JP2022133209A - 誤差検出装置、誤差検出方法、及び、誤差検出プログラム - Google Patents

誤差検出装置、誤差検出方法、及び、誤差検出プログラム Download PDF

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Mayuko Shibayama
徹 芦原
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Abstract

【課題】複数の人工衛星が機動目標を観測した観測データが含むバイアス誤差を評価したい。【解決手段】誤差検出装置100は、観測誤差作成部52と、ローカルトラッカー部54と、グローバルトラッカー部81と、平滑誤差判定部82とを備える。観測誤差作成部52は、移動している機動目標30を観測する2つの人工衛星の複数の組から受け取った観測データに基づいて、観測データが含む誤差についての観測誤差共分散を求める。ローカルトラッカー部54は、各2つの人工衛星から受信した観測データを用いて予測値を求め、予測値が含む誤差についての第1の平滑誤差共分散を求める。グローバルトラッカー部81は、各2つの人工衛星について求められた複数の観測誤差共分散を用いて、各2つの人工衛星に対応する予測値が含む誤差についての第2の平滑誤差共分散を求める。平滑誤差判定部82は、第1の平滑誤差共分散と第2の平滑誤差共分散とを用いて観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する。【選択図】図4

Description

本開示は、誤差検出装置、誤差検出方法、及び、誤差検出プログラムに関する。
複数の観測センサを用いて目標を同時に観測し、複数の観測センサが観測した結果を用いて三角測量によって目標の位置を推定する方法がある。特許文献1は当該方法を開示している。
特許第3245363号公報
高速で移動している機動目標を複数の人工衛星が観測し、複数の人工衛星が観測した結果を用いて特許文献1が開示しているような三角測量によって機動目標の位置を推定する際、複数の人工衛星が観測した結果を用いて目標の相関をとり、データフュージョンによって観測の精度を向上させつつ、機動目標の位置及び速度を推定する方法が考えられる。しかしながら、当該方法において、各人工衛星が観測した結果が含むバイアス誤差が機動目標の位置及び速度の推定精度へ与える影響が比較的大きいという課題がある。
本開示は、複数の人工衛星が機動目標を観測した観測データが含むバイアス誤差を評価することを目的とする。
本開示に係る誤差検出装置は、
移動している機動目標を観測する第1の人工衛星と第2の人工衛星との2つの人工衛星の複数の組からデータを受信する誤差検出装置であって、
前記第1の人工衛星から受信するデータは、前記第1の人工衛星が搭載している時計が第1の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
前記第2の人工衛星から受信するデータは、前記第2の人工衛星が搭載している時計が第2の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
各2つの人工衛星について、各2つの人工衛星それぞれが観測したデータであって、各2つの人工衛星それぞれに対する前記機動目標の方向を示すデータである方向データと、前記第1の観測時刻における前記第1の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第1の観測時刻を示すデータと、前記第2の観測時刻における前記第2の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第2の観測時刻を示すデータとを含む観測データに基づいて、前記観測データが含む誤差についての観測誤差共分散を求める観測誤差作成部と、
各2つの人工衛星について、前記第1の観測時刻と前記第2の観測時刻とから定まる観測時刻における前記機動目標の位置及び速度を前記観測データに基づいて予測値として予測し、前記観測誤差共分散と、前記予測値と、前記観測時刻よりも過去の過去時刻に対応する観測データに基づいて予測された前記過去時刻における前記機動目標の位置及び速度とに基づいて、前記予測値が含む誤差についての第1の平滑誤差共分散を求めるローカルトラッカー部と、
各2つの人工衛星について求められた複数の観測誤差共分散を用いて、各2つの人工衛星に対応する予測値が含む誤差についての第2の平滑誤差共分散を求めるグローバルトラッカー部と、
前記第1の平滑誤差共分散と前記第2の平滑誤差共分散とを用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する平滑誤差判定部と
を備える。
本開示によれば、平滑誤差判定部が第1の平滑誤差共分散と第2の平滑誤差共分散とを用いて観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する。そのため、本開示によれば、複数の人工衛星が機動目標を観測した観測データが含むバイアス誤差を評価することができる。
実施の形態1の概要を説明する図。 従来の三角測量を説明する概念図。 実施の形態1に係る三角測量を説明する概念図。 実施の形態1に係る衛星20と誤差検出装置100との構成例を示す図。 実施の形態1に係る誤差検出装置100のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る観測誤差作成部52と観測誤差判定部53との処理を説明する図であり、(a)は観測誤差共分散行列の概念図、(b)は衛星20-1及び衛星20-2と機動目標30とが成す角度が大きい場合の具体例を示す図、(c)は衛星20-1及び衛星20-2と機動目標30とが成す角度が小さい場合の具体例を示す図。 実施の形態1に係る平滑誤差共分散行列の概念図。 実施の形態1に係る平滑誤差判定部82の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の変形例に係る誤差検出装置100のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。また、「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「サーキットリー」に適宜読み替えてもよい。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、実施の形態1の概要を、具体例を用いて説明する図である。本図において、地上局40が地球上に設置されており、機動目標30が空中を飛行しており、3機の衛星20が軌道上に配置されている。“-1”等は、複数存在する要素を互いに区別するための表記である。衛星20-1と、衛星20-2と、衛星20-3とのそれぞれは観測装置である。
各衛星20は、光学センサと時刻を計測する機器とを搭載している人工衛星である。各衛星20から伸びている破線は、各衛星20が搭載している光学センサが観測することができる視野領域を表している。各衛星20は、光学センサを用いてリム観測により機動目標30を観測する。リムは地球外辺である。光学センサは具体例としてIR(infrared)カメラである。
