JP2022149813A - 情報収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集することが可能な情報収集システムを提供する。【解決手段】複数の車両20を用いて所定の地域における人Pの流れに関する情報を収集する情報収集システム1である。車両20の位置を時刻と関連付けて取得する車両情報取得部と、車両20周辺の人Pの画像および相対位置を取得する人情報取得部と、人Pに対してラベル付けを行うラベル付け部と、車両20の位置および時刻とラベル付けされた人Pの相対位置とに基づいて、ラベル付けされた人Pの移動ベクトルを推定する移動ベクトル推定部と、複数の車両20の位置および時刻に基づいて、同じラベルが付けられた人Pの中から同一人物を紐づける紐づけ部と、紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定する移動経路推定部と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、情報収集システムに関し、特に、広範な地域における人の流れに関する情報を収集する情報収集システムに関するものである。
例えば、地域における宣伝広告を効果的に行ったり、地域における道路整備の優先度を決定したりするには、当該地域の人口密度のみならず、当該地域における人の流れを把握することが重要であることが従来から知られている。
人に関する情報を取得するものとして、例えば特許文献1には、車両に搭載されたLider(レーザレーダ)やカメラなどの外界センサが検出した、車道と歩道との境界に対する歩行者の位置情報(位置、進行方向など)をサーバ装置へ送信し、境界を越えた歩行者に起因する危険が存在する車道における位置を、車車間で共有するようにした情報送信装置が開示されている。
この特許文献1の情報送信装置によれば、歩行者の位置や進行方向等から、歩行者が車道にはみ出すおそれがある道路区間を予め特定することはできるものの、広範な地域における人の流れを把握することが可能となる訳ではない。
特開2019-168437号公報
上記特許文献1のものの他、人に関する情報を取得する手法として、(1)ナビゲーションアプリを用いる手法、(2)基地局アンテナを用いる手法、(3)人による定点調査を用いる手法、(4)AI(Artificial Intelligence)による定点調査を用いる手法等が考えられる。
先ず、(1)ナビゲーションアプリを用いる手法としては、例えばA地点からB地点までの道案内を利用した人の累計データに基づいて、A地点からB地点までの人の流れを把握することが考えられる。もっとも、この手法には、生活圏でのナビゲーション使用率が低く、データの母数が少ないため、情報精度が低くなるという問題がある。
次に、(2)基地局アンテナを用いる手法としては、例えば人の携帯しているスマートフォン等の電波に基づいて、所定の地域における人の流れを把握することが考えられる。しかし、この手法には、余りに詳細なデータの取得は個人情報を侵害するおそれがあるため、広範なエリアでの人口密度情報程度しか取得することができず、ミクロ分析が困難であるという問題がある。
また、(3)人による定点調査を用いる手法としては、例えば駅やショッピングモール等に調査員を配置して、駅やショッピングモール等を訪れる人の流れを把握することが考えられる。もっとも、この手法には、駅やショッピングモール等を訪れる人数や年齢などは把握可能であるものの、広範囲への適用が困難である上、人の移動の起点を特定すること、換言すると、人がどの区域からどのような経路でやって来たのかを特定することが困難であるという問題がある。
さらに、(4)AIによる定点調査を用いる手法としては、所定の地域における複数個所に設置したカメラの映像をAIで解析することによって、人の流れを把握することが考えられる。しかし、この手法にも、人数や年齢などは把握可能であるものの、人の移動の起点を特定することが困難であるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集することが可能な情報収集システムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る情報収集システムでは、複数の車両で取得された人の情報に基づいて同一人物を紐づけるとともに、当該紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定するようにしている。
