JP2022127885A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022127885A
JP2022127885A JP2021026111A JP2021026111A JP2022127885A JP 2022127885 A JP2022127885 A JP 2022127885A JP 2021026111 A JP2021026111 A JP 2021026111A JP 2021026111 A JP2021026111 A JP 2021026111A JP 2022127885 A JP2022127885 A JP 2022127885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
converter
power
control device
interconnection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021026111A
Other languages
English (en)
Inventor
恭大 金子
Yasuhiro Kaneko
裕史 児山
Yuji Koyama
崇裕 石黒
Takahiro Ishiguro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Energy Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2021026111A priority Critical patent/JP2022127885A/ja
Publication of JP2022127885A publication Critical patent/JP2022127885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/60Arrangements for transfer of electric power between AC networks or generators via a high voltage DC link [HVCD]

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Abstract

【課題】直流連系時の突入電流を抑制することができる電力変換装置を提供することである。【解決手段】実施形態の電力変換装置は、交直変換器と、交流遮断器と、直流スイッチと、制御装置とを持つ。交直変換器は、交流線路を介して交流系統に連系し、直流系統と連系する複数の直流線路を集約する直流母線に接続され、交流電力から直流電力へ、又は直流電力から交流電力へ電力変換する。交流遮断器は、前記交流線路上に設けられる。直流スイッチは、前記直流線路状に設けられる。制御装置は、前記交流遮断器を導通状態に制御することで前記交直変換器と前記交流系統との交流連系を行い、前記直流スイッチを導通状態に制御することで前記交直変換器と前記直流系統との直流連系を行う。突入電流抑制回路は、前記直流連系の際に流れる突入電流を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
近年、再生可能エネルギーとして洋上での風力発電技術の開発が盛んに行われている。洋上に建設された風力発電所で発電した電力は、陸上の交流系統に送電される。この送電が長距離での送電となる場合には、高圧直流(HVDC:High Voltage Direct Current)送電が適用されることで、風力発電所から交流系統へ効率的に交流電力が送電される。この場合、風力発電所で発電した交流電力は、交直変換所(端子ともいう。)で直流電力に電力変換される。変換所で電力変換された直流電力は、直流電力系統に連系し、陸上の交流系統と連系している他の変換所に送電される。
従来では、距離の離れた2つの変換所を1組の直流送電線で結び、一対一の送受電を行う二端子直流送電が採用されていたが、近年の技術向上により複数の交直変換所間で電力融通を行う多端子直流送電システムの導入が世界的に加速している。多端子直流送電システムでは、1つの交直変換所が他の複数の交直変換所と直流系統を介して接続され、洋上風力発電所と交流系統の送電ループを複数確保することができ、送電ルートが多様となる。
多端子直流送電システムでは交直変換所の拡充やメンテナンス等で、運転中の多端子直流送電システムに新たに交直変換所を連系する状況が想定される。この場合、多端子直流送電システムを停止すれば簡単に交直変換所を連系することができるが、この場合には、長時間にわたって多端子直流送電システムを停止する必要があり、発電機会の損失となる。これを避けるためには、運転中の多端子直流送電システムに安全に交直変換所を連系する技術が必要となる。
多端子直流送電システムの各直流線路には、直流事故時の保護を目的として直流遮断器(DCCB:Direct Current Circuit Breaker)の設置が想定される。運転中の多端子直流送電システムに新たに交直変換所を連系するために、直流線路の片側が課電された状態で直流遮断器を投入して直流連系を実行すると直流線路に大きな突入電流が流れる可能性がある。突入電流が直流線路に接続される機器の電流耐量を超過した場合等には機器の破損が懸念される。
特開2016-174495号公報
小熊,他「モジュラー・マルチレベル・カスケード変換器を用いたFTF(Front-To-Front)システムの実験検証」,電学論D, Vol.135, No.7, pp.794-801, 2015.