一点破線は各衛星20の軌道を表している。なお、衛星20が配置される軌道はどのような軌道であってもよい。また、衛星20の数は2以上であればいくつであってもよく、本実施の形態において2機以上の衛星20を用いて1つの機動目標30を観測するものとする。
機動目標30は、比較的低空を高速で滑空し、高速で上昇することと降下することとを繰り返すものとする。
図2は、従来の三角測量を説明する概念図である。本例において、移動する機動目標30を、観測点P1及び観測点P2から観測する。観測点P1及び観測点P2の位置は固定であり、観測点P1及び観測点P2における相対位置及び相対速度8は既知の一定値である。機動目標30から伸びる矢印の1つは機動目標30が移動する方向を示す。
図3は、衛星20-1及び衛星20-2により機動目標30が観測される様子を説明する概念図である。各衛星20から伸びる矢印の1つは各衛星20が移動する方向を示す。「d」は、衛星20-1及び衛星20-2を結ぶ3次元ベクトルである。「u 」は、衛星20-1から機動目標30を観測した際の角度観測地に基づく方向余弦を示す3次元ベクトルであり、単位ベクトルである。「u 」は、衛星20-2に関するベクトルであり、「u 」と同様である。移動する機動目標30に対して、衛星20-1及び衛星20-2から観測する。衛星20-1及び衛星20-2は移動体であるため、衛星20-1及び衛星20-2における相対位置及び相対速度9が一定ではない。そのため、観測点のバイアス誤差が観測結果に影響する。なお、各衛星20が機動目標30を観測した時点における各衛星20の位置は観測点に当たる。ここで、「d」という表記は、「d」の上部に矢印記号「→」が配置された表記の代替表記である。本明細書において、数式中の表記を除いて当該代替表記を使用する。
図4は、衛星20と誤差検出装置100とのそれぞれの構成例を示すブロック図である。
衛星20は、光学センサ21及び測位計算部22から構成される。なお、図示していないが、衛星20が4つ以上ある場合においても各衛星20の構成は同じである。
誤差検出装置100は、光学測位部50と、バイアス誤差判定部80と、補正部90とを備える。誤差検出装置100は、衛星20と地上局40といずれに配置されていてもよい。誤差検出装置100は、機動目標30の位置を推定することによって機動目標30の飛行経路を予測し、衛星20間に生じる相対誤差を、機動目標30の航跡を生成する際に検出する。誤差検出装置100は、移動している機動目標を観測する第1の人工衛星と第2の人工衛星との2つの衛星20の複数の組からデータを受信する。第1の人工衛星から受信するデータは、第1の人工衛星が搭載している時計が第1の観測時刻を示している時点において観測されたデータである。第2の人工衛星から受信するデータは、第2の人工衛星が搭載している時計が第2の観測時刻を示している時点において観測されたデータである。なお、具体例として、衛星20の総数が3である場合において、2つの衛星20の組は最大で3個存在する。
光学測位部50は、三角測量部51と、観測誤差作成部52と、観測誤差判定部53と、ローカルトラッカー部54とから構成される。なお、図示していないが、光学測位部50-1以外の各光学測位部50の構成も光学測位部50-1の構成と同じである。また、光学測位部50の数は各2つの衛星20の組み合わせの数に依存する。
三角測量部51は三角測量及び座標変換部とも呼ばれる。三角測量部51は、各2つの衛星20それぞれと、機動目標30との距離を擬似距離として求める。
観測誤差作成部52は観測誤差共分散作成部とも呼ばれる。観測誤差作成部52は、各2つの衛星20について、各2つの衛星20それぞれが観測したデータである観測データに基づいて、観測データが含む誤差についての観測誤差共分散を求める。観測データは、各2つの衛星20それぞれに対する機動目標30の方向を示すデータである方向データと、第1の観測時刻における第1の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、第1の観測時刻を示すデータと、第2の観測時刻における第2の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、第2の観測時刻を示すデータとを含む。方向データは、各2つの衛星20それぞれに対する機動目標30の仰角と方位角とを示すデータから成ってもよい。観測誤差作成部52は、擬似距離を用いて観測誤差共分散を求める。観測誤差作成部52は、各2つの衛星20それぞれが用いる光学センサの精度を用いて観測誤差共分散を求めてもよい。
観測誤差判定部53は、観測誤差共分散に基づいて観測データが含む観測誤差を判定し、また、観測誤差共分散判定部とも呼ばれる。観測誤差判定部53は、第1の観測時刻と第2の観測時刻との各々がバイアス誤差を含むか否かを判定してもよい。
ローカルトラッカー部54は、観測データに基づいて観測時刻における機動目標30の位置及び速度を予測値として予測し、観測誤差共分散と、予測値と、過去時刻に対応する観測データに基づいて予測された過去時刻における機動目標の位置及び速度とに基づいて、予測値が含む誤差についての第1の平滑誤差共分散を求める。観測時刻は、第1の観測時刻と第2の観測時刻とから定まる時刻である。具体例として、第1の観測時刻と第2の観測時刻とが等しい場合に観測時刻は第1の観測時刻と等しく、第1の観測時刻と第2の観測時刻とが異なる場合に観測時刻は第1の観測時刻と第2の観測時刻との一方と等しい時刻である。過去時刻は、観測時刻よりも過去の時刻である。
バイアス誤差判定部80は、グローバルトラッカー部81及び平滑誤差判定部82から構成される。バイアス誤差判定部80は衛星間バイアス誤差判定部とも呼ばれる。
グローバルトラッカー部81は、各2つの人工衛星について求められた複数の観測誤差共分散を用いて、各2つの人工衛星に対応する予測値が含む誤差についての第2の平滑誤差共分散を求める。グローバルトラッカー部81は、第2の平滑誤差共分散を求める際に、ローカルトラッカー部54が第1の平滑誤差共分散を求める処理と同様の処理を実行する。
平滑誤差判定部82は平滑誤差共分散判定部とも呼ばれる。平滑誤差判定部82は、平滑誤差共分散を用いて観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する。
なお、第1の平滑誤差共分散と第2の平滑誤差共分散との各々は平滑誤差共分散行列であってもよく、平滑誤差共分散行列は位置誤差及び速度誤差それぞれを示す座標系における軸間の相関を示してもよい。位置誤差は予測値が示す位置についての誤差であり、速度誤差は予測値が示す速度についての誤差である。このとき、平滑誤差判定部82は、位置誤差についての互いに異なる軸間の相関を示す第1の平滑誤差共分散についての平滑誤差共分散行列の成分の少なくとも1つが位置閾値を超えている場合、かつ、速度誤差についての互いに異なる軸間の相関を示す第1の平滑誤差共分散についての平滑誤差共分散行列の成分の少なくとも1つが速度閾値を超えている場合に、各2つの衛星20の位置に関するバイアス誤差を観測データが含むと判定してもよい。平滑誤差判定部82は、位置領域が非対称である場合、かつ、速度領域が非対称である場合に、各2つの衛星20の方位に関するバイアス誤差を観測データが含むと判定してもよい。位置領域は、位置誤差についての軸間の相関を示す成分から成る領域であり、平滑誤差共分散行列が含む領域である。速度領域は、速度誤差についての軸間の相関を示す成分から成る領域であって平滑誤差共分散行列が含む領域である。平滑誤差判定部82は、位置速度領域と、速度位置領域とが非対称である場合に、第1の観測時刻と第2の観測時刻とに関するバイアス誤差を観測データが含むと判定してもよい。位置速度領域は、位置誤差に対する速度誤差の相関を示す成分から成る領域であって平滑誤差共分散行列が含む領域である。速度位置領域は、速度誤差に対する位置誤差の相関を示す成分から成る領域であって平滑誤差共分散行列が含む領域である。