具体的には、本発明は、複数の車両を用いて所定の地域における人の流れに関する情報を収集する情報収集システムを対象としている。
そして、この情報収集システムは、上記各車両の位置を時刻と関連付けて取得する車両情報取得部と、上記各車両に備えられ、当該各車両周辺の人の画像および相対位置を取得する人情報取得部と、上記人情報取得部が取得した人の画像に基づいて、上記各車両周辺の人に対してラベル付けを行うラベル付け部と、上記車両情報取得部が取得した上記各車両の位置および時刻と、当該各車両の人情報取得部が取得した、上記ラベル付け部によってラベル付けされた人の相対位置と、に基づいて、当該ラベル付けされた人の移動ベクトルを推定する移動ベクトル推定部と、上記車両情報取得部が取得した複数の車両の位置および時刻に基づいて、同じラベルが付けられた人の中から同一人物を紐づける紐づけ部と、上記紐づけ部によって紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定する移動経路推定部と、を備えていることを特徴とするものである。
なお、本発明において、情報取得の対象である「人」には、歩行者のみならず、自転車に乗っている人も含まれる。
この構成では、車両情報取得部によって自己位置を取得している複数の車両(例えば車両X,Y,Z)が、それぞれ道路を走行しながら、各車両に備えられた人情報取得部によって、当該各車両周辺の人の画像および相対位置(当該各車両から見た位置)を取得する。そうして、ラベル付け部は、人情報取得部によって取得された車両X,Y,Z周辺の人の画像に基づき、人のラベル付けを行う。例えば、人情報取得部によって車両X周辺の3人の画像が取得された場合、ラベル付け部は、見た目に基づいてこれらの3人に対し、A,B,Cといったラベルを付ける。
ここで、車両Xおよび人A,B,Cは移動していることから、ある時刻T1における、車両Xの位置(仮にPX1とする。)および人A,B,Cそれぞれの相対位置(仮にPA1,PB1,PC1とする。)、並びに、ある時刻T2における、車両Xの位置(仮にPX2とする。)および人A,B,Cそれぞれの相対位置(仮にPA2,PB2,PC2とする。)が取得される。これにより、例えば人Aについて、時間(T2-T1)を参照し、位置PX1および相対位置PA1と、位置PX2および相対位置PA2と、を比較することで、人Aの移動ベクトル(移動方向、移動速度)を推定することができる。
同様に、車両Xに後続する車両Y周辺の3人に、例えばA,B,Cとのラベルが付けられるとともに、時刻T3から時刻T4の間における、人A,B,Cの移動ベクトルが推定
されるとする。また、車両Xから遠く離れた道路を走行する車両Z周辺の4人に、例えばA,D,E,Fとのラベルが付けられるととともに、時刻T1から時刻T2の間における、人A,D,E,Fの移動ベクトルが推定されるとする。
そうして、紐づけ部が、複数の車両X,Y,Zの位置および時刻に基づいて、同じラベルが付けられた人Aの中から同一人物を紐づける。例えば、車両Xと車両Yとの位置が近く、時刻T3と時刻T2とが近接していれば、時刻T1から時刻T2の間に車両X周辺にいた人Aと、時刻T3から時刻T4の間に車両Y周辺にいた人Aと、を同一人物として紐づける。これに対し、例えば見た目が似ているため、同じAというラベルが付けられていても、同じ時刻T1から時刻T2の間に、車両X周辺にいた人Aと、車両Xから遠く離れた車両Z周辺にいた人Aとは明らかに別人であるから両者は紐づけられない。
次いで、移動経路推定部が、紐づけ部によって紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定する。すなわち、複数の車両X,Y,Z,…を用いて取得された人Aの移動ベクトルを繋ぐことで、人Aがどこ(起点)からどこ(終点)へ、どのような経路で移動したかを推定することが可能になる。
以上のような移動経路の推定が、所定の地域を走行する複数の車両を用いて、不特定多数の人について絶えず行われるので、広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集することが可能となる。このようにして収集された人の流れに関する情報は、例えばショッピングモールに提供されれば、どこから来る人が当該ショッピングモールを最も利用しているかが分かるので、セール期間中に大々的に宣伝広告を行う区域の決定に利用することができる。また、人の流れに関する情報は、例えば駅周辺の道路整備計画の作成の際に提供されれば、どこから来る人が当該駅を最も利用しているかが分かるので、道路整備の優先度の決定に利用することができる。
