JP2022172774A - 電子装置および電子システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末の特定の動作を起動させるための呼びかけを間違えても特定の動作を起動させることができる電子装置を提供する。【解決手段】車載装置とスマートフォンとの連携の制御において、車載装置の制御部は、スマートフォンのAIアシスタントの呼びかけの間違いを検出する機能を包含する。呼びかけ間違い検出機能は、スマートフォン等の携帯端末の接続を確認する端末接続確認部と、接続された携帯端末のAIアシスタントを起動させるための呼びかけを識別する呼びかけ識別部と、ユーザーが発話した音声が識別された呼びかけと一致するか否かを判定する間違い検出部と、一致しないと判定された場合は携帯端末に接続手段を介してAIアシスタントを起動させるための起動コマンドを送信する起動コマンド送信部とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、多機能型携帯端末等の端末装置を接続可能な電子装置に関し、特に、端末装置の特定の動作を起動させるための音声入力に関する。
スマートフォンに代表される多機能型携帯端末、ポータブルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ等の電子機器には、ユーザーインターフェースの1つとして、ユーザーが発話した音声を認識する音声認識機能が搭載されている。このような音声認識機能を利用し、電子機器は、ユーザーが特定のキーワードを発話したとき、特定の動作を起動させることができる。
しかし、ユーザーがキーワードを忘れていたり勘違いして覚えているような場合、キーワードの発話による操作が不能となるおそれがある。特許文献1の操作補助装置は、発話音声の類似度が一定以上である後に、ユーザーの視線が対象物に向いたことを条件として、対象物を操作するためのキーワードが発話されたと判定することにより、誤ったキーワードによる操作失敗を回避し、キーワードの発話による操作不能を防止している。
特開2019-14450号公報
近年、音声認識機能を利用する電子機器には、ユーザーの音声を認識してさまざまな質問やリクエストに応えてくれるAIアシスタントと呼ばれるAI技術が搭載されている。スマートフォン、タブレット端末、スマートスピーカー、コンピュータ装置、車載用電子装置など、家の内外を問わず身の回りにはさまざまなAIアシスタントが溢れている。
AIアシスタントは、ユーザーが発話する特定の呼びかけに応答して起動し、例えば、図1(A)に示すように、車内空間においてオーディオ・ナビゲーション・ビジュアル機能を搭載した車載装置10は、「ABCD」の呼びかけで起動し、車内に持ち込まれたスマートフォン12は、「SSSS」の呼びかけで起動する。また、図1(B)に示すように、家庭内に置かれたスマートスピーカー20は、「GGGG」の呼びかけで起動し、パーソナルコンピュータ22は、「CCCC」の呼びかけで起動する。
このように、日常的に周囲に様々なAIアシスタントが存在すると、ユーザーは対象製品に搭載されているAIアシスタントを混同し、呼びかけを間違ってしまうことがある。例えば、スマートフォン14にリマインド登録しようとして「ABCD」と発話しても、呼びかけが間違っているためスマートフォン14は反応しない。また、スマートフォンを他社に乗り換えたにもかかわらず、これまでの癖で、以前のスマートフォンの呼びかけを発話してしまうことがある。対象製品のAIアシスタントは、呼びかけが一致しないと起動せず、ユーザーにとっては不便であった。
本発明は、このような従来の課題を解決し、携帯端末の特定の動作を起動させるための呼びかけを間違えても特定の動作を起動させることができる電子装置および電子システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、端末を接続する接続手段と、前記接続手段に接続された端末の特定の動作を起動させるための呼びかけを識別する識別手段と、ユーザーが発話した音声が前記識別手段により識別された呼びかけと一致するか否かを判定する判定手段と、一致しないと判定された場合、前記端末に前記接続手段を介して前記特定の動作を起動させるための起動コマンドを送信する送信手段とを有する。
