JP2022510616A - 基礎システム - Google Patents

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Abstract

支柱(2)と、構造用梁(3)に取り付け可能な支柱(2)を含む建物の基礎システム(1)であって、支柱(2)が台座(6)と梁キャリア(7)台座(6)上に取り付けられ、梁担体(7)が、構造用梁(3)に接続可能な少なくとも1つの実質的に垂直な翼(19、33)を画定する蝶ナット構造を含む。

Description

本発明は、建造物の基礎システムおよび基礎システムで使用する支持台に関する。
近年、近代工法(MMC)が開発されおり、これによって施工法が迅速化され、環境に優しく持続可能な建造物が製造されている。MMCの例には、木造骨組み、軽量鉄骨骨組み(LGSF)、構造用断熱パネル(SIP)、クロスラミネーテッドティンバ(CLT)/Xlam、ラミネートログ、パッシブ建築およびモジュール建築の工法が含まれる。しかしながら、これらの進歩にもかかわらず、MMCは、ほとんどの場合、依然として台座と外壁の被覆材をコンクリートに依存している。
従って、多くの国が住宅、汚染、水の問題に苦しんでおり、MMCはそのような問題に対処するのに役立つが、セメントは依然として、結果として環境に悪影響を与える、ほとんどの建物の基礎を構築するために使用されるコア材料の1つである。例えば、コンクリートだけで世界の二酸化炭素排出量の8%を排出する。さらに、CO2を大気中に放出することと併せて、コンクリート生産は大量の水を使用することに関係しており、今後35年間で、2,300~2,800km3の水がコンクリート産業によって用いられることが推定されている。ここでは、セメント工場および関連機器の清掃に必要な水は含まれていない。
従って、コンクリートは、典型的な家の建設に使用されているかぎり地球の巨大な汚染物質となる。
・建設のリードタイムを平均30日大幅に伸ばす。
・コストが最大30%増加する。
・大量のCO2を大気中に排出する(床面積1m2あたり300m3)。
・平均的な家を1階の高さまで建てるには、10,000リットル以上の水が必要である。
・1階の高さに到達するには、最大10台のトラックで現場に配達する必要がある。
・排水量(床面積1m2あたり0.5m3)によって洪水を深刻なものとする。
・地震活動による被害が激化する。
・かなりの量の下層土の無駄を生じる(1立方メートルあたり50ユーロ)。
・重量があるため、開発用の土地利用が制限される。
さらに、コンクリートの使用は、基礎であろうと地上であろうと、建設プロセスの多くの重要な要素、例えば、時間(現場、広範な計画、順序過程段階への依存、取引カウンタ、硬化、乾燥、天候への依存、変更)、エネルギー(製造、輸送、現場工場の要件、乾燥、変更)、材料(多くの種類が必要、大量、複雑な価格設定、供給依存)、労働(集中、高度なスキル、信頼性、高コスト)、健康および安全(手動取り扱い、現場での製造、複雑な作業、不十分な構造的完全性、より長い時間/より高いリスク)、土地(強固な地盤の必要性、洪水の無いこと、アクセス可能)、廃棄物(不十分な技量、過剰注文のリスク、注文不足のリスク、削減、掘削土の処分、損傷、保管、盗難)に影響を与える。
アイルランドなどの多くの国でも住宅不足に苦しんでいるが、新しい住宅の開発は、一般に、非常に人手が掛かり時間を要することによって顕著に不足の一因となる古い建設方法を使用しており、需要が大幅に不足している。
要約すると、MMCを使用する場合であっても、家庭用および商業用建物の新たな開発では、労働集約的、環境へのダメージ、天候への依存、スキルへの依存、コストのかかるなどの多くの問題に未だに悩ませられる一方、基礎と一階の環境を検討するときに下部構造に対処する必要性は、時間とコストの点で建設に大きな影響を与える可能性がある。
コンクリートの基礎システムに代わるさまざまなシステムが開発されている。例えば、ねじ錐、ハンマー駆動または油圧プレス駆動の杭などの鋼杭は、鋼またはコンクリートのリング梁と共に基礎システムにおいて用いることができる。このような杭式基礎システムは、通常、劣悪な地盤条件で使用され、多くの不都合を被る。例えば、使用される材料は通常、亜鉛メッキ鋼(環境保全に配慮した材料と見なされない)でできており、地面での寿命は60~80年に過ぎない。しかしながら、水分や酸性度/アルカリ性などの地盤条件によっては、構造的完全性の損失が遅かれ早かれ発生する可能性がある。ほとんどの鋼管杭システムは、亜鉛メッキコーティングを除去する溶接をも必要とし、現場で塗装するだけで腐食保護が大幅に低下し、錆がすぐに発生する。溶接はまた、高張力鋼を弱めるため、構造的損失につながり、時間がかかり、熟練した人員を必要とし、火災の危険につながり得る。
杭システムは従来のコンクリートシステムよりも迅速であるが、例えばピンポイントで正確にセットアップする必要があるなど、遅延時間がさらに追加されることがある。杭はまた、曲がったり、完全に貫通するまでに予想以上に時間がかかったりすることがある。また、最大の深さに達していない杭は、その最大深さを縮小しなければならない。一般に、そのような杭システムは調整できないが、杭を駆動するとき杭プレートが移動する可能性があるため、位置合わせとレベルの精度が問題になることがある。
さらに、杭が地面に打ち込まれると電気、ガスなどの供給施設に当たることがあり、損傷させるリスクが高くなり、コストが増加する。杭と下部構造は地面にしっかりと固定されているため、建物は地震時に最大限の衝撃波を受け、破損につながる可能性がある。杭には、危険で望ましくない騒音公害を引き起こす可能性のある空気圧ないし油圧のハンマーも必要とする。杭打ちはまた、地盤に衝撃波を発生させて、地盤沈下や水分移動に起因した、隣接する建物に損傷を与える可能性がある。
特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、および特許文献5は総て、建物が形成される支持台の間に梁を取り付けることができる基礎に建物を固定するための建物支持台を記載している。しかしながら、公知の支持台は、鉄筋コンクリートおよび/または鋼鉄などの腐食しやすい材料で形成されているか、または使用前または使用中にブラケット、固定具などで組み立てなければならない、複雑な相互接続部品でできている。さらに、公知の支持台は、梁を支持台に固定するために、多くの人手を要する複雑な固定具を使用する必要がある。
