JP2022178117A - Vehicle with self-propelling function - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、電動モータによる自走機能を有する自走機能付き車両に関する。 The present disclosure relates to a vehicle with a self-propelled function that has a self-propelled function by an electric motor.
特許文献1には、電動アシスト自転車において、ペダル駆動装置を補助し電動モータを有する電動駆動装置と、電動駆動装置を自走動作させる手動スイッチとを含み、ペダル固定手段によりペダルが固定され、手動スイッチが操作されたときに電動駆動装置を自走動作させる構成が記載されている。
特許文献1に記載された電動アシスト自転車において、自走時の最高速度等の車両状態を切換可能とすることが考えられる。例えば電動アシスト自転車で車道を走行する場合に安全性を高めるために、乗用車等の他の車両の走行速度に近づけるように自走時の最高速度を高くすることが考えられる。一方、電動アシスト自転車で歩道を走行する場合には歩行者の安全性を高めるために自走時の最高速度を低くすることが考えられる。また、車両状態として、電動モータの最大出力や車両の大きさを切換可能とすることも考えられる。また、車両状態として、ユーザのペダルへの踏力による人力駆動力に、踏力の大きさに応じて電動モータから出力される補助動力を加えて走行するアシスト走行、または電動アシスト自転車自体の動力だけで走行する自走の実行可能状態を切換可能とすることも考えられる。
In the electrically power-assisted bicycle described in
しかしながら、上記の電動アシスト自転車で、自走時の最高速度等の現在の車両状態を周囲の人、例えば歩行者等が判別できない場合には、周囲の人がその自転車による危険を予測して、危険を回避するための行動を行いにくい。また、その場合には、周囲の人、例えば警察官等がその電動アシスト自転車が適正に使用されているか否かを判別できない。これにより、電動アシスト自転車の不正な使用を抑制する面から改良の余地がある。このような不都合は、電動モータによる自走機能を有する、電動アシスト自転車以外の自走機能付き車両でも同様に生じる可能性がある。 However, in the above-mentioned electrically assisted bicycle, if the current state of the vehicle, such as the maximum speed during self-running, cannot be discerned by surrounding people, such as pedestrians, the surrounding people can predict the danger posed by the bicycle, It is difficult to take action to avoid danger. Also, in that case, surrounding people, such as police officers, cannot determine whether the power-assisted bicycle is being used properly. As a result, there is room for improvement in terms of suppressing unauthorized use of power-assisted bicycles. Such inconvenience may also occur in vehicles with a self-propelled function other than power-assisted bicycles, which have a self-propelled function by an electric motor.
本開示の目的は、自走機能付き車両において、周囲の人の危険を回避するための行動をとりやすくし、かつ、不正な使用を抑制することである。 An object of the present disclosure is to make it easier for surrounding people to take actions to avoid danger and to suppress unauthorized use of a vehicle with a self-propelled function.
本開示の一態様である自走機能付き車両は、電動モータによる自走機能を有する自走機能付き車両であって、車両状態として、少なくとも自走時の最高速度、電動モータの最大出力、及び自走機能付き車両の大きさの1種類以上を切換可能であり、現在の車両状態を意味する報知を行う報知部を備える、自走機能付き車両である。 A vehicle with a self-propelled function, which is one aspect of the present disclosure, is a vehicle with a self-propelled function that has a self-propelled function using an electric motor. The vehicle with the self-propelled function is capable of switching between one or more sizes of the vehicle with the self-propelled function, and is provided with a notification unit that notifies the current vehicle state.
本開示に係る自走機能付き車両によれば、現在の車両状態を意味する報知が行われるので、周囲の人が、車両の現在の車両状態を判別しやすくなる。これにより、周囲の人がその車両に対し危険を回避するための行動をとりやすくなり、かつ周囲の人が、車両が適正な状態で使用されているか否かを判別しやすくなるので、車両の不正な使用を抑制できる。 According to the vehicle with a self-propelled function according to the present disclosure, information indicating the current vehicle state is performed, so that surrounding people can easily determine the current vehicle state of the vehicle. This makes it easier for surrounding people to take action to avoid danger to the vehicle, and makes it easier for surrounding people to determine whether the vehicle is being used in an appropriate condition. Unauthorized use can be suppressed.
以下、図面を参照しながら、本開示に係る実施形態の自走機能付き車両について詳細に説明する。以下で説明する数値、形状及び配置位置は、説明のための例示であって、自走機能付き車両の仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。 Hereinafter, a vehicle with a self-propelled function according to embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings. Numerical values, shapes, and arrangement positions described below are examples for explanation, and can be appropriately changed according to the specifications of the vehicle with the self-propelled function. In the following description, the same reference numerals are assigned to the same elements in all the drawings. Also, in the explanation in the text, the reference numerals mentioned before are used as necessary.
