JP2022128691A - 車載用変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部電源から電力供給を受けることができ且つ複数の高圧バッテリと低圧バッテリの調整を行い得る車載用変換装置をより小型化する。【解決手段】車載用変換装置8において電力変換部8Aは、第1変換部10、第2変換部20、第3変換部30、第4変換部40、トランス80を備える。トランス80は、第1コイル81と第2コイル82と第3コイル83と第4コイル84とが磁気的に結合される。第1変換部10は、第1動作及び第2動作を行う。第2変換部20は、第3動作及び第4動作を行う。第3変換部30は、第5動作を行う。第4変換部40は、第6動作を行う。【選択図】図1
Description
本開示は、車載用変換装置に関する。
プラグインハイブリッド車や電気自動車などの電動車両には、モータ駆動用の高圧バッテリ(例えば、出力電圧300V)から、低圧バッテリ(例えば、出力電圧12Vの鉛蓄電池)又は低圧負荷へ電力を供給するための降圧DC/DCコンバータが搭載されている。以下では、プラグインハイブリッド車は、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)とも称される。電気自動車は、EV(Electric Vehicle)とも称される。これらPHEV及びEVには、外部からの給電を可能とするための充電器も併せて搭載されている。特許文献1には、この種の電動車両に搭載される電源システムの一例が開示され、この電源システムは、高圧バッテリとしてのメインバッテリと、低圧バッテリとしてのサブバッテリとを備える。
しかし、特許文献1の電源システムは、複数の高圧バッテリを想定した構成にはなっていない。一方、特許文献2には、複数の高圧バッテリを想定した蓄電システムが開示されているが、特許文献2の蓄電システムは低圧バッテリを想定した構成ではない。
本開示は、外部電源から電力供給を受けることができ且つ複数の高圧バッテリと低圧バッテリの調整を行い得る車載用変換装置をより小型化し得る技術を提供する。
本開示の一つである車載用変換装置は、
第1高圧バッテリと第2高圧バッテリと低圧バッテリとを備えるとともに車両に搭載される車載用の電源システムに用いられる車載用変換装置であって、
電力変換を行う電力変換部と、
前記電力変換部を制御する制御部と、
を備え、
前記電力変換部は、
第1コイルと第2コイルと第3コイルと第4コイルとが磁気的に結合されたトランスと、
前記第1高圧バッテリに対応する第1導電路に印加された直流電圧を変換して前記第1コイルに交流電圧を生じさせる第1動作及び前記第1コイルに生じた交流電圧を変換して前記第1導電路に直流電圧を印加する第2動作を行う第1変換部と、
前記第2高圧バッテリに対応する第2導電路に印加された直流電圧を変換して前記第2コイルに交流電圧を生じさせる第3動作及び前記第2コイルに生じた交流電圧を変換して前記第2導電路に直流電圧を印加する第4動作を行う第2変換部と、
前記第3コイルに生じた交流電圧を変換し、前記低圧バッテリに電力を伝送する経路に直流電圧を印加する第5動作を少なくとも行う第3変換部と、
前記車両の外部の電源に基づく電力を変換し、前記第4コイルに交流電圧を生じさせる第6動作を少なくとも行う第4変換部と、
を有する。
第1高圧バッテリと第2高圧バッテリと低圧バッテリとを備えるとともに車両に搭載される車載用の電源システムに用いられる車載用変換装置であって、
電力変換を行う電力変換部と、
前記電力変換部を制御する制御部と、
を備え、
前記電力変換部は、
第1コイルと第2コイルと第3コイルと第4コイルとが磁気的に結合されたトランスと、
前記第1高圧バッテリに対応する第1導電路に印加された直流電圧を変換して前記第1コイルに交流電圧を生じさせる第1動作及び前記第1コイルに生じた交流電圧を変換して前記第1導電路に直流電圧を印加する第2動作を行う第1変換部と、
前記第2高圧バッテリに対応する第2導電路に印加された直流電圧を変換して前記第2コイルに交流電圧を生じさせる第3動作及び前記第2コイルに生じた交流電圧を変換して前記第2導電路に直流電圧を印加する第4動作を行う第2変換部と、
前記第3コイルに生じた交流電圧を変換し、前記低圧バッテリに電力を伝送する経路に直流電圧を印加する第5動作を少なくとも行う第3変換部と、
前記車両の外部の電源に基づく電力を変換し、前記第4コイルに交流電圧を生じさせる第6動作を少なくとも行う第4変換部と、
を有する。
本開示の一つである車載用変換装置は、外部電源から電力供給を受けることができ且つ複数の高圧バッテリと低圧バッテリの調整を行い得る装置をより小型構成で実現できる。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される〔1〕~〔7〕の特徴は、矛盾しない範囲でどのように組み合わされてもよい。
〔1〕第1高圧バッテリと第2高圧バッテリと低圧バッテリとを備えるとともに車両に搭載される車載用の電源システムに用いられる車載用変換装置であって、
電力変換を行う電力変換部と、
前記電力変換部を制御する制御部と、
を備え、
前記電力変換部は、
第1コイルと第2コイルと第3コイルと第4コイルとが磁気的に結合されたトランスと、
前記第1高圧バッテリに対応する第1導電路に印加された直流電圧を変換して前記第1コイルに交流電圧を生じさせる第1動作及び前記第1コイルに生じた交流電圧を変換して前記第1導電路に直流電圧を印加する第2動作を行う第1変換部と、
前記第2高圧バッテリに対応する第2導電路に印加された直流電圧を変換して前記第2コイルに交流電圧を生じさせる第3動作及び前記第2コイルに生じた交流電圧を変換して前記第2導電路に直流電圧を印加する第4動作を行う第2変換部と、
前記第3コイルに生じた交流電圧を変換し、前記低圧バッテリに電力を伝送する経路に直流電圧を印加する第5動作を少なくとも行う第3変換部と、
前記車両の外部の電源に基づく電力を変換し、前記第4コイルに交流電圧を生じさせる第6動作を少なくとも行う第4変換部と、
を有する車載用変換装置。
電力変換を行う電力変換部と、
前記電力変換部を制御する制御部と、
を備え、
前記電力変換部は、
第1コイルと第2コイルと第3コイルと第4コイルとが磁気的に結合されたトランスと、
前記第1高圧バッテリに対応する第1導電路に印加された直流電圧を変換して前記第1コイルに交流電圧を生じさせる第1動作及び前記第1コイルに生じた交流電圧を変換して前記第1導電路に直流電圧を印加する第2動作を行う第1変換部と、
前記第2高圧バッテリに対応する第2導電路に印加された直流電圧を変換して前記第2コイルに交流電圧を生じさせる第3動作及び前記第2コイルに生じた交流電圧を変換して前記第2導電路に直流電圧を印加する第4動作を行う第2変換部と、
前記第3コイルに生じた交流電圧を変換し、前記低圧バッテリに電力を伝送する経路に直流電圧を印加する第5動作を少なくとも行う第3変換部と、
前記車両の外部の電源に基づく電力を変換し、前記第4コイルに交流電圧を生じさせる第6動作を少なくとも行う第4変換部と、
を有する車載用変換装置。
