JP2022172464A - 静大気温度を取り入れることによる航空機の対気速度の計算 - Google Patents

静大気温度を取り入れることによる航空機の対気速度の計算 Download PDF

Info

Publication number
JP2022172464A
JP2022172464A JP2022076177A JP2022076177A JP2022172464A JP 2022172464 A JP2022172464 A JP 2022172464A JP 2022076177 A JP2022076177 A JP 2022076177A JP 2022076177 A JP2022076177 A JP 2022076177A JP 2022172464 A JP2022172464 A JP 2022172464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aircraft
air temperature
static air
static
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022076177A
Other languages
English (en)
Inventor
アルン・アナント・ナドカルニ
Anant Nadkarni Arun
ダグラス・エル・ウィルソン
l wilson Douglas
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2022172464A publication Critical patent/JP2022172464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D43/00Arrangements or adaptations of instruments
    • B64D43/02Arrangements or adaptations of instruments for indicating aircraft speed or stalling conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D47/00Equipment not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • G01K13/02Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature of moving fluids or granular materials capable of flow
    • G01K13/028Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature of moving fluids or granular materials capable of flow for use in total air temperature [TAT] probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/10Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring thermal variables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P13/00Indicating or recording presence, absence, or direction, of movement
    • G01P13/02Indicating direction only, e.g. by weather vane
    • G01P13/025Indicating direction only, e.g. by weather vane indicating air data, i.e. flight variables of an aircraft, e.g. angle of attack, side slip, shear, yaw
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/14Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring differences of pressure in the fluid
    • G01P5/16Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring differences of pressure in the fluid using Pitot tubes, e.g. Machmeter
    • G01P5/17Coupling arrangements to the indicating device
    • G01P5/175Coupling arrangements to the indicating device with the determination of Mach number

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

Figure 2022172464000001
【課題】既存の対気速度計算システム及び方法の欠点のうちの少なくとも1つを克服するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】システムが、航空機に取り付けられた静大気温度プローブ、電子飛行計器システム及びプロセッサを含むことができる。プロセッサは、静大気温度プローブを使用して航空機における静大気温度を測定するように構成されてよい。さらに、プロセッサは、静大気温度に少なくとも部分的に基づいて航空機に関するマッハ数を計算するように構成されてよい。さらに、プロセッサは、マッハ数に基づいて航空機の真対気速度を計算するように構成されてよい。プロセッサは、真対気速度の表示を、電子飛行計器システムを使用して表示することができる。さらに、プロセッサは、静大気温度に少なくとも部分的に基づいて音速を計算するように構成されてよい。
