JP2022138773A - 自動運転車両の管理装置 - Google Patents

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伸 桜田
Shin Sakurada
克也 星
Katsuya Hoshi
浩章 杉山
Hiroaki Sugiyama
昌久 澤田
Masahisa Sawada
洋之 伊藤
Hiroyuki Ito
真琴 瀬木
Makoto Seki
博生 服部
Hiroo Hattori
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Abstract

【課題】自動運転車両を用いた無人タクシーサービスを提供するに当たり、特に、交差点の混雑を避けることを可能にする。【解決手段】管理装置50は、交通情報取得部62、経路作成部63、及び配車管理部61を備える。交通情報取得部62は、自動運転車両10に対して設定された走行経路上の渋滞情報を取得する。経路作成部63は、走行経路上に、屈折車線114Cから交差点で対向車線を横切って折進して交差車線に進む交差折進ポイントが設定され、かつ、交差折進ポイントで交差折進渋滞が発生しているときに、走行経路を、交差点を直進通過した後に停車させる経路に変更する。配車管理部61は、代替の自動運転車両10を配車して、交差車線に待機させる。【選択図】図2

Description

本明細書では、無人タクシーとして利用される自動運転車両の配車管理を行う、自動運転車両の管理装置が開示される。
特許文献1には、カーシェアリングサービスにおいて、1台の車両を使って目的地まで移動する場合の所要時間と、途中で車両を乗り換えて目的地まで移動する場合の所要時間とを求めてユーザに提供するサービスが開示される。後者(乗換有り)の場合は、例えば走行経路上に工事区間があるときに、当該区間は歩いて工事区間先で待機する次の車両に乗り換えることで、前者(乗換無し)よりも早く目的地に早く到着できる場合がある。
また特許文献2には、自動運転車両を用いたライドシェアシステムにおいて、乗換を前提として、乗客を乗せた車両の周辺に複数の空き車両を配車させる配車装置が開示される。
特開2020-80094号公報 特開2020-135314号公報
本明細書では、自動運転車両を用いた無人タクシーサービスを提供するに当たり、特に、交差点の混雑を避けることの可能な、自動運転車両の管理装置が開示される。
本明細書で開示される自動運転車両の管理装置は、交通情報取得部、経路作成部、及び配車管理部を備える。交通情報取得部は、自動運転車両に対して設定された走行経路上の渋滞情報を取得する。経路作成部は、走行経路上に、屈折車線から交差点で対向車線を横切って折進して交差車線に進む交差折進ポイントが設定され、かつ、交差折進ポイントで交差折進渋滞が発生しているときに、走行経路を、交差点を直進通過した後に停車させる経路に変更する。配車管理部は、代替の自動運転車両を配車して、交差車線に待機させる。
上記構成によれば、走行経路上に交差折進ポイント(左側通行であれば右折ポイント)が設定され、さらに、当該ポイントで交差折進渋滞(左側通行であれば右折渋滞)が発生しているときに、代替の自動運転車両を交差車線に配車することで、交差折進渋滞を回避しつつ、交差車線を走行することが可能となる。
本明細書で開示される自動運転車両の管理装置によれば、自動運転車両を用いた無人タクシーサービスを提供するに当たり、交差点の混雑を回避可能となる。
本実施形態に係る管理装置を含む配車システムを例示するハードウェア構成図である。 本実施形態に係る管理装置を含む配車システムを例示する機能ブロック図である。 本実施形態に係る自動運転車両の例として、パーソナルモビリティを示す斜視図である。 管理装置による乗換フローを例示する図である。 自動運転車両の乗車時に携帯端末の表示部に表示される案内画像(1/3)を例示する図である。 交差折進ポイント(右折ポイント)を例示する平面図である。 自動運転車両の乗車時に携帯端末の表示部に表示される案内画像(2/3)であって、乗換提案画像を例示する図である。 自動運転車両の乗車時に携帯端末の表示部に表示される案内画像(3/3)であって、代替車両の紹介画像を例示する図である。 交差折進ポイント(右折ポイント)における経路変更を例示する平面図である。 自動運転車両の乗換プロセス(1/2)を例示する図である。 自動運転車両の乗換プロセス(2/2)を例示する図である。
