JP2022143643A - 配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置 - Google Patents

配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022143643A
JP2022143643A JP2021044271A JP2021044271A JP2022143643A JP 2022143643 A JP2022143643 A JP 2022143643A JP 2021044271 A JP2021044271 A JP 2021044271A JP 2021044271 A JP2021044271 A JP 2021044271A JP 2022143643 A JP2022143643 A JP 2022143643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
terminal
power supply
supply wiring
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021044271A
Other languages
English (en)
Inventor
聡伺 谷
Satoshi Tani
淳 佐藤
Atsushi Sato
康雄 小田
Yasuo Oda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Facilities Inc
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Facilities Inc filed Critical NTT Facilities Inc
Priority to JP2021044271A priority Critical patent/JP2022143643A/ja
Publication of JP2022143643A publication Critical patent/JP2022143643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Breakers (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

Figure 2022143643000001
【課題】他の装置に誤作動や故障を発生させること無く電源配線を適切に探索する。
【解決手段】本発明の一態様は、一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、他方に接続された第2端子と、負荷とスイッチとの直列回路と、を備え、前記スイッチをオンまたはオフすることで所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する配線識別負荷装置と、前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる前記所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサとを備える配線探査システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置に関する。
設備の更改に伴う、電気設備工事では、電源装置と分電盤間の複数の電源配線撤去工事が行われる。この撤去工事では、複数の配線を手際よく切断し(端子取外しを行い)、撤去する必要がある。配線撤去工事の事前作業では、例えば、配線へリングを通し、撤去する配線のルートを探査し、撤去予定の電源装置と分電盤間の配線接続部に撤去のためマーキングを行う。しかし、配線撤去工事の際に、工事監督者が撤去配線に間違いがないかを短時間でチェックする方法がない。また、電源装置からは、複数の装置に電源供給されている状態(活線状態)で配線を切断する必要があるため、誤切断を起こすと、現用設備が停止するなどのトラブルが発生する恐れがある。(図6)。
図6は、電源配線システムの一例を示す。図6に示す電源配線システム10は、直流給電システムであって、電源装置4の正極端子Pと負極端子Nから、撤去装置7と現用装置8へ直流電力が供給される。撤去装置7と現用装置8は、例えば通信装置であって、撤去装置7が電気設備工事において撤去しようとする装置である。
電源装置4から撤去装置7へは、一対の電源配線である電源配線301および302、一対の電源配線である電源配線303および304、分電盤5内のブレーカ51、ならびに、一対の電源配線である電源配線305および306を介して、直流電力が供給される。この場合、電源配線301、303および305が正極給電線であり、電源配線302、304および306が負極給電線である。また、正極給電線は接地されている。
電源装置4から現用装置8へは、一対の電源配線である電源配線301および302、分岐点B1およびB2、一対の電源配線である電源配線307および308、分電盤6内のブレーカ61、ならびに、一対の電源配線である電源配線309および310を介して、直流電力が供給される。この場合、電源配線307および309が正極給電線であり、電源配線308および310が負極給電線である。
