JP2022505870A - ハンドオーバ中の経路スイッチ後のロバストヘッダ圧縮インジケーション - Google Patents

ハンドオーバ中の経路スイッチ後のロバストヘッダ圧縮インジケーション Download PDF

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Abstract

Figure 2022505870000001
パケットのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)解読を実行して、共通バッファ内に解読されたパケットを記憶し、共通バッファ内の解読されたパケットのPDCP並べ替えを実行して、ストリーム又は並べ替えられたパケットを生成し、並べ替えられたパケットのストリームに対してロバストヘッダ圧縮(ROHC)展開を実行し、パケットインジケーションに基づいて、ROHC展開をリセットすることを決定し、パケットインジケーションは、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ中の経路スイッチに基づいてROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、システム、方法、及びデバイスが提供される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年10月31日に出願された米国特許仮出願第62/753,731号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、概して、無線通信システムに関し、より具体的には同時接続ハンドオーバに関する。
無線モバイル通信技術は、基地局と無線モバイルデバイスとの間でデータを送信するために、様々な規格及びプロトコルを使用する。無線通信システムの規格及びプロトコルとしては、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)として業界団体に一般的に知られている、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics、Engineers、IEEE)802.16規格、及びWi-Fiとして業界団体に一般的に知られている、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)のためのIEEE802.11規格を挙げることができる。LTEシステムの3GPP無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)では、基地局は、ユーザ機器(user equipment、UE)として知られる無線通信デバイスと通信する、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN)ノードB(発展型ノードB、拡張ノードB、eNodeB、又はeNBとも一般に呼ばれる)及び/又はE-UTRANの無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)などのRANノードを含むことができる。第5世代(5G)無線RANでは、RANノードは、5Gノード、新無線(new radio、NR)ノード、又はgノードB(gNB)を含むことができる。
RANは、無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して、RANノードとUEとの間で通信する。RANとしては、コアネットワークを介した通信サービスへのアクセスを提供する、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications、GSM)、GSM進化のためのエンハンスドデータレート(enhanced data rates for GSM evolution、EDGE)RAN(GERAN)、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network、UTRAN)、及び/又はE-UTRANを挙げることができる。RANのそれぞれは、特定の3GPP RATに従って動作する。例えば、GERANは、GSM及び/又はEDGE RATを実装し、UTRANは、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)RAT、又は他の3GPP RATを実装し、E-UTRANは、LTE RATを実装する。
コアネットワークは、RANノードを介してUEに接続され得る。コアネットワークとしては、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)、パケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(PGW)、アクセスネットワーク検出及び選択機能(access network detection and selection function、ANDSF)サーバ、拡張パケットデータゲートウェイ(enhanced packet data gateway、ePDG)、並びに/又はモビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)を挙げることができる。
一実施形態に係るプロトコルスタックを示す。 一実施形態に係るセキュリティ及び並べ替え処理を示す。 一実施形態に係るPDCPパケットフォーマットを示す。 一実施形態に係る方法を示す。 別の実施形態に係る方法を示す。 一実施形態に係るシステムを示す。 一実施形態に係るデバイスを示す。 一実施形態に係る例示的なインタフェースを示す。 一実施形態に係る制御プレーンを示す。 一実施形態に係るユーザプレーンを示す。 一実施形態に係る構成要素を示す。 一実施形態に係るシステムを示す。 一実施形態に係る構成要素を示す。
同時接続ハンドオーバは、LTE及びNRの両方において、0ミリ秒(ms)の中断時間の目標を達成することができる。アーキテクチャオプションのうちの1つは、非分割ベアラである。このオプションは、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)で使用されるものと同じであってもよく、又は同様であってもよい。非分割ベアラアーキテクチャが考慮される場合、UEは、2つのデータストリーム(ハンドオーバ(handover、HO)中に、1つはソースセル(サービングセルを含み得る)から、1つはターゲットセルから)を受信することができる。
例えば、図1は、特定の実施形態に係る、同時接続ハンドオーバをサポートするための、非分割ベアラアーキテクチャのプロトコルスタック100を示す。具体的には、図1は、物理層(PHY102として示される)、メディアアクセス制御(media access control、MAC)層(MAC104として示される)、無線リンク制御(radio link control、RLC)層(RLC106として示される)、及びパケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層(PDCP108として示される)を含む、サービングセルのプロトコルスタックを示す。同様に、ターゲットセルのプロトコルスタックは、PHY110、MAC112、RLC114、及びPDCP116を含む。
ハンドオーバの前に、UEは、ソース(サービング)セルのみに接続することができる。UEは、PHY118、MAC120、RLC122、及びPDCP124を含む第1のプロトコルスタックを使用して、ソースセルと通信することができる。UEは、ハンドオーバ中に同時接続を可能にするハンドオーバコマンドを受信するように構成することができる。したがって、UEは、UEがハンドオーバコマンドを受信すると、ターゲットセルとの通信に使用するために、PHY126、MAC128、RLC130、及びPDCP132を含む第2のプロトコルスタックを準備していてもよい。ハンドオーバの間に、UEは、ターゲットセルとのランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)手順を完了していてもよい。したがって、ハンドオーバの間、UEは、ソースセル及びターゲットセルの両方と接続され得る。
図1に示すように、ハンドオーバの間、ソース(サービング)セルは、ターゲットセルにデータを送出することができ、ターゲットセルは、データを処理してUEに送信することができる。ソースセルからサービングセルに送出されるデータは、ロバストヘッダ圧縮(robust header compression、ROHC)及びシーケンス番号(sequence number、SN)を有する部分PDCPプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)を含むことができる。UEは、同じバッファ内のソースセル及びターゲットセルの両方から受信したPDUのPDCP並べ替え134を実行してもよい。しかしながら、ソースセルからターゲットセルへの経路スイッチが完了した後、ソースセル及びターゲットセルから受信したパケットに対してROHC圧縮をソースセルが開始して実行していたため、UEによるROHC展開は、もはや機能することができない。経路スイッチの後、ターゲットセルは、UEに送信されたパケットに対してROHC圧縮を実行する。したがって、ROHC展開は、UE208でリセットされる必要がある。
図2は、特定の実施形態に係る、非分割ベアラアーキテクチャのためのセキュリティ及び並べ替え処理200を示す。具体的には、図2は、非分割ベアラアーキテクチャのためのダウンリンク(downlink、DL)ユーザプレーンハンドオーバの例を示す。
ネットワーク側では、サービングゲートウェイ(SGW202として示される)は、データ(データ1、2、3、及び4として示される)をソースセル204に送信する。ソースセル204は、必要に応じてROHCを処理し、各パケットに対してPDCP SNを割り当てる。次いで、ソースセル204は、部分PDCP PDU(ROHC後)及びSNをターゲットセル206に送出する。加えて、又は代替的に、ソースセル204は、データのうちの少なくとも一部をUE208に送信する前に(制御プレーン(cプレーン)データに対して)完全性保護を処理し、暗号化を実行する。
ターゲットセル206のPDCPエンティティは、ソースセル204から受信した部分PDCP PDUに対して、それをUE208に送信する前に、完全性保護(cプレーンデータに対して)及び暗号化のみを実行してもよい。
UE受信機側では(例えば、UE208がPDCP PDUのカウントを判定した後)、UE208は、ソースセル204及びターゲットセル206へのそれぞれのリンクに対して別個の動作を実行してもよい。ソースセル204へのリンクを介して受信したデータに対して、UE208は、PHY/MAC/RLC処理210を(例えば、従来のLTE手順のように)実行し、完全性保護チェック(cプレーンデータに対して)及びPDCP解読212を実行し、パケットを並べ替えのために共通バッファ214に記憶する。同様に、ターゲットセル206へのリンクを介して受信したデータに対して、UE208は、PHY/MAC/RLC処理216を実行し、完全性保護チェック(cプレーンデータに対して)及びPDCP解読218を実行し、パケットを並べ替えのために共通バッファ214に記憶する。
UE208が共通バッファ214内のパケットからPDCP並べ替えを実行した後に、UE208は、ROHC展開220を実行し、データを上位層に送信する(222)。
経路スイッチの後、ROHC展開220は、機能しないことがあり、リセットされる必要があり得る。例えば、ROHCは、プログレッシブ圧縮を含んでもよく、後続のパケットの展開は、前のパケットに依存してもよい。したがって、ROHCがソースセル204によって実行されることからターゲットセル206によって実行されることに切り替えられると、UE208は、前のパケット内に受信された情報を使用して、現在のパケットを展開することがもはやできないことがある。しかし、従来の実装形態は、どのパケットがROHCリセットを開始することができるかをUEに示す方法を提供しない。