補正部90は、バイアス誤差を補正することに用いられるデータを生成する。補正部90は衛星位置/方位/時刻補正部とも呼ばれる。補正部90は、観測データがバイアス誤差を含む場合に、観測誤差共分散を用いて観測データがバイアス誤差を含むか否かを観測誤差判定部53が判定した結果と、第2の平滑誤差共分散を用いて観測データがバイアス誤差を含むか否かを平滑誤差判定部82が判定した結果とを用いて、観測データが含むバイアス誤差を補正するデータを求める。
図5は、本実施の形態に係る誤差検出装置100のハードウェア構成例を示している。誤差検出装置100は、コンピュータ10から成る。誤差検出装置100は、複数のコンピュータから成ってもよい。
コンピュータ10は、本図に示すように、プロセッサ11と、メモリ12と、補助記憶装置13と、入出力IF(Interface)14と、通信装置15等のハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線19を介して適宜接続されている。
プロセッサ11は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、かつ、コンピュータが備えるハードウェアを制御する。プロセッサ11は、具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はGPU(Graphics Processing Unit)である。
誤差検出装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ11の役割を分担する。
メモリ12は、典型的には、揮発性の記憶装置である。メモリ12は、主記憶装置又はメインメモリとも呼ばれる。メモリ12は、具体例として、RAM(Random Access Memory)である。メモリ12に記憶されたデータは、必要に応じて補助記憶装置13に保存される。
補助記憶装置13は、典型的には、不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置13は、具体例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリである。補助記憶装置13に記憶されたデータは、必要に応じてメモリ12にロードされる。
メモリ12及び補助記憶装置13は一体的に構成されていてもよい。
入出力IF14は、入力装置及び出力装置が接続されるポートである。入出力IF14は、具体例として、USB(Universal Serial Bus)端子である。入力装置は、具体例として、キーボード及びマウスである。出力装置は、具体例として、ディスプレイである。
通信装置15は、レシーバ及びトランスミッタである。通信装置15は、具体例として、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
誤差検出装置100の各部は、他の装置等と通信する際に、通信装置15を適宜用いてもよい。誤差検出装置100の各部は、入出力IF14を介してデータを受け付けてもよく、また、通信装置15を介してデータを受け付けてもよい。
補助記憶装置13は、誤差検出プログラムを記憶している。誤差検出プログラムは、誤差検出装置100が備える各部の機能をコンピュータに実現させるプログラムである。誤差検出プログラムは、メモリ12にロードされて、プロセッサ11によって実行される。誤差検出装置100が備える各部の機能は、ソフトウェアにより実現される。
誤差検出プログラムを実行する際に用いられるデータと、誤差検出プログラムを実行することによって得られるデータと等は、記憶装置に適宜記憶される。誤差検出装置100の各部は、適宜記憶装置を利用する。記憶装置は、具体例として、メモリ12と、補助記憶装置13と、プロセッサ11内のレジスタと、プロセッサ11内のキャッシュメモリとの少なくとも1つから成る。記憶装置は、コンピュータ10と独立したものであってもよい。
メモリ12及び補助記憶装置13の機能は、他の記憶装置によって実現されてもよい。
誤差検出プログラムは、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていてもよい。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。誤差検出プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
誤差検出装置100の動作手順は、誤差検出方法に相当する。また、誤差検出装置100の動作を実現するプログラムは、誤差検出プログラムに相当する。
図4を参照して衛星20及び誤差検出装置100の動作を説明する。
まず、光学センサ21-1は、機動目標30を観測し、観測した結果を示す画像を測位計算部22-1に送る。測位計算部22-1は、画像を受け取り、衛星20-1の衛星位置と衛星方位と、受け取った画像とから目標方位を演算し、衛星20-1の衛星位置と衛星方位と、演算した結果とを光学測位部50-1に出力する。
衛星20-2は衛星20-1と同様の処理を実行する。衛星20-2は、衛星20-2の衛星位置と衛星方位と、測位計算部22-2が演算した結果とを光学測位部50-1に出力する。衛星20-3以降についても、衛星20-1と同様の処理を実行する。
衛星20を4機以上用いる場合、衛星20による光学測位部50への出力はそれぞれの衛星20と光学測位部50との組み合わせ問題に当たり、光学測位部50は全ての組み合わせに対する処理を実施するものとする。以下の説明において、衛星20-1を基準とした数式展開を説明する。なお、衛星20の数が増加した場合においても数式展開は以下で説明する数式展開と同様である。
三角測量部51は、衛星20-1及び衛星20-2が観測した結果を基に座標を変換し、三角測量にて機動目標30までの擬似距離を演算し、演算した結果を観測誤差作成部52へ出力する。衛星20-1から機動目標30までの擬似距離を「D」と表す。「D」は[数1]により表すことができる。なお、擬似距離とは、実際に計測される距離ではなく、三角測量によって得られた距離である。
Figure 2022133209000002
[数1]における記号は前述の通りである。「d」は[数2]により表すことができる。「u 」及び「u 」は[数3]により表すことができる。
Figure 2022133209000003
