JP2022182961A - Bag take-out device and bag take-out method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、袋取出装置及び袋取出方法に関する。 The present invention relates to a bag take-out device and a bag take-out method.
従来、複数の空袋が積層された袋積層体から所定の枚数の袋を取り出して、袋詰め包装機等の袋処理機に袋を供給する袋取出装置が使用されている。一例として、空袋は、複数の空袋が積層された状態で段ボール箱等に収容されて、空袋の製造業者から納入される。袋取出装置は、この段ボール箱内の袋積層体から直接に、又は、段ボール箱から一旦取り出されて所定の場所に配置された袋積層体から、所定の枚数の袋を取り出す。特許文献1には、このような袋取出装置が開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been used a bag take-out device that takes out a predetermined number of bags from a bag stack in which a plurality of empty bags are stacked and supplies the bags to a bag processing machine such as a bag packing machine. As an example, a plurality of empty bags are stacked in a cardboard box or the like and delivered from an empty bag manufacturer. The bag take-out device takes out a predetermined number of bags directly from the stack of bags in the cardboard box, or from the stack of bags once taken out of the cardboard box and placed at a predetermined location.
従来の袋取出装置では、袋積層体から袋を取り出す際に、袋取出装置の一部が袋に接触し擦れることによって、袋の外面に傷が生じる虞があった。このような傷が生じると、袋詰めされた製品の外観が損なわれるだけでなく、袋に外部から押圧力等の力が作用した場合に、この傷から袋が破れ内容物が流出する虞もある。したがって、袋取出装置には、袋を傷付けることなく取り出すことが求められる。 In the conventional bag take-out device, when the bag is taken out from the bag stack, part of the bag take-out device comes into contact with the bag and rubs against the bag, which may damage the outer surface of the bag. When such damage occurs, not only does the appearance of the bagged product deteriorate, but when a force such as a pressing force is applied to the bag from the outside, the damage may cause the bag to break and the contents to flow out. be. Therefore, the bag take-out device is required to take out the bag without damaging it.
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、袋の取出し時に袋に傷が生じることを抑制することができる袋取出装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a bag take-out device capable of suppressing damage to a bag when the bag is taken out.
本発明による袋取出装置は、
鉛直方向に積層された複数の袋を含む袋積層体から、所定の数の袋を取出す袋取出装置であって、
前記所定の数の袋を保持する保持部と、
前記保持部と別体に構成され、前記袋積層体に接触して前記袋積層体における前記鉛直方向に隣り合う2つの前記袋の間に隙間を形成する隙間形成部と、を備える。
The bag take-out device according to the present invention comprises:
A bag take-out device for taking out a predetermined number of bags from a bag stack including a plurality of bags stacked in a vertical direction,
a holding unit that holds the predetermined number of bags;
a gap forming part that is separate from the holding part and that contacts the bag stack to form a gap between the two bags that are adjacent to each other in the bag stack in the vertical direction.
本発明による袋取出装置において、
制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部の先端部を、前記袋積層体の上面より所定の距離だけ低い高さに位置付け、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部を前記袋積層体に接触させ、
前記隙間形成部を移動させて、前記袋積層体における前記鉛直方向に隣り合う2つの前記袋の間に前記隙間を形成し、
前記隙間内に前記保持部の一部を進入させ、
前記保持部により、前記隙間よりも上方に位置する前記袋を保持し、
前記保持部を移動させて、前記保持部により保持された前記袋を前記袋積層体から移動させる制御を行ってもよい。
In the bag take-out device according to the present invention,
further comprising a control unit,
The control unit
moving the gap forming part to position the tip of the gap forming part at a height lower than the upper surface of the bag stack by a predetermined distance;
moving the gap forming part to bring the gap forming part into contact with the bag laminate;
moving the gap forming part to form the gap between two bags adjacent to each other in the vertical direction in the bag stack;
causing a portion of the holding portion to enter the gap;
The holding portion holds the bag positioned above the gap,
Control may be performed to move the holding section to move the bag held by the holding section from the bag stack.
本発明による袋取出装置において、
前記保持部は、前記所定の数の袋を挟持する一対の挟持部材を有し、
前記制御部は、前記隙間形成部が前記隙間を形成して停止した状態で、前記一対の挟持部材の一方を前記隙間内に進入させてもよい。
In the bag take-out device according to the present invention,
The holding unit has a pair of holding members that hold the predetermined number of bags,
The control section may cause one of the pair of holding members to enter the gap in a state where the gap forming section forms the gap and stops.
本発明による袋取出装置において、
前記制御部は、前記先端部が前記袋積層体内に進入し且つ上方に移動するように前記隙間形成部を移動させて、前記隙間を形成してもよい。
In the bag take-out device according to the present invention,
The control section may form the gap by moving the gap forming section such that the tip portion enters the bag stack and moves upward.
本発明による袋取出装置において、
前記隙間形成部は、
前記袋積層体に接触可能な接触部材と、
前記接触部材を前記袋積層体に向かって付勢する付勢部材と、を含んでもよい。
In the bag take-out device according to the present invention,
The gap forming portion is
a contact member capable of contacting the bag laminate;
a biasing member biasing the contact member toward the bag stack.
本発明による袋取出装置において、
前記付勢部材は、水平方向に沿って前記接触部材を付勢してもよい。
In the bag take-out device according to the present invention,
The biasing member may bias the contact member along a horizontal direction.
本発明による袋取出方法は、
所定の数の袋を保持する保持部と、前記保持部と別体に構成された隙間形成部と、を備えた袋取出装置を用いて、鉛直方向に積層された複数の袋を含む袋積層体から、所定の数の袋を取出す袋取出方法であって、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部の先端部を、前記袋積層体の上面より所定の距離だけ低い高さに位置付ける工程と、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部を前記袋積層体に接触させる工程と、
前記隙間形成部を移動させて、前記袋積層体における前記鉛直方向に隣り合う2つの前記袋の間に隙間を形成する工程と、
前記隙間内に前記保持部の一部を進入させる工程と、
前記保持部により、前記隙間よりも上方に位置する前記袋を保持する工程と、
前記保持部により保持された前記袋を前記袋積層体から移動させる工程と、を含む。
A method for taking out a bag according to the present invention includes:
Bag stacking including a plurality of bags stacked in the vertical direction by using a bag take-out device having a holding portion for holding a predetermined number of bags and a gap forming portion configured separately from the holding portion. A bag removing method for removing a predetermined number of bags from a body,
a step of moving the gap forming part to position the tip of the gap forming part at a height lower than the upper surface of the bag stack by a predetermined distance;
a step of moving the gap forming part to bring the gap forming part into contact with the bag laminate;
a step of moving the gap forming part to form a gap between two bags that are adjacent to each other in the vertical direction in the bag stack;
a step of entering a portion of the holding portion into the gap;
holding the bag positioned above the gap by the holding part;
and moving the bag held by the holding part from the bag stack.
本発明によれば、袋の取出し時に袋に傷が生じることを抑制することができる袋取出装置を提供することができる。 Advantageous Effects of Invention According to the present invention, it is possible to provide a bag take-out device capable of suppressing damage to a bag when the bag is taken out.