以下に、本発明の実施形態が図面を用いて説明される。以下で説明する形状、材料、個数、及び数値は、説明のための例示であって、自動運転車両の管理装置の仕様に応じて適宜変更することができる。また以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号が付される。
<全体構成>
図1には、本実施形態に係る管理装置を含む配車システムの全体構成が例示される。このシステムは、自動運転車両10、管理装置50、及び携帯端末70を含んで構成される。自動運転車両10、管理装置50、及び携帯端末70は、インターネット95等の通信手段を用いて互いに通信可能となっている。
本実施形態に係る配車システムでは、スマートフォン等の携帯端末70から、当該機器の所有者であるユーザが、無人タクシーである自動運転車両10の配車予約を行う。管理装置50は、配車予約の受付及び複数台の自動運転車両10の管理を行う。
本実施形態に係る配車システムでは、乗車地から目的地までの走行経路が経路作成部63(図2参照)により作成される。自動運転車両10はこの走行経路に沿って自律走行する。さらに交通情報取得部62は、走行経路上の渋滞情報を取得する。そして走行経路上の交差折進ポイント(左側通行であれば右折ポイント)で交差折進渋滞(左側通行であれば右折渋滞)が生じている場合に、配車管理部61は、代替車両を手配する。
さらに経路作成部63は、走行経路を変更する。具体的には後述される図9~図11を参照して、乗客が乗車中の自動運転車両(乗換前車両10A)に対して、変更後走行経路111が与えられる。変更後走行経路111は、交差折進渋滞が生じている交差点120で折進せずに、屈折車線114Cから走行車線114Aに進路を変更し、さらに交差点120を通過した走行車線114B上で停車する経路となる。
また、代替車両10Bに対して、新規走行経路113が与えられる。新規走行経路113は、交差点120に対して進行方向手前の交差車線116Aで待機し、乗客の乗車後に交差車線116Aから交差点120を直進して交差車線116Bに進む経路である。このような乗換を行うことで、交差折進渋滞を回避して、乗客を交差車線116Bに移送可能となる。
なお、屈折車線とは、右折車線と左折車線の総称である。また本明細書において交差折進とは、屈折車線から交差点で対向車線を横切って折進して交差車線に進む折進態様を指す。左側通行であれば、右折車線から交差点で右折する態様が交差折進に相当する。
また、本明細書において交差折進渋滞とは、屈折車線で交差折進待ちの車両が渋滞する態様を指す。左側通行であれば、右折車線で右折待ちの車両が連なって生じるいわゆる右折渋滞が、交差折進渋滞に相当する。
<自動運転車両>
図3には、自動運転車両10の外観が例示される。例えば自動運転車両10は、パーソナルモビリティまたは超小型モビリティとも呼ばれ、定員が1名または2名の小型車両である。自動運転車両10は、例えば無人タクシーとして利用される。
例えば米国の自動車技術会(SAE)による基準に基づいて、自動運転車両10は、レベル0(運転者がすべての操作を行う)からレベル5(完全運転自動化)までの運行が可能となっている。例えば自動運転車両10の運行時には、自動運転のレベルは例えばレベル4またはレベル5に設定される。
図1には、自動運転車両10の自動運転機構が例示される。自動運転車両10は、回転電機17(モータ)を駆動源とし、図示しないバッテリを電源とする電動車両である。また自動運転車両10は、走行制御機構として、車輪16を操舵する操舵機構15及び車輪16を制動させる制動機構14を備える。また自動運転車両10は、駆動機構として、回転電機17の出力を制御するインバータ18を備える。