[数2]において、「d」は「d」のx軸成分であり、「d」は「d」のy軸成分であり、「d」は「d」のz軸成分である。
Figure 2022133209000004
[数3]において、「E」は衛星20-1によって観測された仰角を示し、「E」は衛星20-2によって観測された仰角を示し、「Az」は、衛星20-1によって観測された方位角を示し、「Az」は、衛星20-2によって観測された方位角を示す。
擬似距離の演算において、衛星20-1及び衛星20-2が観測した角度に含まれる観測誤差を考慮すると、誤差量[R]は[数4]により表すことができる。
Figure 2022133209000005
[数4]において、「ΔE」は衛星20-1によって観測された仰角の観測誤差を示し、「ΔAz」は衛星20-1によって観測された方位角の観測誤差を示し、「ΔE」は衛星20-2によって観測された仰角の観測誤差を示し、「ΔAz」は衛星20-2によって観測された方位角の観測誤差を示す。本明細書において、記号「Δ」は誤差量を表す。また、「[ΔE]」は、衛星20-1によって観測された仰角に含まれる観測誤差についての標準偏差を示す。「[ΔAz]」は、衛星20-1によって観測された方位角に含まれる観測誤差についての標準偏差を示す。「[ΔE]」は、衛星20-2によって観測された仰角に含まれる観測誤差についての標準偏差を示す。「[ΔAz]」は、衛星20-2によって観測された方位角に含まれる観測誤差についての標準偏差を示す。
衛星20-1及び衛星20-2が円軌道上に存在する場合、衛星20-1から見た衛星20-2の相対位置は、[数5]により表すことができる。
Figure 2022133209000006
また、衛星20-1及び衛星20-2が楕円軌道上に存在する場合、衛星20-1から見た衛星20-2の相対位置は[数6]により表すことができる。
Figure 2022133209000007
[数5]及び[数6]はケプラー軌道要素等を用いて計算されており、[数5]及び[数6]の詳細は[参考文献1]に記載されている。なお、各衛星20が任意の軌道上に存在する場合においても、三角測量部51は前述の手法により各衛星20の相対位置を演算する。以下では、各衛星20が円軌道上に存在する場合を説明する。
[参考文献1]
夏目耕一,佐伯孝尚,川口淳一郎.“楕円軌道上において群衛星の相対位置関係を維持する軌道設計法”宇宙技術,2004,3巻:pp.11-18.
[数5]式及び[数6]において、それぞれのケプラー軌道要素に誤差がある場合、相対位置の誤差量は、地球中心を原点とした直交座標系を用いて、[数7]により表すことができる。[数7]の「x」と「y」と「z」とは、[数5]が示す値とする。
Figure 2022133209000008
擬似距離の演算において、軌道要素に含まれる誤差を考慮すると、誤差量は[数7]を極座標系に変換することにより[数4]を用いて表すことができる。
図4に示すブロック図の説明に戻る。観測誤差作成部52は、衛星20-1及び衛星20-2が観測した角度及び擬似距離を用いて観測誤差共分散を演算し、観測誤差判定部53と、ローカルトラッカー部54と、グローバルトラッカー部81とへ演算した観測誤差共分散を出力する。ここで、衛星20-1は第1の人工衛星に相当し、衛星20-2は第2の人工衛星に相当する。
観測誤差作成部52が観測誤差共分散を演算する方法を説明する。観測時刻tにおいて衛星20-1が観測した機動目標30に対する推定位置を表すベクトルを観測値ベクトルz とする。観測時刻tにおいて衛星20-1が観測した機動目標30に対する観測値の観測精度を表すベクトルを観測精度ベクトルv 2kとする。観測時刻tにおいて衛星20-2が観測した機動目標30に対する観測値の観測精度を表すベクトルを観測精度ベクトルv 3kとする。「z 」と「v 2k」と「v 3k」とは、三角測量部51が出力したものである。なお、衛星20-1と衛星20-2とが観測時刻tに同時に機動目標30を観測することができなかった場合、観測時刻の差が衛星20の観測精度に対して影響を与えない程度の範囲であれば、観測誤差作成部52は、[数11]の観測誤差共分散のうち、時刻に関する成分を大きくすることにより異なる観測時刻に対応してもよい。また、誤差検出装置100は、補正部90が補正した時刻を観測時刻として用いてもよい。
観測値ベクトルz は、[数8]により表すことができる。ここで、観測値ベクトルz は、基準位置を基準とする北基準直交座標系により定義されたベクトルとする。基準位置は、いずれの衛星20であってもよく、地上局40又は地球面上のある地点であってもよい。
Figure 2022133209000009
[数8]において、「xok」はz のx軸成分であり、「yok」はz のy軸成分であり、「zok」はz のz軸成分である。本明細書において、上付きの記号「T」は転置を表す。
観測精度ベクトルv 2kは[数9]により表すことができ、観測精度ベクトルv 3kは[数10]により表すことができる。ここで、観測精度ベクトルv 2kは衛星20-1を基準とし、観測精度ベクトルv 3kは衛星20-2を基準とする極座標系であるセンサ基準極座標系により定義されたベクトルとする。
Figure 2022133209000010
Figure 2022133209000011
[数9]及び[数10]において、「σAzk」は、観測時刻tにおける方位角についての観測精度を示す成分である。「σElk」は、観測時刻tにおける仰角についての観測精度を示す成分である。「σrk」は、観測時刻tにおける擬似距離についての観測精度を示す成分である。なお、方位角についての観測精度を示す成分を「方位角精度」と呼び、仰角について観測精度を示す成分を「仰角精度」と呼び、擬似距離についての観測精度を示す成分を「距離精度」と呼ぶ場合がある。観測精度は、方位角についての観測精度を示す方向と、仰角についての観測精度を示す方向と、擬似距離についての観測精度を示す方向とから成る。
観測誤差共分散を作成するためには、衛星20-1を基準とするセンサ基準極座標系に観測精度v 3kを座標変換する必要がある。座標変換する際に用いる座標変換行列は、[数5]により表される衛星間の相対位置ベクトルによって演算される。当該座標変換行列は、[数7]に示す衛星20-1と衛星20-2との相対位置の誤差の影響を受けるため、対角行列にはならない。これは、衛星20の運動が軌道要素によって拘束されているため、衛星20の位置に関して、x軸とy軸とz軸との間に相関があるためである。
観測誤差共分散行列を「R」と表す。観測誤差共分散行列Rは、観測誤差共分散を示す行列であり、機動目標30の運動諸元の真値が存在すると考えられる範囲を表す行列である。観測誤差共分散行列Rは、[数11]により表すことができる。
Figure 2022133209000012
[数11]中の行列の各成分は[数12]により表すことができる。
Figure 2022133209000013
[数12]に示されるように、観測誤差共分散行列Rは、衛星20-1に対応する方位角精度σAzkと仰角精度σElkと距離精度σrkとのそれぞれと、衛星20-2に対応する方位角精度σAzkと仰角精度σElkと距離精度σrkとのそれぞれとの積を要素とする行列と、座標変換行列Gとを用いて表すことができる。座標変換行列Gは、センサ基準極座標系から、基準となる衛星における北基準直交座標系へ変換する行列である。