上記の〔1〕の車載用変換装置は、外部電源から電力が供給される場合に、第4変換部が第6動作を行えば、第4コイルに交流電圧を生じさせることができる。そして、第1コイル、第2コイル、第3コイルが第4コイルと磁気的に結合しているため、第4コイルに交流電圧が生じた場合に、第1コイル、第2コイル、第3コイルに交流電圧を生じさせることができる。このように外部電源に基づく交流電圧が第4コイルに生じた場合に、第1変換部による第2動作、第2変換部による第4動作、第3変換部による第5動作のうち、少なくともいずれかが行われれば、外部電源からの電力に基づいて第1高圧バッテリ、第2高圧バッテリ、低圧バッテリの少なくともいずれかを充電することができる。特に、〔1〕の車載用変換装置は、第1コイル、第2コイル、第3コイル、第4コイルがトランスにおいて磁気的に結合した構成であるため、外部電源から電力供給を受けることができ且つ複数の高圧バッテリと低圧バッテリの調整を行い得る装置をより小型構成で実現できる。
〔2〕上記〔1〕に記載の車載用変換装置において、上記電源システムは、上記第1高圧バッテリと上記第2高圧バッテリとが直列接続と並列接続とに切り替わるシステムである。
上記の〔2〕の車載用変換装置が適用される電源システムは、第1高圧バッテリと第2高圧バッテリとが直列接続と並列接続とに切り替わるシステムであるため、第1高圧バッテリと第2高圧バッテリとの間で出力電圧やSOCの差が生じやすい。〔2〕の車載用変換装置は、このような電源システムにおいて、差が生じやすい2つの高圧バッテリの調整を、部品数を抑えた小型の構成で行うことができる。
〔3〕〔1〕又は〔2〕に記載の車載用変換装置において、上記制御部は、上記第3変換部及び上記第4変換部を停止させつつ上記第1変換部に上記第1動作を行わせ且つ上記第2変換部に上記第4動作を行わせる制御と、上記第3変換部及び上記第4変換部を停止させつつ上記第2変換部に上記第3動作を行わせ且つ上記第1変換部に上記第2動作を行わせる制御と、を実行する。
上記の〔3〕の車載用変換装置は、第3変換部及び第4変換部を介した外部への電力供給を抑えつつ、第1高圧バッテリと第2高圧バッテリとの間で充放電を行い、2つの高圧バッテリを調整することができる。
〔4〕〔1〕から〔3〕のいずれか一つに記載の車載用変換装置において、上記制御部は、上記第1動作と上記第4動作と上記第5動作とを並行して行わせる制御と、上記第2動作と上記第3動作と上記第5動作とを並行して行わせる制御と、を実行する。
上記の〔4〕の車載用変換装置は、第1高圧バッテリからの電力に基づいて、第2高圧バッテリ及び低圧バッテリを充電する制御と、第2高圧バッテリからの電力に基づいて、第1高圧バッテリ及び低圧バッテリを充電する制御とを行うことができ、これらの制御を、部品数を抑えた簡易な構成で行うことができる。
〔5〕〔1〕から〔4〕のいずれか一つに記載の車載用変換装置において、上記制御部は、上記第2動作と上記第4動作と上記第6動作とを並行して行わせる制御と、上記第1変換部を停止させつつ上記第4動作と上記第6動作とを並行して行わせる制御と、上記第2変換部を停止させつつ上記第2動作と上記第6動作とを並行して行わせる制御と、を実行する。
上記の〔5〕の車載用変換装置は、車両の外部の電源からの電力に基づき、第1高圧バッテリ及び第2高圧バッテリを並行して充電する動作と、第1高圧バッテリ及び第2高圧バッテリのうちの第1高圧バッテリのみを充電する動作と、第2高圧バッテリのみを充電する動作と、を切り替えることができる。よって、外部電源からの電力に基づいて高圧バッテリを充電する場合に、両高圧バッテリの調整を行いやすい。
〔6〕〔1〕から〔5〕のいずれか一つに記載の車載用変換装置において、上記第3変換部は、上記低圧バッテリからの出力に基づいて上記経路に印加された直流電圧を変換して上記第3コイルに交流電圧を生じさせる第7動作を行う。上記制御部は、上記第1変換部を停止させつつ上記第4動作と上記第7動作とを並行して行わせる制御と、上記第2変換部を停止させつつ上記第2動作と上記第7動作とを並行して行わせる制御と、を実行する。
上記の〔6〕の車載用変換装置は、低圧バッテリからの電力に基づき、第1高圧バッテリ及び第2高圧バッテリのうちの第1高圧バッテリのみを充電する動作と、第2高圧バッテリのみを充電する動作と、を切り替えることができる。よって、低圧バッテリからの電力に基づいて高圧バッテリを充電する場合に、両高圧バッテリの調整を行いやすい。
〔7〕〔1〕から〔6〕のいずれか一つに記載の車載用変換装置において、上記制御部は、上記第1変換部及び上記第2変換部を介した充放電により上記第1高圧バッテリ及び上記第2高圧バッテリの出力電圧の差又はSOCの差を減少させる制御を行う。
上記の〔7〕の車載用変換装置は、両高圧バッテリの出力電圧又はSOCの差を小さくするように制御することができ、このように差を減少する動作を、よりサイズを抑えた構成で実現できる。
<第1実施形態>
図1には、車両に搭載される車載システム180が示される。図1のように、車載システム180は、車載用電源システム100、駆動部120、低圧負荷130、リレー110A,110Bなどを含む。以下の説明において、車載用電源システム100は、単に電源システム100とも称される。車載用変換装置8は、単に変換装置8とも称される。車載システム180が搭載される車両は、例えば、PHEV、EV等の車両である。
図1には、車両に搭載される車載システム180が示される。図1のように、車載システム180は、車載用電源システム100、駆動部120、低圧負荷130、リレー110A,110Bなどを含む。以下の説明において、車載用電源システム100は、単に電源システム100とも称される。車載用変換装置8は、単に変換装置8とも称される。車載システム180が搭載される車両は、例えば、PHEV、EV等の車両である。
駆動部120は、高圧バッテリ102から供給される電力に基づいて車載システム180が搭載された車両に駆動力を与える装置である。駆動部120は、インバータ122とモータ124とを含む。インバータ122は、高圧バッテリ102から供給される電力に基づく直流電力から交流電力(例えば三相交流)を生成し、モータ124に供給する。モータ124は、例えば主機系モータである。モータ124は、高圧バッテリ102から供給される電力に基づいて回転し、車両の車輪に対して回転力を与える。
リレー110A,110Bは、電力路90A,90Bを介して高圧バッテリ102側から駆動部120側に電力が供給されることを許容するオン状態(許容状態)と、遮断するオフ状態(遮断状態)とに切り替わるリレーである。
低圧負荷130は、様々な車載用電気部品を含む。低圧負荷130は、セルモータ、オルタネータ、電動パワーステアリングシステム、電動パーキングブレーキ、照明、ワイパー駆動部、ナビゲーション装置等を含んでいてもよい。低圧負荷130は、例えば、ミリ波レーダやステレオカメラなどのセンシングシステム、速度制御システム、車間制御システム、操舵制御システム、車線逸脱防止支援システム、などの自動運転用の負荷を含んでいてもよい。
本明細書において、車両走行時とは、車両が移動している状態を含むが、車両が移動している状態に限らない。車両走行時は、ブレーキを解除してアクセルを踏めば車両が移動する状態も含む。例えば、車両走行時は、車両が移動せずに停止しつつ照明等の負荷へと給電している状態を含む。PHEVであれば、車両走行時はエンジンのアイドリング状態をも含む。
図1のように、電源システム100は、切替装置6、変換装置8、電力路90A,90B、高圧バッテリ102、低圧バッテリ104、リレー98A,98Bなどを備える。