【選択図】図3

Description

本開示は、広くには、対気速度の計算の分野に関し、特には、静大気温度を取り入れることによる航空機の対気速度の計算に関する。
パイロット及び自動操縦システムは、航空機の安全な飛行を保証するために、対気速度の正確な示度に依存する。対気速度を計算する従来の方法は、測定された全圧と静圧との差に基づいて対気速度を計算するピトー静圧システム(例えば、圧力に基づくシステム)を利用する。そのような方法は、例えば氷または火山灰などの汚染物質あるいはセンサを遮りかねない昆虫の巣によって測定値が損なわれる場合に、誤差を免れない。
対気速度を計算する1つの公知の既存の代替方法は、航空機の計算モデルに依存することができ、迎角、揚力、抗力、重量、高度、空力係数、エンジン推力推定値、などの多数の航空機パラメータを含むことができる。これらのパラメータは、飛行中に絶えず変化し得る。そのような計算は、航空機の種類ごとに固有であり得、これらの計算の精度は、モデルの単純化、不確実性及び誤差の影響を受ける可能性がある。したがって、これらの推定値は、場合によっては不正確になり得る。さらに、これらの推定方法は、計算が複雑かつ反復的になりかねず、精度に関して反復プロセスの収束に依存し、精度が保証されない可能性がある。これらの推定方法は、ジェット航空機が典型的に稼働する高亜音速の領域において不確実性または誤差を特に生じやすい可能性がある。
対気速度を決定するための別の代替方法は、光学センサを使用し、航空機に取り付けられたレーザ光源からの反射の検出に基づいて、大気中の離れた粒子の速度を計算することができる(例えば、光検出及び測距(LIDAR))。このような光学的方法は、高価な検出装置及び光源に依存する。さらに、これらの方法は、空気中の過度の粒子によって大気を通る光の透過が変化する可能性があり、光投影窓及び検出窓が浮遊灰粒子からの衝撃によって損傷する可能性があるため、ピトー静圧システムに悪影響を及ぼしかねない条件と同じ条件のいくつか(例えば、火山灰)に起因する不正確さに対して、脆弱である可能性がある。
別の方法(フラッシュ・エア・データ・システム(FADS)と呼ばれる)は、機体の各所に分布した圧力測定用の埋込型の静圧ポートを使用することができる。対気速度を、さまざまな箇所の多数のポートにおいて測定された圧力を利用する複雑なアルゴリズムに基づいて計算することができる。1つの欠点は、センサ、とりわけ上向きのポートが、航空機が就航していないときに降水及び汚染物質の影響を受けやすいため、大型の輸送機にとって非実用的となり得ることである。別の欠点は、1つ以上のセンサからの読取値の異常を検出することが困難であり、対気速度の誤りに気付かない可能性があることである。他の欠点も存在し得る。
既存の対気速度計算システム及び方法の欠点のうちの少なくとも1つを克服するシステム及び方法が開示される。一例において、航空機の真対気速度が、静大気温度(外気温度とも呼ばれる)を直接測定する静大気温度プローブ及び全温度を測定する全温度プローブからの測定値を使用して計算することができる。静大気温度プローブを、機体の付近の空気温度が静大気温度または外気温度にほぼ等しいことを計算流体力学解析によって示すことができる位置において、航空機の機体に取り付けることができる一方で、全温度プローブを、全温度プローブを航空機の機体から短い距離だけ離して支持するストラット上など、全温度プローブがほぼ自由流の空気流に曝される位置に取り付けることができる。次いで、マッハ数及び対気速度を、大気物理学を支配する方程式を使用して計算することができる。このプロセスは、高亜音速飛行において温度が速度に相関し得るがゆえに、低亜音速飛行の体制とは対照的に、主に高亜音速飛行の体制に適用可能であり得る。この新規な方法は、対気速度の他の計算方法と比べ、大幅に簡単に実施することができる。さらに、本方法を、典型的な計算方法によってもたらされる情報における誤差を検出することができる対気速度量の別個のソースを提供するために使用することができる。
一例においては、一方法が、静大気温度プローブを使用して航空機における静大気温度を測定することを含む。本方法は、静大気温度に少なくとも部分的に基づいて、現在の飛行高度における航空機に関するマッハ数を計算することを含む。本方法は、マッハ数に基づいて航空機の真対気速度を計算することをさらに含む。本方法は、航空機の稼働において使用するために真対気速度の表示を表示することを含む。
いくつかの例において、本方法は、全温度プローブを使用して航空機における全温度を測定するステップをさらに含み、マッハ数の計算は、全温度と静大気温度との間の差にさらに基づく。いくつかの例において、本方法は、静大気温度に基づいて現在の飛行高度での航空機における音速を計算するステップをさらに含み、真対気速度の計算は、現在の飛行高度での音速にさらに基づく。いくつかの例において、本方法は、航空機における静圧を測定するステップと、マッハ数及び静圧に基づいて衝撃圧力を計算するステップと、衝撃圧力を静圧に加えることによって全圧を計算するステップとを含む。いくつかの例において、本方法は、航空機における静圧に基づいて航空機の高度を計算するステップを含む。いくつかの例において、本方法は、較正済対気速度を計算するステップと、航空機の稼働において使用するために較正済対気速度の表示を表示するステップとを含む。
