JP2022127580A - 光モジュール - Google Patents

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主成 三井
Kazunari Mitsui
享平 前川
Kyohei Maekawa
弘 原
Hiroshi Hara
徹 平山
Toru Hirayama
良太 寺西
Ryota Teranishi
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Sumitomo Electric Device Innovations Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Device Innovations Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】光モジュール中の光学要素を含む各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化し、さらに、配線用ワイヤの長さを短くすることができる光モジュールを提供する。【解決手段】本開示に係る光モジュール1は、受光素子43と、前記受光素子43と光結合する第1の光学部品30と、前記第1の光学部品30と光結合する第2の光学部品20、60と、前記第2の光学部品20,60への入射光を伝達する光ファイバが接続されるレセプタクルと、前記受光素子43の出力信号を電気的に外部へ出力する端子部12と、前記受光素子43、前記第1及び第2の光学部品30,20,60を収容し、第1面に前記レセプタクルと、前記第1面に対向する第2面に前記端子部12と、を設けるパッケージ10と、を備え、前記第1面側から前記2面側に延在し、前記第2の光学部品と前記端子部とを電気的に接続する配線35が設けられてなる。【選択図】図1A

Description

本開示は、光モジュールに関する。
近年、通信速度の高速化への要求から、光トランシーバ等に用いられる光モジュールには40Gbpsや100Gbpsの伝送速度に対応することが求められる。このような高速伝送では、互いに異なる波長を有する複数の信号光を波長多重した波長多重光が用いられることが多い。例えば、特許文献1に開示されている光モジュールでは、パッケージ内に種々の光学要素と受光素子を実装している。
図8に示されたとおり、特許文献1の光受信モジュール80は、パッケージ中の光学ベース上に、収束レンズ部81、光分波部82、波長分離部83、集光レンズ84及び受光部85が設けられている。
特開2009-198958号公報
光受信モジュールの高機能化のためにさらに光学要素をパッケージ内に追加する場合、特許文献1に記載された光受信モジュールでは、追加する光学要素のレイアウト上の制約があると共に、配線用ワイヤを引き回す距離が長くなってしまうという問題がある。例えばワイヤ長が4mmを越えた光受信モジュールに対して、数kHzの機械振動が加わった場合には、機械振動の振動数がワイヤの固有振動数と一致することにより、共振によるワイヤ破断や、ワイヤにおけるショートが生じる等の課題がある。このため、ワイヤ長を4mm以下まで短くする必要がある。
本開示は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、光モジュール中の光学要素を含む各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化し、さらに、配線用ワイヤの長さを短くすることができる光モジュールを提供することを、その目的とする。
本開示に係る光モジュールは、光素子と、前記光素子と光結合する第1の光学部品と、前記第1の光学部品と光結合する第2の光学部品と、主面に配線が設けられ、前記主面の反対側の裏面に前記第1の光学部品が配置されてなる配線基板と、前記第2の光学部品への入射光を伝達する光ファイバが接続されるレセプタクルと、前記光素子の出力信号を電気的に外部へ出力する端子部と、前記光素子、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を収容し、第1面に前記レセプタクルと、前記第1面に対向する第2面に前記端子部と、を設けるパッケージと、を備え、前記配線は、前記第1面側から前記2面側に延在し、前記第2の光学部品と前記端子部とを電気的に接続されてなる。
本開示によれば、光モジュール中の光学要素を含む各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化し、さらに、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
本開示の実施形態1に係る光モジュールの透視平面図である。 図1Aに示す光モジュールの透視側面図である。 図1Aに示す光モジュールのIC-IC断面図である。 図1Aの光モジュールの部分拡大図である。 本開示の実施形態2に係る光モジュールの透視平面図である。 図3Aに示す光モジュールの透視側面図である。 本開示の実施形態3に係る光モジュールの透視平面図である。 図4Aに示す光モジュールの透視側面図である。 本開示の実施形態4に係る光モジュールの透視平面図である。 図5Aに示す光モジュールの透視側面図である。 本開示の実施形態5に係る光モジュールの透視平面図である。 図6Aに示す光モジュールの透視側面図である。 本開示の実施形態6に係る光モジュールの透視平面図である。 図7Aに示す光モジュールの透視側面図である。 従来技術を説明する図である。
