JP2022176110A - ライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法 - Google Patents

ライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法を提供する。【解決手段】ライトフィールドニアアイ表示装置はプロセッサ、表示パネル及びレンズモジュールを含む。プロセッサは視力データに基づいて予設定のアイボックスを調整し、調整後アイボックスを取得し、かつ、調整後アイボックスに基づいて予設定の画像データを調整し、調整後画像データを生成する。表示パネルはプロセッサにカップリングされ、かつ、調整後画像データに基づいて画像光束を射出する。レンズモジュールはマイクロレンズアレイを含み、かつ、表示パネルと瞳孔との間に設置される。画像光束はレンズモジュールを経由して瞳孔に入射し、かつ、ライトフィールド画像を表示する。本発明のライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法は、ユーザに優れた画像品質を有するライトフィールド画像を見せることができる。【選択図】図2

Description

本発明は表示技術に関し、特にライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法に関する。
ライトフィールドニアアイディスプレイ(Light Field Near-Eye Display,LFNED)は、適合的眼球離反運動の不一致(Vergence-Accommodation Conflict,VAC)問題を解決できる表示技術の一つであり、その構造により空間分割多重及び時間分割多重の2種類に分類される。時間分割多重は、微小電気機械システム(Micro-Electromechanical System,MEMS)素子を用いて虚像位置を変更し、前後画像の明瞭程度を調整する。空間分割多重は、レンズアレイを用いてパネル上の対応する視差画像を投射し、例えば、レンズアレイを有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)ディスプレイに設置してライトフィールド画像を生成する。
ライトフィールドニアアイディスプレイにとって、ライトフィールドニアアイディスプレイは両眼視差の方式を採用して立体画像を形成するため、ユーザが非正常な視力を有する場合、従来のライトフィールドニアアイディスプレイのほとんどは受動式の視力矯正方式または主動式の視力矯正方式を用いてライトフィールド画像をユーザの瞳孔の合焦範囲内に表示する。
受動式の視力矯正方式は、付加の視力矯正レンズ(即ち、受動レンズ)を使用し、かつそれを原設計システムと目との間に配置する。しかし、受動レンズは数種類の固定された屈折度(diopter)の調整しかできず、かつ、球面収差(Spherical Aberration)の矯正しかできない。乱視度数(Cylinder Power)及び乱視軸(Axis angle)等の視力パラメータの矯正が必要な場合、別途作製したレンズが必要になる。しかし、レンズを作製する費用は高額であり、かつ、各々のユーザに直接適用することができない。
主動式の視力矯正方式は、システムに動態素子を加える必要がある。動態素子、例えば液晶レンズまたは液体レンズであり、かつ、動態素子は屈折度の調整、及び球面収差(SPH)、乱視度数(CYL)及び乱視軸(AXIS)等の視力情報の矯正を行うことができる。しかし、動態素子を採用した方式は主動式調整を実現できるが、装置全体として動態素子を整合する必要があるため、素子自体の特性を考慮しながら整合する必要がある。また、ニアアイディスプレイは動態素子を利用した場合、通常屈折度の矯正不足、有效口径の大きさが不十分、画像品質低下及びシステム体積の増加等の問題がある。
「背景技術」部分は発明内容の理解を促すことのみを目的とし、「背景技術」が開示した内容に当業者が既知の従来技術以外の一部構成が含まれている可能性がある。「背景技術」が開示した内容は、当該内容または本発明の1つ若しくは複数の実施例が解決しようとする課題が本発明の出願前に既に当業者に把握または認識されていたことを意味するものではない。
本発明は、ユーザに優れた画像品質を有するライトフィールド画像を見せることができるライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法を提供する。
本発明のその他の目的と利点について、本発明が開示する技術特徴からさらに理解を深めることができる。
前記一つ、一部若しくはすべての目的、またはその他の目的を実現するために、本発明の一実施例は、プロセッサ、表示パネル及びレンズモジュールを含むライトフィールドニアアイ表示装置を提供する。プロセッサは視力データに基づいて予設定のアイボックスを調整し、調整後アイボックスを取得し、かつ、調整後アイボックスに基づいて予設定の画像データを調整し、調整後画像データを生成する。表示パネルはプロセッサにカップリングされ、かつ、調整後画像データに基づいて画像光束を射出する。レンズモジュールはマイクロレンズアレイを含み、かつ、表示パネルと瞳孔との間に設置される。画像光束はレンズモジュールを経由して瞳孔に入射し、かつ、ライトフィールド画像を表示する。