いくつかの例において、静大気温度プローブは、少なくとも2つの静大気温度プローブからなる組の一部である。少なくとも2つの静大気温度プローブからなる組は、全温度プローブなどの航空機に取り付けられた他のセンサの近傍において、航空機の前方本体ステーションに配置される。いくつかの例において、少なくとも2つの静大気温度プローブからなる組は、静圧センサなどの航空機に取り付けられた他のセンサの近傍において、航空機の前方本体ステーション以外の本体ステーションに配置される。少なくとも2つの静大気温度プローブの組の位置は、その位置において静大気温度がもたらされるように、計算流体力学解析を使用して決定される。静大気温度プローブによって得られる測定値は、静大気温度に密接に相関し得る。いくつかの用途において、測定値は、他のセンサからの測定値に基づく何らかの補正を必要とする可能性がある。
一例においては、システムが、航空機に取り付けられた静大気温度プローブを含む。システムは、電子飛行計器システムをさらに含む。システムは、プロセッサをさらに含む。プロセッサは、静大気温度プローブを使用して航空機における静大気温度を測定するように構成される。さらに、プロセッサは、静大気温度に少なくとも部分的に基づいて航空機に関するマッハ数を計算するように構成される。さらに、プロセッサは、マッハ数に少なくとも部分的に基づいて航空機の真対気速度を計算するように構成される。真対気速度は、高度及び静大気温度にも基づくことができる。プロセッサは、真対気速度の表示を、電子飛行計器システムを使用して表示するように構成される。
いくつかの例において、システムは、航空機に取り付けられた全温度プローブを含む。プロセッサは、全温度プローブを使用して航空機における全温度を測定するようにさらに構成される。マッハ数の計算は、全温度と静大気温度との間のスケーリングされた差にさらに基づく。いくつかの例において、プロセッサは、静大気温度に基づいて航空機における音速を計算するようにさらに構成され、真対気速度の計算は、航空機における音速にさらに基づく。いくつかの例において、プロセッサは、航空機における静圧を測定し、マッハ数及び静圧に基づいて衝撃圧力を計算し、衝撃圧力を静圧に加えることによって全圧を計算するように構成される。さらに、プロセッサは、計算された衝撃圧力を、測定された静圧及び全圧から得られる測定された衝撃圧力と比較するように構成されてよい。いくつかの例において、プロセッサは、航空機における静圧に基づいて航空機の高度を計算するように構成される。いくつかの例において、プロセッサは、較正済対気速度を計算し、電子飛行計器システムを使用して較正済対気速度の表示を表示するように構成される。
いくつかの例において、静大気温度プローブは、航空機の前方本体ステーションに配置される。いくつかの例において、静大気温度プローブは、航空機の前方本体ステーション以外の本体ステーションに配置される。いくつかの例において、静大気温度プローブは、航空機に取り付けられた少なくとも2つの静大気温度プローブからなる組のうちの1つである。いくつかの例において、航空機は、高亜音速で飛行するように構成されたジェット航空機である。
一例においては、システムが航空機を含む。システムは、航空機における静大気温度を測定するように構成された静大気温度プローブをさらに含む。システムは、真対気速度の表示を表示するように構成された電子飛行計器システムをさらに含み、真対気速度は、静大気温度に少なくとも部分的に基づいて計算される。計算はマッハ数に基づいてもよい。
航空機の対気速度を計算するためのシステムを示す概略図である。 航空機の対気速度の計算に関連するデータを示すブロック図である。 航空機の対気速度を計算するための方法を示すブロック図である。
本開示は、さまざまな修正形態及び代替形態を受け入れる余地があるが、特定の実施形態が、例として図面に示されており、本明細書において詳細に説明される。しかしながら、本開示が、開示される特定の形態に限定されるものではないことを、理解すべきである。むしろ、本開示の範囲に含まれるすべての修正物、均等物及び代替物が包含されるように意図される。
図1を参照すると、航空機の対気速度を計算するためのシステム100が示されている。システムを、前方本体ステーション104及び別の本体ステーション106を有する航空機102において実施することができる。図1において、システム100のいくつかの部分が、前方本体ステーション104に配置されているものとして説明され、他の部分が、他の本体ステーション106に配置されているものとして説明される。しかしながら、実際には、各々のコンポーネントの実際の位置はさまざまであってよい。さらに、システム100に加えて、図1には示されていない航空機102の操縦及び稼働のための他のシステム及びコンポーネントも含まれてよい。航空機102は、システム間の動作を調和させ、本明細書で説明されるような計算及び動作を実行することができる飛行制御電子機器110を装備することができる。飛行制御電子機器110は、1つ以上のプロセッサ112を含むことができる。
本明細書において使用されるとき、プロセッサ112は、マイクロコントローラ、中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、周辺インタフェースコントローラー(PIC)、別の種類のマイクロプロセッサ及び/またはこれらの組み合わせを含むことができる。さらに、プロセッサ112は、集積回路、相補型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)回路、超大規模集積(VLSI)回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理ゲート回路の組み合わせ、別の種類のデジタルまたはアナログ電気設計コンポーネント、あるいはこれらの組み合わせとして実装されてよい。本開示の目的に関して、プロセッサ112は、本明細書に記載される機能を実行するための充分なメモリをさらに含むことができる。メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、磁気ディスクメモリ、光ディスクメモリ、フラッシュメモリ、データ及びプロセッサ命令を格納することができる別の種類のメモリ、などのメモリデバイス、あるいはこれらの組み合わせを含むことができる。プロセッサ112は、集中型であっても、複数の処理ユニットに分散されてもよい。さらに、図1はプロセッサ112を航空機102に位置するものとして示しているが、実際には、プロセッサ112またはその一部は遠方に配置されてもよい。
