。データ処理、ストレージ、および他の関連する制御装置を、適切な回路基板および/またはチップセットに設けることができる。様々な実施形態においては、動作時、少なくとも1つの無線送信機402、少なくとも1つの無線受信機404、および少なくとも1つのアンテナ412を、少なくとも1つのコントローラ406によって制御することができる。
例えば、通信装置400はAPまたはSTAとすることができ、回路414(例えば回路414の送信信号生成器408)は、動作時、送信信号、例えば、レガシー信号フィールドおよび非レガシー信号フィールドを含むPPDU(物理層プロトコルデータユニット)を生成し、レガシー信号フィールドはOFDM(直交周波数分割多重)シンボルを含む。無線送信機402は、動作時、生成された送信信号(例えばPPDU)を送信することができる。非レガシー信号フィールドは、OFDMシンボルを含むことができ、PPDUフォーマット粗識別およびPPDUフォーマット詳細識別に使用される情報を含む。PPDUフォーマット粗識別は、HE後の(post High Efficiency)PPDUを識別するステップを含むことができ、PPDUフォーマット詳細識別は、HE後のPPDUのフォーマットを識別するステップを含むことができる。
非レガシー信号フィールドは、PPDUフォーマット粗識別に使用される第1のサブフィールドと、PPDUフォーマット詳細識別に使用される第2のサブフィールドを含むことができ、第1のサブフィールドは、レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットに従ってフォーマットされている。
第2のサブフィールドは、HE後のPPDUのフォーマットを示すためのシグナリングを含むことができ、所定のトーンのサブセットとは異なる、非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンにマッピングされる。
第1のサブフィールドは、非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットを含むことができ、これらトーンのサブセットの値は、レガシー信号フィールドのシンボルの対応するトーンの値から反転されている。非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットは、トーンのサブセットが送信帯域幅全体にわたりできる限り均一に分散するように決定することができる。非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットは、レガシー信号フィールドの所定の数のLSB(最下位ビット)に基づいて決定することができる。第1のサブフィールドは、シグネチャシーケンス(signature sequence)を含むことができる。シグネチャシーケンス内の連続するビットのサブセットのパターンは、HE(High Efficiency)PPDUのRL-SIG(繰り返し非HT SIGNALフィールド)内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なっていることができる。
様々な実施形態によれば、回路の送信信号生成器408は、動作時、非レガシー信号フィールドが後ろに続くレガシー信号フィールドを含むHE後のPPDUを生成することができ、レガシー信号フィールドは1個のOFDMシンボルを含む。無線送信機402は、動作時、生成されたPPDUを送信することができる。非レガシー信号フィールドは、1個のOFDMシンボルを含み、PPDUフォーマット粗識別およびPPDUフォーマット詳細識別の両方に使用される情報を含む。
非レガシー信号フィールドは、PPDUフォーマット粗識別に使用される第1のサブフィールドと、PPDUフォーマット詳細識別に使用される第2のサブフィールドとを含むことができ、第1のサブフィールドは、(例えば第1の実施形態に従って)レガシー信号フィールドのシンボルの所定のトーンのサブセットに従ってフォーマットされている。
第1のサブフィールドは、非レガシー信号フィールドのシンボルの所定のトーンのサブセットを含むことができ、これら所定のトーンの値は、レガシー信号フィールドのシンボルの対応するトーンの値から反転されている。
第2のサブフィールドは、HE後のPPDUのフォーマットを示すためのシグナリングを含むことができ、所定のトーンのサブセットとは異なる、非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンにマッピングされている。
非レガシー信号フィールドは、PPDUフォーマット粗識別に使用される第1のサブフィールドと、PPDUフォーマット詳細識別に使用される第2のサブフィールドとを含むことができ、第1のサブフィールドは、(例えば第2の実施形態に従って)シグネチャシーケンスを含む。
シグネチャシーケンス内の連続するビットのサブセットのパターンは、HE PPDUのRL-SIG内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なっていることができる。
例えば、通信装置400は、APまたはSTAとすることができ、回路414(例えば回路414の送信信号生成器408)は、動作時、第1の信号フィールド、第2の信号フィールド、および第3の信号フィールドを含む送信信号(例えばPPDU)を生成することができ、第2の信号フィールドは、生成されたPPDUの物理層(PHY)バージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用され、第3の信号フィールドは、生成されたPPDUのPHYバージョンを示すために使用される。無線送信機402は、動作時、生成された送信信号(例えばPPDU)を送信することができる。一実施形態においては、特定のPHYバージョンのPPDUは、EHT PPDUである。
第3の信号フィールドは、定められた数のビットおよび第3の信号フィールド内の静的位置を有する、バージョンに依存しないビットを含むことができる。一実施形態においては、生成されるPPDUは、バージョンに依存しないビットに続く、バージョンに依存するビットを含む。別の実施形態においては、バージョンに依存するビットは、可変数のビットを有する。
