JP2022500317A - 一体成形された封止部材を有する飲料調製用カプセル - Google Patents

一体成形された封止部材を有する飲料調製用カプセル Download PDF

Info

Publication number
JP2022500317A
JP2022500317A JP2021513427A JP2021513427A JP2022500317A JP 2022500317 A JP2022500317 A JP 2022500317A JP 2021513427 A JP2021513427 A JP 2021513427A JP 2021513427 A JP2021513427 A JP 2021513427A JP 2022500317 A JP2022500317 A JP 2022500317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
rim
flange
sealing
beverage preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021513427A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020053075A5 (ja
Inventor
グイド バンバジオーニ,
ヴェイス ベーマン,
マーティン, ギレルモ ミュラー,
Original Assignee
ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー filed Critical ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
Publication of JP2022500317A publication Critical patent/JP2022500317A/ja
Publication of JPWO2020053075A5 publication Critical patent/JPWO2020053075A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/70Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for materials not otherwise provided for
    • B65D85/804Disposable containers or packages with contents which are mixed, infused or dissolved in situ, i.e. without having been previously removed from the package
    • B65D85/8043Packages adapted to allow liquid to pass through the contents
    • B65D85/8064Sealing means for the interface with the processing machine
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D7/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of metal
    • B65D7/02Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of metal characterised by shape
    • B65D7/04Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of metal characterised by shape of curved cross-section, e.g. cans of circular or elliptical cross-section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D7/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of metal
    • B65D7/42Details of metal walls
    • B65D7/48Local reinforcements, e.g. adjacent closures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

飲料調製マシン20によって飲料を調製するカプセル10であって、長手方向軸線yを有し、原材料を保持する閉鎖端部1a及び横側壁1bを備えるカップ状本体1と、本体の開放端部1cに配置され、カール状外縁部2cによって半径方向で終端するフランジ様リム2とを備え、カプセルは、使用前の第1の状態において、マシンの係合部材21の封止プロファイルと流体封止係合する封止部材3を備え、プロファイルは封止面21a、21b、21cを有し、本体、リム、及び封止部材は金属材料から一体的に作られ、封止部材は、側壁とリムとの間の接合部に位置し、リムの上に延びる段の形態の専用面4を備え、カプセルは、使用後の第2の状態において、プロファイルと段との係合後に、段が塑性変形し、カプセルが封止面の形状に対応するプロファイルを有するリムを段の位置に備え、プロファイルは互いに向きが異なる連続した表面S1、S2、S3を有する、カプセル。【選択図】 図4

