JP2022144682A - Hook storage structure - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、フック収容構造に関する。 The present disclosure relates to hook receiving structures.
従来から、車両を牽引するためのフックが実用化されている。例えば、フックは、基端部近傍を車両に固定し、先端部にロープなどの牽引具を取り付けて牽引するように形成されている。ここで、車両の走行および搭乗者の動作を阻害しないようにフックを収容するフック収容構造が求められている。 Conventionally, hooks for towing vehicles have been put into practical use. For example, the hook is formed so that the vicinity of the base end is fixed to the vehicle, and a traction tool such as a rope is attached to the tip to pull the hook. Here, there is a demand for a hook accommodation structure that accommodates the hook so as not to hinder the running of the vehicle and the movement of the passenger.
そこで、フックを収容する技術として、例えば、特許文献1には、路面との干渉を確実に防止する牽引フックの取付構造が開示されている。この取付構造は、牽引フックのロアメンバの底壁に凹部を形成して、この凹部内に牽引フックを取り付けることで、車両の走行を阻害しないように牽引フックを収容することができる。 Therefore, as a technique for housing the hook, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-200000 discloses a mounting structure for a tow hook that reliably prevents interference with the road surface. In this mounting structure, a recess is formed in the bottom wall of the lower member of the tow hook, and the tow hook is mounted in this recess, so that the tow hook can be accommodated without interfering with running of the vehicle.
しかしながら、特許文献1の牽引フックの取付構造は、牽引フックが凹部内に配置されるため、牽引フックにロープなどの牽引具を取り付けることが困難になるおそれがある。そこで、フックを車両に対して着脱可能に形成することで、フックの固定位置を変えることなく収容可能とすることが提案されている。これにより、通常時はフックを車両に収容し、車両を牽引するときにフックを取り出して所定の固定位置にフックを固定することができる。このとき、車両に収容されたフックを容易に取り出すことが求められている。
However, in the attachment structure of the tow hook of
本開示は、収容されたフックを容易に取り出すことができるフック収容構造を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present disclosure is to provide a hook housing structure that allows easy removal of a housed hook.
本開示に係るフック収容構造は、長尺形状を有し、牽引するために車両に螺合により固定される牽引用固定部が基端部近傍に形成され、且つ、前記牽引用固定部より小さな径を有すると共に収容するために車両に係合して固定されるフック側係合部が基端部に形成されたフックを備えるものである。 The hook housing structure according to the present disclosure has an elongated shape, and a traction fixing portion that is screwed and fixed to a vehicle for towing is formed in the vicinity of a base end and is smaller than the traction fixing portion. A hook having a diameter and having a hook-side engaging portion that is fixed by engaging with a vehicle for storage is formed at the proximal end.
本開示によれば、収容されたフックを容易に取り出すことが可能となる。 According to the present disclosure, it is possible to easily take out the accommodated hook.
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments according to the present disclosure will be described based on the accompanying drawings.
(実施の形態1)
図1に、本開示の実施の形態1に係るフック収容構造の構成を示す。フック収容構造は、フック1と、収容部2とを有する。
