JP2022525404A - 撹拌器又はカテーテルの回転速度を制御するための方法及びシステム - Google Patents

撹拌器又はカテーテルの回転速度を制御するための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

様々な回転荷重のもとでカテーテルアセンブリの回転速度を制御するための方法及びスライドアセンブリを有するデバイスハンドルが開示される。方法は、第1電流制限をプロセッサ内に設定することと、カテーテルアセンブリを回転するように作動させることと、第1電流制限の回転周期内の電流値を計算することと、第1電流制限から第2電流制限に更新することであって、第2電流制限は第1電流制限よりも低い、ことと、を含む。【選択図】図1A

Description

本開示は、概して、撹拌器又はカテーテルの回転速度を制御するための方法及びシステムに関し、より具体的には、生体管腔の内壁面から物質を切除するための医療用デバイスのデバイスハンドル内の攪拌器又はカテーテルについての回転速度を制御するための方法およびシステムに関する。
血栓又は凝血塊が、損傷又は乱流血流からの血液凝固の結果として血管系内に生じる。血流を制限する能力のために、血栓が血管内腔内に発生させられたならば、それは除去されなければならない。深部静脈血栓は、大腿静脈又は膝窩静脈等の身体の深部に存在する静脈内に血栓を形成することを含む。深部静脈血栓(DVT)の存在の1つの危険は、血栓が移動し塞栓を形成して、肺機能の棄損をもたらすことである。
いくつかの方法が、深部静脈血栓を治療するために開発されてきた。カテーテルシステムのシャフト本体が血管内に挿入され、次いで血栓溶解薬等の薬剤が塞栓部分内に注射されることにより、血栓を溶解して除去するという1つの方法が、知られている。しかし、血栓を除去するためのこの技術は、出血を生じさせることが知られている。それに加えて、冠状動脈内で、経皮的冠動脈形成術(PTCA)が実行されることにより、プラーク又は血栓形成によって影響を受けた動脈を開いてもよい。この方法において、血管は、バルーンを用いて拡大され、メッシュ形状又はコイル形状のステントが残置されて、血管に対する支持体として血管内に存在する。しかし、これらの方法は、狭窄部のプラークが石灰化されるとき、又は狭窄部が冠状動脈の二分枝部分内で成長するならば、適用される可能性がより低い。
血栓が機械的に破壊されて血管内腔から外に吸引されるという治療が提唱されてきた。血栓は、続いて血管内に挿入されたシャフト本体によって除去される。この治療によって、全体として薬剤の使用を低減するか又は場合によっては排除することが可能である。かかるシステムは、米国特許第6,024,751号に開示されている。
生物学的組織及び/又は血管との係合時に撹拌器又はカテーテルアセンブリの回転を停止させることによって、血管内の狭窄部の適切な除去を確実にし、生物学的組織及び/又は血管を危険に晒すことを低減するための方法及びシステムが開示される。
様々な回転荷重のもとでカテーテルアセンブリの回転速度を制御するための方法が開示され、該方法は、第1電流制限をプロセッサ内に設定することと、カテーテルアセンブリを回転するように作動させることと、第1電流制限の回転周期内の電流値を計算することと、第1電流制限から第2電流制限に更新することであって、第2電流制限は、第1電流制限よりも低い、ことと、を含む。
回転プロファイルによってカテーテルアセンブリのトルクを制限する方法が開示され、該方法は、モータの電流制限のための開始値を設定することであって、モータは、カテーテルアセンブリを駆動するように構成されている、ことと、第1方向でのカテーテルアセンブリの駆動中にモータのモータ電流を計算することと、計算されたモータ電流に基づき電流制限の関数としてモータの電流制限を更新することと、を含む。
生体管腔内側の物質を切除するためのデバイスハンドルが開示され、デバイスハンドルは、スライドアセンブリであって、カテーテルアセンブリを回転させるように構成された駆動シャフトアセンブリを含む、スライドアセンブリと、駆動シャフトアセンブリ及びカテーテルアセンブリに回転力を付与するように構成されたモータと、プロセッサと、を含み、プロセッサは、カテーテルアセンブリが第1方向の目標回転速度に到達するようにカテーテルアセンブリを駆動することと、第1方向の第1電流制限から第1方向の第2電流制限に更新することであって、第1方向の第2電流制限は、第1方向の第1電流制限よりも低い、ことと、第1方向の回転速度が目標回転速度で達成されなかったならば、カテーテルアセンブリが第2方向の目標回転速度に到達するようにカテーテルアセンブリを駆動するときに、第1方向の第1電流制限よりも高い第2方向の第1電流制限を設定することと、カテーテルアセンブリの駆動を第1方向と第2方向との間で交互にすることと、を行うように構成されている。
様々な回転荷重のもとでカテーテルアセンブリの回転速度を制御するための方法が開示され、該方法は、回転速度プロファイルに従って第1方向に目標回転速度でカテーテルアセンブリを駆動することと、回転速度プロファイルに従って第2方向に目標回転速度でカテーテルアセンブリを駆動することと、カテーテルアセンブリの駆動を第1方向と第2方向との間で交互にすることと、を含む。
回転プロファイルによってカテーテルアセンブリのトルクを制限する方法が開示され、該方法は、モータの電流制限についての開始値を設定することであって、モータは、カテーテルアセンブリを駆動するように構成されている、ことと、カテーテルアセンブリの第1方向の駆動の間、モータのモータ電流を測定することと、測定されたモータ電流に基づいた電流制限の関数としてモータの電流制限を更新することと、を含む。
生体管腔内側の物質を切除するためのデバイスハンドルが開示され、デバイスハンドルは、スライドアセンブリであって、カテーテルアセンブリを回転させるように構成された駆動シャフトアセンブリを含む、スライドアセンブリと、駆動シャフトアセンブリ及びカテーテルアセンブリに回転力を付与するように構成されたモータと、プロセッサと、を備え、プロセッサは、回転速度プロファイルに従って第1方向に目標回転速度でカテーテルアセンブリを駆動することと、回転速度プロファイルに従って第2方向に目標回転速度でカテーテルアセンブリを駆動することと、カテーテルアセンブリの駆動を第1方向と第2方向との間で交互にすることと、を行うように構成されている。
例示的な実施形態に従う、撹拌器又はカテーテルと共に使用するためのスライドアセンブリを伴うハンドルの斜視図である。
例示的な実施形態に従う、狭窄部を有する血管内のカテーテルアセンブリの遠位端にある撹拌器を示す断面図である。
例示的な実施形態に従う、撹拌器又はカテーテルと共に使用するためのスライドアセンブリを伴うハンドルについての別の斜視図である。
例示的な実施形態に従う、ハンドル及びスライドアセンブリについての斜視図である。
例示的な実施形態に従う、スライドアセンブリの一部分についての斜視図である。
撹拌器を伴わない、実行可能位置にあるハンドル上のカテーテルインターフェースについての斜視図である。