Description

本発明は、強化された封止手段を有する、飲料などの食料製品の調製用に設計されたカプセルに関する。特に、本発明は、一体成形された封止部材を備えた本体を有するカプセルに関し、この封止部材は、アルミニウムなどの金属材料からできている。
飲料などの食料製品の調製用カプセルは市場で広く知られている。飲料調製マシンでの使用が意図されたこのようなカプセルの例は、欧州特許第0512468(A1)号に記載されている。専用飲料調製マシンにおける飲料調製のために、カプセルは、マシン内に挿入され、カプセル内に収容された原材料は、所望の飲料を形成するためにカプセルに供給された液体と相互作用し、所望の飲料は、その後カプセルを出る。これにより、カプセルは、カプセル内の圧力上昇の影響下で開放され、これにより、飲料調製マシンの支持部分上に設けられた隆起要素などの開口手段に対して膜の出口面を付勢する。飲料調製プロセス中の飲料調製マシンとのカプセルの封止は、飲料調製マシンの好適な形状の係合部材によって円周方向接触線に沿って接触される、カプセルのフランジ様リムの外側部分によって得られる。
カプセルと飲料調製マシンの係合部材との間の封止を強化するために、専用封止部材が適用され、封止部材がカプセル本体とは異なる材料のものであるカプセルが開発されてきた。例えば、欧州特許第1654966(A1)号、同第1849715(A1)号、及び同第2151313(A1)号は、ゴム弾性材料の封止部材がカプセルに適用される、そのようなカプセルに関する。封止部材は、液体を堆積及び硬化すること、接着することによって、又はカプセル本体及び/又はカプセルのフランジ様リムの一部分を封止部材に圧着することによってカプセル本体に適用され得る。
これらのカプセルの欠点は、カプセルと封止部材が個別の製造工程で製造され、その後、組み立てられる、より複雑な製造プロセスである。この解決策は、材料コスト及び生産コストの両方の観点から、生産するためによりコストがかかり、また、異なる2つの材料の使用による環境影響も有する。したがって、容易な製造プロセスを可能にすると同時にカプセルのフランジ様リムの封止性能の向上をもたらす解決策が求められている。
一体成形された封止部材、すなわち、カプセルのカプセル本体又はフランジ様リムと同じ材料で作製された封止部材を備えるカプセルも知られている。例えば、欧州特許第1654966(A1)号、同第2303077(B1)号、同第2387922(B1)号、及び同第2814328(B1)号は、フランジ様リムと一体成形された複数の同心環状突出部で形成された封止部材を備えるカプセルに関する。
欧州特許第1654966(A1)号は、その第3の実施形態において、カプセル自体の幾何学的形状によって作製された封止部材の弾力性を有することを開示している。これは、カプセルの側壁の直径を増加させる段形状の封止部材を有することを提案している。カプセルが飲料調製マシンの傾斜した封止面と係合されると、カプセル上で封止部材の撓みが生じる。
国際公開第2014/012783(A1)号、国際公開第2014/184652(A1)号、国際公開第2016/186489(A1)号、国際公開第2016/186495(A1)号、及び国際公開第2016/186496(A1)号もまた、飲料調製用のカプセルを開示しており、これは、一体成形された環状封止部材を有するフランジ様リム部分を備える。
国際公開第2016/186495(A1)号は、フランジ様リムから軸方向に突出する2つの離間した突起部と、2つの突起部の間のプラトーとを有する、フランジ様リムを備えるプラスチックカプセルに関する。カプセルの抽出中、飲料調製マシンの特定の部分は、突起部及びプラトーと相互作用して封止係合をもたらすように構成されている。
しかしながら、これらの既知のカプセルは、カプセルの寸法及び飲料調製マシンの封入部材の寸法における製造公差に起因して、2つの部分が適切に一致して係合せず、したがって、漏出及び水による飲料希釈のリスクを有してカプセルと係合部材との間の密着性を低減するという欠点がある。
更に、フランジ様リムの円周方向に配置された突起部により、製造プロセスにおける突起部の形成中に張力が生じることがあり、これにより、ひいては封止部材及び/又はフランジ様リム内に欠陥をもたらし、これにより封止部材の封止特性に悪影響を及ぼす。
これは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金から作製された、金属カプセルに特に当てはまる。したがって、カプセルを形成する際の、アルミニウムの深絞りプロセス中に、応力亀裂、しわ、及び他の表面欠陥などの欠陥が生じる場合がある。
したがって、本発明の目的は、先行技術の解決策の欠点を克服する改良されたカプセルを提供することである。この目的は、独立請求項によって解決される。従属請求項は、本発明の更なる好適な実施形態を定義する。
本発明は、飲料調製マシンによってカプセルに液体が注入されると飲料を調製するように設計されたカプセルに関する。
提案されるカプセルは、長手方向軸線を有し、飲料調製原材料を保持するための閉鎖端部及び横側壁を備えるカップ状基部本体と、基部本体の開放端部に配置され、カール状外縁部によって半径方向で終端するフランジ様リムと、を備える。
提案されるカプセルは、飲料調製マシンで使用される前に第1の状態にあり、カプセルは、飲料調製マシンのカプセル係合部材の封止プロファイルとの流体封止係合をもたらすための封止部材を更に備え、封止プロファイルは、少なくとも1つの封止面を有し、基部本体、フランジ様リム、及び封止部材は、アルミニウムなどの金属材料から一体要素として一体的に作製されており、封止部材は、基部本体の側壁とフランジ様リムとの間の接合部に位置する少なくとも1つの専用面を備え、専用面は、フランジ様リムの上に延びる少なくとも1つの段の形態である。
提案されるカプセルは、飲料調製マシンで使用された後に第2の状態を呈する。
本発明によれば、第2の状態において、カプセル係合部材と封止部材の専用面の少なくとも1つの段との間の係合後に、少なくとも1つの段は、塑性変形し、カプセルは、少なくとも1つの段の位置に、カプセル係合部材の封止プロファイルの形状に対応するプロファイルを有するフランジ様リムを備え、プロファイルは、それぞれ異なる向きを有する少なくとも3つの連続する表面(S1、S2、S3)を有する。
カプセルの第2の状態において、それぞれ異なる向きを有する3つの表面を備える新たに形成されたプロファイルは、係合部材の周囲に軸方向及び半径方向の力を発生させて、フランジ様リムと係合部材の封止部材との間に効果的な密着性をもたらす。
少なくとも1つの段の塑性変形によって形成された連続する表面は、以下の向きを有する。
第1の表面は、カプセルの基部本体の側壁に面する係合部材の表面と略平行であり、
第2の表面は、フランジ様リムと略平行であり、
第3の表面は、基部本体側壁との角度βを形成し、この角度は、1〜50°である。
本発明によるカプセルは、単一の一体部品から、したがってゴムなどの任意の追加の材料を省略することによって作製された効率的な、信頼性の高い、かつ耐性のある封止構造体を可能にする。
加えて、カプセルは、容易な製造プロセスで低減したコストで形成することができ、同時に、カプセル品質及び密着性、並びに抽出プロセスに影響を及ぼし得る亀裂、しわ、及び表面欠陥などの任意の材料欠陥を伴わずに、強化された封止部材を提供する。
フランジ様リムは、好ましくは、基部本体の外側横側壁及び/又はカプセルの回転軸線に対して略垂直なカップ状基部本体の開放端部から延びる、略平面のカラーである。
専用面は、カップ状基部本体とフランジ様リムとの間の接合部に配置され、係合部材の封止プロファイルよりも大きい長さDにわたって延びる。
具体的には、専用面は、0.5〜4mmの長さDにわたって延びる。
少なくとも1つの段を備える封止部材の専用面は、好ましくは、そうでなければ略平面のフランジ様リムに一体成形される。フランジ様リムに形成された段は、好ましくは、フランジ様リムの残部に略対応する材料厚さを有する。