図6に示す電源配線システム10において、例えば、本来の切断箇所(電源配線303および304)ではない、電源配線307および308で誤切断が発生すると、現用装置8でサービス断が発生する。なお、ブレーカ51はオフ状態、ブレーカ61はオン状態である。
活線状態の配線探査には、主に二通りの方法がある。
1つ目は、図7に示すように、撤去予定の装置である撤去装置7へ給電している電源配線303および304にひもで作った輪R1を通し、撤去装置7の分電盤5から電源装置4までの配線を、輪R1をM1→M2→M3→M4の順に移動させて、物理的に確認する方法である。この方法では、電源配線に輪を通すため、ケーブルの設置状況によっては、高所のケーブルラック上や、二重床内の狭い場所で作業が必要なため危険が伴う場合がある。また、配線が結束バンドでまとめられている場合には、全てをほどく必要があるため、手間と時間と稼働がかかる。そのため、ミスを起こし、途中で誤った配線を追いかけるトラブルも発生しやすい。
2つ目は、撤去予定の電源配線の片線とアース間にテスト用の高周波電圧を注入し、電源装置側の配線で、同じテスト用の高周波電圧が観測されるかどうかで、配線探査を行う方法がある(例えば特許文献1)。この方法では、電源は他装置に給電している状態でおこなうため、電源系統にインバータ機器が接続されている場合、電源線とアース線間に大きなノイズ電圧を発生している場合があり、テスト用の高周波電圧がノイズ電圧に埋もれてしまい、信号発生器の電圧が検知できない問題がある。また、片線が接地されている電源線に使用すると、高周波電圧を注入する装置に電源電圧が加わるため、装置が故障したり、電源電圧にテスト用の高周波電圧が注入されるため、他の運転中の負荷装置にも誤動作や故障を発生させたりする恐れがある。
特開平9-329636号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、他の装置に誤作動や故障を発生させること無く電源配線を適切に探索することができる配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の一態様は、一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、他方に接続された第2端子と、負荷とスイッチとの直列回路と、を備え、前記スイッチをオンまたはオフすることで所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する配線識別負荷装置と、前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる前記所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサとを備える配線探査システムである。
(2)また、本発明の一態様は、上記(1)の配線探査システムであって、前記配線識別負荷装置は、前記直列回路を複数備え、各前記直列回路が有する各前記スイッチが選択的にオンまたはオフされる。
(3)また、本発明の一態様は、上記(1)の配線探査システムであって、前記負荷がコンデンサを含み、前記所定パターンが前記コンデンサへの電流突入パターンである。
(4)また、本発明の一態様は、上記(3)の配線探査システムであって、前記クランプ型電流センサに代えてサージカウンタを用いて前記所定パターンの電流を検知する。
(5)また、本発明の一態様は、上記(3)の配線探査システムであって、前記スイッチがC接点を有するリレーであり、前記リレーの共通端子に前記コンデンサの一方の端子が接続され、前記リレーの常閉端子と前記コンデンサの他方の端子間に前記コンデンサの放電用の抵抗が接続されている。
(6)また、本発明の一態様は、上記(1)~(5)の配線探査システムであって、前記スイッチが遠隔制御される。
(7)また、本発明の一態様は、上記(1)~(6)の配線探査システムであって、前記第1端子と前記第2端子にダイオードブリッジの交流入力端子が接続され、前記ダイオードブリッジの直流出力端子から前記直列回路へ直流電流が通電される。
(8)また、本発明の一態様は、一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、他方に接続された第2端子と、負荷とスイッチとの直列回路と、を備え、前記スイッチをオンまたはオフすることで所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する配線識別負荷装置と、前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる前記所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサとを用いて、前記クランプ型電流センサにて前記所定パターンの電流が検知された電源配線を前記配線識別負荷装置が接続された電源配線であると特定する配線探査方法である。
(9)また、本発明の一態様は、一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、他方に接続された第2端子と、負荷とスイッチとの直列回路と、を備え、前記第1電源配線または前記第2電源配線には、前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサが設けられていて、前記スイッチをオンまたはオフすることで前記所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する配線識別負荷装置である。
