JP2022127756A - 蒸気タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気タービンの作動中にケーシングからの放熱を有効に抑えて作動効率を高める。【解決手段】蒸気タービン1は、軸線Oを中心として回転するロータ14と、前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うケーシング12と、前記ケーシングの外部に配置され、前記ケーシングの外周面12fとの間に中空の流路部Rを形成するカバー20と、を備え、前記カバーは、前記流路部を真空状態とすることが可能な負圧源40と接続され、前記流路部は、前記ケーシングの内部の空間に対して遮断された空間である。【選択図】図1

Description

本開示は、蒸気タービンに関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、蒸気タービンは、ボイラから供給される蒸気によってケーシング内に設けられたロータを回転駆動させる。蒸気タービンは、ロータの回転を伝達することで発電機等を作動させる。
特許第4046774号公報
上記したような蒸気タービンは、作動中にケーシングの内部を流れる蒸気により、ケーシングが高温となる。蒸気タービンの作動効率を高めるには、ケーシングからの放熱を抑えることが望まれる。
このような課題に対し、例えば、ケーシングを保温材で覆うことも行われている。しかしながら、保温材は、保温材の損傷を抑えるために蒸気タービンの据付後に行われる。このため、蒸気タービンの据付工事の長期化に繋がるという課題がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、施工性を向上させつつ、蒸気タービンの作動中にケーシングからの放熱を有効に抑えて作動効率を高めることができる蒸気タービンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る蒸気タービンは、軸線を中心として回転するロータと、前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うケーシングと、前記ケーシングの外部に配置され、前記ケーシングの外周面との間に中空の流路部を形成するカバーと、を備え、前記カバーは、前記流路部を真空状態とすることが可能な負圧源と接続され、前記流路部は、前記ケーシングの内部の空間に対して遮断された空間である。
本開示の蒸気タービンによれば、施工性を向上させつつ、蒸気タービンの作動中にケーシングからの放熱を有効に抑えて作動効率を高めることができる。
本開示の実施形態に係る蒸気タービンの概略構成を示す断面図である。 上記蒸気タービンを起動させる状態を示す断面図である。 上記蒸気タービンを運転させる状態を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本開示による蒸気タービンを実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこの実施形態のみに限定されるものではない。
(蒸気タービンの構成)
図1に示すように蒸気タービン1は、蒸気タービン本体10と、カバー20と、を備えている。
(蒸気タービン本体の構成)
蒸気タービン本体10は、ケーシング12と、ロータ14と、を備えている。ケーシング12は、ケーシング本体121と、入口ノズル122と、出口ノズル123とを一体に備えている。ケーシング本体121は、ロータ14の軸線Oの延びる方向である軸方向Daに延びる筒状に形成されている。ケーシング本体121の内部には、高温の蒸気が供給される。
入口ノズル122は、ケーシング本体121に対して軸方向Daの第一側Da1に接続されている。入口ノズル122は、ケーシング本体121から、軸線Oを基準とした径方向Drの外側Droに向かって延びている。入口ノズル122は、筒状に形成されている。入口ノズル122には、蒸気供給ラインL1が接続されている。入口ノズル122には、この蒸気供給ラインL1を通して、ボイラー(図示無し)で生成された高温の蒸気が供給される。入口ノズル122に供給された高温の蒸気は、ケーシング本体121の内部に供給される。