フランジ様リムの段(単数又は複数)は、好ましくは、深絞りプロセスによって作製される。好適な実施形態では、カプセル本体、フランジ様リム、及び封止部材は、単一の深絞りプロセスで製造される。カプセルは、例えば、初期は平坦な金属シートを深絞りすることにより製作されてもよい。
カプセルは、アルミニウムなどの単一の金属シートから作製されることが好ましい。
封止部材は、フランジ様リムの一部として見なされ、それと連続する表面を形成する。表面は、カプセルのカップ状基部本体の方に向いている。当該表面とは反対側のフランジ様リムの表面上では、閉鎖膜がカプセル基部本体に接続されていてもよい。
専用面は、飲料調製マシンのカプセル係合部材の好ましくは環状の封止プロファイルを受け入れて係合するように設計されている。カプセル係合部材の封止プロファイルは、少なくとも1つの封止面を備える。係合部材は、好ましくは、カプセルのカップ状基部本体を収容するように設計された略釣鐘状の係合部材又はいわゆるカプセルケージである。係合部材の封止プロファイルは、係合部材の平坦な又は丸みを帯びた端面であってもよい。
好ましい態様では、係合部材の封止プロファイルは、封止部材の少なくとも1つの段に係合するように配置される。係合部材の封止プロファイルの係合は、封止部材と係合するときに封止部材の専用面を変形させるように設計される。係合部材の封止プロファイルの係合は、少なくとも実質的に半径方向及び軸方向に向けられた封止部材との封止力をもたらすようなものであってもよい。
第1の実施形態では、専用面は、1つの段を備え、1つの段は、フランジ様リムと略平行である。これは、0.5〜3mmの長さdと、1mm〜3mmの高さHとを有する。
第2の実施形態では、専用面は、2つの段:残りのフランジ様リム部分に隣接し、フランジ様リムに平行な第1の段と、第1の段と側壁との間に位置する第2の段と、を備える。第2の段は、カプセルの長手方向軸線との角度αを形成し、0.2〜2mmの高さhを有する。
カプセルは、カプセルの基部本体に及び/又はフランジ様リムに接続された閉鎖膜を好ましくは更に備える。閉鎖膜は、好ましくは、封止部材の専用面が配置された表面と反対側のフランジ様リムの表面に接続される。閉鎖膜は、接着剤及び/又は溶接技術によってフランジ様リムに接続されてもよい。閉鎖膜は、好ましくは、密閉された膜であり、すなわち穿孔を全く有しない。しかしながら、閉鎖膜はまた、閉鎖膜に予め形成された穿孔を備えてもよい。閉鎖膜は、好ましくはアルミニウム箔である。箔は、カートリッジ内に入れられた原材料の新鮮さを維持するためにカプセル基部本体とガスに対する気密性の封止を形成するようにフランジ様リムに対して好ましくは封止されている。
閉鎖膜の厚さは、好ましくは、60〜100マイクロメートル(表面上のエンボス加工構造及びラッカー(単数又は複数)を含む)である。
更なる態様では、本発明は、上記のカプセルと、加熱及び/又は加圧された液体をカプセル内に供給し、カプセル内に保持された原材料と液体とを相互作用させることにより飲料を調製するように設計された飲料調製マシンとを備えるシステムに関する。
飲料調製マシンは、ポンプ、加熱及び/若しくは冷却手段、水タンクなどの液体供給部、並びに/又はカプセルから飲料を調製するためにカプセルを選択的に受け入れるための飲料淹出チャンバを好ましくは備える。
飲料調製マシンは、例えば淹出チャンバの一部として、カプセル係合部材を好ましくは備えており、この淹出チャンバは、カプセル、特に、カプセルがマシンに提供されているときにはカプセル基部本体を収容するように設計されている。係合部材は、飲料調製プロセス中にカプセルの効果的な封止を可能にするために、カプセルの封止部材と相互作用するように設計された環状封止プロファイルを備える。前述したように、係合部材の封止プロファイルは、少なくとも1つの段を備える専用面と係合するように配置されてもよい。係合部材の封止プロファイルの係合は、専用面を変形させるようなものであってもよい。係合部材の封止プロファイルの係合は、少なくとも実質的に半径方向及び軸方向に向けられた専用面との封止力をもたらすようなものであってもよい。
飲料調製マシンは、注入ブレード等のような穿孔手段を好ましくは更に備えており、この注入ブレードは、特にカプセル基部本体の閉鎖端部に位置して、カプセルの入口面に穿孔し、及びカプセル内部に液体を注入するように設計されている。
飲料調製マシンは、マシンの係合部材がカプセルの封止部材に係合する側とは反対側にカプセルのフランジ様リムを保持するように設計されたカプセル支持体を好ましくは更に備える。カプセル支持体は、例えば角錐台状要素などの開口手段を好ましくは備え、カプセル内の圧力上昇中に、カプセルの閉鎖膜が、例えば引き裂き又は破断によって閉鎖部材を開口されるように、開口手段に押しつけられ得る。
本発明によるカプセルは、好ましくは回転対称である、すなわち、その垂直軸線に沿って対称である。
カプセル内に供給される飲料調製原材料は、焙煎し粉にしたコーヒー、茶、インスタントコーヒー、焙煎し粉にしたコーヒーとインスタントコーヒーとの混合物、シロップ濃縮物、果実抽出濃縮物、チョコレート製品、乳ベース製品、又は脱水された出汁などの任意の他の脱水食用物質からなる群から好ましくは選択される。飲料調製のために使用される液体は、任意の温度の水であることが好ましい。
本発明は更に、強化された一体成形封止部材を有する、食料製品を調製するためのカプセルのカップ状基部本体に関する。
本発明によれば、飲料調製原材料と、フランジ様リムと、封止部材と、を保持するためのカプセルのカップ状基部本体が提案され、封止部材は、カップ状基部本体とフランジ様リムとの間の接合部に少なくとも1つの段を有し、フランジ様リムの上に延びる専用面を備え、少なくとも1つの段は、飲料調製マシンのカプセル係合部材の少なくとも1つの封止面と係合するように適合されており、基部本体、フランジ様リム、及び封止部材は、アルミニウムなどの金属材料から一体的に作製される。
提案されるフランジ様リムは、飲料調製マシンで使用される前に第1の状態にあり、飲料調製マシンで使用された後に第2の状態にある。
フランジ様リムの第2の状態において、少なくとも1つの段の位置において、フランジ様リムは、塑性変形し、封止面のうちの少なくとも1つの形状に対応するプロファイルを呈し、プロファイルは、それぞれ異なる向きを有する少なくとも3つの連続する表面(S1、S2、S3)を備え、少なくとも3つの連続する表面は、係合部材の周囲に軸方向及び半径方向の力を発生させて、フランジ様リムと係合部材の封止面との間に効果的な密着性をもたらす。
提案される解決策は、フランジ様リムと係合部材の封止部材との間に効果的な密着性をもたらすことを可能にし、それによって、当該技術分野の現在の状態を改善する。
本発明の更なる特徴、利点及び目的は、当業者には、以下の本発明の実施形態の詳細な説明を読み、添付された図面の図と関連して解釈すると明らかになるであろう。
これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態のみを示すものであり、したがって、その範囲を限定するものと見なされるべきではなく、本開示は、添付の図面を使用することにより追加の特異性及び詳細と共に説明される。したがって、特許請求される発明は、これらの実施例によって決して限定されることを意図するものではないことが理解されるであろう。
本発明によるカプセルの第1の実施形態の斜視側面図である。 図1aによるカプセルの上面図である。 図1aによるカプセルの側断面図である。 互いに係合する前の本発明による封止部材の第1の実施形態と飲料調製マシンの係合部材とを一体化した図1aのカプセルの側断面図である。 互いに係合する前の本発明による封止部材の第1の実施形態と飲料調製マシンの係合部材との部分拡大側断面図である。 互いに係合した本発明による封止部材の第1の実施形態と飲料調製マシンの係合部材との部分拡大側断面図である。 本発明によるカプセルの第2の実施形態の斜視側面図である。 図5aによるカプセルの上面図である。 図5aによるカプセルの側断面図である。 互いに係合する前の本発明の第2の実施形態による図5aのカプセルと飲料調製マシンの係合部材との側断面図である。 互いに係合する前の本発明による封止部材の第2の実施形態と飲料調製マシンの係合部材との部分拡大側断面図である。 互いに係合した本発明による封止部材の第2の実施形態と飲料調製マシンの係合部材との部分拡大側断面図である。
