JP2022134741A - 血液ポンプ - Google Patents

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基彦 能見
Motohiko Nomi
拓士 池田
Takushi Ikeda
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Abstract

【課題】患者の負担を軽減できる血液ポンプを提供することを目的とする。【解決手段】血液ポンプ100は、人工血管vの途中に埋め込まれ、人工血管vに連なる流入口11及び流出口12を有する袋状構造体10と、生体Pに移植され、袋状構造体10に隣接する筋組織20と、筋組織20を収縮又は弛緩させる電気刺激を送る制御装置30と、を備える。筋組織20は、袋状構造体10を挟んで対向する、第1筋組織21と第2筋組織22と、を含む。流入口11又は流出口12は、流体ダイオード40を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、血液ポンプに関する。
従来、患者の心臓が備える血液ポンプ機能を補助する補助人工心臓がある。補助人工心臓は、体内に埋め込まれるアクチュエータを作動させるための電池等の動力源と、エアポンプ等の駆動部を、患者の体外に設けている(特許文献1)。
特表2020-503165号公報
しかしながら、従来の補助人工心臓は、患者の体表を貫通する管、電線等を必要としていた。これにより、患者の生活や活動が制限される問題があった。また、この管、電線等が体表を貫通することにより、体表に感染症又は炎症等の疾病が生じる場合もあった。
本発明は、患者の負担を軽減できる血液ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
(1)本発明に係る一態様の血液ポンプは、人工血管と、前記人工血管の途中に埋め込まれ、前記人工血管に連なる流入口及び流出口を有する袋状構造体と、生体に移植され、前記袋状構造体に隣接する筋組織と、前記筋組織を収縮又は弛緩させる電気刺激を送る制御装置と、を備える。
(2)上記(1)において、前記筋組織は、前記袋状構造体を挟んで対向する、第1筋組織と第2筋組織と、を含んでよい。
(3)上記(1)又は(2)において、前記筋組織と前記袋状構造体とは、機械的接合手段によって結合されていてよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記流入口又は前記流出口は、流体ダイオードを有してよい。
本発明によれば、患者の負担を軽減できる血液ポンプを提供できる。
血液ポンプが取り付けられた患者の説明図である。 袋状構造体が収縮している状況を示す第1実施形態に係る血液ポンプの説明図である。 袋状構造体が膨張している状況を示す第1実施形態に係る血液ポンプの説明図である。 袋状構造体が収縮している状況を示す第2実施形態に係る血液ポンプの説明図である。 袋状構造体が膨張している状況を示す第2実施形態に係る血液ポンプの説明図である。 心臓に取り付けられた第3実施形態に係る血液ポンプの説明図である。
以下、実施形態に係る血液ポンプ100を説明する。図1は、血液ポンプ100が取り付けられた患者の説明図である。図2は、袋状構造体10が収縮している状況を示す第1実施形態に係る血液ポンプ100の説明図である。図3は、袋状構造体10が収縮している状況を示す第1実施形態に係る血液ポンプ100の説明図である。なお、図2から図5において、筋組織20に連なる生体Pの図示は省略されている。なお、図2から図5において、矢印は、筋組織20の変形の方向を示す。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る血液ポンプ100は、患者の生体Pの体内に埋め込まれる。なお、血液ポンプ100は、一人の患者に複数設けてもよい。