システム100は、システム100のパイロットまたは他のユーザにさまざまな飛行パラメータの表示を提供することができる電子飛行計器システム114を含むことができる。例えば、電子飛行計器システム114は、航空機102を操縦するために使用することができる多数の他のパラメータの中でもとりわけ、静大気温度、全温度、マッハ数、較正済対気速度、音速、真対気速度、衝撃圧力、静圧及び航空機102の高度の表示を表示することが可能であってよい。
データバス160が、電子飛行計器システム114と飛行制御電子機器110との間の通信を中継することができる。他のシステムも、データバス160を介して飛行制御電子機器110と通信することができる。単一の接続として示されているが、データバス160は、電子飛行計器システム114及び飛行制御電子機器110などの航空機102のコンポーネント間の電子通信を維持することができる任意の種類の通信インフラストラクチャを含むことができる。
システム100は、右ピトー122、中央ピトー124及び左ピトー126を含むことができる。ピトー122、124、126は、前方本体ステーション104に配置されてよく、航空機102の選択された位置における空気圧を測定するために使用されてよい。航空機102の機体の断面におけるピトー122、124、126の実際の位置は、さまざまであってよく、図1とは違ってもよい。図1は3つのピトー122、124、126を示しているが、実際には、3つよりも多数または少数のピトーが含まれてもよい。
飛行制御電子機器110にピトー122、124、126を結合させることができる。分かりやすくするために図示されていないが、ピトー122、124、126において得られた測定値を飛行制御電子機器110において使用するための可読フォーマットに変換するために、追加の機械的及び電気的、あるいは電子的なデバイスが含まれてよい。右ピトー122、中央ピトー124、左ピトー126またはこれらの組み合わせから得られた測定値を使用して、航空機102に関連する全圧を決定することができる。全圧は、空気が測定点において速度を有さず、あるいは無視で速度しか有さないように、ピトー122、124、126内で測定されたよどみ点圧力であってよい。
システム100は、右静圧センサ128、中央静圧センサ130及び左静圧センサ132を含むことができる。静圧センサ128、130、132は、他方の本体ステーション106に配置されてよく、航空機102における静圧を測定するために使用されてよい。図1は3つの静圧センサ128、130、132を示しているが、実際には、3つよりも多数または少数の静圧センサが含まれてもよい。
飛行制御電子機器110に静圧センサ128、130、132を結合させることができる。ピトー122、124、126と同様に、測定値を飛行制御電子機器110において使用するための可読フォーマットに変換するために、追加の機械的及び電気的なデバイスが含まれてよい。右静圧センサ128、中央静圧センサ130及び左静圧センサ132、あるいはこれらの組み合わせから得られた測定値を使用して、航空機102に関連する静圧を決定することができる。静圧は、ピトー122、124、126によって測定された全圧と航空機102に関連する衝撃圧力との間の差に等しくてよい。このように、全圧及び静圧を測定することによって、衝撃圧力も測定され、決定することができる。
システム100は、前方本体ステーション104に配置された全温度プローブ136を含むことができる。全温度プローブ136は、全温度を測定することができ、全温度は、空気を通過する航空機102の移動に関連する温度成分を含み得る。全温度プローブ136において得られた測定値を、データバス160を介して飛行制御電子機器110へと送信することができる。
現時点において、衝撃圧力及び静圧を使用して、航空機102に関連するマッハ数を決定することができる。次いで、全温度をマッハ数と併せて使用して、静大気温度を計算することができる。静大気温度及びマッハ数に基づいて、対応する真対気速度を決定することができる。しかしながら、このプロセスは、とりわけピトー122、124、126または静圧センサ128、130、132のうちの1つが(例えば、氷、埃または灰によって)詰まり、あるいは他のかたちで動作不能になる場合に、誤差の可能性を免れない。
システム100は、右静大気温度プローブ140、中央静大気温度プローブ142及び左静大気温度プローブ144を含むことができる。静大気温度プローブ140、142、144は、航空機における静大気温度を測定することができる。静大気温度は、全温度から空気を通過する航空機102の移動に関連する温度成分を引き算したものに等しくてよい。図1は3つの静大気温度プローブ140、142、144を示しているが、実際には、3つよりも多数または少数の静大気温度プローブが含まれてもよい。例えば、場合によっては、単一の静大気温度プローブで充分であるかもしれない。
静大気温度プローブ140、142、144は、温度測定値に対する空気を通過することによる温度の影響を低減するために、他方の本体ステーション106に沿って配置されてよい。静大気温度プローブ140、142、144の正確な位置を、航空機102の種類及び形状に基づいて計算によって決定することができる。例えば、静大気温度プローブ140、142、144の位置を、その位置において航空機102の近傍の空気流からの干渉を伴わない静大気温度がもたらされるように、計算流体力学解析を使用して決定することができる。一例において、少なくとも中央静大気温度プローブ142は、航空機102の機体の下側に配置されてよい。
