JP2022175149A - 超音波計測器 - Google Patents

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慎 中野
Shin Nakano
昌道 橋田
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Abstract

【課題】本開示は、水蒸気を含む気体の流量、流速及び濃度を計測可能な超音波計測器を提供する。【解決手段】本開示における超音波計測器によると、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部13とを備え、流路2の外壁に接するように配置した発熱部6を備えることにより、被計測流体の水蒸気の結露による液滴量を減らすことができる。【選択図】図1

Description

本開示は、気体の流量、流速及び濃度を計測する超音波計測器に関する。
従来、この種の超音波計測器として、流路を仕切り板により分割して流量を計測する所謂超音波流量計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、被計測流体の中に蒸気が含まれ、かつ蒸気と仕切り板に温度差がある場合の流量を計測する事例に関するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9-43015号公報 特開2021-18129号公報
前記従来の構成では、被計測流体を整流化させるために必要に応じて仕切り板を設けることで流速分布の均一化を図っているが、被計測流体の中に蒸気が含まれ、かつ蒸気と被計測流体が流れる流路あるいは仕切り板との間に温度差がある場合、流路内壁、あるいは、仕切り板に蒸気が結露して液滴として付着し、場合によっては超音波の伝搬経路上に残留し、超音波の伝搬路を塞ぐことがある。そのため、送信側からの超音波送受波器の超音波が流路内壁あるいは仕切り板の間に付着した液滴に衝突し拡散することによっておこる超音波の減衰、位相ずれが発生し信号を打ち消し合うことで受信側の超音波送受波器の受信信号が減衰してしまうという課題を有していた。
本開示における超音波流量計、流速計、濃度計などの超音波計測器は、被計測流体が流れる流路と、前記流路に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器と、前記超音波送受波器間の伝搬時間を計測する計測手段とを備える超音波計測器であって、前記流路一部に接するように配置した発熱部を備える超音波計測器である。
本開示における超音波流量計、流速計、濃度計などの超音波計測器は、流路内壁、あるいは、仕切り板の間に残留する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波流量計を構築することができる。
(a)実施の形態1における超音波計測器の断面図、(b)実施の形態1における超音波計測器の線分X-X’断面図 実施の形態1における超音波送受波器の断面図 実施の形態1における超音波流速流量計の構成を示すブロック図 実施の形態1における超音波濃度計の構成を示すブロック図 (a)実施の形態2における超音波計測器の流路部の断面図、(b)実施の形態2における超音波計測器の線分X-X’断面図 (a)実施の形態3における超音波計測器の流路部の断面図、(b)実施の形態3における超音波計測器の線分X-X’断面図 (a)実施の形態4における超音波計測器の流路部の断面図、(b)実施の形態4における超音波計測器の線分X-X’断面図 (a)実施の形態5における超音波計測器の流路部の断面図、(b)実施の形態5における超音波計測器の線分X-X’断面図 (a)実施の形態6における超音波計測器の流路部の断面図、(b)実施の形態6における超音波計測器の線分X-X’断面図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、超音波を用いた流量計測という技術は、家庭用のメタンを主成分とする乾燥した可燃性ガス、あるいは乾燥した空気などの乾燥気体を被計測流体として、その流量を精度よく計測することが目的であった。そのため、当該業界では、高精度に流量計測するための課題として、被計測流体を整流化させ、超音波を被計測流体に効率よく伝搬されることが一般的であった。そうした状況下において、発明者らは、被計測流体を整流化させるために、流路内に仕切り板を設ける、あるいは流路断面を矩形とし、薄く平らな扁平形状するという着想を得た。
しかしながら、被計測流体の中に蒸気が含まれ、かつ蒸気と仕切り板に温度差がある場合、蒸気が結露してその表面張力により、仕切り板の間に液滴として付着し、場合によっては超音波の伝搬経路上に残留し、超音波の伝搬路を塞ぐことがある。そのため、送信側からの超音波送受波器の超音波が流路内壁あるいは仕切り板の間に付着した液滴に衝突し拡散することによっておこる超音波の減衰、位相ずれが発生し信号を打ち消し合うことで受信側の超音波送受波器の受信信号が減衰してしまうという課題を有していた。その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、流路内壁、あるいは、仕切り板の間に残留する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波流量計を構築することができる。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~5を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.超音波計測器の構成]
