JP2022519124A - 頭部装着型オーディオプロジェクションシステム、装置、および方法のためのパーソナライズされた指向性オーディオ - Google Patents

頭部装着型オーディオプロジェクションシステム、装置、および方法のためのパーソナライズされた指向性オーディオ Download PDF

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Abstract

個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムを利用して、眼鏡デバイスからオーディオ信号をユーザに提供するためのシステム、装置、および方法が教示されている。方法は、チャンバでオーディオ信号を生成するステップを含む。当該チャンバは、眼鏡デバイスのボリュームの一部である。当該オーディオ信号は、ユーザの耳に届くように集中される。当該オーディオ信号は、当該チャンバ内のポートを介してユーザの耳に送信される。

Description

[関連出願への相互参照]
本出願は、2019年12月11日に出願された、発明の名称「モジュール化された眼鏡システム、装置、および方法」、番号16/711,340号の米国非仮特許出願の一部継続出願であり、本出願は、2018年12月12日に出願された米国仮特許出願番号62/778,709号、発明の名称「モバイルオーディオビジュアル拡張および支援現実のための交換可能なフレームと埋め込み型エレクトロニクスを備えるテンプルとを備えるモジュール化された眼鏡システム」、および2019年7月13日に出願された米国仮特許出願番号62/873,889号、発明の名称「ウェアラブルデバイス装置、システム、および方法」からの優先権を主張する。米国非仮特許出願番号16/711,340号、発明の名称「モジュール化された眼鏡システム、装置、および方法」は、全て参照により本明細書中に組み入れられる。本出願は、2019年2月5日に出願された同時係属中の米国仮特許出願番号62/801,468号、発明の名称「ニアアイ(エレクトロダイナミック)マイクロスピーカーシステムを備える頭部装着型オーディオプロジェクションデバイス用のパーソナライズされた指向性オーディオ」からの優先権を主張する。米国仮特許出願番号62/801,468号、発明の名称「ニアアイ(エレクトロダイナミック)マイクロスピーカーシステムを備える頭部装着型オーディオプロジェクションデバイス用のパーソナライズされた指向性オーディオ」は、全て参照により本明細書中に組み入れられる。本出願は、2019年7月13日に出願された同時係属中の米国仮特許出願番号62/873,889号、発明の名称「ウェアラブルデバイス装置、システム、および方法」からの優先権を主張する。米国仮特許出願番号62/873,889号、発明の名称「ウェアラブルデバイス装置、システム、および方法」は、全て参照により本明細書中に組み入れられる。
本発明は、一般に、眼鏡デバイスに関し、より具体的には、眼鏡デバイスを介してユーザにオーディオ信号を提供するための装置、方法、およびシステムに関する。
現代の生活のペースが速い。人はしばしば時間の制約下に置かれ、彼または彼女の手が占有され、その人が情報を入手し難い状況に置かれる。これは問題を引き起こす可能性がある。現在入手可能な眼鏡、例えば、度付き読書眼鏡や度付きサングラスなどの度付き眼鏡は、高価であり、さまざまなユーザのニーズに合わせて簡単に再構成することができない。それは問題を引き起こす可能性がある。パーソナル化音声送信は、多くの場合に、イヤフォンまたはイヤホンと呼ばれる閉塞性インイヤ式デバイスを使用して行われる。そのようなデバイスは、外耳道を塞ぎ、ユーザが遠距離場および近距離場の音声を聞くことを妨げる可能性がある。それは問題を引き起こす可能性がある。オーディオを個人的に聞くための明確な指向性は、モバイル拡張現実および支援現実の頭部装着型眼鏡デバイスアプリケーションの基礎である。骨伝導技術などの従来のユーザへの音響伝送方法の伝送効率が低く、その方法でユーザに伝送される音響エネルギーレベルが低い。それは問題を引き起こす可能性がある。したがって、技術的解決策を必要とする問題が存在する。それらの技術的解決策は、技術的効果を生み出すための技術的手段を使用する。
本発明の実施形態を説明するために使用される以下の説明および添付の図面を参照することにより、本発明は最もよく理解され得る。本発明は、実施形態において例として例示され、以下のような添付の図面に限定されない。添付の図面において、同じ参照符号は、同様の要素を示す。
本発明の実施形態に係る、モジュール化再構成可能な眼鏡システムを示す。 本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスで使用するための再構成可能なコンポーネントを示す。 本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスで使用するための複数の再構成可能なコンポーネントを示す。 本発明の実施形態に係る、別のモジュール化再構成可能な眼鏡システムを示す。 本発明の実施形態に係る、図4からのモジュール化再構成可能な眼鏡システムの斜視図および上面図を示す。 本発明の実施形態に係る、モジュール化された眼鏡デバイスで使用するためのシステム構築を示す。 本発明の実施形態に係る、図6Aのモジュール化された眼鏡デバイスで使用するためのシステム構築に対応する無線ネットワークを示す。 本発明の実施形態に係る、図4のモジュール化された眼鏡デバイスで使用するための別のシステム構築を示す。 本発明の実施形態に係る、テンプル挿入モジュールのブロック図を示す。 本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリを装着したモジュール化された眼鏡デバイスを示す。 本発明の実施形態に係る、ウェアラブルデバイスを配置する後ろ首モジュールアセンブリの斜視図を示す。 本発明の実施形態に係る、テンプルインターロックをテンプルに連結することを示す。 本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリをテンプルに含まれるエレクトロニクスに連結することを示す。 本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリをテンプルエレクトロニクスと組み合わせるための概略図を示す。 本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリのユーザインターフェースを示す。 本発明の実施形態に係る、後ろ首電子ポッド(ePOD)用に構成される電子ユニットのブロック図を示す。 本発明の実施形態に係る、個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムの断面図を示す。 本発明の実施形態に係る、別の個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムの断面図を示す。 本発明の実施形態に係る、複数のスピーカーを使用する個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムの断面図を示す。 本発明の実施形態に係る、ユーザの上の個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムを示す。 本発明の実施形態に係る、音響チャンバの内側表面を示す。 本発明の実施形態に係る、一般的な形状の音響チャンバ曲面の断面図を示す。 本発明の実施形態に係る、可変密度構造を示す。 本発明の実施形態に係る、多層音響チャンバ壁の断面を示す。 本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスのテンプルにおける可変密度構造の分布を示す。 本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスのテンプル内の個人プロジェクションスピーカーシステムの分解斜視図を示す。 本発明の実施形態に係る、外部音響反射カバーを示す。 - 本発明の実施形態に係る、追加の外部音響反射カバーおよび音響利得を示す。
本発明の実施形態の以下の詳細な説明において、添付の図面が参照され、これらの添付の図面において、同様の参照は同様の要素を示し、本発明を実施することができる特定の実施形態は、例として示されている。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分詳細に説明されている。他の例において、この説明の理解を曖昧にしないために、周知の回路、構造、および技術は詳細には示されていない。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によりのみ限定される。
一つまたは複数の実施形態において、ユーザに眼鏡システムのモジュール化を提供する方法、装置、およびシステムが説明されている。以下の実施形態の説明に記載されているように、エレクトロニクスの様々な組み合わせおよび構成が、眼鏡デバイスに組み込むために教示されている。一部のエレクトロニクスの構成は、眼鏡デバイスに取り外し可能に連結することができる。いくつかの実施形態において、エレクトロニクスの構成が眼鏡デバイスに組み込まれている。さらに他の実施形態において、後ろ首モジュールアセンブリは、眼鏡デバイスと取り外し可能に連結することができる。様々な実施形態において、モジュール化された再構成可能な眼鏡デバイスは、眼鏡デバイスを通じてユーザに情報を提供する。この実施形態の説明で使用されるように、情報は、音楽の形式のストリーミングオーディオを含み、情報は、例えば、これに限定するものではないが、心拍数、呼吸数、姿勢、歩数、ケーデンスなどのユーザの生物学のパラメータ(例えば、生理学のバイオメトリックス、バイオメカニクスなど)も含み、情報はまた、モバイルコンピューティングプラットフォーム(例えば、スマートフォン、インターネットオブシングス(iOT)デバイスなど)に埋め込まれたデジタルアプリケーションまたは外部の感覚情報に基づく環境または空間コンテキストからのユーザが興味を持つ通知や情報を含み、例えば、これに限定するものではないが、地理的な測位データ、またはユーザが使用している車両に関する情報などのユーザに興味がある情報があり、ユーザが使用している車両に関する情報は、例えば、自転車の毎分回転数(RPM)、RPM、油圧、冷却水温、風速、水深、対気速度などのエンジンパラメータがある。様々な実施形態において、例えばユーザが聞くオーディオブロードキャスト、およびユーザが眼鏡デバイスで見るディスプレイへのビデオブロードキャストまたはユーザの目の瞳孔に投影されるイメージにより、情報をユーザに提示する。したがって、本明細書において教示される実施形態の範囲内で、情報は、広範な意味が与えられるべきである。
図1は、本発明の実施形態に係る、モジュール化再構成可能な眼鏡システムを示す。図1を参照すると、モジュール化された眼鏡デバイスが斜視図の100で示されている。モジュール化された眼鏡デバイス100はフレームシャーシ102を有する。様々な実施形態において、フレームシャーシ102は、レンズ120およびレンズ122を保持するフレームリム部分を提供するように眼科的に構成される。レンズ120および122は、眼鏡デバイスが提供する機能のいずれかを提供することができ、例えば、これに限定するものではないが、安全ガラスレンズ、処方レンズ、サングラスレンズ、溶接ガラスレンズなどがある。眼鏡デバイスはまた、示された二重レンズの代わりに単レンズを含むこともできる。いくつかの実施形態において、ノーズパッドが提供され、それにより、使用者の鼻との接触領域にクッションが提供される。いくつかの実施形態において、ノーズパッドは、シリコンゴムなどの柔軟な材料で作られる。
テンプル104(左テンプル)およびテンプル114(右テンプル)は、フレームシャーシ102に連結されている。テンプル104および114は、図に示すように蝶番によりフレームシャーシ102に柔軟に連結され、またはテンプル104および114は、フレームシャーシ102に対して配向固定されるように提供されることができる。
様々な実施形態において、一つまたは複数のテンプル(104および114)およびシャーシフレーム102には、以下に説明するようにエレクトロニクスが装着されることができる。100の図において、左テンプル挿入モジュール(temple insert module;TIM)106には、左テンプル104が配置され、右テンプル挿入モジュール(TIM)116には、右テンプル114が配置される。テンプル挿入モジュール(TIMs)については、以下の図と併せて詳しく説明する。
図1を続けて参照すると、モジュール化された眼鏡デバイスが、斜視図において130で示されている。フレームシャーシ132は、フレームリムによりレンズ140およびレンズ142を取り囲んで、レンズ140およびレンズ142をそこに固定するように眼科的に構成される。眉バー146が、組み立てファスナ、接着剤などを介して、様々な方法でフレームシャーシ132に固定される。テンプル144は、左シャーシコネクタ150と回転可能に連結できる左テンプルコネクタ152を含む。左シャーシコネクタ150は左テンプルコネクタ152とともに、シャーシ132と左テンプル144との間に回転可能な機械的および電気的な接続を形成して、フレームシャーシ132を左テンプル144に接続するための一つまたは複数の電気経路を提供する。同様に、右テンプル134は、右蝶番アセンブリ148を介してフレームシャーシ132に回転可能に連結することができる。
いくつかの実施形態において、モジュール化された眼鏡デバイスは、明瞭化のために図示されていない一つまたは複数の電気接点を有する電気/機械コネクタを介して、各テンプルを蝶番から取り外すことができるように構成されることに留意されたい。それらの電気的接点は、例えば、ピン、ポイント、パッド、スロット、接触デバイスなどを使用して作成されることができる。例えば、154で示された線は、右テンプルコネクタと右テンプル134との接合の境界を定めている。同様に、156で示された線は、左テンプルコネクタ152と左テンプル144との接合の境界を定めている。
134、144などの各テンプルとフレームシャーシ132との間に電気的/機械的コネクタを設けることにより、テンプルは眼鏡デバイスと交換することができる。その機能により、ユーザはあるテンプルを別のテンプルと交換することができる。本明細書に記載される異なる機能を提供するために、異なるテンプルは、異なるエレクトロニクスを有するように構成されることができる。いずれのテンプルも、さまざまなエレクトロニクス構成に対応するように構成されることができる。例えば、一つまたは複数の実施形態において、右交換可能なテンプルは、電子パッケージを収容し、当該電子パッケージは、生体センサー、生体力学センサー、環境センサー、温度センサー、音響センサー、運動センサー、光センサー、タッチセンサー、近接センサー、速度センサー、加速度センサー、回転センサー、磁場センサー、グローバルポジションシステム(GPS)レシーバー、ケーブル、マイク、マイクロスピーカー、電源(バッテリー)、カメラ、マイクロディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)モジュール、多軸慣性測定ユニット、無線通信システムうちの一つまたは複数を含むことができる。TIMには、上記の電子パッケージとセンサーとを含めることもできることに留意されたい。様々な実施形態において、一つまたは複数の無線通信システムが提供され、当該システムは、例えば13.56MHzの産業科学医療(ISM)周波数を使用する近距離無線通信(NFC)、適応型ネットワークトポロジ(ANT)ANT+無線規格、ブルートゥース(登録商標)規格、ブルートゥース低エネルギー規格(BLE)を使用する無線通信、Wi-Fi規格を使用する無線通信、および3G、4G、ロングタームエボリューション(LTE)、5Gなどの規格または他の無線規格などの携帯電話規格を使用する無線通信を利用する。いくつかの実施形態において、エレクトロニクスからの電気経路は、シースの腔を介してテンプルから出て、テンプルシースに進み、眉バーシースの腔へと続く。右交換可能なテンプルは、眉バー146およびシャーシフレーム132に固定される蝶番コネクタ148を含む。