第2の信号フィールドは、第1の信号フィールドの繰り返しとすることができる。一実施形態においては、第2の信号フィールドは、トーンにマッピングされ、トーンの一部における第2の信号フィールドのそれぞれの値は、トーンのその部分における第1の信号フィールドの対応する値に従って生成される。別の実施形態においては、トーンの一部における第2の信号フィールドのそれぞれの値は、トーンのその部分における第1の信号フィールドの対応する値から反転させたものとすることができる。さらに別の実施形態においては、トーンはデータサブキャリアである。
様々な実施形態においては、第2の信号フィールドおよび第3の信号フィールドを、1個のOFDMシンボル内で符号化することができる。第1の信号フィールドおよび第2の信号フィールドは、生成されたPPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用することができる。
例えば、通信装置400は、APまたはSTAとすることができ、無線受信機404は、動作時、レガシー信号フィールドおよび非レガシー信号フィールドを含む送信信号(例えばPPDU(物理層プロトコルデータユニット))を受信することができ、レガシー信号フィールドはOFDM(直交周波数分割多重)シンボルを含む。さらに、回路414(例えば回路414の受信信号プロセッサ410)は、動作時、受信された送信信号を処理する。非レガシー信号フィールドは、OFDMシンボルを含むことができ、PPDUフォーマット粗識別およびPPDUフォーマット詳細識別に使用される情報を含む。PPDUフォーマット粗識別は、HE後の(post High Efficiency)PPDUを識別するステップを含むことができ、PPDUフォーマット詳細識別は、HE後のPPDUのフォーマットを識別するステップを含むことができる。
非レガシー信号フィールドは、PPDUフォーマット粗識別に使用される第1のサブフィールドと、PPDUフォーマット詳細識別に使用される第2のサブフィールドとを含むことができ、第1のサブフィールドは、レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットに従ってフォーマットされている。
第2のサブフィールドは、HE後のPPDUのフォーマットを示すためのシグナリングを含むことができ、所定のトーンのサブセットとは異なる、非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンにマッピングされている。第1のサブフィールドは、非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットを含むことができ、これらトーンのサブセットのトーンの値は、レガシー信号フィールドのシンボルの対応するトーンの値から反転されている。非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットは、トーンのサブセットが送信帯域幅全体にわたりできる限り均一に分散するように決定することができる。非レガシー信号フィールドのシンボルのトーンのサブセットは、レガシー信号フィールドの所定の数のLSB(最下位ビット)に基づいて決定することができる。
様々な実施形態によれば、第1のサブフィールドは、シグネチャシーケンスを含むことができる。シグネチャシーケンス内の連続するビットのサブセットのパターンは、HE(High Efficiency)PPDUのRL-SIG(繰り返し非HT SIGNALフィールド)内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なっていることができる。
図4Bは、様々な実施形態に係る通信方法を図解した流れ図430を示している。432においては、送信信号(例えばPPDU(物理層プロトコルデータユニット))を生成することができる。送信信号は、レガシー信号フィールドおよび非レガシー信号フィールドを含むことができる。レガシー信号フィールドは、OFDM(直交周波数分割多重)シンボルを含むことができる。434においては、生成された送信信号(例えばPPDU)を送信することができる。非レガシー信号フィールドは、OFDMシンボルを含むことができ、PPDUフォーマット粗識別およびPPDUフォーマット詳細識別に使用される情報を含むことができる。PPDUフォーマット粗識別は、HE後の(post High Efficiency)PPDUを識別するステップを含むことができる。PPDUフォーマット詳細識別は、HE後のPPDUのフォーマットを識別するステップを含むことができる。
図4Cは、様々な実施形態に係る通信方法を図解した流れ図460を示している。462においては、送信信号(例えばPPDU(物理層プロトコルデータユニット))を受信することができる。送信信号は、レガシー信号フィールドおよび非レガシー信号フィールドを含むことができる。レガシー信号フィールドは、OFDM(直交周波数分割多重)シンボルを含むことができる。464においては、受信された送信信号を処理することができる。非レガシー信号フィールドは、OFDMシンボルを含むことができ、PPDUフォーマット粗識別およびPPDUフォーマット詳細識別に使用される情報を含むことができる。PPDUフォーマット粗識別は、HE後の(post High Efficiency)PPDUを識別するステップを含むことができ、PPDUフォーマット詳細識別は、HE後のPPDUのフォーマットを識別するステップを含むことができる。
図4Dは、様々な実施形態に係る通信方法を図解した流れ図470を示している。472においては、送信信号(例えばPPDU)を生成することができる。PPDUは、第1の信号フィールド、第2の信号フィールド、および第3の信号フィールドを含み、第2の信号フィールドは、生成されたPPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用され、第3の信号フィールドは、生成されたPPDUのPHYバージョンを示すために使用される。第2の信号フィールドおよび第3の信号フィールドは、1個のOFDMシンボルにおいて符号化することができる。474においては、生成されたPPDUを送信することができる。