ある態様では、前記識別手段は、前記接続手段を介して取得された前記端末の識別情報に基づき前記端末の呼びかけを識別する。ある態様では、前記識別手段は、前記端末の外観的特徴に基づき前記端末の呼びかけを識別する。ある態様では、前記識別手段は、ユーザーが発話した音声の文脈に基づき前記端末の呼びかけを識別する。ある態様では、前記識別手段は、過去に前記特定の動作が応答したときの呼びかけを前記端末の呼びかけとして識別する。ある態様では、電子装置はさらに、音声を入力する入力手段を含み、前記判定手段は、前記入力手段から入力された音声が前記識別手段により識別された呼びかけに一致するか否かを判定する。ある態様では、電子装置はさらに、ユーザーを撮像する撮像手段を含み、前記判定手段は、前記撮像手段により撮像されたユーザーの口の動きに基づきユーザーが発話した音声を識別する。ある態様では、電子装置はさらに、前記判定手段により一致しないと判定された場合、呼びかけに間違いの可能性があることをユーザーに提示する提示手段を含む。ある態様では、前記特定の動作は、AIアシスタントである。
本発明に係る電子システムは、上記記載の電子装置と、前記電子装置に接続された端末とを含むものであって、前記端末は、ユーザーが発話した呼びかけまたは前記電子装置から送信された起動コマンドに応答して前記特定の動作を起動する。
本発明によれば、識別された呼びかけとユーザーが発話した音声とが一致しない場合、特定の動作を起動させるための起動コマンドを端末に送信するようにしたので、ユーザーが特定の動作を起動させるための呼びかけを間違えても端末の特定の動作を起動させることができる。
電子機器に搭載されているAIアシスタントの例を示す図である。 本発明の実施例に係る車載システムの一例を示す図である。 本発明の実施例に係る車載装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る呼びかけの間違い検出機能の構成を示す図である。 本発明の実施例に係る車載システムにおけるAIアシスタントの起動を説明するフローである。 本発明の実施例に係る車載システムにおける呼びかけを間違えたときのAIアシスタントの起動を説明するフローである。 携帯端末と各携帯端末の呼びかけとの関係を規定するテーブルの一例である。 本発明の実施例の呼びかけの間違い検出方法を説明する図である。 本発明の実施例の呼びかけの間違い検出方法を説明する図である。 本発明の実施例の呼びかけの間違い検出方法を説明する図である。 携帯端末の接続情報と過去にAIアシスタントが応答したときの呼びかけとの関係を規定するテーブルの一例である。 本発明の変形例を説明する図である。視線方向の検出を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本発明の電子装置は、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートスピーカー等のAIアシスタントを搭載する端末を接続したとき、それらのAIアシスタントを起動するための呼びかけの間違いを検出する機能を備える。本発明の電子装置は、その用途や種類を特に限定するものではないが、例えば、オーディオ・ビジュアル・ナビゲーション機能を備えた車載用電子装置、家庭内に配されたコンピュータ装置などであることができる。
次に、本発明の実施例について詳細に説明する。図2は、本発明の実施例に係る車載システムの構成例を示す図である。本実施例の車載システムは、車載用電子装置(以下、車載装置)100と、車載装置100に有線または無線により接続された1つまたは複数の携帯端末200と、車載装置100と携帯端末200との間の双方向のデータ通信を可能にする通信手段300とを含んで構成される。
携帯端末200は、特にその種類を限定されないが、例えば、スマートフォンに代表される多機能型携帯端末、タブレットPC、ラップトップPC、スマートスピーカーなどである。図2には、携帯端末200としてスマートフォン200が例示されている。スマートフォン200は、典型的に、公衆電話回線網を利用する通話機能、3G/4G/5G等の公衆無線回線網をデータ通信機能、ユーザーが発話する音声を認識する音声認識機能、AIアシスタント機能、ネットワーク上のウエブページ等を検索するブラウザ機能、種々のアプリケーション(例えば、音楽/映像の再生、ナビゲーション、ソーシャルネットワークなど)を実行する機能、外部の電子機器と無線または有線により接続する接続機能などを搭載する。
通信手段300は、特にその種類を限定されないが、無線/有線LAN、近距離無線通信、赤外線通信などにより車載装置100とスマートフォン200との間の通信を確立する。
図3は、車載装置100の構成を示すブロック図である。車載装置100は、入力部110、車載カメラ120、メディア再生部130、通信部140、表示部150、音声出力部160、記憶部170および制御部180を含んで構成される。
