JP2022135646A - 基板支持台及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板支持台上の複数の消耗部材それぞれを交換することができ、且つ、複数の消耗部材の一部を他の消耗部材とは独立して交換する。【解決手段】基板支持台であって、基板が載置される基板載置面と、消耗部材が複数載置される部材載置面と、を有し、複数の前記消耗部材それぞれについて、前記部材載置面に対して昇降し当該消耗部材にのみ係合し他の前記消耗部材とは係合しないリフタを有し、前記リフタを他の前記リフタとは独立して昇降させる昇降機構を有し、前記リフタ間で、前記昇降機構の少なくとも一部を共有する。【選択図】図4

Description

本開示は、基板支持台及びプラズマ処理装置に関する。
特許文献1には、処理室の内部に設けられる載置台に載置される基板にプラズマ処理を行うことが可能なプラズマ処理装置に用いられ、基板の周囲を取り囲むように載置台に載置されるフォーカスリングを交換するフォーカスリング交換方法が開示されている。このフォーカスリング交換方法は、処理室を大気開放することなく、フォーカスリングを搬送する搬送装置により処理室内からフォーカスリングを搬出する搬出ステップと、処理室を大気開放することなく、上記搬送装置により処理室内にフォーカスリングを搬入し、載置台に載置する搬入ステップと、を有する。
特開2018-10992号公報
本開示にかかる技術は、基板支持台上の複数の消耗部材それぞれを交換可能とし、且つ、複数の消耗部材の一部を他の消耗部材とは独立して交換可能とする。
本開示の一態様は、基板支持台であって、基板が載置される基板載置面と、消耗部材が複数載置される部材載置面と、を有し、複数の前記消耗部材それぞれについて、前記部材載置面に対して昇降し当該消耗部材にのみ係合し他の前記消耗部材とは係合しないリフタを有し、前記リフタを他の前記リフタとは独立して昇降させる昇降機構を有し、前記リフタ間で、前記昇降機構の少なくとも一部を共有する。
本開示によれば、基板支持台上の複数の消耗部材それぞれを交換することができ、且つ、複数の消耗部材の一部を他の消耗部材とは独立して交換することができる。
本実施形態にかかるプラズマ処理システムの構成の概略を示す平面図である。 図1の処理モジュールの構成の概略を示す縦断面図である。 第1リフタ及び第2リフタの配設位置の一例を説明するための図である。 昇降ユニットの構成の概略を示す側面図である。 図2の処理モジュールにおけるエッジリングの交換処理中の状態を示す図である。 図2の処理モジュールにおけるカバーリングの交換処理中の状態を示す図である。 昇降ユニットの他の例を示す側面図である。 図7の昇降ユニットの接続部材の平面図である。 図8の接続部材の係合部が第1リフタに係合するときの様子を示す図である。 図8の接続部材の係合部が第2リフタに係合するときの様子を示す図である。 リフタの種類が3以上の場合の昇降機構を説明するための図である。 接続部材に設けられる係合部の他の例を説明するための図である。 エッジリング及びカバーリングの他の例を説明するための断面図である。 第1リフタ及び第2リフタの配設位置の他の例を説明するための図である。 昇降ユニットの別の例を説明するための図である。 図14の昇降ユニットの接続部材の平面図である。 昇降ユニットの他の例を示す図である。
半導体デバイス等の製造プロセスでは、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)等の基板に対して、プラズマを用いて、エッチング等のプラズマ処理が行われる。プラズマ処理は、減圧された処理容器内の基板支持台に基板が載置された状態で行われる。
この基板支持台には、基板の他、定期的な交換が必要な消耗部材も載置される。消耗部材には、例えば、基板支持台上の基板に隣接するように配置されるエッジリングがある。エッジリングは、プラズマに晒されることによりエッチングされるため、交換が必要となる。特許文献1では、搬送装置を用いることで、処理室を大気開放することなく、エッジリングを交換している。
ところで、基板支持台には、エッジリングの他に、エッジリングの外側面を覆うように配置されるカバーリングが載置される場合がある。このカバーリングも、プラズマに晒されることによりエッチングされるため、定期的に交換するニーズ、すなわち、消耗部材として扱うニーズがある。また、エッジリングとカバーリングとでは、単位時間当たりのエッチング量等が互いに異なるため、適切な交換タイミングも異なってくる。
そこで、本開示にかかる技術は、エッジリング及びカバーリングのように基板支持台上に複数の消耗部材が載置される場合において、これら複数の消耗部材それぞれを交換可能とし、且つ、これら複数の消耗部材の一部を他の消耗部材とは独立して交換可能とする。
以下、本実施形態にかかる基板支持台及びプラズマ処理装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<プラズマ処理システム>
図1は、本実施形態にかかるプラズマ処理システムの構成の概略を示す平面図である。
図1のプラズマ処理システム1では、基板としてのウェハWに対して、プラズマを用いて例えばエッチング等のプラズマ処理を行う。
図1に示すようにプラズマ処理システム1は、大気部10と減圧部11とを有し、これら大気部10と減圧部11とがロードロックモジュール20、21を介して一体に接続されている。大気部10は、大気圧雰囲気下においてウェハWに所望の処理を行う大気モジュールを備える。減圧部11は、減圧雰囲気(真空雰囲気)下においてウェハWに所望の処理を行う処理モジュール60を備える。
ロードロックモジュール20、21は、ゲートバルブ(図示せず)を介して、大気部10に含まれるローダモジュール30と、減圧部11に含まれるトランスファモジュール50を連結するように設けられている。ロードロックモジュール20、21は、ウェハW、エッジリングEまたはカバーリングCを一時的に保持するように構成されている。また、ロードロックモジュール20、21は、内部を大気圧雰囲気と減圧雰囲気とに切り替えられるように構成されている。
大気部10は、後述する搬送装置40を備えたローダモジュール30と、フープ31a、31b、31cを載置するロードポート32とを有している。フープ31aは、複数のウェハWを保管可能なものであり、フープ31bは、複数のエッジリングEを保管可能なものであり、フープ31cは、複数のカバーリングCを保管可能なものである。なお、ローダモジュール30には、ウェハW、エッジリングE及びカバーリングCの水平方向の向きを調節するオリエンタモジュール(図示せず)、複数のウェハWを一時的に格納するバッファモジュール(図示せず)等が接続されていてもよい。
ローダモジュール30は矩形の筐体を有し、筐体の内部は大気圧雰囲気に維持されている。ローダモジュール30の筐体の長辺を構成する一側面には、複数、例えば5つのロードポート32が並設されている。ローダモジュール30の筐体の長辺を構成する他側面には、ロードロックモジュール20、21が並設されている。
ローダモジュール30の筐体の内部には、ウェハW、エッジリングE及びカバーリングCを搬送可能に構成された搬送装置40が設けられている。搬送装置40は、ウェハW、エッジリングE及びカバーリングCを搬送時に支持する搬送アーム41と、搬送アーム41を回転可能に支持する回転台42と、回転台42を搭載した基台43とを有している。また、ローダモジュール30の内部には、ローダモジュール30の長手方向に延伸するガイドレール44が設けられている。基台43はガイドレール44上に設けられ、搬送装置40はガイドレール44に沿って移動可能に構成されている。
