JP2022120972A - 仮想航空サービスシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022120972000001
【課題】仮想現実感技術による旅行体験を提供する、仮想旅行サービスシステムを提供する。
【解決手段】仮想旅行サービスシステムにおける航空管理サーバ200は、搭乗要求受信部212と、搭乗処理部216と、搭乗体験提供部222と、を備える。搭乗要求受信部212は、仮想旅客機についてあらかじめ定められた運航スケジュールを参照し、仮想旅客機の出発時刻の前に、ユーザ端末300から仮想旅客機への搭乗要求を受け付ける。搭乗処理部216は、仮想旅客機に対して搭乗要求を行ったユーザを仮想旅客機の搭乗客として登録する。搭乗体験提供部222は、仮想旅客機の複数の搭乗客に対して、共通の搭乗体験を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、仮想現実感技術、特に、仮想の旅行体験を提供するための技術、に関する。
旅行の楽しみは、日常とは違う経験を得られることにある。航空旅行の場合、旅行客は、旅客機の座席を予約し、出発時刻前に空港に行って搭乗手続きを行い、旅客機に搭乗し、離陸・飛行・着陸するという一連の流れを経て目的地に到着する。また、決められた時間に出発する旅客機において、多数の旅行客と同じ時間、同じ空間を共有することは旅行の興趣を深める。
特開2020-87181号公報
現在、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響により、旅行需要が急減している。旅行需要の急減は、航空業界だけでなく、空港販売店の経営者にとっても大きな打撃となっている。
本発明は、上記背景に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、仮想現実感技術による旅行体験を提供することにある。
本発明のある態様における仮想航空サービスシステムは、仮想旅客機についてあらかじめ定められた運航スケジュールを参照し、仮想旅客機の出発時刻の前に、ユーザの通信端末から仮想旅客機への搭乗要求を受け付ける搭乗要求受信部と、仮想旅客機に対して搭乗要求を行ったユーザを仮想旅客機の搭乗客として登録する搭乗処理部と、仮想旅客機の複数の搭乗客に対して、共通の搭乗体験を提供する搭乗体験提供部と、を備える。
本発明のある態様における通信端末は、運行スケジュールをあらかじめ定められている仮想旅客機に対して、ユーザから仮想旅客機の出発時刻前であることを条件として搭乗手続を受付ける入力部と、搭乗手続を受付けたとき、外部の航空管理サーバに対して、ユーザIDとともに搭乗要求を送信する送信部と、航空管理サーバから、仮想旅客機の搭乗許可を受信したあと、仮想旅客機の機内を表現する仮想空間の画像を受信する受信部と、
仮想空間の画像を画面表示させる表示部と、を備える。
表示部は、仮想旅客機の機内に仮想旅客機に搭乗手続きを行った他のユーザに対応するキャラクタであるアバターを表示させる。
本発明によれば、仮想現実感技術により、実際の旅行に類似した体験をユーザに提供できる。
仮想旅行の概要を説明するための模式図である。 羽田空港から新千歳空港を経由して時計台に至るまでの旅程を説明するための模式図である。 仮想航空サービスシステムのハードウェア構成図である。 航空管理サーバおよびユーザ端末の機能ブロック図である。 飛行機検索画面の画面図である。 飛行機予約画面の画面図である。 搭乗客情報のデータ構造図である。 羽田空港の搭乗口を示す画面図である。 仮想旅客機の機内を示す画面図である。 新千歳空港の仮想店舗付近を示す画面図である。 時計台付近を示す画面図である。
図1は、仮想旅行の概要を説明するための模式図である。
本実施形態においては、仮想現実感技術を応用した旅行体験(以下、「仮想旅行」ともよぶ)をユーザに提供する。具体的には、空港、旅客機、観光地を模した仮想空間を三次元のコンピュータグラフィックスにより生成する。以下、特に断らない限り、空港を模した仮想空間のことを「空港空間」「仮想空港」または単に「空港」とよぶ。旅客機、観光地についても同様である。また、実際に存在する空港であることを明示するときには適宜「実在空港」のように称する。旅客機、観光地についても同様である。
一例として、羽田空港、新千歳空港および京都空港を仮想空間として構築する。羽田空港および新千歳空港については、実在空港の構内をコンピュータグラフィックスによる三次元の仮想空間として再現する。ただし、仮想空港内にある空港販売店は実在空港にある空港販売店と同一である必要はない。京都空港は実在しない。したがって、仮想京都空港は、設計者が任意にデザインすればよい。
ユーザは、自分の分身となるキャラクタ(以下、「アバター」とよぶ)をゲームと同様の操作感にて仮想空間内で移動させることにより、仮想空港の構内を散策できる。以下、ユーザのアバターを通した仮想空港の体験のことを「空港体験」とよぶ。
詳細は後述するが、ユーザはスマートフォン等の通信端末から、航空管理サーバにアクセスし、航空管理サーバから羽田空港の空港体験を提供される。ユーザは、仮想羽田空港にてアバターを通して搭乗手続きを行うことで、仮想旅客機に搭乗する。搭乗中は、仮想旅客機空間において「搭乗体験」が提供される。
仮想旅客機による20分程度の搭乗体験(飛行)のあと、仮想旅客機は、仮想新千歳空港などの他の仮想空港に着陸する。航空管理サーバにより、仮想新千歳空港の空港体験が提供される。ユーザは、アバターを操作して仮想空港内に出店される仮想店舗で買い物を楽しむこともできる。
