JP2022124696A - Supporting device for rescue - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、救助用支持装置に関するものである。 The present invention relates to a rescue support device.
本出願人は、救助の際にロープやカラビナや滑車などの救助器具を連結して支持するものとして、意匠登録第1640855号に開示される救助用支持装置(以下、「従来例」という。)を提案している。 The applicant of the present application has developed a rescue support device disclosed in Design Registration No. 1640855 (hereinafter referred to as "conventional example") for connecting and supporting rescue tools such as ropes, carabiners and pulleys during rescue. is proposing.
この従来例は、図8に図示したように救助器具を連結可能な連結部を有する基部31と、この基部31の側面に等間隔の3箇所に突設された枢着部33に上下方向に回動自在に設けられる支持脚部32とから成る三脚構造体であり、基部31に対する各支持脚部32の開脚角度を設置場所の形状や広さに合わせて適宜調整して安定的に設置し、例えば基部31に設けた滑車を介してロープを垂設して行う降下作業に使用したりする。
As shown in FIG. 8, this conventional example consists of a
しかしながら、本出願人は、実際に従来例について試してみたところ、基部31における支持脚部32を枢着する枢着部33が強度不足により変形してしまうことを確認した。
However, when the applicant actually tried the conventional example, it was confirmed that the
具体的には、枢着部33は、基部31の側面に突設され支持脚部32を軸支する枢着軸材35が架設される左右一対の支持板材33aで構成されているが、前述したようなロープを垂設して行う降下作業に使用した場合、ロープを引っ張る方向は設置する場所や使い方によって様々であり、常に各枢着部33に対して均等に荷重が掛かるわけではなく、むしろ片寄って荷重が掛かる場合が多く、よって、この荷重に枢着部33(支持板材33a)が耐え切れずに変形することになる(図9の(a)は変形前の状態、(b)は変形後の状態である。)。
Specifically, the
本発明は、前述した問題点を解消するもので、従来にない作用効果を発揮する非常に実用的な救助用支持装置を提供するものである。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves the above-mentioned problems, and provides a very practical rescue support device that exhibits unprecedented effects.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
救助器具50を連結可能な連結部10を有する基部1と、この基部1に上下方向に回動自在に設けられる支持脚部2とからなる救助用支持装置であって、前記基部1の側面に前記支持脚部2の基端部が枢着される枢着部3が突設され、隣接する前記枢着部3間には補強部4が架設されていることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。
A support device for rescue, comprising a base 1 having a connecting
また、請求項1記載の救助用支持装置において、前記枢着部3は、前記基部1の側面に突設され前記支持脚部2を軸支する枢着軸材5が架設される左右一対の支持板材3aで構成されていることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。
In addition, in the support device for rescue according to claim 1, the
また、請求項1,2いずれか1項に記載の救助用支持装置において、前記枢着部3は前記基部1の側面にして等間隔の位置に設けられていることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。
The rescue support device according to any one of
また、請求項1~3いずれか1項に記載の救助用支持装置において、前記支持脚部2は前記基部1に上下方向に180度回動自在に設けられていることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。
Further, in the rescue support device according to any one of claims 1 to 3, the
また、請求項1~4いずれか1項に記載の救助用支持装置において、前記支持脚部2は伸縮自在に設けられていることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。
Further, the rescue support device according to any one of claims 1 to 4 is characterized in that the
また、請求項1~5いずれか1項に記載の救助用支持装置において、前記支持脚部2は前記基部1に3本設けられていることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。
Further, in the rescue support device according to any one of claims 1 to 5, the
また、請求項1~6いずれか1項に記載の救助用支持装置において、前記基部1はアルミ製であることを特徴とする救助用支持装置に係るものである。 The rescue support device according to any one of claims 1 to 6, characterized in that the base portion 1 is made of aluminum.
本発明は上述のように構成したから、使用時における破損が可及的に防止されるなど、従来にない作用効果を発揮する非常に実用的な救助用支持装置となる。 Since the present invention is configured as described above, it becomes a very practical rescue support device that exhibits unprecedented effects such as prevention of breakage during use as much as possible.