高圧バッテリ102は、リチウムイオン電池などの二次電池によって構成されている。なお、高圧バッテリ102は、リチウムイオン電池以外の蓄電池によって構成されてもよい。高圧バッテリ102は、駆動部120を駆動するために高電圧を出力する。高圧バッテリ102は、満充電時に所定電圧(例えば、約300V)を電力路90A,90B間に印加する。高圧バッテリ102が満充電時に電力路90A,90B間に印加する出力電圧は、低圧バッテリ104が満充電時に導電路92A,92B間に印加する出力電圧よりも高い。
切替装置6は、第1高圧バッテリ102Aと第2高圧バッテリ102Bとを直列接続と並列接続とに切り替える装置である。切替装置6は、リレー6A,6B,6Cを有する。リレー6A,6B,6Cのいずれも、自身を介しての通電を双方向に遮断するオフ状態(遮断状態)と、自身を介しての通電を双方向に許容するオン状態(許容状態)とに切り替わる。リレー6A,6Cがオン状態(許容状態)であって且つリレー6Bがオフ状態(遮断状態)であるときに、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bは、電力路90Aと90Bとの間に並列に接続される。リレー6A,6Cがオフ状態(遮断状態)であり、且つリレー6Bがオン状態(許容状態)であるときに、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bは、電力路90Aと90Bとの間に直列に接続される。切替装置6は、
電力路90A,90Bは、高圧バッテリ102からの電力を駆動部120等に供給するための導電路である。電力路90Aは、第1高圧バッテリ102Aと第2高圧バッテリ102Bとが直列に接続される場合には、第2高圧バッテリ102Bの正極に短絡する。電力路90Bは、第1高圧バッテリ102Aと第2高圧バッテリ102Bとが並列に接続される場合には、第1高圧バッテリ102Aの正極及び第2高圧バッテリ102Bの正極に短絡する。
電力路90Aには、リレー98Aが設けられる。電力路90Bには、リレー98Bが設けられる。電力路90A,90Bの各々には、急速充電用の端子96A,96Bがそれぞれ接続されている。図示されていない急速充電器が端子96A,96Bに接続された状態でリレー98A,98Bがオン状態であるときには、急速充電器からの電力によって高圧バッテリ102が充電され得る。リレー98A,98Bがいずれもオフ状態であるときには、端子96A,96B側から高圧バッテリ102側へは電力は供給されない。
低圧バッテリ104は、例えば、鉛蓄電池などの二次電池によって構成されている。低圧バッテリ104は、鉛蓄電池以外の蓄電池によって構成されていてもよい。低圧バッテリ104は、満充電時に所定電圧(例えば12V)を導電路92A,92B間に印加する。
図1のように、変換装置8は、電源システム100に用いられる装置であり、電源システム100の一部をなす。変換装置8は、主に、電力変換部8Aと、制御部8Bとを備える。
制御部8Bは、各種制御を行う装置である。制御部8Bは、変換装置8内において各種制御を行う装置であってもよく、電源システム100において各種制御を行う装置であってもよい。制御部8Bは、各種情報処理機能、演算機能、制御機能などを有していればよい。制御部8Bは、電力変換部8Aの一部であってもよく、電力変換部8Aとは別の装置であってもよい。
図1のように、電力変換部8Aは、第1変換部10と、第2変換部20と、第3変換部30と、第4変換部40と、トランス80とを備える。
トランス80は、第1コイル81と第2コイル82と第3コイル83と第4コイル84とを備え、第1コイル81と第2コイル82と第3コイル83と第4コイル84とが磁気結合している。トランス80は、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83、第4コイル84のいずれかのコイルで交流電圧が生じた場合に、この交流電圧に応じた交流電圧が他のコイルに生じさせるように変圧動作を行う。第3コイル83は、コイル83A,83Bを有するセンタータップ式のコイルである。
図2のように、第1変換部10は、フルブリッジ回路を構成するスイッチ素子10A,10B,10C,10Dと、コンデンサ10Eと、導電路11A,11B,12A,12Bとを備える。導電路12Aは、第1コイル81の一端に短絡した形態で電気的に接続される。導電路12Bは、第1コイル81の他端に短絡した形態で電気的に接続される。第1コイル81の両端に生じた交流電圧は、導電路12A,12B間に印加される。導電路11Aは、第1高圧バッテリ102Aの正極に電気的に接続される。導電路11Aは、第1高圧バッテリ102Aの正極と同電位とされる。導電路11Bは、第1高圧バッテリ102Aの負極に電気的に接続される。導電路11Bの電位は、第1高圧バッテリ102Aの負極と同電位とされる。第1変換部10は、導電路11A,11Bを介して第1高圧バッテリ102Aとの間で電力を伝送する。第1変換部10は、第1高圧バッテリ102Aに対応する導電路11A,11B(第1導電路)に印加された直流電圧を変換して第1コイル81に交流電圧を生じさせる出力動作(第1動作)を行い得る。また、第1変換部10は、第1コイル81に生じた交流電圧を変換して導電路11A,11B(第1導電路)に直流電圧を印加する出力動作(第2動作)を行いうる。
図2のように、第2変換部20は、フルブリッジ回路を構成するスイッチ素子20A,20B,20C,20Dと、コンデンサ20Eと、導電路21A,21B,22A,22Bとを備える。導電路22Aは、第2コイル82の一端に短絡した形態で電気的に接続される。導電路22Bは、第2コイル82の他端に短絡した形態で電気的に接続される。第2コイル82の両端に生じた交流電圧は、導電路22A,22B間に印加される。導電路21Aは、第2高圧バッテリ102Bの正極に電気的に接続される。導電路21Aは、第2高圧バッテリ102Bの正極と同電位とされる。導電路21Bは、第2高圧バッテリ102Bの負極に電気的に接続される。導電路21Bの電位は、第2高圧バッテリ102Bの負極と同電位とされる。第2変換部20は、導電路21A,21Bを介して第2高圧バッテリ102Bとの間で電力を伝送する。第2変換部20は、第2高圧バッテリ102Bに対応する導電路21A,21B(第2導電路)間に直流電圧が印加される場合に、この直流電圧を変換して導電路22A,22B間に交流電圧を印加し、第2コイル82に交流電圧を生じさせる出力動作(第3動作)を行い得る。第2変換部20は、第2コイル82に生じた交流電圧を変換して導電路21A,21B(第2導電路)に直流電圧を印加する出力動作(第4動作)を行い得る。
第3変換部30は、第3コイル83に交流電圧が生じた場合に、この交流電圧を変換して導電路31A(低圧バッテリ104に電力を伝送する経路)に直流電圧を印加する出力動作(第5動作)を少なくとも行い得る回路である。図2の例では、第3変換部30は、整流回路として構成される。第3変換部30は、導電路31Aと、導電路32A,32B,32Cを備える。導電路32A,32B,32Cは、第3コイル83に電気的に接続される。導電路32Aは、第3コイル83の一端に電気的に接続され、導電路32Bは、第3コイル83の他端に電気的に接続され、導電路32Cは、第3コイル83のセンタータップに電気的に接続される。一方のコイル83Aに生じた交流電圧は導電路32A,32C間に印加される。他方のコイル83Bに生じた交流電圧は導電路32B,32C間に印加される。第3変換部30は、導電路31Aを介して低圧バッテリ104との間で電圧を伝送する。第3変換部30は、導電路32A,32B,32Cから入力される交流電圧を整流及び平滑化し、導電路31Aから直流電圧を出力する。導電路31Aから出力される直流電圧は、グラウンドである導電路92B(図2)と導電路31Aとの間の電位差である。導電路31は、導電路92Aに電気的に接続されるとともに、低圧バッテリ104の正極に電気的に接続される。第3変換部30のグラウンドは、導電路92Bに電気的に接続されるとともに、低圧バッテリ104の負極に電気的に接続される。第3変換部30は、スイッチ素子30A,30Bと、インダクタ30Cと、コンデンサ30Dとを含む。第3変換部30は、第3コイル83に交流電圧が発生した場合に、この交流電圧を整流し、平滑して直流電圧として導電路31Aから出力するように変換動作を行い得る。なお、第3変換部30は、導電路31Aに印加された直流電圧を変換して第3コイル83に交流電圧を生じさせるように電圧変換を行い得る構成であってもよい。