仮想空港には、あらかじめ複数の仮想観光地が対応づけられている。仮想新千歳空港には、北海道で有名なクラーク博士像、札幌市時計台、五稜郭などの観光地が対応づけられている。また、仮想京都空港には、京都で有名な金閣寺、銀閣寺、伏見稲荷などが対応づけられている。これらの観光地にも仮想空間があらかじめ構築されている。ユーザは、仮想札幌市時計台(以下、「仮想時計台」または単に「時計台」とよぶ)に移動することにより、仮想時計台の散策を楽しむことができる。以下、ユーザのアバターを通した観光地の体験のことを「観光体験」とよぶ。
たとえば、ユーザは、羽田空港から搭乗手続きを行って、飛行機で新千歳空港に着陸しなければ、時計台観光を楽しむことはできない。いいかえれば、「東京から北海道に行く」という手続きを行うことが時計台観光を楽しむための条件となる。旅行のプロセス(流れ)を仮想空間で順番に体験させることにより、ユーザは仮想空間内において旅行気分を楽しむことができる。
図2は、羽田空港から新千歳空港を経由して時計台に至るまでの旅程を説明するための模式図である。
ユーザは、まず、複数種類のキャラクタから自分のアバターとなるキャラクタを選択する。複数のユーザそれぞれがアバターを選択し、共通の仮想空間において複数のユーザがアバターを通して交流する。アバターは、実際の人間を忠実に再現するキャラクタであってもよいし、人間の特徴を簡略、省略、強調したキャラクタであってもよいし、あるいは、ロボットや動物などの人間以外の生物・非生物を模したキャラクタであってもよい。
ユーザは、航空管理サーバにアクセスし、出発日程を決めて仮想旅客機のチケット(航空券)を購入する。本実施形態における仮想旅客機は、実在の旅客機と同様、運行スケジュール(出発となる空港(以下、「出発空港」とよぶ)、出発時刻、到着時刻、目的地となる空港(以下、「到着空港」とよぶ))と搭乗定員が決められている。ユーザは事前にユーザ登録を行う必要がある。航空管理サーバは、ユーザID、氏名、住所、クレジットカード番号、銀行口座情報等、ユーザに関する情報をあらかじめ登録しておく。ユーザがチケットを購入したとき、航空管理サーバはユーザの銀行口座からチケット代を引き落とす。
チケットを手に入れたユーザは、仮想旅客機の出発時刻が近づくと、再び、航空管理サーバにアクセスし、出発空港である羽田空港の仮想空間に入る。羽田空港空間では、ユーザはアバターをマウス、ジョイスティック、キーボード、トラックボールなどの操作デバイスをつかって散策させることができる。羽田空港内には仮想店舗もあり、有料にて商品を購入することもできる。図2の購入マーク102は商品購入機会が存在することを示す。
ユーザは、羽田空港空間内にある搭乗口へアバターを移動させ、チケットを提示することで仮想旅客機の搭乗手続きを行う。アバターは、旅客機空間に移動して着席する。仮想旅客機は、決められた出発時刻に離陸する。このとき、ユーザの通信端末には、仮想旅客機の離陸シーンがアニメーション表示される。
搭乗後、ユーザはアバターを通して、20分間のフライトを楽しむ。旅客機空間においては、ユーザは客室乗務員(Flight Attendant)として行動するキャラクタ(以下、「乗務員キャラクタ」とよぶ)からさまざまなサービスを受けることができる。乗務員キャラクタは機内販売も行う。ユーザは、乗務員キャラクタが持参する商品オブジェクトから購入対象となる商品オブジェクトを選択する。このとき、航空管理サーバは商品代金の決済を行うとともに、選択された商品オブジェクト(仮想物体)にあらかじめ対応づけられる商品(実在物体)をユーザの自宅に配送するように手配する。たとえば、ユーザは、乗務員キャラクタから「ぬいぐるみ(仮想物体)」を購入したとき、後日、同型の「ぬいぐるみ(実在物体)」が自宅に配送される。
到着予定時刻が近づくと、仮想旅客機は着陸態勢に入る。このとき、ユーザの通信端末には仮想旅客機の着陸シーンがアニメーション表示される。
着陸後、アバターは新千歳空港空間に入る。新千歳空港空間にも多数の仮想店舗が存在する。新千歳空港の仮想店舗には、北海道の地元業者からさまざまな北海道特有の商品が出品されている。いいかえれば、新千歳空港の仮想店舗においては、他の地域、たとえば、羽田空港の仮想店舗には販売していない「北海道固有」の商品が販売されている。
アバターは、新千歳空港にあらかじめ対応づけられている観光地のうち、仮想時計台に移動する。仮想時計台においても、実際の札幌市時計台と同様の仮想空間が構築されており、ユーザはアバターを通して仮想空間内にて時計台観光を楽しむことができる。また、時計台周辺にも、多数の仮想店舗が存在する。
店舗運営者は、羽田空港、旅客機、新千歳空港あるいは時計台にある仮想店舗の商品出品権を購入し、自社商品をユーザに販売できる。ユーザが商品を購入したときには、ユーザの銀行口座から店舗運営者の銀行口座への商品代金の振り込みが実行される。店舗運営者は、仮想空間で自社商品が売れたときには、ユーザに対して実際に商品を発送する。
仮想空間には、あらかじめ広告スペースが設けられる。航空管理サービスの運営者は、仮想空間内にある広告スペースを販売する。羽田空港等の仮想空間には、多数のアバターが集まる。ユーザはアバターを通して、仮想空間内にある多数の広告を視認する。広告出稿者は、広告スペースを購入し、ここに自社広告の画像を貼り付けることができる。
広告料は、航空管理サービスを運営するための収益となる。たとえば、実在の新千歳空港に広告を出すことのできない零細事業者であっても、仮想の新千歳空港であればより低額にて広告を出すことができるかもしれない。このように、仮想の空港、観光地あるいは旅客機などで低額にて広告スペースを販売することにより、一般のユーザには知られていない地場産業にも幅広く宣伝機会を提供しやすくなる。
図3は、仮想航空サービスシステム100のハードウェア構成図である。
