JP2022152256A - Inspection device and inspection method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、FRM(Faraday Rotator Mirror)の性能を検査するための検査装置及び検査方法に関するものである。 The present invention relates to an inspection apparatus and inspection method for inspecting the performance of FRM (Faraday Rotator Mirror).
従来、FRMを備える光ファイバセンサが知られている。非特許文献1には、FRMを備える光ファイバハイドロホンが開示されている。非特許文献1の光ファイバハイドロホンは、水中音を検出するセンシング干渉計にFRMを設けることで、干渉する光の偏光状態の変化で発生する偏光フェージング及び雑音を抑制している。
Conventionally, optical fiber sensors with FRM are known. Non-Patent
FRMは、ファラデー回転子とミラーとからなり、ファラデー回転子の偏光回転角が往復で90°の場合、正常な状態とされる。非特許文献2には、偏光回転角を測定する方法が提案されている。非特許文献2に記載される装置では、空中を伝搬する直線偏光の光を、位相差板と回転する偏光子とに通し、回転する偏光子の角度と透過強度とを測定することで、位相差板の偏光回転角の誤差を測定している。
The FRM consists of a Faraday rotator and a mirror, and is considered normal when the polarization rotation angle of the Faraday rotator is 90° both ways. Non-Patent
FRMの磁気の経年劣化又は周囲の磁気の影響等で、FRM又は光ファイバセンサを組み立てた後に、ファラデー回転子の偏光回転角が変化することがある。しかしながら、非特許文献2に記載の方法では、ファラデー回転子単体の場合の偏光回転角の測定を行うことはできるものの、FRM又は光ファイバセンサを組立てた後に偏光回転角の測定を行うことができない。そのため、FRM又は光ファイバセンサを組立てた後に発生した異常を検査できないという課題があった。
The polarization rotation angle of the Faraday rotator may change after the FRM or optical fiber sensor is assembled, due to deterioration of the FRM magnetism over time or the influence of the surrounding magnetism. However, although the method described in
本発明は、上記のような課題を背景としたものであり、組立後のFRMの性能を検査できる検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an inspection apparatus and an inspection method capable of inspecting the performance of assembled FRMs.
本発明に係る検査装置は、ファラデー回転子とミラーとを有するFRM(Faraday Rotator Mirror)を検査する検査装置であって、FRMで反射した光の内、FRMへの入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度を繰り返し検出する処理器を備える。
本発明に係る別の検査装置は、ファラデー回転子とミラーとをそれぞれ有する2つのFRMを備える干渉計を検査する検査装置であって、干渉計で反射した光に基づき2つのFRMの偏光角度差を繰り返し算出する処理器を備える。
本発明に係る検査方法は、ファラデー回転子とミラーとを有するFRMを検査する検査方法であって、FRMで反射した光の内、FRMへの入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度を繰り返し検出するステップを含む。
本発明に係る別の検査方法は、ファラデー回転子とミラーとをそれぞれ有する2つのFRMを備える干渉計を検査する検査方法であって、干渉計で反射した光に基づき2つのFRMの偏光角度差を繰り返し算出するステップを含む。
An inspection apparatus according to the present invention is an inspection apparatus for inspecting an FRM (Faraday Rotator Mirror) having a Faraday rotator and a mirror. A processor is provided for iteratively detecting the intensity of the directional component.
Another inspection apparatus according to the present invention is an inspection apparatus for inspecting an interferometer comprising two FRMs each having a Faraday rotator and a mirror, wherein the polarization angle difference between the two FRMs is determined based on the light reflected by the interferometer. A processor is provided for repeatedly calculating .
An inspection method according to the present invention is an inspection method for inspecting an FRM having a Faraday rotator and a mirror, wherein the intensity of the component of the light reflected by the FRM whose electric field vibration direction is the same as that of the input light to the FRM , including the step of repeatedly detecting
Another inspection method according to the present invention is an inspection method for inspecting an interferometer comprising two FRMs each having a Faraday rotator and a mirror, wherein the polarization angle difference of the two FRMs is determined based on the light reflected by the interferometer. includes the step of repeatedly calculating
本発明に係る検査装置及び検査方法によれば、FRMで反射した光の内、FRMへの入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度、又は2つのFRMの偏光角度差を繰り返し求めることで、組立て後のFRMの性能を検査できる。 According to the inspection apparatus and inspection method according to the present invention, among the light reflected by the FRM, the intensity of the component whose electric field vibration direction is the same as the input light to the FRM or the polarization angle difference between the two FRMs is repeatedly obtained. can test the performance of the FRM after assembly.
