JP2022169888A - 管理装置、管理システム、管理方法、および管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の処理装置の記憶部の各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することを可能にする。【解決手段】所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置から取得し、複数の処理装置のうち、一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。【選択図】 図1
Description
本発明は、管理装置、管理システム、管理方法、および管理プログラムに関する。
特許文献1には、マスターサーバーが、複数の端末の各々にOS(Operating System)イメージデータを配信し、端末が、受け取ったOSイメージデータをブート用OSとして起動することが記載されている。
しかし、特許文献1には、マスターサーバーが、複数の処理装置(たとえば、端末)の各々の記憶部に記憶されているイメージファイルを管理することにより、複数の処理装置の各々の間で、通常用いられる環境を一括して管理することは開示されていない。
本発明の目的は、複数の処理装置の記憶部の各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することを可能にする管理装置、システム、方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様において、管理装置は、所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置から取得する取得部と、複数の処理装置のうち、一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる命令部と、を備える。
また、本発明の他の態様において、管理方法は、所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置から取得し、複数の処理装置のうち、一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。
また、本発明の他の態様において、管理プログラムは、コンピュータに、所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置から取得する取得機能と、複数の処理装置のうち、一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる命令機能と、を実現させる。
本発明の管理装置、システム、方法、およびプログラムにより、複数の処理装置の記憶部の各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することが可能になる。
1台のコンピュータを様々な用途で使用することを目的として、コンピュータの固定ディスク(ハードディスク)の構造やデータをファイルとして保存する仮想ハードディスク技術がすでに実用化されている。この仮想ハードディスク技術を利用することで、利用者はコンピュータのハードディスクの状態をある時点ですべて保存したり、また保存後に実施した変更を保存した時点に戻したりすることができる。ハードディスクの構造やデータを保存したファイルはイメージファイルと呼ばれ、あらかじめ複数のイメージファイルを作成しておくことで、1台のコンピュータを複数の用途で利用できるようになっている。本実施形態では、仮想ハードディスク技術を利用する。
たとえば、コンピュータを研修に利用し、研修の受講者は、研修のための情報を処理するコンピュータ(以下、処理装置と称する)を用いて研修を受講することを仮定する。このような研修を実施する場合、研修の提供者は、受講者の人数に合わせて同一の環境を有する処理装置を複数用意する必要がある。複数の処理装置の間で環境を同一にするために、処理装置は、オペレーティングシステムと、研修に適したアプリケーションと、処理装置のハードディスクのデータの構造と、処理装置のハードディスクのデータとがファイルとして保存されたイメージファイルが用いられることがある。
たとえば、研修の提供者は、それぞれの処理装置に含まれる記憶部に、前述のイメージファイルを記憶させる。研修の提供者が、管理装置を用いて、複数の処理装置の記憶部のそれぞれに記憶されているイメージファイルを管理することができる。
本発明の第一の実施の形態は、複数の処理装置の記憶部の各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することを可能にする管理装置を提供する。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施形態について説明する。
本発明の第一の実施形態について説明する。
図1と図2とを参照して、本実施形態の管理装置1の構成例を説明する。図1は、本実施形態の管理装置1の構成例を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態の管理システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態の管理装置1は、取得部11と、命令部12とを含む。また、管理装置1は、2以上の複数の処理装置2-1,2-2,・・・,2-n(nは2以上の整数)に接続される。
以下、本実施形態では、管理装置1によってマスタイメージが取得される一の処理装置(本例では、処理装置2-1)が、処理装置2-1である場合を例に説明する。
取得部11は、複数の処理装置2-1~2-nのうち、一の処理装置2-1の記憶部21-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置2-1から取得する。
複数の処理装置2-1~2-nの各々は、起動領域を含む記憶部21-1,21-2,・・・,21-nを各々含む。複数の処理装置2-1~2-nの各々の記憶部21-1,21-2,・・・,21-nの起動領域に、マスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される。マスタイメージは、所定の時点での処理装置の記憶部(本例では、処理装置2-1~2-nの各々の記憶部21-1~21-nのうち、任意の処理装置の記憶部)の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルである。
一の処理装置2-1の記憶部21-1の起動領域に記憶されているマスタイメージは、一の処理装置2-1によって生成されたイメージファイルであってもよい。イメージファイルは、記憶部21-1の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたファイルである。また、記憶部21-1の起動領域に記憶されているマスタイメージは、他の処理装置2-2~2-nのいずれかによって生成された、記憶部21-2~21-nのいずれかの起動領域のイメージファイルであってもよい。
命令部12は、複数の処理装置2-1~2-nのうち、一の処理装置2-1を除く他の処理装置2-2~2-nの各々の記憶部21-2~21-nの起動領域へ、取得部11で取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。
このように、管理装置1は、複数の処理装置2-1~2-nのうち、一の処理装置2-1の記憶部21-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置2-1から取得する。また、管理装置1は、他の処理装置2-2~2-nの各々の記憶部21-2~21-nの起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。これにより、他の処理装置2-2~2-nの各々の記憶部21-2~21-nの起動領域に、一の処理装置2-1の記憶部21-1の起動領域に記憶されているマスタイメージが書き込まれる。したがって、複数の処理装置2-1~2-nの記憶部21-1~21-nの各々の起動領域のイメージファイルが同一になる。このように、複数の処理装置2-1~2-nの記憶部21-1~21-nの各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態の管理装置1の動作例を説明する。図3は、管理装置1の動作例を示すフローチャートである。
取得部11は、複数の処理装置2-1~2-nのうち、一の処理装置2-1の記憶部21-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置2-1から取得する(ステップS101)。
命令部12は、他の処理装置2-2~2-nの各々の記憶部21-2~21-nの起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる(ステップS102)。
これにより、複数の処理装置2-1~2-nの記憶部21-1~21-nの各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することができる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態における管理システム及び管理装置3について具体的に説明する。
次に、本発明の第二の実施の形態における管理システム及び管理装置3について具体的に説明する。
一般に、処理装置の記憶部に保存されたイメージファイルに対し、その後に利用者が行った変更(差分)を消去することで、イメージファイルを容易に元の状態に戻すことができるため、仮想化されたハードディスクの技術は、前述の研修のような用途に適している。ここで、戻すべきハードディスクの状態を保存したイメージファイルが「マスタイメージ」であり、利用者の行った変更が記録されているデータを「差分イメージ」と呼ぶ。たとえば、研修内容の変更等によりマスタイメージ自体の更新が必要となることもある。マスタイメージ自体の更新が必要である場合、差分イメージをマスタイメージへ結合することにより、マスタイメージを更新することができる。一般的に、複数の処理装置で仮想ハードディスク技術を用いて、差分イメージの削除あるいは結合を行う場合、作業者(たとえば、研修の提供者)は、処理装置を1台ずつ操作しなければならない。しかしながら、削除あるいは結合の作業には多くの時間と手間がかかっていた。第二の実施の形態は、差分イメージの削除の作業における手間を省く。
第二の実施形態の管理装置3は、次の点で、第一の実施形態の管理装置1と異なる。本実施形態の管理装置3の取得部31は、一の処理装置(本例では、処理装置4-1)にマスタイメージを生成させる。また、本実施形態の管理装置3の命令部32は、複数の処理装置4-1,4-2,・・・,4-nのうち、利用者による変更が保存されている差分イメージについて、起動領域に記憶されている処理装置(後述する図12の例では、処理装置4-1)に次の制御を行う。命令部32は、差分イメージの削除を指示する命令により処理装置(たとえば、後述する図12の例では、処理装置4-1)を制御し、利用者による変更が保存されている差分イメージを削除させる。