第4変換部40は、導電路47A,47Bと、導電路43A,43Bと、コンバータ回路42と、インバータ回路44と、コンデンサ46とを備える。
コンバータ回路42は、導電路43A,43B間に印加された交流電圧を変換し、導電路45A,45B間に直流電圧を印加する出力動作を行い得る。コンバータ回路42は、力率改善回路として機能する。コンバータ回路42は、インダクタ42A,42Bと、フルブリッジ回路を構成するスイッチ素子42C,42D,42E,42Fとを含む。スイッチ素子42C,42D,42E,42Fにより構成されるフルブリッジ回路の一方の端部(一対の端部)は、それぞれインダクタ42A,42Bに電気的に接続されている。このフルブリッジ回路の他方の端部(一対の端部)はコンデンサ46の両端に電気的に接続されている。コンバータ回路42は、外部充電時に、図示されていない外部電源(商用の交流電源等)から導電路43A,43Bに入力される交流電圧を変換し、一対の導電路45A,45B間に直流電圧を印加する。コンデンサ46は、一対の導電路45A,45Bの間に接続されており、一方の電極が導電路45Aに電気的に接続され、他方の電極が導電路45Bに電気的に接続される。
インバータ回路44は、導電路45A,45Bに印加された直流電圧を変換し、導電路47A,47Bに交流電圧を印加する電力変換回路として機能する。即ち、インバータ回路44は、コンバータ回路42が導電路45A,45B間に直流電圧を印加する場合に、導電路45A,45Bに印加された直流電圧を変換し、第4コイル84に交流電圧を生じさせる変換動作を行い得る。インバータ回路44は、フルブリッジ回路を構成するスイッチ素子44A,44B,44C,44Dを含む。
このように、第4変換部40は、車載システム180が搭載された車両の外部に設けられた外部電源に基づく入力電圧(一対の導電路43A,43Bを介して入力される交流電圧)に対し、交流電圧から直流電圧への電圧変換及び直流電圧から交流電圧への電圧変換を行い、第4コイル84に交流電圧を生じさせる変換動作(第6動作)を少なくとも行い得る。
第4変換部40は、コンバータ回路42から外部の系統に電力を戻す、或いは非常用電源として外部(例えば車外)の機器に電力を出力するように双方向としてもよい。この場合、インバータ回路44は、一対の導電路47A,47B間に印加される交流電圧を変換して一対の導電路45A,45B間に直流電圧を印加するように電圧変換を行えばよい。コンバータ回路42は、一対の導電路45A,45B間に印加された直流電圧を変換し、一対の導電路43A,43B間に交流電圧を印加するように電圧変換を行えばよい。
(不均衡抑制動作の概要)
変換装置8において、制御部8Bは、第1変換部10及び第2変換部20を介した充放電により第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの出力電圧の差又はSOCの差を減少させる制御を行う。以下で説明される代表例は、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの出力電圧の差を減少させる例である。
変換装置8において、制御部8Bは、第1変換部10及び第2変換部20を介した充放電により第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの出力電圧の差又はSOCの差を減少させる制御を行う。以下で説明される代表例は、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの出力電圧の差を減少させる例である。
変換装置8は、所定の判定時期に所定条件が成立したか否かを判定し、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合に、複数のバッテリ(第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102B)の不均衡を抑制する動作を行う。上記判定時期は、例えば、高圧バッテリ102が直列接続のときであってもよく、その他の時期であってもよい。例えば、制御部8Bは、「車両の始動スイッチがオン状態となっている車両始動中」が上記判定時期とされ、この判定時期に上記所定条件が成立したか否かが判定されてもよい。或いは、「外部交流電源が車両に接続された場合」又は「外部交流電源から変換装置8に電力が供給される場合」が上記判定時期とされてもよく、この判定時期に上記所定条件が成立したか否かが判定されてもよい。
具体的には、制御部8Bが、上記判定時期に上記所定条件が成立したか否かを判定する。上記所定条件は、例えば、「複数の高圧バッテリにおいて、いずれか一の高圧バッテリの出力電圧と他の高圧バッテリの出力電圧の差が一定値以上に大きくなったこと」である。高圧バッテリの出力電圧は、例えば、当該高圧バッテリの正極と負極の電位差である。以下の説明の例では、制御部8Bは、第1高圧バッテリ102Aの出力電圧Vaと第2高圧バッテリ102Bの出力電圧Vbの差の絶対値(|Va-Vb|)が閾値V1以上になったことを「上記所定条件が成立したこと」とする。そして、制御部8Bは、上記判定時期に|Va-Vb|≧V1となった場合に、電力変換部8Aに不均衡抑制動作を行わせる。
なお、図1の例では、図示されていない管理装置が第1高圧バッテリ102Aの出力電圧Va及び第2高圧バッテリ102Bの出力電圧Vbを継続的に監視し、出力電圧Va,Vbを継続的に制御部8Bに与えてもよい。或いは、制御部8Bが出力電圧Va,Vbを継続的に検出してもよい。制御部8Bは、上記判定時期に出力電圧Va,Vbを直接又は他の装置を介して間接的に監視し、|Va-Vb|≧V1となるか否かを継続的に判定する。制御部8Bは、|Va-Vb|≧V1となるか否かを短い時間間隔で定期的に判定してもよく、予め定められた条件が成立した場合に|Va-Vb|≧V1となるか否かを判定してもよい。
制御部8Bは、上記判定時期に|Va-Vb|≧V1であると判定した場合、電力変換部8Aに不均衡抑制動作を行わせる。電力変換部8Aに不均衡抑制動作を行わせる時期は上記判定時期であってもよく、予め定められた別の所定時期であってもよい。制御部8Bは、電力変換部8Aに不均衡抑制動作を行わせる場合、複数の高圧バッテリ102A,102Bのうち、出力電圧が大きい方のバッテリを放電状態又は充電停止状態とし、出力電圧が小さい方のバッテリを充電するように電力変換部8Aに電力変換を行わせる。このように、制御部8Bは、所定の開始条件が成立した場合(即ち、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合)に、電力変換部8Aに対し、複数のバッテリ(第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102B)の出力電圧Va,Vbの差を小さくする動作を行わせる。