さらに、自動運転車両10は、自車位置の取得や周辺状況の把握のための機構として、車外カメラ11A、ライダーユニット11B、近接センサ12、測位部13、及び制御部20を備える。
図3を参照して、自動運転車両10には、その前面、後面、及び両側面に、センサユニット11が設けられる。センサユニット11は、車外カメラ11A(図1参照)及びライダーユニット11Bを含んで構成される。
ライダーユニット11Bは、自動運転走行用のセンサユニットであり、自車周辺の物体と自車との距離を測定可能な測距部である。ライダーユニット11Bでは、ライダー(LiDAR、Light Detection and Ranging)、すなわちレーザー光を用いて周辺物体との距離を測定する技術が用いられる。ライダーユニット11Bは、赤外線のレーザー光を車外に向かって照射するエミッタと、その反射光を受光するレシーバ、ならびにエミッタ及びレシーバを回転させるモータを含んで構成される。
例えば、エミッタは車外に向かって赤外線のレーザー光を照射する。エミッタから照射されたレーザー光が自動運転車両10の周辺の物体に当たると、その反射光がレシーバに受信される。エミッタの照射からレシーバの受光までに係る時間に基づいて、反射点とレシーバとの距離が求められる。またエミッタ及びレシーバがモータにより回動させられることで、水平方向及び鉛直方向にレーザー光線が走査され、これにより、自動運転車両10の周辺環境についての3次元点群データを得ることが出来る。
車外カメラ11Aは、ライダーユニット11Bと同様の視野を撮像する撮像器である。車外カメラ11Aは、例えばCMOSセンサやCCDセンサ等のイメージセンサを備える。車外カメラ11Aは、自車周辺を撮像しその撮像画像をスキャンデータ解析部40に送信する。近接センサ12は、例えば赤外線センサであって、図3に例示されるように、自動運転車両10の前面、両側面、及び後面に設けられる。
測位部13は人工衛星によって測位を行うシステムであって、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)が用いられる。測位部13を用いることで、自車位置(緯度及び経度)の推定が可能となる。
また自動運転車両10には、例えばその前面に車外掲示板90(図3参照)が設けられる。車外掲示板90は例えば液晶ディスプレイであり、種々のメッセージを表示可能となっている。例えば、自動運転状態(AUTONOMOUS)であることを表示したり、空車状態または賃走状態であることが車外掲示板90に表示される。
図1を参照して、制御部20は、例えば自動運転車両10の電子コントロールユニット(ECU)であってよく、コンピュータ(電子計算機)から構成される。制御部20は、そのハードウェア構成として、データの入出力を制御する入出力コントローラ21を備える。また制御部20は、演算装置として、CPU22、GPU23(Graphics Processing Unit)、及びDLA24(Deep Learning Accelerators)を備える。また制御部20は、記憶部として、ROM25、RAM26、及びハードディスクドライブ27(HDD)を備える。なお、ハードディスクドライブ27の代わりに、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置が用いられてもよい。これらの構成部品は内部バス28に接続される。
記憶装置であるROM25及びハードディスクドライブ27の少なくとも一方には、自動運転車両10の自動運転制御を行うためのプログラムが記憶される。上記プログラムが制御部20のCPU22等により実行されることで、制御部20には、図2に例示されるような機能ブロックが形成される。すなわち制御部20は、機能ブロックとして、スキャンデータ解析部40、自己位置推定部41、自律走行制御部42、送受信部43、地図記憶部46、配車予約記憶部47、及び時計48を備える。