前記一つ、一部若しくはすべての目的、またはその他の目的を実現するために、本発明の実施例は以下のステップを含むライトフィールドニアアイ表示方法を提供する。視力データに基づいて予設定のアイボックスを調整し、調整後アイボックスを取得するステップ。調整後アイボックスに基づいて予設定の画像データを調整し、調整後画像データを生成するステップ。表示パネルにより、調整後画像データに基づいて画像光束を射出するステップ。及び、画像光束がマイクロレンズアレイを含むレンズモジュールを経由して瞳孔に入射し、かつライトフィールド画像を表示するステップ。
以上によれば、本発明のライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法は、自動的に視力データに基づいて画像データを調整することができ、表示パネルに調整後画像データに基づいて対応する画像光束を射出させて、優れた画像品質を有するライトフィールド画像を提供することができる。
本発明の前記特徴と利点をより明確、分かりやすく示すために、以下は実施例を挙げて、かつ図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の一実施例のライトフィールドニアアイ表示装置のブロック図。 本発明の一実施例のライトフィールドニアアイ表示装置の構造の概略図。 本発明の一実施例のライトフィールドニアアイ表示方法のフローチャート。 本発明の一実施例の異なる射出瞳距離の光路の概略図。 本発明の第1実施例のアイボックスの調整の概略図。 本発明の第2実施例のアイボックスの調整の概略図。 本発明の第3実施例のアイボックスの調整の概略図。 本発明の一実施例の不規則乱視の折率分布の概略図。 本発明の第4実施例のアイボックスの調整の概略図。
本発明の前記及びその他の技術内容、特徴及び効果を明確に示すべく、以下は図面を参照しながら好ましい実施例を詳しく説明する。以下の実施例で言及される方向用語(例えば上、下、左、右、前または後など)は図面を参照する方向のみである。従って、これらの方向用語は説明目的に用いられたものであり、本発明を制限するものではない。
図1は本発明の一実施例に基づくライトフィールドニアアイ表示装置のブロック図である。図1を参照すると、ライトフィールドニアアイ表示装置100はプロセッサ110、表示パネル120及び記憶装置130を含む。プロセッサ110は表示パネル120及び記憶装置130にカップリングされる。本実施例において、プロセッサ110は原始画像データ、システムパラメータに基づいて、例えば、予設定の両目瞳孔距離、予設定のアイボックス、予設定の射出瞳距離、予設定の光線追跡データ等の関連データに基づいて、画像データを生成する。プロセッサ110は、画像データに基づいて表示パネル120を駆動し、表示パネル120に画像コンテンツを表示させることで対応する画像光束をユーザの瞳孔まで発射し、ライトフィールド画像を表示する。本実施例において、ライトフィールドニアアイ表示装置100は例えばヘッドマウント式ディスプレイ(Head-Mounted Display,HMD)であるが、本発明はこれに制限されない。
本実施例において、プロセッサ110は制御機能、駆動機能及び画像データ演算機能に関連する中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、またはその他のプログラマブルな汎用若しくは専用のマイクロプロセッサ(Microprocessor)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、イメージプロセッサ(Image Processing Unit,IPU)、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit,GPU)、プログラマブルコントローラー、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、その他の類似する制御装置、または前記装置の組み合わせを含んでもよい。本実施例において、記憶装置130はメモリー(Memory)であり、関連する画像データ、システムパラメータ、画像処理モジュール、及びパラメータ演算に関連するアルゴリズム等を記憶し、プロセッサ110によるアクセスと実行に提供することができる。
本実施例において、表示パネル120は液晶表示(Liquid Crystal Display,LCD)パネル、有機発光ダイオード表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、またはその他の適切なディスプレイであり、かつ、プロセッサ110は画像データに基づいて表示パネル120を駆動し、対応する画像画面を表示する。また、表示パネル120は対応する画像画面を表示することで対応する画像光束を発射し、ライトフィールド画像を表示する。本実施例において、プロセッサ110は現在のユーザの視力データに基づいて、予設定のアイボックスを即時に調整して画像データを変更し、表示パネル120が表示する画像コンテンツを調整した後、ライトフィールド画像をユーザの瞳孔の合焦範囲(focus range)内に表示することができる。