入力部110は、ユーザーからの入力を受け取り、これを制御部190へ出力する。入力部110は、例えば、ユーザーが発話した音声を入力するマイクロフォン、タッチパネル、キーボード、マウス等を含むことができる。撮像カメラ120は、車内空間を撮像し、特に運転者や同乗者等を撮像し、撮像した画像データを制御部180へ提供する。
メディア再生部130は、記憶部170やその他の記録媒体に記憶されたオーディオデータやビデオデータを再生し、これを表示部150や音声出力部160から出力させる。また、メディア再生部130は、ナビゲーション機能や地上波デジタル放送やラジオ放送を再生する機能を備えるものであってもよい。
通信部140は、車両に持ち込まれた携帯端末等の電子機器との間で有線または無線による通信を可能にしたり、あるいは外部のネットワークと無線による通信を可能にする。通信部140は、例えば、図2に示すように車載装置100とスマートフォン200との間の通信手段300を構成する。
表示部150は、メディア再生部130によって再生された画像や通信部140から受信した画像等を表示する。表示部160は、例えば、プロジェクター、液晶ディスプレイあるいは有機ELディスプレイ等を含む。音声出力部160は、メディア再生部130によって再生された音声や通信部140から受信した音声等を車内空間に出力する。記憶部170は、メディア再生部130によって再生するためのデータや、車載装置100にとって必要なデータやアプリケーションソフトウエア等を格納する。
制御部180は、車載装置100の全体の動作を制御する。この制御は、ハードウエアおよび/またはソフトウエアにより実施される。ある態様では、制御部190は、ROM/RAMなどを含むマイクロコントローラユニット等を含み、ROM/RAMには、車載装置100の動作を制御するためのプログラムが格納される。
また、制御部180は、通信部140を介してスマートフォン200が車載装置100に接続されたとき(その他の携帯端末の接続も含む)、スマートフォン200と車載装置100との連携を制御する。例えば、スマートフォン200に搭載されたアプリケーションのアイコンを車載装置100の表示部150に表示させ、ユーザーが表示部150のアイコンをタッチ等により操作し、スマートフォン200のアプリケーションを実行させることが可能である。別の態様では、スマートフォン200の表示部に表示されたアプリケーションをユーザーがタッチ等により操作し、スマートフォン200のアプリケーションを実行させることも可能である。スマートフォン200のアプリケーションが実行されたとき、車載装置100は、スマートフォン200の出力デバイスとして機能することができ、例えば、通信部140を介してスマートフォン200から送信された画像データや音声データを受け取り、これらを表示部150や音声出力部160から出力する。
また、車載装置100とスマートフォン200とが連携されている状態で、ユーザーは、特定の呼びかけを発話することでスマートフォン200のAIアシスタントを起動させることができる。AIアシスタントは、起動後にユーザーの発話内容に応答する。例えば、ユーザーがAIアシスタントに質問をすると、AIアシスタントは、質問に対する答えを検索し、その検索結果を車載装置100の表示部150や音声出力部160から出力させる。あるいはユーザーがAIアシスタントにスマートフォン200のアプリケーションの実行をリクエストすると、AIアシスタントは、当該リクエストに応じたアプリケーションを動作させ、その動作結果を車載装置100の表示部150や音声出力部160から出力させる。
本実施例では、車載装置100とスマートフォン200との連携の制御において、制御部180は、スマートフォン200のAIアシスタントの呼びかけの間違いを検出する機能を包含する。この呼びかけの間違い検出機能の構成を図4に示す。呼びかけ間違い検出機能400は、端末接続確認部410、識別情報取得部420、呼びかけ識別部430、間違い検出部440および起動コマンド送信部450を含んで構成される。
端末接続確認部410は、通信部140を介してスマートフォン200のような携帯端末の接続を確認する。識別情報取得部420は、端末接続確認部410で接続確認された携帯端末の識別情報を取得する。例えば、スマートフォン200が接続された場合には、スマートフォン200を識別するためのデバイス名や機種などを取得する。
呼びかけ識別部430は、識別情報取得部420で取得された端末の識別情報に基づき当該端末のAIアシスタントを起動するための呼びかけを識別する。ある態様では、図6に示すように、種々の携帯端末の識別情報と各携帯端末のAIアシスタントを起動するための呼びかけとの関係を規定したテーブルを記憶部170に用意しておき、呼びかけ識別部430は、当該テーブルを参照して識別情報に該当する端末の呼びかけを検索する。あるいは、呼びかけ識別部430は、通信部140を介してインターネット上のサーバーなどから該当する呼びかけを検索するようにしてもよい。