出口ノズル123は、ケーシング本体121に対して軸方向Daの第二側Da2に接続されている。出口ノズル123は、ケーシング本体121から径方向Drの外側Droに向かって延びている。出口ノズル123は、筒状に形成されている。出口ノズル123は、ケーシング本体121において、最も軸方向Daの第二側Da2に形成された空間である出口流路部121aと繋がっている。出口流路部121aは、軸線O周りの周方向Dcに連続する空間である。出口ノズル123には、蒸気排出ラインL2が接続されている。出口ノズル123は、ケーシング本体121の内部を通過した蒸気を、蒸気排出ラインL2を通してケーシング本体121の外部へ排出する。
ロータ14は、軸線Oを中心として回転可能とされている。本実施形態のロータ14は、回転軸15と、動翼16と、を備えている。ロータ14は、ケーシング12によって径方向Drの外側Droから覆われている。ロータ14は、ケーシング12に対して、回転可能に支持されている。
回転軸15は、軸線Oを中心として、軸方向Daに延びる円柱状に形成されている。回転軸15の軸方向Daの両端部15a,15bは、ケーシング12に対して軸線O回りに回転自在にそれぞれ支持されている。回転軸15は、ケーシング本体121の内部に収容されている。
動翼16は、回転軸15の軸方向Daに間隔をあけて複数に配置されている。各動翼16は、回転軸15の外周面から径方向Drの外側Droに向かって延びている。
ケーシング本体121の内周面には、軸方向Daに間隔をあけて配置された複数の静翼18が固定されている。各静翼18は、軸方向Daにおいて各段の動翼16と交互に配置されている。
このような蒸気タービン1は、ボイラー(図示無し)で生成された蒸気が、蒸気供給ラインL1を経て入口ノズル122からケーシング本体121の内部に導入される。ケーシング本体121の内部に導入された蒸気は、入口ノズル122から出口ノズル123に向かって流れる。この蒸気が静翼18を通過して、ロータ14の各段の動翼16に衝突すると、動翼16は回転軸15とともに軸線O回りに回転する。出口流路部121aに到達した蒸気は、出口ノズル123から蒸気排出ラインL2を通してケーシング12の外部に排出される。ケーシング12内において、蒸気の圧力は、上流側の入口ノズル122から下流側の出口ノズル123に向かって漸次低くなる。
(カバーの構成)
カバー20は、ケーシング12の全体を外側から覆うように配置されている。カバー20は、ケーシング12の外部に配置されている。カバー20は、ケーシング12に対して固定されている。カバー20は、ケーシング12の外周面12fとの間に、中空の流路部Rを形成している。流路部Rは、ケーシング12の内部の空間に対して遮断された空間である。つまり、流路部Rとケーシング12の内部とは繋がっておらず、ケーシング12の内部を流れる高温の蒸気がケーシング12の内部から流路部Rに直接流れ込むことは無い。本実施形態のカバー20は、カバー本体21と、支持部材22と、接続部25とを備えている。
カバー本体21は、ケーシング12の外周面12fに対して間隔をあけて配置されている。カバー本体21は、ケーシング本体121、入口ノズル122、及び出口ノズル123を含んだケーシング12の外周面12fの全体を覆うように形成されている。本実施形態のカバー本体21は、第一カバー部211と、第二カバー部212と、第三カバー部213と、を有している。第一カバー部211は、ケーシング本体121に対して、ケーシング本体121の外形に沿うようにほぼ一定の間隔をあけて形成されている。第二カバー部212は、入口ノズル122に対して、入口ノズル122の外形に沿うようにほぼ一定の間隔をあけて沿うように形成されている。第三カバー部213は、出口ノズル123に対して、出口ノズル123の外形に沿うようにほぼ一定の間隔をあけて沿うように形成されている。
支持部材22は、ケーシング12に対してカバー本体21を移動不能な状態で支持している。支持部材22は、カバー本体21とケーシング12の外周面12fとを接続している。支持部材22は、カバー本体21においてケーシング12を向くカバー内周面21gからケーシング12の外周面12fに向けて延びている。支持部材22は、カバー本体21と一体に形成されている。支持部材22は、ケーシング12の外周面12fに対して、例えば溶接等によって接続されている。