図1は、本開示に係る実施形態の自走機能付き車両の1例である電動アシスト自転車1を示す図である。なお、実施形態の電動アシスト自転車は、図1に例示するようなシティーサイクルに限定されず、例えば、スポーツサイクル、折り畳み式の自転車等であってもよい。以下の説明で、上下、左右、及び前後は、通常の使用状態、すなわち自転車を直進走行時と同じ姿勢で立たせた状態での、上下、左右、及び前後をそれぞれ意味する。例えば、上は、直進走行時と同じ姿勢において、鉛直方向上側を意味する。
FIG. 1 is a diagram showing a power-assisted
図1に例示するように、電動アシスト自転車1は、ペダル7の踏み込み時に踏み込みをアシストするアシストモードと、モータ21(図2)に自走動力を出力させて走行させる自走モードとを実行可能な自転車である。モータ21は、電動モータに相当する。「アシストモード」は、ペダル7への踏力による人力駆動力に、踏力の大きさに応じてモータ21から出力される補助動力を加えて走行する。「自走モード」は、電動アシスト自転車1に人が乗車した状態で、モータ21による自走動力を出力させて自走させるモードである。なお、「自走モード」は、電動アシスト自転車1を人が押して歩くときに、車体に、モータ21による自走動力を付加して押し歩く、または電動アシスト自転車1から降りた人が電動アシスト自転車1を支えた状態で、車体に、モータ21による自走動力を付加して自走させる「押し歩きまたは自走モード」としてもよい。このときの自走モードでは、人が車体を前方に押す力を加えていなくても、車体は自走することができる。このように「自走」とは、人が車両である電動アシスト自転車に乗車するかしないかに関係なく、電動アシスト自転車が、電動アシスト自転車自体の動力(自走動力)だけで走行することである。グリップ4a(図3)等に設けられたセンサで自転車の前方に加わる力を検出し、その大きさによって、電動アシスト自転車1への乗車の当否を判断してもよい。また、例えば電動アシスト自転車1に乗車していないと判断された場合は自走時の最高速度が第2速度である後述の第2速度モードを実施し、乗車していると判断された場合には自走時の最高速度が第2速度より高い後述の第1速度モードを実施してもよい。
As shown in FIG. 1, the electrically power-assisted
電動アシスト自転車1は、フレーム2、前輪3a、後輪3b、ハンドル4、サドル5、クランクアーム6、ペダル7、バッテリ10、及びモータユニット20を備える。電動アシスト自転車1は、アシストモードが実行されるときに、ユーザがペダル7を踏む力(踏力)を、モータユニット20が有するモータによりアシストする。実施形態では、ペダル7の踏力及びモータ21の出力が、チェーン8を介して後輪3bに伝達される。
The electrically assisted
フレーム2は、前輪3a、後輪3b、ハンドル4、サドル5等を連結し、バッテリ10及びモータ21を支持する。フレーム2は、複数のパイプで構成される。本実施形態では、複数のパイプとして、ヘッドパイプ2a、前フォーク2b、ダウンパイプ2c、シートパイプ2d、チェーンステー2e、シートステー2f、及びボトムブラケット(図示せず)が設けられている。ボトムブラケットは、ダウンパイプ2c、シートパイプ2d、及びチェーンステー2eを繋ぐパイプである。
The
ハンドル4の下端にはステム11を介してステアリングコラム12が連結される。ヘッドパイプ2aの内側には、ステアリングコラム12が回転可能に挿通されて、ステアリングコラム12の下端部に前フォーク2bを支持する。前フォーク2bは、前輪3aを回転可能に支持する一対のレッグを有する。
A
ダウンパイプ2cは、ヘッドパイプ2aとボトムブラケットを繋ぐパイプである。ダウンパイプ2cは、電動アシスト自転車1の前方に近づくほど上方に位置するように傾斜している。シートパイプ2dは、サドル5を保持するパイプである。サドル5には、ユーザが座る。実施形態では、バッテリ10がシートパイプ2dに取り付けられ、モータユニット20がボトムブラケットに取り付けられている。
The
チェーンステー2eは、シートステー2fとボトムブラケットを繋ぐパイプであって、ボトムブラケットの後方端部から自転車の後方に延び、後輪3bを両側から挟むように左右に1本ずつ設けられている。シートステー2fも、チェーンステー2eと同様に、後輪3bを両側から挟むように左右に1本ずつ設けられている。左右のシートステー2fは、シートパイプ2dの上部から後輪3bの径方向中央部まで延び、当該中央部で左右のチェーンステー2eと一対一で連結されている。チェーンステー2eの後方端部には、後輪3bが回転可能に支持されている。サドル5の後側には、荷物を載せるためのキャリア13が配置される。キャリア13の前側は、左右のシートステー2fに接続される。
The
電動アシスト自転車1は、クランクアーム6の一端が取り付けられる図示しない入力軸と、入力軸の回転に伴って回転する駆動スプロケットと、後輪3bに設けられた後輪スプロケットとを備え(いずれも図示せず)、駆動スプロケットと後輪スプロケットがチェーン8を介して連結されている。なお、クランクアーム6及びその他部に取り付けられたペダル7は、電動アシスト自転車1の左右に1つずつ設けられ、一対のクランクアーム6の一端部同士は、入力軸で連結されている。本実施形態では、モータ21の出力としての動力が、減速歯車等を介して駆動スプロケットに伝達され、チェーン8を介して後輪3bに伝達される。
The power-assisted
バッテリ10は、少なくともモータユニット20に電力を供給する電源装置である。バッテリ10は、前照灯9等の、モータユニット20以外の機器に電力を供給する構成としてもよい。
The
モータユニット20は、ペダル7の踏力をアシストする駆動ユニットである。モータユニット20は、例えば、上記入力軸に作用するトルクである踏力及び入力軸の単位時間当たりの回転数に基づいて、後述のモータ21(図2)を駆動させるように、その出力が制御される。モータ21の駆動は、後述の制御装置40(図2)によって制御される。制御装置40は、少なくとも一部が、モータユニット20の筐体内にモータ21と共に収納されて、モータ21とユニット化されてもよい。
The