[本開示の実施態様の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)本開示に係る光モジュールは、光素子と、前記光素子と光結合する第1の光学部品と、前記第1の光学部品と光結合する第2の光学部品と、主面に配線が設けられ、前記主面の反対側の裏面に前記第1の光学部品が配置されてなる配線基板と、前記第2の光学部品への入射光を伝達する光ファイバが接続されるレセプタクルと、前記光素子の出力信号を電気的に外部へ出力する端子部と、前記光素子、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を収容し、第1面に前記レセプタクルと、前記第1面に対向する第2面に前記端子部と、を設けるパッケージと、を備え、前記配線は、前記第1面側から前記2面側に延在し、前記第2の光学部品と前記端子部とを電気的に接続されてなる。ここで、光素子は、受光素子であっても、発光素子、例えば、面発光素子であるVCSELであってもよい。第1の光学部品としては、光素子が受光素子の場合には例えば光分波器であり、光素子が発光素子の場合には例えば複数の発光素子から出力された光を合波する光合波器を用いることができる。
これにより、第1面側から第2面側に延在して第2の光学部品と端子部とを電気的に接続する配線を用いて第2の光学部品と端子部とを電気的に接続することができるため、第2の光学部品と端子部との間に第1の光学部品が配置するようなレイアウトとすることが可能であると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することも可能である。さらに、このようなレイアウトであっても、配線を用いて第2の光学部品と端子部とを電気的に接続するので、配線用ワイヤの長さを短くすること、具体的には4mm以下に短くすることができる。ワイヤの長さを4mm以下にすることで、ワイヤの固有振動数を、光モジュールに加えられる機械振動の周波数と異ならせることにより、ワイヤの共振を防止し、ワイヤ破断や、ワイヤにおけるショートを防止することができる。
(2)本開示の光モジュールは、前記光素子が、受光素子であり、前記第1の光学部品は、前記第2の光学部品からの出力光を複数の波長に分波する光分波器を有する。これにより、第2の光学部品と端子部との間に、第2の光学部品からの出力光を複数の波長に分波する光分波器を配置するようなレイアウトが可能となる。しかも、このようなレイアウトの場合であっても、配線基板の主面に設けられた複数の配線を用いて第2の光学部品と端子部とを電気的に接続するので、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。しかも、配線基板の主面には複数の配線が設けられているため、第2の光学部品と端子部との間で複数の電気流路を構成することにより、各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(3)本開示の光モジュールは、前記配線基板を支持する支持部をさらに有し、前記配線基板の前記裏面には、前記第1の光学部品と光結合している反射器が配置され、前記光素子は、前記反射器とオーバラップした位置に配置されてなる。これにより、光素子が第1の光学部品との間で反射器を介して光結合でき、しかも、光素子を反射器とオーバラップした位置に配置できるため、各部品のレイアウトをさらに省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(4)本開示に係る光モジュールでは、前記第2の光学部品は、光半導体増幅器または光減衰器である。これにより、光半導体増幅器または光減衰器の各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(5)本開示に係る光モジュールは、前記光ファイバと前記第2の光学部品との間に設けられ、前記光ファイバおよび前記第2の光学部品と光結合される第3の光学部品をさらに備える。これにより、光ファイバと第2の光学部品との間に、さらに、光ファイバおよび第2の光学部品と光結合される第3の光学部品を配置することにより、各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(6)本開示に係る光モジュールは、前記第2の光学部品は光半導体増幅器であり、前記第3の光学部品は光減衰器である。これにより、光ファイバと第2の光学部品との間に、さらに、光半導体増幅器及び光減衰器を配置することができるから、各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(7)本開示に係る光モジュールは、光素子と、前記光素子と光結合する第1の光学部品と、前記第1の光学部品と光結合する第2の光学部品と、主面の反対側の裏面に前記第1の光学部品が配置されてなる支持基板と、前記支持基板の前記裏面に対向した主面に配線が設けられてなる配線基板と、前記支持基板と前記配線基板とを支持する支持部と、前記第2の光学部品への入射光を伝達する光ファイバが接続されるレセプタクルと、前記光素子の出力信号を電気的に外部へ出力する端子部と、前記光素子、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を収容し、第1面に前記レセプタクルと、前記第1面に対向する第2面に前記端子部と、を設けるパッケージと、を備え、前記配線は、前記第1面側から前記2面側に延在し、前記第2の光学部品と前記端子部とを電気的に接続されてなる。