したがって、本明細書の特定の実施形態は、ハンドオーバ中の経路スイッチの後のROHCリセットインジケーションを提供する。
例えば、一実施形態は、ROHCリセットを示すために、PDCPヘッダ内の単一ビット(1ビット)インジケーションを提供する。図3は、予備ビットをROHCリセットインジケータ302として構成することができる、一実施形態に係るPDCPパケットフォーマット300を示す。ROHCリセットインジケータ302は、設定されているとき、パケットを使用してROHCリセットを開始することができることをUEに示す。図3は、12ビットのSN長が使用されるときのPDCPデータPDUのフォーマットを示す。このフォーマットは、RLC AM(確認モード)又はRLC UM(非確認型モード)でマッピングされたデータ無線ベアラ(data radio bearer、DRB)からのデータを搬送するPDCPデータPDUに適用可能である。
別の実施形態では、新しいPDCP制御PDUは、ROHCがリセット/初期化されるべきときを示すように作成されてもよい。
図4は、一実施形態に係る、UEが無線ネットワーク内のソースセルからターゲットセルへのハンドオーバを実行する方法400を示す。ブロック402において、方法400は、ソースセル及びターゲットセルから受信したパケットを処理する。ブロック404において、方法400は、パケットのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)解読を実行して、共通バッファ内に解読されたパケットを記憶する。ブロック406において、方法400は、共通バッファ内の解読されたパケットのPDCP並べ替えを実行して、並べ替えられたパケットのストリームを生成する。ブロック408において、方法400は、並べ替えられたパケットのストリームに対してロバストヘッダ圧縮(ROHC)展開を実行する。ブロック410において、方法400は、パケットインジケーションに基づいて、ROHC展開をリセットすることを決定する。
一実施形態では、パケットインジケーションは、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ中の経路スイッチに基づいてROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む。PDCPヘッダは、DRBからのデータを搬送するPDCPデータPDUに対応することができる。PDCPデータPDUは、ターゲットセルから受信したパケットのうちの1つに対応することができる。
別の実施形態では、パケットインジケーションは、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御PDUを含む。
図5は、無線通信システムにおけるUEのハンドオーバのためのターゲットセルの方法500を示す。ブロック502において、方法500は、無線通信システム内のソースセルから、ソースセルによるロバストヘッダ圧縮(ROHC)を含む部分パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を受信する。ブロック504において、方法500は、部分PDCP PDUに対してPDCP暗号化を実行して、暗号化されたPDCP PDUを生成する。ブロック506において、方法500は、暗号化されたPDCP PDUをUEに送信する。ブロック508においてソースセルを解放して、ターゲットセルへの経路スイッチを完了した後に、ブロック510において、方法500は、無線通信システムのコアネットワークから受信したデータに対してROHCを実行し、ブロック512において、方法500は、UEにROHCリセットの開始を示すパケットを生成する。
一実施形態では、ROHCリセットの開始を示すパケットは、ROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む。
別の実施形態では、ROHCリセットの開始を示すパケットは、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御PDUを含む。
例示的なシステム及び装置
図6は、いくつかの実施形態に係るネットワークのシステム600のアーキテクチャを示す。システム600は、UE602と、5Gアクセスノード又はRANノード((R)ANノード608として示される)と、ユーザプレーン機能(UPF604として示される)と、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスであり得るデータネットワーク(DN606)と、5Gコアネットワーク(5G core network、5GC)(CN610として示される)と、を含むように示されている。
CN610は、認証サーバ機能(AUSF614)と、コアアクセス及びモビリティ管理機能(AMF612)と、セッション管理機能(SMF618)と、ネットワーク露出機能(NEF616)と、ポリシー制御機能(PCF622)と、ネットワーク機能(Network Function、NF)リポジトリ機能(NRF620)と、統合データ管理(UDM624)と、アプリケーション機能(AF626)と、を含むことができる。CN610はまた、構造化データストレージネットワーク機能(Structured Data Storage network function、SDSF)、非構造化データストレージネットワーク機能(Unstructured Data Storage network function、UDSF)などの、図示されていない他の要素を含んでもよい。
UPF604は、RAT内モビリティ及びRAT間モビリティのためのアンカーポイント、DN606への相互接続の外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートする分岐点として機能してもよい。UPF604はまた、パケットルーティング及びパケット送出、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を施行し、パケット(UPコレクション)、トラフィック使用報告を合法的に傍受し、ユーザプレーンに対してQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)を実行し、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDFからQoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキング、並びにダウンリンクパケットバッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF604は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするためのアップリンク分類子を含むことができる。DN606は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。
AUSF614は、UE602の認証のためのデータを記憶し、認証関連機能を処理してもよい。AUSF614は、様々なアクセスタイプのための一般的な認証フレームワークを容易にすることができる。
AMF612は、登録管理(例えば、UE602を登録するためなど)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、及びAMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可に関与してもよい。AMF612は、SMF618のためのSMメッセージの伝送を行い、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシとして機能することができる。AMF612はまた、UE602とショートメッセージサービス(short message service、SMS)機能(SMS function、SMSF)(図6に示されていない)との間のSMSメッセージの伝送を行ってもよい。AMF612は、AUSF614とUE602との相互作用と、UE602の認証プロセスの結果として確立された中間鍵の受信とを含んでもよい、セキュリティアンカー機能(Security Anchor Function、SEA)として機能してもよい。USIMベースの認証が使用される場合、AMF612は、AUSF614からセキュリティ材料を取得してもよい。AMF612はまた、アクセスネットワーク固有の鍵を導出するために使用するSEAからの鍵を受信する、セキュリティコンテキスト管理(Security Context Management、SCM)機能を含んでもよい。更に、AMF612は、RAN CPインタフェースの終端点(N2基準点)、NAS(NI)シグナリングの終端点であってもよく、NAS暗号化及び完全性保護を実行してもよい。
AMF612はまた、N3インターワーキング機能(interworking-function、IWF)インタフェースを介して、UE602を用いてNASシグナリングをサポートすることができる。N3IWFを使用して、信頼できないエンティティへのアクセスを提供することができる。N3IWFは、制御プレーン及びユーザプレーンそれぞれのN2インタフェース及びN3インタフェースの終端点であってもよく、そのため、PDUセッション及びQoSのためにSMF及びAMFからのN2シグナリングを処理し、IPSec及びN3トンネリングのためにパケットをカプセル化/非カプセル化し、アップリンクにおけるN3ユーザプレーンパケットにマーキングし、N2を介して受信されたそのようなマーキングに関連付けられたQoS要件を考慮して、N3パケットマーキングに対応するQoSを施行することができる。N3IWFはまた、UE602とAMF612との間のアップリンク制御プレーンNAS(NI)シグナリング及びダウンリンク制御プレーンNAS(NI)シグナリングを中継し、かつ、UE602とUPF604との間のアップリンクユーザプレーンパケット及びダウンリンクユーザプレーンパケットを中継してもよい。N3IWFはまた、UE602とのIPsecトンネル確立のための機構を提供する。
SMF618は、セッション管理(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、変更、及び解放)、UE IPアドレス割り当て及び管理(任意選択的な認可を含む)、UP機能の選択及び制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするために、UPFでトラフィックステアリングを構成すること、ポリシー制御機能に向かうインタフェースの終了、ポリシー施行及びQoSの制御部、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、NASメッセージのSM部の終了、ダウンリンクデータ通知、AMFを介してN2上でANに送信されたAN固有のSM情報のイニシエータ、セッションのSSCモードを判定することに関与してもよい。SMF618は、以下のローミング機能を含むことができる:QoS SLA(VPLMN)を適用するためのローカル施行処理、課金データ収集及び課金インタフェース(VPLMN)、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースのVPLMN内の)合法的傍受、外部DNによるPDUセッションの認可/認証のためのシグナリングの伝送のための外部DNとの相互作用のためのサポート。