ハンドルに取り付けられた撹拌器シャフトルアーを伴うハンドル上のカテーテルインターフェースについての斜視図である。
外側シースに挿入された撹拌器モジュールを伴うハンドル上のカテーテルインターフェースについての斜視図であり、撹拌器は、凝血塊の遠位端(又は位置)に設置されている。
ハンドル上のカテーテルインターフェースについての斜視図であり、外側シースは、撹拌器を配備するための引戻しを有する。
締付け板がルアーを覆って据え付けられた後におけるハンドル上のカテーテルインターフェースの斜視図である。
例示的な実施形態に従う、速度対回転を示す回転速度プロファイルである。
例示的な実施形態に従う、電流/トルク対回転を示す回転速度プロファイルである。
例示的な実施形態に従う、速度対回転を示す回転速度プロファイルである。
例示的な実施形態に従う、電流/トルク対回転を示す回転速度プロファイルである。
例示的な実施形態に従う、速度対回転を示す回転速度プロファイルである。
例示的な実施形態に従う、電流/トルク対回転を示す回転速度プロファイルである。
例示的な実施形態に従う機械式ブレーキの断面図である。
例示的なシステムについての速度制御、電流制限、及び動作制御を示す第1ループ(すなわちループ1又は第1サイクル)を示す流れ図である。
例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器についての速度制御及び動作制御を示す第2ループ(すなわちループ2)を示す流れ図である。
例示的なシステムのカテーテルアセンブリを制御するモータについての電流制限を決定するための第3ループ(すなわちループ3)を示す流れ図である。
例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器についての速度制御、電流制限、及び動作制御ためのルーチンを示す流れ図である。
例示的な実施形態に従う、図20の例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器についての速度制御、電流制限、及び動作制御のためのルーチンを示す流れ図の続きである。
例示的な実施形態に従う、図20の例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器についての速度制御、電流制限、及び動作制御のためのルーチンを示す流れ図の続きである。
例示的な実施形態に従う、図20の例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器についての速度制御、電流制限、及び動作制御のためのルーチンを示す流れ図の続きである。
以下において、本開示の実施形態が、図を参照して説明される。説明を容易にするために、図における寸法比が誇張されており、したがって、場合によっては実際比と異なる。
図1Aは、医療用デバイス100の斜視図であり、該装置は、例示的な実施形態に従うカテーテルアセンブリ130と共に使用するためのスライドアセンブリ120を有するハンドル110を含む。図1Aに示すように、医療用デバイス100は、血管(図示せず)内部のプラーク、血栓等によって生じる狭窄部又は閉塞部を切除する療法(治療)に用いられてもよい。本明細書において、血管内に挿入されるデバイス100の側が「遠位側」と称され、操作する手元側は「近位側」と称される。
図1Aに示すように、ハンドル110は、スライドアセンブリ120を受けるように構成された1つ又は複数の通路114を有するガイドレールアセンブリ112を含む。カテーテルアセンブリ130は、スライドアセンブリ120の遠位部分121上に取り付けられるか又は受けられるように構成されている。例示的な実施形態に従うと、スライドアセンブリ120は、より滑らかな動作のための通路114上を動くように構成された複数のベアリング、例えばボールベアリングを含んでもよい。例えば、例示的な実施形態に従うと、複数のベアリングは、4つの10mmボールベアリングであってもよい。
例示的な実施形態に従うと、医療用デバイス100は、好ましくは、例えば約250mm~350mm、好ましくは少なくとも300mmの手動の引戻しを有するように構成されている。例えば、ハンドル110の内面116上に、複数の標識又は印118が、使用中のカテーテルアセンブリ130の撹拌器の軸方向変位量を操作者が決定するのを助けるために設置されてもよい。例示的な実施形態に従うと、引戻しは、手動制御引戻しだけである。図1Aに示すように、ハンドル110は、複数のカバープレート、例えば上部前面カバープレートと、後面カバープレートと、を含んでもよい。例示的な設計に従うと、例えば、ハンドル110は、約75mm~90mmの高さ、約80mm~100mmの幅、及び約300mm~400mmの長さを有してもよい。
例示的な実施形態に従うと、ハンドル110は、好ましくは、例えば、カテーテルアセンブリ130の部分である撹拌器132を、撹拌器132が血管壁を係合するときに検出して停止させるように設計されている。例えば、例示的な実施形態に従うと、制御システム、例えば、ハンドル110のスライドアセンブリ120内部のプロセッサ又はコントローラは、180度の血管捩りによって検出し得る血管検出条件を有するように構成されてもよく、180度の血管捩りは、カテーテルアセンブリ(又はカテーテル)130へのルアー接続における180度プラス90度に等しい。例示的な実施形態に従うと、ハンドル110は、例えば血管捩りの検出後に、カーテルアセンブリ130へのルアー接続210が360度以内で停止するように構成されている。
図1Bに示すように、医療用デバイス100のカテーテルアセンブリ130は、撹拌器132を含んでもよい。例示的な実施形態に従うと、撹拌器132は、カテーテルアセンブリ130の遠位端又は遠位部分上に配列又は設置されてもよい。撹拌器132は、例えば、半径方向外向きに拡張可能及び収縮可能である切除ユニットであってもよい。例えば、撹拌器132は、治療部位において凝塊を機械的に撹拌するための、及び/又は治療部位において溶解薬を分散させるための、カテーテルアセンブリ130の治療長さに沿った機械式撹拌器であってもよい。機械式撹拌器は、カテーテルアセンブリ130によって回転可能及び/又は軸方向並進可能である半径方向に拡張可能な撹拌器132を備えてもよい。例示的な実施形態に従うと、半径方向に拡張可能なカテーテルアセンブリ130の撹拌器132は、自己拡張式、例えばニチノール(Ni-Ti)ケージ134であってもよい。例示的な実施形態に従うと、半径方向に拡張可能な撹拌器は、回転慣性を提供する、遠位端上の塊136を有する。例えば、図1Bに示すように、塊136は、半径方向に拡張可能な撹拌器132を構成する材料、例えばニチノールの遠位端の集合から生成されてもよい。例示的な実施形態に従うと、撹拌器132は、螺旋形状を有してもよく、そして回転慣性及び螺旋形設計に起因して、それぞれ加速及び減速されるときに、拡大及び縮小するように構成されてもよい。