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 A preferred embodiment of the present invention will be briefly described with reference to the drawings showing the operation of the present invention.
例えばロープを使った降下作業を行う場合、基部1に対する各支持脚部2の開脚角度を設置場所の形状や広さに合わせて適宜調整して安定的に設置し、基部1に設けた滑車を介してロープを垂設し、この状態でロープを使って降下作業を行う。
For example, when performing a descent work using a rope, the leg angle of each
この際、基部1に各枢着部3に対して均等に荷重が掛からず片寄って荷重が掛かった場合、枢着部3間には補強部4が架設されているため該枢着部3の変形が防止される。
At this time, if the base portion 1 is not evenly loaded with the
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 A specific embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施例は、救助器具50を連結可能な連結部10を有する基部1と、この基部1に上下方向に回動自在に設けられる支持脚部2とからなる救助用支持装置である。
This embodiment is a rescue support device comprising a base portion 1 having a connecting
尚、本実施例で使用される救助器具50は、例えば降下用ロープ50aやカラビナや滑車50bなど救助用として使用される器具である。
The
基部1は、図1~3に図示したように適宜な金属製の部材(アルミ/A5052)を切削加工により形成した板状体(表面アルマイト処理済み)であり、上面中央に固定用ロープ12を連結する環状連結体11を連結する連結孔1a(ネジ孔)が設けられている。
The base 1 is a plate-like body (surface alumite treated) formed by cutting an appropriate metal member (aluminum/A5052) as shown in FIGS. A connecting hole 1a (screw hole) for connecting the annular connecting
尚、基部1の成形は切削加工(材料の削り出し)に限らず、鋳造加工や鍛造加工で成形しても良い。 The forming of the base portion 1 is not limited to cutting (cutting out material), and may be formed by casting or forging.
また、基部1の側面には支持脚部2の基端部が枢着される枢着部3が突設されている。
Further, a
この枢着部3は、図1~3に図示したように基部1の側面等間隔の位置(3箇所)に水平状にして放射方向に突設される左右一対の支持板材3aで構成されており、この支持板材3a間に水平状に架設される枢着軸材5を介して支持脚部2の上端部が回動自在に設けられている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
本実施例では、支持脚部2における回動は上下方向に180度回動するように構成され、水平状態とした基部1にして鉛直方向に垂下した状態から鉛直方向に立設した状態までの範囲で回動規制されている。
In this embodiment, the
本実施例は、この同一平面上に軸心を有する枢着軸材5を用いた枢着構造から、基部1に対して各支持脚部2を回動させることで、フレキシブル(ねじれの位置関係)に形態を変形させることができる(図4(a)及び(b)参照)。
In this embodiment, by rotating each
支持脚部2は、図1に図示したように適宜な金属製の部材で形成したものであり、径の異なる複数の管状の脚材2’を継合連結して伸縮自在に設けられている。符号2aは各脚材2’に設けられる連結孔、2bは合致させた連結孔2aに貫挿させて脚材2’同士を適宜な継合位置で止着する連結杆である。
As shown in FIG. 1, the
また、支持脚部2は、下端部(最下部の脚材2’の下端)に連結杆2bを介して接地体2cが着脱自在に設けられている。この接地体2cは図示したものに限らず、例えば地面などの接地箇所に刺し入れ可能な先鋭形状など様々な形状のものが用意される。
In addition, the
また、本実施例は、不使用時には各支持脚部2を縮め束ねることでコンパクトな収納状態が得られる。
In addition, in this embodiment, when not in use, the supporting
また、本実施例は、隣接する枢着部3間には補強部4が架設されている。
In addition, in this embodiment, reinforcing
この補強部4は、図1~3に図示したように基部1と一体成形された板状体であり、基部1から放射方向に突出した状態で各支持板材3aの外面側の上端部間に架設されており、この補強部4の先端面4aが支持板材3aの突出先端と連設状態となる位置まで突出した形状に構成されている。
1 to 3, the reinforcing
尚、補強部4は、基部1と一体成形でなく別部材の板材を溶接するなどして構成しても良い。
Note that the reinforcing
また、本実施例では、補強部4に救助器具50を連結する連結部10が設けられている。
Further, in this embodiment, a connecting
この連結部10は、各補強部4の下面と支持板材3aの外面との間に架設状態に設けられるコ字形状の第一連結部10Aと、この第一連結部10Aの内面同士間に架設され基部1の下面中央位置に突設される第二連結部10Bとで構成されており、この第一連結部10A及び第二連結部10Bには救助器具50を係止連結する孔10aが設けられている。
The connecting
この連結部10を設けることによっても補強部4の剛性が向上し、補強部4としての機能がより発揮されることになる。
The rigidity of the reinforcing
符号13は開脚防止用ロープである。
以上の構成から成る本実施例に係る救助用支持装置の使用方法について説明する。 A method of using the rescue support device according to the present embodiment having the above configuration will be described.