NEF616は、サードパーティ、内部露出/再露出、アプリケーション機能(例えば、AF626)、エッジコンピューティング又はフォッグコンピューティングシステムなどのための、3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び能力を安全に露出させるための手段を提供してもよい。そのような実施形態では、NEF616は、AFを認証、認可、及び/又は減速させることができる。NEF616はまた、AF626と交換された情報、及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換してもよい。例えば、NEF616は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換することができる。NEF616はまた、他のネットワーク機能の露出した能力に基づいて、他のネットワーク機能(NF)から情報を受信してもよい。この情報は、構造化されたデータとしてNEF616に、又は標準化されたインタフェースを使用してデータストレージNFで記憶されてもよい。次いで、記憶された情報は、NEF616によって他のNF及びAFに再露出し、かつ/又は分析などの他の目的に使用することができる。
NRF620は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、NFインスタンスに発見されたNFインスタンスの情報を提供することができる。NRF620はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスの情報を維持する。
PCF622は、制御プレーン機能(単数又は複数)にポリシールールを提供して、それらを施行することができ、また、統合ポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を統制することができる。PCF622はまた、UDM624のUDRにおけるポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためにフロントエンド(front end、FE)を実装してもよい。
UDM624は、加入関連情報を処理して、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートすることができ、UE602の加入データを記憶することができる。UDM624は、2つの部分、アプリケーションFE及びユーザデータリポジトリ(User Data Repository、UDR)を含んでもよい。UDMは、クレデンシャル、位置管理、加入管理などの処理を担当するUDM FEを含んでもよい。いくつかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに記憶された加入情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス認可、登録/モビリティ管理、及び加入管理を実行する。UDRは、PCF622と相互作用することができる。UDM624はまた、SMS管理をサポートすることができ、SMS-FEは、前述したものと同様のアプリケーションロジックを実装する。
AF626は、トラフィックルーティングに関するアプリケーション作用を提供し、ネットワーク能力露出(Network Capability Exposure、NCE)にアクセスし、ポリシー制御のためのポリシーフレームワークと相互作用することができる。NCEは、エッジコンピューティング実装に使用することができる、NEF616を介して5GC及びAF626が互いに情報を提供することを可能にする機構であってもよい。そのような実装形態では、ネットワークオペレータ及びサードパーティサービスは、UE602のアタッチメントのアクセスポイントに近接してホストされて、伝送ネットワークに対する低減されたエンドツーエンドレイテンシ及び負荷により、効率的なサービス配信を達成することができる。エッジコンピューティング実装では、5GCは、UE602に近接したUPF604を選択し、N6インタフェースを介してUPF604からDN606へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UE位置、及びAF626によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF626は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を及ぼすことができる。オペレータの配備に基づいて、AF626が信頼されたエンティティであると見なされるとき、ネットワークオペレータは、AF626が関連するNFと直接相互作用することを許可することができる。
前述したように、CN610は、SMS加入チェック及び検証に関与して、UE602とSMS-GMSC/IWMSC/SMSルータなどの他のエンティティとの間のSMメッセージを中継することができる、SMSFを含んでもよい。SMSはまた、UE602がSMS転送に利用可能である通知手順のために、AMF612及びUDM624と相互作用する(例えば、UEに到達不可能なフラグを設定し、UE602がSMSに利用可能である場合にUDM624に通知する)ことができる。
システム600は、以下のサービスベースインタフェースを含むことができる:Namf:AMFによって提示されるサービスベースインタフェース、Nsmf:SMFによって提示されるサービスベースインタフェース、Nnef:NEFによって提示されるサービスベースインタフェース、Npcf:PCFによって提示されるサービスベースインタフェース、Nudm:UDMによって提示されるサービスベースインタフェース、Naf:AFによって提示されるサービスベースインタフェース、Nnrf:NRFによって提示されるサービスベースインタフェース、及びNausf:AUSFによって提示されるサービスベースインタフェース。
システム600は、以下の基準点を含むことができる:N1:UEとAMFとの間の基準点、N2:(R)ANとAMFとの間の基準点、N3:(R)ANとUPFとの間の基準点、N4:SMFとUPFとの間の基準点、及びN6:UPFとデータネットワークとの間の基準点。NF内のNFサービス間には多くの更なる基準点及び/又はサービスベースインタフェースが存在し得るが、これらのインタフェース及び基準点は、明確にするために省略されている。例えば、NS基準点は、PCFとAFとの間にあってもよく、N7基準点は、PCFとSMFとの間にあってもよく、N11基準点は、AMFとSMFとの間にあってもよい、などである。いくつかの実施形態では、CN610は、CN610とCN1106との間のインターワーキングを可能にするために、MME(例えば、MME(単数又は複数)928)とAMF612との間のCN間インタフェースである、Nxインタフェースを含むことができる。
図6には示されていないが、システム600は、複数のRANノード((R)ANノード608など)を含んでもよく、Xnインタフェースは、5GC410に接続する2つ以上の(R)ANノード608(例えば、gNBなど)の間に、CN610に接続する(R)ANノード608(例えば、gNB)とeNBとの間に、及び/又はCN610に接続する2つのeNBの間に定義される。
いくつかの実装態様では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含んでもよい。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証配信を提供し、データ送出及びフロー制御機能をサポート/提供することができる。Xn-Cは、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上の(R)ANノード608間の接続モードのUEモビリティを管理する機能を含む接続モード(例えば、CM接続)におけるUE602のモビリティサポートを提供することができる。モビリティサポートは、古い(ソース)サービング(R)ANノード608から新しい(ターゲット)サービング(R)ANノード608へのコンテキスト転送、及び古い(ソース)サービング(R)ANノード608と新しい(ターゲット)サービング(R)ANノード608との間のユーザプレーントンネルの制御を含むことができる。
Xn-Uのプロトコルスタックは、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)トランスポート層上に構築された伝送ネットワーク層、及びユーザプレーンPDUを搬送するためのUDP及び/又はIP層(単数又は複数)の上のGTP-U層を含んでもよい。Xn-Cプロトコルスタックは、アプリケーション層シグナリングプロトコル(Xnアプリケーションプロトコル(Xn-AP)と呼ばれる)、及びSCTP層上に構築された伝送ネットワーク層を含むことができる。SCTP層は、IP層の上にあってもよい。SCTP層は、アプリケーション層メッセージの保証配信を提供する。トランスポートIP層では、ポイントツーポイント送信を使用して、シグナリングPDUを配信する。他の実装形態では、Xn-Uプロトコルスタック及び/又はXn-Cプロトコルスタックは、本明細書に図示され説明されるユーザプレーン及び/又は制御プレーンプロトコルスタック(単数又は複数)と同じ又は同様であってもよい。
図7は、いくつかの実施形態に係るデバイス700の例示の構成要素を示す。いくつかの実施形態では、デバイス700は、少なくとも図示されるように共に結合されたアプリケーション回路702と、ベースバンド回路704と、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路(RF回路720として示される)と、フロントエンドモジュール(front-end module、FEM)回路(FEM回路730として示される)と、1つ以上のアンテナ732と、電力管理回路(power management circuitry、PMC)(PMC734として示される)と、を含むことができる。図示されたデバイス700の構成要素は、UE又はRANノードに含まれてもよい。いくつかの実施形態では、デバイス700は、より少ない要素を含んでもよい(例えば、RANノードは、アプリケーション回路702を利用しなくてもよく、代わりに、EPCから受信したIPデータを処理するためのプロセッサ/コントローラを含んでもよい)。いくつかの実施形態では、デバイス700は、例えば、メモリ/記憶装置、ディスプレイ、カメラ、センサ、又は入力/出力(I/O)インタフェースなどの追加の要素を含んでもよい。他の実施形態では、以下で説明される構成要素は、2つ以上のデバイスに含まれてもよい(例えば、これらの回路は、クラウド-RAN(C-RAN)実装形態のための2つ以上のデバイスに別個に含まれてもよい)。
アプリケーション回路702は、1つ以上のアプリケーションプロセッサを含み得る。例えば、アプリケーション回路702は、1つ以上のシングルコアプロセッサ又はマルチコアプロセッサなどだが、それらに限定されない回路を含むことができる。プロセッサ(単数又は複数)は、汎用プロセッサ及び専用プロセッサ(例えば、グラフィックプロセッサ、アプリケーションプロセッサなど)の任意の組み合わせを含んでもよい。プロセッサは、メモリ/記憶装置に結合されてもよく、又はメモリ/記憶装置を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをデバイス700上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に記憶された命令を実行するように構成することができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路702のプロセッサは、EPCから受信したIPデータパケットを処理することができる。