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付図面を参照する。
図面において、同様の記号及び参照番号は、文脈が特に指示しない限り、典型的には同様の構成要素を特定する。
詳細な説明及び図面に記載される例示的な実施形態は、限定することを意図するものではない。他の実施形態を利用することができ、本明細書に提示される特許請求される主題の範囲から逸脱することなく、他の変更が行われてもよい。本開示の態様は、本明細書に概ね記載され、図面に示されるように、様々な異なる構成で配置、置換、組み合わせ、及び設計されてもよく、これらの全てが明示的に企図され、本開示の一部をなすことが容易に理解されるであろう。
本明細書で使用される場合、「含む/備える(comprises)」、「含んでいる/備えている(comprising)」という単語、及び類似の単語は、排他的又は網羅的な意味で解釈されるべきではない。言い換えれば、それらは、「含む」であるが「限定するものではない」との意味を意図するものである。
本明細書における先行技術文献へのいかなる参照も、かかる先行技術が周知である、又は当技術分野における共通の一般知識の一部を形成することを認める、ものとみなされるべきではない。
図1a〜図4は、本発明によるカプセル10の第1の実施形態に関する。
図に示されるように、図1aは、カプセルの第1の実施形態の斜視側面図を示し、図1bは、カプセルの上面図を示し、図1cは、カプセルの側断面図を示し、図2は、カプセルの側断面図を示し、カプセル10は、カップ状基部本体1を備える。基部本体1は、閉鎖端部1a(カプセルの上部の全面積、中央部のみではない)と、横側壁1bと、開放端部1cとを備える。閉鎖端部1aは、飲料調製プロセス中、飲料調製マシン20の専用注入部材によって開口され得る注入面としての役割を果たしてもよい。
抽出プロセス中、図3に示すように、専用飲料調製マシン20の係合部材21は、カプセル10と係合される。係合部材21は、好ましくは、カプセル基部本体1を内部に受け入れるための、略中空の釣鐘状の係合部材を備える。カプセル10が飲料調製マシン20内に配置されると、係合部材21は、専用の閉鎖力Fによってカプセル10上に下降される。
係合部材21は、いくつかの封止面21a、21b、及び21cを有する封止プロファイルを備える。封止面は、カプセル10と接触する係合部材21の一部分上の係合部材21の内側部分上に位置する。封止面は、例えば、丸みを帯びた内側及び外側の円周方向縁部を有する環状の下面の形態であってもよく、使用時にカプセルの側壁に平行な平坦面であってもよい。カプセルの周辺部分に面する封止面21aは、好ましくは0.1〜0.6mm、より好ましくは0.2〜0.5mmの半径方向厚さを有する。
図1aに示すように、カプセル10は、フランジ様リム2を更に備え、フランジ様リム2は、好ましくはカプセル10の開放端部1cに配置されている。フランジ様リム2は、カップ状基部本体1の横側壁から半径方向外側に延びる。フランジ様リム2は、好ましくは、カプセル10の回転軸線Yに対して横方向に配置され、基部本体1の反対側のその先端部にカール状外縁部2cを有する。
図示の実施形態では、カプセルは、好ましくはアルミニウムで作製されている。
寸法に関して、基部本体1は、8〜30mmの直径、約24〜30mmの高さを有し、基部本体側壁の厚さは、0.08〜0.12mmである。
本体基部1から延びるフランジ様リム2は、2〜4mmの、本体基部側壁1bからカール状外縁部2cまで測定される長さLを有する。
カプセル基部本体1の開放端部1c(図1cに示す)に、閉鎖膜9が配置されてもよい。閉鎖膜9は、好ましくは、図1c及び図2に示されるように、フランジ様リム2に接続される。閉鎖膜9は、フランジ様リム2の少なくとも1つの下側環状表面2bに好ましくは接続されており、この表面2bは、カプセル基部本体1から遠ざかる方に向けられている。
あるいは、閉鎖膜9は、基部本体1又は基部本体1及びフランジ様リム2の両方に接続されてもよい。
閉鎖膜9は、フランジ様リム2に封止されたアルミニウム箔であることが好ましい。
カップ状基部本体1は、カプセル10内に注入された液体と相互作用させると液体可食物を調製するのに適した飲料原材料を好ましくは封入する。原材料は、カップ状基部本体1と閉鎖膜9とによって好ましくは封入されている。飲料原材料は、焙煎し粉にしたコーヒー又は前述の他の種類の原材料であってもよい。
フランジ様リム2は、フランジ様リムの上側環状表面2aに配置された一体成形された封止部材3を備える。環状表面2aは、閉鎖膜9が好ましくは接続された表面2bとは反対側に配置されている。このため、環状表面2aは、カプセルの開放端部1cから遠ざかる方に面している。
封止部材3は、カプセル本体基部1とフランジ様リム2との間に配置されている。これは、本体基部1の横側壁1bとフランジ様リム2との間の接合部に位置する専用面4を備える。
専用面4は、係合部材21の内側部分(封止面が位置する)よりも大きい長さDにわたって延びる。
より正確には、専用面4は、0.5〜4mmの範囲に含まれる長さD(側壁1bから測定される)にわたって延びる。
本実施形態では、長さDは、約2.5mmである。
専用面4は、フランジ様リム2の上に横側壁1bから延びる段4aを備え、段4aは、フランジ様リム方向と略平行である。段4aは、フランジ様リム2及び基部本体1と一体成形されている。これは、フランジ様リム及び本体基部と同じ材料で形成され、表面2aから延びる(かつ追加部品ではない)など、フランジ様リムから形成されていることを意味する。
図1bに見られるように、段4aは、横側壁1bの周囲に連続的かつ環状に延び、飲料調製マシン20のカプセル係合部材21の封止面21aと係合するように配置される。これは、飲料マシン20の係合部材と相互作用するカプセル10を示す、図2に見ることができる。
効率的な係合を有するために、段4aの長さd(横側壁1bから延びる)は、好ましくは、係合部材21の専用封止面21aとの封止係合において好適かつ完全に相互作用するように選択される。
段4aの長さdは、好ましくは0.5〜3mm、より好ましくは1〜2.5mmである。段4aの高さHは、好ましくは1〜3mm、より好ましくは1.5〜2.5mmである。
次いで、段4aは、係合部材21の(封止面が位置する)内側部分よりも大きい長さdにわたって延び、次いで、フランジ様リム2の残りの部分は、好ましくは0.5〜1mmである。
カプセルと飲料調製マシンとが一体化されるシステムは、一杯の飲料、例えばコーヒーの調製のために以下のように動作される。カプセル10は、飲料調製マシン内に配置され、カプセル係合部材21は、飲料調製マシンが閉じられたときにカプセル10と接触する。カプセルは、カプセル10内への圧力下で流体(高温又は低温)の入口を形成するための穿孔手段(図示せず)によって、その閉鎖端部1aに穿孔される。水は、カプセル内に貯蔵されたコーヒーを濡らし、所望の物質を抽出してコーヒー飲料を形成する。
圧力下で水をカプセルに供給する間、圧力上昇により、閉鎖膜9を破裂させ(例えば、なんらかのカバー穿刺手段上に閉鎖膜9を押すことによって)、コーヒー飲料は、カプセルからカップへのコーヒー飲料の排出によって送出される。
ここで、互いに係合する前及び係合中の図1a〜図2の封止部材の実施形態並びに飲料調製マシンの係合部材の部分拡大側断面図を示す図3及び図4を参照する。
具体的には、係合部材21が閉鎖力Fによって図3に示す位置から封止部材3上に下降するとき、環状封止面21aは、段4aと係合する。