図4のブロック図の説明に戻る。観測誤差判定部53は、観測誤差作成部52が作成した観測誤差共分散の各要素を判定することにより、観測時刻と、機動目標30と複数の衛星20同士との位置関係とのそれぞれの妥当性を判定する。観測誤差判定部53は、補正部90へ判定した結果を出力する。
図6の(a)は、観測誤差作成部52が演算する観測測誤差共分散の具体例を示している。Azは方位角についての観測精度を示し、Elは仰角についての観測精度を示し、rは擬似距離についての観測精度を示す。図6の(a)に示される観測誤差共分散は、観測された方位角と仰角と距離とに関する誤差量の相関関係を示す行列である。EC1により示される誤差成分は、観測角度に関する成分の誤差量を示す成分である。EC2により示される誤差成分は、観測角度と距離との相関成分の誤差量を示す成分である。観測誤差共分散行列では、図6の(a)に示される各成分の大きさによって、誤差が発生している要素と、誤差の大きさとを示すことができる。観測誤差共分散行列において、各成分は、衛星20-1及び衛星20-2それぞれが機動目標30を観測した結果に対応する方位角成分と仰角成分と距離成分との少なくともいずれかにより表される。
観測誤差判定部53は、観測誤差共分散の各要素の判定において、図6に示される観測誤差共分散を用いる。観測誤差判定部53は、図6の(a)のEC1により示される成分が0ではなく、かつ、閾値を超えない場合、観測時刻にバイアス誤差が発生していると判定する。ここで、当該閾値はコンピュータで処理する際に発生する桁落ち等に応じて定まる。なお、誤差検出装置100が無限精度で演算を実施した場合、閾値は0である。
観測誤差判定部53は、図6の(a)のEC2により示される成分が閾値を超えている場合、図6の(b)に示すように三角測量における衛星20-1及び衛星20-2と機動目標30とが成す角度が大きいと判定する。当該閾値は、光学センサ21の精度から想定される観測データに含まれる誤差の量に基づいて設定される。
観測誤差判定部53は、図6の(a)のEC2により示される成分が負である場合、図6の(c)に示されるように三角測量に必要な角度であって、衛星20-1及び衛星20-2と機動目標30とが成す角度が小さいと判定する。
観測誤差判定部53は、図6の(a)に示す全成分において衛星20-1と衛星20-2との成分の値の差分が閾値を超えている場合、衛星20-1における観測時刻と衛星20-2における観測時刻との差が大きいと判定する。当該閾値は、光学センサ21の精度から想定される誤差量を元に設定される閾値である。ここで、当該閾値を超えている場合は、具体例として、GPS(Global Positioning System)衛星におけるDOP(Dilution Of Precision)の定義と同様に、観測対象から見て同一方向から観測する場合、又は観測対象と観測衛星2機とが直線上に並ぶ場合である。
図4に示すブロック図の説明に戻る。ローカルトラッカー部54は、観測誤差共分散を用いて第1の平滑誤差共分散行列を演算し、平滑誤差判定部82へ演算した第1の平滑誤差共分散行列を出力する。第1の平滑誤差共分散行列の演算については、下記に示すいくつかの数式を参照して説明する。
観測時刻tにおける機動目標30に関する予測値を示す予測値ベクトルを「X k|k-1」により表す。観測時刻tにおける予測値ベクトルX k|k-1は、[数13]により表すことができる。予測値ベクトルX k|k-1は、機動目標30の位置と速度との予測値を示す。
Figure 2022133209000014
[数13]において、「xk|k-1」は、観測時刻tにおける位置の予測値のx軸成分である。「yk|k-1」は、観測時刻tにおける位置の予測値のy軸成分である。「zk|k-1」は、観測時刻tにおける位置の予測値のz軸成分である。「x k|k-1」は、観測時刻tにおける速度の予測値のx軸成分である。「y k|k-1」は、観測時刻tにおける速度の予測値のy軸成分である。「z k|k-1」は、観測時刻tにおける速度の予測値のz軸成分である。ここで、「x」という表記は、「x」の上部にドット記号「・」が配置された文字の代替表記である。「y」及び「z」についても「x」と同様である。本明細書において、数式を除いて当該代替表記を使用する。
観測時刻tk-1における平滑値を示す平滑値ベクトルを「X k-1|k-1」により表す。観測時刻tk-1は、観測時刻tから見ると、前回の観測時刻である。なお、観測時刻tを「今回の観測時刻」と呼ぶ場合がある。平滑値ベクトルX k-1|k-1は、[数14]により表すことができる。
Figure 2022133209000015
[数14]において、「xk-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における位置の平滑値のx軸成分である。「yk-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における位置の平滑値のy軸成分である。「zk-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における位置の平滑値のz軸成分である。「x k-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における速度の平滑値のx軸成分である。「y k-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における速度の平滑値のy軸成分である。「z k-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における速度の平滑値のz軸成分である。
前回の観測時刻tk-1における平滑値ベクトルX k-1|k-1と、今回の観測時刻tにおける予測値ベクトルX k|k-1との関係は、[数15]により表すことができる。
Figure 2022133209000016
[数15]において、Φ(t,tk-1)は、前回の観測時刻tk-1から今回の観測時刻tまで時間が経過したことに伴う機動目標30の諸元の変化を表す行列である。以下、当該行列を「状態遷移行列」と呼ぶ。
[数15]に示した状態遷移行列Φ(t,tk-1)を用いると、観測時刻tにおける予測誤差共分散行列Pk|k-1は、[数16]により表すことができる。
Figure 2022133209000017
[数16]において、「Pk-1|k-1」は、前回の観測時刻tk-1における第1の平滑誤差共分散行列であり、「Qk-1」は、前回の観測時刻tk-1におけるシステム雑音を表すシステム雑音共分散行列である。また、観測時刻tにおけるカルマンゲイン行列を「K」により表す。カルマンゲイン行列Kは、[数17]により表すことができる。
Figure 2022133209000018
[数17]において、「Pk|k-1」及び「R」は前述の通りである。また、「H」は、観測時刻tにおける位置のセンサ観測行列である。センサ観測行列Hは、[数18]により表すことができる。
Figure 2022133209000019
