JP2022178894A - 自立型発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】完全に自立的なエネルギー源を利用し、かつ、小型が容易な自立型発電装置を提供すること。【解決手段】自立型発電装置100は、固定部材21,22と、可動部材30と、固定部材21,22と可動部材30との間に組み込まれるカシミール素子KDと、可動部材30の振動を電力に変換するエネルギー変換部50とを備え、カシミール素子KDは、横カシミール力によって可動部材30の振動を維持するように作用する。【選択図】図1

Description

本発明は、カシミール力を利用した自立型発電装置に関し、特に小型でエネルギー源を必要としない自立型発電装置に関する。
送配電が不要な自立型発電として、太陽光エネルギーを利用する太陽光発電、周囲から供給される光、振動、熱等を利用する環境発電等が知られている。しかしながらこれらの発電方法は、エネルギー源として不安定な自然エネルギー等を用いており、環境に依存して発電量が変動する。環境等に依存しない完全自立型発電は、将来の網羅的分散型発電時代を切り開くものである。なお、原子力発電は、実質的に完全自立型発電であるといえるが、設備規模が大きく、分散型の小型発電に向かない。
完全に自立的なエネルギー源を利用した発電方法として、量子ゆらぎによって陰陽のゆらぎである電子及び陽電子の対生成が生じる現象からエネルギーを取り出す装置の提案が公知となっている(特許文献1~3等)。特に特許文献1は、ゆらぎを物体の共振の形で取り出し、それを電気に変換することを提案するものであり、対向配置された一対の電極間に弾性体としてカーボン・ナノ・チューブを挟み、一対の電極間に生じるカシミール力の振動を圧電型のカンチレバーで取り出している。
しかしながら、微細なカンチレバーやカーボン・ナノ・チューブを多数組み込んだ小型の発電装置を簡易に作製することはできない。また、仕事に相当する力の作用する距離を稼ぐことは容易でない。
米国特許公開2020/0321514号 米国特許7379286号 米国特許公開2020/0358376号
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、完全に自立的なエネルギー源を利用し、かつ、小型が容易かつ実用に耐える規模のエネルギーを取り出せる自立型発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る自立型発電装置は、固定部材と可動部材との間に組み込まれるカシミール素子と、可動部材の振動を電力に変換するエネルギー変換部とを備え、カシミール素子は、横カシミール力によって可動部材の振動を維持するように作用する。ここで、横カシミール力は、カシミール素子を構成する導体要素本体が延びる方向に沿って発生する力を意味する。
上記自立型発電装置では、カシミール素子は、横カシミール力によって可動部材の振動を維持するように作用するので、カシミール素子を構成する一方の導体要素本体を、他方の導体要素本体に対して間隔を保ちつつ位置ずれさせる横変位のストロークを大きくすることができ、エネルギーの効率的な取り出しが可能になる。これにより、小型であっても発電量を大きくすることができる。なお、カシミール素子は、一対の導体板間に生じるカシミール力を用いるエネルギー素子であり、1948年にヘンドリック・カシミールが導いた原理を基礎とするものである。
本発明の具体的な側面によれば、上記自立型発電装置において、カシミール素子は、導電性を有する一対の平板状部材を対向配置した構造を有する。一対の平板状部材が近づくことで大きなカシミール力が発生する。
本発明の別の側面によれば、一対の平板状部材は、振動方向に周期的に形成された突起群をそれぞれ有し、突起群は、対向配置されている。この場合、可動部材が横カシミール力に平行な振動方向に振動し、安定した発電が可能になる。
本発明のさらに別の側面によれば、可動部材は、弾性部材を介して固定部材に支持されて横カシミール力に平行な振動方向に変位可能である。この場合、可動部材の振動が効率的なものとなる。
本発明のさらに別の側面によれば、カシミール素子を複数組み合わせて櫛歯型に配列した動力源アレイを備える。この場合、多数のカシミール素子を省スペースで多数集積することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、カシミール素子は、配列方向に直交する振動方向にカシミール力を発生させる。
実施形態の自立型発電装置を説明する平面図である。 (A)は、カシミール素子の拡大平面図であり、(B)は、カシミール素子の別の例を説明する図である。 (A)及び(B)は、カシミール素子の変形例を説明する部分拡大図である。 カシミール素子KDの別の変形例を説明する部分拡大図である。
以下、図1等を参照して、本発明の一実施形態である自立型発電装置について説明する。自立型発電装置100は、量子電磁真空場のカシミール力を内的エネルギー源とする発電機であり、第1及び第2固定部材21,22と、可動部材30と、カシミール駆動部40と、エネルギー変換部50とを備える。