係合部材21と封止部材3との間のオーバーラップ領域内で封止部材3に加わる力の結果として、封止部材3の段4aは、係合中に塑性変形する。実際に、段4aは、封止面が位置する係合部材21の内側部分よりも大きい長さdにわたって延びる。
この場合では、段4aの長さdは、封止面21aの半径方向延長部よりも大きい。
説明したように、塑性変形は、
コーヒーマシンが係合部材21によって閉じられるときにクランプシステムによって、及び
カプセル上の係合部材21による水圧によって抽出プロセスの間に、
加えられる力に起因する。
次いで、段4aは、係合部材21の封止面21a、21b、21cと密接に適合し、それにより、抽出プロセスの間に、フランジ様リム2の表面は、オーバーラップ部分上の封止プロファイルの形状(封止面21a、21b、及び21c)と適合する。
図4は、使用中に生じる(及び使用後に見える)封止面21a、21b、21cとフランジ様リム2との間のこの密接適合を示し、段4a及びフランジ様リム2は、変形して、封止部材の溝に適合する構造体をもたらす。結果として得られる構造体は、塑性変形中に形成された少なくとも3つの新たな連続する(又は隣接する)表面S1、S2、S3を有し、これらの表面は、カプセル係合部材21の封止面21a、21b、21cの形状に追従する。
したがって、フランジ様リム2の新たな形状は、それぞれ異なる向きを有する、少なくとも3つの新たな表面S1、S2、S3を有する。
図4に見られるように、フランジ様リムの変形されたカプセルの第1の表面S1は、基部本体側壁1b及び封止面21bと略平行である。
フランジ様リムの変形されたカプセルの第2の表面S2は、フランジ様リム2及び封止面21aと略平行である。
フランジ様リムの変形されたカプセルの第3の表面S3は、基部本体側壁1bと1〜50°の角度βを形成する。この場合では、表面S3は、係合部材21の封止面21cと略平行であり、角度βは、約22°である。
それぞれ異なる向きを有する、これらの3つの表面S1、S2、及びS3は、カプセル係合部材21の封止プロファイルと完全に適合することができ、したがって、係合部材の周囲に軸方向及び半径方向の力を発生し、カプセル10と飲料調製マシン20との間に効果的な液密性を形成する。
封止面21a、21b、21cに対応する形状と適合する変形したフランジ様リムのため、カプセルのフランジ様リム2と係合部材との間の封止が増加する。
提案される実施形態では、カップ状基部本体1、フランジ様リム2、及び封止部材3は、一体成形され、すなわち、同じ材料から作製された1つの単一部品によって形成される。したがって、カップ状基部本体1、フランジ様リム2、及び封止部材3は、従来の成形プロセスによって同じ材料から製造することができる。特に、基部本体1とフランジ様リム2と一体成形された封止部材3とは、深絞りプロセスで形成することができる。深絞りプロセスは、平坦な材料片、好ましくは金属シートから、カプセルの本体及び封止部材を適切に形成するために、2つ以上の深絞り工程を必要とし得る。
基部本体1、フランジ様リム2、及び封止部材3は、金属、好ましくはアルミニウム、最も好ましくはアルミニウム合金で作製された1つの部品で形成される。
図5a〜図8は、本発明によるカプセル10の第2の実施形態に関する。
図では、図5aは、カプセルの第1の実施形態の斜視側面図を示し、図5bは、カプセルの上面図を示し、図5cは、カプセルの側断面図を示し、図6は、カプセルの側断面図を示し、カプセル10が示されている。
前述したように、同様の記号及び参照番号は、文脈が特に指示しない限り、典型的には、同様の構成要素を特定し、追加の要素のみを詳細に説明し、前述した要素は、この第2の実施形態にも適用される。
第2の実施形態では、封止部材3の専用面4は、2つの段:
フランジ様リム2の残りの部分に隣接し、フランジ様リムに平行な第1の段4a(第1の段は、0.5〜3mmの範囲の長さdを有する)と、
第1の段4aと基部本体1の側壁1bとの間に位置する第2の段4b(第2の段4bは、第1の段4aよりも短い。これは、カプセルの長手方向軸線と角度αを形成する。角度αは、10〜80°の範囲である。第2の段4bは、0.2〜2mmの高さhを有する。)と、
を備える。
ここで、互いに係合する前及び係合中の図5a〜図6の封止部材の実施形態並びに飲料調製マシンの係合部材の部分拡大側断面図を示す図7及び図8を参照する。
具体的には、係合部材21が閉鎖力Fによって図7に示す位置から封止部材3上に下降するとき、係合部材21の環状封止プロファイルは、段4bと最初に係合する。この場合では、封止面21aと21bとの間の縁部が、段4bと係合する。封止面21a、21bと段4bとの間のこのオーバーラップ領域において、段4bは、塑性変形をし始める。
更に係合する間に、封止プロファイルの封止面21a、21b、21cは、封止部材と更に係合し、第1の段4aとの係合に入る。
次に、第1の段4aは、係合中に塑性変形する。
2つの段4b、4aは、次々に、係合部材21の封止面21a、21b、21cのうちの少なくとも1つと密接に適合する。
マシンの閉鎖及び抽出プロセスの終了時に、係合部材と専用面とが完全に係合されると、塑性変形が終了し、フランジ様リム2の表面が、オーバーラップ部分上の係合部材の封止プロファイル(封止面21a、21b、21c)の形状と適合する。
図8は、カプセルの使用後の封止面21a、21b、21cとフランジ様リム2との間のこの密接適合を示す。段4a及び4bは、変形されており、封止面21の溝に適合するフランジ様リム2の構造体をもたらす。結果として得られる構造体は、変形から来る少なくとも3つの新たな連続する(又は隣接する)表面S1、S2、S3を有し、これらの表面は、カプセル係合部材21の封止プロファイルの形状に追従する。
したがって、フランジ様リム2の新たな形状は、それぞれ異なる向きを有する、少なくとも3つの新たな表面S1、S2、S3を有する。
第1の実施形態と同様に、
フランジ様リムのその第2の状態における第1の表面S1は、カプセル係合部材(21)の表面(21b)と略平行であり、
フランジ様リムのその第2の状態における第2の表面S2は、フランジ様リム2及び封止面21aと略平行であり、
フランジ様リムのその第2の状態における第3の表面S3は、基部本体側壁1bと1〜50°の角度βを形成する。この場合では、表面S3は、係合部材21の封止面21cと略平行であり、角度βは、約22°である。
段4a及び4bを有するこの第2の実施形態の専用面4は、第1の実施形態の専用面4よりも大きい。これにより、より大きい封止面21aを有することになり、したがって、係合部材とカプセルとの間の改善された液密性をもたらすことになる。
この第2の実施形態では、段4bはまた、カプセルと係合部材との間のセンタリングに寄与する。実際に、段4bは、延びて本体基部の側壁1bを形成し、また、自己センタリング効果を可能にする特定の角度(長手方向軸線との角度α)を有する。
したがって、第1の実施形態と同様に、係合部材21がフランジ様リム2に向かって移動すると、閉鎖(機械的力が加わる)及び/又は抽出(圧力の力が加わる)の間に、封止プロファイルの封止面21a、21b、21cは、専用面(第1及び第2の段)を変形させ、フランジ様リム2は、係合部材21の封止プロファイルに適合する。
適合は、係合部材21とカプセルのフランジ様リム2との間の接触表面積を増加させ、したがって、カプセル10と飲料マシン20との間の液密性を増加させる効果を有する。
提案される実施形態は、所与の幾何学的形状を有するカプセル係合部材21を示すが、カプセル係合部材の他の幾何学的形状が想定され得る。
少なくとも1つの段を備える提案される構造体により、提案されるカプセルは、カプセル係合部材に適合する特異性を有する。
いずれの場合も、抽出プロセス中に、少なくとも1つの段4a、4bを備える封止部材3は、異なる向きを有する少なくとも3つの表面の上のカプセル係合部材21の封止プロファイルの形状と適合し、それによってカプセルと飲料マシンとの間の封止の増加をもたらす。