図5は、第1の実施形態に係る、Coarse Identification(粗識別)サブフィールド314を生成する例の図解500を示している。L-SIGシンボル502のトーンおよびFIFシンボル504のトーンを示してある。詳細識別のためのデータトーンを、点線508によって示してある。粗識別のためのデータトーンを、細い実線510によって示してある。粗識別のためのパイロットトーンおよび拡張トーンを、太い実線512によって示してある。トーン値反転506は、粗識別のためのデータトーンと、パイロットトーンおよび拡張トーンのみに適用される。図5に示した例においては、所定のトーンのサブセットは、(粗識別用の)N=24個のデータトーンと、M=4個のパイロットトーンと、L=4個の拡張トーンを含む。粗識別用に合計で32個のトーンが提供され、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドのトーンインデックスは、{±28,±27,±26,±24,±22,±21,±19,±17,±15,±13,±11,±9,±7,±6,±4,±2}である。図5から理解できるように、粗識別に使用される、FIFシンボル504のトーンのサブセットは、これらが送信帯域幅全体にわたりできる限り均一に分散するように決定される。このような実施形態においては、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドを、PPDUフォーマット粗識別用のデータトーンを含むトーンのサブセットにおける対応するL-SIGシンボル502に従って生成することができる。Coarse Identification(粗識別)サブフィールドは、PPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョン(例:EHT PPDU)より古くないかを判定するために使用される。別の実施形態においては、PPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定する目的に、L-SIGシンボル502およびCoarse Identification(粗識別)サブフィールドを使用することができる。
図6は、第1の実施形態に係る、Coarse Identification(粗識別)サブフィールド314を生成する別の例の図解600を示している。L-SIGシンボル608のトーンおよびFIFシンボル610のトーンを示してある。詳細識別用のデータトーンを点線614によって示してある。粗識別用のデータトーンを細い実線616によって示してある。パイロットトーンおよび拡張トーンを太い実線618によって示してある。図6に示した例においては、所定のトーンのサブセットは、L-SIGフィールドの5つのLSB(最下位ビット)602に対応するN=10個のデータトーンを含む。L-SIGフィールドのRATEフィールドが6Mbpsのレートの「1101」に設定されており、かつL-SIGフィールドのReserved(予備)フィールドが「0」に設定されている理由で、L-SIGの5つのLSB602は「11010」に固定されている。符号化率1/2のBCC(バイナリ畳み込み符号)符号化の後、これらのビットは1110101110(図6のビット列604)に対応する。したがって、インターリービングおよびBPSK変調606の後、L-SIGシンボルの所定のトーンのサブセットの理論値は、(L-SIGシンボル608に示したように)「+1 +1 +1 -1 +1 -1 +1 +1 +1 -1」である。したがって、FIFシンボル610の所定のトーンのサブセットの値を、L-SIGシンボルにおける同じトーンの実際の値の代わりに、L-SIGシンボルの同じトーンの理論値と(言い換えればL-SIGフィールドの所定の数のLSBに基づく値と)比較することができる。トーン値反転612は、粗識別用のデータトーンのみに適用される。合計で10個のトーンが粗識別用に提供され、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドのトーンインデックスは、{-25,-22,-18,-15,-12,-9,-5,-2,+2,+5}である。同様にこのような実施形態においては、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドを、L-SIGフィールドのLSB 602から導かれる、PPDUフォーマット粗識別用のデータトーンを含むトーンのサブセットにおける対応するL-SIGシンボル608に従って生成することができる。Coarse Identification(粗識別)サブフィールドは、PPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用することができる。一実施形態においては、L-SIGシンボル608およびCoarse Identification(粗識別)サブフィールドを使用して、PPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定することができる。
図7は、第1の実施形態に係る、Fine Identification(詳細識別)サブフィールド700のフォーマットを示している。Fine Identification(詳細識別)サブフィールド700は、Format(フォーマット)フィールド702と、CRC(巡回冗長検査)フィールド704と、テールビット706とを含むことができる。Format(フォーマット)フィールド702(L個のビットを含むことができる)は、HE後のPPDUのフォーマット(すなわちHE後のPPDUのPHYバージョン)を示すことができる。例えば、Format(フォーマット)フィールドの値0を使用して、EHT PPDUを示すことができ、1から2-1までの値を、将来の使用のための予備としておくことができる。別の例では、Format(フォーマット)フィールドの値0を使用してEHT MU PPDUを示すことができ、Format(フォーマット)フィールドの値1を使用してEHT SU PPDUまたはEHT TB PPDUを示すことができ、2から2-1までの値を将来の使用のための予備としておくことができる。CRCフィールド(18-N/2-L個のビットを含むことができる)は、Format(フォーマット)フィールドのビット全体に対して計算することができる。テールビット706(6ビットを含むことができる)は、すべて0に設定することができる。例えば、N=24かつL=4の場合、Format(フォーマット)フィールド702が4ビットを含み、CRCフィールド704が2ビットを含み、テールビット706が6ビットを含む。