図2は本発明の一実施例に基づくライトフィールドニアアイ表示装置の構造の概略図である。図1及び図2を参照すると、本実施例において、ライトフィールドニアアイ表示装置100はユーザの視野前方に設置することができる。ライトフィールドニアアイ表示装置100はレンズモジュール140を含んでもよい。ユーザの目(瞳孔201)は方向Zに沿って表示パネル120及びレンズモジュール140に面している。表示パネル120の表示面及びレンズモジュール140の入光面及び出光面は、例えば、方向X及び方向Yがそれぞれ延伸して形成する平面に対し平行である。レンズモジュール140はマイクロレンズアレイ141を含み、マイクロレンズアレイ141はアレイ状に配列された複数のマイクロレンズ141_1~141_Nを含むことができ、かつ、Nが正の整数である。マイクロレンズ141_1~141_Nは方向X及び方向Yへそれぞれ延伸して配列されてもよい。マイクロレンズアレイ141と予設定のアイボックス202との間に射出瞳距離Diを有する。レンズモジュール140はさらにその他のレンズ素子を含むことも可能であり、本実施例において、第1レンズ142及び第2レンズ143を例にしているが、別の実施例では、ライトフィールドニアアイ表示装置100が達成しようとする画像品質と効果に応じて、その他のレンズ素子の数または形態を調整してもよい。
本実施例において、レンズモジュール140は表示パネル120と瞳孔201の間に設置され、表示パネル120が生成した画像光束はレンズモジュール140を経由して瞳孔201に入射し、ライトフィールド画像を表示する。なお、ユーザの瞳孔201に映るライトフィールド画像の結果(ユーザの網膜における結像結果)は、遠方の虚像形成平面S1上に等価結像された虚像のようであり、かつ、その画像光束の等価光路が図2の示す通りである。
ユーザが正常な視力を有する例の場合、ユーザの瞳孔201は予設定のアイボックス202内において、マイクロレンズ141_1を通して、表示パネル120の対応するサブ画像コンテンツ121_1のサブ表示領域が発した画像光束を受けて、遠方の仮想結像平面S1において等価結像されたようなサブ虚像151_1を観察することができる。同様に、ユーザの瞳孔201は予設定のアイボックス202内において、マイクロレンズ141_2、141_3を通して、それぞれ表示パネル120の対応するサブ画像コンテンツ121_2、121_3のサブ表示領域が発した画像光束を受けて、遠方の仮想結像平面S1において等価結像されたようなサブ虚像151_2、151_3を観察することができる。これに対し、本実施例の表示パネル120が表示する複数のサブ画像コンテンツは、光線追跡データに基づいてその位置及び重畳関係を決定し、ユーザに立体物の画像を有するライトフィールド画像を見せることができる。本実施例において、前記光線追跡データは予設定のアイボックス202内の複数の射出瞳位置座標、及びマイクロレンズアレイ141のマイクロレンズ141_1~141_Nのそれぞれから予設定のアイボックス202内の複数の射出瞳位置座標までの複数の光線ベクトルを含んでもよい。
なお、アイボックスはユーザの視力条件に整合する必要がある。図2が示した画像光束がユーザの瞳孔201、マイクロレンズアレイ141及び表示パネル120の間における等価光路関係からわかるように、ユーザが非正常な視力条件を有することで現在のアイボックスと予設定のアイボックスが異なる場合、表示パネル120から発した複数の画像光束がマイクロレンズ141_1~141_Nを経由して瞳孔201に入射した複数の光線ベクトル(光線軌跡)に対応する現在のアイボックスにおける複数の射出瞳位置が変わり、さらにユーザの瞳孔201において表示されるライトフィールド画像の画像コンテンツを影響することになる。例えば、ライトフィールド画像が瞳孔201の合焦範囲内に表示されない可能性がある。従って、本実施例において、プロセッサ110は現在の視力条件に基づいて、表示パネル120が表示する対応する複数のサブ画像コンテンツを自動的に調整して、ユーザの瞳孔201まで照射した複数の画像光束によって表示されるライトフィールド画像を瞳孔201の合焦範囲内に表示することができる。
図3は本発明の一実施例に基づくライトフィールドニアアイ表示方法のフローチャートである。図1から図3を参照すると、本実施例のライトフィールドニアアイ表示装置100は以下のステップS310~S340を含むライトフィールドニアアイ表示方法を実行することで、優れたライトフィールド画像表示効果を提供できる。なお、本実施例において、ライトフィールドニアアイ表示装置100の記憶装置130は出荷前から予設定のアイボックス202の複数の予設定の射出瞳位置データを予め記憶してもよい。ユーザがライトフィールドニアアイ表示装置100を使用したい場合、ライトフィールドニアアイ表示装置100はユーザがライトフィールドニアアイ表示装置100の入力装置を介してプロセッサ110に入力した視力データを受けることができる。入力装置はプロセッサ110にカップリングされ、かつ、例えばライトフィールドニアアイ表示装置100に設置された実体ボタンまたはライトフィールドニアアイ表示装置100の通信インタフェースであってもよい。