(Embodiment 1)
FIG. 1 shows the configuration of a hook accommodation structure according to
フック1は、車両を牽引するために用いられるもので、長尺形状を有し、基端部近傍に牽引用固定部3が形成されると共に先端部に連結部4が形成されている。
The
牽引用固定部3は、牽引するために車両に固定するためのもので、円柱形状を有し、その外周面に車両に対して螺合により固定するように雄ねじが形成されている。牽引用固定部3は、図示しない車体フレームの車両側固定部に対応して形成されている。
The
連結部4は、牽引時にロープなど牽引具を取り付けるためのもので、その中央部には牽引具を取り付けるための貫通孔が形成されている。
The connecting
収容部2は、フック1を収容するためのもので、例えば車内に配置されたジャッキJに隣接して配置することができる。収容部2は、一対の側壁部5aおよび5bと、底壁部6とを有する。側壁部5aおよび5bは、板形状を有し、互いに対向して配置されている。また、底壁部6は、板形状を有し、側壁部5aおよび5bを接続するように配置されている。この側壁部5aおよび5bと底壁部6とにより、フック1を収容する収容室Rが形成されることになる。
The
また、収容部2は、側壁部5aおよび5bの上部から突出する一対の縁部7aおよび7bを有する。縁部7aおよび7bは、板形状を有し、それぞれ反対方向に突出するように形成されている。縁部7aには、貫通孔9が形成されており、この貫通孔9にジャッキJの台座に設けられた嵌合部Mが嵌合されている。また、縁部7bが、車両の背板Bに当接するように配置されている。このように、縁部7aが嵌合部Mに嵌合されると共に縁部7bが背板Bに当接することにより、収容部2が車両に対して固定されることになる。
The
さらに、収容部2は、上下方向において側壁部5aおよび5bの中央部近傍を互いに接続する一対の支持部8を有する。一対の支持部8は、収容室Rを挟んで互いに対向して配置されている。これにより、側壁部5aおよび5bの姿勢が支持されることになる。
Further, the
このような構成により、収容部2は、容易に作製することができる。具体的には、板状部材をU字状に折り曲げて側壁部5aおよび5bを形成し、その端部をさらに折り曲げて縁部7aおよび7bを形成する。そして、支持部8を溶接などで側壁部5aおよび5bに固定することにより収容部2を作製することができる。
With such a configuration, the
次に、フック1と収容部2の構成について詳細に説明する。
Next, the configuration of the
図2に示すように、フック1は、基端部にフック側係合部10を有し、牽引用固定部3とフック側係合部10との間に縮径部11が形成されている。
As shown in FIG. 2 , the
フック側係合部10は、牽引用固定部3より小さな径を有し、収容部2に係合して固定されるように形成されている。ここで、フック側係合部10は、収容部2に対して螺合により固定するように形成されている。具体的には、フック側係合部10は、フック1の基端部から突出する円柱形状を有し、その外周面に収容部2に対して螺合する雄ねじが形成されている。これにより、フック1は、収容部2を介して車両に固定されることになる。
The hook-
縮径部11は、牽引用固定部3からフック側係合部10に向かって徐々に縮径するように円錐台状に形成され、その表面にはフック1の中心軸に向かって傾斜する傾斜面が形成されている。
The reduced-
一方、収容部2は、底壁部6にフック側係合部10に係合する収容側係合部12を有する。収容側係合部12は、底壁部6において収容室Rの反対側の表面に配置され、その中央部にはフック側係合部10に対して螺合する雌ねじが形成されている。底壁部6には、フック側係合部10に対応する位置に貫通孔が形成されており、この貫通孔から突出するフック側係合部10に収容側係合部12が螺合することにより、フック1が収容部2に固定されることになる。収容側係合部12は、例えば、ナットなどから構成することができる。
On the other hand, the
また、側壁部5aおよび5bは、フック1の牽引用固定部3に対応する幅で形成されている。これにより、側壁部5aおよび5bは、フック1の基端部を収容側係合部12に案内する。このように、側壁部5aおよび5bは、本開示の案内部を構成するものである。
Further, the
また、側壁部5aおよび5bは、フック1の縮径部11に対応して傾斜した傾斜部13を有する。この傾斜部13は、側壁部5aおよび5bから底壁部6の貫通孔に向かって縮径部11と同じ角度で傾斜するように形成されている。これにより、傾斜部13は、フック1の基端部を収容側係合部12に案内する。このように、傾斜部13は、本開示の案内部を構成するものである。
The
次に、本実施の形態の動作について説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
まず、図3に示すように、フック1を収容する場合には、フック1が、基端部を先頭にして収容部2の収容室Rに挿入される。このとき、側壁部5aおよび5bが、フック1の牽引用固定部3に対応する幅で形成されている。これにより、フック1が、側壁部5aおよび5bに従って収容側係合部12と同じ中心軸上に位置合わせされて収容側係合部12に案内される。
First, as shown in FIG. 3, when accommodating the
このように、側壁部5aおよび5bが、フック1の牽引用固定部3に対応する幅で形成されることにより、フック側係合部10を収容側係合部12にスムーズに案内することができる。
In this way, the
また、図4に示すように、側壁部5aおよび5bには、傾斜部13が形成されているため、フック1の基端部が傾斜部13に従って収容側係合部12に案内される。
このように、側壁部5aおよび5bに傾斜部13を形成することにより、フック側係合部10を収容側係合部12にスムーズに案内することができる。