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態を説明するための図であって、袋取出装置30が組み付けられた袋供給装置10を示す側面図である。
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram for explaining the present embodiment, and is a side view showing a
本実施形態の袋供給装置10は、袋詰め包装機等の袋処理機に袋を供給する装置である。袋供給装置10は、移動機構20と、袋取出装置30と、を備えている。袋取出装置30は、袋積層体100から所定の数の袋110を取出す装置である。袋取出装置30は、移動機構20により移動可能に構成されており、袋積層体100から取り出された袋110を袋処理機の袋供給部へ移動させることができる。なお、これに限られず、袋取出装置30は、袋積層体100から所定の数の袋110を取り出して他の場所へ移動する、様々な用途に使用することができる。
The
図4を参照して、本実施形態の袋積層体100について説明する。本実施形態では、複数の袋110が鉛直方向dvに積層されて袋積層体100を構成している。袋110は空袋であってもよい。袋110は、例えば、一方の側面を構成する第1のシートと、他方の側面を構成する第2のシートとが縁部で互いに接合されたものであり、略平面形状を有している。なお、袋110の具体的な形状は特に限られない。例えば、袋110は、第1のシートの縁部と第2のシートの縁部との間に、底面や更なる側面を構成する折込部等を有してもよい。また、袋110の袋口には、袋110内に内容物を充填したり、袋110から内容物を注いだりするためのスパウト等が取り付けられてもよい。袋110は、その平面形状の延びる方向が水平方向と略一致するようにして互いに積み重ねられている。袋110は、少なくとも一部が互いに重なるように積層されている。袋110は、その全体が互いに重なるように積層されてもよい。また、袋積層体100は、所定の枚数の袋110が束ねられた袋束が積層されて構成されてもよい。すなわち、袋積層体100は、鉛直方向dvに積層された複数の袋束を含んでもよい。袋積層体100は、積層体保持部120に保持されている。積層体保持部120は、底部122と壁部124とを有している。袋積層体100は、底部122上に載置されている。図示された例では、袋積層体100に含まれる袋110の1つの縁部が、壁部124に接している。
The bag laminate 100 of this embodiment will be described with reference to FIG. In this embodiment, a plurality of
移動機構20は、袋取出装置30を移動させる機構である。図1に示された例では、移動機構20は、多関節ロボットによって構成されており、複数のアーム22と、隣り合うアーム22どうしを揺動可能に連結する複数の関節24とを含む。先端側に位置するアーム22には向き調整機構26が取り付けられている。基端側に位置するアーム22は基部15によって支持されている。各関節24及び基部15にはサーボモータ等の駆動デバイスが設けられている。各関節24に設けられる駆動デバイスによって、隣り合うアーム22間の角度を調整することができる。基部15に設けられる駆動デバイスによって、鉛直方向dvと平行な旋回軸Ax1を中心に、移動機構20を回転させることができる。これらの駆動デバイスが移動制御部の制御下で駆動されることによって、移動機構20は保持部40を移動させる。なお移動機構20の構成は図示の例には限定されない。例えば他の多関節ロボット(例えば他の水平多関節ロボット(スカラロボット)等)、パラレルリンクロボット、或いは直交ロボットによって、移動機構20の全体又は一部が構成されていてもよい。
The moving
向き調整機構26には、袋取出装置30が取り付けられており、制御部80の制御下で袋取出装置30の向きを変えることができる。図示の向き調整機構26は回転体を含む。この回転体は、袋取出装置30に対して固定的に取り付けられており、袋取出装置30と一体的に回転する。一方、この回転体は、移動機構20(特に先端側に位置するアーム22)に対しては、旋回軸Ax2を中心に回転可能に取り付けられている。向き調整機構26の回転体が制御部80の制御下で回転させられることによって、移動機構20を回転させることなく袋取出装置30を回転させて、袋取出装置30の向きを変えることができる。
The bag take-out
図2は、袋取出装置30を示す側面図であり、図3は、袋取出装置30を示す正面図である。とりわけ、図3は、図2におけるIIIが付された矢印に沿って見た図である。
2 is a side view showing the bag take-out
袋取出装置30は、保持部40と、隙間形成部60と、検出部70と、制御部80と、を含んでいる。図示された例では、袋取出装置30は、袋取出装置30を移動機構20に取り付けるための取付けブラケット32と、保持部40を支持するための保持部支持ブラケット34と、隙間形成部60を支持するための隙間形成部支持ブラケット36と、検出部70を支持するための検出部支持ブラケット38と、をさらに含んでいる。取付けブラケット32は、移動機構20の先端、とりわけ向き調整機構26に対して固定的に取り付けられている。すなわち、向き調整機構26の回転体が回転すると、取付けブラケット32も回転体とともに回転する。取付けブラケット32の移動機構20と反対側には、保持部支持ブラケット34と、隙間形成部支持ブラケット36とが取り付けられている。また、取付けブラケット32の移動機構20側には、検出部支持ブラケット38が取り付けられている。
The
保持部40は、一対の挟持部材50と、一対の挟持部材50の開閉を駆動する開閉駆動部56と、挟持部材50の進退を駆動する進退駆動部42と、を含んでいる。保持部40は、一対の挟持部材50により、袋積層体100に含まれる所定の数の袋110を保持する。具体的には、一対の挟持部材50の間に所定の数の袋110を挟み込み、一対の挟持部材50の先端を互いに近づけて閉状態にすることにより、所定の数の袋110を保持する。
The holding
一対の挟持部材50は、相対的に上方に位置する第1挟持部材50aと、相対的に下方に位置する第2挟持部材50bと、を含んでいる。進退駆動部42は、保持部支持ブラケット34に取り付けられている。進退駆動部42は、例えばエアシリンダで構成され、進退方向(図2では左右方向)に進退可能な進退軸44を有している。進退軸44の先端、すなわち進退駆動部42の本体と反対側の端部、には連結プレート46が取り付けられている。連結プレート46は、進退軸44と挟持部材50とを連結することを意図されている。連結プレート46の進退駆動部42の反対側には、第1挟持部材50aが固定的に取り付けられている。また、連結プレート46の進退駆動部42の反対側には、挟持部材支持ブラケット48が固定的に取り付けられている。図3に示されているように、連結プレート46には、一対の挟持部材50を間に挟んで、2つの挟持部材支持ブラケット48が設けられている。
The pair of holding members 50 includes a first holding member 50a located relatively upward and a second holding member 50b located relatively downward. The advance/
挟持部材支持ブラケット48には、支持軸52を介して第2挟持部材50bが取り付けられている。第2挟持部材50bは、挟持部材支持ブラケット48に対して、支持軸52周りに回動可能に配置されている。第2挟持部材50bは、本体部50b1の基端側の部分から下方に延びる取付け部50b2と、本体部50b1の基端側の部分から上方に延びるレバー部50b3とを含んでいる。支持軸52は、取付け部50b2に位置している。したがって、支持軸52は、本体部50b1から下方にずれて位置している。
A second holding member 50 b is attached to the holding
開閉駆動部56は、例えばエアシリンダで構成され、開閉駆動部56の本体部に対して進退可能な駆動軸57を有している。駆動軸57の先端、すなわち開閉駆動部56の本体と反対側の端部、には被駆動軸54を介して第2挟持部材50bのレバー部50b3が取り付けられている。被駆動軸54は、第2挟持部材50bの本体部50b1から上方にずれて位置している。第2挟持部材50bは、駆動軸57に対して被駆動軸54周りに回動可能である。なお、開閉駆動部56は、支持軸58を介して挟持部材支持ブラケット48に取り付けられている。
The opening/
本実施形態では、進退駆動部42の進退軸44が進退することにより、一対の挟持部材50は、隙間形成部60に対して進退移動する。具体的には、進退駆動部42の進退軸44が、進退駆動部42の本体部から突出するように移動することにより、一対の挟持部材50は、隙間形成部60に対して前進する(図2では左へ移動する)。また、進退駆動部42の進退軸44が、進退駆動部42の本体部へ没入するように移動することにより、一対の挟持部材50は、隙間形成部60に対して後退する(図2では右へ移動する)。
In the present embodiment, the pair of holding members 50 move forward and backward with respect to the
また、本実施形態では、開閉駆動部56の駆動軸57が進退することにより、一対の挟持部材50が開閉する。具体的には、開閉駆動部56の駆動軸57が、開閉駆動部56の本体部から突出するように移動することにより、第2挟持部材50bの先端が、第1挟持部材50aの先端から離れ、一対の挟持部材50は開状態となる。また、開閉駆動部56の駆動軸57が、開閉駆動部56の本体部へ没入するように移動することにより、第2挟持部材50bの先端が、第1挟持部材50aの先端へ近づき、一対の挟持部材50は閉状態となる。