例示的な実施形態に従うと、例えば、撹拌器132の構成材料として、熱処理による形状記憶効果若しくは超弾性を備えている形状記憶合金、又はステンレス鋼が、好ましくは用いられてもよい。形状記憶合金として、Ni-Tiベース合金、Cu-Al-Niベース合金、Cu-Zn-Alベース合金、及び形状記憶合金の組合せが、好ましくは用いられる。
例示的な実施形態に従うと、例えば、カテーテルアセンブリ130の撹拌器132は、弾力性要素を備えてもよく、弾力性要素は、半径方向に拘束されて小プロファイル(小径)を有してもよく、そして、半径方向の拘束から解放されて非線形幾何形状を有する大プロファイル(大径)を有してもよい。半径方向の拘束は、スリーブ又はシースによって提供されてもよく、スリーブ又はシースは、カテーテルアセンブリ130に対して軸方向に前進及び後退させられることにより、半径方向に拡張可能な撹拌器を覆ってもよく及び覆いを外してもよい。このように、カテーテルアセンブリ130は、覆われた(したがって半径方向に拘束された)拡張可能な撹拌器132によって脈管構造内部の治療部位に導入されてもよい。所望の治療部位Sに到達した後に、外側シース230(図7)が、軸方向に後退させられて半径方向に拡張可能な撹拌器132を解放することにより、血管内の凝塊を係合するために拡張してもよい。撹拌器132は、次いで、回転させられ及び/又は軸方向に並進させられることにより、例えば血栓溶解薬の放出と組み合わせて凝血塊を係合及び粉砕してもよい。
図2は、例示的な実施形態に従う、撹拌器又はカテーテルと共に使用するためのスライドアセンブリ120を有するハンドル110の別の斜視図である。図2に示すように、スライドアセンブリ120は、駆動シャフトアセンブリ124を受けるように構成された駆動モジュールフレーム122を含んでもよい。駆動シャフトアセンブリ124は、例えば、圧入ギア及びコードホイールアタッチメント126を有する駆動シャフトを含んでもよい。例示的な実施形態に従うと、例えば、伸長式モータシャフトが用いられて、別個の駆動シャフトの必要性を排除してもよい。スライドアセンブリ120は、また、モータ128を含む。駆動シャフトアセンブリ124は、駆動ギアを含んでもよく、駆動ギアは、モータ128の被動ギア(又は回転シャフト)と噛み合う。モータ128は、駆動ギアがそれに固定されている回転シャフトを含む駆動源として機能してもよい。
例示的な実施形態に従うと、モータ128は、例えば約6~12V(ボルト)の動作電圧を有するように構成されてもよい。例えば、例示的な実施形態に従うと、例えば約6.5mNm/A~7.0mNm/Aの高いトルク係数、約1350RPM/V~1400RPM/Vの周速定数、及び12Vで40Wの最大出力を有するモータの定格を4.5V~15Vにしてもよい。
例示的な実施形態に従うと、スライドアセンブリ120は、また、複数の電子部品129を含み、電子部品は、例えばプリント回路板(PCB)(図示せず)上に装着されてもよい。電子部品129は、本明細書で開示されるようなプロセスを実行するように構成されている。電子部品129は、例えば、プロセッサ若しくはマイクロプロセッサ、オペレーティングシステム、1つ又は複数のメモリ若しくはメモリカード、及び/又はサーボモータコントローラを含んでもよい。例示的な実施形態に従うと、プロセッサは、モータコントローラに命令する命令ユニット、及び、電流、例えば、1ミリ秒あたり約50回監視される平均電流を計算する計算ユニットのうちの少なくとも1つを有する。モータコントローラは、モータへの電流供給ユニット、流れるべき電流量を決定する決定ユニット、及び流れている電流又は流されるべき電流を監視するための監視ユニットのうちの少なくとも1つを有する。プロセッサは、流れるべき電流量を決定してもよい。例示的な実施形態に従うと、医療用デバイス100のハンドル110は例えば、電力ジャックと、USBポートと、電源スイッチ及びステータスLEDと、撹拌器132のための作動スイッチ204と、を含んでもよい。
例えば、例示的な実施形態に従うと、駆動シャフトアセンブリ124の機械式駆動装置は、エンコーダと、コードホイールと、を含んでもよく、機械式駆動装置は、コードホイールからの測定値を速度測定値に変換するように構成されている。例えば、エンコーダは、3つのチャネルの光学エンコーダであってもよく、該光学エンコーダは、例えば、モータ制御のために1回転あたり500個(CPR)の直交信号を用いる。例示的な実施形態に従うと、インデックス信号がプロセッサに送られて、回転全体を追跡する。例示的な実施形態に従うと、エンコーダ及びコードホイールではなく、速度センサが用いられてもよい。
例示的な実施形態に従うと、駆動シャフトアセンブリ124は、撹拌器132を有するように構成されてもよく、撹拌器は、約1100RPM(回転毎分)から12000RPMまでの範囲の回転速度を有し、そして、血管開存性に基づいている4回転から16回転までの目標撹拌器速度において第1方向及び第2方向(すなわち、時計回り及び反時計回り)のそれぞれに回転方向を有する。例えば、凝血塊(すなわち血餅)が完全に血管を閉鎖して血液流れが停止するとき、血管開存性(すなわち血管の開放性)は、0%である。血液が健康状態で流れるとき、血管開存性は100%である。例示的な実施形態に従うと、50%~100%の血管開存性は、医療ガイドライン又は処置での治療の良好な執行として許容可能であり得る。例えば、例示的な実施形態に従うと、撹拌器132の回転速度は、1100RPMで40%の開存性、1600RPMで50%の開存性、3200RPMで100%の開存性、10000RPMで100%の開存性、12000RPMで100%の開存性(創傷)を取得してもよい。
例示的な実施形態に従うと、例えば、駆動シャフトアセンブリ124は、好ましくは、8回転に対して、例えば約3200RPM(回転/分)のピーク撹拌器速度又は標的と、約4000RPMの最高速度と、約2000RPMにおいてカテーテルアセンブリ130の撹拌器の約3回転の速度と、を有するように構成されている。
例示的な実施形態に従うと、スライドアセンブリ120は、ある方式でカテーテルアセンブリの撹拌器を回転させるようにプログラミングされてもよく、該方式は、8つの時計回り回転と、例えば500ミリ秒(msec)の休止期間と、8つの反時計回り回転と、を含む。例示的な実施形態に従うと、プロセスは、500ミリ秒の休止期間後に反復する。例示的な実施形態に従うと、スライドアセンブリ120は、カテーテルアセンブリの撹拌器の回転が、8つの時計回り回転(第1方向)と、撹拌器又はカテーテルアセンブリが回転荷重(例えば、3~6回転、より好ましくは4~5回転)のもとにない惰力走行期間(又は惰力走行時間)と、例えば500ミリ秒(msec)の休止期間と、8つの反時計回り回転(第2方向)と、を含むようにプログラムされても又は構成されてもよい。例示的な実施形態に従うと、プロセスは、別の惰力走行期間(惰力走行時間)後に、例えば、3~6回転、より好ましくは4~5回転、及び500ミリ秒の休止期間を反復する。例示的な実施形態に従うと、例えば、惰力走行期間及び休止期間は、0.4秒~0.6秒、より好ましくは約0.5秒であってもよい。