スキャンデータ解析部40は、自車の周辺物体の属性認識及び離隔距離測定が可能となっている。スキャンデータ解析部40は、車外カメラ11Aが撮像した撮像画像を取得する。スキャンデータ解析部40は、取得した撮像画像に対して、教師有り学習を用いたSSD(Single Shot Multibox Detector)やYOLO(You Only Look Once)といった既知のディープラーニング手法を利用した画像認識を行う。この画像認識により、撮像画像内の物体検出とその属性(車両、通行人、構造物等)の認識が行われる。
またスキャンデータ解析部40は、ライダーユニット11Bから3次元点群データを取得する。さらにスキャンデータ解析部40は、3次元点群を複数のクラスタに分けるクラスタリングを実行する。さらにスキャンデータ解析部40は、画像認識済みの撮像画像とクラスタリング済みの3次元点群データの座標を重ね合わせた周辺データを作成する。周辺データにより、どのような属性の物体が、自動運転車両10からどれだけ離隔しているかを検出することが出来る。この周辺データは、自己位置推定部41及び自律走行制御部42に送られる。
自己位置推定部41は、測位部13から自己位置情報(緯度、経度)を取得する。例えば自己位置推定部41は人工衛星から自己位置情報を取得する。
自律走行制御部42は、地図記憶部46に記憶された走行経路地図データ、配車予約記憶部47に記憶された走行スケジュールデータ、自己位置推定部41から送信された自己位置情報(自車位置情報)、及び、スキャンデータ解析部40から送信された周辺データに基づいて、自動運転車両10の走行制御を行う。
例えば、自己位置及び走行経路地図データに沿って、大域的な進路が定められる。さらに周辺データに基づいて、前方の障害物を避ける等の、局所的な進路が定められる。自律走行制御部42は、これらの進路に従って、制動機構14、操舵機構15、及びインバータ18を制御する。
配車予約記憶部47には、自車が配車車両に指定された配車予約データが記憶される。この配車予約データには、配車予約番号、乗車地到着目標時刻、目的地到着目標時刻、及びユーザ情報が含まれる。ユーザ情報には、例えばユーザ氏名及びユーザアカウント名が含まれる。
また自動運転車両10の車内には、図示しない認証器が搭載される。例えば配車予約を行ったユーザ(乗客)が乗車する際に、ユーザは携帯端末70と認証器とを通信させる。携帯端末70から送信された、配車予約番号、ユーザ氏名、及びユーザアカウント名が、配車予約記憶部47に記憶されたそれぞれの項目と合致する場合、自動運転車両10はロック状態から解除される。そして地図記憶部46に記憶された走行経路に沿って自動運転車両10は自律走行を開始する。
<携帯端末>
図1を参照して、携帯端末70は、自動運転車両10を利用した無人タクシーサービスのユーザが所有する通信携帯端末である。携帯端末70は、例えばスマートフォンであってよい。
図1には、携帯端末70のハードウェア構成が例示される。携帯端末70は、入出力コントローラ71、CPU72、入力部73、表示部74、及び測位部78を備える。なお入力部73及び表示部74は、タッチパネルとして一体的に形成されてよい。また携帯端末70は、記憶部として、ROM75、RAM76、及びストレージデバイス77を備える。これらの構成部品は内部バス79に接続される。
記憶装置であるROM75及びストレージデバイス77の少なくとも一方には、自動運転車両10の配車予約を行うためのプログラムが記憶される。このプログラムが携帯端末70のCPU72等により実行されることで、携帯端末70には、図2に示されるような機能ブロックが形成される。また、DVD等の非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された上記プログラムをCPU72が実行することによっても、図2に示されるような機能ブロックが形成される。すなわち携帯端末70は、機能ブロックとして、送受信部80及び無人タクシーアプリケーション82を備える。