本発明が解決しようとする課題は、直流連系時の突入電流を抑制することができる電力変換装置を提供することである。
実施形態の電力変換装置は、交直変換器と、交流遮断器と、直流スイッチと、制御装置とを持つ。交直変換器は、交流線路を介して交流系統に連系し、直流系統と連系する複数の直流線路を集約する直流母線に接続され、交流電力から直流電力へ、又は直流電力から交流電力へ電力変換する。交流遮断器は、前記交流線路上に設けられる。直流スイッチは、前記直流線路上に設けられる。突入電流抑制回路は、前記直流スイッチと直列接続される。制御装置は、前記交直変換器、前記交流遮断器、前記直流スイッチ及び前記突入電流抑制回路のそれぞれを制御する。前記制御装置は、前記交流遮断器を導通状態に制御することで前記交直変換器と前記交流系統との交流連系を行い、前記直流スイッチを導通状態に制御することで前記交直変換器と前記直流系統との直流連系を行う。前記突入電流抑制回路は、前記直流連系の際に流れる突入電流を抑制する。
第1の実施形態の多端子直流送電システムの概略構成図。 第1の実施形態に係る直流連系の処理のフローチャート。 第1の実施形態における直流スイッチ、バイパススイッチ、及び直流コンデンサ電圧を示す図。 第2の実施形態の多端子直流送電システムの概略構成図。 第2の実施形態に係る直流連系の処理のフローチャート。 第2の実施形態における直流スイッチ、バイパススイッチ、及び直流コンデンサ電圧を示す図。 第3の実施形態の多端子直流送電システムの概略構成図。 第3の実施形態に係る直流連系の処理のフローチャート。 第3の実施形態における直流スイッチ、バイパススイッチ、及び直流コンデンサ電圧を示す図。
以下、実施形態の電力変換装置を、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の電力変換装置を備える多端子直流送電システム1の構成例を示す図である。多端子直流送電システム1は、高圧直流送電が適用されたシステムである。多端子直流送電システム1は、例えば、交流系統10と、直流系統20と、1つ以上の電力変換装置30とを備える。
交流系統10は、例えば、交流電源を含む。直流系統20は、例えば、複数の直流線路などを含む。
多端子直流送電システム1では、長距離範囲に点在する交流系統10のそれぞれが交流線路11を介して各電力変換装置30と連系する。また、電力変換装置30は、直流線路21を介して直流系統20と連系する。例えば、電力変換装置30は、交直変換所又は端子の一例である。
電力変換装置30は、直流系統20と交流系統10との境界に設置される。多端子直流送電システム1では、電力変換装置30のそれぞれが、互いに電力を他の電力変換装置30に供給したり、電力を他の電力変換装置30から受け取ったりするなどの電力融通の機能を有する。
電力変換装置30は、例えば、交直変換器40と、交流遮断器41と、直流母線42と、直流スイッチ43と、限流器44と、突入電流抑制回路45と、制御装置46とを備える。
交直変換器40は、交流線路11を介して交流系統10に連系する。交直変換器40は、複数の直流線路21を集約する直流母線42に接続される。交直変換器40は、交流電力から直流電力へ、又は直流電力から交流電力へ電力変換する。例えば、交直変換器40は、交流系統10からの交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を直流母線42に供給する。また、例えば、交直変換器40は、直流母線42からの直流電力を交流電力に変換して交流系統10に供給する。
交直変換器40は、直流側に直流コンデンサCを備える。直流コンデンサCは、1つの直流コンデンサを示すものであってもよいし、交直変換器40内の複数の直流コンデンサを一つのコンデンサとして示すものであってもよい。例えば、直流コンデンサCは、電解コンデンサやフィルムコンデンサである。直流コンデンサCの電圧である直流コンデンサ電圧Vcは、制御装置46に送信される。
交流遮断器41は、交流線路11上に設けられる。例えば、交流遮断器41は、交流線路11のそれぞれに対して直列に接続される。交流遮断器41は、交流系統10と交直変換器40との間に直列接続される。交流遮断器41が導通状態である場合には、交直変換器40と交流系統10とが連系(以下、「交流連系」という。)する。交流遮断器41が遮断状態である場合には、交直変換器40と交流系統10との交流連系が解消し、交直変換器40から交流系統10が切り離される。
直流母線42には、複数の直流線路21が接続される。直流母線42は、複数の直流線路21を介して直流系統20に電気的に接続される。
直流スイッチ43は、直流線路21上に設けられる。本実施形態では、直流スイッチ43は、直流母線42に接続される複数の直流線路21のそれぞれに対して直列に接続される。直流スイッチ43は、直流母線42と各直流線路21の間に直列接続される。直流スイッチ43が導通状態である場合には、交直変換器40と直流系統20との直流連系が行われる。直流スイッチ43が遮断状態である場合には、交直変換器40と直流系統20との直流連系が解消されて、交直変換器40又は直流母線42から直流系統20が電気的に切り離される。直流スイッチ43は、例えば、直流遮断器、直流開閉器及び直流断路器のいずれかである。
限流器44は、直流線路21に直列に接続される。本実施形態では、限流器44は、直流母線42に接続される複数の直流線路21のそれぞれに対して直列に接続される。限流器44は、直流スイッチ43と直列接続され、直流線路21に流れる電流の急峻な変化を抑制する。例えば、限流器44は、直流母線42と直流スイッチ43との間に直列接続され、直流スイッチ43に流れる電流の急峻な変化を抑制する。