以上説明したように、本発明に係る情報収集システムによれば、広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集することができる。
本発明の実施形態に係る情報収集システムの概要を模式的に示す図である。 情報収集システムを模式的に示すブロック図である。 人の骨格の推定手法を模式的に説明する図である。 人の移動ベクトルの推定手法を模式的に説明する図である。 人の移動経路の推定手法を模式的に説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
-情報収集システムの概略-
図1は、本実施形態に係る情報収集システム1の概要を模式的に示す図である。この情報収集システム1は、図1に示すように、サーバ10と通信可能な複数の車両20を用いて、所定の地域における人Pの流れに関する情報をサーバ10で収集するものである。なお、本実施形態において、情報取得の対象である「人P」には、歩行者のみならず、自転車に乗っている人も含まれる。
より詳しくは、この情報収集システム1では、図1(a)に示すように、所定の地域における例えばショッピングモール50や駅51やレストラン52等が立ち並ぶ区間を走行している車両20Aが、車両20A周辺の人P1,P2の情報を取得し、取得した人P1
,P2に関する情報をサーバ10へ送信する。そうして、図1(a)に示す状態から所定時間が経過したとき、移動している車両20Aが人P1,P2を見失っても、図1(b)に示すように、車両20Aに後続している車両20Bが人P2の情報を取得するとともに、車両20Bに後続している車両20Cが人P1の情報を取得し、取得した人P1,P2に関する情報をそれぞれサーバ10へ送信する。
サーバ10は、車両20Aにより情報が取得された人P2と、車両20Bにより情報が取得された人P2と、を紐づける(同一人物として認識する)とともに、車両20Aおよび車両20Bにより取得された情報に基づいて、人P2の移動経路(図1の左側から来てショッピングモール50へ向かったこと)を推定する。同様に、サーバ10は、車両20Aにより情報が取得された人P1と、車両20Cにより情報が取得された人P1と、を紐づけるとともに、車両20Aおよび車両20Cにより取得された情報に基づいて、人P1の移動経路(図1の左側から来て駅51へ向かったこと)を推定する。
この情報収集システム1では、以上のような移動経路の推定を、所定の地域を走行する複数の車両20A,20B,20C,…を用いて、不特定多数の人P1,P2,…について絶えず行うことで、広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集するようにしている。以下、かかる情報収集システム1について詳細に説明する。
-情報収集システムの構成-
図2は、情報収集システム1を模式的に示すブロック図である。情報収集システム1は、図2に示すように、サーバ10と車両20とで構成されている。サーバ10側の通信装置19と、車両20側の通信装置30と、は無線通信ネットワーク40を介して相互に接続されている。なお、サーバ10は無線通信ネットワーク40を介して複数の車両20と接続されているが、図2では車両20を1台だけ示している。
-車両側-
車両20は、図2に示すように、ECU21と、通信装置30と、GPS装置31と、カメラ33と、レーザレーダ35と、を備えている。これら通信装置30、GPS装置31、カメラ33およびレーザレーダ35は、ECU21とそれぞれ接続されている。なお、車両20には特に限定はないが、例えば、先進安全システムを搭載した自動運転車両に本発明を適用してもよい。
ECU21は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)や、CAN通信回路等を有する電子制御ユニットである。ECU21は、例えばROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。このECU21は、車両情報取得部22と、人情報取得部23と、骨格推定部24と、ラベル付け部25と、移動ベクトル推定部26と、ラベル情報作成部27と、通信制御部28と、時計29と、を有している。