減圧部11は、ウェハW、エッジリングE及びカバーリングCを搬送するトランスファモジュール50と、トランスファモジュール50から搬送されたウェハWに所望のプラズマ処理を行うプラズマ処理装置としての処理モジュール60を有している。トランスファモジュール50及び処理モジュール60の内部(具体的には後述の減圧搬送室51及びプラズマ処理チャンバ100の内部)はそれぞれ、減圧雰囲気に維持される。1つのトランスファモジュール50に対し、処理モジュール60は複数、例えば8つ設けられている。なお、処理モジュール60の数や配置は本実施形態に限定されず、任意に設定することができ、エッジリングE及びカバーリングCの交換が必要な少なくとも1つの処理モジュールが設けられていればよい。
トランスファモジュール50は、多角形状(図示の例では五角形状)の筐体を有する減圧搬送室51を含み、減圧搬送室51がロードロックモジュール20、21に接続されている。トランスファモジュール50は、ロードロックモジュール20に搬入されたウェハWを一の処理モジュール60に搬送すると共に、処理モジュール60で所望のプラズマの処理が行われたウェハWを、ロードロックモジュール21を介して大気部10に搬出する。また、トランスファモジュール50は、ロードロックモジュール20に搬入されたエッジリングEを一の処理モジュール60に搬送すると共に、処理モジュール60内の交換対象のエッジリングEを、ロードロックモジュール21を介して大気部10に搬出する。さらに、トランスファモジュール50は、ロードロックモジュール20に搬入されたカバーリングCを一の処理モジュール60に搬送すると共に、処理モジュール60内の交換対象のカバーリングCを、ロードロックモジュール21を介して大気部10に搬出する。
処理モジュール60は、ウェハWに対し、例えばエッチング等のプラズマ処理を行う。また、処理モジュール60は、ゲートバルブ61を介してトランスファモジュール50に接続されている。なお、この処理モジュール60の構成は後述する。
トランスファモジュール50の減圧搬送室51の内部には、ウェハW、エッジリングE及びカバーリングCを搬送可能に構成された搬送装置70が設けられている。搬送装置70は、前述の搬送装置40と同様、ウェハW、エッジリングE及びカバーリングCを搬送時に支持する搬送アーム71と、搬送アーム71を回転可能に支持する回転台72と、回転台72を搭載した基台73とを有している。また、トランスファモジュール50の減圧搬送室51の内部には、トランスファモジュール50の長手方向に延伸するガイドレール74が設けられている。基台73はガイドレール74上に設けられ、搬送装置70はガイドレール74に沿って移動可能に構成されている。
トランスファモジュール50では、ロードロックモジュール20内で保持されたウェハW、エッジリングEまたはカバーリングCを搬送アーム71が受け取り、処理モジュール60に搬入する。また、処理モジュール60内に保持されたウェハW、エッジリングEまたはカバーリングCを搬送アーム71が受け取り、ロードロックモジュール21に搬出する。
さらに、プラズマ処理システム1は制御装置80を有する。一実施形態において、制御装置80は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理システム1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御装置80は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理システム1の他の要素それぞれを制御するように構成され得る。一実施形態において、制御装置80の一部又は全てがプラズマ処理システム1の他の要素に含まれてもよい。制御装置80は、例えばコンピュータ90を含んでもよい。コンピュータ90は、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)91、記憶部92、及び通信インターフェース93を含んでもよい。処理部91は、記憶部92に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部92は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース93は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理システム1の他の要素との間で通信してもよい。
<プラズマ処理システム1のウェハ処理>
次に、以上のように構成されたプラズマ処理システム1を用いて行われるウェハ処理について説明する。
まず、搬送装置40によって、所望のフープ31aからウェハWが取り出され、ロードロックモジュール20に搬入される。その後ロードロックモジュール20内が密閉され、減圧される。その後、ロードロックモジュール20の内部とトランスファモジュール50の内部が連通される。
次に、搬送装置70によってウェハWが保持され、ロードロックモジュール20からトランスファモジュール50に搬送される。
次に、ゲートバルブ61が開放され、搬送装置70によって所望の処理モジュール60にウェハWが搬入される。その後、ゲートバルブ61が閉じられ、処理モジュール60においてウェハWに所望の処理が行われる。なお、この処理モジュール60においてウェハWに対して行われる処理については後述する。
次に、ゲートバルブ61が開放され、搬送装置70によって処理モジュール60からウェハWが搬出される。その後、ゲートバルブ61が閉じられる。
次に、搬送装置70によって、ロードロックモジュール21にウェハWが搬入される。ロードロックモジュール21にウェハWが搬入されると、ロードロックモジュール21内が密閉され、大気開放される。その後、ロードロックモジュール21の内部とローダモジュール30の内部が連通される。
次に、搬送装置40によってウェハWが保持され、ロードロックモジュール21からローダモジュール30を介して所望のフープ31aに戻されて収容される。これで、プラズマ処理システム1における一連のウェハ処理が終了する。
なお、エッジリングEの交換時における、フープ31bと所望の処理モジュール60との間でのエッジリングEの搬送は、上述のウェハ処理時における、フープ31aと所望の処理モジュール60との間でのウェハWの搬送と同様に行われる。カバーリングCの交換時における、フープ31cと所望の処理モジュール60との間でのカバーリングCの搬送についても同様である。
<処理モジュール60>
続いて、処理モジュール60について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、処理モジュール60の構成の概略を示す縦断面図である。図3は、後述の第1リフタ及び第2リフタの配設位置の一例を説明するための図である。
図2に示すように、処理モジュール60は、処理容器としてのプラズマ処理チャンバ100、ガス供給部130、RF(Radio Frequency:高周波)電力供給部140及び排気システム150を含む。さらに、処理モジュール60は、基板支持台としてのウェハ支持台101及び上部電極102を含む。
ウェハ支持台101は、減圧可能に構成されたプラズマ処理チャンバ100内のプラズマ処理空間100sの下部領域に配置される。上部電極102は、ウェハ支持台101の上方に配置され、プラズマ処理チャンバ100の天部(ceiling)の一部として機能し得る。
ウェハ支持台101は、プラズマ処理空間100sにおいてウェハWを支持するように構成される。ウェハ支持台101は、下部電極103、静電チャック104、支持体105、絶縁体106及びウェハ用リフタ107を含む。図示は省略するが、一実施形態において、ウェハ支持台101は、静電チャック104及びウェハWのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、冷媒、伝熱ガスのような温調流体が流れる。
下部電極103は、例えばアルミニウム等の導電性材料で形成されている。一実施形態において、上述の温調モジュールは下部電極103に設けられていてもよい。