Further, in this embodiment, the pair of clamping members 50 are opened and closed by advancing and retreating the
隙間形成部60は、袋積層体100に接触して袋積層体100における鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する機能を有する。とりわけ、図示された例では、隙間形成部60の先端部62が袋積層体100に接触して、隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する。隙間形成部60の中間部分は、支持軸64を介して隙間形成部支持ブラケット36に取り付けられている。隙間形成部60は、隙間形成部支持ブラケット36に対して、支持軸64周りに回動可能に取り付けられている。
The
隙間形成部60の後端部、すなわち支持軸64に対して先端部62と反対側の端部、には第1バネ係止部66が設けられている。袋取出装置30は、第2バネ係止部68を有しており、第1バネ係止部66と第2バネ係止部68との間には、図示しないバネが掛け渡されている。本実施形態では、バネは、軽く引き伸ばされた状態で第1バネ係止部66と第2バネ係止部68との間に掛け渡されている。したがって、バネは、第1バネ係止部66を、第2バネ係止部68に近づく方向に付勢している。袋取出装置30は、隙間形成部60の後端部が当接可能な、図示しない当接部を有している。第1バネ係止部66が第2バネ係止部68に近づくように、隙間形成部60が支持軸64周り(図2では時計回り)に回動した際に、隙間形成部60の後端部が当接部に当接することにより、それ以上の隙間形成部60の回動が妨げられる。隙間形成部60に外力が作用していない場合には、隙間形成部60の後端部は当接部に当接する。隙間形成部60に外力が作用した場合、とりわけ、先端部62を下方に押し下げるような外力が隙間形成部60に作用した場合、バネの付勢力に抗して、隙間形成部60が支持軸64周り(図2では反時計回り)に回動し得る。このような外力の作用が解除されると、バネの付勢力により隙間形成部60が図2の時計回りに回動し、隙間形成部60の後端部が当接部に当接する。これにより、隙間形成部60の先端部62が袋積層体100(袋110)に接触した際に、先端部62から袋積層体100(袋110)に作用する押圧力を緩和することが可能になる。したがって、隙間形成部60が接触することにより袋110に傷が生じることを効果的に抑制することができる。
A first
図2及び図3に示された例では、保持部40の第1挟持部材50aの本体部50a1及び第2挟持部材50bの本体部50b1には、本体部50a1,50b1を上下方向(厚さ方向)に貫通する貫通孔51a,51bが形成されている。図示された例では、貫通孔51a,51bは、本体部50a1,50b1の中間部分から基端部分にかけて、本体部50a1,50b1の幅方向の中央部に設けられている。貫通孔51a,51bの寸法(長さ及び幅)は、隙間形成部60が当該貫通孔51a,51bを通過することができるように設定される。一対の挟持部材50が開状態にあるときは、図2及び図3に示されているように、隙間形成部60は、第1挟持部材50aの貫通孔51aを貫通する一方、第2挟持部材50bの貫通孔51bは貫通しない。これに対して、一対の挟持部材50が進退駆動部42の動作にともなって前進し、一対の挟持部材50が閉状態になったときは、隙間形成部60は、第1挟持部材50aの貫通孔51a及び第2挟持部材50bの貫通孔51bの両方を貫通するようになる(図9参照)。
In the example shown in FIGS. 2 and 3, the main body portions 50a1 and 50b1 of the first holding member 50a and the main body portion 50b1 of the second holding member 50b of the holding
図2に示された例では、隙間形成部60の先端部62は、隙間形成部60の本体部の延びる方向に対して曲げられた方向へ延びている。また、隙間形成部60の先端部62は、一対の挟持部材50と略平行な方向に沿って延びている。図2に示されているように一対の挟持部材50が開状態にあるとき、隙間形成部60の先端部62は、上下方向において一対の挟持部材50の間に位置している。また、先端部62の最先端部は、一対の挟持部材50の先端よりも前方に突出している。なお、前方とは、挟持部材50の基端部から先端へ向かう向きである。
In the example shown in FIG. 2 , the
本実施形態では、隙間形成部60の先端部62は、先端に向かうにつれて細くなるようなテーパ形状を有している。とりわけ、図2に示された例では、隙間形成部60の先端部62の下面は水平方向に延びており、先端部62の上面は水平方向及び鉛直方向dvの両方に対して傾斜した方向に延びている。このような先端部62を有する隙間形成部60によれば、先端部62が袋積層体100に接触した際に、鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に、先端部62が適切に挿入されるようになる。
In this embodiment, the
本実施形態では、隙間形成部60は、保持部40とは別体に形成されている。隙間形成部60が保持部40と別体であるとは、隙間形成部60と保持部40とが一体ではないことを指す。換言すると、隙間形成部60が保持部40と別体であるとは、保持部40が隙間形成部60を兼ねるものではないことを指す。ただし、隙間形成部60と保持部40とが別体に形成されている限りにおいて、隙間形成部60と保持部40とは同一の部材に取り付けられて、一体的に移動が可能であってもよい。本実施形態では、隙間形成部60が保持部40と別体に形成されていることにより、隙間形成部60と保持部40とは互いに異なる動作を行うことができる。例えば、隙間形成部60及び保持部40の一方が停止した状態で、他方を動作させることができる。本実施形態では、図8及び図9を参照して後述するように、隙間形成部60が停止した状態で、保持部40を袋積層体100へ向けて移動させたり、保持部40の一対の挟持部材50を閉状態にして、一対の挟持部材50で所定の数の袋110を挟持させたりすることができる。隙間形成部60が保持部40と別体に形成されていることにより、本実施形態では、隙間形成部60による袋積層体100の隙間115の形成と、当該隙間115への保持部40(第2挟持部材50b)の挿入とを、別工程で、すなわち異なるタイミングで行うことができる。
In this embodiment, the
隙間形成部と保持部とが一体に形成されている場合、すなわち、保持部が隙間形成部を兼ねる場合、袋積層体への隙間の形成と、当該隙間への保持部の挿入とが同時に行われることになる。すなわち、袋積層体における隣り合う2つの袋の間の隙間が形成されていない部分に保持部を挿入することになる。この場合、袋と保持部とが互いに擦れ合い、袋に傷が生じる虞がある。とりわけ、袋積層体に含まれる袋が鉛直方向dvに積層されている場合、隣り合う2つの袋の間に保持部を挿入する際には、保持部よりも上方に位置する袋の自重により、袋が保持部に押し付けられる。これにより、袋と保持部との間にはより大きな摩擦が発生する。なお、保持部における袋と接触する部分にローラ等を設けて、袋と保持部との間の摩擦を低減することも考えられるが、保持部の構造が複雑化し、コストも上昇する。 When the gap forming part and the holding part are integrally formed, that is, when the holding part also serves as the gap forming part, the formation of the gap in the bag stack and the insertion of the holding part into the gap are performed at the same time. will be taken. That is, the holding portion is inserted into a portion where no gap is formed between two adjacent bags in the bag stack. In this case, the bag and the holder may rub against each other, and the bag may be damaged. In particular, when the bags included in the bag stack are stacked in the vertical direction dv, when inserting the holding portion between two adjacent bags, the self weight of the bag located above the holding portion causes A bag is pressed against the holding part. This creates more friction between the bag and the holder. Although it is conceivable to reduce the friction between the bag and the holding portion by providing a roller or the like in the portion of the holding portion that contacts the bag, this complicates the structure of the holding portion and increases the cost.