図2は、電動アシスト自転車1の制御装置40を中心とする構成のブロック図である。制御装置40にはモータ21と、センサスイッチ群30と、モード報知装置50,51,52,53とが接続される。制御装置40は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、演算処理を実行するプロセッサ、演算に使用する計測データ、演算結果、処理プログラム等を記憶するメモリ、及び入出力ポートなどを備える。プロセッサは、例えばCPUで構成され、メモリに記憶された処理プログラムを読み出して実行する機能を有する。一般的に、制御装置40の各機能は当該処理プログラムを実行することで実現される。メモリは、ROM等の不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリ等である。制御装置40は、電動アシスト自転車1にアシストモード及び自走モードのそれぞれを実行させる機能と、モード切換部48の切換に応じて切り換え後の現在の車両状態である自走時の最高速度を意味する報知をモード報知装置50,51,52,53に実行させる機能とを有する。
FIG. 2 is a block diagram of the configuration centering on the
モータ21は、モータユニット20に含まれる駆動回路(図示せず)を介して、制御装置40により出力が制御される。モータ21は、例えば3相ブラシレスDCモータである。モータ21は、バッテリ10から供給される電力により駆動される電動モータであれば種々の構成を採用できる。
The output of the
センサスイッチ群30は、踏力センサ33、車速センサ34、クランク回転センサ35、電源スイッチ37、モード切換部38、及び手動スイッチ39を含んでいる。踏力センサ33は、例えば磁歪式のトルクセンサであり、ペダルへの踏力である人力駆動力に基づいて入力軸が回転することにより発生する人力駆動力を検出する。踏力センサ33の検出値を表す情報は、制御装置40に送信される。
The sensor switch group 30 includes a pedaling
車速センサ34は、例えば前フォーク2bの下端部に設けられ、前輪3aの単位時間当たりの回転数から電動アシスト自転車1の走行速度を検出する。車速センサ34の検出値を表す情報は、制御装置40に送信される。車速センサ34は、例えばホイールセンサ等の速度センサである。車速センサ34は、後輪3bの回転支持部に取り付けられ、後輪3bの回転数から電動アシスト自転車1の走行速度を検出してもよい。
The
クランク回転センサ35は、入力軸の単位時間当たりの回転数を検出する。クランク回転センサ35の検出値を表す情報は、制御装置40に送信される。クランク回転センサ35は、例えば歯車状の回転体とその両側の光出射部及び受光部とを含んで構成される。
A
電源スイッチ37は、バッテリ10からの電力を制御装置40に供給し、制御装置40を起動させるための起動スイッチである。アシストモードは、電源スイッチ37がオンされた後、後述の図3に示すアシストモードスイッチ55が押し下げられ、ユーザがペダル7を踏み込み操作することによって実行される。制御装置40は、アシストモードが実行されると、ペダル7への踏力の検出値と、車速センサ34の検出値とに基づいて、モータ21に出力させる補助動力を算出し、算出された補助動力でモータ21を駆動する。電源スイッチ37は、後述の図3に示すように、ハンドル4の一方側端部のグリップ4a近傍に取り付けられた手元スイッチ装置36に設けられる。
The
モード切換部38は、第1速度モードスイッチと、第2速度モードスイッチとを有し、電源スイッチ37がオンされ、いずれかの速度モードスイッチが押し下げられることで、自走モードを指示すると共に、自走時の最高速度を第1速度または第2速度に指示する。後述の図3に示すように、第1速度モードスイッチ38aと第2速度モードスイッチ38bとは、手元スイッチ装置36に設けられる。第1速度モードスイッチ38aが押し下げられることで、自走時の最高速度が第1速度に設定され、第2速度モードスイッチ38bが押し下げられることで、自走時の最高速度が第2速度に設定される。第1速度は高速、例えば15km/hであり、第2速度は第1速度より低速であり、例えば6km/hである。各速度モードスイッチ38a、38bの操作を表す信号は、制御装置40に送信される。上記の速度モードスイッチ38a、38bの切換によって、電動アシスト自転車1は、車両状態として、自走時の最高速度を切換可能である。最高速度は、電動アシスト自転車1の速度の上限であり、モータ21の出力停止の閾値である。モータ21が出力上限に達することで、電動アシスト自転車1の速度が最高速度に到達しない構成としてもよい。
The
制御装置40は、モード切換部38の操作によって自走時の最高速度の切換が指示された場合に、切り換え後の現在の最高速度を意味する報知を、複数のモード報知装置50,51,52,53により実行させる。そして、制御装置40は、手元スイッチ装置36に設けた手動スイッチ39がオン操作されたときに、モータ21に自走動力を出力させることにより、自走モードを実行させる。これにより、電動アシスト自転車1は、モータ21による自走機能を有する。
When the
各モード報知装置50,51,52,53は、現在の最高速度を意味する報知であって、現在の最高速度を表し、外部から視認により識別可能な報知を行う報知部である。複数のモード報知装置50,51,52,53は、ハンドル4に取り付けられた第1のモード報知装置50と、キャリア13に取り付けられた第2のモード報知装置51と、前かご14に取り付けられた第3のモード報知装置52と、前フォーク2bの下端に固定され上下方向に伸縮する第4のモード報知装置53とからなる。各モード報知装置50,51,52,53は、後で詳しく説明する。
Each of the
図3は、電動アシスト自転車1において、モード切換部38を有する手元スイッチ装置36が取り付けられたハンドル4の一方側端部を示している。ハンドル4の一方側端部において、グリップ4aの近傍には、手元スイッチ装置36が取り付けられる。グリップ4aは、ユーザがサドル5に座って乗車した状態で、手で握る部分である。グリップ4aは、ユーザが自転車から降りて自転車を押し歩きする場合にもユーザが握る部分として使用される。ハンドル4の一方側端部において、グリップ4aの近傍には、ブレーキレバー装置60のリング部61が嵌合固定される。ブレーキレバー装置60は、ユーザに握られた場合に、後輪3bに取り付けられたブレーキ装置を駆動し、後輪3bを制動させる。