これにより、支持部によって、支持基板と配線基板とを支持することができるため、各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。例えば、第1の光学部品としての光分波器の上方だけでなく、光分波器の下方にも配線基板を配置することができ、これにより、レイアウトの自由度が一層向上すると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(8)本開示に係る光モジュールは、前記配線基板の前記主面の反対側の裏面は、前記パッケージの底面と隙間がある中空構造である。これにより、光分波器の側面に支持部を設け、配線基板を第1の光学部品とパッケージ底面との間の空間に自由にレイアウトすることができる。例えば、配線基板を第1の光学部品とパッケージ底面との間の空間に、パッケージの底面と隙間がある中空構造となるようにレイアウトすることにより、各部材のレイアウトの自由度をさらに高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
(9)本開示の光モジュールは、前記第2の光学部品を搭載する温度制御装置を更に備え、前記配線は、複数設けられ、前記温度制御装置に電力を供給する第1の配線と、前記第2の光学部品に電力を供給する前記第1の配線より幅が狭い第2の配線を含む。これにより、温度制御装置の消費電力を極力抑えるためには、第1の配線の電気抵抗を低減する必要があるところ、第2の配線の幅を、第1の配線の幅よりも狭くすることにより、限られたスペースにおいて配線パターンの電気抵抗を調整することができる。
(10)本開示の光モジュールは、前記第1面側から前記第2面側の間でワイヤを介して接続され、前記ワイヤで前記配線を跨いで設けられてなる別の配線を備える。これにより、特定の配線パターンからなる配線を用いながら、この配線をワイヤにより跨いで設けられる別の配線を用いることにより、配線のレイアウトの自由度を大幅に向上することができ、さらに、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本開示に係る光モジュールの具体例を、以下に図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、複数の実施形態について組み合わせが可能である限り、本発明は任意の実施形態を組み合わせたものを含む。なお、以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。
(実施形態1)
以下の説明では、光モジュールとして、互いに波長の異なる複数の信号光が多重化された多重光信号を受光し、光分波器34によってそれぞれの信号光に分波した後、各信号光を電気信号に変換する光モジュールを例に説明する。図1Aは、本開示の実施形態1に係る光モジュールの透視平面図であり、パッケージ10の上面を透明化して、パッケージ10内部の様子を示した図面である。また、図1Bは、図1Aに示す光モジュールの透視側面図であり、図1Cは、図1Aに示す光モジュールのIC-IC断面図である。
本実施形態の光モジュール1は、パッケージ10、光アイソレータ部13、光増幅部20、光分波部30、受光部40及び端子部12を備えている。パッケージ10の光入力側の面である第1面には、ブッシュ11が設けられている。そして、パッケージ10の第1面には、ブッシュ11を介して、光ファイバを接続するためのレセプタクル(図示省略)が設けられている。また、第1面と対向する第2面には端子部12が設けられている。パッケージ10は、セラミック製の電気配線基板、金属フレーム、放熱板、光透過用窓部、及び、ブッシュ(封止用リッド)11等を備えている。
光増幅部20は、光アイソレータ部13の第2面側に設けられている。光増幅部20は、半導体光増幅器(以下「SOA」という。)23、SOA23を載置するSOA載置部25、SOA載置部25に設けられたサーミスタ53、SOA載置部25が載置されるSOAレンズ載置部24、SOAレンズ載置部24に載置されたSOA入力レンズ21とSOA出力レンズ22、SOAレンズ載置部24が上面(図1B等の断面図における各部材の上側の面を「上面」という。以下同様。)に載置されたペルチェ素子26、及び、ペルチェ素子26に設けられたペルチェ素子第1端子27とペルチェ素子第2端子28を備えている。ペルチェ素子26の下面(図1B等の断面図における各部材の下側の面を「下面」という。以下同様。)は、パッケージ10の底面に固定されている。ペルチェ素子26により、SOA23の温度制御を行う。
光分波部30は、光増幅部20の第2面側に設けられている。光分波部30は、支持ポスト31に下面が支持された支持基板32、支持基板32の下面に設けられた光分波器34、支持基板32の下面であって、光分波器34の光出力側に設けられたプリズムミラー36、支持基板32の上面に設けられた配線35、支持基板32の下面を支持する断面コ字状の支持ポスト31、及び、支持ポスト31が載置されるベース基板33が設けられている。ベース基板33の下面は、パッケージ10の底面に固定されている。なお、ベース基板33は省略することができ、この場合には、支持ポスト31がパッケージ10の底面に固定される。また、支持ポスト31の底面側は、絶縁性樹脂を介して固定される。断面コ字状の支持ポスト31の底部上面には、中段基板載置部38が設けられ、底部下面には、支持ポスト底面37が設けられている。光分波器34としては、例えばODMUXを使用することができる。ODMUXは、ガラスと薄膜フィルタで構成され、LAN-WDMグリッドの波長に対応している。