ステップS310において、プロセッサ110は視力データに基づいて予設定のアイボックス202を調整し、調整後アイボックスを取得することができる。プロセッサ110は調整後アイボックス中の複数の射出瞳位置データを取得することができる。ステップS320において、プロセッサ110は調整後アイボックスに基づいて予設定の画像データを調整し、調整後画像データを生成することができる。ステップS330において、プロセッサ110は表示パネル120によって、調整後画像データに基づいて画像光束を射出することができる。ステップS340において、画像光束はマイクロレンズアレイ141を含むレンズモジュール140を経由して、瞳孔201に入射し、かつライトフィールド画像を表示することができる。従って、本実施例のライトフィールドニアアイ表示装置100、及びライトフィールドニアアイ表示装置100が実行する本実施例のライトフィールドニアアイ表示方法は、現在の視力データに基づいて画像データを自動的に調整し、調整後アイボックスに適したライトフィールド画像を表示することができる。かつ、ステップS310で新しい光線追跡データを算出する方式について、以下の図4から図7の実施例において詳しく説明する。
図4は本発明の一実施例に基づく視力補正の演算モデルの概略図である。図1、図2及び図4を参照すると、プロセッサ110は図4が示す視力補正の演算モデルを用いて予設定のアイボックス202を調整することで、ライトフィールドニアアイ表示装置100内の虚像の深さ(奥行)を調整することができる。なお、本実施例では近視補正の例を説明する。本実施例において、予設定のアイボックス202が方向Yにおける範囲は例えば予設定の範囲長さW1である(予設定のアイボックス202が方向Xにおける範囲が例えば予設定の範囲長さW1であってもよい)。虚像はマイクロレンズアレイ141の他方側の仮想結像平面(Reconstructed Depth Plane,RDP)RDP1に結像されてもよく、仮想結像平面RDP1とマイクロレンズアレイ141との間に標準(予設定の)結像距離D1を有する。しかし、ユーザの視力条件(近視)に適応するよう、プロセッサ110は予設定のアイボックス202を調整して、ユーザの瞳孔とマイクロレンズアレイ141との間に一つの仮想矯正負レンズ401を等価に設置することで、虚像を仮想結像平面RDP2に結像させ、仮想結像平面RDP2とマイクロレンズアレイ141との間に第1現在の結像距離D2(未知パラメータ)を有する。調整後アイボックスの方向Yにおける範囲は例えば調整後範囲長さW2である(調整後アイボックスが方向Xにおける範囲が例えば調整後範囲長さW2であってもよい)(未知パラメータ)。また、マイクロレンズアレイ141とユーザの瞳孔との間に射出瞳距離Diを有する。本実施例において、プロセッサ110が第1現在の結像距離D2に基づいて調整後アイボックスと予設定のアイボックス202との間の拡大縮小率(scale ratio)を算出するができるため、プロセッサ110が先に第1現在の結像距離D2を算出するとしてもよい。
詳しく言うと、標準結像距離D1及び第1現在の結像距離D2が射出瞳距離Diより遥かに大きいため、本実施例の視力補正の演算モデル中の各パラメータは以下の公式(1)及び公式(2)の関係にあり、マイクロレンズアレイ141が方向Y及び方向XにおいてそれぞれM個のマイクロレンズを有し、かつ、M個のマイクロレンズ間にそれぞれ間隔距離WLを有する。なお、公式(1)と公式(2)を除算した後、以下の公式(3)が得られる。公式(3)において、拡大縮小率Sは調整後範囲長さW2を予設定の範囲長さW1で除算したものである。本実施例において、プロセッサ110は以下の公式(4)(結像公式)に基づいて第1現在の結像距離D2を算出することができる。なお、プロセッサ110は視力度数D及び標準結像距離D1に基づいて第1現在の結像距離D2を算出することができる。続いて、プロセッサ110は第1現在の結像距離D2を公式(3)に代入し、拡大縮小率Sを得る。
Figure 2022176110000002
Figure 2022176110000003
Figure 2022176110000004
Figure 2022176110000005
従って、以上に説明した通り、プロセッサ110は第1現在の結像距離D2、標準結像距離D1及び射出瞳距離Diに基づいて拡大縮小率Sを算出し、かつ、拡大縮小率Sに基づいて予設定のアイボックス202を調整し、調整後アイボックスを取得する。これにより、プロセッサ110は調整後アイボックス中の複数の射出瞳位置座標に基づいて、マイクロレンズアレイ141の複数のマイクロレンズ141_1~141_Nのそれぞれから調整後アイボックスまでの複数の光線ベクトルを算出することができ、かつ、プロセッサ110は複数の射出瞳位置座標及び複数の光線ベクトルに基づいて予設定の画像データを調整することができる。
図5Aは本発明の第1実施例に基づくアイボックス調整の概略図である。図1、図2及び図5Aを参照すると、予設定のアイボックス202は例えば図5Aが示す範囲の大きさであって、かつ、予設定のアイボックス202中の各射出瞳位置座標をP(x、y、z)と示すことができる。プロセッサ110が図4の実施例のように、視力度数に関連する算出を行うことで拡大縮小率Sを取得した後、プロセッサ110は予設定のアイボックス202を調整後アイボックス501または調整後アイボックス502に調整し、調整後アイボックス501及び調整後アイボックス502中の各点の射出瞳位置座標P´(x、yz)を以下の公式(5)で示すことができる。