ベースバンド回路704は、1つ以上のシングルコアプロセッサ又はマルチコアプロセッサなどだが、それらに限定されない回路を含むことができる。ベースバンド回路704は、RF回路720の受信信号経路から受信したベースバンド信号を処理し、かつRF回路720の送信信号経路のためのベースバンド信号を生成するための、1つ以上のベースバンドプロセッサ又は制御ロジックを含むことができる。ベースバンド回路704は、ベースバンド信号の生成及び処理のために、かつRF回路720の動作を制御するために、アプリケーション回路702とインタフェース接続することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704は、第3世代(third generation、3G)ベースバンドプロセッサ(3Gベースバンドプロセッサ706)、第4世代(fourth generation、4G)ベースバンドプロセッサ(4Gベースバンドプロセッサ708)、第5世代(fifth generation、5G)ベースバンドプロセッサ(5Gベースバンドプロセッサ710)、又は他の既存世代、開発中の、若しくは将来開発される世代(例えば、第2世代(second generation、2G)、第6世代(sixth generation、6G)など)の他のベースバンドプロセッサ(単数又は複数)712を含むことができる。ベースバンド回路704(例えば、ベースバンドプロセッサのうちの1つ以上)は、RF回路720を介した1つ以上の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線制御機能を取り扱うことができる。他の実施形態では、例示したベースバンドプロセッサの機能の一部又は全部は、メモリ718に記憶されたモジュールに含まれ、中央処理装置(CPU714)を介して実行されてもよい。無線制御機能は、信号変調/復調、符号化/復号化、無線周波数シフト等を含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(Fast-Fourier Transform、FFT)、プリコーディング、又はコンスタレーションマッピング/デマッピング機能を含むことができる。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704の符号化/復号回路は、畳込み、テールバイティング畳込み、ターボ、ビタビ、又は低密度パリティチェック(Low Density Parity Check、LDPC)エンコーダ/デコーダ機能を含んでもよい。変調/復調及びエンコーダ/デコーダ機能の実施形態は、これらの実施例に限定されず、他の実施形態では他の好適な機能を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704は、1つ以上のオーディオDSP716などのデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)を含むことができる。1つ以上のオーディオDSP716は、圧縮/展開及びエコー除去のための要素を含んでもよく、他の実施形態では、他の好適な処理要素を含んでもよい。ベースバンド回路の構成要素は、いくつかの実施形態では、単一のチップ、単一のチップセット内で好適に組み合わされてもよいし、同じ回路基板上に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704及びアプリケーション回路702の構成要素の一部又は全部は、例えば、システムオンチップ(system on a chip、SOC)上になど、一緒に実装されてもよい。
いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704は、1つ以上の無線技術と互換性のある通信を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路704は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)若しくは他の無線メトロポリタンエリアネットワーク(wireless metropolitan area network、WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、又は無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)との通信をサポートすることができる。ベースバンド回路704が2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成される実施形態は、マルチモードベースバンド回路と呼ばれることがある。
RF回路720は、非固体媒体を介した変調電磁放射線を用いて無線ネットワークとの通信を可能にすることができる。様々な実施形態では、RF回路720は、無線ネットワークとの通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器などを含んでもよい。RF回路720は、FEM回路730から受信したRF信号をダウンコンバートし、かつベースバンド信号をベースバンド回路704に提供するための回路を含むことができる、受信信号経路を含むことができる。RF回路720はまた、ベースバンド回路704によって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、かつ送信のためにRF出力信号をFEM回路730に提供するための回路を含むことができる、送信信号経路も含んでもよい。
いくつかの実施形態では、RF回路720の受信信号経路は、ミキサ回路722、増幅器回路724、及びフィルタ回路726を含むことができる。いくつかの実施形態では、RF回路720の送信信号経路は、フィルタ回路726及びミキサ回路722を含むことができる。RF回路720はまた、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路722によって使用される周波数を合成するための合成器回路728を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路722は、合成器回路728によって提供される合成周波数に基づいて、FEM回路730から受信したRF信号をダウンコンバートするように構成することができる。増幅器回路724は、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成することができ、フィルタ回路726は、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(low-pass filter、LPF)又はバンドパスフィルタ(band-pass filter、BPF)であってもよい。出力ベースバンド信号は、更に処理するためにベースバンド回路704に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号であってもよいが、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路722は、受動ミキサを含んでもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、送信信号経路のミキサ回路722は、合成器回路728によって提供される合成周波数に基づいて入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路730のためのRF出力信号を生成するように構成することができる。ベースバンド信号は、ベースバンド回路704によって提供されてもよく、フィルタ回路726によってフィルタリングされてもよい。
いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路722及び送信信号経路のミキサ回路722は、2つ以上のミキサを含んでもよく、直交ダウンコンバージョン及びアップコンバージョンのためにそれぞれ配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路722及び送信信号経路のミキサ回路722は、2つ以上のミキサを含んでもよく、イメージ除去(例えば、ハートレー(Hartley)イメージ除去)のために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路722及びミキサ回路722は、それぞれ直接ダウンコンバージョン及び直接アップコンバージョンのために配置されてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路722及び送信信号経路のミキサ回路722は、スーパーヘテロダイン動作のために構成することができる。
いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号はアナログベースバンド信号であってもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。いくつかの代替実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってもよい。これらの代替実施形態では、RF回路720は、アナログデジタル変換器(analog-to-digital converter、ADC)及びデジタルアナログ変換器(digital-to-analog converter、DAC)回路を含むことができ、ベースバンド回路704は、RF回路720と通信するためのデジタルベースバンドインタフェースを含んでもよい。
いくつかのデュアルモード実施形態では、各スペクトルの信号を処理するために別個の無線IC回路が提供されてもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、合成器回路728は、フラクショナル-N合成器であってもよく、又はフラクショナル-N/N+1合成器であってもよいが、他の種類の周波数合成器も好適であり得るので、本実施形態の範囲はこの点で限定されない。例えば、合成器回路728は、デルタ-シグマ合成器、周波数乗算器、又は周波数ディバイダを有する位相ロックループを備える合成器であってもよい。
合成器回路728は、周波数入力及びディバイダ制御入力に基づいて、RF回路720のミキサ回路722によって使用される出力周波数を合成するように構成することができる。いくつかの実施形態では、合成器回路728は、フラクショナルN/N+1合成器であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数入力は、電圧制御発振器(VCO)によって提供されてもよいが、それは必須ではない。ディバイダ制御入力は、所望の出力周波数に応じてベースバンド回路704又はアプリケーション回路702(アプリケーションプロセッサなど)のいずれかによって提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ディバイダ制御入力(例えば、N)は、アプリケーション回路702によって示されるチャネルに基づいてルックアップテーブルから決定されてもよい。
RF回路720の合成器回路728は、ディバイダ、遅延ロックループ(delay-locked loop、DLL)、マルチプレクサ、及び位相アキュムレータを含むことができる。いくつかの実施形態では、ディバイダは、デュアルモジュラスディバイダ(dual modulus divider、DMD)であってもよく、位相アキュムレータは、デジタル位相アキュムレータ(digital phase accumulator、DPA)であってもよい。いくつかの実施形態では、DMDは、入力信号を(例えば、実行に基づいて)N又はN+1のいずれかに分割して、フラクショナル分割比を提供するように構成されてもよい。いくつかの例示的実施形態では、DLLは、カスケード式同調可能な遅延素子、位相検出器、チャージポンプ、及びD型フリップフロップのセットを含み得る。これらの実施形態では、遅延素子は、VCO周期を、Ndの等しい位相のパケットに分割するように構成することができ、ここでNdは遅延線内の遅延素子の数である。このようにして、DLLは、遅延線を通した合計遅延が1つのVCOサイクルであることを保証することに寄与すべく、負のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、合成器回路728は、キャリア周波数を出力周波数として生成するように構成されてもよく、一方、他の実施形態では、出力周波数は、キャリア周波数の倍数(例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍)であってもよく、直交発生器及びディバイダ回路と併せて使用して、互いに対して複数の異なる位相を有するキャリア周波数における複数の信号を生成してもよい。いくつかの実施形態では、出力周波数はLO周波数(fLO)であってもよい。いくつかの実施形態では、RF回路720は、IQ/極性変換器を含んでもよい。