一つまたは複数の実施形態において、右交換可能なテンプルは、蝶番コネクタを介してフレームシャーシの前部に取り付けられ、当該蝶番コネクタは、モジュール化眉バーを介して左交換可能なテンプルに電力およびデータを転送できるようにする。蝶番コネクタは、フレームシャーシと機械的に連動し、電気ピン導体と電力/データ接続を可能にする。一つまたは複数の実施形態において、着用時の開いた方向に置かれる場合、蝶番コネクタは、デバイスの開いた状態を感知し、電力またはデータを転送できるようにする。閉じた位置(テンプルが内側に折りたたまれている)にある場合、蝶番コネクタは、一つまたは複数の近接センサーおよび運動センサーから受信した信号と併せて、システムがユーザとデバイスの相互作用状態を感知できるようにし、電力またはデータ転送を終了する。さらに、開いた位置にある場合、いくつかの実施形態において、
センサー、例えば、これに限定するものではないが、近接センサーは、デバイスがユーザに着用されていることを検出できるため、そのアクティブ(ON)状態において動作できる。その機能は、折りたたまれて収納されたときの電力消費を削減し、ユーザがデバイスを頭に着用する時に自動的に電源を入れることができる。蝶番コネクタからの切り替え可能なデータまたは電力転送に加えて、当該蝶番コネクタは、安定的な無中断電力および/またはデータ転送を提供する柔軟な回路と有線マイクロコネクタとを提供することができる。
いくつかの実施形態において、眉バー146のボリューム内で電気経路を配線することが便利である。いくつかの実施形態において、眉バー146は、その長さに沿ってチャネルを提供するように構成され、そのチャネルの中に電気経路が配線される。したがって、眉バー146は、その長さに沿って一つまたは複数のシース、チャネルなどを提供し、その中に電気経路およびセンサーを収容することができる。例として、電気経路は、これに限定するものではないが、ワイヤー、プリント回路基板、フレキシブルプリント回路基板などである。様々な実施形態において、一つまたは複数のセンサーをブロウバー146に取り付けて、フレームシャーシ132用の電気サブアセンブリを作成することが有利である。いくつかの実施形態において、フレームシャーシ132からの追加の電気経路は、眉バー146に含まれる電気経路と結合される。いくつかの実施形態において、フレキシブル電子回路が、眉バーの下側上面に接着され、左右のシースの腔を介して眉バーから出る。別の方法として、または組み合わせて、完全に埋め込まれたフレキシブルエレクトロニクスを眉バーにキャストし、統合された接触点が各蝶番の近くで眉バーから出ることができる。眉バーの両側にあるこれらの統合された接点が左右のテンプルの統合された接点に接触される場合、データまたは電力の伝送が許可される。エレクトロニクスとの接続を容易にすることに加えて、眉バーは、固定フランジによりオプションの瞳孔モジュールを隠すことができ、ユーザが眉バーの瞳孔開口部を介してマイクロディスプレイを見ることを許可する。
同様に、左テンプルは、左交換可能なテンプルとして、左蝶番コネクタにより眼鏡の前フレームに接続されるように構成される。様々な実施形態において、左交換可能なテンプルは、右交換可能なテンプルと同じ電子構成/機能を含むことができ、または交換可能なテンプルは、異なる電子構成および異なる機能を含むことができる。
図1を続けて参照すると、左テンプル164および右テンプル174は、160で示されるように構成される。テンプル164および174のそれぞれは、眼鏡システムのユーザに情報および機能を提供するように構成されるエレクトロニクスを含む。160で示されるように、左テンプル164はテンプルドア(図示せず)を有し、186で示される電子パッケージを露出させるために、テンプルドアが取り除かれた。テンプルドアは、エレクトロニクスを環境暴露および危険から守る。テンプルドアは、所定の用途に適する機械的な留め具によりテンプルアセンブリに固定される。いくつかの実施形態において、テンプルドアは、国際保護マーキングIEC規格60529からのIPコードを介して水の侵入に関する定格を提供する。電源(バッテリー)は184で示され、オーディオスピーカーおよびポートは182で示される。オーディオスピーカーおよびポート182は、通常は、テンプルの後端に位置し、いくつかの実施形態において、ユーザの耳に音を個人的に向ける統合された指向性プロジェクションスピーカーである。プロジェクションステレオスピーカーは、例えば、これに限定するものではないが、音声プロンプト、ストリーミング音楽、スマートオーディオアシスタンス、データなどのさまざまなオーディオ信号をユーザに伝えることができる。プロジェクションスピーカーのデザインは、ユーザの耳を塞がないことに留意されたい。したがって、ユーザは遠距離場音声を聞くことができ、当該遠距離場音声はユーザの耳を塞ぐ現在入手可能なイヤホン式ヘッドフォンのように劣化することがない。
右テンプル174にも、電子パッケージ(図には示されていない)が設けられている。電子パッケージが、右テンプル174内に含まれる。右テンプルには、オーディオスピーカーポート184を備えるオーディオスピーカーが備えられ、そのオーディオスピーカーは、統合された指向性プロジェクションスピーカーであることができる。一つまたは複数の実施形態において、右テンプル174は、マイクロディスプレイアセンブリ192を含む外部アセンブリ190を収容するように構成される。同様に、左テンプルは、外部アセンブリ190およびマイクロディスプレイアセンブリ192のように構成されることができる。
様々な実施形態において、192などのマイクロディスプレイアセンブリは、光学システムを形成する光学素子、エレクトロニクス、およびマイクロディスプレイを収容するヘッドアップディスプレイ(HUD)瞳孔(Pupil)(登録商標)光学モジュールである。当該瞳孔機構はまた、ハウジングから電子接点経路に入れるケーブル、フレキシブル回路基板、またはワイヤーを収容することができる。一つまたは複数の実施形態において、それらの電気経路は、左テンプル174の側面に接続され、そうすると、ユーザはシースルーヘッドアップディスプレイ外部アクセサリを有して、モバイル支援および/または拡張現実体験の視覚的要素が強化されることができる。
一つまたは複数の実施形態において、ブロウバーから出る配線は、テンプルの左右のシースに隠され、シースの腔を介して左右のテンプルに入り、それにより環境の危険から配線を守る。接触点経路の近くの領域は、ヘッドアップマイクロディスプレイモジュールの瞳孔間距離をカスタマイズするための運動機構を収容することができる。
様々な実施形態において、102または132(図1)または下図内の任意の類似の構成などの前フレーム部分、および104、114、134、144、164、174(図1)または下図内の任意の類似の構成などの右と左のテンプル部分は、一組の交換可能な前フレーム部分とテンプル部分の一部であり、それぞれが同じまたは異なるデバイス、アクセサリ、性能および/または機能の組み合わせを有する。電子基板、マイク、スピーカー、バッテリー、カメラ、ヘッドアップディスプレイモジュール、無線Wi-Fiラジオ、GPSチップセット、LTEセルラーラジオ、多軸慣性測定ユニット、運動センサー、タッチセンサー、ライトおよび近接センサーなどのうちの少なくとも一つが、必要な組み合わせに含まれることができる。ユーザがセルラーサービス、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートブレスレット、モバイルコンピュータ、およびセンサー周辺機器に無線で接続することのうちの少なくとも一つを実行できるようにするエレクトロニクスをさらに含むことができる。エレクトロニクスは、モジュール化ヘッドアップディスプレイ(HUD)を介してシースルーの拡張現実画像を表示したり、ステレオオーディオコンテンツを提供したり、一つまたは複数の統合されたプロジェクションマイクロスピーカーを介して音楽を含む音声およびオーディオ通知を提供したりする機能をさらに含むことができる。前フレーム電気接点デバイスおよびテンプル電気接点デバイスは、それぞれの蝶番コネクタ内またはその近くにある電気的接触点を含むことができる。当該接触点は、接触点が電気的閉位置にある時のテンプル部分と前フレーム部分との間の電力、電気信号、およびデータのうちの少なくとも一つを電気的に伝達するために、互いに取り外し可能な電気接触する。いくつかの実施形態において、一緒に組み立てられると、前フレーム蝶番コネクタ、前フレーム電気接点デバイス、テンプル蝶番コネクタ、およびテンプル電気接点デバイスは、電気機械蝶番、蝶番コネクタ、アセンブリまたはデバイスを形成することができる。いくつかの実施形態において、テンプル部分を格納位置に折り畳むことにより、接点を切断してシステムの電力をオフにすることができる。
いくつかの実施形態において、前フレームエレクトロニクスとテンプルエレクトロニクスとのうちの少なくとも一つは、バッテリー、カメラ、ヘッドアップディスプレイモジュール、コントローラー、デジタルストレージエレクトロニクス、CPU、プロジェクションマイクロスピーカー、マイク、無線Wi-Fiラジオ、GPSチップセット、LTEセルラーラジオ、多軸慣性測定システムもしくはユニット、並びに、感覚、運動、接触、光、近接、温度および圧力センサーなどのうちの少なくとも一つを含むことができる。
いくつかの実施形態において、少なくとも一つのテンプルは、選択されたテンプルエレクトロニクスを搭載するテンプルモジュールインサート(TIM)を含むことができる。他の実施形態において、首スマートコードは、後ろ首電子モジュールに電気的に接続される。首スマートコードには、後ろ首電子モジュールを眼鏡デバイスの左右のテンプルと機械的および/または電気的に相互接続するための左右のコネクタまたはコネクタ端部を有する。
図2は、本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスで使用するための再構成可能なコンポーネントを示す。図2の200を参照すると、テンプル202には、係合部204が設けられている。この実施形態の説明において、210で示されて「TIM」と呼ばれるテンプル挿入モジュールは、テンプル202の係合部204と着脱可能に連結できるように構成される。TIM210は、矢印212aおよび212bにより示されるように、テンプル202に取り付けられる。様々な実施形態において、係合部204は、例えば、これに限定するものではないが、圧入、クリップ、機械的なインターロック、フックとループ、磁気面、テンプルへの外部クランプ、フランジおよびテンプルへの機械的な連結などの機械的な接続により達成される。さらに他の実施形態において、係合部204およびTIM210は磁気表面を利用して、磁力によりTIM210を固定する。204で示される係合部の形状、および本明細書に示される図の他の場所で示される係合部の形状は、単に例示のために与えられ、本発明の実施形態を制限するものではない。200で示される図において、TIM210はテンプル202と機械的に接続するだけであり、TIM210とテンプル202との間には電気的接続が提供されていない。
いくつかの実施形態において、TIM210には、マイクロプロジェクションスピーカーとすることができるスピーカーおよびスピーカーポート214が設けられている。スピーカーは、方向性を持つオーディオブロードキャストを通じてユーザに情報を提供する。ここで提供されるスピーカーは、ユーザの耳の外部にあるスピーカーであるため、挿入されるイヤホンのようにユーザの耳に挿入されることがないことに留意されたい。TIM210には、プロセッサ、メモリー、電力、およびTIM210が一つまたは複数のデバイス220と無線通信222できるようにする一つまたは複数の無線通信プロトコルを含む電子パッケージが配置されている。デバイス220は、例えば、これに限定するものではないが、生体センサーまたは車両センサー、ローカルユーザデバイス、無線ルーターなどのネットワークノード、リモートネットワーク、またはネットワークを介してアクセスされる携帯電話などのリモートユーザデバイスなどの外部センサーであり得る。さまざまなセンサー、ネットワーク、およびリモートデバイスについて、以下の図と併せて詳しく説明する。
図2の200のアーキテクチャに従って、いくつかの実施形態において、第二テンプルおよび第二TIMが提供される。そのようなシステムにおける二つのTIMは、必要に応じてデバイス220間およびそれらの間の無線通信に参加して、あるレベルの設計機能をユーザに提供することができる。例えば、一実施形態において、左TIMは、第一ネットワークプロトコルを利用してリモートデバイス220と通信するのに十分な無線ネットワーク機能を含む。さらに、左TIMおよび右TIMは、第二ネットワークプロトコルを利用して通信することをサポートする無線ネットワーク機能を有する。電力を節約するために、第一ネットワークプロトコルは、第二ネットワークプロトコルよりも広い範囲を有する。なぜなら、左TIMとリモートデバイスとの間の距離は、左TIMと右TIMとの間の分離距離(名目上のユーザの頭の幅)よりも大きい。左TIMと右TIMとの間に有線接続がないため、200で示されているアーキテクチャは、真の無線と呼ばれる。一つまたは複数の実施形態において、オーディオストリームは、第一無線ネットワークを利用して、ユーザデバイスから第一TIMに提供される。次に、オーディオストリームを眼鏡デバイスの左および右のプロジェクションスピーカーのそれぞれに提供するために、第二無線ネットワークを利用して、第二無線オーディオストリームが一方のTIMから他方のTIMに提供される。
本明細書の図と併せて説明されるように、200で説明されるテンプルおよびTIMは、眼鏡デバイス用の再構成可能なコンポーネントを提供する。テンプル202の前端206は、上述の眼鏡デバイスのフレームシャーシと係合する。テンプルとフレームとの間には、コネクタを有し、または、コネクタを有さない。したがって、眼鏡の所与の設計に応じて、テンプル202は、フレームシャーシに対して固定された位置を得ることができ、またはテンプルは、フレームシャーシに回転可能に連結されることができる。
図2の250を参照すると、テンプル252には、係合部254が設けられている。260で示すテンプル挿入モジュールTIMは、テンプル252の係合部254と着脱可能に連結できるように構成される。TIM260は、矢印262aおよび262bにより示されるように、テンプル252に取り付けられる。様々な実施形態において、係合部204は、電気的な接続と機械的な接続の組み合わせにより達成される。機械的な接続は、210/204と併せて説明されているように、例えば、これに限定するものではないが、圧入、クリップ、機械的なインターロック、フックとループなどであり得る。さらに他の実施形態において、係合部254およびTIM260は磁気表面を利用し、磁力によりTIM260を固定する。いくつかの電気接点280は、例示のために提供されており、それにより限定を意味するものではない。電気接点280は、テンプル252内の対応する電気接点と嵌合して、テンプル252内の一つまたは複数の電気経路(図示せず)への電気接続を提供する。テンプル252内の電気経路は、TIM260と一つまたは複数のディスプレイに提供される信号のソースを表すこともできるセンサー272および274との間の電気的な接続を容易にする。センサー272および274は、眼鏡デバイスで構成される電子パッケージと組み合わせて使用するためのマイクロホンなどの音響センサーまたは本明細書に記載されているセンサーのいずれかであり得る。一つまたは複数の実施形態において、272および274のうちの一つまたは複数は、HUDなどのディスプレイに信号を提供する。