[数18]において、「O3×3」は、3行3列の零行列である。位置のセンサ観測行列Hは、位置と速度との成分から成るベクトルからx軸とy軸とz軸との位置成分を取り出すための行列である。
[数17]及び[数18]を用いると、観測時刻tにおける平滑値ベクトルX k|kは[数19]により表すことができ、観測時刻tにおける第1の平滑誤差共分散行列Pk|kは[数20]により表すことができる。
Figure 2022133209000020
Figure 2022133209000021
図4に示すブロック図の説明に戻る。グローバルトラッカー部81は、光学測位部50-1と光学測位部50-2と光学測位部50-3とが求めた観測誤差共分散から第2の平滑誤差共分散行列を演算し、平滑誤差判定部82に演算した第2の平滑誤差共分散行列を出力する。第2の平滑誤差共分散行列を求める演算は、第1の平滑誤差共分散行列を求める演算と同様である。
図7は、平滑誤差共分散行列の具体例を示す概念図である。平滑誤差共分散行列は、第1の平滑誤差共分散行列と第2の平滑誤差共分散行列との総称であり、予測値が含む誤差についての平滑誤差共分散を示し、機動目標30の位置と速度とに関する誤差量の相関関係を示す行列である。
図7において、枠ER1により示される箇所は、位置に関する成分の誤差量を示す成分から成る。また、枠ER2と枠ER3とにより示される箇所は、位置と速度との相関成分の誤差量を示す成分から成る。また、枠ER4により示される箇所は、速度に関する成分の誤差量を示す成分から成る。枠ER1内の領域は位置領域とも呼ばれる。枠ER2枠内の領域は位置速度領域とも呼ばれる。枠ER3枠内の領域は速度位置領域とも呼ばれる。ER4内の領域は速度領域とも呼ばれる。
図7に示すように、位置と速度との誤差成分の各成分は、x成分とy成分とz成分とによって表される。第2の平滑誤差共分散行列は、各成分の大きさによって、誤差が発生している要素と、誤差の大きさとを示すことができる。第2の平滑誤差共分散行列において、各成分が、機動目標30の位置を推定する座標系の軸ごと、具体的にはx成分、y成分、及びz成分により表される。
図4に示すブロック図の説明に戻る。平滑誤差判定部82は、第1の平滑誤差共分散行列の各成分と、第2の平滑誤差共分散行列の各成分とを比較することにより、複数の衛星20間において1つの機動目標30を観測した際のバイアス誤差の有無を判定し、バイアス誤差がある場合にはバイアス誤差の要因を判定する。平滑誤差判定部82は、判定した結果を補正部90へ出力する。
図8は、平滑誤差判定部82がバイアス誤差の有無と誤差要因とを判定する処理の一例を示すフローチャートである。図8を用いて平滑誤差判定部82の動作を説明する。
(ステップS1)
平滑誤差判定部82は、第2の平滑誤差共分散行列を用いて、各第1の平滑誤差共分散行列の枠ER1及び枠ER4に対応する領域における軸間の各相関成分の閾値を算出する。ここで、平滑誤差判定部82は、閾値を算出する際に、グローバルトラッカー部81の出力の収束度に応じて、第2の平滑誤差共分散の各値に係数をかけるものとする。
平滑誤差判定部82は、各第1の平滑誤差共分散行列の枠ER1及び枠ER4に対応する領域において、軸間の各相関成分が算出した閾値を超えているか否か判定する。平滑誤差判定部82が少なくともいずれかの第1の平滑誤差共分散行列について軸間の相関成分の少なくともいずれかが閾値を超えていると判定した場合、平滑誤差判定部82はステップS2に進む。それ以外の場合、平滑誤差判定部82はステップS3に進む。
(ステップS2)
平滑誤差判定部82は、衛星20の位置に関するバイアス誤差が発生していると判断し、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS3)
平滑誤差判定部82は、第2の平滑誤差共分散行列の枠ER1及び枠ER4に対応する領域において、軸間の相関成分が非対称であるか否かを判定する。平滑誤差判定部82が少なくともいずれかの領域において軸間の相関成分が非対称であると判定した場合、平滑誤差判定部82はステップS4に進む。それ以外の場合、平滑誤差判定部82は下記の判定処理を実行する。
平滑誤差判定部82は、各第1の平滑誤差共分散行列の枠ER1及び枠ER4に対応する領域において、軸間の相関成分が非対称であるか否かを判定する。平滑誤差判定部82が少なくともいずれかの第1の平滑誤差共分散行列について少なくともいずれかの領域において軸間の相関成分が非対称であると判定した場合、平滑誤差判定部82はステップS4に進む。それ以外の場合、平滑誤差判定部82はステップS5に進む。
(ステップS4)
平滑誤差判定部82は、衛星20の方位に関するバイアス誤差が発生していると判断し、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS5)
平滑誤差判定部82は、第2の平滑誤差共分散行列の枠ER2及び枠ER3に対応する領域が非対称であるか否かを判定する。当該領域が非対称であると平滑誤差判定部82が判定した場合、平滑誤差判定部82はステップS6に進む。それ以外の場合、平滑誤差判定部82は下記の判定処理を実行する。
平滑誤差判定部82は、各第1の平滑誤差共分散行列の枠ER2及び枠ER3に対応する領域が非対称であるか否かを判定する。少なくともいずれかの第1の平滑誤差共分散行列について当該領域が非対称であると平滑誤差判定部82が判定した場合、平滑誤差判定部82はステップS6に進む。それ以外の場合、平滑誤差判定部82はステップS7に進む。
(ステップS6)
平滑誤差判定部82は、衛星20が機動目標30を観測した時刻に関するバイアス誤差が発生していると判断し、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS7)
平滑誤差判定部82は、衛星20の観測データにバイアス誤差が無いと判定し、本フローチャートの処理を終了する。
なお、閾値は光学センサ21の精度に応じて決定される。また、ステップS1とステップS3とステップS5とを実行する順序はどのように変更されてもよい。
補正部90は、光学測位部21-1と、光学測位部21-2と、光学測位部21-3との観測誤差判定部53が出力する判定結果と、平滑誤差判定部82が出力する判定結果とに基づいて、補正値を演算する。補正部90は、具体例として、[参考文献2]及び[参考文献3]が開示する方法を用いて補正値を求める。補正部90は、機動目標30を観測した各衛星20へ求めた補正値を出力する。
[参考文献2]
特許第2965039号公報
[参考文献3]
国際公開第2020/045180号