仮想航空サービスシステム100は、航空管理サーバ200、ユーザ端末300、決済システム108、広告主端末104および店舗端末110を含む。航空管理サーバ200、ユーザ端末300、決済システム108、広告主端末104および店舗端末110は、インターネット106を介して相互に接続される。ユーザ端末300は、仮想航空サービスを受けるユーザにより使用される通信端末であり、スマートフォン、タブレットコンピュータ、デスクトップPC、ラップトップPC、VR(Virtual Reality)ゴーグルなど通信機能と表示機能を有する任意のコンピュータであればよい。また、ユーザ端末300は、ゲームセンダーなどに設置される専用装置であってもよい。
航空管理サーバ200は、ユーザ端末300に対して仮想旅行に関する各種サービスを提供する。上述したように、ユーザは航空管理サーバ200に対してあらかじめユーザ登録をしておく。このとき、ユーザは、氏名、住所、銀行口座情報、クレジットカード番号等を航空管理サーバ200に登録し、航空管理サーバ200はユーザIDを各ユーザに付与する。
決済システム108は、金融機関が運営するサーバである。航空管理サーバ200は、ユーザが仮想旅客機のチケットを購入したとき、あるいは、仮想店舗で買い物をしたときに決済システム108に決済指示を送信し、決済システム108は料金の決済を行う。広告主端末104は、広告出稿者により使用される通信端末である。広告出稿者は、広告主端末104から航空管理サーバ200に対して、広告データ(画像)、広告を出したい場所、広告主体に関する情報を送信し、航空管理サーバ200は仮想空間内における指定の広告スペースに広告画像を貼付する。
広告出稿者は、航空管理サーバ200に対して広告出稿者としてユーザ登録する。航空管理サーバ200は、広告スペースごとに掲載期間、掲載料金、支払い方法、掲載資格などの広告スペース情報を設定し、これを広告出稿希望者に通知する。掲載資格としては、たとえば、新千歳空港の広告スペースには、北海道在住者でなければ広告を掲載できない、といった指定方法が考えられる。
広告出稿者は、広告スペース情報を参照しながら、広告を出したい広告スペースを航空管理サーバ200に通知する。航空管理サーバ200は、広告出稿者の銀行口座から広告料を引き落とすとともに、広告出稿者が提供する広告画像データを指定された広告スペースに貼り付けることで仮想空間内に広告を掲載する。
店舗端末110は、店舗運営者により利用される通信端末である。店舗運営者は、店舗端末110から、商品を出品したい仮想店舗、商品リスト、店舗運営者の情報を送信する。航空管理サーバ200は、指定された仮想店舗において商品リストに対応する商品オブジェクト(仮想物体)を設置する。なお、店舗運営者は、仮想店舗の一部のスペースについて商品出品権を買ってもよいし、仮想店舗全体をまるごと買い取ってもよい。
ユーザは、仮想店舗において商品オブジェクトを選択し、購入を指示する。航空管理サーバ200は、ユーザの銀行口座から商品代金を引き落とすとともに、店舗運営者の銀行口座に商品代金を入金する。また、同時に、航空管理サーバ200は店舗運営者にユーザの住所および購入商品名を通知し、店舗運営者はユーザの住所に実際の商品を配送する。すなわち、ユーザは、仮想空間で買い物を楽しみ、実際の商品は数日後に自宅に届く。なお、商品配送は、航空管理サーバ200の運営業者がエスクローとなり、店舗運営者に購入者の個人情報を通知しない匿名配送方式であってもよい。
図4は、航空管理サーバ200およびユーザ端末300の機能ブロック図である。
航空管理サーバ200およびユーザ端末300の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサ(co-processor)などの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
(航空管理サーバ200)
航空管理サーバ200は、通信部202、データ処理部204およびデータ格納部206を含む。
通信部202は、ユーザ端末300、決済システム108、広告主端末104および店舗端末110との通信処理を担当する。データ格納部206は、仮想空間の画像データ、キャラクタ、ユーザに関する情報、広告出稿者に関する情報、店舗運営者に関する情報など各種のデータを格納する。データ処理部204は、通信部202により取得されるデータおよびデータ格納部206に格納されるデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部204は、通信部202およびデータ格納部206のインタフェースとしても機能する。
通信部202は、ユーザ端末300等の外部装置に各種情報を送信する送信部208、外部装置から各種情報を受信する受信部210を含む。
受信部210は、搭乗要求受信部212および予約受信部214を含む。
搭乗要求受信部212は、ユーザ端末300から仮想旅客機への搭乗要求を受信する。予約受信部214は、ユーザ端末300から仮想旅客機の搭乗予約を受け付ける。
データ処理部204は、搭乗処理部216、予約処理部218、会話処理部220、搭乗体験提供部222、観光体験提供部224、空港体験提供部226、決済処理部228、マイレージ管理部230および広告管理部232を含む。
搭乗処理部216は、アバターが空港空間の搭乗ゲートに来たとき、搭乗手続きに関する処理を実行する。アバターは、仮想旅客機のチケットを事前に購入し、空港空間において搭乗手続きを行ったことを条件として仮想旅客機に搭乗する。