配線35は、支持基板32の上面に金属層を設けることで構成される。配線35は、支持基板32の上面に、第1面側から第2面側に延在する複数の配線として、第1配線35a、第2配線35b、第3配線35c、第4配線35d、及び、第5配線35eを含んでいる。図1Aでは、5本の配線が直線状に図示されているが、配線の態様はこれに限定されるものではなく、例えば1本以上であれば、何本でもよく、直線状で以外の曲線や屈曲等でもよい。
第1配線35a、第2配線35b、第3配線35c、第4配線35d、及び、第5配線35eの各抵抗値は、電気信号の損失を低減し、発熱を低減するという観点から、所定の抵抗値(例えば0.1Ω)以下に低減するように設定されている。
受光部40は、光分波部30の第2面側に設けられている。受光部40は、プリズムミラー36から受光する位置に設けられたレンズアレイ41、レンズアレイ41の下面に設けられた例えばフォトダイオード(Pin PD)等からなる受光素子43、及び、受光素子43の出力信号を増幅する増幅IC42を備えている。
端子部12は、受光部40の第2面側に設けられており、第2面側からパッケージ10の外側に電気信号を引き出すように構成されている。端子部12は、パッケージ10の外側に設けられたDC端子12aとRF端子12b、及び、パッケージ10の内側に設けられた端部導電パターン12cと側部導電パターン12dを備えている。
光増幅部20と端子部12との間では、配線35を介して電気的に接続されている。光増幅部20のランドないし端子は、配線35の第1面側に入力側ワイヤ51により結線されている。また、端子部12の側部導電パターン12dと配線35の第2面側との間は、出力側ワイヤ52によって結線されている。なお、光増幅部20の結線には、アース用ランド58との間のワイヤも含まれている。
次に、本開示の実施形態1に係る光モジュールの動作について説明する。光ファイバからの4波多重光信号は、コリメートレンズを備えるレセプタクルにより平行光に変換され、光アイソレータ部13に入射される。光アイソレータ部13としては、例えば、パッケージ10内の部品からの反射によるORL(Optical Return Loss)を低減するための偏波無依存型のものを採用することができる。光アイソレータ部13に入射された4波多重光信号は、SOA入力レンズ21によって集光されると共にSOA23の導波路に結合され、次に、SOA23によって増幅される。SOA23から出射される発散光は、SOA出力レンズ22によって、再度、平行光に変換された後、光分波器34によって各波長の光信号に分波される。光分波器34によって分波された各波長の光信号は、プリズムミラー36によって90度光路を曲げられた後、レンズアレイ41によって、受光素子43に集光される。
受光素子43は、例えば各波長の光信号に対応した4個のフォトダイオードを備えており、受光素子43により各波長の光信号は電気信号に変換される。受光素子43から出力された電気信号は、増幅IC42、例えばTIAによって増幅され、端子部12の端部導電パターン12cを介して、RF端子12bからパッケージ10の外部へ出力される。
(実施形態1の変形例)
図2を参照して、本開示に係る実施形態1の変形例を説明する。図2は、図1Aの光モジュールの部分拡大図である。図1Aでは、配線35が直線状であったが、図2では、幅が異なり、かつ、屈曲した部分を含むパターンを採用している。
第4配線35d、及び、第5配線35eは、最も幅方向に広くなっており、次に、第3配線35cの幅が広く、第1配線35a、及び、第2配線35bが、最も幅方向に狭くなっている。
第4配線35d、及び、第5配線35eは、それぞれペルチェ素子第1端子27、及び、ペルチェ素子第2端子28に接続されており、ペルチェ素子26による冷却のための電力を伝送するために十分に幅方向に広いパターンとなっている。
SOA23は、SOA中継用ランド54を介して、第3配線35cに接続されている。SOA中継用ランド54を介することにより、入力側ワイヤ51がSOA出力レンズ22に干渉するのを防ぎ、入力側ワイヤ51の長さをより短くすることができる。
また、SOAアース端子55は、パッケージ10の底面に設けられたアース用ランド58に接続されている。そして、本実施形態では、第2配線35bは使用しておらず、第2配線35bにはいずれのワイヤも結線されていない。なお、使用しない配線は任意に選択可能であり、例えば図1Aでは第3配線35cを使用しないようにしている。
端部導電パターン12cには、例えば4つのフォトダイオードに対応した8個の端部ランド12eが設けられている。側部導電パターン12dには受光部40の両側にそれぞれ6個の側部ランド12fが設けられている。側部ランド12fは、DC端子12aに接続されており、端部導電パターン12cは、RF端子12bに接続されている。DC端子12a及びRF端子12bはそれぞれフレキシブル基板によって構成されており、トランシーバ基板(図示省略)との接続用に用いられる。