図3は、例示的な実施形態に従う、ハンドル110のスライドアセンブリ120及び駆動モジュールアセンブリ124の斜視図である。図3に示すように、ハンドル120は、また、電源125、例えば1つ又は複数の電池127を含んでもよい。例示的な実施形態に従うと、1つ又は複数の電池125は、好ましくは少なくとも2.0時間以上のモータ動作の電池寿命を有する。それに加えて又は代替として、スライドアセンブリ120は、AC/DC電源を含んでもよい。
図4は、例示的な実施形態に従うスライドアセンブリ120の一部分についての斜視図である。図4に示すように、スライドアセンブリ120は、駆動シャフトアセンブリ124を受けるように構成された駆動モジュールフレーム122を含んでもよい。駆動シャフトアセンブリ124は、例えば、圧入ギア及びコードホイールアタッチメント126を有するステンレス鋼シャフトを含んでもよい。それに加えて、例示的な実施形態に従うと、1つ又は複数の電池125が、電源127として提供されてもよい。
図5及び6は、それぞれ、撹拌器を有さず、駆動シャフトアセンブリ124の遠位端に取り付けられた撹拌器シャフトルアー210を有する、実行可能位置にあるハンドル110上のカテーテルインターフェース200についての斜視図である。図5及び6に示すように、カテーテルインターフェース200は、コネクタ210、例えば、駆動シャフトアセンブリ124の遠位端上にあり、コネクタ220を受けるように構成されている雄型フィッティング、例えば、カテーテルアセンブリ130の近位端上にある雌型接続又はシャフトルアー(又はルアーロックインターフェース)を含んでもよい。
例示的な実施形態に従うと、図5及び6に示すように、ハンドル110のスライドアセンブリ120は、グリップ特徴202を含んでもよく、グリップ特徴は、例えば約65mm~75mm、例えば70mmの幅を有し、そして、右利きの親指が位置(1)201に、右手の中指が位置(2)203に、及び右手の人差し指が位置(3)205に配置されるように配列されており、これらの指が、撹拌器132の回転を作動させる作動スイッチ204を押圧してもよい。示すように、ハンドル120は、ユーザの右手によって操作されるように設計されている。代替の一実施形態に従うと、作動スイッチ204の位置が、例えば、反対側に動かされることが可能であり、ハンドル110のスライドアセンブリ120が、ユーザの左手によって操作されてもよい。
図7は、カテーテルアセンブリ130を有するハンドル上のカテーテルインターフェース200、及び外側シース230に挿入された撹拌器(又は撹拌器モジュール)(図示せず)についての斜視図であり、撹拌器は、凝血塊の遠位端(又は遠位位置)に位置している。図7に示すように、カテーテルアセンブリ130の撹拌器は、外側シース230内に挿入され、そして、凝血塊の遠位端又は側に位置している。カテーテルアセンブリ130及び外側シース230の構成材料は、特に限定されない。しかし、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタラート等のポリエステル、ETFE等のフッ素ベースポリマ、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、又はポリイミドが、好ましくはカテーテルアセンブリ130及び外側シース230に用いられてもよい。それに加えて、カテーテルアセンブリ130及び外側シース230は、複数の材料を含むように構成されてもよく、又は、ワイヤ等の補強材料が、その中に組み込まれてもよい。
例示的な実施形態に従うと、図7に示すように、カテーテルインターフェース200は、また、外側シース230の近位端234にルアー(又はティー)接続232を受けるように構成された受け領域240を含む。図7に示すように、受け領域240は、1対の側壁242、244と、丸みを帯びた又は楕円形の受け部分246と、を有してもよい。
図8は、ハンドル上のカテーテルインターフェース200の斜視図であって、外側シース230のティー接続232は、撹拌器を配備するために後退させられている(カテーテルアセンブリ130を図示せず)。図8に示すように、カテーテルアセンブリ130の撹拌器は、その時に凝血塊の遠位端又は側に配置されてもよく、外側シース230の近位端234上のルアー(又はティーアセンブリ)232は、近位に動かされて、受け領域240内部に設置されてもよい。
図9は、締付け板242がルアー(又はティー)232を覆って据え付けられた後における、ハンドル110のスライドアセンブリ120上のカテーテルインターフェース200についての斜視図である。図9に示すように、締付け板242は、陥凹244を含んでもよく、陥凹は、受け領域240内部にルアー(又はティー)232を確保することを助ける。例示的な実施形態に従うと、ルアー(又はティー)232は、組織プラスミノーゲン活性化因子(TPA)ルアー又はティー232であってもよい。
図10は、例示的な実施形態に従う、速度対回転を示す回転速度プロファイル300である。図10に示すように、例示的な実施形態に従うと、凝血塊を除去するためにハンドル110及びスライドアセンブリ120を使用する間、カテーテルアセンブリ130の撹拌器の速度310は、例えば、約3200RPMの目標撹拌器速度まで徐々に増加し、次いで減少する。図10に示すように、目標回転速度での本明細書で開示されるような第1又は第2方向の予定回転数、例えば8回転について、8回転の一部分は、すなわち初始動において、3200RPMの目標回転速度未満で実行されることになる。
図11は、例示的な実施形態に従う、電流/トルク対回転を示す回転速度プロファイル400である。図11に示すように、例示的な実施形態に従うと、駆動モータ128は、電子部品129、例えばプロセッサ、マイクロプロセッサ、又はコントローラによって制御されることにより、ドライブモータ128は、図10に示すような速度プロファイルに追従するけれども、回路129は、電流が図11に示すような予定又は既定義の制限410を上回ることを許容しない。図11に示すように、初期ピークの後に、電流は、電流制限410未満に低下すること又はその状態に留まることだけが許容される。したがって、トルクを制限することによって、医療用デバイス100のオペレータは、医療用デバイス100が血管壁を係合するときを検出して撹拌器132を停止させてもよい。
例えば、例示的な実施形態に従うと、デバイスハンドル100は、カテーテルアセンブリ130、例えば撹拌器132の回転速度を様々な回転荷重のもとで制御するように構成されてもよい。上記のように、デバイスハンドル110は、カテーテルアセンブリ130を回転させるように構成された駆動シャフトアセンブリ124を有するスライドアセンブリ120と、駆動シャフトアセンブリ124及びカテーテルアセンブリ130に回転力を作用させるように構成されたモータ128と、プロセッサと、を含んでもよく、プロセッサは、第1方向(例えば時計回り)の目標回転速度においてカテーテルアセンブリ130を駆動するプロセスを実行し、そして、予定のトルク制限が超えられるとき、回転方向を停止させる。