(車両走行時の動作)
電源システム100は、少なくとも車両走行時に、駆動部120及び低圧負荷130に電力を供給するシステムである。電源システム100が搭載される車両がEVであれば、図1に示される構成によりEVが走行し得る。電源システム100が搭載される車両がPHEVであれば、当該車両は駆動部120の他にエンジンを備えている。従って、当該車両がPHEVであれば、エンジンと駆動部120とが協調して動作することによりPHEVが走行し得る。
電源システム100は、少なくとも車両走行時に、駆動部120及び低圧負荷130に電力を供給するシステムである。電源システム100が搭載される車両がEVであれば、図1に示される構成によりEVが走行し得る。電源システム100が搭載される車両がPHEVであれば、当該車両は駆動部120の他にエンジンを備えている。従って、当該車両がPHEVであれば、エンジンと駆動部120とが協調して動作することによりPHEVが走行し得る。
制御部8Bは、車両走行時に、例えば、図3~図8のような不均衡抑制動作を電力変換部8Aに行わせる制御(第1~第6制御)を実行する。
図3の例は第1動作条件が成立している場合の動作例である。上記第1動作条件は、第1高圧バッテリ102Aの出力電圧Vaが第2高圧バッテリ102Bの出力電圧Vbよりも大きく、且つ|Va-Vb|≧V1を満たしていることである。図3のような第1制御を行う条件は、例えば、上記第1動作条件に加え、第1付加条件が成立していることである。第1付加条件は、例えば、後述される第3付加条件が成立していないことであってもよく、後述される第3付加条件及び第5付加条件が成立していないことであってもよい。制御部8Bは、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合において上記第1動作条件及び上記第1付加条件が成立した場合に、図3のように電力変換部8Aを第1モードで動作させる。この場合、制御部8Bは、第3変換部30及び第4変換部40を停止させつつ、第1変換部10に上記第1動作(導電路11A,11B間に印加された直流電圧を変換して第1コイル81に交流電圧を生じさせる動作)を行わせ、第2変換部20に上記第4動作(第2コイル82に生じた交流電圧を変換して導電路21A,21B間に直流電圧を印加する動作)を行わせる制御(第1制御)を実行する。第1動作及び第4動作が行われている場合には、第1コイル81に交流電圧が生じることに応じて第2コイル82に交流電圧が発生し、両コイル間で変圧がなされる。第1制御では、第3変換部30及び第4変換部40の動作が停止するため、電力消費が抑えられる。
図4の例は第2動作条件が成立している場合の動作例である。上記第2動作条件は、第2高圧バッテリ102Bの出力電圧Vbが第1高圧バッテリ102Aの出力電圧Vaよりも大きく、且つ|Va-Vb|≧V1を満たしていることである。図4のような第2制御を行う条件は、例えば、上記第2動作条件に加え、第2付加条件が成立していることである。制御部8Bは、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合において上記第2動作条件及び上記第2付加条件が成立した場合に、図4のように電力変換部8Aを第2モードで動作させる。この場合、制御部8Bは、第3変換部30及び第4変換部40を停止させつつ、第2変換部20に上記第3動作(導電路21A,21B間に印加された直流電圧を変換して第2コイル82に交流電圧を生じさせる動作)を行わせ、第1変換部10に上記第2動作(第1コイル81に生じた交流電圧を変換して導電路11A,11B間に直流電圧を印加する動作)を行わせる制御(第2制御)を実行する。第2動作及び第3動作が行われている場合には、第2コイル82に交流電圧が生じることに応じて第1コイル81に交流電圧が発生し、両コイル間で変圧がなされる。第2制御では、第3変換部30及び第4変換部40の動作が停止するため、電力消費が抑えられる。
図5の例は上記第1動作条件が成立している場合における図3とは異なる動作例である。図5のような第3制御を行う条件は、例えば、上記第1動作条件に加え、第3付加条件が成立していることである。第3付加条件は、「低圧バッテリ104の出力電圧が第1電圧閾値以下であること」であってもよく、「低圧バッテリ104のSOCが第1のSOC閾値以下であること」であってもよく、その他の条件であってもよい。制御部8Bは、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合において上記第1動作条件及び上記第3付加条件が成立した場合に、図5のように電力変換部8Aを第3モードで動作させる。この場合、制御部8Bは、第4変換部40を停止させつつ、第1変換部10に上記第1動作を行わせ、第2変換部20に上記第4動作を行わせ、第3変換部30に第5動作(第3コイル83に生じた交流電圧を変換し、低圧バッテリ104に電力を伝送する経路(導電路31A)に直流電圧を印加する動作)を行わせる制御(第3制御)を実行する。第1動作、第4動作、及び第5動作が行われている場合には、第1コイル81に交流電圧が生じることに応じて第2コイル82及び第3コイル83に交流電圧が発生し、コイル間で変圧がなされる。このように制御部8Bは、第1動作と、第4動作と、第5動作とを並行して行わせる制御を実行し得る。なお、第3制御では、所定の第1停止条件が成立した場合に第4動作を行わずに第2変換部20を停止させ、第1動作と第5動作とを並行して行わせてもよい。第1停止条件は、例えば、第2高圧バッテリ102Bが満充電に達したこと(充電電圧が満充電閾値に達したこと)であってもよく、その他の条件であってもよい。
図6の例は上記第2動作条件が成立している場合における図4とは異なる動作例である。図6のような第4制御を行う条件は、例えば、上記第2動作条件に加え、第4付加条件が成立していることである。第4付加条件は、「低圧バッテリ104の出力電圧が第1電圧閾値以下であること」であってもよく、「低圧バッテリ104のSOCが第1のSOC閾値以下であること」であってもよく、その他の条件であってもよい。制御部8Bは、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合において上記第2動作条件及び上記第4付加条件が成立した場合に、図6のように電力変換部8Aを第4モードで動作させる。この場合、制御部8Bは、第4変換部40を停止させつつ、第2変換部20に上記第3動作を行わせ、第1変換部10に上記第2動作を行わせ、第3変換部30に上記第5動作を行わせる制御(第4制御)を実行する。第2動作、第3動作、及び第5動作が行われている場合には、第2コイル82に交流電圧が生じることに応じて第1コイル81及び第3コイル83に交流電圧が発生し、コイル間で変圧がなされる。このように制御部8Bは、第2動作と、第3動作と、第5動作とを並行して行わせる制御を実行し得る。なお、第4制御では、所定の第2停止条件が成立した場合に第2動作を行わずに第1変換部10を停止させ、第3動作と第5動作とを並行して行わせてもよい。第2停止条件は、例えば、第1高圧バッテリ102Aが満充電に達したこと(充電電圧が満充電閾値に達したこと)であってもよく、その他の条件であってもよい。