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る検査装置1の概略構成図である。本実施の形態の検査装置1は、センシング干渉計2が備えるFRM(Faraday Rotator Mirror)の性能を検査するものである。
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an
センシング干渉計2は、センシングファイバ24に発生する歪から物理量を検出するものである。図1に示すように、センシング干渉計2は、光ファイバ21a、21b及び21cと、光カプラ22と、第1FRM23aと、第2FRM23bと、センシングファイバ24とを備える。
The
光カプラ22は、検査装置1と光ファイバ21aで接続されている。また、光カプラ22は、第1FRM23aと光ファイバ21bで接続され、第2FRM23bと光ファイバ21cで接続されている。センシングファイバ24は、光カプラ22と第2FRM23bとを接続する光ファイバ21cに設けられている。
The
光カプラ22は、検査装置1からの入力光を2つの光に分割し、一方をセンシングファイバ24に出力し、他方を第1FRM23aに出力する。また、光カプラ22は、第1FRM23a及び第2FRM23bで反射した反射光を検査装置1に出力する。
The
第1FRM23aは、ファラデー回転子231とミラー232とを備える。検査装置1からの入力光は、ファラデー回転子231を通過した後にミラー232で反射し、ファラデー回転子231を通過して、光カプラ22に戻る。
The
第2FRM23bは、図1に図示はしていないが、第1FRM23aと同様にファラデー回転子231とミラー232とを備えている。検査装置1からの入力光は、センシングファイバ24が検知する物理量に対応して位相が変化する。センシングファイバ24から出力した光は、第2FRM23bのファラデー回転子231を通過した後にミラー232で反射し、ファラデー回転子231及びセンシングファイバ24を通過して、光カプラ22に戻る。
Although not shown in FIG. 1, the
光ファイバ21b及び第1FRM23aが、測定による歪又は屈折率の変化が起こらない参照アームであり、光ファイバ21c、センシングファイバ24及び第2FRM23bが、測定による歪又は屈折率の変化が発生する測定対象アームである。参照アームと測定対象アームとの光路差変化を光の干渉により光強度変化にすることで、センシングファイバ24が検知した物理量を測定できる。
The
図1に示すように、本実施の形態の検査装置1は、パルス光源11と、ハーフミラー12と、偏光制御器13と、レンズ14と、偏光ビームスプリッタ15と、O/E変換器16a及び16bと、処理器17と、を備える。
As shown in FIG. 1, the
パルス光源11は、センシング干渉計2への入力光として、周波数が一定で直線偏光のパルス光を出力する。パルス光源11から出力される直線偏光の光の電界が変化する方向をX軸とする。ハーフミラー12は、パルス光源11から入力する光を透過させて偏光制御器13に出力する。また、ハーフミラー12は、偏光制御器13から入力する光を反射させ、偏光ビームスプリッタ15に出力する。
The
偏光制御器13は、入力する光の偏光状態を変化させるものである。本実施の形態の偏光制御器13は、1/2波長板131と、1/4波長板132とを備える。1/2波長板131は、複屈折のリターデーションが1/2波長となる複屈折板であり、1/4波長板132は、複屈折のリターデーションが1/4波長となる複屈折板である。偏光制御器13は、1/2波長板131と1/4波長板132とを回転させることで、通過する光の偏光状態を変化させることができる。偏光制御器13から出力した光は、レンズ14を通って光ファイバ21aに入力する。
The
偏光制御器13における1/2波長板131と、1/4波長板132との回転制御について説明する。図2は、実施の形態1に係る検査装置1の入力光のポアンカレ球の表示例である。ストークスパラメータS1、S2及びS3を三次元直交座標で表すと、原点Oを中心とする球の表面で全ての偏光状態を表せることが知られている。この表示方法はポアンカレ球表示と呼ばれている。本実施の形態の偏光制御器13は、図2に示すポアンカレ球上のパルスの偏光状態を表すプロットが、一部に密集せず、球面上に偏りなく存在するように、入力光の偏光状態を変化させる。入力光の偏光状態が球面上で偏り、ポアンカレ球上に広い隙間ができると、後述する検査部174a及び174bにおけるFRMの偏光回転角の誤差の測定に誤差が生じてしまうからである。入力光の偏光状態の偏りの有無は、偏光制御器13の出力に基づき確認することができる。
Rotation control of the half-
図3は、実施の形態1に係るセンシング干渉計2の反射光のポアンカレ球の表示例である。偏光制御器13は、センシング干渉計2の反射光から得られるストークスパラメータS1、S2及びS3のそれぞれが、±αの範囲で変動するように、1/2波長板131と、1/4波長板132とをそれぞれ回転させる。αは以下の式(1)で表される。ストークスパラメータS1、S2及びS3は、1つのパルスからそれぞれ算出される。このように1/2波長板131と1/4波長板132とを回転制御することで、図2に示すポアンカレ球上のパルスの偏光状態を表すプロットが、球面上に偏りなく存在するように、入力光の偏光状態を変化させることができる。
FIG. 3 is a display example of the Poincare sphere of the reflected light of the
偏光ビームスプリッタ15は、入力する光を偏光状態が直交する2つの成分に分離して出力する分離手段である。本実施の形態の偏光ビームスプリッタ15は、入力する光を入力光と電界振動方向が直交するY成分と入力光と電界振動方向が同一方向のX成分とに分離し、O/E変換器16a及び16bにそれぞれ出力する。O/E変換器16aは、入力するY成分の光信号を電気信号に変換して処理器17に出力する。O/E変換器16bは、入力するX成分の光信号を電気信号に変換して処理器17に出力する。
The
処理器17は、パルス抽出部171a及び171bと、除算部172a及び172bと、最大値抽出部173a及び173bと、検査部174a及び174bとを有する。処理器17の各部は、専用の処理回路により実現される。もしくは、処理器17をCPU及びメモリで構成するとともに、O/E変換器16a及び16bから出力される電気信号をデジタル信号に変換して、処理器17がプログラムを実行することにより各部の機能を実現してもよい。