静電チャック104は、下部電極103上に設けられている。静電チャック104には、ウェハWと、第1消耗部材の一例であるエッジリングEと、が載置される。また、静電チャック104は、ウェハWとエッジリングEとの両方を静電力により吸着保持する。静電チャック104において周縁部の上面に比べて中央部の上面が高く形成されている。静電チャック104の中央部の上面104aには、ウェハWが載置される。静電チャック104の周縁部の上面104bには、エッジリングEが載置される。
エッジリングEは、静電チャック104に載置された(具体的には静電チャック104の中央部の上面104aに載置された)ウェハWを囲むように配置される部材である。エッジリングEは、環状に形成され、より具体的には、平面視円環状に形成されている。また、エッジリングEの材料には例えばSiやSiCが用いられる。
静電チャック104の中央部には、ウェハWを静電吸着により保持するための電極108が設けられている。静電チャック104の周縁部には、エッジリングEを静電吸着により保持するための電極109が設けられている。静電チャック104は、絶縁材料からなる絶縁材の間に電極108、109を挟んだ構成を有する。
電極108には、直流電源(図示せず)からの直流電圧が印加される。これにより生じる静電力により、静電チャック104の中央部の上面104aにウェハWが吸着保持される。同様に、電極109には、直流電源(図示せず)からの直流電圧が印加される。これにより生じる静電力により、静電チャック104の周縁部の上面104bにエッジリングEが吸着保持される。電極109は、例えば、一対の電極109a、109bを含む双極型である。
本実施形態において、電極108が設けられる静電チャック104の中央部と、電極109が設けられる周縁部とは一体となっているが、これら中央部と周縁部とは別体であってもよい。
また、本実施形態において、エッジリングEを吸着保持するための電極109は、双極型であるものとしたが、単極型であってもよい。
また、静電チャック104の中央部は、例えば、ウェハWの直径よりも小径に形成されており、ウェハWが静電チャック104の中央部の上面104aに載置されたときに、ウェハWの周縁部が静電チャック104の中央部から張り出すようになっている。
なお、エッジリングEは、その上部に段差が形成されており、外周部の上面が内周部の上面より高く形成されている。エッジリングEの内周部は、静電チャック104の中央部から張り出したウェハWの周縁部の下側にもぐり込むように形成されている。つまり、エッジリングEは、その内径が、ウェハWの外径よりも小さく形成されている。
図示は省略するが、静電チャック104の中央部の上面104aには、当該上面104aに載置されたウェハWの裏面に伝熱ガスを供給するため、ガス供給穴が形成されている。ガス供給穴からは、ガス供給部(図示せず)からの伝熱ガスが供給される。ガス供給部は、1又はそれ以上のガスソース及び1又はそれ以上の圧力制御器を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部は、例えば、ガスソースからの伝熱ガスを、圧力制御器を介して伝熱ガス供給穴に供給するように、構成される。
支持体105は、例えば石英等を用いて、平面視環状に形成された部材であり、下部電極103を支持する。また、支持体105の上面105aには、第2消耗部材の一例であるカバーリングCが載置される。
カバーリングCは、エッジリングEの外側面を覆う部材である。カバーリングCは、環状に形成され、より具体的には、平面視円環状に形成されている。本例では、カバーリングCは、平面視でエッジリングEと重ならないように形成され配置されている。
静電チャック104の中央部の上面104aは、ウェハWが載置される基板載置面となり、静電チャック104の周縁部の上面104b及び支持体105の上面105aは、消耗部材が複数(本例ではエッジリングE及びカバーリングCの2つ)載置される部材載置面となる。
絶縁体106は、セラミック等で形成された円筒状の部材であり、支持体105を支持する。絶縁体106は、例えば、支持体105の外径と同等の外径を有するように形成され、支持体105の周縁部を支持する。
ウェハ用リフタ107は、静電チャック104の中央部の上面104aに対して昇降する部材であり、例えば、セラミックを材料として柱状に形成される。ウェハ用リフタ107は、上昇したときに、その上端が上記上面104aから突出し、ウェハWを支持することが可能である。このウェハ用リフタ107により、ウェハ支持台101と搬送装置70の搬送アーム71との間でウェハWを受け渡すことができる。
なお、ウェハ用リフタ107は、互いに間隔を空けて3本以上設けられている。
ウェハ用リフタ107は、昇降機構(図示せず)によって昇降する。昇降機構は、ウェハ用リフタ107の昇降を駆動するため、例えばモータを有する。
ウェハ用リフタ107は、静電チャック104の中央部の上面104aに上端が開口する挿通孔110に挿通される。挿通孔110は、例えば、静電チャック104の中央部の上面104aから下方に延び下部電極103の底面まで至るように形成されている。言い換えると、挿通孔110は、例えば、静電チャック104の中央部及び下部電極103を貫通するように形成されている。
ウェハ支持台101は、さらに、前述の部材載置面に対して、1以上の消耗部材を、他の消耗部材とは独立して昇降させる昇降ユニットUを含む。
本例において、昇降ユニットUは、エッジリングE及びカバーリングCを、前述の部材載置面に対して互いに独立に昇降させる。
昇降ユニットUは、エッジリングEを、静電チャック104の周縁部の上面104bに対して、カバーリングCとは独立に昇降させる第1昇降ユニットU1と、カバーリングCを、支持体105の上面105aに対して、エッジリングEとは独立に昇降させる第2昇降ユニットU2と、を有する。
また、昇降ユニットUは、エッジリングE及びカバーリングCという複数の消耗部材それぞれについて、リフタを有する。具体的には、第1昇降ユニットU1が、前述の部材載置面に対して昇降し、エッジリングEにのみ係合しカバーリングCとは係合しない第1リフタ111を有し、第2昇降ユニットU2が、前述の部材載置面に対して昇降し、カバーリングCにのみ係合しエッジリングEとは係合しない第2リフタ112を有する。
そして、本実施形態においては、リフタを他の種類のリフタとは独立して昇降させる昇降機構を複数種類のリフタ間で共有している。具体的には、第1リフタ111及び第2リフタ112を互いに独立して昇降させる後述の昇降機構を、第1リフタ111と第2リフタ112との間で共有している。
第1リフタ111は、具体的には、静電チャック104の周縁部の上面104bに対して昇降する。第1リフタ111は、上昇したときに、その上端が上記上面104bから突出し、エッジリングEを支持することが可能である。エッジリングEを支持した第1リフタ111が昇降することにより、エッジリングEが昇降する。この第1リフタ111により、ウェハ支持台101と搬送装置70の搬送アーム71との間で、エッジリングEを受け渡すことができる。
第1リフタ111は、静電チャック104の周縁部の上面104bに上端が開口する挿通孔113に挿通される。挿通孔113は、例えば、静電チャック104の周縁部の上面104bから下方に延び下部電極103の底面まで至るように形成されている。言い換えると、挿通孔113は、例えば、静電チャック104の周縁部及び下部電極103を貫通するように形成されている。
第2リフタ112は、具体的には、支持体105の上面105aに対して昇降する。第2リフタ112は、上昇したときに、その上端が上記上面105aから突出し、カバーリングCを支持することが可能である。カバーリングCを支持した第2リフタ112が昇降することにより、カバーリングCを昇降する。この第2リフタ112により、ウェハ支持台101と搬送装置70の搬送アーム71との間で、カバーリングCを受け渡すことができる。
第2リフタ112は、支持体105の上面105aに上端が開口する挿通孔114に挿通される。挿通孔114は、例えば、支持体105を貫通するように形成されている。