FIG. 3 shows one end of the
手元スイッチ装置36は、略直方体状のケース36aと、ケース36aの上面付近に設けられたモード切換部38、複数のスイッチ37,39、55,56及び表示部57とを有する。手元スイッチ装置36は、ケース36aの下側端部に固定されたリング部(図示せず)によって、ハンドル4のグリップ4aの近傍に取り付けられる。手元スイッチ装置36のリング部は、ハンドル4の一方側端部において、ブレーキレバー装置60のリング部61より自転車のステム11に近い部分に嵌合固定または締め付け固定される。手元スイッチ装置36のリング部は、取付バンドとしてもよい。
The
モード切換部38の第1速度モードスイッチ38a及び第2速度モードスイッチ38bは、手元スイッチ装置36の上面付近に隣り合って設けられる。複数のスイッチ37,39、55,56は、電源スイッチ37と、手動スイッチ39と、アシストモードスイッチ55と、パワーオフモードスイッチ56とを含む。各スイッチ37,39,55,56は、例えば押し下げによって操作可能な押しボタンスイッチである。また、各速度モードスイッチ38a、38b、アシストモードスイッチ55、及びパワーオフモードスイッチ56による切換は、走行中または停車中の一方に制限されず有効である。
A first
手動スイッチ39は、第1速度モードスイッチ38aまたは第2速度モードスイッチ38bが操作され、自走モード可能に設定された状態で、「自走モード」を実行するためにユーザの操作を受け付ける。手動スイッチ39は、例えばモーメンタリスイッチであり、ユーザによって押し下げられている場合のみ、自走モードを実行するための自走モードオン信号を制御装置40に出力し続ける。手動スイッチ39の押し下げが行われない場合には、自走モードオン信号は制御装置40に出力されない。これにより、手動スイッチ39からユーザの指が離れるとモータ21からの補助動力の出力が停止されるので、安全性をより高めることができる。
The
パワーオフモードスイッチ56は、電源をオフし、バッテリ10からモータ21への電力供給を遮断するために設けられる。
A power-
表示部57は、例えば液晶ディスプレイであり、各速度モードスイッチ38a、38b及びアシストモードスイッチ55のいずれかに切り換えられたことを表示することができる。表示部57の表示は制御装置40によって制御される。パワーオフモードスイッチ56が操作された場合に、表示部57の表示を消してもよい。
The
次に、複数のモード報知装置50,51,52,53を説明する。各モード報知装置50,51,52,53は、現在の自走時の最高速度を表す報知を行う。まず、第1のモード報知装置50は、ハンドル4の他方側端部のグリップ4bの近傍に取り付けられる。第1のモード報知装置50は、現在の自走時の最高速度を表す報知として、現在の最高速度を点灯状態の変化で表す光源を含む。光源は、例えば第1速度モードに切り換えられた場合と、第2速度モードに切り換えられた場合とで、発光色を異ならせる等、点灯状態を異ならせる。第1速度モードは、自走時の最高速度が第1速度であるモードであり、第1自走モードに相当する。第2速度モードは、自走時の最高速度が第2速度であるモードであり、第1自走モードとは異なる第2自走モードに相当する。電動アシスト自転車1は、第1速度モードが実行されている場合に第1報知を行い、第2速度モードが実行されている場合に第1報知とは異なる第2報知を行う。例えば、第1速度モードに切り換えられた場合には第1報知として赤色で光源を点灯させ、第2速度モードに切り換えられた場合には第2報知として青色で光源を点灯させる。光源は、例えば異なる色で点灯する複数のLEDを含んでおり、速度モードの切り換えに応じて点灯する色のLEDを切り換えてもよい。また、アシストモードへの切換と、パワーオフモードへの切換とのそれぞれで、光源を、各速度モードへの切換の場合と異なる色で点灯、または消灯または点滅させてもよい。例えば、アシストモードへの切換では緑色で光源を点灯させ、パワーオフモードへの切換では光源を消灯または点滅させてもよい。光源は、第1速度モードに切り換えられた場合と、第2速度モードに切り換えられた場合とを、点灯と点滅とで分けて報知する構成としてもよい。第1のモード報知装置50の光源は、ハンドル4以外の外部から分かりやすい位置に設置されてもよい。例えば第1のモード報知装置50の光源は、電動アシスト自転車1の前側に装備された前照灯9、または後側に装備された尾灯等のランプとしてもよい。
Next, a plurality of
第2のモード報知装置51は、自転車のキャリア13の後側端部に、後斜め上方向に向くように取り付けられる。第2のモード報知装置51は、現在の自走時の最高速度を表す報知として、現在の最高速度を表す表示であって、外部から視認により識別可能な表示を行う表示部51a(図4)を含む。
The second
図4は、第2のモード報知装置51において、速度モードの表示を切り換える状態を示している。第2のモード報知装置51の表示部51aは、例えば液晶ディスプレイであり、ネジ、ブラケット等によって、上端部がキャリア13の後端部に取り付けられ、外部から視認可能となっている。図4(a)は、第1速度モードに切り換えられた場合の表示を示し、図4(b)は、第2速度モードに切り換えられた場合の表示を示している。表示部51aは、各速度モードへの切換を表示する以外に、アシストモードに切り換えられた場合にアシストモードを表す表示がされてもよい。表示部51aは、パワーオフモードに切り換えられた場合に、表示が消されてもよい。
FIG. 4 shows a state in which the display of the speed mode is switched in the second
また、第2のモード報知装置51は、表示部51aの上側を覆った状態と、表示部51aを外部に露出させる状態とを切り換えるように、カバーが移動可能に設けられてもよい。カバーは、例えば電動アクチュエータで表示部51aに対し移動する。このとき、表示部には例えば「第1モード」等の文字表示がされており、第1速度モードへの切り換え後に、その表示部が外部に露出されるようにカバーが移動し、第2速度モードへの切り換え後は、その表示部を隠すようにカバーが移動する構成としてもよい。なお、カバーはアシストモードの際は表示部51aを隠し、第1速度モード及び第2速度モード(自走モード)の際は表示部51aを外部に露出させるように動作してもよい。このとき、電動アシスト自転車1は、車両状態として、アシスト走行または自走の実行可能状態を切換可能であり、報知部である表示部51aは、現在の車両状態を表す報知を行う。