本発明の各態様によれば、他の装置に誤作動や故障を発生させること無く電源配線を適切に探索することができる。
本発明の第1実施形態に係る配線探査システムの構成例を示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係る配線探査システムの構成例を示す構成図である。 本発明の第3実施形態に係る配線探査システムの構成例を示す構成図である。 本発明の第4実施形態に係る配線探査システムの構成例を示す構成図である。 本発明の第5実施形態に係る配線探査システムの構成例を示す構成図である。 本発明の背景技術を説明するための模式図である。 本発明の背景技術を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る配線探査システムの構成例を示す構成図である。図1に示す本発明の第1実施形態に係る配線探査システム100は、配線識別負荷装置1と、クランプ型電流センサ2とを備える。図1は、配線探査システム100を用いて、電源配線システム10において撤去対象の撤去装置7に直流電力を供給する一対の電源配線である電源配線303および304を探索する例を示す。
図1に示す電源配線システム10は、直流給電システムであって、電源装置4の正極端子Pと負極端子Nから、撤去装置7と現用装置8へ直流電力が供給される。撤去装置7と現用装置8は、例えば通信装置であって、撤去装置7が電気設備工事において撤去しようとする装置である。電源装置4から撤去装置7へは、一対の電源配線である電源配線301および302、一対の電源配線である電源配線303および304、分電盤5内のブレーカ51、ならびに、一対の電源配線である電源配線305および306を介して、直流電力が供給される。この場合、電源配線301、303および305が正極給電線であり、電源配線302、304および306が負極給電線である。また、正極給電線は接地されている。電源装置4から現用装置8へは、一対の電源配線である電源配線301および302、分岐点B1およびB2、一対の電源配線である電源配線307および308、分電盤6内のブレーカ61、ならびに、一対の電源配線である電源配線309および310を介して、直流電力が供給される。この場合、電源配線307および309が正極給電線であり、電源配線308および310が負極給電線である。なお、ブレーカ51とブレーカ61はともにオン状態である。また、正極給電線と負極給電線の一方が第1電源配線であり、他方が第2電源配線である。
配線識別負荷装置1は、第1端子11と、第2端子12と、負荷13とスイッチ14との直列回路15とを備える。第1端子11は、撤去装置7に接続されている一対の電源配線の一方である電源配線305に対して、ブレーカ51の2次側で、配線41によって接続されている。第2端子12は、撤去装置7に接続されている一対の電源配線の他方である電源配線306に対して、ブレーカ51の2次側で、配線42によって接続されている。負荷13は、抵抗、コンデンサ等の負荷素子である。スイッチ14は、リレー、MOS-FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor;金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)等の半導体スイッチ、ボタンスイッチ等であり、配線識別負荷装置1が備える図示していないマイコン(マイクロコンピュータ)等によってオンまたはオフに制御されたり、手動でオンまたはオフに制御されたりする。図1に示す例では、負荷13の一方の端子が第1端子11に接続され、負荷13の他方の端子がスイッチ14の一方の端子に接続され、スイッチ14の他方の端子が第2端子12に接続されている。
配線識別負荷装置1は、スイッチ14をオンまたはオフすることで所定パターンの電流(負荷電流Ia)を第1端子11と第2端子12との間に通電する。所定パターンは、例えば、所定のオン時間と所定のオフ時間を有する矩形波状の波形の繰り返しパターンとしたり、コンデンサを充電する際の突入電流の波形(突入電流パターン)としたり、所定のオン時間を有する1波形のパターンとしたりすることができる。この第1端子11と第2端子12間に通電する電流Iaは、撤去装置7へ直流電力を供給する電源装置4から供給された直流電力によって発生される。
一方、クランプ型電流センサ2は、例えば、測定部2hを貫通する測定導体に流れる電流によって生じる磁界をホール素子を用いて検知することで交流および直流の電流を非接触で検知するセンサである。クランプ型電流センサ2は、例えば、検知した電流値を表示する機能のみを有するものであってもよいし、内部にマイコン等を備え、所定パターンの測定電流の変化を検知しているか否かを判定して判定した結果を表示する機能を有するものであってもよいし、検知した電流波形(電流の時間変化)を表示する機能を有するものであってもよい。クランプ型電流センサ2は、測定電流として、例えば、電源配線303または304に流れる所定パターンの電流変化を検知する。
配線探査システム100によれば、配線識別負荷装置1で、自動または手動で、負荷電流Iaを任意のパターンで変化させ、電源側の配線に流れる電流をクランプ型電流センサ2で検出し、負荷電流と同じ測定電流のパターンが観測された系統を撤去予定の電源配線と特定することができる。