血液ポンプ100は、図1に示すように、人工血管vと、人工血管vの途中に埋め込まれ、人工血管vに連なる流入口11及び流出口12を有する袋状構造体10と、生体Pに移植され、袋状構造体10に隣接する筋組織20と、筋組織20を収縮又は弛緩させる電気信号を送る制御装置30と、を備えている。なお、人工血管vは、その両端を生体Pの血管PVの途中を繋げるように接続してよく、心臓Hに直接的に接続してもよい。
このように、筋組織20は、袋状構造体10に隣接しているので、筋組織20を制御装置30からの電気信号によって筋組織20をアクチュエータとして働かせて収縮又は弛緩させることにより、袋状構造体10を変形させ、袋状構造体10の容積を変化させることができる。よって袋状構造体10を、人工血管vを流れる血液を脈動させるポンプとして作用させることができる。
また、筋組織20を収縮又は弛緩させるために必要なエネルギーは、生体Pから生化学的作用によって供給されるので、生体Pの外部から供給する必要がない。したがって、実施形態に係る血液ポンプ100を構成する袋状構造体10、筋組織20及び制御装置30は、全て、患者の生体Pの内部に収めることができる。よって、患者の体表を貫通させる管、電線等を必要としないので、患者の負担を軽減できる。
(袋状構造体)
袋状構造体10は、中空の構造体である。袋状構造体10は、変形により容積を変化させることができる構造体である。袋状構造体10は、例えば、中空の球体に近い形状から、中空の円筒体に近い形状まで変形できる。袋状構造体10は、例えば、塩化ビニル、合成ゴム等のプラスチック製である。
袋状構造体10は、血液が流入する流入口11及び血液が流出する流出口12を有している。そして、流入口11に静脈人工血管v1が接続される。また、流出口12に動脈人工血管v2が接続される。なお、袋状構造体10は、生体Pの心臓Hに連なる人工血管vの途中に、血液循環経路と並列的に設けられてよく、直列的に設けられてもよい。
(筋組織)
筋組織20は、線維状で、収縮能をもつ細胞の集まりである。筋組織20は、例えば、心筋、骨格筋又は平滑筋である。筋組織20は、袋状構造体10に隣接して配置される。筋組織20は、採取後直ちに、又は、体外にて培養後に、生体Pに移植される。なお、移植される筋組織20は、患者から採取されたものでよく、患者の親族又は他人から採取されたものであってもよい。患者本人から採取された筋組織20(培養されたものを含む。)を血液ポンプ100に利用することは、拒絶反応を抑止する観点から望ましい。
筋組織20は、袋状構造体10に対して、袋状構造体10を変形させる作用が可能なように、袋状構造体10に隣接している。筋組織20は、一つの袋状構造体10に対して一つ設けてよく、一つの袋状構造体10に対して複数設けてもよい。一つの袋状構造体10に対して、3つ以上の筋組織20でその袋状構造体10を取り囲んでもよい。このように、複数の筋組織20で袋状構造体10を取り囲むことで、膨張時と収縮時の間の袋状構造体10の容積の変化(ギャップ)を大きくでき、袋状構造体10を三次元的に効果的に安定的に膨張及び収縮させることができる。
筋組織20は、袋状構造体10を挟んで対向する、第1筋組織21と第2筋組織22と、を含んでよい。また、第1筋組織21及び第2筋組織22における収縮及び弛緩の動作を同期させることが好ましい。これにより、筋組織20は、第1筋組織21及び第2筋組織22の一方から袋状構造体10に作用する力の反力を、他方が受けるので、袋状構造体10の変形を安定させることができ、袋状構造体10の容積の変化を大きくできる。よって、1回の脈動当たりにおける吸込量及び吐出量を、安定させることができ、大きくできる。
筋組織20は、袋状構造体10を変形させることができるように隣接していれば、袋状構造体10と接していればよい。筋組織20が弛緩した際に元の形に戻ろうとする自然な復元力を補う観点から、筋組織20と袋状構造体10とは、糸等による縫合等、適宜の機械的接合手段50によって結合されていてもよい。
(制御装置)
制御装置30は、ペースメーカ本体31と、ペースメーカ本体31から延びる導線であるリード32と、を備えている。
制御装置30は、手術により生体Pの体内に完全に植込まれる、いわゆる、植込み型のペースメーカであってよい。