第1及び第2固定部材21,22は、アンカー71,72に支持されて固定されている。可動部材30は、XZ面に沿って延びる矩形板状体であり、4つの細く薄い板状の弾性部材61を介してアンカー73,74に支持され、X方向に可動な状態となっている。カシミール駆動部40は、第1固定部材21と可動部材30の+X側端との間に設けられた櫛歯状の第1駆動部41と、第2固定部材22と可動部材30の-X側端との間に設けられた櫛歯状の第2駆動部42とを含む。
第1駆動部41は、第1固定部材21に固定された平板状部材41aと、可動部材30に固定された平板状部材41bとを交互に配列した動力源アレイである。つまり、第1駆動部(動力源アレイ)41は、一対の対向する平板状部材41a,41bからなるカシミール素子KDをZ方向に多数積層又は集積したものとなっている。また、第2駆動部42は、第2固定部材22に固定された平板状部材42aと、可動部材30に固定された平板状部材42bとを交互に配列した動力源アレイである。つまり、第2駆動部(動力源アレイ)42は、一対の対向する平板状部材42a,42bからなるカシミール素子KDをZ方向に多数積層又は集積したものとなっている。カシミール素子KDを構成する平板状部材41a,41b,42a,42bは、少なくとも表面において導電性を有し、電位が生じない状態となっている。つまり、平板状部材41a,41b,42a,42bの電極は、グランドにアースされている状態である。平板状部材41a,41b,42a,42bの表面に金属膜を形成することで表面の導電性を確保することができる。金属膜の形成方法としては、目的とする形状精度を実現できる各種成膜手法を用いることができる。平板状部材41a,41b,42a,42bは、積層方向であるZ方向に垂直なXY面に平行に延び、略同一形状を有する。平板状部材41a,41bは、Z方向に等間隔で交互に配列され、平板状部材42a,42bは、Z方向に等間隔で交互に配列されている。ただし、第1駆動部41において、図面上で相対的に左側に配置される平板状部材41aと、これに対して図面上で右隣りに配置される平板状部材41bとがカシミール素子KDを構成し、図面上で相対的に右側に配置される平板状部材41aと、これに対して図面上で左隣りに配置される平板状部材41bとは、比較的大きく離間し、カシミール素子KDとして機能していない。カシミール素子KDを構成する一対の平板状部材41a,41bの間隔は、例えば5~100nm程度に設定される。また、第2駆動部42において、図面上で相対的に右側に配置される平板状部材42aと、これに対して図面上で左隣りに配置される平板状部材42bとがカシミール素子KDを構成し、図面上で相対的に左側に配置される平板状部材42aと、これに対して図面上で右隣りに配置される平板状部材42bとは、比較的大きく離間し、カシミール素子KDとして機能していない。カシミール素子KDを構成する一対の平板状部材42a,42bの間隔は、例えば5~100nm程度に設定される。
第1固定部材21は、XY平面に平行に延びる板バネ71aを介してアンカー71に支持され、Z方向に微動可能になっている。位置調整装置81は、アンカー71に固定されて第1固定部材21をZ方向に移動させることができ、アンカー71に対する第1固定部材21の位置をZ方向に関して微調整することができる。この結果、第1駆動部41を構成するカシミール素子KDの一対の平板状部材41a,41bの間隔を増減調整することができる。第2固定部材22は、XY平面に平行に延びる板バネ72aを介してアンカー72に支持され、Z方向に微動可能になっている。位置調整装置82は、アンカー72に固定されて第2固定部材22をZ方向に移動させることができ、アンカー72に対する第2固定部材22の位置をZ方向に関して微調整することができる。この結果、第2駆動部42を構成するカシミール素子KDの一対の平板状部材42a,42bの間隔を増減調整することができる。位置調整装置81,82は、例えばピエゾ素子等で形成され、不図示の駆動回路によって所望の長さに伸縮させることができる。
4つの弾性部材61は、XY面に平行に延びる一対の平面を有しZ方向に細長く延びる平板であり、略同一形状を有する。弾性部材61は、その形状に由来して撓み変形し、アンカー73,74を根元として、先端が±X方向に変位可能となっている。これにより、可動部材30に対してX方向の外力を与えると、可動部材30を外力に応じて近似的に1次関数で増加する変位量で変位させることができる。つまり、可動部材30は、第1駆動部41及び第2駆動部42からの力を受けて±X方向に弾性的に往復振動可能になっている。
エネルギー変換部50は、詳細な説明を省略するが、可動部材30に固定されたコイル、磁性体等の電磁的要素と、自立型発電装置100のケース98に固定された電磁的要素と、整流回路とを有し、可動部材30に固定された電磁的要素の変位によって起電力を生じさせ、直流電流を出力する。
