JP2022500812A - Rfイオントラップイオン装填方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2018年9月7日に出願され、「RF Ion Trap Ion Loading Method」と題された、米国仮出願第62/728,642号の優先権を主張する。
質量分析法(MS)は、定質的および定量的用途の両方を伴う、分子の質量/電荷比を測定するための分析技法である。MSは、未知の化合物を識別し、その断片化を観察することによって特定の化合物の構造を判定し、サンプル中の特定の化合物の量を定量化するために有用であり得る。質量分析計は、検体と荷電イオンの変換がサンプル処理の間に生じなければならないようなイオンとして化学実体を検出する。
一側面では、質量分析計内でイオンを処理する方法が、開示され、方法は、1つ以上の前駆体イオンを衝突セルの中に導入することにより、複数のイオン断片への該イオンの少なくとも一部の断片化を生じさせることを含み、衝突セルは、イオン断片の少なくとも一部を半径方向に閉じ込めるために、そのうちの少なくとも1つにRF電圧が印加され得る、複数のロッドを有し得る。実施例として、衝突セルは、イオンをその中に半径方向に閉じ込めるために、それに対してRF電圧が印加され得る、四重極ロッドセットを含むことができる。衝突セルに印加されるRF電圧は、最初に、閾値を上回るm/z比を有するイオン断片(本明細書では、高m/z断片と称される)を半径方向に閉じ込めるように選択される。分析器イオントラップ、例えば、線形イオントラップは、衝突セルの下流に位置付けられ、分析器イオントラップは、イオンをその中に半径方向に閉じ込めるために、そのうちの少なくとも1つにRF電圧が印加され得る、複数のロッドを含む。衝突セルと同様に、最初に、分析器イオントラップに印加されるRF電圧は、該閾値を追上回るm/z比を有するイオン断片、すなわち、高m/zイオン断片を半径方向に閉じ込めるように選択される。
本教示は、概して、質量分析計内でイオンを処理するための方法およびシステムに関連する。いくつかの実施形態では、本方法は、2つ以上の段階において、1つ以上のイオントラップに広範囲のm/z比、例えば、約50〜約1,000の範囲内のm/z比を有するイオンを装填することを含み、1つの段階では、1つ以上のイオントラップは、高m/z比、例えば、約300を上回るm/z比を有するイオンを閉じ込めるように構成され、少なくとも別の段階では、1つ以上のイオントラップは、低m/z比、例えば、約50および300の範囲内のm/z比を有するイオンを閉じ込めるように構成される。下記でさらに詳細に議論されるように、本教示は、例えば、イオントラップの効率的装填および質量分析のデューティサイクルの増加等、向上された生成イオン(EPI)走査および向上された質量分析法(EMS)の両方のために、イオンをイオントラップの中に装填するための従来の方法に対してある利点を提供する。
図5は、本教示を使用して取得される、m/z 906.6のPPG(ポリ(プロピレングリコール)イオンのEPIスペクトルを描写する。具体的には、衝突セルと、下流線形イオントラップとを有する、Sciex(Framingham, USA)によって市販されているQTRAP 5500質量分析計が、描写されるスペクトルを取得するために採用された。分析器トラップは、m/z 906.7のイオンのためにq 0.28に設定され、Q2衝突セルは、Q2 RF電圧に対応するqがm/z 906.7のイオンのために約0.17であるようにQ3に容量に結合された。イオンは、m/z 906.7のイオンのみが、伝送され、次いで、45eVの衝突エネルギーにおいてQ2内で断片化されるであろうような単位分解能においてQ1内で選択された。2msの充填時間後、断片および残りの前駆体イオンが、放出され、約5msにわたってQ3内で冷却された。本時間の間、パルス式弁が、分析器圧力を約4×10−5Torrまで増加させた。本時間後、Q3に印加されるRF電圧は、0.046Vpeak/peakまで降下された。本RF電圧では、m/z 50のイオンのためのqは、Q3内では約0.846、Q2内では約0.5であった。続いて、m/z 906.7のイオンが、単位分解能においてQ1内で選択され、次いで、45eVの衝突エネルギーにおいてQ2内で断片化された。2msの充填時間後、断片および残りの前駆体イオンが、放出され、約10msにわたってQ3内で冷却された。本時間の間、パルス式弁が、分析器圧力を約6x10−5Torrまで増加させた。続いて、質量スペクトルが、MSAEを使用して、10,000Da/秒の走査率で、Q3分析器トラップからのイオンを走査することによって発生された。
Claims (26)
- 質量分析計内でイオンを処理する方法であって、