[管理システムの構成例]
図4を参照して、本実施形態の管理システムの構成例を説明する。図4は、本実施形態の管理システムの構成例を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態の管理システムは、管理装置3と、処理装置4-1,4-2,・・・,4-n(nは2以上の整数である)とを含む。処理装置の数は、2以上の複数の任意である。
図4を参照して、本実施形態の管理システムの構成例を説明する。図4は、本実施形態の管理システムの構成例を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態の管理システムは、管理装置3と、処理装置4-1,4-2,・・・,4-n(nは2以上の整数である)とを含む。処理装置の数は、2以上の複数の任意である。
以下、本実施形態では、管理装置3によってマスタイメージが取得される一の処理装置(本例では、処理装置4-1)が、処理装置4-1である場合を例に説明する。
管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置4-1から取得する。マスタイメージは、所定の時点での処理装置の記憶部(本例では、処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nのうち、任意の処理装置の記憶部)の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルである。
一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージは、一の処理装置4-1によって生成された、記憶部41-1の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであってもよい。一の処理装置4-1が、マスタイメージを生成する生成処理については、後述する。また、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージは、他の処理装置4-2~4-nのいずれかによって生成された、記憶部41-2~41-nのいずれかの起動領域のイメージファイルであってもよい。
管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1を除く他の処理装置4-2~4-nの各々を、次のように制御する。管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。管理装置3は、たとえば、デスクトップパソコンである。あるいは、管理装置3は、ノートパソコンであってもよい。管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nの各々を一括して遠隔から操作することができる。
処理装置4-1~4-nの各々は、利用者による操作を受ける。処理装置4-1~4-nの各々は、たとえば、ノートパソコンである。あるいは、処理装置4-1~4-nの各々は、デスクトップパソコンであってもよい。また、処理装置4-1~4-nの各々は、様々な用途で利用者に使用される。たとえば、処理装置4-1~4-nが研修の受講者によって操作される場合、処理装置4-1~4-nの各々の環境が、研修に適した状態であることが好ましい。処理装置4-1~4-nの各々には、オペレーティングシステムと、研修に適したアプリケーションと、ハードディスクのデータの構造と、ハードディスクのデータとがファイルとして保存されたイメージファイルが用いられる。また、同じイメージファイルが記憶部に記憶されている処理装置は、同一の環境を有する。
ここで、処理装置4-1~4-nの各々は、仮想ハードディスク機能を備える。仮想ハードディスク機能には、所定の時点での、補助記憶装置のデータの構造とデータとをすべて保存する機能が含まれる。補助記憶装置は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)である。あるいは、補助記憶装置は、SSD(Solid State Drive)であってもよい。処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nは、処理装置4-1~4-nの各々の補助記憶装置である。仮想ハードディスク機能を用いることにより、研修の提供者である利用者は、処理装置4-1~4-nの各々の環境を、研修に適した環境に変更することができる。
たとえば、研修の提供者の操作に応じて、管理装置3は、処理装置4-1~4-nのうち、研修に適した環境を有する一の処理装置(本例では、処理装置4-1)にマスタイメージを生成させる。生成されたマスタイメージには、マスタイメージが生成された時点での、研修に適した環境を有する一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域のデータの構造とデータとが保存されている。また、研修の提供者の操作に応じて、管理装置3は、処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1を除く他の処理装置4-2~4-nの各々に、次の制御を行う。管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ、マスタイメージの書き込みを行わせる。
また、処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々の起動領域に記憶されているマスタイメージに、研修の受講者による操作を受ける前の、研修に適した環境が保存されているとする。
処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々の起動領域に記憶されているマスタイメージに対する研修の受講者の操作、すなわち操作ログは、各々の起動領域に記憶される差分イメージとなり、各々の起動領域に蓄積される。また、操作ログとして差分イメージに蓄積される操作は、たとえば、利用者が、ファイルを作成する操作や、マスタイメージに保存されていたファイルを削除する操作や、マスタイメージに保存されているオペレーティングシステムまたはアプリケーションの設定を、他の設定に変更する操作が含まれる。このように、マスタイメージに対する利用者による操作は、差分イメージに保存される。マスタイメージは、読み取り専用のファイルである。
管理装置3から差分イメージの削除の命令を受信した場合に、処理装置4-1~4-nの各々は、記憶部41-1~41-nの起動領域に記憶されている差分イメージを削除する。これにより、処理装置4-1~4-nの各々の環境が、研修の受講者による操作を受ける前の、研修に適した環境に戻される。このように、処理装置4-1~4-nの環境が、管理装置3によって、一括して研修に適した環境に変更される。
[管理装置3の構成]
次に、図4を参照して本実施形態の管理装置3の構成についてさらに詳細に説明する。管理装置3は、取得部31と命令部32とを含む。また、記憶部33は、取得部31に接続される。
次に、図4を参照して本実施形態の管理装置3の構成についてさらに詳細に説明する。管理装置3は、取得部31と命令部32とを含む。また、記憶部33は、取得部31に接続される。
取得部31は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置4-1から取得する。具体的には、取得部31は、一の処理装置4-1に、マスタイメージの送信を指示する通知を送信する。また、取得部31は、一の処理装置4-1からマスタイメージを受信する。
たとえば、利用者の操作に応じて、一の処理装置4-1が選択された場合に、取得部31は、選択された一の処理装置4-1にマスタイメージの送信を指示する通知を送信する。
あるいは、取得部31は、利用者の操作に応じて、一の処理装置4-1に、生成処理の実行を指示する。生成処理は、一の処理装置4-1が、起動領域に書き込まれているマスタイメージに、差分イメージに保存されている変更が加えられた新しいマスタイメージを生成する処理である。具体的には、取得部31は、利用者の操作に応じて、一の処理装置4-1に、生成処理の実行を指示する通知を送信する。言い換えれば、生成処理は、差分イメージをマスタイメージへ結合し、マスタイメージを更新する処理である。生成処理の実行を指示する通知を受信した一の処理装置4-1によって、差分イメージに保存された変更が加えられたマスタイメージが新しく生成される。取得部31は、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージとして、一の処理装置4-1から、生成処理で生成されたマスタイメージを受信する。これにより、取得部31は、一の処理装置4-1から、マスタイメージを取得する。
取得部31は、取得したマスタイメージを記憶部33に記憶させる。取得部31は、取得したマスタイメージと、マスタイメージを送信した一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)とを関連付けて命令部32に出力する。
記憶部33には、マスタイメージが記憶される。また、記憶部33には、管理装置3が用いるプログラムが記憶される。また、記憶部33は、補助記憶装置である。記憶部33は、たとえば、HDDや、SSDである。
命令部32には、マスタイメージと、マスタイメージを送信した一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)とが取得部31から入力される。まず、命令部32は、一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)に基づいて、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1を除く他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを送信する。マスタイメージを受信した他の処理装置4-2~4-nの各々によって、マスタイメージが、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの保存領域に書き込まれる。保存領域は、記憶部の、起動領域とは異なる領域である。各々の記憶部41-1~41-nの保存領域には、生成処理によって生成されたマスタイメージ、および管理装置3から受信したマスタイメージが保存される。
さらに、命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの保存領域に書き込ませたマスタイメージを、各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ書き込ませる。具体的には、命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を送信する。
なお、命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージと、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知とを関連付けて送信してもよい。