The
パルス抽出部171aは、O/E変換器16aから入力するY成分の電気信号から、第1FRM23aの反射光のY成分の強度I1Yに対応するパルスと、第2FRM23bの反射光のY成分の強度I2Yに対応するパルスとを抽出する。また、パルス抽出部171bは、O/E変換器16bから入力するX成分の電気信号から、第1FRM23aの反射光のX成分の強度I1Xに対応するパルスと、第2FRM23bの反射光のX成分の強度I2Xに対応するパルスとを抽出する。抽出されたパルスは、除算部172a及び172bに出力される。
The
除算部172aは、入力するパルスに基づき、第1FRM23aの反射光のX成分の強度を、X成分と直交するY成分の強度で除算し、X成分強度とY成分強度との比(以下、「X/Y比」とする)を求める。除算部172bは、入力するパルスに基づき、第2FRM23bの反射光のX成分の強度をY成分の強度で除算し、X/Y比を求める。除算部172a及び172bは、パルス光ごとに、第1FRM23aのX/Y比と、第2FRM23bのX/Y比とを繰り返し求める。繰り返し求められたX/Y比は、最大値抽出部173a及び173bに出力される。
Based on the input pulse, the
最大値抽出部173aは、繰り返し求められた第1FRM23aのX/Y比の最大値を抽出する。最大値抽出部173bは、繰り返し求められた第2FRM23bのX/Y比の最大値を抽出する。最大値抽出部173a及び173bにより抽出された最大値は、検査部174a及び174bに出力される。
The maximum
検査部174aは、第1FRM23aのX/Y比の最大値に基づき、第1FRM23aが正常であるか否かを検査する。検査部174bは、第2FRM23bのX/Y比の最大値に基づき、第2FRM23bが正常であるか否かを検査する。第1FRM23aが正常な場合とは、第1FRM23aにおける偏光回転角が正確に往復90°の場合、又は許容範囲内にある場合である。第1FRM23aが最良の状態にある場合、第1FRM23aからの反射光の偏光状態は、第1FRM23aへの入力光の偏光状態から90°回転した状態になる。そのため、第1FRM23aが正常な場合は、繰り返し算出されるX/Y比は常にゼロとなる。一方、第1FRM23aの偏光回転角が往復90°から外れていると、X/Y比の最大値がゼロから増加する。
The
そこで、検査部174aは、第1FRM23aのX/Y比の最大値から第1FRM23aの偏光回転角の誤差を測定し、誤差が偏光フェージング抑制等に必要な許容範囲内にあるか否かを判定する。許容範囲は、予め実験等により求められ記憶されているものとする。そして、誤差が許容範囲内にある場合、検査部174aは、第1FRM23aが正常であると判断する。一方、誤差が許容範囲内にない場合、検査部174aは、第1FRM23aが正常でないと判断する。検査部174bは、検査部174aと同様の手法で第2FRM23bが正常か否かを検査する。検査部174a及び174bは、検査結果を検査装置1が備える表示装置又は外部機器などに出力してもよい。
Therefore, the
第1FRM23a及び23bの検査方法について、以下に詳述する。まず、パルス光源11から出力してハーフミラー12を透過したパルス光の電界E0と、第1FRM23aで反射してハーフミラー12に戻ったパルス光の電界E1と、第2FRM23bで反射してハーフミラー12に戻った光の電界E2は、下記の式(2)と式(3)のジョーンズベクトルで表される。
A method for inspecting the
ここで、iは1又は2であり、E0XはE0のX成分である。また、Aiはハーフミラー12を透過してから第1FRM23a又は第2FRM23bで反射してハーフミラー12に戻るまでの損失を表す係数であり、Jiは偏光状態の変化を表すジョーンズ行列である。Jiは下記の式(4)で表される。
where i is 1 or 2 and E 0X is the X component of E 0 . A i is a coefficient representing the loss from transmission through the
ここで、ai、bi、ci、diは、ハーフミラー12を透過してから第1FRM23a又は第2FRM23bに到達するまでの偏光状態の変化を表すジョーンズ行列の要素である。また、θiは、第1FRM23a又は第2FRM23bのファラデー回転子231を往復した光の偏光回転角である。θiがπ/2の場合のJiは、下記の式(5)で表される。
Here, a i , b i , c i , and d i are elements of the Jones matrix representing changes in the polarization state from transmission through the
さらに、ハーフミラー12を透過してから、第1FRM23a又は第2FRM23bに到達するまでの偏光依存損失が無視できる場合、Jiは下記の式(6)で表される。
Furthermore, when the polarization dependent loss from passing through the
ハーフミラー12を透過してから第1FRM23a又は第2FRM23bに到達するまでの偏光依存損失を無視できる場合であって、θiがπ/2に近い場合のEiは、下記の式(7)に近似できる。
When the polarization dependent loss from transmission through the
ハーフミラー12を出力し、偏光ビームスプリッタ15でX成分とY成分に分離されたパルス光の強度IixとIiYは、下記の式(8)と式(9)とで表される。
The intensities Iix and IiY of the pulsed light output from the
ここで、E*は、Eの複素共役である。O/E変換器16a及び16bで電気信号に変換され、処理器17で算出されたX/Y比は、下記の式(10)で表される。
where E * is the complex conjugate of E. The X/Y ratio converted into electrical signals by the O/