図8は、第1の実施形態に係る、Fine Identification(詳細識別)サブフィールドの生成を図解した流れ図800を示している。ステップ802においては、(24-N/2)ビットのFine Identification(詳細識別)サブフィールドを、符号化率1/2のBCCによって符号化することができ、48-N個の符号化されたビットを生成することができる。ステップ804においては、48-N個の符号化されたビットをインターリーブすることができる。ステップ806においては、48-N個のインターリーブされたビットをBPSK変調することができる。ステップ808においては、48-N個のBPSKシンボルを、残る48-N個のデータトーンにマッピングすることができる。
以下では、FIF 308を使用してPPDUのフォーマットを識別するプロセス、特に、PPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するプロセスを示す。図9は、第1の実施形態に係る、STAまたはAPにおける処理を図解した流れ図900を示している。PPDUフォーマットの粗識別は、点線の四角902で示したように提供することができる。PPDUフォーマットの詳細識別は、点線の四角904で示したように提供することができる。処理は、906において開始することができる。908においては、Coarse Identification(粗識別)サブフィールドに対応するFIFシンボルのトーンの値を取り出すことができる(例えば、図5を参照しながら説明したように、トーンを決定することによる、または例えば、図6を参照しながら説明したように、L-SIGの所定の数のLSBに従ってトーンを決定することによる)。910においては、取り出したトーンの値を反転させることができる。912においては、取り出したトーンの反転された値が、L-SIGシンボルの同じトーンの値に合致するかを判定することができる。取り出したトーンの反転された値が、L-SIGシンボルの同じトーンの値に合致すると判定される場合、914において処理を続行することができる。取り出したトーンの反転された値が、L-SIGシンボルの同じトーンの値に合致しないと判定される場合、926において処理を続行することができる。914においては、L-SIGシンボルを復調および復号することができる。916においては、パリティチェックに合格するかを判定することができる。パリティチェックに合格すると判定される場合、918において処理を続行することができる。パリティチェックに合格しないと判定される場合、926において処理を続行することができる。918においては、L-SIGのRATEフィールドが6Mbpsのレートの「1101」に設定されているかを判定することができる。L-SIGのRATEフィールドが「1101」に設定されていると判定される場合、920において処理を続行することができる。L-SIGのRATEフィールドが「1101」に設定されていないと判定される場合、926において処理を続行することができる。920においては、L-SIGのLENGTHフィールドの値が3で割り切れるかを判定することができる。L-SIGのLENGTHフィールドの値が3で割り切れないと判定される場合、922において処理を続行することができる。L-SIGのLENGTHフィールドの値が3で割り切れると判定される場合、926において処理を続行することができる。922においては、Fine Identification(詳細識別)サブフィールドに対応するFIFシンボルのトーンを復調および復号することができる。924においては、CRCチェックに合格するかを判定することができる。CRCチェックに合格すると判定される場合、928において処理を続行することができる。CRCチェックに合格しないと判定される場合、926において処理を続行することができる。928においては、受信されたPPDUのフォーマットを、Format(フォーマット)フィールドの値に基づいて識別することができる。926においては、EHT前のPPDUのフォーマットの識別に進むことができる。処理は930において終了することができる。
図10は、第2の実施形態に係る、FIF 1000のフォーマットを示している。FIF 1000は、Signature Sequence(シグネチャシーケンス)サブフィールド1002、Format(フォーマット)サブフィールド1004、CRCサブフィールド1006、およびテールビット1008を含むことができる。Signature Sequence(シグネチャシーケンス)サブフィールド1002はNビットを含むことができる(8≦N≦16)。Format(フォーマット)サブフィールド1004は、Lビットを含むことができ、HE後のPPDUのフォーマットを示すことができる(1≦L≦5)。例えば、Format(フォーマット)サブフィールドの値0を使用してEHT PPDUを示すことができ、1から2-1までの値を将来の使用のための予備としておくことができる。別の例では、値0を使用してEHT MU PPDUを示すことができ、値1を使用してEHT SU PPDUまたはEHT TB PPDUを示すことができ、2から2-1までの値を将来の使用のための予備としておくことができる。CRCサブフィールド1006は、18-N-L個のビットを含むことができ、Signature Sequence(シグネチャシーケンス)のビットおよびFormat(フォーマット)のビット全体に対して計算することができる。テールビット1008は、6ビットを含むことができ、すべて0に設定することができる。Signature Sequence(シグネチャシーケンス)サブフィールド1002およびCRCサブフィールド1006をPPDUフォーマット粗識別に使用することができ、Format(フォーマット)サブフィールド1004をPPDUフォーマット詳細識別に使用することができる。例えば、N=8、L=6の場合、Signature Sequence(シグネチャシーケンス)サブフィールド1002が8ビットを含むことができ、Format(フォーマット)サブフィールド1004が6ビットを含むことができ、CRCサブフィールド1006が4ビットを含むことができ、テールビット1008が6ビットを含むことができる。