また、命令部32は、複数の処理装置4-1~4-nの各々に、各々の記憶部41-1~41-nの起動領域に記憶されている差分イメージの削除を行わせる。具体的には、命令部32は、複数の処理装置4-1~4-nの各々に、記憶部41-1~41-nの各々の起動領域に記憶されている差分イメージに変更があるか否かを示す変更情報を送信させる命令を送信する。たとえば、命令部32は、利用者の操作に応じて、変更情報を送信させる命令を、複数の処理装置4-1~4-nの各々に送信する。
差分イメージは、処理装置4-1~4-nの各々によって、マスタイメージが、記憶部41-1~41-nの起動領域に書き込まれた場合に生成される。また、差分イメージは、処理装置4-1~4-nの各々によって、記憶部41-1~41-nの起動領域に書き込まれる。差分イメージには、処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々の起動領域に書き込まれているマスタイメージに対する利用者の操作が蓄積される。
命令部32は、複数の処理装置4-1~4-nの各々から、変更情報を受信する。命令部32は、差分イメージに変更があることを示す変更情報を送信した処理装置(後述する図12の例では、処理装置4-1)に、差分イメージを削除する命令を送信する。また、命令部32は、すべての処理装置4-1~4-nから、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を受信した場合、差分イメージを削除する命令の送信を行わない。
なお、命令部32は、変更情報を送信させる命令を複数の処理装置4-1~4-nの各々に送信する代わりに、複数の処理装置4-1~4-nの各々に、差分イメージの削除の命令を送信してもよい。
[処理装置による各処理]
次に、図4から図9を参照して本実施形態の処理装置4-1~4-nの構成について詳細に説明する。図5は、一の処理装置4-1の記憶部41-1に記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である。図6から図9は、複数の処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nに記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である。
次に、図4から図9を参照して本実施形態の処理装置4-1~4-nの構成について詳細に説明する。図5は、一の処理装置4-1の記憶部41-1に記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である。図6から図9は、複数の処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nに記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である。
なお、本実施形態の処理装置4-1~4-nの各々の構成について、処理装置4-1と処理装置4-2と処理装置4-nとを例に、詳細に説明する。
最初に、処理装置4-1を例に、マスタイメージを管理装置3に送信する一の処理装置(本例では、処理装置4-1)の処理を説明する。次に、処理装置4-2と処理装置4-nとを例に、マスタイメージを管理装置3から受信する他の処理装置(本例では、処理装置4-2~4-n)の各々の処理を説明する。最後に、処理装置4-1を例に、差分イメージの削除の命令を受信した場合の複数の処理装置4-1~4-nの各々の処理を説明する。
まず、処理装置4-1を例に、マスタイメージを管理装置3に送信する一の処理装置(本例では、処理装置4-1)の処理を説明する。なお、一の処理装置(本例では、処理装置4-1)は、処理装置4-1に限定されない。管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、任意の処理装置からマスタイメージを取得することができる。
処理装置4-1は、記憶部41-1を含む。また、記憶部41-1は、送受信部42-1と、処理部43-1とに接続される。
記憶部41-1には、起動領域と保存領域とが含まれる。起動領域には、マスタイメージと、マスタイメージへの利用者による変更が保存されている差分イメージとが記憶される。また、起動領域には、仮想ハードディスク機能を実現するためのプログラムと、管理装置3から命令を受信するためのプログラムとを含む、処理装置4-1が用いるプログラムが記憶される。また、保存領域は、記憶部41-1の起動領域とは異なる領域である。保存領域には、処理装置4-1が生成したマスタイメージ、および、管理装置3から処理装置4-1が受信したマスタイメージが記憶される。記憶部41-1は、補助記憶装置である。記憶部41-1は、たとえば、HDDや、SSDである。
送受信部42-1は、マスタイメージの送信を指示する通知を管理装置3から受信する。マスタイメージの送信を指示する通知を受信した場合に、送受信部42-1は、マスタイメージの送信を指示する通知を処理部43-1に出力する。また、送受信部42-1には、マスタイメージが処理部43-1により入力される。マスタイメージが入力された場合に、送受信部42-1は、入力されたマスタイメージを管理装置3に送信する。
また、送受信部42-1は、生成処理の実行を指示する通知を管理装置3から受信する。生成処理の実行を指示する通知を受信した場合に、送受信部42-1は、生成処理の実行を指示する通知を、処理部43-1に出力する。また、送受信部42-1には、生成処理によって生成されたマスタイメージが処理部43-1により入力される。マスタイメージが入力された場合に、送受信部42-1は、入力されたマスタイメージを管理装置3に送信する。
処理部43-1には、マスタイメージの送信を指示する通知が送受信部42-1から入力される。処理部43-1は、マスタイメージを記憶部41-1の起動領域から読み出す。また、処理部43-1は、読み出したマスタイメージを送受信部42-1に出力する。
なお、処理部43-1は、記憶部41-1の保存領域からマスタイメージを読み出してもよい。また、記憶部41-1の保存領域からマスタイメージを読み出す場合、処理部43-1は、記憶部41-1の保存領域から読み出したマスタイメージを記憶部41-1の起動領域に書き込む。さらに、処理部43-1は、読み出したマスタイメージの差分イメージを生成し、記憶部41-1の起動領域に生成した差分イメージを書き込む。そして、処理部43-1は、マスタイメージを記憶部41-1の起動領域から読み出し、読み出したマスタイメージを送受信部42-1に出力する。
また、処理部43-1には、生成処理の実行を指示する通知が、送受信部42-1により入力される。生成処理の実行を指示する通知が入力された場合、処理部43-1は、次の動作を行う。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域に書き込まれているマスタイメージに、差分イメージに保存されている変更が加えられた新しいマスタイメージを生成する生成処理を実行する。たとえば、差分イメージには、処理部43-1が生成処理を実行する前に、起動領域に書き込まれているマスタイメージを新しいマスタイメージに変更するために必要な操作が、利用者の操作に応じて蓄積されている。
なお、生成処理の実行が指示されたマスタイメージが記憶部41-1の起動領域に書き込まれていない場合、処理部43-1は、次の動作を行う。処理部43-1は、生成処理の実行が指示されたマスタイメージを記憶部41-1の保存領域から読み出す。さらに、処理部43-1は、記憶部41-1の保存領域から読み出したマスタイメージを記憶部41-1の起動領域に書き込む。さらに、処理部43-1は、読み出したマスタイメージの差分イメージを生成し、記憶部41-1の起動領域に生成した差分イメージを書き込む。記憶部41-1の起動領域に書き込まれている差分イメージに、起動領域に書き込まれているマスタイメージを新しいマスタイメージに変更するために必要な操作が、利用者の操作に応じて蓄積された場合に、処理部43-1は、次の動作を行う。処理部43-1は、起動領域に書き込まれているマスタイメージに、差分イメージに保存されている変更が加えられた新しいマスタイメージを生成する生成処理を実行する。
ここで、図5を参照して、生成処理の実行を指示する通知を受信した処理装置(本例では、処理装置4-1)が実行する生成処理について詳細に説明する。具体的には、図5に示すように、マスタイメージAへの変更が蓄積されている差分イメージA1に蓄積された変更がマスタイメージAに加えられたマスタイメージAAを処理装置4-1が作成する場合の生成処理を説明する。
図5に示す例では、生成処理を実行する前の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1には、マスタイメージAと差分イメージA1とが記憶されている。また、生成処理を実行する前の処理装置4-1の記憶部41-1の保存領域412-1には、マスタイメージAからマスタイメージZが記憶されている。また、生成処理を実行した後の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1には、マスタイメージAAと差分イメージAA1とが記憶されている。また、生成処理を実行した後の処理装置4-1の記憶部41-1の保存領域412-1には、マスタイメージAAと、マスタイメージAからマスタイメージZとが記憶されている。
まず、生成処理を実行するまでに処理部43-1が行う処理を説明する。
処理部43-1は、生成処理の実行が指示されたマスタイメージAが記憶部41-1の起動領域411-1に書き込まれていない場合、次の動作を行う。処理部43-1は、マスタイメージAを記憶部41-1の保存領域412-1から読み出す。さらに、処理部43-1は、読み出したマスタイメージAを記憶部41-1の起動領域411-1に書き込む。また、処理部43-1は、マスタイメージAの差分イメージA1を生成し、生成した差分イメージA1を記憶部41-1の起動領域411-1に書き込む。利用者による処理装置4-1の入出力インターフェース(図示せず)の操作に応じて、マスタイメージAから新しいマスタイメージAAに変更するために必要な操作が差分イメージA1に蓄積される。
たとえば、マスタイメージAには、ある研修に適した環境が保存されているとする。処理部43-1は、マスタイメージAに保存された環境に対して、差分イメージA1に蓄積された操作が行われた後の環境が保存されたマスタイメージAAを作成する。マスタイメージAAには、たとえば、他の研修に適した環境が保存される。つまり、差分イメージA1には、処理部43-1による生成処理の前に、マスタイメージAに保存された環境から、新しい環境に変更するために必要な操作が蓄積されている。
なお、管理装置3が、マスタイメージを変更するために必要な操作が蓄積された差分イメージA1を生成し、処理装置4-1に、生成した差分イメージA1を送信してもよい。処理部43-1は、管理装置3から受信した差分イメージA1を用いて生成処理を行ってもよい。
次に、処理部43-1が行う生成処理を説明する。