これに対して、本実施形態では、隙間形成部60を用いて袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成した後に、保持部40(第2挟持部材50b)をその隙間115内に進入させることができるので、保持部40と袋110とが互いに擦れ合うことを効果的に抑制することができる。これにより、袋110に傷が生じることを抑制することが可能になる。この効果は、とりわけ、袋積層体100に含まれる袋110が鉛直方向dvに積層されている場合に顕著に発揮される。
On the other hand, in this embodiment, after forming the
検出部70は、袋積層体100の上面100aの高さを検出する機能を有する。図3に示された例では、検出部70は、揺動レバー72と、検出センサ76と、を有している。揺動レバー72は、支持軸74を介して検出部支持ブラケット38に取り付けられている。揺動レバー72は、検出部支持ブラケット38に対して、支持軸74周りに回動可能に配置されている。揺動レバー72における検出センサ76に近接する側の端部を基端部72b、基端部72bと反対側の端部を先端部72aとする。検出センサ76は、検出部支持ブラケット38に対して固定的に取り付けられている。検出部70は、揺動レバー72が袋積層体100の上面100aに接触したことを、例えば、検出センサ76のオン-オフ状態に応じて検出することができる。
The
揺動レバー72の揺動状態に応じて、検出センサ76と揺動レバー72の基端部72bとの間の距離が変わる。本実施形態の検出センサ76は、検出センサ76と基端部72bとの間の距離に応じてオン及びオフが切り替えられる。すなわち検出センサ76は、基端部72bと検出センサ76との間の距離が所定の大きさ以上になるとオン状態となり、所定の大きさよりも小さくなるとオフ状態になる。したがって検出センサ76のオン-オフ状態から、揺動レバー72の揺動状態を検出することができる。検出センサ76がオフ状態にある場合には、揺動レバー72が袋積層体100の上面100aに当接していないものと判断される。検出センサ76がオン状態となった場合には、揺動レバー72が袋積層体100の上面100aに当接したものと判断される。そして、そのときの袋取出装置30の高さが袋積層体100の上面100aの高さに対応する基準高さとされる。これにより、検出部70は、袋積層体100の上面100aの高さを直接検出することができる。検出部70が袋積層体100の上面100aの高さを直接検出することにより、袋積層体100の上面100aの高さをより正確に検出することができる。なお検出センサ76のオン-オフ状態に関する情報は、検出センサ76から制御部80へ送られる。
The distance between the
これに限られず、検出センサ76は、揺動レバー72(基端部72b)と検出センサ76との間の距離を計測し、この距離に応じて検出センサ76と袋積層体100の上面100aとの間の相対的な高さを算出するようにしてもよい。この場合、袋積層体100の上面100aの高さをより正確に検出することが可能になる。
Not limited to this, the
本実施形態では、検出部70は、取付けブラケット32に取り付けられており、保持部40及び隙間形成部60と一体的に移動可能に構成されている。この場合、検出部70は、袋積層体100の上面100aの高さを検出した際に、その高さを基準高さとして、その後の工程で、隙間形成部60の先端部62を上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付けることが可能になる。したがって、最小限の動作で先端部62を上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付けることができる。なお、これに限られず、保持部40及び隙間形成部60が検出部70と独立に移動するようにしてもよい。例えば、検出部70は、その位置が固定されたカメラ等の撮像装置を含んでもよい。この場合、撮像装置により撮像された画像を処理して、袋積層体100の上面100aの高さを検出してもよい。
In the present embodiment, the
制御部80は、袋供給装置10の各部分の動作を制御する。本実施形態では、制御部80は、移動機構20の各関節24及び向き調整機構26の動作と、保持部40の進退駆動部42及び開閉駆動部56の動作と、を制御する。とりわけ、制御部80は、検出部70(検出センサ76)から、袋積層体100の上面100aの高さに関する信号を受信し、この信号に基づいて袋供給装置10の各部分の動作を制御する。制御部80は、袋供給装置10の他の部分の動作を制御してもよい。また、制御部80は、袋供給装置10以外の他の装置を制御してもよい。さらに、制御部80は、検出センサ76以外のセンサや装置からの信号を受信し、この信号に基づいて袋供給装置10の各部分の動作を制御してもよい。制御部80は、CPU等の演算部と、ハードディスクやSSD等の記憶部を含んでもよい。
The
次に、図4~図10を参照して、本実施形態の袋取出装置30を用いた袋取出方法について説明する。
Next, referring to FIGS. 4 to 10, a method for taking out bags using the bag taking out
まず、積層体保持部120に、袋積層体100を載置する。具体的には、積層体保持部120の底部122上に、複数の袋110を鉛直方向dvに積層して載置する。底部122上に載置された複数の袋110が袋積層体100を構成する。図示された例では、袋積層体100に含まれる袋110の1つの縁部が、積層体保持部120の壁部124に接している。
First, the bag laminate 100 is placed on the
袋積層体100の上面100aの高さを検出する(図4参照)。制御部80により移動機構20の各関節24及び向き調整機構26を制御して、検出部70の揺動レバー72の先端部72aを袋積層体100の上方に位置付ける。このとき、揺動レバー72の基端部72bは検出センサ76に近接しており、検出センサ76はオフ状態にある。先端部72aが袋積層体100の上方に位置した状態で、制御部80は、移動機構20の各関節24等を制御して、袋取出装置30を下方へ向けて移動させる。揺動レバー72の先端部72aが袋積層体100の上面100aに当接すると、揺動レバー72が支持軸74周りに(図4では時計回りに)回動して、先端部72aが持ち上げられる。これにともなって、基端部72bは、検出センサ76から離間していく。基端部72bと検出センサ76との間の距離が所定の大きさ以上になると、検出センサ76がオン状態となる。これにより、検出部70は、袋積層体100の上面100aの高さを直接検出することができる。検出センサ76は、オン状態となった旨の信号を制御部80へ送信する。制御部80は、検出センサ76がオン状態となった旨の信号を受信すると、このときの袋取出装置30の高さを基準高さとして記憶し、袋取出装置30の下方への移動を停止する。
The height of the
隙間形成部60を移動して、隙間形成部60の先端部62を、袋積層体100の上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付ける(図5参照)。制御部80により移動機構20の各関節24及び向き調整機構26を制御して、隙間形成部60の先端部62を、袋積層体100に向ける。このとき、制御部80は、先端部62及び各挟持部材50a,50bの本体部50a1,50b1が略水平方向に延びるように、関節24及び向き調整機構26を制御する。また、制御部80は、検出部70の検出結果に基づいて、先端部62を袋積層体100の上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付ける。具体的には、上面100aの高さを基準高さとして、先端部62を、基準高さよりも所定の距離だけ低い高さに位置付ける。この所定の距離は、後述の工程において保持部40により保持されるべき袋110の枚数に対応する距離である。具体的には、所定の距離は、保持部40により保持されるべき所定の数の袋110の厚さの合計に基づいて算出される距離である。検出部70の検出結果に基づいて、隙間形成部60の先端部62を上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付けることにより、検出部70で検出された袋積層体100の上面100aの高さに基づいて、袋積層体100の上面100aから下方に位置する所定の数の袋110の下に、適切に隙間形成部60の先端部62を位置付けることが可能になる。これにより、保持部40において、安定して所定の数の袋110を保持することが可能になる。なお、この所定の距離は、予め制御部80の記憶部内に格納されていてもよいし、袋積層体100からの袋110の取出しを開始する際に、図示しない入力部から作業者が入力してもよい。
The
隙間形成部60を移動させて、隙間形成部60を袋積層体100に接触させる(図6参照)。本実施形態では、制御部80により移動機構20の各関節24を制御して、隙間形成部60を水平方向に移動し、先端部62を袋積層体100に接触させる。とりわけ図示された例では、袋積層体100における鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に、先端部62の少なくとも一部を挿入する。これにより、先端部62の上方には、後述の工程において保持部40により保持されるべき所定の数の袋110が位置するようになる。なお、1回の袋110の取出しにおいて取り出される袋110の数が厳密に管理される必要がない場合には、先端部62の上方に位置する袋110の数が多少変動しても構わない。例えば、1回の袋110の取出しにおいて30枚の袋110が取り出されることが意図されている場合、袋積層体100に先端部62が挿入された際に、先端部62の上方には、30枚の袋110が位置してもよいし、28枚の袋110が位置してもよいし、31枚の袋110が位置してもよい。なお、袋積層体100が、所定の枚数の袋110が束ねられた袋束が積層されて構成されている場合には、先端部62を、鉛直方向dvに隣り合う2つの袋束の間に挿入する。このとき、先端部62の上方には、1つの袋束が位置してもよいし、複数の袋束が位置してもよい。