いくつかの実施形態において、TIM260には、マイクロプロジェクションスピーカーとすることができるスピーカーおよびスピーカーポート264が設けられている。スピーカーは、オープンイヤーオーディオブロードキャストを通じてユーザに情報を提供する。
図2の250のアーキテクチャに従って、いくつかの実施形態において、以下の図3に示すような第二テンプルおよび第二TIMが提供される。そのようなシステムにおける二つのTIMsは、必要に応じてデバイス220間およびそれらの間の無線通信に参加して、あるレベルの設計機能をユーザに提供する。本明細書の図と併せて説明されるように、250で説明されるテンプルおよびTIMは、眼鏡デバイス用の再構成可能なコンポーネントを提供する。例えば、テンプル252の前端256は、上述の眼鏡デバイスのフレームシャーシと係合する。テンプルとフレームとの間には、コネクタを有し、または、コネクタを有さない。したがって、眼鏡の所与の設計に応じて、テンプル252は、フレームシャーシに対して固定された位置を得ることができ、またはテンプルは、フレームシャーシに回転可能に連結されることができる。
図3は、本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスで使用するための複数の再構成可能なコンポーネントを300で示す。図3の300を参照すると、図2の左再構成可能なコンポーネント250が、眼鏡デバイス用の付随する右再構成可能なコンポーネントとともに示されている。右テンプル352は、図3には示されていない係合部を有し、当該係合部は、左テンプル252の係合部254と同様のものである。360で示すテンプル挿入モジュールTIMは、テンプル352の係合部と着脱可能に連結できるように構成される。TIM360は、矢印362aおよび362bにより示されるように、テンプル352と連結する。様々な実施形態において、テンプル352の係合部は、電気的な接続と機械的な接続の組み合わせにより達成される。機械的な接続は、上記の210/204と併せて提供されているように、例えば、これに限定するものではないが、圧入、クリップ、機械的なインターロック、フックとループなどであり得る。さらに他の実施形態において、テンプル352の係合部およびTIM360は、磁気表面を利用し、磁力によりTIM360を固定する。いくつかの電気接点380は、例示のために提供されており、それにより限定を意味するものではない。電気接点380は、テンプル352内の対応する電気接点と嵌合して、テンプル352内の一つまたは複数の電気経路(図示せず)への電気接続を提供する。テンプル352内の電気経路は、TIM360と一つまたは複数のセンサー372および374との間の電気的な接続を容易にする。センサー372および374は、眼鏡デバイスで構成されている電子パッケージと組み合わせて使用するためのマイクロホンなどの音響センサーまたは本明細書に記載されているセンサーのいずれかであり得る。様々な実施形態において、TIM360には、プロセッサ、メモリー、電力、および一つまたは複数の無線通信システムを含む電子パッケージが配置されている。当該無線通信システムは、TIM360が222での無線伝送により示されるように一つまたは複数のデバイスと無線で通信することを可能にするプロトコルを使用する。さらに、TIM360およびTIM260は、382での無線送信により示されるようにTIM間の無線通信を可能にする無線通信機能を有するように構成されることができる。いくつかの実施形態において、TIM360には、マイクロプロジェクションスピーカーとすることができるスピーカーおよび364で示されるスピーカーポートが設けられている。当該スピーカーは、オーディオブロードキャストを通じてユーザに情報を提供する。
図3のビュー390を参照すると、TIM260およびTIM360のそれぞれについて電気接続の概略図が示されている。TIM260は、電気経路394によりセンサー272に電気的に連結されている。同様に、TIM260は、電気経路392によりセンサー274に電気的に連結されている。TIM260とそれぞれのセンサーとの間の接続が、左テンプルの電気回路図384を構成する。左テンプルの電気回路図384は、図よりも複雑であっても、複雑でなくてもよいことに留意されたい。したがって、左テンプルの電気回路図は、単に説明のために提供されており、それにより限定を意味するものではない。
同様に、TIM360は、電気経路398によりセンサー372に電気的に連結されている。TIM260は、電気経路396によりセンサー374に電気的に連結されている。TIM360とそれぞれのセンサーとの間の接続が、右テンプルの電気回路図386を構成する。右テンプルの電気回路図386は、図よりも複雑であっても、複雑でなくてもよいことに留意されたい。したがって、右テンプルの電気回路図は、単に説明のために提供されており、それにより限定を意味するものではない。
そのようなシステムにおける二つのTIMは、必要に応じてデバイス220間およびそれらの間の無線通信に参加して、あるレベルの設計機能をユーザに提供する。例えば、一つの実施形態において、左TIMは、第一ネットワークプロトコルを利用してリモートデバイス220と通信するために十分な無線ネットワーク機能を含む。さらに、左TIMおよび右TIMは、382に示す無線通信をサポートする無線ネットワーク機能を有する。無線通信382は、222で使用されるものとは異なる第二ネットワークプロトコルにより、実行されることができる。電力を節約するために、第一ネットワークプロトコル(222)は、第二ネットワークプロトコル(382)よりも広い範囲を有する。なぜなら、左TIM260とリモートデバイス220との間の距離は、左TIM260と右TIM360との間の分離距離よりも大きい。後者は名目上ユーザの頭の幅であり、前者は携帯電話のセルラータワーまでの距離と同じになる可能性がある。
図4は、本発明の実施形態に係る、別のモジュール化再構成可能な眼鏡システムを示す。図4を参照すると、センサー、電源コンポーネント、および計算ユニットのうちの一つまたは複数は、眼鏡デバイスの全体に分布され、402などのフレームシャーシの全体に分布されることを含む。フレームシャーシ402は、フレームリムでレンズ440を取り囲み、それによりレンズ440をそこに固定するように眼科的に構成される。左テンプル404は右テンプル414とは、フレームシャーシ402に連結されて眼鏡デバイスを形成する。左レンズ404は、408で示されている係合部を有するように構成される。左テンプル挿入モジュール(TIM)406は、上記のように係合部408と係合するように構成され、それにより、TIM406とテンプル404との間の機械的および電気的な接続の両方を提供する。同様に、右テンプル426は、右テンプル414の係合部と係合しているように示されている。TIM406は、410で示されるオーディオスピーカーおよびオーディオポートを含み、TIM426は、430で示されるオーディオスピーカーおよびオーディオポートを含む。様々な実施形態において、オーディオスピーカー410および430は、プロジェクションスピーカーである。眼鏡デバイスは、いくつかのセンサーまたはディスプレイ、電気経路に統合される左テンプル404からフレームシャーシ402を通って右テンプル414まで延びる462、464、466、468、および470を含む。様々な実施形態において、図4に示されるものよりも多くのセンサーまたはより少ないセンサーがあり得る。図4に示されるセンサーおよびセンサーの位置は、単に例示として提供され、本発明の実施形態を制限するものではない。前の図と併せて上で説明したように、テンプル挿入モジュール406および/または426のうちの少なくとも一つは、デバイス220に無線接続222を提供するために、一式の必要なエレクトロニクスを備えている。
眼鏡デバイス400において、電気経路概略図の高レベル図が480で示されている。480を参照すると、左TIM406および右TIM426は、電気経路要素482、484、486、488、490、および492により、センサー462、464、466、468、および470と電気的に連結されている。484などの電気経路要素は、センサー464を電気的に接続する。480に示されているコンポーネントは一緒に、眼鏡デバイス用のモジュール化された再構成可能なコンポーネントのセットを提供する。一つまたは複数の実施形態において、一つまたは複数の音響センサーは、フレームシャーシ402、左テンプル404、および右テンプル414のうちの少なくとも一つに位置する。したがって、音響センサーは、眼鏡デバイスのテンプル(左または右)またはフレームシャーシのどこにでも位置することができる。
図5は、本発明の実施形態に係る、図4のモジュール化された眼鏡システムの斜視図および上面図を全体的に500で示す。図5を参照すると、モジュール化された眼鏡デバイスは、斜視図において130で示されている。モジュール化されたノーズパッド504は、506で示されるように、モジュール化された眼鏡デバイス502と着脱可能に連結することができる。ノーズパッドのモジュール化により、ユーザはノーズパッドを交換して眼鏡とユーザの鼻および顔の構造との間のフィット感を向上させることができる。眼鏡デバイスのノーズパッドをモジュール化することにより、より快適な装着感を実現できる。さらに、ノーズパッドには、生体センサーなどの他のセンサーを設けることができる。
図6Aは、本発明の実施形態に係る、モジュール化された眼鏡デバイスで使用するためのシステム構築を全体的に600で示す。図6Aを参照すると、様々な実施形態において、モジュール化された再構成可能な眼鏡デバイスには、複数の無線通信システムを含むことができる。様々な実施形態において、眼鏡デバイス602は、604で示されるような高レベルのブロック図アーキテクチャを有する。様々な実施形態において、眼鏡デバイス602は、無線センサー640およびモバイルデバイス670と通信するように構成される。無線センサー640は、単一のセンサーまたは複数のセンサーを含むことができる。無線センサー640は、限定することなく、本明細書にリストされた任意の一つまたは複数のセンサーを含むことができる。例えば、無線センサー640は、ユーザと共に使用するために構成された生体測定センサーまたは生体力学的センサー、または車両または建物と共に使用されるように構成されたセンサーであることができる。生体認証センサーのいくつかの例は、これに限定するものではないが、心拍数モニター、発汗センサー、温度センサーなどがある。車両センサーのいくつかの例は、これに限定するものではないが、速度センサー、加速度センサー、全地球測位システム信号、車両エンジンパラメータ、風速インジケータなどがある。建物と共に使用されるセンサーのいくつかの例は、これに限定するものではないが、サーモスタットからの温度読み取り、水圧値などがある。車両のいくつかの非限定的な例は、これに限定するものではないが、スクーター、自転車、自動車、ボート、ヨット、船舶、飛行機、軍用車両、ウィング スーツなどがある。いくつかの実施形態において、データは、640または616で特殊な用途のネットワークから受信される。例示のために示される特殊な用途のネットワークは、ヨット(パワーまたはセイル)などの船舶用に設計される米国海洋電子機器協会(NMEA)のNMEA2000ネットワークがある。NMEA2000は、当技術分野で「NMEA2k」または「N2K」とも呼ばれ、国際電気標準会議(IEC)61162-1として標準化されている。NMEA200は、船舶、ボート、ヨットなどの海洋センサーおよびディスプレイユニットを接続するために使用されるプラグ‐アンド‐プレー通信規格である。モバイルデバイス670は、限定することなく、本明細書にリストされた任意の一つまたは複数のモバイルデバイスであり得る。例えば、モバイルデバイスは、携帯電話、時計、リストバンド、ブレスレット、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、車載コンピュータなどとすることができる。
眼鏡デバイス602は、604で示されるような高レベルのアーキテクチャを有し、スピーカー606、中央処理装置608、電源610、音響センサー608、記憶装置614、および無線通信システム616を含む。無線通信システム616は、以下の一つまたは複数の無線通信システムを含むことができる。例えば、近距離通信システム618、ブルートゥース通信プロトコルを利用する無線通信システム620、624でのWi-Fi通信プロトコルを利用する無線通信システム、携帯電話通信プロトコル622などである。LTEにより622で指定された無線通信プロトコルは、無線デバイスの例としてのみ与えられており、本発明の実施形態を制限するものではない。当業者は、一つまたは複数のアンテナが無線通信システムブロック616に含まれるが、明確にするために示されていないことを認識できる。
無線センサー640は、642で示されるような高レベルのアーキテクチャを有し、一つまたは複数のセンサー644および無線通信システム646を含む。無線通信システム646は、近距離通信システム、BLE、ANT+、または同種のものなどの低データレート通信システムであり得る。または、無線通信システム646は、センサー644に必要なより高いデータレートのシステムとして提供されることができる。
モバイルデバイス670は、672で示されるような高レベルのアーキテクチャを有し、中央処理装置674、電源676、ストレージ678、およびブロック680に示される一つまたは複数の無線通信システムを含む。モバイルデバイス670は、オプションとして、クラウド689で示されるようなリモートネットワークに到達するように構成されることができる。無線通信ブロック680は、以下の一つまたは複数の無線通信システムを含むことができる。例えば、近距離通信システム682、ブルートゥース通信プロトコルを利用する無線通信システム684、686でのWi-Fi通信プロトコルを利用する無線通信システム、688での携帯電話通信プロトコルなどである。LTEにより688で指定された無線通信プロトコルは、モバイルデバイスの通信システムの例としてのみ与えられており、本発明の実施形態を制限するものではない。当業者は、一つまたは複数のアンテナが無線通信システムブロック680および642に含まれるが、明確にするために示されていないことを認識できる。
いくつかの実施形態において、無線センサーシステム642および眼鏡デバイス602は、モバイルデバイス670およびモバイルデバイスユーザインターフェースのユーザにより最初に構成される。経路652aおよび652bにより示されるように、動作において、眼鏡デバイス602は、650で示されるように、近距離無線通信システム618などの適切な無線通信システムからデータを無線で受信する。無線センサーシステム642から取得した無線データは、654で示されるような別の無線通信システムによりユーザデバイス670/672に送信することができる。654で示される無線通信は、例えば、620/684でのブルートゥースプロトコル、624/686でのWi-Fiプロトコル、または622/688で示される携帯電話通信プロトコルを使用して、より高いデータレートチャネルで達成されることができる。様々な実施形態において、眼鏡デバイス602から転送されたデータは、ユーザデバイス670に保存および分析され、様々なアプリケーションプログラムを有することができる。