FEM回路730は、1つ以上のアンテナ732から受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路720に提供するように構成された回路を含むことができる、受信信号経路を含んでもよい。FEM回路730はまた、1つ以上のアンテナ732のうちの1つ以上によって送信するためにRF回路720によって提供される送信のための信号を増幅するように構成された回路を含むことができる、送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信又は受信信号経路を介した増幅は、RF回路720単独で、FEM回路730単独で、又はRF回路720及びFEM回路730の両方で行われてもよい。
いくつかの実施形態では、FEM回路730は、送信モードと受信モード動作との間で切り替えるためのTX/RXスイッチを含んでもよい。FEM回路730は、受信信号経路及び送信信号経路を含むことができる。FEM回路730の受信信号経路は、受信されたRF信号を増幅し、かつ増幅された受信RF信号を出力として(例えば、RF回路720に)提供するためのLNAを含んでもよい。FEM回路730の送信信号経路は、(例えば、RF回路720によって提供される)入力RF信号を増幅するための電力増幅器(power amplifier、PA)と、(例えば、1つ以上のアンテナ732のうちの1つ以上による)後続の送信のためにRF信号を生成するための1つ以上のフィルタとを含むことができる。
いくつかの実施形態では、PMC734は、ベースバンド回路704に提供される電力を管理することができる。具体的には、PMC734は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御することができる。デバイス700がバッテリによって給電可能である場合、例えば、デバイス700がUEに含まれている場合に、多くの場合、PMC734が含まれてもよい。PMC734は、望ましい実装サイズ及び放熱特性を付与しながら、電力変換効率を高めることができる。
図7は、ベースバンド回路704のみと結合されたPMC734を示す。しかし、他の実施形態では、PMC734は、追加的に又は代替的に、アプリケーション回路702、RF回路720、又はFEM回路730などだが、これらに限定されない、他の構成要素と結合され、同様の電力管理動作を実行することができる。
いくつかの実施形態では、PMC734は、デバイス700の様々な省電力機構を制御する、又はさもなければその一部とすることができる。例えば、デバイス700がRRC_Connected状態にあって、トラフィックを間もなく受信することが予期されるのでRANノードに依然として接続されている場合、一定の非アクティブ期間後、デバイスは、間欠受信モード(Discontinuous Reception Mode、DRX)として知られる状態に入ることができる。この状態の間は、デバイス700は、短い間隔で電力を落とし、それによって節電することができる。
長期間にわたってデータトラフィックアクティビティが存在しない場合、デバイス700は、ネットワークから切断し、かつチャネル品質フィードバック、ハンドオーバなどの動作を実行しない、RRC_Idle状態に遷移してもよい。デバイス700は、非常に低い電力状態になり、ページングを実行し、ここで再び、周期的にウェイクアップして、ネットワークをリッスンし、次いで再び電源を落とす。デバイス700は、この状態でデータを受信することはできず、データを受信するためには、RRC_Connected状態に戻って遷移する。
追加的な省電力モードにより、ページング間隔より長期間(秒から数時間に及ぶ)、デバイスがネットワークを利用不可にすることを可能にしてもよい。この間、デバイスは、ネットワークに全く接続できず、完全に電力を落とすことができる。この間に送信されるどんなデータも、大きな遅延をもたらし、遅延は許容可能と想定する。
アプリケーション回路702のプロセッサ及びベースバンド回路704のプロセッサを使用して、プロトコルスタックの1つ以上のインスタンスの要素を実行することができる。例えば、ベースバンド回路704のプロセッサを単独で又は組み合わせて使用し、層3、層2、又は層1の機能を実行することができ、その間、アプリケーション回路702のプロセッサは、これらの層から受信したデータ(例えば、パケットデータ)を利用して、層4の機能(例えば、伝送通信プロトコル(transmission communication protocol、TCP)層及びユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)層)を更に実行することができる。本明細書で言及するように、層3は、以下に更に詳細に記載する無線リソース制御(RRC)層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層2は、以下に更に詳細に記載する、メディアアクセス制御(MAC)層、無線リンク制御(RLC)層、及びパケットデータ収束プロトコル(PDCP)層を含み得る。本明細書で言及するように、層1は、以下に更に詳細に記載する、UE/RANノードの物理(PHY)層を含み得る。
図8は、いくつかの実施形態に係るベースバンド回路の例示的なインタフェース800を示す。上述したように、図7のベースバンド回路704は、3Gベースバンドプロセッサ706と、4Gベースバンドプロセッサ708と、5Gベースバンドプロセッサ710と、他のベースバンドプロセッサ(単数又は複数)712と、CPU714と、これらのプロセッサによって利用されるメモリ718と、を備えることができる。図示されるように、プロセッサのそれぞれは、メモリ718に/メモリ718からデータを送信/受信するためのそれぞれのメモリインタフェース802を含んでもよい。
ベースバンド回路704は、メモリインタフェース804(例えば、ベースバンド回路704の外部のメモリに/メモリからデータを送信/受信するためのインタフェース)、アプリケーション回路インタフェース806(例えば、図7のアプリケーション回路702に/アプリケーション回路702からデータを送信/受信するためのインタフェース)、RF回路インタフェース808(例えば、図7のRF回路720に/RF回路720からデータを送信/受信するためのインタフェース)、無線ハードウェア接続インタフェース810(例えば、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)構成要素、Bluetooth(登録商標)構成要素(例えば、Bluetooth(登録商標)Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)構成要素、及び他の通信構成要素に/それらからデータを送信/受信するためのインタフェース)、及び、電力管理インタフェース812(例えば、PMC734に/PMC734から電力又は制御信号を送信/受信するためのインタフェース)などの、他の回路/デバイスに通信可能に結合するための1つ以上のインタフェースを更に含むことができる。
図9は、いくつかの実施形態に係る、制御プレーンプロトコルスタックの図である。この実施形態では、制御プレーン900は、UE902とRAN908とMME(単数又は複数)928との間の通信プロトコルスタックとして示されている。
PHY層904は、1つ以上のエアインタフェースを介してMAC層906によって使用される情報を送信又は受信してもよい。PHY層904は、リンク適応又は適応変調及び符号化(adaptive modulation and coding、AMC)、電力制御、(例えば、初期同期及びハンドオーバ目的のための)セル探索、並びに、RRC層914などの上位層によって使用される他の測定を更に実行してもよい。PHY層904は、また、トランスポートチャネル上のエラー検出、トランスポートチャネルの前方エラー訂正(forward error correction、FEC)符号化/復号、物理チャネルの変調/復調、インターリーブ、レートマッチング、物理チャネルへのマッピング、及び多入力/多出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)アンテナ処理を更に実行してもよい。
MAC層906は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートチャネルを介してPHYに配信されるトランスポートブロック(transport block、TB)上への1つ以上の論理チャネルからのMACサービスデータユニット(service data unit、SDU)の多重化、トランスポートチャネルを介してPHYに配信されるトランスポートブロック(TB)から1つ以上の論理チャネルへのMAC SDUの逆多重化、TB上へのMAC SDUの多重化、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)によるエラー訂正、及び論理チャネル優先順位付けを実行することができる。
RLC層910は、透過モード(Transparent Mode、TM)、非確認型モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)を含む、複数の動作モードで動作することができる。RLC層910は、上位層プロトコルデータユニット(PDU)の転送、AMデータ送出のための自動再送要求(automatic repeat request、ARQ)によるエラー訂正、並びに、UM及びAMデータ送出のためのRLC SDUの連結、分割、及び再組み立てを実行することができる。RLC層910はまた、AMデータ送出のためのRLCデータPDUの再分割を実行し、UM及びAMデータ送出のためのRLCデータPDUを並べ替え、UM及びAMデータ送出のための複製データを検出し、UM及びAMデータ送出のためのRLC SDUを破棄し、AMデータ送出のためのプロトコルエラーを検出し、RLC再確立を実行してもよい。
PDCP層912は、IPデータのヘッダ圧縮及び展開を実行し、PDCPシーケンス番号(SN)を維持し、下位層の再確立における上位層PDUのインシーケンス配信を実行し、RLC AM上にマッピングされた無線ベアラのための下位層の再確立における下位層SDUの複製を除去し、制御プレーンデータを暗号化及び解読し、制御プレーンデータの完全性保護及び完全性検証を実行し、データのタイマーベースの破棄を制御し、セキュリティ動作(例えば、暗号化、解読、完全性保護、完全性検証など)を実行することができる。
RRC層914のメインサービス及び機能としては、システム情報(例えば、非アクセス層(non-access stratum、NAS)に関するマスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)又はシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)に含まれる)のブロードキャスト、アクセス層(access stratum、AS)に関するシステム情報のブロードキャスト、UEとE-UTRANとの間のRRC接続のページング、確立、維持、及び解放(例えば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、RRC接続解放)、ポイントツーポイント無線ベアラの確立、構成、維持、及び解放、鍵管理を含むセキュリティ機能、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、並びにUE測定報告のための測定構成を挙げることができる。MIB及びSIBは、それぞれ個々のデータフィールド又はデータ構造を含むことができる1つ以上の情報要素(information element、IE)を含んでもよい。