図1において、超音波計測器1は、被計測流体が流れる流路2に対し、斜めに対向して配置した超音波送受波器3、4とで構成され、超音波送受波器3,4は、流路2に対して、シール部5を介して流路2に固定され、流路2の外壁には発熱部6が接するように配置した流路部14と、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部13とで構成されている。
[1-2.超音波送受波器の構成]
図2において、超音波送受波器3は、音響整合体7と、圧電体8と、圧電体8の電極9、10に接続されたリード線11、12とを備える。
圧電体8の電極9と音響整合体7とは接合体(図示せず)で接合されている。接合体としては、例えばエポキシ接着剤、フェノール接着剤、シアノアクリレート接着剤等の一般的な接着剤を用いることができる。
発熱部である発熱体6は、面状に形成するため、例えば金属線をなるべく均等に発熱するように配置し、上下より例えば、ポリエチレンテレフタレート製フィルム、ポリイミド性フィルムなどの絶縁フィルム等で積層するようにはさみこみ、金属線とフィルムとは、エポキシ接着剤、フェノール接着剤、シアノアクリレート接着剤等の一般的な接着剤、あるいは、アクリル製粘着剤等で一体的に接合した構成とすることができる。金属線は、例えば、金属箔をフォトリソグラフィーによってパターンニングしたものを用いることも可能である。
発熱体6の発熱原理は抵抗加熱となり、金属線、あるいは金属箔である抵抗体に電流を流し、熱を発生させる方式である。抵抗体で消費された電力はすべて熱に変換され効率がとてもよく、単に電流を流すことで発熱する。金属線、あるいは金属箔は、例えばニクロム線、ステンレス箔、アルミ箔などを用いることができる。発熱体6は、ほかにも電流を流すことで、温度が上昇し、抵抗値が高まるPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタの特性を持つ面状発熱体を用いることも可能である。このPTCヒーターは、温度が低いときは、伝導性粒子(カーボン)の連鎖が連なっていて、電流が流れやすく(低抵抗)、温度が高くなると、半導体粒子が膨張し、伝導性粒子の連鎖を断ち切り、電流を流しにくく(高抵抗)になる。この特性を利用して、一定の温度に達したら、それ以上に温度が上がらないように設定されるヒーターで、省エネ性、安全性にすぐれている。
[1-3.流速、流量計の計測動作]
次に、本実施の形態の超音波計測器を超音波流量計として用いる事例を、図3を用いて説明する。図3において、超音波流量計20は、流体の流れる流路15の上流側に超音波送受波器16、下流側に超音波送受波器17が斜めに対向して配置された構成となっている。図中記載のL1は、上流側に配置された超音波送受波器16から伝搬する超音波の伝搬経路を示しており、L2は下流側に配置された超音波送受波器17の超音波の伝搬経路を示している。また、超音波送受波器16、17間の伝搬時間は、計時部18で計測され、演算部19により、流速や流量が求められる。なお、図3において、発熱部は省略している。
流路15の中を流れる流体の流速をV、流体中の超音波の速度をC(図示せず)、流体の流れる方向と超音波パルスの伝搬方向とのなす角度をθ、伝搬距離をLとする。まず、超音波送受波器16を超音波送波器、超音波送受波器17を超音波受波器として用いたときに、超音波送受波器16から出た超音波パルスが超音波送受波器17に到達する伝搬時間t1は、
t1 = L /(C+Vcosθ) (3)
で示される。
次に、超音波送受波器17から出た超音波パルスが超音波送受波器16に到達する伝搬時間t2は、
t2 = L /(C-Vcosθ) (4)
で示される。
そして、式(3)と式(4)から流体の音速Cを消去すると、
V = L /2cosθ(1/t1-1/t2) (5)
の式が得られる。
伝搬距離Lと角度θが既知なら、計時部18にて伝搬時間t1とt2を測定すれば流速Vを求めることができる。加えて、演算部19によって、この流速Vに流路15の流路断面積Sと補正係数Kを乗じれば、流量Qを求めることができる。演算部19は、上記Q=KSVを演算するものである。
[1-3.濃度計の計測動作]
次に、本実施の形態の超音波計測器を気体濃度計として用いる事例を、図4を用いて説明する。
図4には、本発明の実施形態における気体濃度計37の断面模式図を示している。本発明の気体濃度計37は、気体濃度を測定するための濃度測定空間31を有する流路としての筐体30を備えている。筐体30における濃度測定空間31の形状は、例えば、直方体形状、円筒形状等とする。また、濃度測定空間31は、必ずしも流路の一部である必要はなく、筐体30の壁によって全方向が囲まれていなくてもよく、少なくとも超音波を送受信できる空間であればよい。例えば、筐体30の一部を欠損させ、その欠損部において濃度測定空間31が外部に開放されていてもよい。
気体濃度計37は、筐体30内に、一対の超音波送受波器32、33を対向するように配置し、さらに、温度センサ34を収容し、計時部35および演算部36に接続されている。超音波送受波器32を超音波送波器として用いる場合、計時部35の動作に基づいて超音波を送信する。超音波送受波器33は、超音波受波器として機能し、超音波送受波器32から送信された超音波は、筐体30内部に満たされた被計測流体中を伝搬し、超音波受波器として用いた超音波送受波器33は、超音波を受信する。計時部35は、超音波が送信されてから受信されるまでの伝搬時間と、予め定められた超音波の伝搬距離Lに基づいて、伝搬時間t1とt2を測定することで超音波の伝搬速度Vを求める。