間違い検出部440は、マイクロフォンから入力されたユーザーの発話音声を解析または認識し、解析された音声が呼びかけ識別部430で識別された呼びかけに一致するか否かを判定し、一致しない場合には、ユーザーが発話した呼びかけが間違っていると判定する。
起動コマンド送信部450は、間違い検出部440により呼びかけの間違いが検出された場合、通信部140を介してスマートフォン200に起動コマンドを送信する。この起動コマンドは、スマートフォン200が正しい呼びかけを音声認識したときにAIアシスタントを起動させるときのコマンドに対応する。
図5Aは、車載システムにおいてユーザーが正しい呼びかけを発話したときのAIアシスタントの起動を説明するフローである。スマートフォン200が車載装置100に接続された状態において(図2を参照)、ユーザーが呼びかけを発話すると(S100)、発話した音声がスマートフォン200および車載装置100にそれぞれ入力される。スマートフォン200は、入力音声が呼びかけに一致するため、AIアシスタントを起動する(S110)。AIアシスタントが起動されたことは、例えば、スマートフォン200からの音声等の合図によってユーザーに知らせられる。
一方、車載装置100では、間違い検出部440は、呼びかけ識別部430によって識別された呼びかけがユーザーの発話した音声に一致するため、呼びかけの間違いを検出しない。このため、起動コマンド送信部450は起動コマンドをスマートフォン200に送信しない。
AIアシスタントが起動されると、ユーザーは、所望のリクエストを発話し(S120)、AIアシスタントは、当該リクエストに対応する動作を実行する(S130)。例えば、ユーザーが音声や映像を再生するアプリケーションの起動をリクエストした場合、AIアシスタントは、当該アプリケーションを実行させ、それによって再生された音声信号/映像信号を車載装置100へ送信し、表示部150や音声出力部160から出力させる(S140)。
図5Bは、ユーザーが間違った呼びかけを発話したときのAIアシスタントの起動を説明するフローである。ユーザーが呼びかけを発話すると(S200)、発話した音声がスマートフォン200および車載装置100にそれぞれ入力される。スマートフォン200は、ユーザーからの入力音声が呼びかけに一致しないため、AIアシスタントを起動せず、そのまま待機する。
一方、車載装置100では、間違い検出部440は、呼びかけ識別部430によって識別された呼びかけがユーザーからの入力音声に一致しないため、呼びかけの間違いを検出する(S210)。呼びかけの間違いが検出されたことに応答して、起動コマンド送信部450は、通信部140を介してスマートフォン200にAIアシスタントを起動するための起動コマンドを送信する(S220)。すなわち、この起動コマンドは、スマートフォン200が正しい呼びかけを音声認識したときにAIアシスタントを起動させるためのコマンドに対応する。スマートフォン200は受信した起動コマンドに応答してAIアシスタントを起動させ(S230)、起動したことの音声等の合図がユーザーに知らせられる。以後の動作は、先の図5Aのときと同様に行われる。
次に、間違い検出部440の詳細について説明する。図7は、撮像カメラ/マイクを利用してユーザーの呼びかけの間違いを検出する例を示している。車載装置100にスマートフォン200が接続された状態で、ユーザーU1がスマートフォン200のAIアシスタントを起動させるための呼びかけ「ABCD」を発話すると、車載装置100の入力部110のマイク112から呼びかけ「ABCD」の音声が入力される。間違い検出部440は、入力された音声を認識し、当該認識した音声「ABCD」が呼びかけ識別部430で識別された呼びかけに一致するか否かを判定する。ある態様では、間違い検出部440は、予め決められた閾値以上の音声レベルの音声を認識することで、スマートフォン200へ向けられた呼びかけの音声を抽出し、周囲のノイズをカットするようにする。
例えば、呼びかけ識別部430によって識別された呼びかけが「SSSS」であれば、呼びかけの間違いが検出され、起動コマンド送信部450は、ユーザーU1の間違った呼びかけ「ABCD」に代えて「SSSS」に相当する起動コマンドをスマートフォン200へ送信する。他方、呼びかけ識別部430によって識別された呼びかけが「ABCD」であれば、ユーザーU1の呼びかけが正しいため、車載装置100からスマートフォン200に起動コマンドは送信されない。