第1リフタ111及び第2リフタ112はそれぞれ、例えばアルミナや石英、SUS等を材料として柱状に形成される。第1リフタ111及び第2リフタ112のより具体的な形状については後述する。
また、第1リフタ111及び第2リフタ112はそれぞれ、図3に示すように、互いに間隔を空けて3本以上(図の例では3本)設けられている。第1リフタ111及び第2リフタ112それぞれの配設位置は、搬送装置70の搬送アーム71と干渉しない位置であればよい。
例えば、平面視で、第1リフタ111が、同一円周上に配設され、第2リフタ112が、第1リフタ111より外側の円周上に設けられる。また、第2リフタ112は、例えば、平面視で、静電チャック104の径方向に沿って延び且つ最も近い第1リフタ111を通る直線上に設けられる。
図2の説明に戻る。
上部電極102は、ガス供給部130からの1又はそれ以上の処理ガスをプラズマ処理空間100sに供給するシャワーヘッドとしても機能する。一実施形態において、上部電極102は、ガス入口102a、ガス拡散室102b、及び複数のガス出口102cを有する。ガス入口102aは、例えば、ガス供給部130及びガス拡散室102bと流体連通している。複数のガス出口102cは、ガス拡散室102b及びプラズマ処理空間100sと流体連通している。一実施形態において、上部電極102は、1又はそれ以上の処理ガスをガス入口102aからガス拡散室102b及び複数のガス出口102cを介してプラズマ処理空間100sに供給するように構成される。
ガス供給部130は、1又はそれ以上のガスソース131及び1又はそれ以上の流量制御器132を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部130は、例えば、1又はそれ以上の処理ガスを、それぞれに対応のガスソース131からそれぞれに対応の流量制御器132を介してガス入口102aに供給するように構成される。各流量制御器132は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部130は、1又はそれ以上の処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
RF電力供給部140は、RF電力、例えば1又はそれ以上のRF信号を、下部電極103、上部電極102、又は、下部電極103及び上部電極102の双方のような1又はそれ以上の電極に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間100sに供給された1又はそれ以上の処理ガスからプラズマが生成される。したがって、RF電力供給部140は、プラズマ処理チャンバにおいて1又はそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。RF電力供給部140は、例えば、2つのRF生成部141a、141b及び2つの整合回路142a、142bを含む。一実施形態において、RF電力供給部140は、第1のRF信号を第1のRF生成部141aから第1の整合回路142aを介して下部電極103に供給するように構成される。例えば、第1のRF信号は、27MHz~100MHzの範囲内の周波数を有してもよい。
また、一実施形態において、RF電力供給部140は、第2のRF信号を第2のRF生成部141bから第2の整合回路142bを介して下部電極103に供給するように構成される。例えば、第2のRF信号は、400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数を有してもよい。代わりに、第2のRF生成部141bに代えて、DC(Direct Current)パルス生成部を用いてもよい。
さらに、図示は省略するが、本開示においては他の実施形態が考えられる。例えば、代替実施形態において、RF電力供給部140は、第1のRF信号をRF生成部から下部電極103に供給し、第2のRF信号を他のRF生成部から下部電極103に供給し、第3のRF信号をさらに他のRF生成部から下部電極103に供給するように構成されてもよい。加えて、他の代替実施形態において、DC電圧が上部電極102に印加されてもよい。
またさらに、種々の実施形態において、1又はそれ以上のRF信号(すなわち、第1のRF信号、第2のRF信号等)の振幅がパルス化又は変調されてもよい。振幅変調は、オン状態とオフ状態との間、あるいは、2又はそれ以上の異なるオン状態の間でRF信号振幅をパルス化することを含んでもよい。
排気システム150は、例えばプラズマ処理チャンバ100の底部に設けられた排気口100eに接続され得る。排気システム150は、圧力弁及び真空ポンプを含んでもよい。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、粗引きポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
<処理モジュール60のウェハ処理>
次に、処理モジュール60を用いて行われるウェハ処理の一例について説明する。なお、処理モジュール60では、ウェハWに対して、例えばエッチング処理等の処理を行う。
先ず、搬送装置70により、プラズマ処理チャンバ100の内部にウェハWが搬入され、リフタ107の昇降により静電チャック104上にウェハWが載置される。その後、静電チャック104の電極108に直流電圧が印加され、これにより、ウェハWが、静電力によって静電チャック104に静電吸着され、保持される。また、ウェハWの搬入後、排気システム150によってプラズマ処理チャンバ100の内部が所定の真空度まで減圧される。
次に、ガス供給部130から上部電極102を介してプラズマ処理空間100sに処理ガスが供給される。また、RF電力供給部140からプラズマ生成用の高周波電力HFが下部電極103に供給され、これにより、処理ガスを励起させて、プラズマを生成する。この際、RF電力供給部140からイオン引き込み用の高周波電力LFが供給されてもよい。そして、生成されたプラズマの作用によって、ウェハWにプラズマ処理が施される。
なお、プラズマ処理中、静電チャック104に吸着保持されたウェハW及びエッジリングEの底面に向けて、伝熱ガス供給路(図示せず)を介して、HeガスやArガス等の伝熱ガスが供給される。
プラズマ処理を終了する際には、RF電力供給部140からの高周波電力HFの供給及びガス供給部130からの処理ガスの供給が停止される。プラズマ処理中に高周波電力LFを供給していた場合には、当該高周波電力LFの供給も停止される。次いで、静電チャック104によるウェハWの吸着保持が停止される。また、ウェハWの底面への伝熱ガスの供給が停止されるようにしてもよい。
その後、リフタ107によりウェハWを上昇させ、静電チャック104からウェハWを離脱させる。この離脱の際には、ウェハWの除電処理を行ってもよい。そして、搬送装置70によって、プラズマ処理チャンバ100からウェハWを搬出して、一連のウェハ処理が終了する。
<昇降ユニットU>
続いて、昇降ユニットUについて、図4を用いて説明する。図4は、昇降ユニットUの構成の概略を示す側面図であり、昇降ユニットU以外については断面で示している。
本実施形態においては、昇降ユニットUが、第1リフタ111及び第2リフタ112を互いに独立して昇降させる昇降機構200を有しており、この昇降機構200を、第1昇降ユニットU1と第2昇降ユニットU2との間、すなわち、第1リフタ111と第2リフタ112との間で、共有している。以下、昇降機構200について、第1リフタ111及び第2リフタ112と、これらが挿通される挿通孔113、114と共に説明する。
第1リフタ111は、例えば、所定の半径の棒状に形成された小径部301を上側に有し、さらに、小径部301から連続する、棒状に形成された大径部302を下側に有する。大径部302は、平面視で小径部301より大径に形成されている。大径部302の外側面には、フランジ303が形成されていてもよい。