UE902及びRAN908は、Uuインタフェース(例えば、LTE-Uuインタフェース)を利用して、PHY層904、MAC層906、RLC層910、PDCP層912、及びRRC層914を含むプロトコルスタックを介して制御プレーンデータを交換することができる。
図示の実施形態では、非アクセス層(NAS)プロトコル(NASプロトコル916)は、UE902とMME(単数又は複数)928との間の制御プレーンの最上位層を形成する。NASプロトコル916は、UE902とP-GW1008との間のIP接続を確立及び維持するために、UE902のモビリティ及びセッション管理手順をサポートする。
S1アプリケーションプロトコル(S1 Application Protocol、S1-AP)層(S1-AP層926)は、S1インタフェースの機能をサポートし、基本手順(Elementary Procedure、EP)を含んでもよい。EPは、RAN908とCN1106との間の相互作用の単位である。S1-AP層サービスは、2つのグループ、UE関連サービス及び非UE関連サービスを含んでもよい。これらのサービスは、E-UTRAN無線アクセスベアラ(E-UTRAN Radio Access Bearer、E-RAB)管理、UE能力インジケーション、モビリティ、NASシグナリング伝送、RAN情報管理(RAN Information Management、RIM)、及び構成転送を含むが、これらに限定されない機能を実行する。
ストリーム制御伝送プロトコル(stream Control Transmission Protocol、SCTP)層(あるいは、ストリーム制御伝送プロトコル/インターネットプロトコル(stream control transmission protocol/internet protocol、SCTP/IP)層と呼ばれる)(SCTP層924)は、IP層922によってサポートされるIPプロトコルに部分的に基づいて、RAN908とMME(単数又は複数)928との間のシグナリングメッセージの信頼性のある配信を確実にすることができる。L2層920及びL1層918は、情報を交換するためにRANノード及びMMEによって使用される通信リンク(例えば、有線又は無線)を参照することができる。
RAN908及びMME(単数又は複数)928は、S1-MMEインタフェースを利用して、L1層918、L2層920、IP層922、SCTP層924、及びS1-AP層926を含むプロトコルスタックを介して制御プレーンデータを交換することができる。
図10は、いくつかの実施形態に係る、ユーザプレーンプロトコルスタックの図である。この実施形態では、ユーザプレーン1000は、UE902とRAN908とS-GW1006とP-GW1008との間の通信プロトコルスタックとして示されている。ユーザプレーン1000は、制御プレーン900と同じプロトコル層のうちの少なくとも一部を利用してもよい。例えば、UE902及びRAN908は、Uuインタフェース(例えば、LTE-Uuインタフェース)を利用して、PHY層904、MAC層906、RLC層910、PDCP層912を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。
ユーザプレーン(GTP-U)層(GTP-U層1004)の汎用パケット無線サービス(General packet Radio Service、GPRS)トンネリングプロトコルは、GPRSコアネットワーク内及び無線アクセスネットワークとコアネットワークとの間でユーザデータを搬送するために使用されてもよい。伝送されるユーザデータは、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかのパケットであってもよい。UDP及びIPセキュリティ(UDP/IP)層(UDP/IP層1002)は、データ完全性のチェックサム、ソース及び宛先で異なる機能に対処するためのポート番号、並びに選択されたデータフロー上の暗号化及び認証を提供することができる。RAN908及びS-GW1006は、S1-Uインタフェースを利用して、L1層918、L2層920、UDP/IP層1002、及びGTP-U層1004を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。S-GW1006及びP-GW1008は、S5/S8aインタフェースを利用して、L1層918、L2層920、UDP層/IP層1002、及びGTP-U層1004を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。図9に関して上述したように、NASプロトコルは、UE902とP-GW1008との間のIP接続を確立及び維持するために、UE902のモビリティ及びセッション管理手順をサポートする。
図11は、いくつかの実施形態に係る、コアネットワークの構成要素1100を示す。CN1106の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、実行するための構成要素を含む、1つの物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)は、(以下に更に詳細に記載される)1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体に記憶された実行可能命令を介して上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化するために利用される。CN1106の論理インスタンス化は、ネットワークスライス1102と呼ぶことができる(例えば、ネットワークスライス1102は、HSS1108、MME(単数又は複数)928、及びS-GW1006を含むように示されている)。CN1106の一部分の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライス1104と呼ぶことができる(例えば、ネットワークサブスライス1104は、P-GW1008及びPCRF1110を含むように示されている)。
NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、1つ以上のネットワーク機能を仮想化するために使用されてもよく、代替的に、産業規格のサーバーハードウェア、記憶ハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上にプロプライエタリハードウェアによって実行されてもよい。換言すれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想又は再構成可能な実装を実行することができる。
図12は、NFVをサポートするためのシステム1200のいくつかの例示的実施形態に係る構成要素を示すブロック図である。システム1200は、仮想化インフラストラクチャマネージャ(VIM1202として示される)、ネットワーク機能仮想化インフラストラクチャ(NFVI1204として示される)、VNFマネージャ(VNFM1206として示される)、仮想化ネットワーク機能(VNF1208として示される)、要素マネージャ(EM1210として示される)、NFVオーケストレータ(NFVO1212として示される)、及びネットワークマネージャ(NM1214として示される)を含むものとして示されている。
VIM1202は、NFVI1204のリソースを管理する。NFVI1204は、システム1200を実行するために使用される物理リソース又は仮想リソース及びアプリケーション(ハイパーバイザを含む)を含むことができる。VIM1202は、NFVI1204による仮想リソースのライフサイクル(例えば、1つ以上の物理リソースに関連付けられた仮想マシン(virtual machine、VM)の生成、維持、及び解体)を管理し、VMインスタンスを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースの性能、障害、及びセキュリティを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースを他の管理システムに露出することができる。
VNFM1206は、VNF1208を管理することができる。VNF1208を使用して、EPC構成要素/機能を実行することができる。VNFM1206は、VNF1208のライフサイクルを管理し、VNF1208の仮想態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡してもよい。EM1210は、VNF1208の機能的態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡することができる。VNFM1206及びEM1210からの追跡データは、例えば、VIM1202又はNFVI1204によって使用される性能測定(performance measurement、PM)データを含んでもよい。VNFM1206及びEM1210の両方は、システム1200のVNFの量をスケールアップ/ダウンすることができる。
NFVO1212は、要求されたサービスを提供するために(例えば、EPC機能、構成要素、又はスライスを実行するために)、NFVI1204のリソースを調整、認可、解放、及び予約することができる。NM1214は、ネットワークの管理の責任を有するエンドユーザ機能のパッケージを提供することができ、これは、VNF、非仮想化ネットワーク機能、又はその両方を有するネットワーク要素を含んでもよい(VNFの管理は、EM1210を介して行われてもよい)。
図13は、いくつかの例示的実施形態に係る、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で論じる方法のうちのいずれか1つ以上を実行することができる、構成要素1300を示すブロック図である。具体的には、図13は、1つ以上のプロセッサ1312(又はプロセッサコア)、1つ以上のメモリ/記憶デバイス1318、及び1つ以上の通信リソース1320を含み、それらのそれぞれを、バス1322を介して通信可能に結合することができる、ハードウェアリソース1302の図式表現を示す。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザ1304が、ハードウェアリソース1302を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供するために実行されてもよい。
プロセッサ1312(例えば、中央処理装置(central processing unit、CPU)、縮小命令セットコンピューティング(reduced instruction set computing、RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(complex instruction set computing、CISC)プロセッサ、グラフィック処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、ベースバンドプロセッサなどのデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、高周波集積回路(radio-frequency integrated circuit、RFIC)、別のプロセッサ、又はこれらの任意の好適な組み合わせ)は、例えば、プロセッサ1314及びプロセッサ1316を含むことができる。