図6Bは、本発明の実施形態に係る、図6Aのモジュール化された眼鏡システムのシステムアーキテクチャに対応する無線ネットワークを全体的に690で示す。図6Bを参照すると、無線通信ブロック616は、図に示すように複数のデバイスに接続することができる。例えば、一つまたは複数の無線センサー640は、618で示されるような低データレートの近距離通信ネットワークを利用して無線通信ブロック616に接続することができる。一つまたは複数のユーザデバイス670は、620で示されるようなブルートゥース通信プロトコルを使用して無線通信ブロックと無線で通信することができる。624で示されるように、692で示されるWi-Fiノードなどの一つまたは複数の無線ノードは、無線通信ブロック616と無線で通信することができる。一つまたは複数のリモートネットワーク694は、622で示されるようなセルラー通信プロトコルを使用して、無線通信ブロック616と無線で通信することができる。したがって、再構成可能な眼鏡デバイスは、690で示される一つまたは複数の無線通信システムを含むことができる。例えば、一つのTIMモジュールを別のTIMモジュールに交換することにより、さまざまな無線通信のために眼鏡デバイスが再構成されることができる。または、一つまたは複数のテンプルを上記のフレームシャーシと交換することができ、それにより眼鏡デバイスにカスタマイズされた機能を提供する。
図7は、本発明の実施形態に係る、図4のモジュール化された眼鏡デバイスで使用するための別のシステム構築を全体的に700で示す。図7を参照すると、眼鏡デバイス602の無線通信ブロック616は、仲介者として機能するユーザデバイスを必要とせずに、携帯電話ネットワークを介して直接にセルラー通信することができるように構成される。例えば、700において、眼鏡デバイス602は、無線通信システム622により、携帯電話であり得るリモートデバイス702と通信するように構成され、それにより、クラウド704で示される外部ネットワークを介してリモートデバイス702と直接に接続する。この通信回線をサポートするための仲介ユーザのモバイルデバイスは必要ない。眼鏡デバイスのそのような構成により、眼鏡デバイスのユーザは、音声インターフェース、ボタンなどの一つまたは複数の触覚インターフェースなどのインターフェースの助けを借りて、眼鏡デバイスから電話をかけることができる。音声インターフェースは、ユーザの音声信号を、デバイスが通話のための無線ネットワークの操作を容易にするために使用するコマンドに変換することにより、通話のコマンドと制御を提供する。このようなコマンドの例は、これに限定するものではないが、電話をかける人の選択、電話をかけること、音量を上げること、音量を下げること、通話を終了することなどがある。
図8は、本発明の実施形態に係る、テンプル挿入モジュール(TIM)のブロック図を全体的に800で示す。図8を参照すると、この実施形態の説明で使用されるように、TIMは、コンピュータなどのデバイスに基づくことができ、本発明の実施形態は、そのデバイスに使用され得る。ブロック図は、高レベルの概念的な表現であり、さまざまな方法でさまざまなアーキテクチャにより実装されることができる。バスシステム802は、中央処理装置(CPU)804(または本明細書ではプロセッサと呼ばれる)、読み取り専用メモリー(ROM)806、ランダムアクセスメモリー(RAM)808、ストレージ810、オーディオ822、ユーザインターフェース824、および通信830を相互接続する。RAM808は、ダイナミックランダムアクセスメモリー(DRAM)または他の形態のメモリーを表すこともできる。様々な実施形態において、ユーザインターフェース824は、音声インターフェース、タッチインターフェース、物理ボタン、またはそれらの組み合わせであり得る。メモリー(図示せず)はCPUブロック804に含まれることができることが理解される。バスシステム802は、例えば、システムバス、周辺機器相互接続(PCI)、アドバンストグラフィックポート(AGP)、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)、米国電気電子技術者協会(IEEE)規格番号994(FireWire)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、汎用非同期送受信回路(UART)、シリアルペリフェラルインタフェース(SPI)、インター集積回路(I2C)などの一つまたは複数のバスであってもよい。CPU804は、単一、複数、または分散コンピューティングリソースであってもよい。ストレージ810は、フラッシュメモリー等であってもよい。TIMの実際の実装に応じて、TIMには、ブロック図中のコンポーネントの一部、全部、またはそれ以上、または再配置が含まれる場合があることに留意されたい。したがって、図8のシステムには多くのバリエーションが可能である。
一つまたは複数の無線ネットワーク832との接続は、通信(COMM)830を介して取得され、それにより、TIM800は、ローカルセンサー、ローカルデバイス、およびリモートネットワーク上のリモートデバイスと無線で通信することができる。いくつかの実施形態において、832/830は、リモート音声をテキストに変換するシステムへのアクセスを提供し、そのシステムは、例えばクラウドベースの遠隔地にあり得る。832および830は、さまざまな実装において、無線通信システムを柔軟に表し、さまざまな形式のテレメトリー、ジェネラルパケットラジオサービス(GPRS)、イーサネット(登録商標)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット接続、Wi-Fi、WiMAX(登録商標)、ZigBee(登録商標)、赤外線、ブルートゥース、近距離通信、3G、4G、LTE、5Gなどの携帯電話通信システム、およびそれらの組み合わせを表すことができる。様々な実施形態において、オプションとして、タッチインターフェースが824で提供される。一つまたは複数のセンサーからの信号は、829および828を介してシステムに入力される。826で、全地球測位システム(GPS)情報が、受信され、システムに入力される。オーディオ822は、本明細書に記載されているプロジェクションスピーカーまたはプロジェクションマイクロスピーカーなどのスピーカーを表すことができる。
様々な実施形態において、ハードウェア構成に応じて、異なる無線プロトコルがネットワークで使用され、それにより、上記の図で説明されるシステムを提供する。無線信号伝送に使用される技術の非限定的な一実施形態は、IEEE802.15.1規格として一般的に知られているブルートゥース無線技術規格である。他の実施形態において、IEEE802.11規格を使用するWi-Fiとして知られる無線信号送信プロトコルが使用される。他の実施形態において、IEEE802.15.4規格に基づくZigBee通信プロトコルが使用される。これらの例は、単に説明のためのものであり、異なる実施形態を限定するものではない。伝送制御プロトコル(TCP)およびインターネットプロトコル(IP)も、さまざまな実施形態で使用される。実施形態は、本明細書に記載されているデータ通信プロトコルに限定されず、本明細書に具体的に記載されていない他のデータ通信プロトコルと共に容易に使用される。
様々な実施形態において、システムのコンポーネントおよび前図で説明されるシステム(例えばテンプル挿入モジュール(TIM))は、集積回路デバイスに実装され、集積回路デバイスは、集積回路を含む集積回路パッケージを含むことができる。いくつかの実施形態において、システムのコンポーネントおよびシステムは、単一の集積回路ダイに実装される。他の実施形態において、システムのコンポーネントおよびシステムは、集積回路デバイスの複数の集積回路ダイに実装され、その集積回路デバイスは、集積回路を含むマルチチップパッケージを含むことができる。
図9は、本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリを装着するモジュール化される眼鏡デバイスを示す。図9を参照すると、900で、後ろ首モジュールアセンブリは、受動的な眼鏡のセットに装着される。受動的な眼鏡は、眼鏡にエレクトロニクスが配置されていないことを表す。または、眼鏡は、本明細書に記載されるように一つまたは複数のテンプルまたはテンプル挿入モジュール(TIM)にパッケージ化されたエレクトロニクスで構成されるアクティブまたはパワード眼鏡であり得る。眼鏡は、レンズ906を含むフレームシャーシ902を有する。左テンプル904および右テンプル914は、フレームシャーシ902に連結されている。後ろ首モジュールアセンブリは、後ろ首電子ポッド(ePOD)924、左テンプルインターロック920、右テンプルインターロック922、左スマートコード926、および右スマートコード928を含む。左スマートコード926は、ePOD924を左テンプルインターロック920に電気的および機械的に連結し、右スマートコードは、ePOD924を右テンプルインターロック922に電気的および機械的に連結する。
左テンプルインターロック920は、音響キャビティ、オーディオスピーカー、および音響ポートを含む。左オーディオスピーカーの音響ポートは、930で示されている。左スマートコード926は、導電体を含み、その導電体は、左テンプルインターロック920内に含まれるオーディオスピーカーにオーディオ信号を提供する。一つまたは複数の実施形態において、左テンプルインターロックに含まれるオーディオスピーカーは、マイクロプロジェクションスピーカーである。同様に、右オーディオスピーカーの音響ポートは、932で示されている。右スマートコード928は、導電体を含み、その導電体は、右テンプルインターロック922内に含まれるオーディオスピーカーにオーディオ信号を提供する。一つまたは複数の実施形態において、右テンプルインターロックに含まれるオーディオスピーカーは、マイクロプロジェクションスピーカーである。
様々な実施形態において、ePOD924は電子ユニットを含む。電子ユニットには、ここに記載されているテンプル挿入モジュール(TIM)用の電子コンポーネントおよび機能が含まれている。言い換えれば、電子ユニットは、後ろ首モジュールアセンブリで使用するための機械的および電気的にパッケージ化されたTIMである。
さまざまな電子構成および機能を備える電子ユニットは、さまざまなTIMsを眼鏡デバイスのテンプルに交換により出入りさせる方法と同様の方法で、交換によりePODに出入りすることができる。
950で、右スマートコードおよび左スマートコードを短くしたり長くしたりするために、長さ調整が提供される。後ろ首電子ポッド(ePOD)954には、ePOD954の同じ端部から出る左スマートコード956および右スマートコード958が配置される。スマートコード956および958のそのような構成により、スライダー960は、ePODから遠ざかるか、またはePODに向かって移動することができる。スライダー960をePOD954から遠ざけると、スマートコード965/958の利用可能な自由長さが短くなる。スライダー960をePOD954に向かって移動すると、スマートコード956/958の利用可能な自由長さが増加される。
一つまたは複数の実施形態において、動作において、「オン」状態にある場合、オーディオデータは、ePOD924の電子ユニットにストリーミングされて左右のスピーカーに向けられ、それにより、後ろ首モジュールアセンブリがアイウェアデバイスに取り付けられてユーザが眼鏡デバイスを装着する時に、オーディオデータをユーザにブロードキャストする。
図10は、斜視図において、本発明の実施形態に係るウェアラブルデバイスを配置する後ろ首モジュールアセンブリを全体的に1000で示す。図10を参照すると、ePOD924上に第一センサー1050が示されている。右テンプルインターロック922に組み込まれた第二センサー1052が示されている。左テンプルインターロック920に組み込まれた第三センサー1054が示されている。センサー1050、1052、および1054は、本明細書で前述したTIMまたはテンプルに組み込まれたエレクトロニクスに直接に使用される任意のセンサーであり得る。
図10に示す実施形態において、920および922などの各テンプルインターロックモジュールは、貫通穴を含み、眼鏡のテンプルが当該貫通穴に挿入される。本実施形態において、テンプルインターロックモジュール920および922は、テンプルを挿入するのに十分な伸びを可能にするエラストマーまたはゴムなどの柔軟な材料から作られる。例えば、左テンプルインターロック920は、貫通穴1040を含み、左テンプル904が貫通穴1040に挿入される。右テンプルインターロック922は、貫通穴1042を含み、右テンプル914が貫通穴1042に挿入される。各テンプルインターロック920および922は、各スピーカーポート930および932がユーザの耳の前および近くに位置するように、互換性のある眼鏡に配置される。互換性のある眼鏡は、テンプルインターロックに提供されるメカニカルアタッチメントと互換性がある眼鏡である。
図11は、本発明の実施形態に係る、テンプルインターロックをテンプルに連結することを全体的に1100及び1150で示す。図11を参照すると、磁気テンプルインターロックが1100で示されている。当該磁気テンプルインターロックは、眼鏡デバイスのテンプル1102上の磁気領域1108を含む。テンプルインターロック1104は、対応する磁気領域1106を有する。動作において、磁気領域1106と1108を一つにまとめて、磁気領域1106および1108が互いに引き付けられ、それにより、テンプルインターロック1104とテンプル1102との間にクランプ力を提供する。スピーカーを含む音響キャビティのポートは、1110で示されている。
他のクランプの方法が1150で示されている。テンプルインターロック1152は、コンプライアント材料の第一側1156aと第二側1156bとの間にあるスロット1158を含む。1158、1156a、および1156bの形状は、眼鏡デバイスのテンプルを挿入できるU字型を形成する。材料1152の弾性は、(図示せず)眼鏡のテンプルインターロック1152とテンプルとの間に着脱可能な連結を提供する。スピーカーを収容する音響キャビティの音響ポートは、1154で示されている。
図12は、本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールをテンプル内に含まれるエレクトロニクスに連結することを全体的に1200で示す。図12を参照すると、後ろ首モジュールアセンブリは、テンプル内に含まれるエレクトロニクスに連結されている。後ろ首モジュールアセンブリの一部は、後ろ首電子ポッド(ePOD)1220、左スマートコード1222、および左テンプルインターロック1210を有するように示されている。前述のように、テンプルに含まれるエレクトロニクスはいずれも、テンプル挿入モジュール(TIM)を使用せずにテンプル内に直接に含まれることができる。または、テンプルに含まれるエレクトロニクスは、オプションとして1204で示されるように、TIMの一部とするエレクトロニクスであり得る。音響ポート1230は、テンプル1202内に示される。音響ポート1230は、ユーザに聞こえるために、後ろに位置するスピーカーで生成される音響が、音響ポート1230を通して放出されることを可能にする。また、音響ポート1230は、TIM1204内に位置できる。様々な実施形態において、テンプル1202には、1206で示されるいくつかの電気接点が設けられている。左テンプルインターロック1210には、対応する数の電気接点1208が設けられている。1210と1202との間の接続を着脱可能に連結可能にするために、テンプル1202と左テンプルインターロック1210との間に機械的なインターロックが提供される。一つまたは複数の実施形態において、磁気連結が1206/1208の位置の近くまたはその位置に提供されて、そこに着脱可能な連結を提供する。