第1リフタ111が挿通される挿通孔113は、第1リフタ111に対応した形状に形成されている。また、挿通孔113を形成する壁面からは、最下降位置に位置する第1リフタ111を支持する支持壁311が突出している。支持壁311は、例えば、挿通孔113を形成する下部電極103の壁面から突出するように設けられている。支持壁311は、第1リフタ111のフランジ303と当接し係合することにより、第1リフタ111を支持する。支持壁311は、第1リフタ111を支持可能に構成された第1支持部の一例であり、上記第1支持部は他の位置に設けられていてもよい。
第2リフタ112は、例えば、第1リフタ111と同様な形状に形成されている。具体的には、第2リフタ112は、例えば、所定の半径の棒状に形成された小径部401を上側に有し、さらに、小径部401から連続する、棒状に形成された大径部402を下側に有する。大径部402は、平面視で小径部401より大径に形成されている。大径部402の外側面には、フランジ403が形成されていてもよい。
第2リフタ112が挿通される挿通孔114は、第2リフタ112に対応した形状に形成され、例えば、挿通孔113と同様な形状に形成されている。挿通孔114を形成する壁面からは、最下降位置の第2リフタ112を支持する支持壁411が突出している。支持壁411は、例えば挿通孔114を形成する支持体105の壁面から突出するように設けられている。支持壁411は、第2リフタ112のフランジ403と当接し係合することにより、第2リフタ112を支持する。支持壁411は、第2リフタ112を支持可能に構成された第2支持部の一例であり、上記第2支持部は他の位置に設けられていてもよい。
昇降機構200は、例えば、1の第1リフタ111及び1の第2リフタ112のセット毎に、設けられる。また、昇降機構200は、複数の消耗部材のうちの一部(の消耗部材)に対するリフタに選択的に係合する係合部を有し、具体的には、複数の消耗部材のいずれかに対するリフタに選択的に係合する係合部を有し、より具体的には、例えば、第1リフタ111または第2リフタ112に選択的に係合する係合部を有する。上記係合部とは、具体的には、例えば、後述の支持部材212の上端213である。
さらに、昇降機構200は、上記係合部を昇降させる第1アクチュエータ201と、上記係合部を水平方向に移動させる第2アクチュエータ202と、を有する。第2アクチュエータ202は、水平方向における、所望のリフタに上記係合部が係合する位置に、上記係合部を移動させ、第1アクチュエータ201は、上記所望のリフタが係合した上記係合部を昇降させる。
第1アクチュエータ201は、上記係合部を昇降させるための駆動力を発生する駆動源(図示せず)として、DCモータ、ステッピングモータ、リニアモータ等のモータ、ピエゾアクチュエータ、エア駆動源等を有する。第2アクチュエータ202も、同様に、上記係合部を水平方向に移動させるための駆動力を発生する駆動源(図示せず)として、モータ、ピエゾアクチュエータ、エア駆動源等を有する。なお、第1アクチュエータ201及び第2アクチュエータ202は、例えば大気圧雰囲気下となる領域に設けられる。
第1アクチュエータ201には、接続部材211が接続され、当該接続部材211を昇降させる。具体的には、第1アクチュエータ201は、上下方向に延びる昇降軸203を有し、昇降軸203に接続部材211が接続されており、昇降軸203を介して接続部材211を昇降させる。
接続部材211は、例えば、水平方向に延びる細い平板状に形成されている。
第2アクチュエータ202には、支持部材212が接続され、当該支持部材212を水平方向に移動させる。具体的には、第2アクチュエータ202は、水平方向に延びる移動軸204を有し、移動軸204に支持部材212が接続されており、移動軸204を介して、支持部材212を水平方向に移動させる。一例においては、第2アクチュエータ202は、支持部材212を、水平方向であって第1リフタ111及び第2リフタ112が並ぶ方向(以下、「リフタ並び方向」という。)に、直線的に移動させる。
支持部材212は、例えば、所定の半径の棒状に形成されて、上下方向に延在するように設けられる。この支持部材212に、第1リフタ111または第2リフタ112に選択的に係合する係合部が設けられている。具体的には、例えば、支持部材212の上端213が、第1リフタ111または第2リフタ112に選択的に係合する係合部となっている。
また、支持部材212は、水平方向に移動可能に接続部材211に支持されている。接続部材211は、支持部材212を、水平方向且つリフタ並び方向に移動可能に支持するため、例えばスラスト軸受を有する。
第2アクチュエータ202は、支持部材212を水平方向に移動させることにより、係合部としての支持部材212の上端213を水平方向に移動させる。また、第1アクチュエータ201が、接続部材211を昇降させることにより、係合部としての支持部材212の上端213を昇降させる。
上述のような構成を有する昇降機構200では、水平方向における第1リフタ111または第2リフタ112に係合する位置に、支持部材212の上端213が移動するよう、第2アクチュエータ202が、支持部材212を水平移動させる。そして、昇降機構200では、第1リフタ111または第2リフタ112が係合した支持部材212の上端213が昇降するよう、第1アクチュエータ201が、接続部材211を昇降させる。このようにして、昇降機構200は、第1リフタ111または第2リフタ112のいずれか一方を選択的に昇降させる。
<処理モジュール60におけるエッジリングEの交換処理>
次に、処理モジュール60におけるエッジリングEの交換処理の一例について図5を用いて説明する。図5は、上記交換処理中の状態を示す図である。なお、以下の処理は、制御装置80による制御の下、行われる。
まず、全ての第1リフタ111それぞれについて、当該第1リフタ111の下方の位置に、対応する支持部材212が、第2アクチュエータ202により、水平移動される。
続いて、全ての第1リフタ111それぞれについて、対応する支持部材212が、接続部材211を介して、第1アクチュエータ201により、上昇される。これにより、第1リフタ111それぞれの、挿通孔113から露出した下端が、支持部材212の上端213と係合する。係合後も、支持部材212が第1アクチュエータ201によって上昇されることにより、第1リフタ111それぞれが、静電チャック104の周縁部の上面104bから突出し、上記上面104bから第1リフタ111へエッジリングEが受け渡される。その後も、支持部材212が第1アクチュエータ201によって上昇されることにより、図5に示すように、エッジリングEが、上記上面104bの上方へ移動する。
次いで、プラズマ処理システム1の真空雰囲気のトランスファモジュール50から、減圧されたプラズマ処理チャンバ100内に、搬入出口(図示せず)を介して、搬送アーム71が挿入される。そして、静電チャック104の周縁部の上面104bと、エッジリングEとの間に、搬送アーム71が移動される。
その後、支持部材212が第1アクチュエータ201によって下降されることにより、第1リフタ111が下降し、第1リフタ111から搬送アーム71へ、エッジリングEが受け渡される。支持部材212の下降は、第1リフタ111の上端が挿通孔113内に収まるまで行われる。
そして、搬送アーム71がプラズマ処理チャンバ100から抜き出され、エッジリングEがプラズマ処理チャンバ100から搬出される。
これで、エッジリングEの交換処理におけるエッジリングEの取り外し処理が完了する。続いて、新しいエッジリングEの取り付け処理が行われる。この取り付け処理は、上述の取り外し処理と逆の手順で行われる。
<処理モジュール60におけるカバーリングCの交換処理>
次に、処理モジュール60におけるカバーリングCの交換処理の一例について図6を用いて説明する。図6は、上記交換処理中の状態を示す図である。なお、以下の処理は、制御装置80による制御の下、行われる。
まず、全ての第2リフタ112それぞれについて、当該第2リフタ112の下方の位置に、対応する支持部材212が、第2アクチュエータ202により、水平移動される。