予約処理部218は、仮想旅客機の予約処理を実行する。予約処理部218は、ユーザから仮想旅客機が予約されたとき、ユーザに対してチケット(航空券)を発行する。会話処理部220は、ユーザ間での会話処理を行う。本実施形態においては、ユーザはチャット方式にて会話できる。搭乗体験提供部222は、ユーザに仮想飛行機の搭乗体験を提供する。観光体験提供部224は、ユーザに仮想観光地の観光体験を提供する。空港体験提供部226は、ユーザに仮想空港の空港体験を提供する。
決済処理部228は、決済システム108に指示を出すことにより決済処理を実行する。決済処理部228は、仮想旅客機のチケットの購入、仮想店舗あるいは機内販売における商品の購入のほか、広告掲載時における広告料の徴収時に決済処理を実行する。
マイレージ管理部230は、ユーザごとのマイレージポイントを管理する。ユーザが仮想旅客機に搭乗するとき、マイレージ管理部230はマイレージポイントをユーザに付与する。ユーザは、マイレージポイントにより、チケット購入あるいは商品購入時における割引サービスを受けることができる。広告管理部232は、仮想空間の広告スペースの管理を行う。広告管理部232は広告スペースID、広告出稿者、広告画像、掲載期間、掲載料を対応づけて管理し、掲載期間が過ぎた広告画像を削除する。また、広告スペースに対して新たな広告を掲載するときには、決済処理部228に指示して掲載料の徴収を実行させる。
(ユーザ端末300)
ユーザ端末300は、ユーザインタフェース処理部302、通信部304、データ処理部306およびデータ格納部308を含む。
ユーザインタフェース処理部302は、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチパネル等の入力デバイスを介してユーザからの操作を受け付けるほか、画像表示や音声出力など、ユーザインタフェースに関する処理を担当する。通信部304は、航空管理サーバ200との通信処理を担当する。データ格納部308は各種データを格納する。データ処理部306は、ユーザインタフェース処理部302からの入力、通信部304の受信データおよびデータ格納部308に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部306は、通信部304、ユーザインタフェース処理部302およびデータ格納部308のインタフェースとしても機能する。
ユーザインタフェース処理部302は、入力部310および出力部312を含む。
ユーザインタフェース処理部302は、ユーザからの各種入力を受け付ける。ユーザは、入力デバイスにより、コンピュータゲームと同様のユーザインタフェースを介して、仮想空間中にいるアバターを操作する。以下、ユーザ本人に対応し、ユーザが操作対象とするアバターであることを明示するときには「本人アバター」とよび、他のユーザが操作するアバターであることを明示するときには「他人アバター」とよぶ。
出力部312は、ユーザに対して各種情報を出力する。出力部312は、モニタに各種情報を表示するとともに、各種音声を出力する。
以下においては、図2に示した流れと同様にして、アバターが仮想旅客機に搭乗して羽田空港から新千歳空港に到着し、時計台を観光するまでの流れに沿ってユーザインタフェースを中心として説明する。
図5は、飛行機検索画面120の画面図である。
本実施形態においては、複数の仮想旅客機が運行されている。仮想旅客機にはあらかじめ運行スケジュールが設定されている。仮想旅行を希望するユーザは、ユーザ登録を済ませたあと、航空管理サーバ200にアクセスする。このとき、航空管理サーバ200の送信部208は飛行機検索画面120をウェブページとしてユーザ端末300に送信する。
ユーザは、出発空港欄122において出発空港を選択し、到着空港欄124において到着空港を選択する。図5においては、出発空港として「羽田空港(東京)」が選択され、到着空港として「新千歳空港(札幌)」が選択されている。
ユーザは、次に、出発日欄126において出発希望日を選択する。図5においては、「2021年1月31日」に出発する仮想旅客機が指定されている。出発空港欄122、到着空港欄124および出発日欄126を設定したあと、検索ボタン128をタッチする。このとき、ユーザ端末300は、飛行機検索画面120の入力情報を含む検索要求を航空管理サーバ200に送信する。
図6は、飛行機予約画面130の画面図である。
予約処理部218は、検索要求が受信されたとき、データ格納部206に登録されている仮想旅客機の運行スケジュールを参照し、検索条件に該当する仮想旅客機の一覧を示す飛行機予約画面130を生成する。図6の飛行機予約画面130によれば、「出発空港:羽田」「到着空港:新千歳」「出発日:2021年1月31日」という検索条件に該当する仮想旅客機は5機存在する。
便名欄133は、仮想旅客機の便名を示す。仮想旅客機にも、実在の旅客機と同様に便名が設定されている。便名は仮想旅客機のIDとして機能する。また、仮想旅客機の外観、内装、搭乗定員、乗務員キャラクタの種類と人数も、仮想旅客機ごとに異なる。
時刻欄135は、出発時刻と到着予定時刻を示す。搭乗人数欄136は、搭乗人数/搭乗定員を示す。たとえば、仮想旅客機(JBL501)は、1月31日の6時30分に仮想羽田空港を出発し、6時40分に仮想新千歳空港に到着する。定員は180名であり、現在、15名が予約しているのであと165名まで予約可能である。仮想旅客機(JBL501)を予約したユーザは、1月31日の6時30分までに、仮想羽田空港空間に入って後述の搭乗手続きを行わなければならない。
仮想旅客機(ANB67)は、搭乗定員200名のところ、満席となっている。このため、予約をしたとしてもキャンセル待ちとなる。