図13は、本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリをテンプルエレクトロニクスと組み合わせるための概略図を全体的に1300で示す。図13を参照すると、眼鏡デバイスの輪郭は、1302で示されている。眼鏡デバイス1302の左テンプル、右テンプル、およびフレームシャーシには、エレクトロニクスおよびまたは電子経路を含む。輪郭1302は、フレームシャーシ、左テンプル、および右テンプルを含む。図に示すシステムにおいて、電子回路経路1308は、眼鏡デバイス1302の左テンプルと右テンプルとの間に延在する。
眼鏡デバイスは、左テンプルに位置する左テンプル挿入モジュール(TIM)1304と、右テンプルに位置する右TIM1306とを含む。電子ユニット(ePOD)を備える後ろ首モジュールアセンブリは、1310で示されている。左スマートコード1312は、ePOD1310と左TIM1304との間に電気経路を提供する。右スマートコード1314は、ePOD1310と右TIM1306との間に電気経路を提供する。様々な実施形態において、左TIM1304および右TIM1306の両方には、1316で示されるように、左TIM1304と右TIM1306との間の無線通信を可能にする一つまたは複数の無線通信ネットワークシステムが配置される。リモートデバイス1320は、前図と併せて説明されるように、1つまたは複数の無線センサーまたは無線ユーザデバイスを表す。無線通信1322は、リモートデバイス1320と、左TIM1304、右TIM1306およびePOD1310のうちの少なくとも一つとの間で達成される。上記のTIMに関するすべての電子システム機能の説明は、ePOD1310などのePODに適用できる。
いくつかの実施形態において、例えば電気経路1308が1300で示される電気回路図から削除された場合に、左テンプルは右テンプルに電気的に接続されていない。
図14は、本発明の実施形態に係る、後ろ首モジュールアセンブリのユーザインターフェースを全体的に1400で示す。図14を参照すると、首の後ろの電子ポッド(ePOD)は、1402で示されている。ePOD1402は、ディスプレイインターフェース1404を備える。異なる実施形態において、ディスプレイインターフェース1404は、様々な方法により実装されることができる。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェースは触覚表面ボタンである。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェースは、一つまたは複数のコントロールをユーザに提示する静電容量式タッチスクリーンなどのタッチスクリーンにより実装されるいくつかの実施形態において、ユーザインターフェースは、情報をユーザに伝達する。さらに他の実施形態において、ユーザインターフェースは、ePOD1402を着用しているユーザの背後からユーザインターフェース1404を見る人に情報を伝達する。そのような情報の例は、これに限定するものではないが、1406で示される絵文字、気分ステータス、アイコンなどである。
図15は、本発明の実施形態に係る、後ろ首電子ポッド(ePOD)用に構成される電子ユニットのブロック図を全体的に1500で示す。図15を参照すると、後ろ首電子ユニットは、コンピュータなどのデバイスに基づくことができ、本発明の実施形態がそのデバイス内に使用され得る。ブロック図は、高レベルの概念的な表現であり、さまざまな方法でさまざまなアーキテクチャにより実装されることができる。バスシステム1502は、中央処理装置(CPU)1504(または本明細書ではプロセッサと呼ばれる)、読み取り専用メモリー(ROM)1506、ランダムアクセスメモリー(RAM)1508、ストレージ1510、オーディオ1522、ユーザインターフェース1524、および通信1530を相互接続する。RAM808は、ダイナミックランダムアクセスメモリー(DRAM)または他の形態のメモリーを表すこともできる。様々な実施形態において、ユーザインターフェース1524は、音声インターフェース、タッチインターフェース、物理ボタン、またはそれらの組み合わせであり得る。メモリー(図示せず)はCPUブロック1504に含まれることができることが理解される。バスシステム1502は、例えば、システムバス、周辺機器相互接続(PCI)、アドバンストグラフィックポート(AGP)、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)、米国電気電子技術者協会(IEEE)規格番号994(FireWire)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、汎用非同期送受信回路(UART)、シリアルペリフェラルインタフェース(SPI)、インター集積回路(I2C)などのうちの一つまたは複数のバスであってもよい。CPU1504は、単一、複数、または分散コンピューティングリソースであってもよい。ストレージ1510は、フラッシュメモリー等であってもよい。後ろ首電子ユニットの実際の実装に応じて、後ろ首電子ユニットには、ブロック図中のコンポーネントの一部、全部、またはそれ以上、または再配置が含まれる場合があることに留意されたい。したがって、図15のシステムには多くのバリエーションが可能である。
一つまたは複数の無線ネットワーク1532との接続は、通信(COMM)1530を介して取得され、それにより、後ろ首電子ユニット1500は、ローカルセンサー、ローカルデバイス、およびリモートネットワーク上のリモートデバイスと無線で通信することができる。いくつかの実施形態において、1532/1530は、リモート音声をテキストに変換するシステムへのアクセスを提供し、そのシステムは、例えばクラウドベースの遠隔地にあり得る。1532および1530は、さまざまな実装において、無線通信システムを柔軟に表し、さまざまな形式のテレメトリー、ジェネラルパケットラジオサービス(GPRS)、イーサネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット接続、Wi-Fi、WiMAX、ZigBee、赤外線、ブルートゥース、近距離通信、3G、4G、LTE、5Gなどの携帯電話通信システム、およびそれらの組み合わせを表すことができる。様々な実施形態において、オプションとして、タッチインターフェースが1524で提供される。オプションのディスプレイが1520で提供される。一つまたは複数のセンサーからの信号は、1529および1528を介してシステムに入力される。1526で、全地球測位システム(GPS)情報は、受信され、システムに入力される。オーディオ1522は、本明細書に記載されているプロジェクションスピーカーまたはプロジェクションマイクロスピーカーなどのスピーカーを表すことができる。
様々な実施形態において、ハードウェア構成に応じて、異なる無線プロトコルがネットワークで使用され、それにより、上記の図で説明されるシステムを提供する。無線信号伝送に使用される技術の非限定的な一実施形態は、IEEE802.15.1規格として一般的に知られているブルートゥース無線技術規格である。他の実施形態において、IEEE802.11規格を使用するWi-Fiとして知られる無線信号送信プロトコルが使用される。他の実施形態において、IEEE802.15.4規格に基づくZigBee通信プロトコルが使用される。これらの例は、単に説明のためのものであり、異なる実施形態を限定するものではない。伝送制御プロトコル(TCP)およびインターネットプロトコル(IP)も、さまざまな実施形態で使用される。実施形態は、本明細書に記載されるデータ通信プロトコルに限定されず、本明細書に具体的に記載されていない他のデータ通信プロトコルと共に容易に使用される。
様々な実施形態において、システムのコンポーネントおよび前図で説明されるシステム(例えば後ろ首電子ユニット)は、集積回路デバイスに実装され、集積回路デバイスは、集積回路を含む集積回路パッケージを含むことができる。いくつかの実施形態において、システムのコンポーネントおよびシステムは、単一の集積回路ダイに実装される。他の実施形態において、システムのコンポーネントおよびシステムは、集積回路デバイスの複数の集積回路ダイに実装され、その集積回路デバイスは、集積回路を含むマルチチップパッケージを含むことができる。
様々な実施形態において、本明細書で提供される実施形態の説明は、頭部装着型デバイス用の再構成可能なコンポーネントを提供する。頭部装着型デバイス用の再構成可能なコンポーネントは、これに限定するものではないが、取り外し可能なテンプル、取り外し可能なテンプル挿入モジュール(TIMs)、後ろ首モジュールアセンブリ、後ろ首モジュールアセンブリ用の電子ポッドePOD、ePODs用の取り外し可能な電子ユニットを含む。
様々な実施形態において、さまざまなTIM(図8の800)またはさまざまな後ろ首電子ユニット(図15の1500)に関して作成されるデータ処理システムで実行されるのは、ユーザに有用な機能を提供する一つまたは複数のアルゴリズムである。それらのアルゴリズムは、手順または同義の方法として以下の図と併せて以下に説明され、当業者はそれらのアルゴリズムが異なる方法によりシステム全体に分散されるハードウェア上で実行され得ることを理解すべきである。例えば、いくつかの実施形態において、アルゴリズムは、TIMまたは後ろ首電子ユニット内に含まれるハードウェアで実行される。他の実施形態において、アルゴリズムまたはアルゴリズムの一部は、TIMと、上の図に示されているデバイス220、670、702、1320などのデバイスとの組み合わせで実行され、またはTIMと、デバイス(220、670、702、1320など)と、前の図と併せて上記で説明しているような一つまたは複数の通信ネットワークを介して利用可能なクラウドベースのハードウェアおよびサービスとの組み合わせで実行される。同様に、他の実施形態において、アルゴリズムまたはアルゴリズムの一部は、後ろ首電子ユニットと、上の図に示されている220、670、702、1320などのデバイスとの組み合わせで実行され、または後ろ首電子ユニットと、デバイス(220、670、702、1320など)と、前の図と併せて上記で説明しているような一つまたは複数の通信ネットワークを介して利用可能なクラウドベースのハードウェアおよびサービスとの組み合わせで実行される。
図16は、断面図において、本発明の実施形態に係る、個人プロジェクションマイクロスピーカーシステム(personal projection micro speaker system;PPMS)を全体的に1600で示す。図16を参照すると、チャンバ1602は内側表面により画定される。チャンバ壁1608は、外側表面1606および音響ポート1610を有する。マイクロスピーカー1612は、チャンバ1602内に取り付けられ、電気信号を受信するように構成され、その電気信号は、その後、マイクロスピーカー1612の可動面により、空中を通る音響信号に変換される。空中を通る音響信号は、当技術分野では同等に1614で示される「音波」と呼ばれ、「空中を通る音響信号」および「音響信号」、「オーディオ信号」、「音波」などの用語は、本実施形態の説明において、同義語として使用されている。音響信号1614は、1600のシステムにより、1616で示されるユーザの耳に向けられ、ユーザに個人的なリスニング体験を提供すると同時に、ユーザに近接する他の人々に聞こえる音響信号1614を最小化する。チャンバ1602はまた、本明細書において、マイクロチャンバまたはマイクロ音響チャンバなどと同義的に呼ばれる。そのようなすべての用語は、本実施形態の説明において、互換的に使用される。マイクロスピーカー1612は、本明細書において、マイクロプロジェクションスピーカーまたは単にスピーカーと同義的に呼ばれる。当業者は、個人プロジェクションマイクロスピーカー(PPMS)を介してユーザにパーソナライズされたリスニング体験を提供するために、そのチャンバが、小さなスピーカーを収容するように設計される小さなチャンバであることを理解すべきである。
PPMSシステムの端面図は1650で示される。チャンバ壁1608のアウター寸法は、名目上に、図16において、幅「W」、高さ「H」、長さ「L」のように示されることに留意されたい。様々な実施形態において、チャンバ1602は、PPMSシステムを使用する様々なアプリケーションに必要なサイズにすることができる。したがって、チャンバの寸法は、本質的に定性的であり、本発明の実施形態を限定することを意味するものではない。チャンバの寸法の絶対値または相対絶対値は、そこから推測されるべきではない。例えば、PPMSシステムは、眼鏡デバイスのテンプル内、眼鏡デバイスのテンプル挿入モジュール(TIM)内、または、上記の図と関連して説明したように後ろ首モジュールと組み合わせて使用され、且つ、それらのアプリケーションの必要に応じて構成されるテンプルインターロック内で使用される。PPMSシステムは、取り外し可能なコンポーネントを備える眼鏡デバイスに組み込むことができ、PPMSシステムは、取り外し不可能なコンポーネントを備える眼鏡デバイスに組み込むことができることに留意されたい。様々な実施形態において、PPMSシステムを介して届く音響信号は、ステレオモードまたはモノオーラルモードで提供される。
内側表面1604は、スピーカー1612に対して、一般的に凹面を形成する。いくつかの実施形態において、その表面は一般的に放物線の形状である。他の実施形態において、そのチャンバは一般的に長方形の形状である。本明細書で示されている実施形態の説明において、様々なチャンバが異なる内部形状で示される。それらの異なる形状は例示として提供されており、本発明の実施形態を限定することを意味するものではない。1602などのチャンバは、複数のチャンバに分割されることができ、各チャンバは一つまたは複数のマイクロスピーカーを備えるように構成されることにも留意されたい。例えば、いくつかの実施形態において、ローレンジの音響周波数を生成するために使用されるスピーカーを収容する第一チャンバと、より高いレンジの音響周波数を生成するために使用されるスピーカーを収容する第二チャンバと、があり得る。いくつかの実施形態において、複数のチャンバが存在し、一つまたは複数のチャンバにはスピーカーが取り付けられておらず、一つまたは複数のチャンバにはスピーカーが取り付けられている。