図11は、第2の実施形態に係る、FIFシンボルの生成を図解した流れ図1100を示している。FIFシンボルは、HE PPDUのRL-SIGシンボルと同じように生成することができる。1102においては、24ビットのFIFを符号化率1/2のBCCによって符号化することができ、48個の符号化されたビットを生成することができる。1104においては、48個の符号化されたビットをインターリーブすることができる。1106においては、48個のインターリーブされたビットをBPSK変調することができる。1108においては、48個のBPSKシンボルを、48個のデータトーンにマッピングすることができる。したがって、RL-SIGシンボルと同じようにFIFシンボルを復調および復号することができ、結果として、HE PPDUをHE後のPPDUとして誤って検出する確率が極めて低い。
HE PPDUをHE後のPPDUとして誤って検出する確率を低減できるように、シグネチャシーケンスのビットが、RL-SIGの対応する情報ビットとは異なる少なくとも1個のビットを有することが望ましい(RL-SIGはHE PPDU内のL-SIGの後ろに提供され、したがって様々な実施形態に係るFIFと同じ位置でありうる)。
様々な実施形態によれば、シグネチャシーケンスは、RL-SIG内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なる、シグネチャシーケンス内の連続するビットのサブセットのパターンを含むことができる。
第1の例として、RL-SIGの第3ビット(B3)が、レートにかかわらず「1」に固定されていることに留意されたい。したがって8ビットのシグネチャシーケンスを「XXX0XXXX」(Xは0または1)とすることができ、そのようなシグネチャシーケンスは(少なくとも第3ビットが異なるため)RL-SIGとは異なる。
第2の例として、RL-SIG内の第0ビットから第3ビット[B0:B3]が、6Mbpsのレートの「1101」であることに留意されたい。したがって8ビットのシグネチャシーケンスを「0010XXXX」(Xは0または1)とすることができ、(少なくともビット[B0:B3]が異なるため)このようなシグネチャシーケンスは6Mbpsのレートを表すRL-SIGとは異なる。この第2の例のシグネチャシーケンスは、(例えば異なるビットの数が多い理由で)第1の例のシグネチャシーケンスよりも堅牢でありうる。
第3の例では、RL-SIG内の第4ビット(B4)は予備ビットであり、現在0に固定されていることに留意されたい。したがって8ビットのシグネチャシーケンスを「00101XXXX」(Xは0または1)とすることができ、(少なくともビット[B0:B3]およびB4が異なるため)このようなシグネチャシーケンスはRL-SIGとは異なる。この第3の例のシグネチャシーケンスは、(例えば異なるビットの数が多い理由で)第2の例のシグネチャシーケンスよりもさらに堅牢でありうる。
VHT PPDUをHE後のPPDUとして誤って検出する確率を低減できるように、シグネチャシーケンスのビットが、VHT-SIG-A1の対応する情報ビットとは異なる少なくとも1個のビットを有することが望ましい(VHT-SIG-A1はVHT PPDU内のL-SIGの後ろに提供され、したがって様々な実施形態に係るFIFと同じ位置でありうる)。
様々な実施形態によれば、RL-SIG内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なる、連続するビットの第1のサブセットのパターンを含むシグネチャシーケンスを提供することができる。また、シグネチャシーケンス内の連続するビットの第2のサブセットのパターンが、VHT-SIG-A1内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なることができる。
6Mbpsのレートを表すRL-SIG内の[B0:B1]が「11」であり、VHT-SIG-A1においてB2が予備ビットであり現在「1」に固定されていることに留意されたい。さらに、VHT-SIG-A1において[B3:B7]は、SUの場合には「X0000」または「X1111」、MUの場合には「0XXXX」(Xは0または1)であることに留意されたい。したがって、例示的な8ビットのシグネチャシーケンスを「00010111」とすることができる。
様々な実施形態によれば、非HT PPDUをHE後のPPDUとして誤って検出する確率を低減できるように、シグネチャシーケンスのビットが、非HT PPDUのSERVICEフィールドの対応する情報ビットとは異なる少なくとも1個のビットを有することが望ましい。
様々な実施形態によれば、RL-SIG内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なる、自身の中の連続するビットの第1のサブセットのパターンを含むシグネチャシーケンスを提供することができる。また、シグネチャシーケンス内の連続するビットの第2のサブセットのパターンが、VHT-SIG-A1内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なる。また、シグネチャシーケンス内の連続するビットの第3のサブセットのパターンが、SERVICEフィールド内の対応するビットのサブセットのパターンとは異なる。したがって、LENGTHフィールドの値をチェックすることなくHE後のPPDUのフォーマットを識別することが可能であり、したがってHE後のPPDUにおいて、LENGTHフィールドの値が3で割り切れるL-SIGを別の目的に使用することができる。