***実施の形態1の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、観測誤差共分散を評価することにより、目標と複数の人工衛星同士との位置関係であって三角測量に用いられる位置関係と、観測時刻との妥当性を評価する。また、本実施の形態によれば、三角測量に関わる二機の人工衛星から取得した観測データに基づいて平滑計算を実施して得られた平滑誤差共分散と、三機以上の人工衛星から取得した観測データに基づいて平滑計算を実施して得られた平滑誤差共分散とを比較し、これらの平滑誤差共分散の各成分を評価することにより、観測データのバイアス誤差の有無を評価する。そして、誤差検出装置100がバイアス誤差を評価した結果を地上局40又は衛星20等が活用することにより、地上局40又は衛星20等は、機動目標30の位置と速度とについての推定精度に対するバイアス誤差の影響を抑制することができる。
なお、高速で移動している機動目標を複数の人工衛星を用いて観測し、観測した結果を用いて三角測量により機動目標の位置を推定する場合において、特許文献1が開示している方法を適用することを考える。このとき、複数の人工衛星と機動目標との間の距離が長く、機動目標と複数の人工衛星との全てが高速で移動しているため、人工衛星と機動目標との間の相対位置関係と、観測時刻の差とが三角測量の結果に与える影響が大きくなるという課題がある。本実施の形態によれば、複数の人工衛星間の相対位置関係と、観測時刻の差とについて、それぞれの値の妥当性を評価することにより、比較的高い精度で機動目標の位置を推定することができる。観測時刻の差は、人工衛星に搭載された時計の時刻一致度及び各人工衛星が観測した観測時刻の差分である。
***他の構成***
<変形例1>
図9は、本変形例に係る誤差検出装置100のハードウェア構成例を示している。
誤差検出装置100は、プロセッサ11、プロセッサ11とメモリ12、プロセッサ11と補助記憶装置13、あるいは、プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13に代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、誤差検出装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであってもよく、また、メモリ12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路18が専用のハードウェアである場合、処理回路18は、具体例として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(ASICはApplication Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
誤差検出装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
誤差検出装置100において、一部の機能が専用のハードウェアによって実現されて、残りの機能がソフトウェア又はファームウェアによって実現されてもよい。
処理回路18は、具体例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現される。
プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、誤差検出装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
***他の実施の形態***
実施の形態1について説明したが、本実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、本実施の形態を部分的に実施しても構わない。その他、本実施の形態は、必要に応じて種々の変更がなされても構わず、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施されても構わない。
なお、前述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示と、その適用物と、用途の範囲とを制限することを意図するものではない。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜変更されてもよい。
8,9 相対位置及び相対速度、10 コンピュータ、11 プロセッサ、12 メモリ、13 補助記憶装置、14 入出力IF、15 通信装置、18 処理回路、19 信号線、20 衛星、21 光学センサ、22 測位計算部、30 機動目標、40 地上局、50 光学測位部、51 三角測量部、52 観測誤差作成部、53 観測誤差判定部、54 ローカルトラッカー部、80 バイアス誤差判定部、81 グローバルトラッカー部、82 平滑誤差判定部、90 補正部、100 誤差検出装置、P1,P2 観測点。

Claims (10)

  1. 移動している機動目標を観測する第1の人工衛星と第2の人工衛星との2つの人工衛星の複数の組からデータを受信する誤差検出装置であって、
    前記第1の人工衛星から受信するデータは、前記第1の人工衛星が搭載している時計が第1の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
    前記第2の人工衛星から受信するデータは、前記第2の人工衛星が搭載している時計が第2の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
    各2つの人工衛星について、各2つの人工衛星それぞれが観測したデータであって、各2つの人工衛星それぞれに対する前記機動目標の方向を示すデータである方向データと、前記第1の観測時刻における前記第1の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第1の観測時刻を示すデータと、前記第2の観測時刻における前記第2の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第2の観測時刻を示すデータとを含む観測データに基づいて、前記観測データが含む誤差についての観測誤差共分散を求める観測誤差作成部と、
    各2つの人工衛星について、前記第1の観測時刻と前記第2の観測時刻とから定まる観測時刻における前記機動目標の位置及び速度を前記観測データに基づいて予測値として予測し、前記観測誤差共分散と、前記予測値と、前記観測時刻よりも過去の過去時刻に対応する観測データに基づいて予測された前記過去時刻における前記機動目標の位置及び速度とに基づいて、前記予測値が含む誤差についての第1の平滑誤差共分散を求めるローカルトラッカー部と、
    各2つの人工衛星について求められた複数の観測誤差共分散を用いて、各2つの人工衛星に対応する予測値が含む誤差についての第2の平滑誤差共分散を求めるグローバルトラッカー部と、
    前記第1の平滑誤差共分散と前記第2の平滑誤差共分散とを用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する平滑誤差判定部と
    を備える誤差検出装置。
  2. 前記誤差検出装置は、さらに、
    前記観測誤差共分散を用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する観測誤差判定部を備える請求項1に記載の誤差検出装置。
  3. 前記観測誤差判定部は、前記第1の観測時刻と前記第2の観測時刻との各々がバイアス誤差を含むか否かを判定する請求項2に記載の誤差検出装置。
  4. 前記誤差検出装置は、さらに、