突入電流抑制回路45は、直流線路21に直列に接続される。本実施形態では、突入電流抑制回路45は、直流母線42に接続される複数の直流線路21のそれぞれに対して直列に接続される。突入電流抑制回路45は、直流スイッチ43と直列接続される。突入電流抑制回路45は、直流連系が行われる際に、例えば直流系統20と直流母線42との間に流れる突入電流を抑制する。例えば、突入電流抑制回路は、直流スイッチ43が遮断状態から導通状態になることで発生する突入電流を抑制する。
突入電流抑制回路45は、例えば、インピーダンス素子50と、バイパススイッチ51とを備える。
インピーダンス素子50は、抵抗成分を含む。例えば、インピーダンス素子50は、抵抗器や、抵抗器とリアクトルとを直列接続したものなどである。
バイパススイッチ51は、インピーダンス素子50に対して並列に接続される。バイパススイッチ51は、トランジスタなどの電気的なスイッチ(無接点リレーを含む)であってもよいし、有接点リレーなどの機械スイッチであってもよい。バイパススイッチ51は、制御装置46によって導通状態又は遮断状態に制御される。バイパススイッチ51は、導通状態に制御されることで、インピーダンス素子50をバイパスする電流経路を形成する。図1に示す例では、バイパススイッチ51は、直流スイッチ43と限流器44との間において、インピーダンス素子50をバイパスする電流経路を形成する。
制御装置46は、交直変換器40、交流遮断器41、複数の直流スイッチ43及び各突入電流抑制回路45内のバイパススイッチ51のそれぞれと信号授受する。制御装置46は、交直変換器40から直流コンデンサ電圧Vcを取得する。制御装置46は、交直変換器40の起動や運転の停止などの動作を制御する。制御装置46は、交流遮断器41を遮断状態又は導通状態に制御する。制御装置46は、各直流スイッチ43を遮断状態又は導通状態に制御する。制御装置46は、各バイパススイッチ51を遮断状態又は導通状態に制御する。
制御装置46は、交流遮断器41を導通状態に制御することで交直変換器40と交流系統10との交流連系を行い、直流スイッチ43を導通状態に制御することで交直変換器40と直流系統20との直流連系を行う。制御装置46は、直流連系よりも先に交流連系を行ってもよい。制御装置46は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integrated circuit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。記憶装置は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により構成される。
以下、電力変換装置30の直流連系の処理の流れを、図2を用いて説明する。図2は、第1の実施形態に係る直流連系の処理のフローチャートである。図2では、交流連系よりも先に直流連系を行う場合を想定している。なお、ハイフン以下の符号は、複数の同じ種類の構成要素を互いに区別するものである。複数の同じ種類の構成を互いに区別しない場合には、ハイフン以下の符号を省略する場合がある。
電力変換装置30-mが起動する場合には、制御装置46-mは、直流スイッチ43-mを投入することで直流スイッチ43-mを遮断状態から導通状態に制御する(ステップS101)。この際、図1に示すように電力変換装置30-mに直流スイッチ43-mが複数存在する場合には、直流スイッチ43-mを投入する順序は特に限定されない。例えば、制御装置46-mは、電力変換装置30-mに複数の直流スイッチ43-mが設置されている場合には、複数の直流スイッチ43-mを全て同時に導通状態に制御してもよいし、導通状態に制御するタイミングを直流スイッチ43-mごとに全て異なるように制御してもよい。
直流スイッチ43-mが投入されると、電力変換装置30-mに接続されている直流線路21と交直変換器40-mの直流コンデンサCとが直流系統20からの直流電力によって所定値まで充電される。この際、直流スイッチ43-mの投入によって直流線路21に接続された突入電流抑制回路45-mでは、バイパススイッチ51が遮断状態であるため、インピーダンス素子50によって突入電流が抑制される。
制御装置46-mは、直流スイッチ43-mの投入後に、交直変換器40-mから直流コンデンサ電圧Vcを取得する(ステップS102)。制御装置46-mは、直流コンデンサ電圧Vcを取得すると、直流コンデンサ電圧Vcと既定の閾値Vthとを比較する(ステップS103)。閾値Vthは、直流系統20から直流コンデンサCを充電したときの最大電圧よりも低い値である。例えば、閾値Vthは、直流線路21の電圧や直流コンデンサCの直列数に応じて変化してもよい。
制御装置46-mは、ステップS103において、直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vth以上か否かを判定する。制御装置46-mは、直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vth未満である場合には、再度ステップS102に戻り、直流コンデンサ電圧Vcを取得する。制御装置46-mは、直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vth以上である場合には、バイパススイッチ51-mを導通状態に制御することでバイパススイッチ51-mを投入する(ステップS104)。これにより、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50を両端が短絡する。なお、突入電流抑制回路45-m内にバイパススイッチ51-mが複数存在する場合は、バイパススイッチ51を投入する順序は、特に限定されない。例えば、制御装置46-mは、電力変換装置30-mに複数のバイパススイッチ51-mが設置されている場合には、複数のバイパススイッチ51-mを全て同時に導通状態に制御してもよいし、導通状態に制御するタイミングをバイパススイッチ51-mごとに全て異なるように制御してもよい。電力変換装置30-m内のすべてのバイパススイッチ51-mの投入が完了した場合には、直流連系が完了する。