ユーザは、搭乗したい仮想旅客機に対応する予約ボタン138をタッチする。ここでは、仮想旅客機(JBL527)を予約したとする。仮想旅客機(JBL527)は、18時30分発、搭乗定員210名(空席は残り15席)の仮想旅客機である。ユーザ端末300の入力部310は、予約ボタン138がタッチされたとき、ユーザIDおよび便名を含む予約要求を航空管理サーバ200に送信する。予約受信部214は予約要求を受信する。予約処理部218は、仮想旅客機(JBL527)に空席があることを条件として、ユーザを仮想旅客機(JBL527)の「搭乗客」として登録する。
仮想旅客機(JBL527)には、最大210名のユーザが搭乗可能である。ユーザは、友達や家族と同一の仮想旅客機に乗り合わせることもできる。仮想旅客機であるため、搭乗客は物理的に羽田空港に集合する必要はない。たとえば、大阪府にいる家族と福岡県にいる祖父母は、各自のユーザ端末300を介して同一の仮想旅客機に乗り合わせることも可能である。
本実施形態においては、仮想旅客機の予約時に支払いが行われる。具体的には、予約処理部218はユーザ端末300にチケット情報を送信するとともに、あらかじめ登録されているユーザの銀行口座から搭乗料金を引き落とすように決済システム108に指示する。決済システム108はユーザの銀行口座から引き落としを実行し、搭乗料金を仮想航空サービスシステム100の運営者の銀行口座に振り込む。以上により、予約処理が完了する。
図7は、搭乗客情報140のデータ構造図である。
搭乗客情報140は、航空管理サーバ200のデータ格納部206に格納される。搭乗客情報140は、仮想旅客機ごとの搭乗客リストである。予約処理部218は、予約を受け付けるごとに搭乗客情報140を更新する。図7に示す搭乗客情報140は、仮想旅客機(JBL527)の搭乗客リストを示す。仮想旅客機の座席には座席番号が設定される。
ユーザは、予約時において複数のユーザをまとめて「グループ」として登録することもできる。予約処理部218は、グループに対してはグループIDを付与する。予約処理部218は、家族などの同一グループに属するメンバーは近い席となるように搭乗席を設定してもよい。あるいは、ユーザは予約時に、実在の旅客機の予約時と同様にして、空席表の中から搭乗席を選択するとしてもよい。
図7の搭乗客情報140においては、座席(1A)に着席する「志文優子(ユーザID:004)」と座席(1B)に着席する「滝川道子(ユーザID:017)」は同一グループである。一方、座席(1C)に着席する「江部清志(ユーザID:126)」は一人旅行客である。
図8は、羽田空港の搭乗口を示す画面図である。
仮想旅客機(JBL527)を予約したユーザは、出発時刻(2021年1月31日の18時30分)より前に、航空管理サーバ200にログインする。空港体験提供部226は、ユーザ端末300に羽田空港空間の三次元画像を送信する。ユーザは本人アバターを操作して羽田空港空間を移動する。予約済みなので、本人アバターはチケットを所持している。羽田空港空間には多数の他人アバターも存在する。ユーザは、他人アバターとチャット方式にて会話することも可能である。
ユーザは、羽田空港空間内にある搭乗口までアバターを移動させる。アバターが搭乗口に到着したとき、ユーザ端末300はチケット情報を含む搭乗要求を航空管理サーバ200に送信する。搭乗要求受信部212は、搭乗要求を受信し、搭乗処理部216は搭乗処理を実行する。具体的には、搭乗処理部216はユーザのチケット情報(便名、出発時刻等)と搭乗客情報140を確認し、仮想旅客機(JBL527)にアバターを案内する。アバターは、仮想旅客機(JBL527)の機内を示す仮想空間に移動する。
なお、仮想旅客機(JBL527)の出発時刻である18時30分までに搭乗手続きを行わなかったときには搭乗はキャンセルとなる。このときには、搭乗処理部216は航空代の全部または一部をユーザに払い戻すように決済システム108に指示する。このように、ユーザは、実際の搭乗手続きと同様にして、仮想旅客機の出発時刻に遅れないように、仮想羽田空港の搭乗口にて搭乗手続きを行わなければならない。
図9は、仮想旅客機の機内を示す画面図である。
仮想旅客機(JBL527)に搭乗したあとは、搭乗体験提供部222はユーザに搭乗体験を提供する。搭乗体験提供部222は、仮想旅客機の機内空間の三次元画像を送信する。ユーザは本人アバターを操作して自分の座席に移動して着席する。出発時刻に至ると、仮想旅客機は自動的に離陸し、到着空港である新千歳空港に向けて出発する。出発から20分後に、仮想旅客機は新千歳空港に着陸する。搭乗体験提供部222は、この20分間においてユーザにさまざまな搭乗体験を提供する。
仮想旅客機においては他の搭乗客の他人アバター148も表示される。仮想旅客機(JBL527)の場合、200名前後のユーザが同一の機内空間において同一時間帯における搭乗体験を共有することになる。
搭乗体験提供部222は、機内の三次元画像である機内空間画面144と、会話画面142を重ねて表示させる。ユーザは、会話画面142において他人アバターとテキストにて会話できる。たとえば、ユーザは、同一グループに所属する他のユーザと会話してもよい。会話処理部220は、ユーザから入力されるテキストメッセージを同一グループに所属する他のユーザの会話画面142に転送することで会話を中継する。なお、ユーザはマイクおよびイヤホン等の入出力デバイスを介して音声により他のユーザと会話してもよい。
ユーザは、同一グループに属していない他のユーザ(他人アバター)と会話することもできる。たとえば、本人アバターと他人アバターの距離が所定範囲以内となるとき、本人アバターから他人アバターに声をかけ、相手がそれに応えたとき、会話処理部220は二人の間で会話が可能となるように制御してもよい。