式(10)における(ai
2+ci
2)2は、ハーフミラー12を透過してから第1FRM23a又は第2FRM23bに到達するまでの偏光状態の変化により変動する。ここで、パルス光源11から繰り返し出力されるパルス光の偏光状態を偏光制御器13で変化させ、第1FRM23a又は第2FRM23bに対応したパルス光のX/Y比を繰り返し求め、最大値を抽出すると、(ai
2+ci
2)2は1になる。そのため、X/Y比はθi
2になり、平方根を求めればθiが得られる。X/Y比の最大値を求めれば、第1FRM23a及び第2FRM23bの偏光回転角が往復90°から逸れた量を表す指標が得られ、当該指標に基づき、第1FRM23a及び第2FRM23bの性能を検査できる。
(a i 2 +c i 2 ) 2 in equation (10) fluctuates due to changes in the polarization state from passing through the
以上のように、本実施の形態の検査装置1によれば、センシング干渉計2を分解することなく内部のFRMの偏光回転角の誤差を測定できる。これにより、組立後の周囲の磁気の影響、又はFRMの磁気の経年劣化などによるFRMの性能の低下を検査することができる。
As described above, according to the
また、偏光ビームスプリッタ15で分離した反射光のX成分とY成分との強度の比を算出することで、センシング干渉計2又は光の伝送路での損失が変動しても安定した測定ができる。さらに、偏光制御器13を用いてセンシング干渉計2に入力するパルス光の偏光状態を積極的に変化させたことで、測定時間を短縮できる。
In addition, by calculating the ratio of the intensity of the X component and the Y component of the reflected light separated by the
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る検査装置1Aの概略構成図である。本実施の形態の検査装置1Aは、2つのセンシング干渉計2a及び2bを含む検査対象200を検査するものである。
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of an
図4に示すように、検査対象200は、2つのセンシング干渉計2a及び2bと、光ファイバ201a、201b、201c、201d、201e及び201fと、分岐光カプラ202と、結合光カプラ203と、遅延ファイバ204と、を備える。センシング干渉計2a及び2bの構成は、実施の形態1のセンシング干渉計2と同じである。
As shown in FIG. 4, the
分岐光カプラ202は、光ファイバ201aによって検査装置1Aに接続されている。また、分岐光カプラ202は、光ファイバ201bによってセンシング干渉計2aに接続され、光ファイバ201cによってセンシング干渉計2bに接続される。分岐光カプラ202は、検査装置1Aからの入力光をセンシング干渉計2aとセンシング干渉計2bとに分岐して出力する。
The branch
結合光カプラ203は、光ファイバ201fによって検査装置1Aに接続されている。また、結合光カプラ203は、光ファイバ201dによってセンシング干渉計2aに接続され、光ファイバ201eによってセンシング干渉計2bに接続される。結合光カプラ203は、センシング干渉計2a及び2bからの反射光を結合して検査装置1Aに出力する。
The coupling
遅延ファイバ204は、結合光カプラ203とセンシング干渉計2bとを接続する光ファイバ201eに設けられる。遅延ファイバ204は、自器を通過するパルス光の伝送時間に遅延を生じさせる。本実施の形態の検査対象200は、入力光が伝送される往路と、反射光が伝送される復路とが、別々の光ファイバ201a及び201fによって構成される。
The
本実施の形態の検査装置1Aは、パルス光源11と、偏光制御器13Aと、ストークス分光器18と、O/E変換器16c、16d、16e及び16fと、処理器17Aと、を備える。パルス光源11の構成は、実施の形態1と同じであり、入力光としてX軸に平行な直線偏光のパルス光を出力する。
An
偏光制御器13Aは、偏光制御器13と同様に、入力した光の偏光状態を変化させるモジュールである。偏光制御器13Aは、コイル状に巻いた光ファイバ201aを振動させるための複数の振動子133を備える。本実施の形態の偏光制御器13Aでは、各振動子133に振動を発生させ、各振動子133に巻き付けられた光ファイバ201aが伸び縮みすることで、光ファイバ201aの複屈折の大きさを変化させ、複屈折の変化に応じて入力光の偏光状態を変化させる。振動子133を1つしか備えない場合は、偏光状態に偏りが生じる。しかしながら、本実施の形態のようにX-Y平面上で異なる方向に向けた複数の振動子133を異なる周波数で振動させることで、偏光状態を表すプロットの偏りが小さくなり、ポアンカレ球面上に偏りなく存在するように偏光状態を変えることができる。入力光の偏光状態の偏りの有無を確認方法として、実施の形態1の偏光制御器13と同様に偏光制御器13Aの出力を確認する方法に加えて、本実施の形態の場合は、センシング干渉計2a又は2bの第1FRM23a又は第2FRM23bをミラーに入れ替えて、第1FRM23a又は第2FRM23bにおける偏光回転角の誤差が最大の90°に近いことを確認することで、偏光状態に偏りがないことを確認することができる。第1FRM23a又は第2FRM23bにおける偏光回転角の誤差については、後述する。
Like the
ストークス分光器18は、入力するパルス光をX成分IX(t)、Y成分IY(t)、45°成分I45(t)及び1/4波長板を通過させた45°成分IQ45(t)に分光し、O/E変換器16c~16fに出力する。O/E変換器16c~16fは、入力するIX(t)、IY(t)、I45(t)及びIQ45(t)の光信号をそれぞれ電気信号に変換して、処理器17Aに出力する。
The
処理器17Aは、ストークスパラメータ算出部175と、パルス抽出部176a、176b、176c及び176dと、偏光角度算出部177a及び177bと、最大値抽出部178a及び178bと、検査部179a及び179bとを有する。処理器17Aの各部は、専用の処理回路により実現される。もしくは、処理器17AをCPU及びメモリで構成するとともに、O/E変換器16c~16fから出力される電気信号をデジタル信号に変換して、処理器17Aがプログラムを実行することにより各部の機能を実現してもよい。