増幅IC42の上面中央部には中継用ランド載置部57が設けられており、中継用ランド載置部57には、第1出力側中継用ランド57a、第2出力側中継用ランド57b、及び、第3出力側中継用ランド57cが設けられている。そして、第3配線35c、第4配線35d、及び、第5配線35eは、それぞれ第1出力側中継用ランド57a、第2出力側中継用ランド57b、及び、第3出力側中継用ランド57cに出力側ワイヤ52により結線されている。また、第1出力側中継用ランド57a、第2出力側中継用ランド57b、及び、第3出力側中継用ランド57cは、それぞれ対応する側部ランド12fに端子側ワイヤ56により結線されている。このように第1出力側中継用ランド57a、第2出力側中継用ランド57b、及び、第3出力側中継用ランド57cを介して各ワイヤを結線することにより、各ランド等の高さ方向の位置のずれを少なくし、出力側ワイヤ52及び端子側ワイヤ56の長さをより短くすることができる。また、配線35を光分波部30の支持基板32の上面に設けることができるため、各部材のレイアウトを省スペース化することも可能であると共に、各部材のレイアウトの自由度を高めることができる。さらに、このようなレイアウトであっても、配線35を用いた配線ができるので、配線用ワイヤの長さを短くすること、具体的には4mm以下に短くすることができる。ワイヤの長さを4mm以下にすることで、配線用ワイヤの固有振動数を、光モジュールに加えられる機械振動の周波数と異ならせることにより、ワイヤの共振を防止し、ワイヤ破断や、ワイヤにおけるショートを防止することができる。
各配線35の幅方向の寸法、厚み方向の寸法は、許容可能な抵抗値に応じて設定されている。許容可能な抵抗値は、光増幅部20から各配線35を介して端子部12に至るまでの全体の抵抗値によって規定される。ペルチェ素子26に対応する第4配線35d及び第5配線35eについては、この全体の抵抗値は、0.1Ω以下とするように設定されている。図2では、入力側ワイヤ51、出力側ワイヤ52及び端子側ワイヤ56は1本として示されているが、実際には、光増幅部20から各配線35を介して端子部12に至るまでの全体の抵抗値を低減するために、同じランド間の結線のために複数本のワイヤを用いることが望ましい。なお、本実施形態では、光分波部30からの熱の流入を抑え、ペルチェ素子26の電力を低減している。このために、光分波部30の支持ポスト31及び支持基板32の材質として、放熱性のよい材料、例えばアルミナや窒化アルミ等が用いられている。
また、各配線35の寸法を異ならせることも可能である。例えば、図2においては幅方向寸法が大きい第4配線35d、及び、第5配線35eは、幅方向寸法が小さい第1配線35a、及び、第2配線35bの2倍以上、好ましくは4倍以上の幅方向寸法としている。また、サーミスタ53に対応する第1配線35a、及び、SOA23に対応する第3配線35cについては、ペルチェ素子26に対応する第4配線35d及び第5配線35eと比較すると、幅方向寸法を小さく設定することが可能である。例えば、SOA23に対応する第3配線35cについては、SOA23に給電される50~100mA程度の電流を許容するように抵抗値が決定される。
(実施形態2)
図3A及び図3Bを参照して、本開示の実施形態2に係る光モジュール1Aについて説明する。図3Aは、本開示の実施形態2に係る光モジュールの透視平面図であり、図3Bは、図3Aに示す光モジュールの透視側面図である。本実施形態では、光増幅部20を用いない替りに、可変光減衰部60を設けている点で、実施形態1とは異なる。
可変光減衰部60は、可変光減衰器(以下「VOA」という。)63、VOA63を支持するVOA支持部62、VOA支持部62及びVOA63を載置するVOA基板61、VOA基板61上のVOA63よりも第1面側に設けられたVOA入力レンズ64、及び、VOA基板61上のVOA63よりも第2面側に設けられたVOA出力レンズ65を備えている。VOA63としては、例えば集光用又はコリメート光用のシャッター式のVOAを用いることができる。
光アイソレータ部13に入射された4波多重光信号は、VOA入力レンズ64によって集光されると共にVOA63へ入力される。光信号は、VOA63によって所定量だけ減衰されると共に、収束光に変換される。その後、VOA63を通過することによって発散した光信号は、VOA出力レンズ65によって収光されて、光分波器34に入射される。
VOA支持部62に設けられたVOA63の2つの端子は、入力側ワイヤ51によって、それぞれ第1配線35a、及び、第3配線35cの第1面側に結線されている。また、第1配線35a、及び、第3配線35cの第2面側は、それぞれ対応する側部導電パターン12dと出力側ワイヤ52により結線されている。このように、VOA63の端子と、端子部12とを、配線35を介して電気的に接続することにより、入力側ワイヤ51及び出力側ワイヤ52の長さを短くすることができる。また、配線の態様(形状や寸法)を変更することにより、各部品のレイアウトの自由度を向上すると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することもできる。
(実施形態3)
図4A及び図4Bを参照して、本開示の実施形態3に係る光モジュール1Bについて説明する。図4Aは、本開示の実施形態3に係る光モジュールの透視平面図であり、図4Bは、図4Aに示す光モジュールの透視側面図である。本実施形態は、可変光減衰部60及び光増幅部20を両方とも設けた点で、実施形態1及び実施形態2と異なる。
本実施形態3に係る光モジュール1Bでは、VOA出力レンズ65が省略されており、VOA基板61を設ける替りに、光増幅部20と共通のペルチェ素子26の上面にVOA63が載置されている。