機内空間画面144においては、1以上の乗務員キャラクタ146も表示される。搭乗体験提供部222は、乗務員キャラクタ146を機内空間画面144内において巡回させる。また、乗務員キャラクタ146は、チャットボットとしての機能を備え、ユーザとの会話を楽しむこともできる。乗務員キャラクタ146と本人アバターとの距離が所定範囲以内であるとき、乗務員キャラクタ146と会話可能となる。
ユーザは乗務員キャラクタ146に「記念撮影」を頼むことができる。乗務員キャラクタ146が了承すれば、搭乗体験提供部222は、本人アバターおよび乗務員キャラクタ146が映る記念写真データを生成し、これをユーザ端末300に送信する。記念撮影に際しては、複数のアバターと乗務員キャラクタ146を同時に撮影することもできる。
航空管理サーバ200のデータ格納部206には、あらかじめ複数種類の乗務員キャラクタ146のデータが格納されている。搭乗体験提供部222は、各乗務員キャラクタ146を複数の仮想旅客機のうち、どの仮想旅客機にいつ添乗させるかをスケジューリングする。このため、ユーザは、仮想旅客機に乗るまではどの乗務員キャラクタ146に出会えるかはわからない。仮想旅客機に乗るとき、ユーザにはさまざまな乗務員キャラクタ146に出会う楽しみが提供される。いいかえれば、多数の仮想旅客機に搭乗し、多数の乗務員キャラクタ146との記念写真を集めるというコレクション(蒐集)の楽しみが提供される。
乗務員キャラクタ146は、到着空港周辺の観光地について案内をしてもよい。案内はテキストメッセージであってもよいし、音声によるアナウンスであってもよい。また、広告出稿者は、乗務員キャラクタ146に自社商品を紹介してもらう権利を広告の一種として購入してもよい。乗務員キャラクタ146は、商品を機内販売するが、商品の購入方法は仮想店舗における商品購入と同じなので、詳細は次の図10に関連して後述する。
搭乗体験提供部222は、搭乗体験として、さまざまなサプライズイベントを提供する。たとえば、乗務員キャラクタ146はビンゴゲームを主催してもよい。ビンゴゲームには賞品が用意されてもよい。決済処理部228は、賞品当選者の自宅に、後日、賞品発送をするように運営者に手配指示する。賞品はマイレージポイントであってもよい。
搭乗客同士でじゃんけんの勝ち抜き戦をしてもよい。あるいは、搭乗客と乗務員キャラクタ146がじゃんけんをしてもよい。乗務員キャラクタ146は、搭乗客にクイズを出してもよい。このように、本実施形態における仮想旅客機においては、実際の旅客機内ではできないさまざまなイベントを実行できる。このようなイベントを通して、搭乗客同士の交流を促すことができる。
図10は、新千歳空港の仮想店舗付近を示す画面図である。
仮想旅客機(JBL527)が新千歳空港に着陸したあとは、空港体験提供部226はユーザに空港体験を提供する。空港体験提供部226は、新千歳空港内部の仮想空間の三次元画像をユーザ端末300に送信する。ユーザは、アバターを操作して新千歳空港空間を散策する。新千歳空港空間には、多数の仮想店舗が設置されている。また、壁面等には広告画像が表示される。
ユーザは、アバターを移動させ、興味のある仮想店舗に入る。仮想店舗には、多数の商品オブジェクトがある。商品オブジェクトとは、実際の商品と同一の形状を有し、実際の商品と同様のデザイン画像を貼付された三次元仮想物体である。商品オブジェクトにはあらかじめ商品説明情報が対応づけられている。商品説明情報には、商品名、メーカー名、内容物、内容量、価格、など商品に関する任意の情報が含まれる。アバターが商品オブジェクトを選択したとき、航空管理サーバ200の送信部208は商品説明情報をユーザ端末300に送信する。
ユーザは、購入したい商品オブジェクトを仮想店舗内に設置される精算領域にもっていく。精算領域にアバターが移動すると、決済処理部228は商品の購入および配送を実行する。決済処理部228は、まず、ユーザIDおよび商品オブジェクトに対応づけられている商品IDと、商品IDに対応づけられている店舗運営者を特定する。次に、決済処理部228は、決済システム108に指示して、ユーザ(購入者)の銀行口座から、店舗運営者の銀行口座に商品代金を振り込むように指示する。決済システム108は、振り込みの完了後、航空管理サーバ200に決済完了通知を送信する。
決済処理部228は、決済完了通知を受信したとき、店舗端末110に商品の配送指示を送信する。配送指示には、ユーザ(購入者)の住所と商品IDが含まれる。店舗運営者は、店舗端末110において配送指示を受信したとき、自社倉庫から該当商品を取り出し、梱包し、ユーザの住所に商品を郵送する。
このように、ユーザは新千歳空港空間内にある仮想店舗において、商品オブジェクトを選んで精算領域に持ち込むことにより、いいかえれば、購入意思を示すことにより、航空管理サーバ200により商品代金の決済が行われるとともに、商品オブジェクトに対応する実在の商品の配送を受けることができる。
なお、商品オブジェクトの購入に際してはマイレージポイントを使うことで割引サービスを受けることもできる。この場合、マイレージ管理部230は、ユーザの保有するマイレージポイントに基づいて商品代金を割引し、仮想航空サービスシステム100の運営者は割引分を自ら補填すればよい。
図11は、時計台付近を示す画面図である。
ユーザは、新千歳空港に対応づけられる観光地から、行き先を選択できる。ユーザは、時計台を選択したとする。観光体験提供部224はユーザに時計台の観光体験を提供する。具体的には、観光体験提供部224は、時計台周辺を再現した仮想空間の三次元画像をユーザ端末300に送信する。ユーザは、アバターを操作して時計台周辺を散策する。時計台周辺には、多数の仮想店舗が設置されている。また、時計台周辺の塀などにも広告画像が表示される。