The
ストークスパラメータ算出部175は、入力される電気信号の強度IX(t)、IY(t)、I45(t)、IQ45(t)に基づき、ストークスパラメータS1(t)、S2(t)及びS3(t)を算出し、パルス抽出部176a~176dに出力する。
The
パルス抽出部176a~176dは、センシング干渉計2a及び2bの第1FRM23a及び第2FRM23bのストークスパラメータに対応したパルスをそれぞれ抽出する。具体的には、パルス抽出部176aは、センシング干渉計2aの第1FRM23aのストークスパラメータS1(a1)、S2(a1)、S3(a1)に対応するパルスを抽出する。パルス抽出部176bは、センシング干渉計2aの第2FRM23bのストークスパラメータS1(a2)、S2(a2)、S3(a2)に対応するパルスを抽出する。パルス抽出部176cは、センシング干渉計2bの第1FRM23aのストークスパラメータS1(b1)、S2(b1)、S3(b1)に対応するパルスを抽出する。パルス抽出部176dは、センシング干渉計2bの第2FRM23bのストークスパラメータS1(b2)、S2(b2)、S3(b2)に対応するパルスを抽出する。パルス抽出部176a~176dで抽出されたパルスは、偏光角度算出部177a及び177bに出力される。
The
偏光角度算出部177aは、センシング干渉計2aの第1FRM23aのストークスパラメータと、第2FRM23bのストークスパラメータとに基づき、センシング干渉計2aにおける第1FRM23aと第2FRM23bとの偏光角度差を算出する。偏光角度算出部177bは、センシング干渉計2bの第1FRM23aのストークスパラメータと、第2FRM23bのストークスパラメータとに基づき、センシング干渉計2bにおける第1FRM23aと第2FRM23bとの偏光角度差を算出する。偏光角度算出部177a及び177bは、パルス光ごとに、センシング干渉計2aにおける偏光角度差と、センシング干渉計2bにおける偏光角度差とを繰り返し算出する。
The
図5は、実施の形態2に係る偏光角度算出部177a及び177bによる偏光角度差の算出を説明する図である。図5及び以下の説明において、ストークスパラメータを(S1k(i),S2k(i),S3k(i))と表す。iはパルス光源11から出力されたパルスの順番を表す。添字のkは、第1FRM23a及び第2FRM23bのようにFRMの順番を表す。なお、ここではセンシング干渉計2a及び2bの区別は行わない。第1FRM23aのストークスパラメータ(S11(i),S21(i),S31(i))、及び第2FRM23bのストークスパラメータ(S12(i),S22(i),S32(i))は、ポアンカレ球上では、図5のように表示される。偏光角度算出部177a及び177bは、第1FRM23aのストークスパラメータ及び第2FRM23bのストークスパラメータからパルスごとの偏光角度差d(i)を算出する。
FIG. 5 is a diagram illustrating calculation of the polarization angle difference by the
第1FRM23aと第2FRM23bとの偏光角度差d(i)は、ポアンカレ球上では、2倍の角度変化であるポアンカレ球表示の角度差として表示される。すなわち、ポアンカレ球表示の角度差は、2d(i)となる。ポアンカレ球表示の角度差2d(i)は、図5に示すように、第1FRM23aのストークスパラメータ及び第2FRM23bのストークスパラメータと、原点Oとのなす角度である。偏光角度算出部177a及び177bは、第1FRM23aのストークスパラメータ(S11(i),S21(i),S31(i))、第2FRM23bのストークスパラメータ(S12(i),S22(i),S32(i))からポアンカレ球表示の角度差を算出し、ポアンカレ球表示の角度差を1/2倍したものを偏光角度差d(i)とする。偏光角度差d(i)は、以下の式(11)で表される。
The polarization angle difference d(i) between the
最大値抽出部178aは、繰り返し求められたセンシング干渉計2aの偏光角度差d(i)の最大値を抽出する。最大値抽出部178bは、繰り返し求められたセンシング干渉計2bの偏光角度差d(i)の最大値を抽出する。最大値抽出部178a及び178bにより抽出された最大値は、検査部179a及び179bに出力される。
The maximum
検査部179aは、センシング干渉計2aの偏光角度差d(i)の最大値に基づき、センシング干渉計2aが正常であるか否かを検査する。検査部179bは、センシング干渉計2bの偏光角度差d(i)の最大値に基づき、センシング干渉計2bが正常であるか否かを検査する。FRMの偏光回転角が正確に往復90°であっても、往路と復路が異なる場合は偏光状態が伝送路の複屈折の影響で変化する。しかしながら、同一のセンシング干渉計の2つのFRMで反射した光は同じ伝送路を通るので、その偏光角度差は、第1FRM23aと第2FRM23bの両方の偏光回転角が正確に往復90°であればゼロとなる。一方、第1FRM23aと第2FRM23bの何れかの偏光回転角が往復90°から外れると、偏光角度差の最大値が増加する。
The
そこで、検査部179aは、センシング干渉計2aの偏光角度差d(i)の最大値から第1FRM23a及び第2FRM23bそれぞれの偏光回転角の誤差の和を測定し、偏光フェージング抑制等に必要な許容範囲内にあるかを判定する。センシング干渉計2aの偏光角度差d(i)は、センシング干渉計2aの第1FRM23aの偏光回転角の誤差、及び第2FRM23bの偏光回転角の誤差に応じて変化する。センシング干渉計2aの偏光角度差d(i)の最大値は、センシング干渉計2aの第1FRM23a及び第2FRM23bそれぞれの偏光回転角の誤差の和に等しい。第1FRM23a及び第2FRM23bの偏光回転角がどちらも90°である場合は、FRMの偏光回転角の誤差の和はゼロとなり、偏光角度差d(i)の最大値もゼロとなる。
Therefore, the