The
隙間形成部60を移動させて、袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する(図7参照)。本実施形態では、制御部80により移動機構20の各関節24を制御して、隙間形成部60の先端部62が袋積層体100内に進入し且つ上方に移動するように隙間形成部60を移動させて、先端部62を挟んで鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に、隙間115を形成する。これにより、先端部62より上方に位置する袋110が撓んで先端部62からずり落ちることを抑制することができる。
The
次に、隙間115内に保持部40の一部を進入させる(図8参照)。とりわけ、隙間形成部60が隙間115を形成して停止した状態で、制御部80により進退駆動部42を制御して、第2挟持部材50bの本体部50b1の先端部を隙間115内に進入させる。図示された例では、制御部80の制御下で、進退駆動部42の進退軸44を進退駆動部42の本体部から突出するように移動させる。これにより、連結プレート46を介して進退軸44の先端に取り付けられた第1挟持部材50a及び第2挟持部材50bが袋積層体100に向かって移動する。第1挟持部材50a及び第2挟持部材50bが移動すると、第1挟持部材50aの本体部50a1の先端部は、袋積層体100における最上部に位置する袋110(上面100aを形成する袋110)の上方に位置するようになる。本実施形態では、隙間形成部60を用いて袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成した後に、保持部40(第2挟持部材50b)をその隙間115内に進入させることができるので、保持部40と袋110とが互いに擦れ合うことを効果的に抑制することができる。これにより、袋110に傷が生じることを抑制することが可能になる。
Next, part of the holding
その後、保持部40により、隙間115よりも上方に位置する袋110を保持する(図9参照)。制御部80により開閉駆動部56を制御して、一対の挟持部材50を閉状態とする。図示された例では、制御部80の制御下で、開閉駆動部56の駆動軸57を、開閉駆動部56の本体部へ没入するように移動させる。これにより、第2挟持部材50bの先端が第1挟持部材50aの先端へ近づき、一対の挟持部材50が閉状態となる。一対の挟持部材50が閉状態となることにより、隙間115よりも上方に位置する袋110が、一対の挟持部材50の間に挟持される。
Thereafter, the holding
保持部40を移動させて、保持部40により保持された袋110を袋積層体100から移動させる(図10参照)。制御部80により移動機構20の各関節24及び向き調整機構26を制御して、保持部40に保持された袋110を移動させる。保持部40に保持された袋110は、例えば、袋処理機の袋供給部へ移動される。なお、これに限られず、保持部40に保持された袋110は、他の場所へ移動されてもよい。
By moving the holding
袋積層体100からの袋110の移動を繰り返す場合には、保持部40により保持された袋110が移動された後、制御部80は、移動機構20の各関節24及び向き調整機構26を制御して袋取出装置30を移動させ、図4を参照して説明した袋積層体100の上面100aの高さを検出する工程に戻る。袋110の1回の移動ごとに袋積層体100の上面100aの高さを検出する工程を行う場合、袋110の前回の移動時に袋積層体100の一部が崩れる等の理由により袋積層体100の高さが変化した場合にも、再度上面100aの高さを検出することができるので、袋積層体100からの袋110の移動をより適切に行うことができる。なお、これに限られず、1回目の袋110の移動時にのみ上面100aの高さを検出し、このときに検出された上面100aの高さを基準として、2回目以降の袋110の移動時における、隙間形成部60の先端部62が位置付けられる高さを決定してもよい。
When the
本実施形態の袋取出装置30は、鉛直方向dvに積層された複数の袋110を含む袋積層体100から、所定の数の袋110を取出す袋取出装置30であって、所定の数の袋110を保持する保持部40と、保持部40と別体に構成され、袋積層体100に接触して袋積層体100における鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する隙間形成部60と、を備える。
The bag take-out
本実施形態の袋取出装置30は、制御部80をさらに備え、制御部80は、隙間形成部60を移動させて、隙間形成部60の先端部62を、袋積層体100の上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付け、隙間形成部60を移動させて、隙間形成部60を袋積層体100に接触させ、隙間形成部60を移動させて、袋積層体100における鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成し、隙間115内に保持部40の一部を進入させ、保持部40により、隙間115よりも上方に位置する袋110を保持し、保持部40を移動させて、保持部40により保持された袋110を袋積層体100から移動させる制御を行う。
The bag take-out
本実施形態の袋取出方法は、所定の数の袋110を保持する保持部40と、保持部40と別体に構成された隙間形成部60と、を備えた袋取出装置30を用いて、鉛直方向dvに積層された複数の袋110を含む袋積層体100から、所定の数の袋110を取出す袋取出方法であって、隙間形成部60を移動させて、隙間形成部60の先端部62を、袋積層体100の上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付ける工程と、隙間形成部60を移動させて、隙間形成部60を袋積層体100に接触させる工程と、隙間形成部60を移動させて、袋積層体100における鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する工程と、隙間115内に保持部40の一部を進入させる工程と、保持部40により、隙間115よりも上方に位置する袋110を保持する工程と、保持部40により保持された袋110を袋積層体100から移動させる工程と、を含む。
The bag take-out method of the present embodiment uses a bag take-out
このような袋取出装置30及び袋取出方法によれば、隙間形成部60を用いて袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成した後に、保持部40(第2挟持部材50b)をその隙間115内に進入させるので、保持部40と袋110とが互いに擦れ合うことを効果的に抑制することができる。これにより、袋110に傷が生じることを抑制することが可能になる。この効果は、とりわけ、袋積層体100に含まれる袋110が鉛直方向dvに積層されている場合に顕著に発揮される。
According to the bag take-out
本実施形態の袋取出装置30では、保持部40は、所定の数の袋110を挟持する一対の挟持部材50を有し、制御部80は、隙間形成部60が隙間115を形成して停止した状態で、一対の挟持部材50の一方を隙間115内に進入させる。
In the bag take-out
このような袋取出装置30によれば、一対の挟持部材50の一方を隙間115内に進入させる際に、隙間形成部60が停止しているので、隙間形成部60と袋110とが互いに擦れ合うことを抑制することができる。これにより、袋110に傷が生じることをさらに抑制することができる。
According to the bag take-out
本実施形態の袋取出装置30では、制御部80は、先端部62が袋積層体100内に進入し且つ上方に移動するように隙間形成部60を移動させて、隙間115を形成する。
In the bag take-out
このような袋取出装置30によれば、隙間形成部60の先端部62より上方に位置する袋110が撓んで先端部62からずり落ちることを抑制することができる。
According to such a bag take-out
なお、上述した実施形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、上述した実施形態の変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。 Various modifications can be made to the above-described embodiment. Modifications of the above-described embodiment will be described below with appropriate reference to the drawings. In the following description and the drawings used in the following description, the same reference numerals as those used for the corresponding portions in the above-described embodiment are used for the portions that can be configured in the same manner as in the above-described embodiment. Description is omitted.