図7の例は上記第1動作条件が成立している場合における図3、図5とは異なる動作例である。図7のような第5制御を行う条件は、例えば、上記第1動作条件に加え、第5付加条件が成立していることである。第5付加条件は、「低圧バッテリ104の出力電圧が第2電圧閾値以上であること」であってもよく、「低圧バッテリ104のSOCが第2のSOC閾値以上であること」であってもよく、その他の条件であってもよい。上記第2電圧閾値が設定される場合、第2電圧閾値は上記第1電圧閾値よりも大きい値とされる。上記第2のSOC閾値が設定される場合、第2のSOC閾値は上記第1のSOC閾値よりも大きい値とされる。制御部8Bは、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合において上記第1動作条件及び上記第5付加条件が成立した場合に、図7のように電力変換部8Aを第5モードで動作させる。この場合、制御部8Bは、第1変換部10及び第4変換部40を停止させつつ、第3変換部30に第7動作(低圧バッテリ104からの出力に基づいて導電路31Aに印加された直流電圧を変換して第3コイル83に交流電圧を生じさせる動作)を行わせ、第2変換部20に上記第4動作を行わせる制御(第5制御)を実行する。第7動作及び第4動作が行われている場合には、第3コイル83に交流電圧が生じることに応じて第2コイル82に交流電圧が発生し、コイル間で変圧がなされる。このように制御部8Bは、第4動作と第7動作とを並行して行わせる制御を実行し得る。
図8の例は上記第2動作条件が成立している場合における図4、図6とは異なる動作例である。図8のような第6制御を行う条件は、例えば、上記第2動作条件に加え、第6付加条件が成立していることである。第6付加条件は、「低圧バッテリ104の出力電圧が上記第2電圧閾値以上であること」であってもよく、「低圧バッテリ104のSOCが上記第2のSOC閾値以上であること」であってもよく、その他の条件であってもよい。制御部8Bは、上記判定時期に上記所定条件が成立した場合において上記第2動作条件及び上記第6付加条件が成立した場合に、図8のように電力変換部8Aを第6モードで動作させる。この場合、制御部8Bは、第2変換部20及び第4変換部40を停止させつつ、第3変換部30に上記第7動作を行わせ、第1変換部10に上記第2動作を行わせる制御(第6制御)を実行する。第7動作及び第2動作が行われている場合には、第3コイル83に交流電圧が生じることに応じて第1コイル81に交流電圧が発生し、コイル間で変圧がなされる。このように制御部8Bは、第2動作と第7動作とを並行して行わせる制御を実行し得る。
(外部充電時の動作)
次の説明は、主に図9~図11を参照した説明であり、外部充電時の電源システム100の動作の説明である。電源システム100は、図9のように電源システム100が搭載された車両に対して外部電源190(商用交流電源などの交流電源)が電気的に接続された場合に、外部電源190から供給される交流電力に基づいて高圧バッテリ102A,102Bや低圧バッテリ104を充電し得る。図9のように、電源システム100は、外部充電時には、図示が省略されたケーブルなどを介して外部電源190から電力の供給を受ける。図9の例では、外部電源190から導電路43A,43Bを介して変換装置8に交流電力が入力される。
次の説明は、主に図9~図11を参照した説明であり、外部充電時の電源システム100の動作の説明である。電源システム100は、図9のように電源システム100が搭載された車両に対して外部電源190(商用交流電源などの交流電源)が電気的に接続された場合に、外部電源190から供給される交流電力に基づいて高圧バッテリ102A,102Bや低圧バッテリ104を充電し得る。図9のように、電源システム100は、外部充電時には、図示が省略されたケーブルなどを介して外部電源190から電力の供給を受ける。図9の例では、外部電源190から導電路43A,43Bを介して変換装置8に交流電力が入力される。
制御部8Bは、外部電源190から変換装置8に対して導電路43A,43Bを介して交流電力が入力されている場合において、第7付加条件が成立している場合に、図9のように、第6動作(外部電源190に基づく電力を変換し、第4コイル84に交流電圧を生じさせる動作)と、上記第2動作と、上記第4動作と、上記第5動作と、を並行して行う制御(第7制御)を実行する。第7付加条件は、例えば、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの充電電圧(出力電圧)がいずれも第1満充電閾値に達しておらず、低圧バッテリ104の充電電圧(出力電圧)が第2満充電閾値に達していないことである。上記第1満充電閾値は、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの満充電の電圧として予め定められた値である。上記第2満充電閾値は、低圧バッテリ104の満充電の電圧として予め定められた値である。
制御部8Bは、外部電源190から変換装置8に対して導電路43A,43Bを介して交流電力が入力されている場合において、第8付加条件が成立している場合に、図10のように、第2変換部20を停止させつつ、上記第6動作と、上記第2動作と、上記第5動作と、を並行して行う制御(第8制御)を実行する。第8付加条件は、例えば、第1高圧バッテリ102Aの充電電圧(出力電圧)が上記第1満充電閾値に達しておらず、低圧バッテリ104の充電電圧(出力電圧)が上記第2満充電閾値に達しておらず、第2高圧バッテリ102Bの充電電圧(出力電圧)が第1満充電閾値に達していることである。
制御部8Bは、外部電源190から変換装置8に対して導電路43A,43Bを介して交流電力が入力されている場合において、第9付加条件が成立している場合に、図11のように、第1変換部10を停止させつつ、上記第6動作と、上記第4動作と、上記第5動作とを並行して行う制御(第9制御)を実行する。第9付加条件は、例えば、第2高圧バッテリ102Bの充電電圧(出力電圧)が上記第1満充電閾値に達しておらず、低圧バッテリ104の充電電圧(出力電圧)が上記第2満充電閾値に達しておらず、第1高圧バッテリ102Aの充電電圧(出力電圧)が上記第1満充電閾値に達していることである。
制御部8Bは、外部電源190から変換装置8に対して導電路43A,43Bを介して交流電力が入力されている場合において、第10付加条件が成立している場合に、第2変換部20及び第3変換部30を停止させつつ、上記第6動作と上記第2動作とを並行して行う制御(第10制御)を実行する。第10付加条件は、例えば、第1高圧バッテリ102Aの充電電圧(出力電圧)が上記第1満充電閾値に達しておらず、低圧バッテリ104の充電電圧(出力電圧)が上記第2満充電閾値に達しており、第2高圧バッテリ102Bの充電電圧(出力電圧)が第1満充電閾値に達していることである。
制御部8Bは、外部電源190から変換装置8に対して導電路43A,43Bを介して交流電力が入力されている場合において、第11付加条件が成立している場合に、第1変換部10及び第3変換部30を停止させつつ、上記第6動作と上記第4動作とを並行して行う制御(第11制御)を実行する。第11付加条件は、例えば、第2高圧バッテリ102Bの充電電圧(出力電圧)が上記第1満充電閾値に達しておらず、低圧バッテリ104の充電電圧(出力電圧)が上記第2満充電閾値に達しており、第1高圧バッテリ102Aの充電電圧(出力電圧)が上記第1満充電閾値に達していることである。