第1実施形態によれば、所定パターンの周波数を容易に低くすることができるので、ノイズに埋もれずに容易に検知することができ、また、高周波電圧を電源配線に注入する必要がないので、他の装置に誤作動や故障を発生させること無く電源配線を適切に探索することができる。
[第2実施形態]
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る配線探査システム100aについて説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る配線探査システム100aの構成例を示す構成図である。図2に示す配線探査システム100aは、図1に示す配線探査システム100に対応する構成であり、図1と同じ電源配線システム10に適用されている。ただし、図2では、電源配線システム10のうち一部の構成の図示を省略している。図2に示す配線探査システム100aは、配線識別負荷装置1aと、クランプ型電流センサ2aとを備える。
配線識別負荷装置1aは、第1端子11と、第2端子12と、並列接続された3個の直列回路15a、15bおよび15cと、マイコンCPUと、通信モジュールRxとを備える。第1端子11は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の一方である電源配線305に対して、ブレーカ51の2次側で、配線41によって接続されている。第2端子12は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の他方である電源配線306に対して、ブレーカ51の2次側で、配線42によって接続されている。3個の直列回路15a、15bおよび15cの一方の各端子が第1端子11に接続され、他方の各端子が第2端子12に接続されている。なお、撤去装置7(負荷装置)内の電源回路等に、一対の電源配線に並列接続される入力コンデンサが設けられていることがある。このような撤去装置7の電源回路が電源配線305と電源配線306のそれぞれに電気的に接続されていると、上記の入力コンデンサの作用によって電源装置4から流れる電流が変化して、クランプ型電流センサ2aによる電流の検出が困難になることがある。このため、配線識別負荷装置1aによる配線識別の試験を実施する場合には、電源配線305と電源配線306とから撤去装置7を電気的に切り離すか、又は撤去装置7の電源回路に設けられたブレーカをオフにした状態で配線識別の試験を実施するとよい。以下の実施形態においても同様である。
直列回路15aは負荷の一例としての(以下、同様)抵抗R1とスイッチの一例としての(以下、同様)リレーRY1の直列回路である。直列回路15bは抵抗R2とリレーRY2の直列回路である。直列回路15cは抵抗R3とリレーRY3の直列回路である。抵抗R1~R3は、同一または異なる抵抗値を有する。リレーRY1~RY3は、マイコンCPUによってオンまたはオフに制御される。
マイコンCPUは、通信モジュールRxが所定の通信信号を受信した場合、リレーRY1~RY3を所定パターンでオンまたはオフに制御する。
通信モジュールRxは、クランプ型電流センサ2aが備える通信モジュールTxが送信した所定の通信信号を、直接または図示していないアクセスポイント等を介して受信する。
一方、クランプ型電流センサ2aは、図1に示すクランプ型電流センサ2と同様に、測定導体に流れる電流によって生じる磁界をホール素子を用いて検知することで交流および直流の電流を非接触で検知するセンサである。また、クランプ型電流センサ2aは、内部に通信モジュールTxを備え、例えば、ユーザの指示に応じて通信モジュールTxから通信モジュールRxに対して所定の通信信号を送信する。クランプ型電流センサ2aは、測定電流として、例えば、電源配線303または304に流れる所定パターンの電流変化を検知する。クランプ型電流センサ2aが検知する測定電流の大きさは、例えば、リレーRY1がオンした場合に最小値、リレーRY2がオンした場合に中間の値、そして、リレーRY3がオンした場合に最大値となるように変化する。なお、通信モジュールTxは、クランプ型電流センサ2aと別の装置として構成されていてもよい。
配線探査システム100aによれば、配線識別負荷装置1aで、自動で、負荷電流Iaを任意のパターンで変化させ、電源側の配線に流れる電流をクランプ型電流センサ2aで検出し、負荷電流と同じ測定電流のパターンが観測された系統を撤去予定の電源配線と特定することができる。
また、配線探査システム100aによれば、配線識別負荷装置1aによるスイッチ(リレーRY1~RY3)の制御を、クランプ型電流センサ2aの検知と同じ場所から遠隔制御することで、リアルタイムかつ省人数で撤去予定の電源配線を特定することができる。
[第3実施形態]
次に、図3を参照して、本発明の第3実施形態に係る配線探査システム100bについて説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る配線探査システム100bの構成例を示す構成図である。図3に示す配線探査システム100bは、図1に示す配線探査システム100に対応する構成であり、図1と同じ電源配線システム10に適用されている。ただし、図3では、電源配線システム10のうち一部の構成の図示を省略している。図3に示す配線探査システム100bは、配線識別負荷装置1bと、クランプ型電流センサ2aとを備える。