図11は、袋取出装置30の一変形例を示す側面図であり、図12及び図13は、本変形例の袋取出装置30を用いた袋取出方法について説明する図である。
FIG. 11 is a side view showing a modification of the bag take-out
本変形例の隙間形成部60の先端(先端部62の端縁)は、袋積層体100の側面(袋110の端縁)に対面する先端面62aを有している。先端面62aは、平面を含んでもよい。図11~図13に示された例では、先端面62aは、鉛直方向dvに延びる平面を含んでいる。図示された例では、先端部62は、その端縁に向かって略一定の厚さを有している。先端面62aには、摩擦部材63が取り付けられている。摩擦部材63は、例えば、ゴム等のエラストマ等の部材で構成される。本変形例の袋取出装置30の他の部分については、上述した実施形態の袋取出装置30と同様に構成されるので、詳細な説明は省略する。
The tip (the edge of the tip portion 62) of the
図11~図13を参照して、本変形例の袋取出装置30を用いた袋取出方法について説明する。
With reference to FIGS. 11 to 13, a bag take-out method using the bag take-out
図11は、上述した実施形態の図5に対応する図である。図示されているように、隙間形成部60を移動して、隙間形成部60の先端部62を、袋積層体100の上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付ける工程を行う。このとき、隙間形成部60の先端に設けられた摩擦部材63が、袋積層体100の側面(袋110の端縁)に対面する。
FIG. 11 is a diagram corresponding to FIG. 5 of the embodiment described above. As shown in the figure, the
次に、隙間形成部60を移動させて、隙間形成部60を袋積層体100に接触させる(図12参照)。本実施形態では、隙間形成部60の先端が先端面62aを有しているので、上述した実施形態とは異なり、先端部62は、袋積層体100の側面(袋110の端縁)に当接する一方、袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間には挿入されない。
Next, the
次に、隙間形成部60を移動させて、袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する(図13参照)。本変形例では、制御部80により移動機構20の各関節24を制御して、隙間形成部60の先端部62が袋積層体100へ向けて移動するとともに上方に移動するように隙間形成部60を移動させる。このとき、摩擦部材63と接触している袋110の端縁は、摩擦部材63と当該袋110の端縁との間に作用する摩擦力により、隙間形成部60とともに上方へ移動する。これにより、隙間形成部60とともにその端縁が上方へ移動した袋110と、その下方に位置する袋110との間に、隙間115が形成される。その後、この隙間115内に保持部40の一部を進入させる。その他の工程については、上述した実施形態の袋取出方法と同様であるので、詳細な説明は省略する。
Next, the
本変形例によっても、先端面62a(摩擦部材63)を有する隙間形成部60を用いて袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成した後に、保持部40(第2挟持部材50b)をその隙間115内に進入させるので、保持部40と袋110とが互いに擦れ合うことを効果的に抑制することができる。これにより、袋110に傷が生じることを抑制することが可能になる。
According to this modification as well, after the
なお、図11~図13を参照して上述した変形例では、隙間形成部60の先端面62aに摩擦部材63が取り付けられているが、これに限られず、摩擦部材63を省略し、隙間形成部60の先端面62aを粗面化することによって、先端面62aと袋110の端縁との間に作用する摩擦力を大きくしてもよい。また、先端面62aに凹凸を設けることによって、この凹凸に袋110の端縁が引っかかって当該袋110の端縁が持ち上げられるようにしてもよい。
In the modification described above with reference to FIGS. 11 to 13, the
図14~図22を参照して、袋取出装置の他の変形例について説明する。図14は、袋取出装置30の他の変形例を示す側面図であり、図15及び図16は、袋取出装置30の隙間形成部60を拡大して示す図であり、図17~図22は、袋取出装置30を用いた袋取出方法について説明する図である。
Another modification of the bag take-out device will be described with reference to FIGS. 14 to 22. FIG. 14 is a side view showing another modification of the bag take-out
図14に示された例では、袋取出装置30は、袋取出装置30を移動機構20に取り付けるための取付けブラケット32と、保持部40を支持するための保持部支持ブラケット34と、隙間形成部60を支持するための隙間形成部支持アーム37と、を含んでいる。本変形例の袋取出装置30は、検出部70をさらに含んでいる。本変形例の検出部70は、図3を参照して説明した検出部70と同様に構成され得るので、詳細な説明は省略する。取付けブラケット32は、移動機構20の先端、とりわけ向き調整機構26に対して固定的に取り付けられている。すなわち、向き調整機構26の回転体が回転すると、取付けブラケット32も回転体とともに回転する。取付けブラケット32の移動機構20と反対側には、保持部支持ブラケット34が取り付けられている。保持部支持ブラケット34には、隙間形成部支持アーム37が取り付けられている。
In the example shown in FIG. 14, the bag take-out
保持部40は、一対の挟持部材50と、一対の挟持部材50の開閉を駆動する開閉駆動部56と、挟持部材50の進退を駆動する進退駆動部42と、を含んでいる。保持部40は、一対の挟持部材50により、袋積層体100に含まれる所定の数の袋110を保持する。具体的には、一対の挟持部材50の間に所定の数の袋110を挟み込み、一対の挟持部材50の先端を互いに近づけて閉状態にすることにより、所定の数の袋110を保持する。
The holding
一対の挟持部材50は、相対的に上方に位置する第1挟持部材50aと、相対的に下方に位置する第2挟持部材50bと、を含んでいる。進退駆動部42は、保持部支持ブラケット34に取り付けられている。進退駆動部42は、例えばエアシリンダで構成され、進退方向(図14では左右方向)に進退可能な進退軸44を有している。進退軸44の先端、すなわち進退駆動部42の本体と反対側の端部、には連結プレート46が取り付けられている。連結プレート46は、進退軸44と挟持部材50とを連結することを意図されている。また、連結プレート46の進退駆動部42の反対側には、挟持部材支持ブラケット48が固定的に取り付けられている。挟持部材支持ブラケット48の連結プレート46の反対側には、第2挟持部材50bが固定的に取り付けられている。また、挟持部材支持ブラケット48には、開閉駆動部支持ブラケット49が固定的に取り付けられている。
The pair of holding members 50 includes a first holding member 50a located relatively upward and a second holding member 50b located relatively downward. The advance/
挟持部材支持ブラケット48には、支持軸52を介して第1挟持部材50aが取り付けられている。第1挟持部材50aは、挟持部材支持ブラケット48に対して、支持軸52周りに回動可能に配置されている。第1挟持部材50aは、本体部50a1の基端側の部分から下方に延びる取付け部50a2と、本体部50a1の基端側の部分から下方に延びるレバー部50a3とを含んでいる。支持軸52は、取付け部50a2に位置している。したがって、支持軸52は、本体部50a1から下方にずれて位置している。
A first holding member 50 a is attached to the holding
開閉駆動部56は、例えばエアシリンダで構成され、開閉駆動部56の本体部に対して進退可能な駆動軸57を有している。駆動軸57の先端、すなわち開閉駆動部56の本体と反対側の端部、には被駆動軸54を介して第1挟持部材50aのレバー部50a3が取り付けられている。被駆動軸54は、第1挟持部材50aの本体部50a1から下方にずれて位置している。第1挟持部材50aは、駆動軸57に対して被駆動軸54周りに回動可能である。なお、開閉駆動部56は、支持軸58を介して開閉駆動部支持ブラケット49に取り付けられている。
The opening/
本実施形態では、進退駆動部42の進退軸44が進退することにより、一対の挟持部材50は、隙間形成部60に対して進退移動する。具体的には、進退駆動部42の進退軸44が、進退駆動部42の本体部から突出するように移動することにより、一対の挟持部材50は、隙間形成部60に対して前進する(図14では左へ移動する)。また、進退駆動部42の進退軸44が、進退駆動部42の本体部へ没入するように移動することにより、一対の挟持部材50は、隙間形成部60に対して後退する(図14では右へ移動する)。
In the present embodiment, the pair of holding members 50 move forward and backward with respect to the
また、本実施形態では、開閉駆動部56の駆動軸57が進退することにより、一対の挟持部材50が開閉する。具体的には、開閉駆動部56の駆動軸57が、開閉駆動部56の本体部から突出するように移動することにより、第1挟持部材50aの先端が、第2挟持部材50bの先端から離れ、一対の挟持部材50は開状態となる。また、開閉駆動部56の駆動軸57が、開閉駆動部56の本体部へ没入するように移動することにより、第1挟持部材50aの先端が、第2挟持部材50bの先端へ近づき、一対の挟持部材50は閉状態となる。
Further, in this embodiment, the pair of clamping members 50 are opened and closed by advancing and retreating the