米国特許明細書第5,862,635号 米国特許明細書第5,595,366号 米国特許明細書第4,899,497号 米国特許明細書第5,151,108号 米国特許明細書第4,918,891号
本発明の目的は、先行技術の問題の少なくともいくつかを解決することである。
本発明によれば、建造物の基礎システムであって、
構造用梁に取り付け可能な支持台を備え、
支持台は、台と、台に取り付けられた梁担体と、を含み、梁担体は、構造用梁に接続可能な少なくとも1つの実質的に垂直な翼を画定する蝶ナット構造を含む、基礎システムが提供される。
好ましくは、梁担体は、前記支持台上に梁担体高さの調節機構を画定するために、前記台にねじ込み式で取り付けられる。より好ましくは、梁担体は、梁担体と台との間に配置されたインサートにおいて台にねじ込み式で取り付けられる。最も好ましくは、インサートにはねじ山が形成されている。
一実施形態では、梁担体は、各垂直翼に対して実質的に水平な構造用梁支持プレートを備える。
好ましくは、支持台は、互いに90度を成す位置に配置された2つ以上の垂直翼を備える。適切には、支持台は、互いに90度を成す位置に配置された3つの垂直翼を備える。一実施形態では、支持台は、十字形状の梁担体を画定する、互いに90度を成すよう配置された4つの垂直翼を備える。
適切には、翼は、構造用梁固定具を受け入れるための穴を含む。
一実施形態では、梁担体はオフセット梁担体を含む。適切には、オフセット梁担体は、外側オフセット梁担体を含む。代替としてまたは追加として、梁担体は、内側オフセット梁担体を含む。
有利には、オフセット梁担体は、梁を受けるためのスロット状またはU字形状の溝を含む。
好ましくは、台はベースを含む。任意選択で、ベースはロッドまたはピンを受け入れるための穴を含む。適切には、穴はベースにおいて角度を付けられている。
一実施形態では、台はねじ付き柱を含む。好ましくは、梁担体は、梁担体が梁担体高さ調節機構によって上昇位置と下降位置との間で移動可能であるように、柱にねじで取り付けられる。
一実施形態では、支持台は、二次梁担体高さ調整機構ないし微細梁担体高さ調整機構をさらに備える。
好ましくは、支持台は複合ポリマー材料を含む。より好ましくは、支持台はナイリム(商標)を含む。
適切には、基礎システムは、少なくとも1つの構造用梁をさらに含む。
好ましくは、構造用梁は、構造用梁を翼に固定するよう設計された端部を含む。より好ましくは、設計された端部は、翼を受けるためのほぞ穴のような設計された端部を含む。
適切には、構造用梁は構造用二重梁を含み、各梁は、設計された端部で翼のいずれかの側に配置することができる。
任意選択で、構造用梁は、構造用複合木材梁、構造用開放腹部二重梁、構造用I型二重梁、構造用木材厚板/根太/フレッチ二重梁、および構造用軽量鉄骨二重梁からなるグループから選択できる。
好ましくは、基礎システムは、床構造用のデッキをさらに備える。より好ましくは、デッキはカセットタイプのデッキを含む。
任意選択で、基礎システムは、構造用梁および/または床構造を地面に結びつけるための台座を含む。好ましくは、台座はL字形である。適切には、台座は通気口を含む。
他の実施形態では、本発明は、台と、台に取り付けられた梁担体とを備える基礎システムにおいて構造用梁を支持するための支持台にも及び、梁担体は、構造用梁に接続可能な少なくとも1つの実質的に垂直な翼を画定する蝶ナット構造を含む。
好ましくは、梁担体は、支持台上に梁担体高さの調節機構を画定するために、台にねじ込み式に取り付けられる。より好ましくは、梁担体は、梁担体と台との間に配置されたインサートで台にねじ込み式で取り付けられる。最も好ましくは、インサートにはねじ山が形成されている。
一実施形態では、梁担体は、各垂直翼に対して実質的に水平な構造用梁支持プレートを備える。
好ましくは、支持台は、互いに90度を成すよう配置された2つ以上の垂直翼を備える。適切には、支持台は、互いに90度を成す位置に配置された3つの垂直翼を備える。一実施形態では、支持台は、十字形状の梁担体を画定する、互いに90度を成すよう配置された4つの垂直翼を備える。
適切には、翼は、構造用梁固定具を受け入れるための穴を含む。
好ましくは、台はベースを含む。任意選択で、ベースはロッドまたはピンを受け入れるための穴を含む。適切には、穴はベースにおいて角度を付けられている。
一実施形態では、台はねじ付き柱を含む。好ましくは、梁担体は、梁担体が梁担体高さ調節機構によって上昇位置と下降位置との間で移動可能であるように、柱にねじで取り付けられる。
一実施形態では、支持台は、二次梁担体高さ調整機構または微細梁担体高さ調整機構をさらに備える。
好ましくは、支持台は複合ポリマー材料を含む。より好ましくは、支持台はナイリム(商標)を含む。
さらなる実施形態において、本発明は、基礎の構築において上記で規定された基礎システムまたは支持スタンドを用いることを含む、基礎を構築するための方法にも及ぶ。
本発明の基礎システムは、環境に優しい迅速基礎システムであり、コンクリート基礎の必要性をなくし、同時に家庭用および商業用建物の迅速で持続可能な建設を促進する。本発明の基礎システムは、木材骨組み、軽量鉄骨骨組み、構造用断熱パネル、CLT/Xlam、ラミネートログ、パッシブ建築、およびモジュラー建築方法を含むすべてのMMCでの使用に適している。
本発明の基礎システムは、コンクリートを必要としないことにより、建設リードタイムを大幅に短縮し、従来のセメント基礎よりも最大8倍速く、建物のCO2排出量を最大90%削減する、早くて強力な環境に優しい費用対効果の高い工法である。さらに、コンクリートが不要なため、水が不要で、平均的な家屋1棟あたり最大8,000リットルの飲料用水を節約できる。