無人タクシーアプリケーション82は、表示制御部82A及び配車予約設定部82Bを備える。例えば、無人タクシーアプリケーション82を起動させると、認証用の画面が表示部74に表示される。当該画面に、例えば入力部73を介してユーザアカウント名及びパスワードがユーザにより入力されると、配車予約設定部82Bが起動して、ユーザは配車予約システムにログインされる。
配車予約システムへのログイン後、ユーザは入力部73を介して、目的地、乗車地、使用日、及び乗車予定時刻(乗車地到着目標時刻)を入力して配車予約を行う。入力された配車予約内容は送受信部80を介して管理装置50の配車管理部61に送信される。
表示制御部82Aは、例えば上記認証画像を含めて、配車予約用の画像を表示部74に表示させる。また表示制御部82Aは、図5、図7、図8に例示される案内画像を表示部74に表示させる。
<管理装置>
図1を参照して、管理装置50は、例えば自動運転車両10を使った無人タクシーサービスを提供する管理会社に設置される。管理装置50は、例えばコンピュータ(電子計算機)から構成される。図1を参照して、管理装置50は、そのハードウェア構成として、データの入出力を制御する入出力コントローラ51を備える。また管理装置50は、CPU52、入力部53、表示部54、ROM55、RAM56、及びハードディスクドライブ57(HDD)を備える。なお、ハードディスクドライブ57の代わりに、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置が用いられてもよい。これらの構成部品は内部バス58に接続される。
記憶装置であるROM55及びハードディスクドライブ57の少なくとも一方には、配車管理を行うためのプログラムが記憶される。上記プログラムが管理装置50のCPU52等により実行されることで、管理装置50には、図2に例示されるような機能ブロックが形成される。
すなわち管理装置50は、記憶部として、ダイナミックマップ記憶部66、ユーザ登録情報記憶部67、配車予約記憶部68、及び自動運転車両記憶部69を備える。また管理装置50は、機能部として、送受信部60、配車管理部61、交通情報取得部62、経路作成部63、天候情報取得部64、及び時計65を備える。
ダイナミックマップ記憶部66には、地図データであるダイナミックマップデータが記憶される。ダイナミックマップは、3次元地図であって、例えば車道の位置及び形状(3次元形状)が記憶される。車道の3次元形状とは、例えば勾配や幅員等が含まれる。また車道に引かれた車線、横断歩道、停止線等の位置もダイナミックマップに記憶される。加えて、道路周辺の建物や信号機等の構造物の位置及び形状(3次元形状)もダイナミックマップに記憶される。さらに、駐車場の位置及び形状もダイナミックマップに記憶される。
例えばダイナミックマップでは、緯度及び経度を含む地理座標系が用いられる。自動運転車両10が自動運転走行する際には、経路作成部63がダイナミックマップ記憶部66からダイナミックマップデータを抽出して、走行経路を含む案内地図データを作成する。走行経路には、自動運転車両10の現在位置に加えて、配車予約に設定された乗車地及び目的地が含まれる。
加えて、車線が複数車線に分かれている場合には、走行すべき車線も走行経路に定められる。例えば交差点を直進するときは走行経路として走行車線(直進車線)が設定され、交差点を折進するときは走行経路として屈折車線が設定される。
ユーザ登録情報記憶部67には、自動運転車両10を用いた無人タクシーサービスの提供を受けるユーザの登録情報が記憶される。例えばこの登録情報は、ユーザ管理番号、ユーザ氏名、ユーザアカウント名、及びユーザ端末識別記号を含む。
ユーザアカウント名は、自動運転車両10を用いた無人タクシーサービスを利用するユーザを特定するための名称(会員名)であって、ユーザの携帯端末70に実装された無人タクシーアプリケーション82を利用するための名称である。例えばユーザアカウント名として、ユーザのメールアドレスが用いられる。
ユーザ端末識別記号は、ユーザが所有する携帯端末70をインターネット95上で識別するための記号である。ユーザ端末識別記号は、例えば携帯端末70に割り当てられたIPアドレスであってよい。