処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1に書き込まれているマスタイメージAに、差分イメージA1に保存された変更が加えられたマスタイメージ(本例では、マスタイメージAA)を生成する生成処理を実行する。また、処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1と保存領域412-1とに生成したマスタイメージAAを書き込む。そして、処理部43-1は、マスタイメージAAへの操作が蓄積される差分イメージAA1を生成する。さらに、処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1に、生成した差分イメージAA1を書き込む。
図5に示されるように、生成処理を実行した後の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1には、マスタイメージAAと差分イメージAA1とが記憶されている。また、処理装置4-1の記憶部41-1の保存領域412-1には、マスタイメージAAと、マスタイメージAからマスタイメージZとが記憶されている。
新しくマスタイメージ(本例では、マスタイメージAA)を生成した場合、処理部43-1は、次の動作を行う。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1からマスタイメージ(本例では、マスタイメージAA)を読み出し、マスタイメージ(本例では、マスタイメージAA)を送受信部42-1に出力する。マスタイメージ(本例では、マスタイメージAA)は、送受信部42-1によって管理装置3に送信される。
次に、処理装置4-2と処理装置4-nとを例に、マスタイメージを管理装置3から受信する他の処理装置(本例では、処理装置4-2~4-n)の各々の処理を説明する。
なお、他の処理装置4-2~4-nの各々の構成は、マスタイメージを管理装置3に送信する場合、処理装置4-1の対応する構成と同様の処理を行うことができる。また、処理装置4-1の各々の構成は、マスタイメージを管理装置3から受信した場合、後述する処理装置4-2や処理装置4-nの対応する構成と同様の処理を行うことができる。
送受信部42-2は、管理装置3からマスタイメージを受信する。送受信部42-2は、受信したマスタイメージを処理部43-2に出力する。また、送受信部42-2は、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を管理装置3から受信する。マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信した場合、送受信部42-2は、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を処理部43-2に出力する。
処理部43-2には、マスタイメージが送受信部42-2から入力される。マスタイメージが入力される都度、処理部43-2は、次の判定を行う。処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域にマスタイメージが既に記憶されているか否かを判定する。なお、処理部43-2が、マスタイメージが記憶されているか否かを判定する方法には、任意の方法を使用することが可能である。
ここでは、名称情報に基づいて、処理装置4-2の記憶部41-2の保存領域に、マスタイメージが既に記憶されているか否かを、処理部43-2が判定する方法を説明する。名称情報は、マスタイメージの各々を識別可能なマスタイメージの名称を示す情報である。
また、処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nに記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である図6と図7とを参照して、説明する。
図6には、他の処理装置4-2~4-nが、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージAを管理装置3から受信する前に、記憶部41-2~41-nに記憶されているマスタイメージと差分イメージとが示されている。
図6に示されるように、処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1には、マスタイメージAと差分イメージA1とが記憶されている。また、処理装置4-1の記憶部41-1の保存領域412-1には、マスタイメージAからマスタイメージZが記憶されている。処理装置4-2の記憶部41-2の起動領域411-2には、マスタデータと、差分イメージとが記憶されていない。また、処理装置4-2の記憶部41-2の保存領域412-2には、マスタイメージAからマスタイメージZが記憶されている。処理装置4-nの記憶部41-nの起動領域411-nには、マスタデータと差分イメージとが記憶されていない。また、処理装置4-nの記憶部41-nの保存領域412-nには、マスタイメージBからマスタイメージZが記憶されている。
送受信部42-2は、マスタイメージAと、マスタイメージAを示す名称情報とを管理装置3から受信する。送受信部42-2は、マスタイメージAと名称情報とを関連付けて処理部43-2に出力する。処理部43-2には、マスタイメージAと名称情報とが送受信部42-2から入力される。処理部43-2は、マスタイメージAの名称情報が、記憶部41-2の保存領域412-2に記憶されているか否かを判定する。
図6に示されるように、送受信部42-2がマスタイメージAを管理装置3から受信する前に、マスタイメージAが、記憶部41-2の保存領域412-2に既に記憶されている。送受信部42-2がマスタイメージAを管理装置3から受信する前に、マスタイメージAが、記憶部41-2の保存領域412-2に既に記憶されているので、記憶部41-2の保存領域412-2にマスタイメージAを示す名称情報も記憶されている。マスタイメージAを示す名称情報が、記憶部41-2の保存領域412-2に記憶されているので、処理部43-2は、次の動作を行う。処理部43-2は、マスタイメージAと名称情報とを記憶部41-2の保存領域412-2に書き込む処理を行わない。
マスタイメージAを記憶部の保存領域(本例では、記憶部41-nの保存領域412-n)に書き込む処理を行う場合の処理装置(本例では、処理装置4-n)の処理を処理装置4-nを例に説明する。
図6に示されるように、送受信部42-nがマスタイメージAを管理装置3から受信する前に、マスタイメージAが、記憶部41-nの保存領域412-nに記憶されていない。処理装置4-nの処理部43-nは、処理装置4-2の処理部43-2と同様に、マスタイメージAの名称情報が、処理装置4-nの記憶部41-nの保存領域412-nに記憶されているか否かを判定する。ここで、図6に示されるように、処理装置4-nの記憶部41-nの保存領域412-nにマスタイメージAが記憶されていないので、マスタイメージAを示す名称情報も記憶されていない。マスタイメージAを示す名称情報が、記憶部41-nの保存領域412-nに記憶されていないので、処理部43-nは、次の動作を行う。処理部43-nは、マスタイメージAと名称情報とを関連付けて記憶部41-nの保存領域412-nに書き込む処理を行う。
図7には、マスタイメージAを管理装置3から受信した後の他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nのマスタイメージと差分イメージの模式図が示されている。また、図7に示される模式図は、図6に示されるマスタイメージおよび差分イメージが記憶されている他の処理装置4-2~4-nの各々が、マスタイメージAを受信した場合のマスタイメージおよび差分イメージの模式図である。図6では、処理装置4-nの記憶部41-nの保存領域412-nに、マスタイメージAが記憶されていないが、図7では、処理装置4-nの記憶部41-nの保存領域412-nに、マスタイメージAが記憶されている。
マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信した場合の他の処理装置4-2~4-nの各々の処理を、処理装置4-2を例に説明する。また、処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nに記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である図7と図8とを参照して、説明する。
図7には、マスタイメージAを管理装置3から受信した後の他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nのマスタイメージと差分イメージの模式図が示されている。図8には、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信した後の他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nのマスタイメージと差分イメージの模式図が示されている。
処理装置4-2の送受信部42-2が、マスタイメージAを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信したとする。処理部43-2には、マスタイメージAを起動領域に書き込むことを命令する通知が送受信部42-2から入力される。マスタイメージAを起動領域に書き込むことを命令する通知が入力された場合、処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域412-2からマスタイメージAを読み出す。処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域412-2から読み出したマスタイメージAを記憶部41-2の起動領域411-2に書き込む。処理部43-2は、マスタイメージAへの操作が蓄積される差分イメージA2を生成し、生成した差分イメージA2を記憶部41-2の起動領域411-2に書き込む。
また、図8に示される模式図は、図7に示されるマスタイメージおよび差分イメージが記憶されている他の処理装置4-2~4-nの各々が、マスタイメージAを各々の記憶部41-2~41-nの起動領域411-2~411-nに記憶させた後の模式図である。図7では、処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域411-2~411-nに、マスタイメージと差分イメージとが記憶されていない。一方で、図8では、処理装置4-2~4-nの記憶部41-2~41-nの起動領域411-2~411-nの各々に、マスタイメージAと、各々の差分イメージA2~Anとが記憶されている。
最後に、処理装置4-1を例に、差分イメージの削除を行う場合の複数の処理装置4-1~4-nの各々の処理を説明する。また、処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nに記憶されるマスタイメージと差分イメージとを模式的に示す模式図である図8と図9とを参照して、説明する。