ペースメーカ本体31は、筋組織20に送る電気刺激の動力となる電池等の電源34と、その電気刺激の大きさ、周期等を制御するための電気回路(不図示)を内蔵している。なお、電気刺激の周期は、生体Pの心臓Hによる血液の吐出力を補助する観点から、心臓Hの脈動の周期と同期させることが好ましい。
リード32は、電気を流すための導線である。リード32は、一方がペースメーカ本体31に接続される。リード32は、他方の先端に、筋組織20に接する電極33を有している。
(流体ダイオード)
袋状構造体10の流入口11又は流出口12は、流体ダイオード40を有する。流体ダイオード40は、流入口11の流体ダイオード40は、袋状構造体10に向かう流れとは反対側に向かう流れを阻むように設けられる。流出口12の流体ダイオード40は、袋状構造体10に向かう流れを阻むように設けられる。流体ダイオード40は、血液を一方向にのみに流すことができる逆止弁であるか、又は、血液が一方向に流れる場合とその反対方向に流れる場合との間で、流動抵抗又はエネルギー損失が異なるようにしたものであってよい。なお、流体ダイオード40は、流入口11及び流出口12の両方に設けられていると、ポンプ圧を効率的に発生させる観点及び血液の逆流を確実に防ぐ観点において好ましい。このように、袋状構造体10の流入口11又は流出口12は、流体ダイオード40を有するので、袋状構造体10による血液の吐出力を効率的に発生させることができるとともに、血液の逆流を防ぐことができる。
なお、流体ダイオード40は、流入口11又は流出口12の近傍において、生体Pの人工血管vの内部に設けられてもよい。
(作用)
次に、図2及び図3を用いて、第1実施形態に係る血液ポンプ100の作用を説明する。なお、図2及び図3において、筋組織20に連なる生体Pの図示は省略されている。なお、図2及び図3において、矢印は、筋組織20の変形の方向を示す。
血液ポンプ100は、生体Pに埋め込まれている。具体的には、袋状構造体10は、人工血管vの途中に設けられる。制御装置30は、リード32の短縮のため、袋状構造体10にできるだけ近い場所において、生体Pに埋め込まれている。
第1実施形態に係る血液ポンプ100の筋組織20は、袋状構造体10における流入口11と流出口12との間の中間部に隣接して、生体Pに移植されている。
(A1)吐出時の作用
第1実施形態に係る血液ポンプ100による血液の吐出時の作用を、図2を用いて説明する。
図2に示すように、制御装置30の電気回路上に設けられたスイッチSWがONになると、電源34からの電流がリード32を伝わり、電極33を経て、筋組織20に電気刺激として与えられる。なお、スイッチSWのON(又はOFF)のタイミング、周期等は、制御装置30によって制御されている。
すると、筋組織20は、電気刺激をきっかけとして、生体Pから生化学的作用によって供給されるエネルギーを用いて、収縮する。ここで、筋組織20に隣接する袋状構造体10は、筋組織20の収縮による力を受けて、潰れるように変形する。すなわち、袋状構造体10の容積は減少する。
袋状構造体10の容積が減少すると、袋状構造体10は、袋状構造体10の内部にある血液を流出口12から吐出する。なお、この際、袋状構造体10の流入口11には、流体ダイオード40が設けられており、血液を静脈人工血管v1側に逆流させないようになっている。
このように、生体Pの心臓Hによる血流に、血液ポンプ100による吐出力を加えることができるので、心臓Hを補助できる。
(A2)吸込時の作用
次に、第1実施形態に係る血液ポンプ100による血液の吸込時の作用を、図3を用いて説明する。
図3に示すように、制御装置30の電気回路上に設けられたスイッチSWがOFFになると、筋組織20への電気刺激がなくなる。なお、スイッチSWのOFF(又はON)のタイミング、周期等は、制御装置30によって制御されている。
すると、筋組織20は、弛緩して、元の形に戻ろうとする。ここで、筋組織20に隣接する袋状構造体10は、筋組織20の収縮による力が取り除かれるので、潰れる前の元の形に変形し、膨張する。すなわち、袋状構造体10の容積は増大する。