1つ以上の前駆体イオンを衝突セルの中に導入することにより、複数のイオン断片への前記イオンの少なくとも一部の断片化を生じさせることであって、前記衝突セルは、複数のロッドを備え、前記イオン断片の少なくとも一部を半径方向に閉じ込めるために、前記複数のロッドのうちの少なくとも1つにRF電圧が印加され得る、ことと、
閾値を上回るm/z比を有するイオン(「高m/zイオン」)を優先的に半径方向に閉じ込めるように、前記衝突セルに印加される前記RF電圧を選択することと、
前記高m/zイオンを優先的に半径方向に閉じ込めるように、下流分析器イオントラップの少なくとも1つのロッドに印加される少なくとも1つのRF電圧を選択することと、
前記イオンを前記衝突セルから前記下流分析器イオントラップの中に放出することと、
前記分析器イオントラップによって前記衝突セルから受容される前記イオンの冷却を促すように、圧力パルスを前記分析器イオントラップに印加することと、
続いて、前記衝突セルおよび前記下流分析器イオントラップに印加される前記RF電圧を、前記閾値を下回るm/z比を有するイオン(「低m/zイオン」)を半径方向に閉じ込めるために好適なレベルまで低減させることと、
複数の前駆体イオンを前記衝突セルの中に導入し、複数のイオン断片を発生させることと、
前記イオンを前記衝突セルから前記分析器イオントラップの中に導入することと、
質量選択的軸方向射出を使用して、前記イオンを前記分析器イオントラップから放出することと
を含む、方法。 - 前記圧力パルスは、前記分析器イオントラップの中への前記断片イオンの導入と並行して、前記下流分析器イオントラップに印加される、請求項1に記載の方法。
- 前記分析器イオントラップへの前記圧力パルスの印加は、前記分析器イオントラップの中への前記イオンの導入に対して遅延される、請求項1に記載の方法。
- 前記分析器イオントラップへの前記圧力パルスの印加は、前記分析器イオントラップの中への前記イオンの導入に先立って開始される、請求項1に記載の方法。
- 前記分析器イオントラップから放出される前記イオンは、前記断片イオンを備え、残りの前駆体イオンの少なくとも一部は、前記分析器イオントラップ内に含有される、請求項1に記載の方法。
- イオンを発生させるためのイオン源を使用することと、
前記衝突セルの中への導入のために、フィルタを使用して、所望のm/z比を有する前駆体イオンを前記発生されるイオンから選択することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記フィルタは、RF/DCフィルタを備える、請求項2に記載の方法。
- 前記衝突セル内の前記イオンの軸方向閉じ込めを提供するために、軸方向場を前記衝突セルにさらに印加する、請求項1に記載の方法。
- 前記高m/zイオン断片を半径方向に閉じ込めるために、前記衝突セルおよび前記下流分析器イオントラップに印加される前記RF電圧は、約0.16を上回るマシューパラメータ(q)を発生させるように選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記低m/zイオン断片を半径方向に閉じ込めるために、前記衝突セルおよび前記下流分析器イオントラップに印加される前記RF電圧は、約0.906を下回り、約0.05を上回る、マシューパラメータ(q)を発生させるように選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記ガス圧力パルスは、少なくとも約2ミリ秒にわたって、前記分析器イオントラップの内圧を少なくとも約100%増加させる、請求項1に記載の方法。
- 前記イオン断片は、約50に等しい以上のm/z比を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記イオン断片は、約1,000に等しいまたはそれ未満のm/z比を有する、請求項1に記載の方法。
- 質量分析計であって、
複数の前駆体イオンを受容し、その断片化を生じさせて複数のイオン断片を発生させるための衝突セルであって、前記衝突セルは、複数のロッドを備え、前記イオン断片を前記衝突セル内に半径方向に閉じ込めるために、前記複数のロッドのうちの少なくとも1つにRF電圧が、印加され、電磁場を発生させ得る、衝突セルと、
前記衝突セル内で発生される前記イオン断片の少なくとも一部を受容するための下流分析器イオントラップと、
その中に含有されるイオンを半径方向に閉じ込めるために、前記衝突セルおよび前記下流分析器イオントラップにRF電圧を印加するための少なくとも1つのRF電圧源と、
前記下流分析器イオントラップと連通する、パルス式ガス源と、
前記RF電圧源および前記パルス式ガス源と通信する、コントローラと
を備え、
前記コントローラは、イオンを処理するために、以下のステップ:
前記RF電圧源に、前記衝突セルおよび前記分析器イオントラップに、その中に含有される高m/zイオン断片を半径方向に閉じ込めるために好適なRF電圧を印加させるステップと、
前記パルス式ガス源に、断片イオンが、前記衝突セルから前記下流分析器イオントラップの中に導入され、前記イオンの冷却を生じさせるとき、ガス圧力パルスを前記下流分析器イオントラップに印加させるステップと、
続いて、前記RF電圧源に、前記衝突セルおよび前記下流分析器イオントラップに印加される前記RF電圧を、低m/zイオン断片を優先的に半径方向に閉じ込めるために好適なレベルまで低減させるステップと
を実施するように構成されている、質量分析計。 - 前記コントローラは、前記ステップの実施に続いて、前記イオンの質量選択的軸方向射出を前記分析器イオントラップから生じさせるように構成されている、請求項14に記載の質量分析計。
- イオンを発生させるためのイオン源をさらに備える、請求項14に記載の質量分析計。
- 前記衝突セルの中への導入のために、前記イオンを受容し、前記複数の前駆体イオンを選択するための質量フィルタをさらに備える、請求項16に記載の質量分析計。
- 前記質量フィルタは、RF/DC質量フィルタを備える、請求項17に記載の質量分析計。
- 前記衝突セルは、四重極構成に配列された複数のロッドを備える、請求項14に記載の質量分析計。
- 前記分析器イオントラップは、四重極構成に配列された複数のロッドを備える、請求項14に記載の質量分析計。
- 前記断片イオンは、約50を上回るm/z比を有する、請求項14に記載の質量分析計。
- 前記断片イオンは、約1,000未満のm/z比を有する、請求項21に記載の質量分析計。
- 前記断片イオンは、約3,000未満のm/z比を有する、請求項21に記載の質量分析計。
- 前記少なくとも1つのRF電圧源は、前記衝突セルおよび前記下流分析器イオントラップに容量結合されている、請求項14に記載の質量分析計。
- 第1のイオントラップと、前記第1のイオントラップの下流に位置付けられた第2の分析器イオントラップとを有する、質量分析計内でイオンを処理する方法であって、前記イオントラップのそれぞれは、複数のロッドを有し、イオンの少なくとも一部を前記トラップ内に半径方向に閉じ込めるために、前記複数のロッドのうちの少なくとも1つにRF電圧が印加され得、前記方法は、
閾値を上回るm/z比を有するイオン(「高m/zイオン」)を優先的に半径方向に閉じ込めるように、RF電圧を前記第1のイオントラップに印加することと、
前記高m/zイオンのイオンを優先的に半径方向に閉じ込めるように、RF電圧を前記下流分析器イオントラップに印加することと、
複数のイオンを前記第1のイオントラップの中に導入することと、
前記捕獲されたイオンの少なくとも一部を前記第1のイオントラップから放出し、前記放出されたイオンを前記下流分析器イオントラップの中に導入することと、
前記下流分析器イオントラップによって受容される前記イオンの冷却を促すように、圧力パルスを前記下流分析器イオントラップに印加することと、
続いて、前記第1のイオントラップおよび前記下流分析器イオントラップに印加されるRF電圧を、前記閾値を下回るm/z比を有するイオン(「低m/zイオン」)を半径方向に閉じ込めるために好適なレベルまで低減させることと、
複数のイオンを前記第1のイオントラップの中に導入することと、
前記イオンの少なくとも一部を前記第1のイオントラップから放出し、前記放出されたイオンを前記下流分析器イオントラップの中に導入することと、
質量選択的軸方向射出を使用して、前記イオンを前記下流分析器イオントラップから放出することと
を含む、方法。 - 複数のロッドを備える分析器イオントラップを有する質量分析計内でイオンを処理する方法であって、前記複数のロッドのうちの少なくとも1つにRF電圧が印加され得、前記方法は、
閾値を上回るm/z比を有するイオン(「高m/zイオン」)を優先的に半径方向にトラップ捕獲するように構成された電磁場を発生させるように、RF電圧を前記少なくとも1つのロッドに印加するステップと、
複数のイオンを前記分析器イオントラップの中に導入するステップと、
圧力パルスを前記分析器イオントラップに印加し、前記イオントラップ内の前記イオンの冷却を促進するステップと、
前記閾値を下回るm/z比を有するイオン(「低m/zイオン」)を優先的に半径方向に捕獲するように構成された電磁場を発生させるように、前記分析器イオントラップに印加されるRF電圧を低減させるステップと、
複数のイオンを前記分析器イオントラップの中に導入するステップと、
質量選択的軸方向射出を使用して、前記イオンを前記イオントラップから放出するステップと
を含む、方法。
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