そして、第1FRM23a及び第2FRM23bの偏光回転角の誤差の和が許容範囲内にある場合、検査部179aは、センシング干渉計2aが正常であると判断する。一方、誤差の和が許容範囲にない場合、検査部179aは、センシング干渉計2aが正常でないと判断する。検査部179bは、検査部179aと同様の手法でセンシング干渉計2bが正常か否かを検査する。
Then, when the sum of the errors in the polarization rotation angles of the
なお、センシング干渉計2a又は2bの第1FRM23aと第2FRM23bの両方のFRMの偏光回転角が往復90°から外れた場合も、第1FRM23a及び第2FRM23bの偏光回転角度誤差の和が測定されるので、偏光フェージング抑制等に必要な許容範囲内にあるか否かを検査できる。
Even when the polarization rotation angles of both the
本実施の形態によると、同一のセンシング干渉計2aの2つのFRM(第1FRM23a及び第2FRM23b)から反射した光の偏光角度差の最大値に基づき判定を行うことで、検査対象200の往路と復路が分かれている場合でも検査対象200を分解することなく、内部のFRMの偏光回転角の誤差を測定することができる。これにより、組立後の周囲の磁気の影響、又はFRMの磁気の経年劣化などによるFRMの性能の低下を検査することができる。また、偏光制御器13Aを用いてFRMに入力する光の偏光状態を変化させることで測定時間を短縮できる。
According to the present embodiment, the determination is made based on the maximum value of the polarization angle difference of the light reflected from the two FRMs (the
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る検査装置1Bの概略構成図である。本実施の形態の検査装置1Bは、センシング干渉計2を含む検査対象200Aを検査するものである。
Embodiment 3.
FIG. 6 is a schematic configuration diagram of an
本実施の形態における検査対象200Aは、干渉型光ファイバセンサである。図6に示すように、検査対象200Aは、センシング干渉計2と、光ファイバ211a及び211bと、パルス光源212と、遅延補償干渉計213と、光カプラ214と、O/E変換器215と、A/D変換器216と、復調器217とを備える。センシング干渉計2の構成は、実施の形態1と同じである。
The
パルス光源212は、入力光として、周波数が一定のパルス光を出力する。遅延補償干渉計213は、図示しない光カプラと、光周波数シフタと、遅延補償ファイバとを有する。遅延補償干渉計213に入力したパルス光は、光カプラで2つに分割され、一方のパルス光は遅延補償ファイバによって遅延し、他方のパルス光は光の周波数が光周波数シフタによってシフトされる。遅延補償ファイバを出力するパルス光と光周波数シフタから出力するパルス光は、光カプラによって光ファイバ211aに合流し、センシング干渉計2に出力される。
The pulsed
光カプラ214は、センシング干渉計2からの反射光を、O/E変換器215と検査装置1Bとに分岐して出力する。O/E変換器215は、入力されたパルス光を電気信号に変換し、A/D変換器216へ出力する。A/D変換器216は、O/E変換器215で変換された電気信号をデジタル信号へ変換し、復調器217へ出力する。復調器217は、A/D変換器216で変換されたデジタル信号から、センシング干渉計2のセンシングファイバ24で検出した信号を復調して、出力する。
The
本実施の形態の検査装置1Bは、コネクタ19と、ストークス分光器18と、O/E変換器16c、16d、16e及び16fと、処理器17Bと、を備える。検査装置1Bは、コネクタ19を介して検査対象200に接続され、光カプラ214で分岐されたセンシング干渉計2からの反射光は、コネクタ19を介してストークス分光器18に入力する。
The
本実施の形態における、ストークス分光器18と、O/E変換器16c~16fとの構成及び機能は、実施の形態2と同じである。また、本実施の形態における処理器17Bは、ストークスパラメータ算出部175と、パルス抽出部176a及び176bと、偏光角度算出部177aと、最大値抽出部178aと、検査部179aとを備える。処理器17Bの各部の構成及び機能は、実施の形態2と同じである。ただし、本実施の形態では、偏光制御器13が設けられていないため、偏光状態を積極的に変更できず、検査対象200Aの光伝送路に温度変化又は曲げ応力などで偏光状態が変化するまで、偏光角度算出部177aにおいて偏光角度差の算出が繰り返される。
The configurations and functions of the
本実施の形態によると、検査対象200Aからセンシング干渉計2を取り外すことなく、動作したままの状態でセンシング干渉計2が正常か否かを検査することができる。これにより、組立後の周囲の磁気の影響、又はFRMの磁気の経年劣化などによるFRMの性能の低下を検査することができる。また、検査対象200Aと検査装置1Bとを着脱できるので、複数の検査対象を1つの検査装置1Bで検査することもできる。
According to the present embodiment, it is possible to inspect whether or not sensing
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形又は組み合わせが可能である。例えば、上記実施の形態では、センシング干渉計2を構成した後のFRMを検査する例を示したが、検査装置1は、センシング干渉計2を構成する前のFRM単体の検査に用いることもできる。この場合はパルス光源11ではなく連続光を出力する光源を用い、O/E変換器から出力される連続信号の最大値を抽出して、FRMが正常か否かを判断する。
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the configurations of the above embodiments, and various modifications and combinations are possible within the scope of the technical idea thereof. . For example, in the above-described embodiment, an example of inspecting an FRM after forming the