図15及び図16を参照して、本変形例の隙間形成部60について説明する。隙間形成部支持アーム37の先端部には、隙間形成部60の少なくとも一部を収容する収容凹部37aが形成されている。本変形例では、隙間形成部60は、接触部材65と、付勢部材67と、を備えている。接触部材65は、袋積層体100に接触可能に構成された部材である。接触部材65は、本体部65aと、摩擦部材63と、を有している。摩擦部材63は、本体部65aの前端に取り付けられている。ここで、接触部材65及び本体部65aにおいて、袋積層体100に近接する側の端部を前端、袋積層体100から離間する側の端部を後端とする。本体部65aは、金属材料、樹脂材料等により形成され得る。摩擦部材63は、袋積層体100における鉛直方向dvに隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する際に、袋積層体100(袋110)に接触することを意図された部材である。摩擦部材63は、例えば、ゴム等のエラストマ等の部材で構成される。
The
本変形例では、収容凹部37a内に、接触部材65を支持する支持部材69が配置されている。支持部材69は、収容凹部37aと接触部材65との間に配置され、収容凹部37aに対して固定されている。支持部材69は、接触部材65の本体部65aを支持する。接触部材65は、その軸線方向に沿って移動可能に支持部材69に支持される。本変形例では、接触部材65の本体部65aの後端に鍔部65bが設けられている。鍔部65bは、本体部65aの軸線と直交する方向の寸法(幅)が大きくされている。すなわち、鍔部65bの幅は、本体部65aにおける他の部分の幅よりも大きい。鍔部65bは、支持部材69から抜け出ることがない形状及び寸法を有している。これにより、接触部材65は、収容凹部37aから外へ向けて抜け出ることがない。
In this modified example, a
付勢部材67は、接触部材65を袋積層体100に向かって付勢するための部材である。付勢部材67は、接触部材65(本体部65a)の後端と、収容凹部37aとの間に配置されている。付勢部材67としては、例えばコイルバネ等の弾性部材を用いることができる。接触部材65に押圧力が作用していない場合には、図15に示されるように、接触部材65は、収容凹部37aから比較的大きく突出する。接触部材65が袋積層体100に接触して接触部材65が袋積層体100を押圧すると、接触部材65は、袋積層体100から押圧力(反力)を受ける。これにより、図16に示されるように、接触部材65は、付勢部材67の付勢力に抗して収容凹部37a内へ向けて移動し、接触部材65の収容凹部37aからの突出量は小さくなる。このとき、付勢部材67が接触部材65(本体部65a)の後端と、収容凹部37aとの間で圧縮される。これにより、圧縮された付勢部材67は、接触部材65(本体部65a)の後端に対して付勢力を作用させる。接触部材65が袋積層体100から離間して、接触部材65に作用する押圧力が解除されると、付勢部材67の付勢力により、接触部材65は、収容凹部37aから突出するように移動して図15に示す状態に戻る。本変形例では、接触部材65が袋積層体100に接触した際に、付勢部材67は、水平方向に沿って接触部材65を付勢するように構成されている。
The biasing
次に、図17~図22を参照して、本変形例の袋取出装置30を用いた袋取出方法について説明する。
Next, referring to FIGS. 17 to 22, a method of taking out bags using the bag taking out
まず、積層体保持部120に、袋積層体100を載置する。次に、袋積層体100の上面100aの高さを検出する。上面100aの高さの検出は、図4を参照して説明した例と同様に実施され得るので、詳細な説明は省略する。
First, the bag laminate 100 is placed on the
図17に示されているように、隙間形成部60を移動して、隙間形成部60の接触部材65の先端を、袋積層体100の上面100aより所定の距離だけ低い高さに位置付ける工程を行う。このとき、接触部材65の先端に設けられた摩擦部材63が、袋積層体100の側面(袋110の端縁)に対面する。この工程は、図5を参照して説明した例と同様に実施され得るので、詳細な説明は省略する。
As shown in FIG. 17, the step of moving the
隙間形成部60を移動させて、接触部材65の先端(摩擦部材63)を袋積層体100の側面(袋110の端縁)に接触させる(図18参照)。本変形例では、制御部80により移動機構20の各関節24を制御して、接触部材65の先端が袋積層体100へ向けて移動するように隙間形成部60を移動させる。
The
隙間形成部60を移動させて、袋積層体100における隣り合う2つの袋110の間に隙間115を形成する(図19参照)。本変形例では、制御部80により移動機構20の各関節24を制御して、隙間形成部60の先端部62が袋積層体100へ向けて移動するとともに上方に移動するように隙間形成部60を移動させる。このとき、摩擦部材63と接触している袋110の端縁は、摩擦部材63と当該袋110の端縁との間に作用する摩擦力により、隙間形成部60とともに上方へ移動する。これにより、隙間形成部60とともにその端縁が上方へ移動した袋110と、その下方に位置する袋110との間に、隙間115が形成される。
By moving the
このとき、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられると、袋積層体100に含まれる袋110が大きく曲がり、袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりするおそれがある。また、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられると、袋110における接触部材65と接触した部分が変形したり、当該部分に傷が生じたりするおそれもある。本変形例では、接触部材65は、隙間形成部支持アーム37(収容凹部37a)に対して、進退可能に構成されている。また、本変形例の隙間形成部60は、接触部材65を袋積層体100に向かって付勢する付勢部材67を有している。したがって、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられた場合に、付勢部材67の付勢力により適切な押し付け力を確保しながらも、接触部材65を袋積層体100から離間する方向に移動させ、接触部材65による袋積層体100への押し付け力を緩和することができる。これにより、袋110が大きく曲がることによって袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりすることを抑制することが可能になる。また、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられることにより袋110における接触部材65と接触した部分が変形したり、当該部分に傷が生じたりすることを抑制することもできる。
At this time, if the
また、本変形例では、接触部材65が袋積層体100に接触した際に、付勢部材67は、水平方向に沿って接触部材65を付勢するように構成されている。これにより、袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりすることを、さらに効果的に抑制することができる。
In addition, in this modification, the biasing
次に、隙間115内に保持部40の一部を進入させる(図20参照)。とりわけ、隙間形成部60が隙間115を形成して停止した状態で、制御部80により進退駆動部42を制御して、第2挟持部材50bの本体部50b1の先端部を隙間115内に進入させる。この工程は、図8を参照して説明した例と同様に実施され得るので、詳細な説明は省略する。
Next, part of the holding
次に、隙間形成部60を、袋積層体100から離間する方向に移動させ、接触部材65を袋積層体100から離間させる(図21参照)。これにより、接触部材65から袋積層体100に作用する押圧力が解除され、第2挟持部材50bよりも上方に位置する袋110が第2挟持部材50b上に落下する。
Next, the
その後、保持部40により、第2挟持部材50b上に位置する袋110を保持する(図22参照)。制御部80により開閉駆動部56を制御して、一対の挟持部材50を閉状態とする。図示された例では、制御部80の制御下で、開閉駆動部56の駆動軸57を、開閉駆動部56の本体部へ没入するように移動させる。これにより、第1挟持部材50aの先端が第2挟持部材50bの先端へ近づき、一対の挟持部材50が閉状態となる。一対の挟持部材50が閉状態となることにより、第2挟持部材50b上に位置する袋110が、一対の挟持部材50の間に挟持される。
After that, the
ここで、接触部材65が袋積層体100に接触した状態のまま袋110を一対の挟持部材50の間に挟持するようにすると、挟持部材50の移動により挟持されるべき袋110が動き、接触部材65と袋積層体100とが擦れ合うことがある。この場合、袋110における接触部材65と接触した部分が変形したり、当該部分に傷が生じたりするおそれがある。本変形例では、接触部材65を袋積層体100から離間させた後に袋110の挟持を行うので、接触部材65と袋積層体100とが擦れ合うことによって袋110に変形や傷が生じたりすることを抑制することができる。
Here, if the
また、接触部材65が袋積層体100から離間した状態で、第2挟持部材50bを大きく動かすと、第2挟持部材50b上に位置する袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりするおそれがある。本変形例では、挟持されるべき袋110の上方に位置する第1挟持部材50aを動かして当該袋110を挟持することにより、第2挟持部材50b上に位置する袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりすることを抑制することができる。
Further, when the
その他の工程については、上述した実施形態の袋取出方法と同様であるので、詳細な説明は省略する。 Other steps are the same as those of the bag removing method of the embodiment described above, so detailed description thereof will be omitted.