続いて、全ての第2リフタ112それぞれについて、対応する支持部材212が、接続部材211を介して、第1アクチュエータ201により、上昇される。これにより、第2リフタ112それぞれの、挿通孔114から露出した下端が、支持部材212の上端213と係合する。係合後も、支持部材212が第1アクチュエータ201によって上昇されることにより、第2リフタ112それぞれが、支持体105の上面105aから突出し、上記上面105aから第2リフタ112へカバーリングCが受け渡される。その後も、支持部材212が第1アクチュエータ201によって上昇されることにより、図6に示すように、カバーリングCが、上記上面105aの上方へ移動する。
次いで、プラズマ処理システム1の真空雰囲気のトランスファモジュール50から、減圧されたプラズマ処理チャンバ100内に、搬入出口(図示せず)を介して、搬送アーム71が挿入される。そして、支持体105の上面105aと、カバーリングCとの間に、搬送アーム71が移動される。
その後、支持部材212が第1アクチュエータ201によって下降されることにより、第2リフタ112が下降し、第2リフタ112から搬送アーム71へ、カバーリングCが受け渡される。支持部材212の下降は、第2リフタ112の上端が挿通孔114内に収まるまで行われる。
そして、搬送アーム71がプラズマ処理チャンバ100から抜き出され、カバーリングCがプラズマ処理チャンバ100から搬出される。
これで、カバーリングCの交換処理におけるカバーリングCの取り外し処理が完了する。続いて、新しいカバーリングCの取り付け処理が行われる。この取り付け処理は、上述の取り外し処理と逆の手順で行われる。
以上のように、本実施形態によれば、エッジリングEとカバーリングCという複数の消耗部材それぞれを交換することができ、且つ、上記複数の消耗部材の一部を他の消耗部材とは独立して交換することができる。具体的には、本実施形態によれば、エッジリングEとカバーリングCとを選択的に交換することができる。
また、本実施形態では、複数の消耗部材それぞれについてリフタを設けており、具体的には、エッジリングE用とカバーリングC用との両方についてリフタ(第1リフタ111、第2リフタ112)を設けている。このように消耗部材それぞれについてリフタを設ける場合において、本実施形態と異なり、リフタを他のリフタと独立して昇降させる昇降機構をリフタ毎に設けるとすると、当該昇降機構の配設スペースを広げなければならない場合がある。それに対し、本実施形態では、消耗部材毎に設けられたリフタ間で、具体的には、エッジリングE用の第1リフタ111とカバーリングC用の第2リフタ112との間で、昇降機構200を共有している。したがって、昇降機構200は、当該昇降機構200の配設スペースの大型化を抑制することができる。言い換えると、本実施形態によれば、複数の消耗部材それぞれについてリフタを設けても、ウェハ支持台101及び処理モジュール60の大型を抑制することができる。
<変形例>
図7は、昇降ユニットの他の例を示す側面図である。図8は、図7の昇降ユニットの接続部材の平面図である。図9及び図10はそれぞれ、図8の接続部材の係合部が、第1リフタ及び第2リフタに係合するときの様子を示す図である。
図4等に示した昇降ユニットUの昇降機構200では、第1リフタ111または第2リフタ112に選択的に係合する係合部が支持部材212に設けられていた。それに対し、図7の昇降ユニットUaの昇降機構200aでは、複数の消耗部材のうちの一部(の消耗部材)に対するリフタに選択的に係合する係合部(具体的には第1リフタ111aまたは第2リフタ112aに選択的に係合する係合部220)が、接続部材211aに設けられている。また、昇降機構200aでは、第2アクチュエータ202aが、接続部材211aを水平方向に移動させることにより、係合部220を水平方向に移動させ、第1アクチュエータ201が、接続部材211aを昇降させることにより、係合部220を昇降させる。
この場合、例えば、第1リフタ111a及び第2リフタ112aそれぞれが、延出部321、421を有する。延出部321は、第1リフタ111aが支持壁311によって支持された状態で、下部電極103の下面より下方に延び出し、延出部421は、第2リフタ112aが支持壁411によって支持された状態で、支持体105の下面より下方に延び出す。
延出部321は、所定の半径の棒状に形成された太部322を上側に有し、さらに、太部322から連続する、棒状に形成された細部323を下側に有する。細部323は、平面視で太部322より小径に形成されている。
また、延出部421は、所定の半径の棒状に形成された太部422を上側に有し、さらに、太部422から連続する、棒状に形成された細部423を下側に有する。細部423は、平面視で太部422より小径に形成されている。
昇降ユニットUaでは、第2アクチュエータ202aが、接続部材211aに接続され、当該接続部材211aを水平方向に移動させる。具体的には、第2アクチュエータ202aが、水平方向に延びる移動軸204aを有し、移動軸204aに接続部材211aが接続されており、移動軸204aを介して接続部材211aを移動させる。一例においては、第2アクチュエータ202aは、接続部材211aを、水平方向且つリフタ並び方向に、直線的に移動させる。
接続部材211aは、水平方向に移動可能に、第1アクチュエータ201に接続されている。一例においては、接続部材211aは、水平方向且つリフタ並び方向に直線的に移動可能に、第1アクチュエータ201の昇降軸203に支持されている。
また、接続部材211aが水平方向且つリフタ並び方向に直線的に移動される場合、接続部材211aの係合部220は、例えば、図8に示すように、一対の支持部221を有する。図8の例では、X方向正側に第1リフタ111aが位置し、X方向正側に第2リフタ112bが位置しているところ、一対の支持部221間は、平面視において、X方向正側端が開口しており、X方向負側端は塞がれている。また、一対の支持部221間の距離は、X方向正側において、第1リフタ111a及び第2リフタ112aの細部323、423の直径より大きく、第1リフタ111a及び第2リフタ112aの太部322、422の直径より小さくなっている。さらに、一対の支持部221のX方向負側は、第2リフタ112aの太部422が通過する通過孔222を形成している。
昇降機構200aは、第2リフタ112aを選択的に上昇させる場合、以下のように動作する。すなわち、図9に示すように、一対の支持部221の先端側が、第2リフタ112aの太部422の下方に位置し第1リフタ111aの太部322の下方には位置しないよう、第2アクチュエータ202aが、接続部材211aを水平方向且つリフタ並び方向に移動させる。そして、第1アクチュエータ201が、接続部材211aを上昇させることにより、一対の支持部221の先端側が、第2リフタ112aの太部422の底面に当接し係合する。その後も、第1アクチュエータ201が、接続部材211aを昇降させることにより、第2リフタ112aのみが上昇する。
一方、昇降機構200aは、第1リフタ111aを選択的に上昇させる場合、以下のように動作する。すなわち、図10に示すように、一対の支持部221の先端側が、第1リフタ111aの太部322の下方に位置し、通過孔222が、第2リフタ112aの太部322の下方に位置するよう、第2アクチュエータ202aが、接続部材211aを水平方向且つリフタ並び方向に移動させる。そして、第1アクチュエータ201が、接続部材211aを上昇させることにより、一対の支持部221の先端側が、第1リフタ111aの太部322の底面に当接し係合する。この際、通過孔222が存在するため、一対の支持部は、第2リフタ112には当接しない。その後も、第1アクチュエータ201が、接続部材211aを昇降させることにより、第1リフタ111aのみが上昇する。