6Mbpsのレートを表すRL-SIG内の[B0:B1]が「11」であることに留意されたい。さらに、VHT-SIG-A1においてB2が予備ビットであり現在「1」に固定されていることに留意されたい。さらに、VHT-SIG-A1において[B3:B6]が、SUの場合には「X000」または「X111」、MUの場合には「0XXX」(Xは0または1)であることに留意されたい。さらに、SERVICEフィールドにおいてB7が予備ビットであり現在「0」に固定されており、このビットは、(以下に図12を参照しながら説明するように)「0001011」に設定されるスクランブラの初期状態でスクランブルされた後に「1」になることに留意されたい。したがって、例示的な8ビットのシグネチャシーケンスを「00010110」とすることができる。
図12は、スクランブラ1200を示している。SERVICEフィールドの最初の7ビット[B0:B6]1202は「0001011」であり、これはスクランブラの初期状態としての役割も果たす。SERVICEフィールドの最初の予備SERVICEビット(B7)が、データ入力1206において0であるため、スクランブルされたデータ出力1208は値「1」を提供する。したがって、非HT PPDUにおけるSERVICEフィールドの最初の8ビットは、スクランブルの後に「00010111」である。
別の例によれば、6Mbpsのレートを表すRL-SIGにおいて[B0:B1]が「11」であり、VHT-SIG-A1においてB2が予備ビットであり現在1に固定されており、VHT-SIG-A1において[B3:B6]が、SUの場合に「X000」または「X111」でありMUの場合に「0XXX」(Xは0または1)であり、SERVICEフィールドにおいて[B7:B11]が予備SERVICEビットであり現在「00000」に固定されており、これらは「0001011」に設定されたスクランブラの初期状態でスクランブルされた後に「10101」になることに留意されたい。したがって、例示的な12ビットのシグネチャシーケンスを「000101101010」とすることができる。
図13は、第2の実施形態に係る、FIF 1300の別の例のフォーマットを示している。FIF 1300は、Signature Sequence(シグネチャシーケンス)サブフィールド1302、Format(フォーマット)サブフィールド1304、およびテールビット1308を含むことができる。例えば、N=12かつL=6の場合、Signature Sequence(シグネチャシーケンス)サブフィールド1302は12ビットを含むことができ、Format(フォーマット)サブフィールド1304は6ビットを含むことができ、テールビット1308は6ビットを含むことができる。図10に示したFIF 1000と比較すると、FIF 1300にはCRCサブフィールドが含まれない。これは、12ビットのシグネチャシーケンスによって十分な誤り検出機能が提供されるためである。
以下では、FIF 1300を使用してPPDUのフォーマットを識別するプロセス、特に、PPDUのPHYバージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するプロセスを示す。図14は、第2の実施形態に係る、STAまたはAPにおける処理を図解した流れ図1400を示している。PPDUフォーマットの粗識別を、点線の四角1402で示したように提供することができる。PPDUフォーマットの詳細識別を、点線の四角1404で示したように提供することができる。処理は、1406において開始することができる。1408においては、FIFシンボルを復調および復号することができる。1410においては、CRCチェックに合格するかを判定することができる。CRCチェックに合格すると判定される場合、1412において処理を続行することができる。CRCチェックに合格しないと判定される場合、1422において処理を続行することができる。1412においては、Signature Sequence(シグネチャシーケンス)フィールドの値が既知のシグネチャシーケンスに合致するかを判定することができる。Signature Sequence(シグネチャシーケンス)フィールドの値が既知のシグネチャシーケンスに合致すると判定される場合、1414において処理を続行することができる。Signature Sequence(シグネチャシーケンス)フィールドの値が既知のシグネチャシーケンスに合致しないと判定される場合、1422において処理を続行することができる。1414においては、L-SIGシンボルを復調および復号することができる。1416においては、パリティチェックに合格するかを判定することができる。パリティチェックに合格すると判定される場合、1418において処理を続行することができる。パリティチェックに合格しないと判定される場合、1422において処理を続行することができる。1418においては、L-SIGのRATEフィールドが「1101」に設定されているかを判定することができる。L-SIGのRATEフィールドが「1101」に設定されていると判定される場合、1420において処理を続行することができる。L-SIGのRATEフィールドが「1101」に設定されていないと判定される場合、1422において処理を続行することができる。1420においては、L-SIGのLENGTHフィールドの値が3で割り切れるかを判定することができる。L-SIGのLENGTHフィールドの値が3で割り切れないと判定される場合、1424において処理を続行することができる。L-SIGのLENGTHフィールドの値が3で割り切れると判定される場合、1422において処理を続行することができる。1424においては、受信されたPPDUのフォーマットを、Format(フォーマット)フィールドの値に基づいて識別することができる。1422においては、EHT前のPPDUのフォーマットの識別に進むことができる。処理は1426において終了することができる。
図15は、様々な実施形態に係る通信装置1500(例えばアクセスポイント(AP)または端末(STA;ステーション))の構成を示している。図4Aに示した通信装置の概略的な例に類似して、図15の概略的な例における通信装置1500は、少なくとも1つの無線送信機1530と、少なくとも1つの無線受信機1504と、複数のアンテナ1502(簡潔さのため図18には1つのみのアンテナを描いてある)と、回路1532とを含む。回路1532は少なくとも1つのコントローラ1514を含むことができ、コントローラ1514は、HE後のPPDUを使用する通信の制御を含む、実行するように設計されているタスクをソフトウェアおよびハードウェアの支援下で実行するときに使用される。回路1532は、受信信号プロセッサ1506および送信信号生成器1522をさらに含むことができる。コントローラ1514は、受信信号プロセッサ1506および送信信号生成器1522を制御することができる。