例えばロープ50aを使った降下作業を行う場合、救助用支持装置を高所平坦部にして斜面部との境界付近に設置する。
For example, when performing a descent operation using the
具体的には、図5,6に図示したように基部1に対する各支持脚部2の開脚角度を設置場所の形状や広さに合わせて適宜調整して安定的に設置し、基部1に設けた滑車50bを介してロープ50aを垂設し、この状態でロープ50aを使って降下作業を行う。
Specifically, as shown in Figs. A
この際、基部1に各枢着部3に対して均等に荷重が掛からず片寄って荷重が掛かった場合、枢着部3間には補強部4が架設されていて該枢着部3の変形が防止される(図7参照)。
At this time, if the base portion 1 is not evenly loaded with the
本実施例は上述のように構成したから、使用時における破損が可及的に防止されることになる。 Since the present embodiment is configured as described above, damage during use is prevented as much as possible.
また、本実施例は、枢着部3は、基部1の側面に突設され支持脚部2を軸支する枢着軸材5が架設される左右一対の支持板材3aで構成され、隣接する枢着部間に補強部4が架設されているから、設置場所に合わせてフレキシブルに変形させて設置することができて非常に使い易く、しかも、このフレキシブルに変形できる構造故の弱点でもある片寄った荷重が発生しても補強部4を設けたことで枢着部3が変形することはない。
Further, in this embodiment, the
また、本実施例は、枢着部3は基部1の側面等間隔の位置に設けられているから、安定的な支持状態が確実に得られることになる。
Further, in this embodiment, since the
また、本実施例は、支持脚部2は基部1に上下方向に180度回動自在に設けられているから、設置場所に合わせた使用形態が得られ易く非常に使い勝手が良い。
In addition, in this embodiment, since the supporting
また、本実施例は、支持脚部2は伸縮自在に設けられているから、この点においても設置場所に合わせた使用形態が得られ易く非常に使い勝手が良い。
In addition, in this embodiment, since the supporting
また、本実施例は、支持脚部2は基部1に3本設けられているから、この点においても設置場所に合わせた使用形態が得られ易く非常に使い勝手が良い。
In addition, in this embodiment, since three
また、本実施例は、基部1はアルミ製であるから、軽量で持ち運びが楽に行えることになる。 Also, in this embodiment, since the base 1 is made of aluminum, it is lightweight and easy to carry.
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 It should be noted that the present invention is not limited to this embodiment, and the specific configuration of each component can be appropriately designed.
1 基部
2 支持脚部
3 枢着部
3a 支持板材
4 補強部
5 枢着軸材
10 連結部
50 救助器具
REFERENCE SIGNS LIST 1
10 Connector
50 rescue equipment
Claims (7)
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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JP2001031376A (en) * | 1999-07-26 | 2001-02-06 | Shinko Electric Co Ltd | Suspending device for equipment buried in underground |
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- 2021-02-16 JP JP2021022474A patent/JP2022124696A/en active Pending
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