図3は、第1の実施形態における直流スイッチ43の状態、バイパススイッチ51の状態、及び直流コンデンサ電圧Vcの波形例を示す。ステップS101によって直流スイッチ43が投入されると、直流線路21と交直変換器40-mの直流コンデンサCが充電される。このとき、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50-mや限流器44-mなどの直流側のインピーダンス成分を介して充電電流が流れるために、突入電流が抑制され緩やかな充電波形となる。
ステップS102及びステップS103によって直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vth以上になったと判定された場合には、ステップS104でバイパススイッチ51-mが投入される。バイパススイッチ51-mが投入されると、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50-mをバイパスする電流経路が形成されるため、直流線路21の電圧と直流コンデンサ電圧Vcは若干上昇する。この際、直流連系が完了する。
以上説明した第1の実施形態の電力変換装置30は、直流線路21に接続される突入電流抑制回路45を備えることで、直流連系時の突入電流を抑制し安全に直流連系することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の電力変換装置30Aについて説明する。以下の説明において、第1の実施形態で説明した内容と同様の機能を有する部分については、同様の名称および符号を付するものとし、その機能に関する具体的な説明は省略する。
図4は、第2の実施形態の電力変換装置30Aを備える多端子直流送電システム1Aの構成例を示す図である。電力変換装置30Aは、図1に示した第1の実施形態の電力変換装置30と比較すると、直流コンデンサCを直流系統20ではなく交流系統10から充電する点が異なる。
多端子直流送電システム1Aは、高圧直流送電が適用されたシステムである。多端子直流送電システム1Aは、例えば、交流系統10と、直流系統20と、1つ以上の電力変換装置30Aとを備える。例えば、電力変換装置30Aは、交直変換所又は端子の一例である。
電力変換装置30Aは、例えば、交直変換器40と、交流遮断器41と、直流母線42と、直流スイッチ43と、限流器44と、突入電流抑制回路45と、制御装置46Aとを備える。
制御装置46Aは、交直変換器40、交流遮断器41、複数の直流スイッチ43及び各突入電流抑制回路45内のバイパススイッチ51にそれぞれ接続される。制御装置46Aは、交直変換器40から直流コンデンサ電圧Vcを取得する。制御装置46Aは、交直変換器40の起動や運転の停止などの動作を制御する。制御装置46Aは、交流遮断器41を遮断状態又は導通状態に制御する。制御装置46Aは、各直流スイッチ43を遮断状態又は導通状態に制御する。制御装置46Aは、各バイパススイッチ51を遮断状態又は導通状態に制御する。
制御装置46Aは、交流遮断器41を導通状態に制御することで交直変換器40と交流系統10との交流連系を行い、直流スイッチ43を導通状態に制御することで交直変換器40と直流系統20との直流連系を行う。
制御装置46Aは、直流連系よりも先に交流連系を行う。例えば、制御装置46Aは、交流遮断器41を遮断状態から導通状態にした後の直流コンデンサ電圧Vcが予め設定された第1閾値Vth1以上の場合には、直流スイッチ43を遮断状態から導通状態に制御する。そして、制御装置46Aは、直流スイッチ43を導通状態にした後の直流コンデンサ電圧Vcが予め設定された第2閾値Vth2以上の場合には、バイパススイッチ51を遮断状態から導通状態に制御する。第2閾値Vth2は、第1閾値Vth1よりも高い電圧であって、例えば、直流系統20から直流コンデンサCを充電したときの最大電圧よりも低い値である。例えば、第2閾値Vth2は、第1の実施形態の閾値Vthに相当する。
以下、電力変換装置30Aの直流連系の処理の流れを、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態に係る直流連系の処理のフローチャートである。
電力変換装置30A-mが起動する場合には、制御装置46A-mは、交流遮断器41-mを投入することで交流遮断器41-mを遮断状態から導通状態に制御する(ステップS201)。交流遮断器41が投入されると、交流系統10から交直変換器40-mの直流コンデンサC及び直流母線42-mに接続されている直流線路21が所定値まで充電される。
制御装置46A-mは、交流遮断器41-mの投入後に、交直変換器40-mから直流コンデンサ電圧Vcを取得する(ステップS202)。制御装置46A-mは、ステップS202において直流コンデンサ電圧Vcを取得すると、直流コンデンサ電圧Vcと既定の第1閾値Vth1とを比較する(ステップS203)。制御装置46A-mは、ステップS203において、直流コンデンサ電圧Vcが第1閾値Vth1以上か否かを判定する。制御装置46A-mは、直流コンデンサ電圧Vcが第1閾値Vth1未満である場合には、再度ステップS202に戻り直流コンデンサVcを取得する。