差分イメージの削除を行う前に、処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nには、図8に示されるようにマスタイメージと差分イメージとが記憶されているとする。図8では、処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの保存領域412-1~412-nの各々にマスタイメージAからマスタイメージZが記憶されている。また、処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1にマスタイメージAと差分イメージA1とが記憶されている。また、処理装置4-2の記憶部41-2の起動領域411-2にマスタイメージAと差分イメージA2とが記憶されている。また、処理装置4-nの記憶部41-nの起動領域411-nにマスタイメージAと差分イメージAnとが記憶されている。
送受信部42-1は、変更情報の送信の命令を受信する。変更情報の送信の命令を受信した場合、送受信部42-1は、変更情報の送信の命令を処理部43-1に出力する。また、送受信部42-1には、変更情報が処理部43-1から入力される。送受信部42-1は、変更情報を管理装置3に送信する。変更情報については、後述する。
また、送受信部42-1は、差分イメージの削除の命令を管理装置3から受信する。差分イメージの削除の命令を受信した場合に、送受信部42-1は、差分イメージの削除の命令を処理部43-1に出力する。
処理部43-1には、変更情報の送信の命令が送受信部42-1から入力される。このとき、図8に示されるように、処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1にマスタイメージAと差分イメージA1とが記憶されている。変更情報の送信の命令が入力された場合、処理部43-1は、次の動作を行う。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1に記憶されている差分イメージA1に、記憶部41-1の起動領域411-1に記憶されているマスタイメージAに対する利用者の操作が蓄積されているか否かを確認する。
記憶部41-1の起動領域411-1に記憶されているマスタイメージAに対する利用者の操作が、差分イメージA1に蓄積されている場合、処理部43-1は、差分イメージに変更があることを示す変更情報を生成する。記憶部41-1の起動領域411-1に記憶されているマスタイメージAに対する利用者の操作が、差分イメージA1に蓄積されていない場合、処理部43-1は、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を生成する。変更情報は、起動領域(本例では、起動領域411-1)に記憶されているマスタイメージ(本例では、マスタイメージA)の差分イメージ(本例では、差分イメージA1)に、変更があるか否かを示す。処理部43-1は、生成した変更情報を送受信部42-1に出力する。
処理部43-1には、差分イメージの削除の命令が送受信部42-1から入力される。差分イメージの削除の命令が入力された場合、処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1の差分イメージA1を削除する。また、処理部43-1は、マスタイメージAに対する利用者の操作が蓄積される差分イメージ(本例では、差分イメージA’1)を新しく生成する。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域411-1に、新しく生成した差分イメージ(本例では、差分イメージA’1)を書き込む。
図9には、差分イメージの削除の命令を受信した処理装置4-1が差分イメージを削除した後の、記憶部41-1~41-nのマスタイメージと差分イメージの模式図が示されている。また、図9に示される模式図は、図8に示されるマスタイメージおよび差分イメージが記憶されている複数の処理装置4-1~4-nのうち、差分イメージの削除の命令を受信した処理装置4-1が差分イメージを削除した後の模式図である。また、図9に示される模式図は、図8に示される複数の処理装置4-1~4-nのうち、処理装置4-2~4-nの各々が、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を管理装置3に送信した場合の模式図である。
図8では、処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1に、マスタイメージAと差分イメージA1とが記憶されている。一方で、図9では、処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域411-1に、差分イメージA1を削除した後に新しく生成された差分イメージA’1が記憶されている。また、処理装置4-2~4-nの各々が、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を管理装置3に送信したので、処理装置4-2~4-nの各々は、差分イメージの削除の命令を管理装置3から受信していない。そのため、処理装置4-2~4-nの各々は、差分イメージの削除を行わない。図9では、図8と同様に、処理装置4-2の記憶部41-2の起動領域411-2には、マスタイメージAと差分イメージA2とが記憶されている。また、処理装置4-nの記憶部41-nの起動領域411-nには、マスタイメージAと差分イメージAnとが記憶されている。
このように、管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを一の処理装置4-1から取得する。また、管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。これにより、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージが書き込まれる。したがって、複数の処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々の起動領域のイメージファイルが同一になる。このように、複数の処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することができる。
[管理システムの動作]
次に、図10から図20を参照して、本実施形態の管理システムの動作例を説明する。図10から図12は、管理システムの動作例を示すシーケンス図である。図13から図15は、管理装置3の動作例を示すフローチャートである。図16および図17は、一の処理装置4-1の動作例を示すフローチャートである。図18は、他の処理装置4-2~4-nの各々の動作例を示すフローチャートである。図19および図20は、複数の処理装置4-1~4-nの各々の動作例を示すフローチャートである。
次に、図10から図20を参照して、本実施形態の管理システムの動作例を説明する。図10から図12は、管理システムの動作例を示すシーケンス図である。図13から図15は、管理装置3の動作例を示すフローチャートである。図16および図17は、一の処理装置4-1の動作例を示すフローチャートである。図18は、他の処理装置4-2~4-nの各々の動作例を示すフローチャートである。図19および図20は、複数の処理装置4-1~4-nの各々の動作例を示すフローチャートである。
まず、図10を参照して、一の処理装置4-1からマスタイメージを管理装置3が取得し、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へのマスタイメージの書き込みを管理装置3が行わせる動作を説明する。
管理装置3は、一の処理装置4-1に、マスタイメージの送信を指示する通知を送信する(ステップS201)。
一の処理装置4-1は、マスタイメージを一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域から読み出し、読み出したマスタイメージを管理装置3に送信する(ステップS202)。
管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1を除く他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを送信する(ステップS203)。
他の処理装置4-2~4-nの各々は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの保存領域にマスタイメージが既に記憶されているか否かを判定する。他の処理装置4-2~4-nのうち、各々の記憶部41-2~41-nの保存領域にマスタイメージが記憶されていないと判定した他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージを各々の保存領域に書き込む(ステップS204)。
管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を送信する(ステップS205)。
他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信する。他の処理装置4-2~4-nの各々は、各々の記憶部41-2~41-nの保存領域からマスタイメージを読み出す。他の処理装置4-2~4-nの各々は、読み出したマスタイメージを、各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に書き込む(ステップS206)。また、他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージへの操作が蓄積される差分イメージを生成し、生成した差分イメージを各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に書き込む。
なお、管理装置3は、ステップS203の動作を行う場合に、ステップS205の動作を行ってもよい。つまり、管理装置3は、マスタイメージと、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知とを関連付けて他の処理装置4-2~4-nの各々に送信してもよい。また、他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージと、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知とを受信した場合に、次の動作を行う。他の処理装置4-2~4-nの各々は、ステップS204の動作と、ステップS206の動作とを行う。
次に、図11を参照して、一の処理装置4-1に新しくマスタイメージを管理装置3が生成させ、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域への新しく生成されたマスタイメージの書き込みを管理装置3が行わせる動作を説明する。