なお、図7~図10の例は、ウェハ支持台101に、エッジリングEとカバーリングCという2つの消耗部材が載置される場合の例である。ただし、ウェハ支持台101には、3以上の消耗部材が載置され、消耗部材それぞれについてリフタが設けられる場合がある。この場合、昇降機構200aの係合部220の形状として適切なものを採用し、且つ、接続部材211aを昇降させるときの接続部材211aの駆動位置(すなわち水平方向位置)を適切に設定すれば、任意の1種類以上のリフタを係合部220に選択的に係合させ昇降機構200aで選択的に昇降させることができる。
例えば、エッジリングE及びカバーリングCの他に、消耗部材が1つウェハ支持台101に載置される場合であって、図11に示すように、他の消耗部材に対するリフタとして、第1リフタ111a等と同様な形状の第3リフタ450が、第1リフタ111aと第2リフタ112aとの間に設けられる場合がある。この場合、図7等に示した形状の係合部220(及び接続部材211a)を採用することで、当該係合部220に、第1リフタ111aと第3リフタ450とを同時に係合させたり、第2リフタ112aと第3リフタ450とを同時に係合させたりすることができる。つまり、当該係合部220を有する昇降機構200aによって、第1リフタ111aと第3リフタ450とを同時に昇降させたり、第2リフタ112aと第3リフタ450とを同時に昇降させたりすることができる。また、上述の場合、係合部220の形状によっては、第1リフタ111a、第2リフタ112a及び第3リフタ450のうちのいずれか1つのみを、係合部220に選択的に係合させ、選択的に昇降させることができる。
なお、任意の2種類以上のリフタを係合部220に選択的に係合させ昇降機構200aで選択的に同時に昇降させることができれば、複数の消耗部材を同時に交換することができる。
図12は、接続部に設けられる係合部の他の例を説明するための図である。
図7等に示した第1リフタ111aまたは第2リフタ112aではなく、図4等に示した第1リフタ111または第2リフタ112を用いる場合等においては、図12に示すような係合部220aを、第2アクチュエータ202aによって水平方向に移動される接続部材211bに設けてもよい。係合部220aは、所定の半径の棒状に形成されており、接続部材211bに固定され、その上端が、第1リフタ111または第2リフタ112に選択的に係合する。
図13は、エッジリング及びカバーリングの他の例を説明するための断面図である。図14は、第1リフタ及び第2リフタの配設位置の他の例を説明するための図である。図15は、昇降ユニットの別の例を説明するための図である。図16は、図15の昇降ユニットの接続部材の平面図である。
図13に示すように、エッジリングEa及びカバーリングCaは、平面視で互いに一部が重なるように形成されている場合がある。図13の例では、エッジリングEaの外周部が、カバーリングCの内周部の上方に位置するように、エッジリングEa及びカバーリングCaは形成され配設されている。
上述のようにエッジリングEa及びカバーリングCaが平面視で互いに一部が重なるように形成されている場合においては、図14に示すように、平面視で、第1リフタ111a及び第2リフタ112aが、エッジリングEa及びカバーリングCaが平面視で互いに一部が重なる領域に沿って、同一円周上に配設されていてもよい。
ただし、図3に示したように、第1リフタ及び第2リフタが異なる円周上に設けられる形態の方が、エッジリング及びカバーリングを平面視で互いに一部が重なる形状にする必要がないため、エッジリング及びカバーリングの形状の制約、エッジリング及びカバーリングの形状に起因するそれぞれの強度の制約の面で好ましい。
また、第1リフタ111a及び第2リフタ112aが上述のように同一円周上に配設される場合においては、図15に示すように、第1リフタ111aが挿通される挿通孔113a及び第2リフタ112bが挿通される挿通孔114は、例えば、その両方が支持体105’に形成される。
そして、カバーリングCaには、挿通孔113に対応する位置に貫通孔Ca1が形成されている。そのため、第1リフタ111aが上昇したときに、当該第1リフタ111aは、カバーリングCaの貫通孔Ca1を通過する。したがって、第1リフタ111aが上昇したときに、カバーリングCaと係合せずに、エッジリングEa(具体的にはその底面)と当接し、係合する。
また、本例のように、第1リフタ111a及び第2リフタ112aが配設される場合において、第1リフタ111a及び第2リフタ112aを選択的に昇降させる昇降機構として、図7に示した昇降機構200aを用いてもよいが、図15の昇降機構200bを用いてもよい。
図7に示した昇降機構200aでは、係合部220を水平方向に移動させる際、当該係合部220が設けられた接続部材211aを水平方向且つリフタ並び方向に直線的に移動させていた。それに対し、図15の昇降機構200bは、係合部220aを水平方向に移動させる際、係合部220aが設けられた接続部材211cを水平方向に回動させる。
接続部材211cは、水平面内で、第1アクチュエータ201aの昇降軸203aを中心として回動可能に、当該昇降軸203aに支持されている。
接続部材211cの回転は、例えば、第1アクチュエータ201aに駆動される。この場合、昇降軸203aは回転軸としても機能する。なお、接続部材211cの回転は、第1アクチュエータ201aとは別体のアクチュエータによって駆動されてもよい。
第1アクチュエータ201aが、接続部材211cの昇降及び回動の両方を駆動することにより、昇降機構200aの配設スペースの大型化をさらに抑制することができる。
また、接続部材211cを水平方向に回動させる場合、平面視で第1リフタ111aと第2リフタ112aの間となる位置に、接続部材211cが設けられている。接続部材211cの係合部220aは、例えば、図16に示すように、リフタ並び方向の両端に、係止部231を有する。係止部231はそれぞれ、所定の幅で内側に切り欠かれたような切り欠き232を有する。上記所定の幅とは、第1リフタ111a及び第2リフタ112aの細部323、423の直径より大きく、第1リフタ111a及び第2リフタ112aの太部322、422の直径より小さい幅である。
昇降機構200bは、第1リフタ111aを選択的に上昇させる場合、以下のように動作する。すなわち、第1リフタ111aに対応する係止部231が、第1リフタ111aの太部322の下方に位置するように、第1アクチュエータ201aが、接続部材211cを水平面内で回動させる。そして、第1アクチュエータ201aが、接続部材211cを上昇させることにより、上記対応する係止部231が、第1リフタ111aの太部322の底面に当接し係合する。その後も、第1アクチュエータ201aが、接続部材211cを昇降させることにより、第1リフタ111aのみが上昇する。
一方、昇降機構200bは、第2リフタ112aを選択的に上昇させる場合、以下のように動作する。すなわち、第2リフタ112aに対応する係止部231が、第2リフタ112aの太部422の下方に位置するように、第1アクチュエータ201aが、接続部材211cを水平面内で回動させる。そして、第1アクチュエータ201aが、接続部材211cを上昇させることにより、上記対応する係止部231が、第2リフタ112aの太部422の底面に当接し係合する。その後も、第1アクチュエータ201aが、接続部材211cを昇降させることにより、第2リフタ112aのみが上昇する。
なお、エッジリングEa及びカバーリングCaが平面視で互いに一部が重なるように形成されている場合の昇降ユニットUbでは、例えば、カバーリングCaがウェハ支持台101に載置されているか否かによらず、エッジリングEaをカバーリングCaと独立して昇降させることができる。そのため、カバーリングCaがウェハ支持台101に載置されているか否かによらず、エッジリングEaをカバーリングCaとは独立して交換することができる。
また、エッジリングEa及びカバーリングCaが平面視で互いに一部が重なるように形成されている場合の昇降ユニットUbでは、例えば、エッジリングEaがウェハ支持台101に載置されている場合、カバーリングCaをエッジリングEaと一体に昇降させる。そのため、エッジリングEaがウェハ支持台101に載置されている場合は、カバーリングCaの交換はエッジリングEaの交換と同時に行われる。