制御装置46A-mは、直流コンデンサ電圧Vcが第1閾値Vth1以上である場合には、直流スイッチ43-mを投入することで直流スイッチ43-mを遮断状態から導通状態に制御する(ステップS204)。この際、図4に示すように電力変換装置30A-mに直流スイッチ43-mが複数存在する場合には、直流スイッチ43-mを投入する順序は特に限定されない。例えば、制御装置46A-mは、電力変換装置30A-mに複数の直流スイッチ43-mが設置されている場合には、複数の直流スイッチ43-mを全て同時に導通状態に制御してもよいし、導通状態に制御するタイミングを直流スイッチ43-mごとに全て異なるように制御してもよい。
直流スイッチ43-mが投入されると、電力変換装置30A-mに接続されている直流線路21と交直変換器40-mの直流コンデンサCとが直流系統20からの直流電力によって所定値まで充電される。この際、直流スイッチ43-mの投入によって直流線路21に接続した突入電流抑制回路45-mでは、バイパススイッチ51が遮断状態であるため、インピーダンス素子50によって突入電流が抑制される。
制御装置46A-mは、直流スイッチ43-mの投入後に、交直変換器40-mから直流コンデンサ電圧Vcを取得する(ステップS205)。制御装置46A-mは、直流コンデンサ電圧Vcを取得すると、直流コンデンサ電圧Vcと第2閾値Vth2とを比較する(ステップS206)。
制御装置46A-mは、ステップS206において、直流コンデンサ電圧Vcが第2閾値Vth2以上か否かを判定する。制御装置46A-mは、直流コンデンサ電圧Vcが第2閾値Vth2未満である場合には、再度ステップS205に戻り、直流コンデンサ電圧Vcを取得する。制御装置46A-mは、直流コンデンサ電圧Vcが第2閾値Vth2以上である場合には、バイパススイッチ51-mを導通状態に制御することでバイパススイッチ51-mを投入する(ステップS207)。これにより、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50の両端が短絡する。なお、突入電流抑制回路45-m内にバイパススイッチ51-mが複数存在する場合は、バイパススイッチ51を投入する順序は、特に限定されない。例えば、制御装置46A-mは、電力変換装置30A-mに複数のバイパススイッチ51-mが設置されている場合には、複数のバイパススイッチ51-mを全て同時に導通状態に制御してもよいし、導通状態に制御するタイミングをバイパススイッチ51-mごとに全て異なるように制御してもよい。電力変換装置30A-m内のすべてのバイパススイッチ51-mの投入が完了した場合には、直流連系が完了する。
図6は、第2の実施形態における直流スイッチ43の状態、バイパススイッチ51の状態、及び直流コンデンサ電圧Vcの波形例を示す。ステップS201で交流遮断器41-mが投入されると、交直変換器40-mの直流コンデンサCと直流母線42が充電される。このとき、交流線路11に挿入された充電回路等(図示せず)のインピーダンス成分を介して充電電流が流れるために、緩やかな充電波形となる。ステップS202及びステップS203によって直流コンデンサ電圧Vcが第1閾値電圧Vth1以上になったと判定された場合にステップS204で直流スイッチ43-mが投入される。直流スイッチ43-mが投入されると、直流線路21と直流コンデンサCが充電される。このとき、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50や限流器44などの直流側のインピーダンス成分を介して充電電流が流れるために、突入電流が抑制され緩やかな充電波形となる。
ステップS205及びステップS206によって直流コンデンサ電圧Vcが第2閾値Vth2以上になったと判定された場合にはステップS207でバイパススイッチ51-mが投入される。バイパススイッチ51-mが投入されると、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50-mをバイパスする電流経路が形成されるため、直流線路21の電圧と直流コンデンサ電圧Vcは若干上昇する。この際、直流連系が完了する。
以上説明した第2の実施形態の電力変換装置30Aでは、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、交流系統10から直流回路(直流コンデンサC及び直流線路21)を予め第1閾値Vth1まで充電しておくことで直流スイッチ43の投入時に流れる電流が小さくなり、安全に直流連系することができるだけでなく、突入電流抑制回路45の仕様を軽減することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の電力変換装置30Bについて説明する。以下の説明において、第1の実施形態で説明した内容と同様の機能を有する部分については、同様の名称および符号を付するものとし、その機能に関する具体的な説明は省略する。
図7は、第3の実施形態の電力変換装置30Bを備える多端子直流送電システム1Bの構成例を示す図である。電力変換装置30Bは、図1に示した第1の実施形態の電力変換装置30と比較すると、直流線路21及び直流コンデンサCへの充電を直流連系の前に完了し、且つ交流系統10から行う点が異なる。
多端子直流送電システム1Bは、高圧直流送電が適用されたシステムである。多端子直流送電システム1Bは、例えば、交流系統10と、直流系統20と、1つ以上の電力変換装置30Bとを備える。例えば、電力変換装置30Bは、交直変換所又は端子の一例である。