また、実施の形態1及び実施の形態2では、偏光制御器13及び13Aとして、1/2波長板131と1/4波長板132とを回転させる例、又は振動子133に光ファイバをコイル状に巻いて振動させる例を示したが、偏光制御器13及び13Aは、偏光状態を変化させるものであれば、他の構成を用いてもよい。
Further, in
また、実施の形態1では、偏光ビームスプリッタ15で分離したX成分強度と、Y成分強度とのX/Y比を用いる例を示したが、損失が安定している場合は、偏光子を用いてX成分の最大値を抽出するようにしてもよい。すなわち、センシング干渉計2のFRMで反射した光の内、FRMへの入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度を繰り返し検出することで、FRMの偏光回転角の誤差を測定することができる。なお、FRMへの入力光は、FRMの光の入口部分の光だけではなく、光ファイバ及び光カプラなどを通過してからFRMへ入力する光の、光ファイバ及び光カプラなどに入る前の光も含むものとする。
Further, in
また、実施の形態1の処理器17では、パルスを抽出してからX/Y比を求める例を示したが、X/Y比を求めてからパルスを抽出してもよい。また、実施の形態2及び3の処理器17Aでは、ストークスパラメータを算出してから、パルスを抽出する例を示したが、パルスを抽出してからストークスパラメータを算出してもよい。
Further, in the
また、実施の形態2のストークス分光器18と処理器17Aでは、強度IX(t)、IY(t)、I45(t)、IQ45(t)の光からストークスパラメータを求めるものを示したが、他の分光方法又はパラメータに基づいて偏光状態を求めてもよい。
Further, in the
また、上記実施の形態の検査装置1~1Bの検査部では、X/Y比又は偏光角度差の最大値を抽出する例を示したが、最大値と関連した値を抽出してもよい。例えば平均値又は標準偏差など数値の増加又は拡がりを表す指標を用いてもよい。
In the inspection units of the
さらに、上記実施の形態の検査装置1~1Bの処理器において、検査部を有さない構成としてもよい。この場合は、最大値抽出部により抽出されたX/Y比又は偏光角度差の最大値が検査装置1~1Bから出力され、別途設けられた処理装置によって、検査部と同様の検査を行う構成とする。
Furthermore, the processors of the
1、1A、1B 検査装置、2、2a、2b センシング干渉計、11 パルス光源、12 ハーフミラー、13、13A 偏光制御器、14 レンズ、15 偏光ビームスプリッタ、16a、16b、16c、16d、16e、16f O/E変換器、17、17A、17B 処理器、18 ストークス分光器、19 コネクタ、21a、21b、21c 光ファイバ、22 光カプラ、23a 第1FRM、23b 第2FRM、24 センシングファイバ、131 1/2波長板、132 1/4波長板、133 振動子、171a、171b パルス抽出部、172a、172b 除算部、173a、173b 最大値抽出部、174a、174b 検査部、175 ストークスパラメータ算出部、176a、176b、176c、176d パルス抽出部、177a、177b 偏光角度算出部、178a、178b 最大値抽出部、179a、179b 検査部、200、200A 検査対象、201a、201b、201c、201d、201e、201f 光ファイバ、202 分岐光カプラ、203 結合光カプラ、204 遅延ファイバ、211a、211b 光ファイバ、212 パルス光源、213 遅延補償干渉計、214 光カプラ、215 O/E変換器、216 A/D変換器、217 復調器、231 ファラデー回転子、232 ミラー。
1, 1A, 1B inspection device, 2, 2a, 2b sensing interferometer, 11 pulse light source, 12 half mirror, 13, 13A polarization controller, 14 lens, 15 polarization beam splitter, 16a, 16b, 16c, 16d, 16e, 16f O/E converter, 17, 17A, 17B processor, 18 Stokes spectrometer, 19 connector, 21a, 21b, 21c optical fiber, 22 optical coupler, 23a first FRM, 23b second FRM, 24 sensing fiber, 131 1/ two-wave plate, 132 quarter-wave plate, 133 oscillator, 171a, 171b pulse extractor, 172a, 172b divider, 173a, 173b maximum value extractor, 174a, 174b inspector, 175 Stokes parameter calculator, 176a, 176b, 176c, 176d
Claims (12)
前記FRMで反射した光の内、前記FRMへの入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度を繰り返し検出する処理器を備える検査装置。 An inspection device for inspecting an FRM (Faraday Rotator Mirror) having a Faraday rotator and a mirror,
An inspection apparatus comprising a processor for repeatedly detecting the intensity of a component of the light reflected by the FRM whose electric field vibration direction is the same as that of the light input to the FRM.