受信信号プロセッサ1506は、制御信号プロセッサ1508およびデータ信号プロセッサ1512を含むことができる。制御信号プロセッサ1508は、受信された信号(例:FIF、SIG-A)の制御シグナリング部分を処理することができ、PPDUフォーマット検出器1510を含むことができる。PPDUフォーマット検出器1510は、受信されたPPDUのフォーマットを求めることができる。データ信号プロセッサ1512は、受信された信号のデータ部分を処理することができる。
送信信号生成器1522は、制御信号生成器1524と、PPDU生成器1526と、データ生成器1528とを含むことができる。制御信号生成器1524は、制御シグナリング部分(例:FIF、SIG-A)を生成することができる。PPDU生成器1526は、PPDU(例:HE後のPPDU)を生成することができる。データ生成器1528は、送信信号のデータ部分を生成することができる。
上述したように、本開示の実施形態は、HE後の(post High Efficiency)PPDUのフォーマットを効率的に識別することを可能にする高度な通信システム、通信方法、および通信装置を提供する。
本開示は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって、実施することができる。上述した各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、その一部または全体を、集積回路などのLSIによって実施することができ、各実施形態において説明した各プロセスは、その一部または全体を、同じLSIまたはLSIの組合せによって制御することができる。LSIは、チップとして個別に形成する、または、機能ブロックの一部またはすべてが含まれるように1個のチップを形成することができる。LSIは、自身に結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIとも称される。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ、または専用プロセッサを使用することによって実施することができる。さらには、LSIの製造後にプログラムすることのできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)や、LSI内部に配置されている回路セルの接続および設定を再設定できるリコンフィギャラブル・プロセッサを使用することもできる。本開示は、デジタル処理またはアナログ処理として実施することができる。半導体技術または別の派生技術が進歩する結果として、LSIが将来の集積回路技術に置き換わる場合、その将来の集積回路技術を使用して機能ブロックを集積化することができる。バイオテクノロジを適用することもできる。
本開示は、通信の機能を有する任意の種類の装置、デバイス、またはシステム(通信装置と呼ばれる)によって実施することができる。
通信装置は、送受信機および処理/制御回路を備えていることができる。送受信機は、受信機および送信機を備えている、および/または、受信機および送信機として機能することができる。(送信機および受信機としての)送受信機は、増幅器、RF変調器/復調器、および1つまたは複数のアンテナを含むRF(無線周波数)モジュールを含むことができる。
このような通信装置の非限定的ないくつかの例としては、電話(例:携帯電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例:ラップトップ、デスクトップ、ノートブック)、カメラ(例:デジタルスチル/ビデオカメラ)、デジタルプレイヤー(デジタルオーディオ/ビデオプレイヤー)、ウェアラブルデバイス(例:ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、電子書籍リーダー、遠隔医療/テレメディシン(リモート医療・医薬)装置、通信機能を提供する車両(例:自動車、飛行機、船舶)、およびこれらのさまざまな組合せ、が挙げられる。
通信装置は、携帯型または可搬型に限定されず、非携帯型または据付け型である任意の種類の装置、デバイス、またはシステム、例えば、スマートホームデバイス(例:電化製品、照明、スマートメーター、制御盤)、自動販売機、および「モノのインターネット(IoT : Internet of Things)」のネットワーク内の任意の他の「モノ」なども含むことができる。
通信は、例えばセルラーシステム、無線LANシステム、衛星システム、その他、およびこれらのさまざまな組合せを通じて、データを交換するステップを含むことができる。
通信装置は、本開示の中で説明した通信の機能を実行する通信デバイスに結合されたコントローラやセンサなどのデバイスを備えることができる。例えば、通信装置は、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスによって使用される制御信号またはデータ信号を生成するコントローラまたはセンサ、を備えていることができる。
通信装置は、インフラストラクチャ設備、例えば、上の非限定的な例における装置等の装置と通信する、またはそのような装置を制御する基地局、アクセスポイント、および任意の他の装置、デバイス、またはシステムなどを、さらに含むことができる。
様々な実施形態のいくかの特性はデバイスを参照しながら説明されているが、対応する特性は様々な実施形態の方法にもあてはまり、逆も同様である。
特定の実施形態に示した本開示には、広範に説明した本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、多数の変更および/または修正を行い得ることが、当業者には理解されるであろう。したがって本明細書における実施形態は、あらゆる点において説明を目的としており、本発明を制限するものではないとみなされたい。