電力変換装置30Bは、例えば、交直変換器40と、交流遮断器41と、直流母線42と、直流スイッチ43と、限流器44と、突入電流抑制回路45と、制御装置46Bとを備える。
制御装置46Bは、交直変換器40、交流遮断器41、複数の直流スイッチ43及び各突入電流抑制回路45内のバイパススイッチ51にそれぞれ接続される。制御装置46Bは、交直変換器40から直流コンデンサ電圧Vcを取得する。制御装置46Bは、交直変換器40の起動や運転の停止などの動作を制御する。制御装置46Bは、交流遮断器41を遮断状態又は導通状態に制御する。制御装置46Bは、各直流スイッチ43を遮断状態又は導通状態に制御する。制御装置46Bは、各バイパススイッチ51を遮断状態又は導通状態に制御する。
制御装置46Bは、交流遮断器41を導通状態に制御することで交直変換器40と交流系統10との交流連系を行い、直流スイッチ43を導通状態に制御することで交直変換器40と直流系統20との直流連系を行う。
制御装置46Bは、直流連系よりも先に交流連系を行う。例えば、制御装置46Bは、交流遮断器41を遮断状態から導通状態にした後の直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vthx以上の場合には、交直変換器40における有効電力の目標値(以下、「有効電力目標値Pref」という。)を既定値(例えば、ゼロ)とした状態で交直変換器40を起動する。制御装置46Bは、直流コンデンサ電圧Vcが基準値Vcref(第1基準値)に達し、直流線路21の電圧(以下、「直流線路電圧Vdc」)が基準値Vdcref(第2基準値)に達するまで充電させる。制御装置46Bは、充電後において直流スイッチ43を遮断状態から導通状態に制御し、その後にバイパススイッチ51を遮断状態から導通状態に制御する。ここで、直流コンデンサ電圧Vcの基準値Vcrefは、例えば直流コンデンサ電圧の定格値である。直流線路電圧Vdcの基準値Vdcrefは、例えば直流線路電圧の定格値である。
以下、電力変換装置30Bの直流連系の処理の流れを、図8を用いて説明する。図8は、第3の実施形態に係る直流連系の処理のフローチャートである。
電力変換装置30-mが起動する場合には、制御装置46B-mは、交流遮断器41-mを投入することで交流遮断器41-mを遮断状態から導通状態に制御する(ステップS301)。交流遮断器41が投入されると、交流系統10から交直変換器40-mの直流コンデンサC及び直流母線42-mが所定値まで充電される。
制御装置46B-mは、交流遮断器41-mの投入後に、交直変換器40-mから直流コンデンサ電圧Vcを取得する(ステップS302)。制御装置46B-mは、ステップS302において直流コンデンサ電圧Vcを取得すると、直流コンデンサ電圧Vcと既定の閾値Vthxとを比較する(ステップS303)。閾値Vthxは、交流系統10から直流コンデンサCを充電したときの最大電圧よりも低い値である。例えば、閾値Vthxは、交流線路11の交流電圧や直流コンデンサCの直列数に応じて変化する。
制御装置46B-mは、ステップS303において、直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vthx以上か否かを判定する。制御装置46B-mは、直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vthx未満である場合には、再度ステップS302に戻り直流コンデンサVcを取得する。
制御装置46B-mは、直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vthx以上である場合には、有効電力目標値Prefを概略ゼロとした状態で交直変換器40を起動する(ステップS304)。そして、制御装置46B-mは、直流コンデンサ電圧Vcが基準値Vcrefになり、かつ直流線路電圧Vdcが基準値Vdcrefになるまで直流コンデンサC及び直流線路21を充電する(ステップS305)。
直流コンデンサC及び直流母線42-mへの充電が完了すると、制御装置46B-mは、直流スイッチ43-mを投入することで直流スイッチ43-mを遮断状態から導通状態に制御する(ステップS306)。この際、図7に示すように電力変換装置30B-mに直流スイッチ43-mが複数存在する場合には、直流スイッチ43-mを投入する順序は特に限定されない。例えば、制御装置46B-mは、電力変換装置30B-mに複数の直流スイッチ43-mが設置されている場合には、複数の直流スイッチ43-mを全て同時に導通状態に制御してもよいし、導通状態に制御するタイミングを直流スイッチ43-mごとに全て異なるように制御してもよい。
制御装置46B-mは、直流スイッチ43-mを投入した後に、バイパススイッチ51-mを投入することでバイパススイッチ51-mを非導通状態から導通状態に制御する(ステップS307)。これにより、突入電流抑制回路45-mのインピーダンス素子50を両端が短絡する。なお、突入電流抑制回路45-m内にバイパススイッチ51-mが複数存在する場合は、バイパススイッチ51を投入する順序は、特に限定されない。例えば、制御装置46B-mは、電力変換装置30B-mに複数のバイパススイッチ51-mが設置されている場合には、複数のバイパススイッチ51-mを全て同時に導通状態に制御してもよいし、導通状態に制御するタイミングをバイパススイッチ51-mごとに全て異なるように制御してもよい。電力変換装置30B-m内のすべてのバイパススイッチ51-mの投入が完了した場合には、直流連系が完了する。