また、本発明の基礎システムは、氾濫原またはその近くでの相当な土木工事を行わなくても、通常は建設に不適当であると通常考えられる低地での建設を可能にする。基礎システムはまた、洪水による建物構造への衝撃による損傷を軽減し、地震に関連する横方向の力を軽減すると同時に、掘削および下層土廃棄物の処理を最大100%削減する。
また、本発明は、全体的な建設コストを最大25%節約し、従来の建設よりも最大80%少ない時間で確実に完了し、水を必要としないため、洗浄能率に応じた環境への影響を改善し、決定的なことには、本発明の基礎システムは、コンクリート基礎を用いた従来の工法とは異なり、天候に左右されない。
従って、本発明の基礎システムは、以下のように、建築基礎にコンクリートを用いることに関連した制約に対処するものである。
-基礎工事(一階まで)の工期を、コンクリートによる約1ヶ月から2~4日に短縮する。
-エネルギーの必要性、例えば、セメントの製造に1000°Cの温度が必要であるのに対して、支持台、構造用梁、および本発明の基礎システムの他の要素は、比較的最小限の製造エネルギーで製造できる。
-重量が20kg以上の人手が掛かるブロックや、重労働が伴う重量が25kg以上のセメントの袋や、健康問題につながる可能性があるコンクリートのショベル作業とは異なり、本発明の基礎システムは、軽量で取り扱いが簡単で、ショベルやブロック敷設よりも反復的な動きが少なくて済む。本発明の基礎システムはまた、設置技術者にとって清潔で刺激物が無い。
-設置プロセスは、トレーニングを受けた業者や能力のある人であれば誰でも容易に実施できる。
-基礎システムは天候に左右されない-コンクリートは適切な条件、すなわち乾燥した温暖な条件の場合にのみ敷設することができるが、本発明のシステムは天候に依存しない。
-伝統的な組積造建築では、現場との間で多数の配送、例えば、平均的な一戸建て住宅の場合平均27台のトラック配送が必要であり、環境へのダメージが増加する。しかし、本発明のシステムによれば、現場配送の数を半分にできると見積もられる。
-伝統的な組積造建築は、その質量が大きく、それによって地面の所定の場所に圧力がかかるため、すべての現場条件に適しているわけではなく、その結果、貧弱で柔らかい地盤条件が問題な地域の建築には制限があり、そのため、硬い地盤の土地、特に住宅の需要が高い沿岸地域の近くではその供給が不足し、住宅価格が高くなっている。対照的に、木造骨組みの建物と組み合わされた本発明の基礎システムは、従来の組積造建築よりも5分の1の重さであり、地面にかかる重量がはるかに少なく極めて、良好な固い地面の必要性が減少する。
-従来の建築方法は、環境への影響を増加させる大量の石骨材とセメントを使用するが、本発明の基礎システムは、平均的な建物ごとに必要な材料の量を3分の1と大幅に削減する。
-コンクリートベースの建築方法では、埋立地に移動することとなる下層土を深く掘削することが必要である。除去される土は、また、除去の前に現場で2倍または3倍の処理が必要になる場合があり、排出量が増加し、また局所的に環境に影響する。これに対し、本発明の基礎システムは、造園に再利用できる表土を掘削するだけでよい。
本発明の蝶ナット状支持台の高さ調節可能な梁担体は、構造用梁および構造用梁に作用する荷重を保持および支持する。任意の適切な構造用梁を本発明の基礎システムに用いることができ、例えば、ほぞ穴加工またはスロット加工された加工端部を有する単一の構造用梁、または互いに平行に(並んで)延びる二重構造用梁などである。構造用梁は、蝶ナットのような梁担体の梁支持プレートで支持され、ねじ、ボルト、合わせ釘などの簡単な機械的固定具によって、垂直翼において梁担体に固定される。
本発明の基礎システムは、人工砕石ベースと組み合わせて、その上に建物を建設することができる堅固なグリッド基礎/ベース構造を形成する。
人工地盤は通常、表土が取り除かれ、固い砕石の集合体の層で覆われた地盤であり、現場固有の条件に合わせて圧縮される。構造設計エンジニアなどによって決定された現場固有の条件に応じて、ジオグリッドまたはジオテキスタイルの1つまたは複数の層を追加することによって、人工地盤をさらに強化することができる。
支持台がナイリム(商標)などのエンジニアリング複合ポリマー材料で形成されていることから、支持台は長寿命であり、地面や地上で腐食したり消えたりしない。また、支持台はリサイクルすることができる。
本発明の基礎システムはまた、すべての構成要素が合わせ釘またはボルトなどの単純な機械的固定具で固定されるので、現場での切断、溶接、または製作を不要にする。
本発明の基礎システムは、地面に直接着座することができ、支持台が高い曲げ強度によってエネルギーを散逸させる間、いかなる方法でも固定する必要はない。
本発明の基礎システムはまた、静かな建築を容易にする一方で、人工地盤は最小限の振動で済むため、構造的損傷のリスクが大幅に軽減される。
本発明の支持台はまた、その蝶ナットのような構成により、高い強度を享受し、例えば、10トン~20トンの最大荷重まで、必要に応じてスケールアップまたはスケールダウンすることができる。さらに、高さ調節機能は必要に応じて変更でき、調節機能は約200mmが一般的である。
本発明のシステムは、地面の圧力に依存して固定されたままであるが、ジオグリッドで固定することもでき、その後必要に応じて砕石を支持台の基部上に置くこともできるが、既知の構造では一般に埋め込みまたは固定が必要である。従って、本発明のシステムは、必要に応じてジオグリッドまたは類似のものを追加することによってさらに強化できる砕石ベースの自然耐負荷能力を用いる。
本発明の基礎システムは、住宅、データセンター、製薬施設、病院、ホテル、小売店、ドライブスルーレストラン、ポッド、ガレージ、デッキ、ステージ、橋、遊び場構造などの家庭用、工業用および商業用の建物の建設に用いることができる。