Further, the second
第3のモード報知装置52は、自転車のヘッドパイプ2a前側の前かご14の前端に、表示部が前方に向くように取り付けられる。第3のモード報知装置52は、第2のモード報知装置51の表示部51aと同様の構成及び機能を有する表示部を含む。
The third
第4のモード報知装置53は、現在の自走時の最高速度を表す報知として、現在の最高速度を、自転車における移動で表す移動体53aを含む。第4のモード報知装置53は、前フォーク2bの下端に上下方向に沿うように下端部が固定され、上下方向に伸縮可能に構成される。移動体53aは、前フォーク2bの下端に固定された下筒53bの内側に、軸方向について摺動変位可能に嵌合された上筒53cと、上筒53cの上端部に固定され後側に延びる板状等の表示体53dとを有する。表示体53dの一側面または両側面には、第1速度モードを表す表示、例えば「第1モード」の文字表示がされる。表示体53dには文字表示がされず、両面が赤、黄色等の外部から目立つ色で着色されていてもよい。また、下筒53bの内側に、例えば電動式のリニアアクチュエータの固定部が固定され、リニアアクチュエータの上下方向に移動可能な移動部が、上筒53cの内側に固定されてもよい。リニアアクチュエータのモータは、制御装置40によって制御される。
The fourth
また、第1速度モードに切り換えられた場合に、制御装置40は、表示体53dを上筒53cと共に図1の実線で示すように上側に移動させる。このとき、移動体53aは、現在の自走時の最高速度が第1速度モードの第1速度であることを、上側への移動で表す。また、第2速度モードに切り換えられた場合に、制御装置40は、表示体53dを上筒53cと共に、図1の二点鎖線で示すように下側に移動させる。このとき、移動体53aは、現在の自走時の最高速度が第2速度モードの第2速度であることを、下側への移動で表す。
When the mode is switched to the first speed mode, the
図5は、電動アシスト自転車1において、速度モードを報知させ、自走モードの実行に移行する方法を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、制御装置40により実行される。ステップS10では、速度モードスイッチ38a、38b(図3)のいずれか1つが操作され、自走モード可能に設定されたか否かが判定される。ステップS10の判定が肯定判定(YES)の場合には、ステップS12で選択された速度モードスイッチに応じた速度モードが、複数のモード報知装置50,51,52,53によって報知され、ステップS14に移行する。ステップS10の判定が否定判定(NO)の場合には、ステップS10の処理を繰り返す。
FIG. 5 is a flow chart showing a method of notifying the speed mode and shifting to the self-running mode in the power-assisted
ステップS14では、手動スイッチ39がオンされているか否かが判定される。ステップS14の判定が肯定判定(YES)の場合には、ステップS16に移行し、選択された速度モードスイッチに応じた自走モードが実行され、処理が終了する。ステップS14の判定が否定判定(NO)の場合には、ステップS10に戻って処理が繰り返される。なお、ステップS16にて自走モードが実行された場合、ステップS12での報知とは異なる態様で報知してもよい。例えばステップS12で第1のモード報知装置50の点滅状態で速度モードを報知していた場合、ステップS16では第1のモード報知装置50の点灯状態で速度モード及び自走モード実行中であることを報知してもよい。
At step S14, it is determined whether or not the
上記の電動アシスト自転車1によれば、現在の自走時の最高速度を表し、外部から視認により識別可能な報知が行われるので、周囲の人が、電動アシスト自転車1の現在の最高速度を判別しやすくなる。これにより、歩行者等の周囲の人がその電動アシスト自転車1に対し危険を回避するための行動をとりやすくなる。また、警察官等の周囲の人が、電動アシスト自転車1が適正な状態で使用されているか否かを判別しやすくなる。例えば、その最高速度では電動アシスト自転車1が歩道を走行できないように規制されているのにもかかわらず、歩道を走行している電動アシスト自転車1の発見が容易になり、その違反行為者を警察官が取り締まりやすくなる。これにより、電動アシスト自転車1の不正な使用を抑制できる。
According to the power-assisted
なお、本例の構成では、現在の自走時の最高速度を表す報知を、複数のモード報知装置50,51,52,53により実行させている。一方、電動アシスト自転車に複数のモード報知装置50,51,52,53の1つ、または2つ、または3つのモード報知装置のみが設けられ、現在の自走時の最高速度を表す報知を、そのモード報知装置により実行させてもよい。
Note that, in the configuration of this example, a plurality of
また、電動アシスト自転車1を自走モード可能に設定するための操作部は、図3に示したボタン式の速度モードスイッチ38a、38bに限定されず、レバー式、またはスロットル式としてもよい。
Further, the operation unit for setting the power-assisted
また、制御装置40は、電動アシスト自転車1の直近の速度モードを含む、現在より前の所定時間内のモードの履歴を、モード切換の時刻と共に記憶部に記憶させてもよい。そして、手元スイッチ装置36等に確認モードスイッチを設けて、確認モードスイッチが操作された場合に、パーソナルコンピュータ(PC)や、スマートフォン等の携帯情報端末に、記憶部に記憶された履歴を有線または無線の通信により出力させてもよい。これにより、警察官等がその履歴を確認することで、違反行為についての虚偽判断が確認可能となる。
In addition, the