随意により、静大気温度プローブ140、142、144は、図1の破線の囲みによって示されるように、前方本体ステーション104に配置されてよい。図1は、飛行制御電子機器110に直接接続された静大気温度プローブ140、142、144を示しているが、いくつかの例において、静大気温度プローブ140、142、144において得られた測定値は、データバス160を介して飛行制御電子機器110へと送信されてもよい。
図2が、航空機の対気速度及び他のパラメータの計算に関連するデータ200を示している。データ200は、本明細書に記載のような図1のシステム100によって測定及び/または計算されてよい。最初に、静圧センサ128、130、132のうちの少なくとも1つによって静圧224を測定することができ、静大気温度プローブ140、142、144のうちの少なくとも1つによって静大気温度202を測定することができ、全温度プローブ136によって全温度204を測定することができる。
航空機102に関連するマッハ数206を、静大気温度202及び全温度204に基づいて計算することができる。例えば、マッハ数を、式
Figure 2022172464000002
によって決定することができ、ここでMはマッハ数206であり、Ttは全温度204であり、Tsは静大気温度202であり、kは回復係数であり、センサの特性及びシステムの設置に依存する。上記の式において、Tt及びTsの単位は、ケルビン度である。マッハ数206は、航空機102を取り囲む環境に固有であり得る。音速は、高度及び大気圧などのパラメータに左右される周囲の気温に依存する。マッハ数206の表示208を、電子飛行計器システム114を使用して、パイロットまたは他のユーザへと表示することができる。
さらに、較正済対気速度210を計算することができ、較正済対気速度210の表示212を、電子飛行計器システム114を使用してパイロットまたは他のユーザへと表示することができる。
高亜音速において、音速214(温度に依存する)を、静大気温度202を使用して計算することができる。例えば、音速214を、式
Figure 2022172464000003
によって決定することができ、ここでaは音速214であり、aは海面における標準大気圧での音速(a=661.48ノット)であり、Tsは静大気温度202であり、T0は海面における標準日温度(T0=273.15+15°K)である。上記の式において、Ts及びT0の単位は、ケルビン度である。音速210の表示216を、電子飛行計器システム114を使用して、パイロットまたは他のユーザへと表示することができる。
マッハ数206及び音速214に基づいて、真対気速度218を計算することができる。例えば、真対気速度218を、式
TAS=M*a
によって決定することができ、ここでTASは真対気速度218であり、Mはマッハ数206であり、aは音速214である。上記の式において、a及びTASの単位は、ノットである。真対気速度218の表示220を、電子飛行計器システム114を使用して、パイロットまたは他のユーザへと表示することができる。
さらに、静大気温度202に基づくマッハ数206を、静圧224と共に、衝撃圧力222及び全圧226を計算するために使用することができる。例えば、静圧に対する衝撃圧力の比を、式
Figure 2022172464000004
を使用して計算することができ、ここでqcは衝撃圧力222であり、psは静圧であり、Mはマッハ数206である。上記の式において、ps及びqcの単位は、mBarである。この比及び測定された静圧224を使用して、衝撃圧力222を計算することができる。全圧226を、式
=p+q
によって決定することができ、ここでpは全圧226であり、pは測定された静圧224であり、qは衝撃圧力222である。上記の式において、pの単位は、mBarである。いくつかの場合に、全圧226を、航空機102におけるセンサの正確な機能を保証するために、測定された全圧を検証するために使用することができる。
航空機102の高度228を、式
Figure 2022172464000005
を使用して計算することができ、ここでHは気圧高度であり、psは静圧であり、p0は海面における標準大気圧であり、K1及びK2は定数である。上記の式において、Hの単位はフィートであり、ps及びp0の単位はmBarである。高度228の表示230を、電子飛行計器システム114を使用して、パイロットまたは他のユーザへと表示することができる。
計算によるのではなく、測定された静大気温度202を使用する利点は、真対気速度218を含むデータ200を、氷、灰、または空気中の他の物質の干渉の場合に不正確さの影響を受けかねない圧力センサに依存することなく、決定できることであってよい。他の利点も存在し得る。
図3を参照すると、航空機の対気速度を計算するための方法300が示されている。方法300は、302において、静大気温度プローブを使用して航空機における静大気温度を測定することを含むことができる。例えば、静大気温度202を、右静大気温度プローブ140、中央静大気温度プローブ142及び左静大気温度プローブ144のうちの少なくとも1つによって測定することができる。
方法300は、ステップ304において、全温度プローブを使用して航空機における全温度を測定することをさらに含むことができる。例えば、全温度プローブ136を使用して全温度204を測定することができる。
さらに、方法300は、ステップ306において、現在の飛行高度における航空機に関連するマッハ数を計算することを含むことができる。例えば、マッハ数206を、静大気温度202及び全温度204に基づいて計算することができる。
方法300は、ステップ308において、現在の飛行高度での航空機における音速を計算することを含むことができる。例えば、音速214を、静大気温度202に基づいて計算することができる。
方法300は、ステップ310において、航空機の真対気速度を計算することをさらに含むことができる。例えば、真対気速度218を、音速214及びマッハ数206に基づいて計算することができる。
さらに、方法300は、ステップ312において、航空機の稼働において使用するために真対気速度の表示を表示することを含むことができる。例えば、真対気速度218の表示220を、電子飛行計器システム114において表示することができる。