図1は、本発明の基礎システムの第1の実施形態を現場で上方から見た斜視図であり、本発明の支持台が人工地盤上に格子状に配置され、構造用梁が、支持台に固定されて、その上に建物が建てられるカセットまたはデッキのような床構造を受けるための、剛性の構造用支持台を形成する。 (a)は、図1の基礎システムの支持台の第1の実施形態を一側部を上方から見た斜視図であり、(b)は、図2(a)の支持台の側面図であり、(c)は、図2(b)の支持台の縦断面図であり、(d)は支持台の上面図である。 図3は、インサートのサイズに応じて梁担体の高さ調整機能を高めることまたは低くすることができるように、さまざまな長さのスリーブインサートとともに、ねじ付きピラーに対してさまざまな位置にある、支持台の梁担体およびスリーブインサートを備えた支持台の側面図である。 図4は、図3の支持台の一側部を上方から見た斜視図である。 図5は、支持台の翼状の垂直梁接続板の拡大側面図である。 図6は、支持台の第2の実施形態の一方の側を上方から見た斜視図であり、支持台は微調整用の工具で操作する二次梁担体高さ調整機構を備えており、固定ロッドが、支持台の台座の円形ベースにおいて確定される固定ロッド穴に挿入されている。 図7は、図6の支持台の側面図である。 図8は、調整工具の一部を省略した支持台の縦断面図である。 図9は、支持台の第3の実施形態の一方の側を上面から見た斜視図であり、梁接続板の水かき状の垂直材ないし翼が延長したものでありまた垂直材の全長である。 図10は、図9の支持台の側面図である。 図11は、図10の支持台の縦断面図である。 図12は支持台の上面図である。 図13は、支持台の第4の実施形態の一側面を上方から見た斜視図であり、支持台が全長梁接続垂直材と、二次梁担体高さ調整機構とを有し、台座の基部に補強支持筋交いが設けられている。 図14は、本発明の第5の実施形態の一側面を上方から見た斜視図であり図13の実施形態と同様であるが、梁担体の垂直材または翼が実質的に三角形の形状である。 図15は、図14の支持台の側面図である。 図16は、図14の支持台の上面図である。 図17は、図14の支持台の梁担体の一側面を上方から見た斜視図である。 図18は梁担体の側面図である。 図19は、図18のXIX-XIX線に沿った断面図である。 図20は梁担体の上面図である。 図21は、図14の支持台の円形パッドの一側面を上方から見た斜視図である。 図22は円形パッドの側面図である。 図23は、図22のXXIII-XXIII線に沿った断面図である。 図24は円形パッドの上面図である。 図25は、図14の支持台のねじ付き支柱の一側部を上方から見た斜視図である。 図26は、図25のねじ付き支柱の側面図である。 図27は、ねじ付き支柱の上面図である。 図28は、本発明の第6の実施形態の梁担体の一側部を上方から見た斜視図であり、梁担体がT字型梁担体、すなわち90度の間隔をおいた、3つの水かき状垂直材ないし翼の形態の3つの梁接続部を備えている。 図29は、図28の梁担体の側面図である。 図30は、図29のXXX-XXX線に沿った断面図である。 図31は、図28の梁担体の上面図である。 図32は、本発明の第7の実施形態の梁担体の一側部を上方から見た斜視図であり、梁担体がL字型梁担体、すなわち90度の間隔をおいた、2つの水かき状垂直材または翼の形態の梁接続部を備えている。 図33は、図32の梁担体の側面図である。 図34は、図33のXXXIV-XXXIV線に沿った断面図である。 図35は、図32の梁担体の上面図である。 図36は、図1の格子状構造における支持台および梁の一側部を上方から見た拡大斜視図である。 図37は、梁の間に取り付けられた補強トラスと、格子状構造の一部に取り付けられたデッキと、を備えた、図36の格子状構造の上面図である。 図38は、図1~図5の2つの支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、ほぞ穴加工された端部がほぞ穴で支持台の梁接続部に固定された構造用複合木材梁とともに示している。 図39は、図1~図5の2つの支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、加工された端部が支持台の梁接続部に設計された端部で固定されている開放腹部の構造用二重梁とともに示している。 図40は、図1~図5の2つの支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、設計された端部がその設計された端部で支持台の梁接続部に固定されたI型の構造用二重梁を備える。 図41は、図1~図5の2つの支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、設計された端部がその設計された端部で支持台の梁接続部に固定された木材厚板/ジョイスト/フレッチの構造用二重梁とともに示している。 図42は、図1~図5の2つの支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、設計された端部が支持台の梁接続部に設計された端部で固定された構造用軽量鉄骨二重梁とともに示している。 図43は、支持台の第8の実施形態の一側部を上方から見た斜視図であり、支持台は、支持台に対して外側のオフセット位置にある梁を受けるための、オフセットU字形ないしスロット状の梁担体の形態の梁担体ないし接続部を備える。 図44は、図43の支持台の側面斜視図である。 図45は、図43の支持台を上方から見た斜視図である。 図46は、支持台の第9の実施形態の一側部を上方から見た斜視図であり、支持台が、支持台に対して内側のオフセット位置にある梁を受けるための、オフセットU字形またはスロット状の梁担体の形態の梁担体を備える。 図47は、図46の支持台の側面斜視図である。 図48は、図46の支持台を上方から見た斜視図である。 図49は、図43~図45の支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、支持台の水かき状の垂直翼およびスロット状の梁担体によって支持された梁とともにっ示している。 図50は、格子状構造における図1~図5の支持台と組み合わせた、図43~図45の支持スタンドの一側部を上方から見た斜視図である。 図51は、図50の格子状構造の一側部を上方から見た斜視図である。 図52は、図1~図5、図43~図45、および図46~図48の支持台を組合せて用いた格子状構造の一側部を上方から見た斜視図である。 図53は、本発明の基礎システムを用いて建設された建物の一側部を上方から見た斜視図であり、基礎システムとともに使用される人工地盤のさまざまな層と、建物と人工地盤との間に延在する台座とを示している。 図54は、図53の建物、人工地盤および台座の一側部を上方から見た拡大斜視図である。