例示的な実施形態に従うと、プロセッサは、更なる、カテーテルアセンブリ130の回転方向を第1方向から第2方向(例えば反時計回り)に変更することと、カテーテルアセンブリ130の回転速度を監視することと、回転速度の監視中に取得された、カテーテルアセンブリ130の回転速度と同じ方向のカテーテルアセンブリ130の回転方向についての目標回転速度を達成するために、予定のトルク制限を更新することと、のプロセスを実行するように構成されてもよい。例示的な実施形態に従うと、回転速度が目標回転速度未満ならば、プロセッサは、カテーテルアセンブリ130の回転方向の次のサイクルについての初期電流(又は開始電流)を増加させてもよい。
例示的な実施形態に従うと、カテーテルアセンブリ130の回転方向を変更することは、第1方向の予定回転数の後に、カテーテルアセンブリ130に適用されるトルクをゼロまで低減することと、カテーテルアセンブリが停止に至ることを許容することと、カテーテルアセンブリ130を第2方向に回転させる前に、予定時間の間、カテーテルアセンブリ130の回転を停止させることと、を含んでもよい。それに加えて、プロセスは、第2方向での予定回転数の間、第2方向にカテーテルアセンブリを回転させることと、第2方向での予定回転数の後に、カテーテルアセンブリに適用されるトルクをゼロまで低減することと、カテーテルアセンブリが停止に至ることを許容することと、カテーテルアセンブリを第1方向に回転させる前に、カテーテルアセンブリの回転を予定時間の間、停止させることと、を含んでもよい。カテーテルアセンブリ130の第1方向及び第2方向での回転が、必要に応じて、例えば血管内部の狭窄部を治療するために反復されてもよい。例えば、例示的な実施形態に従うと、デバイスハンドル100は、カテーテルアセンブリ130の生体管腔内への挿入に用いられてもよく、カテーテルアセンブリ130は、生体管腔内の狭窄部の遠位側に撹拌器132を配置し、撹拌器132によって生体管腔内側の狭窄部を切除する撹拌器132を含む。
図12は、例示的な実施形態に従う、速度対回転を示す回転速度プロファイル500であり、図13は、図12に示すような速度に対応する電流/トルク対回転を示す線図600である。図12及び13に示すように、実際速度が、例示的な実施形態に従って、Xms(Xミリ秒)にわたって予定のパーセント、例えばYパーセント(Y%)低下するならば、ブレーキ又は停止機構が、モータ128に適用されてもよい。例えば、例示的な実施形態に従うと、撹拌器132を停止させる又は減速させる(すなわち、ブレーキをかける)ためにモータを用いる代わりに、機械式ブレーキパッド920(図16)が用いられてもよい。それに加えて、カテーテルアセンブリ130の実際回転速度の検出中に、受け取られた信号が、測定値を不正確にする不必要な変形(すなわちノイズ)から被害を受けることがある。例示的な実施形態に従うと、平均速度値が、不必要な変形又はノイズに対処するために用いられてもよく、変形又はノイズは、カテーテルアセンブリ130の実際回転速度に対応する信号についてのキャプチャ、記憶、伝送、処理、又は変換中に経験されることがある。
例えば図12及び13に示すような、例示的な実施形態に従うと、デバイスハンドル100は、様々な回転荷重のもとでのカテーテルアセンブリ130のトルクを、カテーテルアセンブリ130を第1方向(例えば、時計回り)に目標回転速度で駆動することと、第1方向のカテーテルアセンブリ130の実際回転速度を検出することと、第1方向のカテーテルアセンブリ130の目標回転速度と実際回転速度とを比較することと、実際回転が予定の時間フレームにわたって予定のパーセント減少するとき、第1方向の予定回転数の完了前に、第1方向のカテーテルアセンブリ130の駆動を停止させることと、によって制御してもよい。それに加えて、上記のように、プロセスは、第2方向に、例えば反時計回りに適用されてもよい。
図14は、例示的な実施形態に従う、速度対回転を示す回転速度プロファイル700であり、図15は、図15に示すような速度に対応する電流/トルク対回転を示す回転速度プロファイル800である。図14及び15に示すように、実際速度がそのサイクルについての目標速度に一致するならば、変更の必要がない。しかし、実際速度が目標速度未満であるならば、次のサイクルについての初期電流制限が、増加させられてもよい。
図16は、例示的な実施形態に従う機械式ブレーキ900の断面図である。図16に示すように、機械式ブレーキ900は、線輪筒910と、ブレーキパッド920と、を含んでもよい。プロセッサから信号を受け取ると、線輪筒910は、モータシャフト930に当接して外向きにブレーキパッド920を押圧する。
図17は、例示的なシステムについての速度制御、電流制限、動作制御を示す第1ループ(すなわちループ1又は第1サイクル)1100を示す流れ図である。図17に示すように、第1ループ1100において、サイクルは、速度制御と、電流制限と、動作制御と、を含む。例えば図10に示すように、凝血塊を除去するためにハンドル110及びスライドアセンブリ120を使用する間、カテーテルアセンブリ130の撹拌器132の速度310は、例えば約3200RPMの目標撹拌器速度まで徐々に増加する。一旦、例えば3200RPMの定義されたサイクル数についての目標撹拌器速度が達成されると、撹拌器速度は、次いで低減されるか、又は減少させられ(すなわち、例えばモータ120(及び撹拌器132)への電流を切ることによって傾斜的に降下し)、それで、撹拌器132がゼロ(0)RPMまで惰力走行することを許容する。撹拌器132の回転方向は、次いで変更される(すなわち、時計回りから反時計回りに、又は反時計回りから時計回りに)。図17に示すように、例えば、目標回転速度において本明細書で開示されるような、第1方向(すなわち時計回り又は反時計回り)の、又は第2方向(すなわち反時計回り又は時計回り)の予定回転数、例えば8回転について、8回転の一部分が、すなわち初期始動において、3200RPMの目標回転速度未満で実行されることになる。
図17に示すように、例えば、図11に例示された回転速度プロファイル400に示すように、ドライブモータ128は、電子部品129、例えばプロセッサ、マイクロプロセッサ、又はコントローラによって制御されることにより、ドライブモータ128は、図10に示すような速度プロファイルに追従するけれども、回路129は、電流が図11に示すような予定又は既定義の制限410を上回ることを許容しない。図17に示すように、電流制限は、予め設定されてもよく、その代替としてループ(3)1200(図19)によって計算されてもよい。電流は、目標回転速度において測定されて、電流制限は、目標回転速度において測定された電流に基づいて更新されてもよい。電流は、次いで切られ(すなわち、カテーテルアセンブリ130を駆動するモータ128にもはや提供されず)、カテーテルアセンブリ130(すなわち撹拌器132)は、撹拌器の回転方向の変更のための停止まで惰力走行することになる。したがって、トルクを制限することによって、医療用デバイス100のオペレータは、医療用デバイス100が血管壁を係合するときを検出して、撹拌器132を停止させてもよい。