配車予約記憶部68には、携帯端末70により入力された配車予約が記憶される。また自動運転車両記憶部69には、管理装置50の管理下にある無人タクシーである自動運転車両10の車両情報が記憶される。この車両情報には、自動運転車両10の識別記号(例えば車両ナンバー)、車両カラー、走行距離、充電状態、稼働状況(迎車中、賃走中、空き状態)等が含まれる。
配車管理部61は、配車予約に基づいて自動運転車両10の管理を行う。例えば、現在時刻が配車予約に設定された乗車地到着目標時刻に近づくと、空き状態の自動運転車両10の中から配車車両を設定する。また配車管理部61は、設定された配車車両に対して、乗車地到着目標時刻及び目的地到着目標時刻を含む走行スケジュールデータを送信する。
また後述されるように、走行経路上に交差折進ポイント(左側通行であれば右折ポイント)が設定され、かつ、当該ポイントで交差折進渋滞(左側通行であれば右折渋滞)が発生している場合には、配車管理部61は、乗換用の自動運転車両10である代替車両を配車して、当該車両を交差車線に待機させる。
経路作成部63は、配車車両に設定された自動運転車両10の現在地(つまり出発地)、配車予約に設定された乗車地及び目的地の3点を結ぶ走行経路を作成する。さらに経路作成部63は、走行経路を含むダイナミックマップデータを、配車車両に設定された自動運転車両10に送信する。さらに経路作成部63は、無人タクシーアプリケーション82に対して、図5、図7、図8に例示されるような地図データ(例えば平面地図データ)を送信する。
さらに経路作成部63は、走行経路上の交差折進ポイントで交差折進渋滞が発生している場合には、自動運転車両10に送信済みの走行経路を変更して、変更後の走行経路を当該車両に再送する。変更後の走行経路は、屈折車線から走行車線に進路を変更して走行車両を直進させ、交差折進渋滞が発生している交差点を通過するとともに、交差点通過後に停車する経路となる。
また経路作成部63は、配車管理部61により配車された代替車両に対して、新規に走行経路を送信する。この走行経路は、乗換前の自動運転車両10の走行経路に交差する交差車線に代替車両を待機させ、乗換客の乗車後に当該交差車線を走行する経路となる。
交通情報取得部62は、自動運転車両10に対して設定された走行経路上の渋滞情報を取得する。例えば交通情報取得部62は、外部の道路交通情報センターから渋滞情報を取得する。例えば渋滞情報には、渋滞発生個所、渋滞規模(長さ)、渋滞原因(右折渋滞、交通集中渋滞、工事渋滞、事故渋滞等)が含まれる。また渋滞とは、例えば、時速40km以下で低速走行、あるいは停止発進を繰り返す車列が、1km以上かつ15分以上継続した状態を指す。
天候情報取得部64は、走行経路上の天候情報を取得する。例えば天候情報取得部64は、外部の気象情報会社から天候情報を取得する。天候情報には、天気及び気温が含まれる。
<乗換フロー>
図4には、管理装置50による乗換フローが例示される。このフローは、例えば交通情報の更新に合わせて繰り返し実行される。また図5、図7、図8には、乗客の携帯端末70の表示部74に表示される案内画像が例示される。なお本実施形態では、車道は左側通行である例が示される。
また図4のフローでは、各ステップの実行主体が示される。具体的には、管理装置50により実行されるステップが(C)で示される。また乗換前の自動運転車両10により実行されるステップが(V1)で示され、代替の自動運転車両10により実行されるステップが(V2)で示される。
また以下では適宜、乗換前の自動運転車両10が「乗換前車両10A」と示され、乗換後の自動運転車両10が「代替車両10B」と示される。
配車管理部61は、配車予約に設定された乗車地到着目標時刻までに乗車地に到着するように、配車対象の自動運転車両10(乗換前車両10A)に対して出発指令を送信する。乗換前車両10Aが乗車地に着くと、乗客の携帯端末70と乗換前車両10A内の認証器(図示せず)によって上述した認証処理が実行される。