図9は、第3の実施形態における直流スイッチ43の状態、バイパススイッチ51の状態、及び直流コンデンサ電圧Vcの波形例を示す。ステップS301で交流遮断器41-mが投入されると、交直変換器40-mの直流コンデンサCと直流線路21が充電される。このとき、交流線路11に挿入された充電回路等(図示せず)のインピーダンス成分を介して充電電流が流れるために、緩やかな充電波形となる。ステップS302及びステップS303によって直流コンデンサ電圧Vcが閾値Vthx以上になったと判定された場合には、ステップS304で有効電力の目標値Prefを概略ゼロとした状態で交直変換器40が起動され、ステップS305で直流コンデンサVc及び直流母線42が各基準値まで充電される。その後ステップS306で直流スイッチ43-mが投入され、ステップS307でバイパススイッチ51-mが投入されると、直流連系が完了する。
以上説明した第3の実施形態の電力変換装置30Bでは、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、直流スイッチ43の投入前に直流回路を基準値(例えば、定格値)まで充電しておくことで直流スイッチ43の投入時に流れる電流が小さくなり、安全に直流連系することができるだけでなく、突入電流抑制回路45の仕様を軽減することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、直流スイッチ43と直列接続される突入電流抑制回路45を持つことにより、直流連系時の突入電流を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A,1B…多端子直流送電システム、10…交流系統、20…直流系統、30…電力変換装置、40…交直変換器、41…交流遮断器、42…直流母線、43…直流スイッチ、44…限流器、45…突入電流抑制回路、46,46A,46B…制御装置、50…インピーダンス素子、51…バイパススイッチ

Claims (8)

  1. 交流線路を介して交流系統に連系し、直流系統と連系する複数の直流線路を集約する直流母線に接続され、交流電力から直流電力へ、又は直流電力から交流電力へ電力変換する交直変換器と、
    前記交流線路上に設けられる交流遮断器と、
    前記直流線路上に設けられる直流スイッチと、
    前記直流スイッチと直列接続される突入電流抑制回路と、
    前記交直変換器、前記交流遮断器、前記直流スイッチ及び前記突入電流抑制回路のそれぞれを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記交流遮断器を導通状態に制御することで前記交直変換器と前記交流系統との交流連系を行い、前記直流スイッチを導通状態に制御することで前記交直変換器と前記直流系統との直流連系を行い、
    前記突入電流抑制回路は、前記直流連系の際に流れる突入電流を抑制する、
    電力変換装置。
  2. 前記突入電流抑制回路は、
    抵抗成分を含むインピーダンス素子と、
    前記インピーダンス素子に対して並列に接続されるバイパススイッチと、
    を備える請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御装置は、前記直流スイッチを導通状態にした後に前記交直変換器内の直流コンデンサの電圧を取得し、取得した前記電圧が閾値以上の場合には、前記バイパススイッチを遮断状態から導通状態に制御する、
    請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御装置は、前記交流遮断器を導通状態にした後の前記交直変換器内の直流コンデンサの電圧が第1閾値以上の場合には、前記直流スイッチを導通状態に制御し、前記直流スイッチを導通状態にした後の前記電圧が第2閾値以上の場合には、前記バイパススイッチを遮断状態から導通状態に制御する、
    請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御装置は、前記交流遮断器を導通状態にした後の前記交直変換器内の直流コンデンサの電圧が閾値以上の場合には、前記交直変換器における有効電力の目標値を既定値とした状態で前記交直変換器を起動し、前記直流コンデンサの電圧が第1基準値に達し、前記直流線路の電圧が第2基準値に達するまで充電させ、充電後において前記直流スイッチを導通状態に制御して、前記バイパススイッチを遮断状態から導通状態に制御する、
    請求項2に記載の電力変換装置。
  6. 前記直流スイッチと直列接続され、前記直流線路に流れる電流の急峻な変化を抑制する限流器を更に備える
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記制御装置は、前記直流連系よりも先に前記交流連系を行う、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記直流スイッチは、直流遮断器、直流開閉器及び直流断路器のいずれかである、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
JP2021026111A 2021-02-22 2021-02-22 電力変換装置 Pending JP2022127885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021026111A JP2022127885A (ja) 2021-02-22 2021-02-22 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021026111A JP2022127885A (ja) 2021-02-22 2021-02-22 電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022127885A true JP2022127885A (ja) 2022-09-01