Claims (18)

  1. 飲料調製マシン(20)によって液体を注入すると飲料を調製するように設計されたカプセル(10)であって、前記カプセル(10)は、長手方向軸線(y)を有し、飲料調製原材料を保持するための閉鎖端部(1a)及び横側壁(1b)を備えるカップ状基部本体(1)と、前記基部本体(1)の開放端部(1c)に配置され、カール状外縁部(2c)によって半径方向で終端するフランジ様リム(2)と、を備え、
    前記カプセル(10)は、前記飲料調製マシンで使用される前に第1の状態にあり、前記第1の状態において、
    前記カプセルは、前記飲料調製マシン(20)のカプセル係合部材(21)の封止プロファイルとの流体封止係合をもたらすための封止部材(3)を更に備え、前記封止プロファイルは、少なくとも1つの封止面(21a、21b、21c)を有し、
    前記基部本体(1)、前記フランジ様リム(2)、及び前記封止部材(3)は、アルミニウムなどの金属材料から一体要素として一体的に作製されており、
    前記封止部材(3)は、前記基部本体(1)の前記側壁(1b)と前記フランジ様リム(2)との間の接合部に位置する少なくとも1つの専用面(4)を備え、前記専用面(4)は、前記フランジ様リム(2)の上に延びる少なくとも1つの段の形態であり、
    前記カプセル(10)は、前記飲料調製マシンで使用された後に第2の状態にある、カプセルにおいて、
    前記第2の状態において、前記カプセル係合部材(21)の前記封止プロファイルと前記専用面(4)の前記少なくとも1つの段との間の係合後に、前記少なくとも1つの段は、塑性変形し、前記カプセル(10)は、前記少なくとも1つの段(4)の位置に、前記封止面(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つの形状に対応するプロファイルを有するフランジ様リム(2)を備え、前記プロファイルは、それぞれ異なる向きを有する少なくとも3つの連続する表面(S1、S2、S3)を有する、ことを特徴とするカプセル(10)。
  2. 前記専用面(4)は、前記係合部材(21)の前記封止プロファイルよりも大きい長さDにわたって延びている、
    請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記専用面(4)は、0.5〜4mm、好ましくは0.7〜3mmの長さDにわたって延びている、
    請求項1又は2に記載のカプセル。
  4. 前記専用面(4)は、少なくとも第1の段(4a)及び第2の段(4b)を備える、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル。
  5. 前記第1の段(4a)は、前記フランジ様リム(2)と略平行である、
    請求項4に記載のカプセル。
  6. 前記第1の段(4a)は、1〜3mmの高さHと、0.5〜3mmの長さdとを有する、
    請求項4又は5に記載のカプセル。
  7. 前記第2の段(4b)は、前記カプセル(10)の前記長手方向軸線(y)と10〜80°の角度αを形成している、
    請求項4〜6のいずれか一項に記載のカプセル。
  8. 前記第2の段(4b)は、0.2〜2mm、好ましくは0.5〜1.5mmの高さhを有する、
    請求項4〜7のいずれか一項に記載のカプセル。
  9. 前記カプセル係合部材(21)の前記少なくとも1つの封止面(21a、21b、21c)との係合後に、前記カプセルの第2の状態において前記フランジ様リムの前記表面のうちの1つ(S1)は、前記カプセル係合部材(21)の前記封止面のうちの1つ(21b)と略平行である、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のカプセル。
  10. 前記カプセル係合部材(21)の前記封止面(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つとの係合後に、前記カプセルの第2の状態において前記フランジ様リムの前記表面のうちの1つ(S2)は、フランジ様リム(2)と略平行である、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のカプセル。
  11. 前記カプセル係合部材(21)の前記封止面(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つとの係合後に、前記カプセルの第2の状態において前記フランジ様リムの前記表面のうちの1つ(S3)は、前記基部本体側壁(1b)と1〜50°の角度βを形成する、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載のカプセル。
  12. 前記カプセル本体(1)、前記フランジ様リム(2)、及び前記封止部材(3)は、最初は平坦であった金属シートを深絞りすることによって製造されている、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のカプセル。
  13. 前記カプセル(10)は、アルミニウムから作製されている、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載のカプセル。
  14. 前記カプセルは、前記カプセルの前記基部本体(1)及び/又は前記フランジ様リム(2)に接続された閉鎖膜(9)を更に備える、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載のカプセル。
  15. 前記閉鎖膜(9)は、前記封止部材(3)が配置された表面(2a)とは反対側の、前記フランジ様リム(2)の表面(2b)に接続されている、
    請求項14に記載のカプセル。
  16. 前記閉鎖膜(9)は、前記表面(2a)とは反対側の前記表面(2b)で前記フランジ様リム(2)に封止されたアルミニウム箔である、
    請求項14又は15に記載のカプセル。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載のカプセル(10)と、前記カプセル内に保持された原材料と液体との相互作用に基づき飲料を調製するために、加熱及び/又は加圧された前記液体を前記カプセル内に供給するように設計された飲料調製マシン(20)と、を備えるシステム。
  18. 飲料調製原材料を保持するためのカプセルのカップ状基部本体(1)であって、フランジ様リム(2)と、前記カップ状基部本体(1)と前記フランジ様リム(2)との間の接合部に少なくとも1つの段を有する専用面(4)を備え、前記フランジ様リム(2)の上に延びる封止部材(3)と、を備え、前記少なくとも1つの段は、飲料調製マシン(20)のカプセル係合部材(21)の封止面(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つと係合するように適合されており、
    前記基部本体(1)、前記フランジ様リム(2)、及び前記封止部材(3)は、アルミニウムなどの金属材料から一体的に作製されており、
    前記フランジ様リム(2)は、飲料調製マシンで使用される前に第1の状態にあり、
    前記フランジ様リム(2)は、前記飲料調製マシンで使用された後に第2の状態にあり、前記第2の状態において、前記少なくとも1つの段の位置において、前記フランジ様リム(2)は、塑性変形し、前記封止面(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つの形状に対応するプロファイルを呈し、前記プロファイルは、少なくとも3つの連続する表面(S1、S2、S3)を備え、前記少なくとも3つの表面は、それぞれ異なる向きを有し、前記係合部材の周囲に軸方向及び半径方向の力を発生させて、前記フランジ様リム(2)と前記係合部材(21)の前記封止面(21a)との間に効果的な密着性をもたらす、
    カプセルのカップ状基部本体(1)。
JP2021513427A 2018-09-14 2019-09-06 一体成形された封止部材を有する飲料調製用カプセル Pending JP2022500317A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18194446.3 2018-09-14
EP18194446 2018-09-14
PCT/EP2019/073781 WO2020053075A1 (en) 2018-09-14 2019-09-06 Capsule for beverage preparation with integrally formed sealing member