V = L /2(1/t1-1/t2) (6)
一方、この被計測流体である混合ガス中を伝搬する超音波の伝搬速度Vは、式(7)で表されるように、混合ガスの平均分子量M、比熱比γ、気体定数R及び絶対温度T(K)によっても決まる。音速及び温度を測定すれば平均分子量が求まる。
V = γ・R・T / M (7)
従って、混合ガス中のガス成分が既知のときは、ガス温度T及び伝搬速度Vを測定して式(7)に基づき平均分子量Mを求め、平均分子量Mから求めるガス濃度を演算できる。濃度演算式はガスa,ガスbからなる2種混合理想気体の場合式(8)のごとくなる。
ガスaの濃度(%)= M-mb / ma-mb ×100 (8)
ma及びmbはそれぞれガスa及びガスbの分子量を表す。
[1-4.効果等]
以上のように、本実施の形態において、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部18、演算部19などの計測手段とを備える超音波計測器であって、流路2の外壁に接するように配置した発熱部6を備える超音波計測器1としたものである。
これにより、流路2に接するように配置した発熱部6より、流路壁面に熱が伝熱し、流路内壁、付着する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波計測器を構築することができ、超音波流速計、超音波流量計、気体濃度計に応用することができる。
(実施の形態2)
図5を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.超音波計測器の構成]
図5は、実施の形態2における超音波計測器の流路部の断面図である。図5において、流路部40は、被計測流体が流れる流路2に対し、斜めに対向して配置した超音波送受波器3、4とで構成され、超音波送受波器3,4は流路に対して、シール部5を介して流路に固定され、流路の内壁には発熱部6が接するように配置した構成となっている。
[2-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部、演算部などの計測手段とを備え、流路2の流路の内壁には発熱部6が接するように配置したものである。
これにより、流路内壁に接するように配置した発熱部6より、流路内壁が加熱されることにより、流路内壁に付着する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波計測器を構築することができる。
(実施の形態3)
図6を用いて、実施の形態3を説明する。
[3-1.超音波計測器の構成]
図6は、実施の形態3における超音波計測器の流路部の断面図である。図6において、流路部41は、被計測流体が流れる矩形形状の流路2と、流路2をほぼ均等に分割するように配置した仕切り板42と、斜めに対向して配置した超音波送受波器3、4とで構成され、超音波送受波器3,4は流路に対して、シール部5を介して流路に固定され、流路2の外壁には発熱部6が接するように配置した構成となっている。
[3-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器から発信された超音波の伝搬方向と平行に仕切り板42を配置し、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部、演算部などの計測手段とを備え、流路2の流路の外壁には発熱部6が接するように配置したものである。
これにより、流路外壁に接するように配置した発熱部6より、流路内壁および仕切り板42が加熱されることにより、流路内壁および仕切り板42に付着する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波計測器を構築することができる。
(実施の形態4)
図7を用いて、実施の形態4を説明する。
[4-1.超音波計測器の構成]
図7は、実施の形態4における超音波計測器の流路部の断面図である。図7において、流路部43は、被計測流体が流れる矩形形状の流路2と、流路2をほぼ均等に分割するように配置した仕切り板42と、斜めに対向して配置した超音波送受波器3、4とで構成され、超音波送受波器3,4は流路に対して、シール部5を介して流路に固定され、流路の内壁には発熱部6が接するように配置した構成となっている。
[4-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、被計測流体が流れる流路2と、流路に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器から発信された超音波の伝搬方向と平行に仕切り板42を配置し、前記超音波送受波器間の伝搬時間を計測する計時部、演算部などの計測手段とを備え、流路2の内壁には発熱部6が接するように配置したものである。
これにより、流路内壁に接するように配置した発熱部6より、流路内壁および仕切り板42が加熱されることにより、流路内壁および仕切り板42に付着する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波計測器を構築することができる。加えて、本実施の形態に類似の方法であるが、流路自体を発熱部とする場合も同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