それに加えて、第1ループ1000において、例えば、プロセッサは、撹拌器132の回転数を監視し(すなわち検出し)、更に、カテーテルアセンブリ130の回転方向を第1方向から第2方向(例えば反時計回り)に変更するプロセスを実行するように構成されてもよい。それに加えて、一旦、予定回転数、例えば8回転が完了されると、プロセッサは、予定時間期間、例えば0.5秒の間、カテーテルアセンブリ130(及び撹拌器132)を休止させる(すなわち、完全に回転を停止させる)ように構成されてもよく、一旦、予定時間期間が経過すると、撹拌器132の回転方向が変更されて、第1ループ1000を完了してもよい。
図18は、例示的なシステムのカテーテルアセンブリ130の撹拌器132についての速度制御及び動作制御を示す第2ループ(すなわち、ループ2)1100を示す流れ図である。図18に表すように、図12に示すような回転速度プロファイル500、及び図12に表すような速度に対応する、図13に示すような電流/トルク対回転が用いられて、撹拌器132に適用される速度及び電流を制御してもよい。例えば、後続ループ(例えば、第2ループ(すなわち、ループ2)の開始において、撹拌器132の速度(すなわち、検出された速度)が、予定目標と比較されることにより、撹拌器132の回転速度が予定目標速度を上回っているか、又は低速度(すなわち、予定目標速度以下又は未満)で動作しているか否かを決定してもよい。例えば、回転速度が予定目標速度(すなわちRPM)の範囲内にあるならば、カテーテルアセンブリ130及び撹拌器132を駆動するモータ128に提供されている電流は、承認されてもよく、それで変更は不要である。
その代替として、図12、13、及び18に示すように、カテーテルアセンブリ130及び撹拌器132の実際速度が、Xms(Xミリ秒)にわたって予定のパーセント、例えばYパーセント(Y%)低下するならば、非常状態が生じることになり、そのためブレーキ又は停止機構、例えば逆電流ブレーキが、モータ128に適用されてもよい。例えば、例示的な実施形態に従うと、撹拌器132を停止又は減速化する(すなわちブレーキをかける)ためにモータを用いる代わりに、機械式ブレーキパッド920(図16)が用いられてもよい。それに加えて、カテーテルアセンブリ130の撹拌器132の実際回転速度の検出中に、受け取られた信号は、測定値を不正確にすることがある不必要な変形(すなわちノイズ)から被害を受けることがある。例示的な実施形態に従うと、平均速度値が、カテーテルアセンブリ130の実際回転速度に対応する信号のキャプチャ、記憶、伝送、処理、又は変換中に経験することがある不必要な変形又はノイズに対処にするために用いられてもよい。非常ブレーキが作動されるならば、撹拌器の速度が、好ましくはゼロ(0)RPMであるように確立され、操作が、例えば第1ループ1000に示すようにリセットされる。
図19は、例示的なシステムのカテーテルアセンブリ130のモータ128の電流制限を決定するための第3ループ(すなわち、ループ3)1200を示す流れ図である。図19に示すように、サイクルが開始され、定常状態速度(すなわちRPM)が記録されるか又は検出されるならば、定常状態速度は、予定目標速度、例えば3200RPMと比較され、初期電流制限が、例えば、検出された8回転にわたって評価されてもよい。実際速度が、例えば、サイクルについての目標速度と一致するならば、モータ128に提供される電流の変更が不要であり、初期電流制限が維持されるか、又はその状態を保持させられてもよい。しかし、実際速度が、目標速度未満である(すなわち、低すぎる)か、その代替として目標速度よりも大きい(すなわち、高すぎる)ならば、モータ128の初期電流制限は、次のサイクルに対して増減させられてもよい。例示的な実施形態に従うと、電流制限の変更は、検出速度と同じ回転方向の次のサイクルに対するものであってもよく、その代替的として、電流制限の変更は、異なる回転方向の次の回転に対するものであってもよい。
図20は、例示的な実施形態に従う例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器についての速度制御、電流制限、及び動作制御のためのプロセス1310を示す流れ図1300である。図20に示すように、最初に、ステップ1320において、システムが電源を「オン」にされる。一旦、システムがステップ1320において電源を「オン」にされると、ステップ1330において、例えば、コントローラ又はマイクロコントローラ(すなわち、プロセッサ若しくはマイクロプロセッサ及び/又は1つ以上のメモリ若しくはメモリカード)に操作パラメータ値の初期の組(すなわち予定値及び予定操作条件)。例示的な実施形態に従うと、初期の値及び操作パラメータは、1組の定数設定値を含んでもよく、定数設定値は、目標回転角と、ループ(2)1100(すなわち、カテーテルアセンブリ130の撹拌器132の速度制御及び動作制御)の基準となる回転速度と、ブレーキ時間と、速度プロファイルと、を含んでもよい。それに加えて、変数パラメータが、最初に設定される値であり、それらは、コントローラ(又はマイクロコントローラ)内に記憶されて、それぞれのサイクルで更新され、そして、例えば撹拌器の電流制限と、回転方向と、を含んでもよい。ステップ1340において、システムの作動スイッチが「オン」又は「オフ」のいずれかに設定されるか否かの決定がなされる。ステップ1342において、システム作動スイッチが「オフ」位置にあるならば、プロセスは、モータ制御ステータスを「無効状態」に設定するステップ1344に進み、プロセスは、システム作動スイッチが「オン」に変更されるまで、ステップ1340に戻る。
システム作動スイッチが、ステップ1346において「オン」に変更されるならば、プロセスは、ステップ1350に進み、そこで、電流制限及び目標回転速度についてのモータコントローラのための予定又は設定された値及び変数が、コントローラに入力される。ステップ1360において、モータコントローラについての値及び変数を設定した後に、モータコントローラステータスは、「使用可能状態」に設定又は変更される。ステップ1362において、モータコントローラから平均電流値が収集される。ステップ1364において、新たな電流制限値が、実際平均電流値に基づいて計算され、コントローラは、電流制限として計算された新たな電流制限値によって更新される。計算された新たな電流制限は、以前の電流制限よりも低い。新たな電流制限値が、平均化されていない電流値、例えば、平均を計算する前にモータコントローラによって監視された未処理の電流データに基づいて計算されてもよい。ステップ1370において、カテーテルアセンブリの動作時に、システム(すなわちプロセッサ及び/又はメモリ並びに速度センサ)の安定した回転速度が収集される。ステップ1380において、実際回転角が、評価され(すなわち計算され)、実際回転角が設定値(すなわち、予定値)以下であるならば、プロセスは、図23に示すようなステップ1600に進む。
その代替として、ステップ1380において計算されるような実際回転角が設定値(又は予定値)よりも大きいならば、プロセスはステップ1382に進む。ステップ1382において、回転速度値は、ゼロ(0)に設定され、その値は、モータコントローラに送られる。プロセスは、次いでステップ1384に進み、ブレーキ時間の決定が開始され、プロセスは、図21に示すようにステップ1400に進む。