GPS装置31は、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、自車両の地図上の位置(例えば自車両の緯度および経度)を測定するように構成されている。GPS装置31は、測定した車両20の位置情報を車両情報取得部22へ送信する。車両情報取得部22は、GPS装置31から送信された車両20の位置情報と、時計29からの時刻情報と、に基づいて、情報収集中に変化し続ける車両20の位置を時刻と関連付けて取得するように構成されている。
カメラ33は、例えば車両20のフロントガラスの裏側に設けられていて、車両20の前方を撮像し、撮像した画像データを人情報取得部23へ送信するように構成されている
。なお、カメラ33は複数台設けてもよく、もう1台のカメラ33を例えば車両20のリアガラスの裏側に設け、車両20の後方を撮像するようにしてもよい。
レーザレーダ(Lider)35は、レーザ照射に対する錯乱光を測定して、対象物までの距離や対象物の性状を分析するものであり、測定結果および分析結果を人情報取得部23へ送信するように構成されている。なお、レーザレーダ35に代えて、レーダ、赤外線などを用いるようにしてもよい。
人情報取得部23は、カメラ33から送信された画像データと、レーザレーダ35から送信された測定結果および分析結果と、に基づいて、車両20周辺の人Pの画像および相対位置を取得するように構成されている。具体的には、人情報取得部23は、カメラ33からの画像データとレーザレーダ35からの分析結果とに基づいて、車両20周辺の画像から人Pの画像のみを抽出するとともに、カメラ33からの画像データとレーザレーダ35からの測定結果とに基づいて、車両20周辺の人Pの相対位置(車両20から見た位置)を算出するように構成されている。
骨格推定部24は、AI(Artificial Intelligence)を用いた機械学習を利用して、人情報取得部23が取得した車両20周辺の人Pの画像に基づいて、人Pの骨格情報を推定するように構成されている。具体的には、骨格推定部24は、図3に示すように、車両20周辺の画像から人情報取得部23によって抽出された人P1,P2,P3,P4,P5,P6の画像(図3の丸枠60内参照)と、機械学習の一手法であるディープランニングの教師データ(例えば過去に取得されたデータ)と、を比較して、人P1,P2,P3,P4,P5,P6の骨格情報(身長、体格、年齢、性別)をそれぞれ推定するように構成されている(図3の骨格モデル61参照)。
ラベル付け部25は、人情報取得部23が取得した人Pの画像に基づいて、個人を特定することができない態様で、人Pに対してラベル付けを行うように構成されている。より詳しくは、ラベル付け部25は、意味のない記号や数字を組み合わせた単なる識別用のラベルを作成し、人情報取得部23が取得した人Pの画像に基づいて骨格推定部24が推定した骨格情報を基準にして、人Pに対して当該ラベルを付けるように構成されている。それ故、たとえ別人であっても、身長、体格、年齢および性別が同じような人Pには、同じラベルが付けられることになる。
図4は、人Pの移動ベクトルの推定手法を模式的に説明する図である。移動ベクトル推定部26は、車両情報取得部22が取得した車両20の位置および時刻と、人情報取得部23が取得した、ラベル付け部25によってラベル付けされた人Pの相対位置と、に基づいて、ラベル付けされた人Pの移動ベクトルを推定するように構成されている。
より詳しくは、ある時刻Tに、図4(a)に示すように、車両20に備えられた人情報取得部23によって、車両20周辺の人Pの画像および相対位置が取得されたとする。このとき、車両情報取得部22によって、車両20の位置が時刻Tと関連付けて取得されていることから、時刻Tにおける人Pの絶対位置(緯度および経度)が特定されることになる。
そうして、車両20および人Pは共に移動していることから、時刻Tから所定時間ΔTが経過した時刻T+ΔTに、図4(b)に示すように、車両20に備えられた人情報取得部23によって、車両20周辺の人Pの画像および相対位置が取得されたとする。このとき、車両情報取得部22によって、車両20の位置が時刻T+ΔTと関連付けて取得されていることから、時刻T+ΔTにおける人Pの絶対位置(緯度および経度)も特定されることになる。
ここで、図4(a)に示す人Pと、図4(b)に示す人Pと、は同一人物であることから、身長、体格、年齢および性別が同じであるので、ラベル付け部25によって同じラベルが付けられることになる。そうして、移動ベクトル推定部26は、同じラベルが付けられた人Pの時刻Tにおける絶対位置および時刻T+ΔTにおける絶対位置と、経過時間(所定時間ΔT)と、に基づいて、図4(c)の黒塗り矢印で示すように、人Pの移動ベクトル(移動方向および移動速度)を推定する。