制御部8Bは、外部電源190から導電路43A,43Bを介して交流電力が入力されている場合において、第12付加条件が成立している場合に、第1変換部10及び第2変換部20を停止させつつ、上記第6動作と上記第5動作とを並行して行う制御(第12制御)を実行する。第12付加条件は、例えば、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの充電電圧が第1満充電閾値に達しており、低圧バッテリ104の充電電圧が第2満充電閾値に達していないことである。
本開示の効果の例示は、以下の通りである。
変換装置8は、図9等に示されるように外部電源190から電力が供給される場合に、第4変換部40が上述の第6動作を行えば、第4コイル84に交流電圧を生じさせることができる。そして、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83が第4コイル84と磁気的に結合しているため、第4コイル84に交流電圧が生じた場合には、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83に交流電圧を生じさせることができる。そして、外部電源190に基づく交流電圧が第4コイル84に生じた場合に、第1変換部10による第2動作、第2変換部20による第4動作、第3変換部30による第5動作のうち、少なくともいずれかが行われれば、外部電源190からの電力に基づいて第1高圧バッテリ102A、第2高圧バッテリ102B、低圧バッテリ104の少なくともいずれかを充電することができる。特に、変換装置8は、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83、第4コイル84がトランス80において磁気的に結合した構成であるため、「外部電源190から電力供給を受けることができ且つ複数の高圧バッテリ102A,102Bと低圧バッテリ104の調整を行い得る装置」をより小型構成で実現できる。
変換装置8は、図9等に示されるように外部電源190から電力が供給される場合に、第4変換部40が上述の第6動作を行えば、第4コイル84に交流電圧を生じさせることができる。そして、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83が第4コイル84と磁気的に結合しているため、第4コイル84に交流電圧が生じた場合には、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83に交流電圧を生じさせることができる。そして、外部電源190に基づく交流電圧が第4コイル84に生じた場合に、第1変換部10による第2動作、第2変換部20による第4動作、第3変換部30による第5動作のうち、少なくともいずれかが行われれば、外部電源190からの電力に基づいて第1高圧バッテリ102A、第2高圧バッテリ102B、低圧バッテリ104の少なくともいずれかを充電することができる。特に、変換装置8は、第1コイル81、第2コイル82、第3コイル83、第4コイル84がトランス80において磁気的に結合した構成であるため、「外部電源190から電力供給を受けることができ且つ複数の高圧バッテリ102A,102Bと低圧バッテリ104の調整を行い得る装置」をより小型構成で実現できる。
変換装置8が適用される電源システム100は、第1高圧バッテリ102Aと第2高圧バッテリ102Bとが直列接続と並列接続とに切り替わるシステムであるため、第1高圧バッテリ102Aと第2高圧バッテリ102Bとの間で出力電圧やSOCの差が生じやすい。変換装置8は、このような電源システム100において、差が生じやすい2つの高圧バッテリ102A,102Bの調整を、部品数を抑えた小型の構成で行うことができる。
変換装置8は、図3、図4のような動作により、第3変換部30及び第4変換部40を介した外部への電力供給を抑えつつ、第1高圧バッテリ102Aと第2高圧バッテリ102Bとの間で充放電を行い、2つの高圧バッテリを調整することができる。
図5、図6のように、変換装置8は、第1高圧バッテリ102Aからの電力に基づいて、第2高圧バッテリ102B及び低圧バッテリ104を充電する制御と、第2高圧バッテリ102Bからの電力に基づいて、第1高圧バッテリ102A及び低圧バッテリ104を充電する制御とを行うことができ、これらの制御を、部品数を抑えた簡易な構成で行うことができる。
図9~図11のように、変換装置8は、車両の外部に設けられた外部電源190からの電力に基づき、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bを並行して充電する動作と、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bのうちの第1高圧バッテリ102Aのみを充電する動作と、第2高圧バッテリ102Bのみを充電する動作と、を切り替えることができる。よって、外部電源190からの電力に基づいて高圧バッテリを充電する場合に、両高圧バッテリの調整を行いやすい。
図7、図8のように、変換装置8は、低圧バッテリ104からの電力に基づき、第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bのうちの第1高圧バッテリ102Aのみを充電する動作と、第2高圧バッテリ102Bのみを充電する動作と、を切り替えることができる。よって、低圧バッテリからの電力に基づいて高圧バッテリを充電する場合に、両高圧バッテリの調整を行いやすい。なお、変換装置8は、低圧バッテリ104からの電力に基づいて第1高圧バッテリ102A及び第2高圧バッテリ102Bの両方を充電する制御を行ってもよい。
変換装置8は、両高圧バッテリの出力電圧又はSOCの差を小さくするように制御することができ、このように差を減少する動作を、よりサイズを抑えた構成で実現できる。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
上述された実施形態では、変換装置8は、上述の開始条件が成立した場合、出力電圧の差を小さくするように不均衡抑制動作を行うが、この例に限定されない。変換装置8は、上述の開始条件が成立した場合、SOC(State Of Charge)の差を小さくするように不均衡抑制動作を行ってもよい。この場合、上述の実施形態において、複数の高圧バッテリ102A,102Bのうち出力電圧が相対的に高いバッテリを、複数の高圧バッテリ102A,102BのうちSOCが相対的に高い高圧バッテリに置き換え、複数の高圧バッテリのうち出力電圧が相対的に低い高圧バッテリを、複数の高圧バッテリのうちSOCが相対的に低い高圧バッテリに置き換えればよい。この場合、制御部8Bは、複数の高圧バッテリのSOCの差の絶対値が閾値以上である場合に不均衡抑制動作を行わせればよい。制御部8Bは、電力変換部8Aに不均衡抑制動作を行わせる場合、複数のバッテリのうち、SOCが大きい方の高圧バッテリを放電状態又は充電停止状態とし、SOCが小さい方の高圧バッテリを充電するように電力変換部8Aに電力変換を行わせればよい。そして、制御部8Bは、複数の高圧バッテリのSOCの差の絶対値が上記閾値よりも小さい一定値以下になった場合に不均衡抑制動作を終了すればよい。