配線識別負荷装置1bは、第1端子11と、第2端子12と、負荷の一例としての抵抗R4とスイッチの一例としての半導体スイッチFETとの直列回路15dと、マイコンCPUと、通信モジュールRxとを備える。第1端子11は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の一方である電源配線305に対して、ブレーカ51の2次側で、配線41によって接続されている。第2端子12は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の他方である電源配線306に対して、ブレーカ51の2次側で、配線42によって接続されている。抵抗R4の一方の端子が第1端子11に接続され、抵抗R4の他方の端子が半導体スイッチFETのドレインに接続され、半導体スイッチFETのソースが第2端子12に接続されている。半導体スイッチFETは、マイコンCPUによってオンまたはオフに制御される。
マイコンCPUは、通信モジュールRxが所定の通信信号を受信した場合、半導体スイッチFETを所定パターンでオンまたはオフに制御する。
通信モジュールRxは、クランプ型電流センサ2aが備える通信モジュールTxが送信した所定の通信信号を、直接または図示していないアクセスポイント等を介して受信する。
一方、クランプ型電流センサ2aは、図2を参照して説明した第2実施形態におけるクランプ型電流センサ2aと同一である。
配線探査システム100bによれば、配線識別負荷装置1bで、自動で、負荷電流Iaを任意のパターンで変化させ、電源側の配線に流れる電流をクランプ型電流センサ2aで検出し、負荷電流と同じ測定電流のパターンが観測された系統を撤去予定の電源配線と特定することができる。
また、配線探査システム100bによれば、配線識別負荷装置1bによるスイッチ(半導体スイッチFET)の制御を、クランプ型電流センサ2aの検知と同じ場所から遠隔制御することで、リアルタイムかつ省人数で撤去予定の電源配線を特定することができる。
[第4実施形態]
次に、図4を参照して、本発明の第4実施形態に係る配線探査システム100cについて説明する。図4は、本発明の第4実施形態に係る配線探査システム100cの構成例を示す構成図である。図4に示す配線探査システム100cは、図1に示す配線探査システム100に対応する構成であり、図1と同じ電源配線システム10に適用されている。ただし、図4では、電源配線システム10のうち一部の構成の図示を省略している。図4に示す配線探査システム100cは、配線識別負荷装置1cと、クランプ型電流センサ2cとを備える。
配線識別負荷装置1cは、第1端子11と、第2端子12と、負荷の一例としてのコンデンサC1とスイッチの一例としてのリレーRY4との直列回路15eと、ダイオードD1と、抵抗R5と、マイコンCPUと、通信モジュールRxとを備える。第1端子11は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の一方である電源配線305に対して、ブレーカ51の2次側で、配線41によって接続されている。第2端子12は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の他方である電源配線306に対して、ブレーカ51の2次側で、配線42によって接続されている。
コンデンサC1は例えば電解コンデンサである。リレーRY4は、C接点を有するリレーであり、マイコンCPUによってオンまたはオフに制御される。リレーRY4の共通端子(コモン端子)CにコンデンサC1の一方の端子(負極端子)が接続され、リレーRY4の常閉端子(ノーマリクローズ端子)BとコンデンサのC1の他方の端子(正極端子)間にコンデンサC1の放電用の抵抗である抵抗R5が接続されている。第1端子11はダイオードD1のアノードに接続され、ダイオードD1のカソードはコンデンサのC1の他方の端子(正極端子)と抵抗R5の一方の端子が接続されている。第2端子12はリレーRY4の常開端子(ノーマリオープン端子)Aに接続されている。
マイコンCPUは、通信モジュールRxが所定の通信信号を受信した場合、リレーRY4をオンし、オンしてから所定時間後にオフする。この場合、配線識別負荷装置1cは、リレーRY4をオンすることで、コンデンサC1を充電する際の突入電流の波形(突入電流パターン)の電流(負荷電流Ia)を第1端子11と第2端子12との間に通電する。また、配線識別負荷装置1cは、リレーRY4をオフすることで、コンデンサC1に充電された電荷を抵抗R5を介して放電する。
通信モジュールRxは、クランプ型電流センサ2cが備える通信モジュールTxが送信した所定の通信信号を、直接または図示していないアクセスポイント等を介して受信する。
一方、クランプ型電流センサ2cは、図2を参照して説明した第2実施形態におけるクランプ型電流センサ2aと同様の電流センサであって、測定導体に流れる電流によって生じる磁界をホール素子を用いて検知することで交流および直流の電流を非接触で検知するセンサである。クランプ型電流センサ2cは、例えば、検知した電流値を例えばアナログ的に表示する機能を有するものとしたり、所定の突入パターンが検知されたか否かを判定して判定した結果を表示する機能を有するものとしたり、検知した電流波形(電流の時間変化)を表示する機能を有するものとしたりすることができる。クランプ型電流センサ2cは、測定電流として、例えば、電源配線303または304に流れる所定パターンの電流変化を検知する。