チャンバ壁1608は、一つの層で図16に示される。しかしながら、様々な実施形態において、チャンバは、複数の層で構成され、その複数の層は、異なる音響特性を有することができる。例えば、一つまたは複数の実施形態において、入射される音響エネルギーに高い音響反射率を提供して、音響ポート1610を介して放出される音響信号1614の反射および集中に役立つように、チャンバ壁1608および内側表面1604の材料が製造中に選択される。高い音響反射率および低アレルギー性を備えるいくつかの材料の例は、これに限定するものではないが、熱可塑性プラスチック、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、酢酸セルロース、ポリアミド、ナイロン、ポリカーボネート、炭素エポキシ樹脂などのプラスチック、チタン、アルミニウムなどを含む金属である。テンプル、TIMs、テンプルインターロックデバイスは、射出成形製造技術を使用して製造されることができる。熱可塑性プラスチックは、テンプル、TIMs、またはテンプルインターロックデバイスを製造するために、射出成形プロセスにおいて使用されることもできる。いくつかの実施形態において、アセテートなどのプラスチックを使用して、本明細書に記載されているテンプル、TIMs、またはテンプルインターロックデバイスを製造する。いくつかの実施形態において、外側表面1606は、振動エネルギーを吸収するように設計される材料の層でコーティングされ、それにより、ユーザをスピーカー1612で生成され得るチャンバ1608内の望ましくない振動から隔離する。そのような材料は、高い機械的な損失係数と低いヤング率を特徴とする。振動エネルギーを吸収するいくつかの材料の例は、これに限定するものではないが、エラストマー、ポリウレタンフォーム、メラミンフォーム、ブチルゴム、ハロブチルゴムなどである。
図17は、断面図において、本発明の実施形態に係る、別の個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムを全体的に1700で示す。図17を参照すると、チャンバ壁1708は、内側表面1704および外側表面1706を有する。内側表面1704はチャンバ1702を画定し、スピーカー1712がチャンバ1702に取り付けられている。様々な実施形態において、スピーカー1712は、明瞭化のために図示されていないマウントにより、チャンバ壁1708の内側表面1704に取り付けられる。チャンバ壁1708は、音響信号1714を放出するための音響ポート1710を有する。
動作において、マイクロスピーカー1712は、電気信号を受信するように構成され、その電気信号は、その後、マイクロスピーカー1712の可動面により、空中を通る音響信号に変換される。内側表面1704は、音響ポート1710と共に、音響信号1714をユーザ1716の方向に集中させる。1718で示されるユーザ1716に対する音響信号の方向αは、基準1720から測定される。αはある範囲の角度にまたがることができ、その角度は図に示されている角度に限定されないことに留意されたい。図16は、ほぼゼロに等しいαを示す。図17は、名目上の0~90度の範囲のαを示す。望ましくは、αは、ユーザの頭の上の放置位置に関連するシステム1700の所与の形状に照らして選択される。
端面図「A」は、1700における断面図に対応し、PPMSシステムが埋め込まれている眼鏡デバイスの端面図を示している。そのシステムは、眼鏡デバイスのテンプル、眼鏡デバイスのテンプル挿入モジュール(TIM)、テンプルインターロックモジュールなどに埋め込まれることができる。
図18は、断面図において、本発明の実施形態に係る、複数のスピーカーを使用する個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムを全体的に1800で示す。図18を参照すると、チャンバ壁1808は、内側表面1804および外側表面1806を有する。内側表面1804はチャンバ1802を画定し、スピーカー1812a乃至1812bがチャンバ1802に取り付けられている。様々な実施形態において、スピーカー1812a乃至1812bは、明瞭化のために図示されていないマウントにより、チャンバ壁1808の内側表面1804に取り付けられている。そのチャンバ壁は、音響信号1814を放出するための音響ポート1810を有する。
動作において、マイクロスピーカー1812a乃至1812bは、電気信号を受信するように構成され、その電気信号は、その後、マイクロスピーカー1812a乃至1812bの可動面により、空中を通る音響信号に変換される。内側表面1804は、音響ポート1810と共に、音響信号1814をユーザ1816の方向に集中させる。1818で示されるユーザ1816に対する音響信号の方向αは、基準1820から測定される。上記で前の図と併せて説明したように、αはある範囲の角度にまたがることができ、その角度は図に示されている角度に限定されないことに留意されたい。例えば、図16は、ほぼゼロに等しいαを示す。図17および図18は、名目上の0~90度の範囲のαを示す。望ましくは、αは、ユーザの頭の上の放置位置に関連するシステム1700の所与の形状に照らして選択される。
1812bの上の記号「N」は、スピーカーの一般的な数を示す。一つまたは複数のスピーカーは、スピーカー装置を構成し、上記のようにチャンバ1802内に提供される。スピーカーは、図において長方形の形状で表されているが、それにより制限を意味するものではないことに留意されたい。様々な実施形態において、スピーカーは、正方形、長方形、円形などの形状を有することができる。本明細書で教示される実施形態において使用されるスピーカーは、典型的には、当技術分野では動電型スピーカーと呼ばれる。本明細書での使用に適するスピーカーのいくつかの非限定的な例は、これに限定するものではないが、微小電気機械システム(MEMS)スピーカー、高性能の高忠実度の低歪みのマイクロスピーカーである。
図19は、本発明の実施形態に係る、ユーザの上の個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムを全体的に1900で示す。図19を参照すると、眼鏡デバイス1904は、個人プロジェクションマイクロスピーカーシステムを備えるように構成され、且つ、ユーザ1902に着用されているように示される。1900の構成において、PPMSシステムは、眼鏡デバイスのテンプルまたはTIMに組み込まれる。音響信号1906は、集中され、PPMSシステムのチャンバから放出され、1908でユーザの耳に入射する。PPMSシステムの形状および角度αは、音響信号をユーザの外耳道に向けて発射するように、システム1900の設計時に選択される。したがって、1900のシステムにより、最大量の必要な音響信号がユーザの耳に送信される。
図20は、本発明の実施形態に係る、音響チャンバの内側表面を全体的に2000で示す。図20を参照すると、眼鏡デバイス2004は、眼鏡デバイス2004の中に埋め込まれた2006におけるPPMsシステムを有する。2006の拡大図は、2050で断面図に示される。様々な実施形態において、チャンバ2052は、概して放物線形状を有する音響反射面2054を備えるように構成される。一つまたは複数のスピーカーは、凹形の音響反射面2054の概して放物線形状の焦点2056またはその付近に位置する。動作において、音波は、表面2054に向けられ、または表面2054に入られ、次に表面2054は、その音波を反射して集中させてほぼ平行な音波の列を作り出し、その音波の列は、表面2054から離れて、オーディオポート2060からユーザの外耳道の方向に出力される(例えば、図19の1908)。
図21は、断面図において、本発明の実施形態に係る、一般的な形状の音響チャンバ曲面を全体的に2100で示す。図21を参照すると、チャンバ壁2108は、内側表面2104および外側表面2106を有する。内側表面2104はチャンバ2102を画定し、マイクロスピーカー装置2112がチャンバ2102に取り付けられている。様々な実施形態において、マイクロスピーカー装置2112は、明瞭化のために図示されていないマウントにより、チャンバ壁1708の内側表面2104に取り付けられている。そのチャンバ壁は、音響信号2114を放出するための音響ポート2110を有する。
動作において、マイクロスピーカー装置2112は、電気信号を受信するように構成され、その電気信号は、その後、マイクロスピーカー装置2112の可動面により、空中を通る音響信号に変換される。内側表面2104は、音響ポート2110と共に、音響信号2114をユーザ2116の方向に集中させる。
様々な実施形態において、チャンバ2102は、概して放物線形状を有する音響反射面2104を備えるように構成される。一つまたは複数のスピーカーは、マイクロスピーカー装置2112を構成し、マイクロスピーカー装置2112は、凹形の音響反射面2104の概して放物線形状の焦点2114またはその付近に位置する。表面の形状は、f(x、y、z)で示され、一般的に湾曲した形状であり、2104は、一つまたは複数の実施形態の表現であり、本発明の実施形態を限定することを意味するものではない。動作において、音波は、表面2104に向けられ、または表面2054に入られ、次に表面2104は、音波2118を反射して集中させてほぼ平行な音波の列を作り出し、その音波の列は、表面2104から離れて、オーディオポート2110から2116で示されるユーザの外耳道の方向に出力される。
図22は、本発明の実施形態に係る、可変密度構造を全体的に220で示す。図23は、本発明の実施形態に係る、多層音響チャンバ壁の断面を全体的に2300で示す。図24は、本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスのテンプルにおける可変密度構造の分布を全体的に2400で示す。図22乃至図24を一括して参照すると、様々な実施形態において、眼鏡デバイスと組み合わせて使用される各PPMSシステムは、さまざまな材料を有し、それらの材料は、ユーザの外耳道の方向に音響信号の良い反射と放出、および異なる方向への音響エネルギーまたは振動エネルギーの減衰を提供するために、さまざまな材料特性を持つ。例えば、眼鏡デバイスのテンプル部分またはTIMは、スピーカー装置と眼鏡デバイスの前フレーム部分との間に振動減衰材料区域を有するように、構築されることができる。例えば、図22において、振動減衰材料は、音響チャンバ2204から前フレームセクション2202まで延びる2208で示される。同様に、図24において、テンプル部分2410は、音響チャンバ部分2404の前方にある。テンプル部分2410の密度などの2412で示される音響特性ρは、PPMSシステムのスピーカー装置を収容するチャンバ部分2404の密度などの2406で示される音響特性ρACより小さくなるように選択される。密度間の関係は、2424の方程式で与えられる。そのような振動減衰材料2412は、スピーカー装置の前方への機械的な振動の伝送を最小限に抑え、それにより、そのような前方セクションに配置され得るセンサーに対する機械的な振動ノイズの影響を低減する。それに加えて、そのような振動減衰材料は眼鏡デバイスを通う振動を減衰させ、当該振動はユーザを苛立たせる可能性がある。振動減衰材料はまた、眼鏡デバイスの望ましくない前方方向に沿って漏れた音響信号を減衰させる。
同様に、眼鏡デバイスのテンプル部分またはTIMは、スピーカー装置と眼鏡デバイスの後部のテンプル部分との間に振動減衰材料区域を有するように、構築されることができる。後部のテンプル部分2420の密度などの2422で示される音響特性ρ2は、PPMSシステムのスピーカー装置を収容するチャンバ部分2404の密度などの2406で示される音響特性ρACより小さくなるように選択される。密度間の関係は、2424の方程式で与えられる。そのような振動減衰材料2412は、スピーカー装置の後方への機械的な振動エネルギーの伝送を最小限に抑え、それにより、そのような後方セクションに配置され得るセンサーに対する機械的な振動ノイズの影響を低減する。それに加えて、そのような振動減衰材料は眼鏡デバイスを通う振動を減衰させ、当該振動は、ユーザの耳をくすぐるように、ユーザを苛立たせる可能性がある。振動減衰材料はまた、望ましくない方向に沿って漏れた音響信号を減衰させる。
PPMSシステムのチャンバ壁は、図23に表示されている断面A-Aに示すように、複数の層から製造されることができる。様々な実施形態において、チャンバ2302は、高い音響反射率を提供する材料から作られる内側表面2304を提供する内層2308を利用して、ユーザの耳への音響信号の音の集中、放出、および投射を強化する。内層2308に結合される外層2310は、音響エネルギーを吸収および減衰するように選択される材料から製造されることができる。上記のように、高い音響反射率を提供する材料は、密度が大きい特徴がある。吸音を提供する材料は、密度が低い特徴があり、その一部は上記において説明された。一つまたは複数の実施形態において、チャンバの層の間の関係は、式2424(図24)により与えられる。スピーカー装置2312は、マウント2314a乃至2314bにより、チャンバ壁2304に取り付けられている。マウント2314aおよび2314bは、スピーカー2312とチャンバ壁2303との間に振動絶縁を提供でき、それにより、スピーカー2312が音響信号を生成しているときに、チャンバ壁2304に与えられる振動エネルギーを最小化する。いくつかの実施形態において、外層2310、音響チャンバ2404、前部のテンプル部分2410、および後部のテンプル部分2420のうちの一つまたは複数は、複数の層で作られ、複数の層は、2208(図22)の{ρ、ρ,ρ,…ρ}で示されるように、それぞれ互いに異なる音響特性があり得、そこで、ρは第一の層の材料特性を表し、ρはN番目の層の材料特性を表す。したがって、いくつかの実施形態において、材料特性は、ユーザの外耳道への音響信号の投射を最大化するために、眼鏡デバイスにおいて非線形の方法で変化させられる。PPMSシステムは、2206(図22)で示される音響信号をユーザの耳の方向に集中して投射し、他の方向の音響エネルギーおよび振動を減衰させ、ユーザに心地良く個人的なリスニング体験を提供するように設計および意図されていることに留意されたい。
音響チャンバの内部構造設計に加えて、エレクトロニクスおよび密封されたマイクロスピーカーを収容するテンプルの内壁の材料は、ユーザに放出されている可聴音の指向性を高めるように利用される。テンプル全体またはTIMエンクロージャーの内壁の材料は、マイクロスピーカーから放出される音波の減衰の効果および反射の効果を最大化するために、その音響特性(密度、弾性係数など)を変化させることができる。外耳道に対する材料の位置を考慮して、それらの材料は非線形の変化を有することができ、それにより、音波の方向性特性を最適化する。例えば、外耳道から離れる(つまり、眼鏡デバイスのフレームの前に近い)材料は、減衰特性が向上することができ、スピーカーボックス(音響チャンバ)およびマイクロスピーカー(外耳道の近く)を囲むゾーンは、音響反射率を高めて音響室から放出される音響エネルギーを高めるように設計される。
フレームの前部の近位にある材料の減衰効果は、例えば、密閉されたスピーカーが可聴音を放出している時の共振による漏れ音響に変換され得る機械的な振動を最小限に抑える。さらに、制振材層は絶縁体として機能し、着用中にデバイスと接触している場合に、そのような振動がリスナーの体に及ぼす触覚感覚の影響を最小限に抑えることができる。マイクロスピーカーエンクロージャーの周囲ゾーンで使用される材料層またはレイヤリングは、放出される可聴音の反射率を最大化して、その音をリスナーの外耳道に集中的に向けることができる。密封された音響チャンバの設計と組み合わせた可変密度材料レイヤリングの組み合わせは、投射された音響の方向性を最大化する。テンプルの外側に向かう材料は、フレームの残りの部分からの可聴音の漏れを防ぐための隔離要素としても機能するように設計される。