図面の図1は、本発明の基礎システム1の第1の実施形態を示す。概して、基礎システム1は、高さ調節可能な蝶ナットのような、人工地盤上に格子状に配置される支持台2と、支持台2に固定されて、その上に建物5を構築できる、カセットないしデッキ状の床構造4を受けるための固定の構造用支持フレームを形成する構造用梁3と、で構成されている。
特に、図2~図5に示すように、蝶ナット状支持台2の第1の実施形態は、地面に係合する台座6と、ねじ付きスリーブインサート8で高さ調節可能に台座6に取り付けられた梁担体7と、で構成され、スリーブインサートは、台座6と梁担体7との間に配置されている。ねじ付きスリーブインサート8は、接着剤と組み合わされた締まりばめによって梁担体7に結合することができる。インサート8は、構造用梁3からの荷重を台座6に伝達する。
台座6は、円形のベースないしパッド9を有し、この円形のベースないしパッドは、地面と係合するための底面10と、ねじ付き支柱12が円形ベース9の中央に取り付けられる上部上面11とを画定している。ねじ付き支柱12は、梁担体高さ調整ナット13で円形ベース9に取り付けられている。円形ベース9は、使用時に支持台2を地面に対して支持する働きをし、また、必要に応じて円形ベース9を地面に固定するための細長いロッドを受け入れるための、ほぼ円周方向に間隔をおいたロッドないしピンの穴14を備える。台座6は、関連した構造荷重をその場所から建物5の下の人工地盤に伝達する。
本実施形態では、支持台2の高さ調整可能な梁担体7は、十字形の水平ベースプレート15で構成されている。ベースプレート15の上面16は、十字形の形状で互いに90度の間隔をおいて配置された4つの水平梁支持プレート17を画定し、それによって、各梁支持プレート17が構造用梁3を支持できるようにしている。各梁支持プレート17は、水かき状の垂直材ないし翼19の形態の梁接続部18を備えており、水かき状の垂直材ないし翼19に画定された固定開口部20で構造用梁を固定することができる。梁担体7は、蝶ナット構造において梁支持プレート17と梁接続部18との間の中央に位置する実質的に円筒形のハウジング22内に画定される中央内腔21をさらに備える。以下でより十分に説明するように、中央内腔21は、スリーブインサート8を受け入れるように構成される。
水平ベースプレート15の下側には、ベースプレート15と中央ハウジング22に隣接する中央ハウジング底部24との間に延在する補強支持体23が設けられている。中央ハウジング底部24は、中央内腔21内にねじ付き支柱12を受け入れるための支柱開口部25を画定する。
梁担体7は、ねじ付き支柱12を、支柱開口部25と、梁担体7とねじ付き支柱12との間のねじ付きスリーブインサート8と、を介して中央内腔21に挿入することにより、台座6のねじ付き支柱12上に配置され、それによって、梁担体7を、高さ調節可能な方法で、台座6に対して上下に動かすことができる。この結果、支持台2には主となる梁担体高さ調整機構26が設けられている。
図3および図4に示すように、支持台2の高さ調節機能は、ねじ付きスリーブインサート8の長さを、必要に応じて変えることにより変化させることができ、それによって、ねじ付き支柱に対する梁担体の移動をさせることができる。従って、インサート8は、完成した床の高さに対し、顧客の要求に応じて異なる長さに作ることができるものである。
本実施形態では、支持台2は、4つの梁支持プレート17および関連する梁接続部18を備えた十字形の形状である。しかしながら、他の実施形態として、支持台は、垂直に配置された構造用梁3を支持するための、2つの垂直に配置された支持プレート17/梁接続部18または格子状構成における角で3つの構造用梁3を支持するために互いに90度の間隔で配置された3つの支持プレート17/梁接続部18など、異なる数の支持プレート17と梁接続部を有することができる。これについては、図28~図35にてより詳細に説明する。
支持台2は地面と建物5との間の耐荷重要素として機能する一方、台座6は必要な荷重を支持するためにベース9とねじ付き支柱12とからなる一体成形複合ポリマーとすることができる。梁担体7も一体成形された複合ポリマーとすることができる。梁担体7の蝶ナット構成は、梁3の迅速に整列された平らな格子構造を組み立てることを可能にする90度配置での構造用梁3の支持を容易にする。
支持台2は、個々の建物の設計条件に対応するのに必要なサイズとすることができる。
図6~図8は、本発明による支持台2の第2の実施形態を示しており、支持台2は、図1~図5の支持台2とほぼ同様であるが、工具操作による、支持台の高さ微調整のための二次高さ調節機構27をも備えたものである。同じ番号は同じ部品を示している。
支持台2には、梁担体7の中央ハウジング22に画定された工具アクセス穴28が設けられており、これにより、ねじ付き支柱12の上面に画定された工具受け止まり穴29へアクセスすることができる。工具アクセス穴28および工具受け止まり穴29は、本実施形態では、四角端のTレンチ30の形態の工具30を受け入れるように構成されており、これにより、Tレンチ30を回転させることによって、ねじ付き支柱12をスリーブインサート8に対して回転させて、支持台2の高さを微調整することができる。より具体的には、止まり穴29内でTレンチ30を回すと、ベース9と梁担体7が固定された状態で、ねじ付き支柱12が回転し、上または下への調整が、ねじピッチの差、すなわち、1回転あたり8.4666-6.0=2.4666mmに等しくなる。
従って、ねじ支柱12の両端の右ねじのねじ山に2つの異なるねじ山ピッチを用いることにより、高さ調節が可能になる。その結果、1回転あたりの高さ変化の差が減少するが、機械効率ないしリフト力が増す。
本実施形態では、支持台2は、支持台2の台座6の円形ベース9に画定された固定ロッド穴14を通して挿入される、任意選択的な細長い固定ロッド32をさらに備える。固定ロッド穴14は、必要に応じて角度を付けることができ、それにより、固定ロッド32が互いに近づくようにすることができる。固定ロッド32は、鋼または玄武岩繊維などの適切な材料で形成することができ、使用時には角度付きロッド穴14を通して駆動し/ハンマーで打ち込むことができる。