配線探査システム100cによれば、配線識別負荷装置1cで、自動で、負荷電流Iaを任意の突入パターンで変化させ、電源側の配線に流れる電流をクランプ型電流センサ2cで検出し、負荷電流と同じ測定電流のパターンが観測された系統を撤去予定の電源配線と特定することができる。
また、配線探査システム100cによれば、配線識別負荷装置1cによるスイッチ(リレーRY4)の制御を、クランプ型電流センサ2cの検知と同じ場所から遠隔制御することで、リアルタイムかつ省人数で撤去予定の電源配線を特定することができる。
また、配線探査システム100cによれば、コンデンサC1に充電された電荷を抵抗R5を介して放電することができるので、コンデンサC1の突入電流を短時間で繰り返し流すことができる。
[第4実施形態の変形例]
なお、第4実施形態の変形例として、クランプ型電流センサ2cに代えてサージカウンタを用いて所定パターンの電流を検知するようにしてもよい。サージカウンタは、過電流が発生した際に、その発生回数を計測する装置であり(例えば特開2014-48188号公報)、サージカウンタが備える電流トランスをクランプ型電流センサの代わりに使用して、過電流の発生回数をカウントすることで、電源配線を特定することができる。
[第5実施形態]
次に、図5を参照して、本発明の第5実施形態に係る配線探査システム100dについて説明する。図5は、本発明の第5実施形態に係る配線探査システム100dの構成例を示す構成図である。図5に示す配線探査システム100dは、図1に示す配線探査システム100に対応する構成であり、図1と同じ電源配線システム10において図1に示す直流出力の電源装置4を交流出力の電源装置4aに代えた電源配線システム10aに適用されている。ただし、図5では、電源配線システム10aのうち一部の構成の図示を省略している。図5に示す配線探査システム100dは、配線識別負荷装置1dと、クランプ型電流センサ2cとを備える。電源装置4aの一対の交流出力端子L2およびL1は、一対の電源配線である電源配線301および302に接続されている。また、電源配線301は接地されている。
配線識別負荷装置1dは、第1端子11と、第2端子12と、負荷の一例としてのコンデンサC1とスイッチの一例としてのリレーRY4との直列回路15eと、ダイオードブリッジDBと、抵抗R5と、マイコンCPUと、通信モジュールRxとを備える。第1端子11は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の一方である電源配線305に対して、ブレーカ51の2次側で、配線41によって接続されている。第2端子12は、図1に示す撤去装置7に接続されている一対の電源配線の他方である電源配線306に対して、ブレーカ51の2次側で、配線42によって接続されている。
コンデンサC1は例えば電解コンデンサである。リレーRY4は、C接点を有するリレーであり、マイコンCPUによってオンまたはオフに制御される。リレーRY4の共通端子(コモン端子)CにコンデンサC1の一方の端子(負極端子)が接続され、リレーRY4の常閉端子(ノーマリクローズ端子)BとコンデンサのC1の他方の端子(正極端子)間にコンデンサC1の放電用の抵抗である抵抗R5が接続されている。
第1端子11と第2端子12にダイオードブリッジDBの交流入力端子が接続され、ダイオードブリッジDBの正極出力端子がコンデンサC1の他方の端子(正極端子)に接続され、ダイオードブリッジDBの負極出力端子がリレーRY4の常開端子(ノーマリオープン端子)Aに接続されて、ダイオードブリッジDBの直流出力端子から直列回路15eへ直流電流が通電される。
マイコンCPUは、通信モジュールRxが所定の通信信号を受信した場合、リレーRY4をオンし、オンしてから所定時間後にオフする。この場合、配線識別負荷装置1dは、リレーRY4をオンすることで、コンデンサC1を充電する際の突入電流の波形(突入電流パターン)の電流(負荷電流Ia)を第1端子11と第2端子12との間に通電する。また、配線識別負荷装置1dは、リレーRY4をオフすることで、コンデンサC1を充電された電荷を抵抗R5を介して放電する。
通信モジュールRxは、クランプ型電流センサ2cが備える通信モジュールTxが送信した所定の通信信号を、直接または図示していないアクセスポイント等を介して受信する。
一方、クランプ型電流センサ2cは、図4を参照して説明した第4実施形態におけるクランプ型電流センサ2cと同一である。
配線探査システム100dによれば、配線識別負荷装置1dで、自動で、負荷電流Iaを任意の突入パターンで変化させ、電源側の配線に流れる電流をクランプ型電流センサ2cで検出し、負荷電流と同じ測定電流のパターンが観測された系統を撤去予定の電源配線と特定することができる。
また、配線探査システム100dによれば、配線識別負荷装置1dによるスイッチ(リレーRY4)の制御を、クランプ型電流センサ2cの検知と同じ場所から遠隔制御することで、リアルタイムかつ省人数で撤去予定の電源配線を特定することができる。
また、配線探査システム100dによれば、コンデンサC1に充電された電荷を抵抗R5を介して放電することができるので、コンデンサC1の突入電流を短時間で繰り返し流すことができる。