図6は、実施形態の別例の電動アシスト自転車1aにおいて、図3に対応する図である。図7は、手元スイッチ装置70を、斜め左上側から見た斜視図である。図8は、手元スイッチ装置70の上面部を、図6の矢印A方向に見た図である。本例の構成では、手元スイッチ装置70に設けた手動スイッチ71が操作されたときに、押し歩きまたは自走モードが実行される。図7に示すように、手元スイッチ装置70は、ケース70aの複数のスイッチが設けられた上面が、乗車したユーザに見やすいように斜め上側に向いている。手元スイッチ装置70には、ケース70aの上面付近に手動スイッチ71と、点灯スイッチ72と、電源スイッチ37と、アシスト切換部74と、表示部75とが設けられる。手動スイッチ71と、点灯スイッチ72と、電源スイッチ37とは、ケース70aのサドル側側面70bの近くにサドル側側面70bに沿って、並んで配置される。手動スイッチ71は、サドル側側面70b付近に配置された複数のスイッチ71,72,37のうち、最もグリップ4a側に設けられる。手動スイッチ71には、点灯部71aが設けられ、手動スイッチ71が押し下げられている場合に点灯部71aが点灯することにより、押し歩きまたは自走モードの実行中であることがユーザに確認可能となる。
FIG. 6 is a view corresponding to FIG. 3 in a power-assisted
図7に示すように、手元スイッチ装置70の上端とハンドル4のグリップ4a上端とは、上下方向について略同一の位置にある。また、図8に示すように、手動スイッチ71は、手元スイッチ装置70上の電源スイッチ37等の他のスイッチに比べて、手元スイッチ装置70の厚み方向に高くなっている。これによりユーザが手動スイッチ71を操作しやすい。
As shown in FIG. 7, the upper end of the
点灯スイッチ72は、前照灯9(図1)を点灯させるためのスイッチである。アシスト切換部74は、UP側ボタン74aと、DOWN側ボタン74bとを有し、アシストモード実行時におけるペダル踏力について、ユーザの操作を受け付けることにより、モータ21(図2)による補助動力の出力の割合を変更可能としている。表示部75には、モータ21による補助動力の出力の割合が表示される。また、押し歩きまたは自走モードの実行時には、表示部75には例えば「100%」の文字が表示される。
The
図9は、ユーザ100がハンドルの一方側端部のグリップ4bを握った状態で、手動スイッチ71を押し下げた状態を示している。例えば、ユーザ100は、自転車を降りた状態でハンドル4の一方側端部のグリップ4aを一方の手で握り、図示しない他方の手でハンドル4の他方側端部に取り付けられた後述の図10に示すグリップ4bを握った状態で、図9のように一方の手の親指101をまっすぐ自然に伸ばす。その状態で、手動スイッチ71は、親指101により押下可能な位置に配置される。このため、ユーザ100がグリップ4aを握ったときに親指101の下に手動スイッチ71が配置されるので、ユーザ100は無理な指や腕の姿勢をとることなく、親指101の押し下げによる手動スイッチ71の操作を行いやすくなる。
FIG. 9 shows the
本例の場合、アシストモードは、電源スイッチ37がオンされ、ユーザがペダル7を踏み込み操作することによって実行される。また、押し歩きまたは自走モードは、電源スイッチ37がオンされ、ユーザが手動スイッチ71を操作することによって実行される。
In this example, the assist mode is executed by turning on the
図10は、電動アシスト自転車1aにおいて、ユーザ100がハンドル4の他方側端部のグリップ4bを握った状態で、最高速度の切換を行う状態を示している。ハンドル4の他方側端部のグリップ4bは、ハンドル4の固定軸部(図示せず)に対し両方向への回転可能に支持されており、矢印α方向である内側への回転によって最高速度を段階的に低く設定し、矢印β方向である外側への回転によって最高速度を段階的に高く設定する機能を有する。グリップ4bの回転支持構造は、従来から知られている変速ギヤ調整用のグリップの回転支持構造と同様の構成を有する。グリップ4bの回転方向及び回転量は、グリップ4b内側に設けられたセンサまたはスイッチで検出され、その検出信号が制御装置40に出力される。制御装置40は、その検出信号に応じて自走時の最高速度を切り換える。
FIG. 10 shows a state in which the
制御装置40は、現在の自走時の最高速度を表す報知を、図1~図5の構成の複数のモード報知装置50,51,52,53の1つ以上により実行させる。そして、制御装置40は、手動スイッチ71がオン操作されたときに、設定された最高速度に応じて押し歩きまたは自走モードを実行させる。
The
本例の場合も、図1~図5の構成と同様に、現在の車両状態を表し、外部から視認により識別可能な報知が行われるので、周囲の人が、電動アシスト自転車1aの切換後の車両状態を判別しやすくなる。本例において、その他の構成及び作用は、図1~図5の構成と同様である。
In the case of this example as well, similarly to the configuration of FIGS. 1 to 5, the current vehicle state is displayed, and an identifiable notification from the outside is performed, so that people around the vehicle can easily identify the vehicle after switching to the electrically power-assisted