Figure 2022176110000006
なお、アイボックス202は方向X及び方向Yにおいてそれぞれ範囲長さW1である。ユーザが遠視である場合、調整後アイボックス501が方向X及び方向Yにおける範囲長さはそれぞれ範囲長さW2に拡大される。または、ユーザが近視である場合、調整後アイボックス502が方向X及び方向Yにおける範囲長さはそれぞれ範囲長さW2′に縮小される。
次に、プロセッサ110はマイクロレンズアレイ141のマイクロレンズ141_1~141_Nの各レンズの中心位置座標(Pm(x、y、z))からそれぞれ調整後アイボックス501または調整後アイボックス502中の各点の射出瞳位置までの複数の(正規化後)光線ベクトル
Figure 2022176110000007
を改めて算出し、光線ベクトル
Figure 2022176110000008
を以下の公式(6)で示すことができる。これにより、プロセッサ110は調整後アイボックス501または調整後アイボックス502中の各点の射出瞳位置座標及び対応する複数の光線ベクトルに基づいて、予設定の画像データを調整し、表示パネル120が調整後画像データに基づいて画像光束を射出することで、ライトフィールド画像を瞳孔201の合焦範囲内に表示することができる。
Figure 2022176110000009
図5Bは本発明の第2実施例に基づくアイボックスの調整概略図である。図1、図2、図5Bを参照すると、乱視軸が0度の正乱視の例では、プロセッサ110に入力された視力データは乱視度数及び乱視軸を含む。プロセッサ110は乱視度数及び標準結像距離に基づいて、現在の結像距離を算出することができる。前記図4の構造と同じように、本実施例において、標準結像距離D1及び第2現在の結像距離D2′が射出瞳距離Diより遥かに大きいため、演算モデル中の各パラメータが以下の公式(7)及び公式(8)の関係を有し、マイクロレンズアレイ141が方向YにおいてM個のマイクロレンズを有し、かつ、M個のマイクロレンズ間にそれぞれ間隔距離WLを有する。なお、公式(7)及び公式(8)を除算した後、以下の公式(9)の拡大縮小率S′の結果が得られる。公式(9)において、拡大縮小率S′は調整後範囲長さW3を予設定のアイボックス202が方向Yにおける予設定の範囲長さW1で除算した結果である。本実施例において、プロセッサ110は以下の公式(10)(結像公式)に基づいて第2現在の結像距離D2′を算出することができる。また、プロセッサ110は乱視度数D′及び標準結像距離D1に基づいて第2現在の結像距離D2′を算出することができる。続いて、プロセッサ110は第2現在の結像距離D2′を公式(9)に代入し、拡大縮小率S′を得る。
Figure 2022176110000010
Figure 2022176110000011
Figure 2022176110000012
Figure 2022176110000013
図5Bが示すように、予設定のアイボックス202中の各点の射出瞳位置座標をP(x、y、z)と示すことができる。プロセッサ110は以下の公式(11)を実行して、予設定のアイボックス202の各点の射出瞳位置座標P(x、y、z)を角度(θ)回転させた後、拡大縮小率S′の調整を行って、射出瞳位置座標Pt(x、y、z)を取得する。続いて、プロセッサ110は以下の公式(12)を実行して、縮小拡大調整後の各点の射出瞳位置座標Pt(x、y、z)を角度(-θ)回転させた後、調整後アイボックス503中の各点の射出瞳位置座標P′′(x、y、z)を取得する。
Figure 2022176110000014
Figure 2022176110000015
続いて、プロセッサ110はマイクロレンズアレイ141のマイクロレンズ141_1~141_Nの各レンズ中心の位置座標(Pm(x、y、z))からそれぞれ調整後アイボックス503中の各点の射出瞳位置までの複数の(正規化後)光線ベクトル
Figure 2022176110000016
を改めて算出し、以下の公式(13)で示すことができる。従って、プロセッサ110は調整後アイボックス503中の各点の射出瞳位置座標P′′(x、y、z)及び対応する複数の光線ベクトルに基づいて、予設定の画像データを調整し、表示パネル120は調整後画像データに基づいて画像光束を射出し、ライトフィールド画像を瞳孔201の合焦範囲内に表示することができる。
Figure 2022176110000017
図1、図2及び図5Cを参照すると、前記図5Bと同じように、本実施例は乱視軸が45度の正乱視を例とする。プロセッサ110は前記公式(7)~公式(10)に基づいて拡大縮小率S′を算出し、かつ前記公式(11)及公式(12)に類似する算出を行って、調整後アイボックス504中の各点の射出瞳位置座標を取得する。続いて、プロセッサ110はマイクロレンズアレイ141のマイクロレンズ141_1~141_Nの各レンズ中心の位置座標(Pm(x、y、z))からそれぞれ調整後アイボックス504中の各点の射出瞳位置までの複数の(正規化後)光線ベクトルを改めて算出することができる。従って、プロセッサ110は調整後アイボックス504中の各点の射出瞳位置座標及び対応する複数の光線ベクトルに基づいて、予設定の画像データを調整し、表示パネル120が調整後画像データに基づいて画像光束を射出し、ライトフィールド画像を瞳孔201の合焦範囲内に表示できるようにする。