観光地では、記念撮影も可能である。たとえば、家族4人(アバター4体)で時計台を観光し、時計台を背景として記念撮影をすることもできる。記念写真には、4人の分身である4体のアバターと時計台(仮想画像)が映り込む。このように、仮想空間であっても、4人揃って仮想時計台に行かなければ得られない記念写真を提供することにより、ユーザは、実在の時計台を観光するときと同じような観光体験を堪能できる。
時計台周辺の仮想店舗にも、北海道特有の店舗運営者によりさまざまな商品オブジェクトが陳列されている。仮想時計台周辺の仮想店舗でしか買うことのできない限定商品(商品オブジェクト)を用意することにより、観光の楽しさをいっそう盛り上げることができる。
[総括]
以上、実施形態に基づいて仮想航空サービスシステム100を説明した。
本実施形態によれば、航空管理サーバ200が提供する三次元モデルとしての仮想空間を多数のユーザがアバターを介して共有できる。航空管理サーバ200は、仮想空間の画像を立体画像として提供してもよい。ユーザはVRゴーグルなどの立体視可能な通信端末を利用することにより、仮想空間へのいっそうの没入感を楽しむこともできる。
本実施形態に示した仮想旅行は、実際の旅行よりも手軽に楽しめつつも、チケット購入、搭乗手続、20分間のフライトなど、ユーザにある程度の「手間」を負担させるように設計されている。このような手間をかけさせることにより、旅行にともなう煩わしさやそれを乗り越えたことで得られる非日常体験という旅行特有の情緒をユーザに提供できる。
特に、本実施形態における仮想旅客機は、実在の旅客機と同様にして、運行スケジュールが決められている。ユーザは、運行スケジュールに合わせて旅程を決める。運行スケジュールを設定することにより、仮想旅客機において、複数のユーザが場所と時間を共有する感覚をもたせることができる。いいかえれば、物理的には同一地点に存在しない複数のユーザに「場の共有」感覚をもたせることができる。このため、遠隔地に住む人同士であっても、仮想旅客機によりいっしょに旅行する感覚を楽しむことができる。仮想航空サービスシステム100により、旅行はもっと身近になる。
仮想店舗により、店舗運営者は収益機会を拡大できる。また、商品の提供あるいは広告により、商品の認知機会を増やすことができる。ユーザは、アバターを通して、仮想旅客機の機内販売、あるいは、仮想店舗におけるショッピングにより、さまざまな商品を買うことができる。
いわゆるネットショッピングは、コンピュータに慣れていない高齢者にとっては敷居が高い。また、北海道に特有の商品を販売する業者にとって、商品をインターネットで簡単に提供することは商品のブランド低下を招く恐れもある。北海道でしか買えない地域限定商品であるからこそ守られる価値もある。本実施形態においては、ユーザは仮想旅客機で時間をかけて北海道へ行くという手間をかけた上で、仮想千歳空港等の仮想店舗でアバターを動かしながら実際の買い物と同じような感覚で商品を選んで買うことができる。ユーザは、北海道の商品を「旅先で買ったもの」「旅先でしか買えないもの」と認識するので、商品のブランドを維持しやすくなる。仮想航空サービスシステム100によれば、さまざまな商品の希少性を確保しつつ、その収益機会を拡大できる。
実在の店舗に比べると、仮想店舗は運営コストが低いため、出店料を低額化あるいは無料化できる可能性もある。北海道の一部で知られているのみで、実際に新千歳空港の空港販売店に出店できるほどの資力をもたない小規模店であっても、仮想店舗であれば出店しやすくなる。仮想店舗を通じて、一般には知られていない北海道の魅力を多数のユーザに届けやすくなる。
仮想航空サービスシステム100により、ユーザは実際よりも気軽に仮想の北海道に旅行できる。北海道を仮想体験することで、ユーザは本物の北海道に行ってみたいと思うかもしれない。仮想航空サービスが提供する体験を通して、旅行需要を盛り上げることが可能となる。
北海道ほど有名ではない観光地であっても、仮想旅行により認知を高めることができる可能性がある。たとえば、秋田市は札幌市に比べると観光客が少ないが、仮想航空サービスシステム100により秋田市の観光体験を提供することにより、より多くのユーザに秋田市の魅力を知ってもらうことができる。また、特に、日本についてよく知らない外国人にも仮想航空サービスシステム100により観光体験を提供することで、訪日観光客の増加とともにリピート率の向上にも寄与すると考えられる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
[変形例]
空港にインフォメーションセンターを設置してもよい。ユーザは、アバターをインフォメーションセンターに移動させることで、空港体験提供部226は空港の構内地図をユーザ端末300に送信してもよい。構内地図には、仮想店舗の場所あるいは商品リストを付加してもよい。同様にして、観光地にインフォメーションセンターを設置してもよい。観光体験提供部224は、観光地の地図をユーザ端末300に送信してもよい。この地図にも、仮想店舗あるいは観光スポットに関する情報が含まれてもよい。
観光ツアーを行ってもよい。たとえば、新千歳空港においてガイドキャラクタを用意しておき、ガイドキャラクタが時計台ツアーの参加者を募集してもよい。仮想旅客機で乗り合わせたユーザはこのガイドキャラクタにツアーを申し込むことにより、数名にてガイドキャラクタの案内にしたがって時計台周辺を散策してもよい。観光体験提供部224は、ガイドキャラクタにアバターを引率させて観光地案内をしてもよい。
ガイドキャラクタは乗務員キャラクタ146が兼任してもよい。乗務員キャラクタ146は、アバターたちといっしょに仮想旅客機から新千歳空港の降り、そのまま搭乗客を時計台等にガイドするとしてもよい。