乗客の認証後、乗換前車両10Aは地図記憶部46に記憶された走行経路に沿って、目的地に向かって出発する。携帯端末70の表示部74には、図5に例示されるような地図画像100が表示される。この地図画像100には、乗車地マーク102、目的地マーク104、現在地を示す車両マーク106、及び走行経路110が重畳表示される。またこの例では、走行経路110に交差折進ポイント112(右折ポイント)が設けられる。
図6には、交差折進ポイント112の拡大平面図が例示される。走行経路110は、屈折車線114Cから交差点120を経由して交差車線116Bに折進する経路となっている。
例えば交差折進ポイント112が設けられた交差点120では、屈折車線114Cから交差車線116Bに折進(右折)するには、走行車線114A及び屈折車線114Cの対向車線118を横切る必要がある。つまり交差点120では、対向車線118の車両の流れが途切れたタイミングを狙って屈折車線114Cから交差車線116Bへの折進(対向車線118を横切る交差折進)が行われる。したがって例えば対向車線118の車両通行量が多いときには、交差折進待ち(右折待ち)の車列が屈折車線114Cに生じて交差折進渋滞(右折渋滞)が発生する。
管理装置50の交通情報取得部62は、走行経路上に交差折進ポイントが含まれるか否かを判定する(図4のS10)。走行経路上に交差折進ポイントが含まれない場合、図4のフローは終了する。
一方、図5及び図6に例示されるように、走行経路110上に交差折進ポイント112が含まれる場合、交通情報取得部62は、交差折進ポイント112に対応する交差点120(折進交差点)の位置情報を取得する。位置情報は、例えば交差折進ポイント112の緯度及び経度であってよく、またこれに加えて交差折進ポイント112の交差点120の名称(「**4丁目交差点」等)が加えられてもよい。
さらに交通情報取得部62は、折進交差点120の渋滞情報を外部の交通情報センター等から取得する(S12)。さらに交通情報取得部62は、折進交差点120で交差折進渋滞(右折渋滞)が発生しているか否かを判定する(S14)。折進交差点120で交差折進渋滞が発生していない場合、図4のフローは終了する。
一方、折進交差点120で交差折進渋滞が発生している場合、配車管理部61は、渋滞回避のための乗換を、乗換前車両10Aの乗客に提案する(S16)。例えば配車管理部61は、携帯端末70の配車予約設定部82Bに、乗換問い合わせ通知を送信する。これを受けて配車予約設定部82Bは、表示制御部82Aを経由して、表示部74に図7のような問い合わせ用のメッセージボックス130Aを表示させる。
メッセージボックス130Aには、折進交差点120で交差折進渋滞(右折渋滞)が生じている内容のメッセージに加えて、外気温及び天気情報が表示される。外気温及び天気情報は、どちらか一方が表示される態様であってもよい。さらにメッセージボックス130Aには、乗換提案の賛否を入力可能な操作ボタン132A(はい),132B(いいえ)が表示される。
後述されるように、乗換に当たり、乗客は乗換前車両10Aから代替車両10Bまで徒歩移動する。そのためメッセージボックス130Aに示される外気温及び天気情報は、ユーザが乗換可否を決める際の判断材料となる。例えば外気温が高いときや荒天時には、乗換せずに乗換前車両10Aに乗り続ける方がメリットが大きいと判断した乗客は、操作ボタン132B(いいえ)を選択する(S18)。このように乗換が乗客に許可されなかった場合、配車管理部61は走行経路を維持した状態で、乗換前車両10Aでの走行を許可し(S20)、図4のフローを終える。
一方、乗換を希望する乗客は、操作ボタン132A(はい)を選択する(S18)。これを受けて配車予約設定部82Bは、代替車両10Bの配車を配車管理部61に要請する。配車管理部61は、例えば要請受信時点における空き状態の自動運転車両10を抽出する。さらに配車管理部61は、空き状態の自動運転車両10のうち、折進交差点120に最も近接した位置にいる自動運転車両10を代替車両10Bに設定する(S22)。