図6は本発明の一実施例に基づく不正乱視の屈折度分布の概略図である。図7は本発明の第4実施例に基づくアイボックスの調整の概略図である。図1、図2、図6及び図7を参照すると、本実施例において、ライトフィールドニアアイ表示装置100の記憶装置130は予め光学シミュレーションモジュールを記憶することができる。不正乱視を例にすると、人の角膜における不正乱視の屈折度分布は図6が示すような屈折度分布600であり、異なるグレースケール領域が屈折度の変化を意味する。これに対し、プロセッサ110は屈折度分布600における屈折度の変化に基づいて、対応する複数の乱視度数及び複数の乱視軸を取得する。本実施例において、プロセッサ110は人の角膜に対応する複数の乱視度数及び複数の乱視軸を光学シミュレーションモジュールに入力してもよい。
本実施例において、予設定のアイボックス701は例えば複数の格子点A1~A25によって形成される複数の格子範囲を有する。プロセッサ110は複数の乱視度数及び複数の乱視軸を光学シミュレーションモジュールに入力し、光学シミュレーションモジュールが複数の乱視度数及び複数の乱視軸に基づいて、予設定のアイボックス701の複数の格子範囲を調整できるようにする。具体的には、予設定のアイボックス701中の各格子がそれぞれ特定の乱視度数及び特定の乱視軸に対応する。プロセッサ110は予設定のアイボックス701中の各格子に対しそれぞれ前記図5Bまたは図5Cの算出を行うことで、各格子の範囲を個別に調整することができる。例えば、プロセッサ110は、予設定のアイボックス701中の各格子の四隅位置に対し、調整後範囲が対応する複数の射出瞳位置座標及び複数の光線ベクトルをそれぞれ算出することができる。従って、予設定のアイボックス701の格子点A1~A25の位置は、複数の乱視度数及び複数の乱視軸に基づいてその位置を対応させて調整し、複数の格子範囲を変えて、図7が示すような調整後アイボックス702を形成する。なお、調整後アイボックス702中の複数の格子点間の距離は同幅の長さに限らない。
従って、本実施例において、プロセッサ110は調整後アイボックス702の複数の調整後格子範囲中の複数の射出瞳位置座標それぞれに基づいて、マイクロレンズアレイ141の複数のマイクロレンズ141_1~141_Nからそれぞれ調整後アイボックス702のこれらの調整後格子範囲までの複数の光線ベクトルを算出し、かつ、プロセッサ110はこれらの射出瞳位置座標及びこれらの光線ベクトルに基づいて、予設定の画像データを調整し、表示パネル120が調整後画像データに基づいて画像光束を射出し、ライトフィールド画像を瞳孔201の合焦範囲内に表示できるようにする。
以上を纏めると、本発明のライトフィールドニアアイ表示装置及びライトフィールドニアアイ表示方法は、ユーザの現在の視力データに基づいて、画像データを自動的に調整し、表示パネルに調整後画像データに基づいて対応する画像光束を射出させ、さらに、画像光束をユーザの瞳孔に正確に入射し、かつ、ライトフィールド画像を瞳孔の合焦範囲内に表示することができ、ユーザに優れた画像品質を有するライトフィールド画像を見せることができる。
以上は本発明の好ましい実施例に過ぎず、これを以って本発明の実施範囲を制限すべきではない。即ち、本発明の請求の範囲及び明細書を基に行った簡単かつ等価な変更と修正はすべて本発明の範囲内に属する。また、本発明の任意の実施例または請求項は必ずしも本発明で開示されたすべての目的、利点または特徴を備えるとは限らない。また、要約書と発明の名称は特許文献検索に利用されるものであり、本発明の権利範囲を制限するものではない。また、明細書または請求の範囲で言及される「第1」、「第2」等の用語は素子(element)の名称を示し、または異なる実施例や範囲を区別するものであり、素子の数の上限または下限を制限するものではない。
100 ライトフィールドニアアイ表示装置
110 プロセッサ
120 表示パネル
121_1、121_2、121_3:サブ画像コンテンツ
130 記憶装置
140 レンズモジュール
141 マイクロレンズアレイ
141_1~141_N マイクロレンズ
142 第1レンズ
143 第2レンズ
151_1、151_2、151_3 サブ虚像
201 瞳孔
202、701 予設定のアイボックス
401 仮想矯正負レンズ
501、502、503、504、702 調整後アイボックス
600 屈折度分布
A1~A25 格子点
Di 射出瞳距離
D1 標準結像距離
D2 第1現在の結像距離
D2′ 第2現在の結像距離
S1、RDP1、RDP2 仮想結像平面
X、Y、Z 方向
S310、S320、S330、S340 ステップ
W1 予設定の範囲長さ
W2、W2′、W3 調整後範囲長さ
WL 間隔距離

Claims (20)

  1. ライトフィールドニアアイ表示装置であって、
    前記ライトフィールドニアアイ表示装置はプロセッサ、表示パネル及びレンズモジュールを含み、