本実施形態において、カバー20は、接続部25として、第一接続口25Aと、第二接続口25Bと、を有している。
第一接続口25Aは、第二カバー部212と一体に形成されている。第一接続口25Aには、加熱媒体供給源30が第一接続配管26を介して接続されている。加熱媒体供給源30は、第一接続配管26及び第一接続口25Aを通して流路部Rに加熱媒体Hを供給する。加熱媒体Hとしては、例えば、高温の蒸気を用いることができる。つまり、加熱媒体供給源30は、例えば、蒸気タービン本体10に蒸気を供給するボイラと同一の装置であってもよい。また、加熱媒体供給源30は、蒸気タービン1が設置された工場等の施設内で用いる蒸気を供給する蒸気供給系統であってもよい。さらに、加熱媒体Hは、流路部Rを高温に加熱することが可能な流体であればよく、蒸気以外に、例えば温水等を用いてもよい。
第二接続口25Bは、第三カバー部213と一体に形成されている。つまり、第二接続口25Bは、第一接続口25Aに対して離れた位置に配置されている。第二接続口25Bには、負圧源40が第二接続配管27を介して接続されている。負圧源40は、第二接続配管27及び第二接続口25Bを通して流路部R内を真空状態まで減圧する。負圧源40は、流路部Rを真空状態とすることが可能な装置であればよい。負圧源40は、エアエジェクトコンデンサや真空ポンプ等の蒸気タービン本体10とは独立して装置であってもよく、蒸気タービン本体10のグランドコンデンサであってもよい。また、本実施形態における真空状態とは、ケーシング12からカバー20への熱伝達を遮断すること可能な大気圧より低い圧力の状態である。
第一接続配管26の途中には、第一開閉弁26vが配置されている。第二接続配管27の途中には、第二開閉弁27vが配置されている。蒸気タービン1は、第一開閉弁26vを開放状態に切り替えることで、加熱媒体供給源30から流路部Rに加熱媒体を供給可能とされている。また、蒸気タービン1は、第二開閉弁27vを開放状態とすることで、負圧源40によって流路部Rを真空状態とすることが可能とされている。
カバー20は、蒸気によって加熱されたケーシング12の熱が伝播されることから、ケーシング12の温度に対する耐熱性を有した材料で形成するのが好ましい。また、カバー20は、流路部Rが減圧されたときに変形しないような強度を備えるのが好ましい。また、流路部Rに蒸気等の高温の加熱媒体が供給される際に、カバー20がケーシング12よりも後から熱膨張して変形すると、ケーシング12の熱膨張によってカバー20に変形や損傷が生じる可能性がある。そのため、カバー20は、ケーシング12と同時又は先に変形する材料で形成されていることが好ましい。したがって、カバー20は、ケーシング12を形成する材料の熱膨張係数と同等以上の熱膨張係数を有した材料で形成することが好ましい。これらの条件から、カバー20は、例えば、ステンレス等の金属材料で形成することが好ましい。
また、カバー20は、カバー20の形状やカバー20のケーシング12への取り付け等の都合から、複数に分割して製作してもよい。また、カバー20は、例えば、鋳造や切削加工によって形成することもできるが、例えば、3次元(3D)プリンタ等の積層造形法によって形成してもよい。また、カバー20は、ケーシング12の外形形状を3D計測機で形成し、その計測データに基づいて形成するようにしてもよい。
図2に示すように、蒸気タービン1を起動する場合には、第一開閉弁26vを開放された状態とし、第二開閉弁27vを閉塞された状態とする。これにより、流路部Rと加熱媒体供給源30とが接続される。その結果、加熱媒体供給源30から流路部Rに加熱媒体Hが供給され、流路部Rが加熱媒体Hで満たされる。流路部Rが加熱媒体Hで満たされると、ケーシング12が加熱媒体Hによって加熱される。