呼びかけの間違い検出は、上記のように音声データを利用する他にも画像データを利用して行うことも可能である。車載装置100にスマートフォン200が接続されると、撮像カメラ120によってユーザーU1が監視され、撮像カメラ120によって撮像された画像データが制御部180に提供される。ユーザーU1は、スマートフォン200の利用者であり、ここでは、運転者または同乗者である。
間違い検出部440は、入力部110のマイク112からユーザーの音声が入力されると、これに応答してユーザーU1の画像データからユーザーU1の口元または唇や舌の動きを解析し、その解析結果からユーザーの呼びかけを判定する。図7(B)は、ユーザーU1が「ABCD」を発話したときの上下の唇の形状、上下の唇の開き度合、唇から歯が露出する度合、舌の位置および形状などから発話した音声を解析する。呼びかけの間違いが検出された場合には、上記と同様に、起動コマンド送信部450は、スマートフォン200に対して起動コマンドを送信する。
なお、呼びかけの間違い検出は、音声データと画像データの双方を利用するものであってもよい。音声データおよび画像データのそれぞれにおいて呼びかけを判定することで、間違い検出の信頼性を向上させることができる。
次に、本実施例による他の間違い検出方法について図8を参照して説明する。図8(A)は、呼びかけ識別部430が対象製品のデバイス名または機種からAIアシスタントの呼びかけを識別する例である。車載装置100にスマートフォン200が接続されたとき、呼びかけ識別部430は、接続情報の中からスマートフォン200のデバイス名や機種の識別情報を抽出し、抽出した識別情報からAIアシスタントの呼びかけを識別する。図の例では、デバイス名として「端末n」が抽出され、図6に示すようなテーブルを参照して、端末nに対応する呼びかけ「SSSS」を識別する。ユーザーが呼びかけ「ABCD」を発話した場合、呼びかけの間違いが検出される。
図8(B)は、撮像カメラ120が撮像したスマートフォン200の画像データからAIアシスタントの呼びかけを識別する例である。呼びかけ識別部430は、撮像カメラ120によって撮像されたスマートフォン200の画像データを解析し、スマートフォン200の外観的特徴(例えば、形状、サイズ、各種ボタンの大きさ、各種ボタンの位置、カメラのレンズの位置やその数、画面に表示されたデザインなど)に基づきスマートフォン200を識別し、識別したスマートフォンからAIアシスタントの呼びかけを識別する。図の例では、画像データから端末nを識別し、図6に示すようなテーブルを参照して、端末nに対応する呼びかけ「SSSS」を識別する。ユーザーが呼びかけ「ABCD」を発話した場合、呼びかけの間違いが検出される。
上記の例では、呼びかけ識別部430は、スマートフォン200の接続情報や外観的特徴から呼びかけを識別したが、図9は、これ以外の方法によりAIアシスタントの呼びかけを識別する。図9(A)では、ユーザーがスマートフォン200に指示する文脈で対象デバイスのAIアシスタントおよびその呼びかけを判定する。図示するように、ユーザーが「CCCC、QQQQでXXを注文して」と発話した場合、呼びかけ識別部430は、「QQQQ」の名称に関連付けされているAIアシスタントからその呼びかけ「ABCD」を識別する。図の例では、ユーザーU1が呼びかけ「CCCC」を発話しているため、車載装置100は、呼びかけが不一致であるため誤りと判定し、スマートフォン200に起動コマンドを送信する。
また、過去のAIアシスタントの呼びかけの応答実績を記憶部170に記憶しておき、記憶された呼びかけが今回の呼びかけと不一致の場合に誤りと判定する。図9(B)の例では、呼びかけ識別部430は、過去にAIアシスタントが呼びかけ「ABCD」で応答していることに鑑み、「ABCD」を呼びかけと識別する。図の例では、ユーザーU1が呼びかけ「GGGG」を発話しているため、車載装置100は、呼びかけが不一致であるため誤りと判定し、スマートフォン200に起動コマンドを送信する。
なお、呼びかけ識別部430は、過去に接続された携帯端末の識別情報とそのときにAIアシスタントが応答した呼びかけとを関連付けした履歴情報を記憶するようにしてもよい。例えば、図10に示すように、過去に接続された携帯端末の識別情報とそのときにAIアシスタントが応答した呼びかけとの関係を規定したテーブルを記憶しておき、呼びかけ識別部430は、テーブルを参照して、車載装置100に接続された携帯端末の呼びかけを検索する。