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022500317A true JP2022500317A (ja) 2022-01-04
JPWO2020053075A5 JPWO2020053075A5 (ja) 2022-09-14

Family

ID=63592561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021513427A Pending JP2022500317A (ja) 2018-09-14 2019-09-06 一体成形された封止部材を有する飲料調製用カプセル

Country Status (14)

Country Link
US (1) US20210323758A1 (ja)
EP (1) EP3849922A1 (ja)
JP (1) JP2022500317A (ja)
KR (1) KR20210059702A (ja)
CN (1) CN112703160A (ja)
AR (1) AR116398A1 (ja)
AU (1) AU2019340821A1 (ja)
BR (1) BR112021002097A2 (ja)
CA (1) CA3112611A1 (ja)
MX (1) MX2021002142A (ja)
SG (1) SG11202101101WA (ja)
TW (1) TW202023919A (ja)
WO (1) WO2020053075A1 (ja)
ZA (1) ZA202102229B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201308927D0 (en) 2013-05-17 2013-07-03 Kraft Foods R & D Inc A beverage preparation system, a capsule and a method for forming a beverage
PL3134330T3 (pl) 2015-05-15 2019-12-31 Koninklijke Douwe Egberts B.V. Kapsułka, układ do przyrządzania napoju pitnego z takiej kapsułki i zastosowanie takiej kapsułki w urządzeniu do przyrządzania napojów
NL2019254B9 (en) 2016-10-07 2018-09-10 Douwe Egberts Bv A capsule, a system for preparing a potable beverage from such a capsule and use of such a capsule in a beverage preparation device
NL2022269B1 (en) 2018-12-20 2020-07-15 Douwe Egberts Bv System for preparing a beverage from a capsule using a fluid supplied under pressure into the capsule and a capsule for use in such a system
NL2022931B1 (nl) * 2019-04-11 2020-10-20 Stas I P B V Bereidingssysteem voor het extraheren van in een capsule aanwezig product
IT202100007367A1 (it) * 2021-03-25 2022-09-25 Marco Besana Sistema di produzione di bevande e capsula per la produzione di bevande
IT202100022040A1 (it) * 2021-08-18 2023-02-18 Laminazione Sottile S P A Capsula in alluminio per la preparazione di bevande con sistema di tenuta migliorato