図9~図12は、図1~図5の支持台2に類似する、本発明の支持台2の第3の実施形態を示しているが、梁担体7上の梁接続部18の翼19が、梁接続部18と構造用梁3の間の接触を最大化する、延長のないし全長の翼33である。同じ番号は同じ部品を示している。翼33の長さを最大にするために、支持リブ23およびハウジング底部24は省略され、蝶ナット状梁担体7の中央22および翼33がより長い長さを有することができる。
図13は、図6~図8および図9~図12の支持台2とほぼ同様の、支持台2の第4の実施形態を示しているが、支持台2は、図7~図9の二次高さ調整機構27と同様の二次高さ調整機構27を有し、また、台座6のベース9には、ねじ付き支柱12を受け入れる中央ボス34と、中央ボス34とベース9との間に延在する補強支持筋かい35が設けられている。同じ番号は同じ部品を示している。
この支持台2は、複合エンジニアリングポリマーなどの任意の適切な材料で作ることができる。好ましいポリマーは、ナイリム(商標)であり、これは、任意で追加のナノ粒子と組み合わせて、支持台2またはウォラストナイト(ケイ酸カルシウム鉱物(CaSiO3))などのさまざまな充填剤を強化することができる。ナイリム(商標)は、高い曲げ強度と耐疲労特性を備えているため、コンクリートや鋼に通常発生する疲労破壊が解消される。
支持台2は、支持台2の堅牢性を保証する反復可能なプロセスである、ナイリム(商標)ポリマー複合材料の反応射出成形(RIM成形)など、既知の製造技術を用いて形成することができる。
図14~図27は、上述した実施形態に概ね類似する本発明の第5の実施形態を示しているが、梁担体7の垂直材ないし翼19は実質的に三角形であり、パッド9は十字形を有している。同じ番号は同じ部品を示している。本実施形態では、ネジ柱12の両端に、参照番号52、53で示す、両方とも右ねじの2つの異なるネジ山ピッチを有する2本のネジ山を用いることによって高さ調節することもできる。その結果、1回転あたりの高さ変化の差が減少するが、機械効率ないしリフト力が増す。
図28~図31は、本発明の第6の実施形態の梁担体7を示し、梁担体7は、上から見たときにT字型梁担体である。すなわち、梁担体7は、90度の間隔をおいた、3つの水かき状の垂直材ないし翼19の形態の接続部18を備えている。
図32~図35は、本発明の第7の実施形態の梁担体7を示し、梁担体7は、上から見たときにL字型梁担体である。すなわち、梁担体7は、90度の間隔をおいた、2つの水かき状の垂直材ないし翼の形態の2つの梁接続部18を備えている。
図36は、図1~図5の支持台2および図1のグリッド構造における構造用梁3の一側部を上方から見た拡大斜視図を示している。図面に示すように、構造用梁3には、設計された端部ないしほぞ穴加工された端部36が設けられており、この端部には梁接続部18の翼19が受け入れられて、構造用梁3を支持台2に接続することができる。構造用梁3はさらに、ほぞ穴36に梁穴37を備え、この梁穴37を介してボルトなどの梁固定具38が挿入され、固定具38を、梁接続部18の翼19に画定された対応する開口部20に通すことにより、構造用梁3を支持台2に固定することができる。
図37は、構造用梁3の間に取り付けられた補強トラス39と、格子状構造の一部に取り付けられたデッキ4と、を備えた、図36の格子状構造の上面図である。
図38~図41は、本発明の基礎システム1での使用に適した様々なタイプの構造用梁3を示している。より具体的には、図38は、図1~図5の2つの支持台2の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、支持台2の蝶ナット状梁接続部18に、図37で説明したように、ほぞ穴端で固定された、ほぞ穴端36を有する構造用複合木材梁3とともに示している。構造用複合木材梁3は、木製のベニヤないしストランドを層状にし、それらを耐湿性接着剤で接着して、梁、間柱、柱などの構造用骨組み部材を形成することによって作成することができる。このような構造用梁3は、より高い強度、寸法安定性、および湿度変化に対する耐性を含む、従来の製材木材に比べて多くの利点をもたらす。
図39は、同様に、図1~図5の2つの支持台2の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、ほぞ穴状に設計された端部36有して支持台2の梁接続部18に固定された開放腹部の構造用二重梁3とともに示す一方、図40は、図1~図5の2つの支持台の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、支持台2の梁担体接続部18に固定されたほぞ穴状に設計された端部36を有する構造用二重I型梁3とともに示している。
図41は、図1~図5の2つの支持台2の一側部を上方から見た拡大斜視図であり、ほぞ穴のような設計された端部36を有する構造用二重材の厚板/根太/フレッチ梁3の形態の代替構造用梁3とともに示し、この構造用梁は、支持台2の梁接続部18に固定される一方、図42は、図1~図5の2つの支持台2の一側部を上方から見た拡大斜視図を示しており、ほぞ穴状に設計された端部36を備えて支持台2の梁接続部18に固定される軽量鉄骨の構造用二重梁3とともに示している。
図43~図45は、支持台2の実施形態の一側部を上方から見た斜視図であり、ここでは、支持台2が、支持台2に対して外側のオフセット位置にある梁を受けるための、オフセットU字形ないしスロット状の梁接続部40の形態の梁接続部を備えている。それ以外の点では、支持台2は、先の実施形態の支持台2とほぼ同様であり、同様の番号は同様の部品を示す。図に示すように、オフセットスロット状梁接続部40は、前述の水かき状垂直材梁接続部19の反対側に配置され、梁3を受け入れるためのU字型スロットないしチャネル41で構成される。U字型スロット41は、ハウジング22に取り付けられ、図27~図30に示されるように、上述の実施形態の支持台2と組み合わされたときに、グリッド構造においてオフセットされた方法で梁3を受け入れる役目を果たす。その結果、図に示すように、オフセットスロット状梁接続部40は、グリッド構造の周囲で単一の全長連続梁を受け入れ、支持することができる。