    前記観測データがバイアス誤差を含む場合に、前記観測誤差共分散を用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定した結果と、前記第2の平滑誤差共分散を用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定した結果とを用いて、前記観測データが含むバイアス誤差を補正するデータを求める補正部を備える請求項2又は3に記載の誤差検出装置。
  5. 前記誤差検出装置は、さらに、
    各2つの人工衛星それぞれと、前記機動目標との距離を擬似距離として求める三角測量部を備え、
    前記観測誤差作成部は、前記擬似距離を用いて前記観測誤差共分散を求める請求項1から4のいずれか1項に記載の誤差検出装置。
  6. 各2つの人工衛星それぞれは光学センサを用いて前記機動目標を観測し、
    前記観測誤差作成部は、各2つの人工衛星それぞれが用いる光学センサの精度を用いて前記観測誤差共分散を求める請求項1から5のいずれか1項に記載の誤差検出装置。
  7. 前記予測値が示す位置についての誤差を位置誤差とし、前記予測値が示す速度についての誤差を速度誤差とし、
    前記第1の平滑誤差共分散と前記第2の平滑誤差共分散との各々は、平滑誤差共分散行列であり、前記位置誤差及び前記速度誤差それぞれを示す座標系における軸間の相関を示し、
    前記平滑誤差判定部は、
    前記位置誤差についての互いに異なる軸間の相関を示す前記第1の平滑誤差共分散についての平滑誤差共分散行列の成分の少なくとも1つが位置閾値を超えている場合、かつ、前記速度誤差についての互いに異なる軸間の相関を示す前記第1の平滑誤差共分散についての平滑誤差共分散行列の成分の少なくとも1つが速度閾値を超えている場合に、各2つの人工衛星の位置に関するバイアス誤差を前記観測データが含むと判定し、
    前記位置誤差についての軸間の相関を示す成分から成る領域であって前記平滑誤差共分散行列が含む領域である位置領域が非対称である場合、かつ、前記速度誤差についての軸間の相関を示す成分から成る領域であって前記平滑誤差共分散行列が含む領域である速度領域が非対称である場合に、各2つの人工衛星の方位に関するバイアス誤差を前記観測データが含むと判定し、
    前記位置誤差に対する前記速度誤差の相関を示す成分から成る領域であって前記平滑誤差共分散行列が含む領域である位置速度領域と、前記速度誤差に対する前記位置誤差の相関を示す成分から成る領域であって前記平滑誤差共分散行列が含む領域である速度位置領域とが非対称である場合に、前記第1の観測時刻と前記第2の観測時刻とに関するバイアス誤差を前記観測データが含むと判定する請求項1から6のいずれか1項に記載の誤差検出装置。
  8. 前記方向データは、各2つの人工衛星それぞれに対する前記機動目標の仰角と方位角とを示すデータから成る請求項1から7のいずれか1項に記載の誤差検出装置。
  9. 移動している機動目標を観測する第1の人工衛星と第2の人工衛星との2つの人工衛星の複数の組からデータを受信する誤差検出装置が実施する誤差検出方法であって、
    前記第1の人工衛星から受信するデータは、前記第1の人工衛星が搭載している時計が第1の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
    前記第2の人工衛星から受信するデータは、前記第2の人工衛星が搭載している時計が第2の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
    各2つの人工衛星について、各2つの人工衛星それぞれが観測したデータであって、各2つの人工衛星それぞれに対する前記機動目標の方向を示すデータである方向データと、前記第1の観測時刻における前記第1の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第1の観測時刻を示すデータと、前記第2の観測時刻における前記第2の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第2の観測時刻を示すデータとを含む観測データに基づいて、前記観測データが含む誤差についての観測誤差共分散を求め、
    各2つの人工衛星について、前記第1の観測時刻と前記第2の観測時刻とから定まる観測時刻における前記機動目標の位置及び速度を前記観測データに基づいて予測値として予測し、前記観測誤差共分散と、前記予測値と、前記観測時刻よりも過去の過去時刻に対応する観測データに基づいて予測された前記過去時刻における前記機動目標の位置及び速度とに基づいて、前記予測値が含む誤差についての第1の平滑誤差共分散を求め、
    各2つの人工衛星について求められた複数の観測誤差共分散を用いて、各2つの人工衛星に対応する予測値が含む誤差についての第2の平滑誤差共分散を求め、
    前記第1の平滑誤差共分散と前記第2の平滑誤差共分散とを用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する誤差検出方法。
  10. 移動している機動目標を観測する第1の人工衛星と第2の人工衛星との2つの人工衛星の複数の組からデータを受信するコンピュータである誤差検出装置に実行させる誤差検出プログラムであって、
    前記第1の人工衛星から受信するデータは、前記第1の人工衛星が搭載している時計が第1の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
    前記第2の人工衛星から受信するデータは、前記第2の人工衛星が搭載している時計が第2の観測時刻を示している時点において観測されたデータであり、
    各2つの人工衛星について、各2つの人工衛星それぞれが観測したデータであって、各2つの人工衛星それぞれに対する前記機動目標の方向を示すデータである方向データと、前記第1の観測時刻における前記第1の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第1の観測時刻を示すデータと、前記第2の観測時刻における前記第2の人工衛星の位置及び方位を示すデータと、前記第2の観測時刻を示すデータとを含む観測データに基づいて、前記観測データが含む誤差についての観測誤差共分散を求める観測誤差作成処理と、
    各2つの人工衛星について、前記第1の観測時刻と前記第2の観測時刻とから定まる観測時刻における前記機動目標の位置及び速度を前記観測データに基づいて予測値として予測し、前記観測誤差共分散と、前記予測値と、前記観測時刻よりも過去の過去時刻に対応する観測データに基づいて予測された前記過去時刻における前記機動目標の位置及び速度とに基づいて、前記予測値が含む誤差についての第1の平滑誤差共分散を求めるローカルトラッカー処理と、
    各2つの人工衛星について求められた複数の観測誤差共分散を用いて、各2つの人工衛星に対応する予測値が含む誤差についての第2の平滑誤差共分散を求めるグローバルトラッカー処理と、
    前記第1の平滑誤差共分散と前記第2の平滑誤差共分散とを用いて前記観測データがバイアス誤差を含むか否かを判定する平滑誤差判定処理と
    を前記誤差検出装置に実行させる誤差検出プログラム。
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