なお、昇降機構200bの係合部220bの形状は、第1リフタ及び第2リフタの形状によっては、図11に示した係合部220aのような形状であってもよい。
図17は、昇降ユニットの別の例を示す図である
以上の昇降ユニットの昇降機構は、複数のリフタの一部に選択的に係合する係合部を有していた。
それに対し、図17の昇降ユニットUcの昇降機構200cは、リフタ毎に、当該リフタに係合する係合部を有する。そして、昇降機構200cは、係合部それぞれを昇降させるための駆動力を発生する部分が一体化されたアクチュエータ501をさらに有する。つまり、昇降ユニットUcでは、リフタ間で、昇降機構200cの一部であるアクチュエータ501を共有している。以下、昇降機構200cをより具体的に説明する。
昇降機構200cは、アクチュエータ501の他、第1リフタ111に対応する支持部材511及び連結部材512と、第2リフタ112に対応する支持部材513及び連結部材514を有する。
アクチュエータ501は、第1リフタ111に対応する昇降軸502と、第2リフタ112に対応する昇降軸503と、を有する。
支持部材511及び支持部材513は、例えば、所定の半径の棒状に形成されて、上下方向に延在するように設けられる。
例えば、支持部材511の上端521が、第2リフタ112とは係合せず第1リフタ111と係合する第1係合部となる。支持部材511は、連結部材512を介して、アクチュエータ501の第1リフタ111に対応する昇降軸502に接続されている。
また、例えば、支持部材513の上端522が、第1リフタ111とは係合せず第2リフタ112と係合する第2係合部となる。支持部材513は、連結部材514を介して、アクチュエータ501の第2リフタ112に対応する昇降軸503に接続されている。
昇降機構200cでは、アクチュエータ501が、上記第1係合部を昇降させるための駆動力を発生する駆動源と上記第2係合部を昇降させるための駆動力を発生する駆動源とが一体化された駆動源を有する。そして、昇降機構200cでは、上記一体化された駆動源が、第1リフタ111と第2リフタ112との間で共有されている。なお、上記一体化された駆動源とは、DCモータ、ステッピングモータ、リニアモータ等のモータ、ピエゾアクチュエータ、エア駆動源等である。
昇降機構200cでは、支持部材511及び支持部材513のうち、支持部材511のみを、昇降軸502を介して昇降させることにより、第1リフタ111を選択的に昇降させることができ、エッジリングEを選択的に交換することができる。
また、昇降機構200cでは、支持部材511及び支持部材513のうち、支持部材513のみを、昇降軸503を介して昇降させることにより、第2リフタ112を選択的に昇降させることができ、カバーリングCを選択的に交換することができる。
さらに、昇降機構200cでは、支持部材511及び支持部材513の両方を、昇降軸502、503を介して昇降させることにより、第1リフタ111及び第2リフタ112を同時に昇降させることができ、エッジリングE及びカバーリングCを同時に交換することができる。
なお、第1リフタ111の選択的な昇降と、第2リフタ112の選択的な昇降と第1リフタ111及び第2リフタ112の同時昇降との切り換えは、アクチュエータ501に供給する、プラズマ処理システム1が設置された工場の用力(電力、エア等)により、行うことができる。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
101 ウェハ支持台
104a 上面
104b 上面
105a 上面
111 第1リフタ
111a 第1リフタ
112 第2リフタ
112a 第2リフタ
112b 第2リフタ
450 第3リフタ
200 昇降機構
200a 昇降機構
200b 昇降機構
200c 昇降機構
C カバーリング
Ca カバーリング
E エッジリング
Ea エッジリング
W ウェハ

Claims (13)

  1. 基板が載置される基板載置面と、
    消耗部材が複数載置される部材載置面と、を有し、
    複数の前記消耗部材それぞれについて、前記部材載置面に対して昇降し当該消耗部材にのみ係合し他の前記消耗部材とは係合しないリフタを有し、
    前記リフタを他の前記リフタとは独立して昇降させる昇降機構を有し、
    前記リフタ間で、前記昇降機構の少なくとも一部を共有する、基板支持台。
  2. 前記昇降機構は、
    前記複数の消耗部材のうちの一部に対する前記リフタに選択的に係合する係合部と、
    前記係合部を昇降させる第1アクチュエータと、
    前記係合部を水平方向に移動させる第2アクチュエータと、を有し、
    前記第2アクチュエータは、水平方向における、所望の前記リフタに前記係合部が係合する位置に、前記係合部を移動させ、
    前記第1アクチュエータは、前記所望の前記リフタが係合した前記係合部を昇降させる、請求項1に記載の基板支持台。
  3. 前記昇降機構は、
    前記第1アクチュエータに接続された接続部材と、
    水平方向に移動自在に前記接続部材に支持され、前記係合部が設けられ、前記第2アクチュエータに接続された支持部材と、をさらに有し、
    前記第2アクチュエータは、前記支持部材を水平方向に移動させることにより、前記係合部を水平方向に移動させ、
    前記第1アクチュエータは、前記接続部材を昇降させることにより、前記係合部を昇降させる、請求項2に記載の基板支持台。
  4. 前記昇降機構は、
    前記係合部が設けられ、水平方向に移動可能に前記第1アクチュエータに接続されると共に、前記第2アクチュエータに接続された接続部材をさらに有し、
    前記第2アクチュエータは、前記接続部材を水平方向に移動させることにより、前記係合部を水平方向に移動させ、
    前記第1アクチュエータは、前記接続部材を昇降させることにより、前記係合部を昇降させる、請求項3に記載の基板支持台。
  5. 前記第2アクチュエータは、前記接続部材を、前記リフタが並ぶ方向に、直線的に移動させる、請求項4に記載の基板支持台。
  6. 前記第2アクチュエータは、前記接続部材を回動させる、請求項4に記載の基板支持台。
  7. 前記係合部は、複数の前記リフタに同時に係合し、
    前記昇降機構は、前記係合部に係合した複数の前記リフタを同時に昇降させる、請求項2~6のいずれか1項に記載の基板支持台。
  8. 前記昇降機構は、
    前記リフタ毎に、当該リフタに係合する係合部を有し、
    前記係合部それぞれを昇降させるための駆動力を発生する部分が一体化されたアクチュエータをさらに有する、請求項1に記載の基板支持台。
  9. 前記リフタはそれぞれ、互いに間隔を空けて3本以上設けられている、請求項1~8のいずれか1項に記載の基板支持台。
  10. 前記消耗部材は、環状に形成されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の基板支持台。
  11. 前記複数の前記消耗部材は、
    前記基板載置面に載置された基板に隣接するように配置されるエッジリングと、
    前記エッジリングの外側面を覆うカバーリングと、を含む、請求項10に記載の基板支持台。
  12. 基板が載置される基板載置面と、
    消耗部材が複数載置される部材載置面と、
    前記部材載置面に対して、1以上の前記消耗部材を、他の前記消耗部材とは独立して昇降させる昇降ユニットと、を有する、基板支持台。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の基板支持台を有し、前記基板支持台上の基板に対しプラズマ処理を行うプラズマ処理装置。
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