図46~図48は、支持台2の実施形態の一側部を上方から見た斜視図であり、ここでは、支持台2が、支持台2に対して内側のオフセット位置にある梁3を受けるための、内側オフセットのU字形ないしスロット状の梁接続部42の形態の梁接続部を備えている。内側オフセット梁接続部42には、前述のようには梁受容スロット41が設けられている。ただし、本実施形態では、内側オフセット梁接続部42も水かき状の垂直材梁接続部19の反対側でハウジング22に取り付けられているが、内側オフセット梁接続部42にも、梁3に接続するための外壁に、翼ないし水かき状の垂直材梁接続部19が設けられている。結果として、図52に示すように、本実施形態の支持台2は、格子状構成において単一の全長内梁3を担持しおよび支持するために使用することができる。
図49は、図43~図45の支持台2を、支持台の、水かき状の垂直翼19およびスロット状の梁担体41で支持された梁3とともに示し、一方、図50および図51は、図43~図45の支持台2を、図1~図5の支持台2と組み合わせて格子構造で示している。
図52は、図1~図5、図43~図45、および図46~図48の支持台を組み合わせて用いるグリッド構造を示す。
図53および図54は、本発明の基礎システム1で建設された建物5を示し、基礎システム1で用いられる人工地盤の様々な層を示している。より詳細には、本発明の基礎システム1を配備する前に、地面条件に従って必要に応じて地盤が作られる。一般に、地盤は除去された表土レベル40まで作られ、ぎっしり詰めて圧縮された、砕石の第1層44が、除去された土壌レベル43上に配置される。必要に応じて、任意でジオグリッド45を砕石の圧縮された第1層に配置して地盤を補強することができる。次に、圧縮された、砕石46の第2の(細かい)層が、第1の層41および/またはジオグリッド42上に配置される。次に、支持台2は、圧縮された、砕石46の第2層上に格子状に配置され、構造用梁3は、前述したように支持台2に固定される。
より詳細には、各支持台2の位置が識別されて印が付けられ、次いで、各支持台2がその位置に置かれ、必要に応じて、前述のように一次高さ調整機構26で高さが調整される。次に、構造用梁3を支持台2の所定の位置に持ち上げ、それらをボルトで固定する。すべての構造用梁3がボルトで固定されると、支持台2の高さを、二次高さ調整機構26用いてまたはスパナで高さ調整ナット13を調整することによって微調整することができる。構造用梁3をすべて水平にすると、必要に応じて、すべての接続ボルトを推奨トルクで締める。構造用梁3が水平にされて支持台2に締め付けられると、システム1は自己整合し、梁担体7はグリッド構造を平行、垂直、および整列状態に保つ。
最後に、デッキ4を構造用梁に固定して、建物5が建設される床レベルを形成する。
建設が完了すると、建物5の周りに歩道47を敷設することができる。歩道47を敷設する前に、任意でエプロン状の台座45を建物5の外側構造用梁3および/またはデッキ4に取り付けて、建物を地盤に結び付けることができる。より詳細には、台座45は、構造用梁3および/またはデッキ4に取り付けるための垂直壁49と、歩道47で埋め合わされる地面と接する水平壁50とを有するL字型台座48とすることができ、これにより、台座 48と建物5を所定の位置に固定することができる。垂直壁49には、建物5の下の通気およびラドンガスの逃げなどを可能にする通気口51を設けることができる。

Claims (49)

  1. 建造物の基礎システムであって、
    構造用梁に取り付け可能な支持台を備え、
    前記支持台は、台と、台に取り付けられた梁担体と、を含み、前記梁担体は、前記構造用梁に接続可能な少なくとも1つの実質的に垂直な翼を画定する蝶ナット構造を含む、ことを特徴とする基礎システム。
  2. 前記梁担体は、前記台にねじ込み式で取り付けられて、前記支持台上に梁担体高さの調節機構を画定することを特徴とする請求項1に記載の基礎システム。
  3. 前記梁担体は、前記梁担体と前記台との間に配置されたインサートにおいて前記台にねじ込み式で取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の基礎システム。
  4. 前記インサートにはねじ山が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の基礎システム。
  5. 前記梁担体は、各垂直翼に対して実質的に水平な構造用梁支持プレートを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の基礎システム。
  6. 前記支持台は、互いに90度を成す位置に配置された2つ以上の垂直翼を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基礎システム。
  7. 前記支持台は、互いに90度を成す位置に配置された3つの垂直翼を備えることを特徴とする請求項6に記載の基礎システム。
  8. 前記支持台は、十字形状の梁担体を画定する、互いに90度を成すよう配置された4つの垂直翼を備えることを特徴とする請求項6に記載の基礎システム。
  9. 前記翼は、構造用梁固定具を受け入れるための穴を含むことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の基礎システム。
  10. 前記梁担体はオフセット梁担体を含むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の基礎システム。
  11. 前記オフセット梁担体は、外側オフセット梁担体を含むことを特徴とする請求項10に記載の基礎システム。
  12. 前記梁担体は、内側オフセット梁担体を含むことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の基礎システム。