ラベル情報作成部27は、ラベル付け部25が人Pに対して付けたラベルと、移動ベクトル推定部26が推定した人Pの移動ベクトルと、を組み合わせて、ラベル情報を作成する。通信制御部28は、通信装置30を用いて、車両情報取得部22が取得した車両20の位置情報(時刻と関連付けられた車両20の位置)と、ラベル情報作成部27が作成したラベル情報と、をサーバ10側の通信装置19に無線通信ネットワーク40を介して送信する。なお、サーバ10側の通信装置19および車両20側の通信装置30は、例えば、Wi-Fi等の通信規格に対応する無線LAN通信モジュール、移動体通信規格に対応する移動体通信モジュール等の任意の無線通信モジュールを含んでもよい。
-サーバ側-
サーバ10は、図2に示すように、通信制御部11と、紐づけ部13と、移動経路推定部15と、データ記録処理部17と、を有していて、通信装置19と接続されている。通信制御部11は、通信装置19を用いて、車両20の位置情報およびラベル情報を、複数の車両20から受け取る。
紐づけ部13は、複数の車両20の車両情報取得部22が取得した、これら複数の車両20の位置および時刻に基づいて、同じラベルが付けられた人Pの中から同一人物を紐づけるように構成されている。例えば、車両20A周辺の人Pと、車両20B周辺の人Pとに、同じラベル〇▲□が付けられている場合に、車両20Aと車両20Bとの位置が近く、車両20Aで人Pを撮像した時刻と車両20Bで人Pを撮像した時刻とが近接して入れば、車両20Aで〇▲□とラベル付けされた人Pと、車両20Bで〇▲□とラベル付けされた人Pと、を同一人物として紐づける。これに対し、例えば見た目が似ているため〇▲□とラベルが付けられていても、同じ時刻に、車両20Aで〇▲□とラベル付けされた人Pと、車両20Aから遠く離れた車両20Cで〇▲□とラベル付けされた人Pと、は明らかに別人であるから両者は紐づけられない。
図5は、人Pの移動経路の推定手法を模式的に説明する図である。移動経路推定部15は、紐づけ部13によって紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定するように構成されている。
例えば、車両20Aの移動ベクトル推定部26によって図5の白抜きり矢印で示すような人P1の移動ベクトルが推定され、且つ、車両20Bの移動ベクトル推定部26によって図5のハッチング矢印で示すような人P2の移動ベクトルが推定され、且つ、車両20Cの移動ベクトル推定部26によって図5の黒塗り矢印で示すような人P3の移動ベクトルが推定されているとともに、人P1、人P2および人P3に同じラベルが付けられているとする。この場合に、紐づけ部13によって、同じラベルが付けられた人P1、人P2および人P3が同一人物として紐づけられれば、移動経路推定部15は、移動ベクトルの欠けている区間を図5の二点鎖線矢印で補足して、図5に示す移動経路で人Pが駅51に向かったと推定する。
データ記録処理部17は、移動経路推定部15による移動経路の推定結果を、ラベルと関連付けて記憶するように構成されている。これにより、例えば、特定の年齢および性別
の人Pが、所定の地域において、どこ(起点)からどこ(終点)へ、どのような経路で移動したかを把握することが可能となる。
-情報収集-
以上のように構成された情報収集システム1を用いて、人Pの流れに関する情報を収集する場合には、ECU21やGPS装置31やカメラ33等を備えた複数台の車両20(自動運転車両でもよい)を、情報収集の対象となる所定の地域の道路等においてそれぞれ走行させる。
そうして、車両情報取得部22によって自己位置を取得している複数の車両20が、それぞれ道路を走行しながら、各車両20に備えられた人情報取得部23によって、当該各車両20周辺の人Pの画像および相対位置を取得する。その際、骨格推定部24が人Pの画像と、ディープランニングの教師データと、を比較して、人Pの骨格情報(身長、体格、年齢、性別)を推定する。ラベル付け部25は、骨格推定部24によって推定された骨格情報を基準として、車両20周辺の人Pに対してラベル付けを行う。
移動ベクトル推定部26は、同じラベルが付けられた人Pの時刻Tにおける絶対位置および時刻T+ΔTにおける絶対位置と、所定時間ΔTと、に基づいて、人Pの移動ベクトルを推定する。ラベル情報作成部27は、人Pに付けられたラベルと人Pの移動ベクトルと、を組み合わせてラベル情報を作成し、通信制御部28が、車両20の位置情報およびラベル情報をサーバ10へ送信する。このような車両20の位置情報およびラベル情報の送信が、所定の地域を走行している複数の車両20からそれぞれ行われる。