Family

ID=83061152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021026111A Pending JP2022127885A (ja) 2021-02-22 2021-02-22 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022127885A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3107172B1 (en) Protection system for dc power transmission system, ac/dc converter, and dc power transmission system breaking method
US10096989B2 (en) High-voltage DC current breaker and high-voltage DC current breaking method
US10637371B2 (en) Interface arrangement between an alternating current power system and a direct current power system with control of converter valve for fault protection
KR101783733B1 (ko) Mmc 컨버터의 서브모듈 내 커패시터 방전장치
EP3363092B1 (en) Method and arrangement for facilitating clearing of a pole fault and isolation of a faulted pole in a power transmission system
WO2012100831A1 (en) Circuit breaker apparatus
US20200144845A1 (en) Energy storage systems and methods for fault mitigation
US11476751B2 (en) Short circuit current suppression circuit for flying capacitor converter and energy storage system having the same
CN104170236B (zh) 转换器单元及关联转换器臂和方法
EP3306766A1 (en) Direct current power transmission system, central server of same, and method for restoring direct current power transmission pathway after failure
US10727829B2 (en) Power supply system and method
US20160156175A1 (en) Current-limiting reactor apparatus
Elserougi et al. Arrester‐less DC fault current limiter based on pre‐charged external capacitors for half‐bridge modular multilevel converters
Harrye et al. DC fault isolation study of bidirectional dual active bridge DC/DC converter for DC transmission grid application
US11196338B2 (en) Semiconductor topologies and devices for soft starting and active fault protection of power converters
US20180115253A1 (en) Improvements in or relating to electrical assemblies
CN111712982B (zh) 故障处理
Mokhberdoran et al. Fault mode operation strategies for dual H-bridge current flow controller in meshed HVDC grid
WO2015036457A1 (en) Voltage source converter
WO2015039942A1 (en) Module
Li et al. Dynamic interactions of DC and AC grids subject to DC faults
Vozikis et al. Fault blocking converters for hvdc transmission: a transient behaviour comparison
JP2022127885A (ja) 電力変換装置
CN110999064B (zh) 具有相模块放电器的转换器装置和用于其短路保护的方法
JP2022134480A (ja) 多端子直流送電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206