上記実施形態では、電源システム100に高圧バッテリ102が含まれていたが、電源システム100に高圧バッテリ102が含まれていなくてもよい。つまり、電源システム100は、高圧バッテリ102とは別の装置であってもよい。
上記実施形態では、電源システム100に低圧バッテリ104が含まれていたが、電源システム100に低圧バッテリ104が含まれていなくてもよい。つまり、電源システム100は、低圧バッテリ104とは別の装置であってもよい。
上記実施形態では、変換装置8や電源システム100が、PHEV、EVなどの車両に搭載される場合を説明したが、これに限定されない。変換装置8や電源システム100は、これら以外の種類の車両(例えば、HEV(Hybrid Electric Vehicle))に搭載されてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
6 :切替装置
8 :車載用変換装置
8A :電力変換部
8B :制御部
10 :第1変換部
11A :導電路(第1導電路)
11B :導電路(第1導電路)
20 :第2変換部
21A :導電路(第2導電路)
21B :導電路(第2導電路)
30 :第3変換部
31 :導電路
31A :導電路(経路)
40 :第4変換部
80 :トランス
81 :第1コイル
82 :第2コイル
83 :第3コイル
84 :第4コイル
100 :車載用電源システム
102 :高圧バッテリ
102A :第1高圧バッテリ
102B :第2高圧バッテリ
104 :低圧バッテリ
120 :駆動部
122 :インバータ
124 :モータ
130 :低圧負荷
180 :車載システム
190 :外部電源
8 :車載用変換装置
8A :電力変換部
8B :制御部
10 :第1変換部
11A :導電路(第1導電路)
11B :導電路(第1導電路)
20 :第2変換部
21A :導電路(第2導電路)
21B :導電路(第2導電路)
30 :第3変換部
31 :導電路
31A :導電路(経路)
40 :第4変換部
80 :トランス
81 :第1コイル
82 :第2コイル
83 :第3コイル
84 :第4コイル
100 :車載用電源システム
102 :高圧バッテリ
102A :第1高圧バッテリ
102B :第2高圧バッテリ
104 :低圧バッテリ
120 :駆動部
122 :インバータ
124 :モータ
130 :低圧負荷
180 :車載システム
190 :外部電源
Claims (7)
- 第1高圧バッテリと第2高圧バッテリと低圧バッテリとを備えるとともに車両に搭載される車載用の電源システムに用いられる車載用変換装置であって、
電力変換を行う電力変換部と、
前記電力変換部を制御する制御部と、
を備え、
前記電力変換部は、
第1コイルと第2コイルと第3コイルと第4コイルとが磁気的に結合されたトランスと、
前記第1高圧バッテリに対応する第1導電路に印加された直流電圧を変換して前記第1コイルに交流電圧を生じさせる第1動作及び前記第1コイルに生じた交流電圧を変換して前記第1導電路に直流電圧を印加する第2動作を行う第1変換部と、
前記第2高圧バッテリに対応する第2導電路に印加された直流電圧を変換して前記第2コイルに交流電圧を生じさせる第3動作及び前記第2コイルに生じた交流電圧を変換して前記第2導電路に直流電圧を印加する第4動作を行う第2変換部と、
前記第3コイルに生じた交流電圧を変換し、前記低圧バッテリに電力を伝送する経路に直流電圧を印加する第5動作を少なくとも行う第3変換部と、
前記車両の外部の電源に基づく電力を変換し、前記第4コイルに交流電圧を生じさせる第6動作を少なくとも行う第4変換部と、
を有する車載用変換装置。 - 前記電源システムは、前記第1高圧バッテリと前記第2高圧バッテリとが直列接続と並列接続とに切り替わるシステムである
請求項1に記載の車載用変換装置。 - 前記制御部は、前記第3変換部及び前記第4変換部を停止させつつ前記第1変換部に前記第1動作を行わせ且つ前記第2変換部に前記第4動作を行わせる制御と、前記第3変換部及び前記第4変換部を停止させつつ前記第2変換部に前記第3動作を行わせ且つ前記第1変換部に前記第2動作を行わせる制御と、を実行する
請求項1又は請求項2に記載の車載用変換装置。 - 前記制御部は、前記第1動作と前記第4動作と前記第5動作とを並行して行わせる制御と、前記第2動作と前記第3動作と前記第5動作とを並行して行わせる制御と、を実行する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載用変換装置。 - 前記制御部は、前記第2動作と前記第4動作と前記第6動作とを並行して行わせる制御と、前記第1変換部を停止させつつ前記第4動作と前記第6動作とを並行して行わせる制御と、前記第2変換部を停止させつつ前記第2動作と前記第6動作とを並行して行わせる制御と、を実行する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車載用変換装置。 - 前記第3変換部は、前記低圧バッテリからの出力に基づいて前記経路に印加された直流電圧を変換して前記第3コイルに交流電圧を生じさせる第7動作を行い、
前記制御部は、前記第1変換部を停止させつつ前記第4動作と前記第7動作とを並行して行わせる制御と、前記第2変換部を停止させつつ前記第2動作と前記第7動作とを並行して行わせる制御と、を実行する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載用変換装置。 - 前記制御部は、前記第1変換部及び前記第2変換部を介した充放電により前記第1高圧バッテリ及び前記第2高圧バッテリの出力電圧の差又はSOCの差を減少させる制御を行う
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車載用変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021027047A JP2022128691A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | 車載用変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021027047A JP2022128691A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | 車載用変換装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2022128691A true JP2022128691A (ja) | 2022-09-05 |
Family
ID=83150339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021027047A Pending JP2022128691A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | 車載用変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022128691A (ja) |
-
2021
- 2021-02-24 JP JP2021027047A patent/JP2022128691A/ja active Pending
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