Claims (22)

  1. 通信装置であって、
    動作時、第1の信号フィールド、第2の信号フィールド、および第3の信号フィールドを含む物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を生成する回路であって、前記第2の信号フィールドが、前記生成されたPPDUの物理層(PHY)バージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用され、前記第3の信号フィールドが、前記生成されたPPDUの前記PHYバージョンを示すために使用される、前記回路と、
    動作時、前記生成されたPPDUを送信する送信機と、
    を備えている通信装置。
  2. 前記第3の信号フィールドが、定義された数のビットおよび前記第3の信号フィールド内の静的な位置を有する、バージョンに依存しないビット、を含む、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記生成されるPPDUが、前記バージョンに依存しないビットに続くバージョンに依存するビットを含む、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記バージョンに依存するビットが、可変数のビットを含む、
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第2の信号フィールドが、前記第1の信号フィールドの繰り返しである、
    請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記第2の信号フィールドがトーンにマッピングされ、前記トーンの一部における前記第2の信号フィールドのそれぞれの値が、前記トーンの部分における前記第1の信号フィールドの対応する値に従って生成される、
    請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記トーンの一部における前記第2の信号フィールドのそれぞれの値が、前記トーンの部分における前記第1の信号フィールドの対応する値から反転される、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記トーンがデータサブキャリアである、
    請求項6に記載の通信装置。
  9. 前記特定のPHYバージョンのPPDUが、超高スループット(EHT)PPDUである、
    請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記第2の信号フィールドおよび前記第3の信号フィールドが、1個の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルにおいて符号化される、
    請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記第1の信号フィールドおよび前記第2の信号フィールドが、前記生成されたPPDUの前記PHYバージョンが前記特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用される、
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 通信方法であって、
    第1の信号フィールド、第2の信号フィールド、および第3の信号フィールドを含む物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を生成するステップであって、前記第2の信号フィールドが、前記生成されたPPDUの物理層(PHY)バージョンが特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用され、前記第3の信号フィールドが、前記生成されたPPDUの前記PHYバージョンを示すために使用される、ステップと、
    前記生成されたPPDUを送信するステップと、
    を含む通信方法。
  13. 前記第3の信号フィールドが、定義された数のビットおよび前記第3の信号フィールド内の静的な位置を有する、バージョンに依存しないビット、を含む、
    請求項12に記載の通信方法。
  14. 前記生成されるPPDUが、前記バージョンに依存しないビットに続くバージョンに依存するビットを含む、
    請求項13に記載の通信方法。
  15. 前記バージョンに依存するビットが、可変数のビットを含む、
    請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記第2の信号フィールドが、前記第1の信号フィールドの繰り返しである、
    請求項13に記載の通信方法。
  17. 前記第2の信号フィールドがトーンにマッピングされ、前記トーンの一部における前記第2の信号フィールドのそれぞれの値が、前記トーンの部分における前記第1の信号フィールドの対応する値に従って生成される、
    請求項16に記載の通信方法。
  18. 前記トーンの一部における前記第2の信号フィールドのそれぞれの値が、前記トーンの部分における前記第1の信号フィールドの対応する値から反転される、
    請求項17に記載の通信方法。
  19. 前記トーンがデータサブキャリアである、
    請求項17に記載の通信方法。
  20. 前記特定のPHYバージョンのPPDUが、超高スループット(EHT)PPDUである、
    請求項12に記載の通信方法。
  21. 前記第2の信号フィールドおよび前記第3の信号フィールドが、1個の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルにおいて符号化される、
    請求項12に記載の通信方法。
  22. 前記第1の信号フィールドおよび前記第2の信号フィールドが、前記生成されたPPDUの前記PHYバージョンが前記特定のPHYバージョンより古くないかを判定するために使用される、
    請求項12に記載の通信方法。
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