また、図3に示すように、蒸気タービン1の起動完了後、蒸気タービン1を定められた条件下で運転する(定格運転等)場合、第一開閉弁26vを閉塞された状態とし、第二開閉弁27vを開放された状態とする。これにより、負圧源40によって流路部R内が減圧されて真空状態となる。その結果、カバー20とケーシング12との間(ケーシング12の外側)に、真空状態の断熱層Vが形成される。これにより、ケーシング12とカバー20との間が断熱された状態となり、ケーシング12の熱がカバー20に伝わりづらくなる。
(作用効果)
上記構成の蒸気タービン1では、カバー20とケーシング12の外周面12fとの間に、ケーシング12の内部の空間に対して遮断された流路部Rが画成されている。また、第二接続部25bを介して負圧源40によって流路部R内が減圧されて真空状態となると、流路部Rが断熱層Vとなる。ケーシング12の外部に断熱層Vが形成されることで、ケーシング12からカバー20への熱伝達が遮断される。これにより、蒸気タービン1の運転時に、内部を流れる高温の蒸気によって加熱されたケーシング12の熱が、カバー20に伝達されることが抑えられる。これにより、蒸気タービン1の作動中におけるケーシング12から外部への放熱を抑えることができる。また、ケーシング12にカバー20を取り付けることによって、カバー20とケーシング12との間に流路部Rを容易に形成することができる。これにより、蒸気タービン1の作動中にケーシング12からの放熱を有効に抑えて作動効率を高めることが可能となる。
また、蒸気タービン1の起動時には、高温の蒸気がケーシング12内の上部に上昇するため、ケーシング12の上部と下部とで温度差が生じやすい。この温度差によりケーシング12の上部と下部とで熱伸び量に差異が生じ、ケーシング12とロータ14とのクリアランスが狭まってしまう場合がある。このため、蒸気タービン1の起動時に、ケーシング12を、より均一に温度上昇することが望まれる。これに対し、本実施形態では、第一接続部25aを介して加熱媒体供給源30から流路部R内に加熱媒体Hが供給される。流路部R内が加熱媒体Hで満たされることで、ケーシング12が加熱媒体Hによって加熱される。したがって、蒸気タービン1の起動時に、ケーシング12の内部に蒸気を供給する前に、予めケーシング12を加熱することができる。これにより、蒸気タービン1の起動時に、ケーシング12の温度上昇の均一化を図ることができる。
また、支持部材22によって、カバー本体21がケーシング12の外周面12fに対して間隔をあけて支持されている。これにより、ケーシング12にカバー本体21を取り付けることによって、ケーシング12に対して、形状が崩れにくい形でカバー本体21が取り付けられる。したがって、カバー20とケーシング12との間に安定した形状の流路部Rを容易に形成することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態では、カバー20のカバー本体21を、ケーシング12の外周面12fに対してほぼ一定の間隔をあけて沿うように形成したが、このような構成に限定されるものではない。カバー本体21は、ケーシング12の外周面12fとの間に流路部Rを画成するのであれば、その形状やケーシング12の外周面12fに対する間隔をいかなるものとしてもよい。
また、上記実施形態では、接続部25として、加熱媒体供給源30が接続される第一接続口25Aと、負圧源40が接続される第二接続口25Bと、を備えるようにしたが、このような構成に限定されるものではない。一つの接続口からなる接続部25に対し、加熱媒体供給源30と負圧源40とを、切換弁等によって選択的に接続できるようにしてもよい。
<付記>
実施形態に記載の蒸気タービン1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る蒸気タービン1は、軸線Oを中心として回転するロータ14と、前記軸線Oを基準とする前記径方向Drの外側Droから前記ロータ14を覆うケーシング12と、前記ケーシング12の外部に配置され、前記ケーシング12の外周面12fとの間に中空の流路部Rを形成するカバー20と、を備え、前記カバー20は、前記流路部Rを真空状態とすることが可能な負圧源40と接続され、前記流路部Rは、前記ケーシング12の内部の空間に対して遮断された空間である。
加熱媒体Hの例としては、蒸気、温水が挙げられる。