光ファイバからの4波多重光信号は、コリメートレンズを備えるレセプタクルにより平行光に変換され、光アイソレータ部13に入射される。光アイソレータ部13に入射された4波多重光信号は、VOA入力レンズ64によって集光されると共にVOA63へ入力される。光信号は、VOA63によって所定量だけ減衰されると共に、収束光に変換される。その後、VOA63を通過することによって発散した光信号は、SOA入力レンズ21によって集光されると共にSOA23の導波路に結合され、次に、SOA23によって増幅される。SOA23から出射される発散光は、SOA出力レンズ22によって、再度、平行光に変換された後、光分波器34によって各波長の光信号に分波される。光分波器34によって分波された各波長の光信号は、プリズムミラー36によって90度光路を曲げられた後、レンズアレイ41によって、受光素子43に集光される。その後の動作は実施形態1と同様である。
次に、本実施形態の配線35の接続について説明する。実施形態1では使用していなかった第3配線35cの第1面側は、VOA支持部62のVOA端子の一方に入力側ワイヤ51によって結線されている。VOA端子の他方は、SOA載置部25に設けられた共通アースランド部に入力側ワイヤ51によって結線されており、さらに、共通アースランド部はアース用ランド58に入力側ワイヤ51によって結線されている。第1配線35a、第2配線35b、第3配線35c、第4配線35d、及び、第5配線35eの第2面側は、それぞれ対応する側部導電パターン12dに出力側ワイヤ52により結線されている。このように、可変光減衰部60及び光増幅部20の各ランド及び各端子等と、端子部12とを、配線35を介して電気的に接続することにより、入力側ワイヤ51及び出力側ワイヤ52の長さを短くすることができる。また、限られた寸法のパッケージ10内に、可変光減衰部60及び光増幅部20を両方とも設けることができると共に、配線35を用いることにより、各部材のレイアウトの自由度を高めることができる。
(実施形態4)
図5A及び図5Bを参照して、本開示の実施形態4に係る光モジュール1Cについて説明する。図5Aは、本開示の実施形態4に係る光モジュールの透視平面図である。図5Aでは、配線が見えるように、支持基板32と光分波器34を透過した図面である。図5Bは、図5Aに示す光モジュールの透視側面図であり、支持基板32と光分波器34を含めて示した図面である。本実施形態は、ベース基板33の上面の、支持ポスト底面37との対向面に配線70を設けた点で、実施形態3と異なる。図5Aに示されているように、第1配線70a、第2配線70b、第3配線70c、第4配線70d、及び、第5配線70eは、第2面側において、出力側ワイヤ52の接続用のランド部が、幅方向のいずれかの端部に集中するようなパターンとなっている。これにより、出力側ワイヤ52の接続用のランド部が、側部導電パターン12dに近づくため、出力側ワイヤ52の長さをより短くすることができる。
本実施形態4に係る光モジュール1Cでは、ベース基板33の上面の、支持ポスト底面37(図1C参照。)との対向面に配線70が設けられているため、配線の高さ方向の位置をベース基板33の厚みによって調整可能となるため、ワイヤの長さをより短くすることができる。また、配線の高さ方向の位置することにより、各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することができる。さらに、配線基板をパッケージ10底面に配置できるため、配線基板の幅を広くとることができる。
(実施形態5)
図6A及び図6Bを参照して、本開示の実施形態5に係る光モジュール1Dについて説明する。図6Aは、本開示の実施形態5に係る光モジュールの透視平面図であり、図6Aでは、配線が見えるように、支持基板32と光分波器34を透過した図面である。図6Bは、図6Aに示す光モジュールの透視側面図であり、支持基板32と光分波器34を含めて示した図面である。本実施形態は、支持ポスト31の中段基板載置部38に載置した中段基板71の上面に配線72を設けた点で、実施形態3と異なる。図6Aに示されているように、第1配線72a、第2配線72b、第3配線72c、第4配線72d、及び、第5配線72eは、第2面側において、出力側ワイヤ52の接続用のランド部が、幅方向のいずれかの端部に集中するようなパターンとなっている。これにより、出力側ワイヤ52の接続用のランド部が、側部導電パターン12dに近づくため、出力側ワイヤ52の長さをより短くすることができる。
本実施形態の光モジュール1Dでは、支持ポスト31の中段基板載置部38(図1C参照。)に載置した中段基板71の上面に配線72が設けられているため、配線72からワイヤを引き出す高さ位置を、各部品からのワイヤを引き出す高さ位置に近づけることができるため、ワイヤの長さをより短くすることができる。また、配線72の高さ位置の設定により、各部品のレイアウトを省スペース化することが可能とした上に、配線用ワイヤの長さを短くすることができ、しかも、配線基板のレイアウト自由がさらに向上する。なお、中段基板71と中段基板載置部38との間に隙間を設けるように、中段基板71を配置してもよい。
(実施形態6)
図7A及び図7Bを参照して、本開示の実施形態6に係る光モジュール1Eについて説明する。図7Bは、図7Aに示す光モジュールの透視側面図であり、支持基板32と光分波器34を含めて示した図面である。本実施形態は、図4A及び図4Bを参照して説明した実施形態3の光モジュール1Bと比較して、配線35のパターンを変更したものである。実施形態3と同様の構成については同じ図面を付し、その説明は省略する。
本実施形態の光モジュール1Eは、実施形態3の光モジュール1Bと比較すると、配線90のパターンが異なり、サーミスタ53と接続する第1配線90a、第2の光学部品としての可変光減衰部60及び光増幅部20の各素子に電力を供給する第2配線90b、第3配線90cと、温度制御装置としてのペルチェ素子26に電力を供給する第1の配線としての第4配線90d、第5配線90eとが、設けられている。第2の配線としての第1配線90a、第2配線90b、第3配線90cは、第1の配線としての第4配線90d、第5配線90eよりも配線の幅が狭い。