管理装置3が、一の処理装置4-1に新しくマスタイメージを生成させる場合、管理装置3は、後述するステップS301の動作を行う。また、一の処理装置4-1は、後述するステップS302からステップS303の動作を行う。その後、一の処理装置4-1は、一の処理装置4-1からマスタイメージを管理装置3が取得した場合の動作例(図10)のステップS202の動作を行う。管理装置3は、一の処理装置4-1からマスタイメージを管理装置3が取得した場合の動作例(図10)のステップS203とステップS205の動作を行う。また、他の処理装置4-2~4-nの各々は、一の処理装置4-1からマスタイメージを管理装置3が取得した場合の動作例(図10)のステップS204とステップS206の動作を行う。このように、図11のステップS304からステップS308の各々の動作は、図10に示されるステップS202からステップS206の各々の動作と同様の動作である。
管理装置3は、一の処理装置4-1に、生成処理の実行を指示する通知を送信する(ステップS301)。
一の処理装置4-1は、生成処理の実行を指示する通知を受信する。一の処理装置4-1は、記憶部41-1の起動領域に書き込まれているマスタイメージに、差分イメージに保存されている変更が加えられた新しいマスタイメージを生成する生成処理を実行する(ステップS302)。また、一の処理装置4-1は、記憶部41-1の起動領域と保存領域とに生成したマスタイメージを書き込む(ステップS303)。また、一の処理装置4-1は、マスタイメージへの操作が蓄積される差分イメージを生成する。一の処理装置4-1は、記憶部41-1の起動領域に、生成した差分イメージを書き込む。
一の処理装置4-1は、記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを管理装置3に送信する(ステップS304)。
管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを送信する(ステップS305)。
他の処理装置4-2~4-nの各々は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの保存領域にマスタイメージが既に記憶されているか否かを判定する。他の処理装置4-2~4-nの各々が受信したマスタイメージは、一の処理装置4-1によって新しく生成されたマスタイメージである。したがって、他の処理装置4-2~4-nの各々が受信したマスタイメージは、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの保存領域に記憶されていない。他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージを各々の保存領域に書き込む(ステップS306)。
管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を送信する(ステップS307)。
他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信する。他の処理装置4-2~4-nの各々は、各々の記憶部41-2~41-nの保存領域からマスタイメージを読み出す。他の処理装置4-2~4-nの各々は、読み出したマスタイメージを、各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に書き込む(ステップS308)。また、他の処理装置4-2~4-nの各々は、マスタイメージへの操作が蓄積される差分イメージを生成し、生成した差分イメージを各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に書き込む。
次に、図12を参照して、差分イメージを削除する命令を管理装置3が送信する動作を説明する。
ここで、処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されている差分イメージに、マスタイメージに対する利用者の操作が蓄積されている場合を例に説明する。また、処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に記憶されている差分イメージに、マスタイメージに対する利用者の操作が蓄積されていない場合を例に説明する。
管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nの各々に、変更情報を送信させる命令を送信する(ステップ401-1およびステップS401-2)。
処理装置4-1~4-nの各々は、変更情報の送信の命令を受信する。処理装置4-1~4-nの各々は、各々の記憶部41-1~41-nの起動領域に記憶されている差分イメージに、マスタイメージに対する利用者の操作が蓄積されているか否かを確認する。また、処理装置4-1~4-nの各々は、変更情報を生成する(ステップS402-1およびステップS402-2)。
処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されている差分イメージには、利用者の操作が蓄積されているので、ステップS402-1において、処理装置4-1によって生成された変更情報は、差分イメージに変更があることを示す。また、処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に記憶されている差分イメージには、利用者の操作が蓄積されていない。したがって、ステップS402-2において、処理装置4-2~4-nの各々によって生成された変更情報は、差分イメージに変更がないことを示す。
処理装置4-1~4-nの各々は、変更情報を管理装置3に送信する(ステップS403-1およびステップ403-2)。
管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nの各々から変更情報を受信する。管理装置3は、差分イメージに変更があることを示す変更情報を送信した処理装置(本例では、処理装置4-1)に、差分イメージを削除する命令を送信する(ステップS404)。
差分イメージの削除の命令を受信した処理装置(本例では、処理装置4-1)は、記憶部(本例では、記憶部41-1)の起動領域の差分イメージを削除する(ステップS405)。また、処理装置(本例では、処理装置4-1)は、マスタイメージに対する利用者の操作が蓄積される差分イメージを新しく生成する。処理装置(本例では、処理装置4-1)は、記憶部(本例では、記憶部41-1)の起動領域に、生成した差分イメージを書き込む。
なお、管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、差分イメージに変更があることを示す変更情報を送信した、1つまたは2以上の任意の数の処理装置(本例では、処理装置4-1だが、これに限定されない)の差分イメージを削除することができる。
次に、図13を参照して、一の処理装置4-1からマスタイメージを管理装置3が取得し、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へのマスタイメージの書き込みを管理装置3が行わせる動作を説明する。また、図13の動作は、図10のステップS201、ステップS203、およびステップS205の動作を詳述するものである。
取得部31は、一の処理装置4-1に、マスタイメージの送信を指示する通知を送信する(ステップS501)。また、取得部31は、一の処理装置4-1からマスタイメージを受信することにより、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを取得する(ステップS502)。
取得部31は、取得したマスタイメージを記憶部33に記憶させる。取得部31は、取得したマスタイメージと、マスタイメージを送信した一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)とを関連付けて命令部32に出力する。
命令部32には、マスタイメージと、マスタイメージを送信した一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)とが取得部31から入力される。命令部32は、一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)に基づいて、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1を除く他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを送信する(ステップS503)。
命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を送信する。これにより、命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、各々の記憶部41-2~41-nの保存領域に書き込ませたマスタイメージを起動領域に書き込ませる(ステップS504)。
次に、図14を参照して、一の処理装置4-1に新しくマスタイメージを管理装置3が生成させ、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域への新しく生成されたマスタイメージの書き込みを管理装置3が行わせる動作を説明する。また、図14の動作は、図11のステップS301、ステップS305、およびステップS307の動作を詳述するものである。
取得部31は、一の処理装置4-1に、生成処理の実行を指示する通知を送信する(ステップS601)。取得部31は、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージとして、一の処理装置4-1から、生成処理で生成されたマスタイメージを受信する。これにより、取得部31は、一の処理装置4-1から、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを取得する(ステップS602)。
取得部31は、取得したマスタイメージを記憶部33に記憶させる。取得部31は、取得したマスタイメージと、マスタイメージを送信した一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)とを関連付けて命令部32に出力する。
命令部32には、マスタイメージと、マスタイメージを送信した一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)とが取得部31から入力される。命令部32は、一の処理装置を示す情報(本例では、処理装置4-1を示す情報)に基づいて、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを送信する(ステップS603)。
命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を送信する。これにより、命令部32は、他の処理装置4-2~4-nの各々に、各々の記憶部41-2~41-nの保存領域に書き込ませたマスタイメージを起動領域に書き込ませる(ステップS604)。
次に、図15を参照して、差分イメージを削除する命令を管理装置3が送信する動作を説明する。また、図15の動作は、図12のステップS401-1、S401-2、およびステップS404の動作を詳述するものである。