メモリ/記憶デバイス1318は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶デバイス1318としては、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic random access memory、DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(static random-access memory、SRAM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意の種類の揮発性又は不揮発性メモリを挙げることができるが、これらに限定されない。
通信リソース1320は、ネットワーク1310を介して1つ以上の周辺デバイス1306又は1つ以上のデータベース1308と通信するための相互接続若しくはネットワークインタフェース構成要素又は他の好適なデバイスを含むことができる。例えば、通信リソース1320は、(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)を介した結合のための)有線通信構成要素、セルラー通信構成要素、NFC構成要素、Bluetooth(登録商標)構成要素(例えば、Bluetooth(登録商標)Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)構成要素、及び他の通信構成要素を含むことができる。
命令1324は、プロセッサ1312の少なくともいずれかに、本明細書で論じる方法のうちの任意の1つ以上を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含んでもよい。命令1324は、完全に又は部分的に、プロセッサ1312(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内に)、メモリ/記憶デバイス1318、又はそれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に存在してもよい。更に、命令1324の任意の部分は、周辺デバイス1306又はデータベース1308の任意の組み合わせからハードウェアリソース1302に転送されてもよい。したがって、プロセッサ1312のメモリ、メモリ/記憶デバイス1318、周辺デバイス1306、及びデータベース1308は、コンピュータ可読媒体及び機械可読媒体の例である。
1つ以上の実施形態では、前述の図のうちの1つ以上に記載される構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の実施例セクションに記載されるような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成することができる。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなベースバンド回路は、以下に記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作するように構成することができる。別の実施例では、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、実施例セクションで以下に記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作するように構成することができる。
実施例セクション
以下の実施例は、更なる実施形態に関連する。
実施例1は、無線ネットワーク内のソースセルからターゲットセルへのハンドオーバを実行するように構成されたユーザ機器(UE)のための装置である。装置は、メモリインタフェースとプロセッサとを含む。メモリインタフェースは、ソースセル及びターゲットセルから受信されたパケットを、メモリデバイスに送信する又はメモリデバイスから受信するためのものである。プロセッサは、パケットのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)解読を実行して、共通バッファ内に解読されたパケットを記憶し、共通バッファ内の解読されたパケットのPDCP並べ替えを実行して、並べ替えられたパケットのストリームを生成し、並べ替えられたパケットのストリームに対してロバストヘッダ圧縮(ROHC)展開を実行し、パケットインジケーションに基づいて、ROHC展開をリセットすることを決定するためのものである。
実施例2は、パケットインジケーションが、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ中の経路スイッチに基づいてROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、実施例1に記載の装置を含む。
実施例3は、PDCPヘッダが、データ無線ベアラ(data radio bearer、DRB)からのデータを搬送するPDCPデータプロトコルデータユニット(PDU)に対応する、実施例2に記載の装置を含む。
実施例4は、PDCPデータPDUが、ターゲットセルから受信したパケットのうちの1つに対応する、実施例3に記載の装置を含む。
実施例5は、パケットインジケーションが、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御プロトコルデータユニット(PDU)を含む、実施例1に記載の装置を含む。
実施例6は、プロセッサが、ソースセルから受信したパケットの第1のセット及びターゲットセルから受信したパケットの第2のセットの両方に対して同時に、物理(PHY)層、メディアアクセス制御(MAC)層、及び無線リンク制御(RLC)層のプロセスを実行するように更に構成されている、実施例5に記載の装置を含む。
実施例7は、プロセッサが、ソースセル及びターゲットセルのうちの少なくとも1つから受信した制御プレーンパケットに対する完全性保護チェックを実行するように更に構成されている、実施例6に記載の装置を含む。
実施例8は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。コンピュータ可読記憶媒体は、ユーザ機器のプロセッサによって実行されると、プロセッサに、ソースセル及びターゲットセルから受信したパケットを処理させ、パケットのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)解読を実行させて、共通バッファ内に解読されたパケットを記憶させ、共通バッファ内の解読されたパケットのPDCP並べ替えを実行させて、並べ替えられたパケットのストリームを生成させ、並べ替えられたパケットのストリームに対してロバストヘッダ圧縮(ROHC)展開を実行させ、パケットインジケーションに基づいて、ROHC展開をリセットすることを決定させる、命令を含む。
実施例9は、パケットインジケーションが、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ中の経路スイッチに基づいてROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、実施例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例10は、PDCPヘッダが、データ無線ベアラ(DRB)からのデータを搬送するPDCPデータプロトコルデータユニット(PDU)に対応する、実施例9に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例11は、PDCPデータPDUが、ターゲットセルから受信したパケットのうちの1つに対応する、実施例10に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例12は、パケットインジケーションが、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御プロトコルデータユニット(PDU)を含む、実施例8に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例13は、ソースセル及びターゲットセルから受信したパケットを処理することが、ソースセルから受信したパケットの第1のセット及びターゲットセルから受信したパケットの第2のセットの両方に対して同時に、物理(PHY)層、メディアアクセス制御(MAC)層、及び無線リンク制御(RLC)層のプロセスを実行することを含む、実施例12に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例14は、命令が、ソースセル及びターゲットセルのうちの少なくとも1つから受信した制御プレーンパケットに対する完全性保護チェックを実行するようにプロセッサを更に構成する、実施例13に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例15は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。コンピュータ可読記憶媒体は、無線通信システム内のターゲットセルのプロセッサによって実行されると、プロセッサに、無線通信システム内のソースセルから、ソースセルによるロバストヘッダ圧縮(ROHC)を含む部分パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を受信させ、部分PDCP PDUに対してPDCP暗号化を実行させて、暗号化されたPDCP PDUを生成させ、暗号化されたPDCP PDUをユーザ機器(UE)に送信させる、命令を含む。ソースセルを解放して、ターゲットセルへの経路スイッチを完了した後に、命令は、プロセッサに、無線通信システムのコアネットワークから受信したデータに対してROHCを実行させ、UEにROHCリセットの開始を示すパケットを生成させる。
実施例16は、ROHCリセットの開始を示すパケットが、ROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、実施例15に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例17は、ROHCリセットの開始を示すパケットが、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御PDUを含む、実施例15に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例18は、命令が、部分PDCP PDUの制御プレーンデータに対する完全性保護を実行するようにプロセッサを更に構成する、実施例17に記載のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
実施例19は、無線通信システムにおけるユーザ機器(UE)のハンドオーバのためのターゲットセルの方法である。この方法は、無線通信システム内のソースセルから、ソースセルによるロバストヘッダ圧縮(ROHC)を含む部分パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を受信することと、部分PDCP PDUに対してPDCP暗号化を実行して、暗号化されたPDCP PDUを生成することと、暗号化されたPDCP PDUをUEに送信することと、を含む。ソースセルを解放して、ターゲットセルへの経路スイッチを完了した後に、方法は、無線通信システムのコアネットワークから受信したデータに対してROHCを実行することと、UEにROHCリセットの開始を示すパケットを生成することと、を更に含む。
実施例20は、ROHCリセットの開始を示すパケットが、ROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、実施例19に記載の方法を含む。
実施例21は、ROHCリセットの開始を示すパケットが、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御PDUを含む、実施例19に記載の方法を含む。