図25は、本発明の実施形態に係る、眼鏡デバイスのテンプル内の個人プロジェクションマイクロスピーカー(PPMS)システムの分解斜視図を全体的に2500で示す。図25を参照すると、一実施形態において、PPMSシステムを収容するように適合される眼鏡デバイスのテンプルの構成要素のグループが示されている。右テンプルという用語を使用して説明されているが、当業者は、図25に適用される説明が左テンプルにも適用可能であることを認識するであろう。
右テンプル本体2508は、スピーカー2510を受容するように構成される。右テンプルカバー2507は、右テンプル本体2508と接続されるように構成される。右音響チャンバは、右テンプル本体2508のセグメント2520、右テンプルカバーのセグメント2522、および右チャンバカバー2509で形成される。右チャンバカバー2509は、右テンプル本体2508と右テンプルカバー2507との間の閉鎖を提供する。一つまたは複数の実施形態において、スピーカーマウントを使用して、スピーカー2510を右テンプル本体2508に固定する。一つの非限定的な例において、両面テープ2504がスピーカーマウントとして使用される。一つの非限定的な例において、スピーカースタビライザー2505は、スピーカー2510と右テンプルカバー2507との間に位置する。一つの非限定的な例において、スピーカースタビライザーは、エチレン酢酸ビニール(EVA)フォームを使用して作られる。一つの非限定的な例において、右チャンバカバー2509は、両面テープ2503で右テンプル2508に固定されている。一つの非限定的な例において、右チャンバカバー2509は、EVAフォームで作られることができるスタビライザー2506を使用して安定化される。一つの非限定的な例において、2520で示される長さを有する右音響チャンバは、分割器2501を使用して二つのコンパートメントに分割される。分割器2501は、空気がスピーカー2510を収容する前コンパートメントから音響ポート2530を収容する後ろコンパートメントに流れることを可能にするスロットを有する。一つの非限定的な例において、防水メッシュ2501は、その外周に配置され、音響ポート2530の上に取り付けられ、それにより、水、湿気、ほこり、汚れなどを右音響チャンバから分離するための防水チャンバを提供する。EVAフォームは、振動を減衰させ、それにより、スピーカーから右テンプル本体2508および右テンプルカバー2507への振動の伝達を最小限に抑えることができる。一つの非限定的な例において、一枚のフォーム2502は、スピーカー2510と分割器2501との間に位置する。一実施形態において、右テンプル本体2508および右テンプルカバー2507は、成型プラスチックで作られ、その成型プラスチックは、高密度を有し、剛性材料であり、音響エネルギーに対して高い反射性を有し、振動エネルギーの効果的な転送を提供する。音響エネルギーの漏れおよび振動伝達の好ましくない影響を軽減するために、図25に示されるように、EVAなどの独立気泡エネルギー吸収フォームがスピーカー2510の周りに使用される。
図26は、本発明の実施形態に係る、外部音響反射カバーを全体的に2600で示す。2650において、2600からの眼鏡デバイスがユーザの上にあるように表示される。本実施形態の説明で使用されるように、「外部音カバー」、「外部サウンドリフレクター」、「外部反射カバー」、「音カバー」、「オーディオリフレクター」、「ローブ」、および「カバー」という用語は、本実施形態の説明において同義語として使用される。図2600を参照すると、眼鏡デバイス2602は、右テンプルに固定された右外部反射カバー2606と、左テンプルに固定された左外部反射カバー2604とを有する。外部反射カバーまたはローブは、恒久的に眼鏡デバイスに追加することも、取り外し可能なアクセサリにすることもできる。外部反射カバーはヒンジで固定されることもできる。外部反射カバーは、指向性と、ターゲットリスナー、つまりユーザに放出される音声のサウンドベクトルと、を向上させることにより、パーソナルオーディオリスニング体験をさらに強化する。反射カバーは、スピーカーで生成されて音響チャンバから放出されるオーディオ信号を最小限に抑え、それらのオーディオ信号は、ユーザの外耳道に届かない。それにより、対象外の聴取者、つまり傍観者にとってノイズとなる可聴音を低減する。
反射カバーは、眼鏡デバイスのテンプルに恒久的に取り付けられてヒンジで固定され得る。リスナーはカバーを回転させ、音を彼または彼女の外耳道に向けるための反射面はさらに提供されることができる。使用していない場合には、リスナーはカバーをテンプルに戻すか取り外すか、または完全に取り外すことができる。反射カバーは、眼鏡デバイスのテンプルを作るために使用される材料と同じ材料で作られることができる。完全に取り外し可能な反射カバーをさまざまなサイズでユーザに提供することができ、それにより、ユーザは、使用のために、ユーザの需要に応じて特定のサイズを選択する。
外部反射カバーは、風による乱流ノイズを、チャンバの音響ポートからブロードキャストされるオーディオ信号およびユーザの外耳道から遠ざけることにより、追加の利点を提供する。言い換えれば、リスナーは、風の状態がオーディオ信号の音声性能と指向性に悪影響を与える可能性がある動的なモバイル環境において、眼鏡デバイスを使用する場合、外部反射カバーは、向かい風およびそれに関連する乱気流により引き起こされるノイズの影響を低減する。環境からの風による乱気流は、PPMSシステムのユーザにとってノイズと見なされるため、外部反射カバーの使用は、ユーザに聞える風による乱気流ノイズの振幅を減らすことにより、PPMSシステムの信号対ノイズ比を向上させる。
図27~図28は、本発明の実施形態に係る、追加の外部音響反射カバーおよび音響利得を全体的に2700で示す。図27を参照すると、眼鏡デバイスのテンプル2702は、音響ポート2704を有する。外部反射器2706は、アタッチメント2710でテンプル2702に取り付けられている。アタッチメント2710は、様々な方法で実装され、一つの非限定的な例は、一つまたは複数の磁気接点を用いて実行される。一つまたは複数の実施形態において、磁気接点を使用して、オーディオリフレクター2706をスマート眼鏡のテンプルまたはテンプルチップの外側表面に取り付ける。他の実施形態において、磁気以外の他の異なる取り付け方法が使用される。他の異なる取り付け方法は、これに限定するものではないが、フックおよびループファスナー、スナップ、クリップなどである。オーディオリフレクタ2706は、音響ポート(スピーカー出口)2704からのオーディオ信号をユーザの人間の耳2708に反射するために使用される。ユーザは、一つのオーディオリフレクターを頭部装着型デバイスの左テンプルまたは右テンプルに取り付けるか、または二つのオーディオリフレクター(一つは左テンプルに取り付け、もう一つは右テンプルに取り付ける)を使用して、音質およびまたは明瞭さを向上させることができる。それは、ノイズの多い環境において特に役立つが、オーディオリフレクターの使用により、どのような環境においても音質、明瞭さ、音量が改善される。
図28は、それにより暗示される制限なしに、本発明の様々な実施形態のための直接波経路2802および反射波経路2804を示す。オーディオリフレクター2806からの反射波パス2804およびスピーカーからの直接波パス2804が同じ位相またはほぼ同じ位相にあることを考えて、外部音カバーまたはオーディオリフレクター2806として説明されるものが設計され、それにより、ユーザの耳で受信する音響信号の振幅を増加させるために、コヒーレントに結合する。テンプル2702の音響チャンバ内に含まれるスピーカーからユーザの耳までの距離(直接経路)は、サウンドリフレクターの遠端からの反射後のスピーカーからユーザの耳までの距離に非常に近いため、直接された音波と反射された音波とはほぼ同じ位相を持っている。したがって、それらの波は同相でコヒーレントに結合して、音圧レベルが約4~5デシベル増加する。音響信号の周波数範囲に応じて、音圧レベルの増加は最大6デシベル、つまり2倍になる可能性がある。したがって、直接経路2802および反射経路2804(図28の2800)は、図28の2850で示される音響信号2852と機能的に同等である。
様々な実施形態において、オーディオリフレクタ2806は、内側部分および外側部分で構成される。オーディオリフレクタ2806の内側部分または内側表面は、スピーカーからのオーディオ信号の反射を引き起こし、上記のように信号振幅のコヒーレントな増加を提供する。オーディオリフレクタ2806の外側部分または外側表面は、周囲のノイズを反射してユーザの耳から離れるために使用される。または、オーディオリフレクターの外側表面は、音響エネルギーを吸収する材料で作られることができる。したがって、環境からの望ましくない音響信号がオーディオリフレクターの外側表面に入射すると、その信号は外側表面により吸収される。その両方の場合において、オーディオリフレクターは、特定の設計に応じて、反射または吸収のいずれかを介して、環境からの音響信号をユーザの耳に到達するのを防ぐ。環境からの音響信号は、PPMSシステムのユーザにとってノイズであると見なされるため、オーディオリフレクターの使用は、PPMSシステムの信号対ノイズ比を向上させる。
一つまたは複数の実施形態において、内側部分および/または内側表面と、外側部分および/または外側表面との両方は、その表面に入射する音響信号に良好な反射を提供する一つまたは複数の種々の材料から作られる。音響反射材料のいくつかの例は、これに限定するものではないが、ビニール被覆のポリエステル、テフロン(登録商標)被覆の織物、成型プラスチックなどのコーティングを施したきつく織物である。
異なる実施形態を議論し理解する目的で、技術およびアプローチを説明するために、当業者は様々な用語を使用することを理解されたい。さらに、説明する際、説明のために、多数の特定の詳細が示され、それにより、実施形態の完全な理解を提供する。しかし、当業者が、これらの特定の詳細がなくても実施形態を実施できることは明らかである。いくつかの実施形態において、あいまいにするのを避けるために、よく知られた構造およびデバイスを詳細ではなくブロック図の形で示している。それらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分詳細に説明されており、他の実施形態を利用して本発明の範囲を逸脱しない限り、論理的な、機械的な、電気的な、およびその他の変更を行うことができることが理解されたい。
説明のいくつかの部分は、アルゴリズム、およびコンピュータメモリー内のデータビットなどに対する運用の記号表現で提示され得る。それらのアルゴリズムの説明および表現は、データ処理技術の当業者が作業の内容を他の当業者に最も効果的に伝えるために使用する手段である。そこでのアルゴリズムは、一般的に、望ましい結果につながる行為のセルフコンシステントのシーケンスであると考えられている。それらの行為は、物理量の物理的な操作を必要とする行為である。通常は、必ずしもそうではないが、それらの量は、保存、転送、結合、比較、その他の操作が可能な電気信号または磁気信号の形を取る。主に一般的な使用上の理由で、それらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと呼ぶことは、いつも便利であることが証明された。
しかし、それらおよび類似の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられており、それらの量に適用される便利なラベルにすぎないことに留意されたい。別途説明されない限り、議論から明らかなように、説明全体にわたって「処理」または「コンピューティング」または「計算」または「決定」または「表示」などの用語を使用する議論は、コンピュータシステムまたは類似の電子コンピューティングデバイスの動作およびプロセスを参照することができ、そのコンピュータシステムまたは類似の電子コンピューティングデバイスは、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリー内の物理(電子)量として表されるデータを操作して、コンピュータシステムのメモリーはまた、レジスタまたは他のそのような情報記憶装置、送信装置、または表示装置内の物理(電子)量として表される他のデータに変換する。
そこでの動作を実行する装置は、本発明を実施することができる。この装置は、必要な目的のために特別に構築されてもよいし、またはコンピュータに記憶されているコンピュータプログラムにより選択的に作動または再構成された汎用コンピュータを含んでもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。当該コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、これに限定するものではないが、フロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク、光ディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリー(CD-ROMs)、磁気ディスク、読み取り専用メモリー(ROMs)、ランダムアクセスメモリー(RAMs)、ダイナミックランダムアクセスメモリー(DRAM)、電気的にプログラム可能な読み取り専用メモリー(EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリー(EEPROMs)、フラッシュメモリー、磁気または光学カード、RAIDなどを含む任意のタイプのディスク、またはコンピュータのローカルまたはコンピュータのリモートのいずれかで電子命令の格納に適用する任意のタイプのメディアである。
本明細書に提示されるアルゴリズムおよび表示は、特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。本明細書の教示に従って、様々な汎用システムは、プログラムと共に使用されることができ、または必要な方法を実行するためのより特殊な装置を構築することが便利であることが証明された。例えば、実施形態による方法はいずれも、汎用プロセッサをプログラミングすることにより得られるハードウェア回路、またはハードウェアおよびソフトウェアの任意の組み合わせにより、実装されることができる。当業者は、実施形態が、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な家庭用電化製品、デジタル信号処理(DSP)デバイス、セットトップボックス、ネットワークPCs、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどの説明されたもの以外の他のコンピュータシステム構成により実施できることをすぐに理解する。それらの実施形態は、分散コンピューティング環境で実施されることができ、その中のタスクが通信ネットワークを介してリンクされたリモート処理デバイスにより実行される。
本明細書の方法は、コンピュータソフトウェアを使用して実装されることができる。認知された標準に準拠するプログラミング言語で書く場合に、さまざまなハードウェアプラットフォームで実行したり、さまざまなオペレーティングシステムとインターフェースしたりするように、それらの方法を実装するように設計される命令シーケンスをコンパイルすることができる。さらに、実施形態は、特定のプログラミング言語を参照して説明されていない。本明細書に記載される実施形態の教示を実施するために、様々なプログラミング言語を使用することができることを理解されたい。さらに、当技術分野において、ある形式または他の形式(例えば、プログラム、手順、アプリケーション、ドライバーなど)のソフトウェアは、一般的に、あるアクションを実行すること、またはある結果を引き起こすことと言われる。そのような表現は、コンピュータがソフトウェアを実行することにより、コンピュータのプロセッサがアクションを実行したり、結果を生成したりすることについての単なる短い表現である。