方法300は、ステップ314において、航空機における静圧を測定することを含むことができる。例えば、測定による静圧224を、右静圧センサ128、中央静圧センサ130及び左静圧センサ132のうちの少なくとも1つを使用して測定することができる。
方法300は、ステップ316において、衝撃圧力を計算することをさらに含むことができる。例えば、衝撃圧力222を、マッハ数206及び測定された静圧224に基づいて計算することができる。
さらに、方法300は、ステップ318において、衝撃圧力を静圧に加えることによって全圧を計算することを含むことができる。例えば、全圧226を、衝撃圧力222を測定された静圧224に加えることによって計算することができる。
方法300は、ステップ320において、航空機の高度を計算することを含むことができる。例えば、高度228を、測定された静圧224に基づいて計算することができる。
方法300は、ステップ321において、航空機の稼働において使用するために高度の表示を表示することをさらに含むことができる。例えば、高度228の表示230を、電子飛行計器システム114を使用して表示することができる。
方法300は、ステップ322において、較正済対気速度を計算することを含むことができる。例えば、較正済対気速度210を計算することができる。
方法300は、ステップ324において、航空機の稼働において使用するために較正済対気速度の表示を表示することをさらに含むことができる。例えば、較正済対気速度210の表示212を、電子飛行計器システム114において表示することができる。
方法300の利点は、測定された静大気温度に基づいて真対気速度、音速、などを計算することにより、圧力センサ及びピトーに関連する不正確さの可能性を回避できることである。さらに、静大気温度に基づく計算は、真対気速度を計算する他の方法と比較して、単純化が可能である。
(1)航空機の種々のピトーにおいて得られる圧力測定値とは無関係な静温度の測定値を得ることができ、(2)静温度の測定値を、空気圧センサに依存する従来からの真対気速度の計算と比較するための真対気速度の追加の計算として使用することができ、(3)1つ以上の圧力ピトーが(例えば、降水、詰まり及び/またはデブリに起因して)故障し、あるいは信頼できなくなった場合に、静大気温度の測定値を使用して真対気速度を計算することができ、(4)静大気温度の測定値が、ピトーの故障の場合の乗組員の混乱の可能性を防止し、航空の安全性を高めることができるなど、上述のシステム及び方法のいくつかのさらなる利点が存在する。他の利点も存在し得る。
さまざまな例を示して説明してきたが、本開示は、そのように限定されず、当業者にとって明らかであるようなあらゆる修正形態及び変形形態を含むと理解される。
100 システム、102 航空機、104 前方本体ステーション、106 別の本体ステーション、110 飛行制御電子機器、112 プロセッサ、114 電子飛行計器システム、122 右ピトー、124 中央ピトー、126 左ピトー、128 右静圧センサ、130 中央静圧センサ、132 左静圧センサ、136 全温度プローブ、140 右静大気温度プローブ、142 中央静大気温度プローブ、144 左静大気温度プローブ、160 データバス、202 静大気温度、204 全温度、206 マッハ数、208 表示、210 較正済対気速度、212 表示、214 音速、216 表示、218 真対気速度、220 表示、222 衝撃圧力、224 静圧、226 全圧、228 高度、230 表示

Claims (20)

  1. 静大気温度プローブを使用して航空機における静大気温度を測定するステップと、
    前記静大気温度に少なくとも部分的に基づいて、現在の飛行高度における前記航空機に関するマッハ数を計算するステップと、
    前記マッハ数に基づいて前記航空機の真対気速度を計算するステップと、
    前記航空機の稼働において使用するために前記真対気速度の表示を表示するステップと
    を含む方法。
  2. 全温度プローブを使用して前記航空機における全温度を測定するステップをさらに含み、
    前記マッハ数を計算する前記ステップは、前記全温度と静大気温度との間の差にさらに基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記静大気温度に基づいて前記現在の飛行高度での前記航空機における音速を計算するステップをさらに含み、
    前記真対気速度を計算する前記ステップは、前記現在の飛行高度での前記音速にさらに基づく、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記航空機における静圧を測定するステップと、
    前記マッハ数及び前記静圧に基づいて衝撃圧力を計算するステップと、
    前記衝撃圧力を前記静圧に加えることによって全圧を計算するステップと
    をさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記航空機における前記静圧に基づいて前記航空機の高度を計算するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 較正済対気速度を計算するステップと、
    前記航空機の稼働において使用するために前記較正済対気速度の表示を表示するステップと
    をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記静大気温度プローブは、少なくとも2つの前記静大気温度プローブからなる組の一部であり、少なくとも2つの前記静大気温度プローブからなる前記組は、全温度プローブを含む前記航空機に取り付けられた他のセンサの近傍において、前記航空機の前方本体ステーションに配置され、少なくとも2つの前記静大気温度プローブからなる前記組の位置は、前記位置において前記静大気温度がもたらされるように、計算流体力学解析を使用して決定される、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記静大気温度プローブは、少なくとも2つまたは3つの前記静大気温度プローブからなる組の一部であり、少なくとも2つの前記静大気温度プローブからなる前記組は、静圧センサを含む前記航空機に取り付けられた他のセンサの近傍において、前記航空機の前方本体ステーション以外の本体ステーションに配置され、少なくとも2つの前記静大気温度プローブからなる前記組の位置は、前記位置において前記静大気温度がもたらされるように、計算流体力学解析を使用して決定される、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記静大気温度を測定する前記ステップは、少なくとも2つまたは3つの前記静大気温度プローブからなる組を使用して実行される、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  10. 航空機に取り付けられた静大気温度プローブと、
    電子飛行計器システムと、
    プロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサが、
    前記静大気温度プローブを使用して前記航空機における静大気温度を測定し、
    前記静大気温度に少なくとも部分的に基づいて前記航空機に関するマッハ数を計算し、
    前記マッハ数に少なくとも部分的に基づいて前記航空機の真対気速度を計算し、
    前記電子飛行計器システムを使用して前記真対気速度の表示を表示する
    ように構成されている、システム。
  11. 前記航空機に取り付けられた全温度プローブをさらに備え、
    前記プロセッサは、全温度プローブを使用して前記航空機における全温度を測定するようにさらに構成され、
    前記マッハ数の前記計算は、前記全温度と静大気温度との間のスケーリングされた差にさらに基づく、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記プロセッサは、前記静大気温度に基づいて前記航空機における音速を計算するようにさらに構成され、前記真対気速度の前記計算は、前記航空機における前記音速にさらに基づく、請求項10または11に記載のシステム。
  13. 前記プロセッサは、
    前記航空機における静圧を測定し、
    前記マッハ数及び前記静圧に基づいて衝撃圧力を計算し、
    前記衝撃圧力を前記静圧に加えることによって全圧を計算する
    ようにさらに構成される、請求項10~12のいずれか一項に記載のシステム。
  14. 前記プロセッサは、前記航空機における前記静圧に基づいて前記航空機の高度を計算するようにさらに構成される、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記プロセッサは、
    較正済対気速度を計算し、
    前記電子飛行計器システムを使用して前記較正済対気速度の表示を表示する
    ようにさらに構成される、請求項10~14のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 前記静大気温度プローブは、前記航空機の前方本体ステーションに配置される、請求項10~15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 前記静大気温度プローブは、前記航空機の前方本体ステーション以外の本体ステーションに配置される、請求項10~15のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 前記静大気温度プローブは、前記航空機に取り付けられた少なくとも2つの前記静大気温度プローブからなる組のうちの1つである、請求項10~15のいずれか一項に記載のシステム。
  19. 前記航空機は、高亜音速で飛行するように構成されたジェット航空機である、請求項10~18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 航空機と、
    前記航空機における静大気温度を測定するように構成された静大気温度プローブと、
    真対気速度の表示を表示するように構成された電子飛行計器システムと
    を備え、
    前記真対気速度は、前記静大気温度に少なくとも部分的に基づいて計算されるシステム。
JP2022076177A 2021-05-04 2022-05-02 静大気温度を取り入れることによる航空機の対気速度の計算 Pending JP2022172464A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202163183883P 2021-05-04 2021-05-04
US63/183,883 2021-05-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022172464A true JP2022172464A (ja) 2022-11-16

Family

ID=81580288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022076177A Pending JP2022172464A (ja) 2021-05-04 2022-05-02 静大気温度を取り入れることによる航空機の対気速度の計算

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220355948A1 (ja)
EP (1) EP4086637A1 (ja)
JP (1) JP2022172464A (ja)
CN (1) CN115308432A (ja)