以上において、アンカー71,72,73,74は、ケース98の底板部98bにアライメントして固定されている。また、第1及び第2固定部材21,22、可動部材30、カシミール駆動部40、及びアンカー71,72,73,74は、Siウェハ等を加工して一括して形成されたMEMSデバイス100aであり、減圧されたケース98内に収納されている。このようなMEMSデバイス100aを含む自立型発電装置100を櫛歯型マイクロアクチュエータと呼ぶ。
以上では、ケース98の底板部98bがアンカー71,72,73,74等に対して別体であるとしたが、底板部98bを含めてSiウェハから形成することができ、ケース98の天板(不図示)等をSiウェハの基板に固定することができる。
MEMSデバイス100a又は櫛歯型マイクロアクチュエータは、例えばX方向及びZ方向に2次元的に配列することができる。また、櫛歯型マイクロアクチュエータは、Y方向に多数積層することができる。
図2(A)を参照して、カシミール素子KDの一対の対向面11,12には、周期的に厚みを増減させる突起群15,16が形成されている。突起群15,16を構成する凸部13,14は、可動方向及び配列方向に対して垂直なY方向に関して一様に延び、可動方向に平行なX方向に関して正弦関数的に突起量が増減する。このようなカシミール素子KDの場合、X方向に発生する横カシミール力を利用することができ、可動部材30が共振する可動方向に関して強制的な横振動力を発生させることができる。つまり、カシミール素子KDは、横カシミール力によって可動部材30の振動を維持するように作用する。横カシミール力については、原子間力顕微鏡を用いて実測されている(Chen, et al., Phys. Rev. A66, 032113 (2002)参照)。図示のカシミール素子KDの場合、横カシミール力Ecは、一対の対向面11,12の間隔をzとし、一対の対向面11,12のX方向に関する重なりをxとし、凸部13,14の振幅量をA1,A2とし、凸部13,14の周期をΛとして、
Figure 2022178894000002
で与えられる。
図2(B)は、参考例であり、カシミール素子KDの一対の対向面11,12を平面とした場合を示している。横カシミール力Ecは、一対の対向面11,12の間隔をzとし、一対の対向面11,12のX方向に関する重なりをxとし、一対の対向面11,12のY方向の奥行幅をLとして、
Figure 2022178894000003
で与えられる。この場合、力が一定になって振動となりにくく、電力を有効に或いは効率的に取り出すことができない。
以下、具体例について説明する。MEMSデバイス100aを構成する、第1及び第2固定部材21,22、可動部材30、カシミール駆動部40、及びアンカー71,72,73,74の厚み(Y方向の奥行)は、すべて25μmとした。また、弾性部材61は、長手方向であるZ方向の長さが1000μmであり、X方向の厚みが4μmである。なお、弾性部材61のY方向の厚みは、記述のように25μmである。図2(A)に示すようなカシミール素子KDからなる櫛歯の総数は100であるとした。カシミール素子KDを構成する一対の対向面11,12を構成する突起群15,16が便宜上階段状の断面を有する金属導体の櫛歯であると仮定し、突起群15,16を構成する対向面11,12の間隔をベースラインで30nmかつ最近で10nmとし、凸部13,14の振幅量を10nmとし、凸部13,14の周期を40nmとし、対向面11,12の奥行を25μmとして計算とした場合、凸部13,14の1周期当たりに10ナノ・ニュートンの横カシミール力の発生が期待される。その際の縦カシミール力は、相互間の横シフトが4分の1周期のとき凸部13,14の1周期当たりに33ナノ・ニュートン程度となる。現実には、階段状とせず連続的に変化する形状(例えばサイン波状)とすることで滑らかな振動を生じさせるが、上記具体例のカシミール素子群を構成するカシミール素子KDの総数が100であり、カシミール素子KDの振幅を一対の対向面11,12のX方向に関する初期の重なり20μmと同等とし、周波数を10KHzとして、カシミール素子群から0.2μW程度の振動エネルギーを取り出すことができると見積もることができる。1つのカシミール素子群の規模が1mm程度であるとし、上記具体例のカシミール素子KDを2次元配列すると、最大の効率で20μW/cm程度、さらに多層の3次元配列にすると、必要な厚さを櫛歯の高さ25μmの倍である50μmとすると4mW/cm程度の振動エネルギーを取り出すことが見込まれる。
上記実施形態の自立型発電装置100は、固定部材21,22と、可動部材30と、固定部材21,22と可動部材30との間に組み込まれて、同一方向にカシミール力を発生させ可動部材30を振動させる多数のカシミール素子KDと、可動部材30の振動を電力に変換するエネルギー変換部50とを備え、カシミール素子KDは、横カシミール力によって可動部材30の振動を維持するように作用する。この装置では、多数のカシミール素子KDが同一方向に横カシミール力を発生させ可動部材50を振動させることができる。また、カシミール素子KDが集積され、振動周波数を大きくすることができるので、小型であっても発電量を大きくすることができる。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1及び第2固定部材21,22、可動部材30、カシミール駆動部40等の形状や配置は単なる例示であり、集積度や用途に応じて様々な形状や配置を採用することができる。