配車管理部61は、設定された代替車両10Bの車両情報を自動運転車両記憶部69から取得して、携帯端末70に送信する。携帯端末70の表示部74には、図8に例示されるような、代替車両10B(乗換車両)の車両情報が記載されたメッセージボックス130Bが表示される。
経路作成部63は、乗換前車両10Aに既に与えられた走行経路を変更して変更後走行経路111を作成する(S24)。図9に例示されるように、変更後走行経路111では、屈折車線114Cから走行車線114Aに走行経路の進路が変更される。さらに変更後走行経路111では、走行車線114Aから交差点120を直進通過して走行車線114Bを走行する走行経路が設定されるとともに、当該走行車線114B上に降車地115が設定される。例えば降車地115は、交差点120及び横断歩道から5mを越えた位置に設定される。さらに経路作成部63は、変更後走行経路111を乗換前車両10Aに送信する。
また経路作成部63は、代替車両10Bのための走行経路である、新規走行経路113を作成する(S26)。新規走行経路113は、交差車線116A,116B上に、待機場所である乗換地117が設定され、当該乗換地117から交差車線116A,116Bを直進する経路となっている。例えば乗換地117は、交差点120及び横断歩道から5mを越えた位置に設定される。
また例えば乗換地117は、進行方向に沿って交差点120より手前の交差車線116Aに設定される。さらにこの経路は目的地まで延伸される。新規走行経路113は、経路作成部63から代替車両10Bに送信される(S28)。
図9、図10を参照して、乗換前車両10Aは、変更後走行経路111に沿って交差点120を直進して走行車線114Bまで進み、当該車線上に設定された降車地115にて停車する(S30)。一方、代替車両10Bは、自動運転走行により交差車線116Aの乗換地117に到着すると、当該乗換地117にて停車、待機する(S32)。
さらに図11に例示されるように、乗客122が乗換前車両10Aから降車して歩道124を歩いて代替車両10Bまで移動する。ここで、乗換前車両10Aの降車地115を、交差点120直進後の走行車線114B上に設定し、さらに、代替車両10Bの乗換地117を、進行方向で交差点120より手前の交差車線116A上に設定することで、横断歩道を渡らずに乗換が可能となる。横断歩道を渡るための信号待ちの時間が省かれることで、乗客の満足度の低下を抑制可能となる。
代替車両10Bに乗車した乗客122は、携帯端末70と車内の認証器(図示せず)を用いた、上述と同様の認証処理を行う。乗客の認証が正常に完了すると、代替車両10Bは、新規走行経路113に沿って交差点120を直進し(S34)、目的地まで自動運転走行を行う。
10 自動運転車両、10A 乗換前車両、10B 代替車両、40 スキャンデータ解析部、41 自己位置推定部、42 自律走行制御部、46 地図記憶部、47 配車予約記憶部、50 管理装置、61 配車管理部、62 交通情報取得部、63 経路作成部、64 天候情報取得部、66 ダイナミックマップ記憶部、67 ユーザ登録情報記憶部、68 配車予約記憶部、69 自動運転車両記憶部、70 携帯端末、82 無人タクシーアプリケーション、110 走行経路、111 変更後走行経路、112 交差折進ポイント、113 新規走行経路、114A,114B 走行車線、114C 屈折車線、115 降車地、116A,116B 交差車線、117 乗換地、118 対向車線、120 交差点、122 乗客。

Claims (1)

  1. 自動運転車両に対して設定された走行経路上の渋滞情報を取得する交通情報取得部と、
    前記走行経路上に、屈折車線から交差点で対向車線を横切って折進して交差車線に進む交差折進ポイントが設定され、かつ、前記交差折進ポイントで交差折進渋滞が発生しているときに、前記走行経路を、前記交差点を直進通過した後に停車させる経路に変更する、経路作成部と、
    代替の自動運転車両を配車して、前記交差車線に待機させる、配車管理部と、
    を備える、自動運転車両の管理装置。
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