温度制御装置であるペルチェ素子26の消費電力を極力抑えるためには、ペルチェ素子第1端子27及びペルチェ素子第2端子28とそれぞれ接続する第4配線90d及び第5配線90eの配線の電気抵抗を低減する必要がある。そこで、第1の配線としての第4配線90d及び第5配線90eの配線の幅を、第2の配線としての第1配線90a、第2配線90b、第3配線90cよりも広くすることにより、限られた配線90の設置スペースの中で、第1の配線の電気抵抗を低減した。
配線90及び各素子、又は、配線間を結ぶ配線用ワイヤは、入力側ワイヤ51及び出力側ワイヤ52からなるところ、この出力側ワイヤ52は、一側面側ワイヤ52a、他側面側ワイヤ52b、及び、配線間ワイヤ52cからなる。配線間ワイヤ52cを設けることにより、配線のレイアウトの自由度を大幅に向上することができ、さらに、配線用ワイヤの長さを短くすることができる。これにより、配線90が特定された配線パターン、すなわち、異なる仕様の光モジュール1Eに共通に用いられる配線である場合でも、この配線をワイヤにより跨いで設けられる別の配線としての配線間ワイヤ52cを用いることにより、一側面側ワイヤ52aが配線されるランドに対しても、他側面側ワイヤ52bが配線されるランドに対しても、配線90との間に用いる配線用ワイヤを短くすることができる。
配線90には、配線用ランド部が複数箇所設けられており、この配線用ランド部を用いることにより、配線間ワイヤ52cを他の配線を跨ぐように接続して、一側面側ワイヤ52aが配線されるランドにも、他側面側ワイヤ52bが配線されるランドにも短い配線長さの配線用ワイヤで接続することができる。図7Aの例では、VOA63のプラス側端子を、入力側ワイヤ51を介して第2配線90bに接続し、さらに、第2配線90bから、配線間ワイヤ52c及び複数箇所の配線用ランド部を介して、一側面側ワイヤ52aが配線されるランドまで配線を行っている。このように、配線90の配線パターンが、各素子に電力を供給する第2の配線としての第1配線90a、第2配線90b、第3配線90cが、他側面側ワイヤ52bが配線されるランド寄りに偏って配置されるようなものである場合でも、配線間ワイヤ52c及び複数の配線用ランド部を利用することにより、反対の側面よりに配置されている一側面側ワイヤ52aが配線されるランドまで、短い配線長さの配線用ワイヤで接続することができる。
(実施形態7)
本開示の実施形態7に係る光モジュール1Fについて説明する。本実施形態の光モジュール1Fは、光素子として受光素子43ではなく、発光素子43aを用いている点で、実施形態1~6とは異なる。本実施形態の光モジュール1Fでは、発光素子43aとして、面発光素子、例えばVCSELを用いている。また、本実施形態の光モジュール1Fでは、光分波部30に替えて、複数の発光素子43aから出力された光を合波する光合波器を含む光合波部30を備えている。
図1A-図1Cに示された実施形態1との比較で、本実施形態の一例を説明する。発光素子制御ICは、端子部12からの信号に基づき、発光素子43aの発光を制御する。複数の発光素子43aから出力された光は、第1の光学部品としての光合波部30において合波され、第2の光学部品である光増幅部20に送られて、増幅される。合波され、増幅された後の光は、出力部13を介してブッシュ11に接続されたレセプタクルを介して、光ファイバに出力される。
光合波部30の支持基板32の上面に設けられた配線35は、実施形態1と同様に、第1配線35a、第2配線35b、第3配線35c、第4配線35d、及び、第5配線35eを含んでいる。第2の光学部品としての光増幅部20の各部には、配線35を介して、側部導電パターン12dから、駆動電力ないし制御信号が供給される。これにより、第1面側から第2面側に延在して第2の光学部品と端子部12とを電気的に接続する配線を用いて第2の光学部品としての光増幅部20と端子部12とを電気的に接続することができるため、第2の光学部品と端子部12との間に第1の光学部品としての発光素子43aを配置するようなレイアウトとすることが可能であると共に、各部材のレイアウトを省スペース化することも可能である。さらに、このようなレイアウトであっても、配線を用いて第2の光学部品と端子部12とを電気的に接続するので、配線用ワイヤの長さを短くすること、具体的には4mm以下に短くすることができる。ワイヤの長さを4mm以下にすることで、ワイヤの固有振動数を、光モジュールに加えられる機械振動の周波数と異ならせることにより、ワイヤの共振を防止し、ワイヤ破断や、ワイヤにおけるショートを防止することができる。
また、配線35の配置は実施形態1で挙げられた図1Aのものに限られるものではなく、実施形態2~6について説明した様々な配線35の配置、様々な配線35のパターンのものを採用することが可能である。本実施形態では、図1A-図1Cを用いて光素子が発光素子43aである例を説明しているため、例えばSOA入力レンズ22、SOA出力レンズ21の配置等、他の実施形態とは異なる点があり、また、発光素子43aから出力された光を合波し、増幅して、光ファイバに出力するために必要な他の光学要素を設けることもできる。