命令部32は、複数の処理装置4-1~4-nの各々に、変更情報を送信させる命令を送信する(ステップS701)。
命令部32は、複数の処理装置4-1~4-nの各々から、変更情報を受信する。差分イメージに変更があることを示す変更情報を受信した場合に(ステップS702、YES)、命令部32は、次の動作を行う。命令部32は、差分イメージに変更があることを示す変更情報を送信した処理装置(図12の例では、処理装置4-1)に、差分イメージを削除する命令を送信する(ステップS703)。また、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を受信した場合に(ステップS702、NO)、命令部32は、ステップS703の動作を行わない。
図15には、命令部32が、差分イメージに変更があることを示す変更情報を受信する都度、差分イメージを削除する命令を送信する場合の動作例が示されている。管理装置3は、管理システムに含まれるすべての処理装置4-1~4-nの各々から変更情報を受信するまで、ステップS702の動作を開始せず、待機してもよい。また、命令部32は、管理システムに含まれるすべての処理装置4-1~4-nの各々から変更情報を受信した場合に、ステップS702とステップ703の動作を行ってもよい。
図16を参照して、マスタイメージの送信を指示する通知を受信した一の処理装置4-1の動作を説明する。また、図16の動作は、図10のステップS202の動作を詳述するものである。
送受信部42-1は、マスタイメージの送信を指示する通知を管理装置3から受信する(ステップS801)。
処理部43-1は、マスタイメージを記憶部41-1の起動領域から読み出す(ステップS802)。
送受信部42-1は、読み出されたマスタイメージを管理装置3に送信する(ステップS803)。
次に、図17を参照して、生成処理の実行を指示する通知を受信した一の処理装置4-1の動作を説明する。また、図17の動作は、図11のステップS302からステップS304の動作を詳述するものである。
送受信部42-1は、生成処理の実行を指示する通知を管理装置3から受信する(ステップS901)。
処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域に書き込まれているマスタイメージに、差分イメージに保存されている変更が加えられた新しいマスタイメージを生成する生成処理を実行する(ステップS902)。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域と保存領域とに生成したマスタイメージを書き込む(ステップS903)。
処理部43-1は、マスタイメージへの操作が蓄積される差分イメージを生成する。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域に、生成した差分イメージを書き込む(ステップ904)。
送受信部42-1は、管理装置3にマスタイメージを送信する(ステップS905)。
次に、図18を参照して、マスタイメージを受信した他の処理装置4-2~4-nの各々の動作を説明する。また、図18の動作は、図10のステップS204およびステップS206の動作と、図11のステップS306の動作とステップS308の動作とを詳述するものである。ここでは、処理装置4-2を例に、動作を説明する。
送受信部42-2は、管理装置3からマスタイメージを受信する(ステップS1001)。
処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域にマスタイメージが既に記憶されているか否かを判定する(ステップS1002)。処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域にマスタイメージが記憶されていない場合(ステップS1002、NO)、マスタイメージを記憶部41-2の保存領域に書き込む(ステップS1003)。処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域にマスタイメージが記憶されている場合(ステップS1002、YES)、ステップS1003の動作を行わない。
送受信部42-2は、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信する。送受信部42-2が、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信した場合(ステップS1004、YES)、処理部43-2は、記憶部41-2の保存領域からマスタイメージを読み出す。また、処理部43-2は、読み出したマスタイメージを記憶部41-2の起動領域に書き込む(ステップS1005)。処理部43-2は、マスタイメージへの操作が蓄積される差分イメージを生成し、生成した差分イメージを記憶部41-2の起動領域に書き込む(ステップS1006)。送受信部42-2が、マスタイメージを起動領域に書き込むことを命令する通知を受信しない場合(ステップS1004、NO)、処理部43-2は、ステップS1005およびステップS1006の動作を行わない。
次に、図19を参照して、変更情報の送信の命令を受信した場合の、複数の処理装置4-1~4-nの各々の動作を説明する。図19の動作は、図12のステップS402-1、ステップS402-2、ステップS403-1、ステップS403-2の動作を詳述するものである。ここでは、処理装置4-1を例に、動作を説明する。
送受信部42-1は、変更情報の送信の命令を受信する(ステップS1101)。
処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域に記憶されている差分イメージに、記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージに対する利用者の操作が蓄積されているか否かを確認する(ステップS1102)。記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージに対する利用者の操作が、差分イメージに蓄積されている場合(ステップS1102、YES)、処理部43-1は、差分イメージに変更があることを示す変更情報を生成する(ステップS1103)。また、記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージに対する利用者の操作が、差分イメージに蓄積されていない場合(ステップS1102、NO)、処理部43-1は、ステップS1103の動作を行わない。処理部43-1は、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を生成する(ステップS1104)。ステップS1103またはステップ1104の動作によって、変更情報が生成される。処理部43-1は、生成した変更情報を送受信部42-1に出力する。
送受信部42-1には、変更情報が処理部43-1から入力される。送受信部42-1は、変更情報を管理装置3に送信する(ステップS1105)。
次に、図20を参照して、差分イメージの削除の命令を受信した、複数の処理装置4-1~4-nの各々の動作を説明する。図20の動作は、図12のステップS405の動作を詳述するものである。ここでは、処理装置4-1を例に、動作を説明する。
送受信部42-1は、差分イメージの削除の命令を管理装置3から受信する(ステップS1201)。送受信部42-1は、差分イメージの削除の命令を処理部43-1に出力する。
処理部43-1には、差分イメージの削除の命令が送受信部42-1から入力される。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域の差分イメージを削除する(ステップS1202)。また、処理部43-1は、マスタイメージに対する利用者の操作が蓄積される差分イメージを新しく生成する(ステップS1203)。処理部43-1は、記憶部41-1の起動領域に、新しく生成した差分イメージを書き込む(ステップS1204)。
[第二の実施形態の効果]
このように、管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置4-1から取得する。また、管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。これにより、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージが書き込まれる。したがって、複数の処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々の起動領域のイメージファイルが同一になる。このように、複数の処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することができる。
このように、管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージを、一の処理装置4-1から取得する。また、管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる。これにより、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域に、一の処理装置4-1の記憶部41-1の起動領域に記憶されているマスタイメージが書き込まれる。したがって、複数の処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々の起動領域のイメージファイルが同一になる。このように、複数の処理装置4-1~4-nの記憶部41-1~41-nの各々に記憶されているイメージファイルを一括して管理することができる。
また、本実施形態の管理装置3は、前述したように、複数の処理装置4-1~4-nの各々を一括して遠隔から管理することができるので、仮想ハードディスク機能を備える複数の処理装置4-1~4-nの各々を利用者が操作する必要がない。このように、処理装置4-1~4-nの各々を利用者が操作する必要がないので、記憶部41-1~41-nのイメージファイルの管理に伴う利用者の作業量や、時間や、手間を少なくすることができる。
また、本実施形態の管理装置3は、一の処理装置4-1にマスタイメージを生成する生成処理を実行させる。また、一の処理装置4-1は、生成したマスタイメージを記憶部41-1の起動領域と保存領域とに記憶させる。このように、管理装置3は、たとえば、研修の内容の変更により、変更前の研修に適した環境が保存されたマスタイメージの更新が必要になった場合であっても、変更後の研修の内容に適した環境が保存されたマスタイメージを容易に生成することができる。
また、管理装置3は、他の処理装置4-2~4-nの各々の記憶部41-2~41-nの起動領域へ、一の処理装置4-1によって生成されたマスタイメージを書き込ませる。このように、管理装置3が、複数の処理装置4-1~4-nの各々の記憶部41-1~41-nの起動領域へ、一の処理装置4-1によって生成されたマスタイメージを書き込ませる。そのため、利用者の操作に応じて、処理装置4-1~4-nの各々が、仮想ハードディスク機能を用いて、変更後の研修の内容に適した環境が保存されたマスタイメージを生成する必要がない。また、利用者が、処理装置4-1~4-nの各々を1台ずつ操作することなく、マスタイメージの生成させることや、複数の処理装置4-1~4-nの各々の記憶部の起動領域に、新しく生成されたマスタイメージを記憶させることができる。このように、処理装置4-1~4-nの各々を利用者が操作する必要がないので、記憶部41-1~41-nのイメージファイルの管理に伴う利用者の作業量や、時間や、手間を少なくすることができる。