実施例22は、部分PDCP PDUの制御プレーンデータに対する完全性保護を実行することを更に含む、実施例21に記載の方法を含む。
上述した実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、開示される正確な形態に実施形態の範囲を限定することを意図するものではない。修正形態及び変形形態は、上記の教示を考慮して可能である、又は様々な実施形態の実践から得ることができる。
本明細書に記載されるシステム及び方法の実施形態及び実装形態は、コンピュータシステムによって実行される機械実行可能命令で具現化することができる様々な動作を含むことができる。コンピュータシステムは、1つ以上の汎用コンピュータ又は専用コンピュータ(又は他の電子デバイス)を含んでもよい。コンピュータシステムは、動作を実行するための特定の論理を含むハードウェア構成要素を含んでもよく、又はハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの組み合わせを含んでもよい。
本明細書に記載されるシステムは、特定の実施形態の説明を含むことが認識されるべきである。これらの実施形態は、単一のシステムに組み合わせる、他のシステムに部分的に組み合わせる、複数のシステムに分割する、又は他の方法で分割若しくは組み合わせることができる。加えて、一実施形態のパラメータ/属性/態様/等は、別の実施形態で使用することができることが企図される。パラメータ/属性/態様/等は、明確にするために1つ以上の実施形態に記載されているだけであり、パラメータ/属性/態様/等は、本明細書で具体的に放棄されない限り、別の実施形態のパラメータ/属性/等と組み合わせる、又は置換することができることが認識される。
前述は、明確にするためにある程度詳細に説明されてきたが、その原理から逸脱することなく、特定の変更及び修正を行うことができることは明らかであろう。本明細書に記載されるプロセス及び装置の両方を実施する多くの代替的な方法が存在することに留意されたい。したがって、本実施形態は、例示的であり、限定的ではないと見なされるべきものであり、説明は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲及び均等物内で修正されてもよい。

Claims (22)

  1. 無線ネットワーク内のソースセルからターゲットセルへのハンドオーバを実行するように構成されたユーザ機器(UE)のための装置であって、前記装置は、
    前記ソースセル及び前記ターゲットセルから受信されたパケットを、メモリデバイスに送信する又は前記メモリデバイスから受信するメモリインタフェースと、
    プロセッサであって、
    前記パケットのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)解読を実行して、共通バッファ内に解読されたパケットを記憶し、
    前記共通バッファ内の前記解読されたパケットのPDCP並べ替えを実行して、並べ替えられたパケットのストリームを生成し、
    並べ替えられたパケットの前記ストリームに対してロバストヘッダ圧縮(ROHC)展開を実行し、
    パケットインジケーションに基づいて、前記ROHC展開をリセットすることを決定する、
    プロセッサと、
    を備える、装置。
  2. 前記パケットインジケーションは、前記ソースセルから前記ターゲットセルへの前記ハンドオーバ中の経路スイッチに基づいてROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記PDCPヘッダは、データ無線ベアラ(DRB)からのデータを搬送するPDCPデータプロトコルデータユニット(PDU)に対応する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記PDCPデータPDUは、前記ターゲットセルから受信した前記パケットのうちの1つに対応する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記パケットインジケーションは、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御プロトコルデータユニット(PDU)を含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記プロセッサは、前記ソースセルから受信したパケットの第1のセット及び前記ターゲットセルから受信したパケットの第2のセットの両方に対して同時に、物理(PHY)層、メディアアクセス制御(MAC)層、及び無線リンク制御(RLC)層のプロセスを実行するように更に構成されている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記プロセッサは、前記ソースセル及び前記ターゲットセルのうちの少なくとも1つから受信した制御プレーンパケットに対する完全性保護チェックを実行するように更に構成されている、請求項6に記載の装置。
  8. 非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ユーザ機器のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    ソースセル及びターゲットセルから受信したパケットを処理させ、
    前記パケットのパケットデータ収束プロトコル(PDCP)解読を実行させて、共通バッファ内に解読されたパケットを記憶させ、
    前記共通バッファ内の前記解読されたパケットのPDCP並べ替えを実行させて、並べ替えられたパケットのストリームを生成させ、
    並べ替えられたパケットの前記ストリームに対してロバストヘッダ圧縮(ROHC)展開を実行させ、
    パケットインジケーションに基づいて、前記ROHC展開をリセットすることを決定させる、
    命令を含む、
    非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  9. 前記パケットインジケーションは、前記ソースセルから前記ターゲットセルへのハンドオーバ中の経路スイッチに基づいてROHCリセットの開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、請求項8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  10. 前記PDCPヘッダは、データ無線ベアラ(DRB)からのデータを搬送するPDCPデータプロトコルデータユニット(PDU)に対応する、請求項9に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  11. 前記PDCPデータPDUは、前記ターゲットセルから受信した前記パケットのうちの1つに対応する、請求項10に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  12. 前記パケットインジケーションは、ROHCリセットの開始を示すように構成されたPDCP制御プロトコルデータユニット(PDU)を含む、請求項8に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  13. 前記ソースセル及び前記ターゲットセルから受信した前記パケットを処理することは、前記ソースセルから受信したパケットの第1のセット及び前記ターゲットセルから受信したパケットの第2のセットの両方に対して同時に、物理(PHY)層、メディアアクセス制御(MAC)層、及び無線リンク制御(RLC)層のプロセスを実行することを含む、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  14. 前記命令は、前記ソースセル及び前記ターゲットセルのうちの少なくとも1つから受信した制御プレーンパケットに対する完全性保護チェックを実行するように前記プロセッサを更に構成する、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  15. 非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、無線通信システム内のターゲットセルのプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    前記無線通信システム内のソースセルから、前記ソースセルによるロバストヘッダ圧縮(ROHC)を含む部分パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を受信させ、
    前記部分PDCP PDUに対してPDCP暗号化を実行させて、暗号化されたPDCP PDUを生成させ、
    前記暗号化されたPDCP PDUをユーザ機器(UE)に送信させ、
    前記ソースセルを解放して、前記ターゲットセルへの経路スイッチを完了した後に、
    前記無線通信システムのコアネットワークから受信したデータに対してROHCを実行させ、
    前記UEにROHCリセットの開始を示すパケットを生成させる、
    命令を含む、
    非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  16. 前記ROHCリセットの前記開始を示す前記パケットは、前記ROHCリセットの前記開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、請求項15に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記ROHCリセットの前記開始を示す前記パケットは、前記ROHCリセットの前記開始を示すように構成されたPDCP制御PDUを含む、請求項15に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  18. 前記命令は、前記部分PDCP PDUの制御プレーンデータに対する完全性保護を実行するように前記プロセッサを更に構成する、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  19. 無線通信システムにおけるユーザ機器(UE)のハンドオーバのためのターゲットセルの方法であって、
    前記無線通信システム内のソースセルから、前記ソースセルによるロバストヘッダ圧縮(ROHC)を含む部分パケットデータ収束プロトコル(PDCP)プロトコルデータユニット(PDU)を受信することと、
    前記部分PDCP PDUに対してPDCP暗号化を実行して、暗号化されたPDCP PDUを生成することと、
    前記暗号化されたPDCP PDUを前記UEに送信することと、
    前記ソースセルを解放して、前記ターゲットセルへの経路スイッチを完了した後に、
    前記無線通信システムのコアネットワークから受信したデータに対してROHCを実行することと、
    前記UEにROHCリセットの開始を示すパケットを生成することと、
    を含む、方法。
  20. 前記ROHCリセットの前記開始を示す前記パケットは、前記ROHCリセットの前記開始を示すように設定されたPDCPヘッダ内の単一ビットを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記ROHCリセットの前記開始を示す前記パケットは、前記ROHCリセットの前記開始を示すように構成されたPDCP制御PDUを含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記部分PDCP PDUの制御プレーンデータに対する完全性保護を実行することを更に含む、請求項21に記載の方法。
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