上記の各例の構成では、現在の車両状態を意味する報知として、現在の最高速度を表し、外部から視認により識別可能な報知を行う場合を説明した。一方、別例の構成として、電動アシスト自転車の車両状態として、モータ21の最大出力、電動アシスト自転車の大きさ、または自走の実行可能状態である自走モードにおける操作方法の設定状態を切換可能とし、モード報知装置50,51,52,53の1つ以上と同様の構成を有する報知部により、現在のモータ21の最大出力、または電動アシスト自転車の大きさ、または自走モードにおける操作方法の設定状態を報知可能としてもよい。例えば、図10に示したグリップ4bの回転で自走時の最高速度の設定を切り換える構成において、グリップ4bの回転でモータ21の最大出力を切り換える構成としてもよい。また、車両の左右方向幅を規定するハンドルの左右方向長さを切換可能な構成としてもよい。このとき、ハンドルの左右方向長さの切換がスイッチまたはセンサで検出され、その検出信号が制御装置に出力され、制御装置は現在の車両の大きさを意味する報知を報知部で実行させてもよい。また、自走モードにおける操作方法の設定状態として、例えば、プッシュスイッチのON/OFFで自走の実行と停止を切換可能な第1モードと、アクセルスロットルの回転方向の違いで自走の加速と減速とを切換可能な第2モードとを、切換可能としてもよい。また、現在の自走時の最高速度、モータ21の最大出力、車両の大きさ、アシスト走行または自走の実行可能状態、及び自走モードにおける操作方法の設定状態の2種類以上を表す報知のそれぞれを、2つ以上の異なる報知部により行う構成としてもよい。
In the configuration of each of the above examples, a case has been described in which a notification indicating the current vehicle state indicates the current maximum speed and is visually identifiable from the outside. On the other hand, as another configuration, as the vehicle state of the electrically assisted bicycle, the maximum output of the
図11は、実施形態の自走機能付き車両の別例である電動キックボード80を示す斜視図である。電動キックボード80は、前輪81及び後輪82が踏板部を有する車体83に回転可能に支持される。車体83の前部には筒部84が固定され、筒部84にハンドル軸85が回転可能に挿通される。ハンドル軸85の下端部には、前輪81を支持する前フォーク86が固定される。ハンドル軸85の上端にはハンドル87が固定される。これによりハンドル87で前輪81が操舵可能となる。車体83の下側には、内部に電動モータ、及び電動モータに電力を供給するバッテリが収容されたケース83aが設けられる。ハンドル87には電源スイッチ(図示せず)及び最高速度を切り換えるための速度切換部(図示せず)が設けられる。電源スイッチがオンされ、ハンドル87の一方側端部に設けられたアクセルレバー(図示せず)等の加速指示部が操作されることにより、電動モータが駆動しその動力が後輪82に伝達されることで電動キックボード80が自走する。速度切換部の操作によって、最高速度が2種類以上の速度の間で切り換えられる。ハンドル軸85には液晶ディスプレイ等の表示部88が固定され、その表示部88には、外部への報知として、現在の最高速度を表す表示がされる。最高速度を表す報知とは、数値表示に限定するものではなく、文字表示や図形表示等としてもよい。電動キックボード80の後端部には、図1~図4に示した電動アシスト自転車1の表示部51と同様に表示部が設けられ、その表示部に現在の最後速度等の車両状態を表す報知がされてもよい。
FIG. 11 is a perspective view showing an
上記の電動キックボード80によっても、上記の電動アシスト自転車1,1aと同様に、周囲の人が、電動キックボード80の切り換えられた自走時の最高速度を判別しやすくなる。これにより、周囲の人がその電動キックボード80に対し危険を回避するための行動をとりやすくなり、かつ周囲の人が、電動キックボード80が適正な状態で使用されているか否かを判別しやすくなる。
With the
なお、電動キックボード80は、最高速度の切換と共に、または最高速度に代えて、電動モータの最大出力、及び電動キックボード80の大きさの一方または両方を切換可能としてもよい。電動モータの最大出力及び電動キックボード80の大きさの一方または両方の現在の状態を、表示部88で表示してもよい。例えば電動キックボード80の大きさの切換として、車体83の前後方向長さを切換可能としたり、電動キックボード80の最大幅を規定するハンドル87の車幅方向長さを切換可能としてもよい。
The
本開示の自走機能付き車両は、上記の電動アシスト自転車1,1a及び電動キックボード80以外の自走機能を有する車両、例えば立って搭乗するユーザの前後の体重移動によって加減速を行う搭乗型移動支援車両や、電動車椅子等に適用してもよい。
The vehicle with a self-propelled function of the present disclosure is a vehicle having a self-propelled function other than the electric assist bicycles 1 and 1a and the
また、上記の各例の自走機能付き車両では、現在の車両状態を意味する報知として、外部から視認により識別可能な報知を、光源や表示部等を有する報知部により行う場合を説明した。一方、現在の車両状態を意味する報知として、ブザー、音声発生部等の報知部である通知音発生部により聴覚的に行ってもよい。 Further, in the vehicle with the self-propelled function of each of the above examples, the case where the notification unit having the light source, the display unit, etc., which can be visually recognized from the outside as the notification indicating the current vehicle state was explained. On the other hand, the notification indicating the current vehicle state may be performed audibly by a notification sound generator, such as a buzzer or a voice generator.