Further, as shown in FIG. 4 , the
Thus, by forming the
そして、フック側係合部10が、収容側係合部12に当接したところで、フック1が自らの中心軸の周りに固定方向に回転される。これにより、図2に示すように、フック側係合部10が、収容側係合部12に螺合されて、フック1を収容部2に固定することができる。
このとき、フック側係合部10が、フック1の基端部に形成されているため、フック1を収容する作業を妨げることなく、フック1を収容部2に容易に固定することができる。
Then, when the hook-
At this time, since the hook-
また、フック側係合部10が、収容側係合部12に対して螺合により固定するように形成されているため、フック1を収容部2に強固に固定することができる。
また、フック1は、縮径部11を傾斜部13に当接した状態で嵌合するように固定されるため、フック1を収容部2で強固に支持することができる。
Further, since the hook
Further, since the
このように、フック1は、収容部2に収容することで安定して固定することができる。
なお、収容部2は、フック側係合部10が収容側係合部12に螺合していない状態の場合には、フック1が倒れるような低い高さで形成することができる。これにより、フック1を収容室Rに挿入した後にフック側係合部10を螺合しなかった場合には、フック1が倒れるため、使用者がフック側係合部10を螺合していないことに気付くことができ、フック1を収容部2に確実に固定することができる。
Thus, the
The
このようにして、図1に示すように、フック1が収容部2に収容されると、その状態で車両が走行される。このとき、縁部7aが嵌合部Mに嵌合されると共に縁部7bが背板Bに当接されているため、収容部2が車両に対して確実に支持され、フック1を安定して固定することができる。
In this way, as shown in FIG. 1, when the
続いて、車両を牽引する場合には、フック1を上記の固定方向とは反対方向に回転して、フック側係合部10と収容側係合部12との螺合を解除する。
Subsequently, when the vehicle is towed, the
ここで、フック1は、収容時において、牽引用固定部3を利用して収容部2に固定することが考えられる。すなわち、牽引用固定部3に対応する螺合部を収容部2に設け、この螺合部に牽引用固定部3を螺合させて収容部2に固定することが考えられる。しかしながら、一般的に、牽引用固定部3は、牽引時の荷重に耐えるために、例えばM24などの比較的大きな径で形成されている。このため、牽引用固定部3の螺合を解除するために、フック1を大きな力で回転させることになり、フック1を収容部2から取り外すのに多くの労力を要するおそれがある。
Here, it is conceivable that the
そこで、本開示では、牽引用固定部3より小さな径を有するフック側係合部10をフック1の基端部に形成し、このフック側係合部10で収容側係合部12に螺合させる。このため、フック1を小さな力で回転してフック側係合部10の螺合を解除することができ、収容部2に収容されたフック1を容易に取り外すことができる。このとき、フック側係合部10は、多くの使用者が容易に取り外し可能な径で形成することが好ましく、例えばM8の大きさで形成することができる。
Therefore, in the present disclosure, a hook
このようにして、フック1が、収容部2から取り外されると、図5に示すように、車体フレームVに設けられた車両側固定部Fに固定される。車両側固定部Fは、牽引用固定部3に対応する雌ねじが形成された螺合穴Hを有し、この螺合穴Hに牽引用固定部3が螺合することにより、フック1が車両側固定部Fに固定される。このとき、車両側固定部Fは、螺合穴Hが貫通するように形成されており、フック側係合部10は、牽引用固定部3と共に螺合穴Hに挿入されることになる。
このように、フック側係合部10が、フック1の基端部に形成されているため、牽引時にフック1を車両に固定する作業を妨げることなく、フック1を容易に固定することができる。
In this way, when the
In this way, since the hook-
そして、車両にフック1が固定されると、そのフック1の連結部4にロープなどの牽引具が取り付けられて、牽引車両などにより車両が牽引される。
このとき、フック1は、大きな径で形成された牽引用固定部3で車両側固定部Fに強固に固定されているため、車両を牽引する牽引力に容易に耐えることができる。
Then, when the
At this time, since the
本実施の形態によれば、フック側係合部10が、フック1の基端部に牽引用固定部3より小さな径で形成されているため、収容されたフック1を容易に取り外すことができる。
According to this embodiment, since the hook-
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について説明する。ここでは、上記の実施の形態1との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
(Embodiment 2)
A second embodiment of the present disclosure will be described below. Here, differences from the first embodiment will be mainly described, and common reference numerals will be used for common points with the first embodiment, and detailed description thereof will be omitted.