図8を用いて、実施の形態5を説明する。
[5-1.超音波計測器の構成]
図8は、実施の形態5における超音波計測器の流路部の断面図である。図8において、流路部44は、被計測流体が流れる矩形形状の流路2と、流路2をほぼ均等に分割するように配置した仕切り板42と、斜めに対向して配置した超音波送受波器3、4とで構成され、超音波送受波器3,4は流路に対して、シール部5を介して流路に固定され、仕切り板42の表面に発熱部6を形成した構成となっている。
[5-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器から発信された超音波の伝搬方向と平行に仕切り板42を配置し、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部、演算部などの計測手段とを備え、仕切り板42の表面に発熱部6が形成したしたものである。
これにより、流路内壁に接するように配置した発熱部6より、流路内壁および仕切り板42着する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波計測器を構築することができる。
(実施の形態6)
図9を用いて、実施の形態6を説明する。
[6-1.超音波計測器の構成]
図9は、実施の形態6における超音波計測器の流路部の断面図である。図9において、流路部45は、被計測流体が流れる矩形形状の流路2と、流路2をほぼ均等に分割するように配置した発熱機能を有する仕切り板46と、斜めに対向して配置した超音波送受波器3、4とで構成され、超音波送受波器3,4は流路に対して、シール部5を介して流路2に固定された構成となっている。
[6-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器から発信された超音波の伝搬方向と平行に仕切り板42を配置し、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部、演算部などの計測手段とを備え、発熱機能を有する仕切り板46を発熱部としたものである。
これにより、発熱機能を有する仕切り板46が加熱されることにより、仕切り板に付着する液滴量を減らし、送信側の超音波送受波器からから発信された超音波信号が、液滴によって反射や拡散することを抑えることができるため、受信側の超音波送受波器で超音波信号を効率よく安定して受信でき、精度が高い超音波計測器を構築することができる。
なお、上記実施の形態1~6では、発熱部の配置について、種々説明したが、要は流路を流れる被計測流体を加熱できれば良く、流路の一部に接するように発熱部を配置すればよいことは言うまでもない。
本開示は、気体の流量、流速及び濃度を計測する超音波流量計、流速計、濃度計などの超音波計測器に適用可能である。具体的には、家庭用流量計、医療用麻酔ガス濃度計、燃料電池用水素濃度計、燃料電池用水素濃度計、半導体計測装置等の反応気体濃度計、流量計などに本開示は適用可能である。
1 超音波計測器
2 流路
3、4 超音波送受波器
5 シール部
6 発熱体(発熱部)
13、18、35 計時部
15 流路
16、17 超音波送受波器
19 演算部
20 超音波流量計
30 筐体
31 濃度測定空間
32、33 超音波送受波器
34 温度センサ
36 演算部
42 仕切り板
46 仕切り板(発熱部)

Claims (9)

  1. 被計測流体が流れる流路と、
    前記流路に対向配置した1対の超音波送受波器と、
    前記超音波送受波器間の伝搬時間を計測する計時部と、
    前記流路の一部に接するように配置した発熱部と、
    を備える超音波計測器。
  2. 前記発熱部は、前記流路外壁に接するように配置した請求項1記載の超音波計測器。
  3. 前記発熱部は、前記流路内壁に接するように配置した請求項1記載の超音波計測器。
  4. 前記流路は、仕切り板によって分割された断面矩形筒状とした請求項2記載の超音波計測器。
  5. 前記流路は、仕切り板によって分割された断面矩形筒状とした請求項3記載の超音波計測器。
  6. 前記流路は、仕切り板によって分割された断面矩形の筒状とし、前記仕切り板表面に発熱部を配置した請求項1に記載の超音波計測器。
  7. 被計測流体が流れる断面矩形の筒状の流路と、
    前記流路に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器と、
    前記超音波送受波器間の伝搬時間を計測する計時部と、
    前記流路を分割する仕切り板と、を備え、
    前記仕切り板を発熱部とした超音波計測器。
  8. 前記流路内部に配置した温度センサと、
    前記計時部計時部で計測された伝搬時間と、
    前記温度センサで計測された温度により、前記被計測流体の混合ガスのガス濃度を演算する演算部と、
    を備えた請求項1~7のいずれか1項に記載の超音波計測器。
  9. 前記計時部で計測された伝搬時間に基づいて、前記被計測流体の流速または流量を演算する演算部を備えた請求項1~7のいずれか1項に記載の超音波計測器。
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