1,1a 電動アシスト自転車、2 フレーム、2a ヘッドパイプ、2b 前フォーク、2c ダウンパイプ、2d シートパイプ、2e チェーンステー、2f シートステー、3a 前輪、3b 後輪、4 ハンドル、4a,4b グリップ、5 サドル、6 クランクアーム、7 ペダル、8 チェーン、9 前照灯、10 バッテリ、11 ステム、12 ステアリングコラム、13 キャリア、20 モータユニット、21 モータ、30 センサスイッチ群、33 踏力センサ、34 車速センサ、35 クランク回転センサ、36 手元スイッチ装置、36a ケース、37 電源スイッチ、38 モード切換部、38a、38b 速度モードスイッチ、39 手動スイッチ、40 制御装置、48 モード切換部、50 第1のモード報知装置、51 第2のモード報知装置、52 第3のモード報知装置、53 第4のモード報知装置、55 アシストモードスイッチ、56 パワーオフモードスイッチ、57 表示部、60 ブレーキレバー装置、61 リング部、70 手元スイッチ装置、71 手動スイッチ、72 点灯スイッチ、74 アシスト切換部、75 表示部、80 電動キックボード、88 表示部、100 ユーザ、101 親指。
1, 1a electrically assisted bicycle, 2 frame, 2a head pipe, 2b front fork, 2c down pipe, 2d seat pipe, 2e chain stay, 2f seat stay, 3a front wheel, 3b rear wheel, 4 handle, 4a, 4b grip, 5
Claims (7)
車両状態として、少なくとも自走時の最高速度、前記電動モータの最大出力、及び前記自走機能付き車両の大きさの1種類以上を切換可能であり、
現在の前記車両状態を意味する報知を行う報知部を備える、自走機能付き車両。 A vehicle with a self-propelled function having a self-propelled function by an electric motor,
As the vehicle state, it is possible to switch at least one or more of the maximum speed during self-propelled operation, the maximum output of the electric motor, and the size of the vehicle with the self-propelled function,
A vehicle with a self-propelled function, comprising a reporting unit that reports the current vehicle state.
前記報知は、現在の前記車両状態を表し、外部から視認により識別可能である、自走機能付き車両。 In the vehicle with a self-propelled function according to claim 1,
The vehicle with a self-propelled function, wherein the notification represents the current vehicle state and can be visually recognized from the outside.
前記報知部は、前記報知として、現在の前記車両状態を点灯状態の変化で表す光源を含む、
自走機能付き車両。 In the vehicle with a self-propelled function according to claim 2,
The notification unit includes, as the notification, a light source that indicates the current vehicle state by a change in lighting state.
Vehicle with self-propelled function.
前記報知部は、前記報知として、現在の前記車両状態を表す表示を行う表示部を含む、
自走機能付き車両。 In the vehicle with a self-propelled function according to claim 2,
The notification unit includes a display unit that displays the current vehicle state as the notification,
Vehicle with self-propelled function.
前記報知部は、前記報知として、現在の前記車両状態を移動で表す移動体を含む、
自走機能付き車両。 In the vehicle with a self-propelled function according to claim 2,
The notification unit includes, as the notification, a moving object that represents the current vehicle state by movement.
Vehicle with self-propelled function.
前記車両状態として、更にアシスト走行または自走の実行可能状態を切換可能な電動アシスト自転車である、自走機能付き車両。 In the vehicle with a self-propelled function according to any one of claims 1 to 5,
A vehicle with a self-propelled function, which is an electrically assisted bicycle capable of switching between an executable state of assisted running and self-propelled as the vehicle state.
電動モータを有するモータユニットと、
前記ペダルに加えられた踏力と前記電動モータの補助駆動力によって走行するアシストモードと、前記電動モータの自走駆動力によって自走する自走モードとを実行させる機能を有する制御装置と、
前記自走モードが実行されている場合に外部より視認可能な報知を行う報知部と、を備え、
前記自走モードは、第1自走モードと、前記第1自走モードとは異なる第2自走モードとを含み、
前記報知部は、前記第1自走モードが実行されている場合には第1報知を行い、前記第2自走モードが実行されている場合には前記第1報知とは異なる第2報知を行う、
自走機能付き車両。
a pedal;
a motor unit having an electric motor;
a control device having a function of executing an assist mode in which the vehicle is driven by the force applied to the pedal and the auxiliary driving force of the electric motor, and a self-running mode in which the vehicle is driven by the self-running driving force of the electric motor;
A notification unit that performs notification visible from the outside when the self-propelled mode is being executed,
The free-running mode includes a first free-running mode and a second free-running mode different from the first free-running mode,
The notification unit performs a first notification when the first self-running mode is being performed, and performs a second notification different from the first notification when the second self-running mode is being performed. conduct,
Vehicle with self-propelled function.
Priority Applications (1)
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