また、配線探査システム100dによれば、配線識別負荷装置1dの入力部に、ダイオードブリッジDBを取付けることで、電源がAC(交流)の場合でも、配線探査を行うことができる。なお、第1実施形態~第4実施形態についても、配線識別負荷装置1、1a~1cの入力部にダイオードブリッジDBを取付けることで、電源がACの場合に対応することができる。
[作用・効果]
以上のように本発明の各実施形態によれば、活線状態の電源配線の撤去工事において、本発明による配線探査技術、配線探査装置を用いることで、従来技術による、撤去装置から電源装置側まで、リングを通して、撤去配線を確認する必要がなくなり、危険な作業や、長時間の稼働が不要になった。作業の効率化によるコストダウン、ならびに、撤去工事直前の配線確認も簡単にできるため、電力ケーブルの誤切断によるトラブル発生を未然に防止でき、工事の信頼性を向上も可能になった。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、1a、1b、1c、1d…配線識別負荷装置、2、2a、2b、2c…クランプ型電流センサ、11…第1端子、12…第2端子、15、15a、15b、15、15d、15e…直列回路、RY1、RY2、RY3、RY4…リレー(スイッチ)、FET…半導体スイッチ(スイッチ)、13…負荷、R1、R2、R3、R4…抵抗(負荷)、C1…コンデンサ(負荷)、R5…抵抗(放電抵抗)、DB…ダイオードブリッジ、301、302、303、304、305、306…電源配線(第1電源配線、第2電源配線)

Claims (9)

  1. 一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、他方に接続された第2端子と、負荷とスイッチとの直列回路と、を備え、前記スイッチをオンまたはオフすることで所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する配線識別負荷装置と、
    前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる前記所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサと
    を備える配線探査システム。
  2. 前記配線識別負荷装置は、前記直列回路を複数備え、
    各前記直列回路が有する各前記スイッチが選択的にオンまたはオフされる
    請求項1に記載の配線探査システム。
  3. 前記負荷がコンデンサを含み、
    前記所定パターンが前記コンデンサへの電流突入パターンである
    請求項1に記載の配線探査システム。
  4. 前記クランプ型電流センサに代えてサージカウンタを用いて前記所定パターンの電流を検知する
    請求項3に記載の配線探査システム。
  5. 前記スイッチがC接点を有するリレーであり、
    前記リレーの共通端子に前記コンデンサの一方の端子が接続され、
    前記リレーの常閉端子と前記コンデンサの他方の端子間に前記コンデンサの放電用の抵抗が接続されている
    請求項3に記載の配線探査システム。
  6. 前記スイッチが遠隔制御される
    請求項1から5のいずれか1項に記載の配線探査システム。
  7. 前記第1端子と前記第2端子にダイオードブリッジの交流入力端子が接続され、前記ダイオードブリッジの直流出力端子から前記直列回路へ直流電流が通電される
    請求項1から6のいずれか1項に記載の配線探査システム。
  8. 一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、他方に接続された第2端子と、負荷とスイッチとの直列回路と、を備え、前記スイッチをオンまたはオフすることで所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する配線識別負荷装置と、
    前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる前記所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサと
    を用いて、
    前記クランプ型電流センサにて前記所定パターンの電流が検知された電源配線を前記配線識別負荷装置が接続された電源配線であると特定する
    配線探査方法。
  9. 一対の電源配線をなす第1電源配線と第2電源配線の一方に接続された第1端子と、
    他方に接続された第2端子と、
    負荷とスイッチとの直列回路と、
    を備え、
    前記第1電源配線または前記第2電源配線には、前記第1電源配線または前記第2電源配線に流れる所定パターンの電流を検知するクランプ型電流センサが設けられていて、
    前記スイッチをオンまたはオフすることで前記所定パターンの電流を前記第1端子と前記第2端子との間に通電する
    配線識別負荷装置。