    前記プロセッサは視力データに基づいて予設定のアイボックスを調整し、調整後アイボックスを取得し、かつ、前記調整後アイボックスに基づいて予設定の画像データを調整し、調整後画像データを生成し、
    前記表示パネルは前記プロセッサにカップリングされ、かつ前記調整後画像データに基づいて画像光束を射出し、
    前記レンズモジュールはマイクロレンズアレイを含み、かつ前記表示パネルと瞳孔との間に設置され、
    前記画像光束は前記レンズモジュールを経由して前記瞳孔に入射し、かつライトフィールド画像を表示することを特徴とする、ライトフィールドニアアイ表示装置。
  2. 前記視力データは視力度数を含み、
    前記プロセッサは前記視力度数及び標準結像距離に基づいて、第1現在の結像距離を算出し、
    前記プロセッサは前記第1現在の結像距離に基づいて前記調整後アイボックスと前記予設定のアイボックスとの間の拡大縮小率を算出し、前記拡大縮小率に基づいて前記予設定のアイボックスを調整し、前記調整後アイボックスを取得することを特徴とする、請求項1に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  3. 前記プロセッサは前記第1現在の結像距離、前記標準結像距離及び射出瞳距離に基づいて、前記拡大縮小率を算出することを特徴とする、請求項2に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  4. 前記拡大縮小率は、前記予設定のアイボックスの予設定の範囲長さを前記調整後アイボックスの調整後範囲長さで除算した結果であり、
    前記プロセッサは前記調整後範囲長さに基づいて前記調整後アイボックスを決定することを特徴とする、請求項2に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  5. 前記プロセッサは前記調整後アイボックス中の複数の射出瞳位置座標に基づいて、前記マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズのそれぞれから前記調整後アイボックスまでの複数の光線ベクトルを算出し、
    前記プロセッサは前記複数の射出瞳位置座標及び前記複数の光線ベクトルに基づいて、前記予設定の画像データを調整することを特徴とする、請求項2に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  6. 前記視力データは乱視度数及び乱視軸を含み、
    前記プロセッサは前記乱視度数及び標準結像距離に基づいて、第2現在の結像距離を算出し、
    前記プロセッサは前記乱視軸に基づいて回転角度を算出し、
    前記プロセッサは前記第2現在の結像距離に基づいて、前記調整後アイボックスと前記予設定のアイボックスの間で少なくとも一軸度における第2拡大縮小率を算出し、かつ、前記第2拡大縮小率及び前記回転角度に基づいて前記調整後アイボックスを決定することを特徴とする、請求項1に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  7. 前記プロセッサは前記調整後アイボックス中の複数の射出瞳位置座標に基づいて、前記マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズのそれぞれから前記調整後アイボックスまでの複数の光線ベクトルを算出し、
    前記プロセッサは前記複数の射出瞳位置座標及び前記複数の光線ベクトルに基づいて、前記予設定の画像データを調整することを特徴とする、請求項6に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  8. 前記視力データは複数の乱視度数及び複数の乱視軸を含み、
    前記プロセッサは前記複数の乱視度数及び前記複数の乱視軸を光学シミュレーションモジュールに入力して、前記調整後アイボックスの複数の調整後格子範囲を生成することを特徴とする、請求項1に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  9. 前記プロセッサは前記調整後アイボックスの前記複数の調整後格子範囲中の複数の射出瞳位置座標のそれぞれに基づいて、前記マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズのそれぞれから前記調整後アイボックスの前記複数の調整後格子範囲までの複数の光線ベクトルを算出し、
    前記プロセッサは前記複数の射出瞳位置座標及び前記複数の光線ベクトルに基づいて、前記予設定の画像データを調整することを特徴とする、請求項8に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  10. 前記ライトフィールド画像は前記瞳孔の合焦範囲内に表示されることを特徴とする、請求項1に記載のライトフィールドニアアイ表示装置。
  11. ライトフィールドニアアイ表示方法であって、
    視力データに基づいて予設定のアイボックスを調整し、調整後アイボックスを取得するステップと、
    前記調整後アイボックスに基づいて予設定の画像データを調整し、調整後画像データを生成するステップと、