  13. 前記オフセット梁担体は、梁を受けるためのスロット状またはU字形状の溝を含むことを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の基礎システム。
  14. 前記台はベースを含むことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の基礎システム。
  15. 前記ベースはロッドまたはピンを受け入れるための穴を含むことを特徴とする請求項14に記載の基礎システム。
  16. 前記穴は前記ベースにおいて角度を付けられていることを特徴とする請求項15に記載の基礎システム。
  17. 前記台はねじ付き柱を含むことを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載の基礎システム。
  18. 前記梁担体は、前記梁担体が梁担体高さ調節機構によって上昇位置と下降位置との間で移動可能であるように、柱にねじで取り付けられることを特徴とする請求項1ないし17のいずれかに記載の基礎システム。
  19. 前記支持台は、二次梁担体高さ調整機構または微細梁担体高さ調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項2ないし18のいずれかに記載の基礎システム。
  20. 前記支持台は複合ポリマー材料を含むことを特徴とする請求項1ないし19のいずれかに記載の基礎システム。
  21. 前記支持台はナイリム(商標)を含むことを特徴とする請求項20に記載の基礎システム。
  22. 少なくとも1つの構造用梁をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし21のいずれかに記載の基礎システム。
  23. 前記構造用梁は、前記構造用梁を翼に固定するよう設計された端部を含むことを特徴とする請求項22に記載の基礎システム。
  24. 前記設計された端部は、翼を受けるためのほぞ穴のような設計された端部を含むことを特徴とする請求項23に記載の基礎システム。
  25. 前記構造用梁は構造用二重梁を含み、各梁は、設計された端部で翼のいずれかの側に配置されることができることを特徴とする請求項23または24に記載の基礎システム。
  26. 前記構造用梁は、構造用複合木材梁、構造用開放腹部二重梁、構造用I型二重梁、構造用木材厚板/根太/フレッチ二重梁、および構造用軽量鉄骨二重梁からなるグループから選択されることを特徴とする請求項22ないし25のいずれかに記載の基礎システム。
  27. 床構造用のデッキをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし26のいずれかに記載の基礎システム。
  28. 前記デッキはカセットタイプのデッキを含むことを特徴とする請求項27に記載の基礎システム。
  29. 前記構造用梁および/または前記床構造を地面に結びつけるための台座を含むことを特徴とする請求項27または28に記載の基礎システム。
  30. 前記台座はL字形であることを特徴とする請求項29に記載の基礎システム。
  31. 前記台座は通気口を含むことを特徴とする請求項29または30に記載の基礎システム。
  32. 台と、前記台に取り付けられた梁担体とを備える基礎システムにおいて構造用梁を支持するための支持台であって、前記梁担体は、前記構造用梁に接続可能な少なくとも1つの実質的に垂直な翼を画定する蝶ナット構造を含むことを特徴とする支持台。
  33. 前記梁担体は、前記台にねじ込み式に取り付けられて、前記支持台上に梁担体高さの調節機構を画定することを特徴とする請求項32に記載の支持台。
  34. 前記梁担体は、前記梁担体と前記台との間に配置されたインサートで前記台にねじ込み式で取り付けられることを特徴とする請求項33に記載の支持台。
  35. 前記インサートにはねじ山が形成されていることを特徴とする請求項34に記載の支持台。
  36. 前記梁担体は、各垂直翼に対して実質的に水平な構造用梁支持プレートを備えることを特徴とする請求項32ないし34のいずれかに記載の支持台。
  37. 前記支持台は、互いに90度を成すよう配置された2つ以上の垂直翼を備えることを特徴とする請求項32ないし36のいずれかに記載の支持台。
  38. 前記支持台は、互いに90度を成す位置に配置された3つの垂直翼を備えることを特徴とする請求項37に記載の支持台。
  39. 前記支持台は、十字形状の梁担体を画定する、互いに90度を成すよう配置された4つの垂直翼を備えることを特徴とする請求項37に記載の支持台。
  40. 前記翼は、構造用梁固定具を受け入れるための穴を含むことを特徴とする請求項32ないし39のいずれかに記載の支持台。
  41. 前記台はベースを含むことを特徴とする請求項32ないし40のいずれかに記載の支持台。
  42. 前記ベースはロッドまたはピンを受け入れるための穴を含むことを特徴とする請求項41に記載の支持台。
  43. 前記穴はベースにおいて角度を付けられていることを特徴とする請求項42に記載の支持台。
  44. 前記台はねじ付き柱を含むことを特徴とする請求項32ないし43のいずれかに記載の支持台。
  45. 前記梁担体は、梁担体が梁担体高さ調節機構によって上昇位置と下降位置との間で移動可能であるように、柱にねじで取り付けられることを特徴とする請求項44に記載の支持台。
  46. 前記支持台は、二次梁担体高さ調整機構または微細梁担体高さ調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項32ないし45のいずれかに記載の支持台。
  47. 前記支持台は複合ポリマー材料を含むことを特徴とする請求項32ないし46のいずれかに記載の支持台。
  48. 前記支持台はナイリム(商標)を含むことを特徴とする請求項47に記載の支持台。
  49. 基礎の構築において、請求項1ないし48のいずれかに記載の基礎システムまたは支持台を用いることを含むことを特徴とする、基礎を構築するための方法。
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