JP2021044271A 2021-03-18 2021-03-18 配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置 Pending JP2022143643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021044271A JP2022143643A (ja) 2021-03-18 2021-03-18 配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021044271A JP2022143643A (ja) 2021-03-18 2021-03-18 配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022143643A true JP2022143643A (ja) 2022-10-03

Family

ID=83454471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021044271A Pending JP2022143643A (ja) 2021-03-18 2021-03-18 配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022143643A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7282224B1 (ja) 2022-03-23 2023-05-26 Nttアノードエナジー株式会社 配線探査システムおよび制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7282224B1 (ja) 2022-03-23 2023-05-26 Nttアノードエナジー株式会社 配線探査システムおよび制御方法
JP2023140515A (ja) * 2022-03-23 2023-10-05 Nttアノードエナジー株式会社 配線探査システムおよび制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7103486B2 (en) Device for monitoring a neutral and earth break and electrical switchgear apparatus comprising such a device
TWI226210B (en) Inverter system
EP1385015B1 (en) Tester for a plurality of circuit breakers having a range of rated currents and multiple trip functions
RU2516299C2 (ru) Детектор повреждения линии
SE524933C2 (sv) Strömförsörjning för elektrofilter
CN111474466B (zh) 检测闭合开关触点及保护接地导体中断的电路设备和方法
US7323878B2 (en) Ground testing method and apparatus
US11061078B2 (en) Differential protection test method, differential protection device and electrical unit including such a device
WO2019212125A1 (ko) 차단기 제어 모듈
JP2022143643A (ja) 配線探査システム、配線探査方法および配線識別負荷装置
CN105304411A (zh) 继电器监视
EP0787996A1 (en) Apparatus for detecting discontinuity of ground conductor and leak detector having function of detecting discontinuity of ground conductor
US6054931A (en) Self-identifying circuit breaker
CN1098566A (zh) 对地泄漏单元
CN206685314U (zh) 一种具有负载故障检测功能的继电器
US3771020A (en) Ground wire monitoring circuit
US3982181A (en) Apparatus and method for tracing energized AC circuits
CN106918757A (zh) 一种电压互感器二次回路完好性的判别方法
JP2018164358A (ja) 直流電源供給回路の断線判別装置及び配線判別装置
CN104810784B (zh) 用于电气安装的电保护装置以及相关的方法
US20030151413A1 (en) Diagnostic wiring verification tester
CN207381953U (zh) 电弧漏电保护装置
CN105914723B (zh) 剩余电流断路器的切换装置
CN101345408A (zh) 将故障电流对应于三相系统的三条相线中的一条的方法
RU2726046C1 (ru) Устройство контроля системы электрообогрева промышленных объектов

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20221205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240507