以上、本開示の各実施形態の説明から、光モジュール中の光学要素を含む各部材のレイアウトの自由度を高めると共に、各部材のレイアウトを省スペース化し、さらに、配線用ワイヤの長さを短くすることができるという効果が得られることが明らかである。また、本開示はこれらの実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の組み合わせたものや、各実施形態において各部品のレイアウトを変更したもの等も含まれる。
1 光モジュール
10 パッケージ
11 ブッシュ
12 端子部
12a DC端子
12b RF端子
12c 端部導電パターン
12d 側部導電パターン
12e 端部ランド
12f 側部ランド
13 光アイソレータ部
20 光増幅部
21 SOA入力レンズ
22 SOA出力レンズ
23 SOA
24 SOAレンズ載置部
25 SOA載置部
26 ペルチェ素子
27 ペルチェ素子第1端子
28 ペルチェ素子第2端子
30 光分波部
31 支持ポスト
32 支持基板
33 ベース基板
34 光分波器
35 配線
36 プリズムミラー
37 支持ポスト底面
38 中段基板載置部
40 受光部
41 レンズアレイ
42 増幅IC
43 受光素子
43a 発光素子
51 入力側ワイヤ
52 出力側ワイヤ
54 SOA中継用ランド
55 SOAアース端子
56 端子側ワイヤ
57 中継用ランド載置部
58 アース用ランド
60 可変光減衰部
61 VOA基板
62 VOA支持部
63 VOA
64 VOA入力レンズ
65 VOA出力レンズ
70 配線
71 中段基板
72 配線
80 光モジュール
81 光学ベース
82 光分波部
83 波長分離部
84 集光レンズ
85 受光部

Claims (10)

  1. 光素子と、
    前記光素子と光結合する第1の光学部品と、
    前記第1の光学部品と光結合する第2の光学部品と、
    主面に配線が設けられ、前記主面の反対側の裏面に前記第1の光学部品が配置されてなる配線基板と、
    前記第2の光学部品への入射光を伝達する光ファイバが接続されるレセプタクルと、
    前記光素子の出力信号を電気的に外部へ出力する端子部と、
    前記光素子、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を収容し、第1面に前記レセプタクルと、前記第1面に対向する第2面に前記端子部と、を設けるパッケージと、
    を備え、
    前記配線は、前記第1面側から前記2面側に延在し、前記第2の光学部品と前記端子部とを電気的に接続されてなる、光モジュール。
  2. 前記光素子は、受光素子であり、
    前記第1の光学部品は、前記第2の光学部品からの出力光を複数の波長に分波する光分波器を有する、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記配線基板を支持する支持部をさらに有し、前記配線基板の前記裏面には、前記第1の光学部品と光結合している反射器が配置され、
    前記光素子は、前記反射器とオーバラップした位置に配置されてなる、請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記第2の光学部品は、光半導体増幅器または光減衰器である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光モジュール。
  5. 前記光ファイバと前記第2の光学部品との間に設けられ、前記光ファイバおよび前記第2の光学部品と光結合される第3の光学部品をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光モジュール。
  6. 前記第2の光学部品は光半導体増幅器であり、前記第3の光学部品は光減衰器である、請求項5に記載の光モジュール。
  7. 光素子と、
    前記光素子と光結合する第1の光学部品と、
    前記第1の光学部品と光結合する第2の光学部品と、
    主面の反対側の裏面に前記第1の光学部品が配置されてなる支持基板と、
    前記支持基板の前記裏面に対向した主面に配線が設けられてなる配線基板と、
    前記支持基板と前記配線基板とを支持する支持部と、
    前記第2の光学部品への入射光を伝達する光ファイバが接続されるレセプタクルと、
    前記光素子の出力信号を電気的に外部へ出力する端子部と、
    前記光素子、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品を収容し、第1面に前記レセプタクルと、前記第1面に対向する第2面に前記端子部と、を設けるパッケージと、
    を備え、
    前記配線は、前記第1面側から前記2面側に延在し、前記第2の光学部品と前記端子部とを電気的に接続されてなる、光モジュール。
  8. 前記配線基板の前記主面の反対側の裏面は、前記パッケージの底面と隙間がある中空構造である、請求項7に記載の光モジュール。
  9. 前記第2の光学部品を搭載する温度制御装置を更に備え、
    前記配線は、複数設けられ、前記温度制御装置に電力を供給する第1の配線と、
    前記第2の光学部品に電力を供給する前記第1の配線より幅が狭い第2の配線を含む、請求項1又は請求項7に記載の光モジュール。
  10. 前記第1面側から前記2面側の間でワイヤを介して接続され、前記ワイヤで前記配線を跨いで設けられてなる別の配線を備える、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光モジュール。
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