図21は、例えば、ループ(3)1200に示すような、例示的な実施形態に従うカテーテルアセンブリの撹拌器のサイクルについて計算された平均回転速度を評価するために示す流れ図1900である。図21に示すように、プロセスは、ステップ1910で開始し、そこで、1サイクルについての平均回転速度が計算される。ステップ1920において、平均速度が設定値未満であるならば、電流制限値は、次の同方向動作についてこのサイクルの初期値よりも高く設定される。ステップ1930において、平均速度が設定値に等しいならば、電流制限値は、次の同方向動作について初期値と同じ値に設定される。ステップ1940において、平均速度が設定値よりも大きいならば、電流制限値は、次の同方向動作についてこのサイクルの初期値よりも低く設定される。ステップ1920、1930、及び1940のそれぞれの後に、回転方向、例えば撹拌器の回転方向は、逆にされるか、又は例えば図22のステップ1410に示すように反対方向に設定される。
図22は、図20の例示的システムのカテーテルアセンブリの撹拌器の速度制御、電流制限、及び動作制御のためのルーチンを示す、流れ図1300の続きである。図22に示すように、ステップ1410において、コントローラは、電流方向と反対の回転方向を設定する。ステップ1420において、電流ブレーキ時間が計算される。ステップ1420において、ブレーキ時間が設定時間以下ならば、ブレーキ時間が再計算される。ブレーキ時間が設定値よりも大きいならば、プロセスは、ステップ1430に進み、そこで、荷重値が設定され、プロセスがステップ1332に進んで、図20の、システムの作動スイッチが「オン」又は「オフ」のいずれであるかの決定のためにステップ1340に戻る。
図23は、図20の、例示的なシステムのカテーテルアセンブリの撹拌器の速度制御、電流制限、及び動作制御のためのルーチンを示す、流れ図1600の続きである。図23に示すように、ステップ1610において、システムについての回転速度値(すなわち回転値の速度)が、1つの予定時間内で収集される。ステップ1620において、収集された回転速度が予定時間にわたって予定のパーセント減少しているか否かの決定がなされる。ステップ1620において収集された回転速度が、予定時間にわたって予定のパーセント減少しなかったならば、プロセスは、ステップ1334に進む。しかし、ステップ1620において収集された回転速度が予定時間にわたって予定のパーセント減少したならば、プロセスは、安全状態ルーチンが実行されるステップ1630に進む。ステップ1640において、回転速度値がゼロ(0)に設定され、その値がモータコントローラに送られる。ステップ1650において、モータコントローラは、動作不能状態に入るように命令される。ステップ1660において、モータコントローラが動作不能状態に入り、ルーチンが停止させられる。
上記の詳細な説明は、医療用デバイス及び治療方法のためのデバイスハンドルを説明する。しかし、本発明は、説明されたまさにその実施形態及び変形に限定されない。様々な変更、修正及び同等物が、添付のクレームにおいて規定されるような本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、当業者によって実施されてもよい。クレームの範囲内にある全てのかかる変更、修正、及び均等物は、クレームによって包含されていることが明確に意図されている。
第2電流制限が計算されずに、予定されてもよい。予定の第2電流制限は、メモリ又は電子回路内に記憶された値であってもよい。第2電流制限は、モータ駆動ギア及びDC/DC変換器等の電源を制御するための情報である。プロセッサ又は物理配線回路が、第2電流制限の情報を用いることによって、モータ駆動ギア又は電源に伝送されるべき信号を生成して伝送する(命令する)。このようにして、モータ駆動ギア又は電源に電気を供給してもよい上限電流が、決定される。回路は、情報(第2電流制限)を示す特異信号を発生させるように設計された回路と一体化されてもよい。信号は、例えば、パルス信号、又は(0Vから5Vまでの)電圧変化を用いることによって取得されるアナログ信号である。第2電流制限は、計時機構及び計数器機能等によって回転状態を監視するための値が特定条件のもとにあるときに、可能にされる。このようにして、電流制限は、第1電流制限から第2電流制限に動かされる。更に、第1電流制限の場合に、上限電流をモータ駆動ギア又は電源に伝送するために、プロセッサ又は回路は、第1電流制限に基づくパルス信号、又は電圧変化、例えば0Vから5Vまでの電圧変化を用いることによって取得されるアナログ信号を発生させる。次いで、プロセッサ又は回路は、モータ駆動ギア又は電源に信号を伝送(命令)してもよい。
また、第1方向(例えば時計回り)の回転についての電流制限、及び第2方向(例えば反時計回り)の回転についての電流制限が、別個に提供されてもよい。
カテーテルアセンブリのシャフト本体が、ステンレス製パイプ上に螺旋カットを伴って形成されることにより、可撓性を改善する。この螺旋は、肉眼で見て、複雑な形状のものであるけれども、1つの方向の偏向を伴って巻いている。そのため、カテーテルアセンブリの捩り破壊に対する耐久性が、第1方向と第2方向との間で異なる。カテーテルアセンブリの捩り破壊に対する耐久性は、螺旋が締められる方向に向かって比較的高い強度を有し、そして、螺旋が開かれる方向に向かって比較的低い強度を有する。したがって、方向によって得られる強度間の差に対応して、第1方向の回転についての電流制限と第2方向の回転についての電流制限とが、独立して提供されてもよい。
同様に、カテーテルアセンブリの遠位点に配列されたニチノール(Ni-Ti)ケージが、また、肉眼でみて1つの方向の偏向を伴って螺旋状に巻いている。そのため、ケージは、螺旋が締められる方向に向かって小さい力によって回ってもよいが、螺旋が開かれる方向に向かっては大きい力を必要とする。そのため、低強度シャフトの回転の方向とケージの低抵抗回転になる方向とを整合させるように、カテーテルアセンブリのシャフト本体とケージとを整合させることによって、最大トルク(電流制限)が小さいように設定されてもよい。更に、高強度シャフトの回転方向とケージの高抵抗回転になる方向とを整合させることによって、最大トルク(電流制限)が大きいように設定されてもよい。
第2電流制限が予定されている例として、第2電流制限は一度だけ更新されてもよい。例えば、6V用のモータが12Vの電圧によって駆動されるとき、0~2000RPMで回転する第1~第3回転における電流は、2~3Aであるように設定された第1電流制限で制御される。ここで、カテーテルアセンブリの捩り角が、増加し続ける。次いで、2000~3000RPMで回転する第4~第8回転における電流は、前もって1~2Aに設定された第2電流制限で制御される。ここで、回転駆動されているカテーテルアセンブリの捩り角は、第4~第8回転のうちのいずれか1つにおいて定常状態(トルクと捩り角とが均衡している状態)に到達する。捩り角は定常状態に到達し、カテーテルアセンブリは、特定捩り角を有しながら、実質的にこれ以上の捩れを伴わずに回転する。したがって、カテーテルアセンブリの遠位点に適用された力が、容易にモータに直接伝達される。更に、第2電流制限は、第1電流制限よりも低い。そのため、例えば、第1電流制限が2Aであるならば、第2電流制限は2A未満である。