    表示パネルによって、前記調整後画像データに基づいて画像光束を射出するステップと、
    前記画像光束がマイクロレンズアレイを含むレンズモジュールを経由して瞳孔に入射し、かつライトフィールド画像を表示するステップとを含むライトフィールドニアアイ表示方法。
  12. 前記視力データは視力度数を含み、
    前記調整後アイボックスを取得するステップは、
    前記視力度数及び標準結像距離に基づいて、第1現在の結像距離を算出するステップと、
    前記第1現在の結像距離に基づいて、前記調整後アイボックスと前記予設定のアイボックスとの間の拡大縮小率を調整するステップと、
    前記拡大縮小率に基づいて前記予設定のアイボックスを調整し、前記調整後アイボックスを取得するステップとを含むことを特徴とする、請求項11に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  13. 前記拡大縮小率を算出するステップは、
    前記第1現在の結像距離、前記標準結像距離及び射出瞳距離に基づいて、前記拡大縮小率を算出するステップを含むことを特徴とする、請求項12に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  14. 前記調整後アイボックスを取得するステップは、
    調整後範囲長さに基づいて前記調整後アイボックスを決定するステップを含み、
    前記拡大縮小率は、前記予設定のアイボックスの予設定の範囲長さを前記調整後アイボックスの前記調整後範囲長さで除算した結果であることを特徴とする、請求項12に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  15. 前記調整後画像データを生成するステップは、
    前記調整後アイボックス中の複数の射出瞳位置座標に基づいて、前記マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズのそれぞれから前記調整後アイボックスまでの複数の光線ベクトルを算出するステップと、
    前記複数の射出瞳位置座標及び前記複数の光線ベクトルに基づいて、前記予設定の画像データを調整するステップとを含むことを特徴とする、請求項12に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  16. 前記視力データは乱視度数及び乱視軸を含み、
    前記調整後アイボックスを取得するステップは、
    前記乱視度数及び標準結像距離に基づいて第2現在の結像距離を算出するステップと、
    前記乱視軸に基づいて回転角度を算出するステップと、
    前記第2現在の結像距離に基づいて、前記調整後アイボックスと前記予設定のアイボックスの間で少なくとも一軸度における第2拡大縮小率を算出するステップと、
    前記第2拡大縮小率及び前記回転角度に基づいて、前記調整後アイボックスを決定するステップとを含むことを特徴とする、請求項11に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  17. 前記調整後画像データを生成するステップは、
    前記調整後アイボックス中の複数の射出瞳位置座標に基づいて、前記マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズのそれぞれから前記調整後アイボックスまでの複数の光線ベクトルを算出するステップと、
    前記複数の射出瞳位置座標及び前記複数の光線ベクトルに基づいて、前記予設定の画像データを調整するステップとを含むことを特徴とする、請求項16に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  18. 前記視力データは複数の乱視度数及び複数の乱視軸を含み、
    前記調整後アイボックスを取得するステップは、
    前記複数の乱視度数及び前記複数の乱視軸を光学シミュレーションモジュールに入力して、前記調整後アイボックスの複数の調整後格子範囲を生成するステップを含むことを特徴とする、請求項11に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  19. 前記調整後画像データを生成するステップは、
    前記調整後アイボックスの前記複数の調整後格子範囲中の複数の射出瞳位置座標のそれぞれに基づいて、前記マイクロレンズアレイの複数のマイクロレンズのそれぞれから前記調整後アイボックスの前記複数の調整後格子範囲までの複数の光線ベクトルを算出するステップと、
    前記複数の射出瞳位置座標及び前記複数の光線ベクトルに基づいて、前記予設定の画像データを調整するステップとを含むことを特徴とする、請求項18に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
  20. 前記ライトフィールド画像は前記瞳孔の合焦範囲内に表示されることを特徴とする、請求項11に記載のライトフィールドニアアイ表示方法。
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