次に、本発明の他の実施例について図11を参照して説明する。上記実施例では、ユーザーが発話した呼びかけが間違っている場合に、起動コマンドをスマートフォン200に送信してスマートフォン200のAIアシスタントを起動させるようにしたが、本実施例ではさらに、ユーザーが発話した呼びかけが間違っていることを音声や表示でユーザーに通知する機能を包含する。
本実施例による呼びかけ間違い検出機能400は、図4に示す構成に加えて、間違い提示部を含む。間違い提示部は、間違い検出部440によりユーザーが発話した呼びかけが識別された呼びかけに一致しないと判定された場合(つまり、間違いが検出された場合)、表示部150や音声出力部160を介してユーザーにその旨を通知する。例えば、図11に示すように、表示部150は、AIアシスタントの呼びかけが間違っている可能性があることを示すメッセージ500を画面に表示したり、音声出力部160は、間違いに関する警報または音声メッセージを出力する。これにより、ユーザーU1は、呼びかけが間違っていることに気が付き、今後、AIアシスタントを起動させるときに正しい呼びかけを発話することができる。
上記実施例では、呼びかけによってAIアシスタントを起動させる例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末に搭載された特定のプログラムやアプリケーション等の動作を起動させるものであってもよい。上記実施例では、車載装置100を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の家庭用のコンピュータ装置や電子装置であってもよい。上記実施例では、車載装置100にスマートフォン200を接続する例を示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、AIアシスタント機能を含む他の携帯端末や固定タイプの端末を接続した場合にも適用される。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
100:車載装置 110:入力部
120:撮像カメラ 130:メディア再生部
140:通信部 150:表示部
160:音声出力部 170:記憶部
180:制御部

Claims (10)

  1. 端末を接続する接続手段と、
    前記接続手段に接続された端末の特定の動作を起動させるための呼びかけを識別する識別手段と、
    ユーザーが発話した音声が前記識別手段により識別された呼びかけと一致するか否かを判定する判定手段と、
    一致しないと判定された場合、前記端末に前記接続手段を介して前記特定の動作を起動させるための起動コマンドを送信する送信手段と、
    を有する電子装置。
  2. 前記識別手段は、前記接続手段を介して取得された前記端末の識別情報に基づき前記端末の呼びかけを識別する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記識別手段は、前記端末の外観的特徴に基づき前記端末の呼びかけを識別する、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記識別手段は、ユーザーが発話した音声の文脈に基づき前記端末の呼びかけを識別する、請求項1に記載の電子装置。
  5. 前記識別手段は、過去に前記特定の動作が応答したときの呼びかけを前記端末の呼びかけとして識別する、請求項1に記載の電子装置。
  6. 電子装置はさらに、音声を入力する入力手段を含み、
    前記判定手段は、前記入力手段から入力された音声が前記識別手段により識別された呼びかけに一致するか否かを判定する、請求項1ないし5いずれか1つに記載の電子装置。
  7. 電子装置はさらに、ユーザーを撮像する撮像手段を含み、
    前記判定手段は、前記撮像手段により撮像されたユーザーの口の動きに基づきユーザーが発話した音声を識別する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の電子装置。
  8. 電子装置はさらに、前記判定手段により一致しないと判定された場合、呼びかけに間違いの可能性があることをユーザーに提示する提示手段を含む、請求項1ないし7いずれか1つに記載の電子装置。
  9. 前記特定の動作は、AIアシスタントである、請求項1に記載の電子装置。
  10. 請求項1ないし8いずれか1つに記載の電子装置と、前記電子装置に接続された端末とを含む電子システムであって、
    前記端末は、ユーザーが発話した呼びかけまたは前記電子装置から送信された起動コマンドに応答して前記特定の動作を起動する、電子システム。
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