袋状構造体10の容積が増大すると、袋状構造体10は、袋状構造体10の内部に血液を流入口11から吸い込む。なお、この際、袋状構造体10の流出口12には、流体ダイオード40が設けられており、血液を動脈人工血管v2から逆流させないようになっている。
(A3)上記の(A1)及び(A2)を交互に繰り返し、生体Pの人工血管vを流れる血流を補助する。
このように、第1実施形態に係る血液ポンプ100は、生体Pに作用する。
[第2実施形態]
次に、図4及び図5を用いて、第2実施形態に係る血液ポンプ100の作用を説明する。
図4は、袋状構造体10が収縮している状況を示す血液ポンプ100の説明図である。図5は、袋状構造体10が膨張している状況を示す血液ポンプ100の説明図である。
なお、以下、第1実施形態と共通する特徴については、説明を省略している場合がある。
血液ポンプ100は、生体Pに埋め込まれている。具体的には、袋状構造体10は、人工血管vの途中に設けられる。制御装置30は、リード32の短縮のため、袋状構造体10にできるだけ近い場所において、生体Pに埋め込まれている。
第1実施形態とは異なり、第2実施形態に係る血液ポンプ100の筋組織20は、袋状構造体10における流入口11及び流出口12のそれぞれに隣接して、生体Pに移植されている。また、第1筋組織21は、縫合等の機械的接合手段50によって袋状構造体10の流入口11に接合されている。第2筋組織22は、縫合等の機械的接合手段50によって袋状構造体10の流出口12に接合されている。
(B1)吐出時の作用
第2実施形態に係る血液ポンプ100による血液の吐出時の作用を、図4を用いて説明する。
図4に示すように、制御装置30の電気回路上に設けられたスイッチSWがONになると、電源34からの電流がリード32を伝わり、電極33を経て、筋組織20に電気刺激として与えられる。なお、スイッチSWのON(又はOFF)のタイミング、周期等は、制御装置30によって制御されている。
すると、筋組織20は、電気刺激をきっかけとして、生体Pから生化学的作用によって供給されるエネルギーを用いて、収縮する。ここで、筋組織20に隣接する袋状構造体10は、筋組織20の収縮による力を受けて、機械的接合手段50を介して両側から引き延ばされるように引っ張られる。そして、袋状構造体10は、潰れるように変形する。すなわち、袋状構造体10の容積は減少する。
袋状構造体10の容積が減少すると、袋状構造体10は、袋状構造体10の内部にある血液を流出口12から吐出する。なお、この際、袋状構造体10の流入口11には、流体ダイオード40が設けられており、血液を静脈人工血管v1側に逆流させないようになっている。
このように、生体Pの心臓Hによる血流に、血液ポンプ100による吐出力を加えることができるので、心臓Hを補助できる。
(B2)吸込時の作用
次に、第2実施形態に係る血液ポンプ100による血液の吸込時の作用を、図5を用いて説明する。
図5に示すように、制御装置30の電気回路上に設けられたスイッチSWがOFFになると、筋組織20への電気刺激がなくなる。なお、スイッチSWのOFF(又はON)のタイミング、周期等は、制御装置30によって制御されている。
すると、筋組織20は、弛緩して、元の形に戻ろうとする。ここで、筋組織20に隣接する袋状構造体10は、筋組織20の収縮による力が取り除かれるので、潰れる前の元の形に変形し、膨張する。すなわち、袋状構造体10の容積は増大する。
袋状構造体10の容積が増大すると、袋状構造体10は、袋状構造体10の内部に血液を流入口11から吸い込む。なお、この際、袋状構造体10の流出口12には、流体ダイオード40が設けられており、血液を動脈人工血管v2から逆流させないようになっている。
(B3)上記の(B1)及び(B2)を交互に繰り返し、生体Pの人工血管vを流れる血流を補助する。
このように、第2実施形態に係る血液ポンプ100は、生体Pに作用する。
[第3実施形態]