加熱媒体供給源30の例としては、ボイラや蒸気タービン1が設置される施設で蒸気を供給する蒸気供給系統が挙げられる。
負圧源40の例としては、グランドコンデンサ、エアエジェクトコンデンサ、真空ポンプが挙げられる。
これにより、負圧源40によって流路部R内が減圧されて真空状態となると、流路部Rが断熱層Vとなる。ケーシング12の外部に断熱層Vが形成されることで、ケーシング12からカバー20への熱伝達が遮断される。これにより、蒸気タービン1の運転時に、内部を流れる高温の蒸気によって加熱されたケーシング12の熱が、カバー20に伝達されることが抑えられる。これにより、蒸気タービン1の作動中におけるケーシング12から外部への放熱を抑えることができる。これにより、蒸気タービン1の作動中にケーシング12からの放熱を有効に抑えて作動効率を高めることが可能となる。
(2)第2の態様に係る蒸気タービン1は、(1)の蒸気タービン1であって、前記カバー20は、前記流路部Rに加熱媒体Hを供給することが可能な加熱媒体供給源30と接続されている。
これにより、加熱媒体供給源30から流路部R内に加熱媒体Hが供給される。流路部R内が加熱媒体Hで満たされることで、ケーシング12が加熱媒体Hによって加熱される。したがって、蒸気タービン1の起動時に、ケーシング12の内部に蒸気を供給する前に、予めケーシング12を加熱することができる。これにより、蒸気タービン1の起動時に、ケーシング12の温度上昇の均一化を図ることができる。
(3)第3の態様に係る蒸気タービン1は、(1)又は(2)の蒸気タービン1であって、前記カバー20は、前記ケーシング12の外周面12fに対して間隔をあけて配置されるカバー本体21と、前記カバー本体21において前記ケーシング12を向くカバー内周面21gから前記ケーシング12の外周面12fに向けて延び、前記ケーシング12と前記カバー本体21とに接続される支持部材22と、を備える。
これにより、ケーシング12にカバー本体21を取り付けることによって、ケーシング12に対して、形状が崩れにくい形でカバー本体21が取り付けられる。したがって、カバー20とケーシング12との間に安定した形状の流路部Rを容易に形成することができる。
1…蒸気タービン
10…蒸気タービン本体
12…ケーシング
12f…外周面
121…ケーシング本体
121a…出口流路部
122…入口ノズル
123…出口ノズル
14…ロータ
15…回転軸
15a、15b…端部
16…動翼
18…静翼
20…カバー
21…カバー本体
21g…カバー内周面
211…第一カバー部
212…第二カバー部
213…第三カバー部
22…支持部材
25…接続部
25A…第一接続口
25B…第二接続口
26…第一接続配管
26v…第一開閉弁
27…第二接続配管
27v…第二開閉弁
30…加熱媒体供給源
40…負圧源
Da…軸方向
Da1…第一側
Da2…第二側
Dc…周方向
Dr…径方向
Dro…外側
L1…蒸気供給ライン
L2…蒸気排出ライン
O…軸線
R…流路部
H…加熱媒体
V…断熱層

Claims (3)

  1. 軸線を中心として回転するロータと、
    前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うケーシングと、
    前記ケーシングの外部に配置され、前記ケーシングの外周面との間に中空の流路部を形成するカバーと、を備え、
    前記カバーは、前記流路部を真空状態とすることが可能な負圧源と接続され、
    前記流路部は、前記ケーシングの内部の空間に対して遮断された空間である蒸気タービン。
  2. 前記カバーは、前記流路部に加熱媒体を供給することが可能な加熱媒体供給源と接続されている請求項1に記載の蒸気タービン。
  3. 前記カバーは、
    前記ケーシングの外周面に対して間隔をあけて配置されるカバー本体と、
    前記カバー本体において前記ケーシングを向くカバー内周面から前記ケーシングの外周面に向けて延び、前記ケーシングと前記カバー本体とに接続される支持部材と、を備える請求項1又は2項に記載の蒸気タービン。
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