上記の実施の形態1では、フック側係合部10は、フック1の基端部から突出するように形成されたが、車両に係合して固定できればよく、これに限られるものではない。
In
例えば、図6に示すように、実施の形態1のフック側係合部10に換えてフック側係合部21を配置すると共に収容側係合部12に換えて収容側係合部22を配置することができる。
For example, as shown in FIG. 6, a hook-
フック側係合部21は、牽引用固定部3より小さな径を有し、収容部2に螺合して固定されるように形成されている。具体的には、フック側係合部21は、フック1の基端部から窪んだ凹状に形成され、その内周面に収容部2に対して螺合する雌ねじが形成されている。
The hook
収容側係合部22は、収容部2の底壁部6から収容室R内に突出する円柱形状を有し、その外周面にはフック側係合部21に螺合する雄ねじが形成されている。
The housing
このような構成により、フック側係合部21を収容側係合部22に螺合させて、フック1を収容部2に強固に固定して収容することができる。このとき、フック側係合部21は、フック1の基端部に凹状に形成されているため、フック1を収容する作業を妨げることなく、フック1を収容部2に容易に固定することができる。
With such a configuration, the hook
また、フック側係合部21および収容側係合部22は、牽引用固定部3より小さな径で形成されている。このため、フック1を小さな力で回転してフック側係合部21の螺合を解除することができ、収容部2に収容されたフック1を容易に取り外すことができる。
Further, the hook-
また、フック側係合部21は、フック1の基端部に凹状に形成されているため、牽引時にフック1を車両に固定する作業を妨げることなく、フック1を車両側固定部Fに容易に固定することができる。このとき、フック側係合部21の形状に応じて車両側固定部Fの形状を変更する必要がなく、車両側固定部Fを容易に形成することができる。
Further, since the hook
本実施の形態によれば、フック側係合部21は、フック1の基端部に凹状に形成されているため、作業を妨げることなく、フック1を容易に固定することができる。
According to this embodiment, since the hook-
なお、上記の実施の形態1および2では、フック側係合部は、螺合により固定されたが、係合して固定されていればよく、これに限られるものではない。例えば、フック側係合部をT字状に形成して、90度の回転により収容側係合部に係合するように形成することもできる。 In the first and second embodiments described above, the hook side engaging portion is fixed by screwing, but it is not limited to this as long as it is fixed by engaging. For example, the hook-side engaging portion may be formed in a T-shape, and may be formed so as to engage with the housing-side engaging portion when rotated 90 degrees.
また、上記の実施の形態1および2では、フック側係合部は、収容部2に固定されたが、車両に係合して固定されていればよく、これに限られるものではない。例えば、フック側係合部は、車両に設けられた螺合部に直接固定することもできる。
Further, in the first and second embodiments described above, the hook-side engaging portion is fixed to the
その他、上記の実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記の実施の形態で説明した各部の形状や個数などについての開示はあくまで例示であり、適宜変更して実施することができる。 In addition, the above-described embodiments are merely examples of specific implementations of the present invention, and the technical scope of the present invention should not be construed to be limited by these. be. Thus, the invention may be embodied in various forms without departing from its spirit or essential characteristics. For example, the disclosure of the shape, number, etc. of each part described in the above embodiment is merely an example, and can be implemented with appropriate modifications.
本開示に係るフック収容構造は、長尺なフックを収容する構造に利用できる。 The hook housing structure according to the present disclosure can be used as a structure for housing a long hook.
1 フック
2 収容部
3 牽引用固定部
4 連結部
5a,5b 側壁部
6 底壁部
7a,7b 縁部
8 支持部
9 貫通孔
10、21 フック側係合部
11 縮径部
12、22 収容側係合部
13 傾斜部
B 背板
F 車両側固定部
H 螺合穴
M 嵌合部
R 収容室
V 車体フレーム
REFERENCE SIGNS
Claims (7)
前記収容部は、底壁部に前記フック側係合部に係合する収容側係合部を有する請求項1または2に記載のフック収容構造。 further comprising a housing portion fixed to the vehicle and formed with a housing chamber for housing the hook;
3. The hook accommodating structure according to claim 1, wherein the accommodating portion has an accommodating side engaging portion that engages with the hook side engaging portion on the bottom wall portion.
前記案内部は、前記縮径部に対応して側壁部を傾斜させた傾斜部を有する請求項4または5に記載のフック収容構造。 The hook has a diameter-reduced portion that gradually reduces in diameter from the traction fixing portion toward the hook-side engaging portion,
6. The hook accommodating structure according to claim 4, wherein the guide portion has an inclined portion in which the side wall portion is inclined corresponding to the diameter-reduced portion.
前記収容側係合部は、前記フック側係合部に対応して前記底壁部から突出するように形成される請求項3~6のいずれか一項に記載のフック収容構造。 The hook side engaging portion is formed in a concave shape at the base end portion,
The hook accommodation structure according to any one of claims 3 to 6, wherein the accommodation side engagement portion is formed to project from the bottom wall portion corresponding to the hook side engagement portion.
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