次に、図6を用いて、第3実施形態に係る血液ポンプ100について説明する。第3実施形態の説明において、第1実施形態又は第2実施形態と共通する事項については説明を省略する場合がある。
図6は、心臓Hに取り付けられた第3実施形態に係る血液ポンプ100の説明図である。なお、図6において、筋組織20の動きを制御する制御装置30の図示は省略されている。
図6に示すように、第3実施形態に係る血液ポンプ100は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、人工血管vの途中に埋め込まれ、人工血管vに連なる流入口11及び流出口12を有する袋状構造体10と、生体Pに移植され、袋状構造体10に隣接する筋組織20と、筋組織20を収縮又は弛緩させる電気信号を送る制御装置(不図示)と、を備えている。
ここで、第3実施形態に係る血液ポンプ100は、患者の生体Pの心臓Hに対して、直接的に連結している。
詳細には、血液ポンプ100における静脈人工血管v1の一端v1aは、心臓Hの一部Ha(例えば、冠動脈)に接続している。血液ポンプ100における静脈人工血管v1の他端v1bは、袋状構造体10の流入口11に接続している。血液ポンプ100における動脈人工血管v2の一端v2aは、心臓Hの他部Hb(例えば、大動脈)に接続している。血液ポンプ100における動脈人工血管v2の他端v2bは、袋状構造体10の流出口12に接続している。すなわち、血液ポンプ100は、心臓Hから生体Pを循環する血液の流れに対して並列になるバイパスとなるように、生体Pに埋め込まれる。これにより、血液ポンプ100で心臓Hを補助できる。
以上、図面を参照して第1実施形態から第3実施形態について説明したが、本発明は上述のものに限られない。実施形態として挙げられた複数の特徴を、自由に組み合わせてもよい。
本実施形態に係る血液ポンプ100が備える袋状構造体10、流体ダイオード40及び人工血管vのそれぞれは、全てあるいは一部を、幹細胞技術等を用いて、人間の細胞から作り出されたものとしてよい。
本実施形態に係る血液ポンプ100は、人工血管vの途中に埋め込まれ、人工血管vに連なる流入口11及び流出口12を有する袋状構造体10と、生体Pに移植され、袋状構造体10に隣接する筋組織20と、筋組織20を収縮又は弛緩させる電気刺激を送る制御装置30と、を備えている。これにより、血液ポンプ100を構成する袋状構造体10、筋組織20及び制御装置30は、全て、患者の生体Pの内部に収めることができる。よって、患者の体表を貫通させる管、電線等を必要としないので、患者の負担を軽減できる。
100 血液ポンプ
10 袋状構造体
11 流入口
12 流出口
20 筋組織
21 第1筋組織
22 第2筋組織
30 制御装置
31 ペースメーカ本体
32 リード
33 電極
34 電源
40 流体ダイオード
50 機械的接合手段
H 心臓
P 生体
SW スイッチ
v 人工血管
v1 静脈人工血管
v2 動脈人工血管

Claims (4)

  1. 人工血管と、
    前記人工血管の途中に埋め込まれ、前記人工血管に連なる流入口及び流出口を有する袋状構造体と、
    生体に移植され、前記袋状構造体に隣接する筋組織と、
    前記筋組織を収縮又は弛緩させる電気刺激を送る制御装置と、を備える
    ことを特徴とする血液ポンプ。
  2. 前記筋組織は、前記袋状構造体を挟んで対向する、第1筋組織と第2筋組織と、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の血液ポンプ。
  3. 前記筋組織と前記袋状構造体とは、機械的接合手段によって結合されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の血液ポンプ。
  4. 前記流入口又は前記流出口は、流体ダイオードを有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の血液ポンプ。
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