CA (1) CA3156853A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7031871B2 (en) * 2004-06-04 2006-04-18 Rosemount Aerospace, Inc. Sensor assembly for determining total temperature, static temperature and Mach number
US10605822B2 (en) * 2017-06-12 2020-03-31 The Boeing Company System for estimating airspeed of an aircraft based on a weather buffer model
US11169173B2 (en) * 2019-05-15 2021-11-09 Rosemount Aerospace Inc. Air data system architectures including laser air data and acoustic air data sensors

Also Published As

Publication number Publication date
CA3156853A1 (en) 2022-11-04
CN115308432A (zh) 2022-11-08
EP4086637A1 (en) 2022-11-09
US20220355948A1 (en) 2022-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5754732B2 (ja) 航空機の対気速度センサシステム
RU2439585C2 (ru) Система мониторинга анемобароклинометрических параметров для летательных аппаратов
JP7410685B2 (ja) 測定迎角と推定迎角との間の誤差に基づいて障害を判定するための飛行制御システム
EP3415924A1 (en) System for estimating airspeed of an aircraft based on a drag model
US6205376B1 (en) Blocked pitot-static monitor
US8620495B2 (en) Air data stall protection system
US8447446B2 (en) Method and device for detecting an erroneous speed generated by an air data inertial reference system
US20160161524A1 (en) Method and device for estimating the airspeed of an aircraft
US8718840B2 (en) Device, system and method of estimating the angle of attack of an aircraft
US10352813B2 (en) Calibration of aircraft instruments using a laser sensor
US11401044B2 (en) Method and assistance system for detecting a degradation of flight performance
CN110346605B (zh) 用于基于静压误差修正进行飞机空速校准的方法以及系统
US20130311013A1 (en) Measurement Assisted Aerodynamic State Estimator
CA3006686C (en) Systems and methods for correcting acoustic error in pressure sensors
US9108745B2 (en) Method for detecting a failure of at least one sensor onboard an aircraft implementing an anemo-inertial loop, and associated system
US20110264308A1 (en) Method And Device For Automatically Estimating An Air Speed Of An Aircraft
EP4220186A1 (en) Aircraft freestream data systems
US20160325845A1 (en) Method of estimation of the speed of an aircraft relative to the surrounding air, and associated system
Lerro et al. The clean sky 2 midas project-an innovative modular, digital and integrated air data system for fly-by-wire applications
US9234909B2 (en) Method and system for determining an airspeed of an aircraft
US9604731B2 (en) Measurement system for measuring the velocity of an aircraft
JP2022172464A (ja) 静大気温度を取り入れることによる航空機の対気速度の計算
CN114778887A (zh) 一种基于改进三角矢量模型的无人机测风方法和装置
BR102015017186A2 (pt) método de estimação da velocidade de uma aeronave em relação ao ar circundante, e sistema associado
JPH0447267B2 (ja)