図3(A)は、カシミール素子KDの変形例を説明する部分拡大図である。この場合、第1駆動部41又は第2駆動部42を構成するカシミール素子KDの一対の対向面11,12には、2つの凸部13,14が形成されている。この場合、各対向面11,12に2つの凸部13,14が形成されているが、各対向面11,12に1つの凸部13,14を形成してもよい。凸部13,14の高さや幅は、可部材30の質量、弾性部材61の弾性率、エネルギー変換部50の機構等を考慮して適宜設定することができる。
図3(B)に示すように、凸部13,14は矩形断面を有しY方向に延びる凸条であってもよい。
図示を省略するが、凸部13,14の繰り返し周期は、一方の対向面11と他方の対向面12とで異なってもよく、凸部13,14の高さも、一方の対向面11と他方の対向面12とで異なってもよい。
図4は、カシミール素子KDの別の変形例を説明する部分拡大図である。この場合、固定部材120が、薄板状で、ケースの底板部98b上に固定され、薄板状の可動部材130が、固定部材120の上方に固定部材120に対向して配置されている。可動部材130は、弾性部材61に支持されており、X方向に変位可能となっている。固定部材120の上側には、平板状部材141aが層状に形成され、可動部材130の下側には、平板状部材141bが層状に形成されている。固定部材120の平板状部材141aの対向面11には、可動方向であるX方向に対して垂直なZ方向に関して一様に延び、可動方向に平行なX方向に関して正弦関数的に突起量が増減する凸部13が形成され突起群15を構成している。可動部材130の平板状部材141bの対向面12には、可動方向であるX方向に対して垂直なZ方向に関して一様に延び、可動方向に平行なX方向に関して正弦関数的に突起量が増減する凸部14が形成され突起群16を構成している。この場合も、可動部材130がX方向に往復振動可能になっており、一対の平板状部材141a,141bを組み合わせることによって形成される一群のカシミール素子KDは、±X方向の力である横カシミール力をそれぞれ発生し可動部材30の振動を維持するように作用する。
以上では説明を省略したが、位置調整装置81,82の動作は、マイコンその他の集積制御回路によって制御されている。アンカー71,72に対する第1及び第2固定部材21,22の相対位置を検出する位置センサを設けることで、位置センサの出力を集積制御回路で処理させることができ、第1及び第2固定部材21,22の精密な位置制御が可能になる。集積制御回路には、エネルギー変換部50の出力を監視させることもできる。
エネルギー変換部50において、電磁誘導に限らず、圧電素子による電力変換、静電誘導等の各種手法を用いることができ、可動部材30の振動に伴って回転軸を徐々に回転させ或いは静電気を徐々に蓄積することもできる。エネルギー変換部50に付随して、バッテリーを設けることで、出力電流を安定させ消費電力の変動に対処するシステムとすることもできる。
自立型発電装置100は、ICチップ、マイクロ・ナノ機械等に付随させる内包電源として用いることができる。
11,12…対向面、 13,14…凸部、 15,16…突起群、 21,22…固定部材、 30…可動部材、 40…カシミール駆動部、 41a,41b,42a,42b…平板状部材、 50…エネルギー変換部、 50…可動部材、 61…弾性部材、 71,72,73,74…アンカー、 71a,72a…板バネ、 81,82…位置調整装置、 98…ケース、 100…自立型発電装置、 100a…MEMSデバイス、 KD…カシミール素子

Claims (6)

  1. 固定部材と可動部材との間に組み込まれるカシミール素子と、
    前記可動部材の振動を電力に変換するエネルギー変換部とを備え、
    前記カシミール素子は、横カシミール力によって前記可動部材の振動を維持するように作用する、自立型発電装置。
  2. 前記カシミール素子は、導電性を有する一対の平板状部材を対向配置した構造を有する、請求項1に記載の自立型発電装置。
  3. 前記一対の平板状部材は、前記振動方向に周期的に形成された突起群をそれぞれ有し、前記突起群は、対向配置されている、請求項2に記載の自立型発電装置。
  4. 前記可動部材は、弾性部材を介して前記固定部材に支持されて前記横カシミール力に平行な振動方向に変位可能である、請求項3に記載の自立型発電装置。
  5. 前記カシミール素子を複数組み合わせて櫛歯型に配列した動力源アレイを備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の自立型発電装置。
  6. 前記カシミール素子は、配列方向に直交する振動方向に前記カシミール力を発生させる、請求項5に記載の自立型発電装置。
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