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015101394A1 (en) * 2013-12-30 2015-07-09 Landmax Ltd Capsule for a beverage preparation with deformable sealing element
JP2016524484A (ja) * 2013-05-17 2016-08-18 クラフト・フーズ・アール・アンド・ディ・インコーポレイテッド 飲料を生成するための飲料調製システム、カプセル、及び方法
WO2018067013A1 (en) * 2016-10-07 2018-04-12 Koninklijke Douwe Egberts B.V. A capsule, a system for preparing a potable beverage from such capsule and use of such a capsule in a beverage preparation device
JP2018515236A (ja) * 2015-05-15 2018-06-14 コーニンクラケ ダウ エグバート ビー.ブイ. カプセル、そのようなカプセルから飲用可能な飲料を調製するためのシステム、および飲料調製装置におけるそのようなカプセルの使用方法
JP2018520721A (ja) * 2015-05-15 2018-08-02 コーニンクラケ ダウ エグバート ビー.ブイ. カプセル、そのようなカプセルから飲用可能な飲料を調製するためのシステム、および飲料調製装置におけるそのようなカプセルの使用方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU1505192A (en) 1991-05-10 1992-11-12 Societe Des Produits Nestle S.A. Sealed cartridge for the prepartion of a beverage
ATE347837T1 (de) 2004-10-25 2007-01-15 Nestec Sa Kapsel mit dichtungsmitteln
EP1839543B1 (en) 2006-03-31 2008-06-25 Nestec S.A. Capsule with outer sealing material pressurized by a fluid
PT1849715E (pt) 2006-04-24 2009-08-06 Nestec Sa Cápsula para preparação de uma bebida com um elemento vedante aí ligado e método de produção da mesma
PL2151313T3 (pl) 2008-07-15 2012-03-30 Nestec Sa Sposób nakładania ciekłej gumy uszczelniającej na kapsułkę
NO2966007T3 (ja) 2009-06-17 2018-02-10
ITVR20120043A1 (it) 2012-03-14 2013-09-15 Coffee Star S A Sistema per la produzione di bevande
KR102271739B1 (ko) 2012-07-16 2021-07-02 투토에스프레소 에스.알.엘. 적합한 밀봉 부재를 갖는 캡슐과 침출 시스템
US10273076B2 (en) 2013-05-17 2019-04-30 Koninklijke Douwe Egberts B.V. Beverage preparation system, a capsule and a method for forming a beverage
GB201420262D0 (en) * 2014-11-14 2014-12-31 Kraft Foods R & D Inc A method of forming a cup-shaped body for a beverage capsule
DK3134329T3 (da) * 2015-05-15 2019-09-02 Douwe Egberts Bv Kapsel, system til tilberedning af en drikkelig drikkevare ud fra en sådan kapsel og anvendelse af en sådan kapsel i en drikkevaretilberedningsindretning
EP3114048B1 (en) 2015-05-15 2019-04-24 Koninklijke Douwe Egberts B.V. A capsule, a system for preparing a potable beverage from such a capsule and use of such a capsule in a beverage preparation device
EP3134334B1 (en) * 2015-05-15 2019-03-06 Koninklijke Douwe Egberts B.V. A capsule, a system for preparing a potable beverage from such a capsule and use of such a capsule in a beverage preparation device
NL2016780B1 (en) * 2016-05-13 2017-11-16 Douwe Egberts Bv A capsule, a system for preparing a potable beverage from such a capsule and use of such a capsule in a beverage preparation device
CN106697614A (zh) * 2017-02-07 2017-05-24 王亚辉 用于萃取液体的胶囊

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016524484A (ja) * 2013-05-17 2016-08-18 クラフト・フーズ・アール・アンド・ディ・インコーポレイテッド 飲料を生成するための飲料調製システム、カプセル、及び方法
WO2015101394A1 (en) * 2013-12-30 2015-07-09 Landmax Ltd Capsule for a beverage preparation with deformable sealing element
JP2018515236A (ja) * 2015-05-15 2018-06-14 コーニンクラケ ダウ エグバート ビー.ブイ. カプセル、そのようなカプセルから飲用可能な飲料を調製するためのシステム、および飲料調製装置におけるそのようなカプセルの使用方法
JP2018520721A (ja) * 2015-05-15 2018-08-02 コーニンクラケ ダウ エグバート ビー.ブイ. カプセル、そのようなカプセルから飲用可能な飲料を調製するためのシステム、および飲料調製装置におけるそのようなカプセルの使用方法
WO2018067013A1 (en) * 2016-10-07 2018-04-12 Koninklijke Douwe Egberts B.V. A capsule, a system for preparing a potable beverage from such capsule and use of such a capsule in a beverage preparation device

Also Published As

Publication number Publication date
EP3849922A1 (en) 2021-07-21
CA3112611A1 (en) 2020-03-19
ZA202102229B (en) 2022-10-26
KR20210059702A (ko) 2021-05-25
US20210323758A1 (en) 2021-10-21
BR112021002097A2 (pt) 2021-05-04
TW202023919A (zh) 2020-07-01
MX2021002142A (es) 2021-05-12
AU2019340821A1 (en) 2021-02-18
SG11202101101WA (en) 2021-03-30
CN112703160A (zh) 2021-04-23
AR116398A1 (es) 2021-05-05
WO2020053075A1 (en) 2020-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022500317A (ja) 一体成形された封止部材を有する飲料調製用カプセル
JP7062738B2 (ja) カプセル、そのようなカプセルから飲用可能な飲料を調製するためのシステム、およびそのようなカプセルの飲料調製装置における使用方法
CN110382373B (zh) 具有一体形成密封构件的用于饮料制备的胶囊
JP7361078B2 (ja) カプセル、そのようなカプセルから飲用可能な飲料を調製するためのシステム、および飲料調製装置におけるそのようなカプセルの使用方法
CN112714745B (zh) 具有一体形成的密封构件的用于饮料制备的胶囊
RU2710763C2 (ru) Капсула, система для приготовления пригодного для питья напитка из подобной капсулы и применение подобной капсулы в устройстве для приготовления напитков
RU2733829C2 (ru) Капсула, система для приготовления пригодного для питья напитка из подобной капсулы и применение подобной капсулы в устройстве для приготовления напитков
CA2961670C (en) Capsule for a beverage preparation
EP1849715B1 (en) Capsule for preparation of a beverage with a sealing member attached thereto and method of producing the same
CN109789967A (zh) 胶囊、由这种胶囊制备饮用饮料的系统以及这种胶囊在饮料制备装置中的用途
US20210380334A1 (en) Capsule for beverage preparation with integrally formed sealing member
RU2796131C2 (ru) Капсула для приготовления напитка с выполненным как единое целое уплотнительным элементом
EP3710379B1 (en) Capsule for a beverage preparation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220905

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240404

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20240412