車両20の位置情報およびラベル情報を受け取ったサーバ10では、紐づけ部13が、複数の車両20の位置および時刻に基づいて、同じラベルが付けられた人Pの中から同一人物を紐づける。次いで、移動経路推定部15が、紐づけ部13によって紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定し、かかる移動経路の推定結果が、データ記録処理部17によって、ラベルと関連付けて記憶される。
本実施形態では、このような移動経路の推定が、所定の地域を走行する複数の車両20を用いて、不特定多数の人Pについて絶えず行われるので、広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集することが可能となる。
このようにして収集された人Pの流れに関する情報は、外販されて他者において利用することも可能である。
人Pの流れに関する情報が、例えばショッピングモール50に提供されれば、どこから来る人Pが当該ショッピングモール50を最も利用しているかが分かるので、セール期間中に大々的に宣伝広告を行う区域の決定に利用したり、どの年齢層・性別の人Pが当該ショッピングモール50を最も利用しているかが分かるので、商品の仕入れの決定に利用したりすることができる。
また、人Pの流れに関する情報が、例えば駅51周辺の道路整備計画の作成の際に提供されれば、どこから来る人Pが当該駅51を最も利用しているかが分かったり、高齢の駅利用者が最も通って来る道路が分かったりするので、道路整備の優先度の決定に利用することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、人情報取得部23が車両20周辺の人Pの画像および相対位置を取得するに当たり、カメラ33およびレーザレーダ35を用いるようにしたが、これに限らず、例えば、レーザレーダ35を省略し、ステレオカメラや複数のカメラ33のみを用いて、車両20周辺の人Pの画像および相対位置を取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両20側に骨格推定部24およびラベル付け部25を設けるようにしたが、通信速度を確保することができるのであれば、これに限らず、サーバ10側に骨格推定部およびラベル付け部を設けるようにしてもよい。この場合には、車両20周辺の人Pの画像を、車両20側からサーバ10が受け取り、AIを用いた人Pの骨格情報の推定をサーバ10側で行うとともに、人Pに対してラベル付けを行った後、ラベル付けされた人Pに関する情報を、車両20側に返すことで、車両20のECU21の容量を効率的に利用することが可能となる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、広範な地域における人の流れに関する情報を高い精度で収集することができるので、所定の地域における人の流れに関する情報を収集する情報収集システムに適用して極めて有益である。
1 情報収集システム
13 紐づけ部
15 移動経路推定部
20 車両
22 車両情報取得部
23 人情報取得部
25 ラベル付け部
26 移動ベクトル推定部
P 人

Claims (1)

  1. 複数の車両を用いて所定の地域における人の流れに関する情報を収集する情報収集システムであって、
    上記各車両の位置を時刻と関連付けて取得する車両情報取得部と、
    上記各車両に備えられ、当該各車両周辺の人の画像および相対位置を取得する人情報取得部と、
    上記人情報取得部が取得した人の画像に基づいて、上記各車両周辺の人に対してラベル付けを行うラベル付け部と、
    上記車両情報取得部が取得した上記各車両の位置および時刻と、当該各車両の人情報取得部が取得した、上記ラベル付け部によってラベル付けされた人の相対位置と、に基づいて、当該ラベル付けされた人の移動ベクトルを推定する移動ベクトル推定部と、
    上記車両情報取得部が取得した複数の車両の位置および時刻に基づいて、同じラベルが付けられた人の中から同一人物を紐づける紐づけ部と、
    上記紐づけ部によって紐づけられた同一人物に関する移動ベクトルに基づいて、当該人物の移動経路を推定する移動経路推定部と、を備えていることを特徴とする情報収集システム。
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