当業者は、さまざまな用語および技術を使用して、通信、プロトコル、アプリケーション、実装、メカニズムなどを説明することを理解されたい。そのような技術の一つは、アルゴリズムまたは数式により、技法の実装を説明することである。すなわち、技術は、例えば、コンピュータのコードを実行することとして実装され得るが、その技術の表現は、式、アルゴリズム、または数式として、より適切かつ簡潔に伝えられて伝達され得る。したがって、当業者は、A+B=Cを加算関数ブロックと表わすことのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおける実装が、二つの入力(AおよびB)を取り、総和出力(C)を生成することであることを認識できる。したがって、説明としての式、アルゴリズム、または数式の使用は、少なくともハードウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、コンピュータシステム、本発明の技術が当該コンピュータシステムにおいて、実施形態として実施され得る)において、物理的な表現を有するものとして理解されるべきである。
非一時的な機械可読媒体は、機械(例えば、コンピュータ)により読み取り可能な形式で情報(プログラムコードなど)を記憶するための任意のメカニズムを含むことが理解される。例えば、コンピュータ可読媒体と同義で呼ばれる機械可読媒体は、リードオンリーメモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリー(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリーデバイスを含み、伝播信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号など)を介する電気的、光学的、音響的、または他の形態の情報伝達を除く。
本説明で使用される「一実施形態」または「実施形態」または類似の語句は、説明されている特徴が本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれることを意味する。本説明における「一実施形態」への言及は、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らない。しかし、それらの実施形態は相互に排他的ではない。また、「一実施形態」は、本発明の実施形態が単一であることを意味するものではない。例えば、「一実施形態」に記載されている特徴、構成、行為などは、他の実施形態にも含まれ得る。したがって、本発明は、本明細書に記載されている実施形態の様々な組み合わせおよび/または統合を含むことができる。
本発明をいくつかの実施形態において説明してきたが、当業者は、本発明が説明した実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内で修正および変更して実施できることを理解できる。したがって、当該説明は、限定ではなく例示と見なされるべきである。

Claims (51)

  1. 眼鏡デバイスからオーディオ信号をユーザに提供するための方法であって、
    チャンバでオーディオ信号を生成するステップと、
    前記ユーザの耳に届くために、前記オーディオ信号を集中するステップと、
    前記オーディオ信号を前記ユーザの耳に送信するステップと、を含み、
    前記チャンバは前記眼鏡デバイスのボリュームの一部であり、前記オーディオ信号は前記チャンバ内のポートを介して送信される、ことを特徴とする方法。
  2. 前記チャンバの形状は、前記集中に寄与する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記形状は、スピーカーに曲面を提供し、前記スピーカーは前記生成に使用される、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記形状は、一般的に放物線形状である、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記チャンバの内側表面は第一アコースティック反射率を有し、前記眼鏡デバイスの少なくとも一部は第二アコースティック反射率を有し、前記第一アコースティック反射率は前記第二アコースティック反射率より大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記一部は振動エネルギーを吸収する、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記一部は前記チャンバの前部である、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記一部は前記チャンバの後部である、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記一部は前記チャンバの外側表面である、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 外部音カバーは前記集中に寄与し、前記外部音カバーは前記眼鏡デバイスに取り付けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. スピーカーは、前記生成に使用される、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記スピーカーは、前記眼鏡デバイスのテンプル内にある、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記スピーカーは、前記眼鏡デバイスのテンプル挿入モジュール内にある、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. デバイスからオーディオ信号をユーザに提供するための装置であって、
    チャンバを含み、前記チャンバは内側表面により画定され、前記チャンバは眼鏡デバイスのボリュームの一部であり、前記チャンバは、
    少なくとも一つのスピーカーと、音響ポートと、外側表面と、をさらに含み、
    オーディオ信号を生成するための前記少なくとも一つのスピーカーは、前記ボリューム内に含まれ、
    前記ユーザが眼鏡デバイスを着用する場合に、前記音響ポートは、前記チャンバからの前記オーディオ信号の放出を前記ユーザの耳の方向に集中させるために、前記チャンバの壁に位置し、
    前記外側表面は前記内側表面の外側にある、ことを特徴とする装置。
  15. 前記内側表面のアコースティック反射率は、前記外側表面のアコースティック反射率より大きい、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 前記外側表面は、音響エネルギーを吸収する材料で覆われている、ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記内側表面は、前記少なくとも一つのスピーカーの周りに曲がった形状を形成する、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  18. 前記曲がった形状は、一般的に放物線形状である、ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 外部音カバーをさらに含み、前記外部音カバーは、内側表面と、外側表面と、を有し、前記外部音カバーは、前記眼鏡デバイスに取り付けられているように構成され、動作において、前記音響ポートから放出される前記オーディオ信号は、前記内側表面から前記ユーザの耳に向かって反射される、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  20. 前記内側表面に使用される第一材料は、実質的に前記オーディオ信号の反射を提供し、前記外側表面に使用される第二材料は、実質的に音響エネルギーの吸収を提供する、ことを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記外部音カバーの形状は、前記ユーザの耳に向かって凹んでいる、ことを特徴とする請求項19に記載の装置。
  22. 前記チャンバは、前記眼鏡デバイスのテンプル内にある、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  23. 前記チャンバは、前記眼鏡デバイスのテンプル挿入モジュール内にある、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  24. 前記チャンバの内側表面は第一アコースティック反射率を有し、前記眼鏡デバイスの少なくとも一部は第二アコースティック反射率を有し、前記第一アコースティック反射率は前記第二アコースティック反射率より大きい、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  25. 前記一部は、振動エネルギーを吸収する、ことを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 前記一部は、前記チャンバの前部である、ことを特徴とする請求項25に記載の装置。
  27. 前記一部は、前記チャンバの後部である、ことを特徴とする請求項25に記載の装置。
  28. 前記一部は、前記チャンバの外側表面である、ことを特徴とする請求項25に記載の装置。
  29. テンプルインターロックからオーディオ信号をユーザに提供するための装置であって、
    チャンバを含み、前記チャンバは内側表面により画定され、前記チャンバはテンプルインターロックのボリューム内に含まれ、前記チャンバは、
    少なくとも一つのスピーカーと、音響ポートと、外側表面と、をさらに含み、
    オーディオ信号を生成するための前記少なくとも一つのスピーカーは、前記ボリューム内に含まれ、
    前記テンプルインターロックが眼鏡デバイスに取り付けられており、且つ前記ユーザが前記眼鏡デバイスを着用する場合に、前記音響ポートは、前記チャンバからの前記オーディオ信号の放出を前記ユーザの耳の方向に集中させるために、前記チャンバの壁に位置し、
    前記外側表面は前記内側表面の外側にある、ことを特徴とする装置。
  30. 前記チャンバの内側表面は第一アコースティック反射率を有し、前記眼鏡デバイスの少なくとも一部は第二アコースティック反射率を有し、前記第一アコースティック反射率は前記第二アコースティック反射率より大きい、ことを特徴とする請求項C1に記載の装置。
  31. 前記一部は、振動エネルギーを吸収する、ことを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 前記一部は、前記チャンバの前部である、ことを特徴とする請求項31に記載の装置。
  33. 前記一部は、前記チャンバの後部である、ことを特徴とする請求項31に記載の装置。
  34. 前記一部は、前記チャンバの外側表面である、ことを特徴とする請求項31に記載の装置。
  35. 前記内側表面は、前記少なくとも一つのスピーカーの周りに曲がった形状を形成する、ことを特徴とする請求項29に記載の装置。
  36. 前記曲がった形状は、一般的に放物線形状である、ことを特徴とする請求項35に記載の装置。
  37. 外部音カバーをさらに含み、前記外部音カバーは、内側表面と、外側表面と、を有し、前記外部音カバーは、前記眼鏡デバイスに取り付けられているように構成され、動作において、前記音響ポートから放出される前記オーディオ信号は、前記内側表面から前記ユーザの耳に向かって反射される、ことを特徴とする請求項29に記載の装置。
  38. 前記内側表面に使用される第一材料は、実質的に前記オーディオ信号の反射を提供し、前記外側表面に使用される第二材料は、実質的に振動エネルギーの吸収を提供する、ことを特徴とする請求項37に記載の装置。
  39. 前記外部音カバーの形状は、前記ユーザの耳に向かって凹んでいる、ことを特徴とする請求項37に記載の装置。
  40. テンプルインターロックからオーディオ信号をユーザに提供するための方法であって、
    チャンバでオーディオ信号を生成するステップと、
    前記ユーザの耳に届くために、前記オーディオ信号を集中するステップと、
    前記オーディオ信号を前記ユーザの耳に送信するステップと、を含み、
    前記チャンバは、前記テンプルインターロックのボリュームの一部であり、前記オーディオ信号は、前記チャンバ内のポートを介して送信される、ことを特徴とする方法。
  41. 前記チャンバの形状は、前記集中に寄与する、ことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  42. 前記形状はスピーカーに曲面を提供し、前記スピーカーは前記生成に使用される、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 前記形状は、一般的に放物線形状である、ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  44. 前記チャンバの内側表面は第一アコースティック反射率を有し、前記テンプルインターロックの少なくとも一部は第二アコースティック反射率を有し、前記第一アコースティック反射率は前記第二アコースティック反射率より大きい、ことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  45. 前記一部は、振動エネルギーを吸収する、ことを特徴とする請求項44に記載の方法。
  46. 前記一部は、前記チャンバの外側表面である、ことを特徴とする請求項45に記載の方法。
  47. 外部音カバーは前記集中に寄与し、前記外部音カバーは前記テンプルインターロックに取り付けられている、ことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  48. ユーザの耳に向けられるオーディオ信号の信号対雑音比を高めるための装置であって、
    外部音カバーを含み、前記外部音カバーは、
    内側表面と、
    外側表面と、をさらに含み、前記外部音カバーは、眼鏡デバイスのテンプルに取り付けられているように構成され、動作において、前記眼鏡デバイスの音響ポートから放出されるオーディオ信号は、前記内側表面で反射され、それにより、前記ユーザの耳に向けられる、ことを特徴とする装置。
  49. 前記外側表面の材料特性は、そこに入射する音響エネルギーを吸収するように選択され、それにより、前記オーディオ信号の信号対雑音比を高める、ことを特徴とする請求項48に記載の装置。
  50. 前記外側表面の材料特性は、そこに入射する音響エネルギーを前記ユーザから離れて反射するように選択され、それにより、前記オーディオ信号の信号対雑音比を高める、ことを特徴とする請求項48に記載の装置。
  51. 動作において、前記外部音カバーは、風による乱流が前記ユーザの耳に当たるのを防ぎ、それにより、前記オーディオ信号の信号対雑音比を高める、ことを特徴とする請求項48に記載の装置。
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