更新されるべき電流制限が決定される別の例として、電流制限は、2回以上更新されてもよい。電流制限は、例えば3回更新される。例えば、6V用のモータが、12Vの電圧によって駆動されるとき、0~500RPMで回転する第1回転における電流は、2~3Aであるように設定された第1電流制限で制御される。ここで、カテーテルアセンブリの捩り角が、増加し続ける。次いで、500~2000RPMで回転する第2~第3回転における電流は、前もって1~2Aに設定された第2電流制限で制御される。第2電流制限は、第1電流制限よりも低い。ここで、カテーテルアセンブリの捩り角は、増加し続ける。次いで、2000~3000RPMで回転する第4~第6回転における電流が、前もって1~2A設定された第3電流制限に制御される。更に、第3電流制限は、第2電流制限よりも低い。カテーテルアセンブリの捩り角は、第4~第6回転のうちのいずれか1つにおいて定常状態に到達する。次いで、3000RPMで回転する第7~第8回転における電流が、前もって0.5~2Aに設定された第4電流制限で制御される。更に、第4電流制限は、第3電流制限よりも低い。カテーテルアセンブリの捩り角は、第7~第8回転のうちのいずれか1つにおいて定常状態に到達する。

Claims (14)

  1. 様々な回転荷重のもとでカテーテルアセンブリの回転速度を制御するための方法であって、前記方法は、
    第1電流制限をプロセッサ内に設定するステップと、
    前記カテーテルアセンブリを回転するように作動させるステップと、
    第1電流制限の回転周期内の電流値を計算するステップと、
    前記第1電流制限から第2電流制限に更新するステップであって、前記第2電流制限は、前記第1電流制限よりも低い、ステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記第1電流制限の回転周期内の前記電流値を監視するステップと、
    前記第1電流制限の前記回転周期内で収集された前記電流値に基づいて前記第2電流制限を計算するステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1電流制限の前記回転周期内の平均電流値に基づいて前記第2電流を計算するステップ
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2電流制限の回転周期は、前記第1電流制限の一連の回転周期である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2電流制限を予定値に設定するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2電流制限から回転周期内の前記電流値に基づいて計算された第3電流制限に更新するステップ
    を含み、
    前記第3電流制限は、前記第1電流制限及び前記第2電流制限よりも低い、請求項1に記載の方法。
  7. 回転プロファイルによってカテーテルアセンブリのトルクを制限する方法であって、前記方法は、
    モータの電流制限についての開始値を設定するステップであって、前記モータは、前記カテーテルアセンブリを駆動するように構成されている、ステップと、
    第1方向の前記カテーテルアセンブリの駆動中、前記モータのモータ電流を計算するステップと、
    前記計算されたモータ電流に基づき前記電流制限の関数として前記モータの前記電流制限を更新するステップと、
    を含む、方法。
  8. 前記カテーテルアセンブリが最初に作動されるときに、前記電流制限についての前記開始値をデフォルト値に設定するステップ
    を更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記カテーテルアセンブリが前記回転プロファイルを完了した後に、前記方法は、
    前記更新された電流制限を徐々に減少させるステップ
    を更に含む、請求項7に記載の方法。
  10. 生体管腔内側の物質を切除するためのデバイスハンドルであって、前記デバイスハンドルは、
    スライドアセンブリであって、カテーテルアセンブリを回転させるように構成された駆動シャフトアセンブリを含む、スライドアセンブリと、前記駆動シャフトアセンブリ及び前記カテーテルアセンブリに回転力を付与するように構成されたモータと、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、
    前記カテーテルアセンブリが第1方向の目標回転速度に到達するように前記カテーテルアセンブリを駆動するステップと、
    前記第1方向の第1電流制限から前記第1方向の第2電流制限に更新するステップであって、前記第1方向の前記第2電流制限は、前記第1方向の前記第1電流制限よりも低い、ステップと、
    前記第1方向の回転速度が前記目標回転速度で達成されなかったならば、前記カテーテルアセンブリが第2方向の前記目標回転速度に到達するように前記カテーテルアセンブリを駆動するときに、前記第1方向の第1電流制限よりも高い前記第2方向の第1電流制限を設定するステップと、
    前記カテーテルアセンブリの前記駆動を前記第1方向と前記第2方向との間で交互にするステップと、
    を行うように構成されている、デバイスハンドル。
  11. 前記プロセッサは、
    前記第1方向の前記回転速度が前記目標回転速度を超えていたならば、前記カテーテルアセンブリが前記第2方向の前記目標回転速度に到達するように前記カテーテルアセンブリを駆動するときに、前記第1方向の前記第1電流制限よりも低い前記第2方向の前記第1電流制限を設定するステップ
    を行うように構成されている、請求項10に記載のデバイスハンドル。
  12. 前記プロセッサは、
    前記第1方向の前記回転速度が達成されたならば、前記カテーテルアセンブリが前記第2方向の前記目標回転速度に到達するように前記カテーテルアセンブリを駆動するときに、前記第1方向の前記第1電流制限と同じである前記第2方向の前記第1電流制限を設定するステップ
    を行うように構成されている、請求項10に記載のデバイスハンドル。
  13. 前記プロセッサは、
    前記第1電流制限の回転周期内の前記電流値を監視するステップと、
    前記第1電流制限の前記回転周期内で収集された前記電流値に基づいて前記第2電流制限を計算するステップと、
    を行うように構成されている、請求項10に記載のデバイスハンドル。
  14. 前記プロセッサは、
    前記第2電流制限を予定値に設定するステップ
    を行うように構成されている、請求項10に記載のデバイスハンドル。
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