前記FRMで反射した光の内、前記入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度と、前記入力光と電界振動方向が直交する方向の成分の強度との比を繰り返し算出する請求項1に記載の検査装置。 The processor is
2. The ratio of the intensity of the component of the light reflected by the FRM whose electric field vibration direction is the same as that of the input light and the intensity of the component whose electric field vibration direction is perpendicular to the input light is repeatedly calculated. The inspection device described in .
前記FRMで反射した光を、前記入力光と電界振動方向が同一方向の成分と、前記入力光と電界振動方向が直交する方向の成分とに分離するビームスプリッタと、をさらに備え、
前記処理器は、
分離された前記入力光と電界振動方向が同一方向の成分と、前記入力光と電界振動方向が直交する方向の成分とに基づき、前記比を繰り返し算出し、
前記比の最大値、平均値又は標準偏差を抽出する請求項2に記載の検査装置。 a light source that outputs the input light to the FRM;
a beam splitter that separates the light reflected by the FRM into a component whose electric field vibration direction is the same as the input light and a component whose electric field vibration direction is orthogonal to the input light,
The processor is
repeatedly calculating the ratio based on the separated component in which the direction of electric field vibration is the same as that of the input light and the component in which the direction of electric field vibration is orthogonal to the direction of the input light;
3. The inspection apparatus according to claim 2, wherein the maximum value, average value or standard deviation of said ratio is extracted.
前記比の最大値、平均値又は標準偏差から前記FRMの偏光回転角の誤差を測定し、
前記誤差が許容範囲内にあるか否かを判定する請求項3に記載の検査装置。 The processor is
measuring the error of the polarization rotation angle of the FRM from the maximum value, average value or standard deviation of the ratio;
4. The inspection apparatus according to claim 3, wherein it is determined whether the error is within an allowable range.
前記干渉計で反射した光に基づき前記2つのFRMの偏光角度差を繰り返し算出する処理器を備える検査装置。 An inspection apparatus for inspecting an interferometer comprising two FRMs (Faraday Rotator Mirrors) each having a Faraday rotator and a mirror,
An inspection apparatus comprising a processor that iteratively calculates the polarization angle difference between the two FRMs based on the light reflected by the interferometer.
前記干渉計で反射した光のストークスパラメータを算出し、
前記ストークスパラメータに基づき前記偏光角度差を算出する請求項5に記載の検査装置。 The processor is
calculating the Stokes parameter of the light reflected by the interferometer;
6. The inspection apparatus according to claim 5, wherein said polarization angle difference is calculated based on said Stokes parameter.
前記偏光角度差の最大値、平均値又は標準偏差から前記2つのFRMの偏光回転角の誤差の和を測定し、
前記誤差の和が許容範囲内にあるか否かを判定する請求項5又は6に記載の検査装置。 The processor is
measuring the sum of the errors of the polarization rotation angles of the two FRMs from the maximum value, average value or standard deviation of the polarization angle difference;
7. The inspection apparatus according to claim 5, wherein it is determined whether or not the sum of the errors is within an allowable range.
前記FRMで反射した光の内、前記FRMへの入力光と電界振動方向が同一方向の成分の強度を繰り返し検出するステップを含む検査方法。 An inspection method for inspecting an FRM having a Faraday rotator and a mirror, comprising:
An inspection method comprising the step of repeatedly detecting the intensity of a component of the light reflected by the FRM whose electric field vibration direction is the same as that of the light input to the FRM.
前記干渉計で反射した光に基づき前記2つのFRMの偏光角度差を繰り返し算出するステップを含む検査方法。 An inspection method for inspecting an interferometer comprising two FRMs each having a Faraday rotator and a mirror, comprising:
An inspection method comprising repeatedly calculating a polarization angle difference between the two FRMs based on the light reflected by the interferometer.
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