また、本実施形態の管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nの各々に変更情報を送信させる。また、管理装置3は、複数の処理装置4-1~4-nのうち、差分イメージに変更があることを示す変更情報を送信した処理装置(図12の例では、処理装置4-1)に、差分イメージの削除を行わせる。一方で、管理装置3は、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を送信した処理装置(図12の例では、処理装置4-2~4-n)に、差分イメージの削除を行わせない。このように、管理装置3は、差分イメージに変更がないことを示す変更情報を送信した処理装置(図12の例では、処理装置4-2~4-n)に差分イメージの削除を行わせないので、消費電力の増大を抑制することができる。また、利用者が、仮想ハードディスク機能を用いる処理装置4-1~4-nの各々を1台ずつ操作することなく、処理装置4-1~4-nの各々の差分イメージを削除させることができる。このように、処理装置4-1~4-nの各々を利用者が操作する必要がないので、記憶部41-1~41-nのイメージファイルの管理に伴う利用者の作業量や、時間や、手間を少なくすることができる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における管理装置(1、または3)または処理装置(2-1~2-n、または4-1~4-n)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、管理装置または処理装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、管理装置または処理装置は、専用の装置として実現してもよい。また、管理装置または処理装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現してもよい。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における管理装置(1、または3)または処理装置(2-1~2-n、または4-1~4-n)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、管理装置または処理装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、管理装置または処理装置は、専用の装置として実現してもよい。また、管理装置または処理装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現してもよい。
図21は、本発明の各実施形態の管理装置または処理装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置5は、通信インタフェース51、入出力インタフェース52、演算装置53、記憶装置54、不揮発性記憶装置55およびドライブ装置56を含む。
たとえば、図1の取得部11は、通信インタフェース51で実現することが可能である。また、図1の命令部12や、図4の命令部32は、通信インタフェース51および演算装置53で実現することが可能である。また、図4の取得部31は、通信インタフェース51および演算装置53で実現することが可能である。図4の記憶部33は、不揮発性記憶装置55で実現することが可能である。
たとえば、図1の記憶部21-1~21-nや、図4の記憶部41-1~41-nは、不揮発性記憶装置55で実現することが可能である。また、図4の送受信部42-1~42-nは、通信インタフェース51で実現することが可能である。また、図4の処理部43-1~43-nは、演算装置53で実現することが可能である。
通信インタフェース51は、各実施形態の管理装置または処理装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、管理装置または処理装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース51経由で相互に通信可能なように接続してもよい。
入出力インタフェース52は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置53は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置や複数の電気回路によって実現される。演算装置53は、たとえば、不揮発性記憶装置55に記憶された各種プログラムを記憶装置54に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置54は、演算装置53から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置54は、揮発性のメモリ装置であってもよい。
不揮発性記憶装置55は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置56は、たとえば、後述する記録媒体57に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体57は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図21に例示した情報処理装置5により管理装置または処理装置を構成し、この管理装置または処理装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、管理装置または処理装置に対して供給したプログラムを、演算装置53が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、管理装置または処理装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置5で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体57に記録しておき、管理装置または処理装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置55に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して制御装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
1、3 管理装置
11、31 取得部
12、32 命令部
33 記憶部
2-1~2-n、4-1~4-n 処理装置
21-1~21-n、41-1~41-n 記憶部
42-1~42-n 送受信部
43-1~43-n 処理部
5 情報処理装置
51 通信インタフェース
52 入出力インタフェース
53 演算装置
54 記憶装置
55 不揮発性記憶装置
56 ドライブ装置
57 記録媒体
11、31 取得部
12、32 命令部
33 記憶部
2-1~2-n、4-1~4-n 処理装置
21-1~21-n、41-1~41-n 記憶部
42-1~42-n 送受信部
43-1~43-n 処理部
5 情報処理装置
51 通信インタフェース
52 入出力インタフェース
53 演算装置
54 記憶装置
55 不揮発性記憶装置
56 ドライブ装置
57 記録媒体
Claims (8)
- 所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、前記一の処理装置から取得する取得部と、
前記複数の処理装置のうち、前記一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる命令部と、
を備える管理装置。 - 前記命令部は、前記他の処理装置の各々に、前記他の処理装置の各々の記憶部の、起動領域と異なるマスタイメージが記憶される保存領域に、取得されたマスタイメージを書き込ませた後に、起動領域への取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。 - 前記命令部は、前記複数の処理装置の各々に、マスタイメージへの変更が保存されている差分イメージの削除を行わせる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管理装置。 - 前記命令部は、前記複数の処理装置の各々に、各々の記憶部の起動領域に記憶されている差分イメージに変更があるか否かを示す変更情報を送信させ、前記複数の処理装置のうち、差分イメージに変更があることを示す変更情報を送信した処理装置に、差分イメージの削除を行わせる
ことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。 - 前記取得部は、前記一の処理装置に、マスタイメージへの変更が保存されている差分イメージに保存された変更が加えられたマスタイメージが、新しく生成される生成処理の実行を指示し、前記一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージとして、差分イメージに保存された変更が加えられたマスタイメージを取得する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管理装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管理装置と、
前記複数の処理装置と、
を備えることを特徴とする管理システム。 - 所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、前記一の処理装置から取得し、
前記複数の処理装置のうち、前記一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる、
管理方法。 - コンピュータに、
所定の時点での処理装置の記憶部の起動領域のデータの構造とデータとが保存されたイメージファイルであるマスタイメージが書き込まれることにより、マスタイメージに保存された起動領域のデータの構造とデータとが復元される起動領域を含む記憶部を含む複数の処理装置のうち、一の処理装置の記憶部の起動領域に記憶されているマスタイメージを、前記一の処理装置から取得する取得機能と、
前記複数の処理装置のうち、前記一の処理装置を除く他の処理装置の各々の記憶部の起動領域へ、取得されたマスタイメージの書き込みを行わせる命令機能と、
を実現させる管理プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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