本変形例の袋取出装置30では、隙間形成部60は、袋積層体100に接触可能な接触部材65と、接触部材65を袋積層体100に向かって付勢する付勢部材67と、を含む。
In the bag take-out
このような袋取出装置30によれば、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられた場合に、付勢部材67の付勢力により適切な押し付け力を確保しながらも、接触部材65を袋積層体100から離間する方向に移動させ、接触部材65による袋積層体100への押し付け力を緩和することができる。これにより、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられて袋110が大きく曲がることによって袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりすることを抑制することが可能になる。また、接触部材65が袋積層体100へ強く押し付けられることにより袋110における接触部材65と接触した部分が変形したり、当該部分に傷が生じたりすることを抑制することもできる。
According to the bag take-out
本変形例の袋取出装置30では、付勢部材67は、水平方向に沿って接触部材65を付勢する。
In the bag take-out
このような袋取出装置30によれば、袋110が位置ずれを起こしたり袋積層体100から崩れ落ちたりすることを、さらに効果的に抑制することができる。
According to the bag take-out
10 袋供給装置
20 移動機構
22 アーム
24 関節
26 向き調整機構
30 袋取出装置
40 保持部
42 進退駆動部
44 進退軸
50 挟持部材
50a 第1挟持部材
50b 第2挟持部材
52 支持軸
54 被駆動軸
56 開閉駆動部
57 駆動軸
58 支持軸
60 隙間形成部
62 先端部
62a 先端面
63 摩擦部材
64 支持軸
65 接触部材
66 第1バネ係止部
67 付勢部材
68 第2バネ係止部
70 検出部
72 揺動レバー
72a 先端部
72b 基端部
74 支持軸
76 検出センサ
80 制御部
100 袋積層体
100a 上面
110 袋
115 隙間
120 積層体保持部
10
Claims (7)
前記所定の数の袋を保持する保持部と、
前記保持部と別体に構成され、前記袋積層体に接触して前記袋積層体における前記鉛直方向に隣り合う2つの前記袋の間に隙間を形成する隙間形成部と、を備えた袋取出装置。 A bag take-out device for taking out a predetermined number of bags from a bag stack including a plurality of bags stacked in a vertical direction,
a holding unit that holds the predetermined number of bags;
a gap forming part that is separate from the holding part and is in contact with the bag stack to form a gap between the two bags that are adjacent to each other in the bag stack in the vertical direction. Device.
前記制御部は、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部の先端部を、前記袋積層体の上面より所定の距離だけ低い高さに位置付け、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部を前記袋積層体に接触させ、
前記隙間形成部を移動させて、前記袋積層体における前記鉛直方向に隣り合う2つの前記袋の間に前記隙間を形成し、
前記隙間内に前記保持部の一部を進入させ、
前記保持部により、前記隙間よりも上方に位置する前記袋を保持し、
前記保持部を移動させて、前記保持部により保持された前記袋を前記袋積層体から移動させる制御を行う、請求項1に記載の袋取出装置。 further comprising a control unit,
The control unit
moving the gap forming part to position the tip of the gap forming part at a height lower than the upper surface of the bag stack by a predetermined distance;
moving the gap forming part to bring the gap forming part into contact with the bag laminate;
moving the gap forming part to form the gap between two bags adjacent to each other in the vertical direction in the bag stack;
causing a portion of the holding portion to enter the gap;
The holding portion holds the bag positioned above the gap,
2. The bag unloading apparatus according to claim 1, wherein control is performed to move the holding portion to move the bag held by the holding portion from the bag stack.
前記制御部は、前記隙間形成部が前記隙間を形成して停止した状態で、前記一対の挟持部材の一方を前記隙間内に進入させる、請求項2に記載の袋取出装置。 The holding unit has a pair of holding members that hold the predetermined number of bags,
3. The bag removing device according to claim 2, wherein said control section causes one of said pair of holding members to enter said gap in a state where said gap forming section forms said gap and stops.
前記袋積層体に接触可能な接触部材と、
前記接触部材を前記袋積層体に向かって付勢する付勢部材と、を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の袋取出装置。 The gap forming portion is
a contact member capable of contacting the bag laminate;
The bag take-out device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a biasing member that biases the contact member toward the bag stack.
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部の先端部を、前記袋積層体の上面より所定の距離だけ低い高さに位置付ける工程と、
前記隙間形成部を移動させて、前記隙間形成部を前記袋積層体に接触させる工程と、
前記隙間形成部を移動させて、前記袋積層体における前記鉛直方向に隣り合う2つの前記袋の間に隙間を形成する工程と、
前記隙間内に前記保持部の一部を進入させる工程と、
前記保持部により、前記隙間よりも上方に位置する前記袋を保持する工程と、
前記保持部により保持された前記袋を前記袋積層体から移動させる工程と、を含む袋取出方法。 Bag stacking including a plurality of bags stacked in the vertical direction by using a bag take-out device having a holding portion for holding a predetermined number of bags and a gap forming portion configured separately from the holding portion. A bag removing method for removing a predetermined number of bags from a body,
a step of moving the gap forming part to position the tip of the gap forming part at a height lower than the upper surface of the bag stack by a predetermined distance;
a step of moving the gap forming part to bring the gap forming part into contact with the bag laminate;
a step of moving the gap forming part to form a gap between two bags that are adjacent to each other in the vertical direction in the bag stack;
a step of entering a portion of the holding portion into the gap;
holding the bag positioned above the gap by the holding part;
and a step of moving the bag held by the holding part from the bag stack.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021089490 | 2021-05-27 | ||
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7453429B1 (en) | 2023-01-06 | 2024-03-19 | 株式会社 杉本カレンダー | Paper sheet separation device |
-
2021
- 2021-11-30 JP JP2021194854A patent/JP2022182961A/en active Pending
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