ユーザは、観光地案内あるいは観光地の広告に対して「いいね!」のように「賛意」を示す仕組みを付加してもよい。観光地あるいは広告ごとにこの「いいね!」の数を集約することにより、観光地の人気度を確認しやすくなる。同様にして、ユーザは、観光地案内あるいは観光地の広告に対してコメントを記載してもよい。このような制御方法によれば、観光地に対する人気だけでなくその理由(期待や感想)を知ることができるので観光資源開発に寄与すると考えられる。
ユーザ端末300は、百貨店、インターネットカフェ、ゲームセンターなどに設置される専用装置であってもよい。この装置は、コックピットのようにユーザを完全に遮蔽するとともに、座席を傾けることで仮想旅客機の着陸や離陸時における加減速感を表現してもよい。
本実施形態においては、国内旅行を対象として説明したが、海外旅行にも応用可能である。たとえば、ダブリンやアムステルダムなどの都市を仮想空間で再現することにより、仮想の海外旅行を実現してもよい。
本実施形態においては、仮想旅客機の搭乗時間は20分であるとして説明した。仮想旅客機の搭乗時間は任意に設定可能である。実際の距離に関わらず、搭乗時間は一定としてもよいし、距離に応じて搭乗時間を変更してもよい。たとえば、羽田空港から那覇空港までの搭乗時間は30分、羽田空港からチャンギ国際空港(シンガポール)までの搭乗時間を1時間と設定することにより、搭乗時間により飛行距離を表現してもよい。
マイレージ管理部230は、ユーザに付与するマイレージポイントを飛行距離あるいは搭乗時間に応じて変化させてもよい。たとえば、マイレージ管理部230は、羽田空港から京都空港までの旅行では10ポイントのマイレージポイントを付与し、羽田空港から岡山空港までの旅行では20ポイントのマイレージポイントを付与するとしてもよい。同様にして、チケットの料金も飛行距離に応じて設定してもよい。
ユーザはアバターを自由に選ぶことができる。航空管理サーバ200は、アバターの選択画面(不図示)において、アバターの服や装飾品など有料商品を提供してもよい。ユーザは、自分の分身であるアバターの服装を自由にコーディネートできる。有料商品を購入したときには、決済処理部228は決済処理を実行する。アバターは、仮想旅客機あるいは観光地で記念撮影をすることができる。このため、仮想旅行に際してユーザはアバターを着飾ることで、綺麗な姿で記念写真に映ることができる。また、仮想旅客機において、乗務員キャラクタ146はアバターの服装について話しかけてもよい。たとえば、乗務員キャラクタ146がアバターに対して「かわいいブローチですね!」と褒めてあげれば、ユーザはアバターのコーディネートに対する意欲をいっそう喚起される。
必要に応じて、搭乗口における搭乗手続きはスキップしてもよい。たとえば、羽田空港に到着したときに「一発搭乗指示」を入力したときには、搭乗処理部216は搭乗ゲートを経由することなくアバターの搭乗を許可してもよい。同様にして、仮想旅客機の出発時刻に間に合わなかったときには、ユーザは「一発飛行指示」を入力し、搭乗体験提供部222はアバターを、仮想旅客機を経由することなく新千歳空港に移動させてもよい。一発搭乗指示、あるいは、一発飛行指示は有料オプションとしてもよい。
空港に「テレポート領域」を設けてもよい。新千歳空港行きのチケットを保有するアバターが、羽田空港のテレポート領域に入ったとき、搭乗処理部216は、搭乗体験させることなく、アバターを新千歳空港の所定領域に瞬間移動させるとしてもよい。
同様にして、北海道にある仮想店舗への直接移動を可能としてもよい。たとえば、ユーザが、航空管理サーバ200により提示される仮想店舗リストから「新千歳空港の仮想店舗X」を選んだとき、空港体験提供部226はこのユーザのアバターを仮想店舗Xに導いてもよい。ユーザは仮想旅客機による移動をすることなく、仮想店舗Xでのショッピングを楽しむことができる。観光地にある仮想店舗Yについても観光体験提供部224は同様にして、アバターの直接移動を可能としてもよい。航空管理サーバ200は、ユーザが過去に訪れたことのある仮想店舗のみを選択可能に提示してもよい。
実際の現地ガイドを介して実在(リアル)と仮想(バーチャル)の融合サービスを提供してもよい。たとえば、あらかじめ、釧路和商市場(実在)において現地ガイドと契約しておく。ユーザは、仮想羽田空港から仮想新千歳空港、更に、仮想新千歳空港から仮想の釧路和商市場にアバターを移動させるとする。現地ガイド(実在)は、ビデオカメラをつかって実際の釧路和商市場で、ユーザの代理として買い物を行う。ユーザは、現地ガイドにヘッドセット等を通して音声で指示を出す。現地ガイドは、購入品を後日ユーザに発送する。このような制御方法によれば、ユーザは仮想の釧路和商市場に到着したあと、実在の釧路和商市場の雰囲気を現地ガイドのビデオカメラを通して楽しむことができる。
100 仮想航空サービスシステム、102 購入マーク、104 広告主端末、106 インターネット、108 決済システム、110 店舗端末、120 飛行機検索画面、122 出発空港欄、124 到着空港欄、126 出発日欄、128 検索ボタン、130 飛行機予約画面、133 便名欄、135 時刻欄、136 搭乗人数欄、138 予約ボタン、140 搭乗客情報、142 会話画面、144 機内空間画面、146 乗務員キャラクタ、148 他人アバター、200 航空管理サーバ、202 通信部、204 データ処理部、206 データ格納部、208 送信部、210 受信部、212 搭乗要求受信部、214 予約受信部、216 搭乗処理部、218 予約処理部、220 会話処理部、222 搭乗体験提供部、224 観光体験提供部、226 空港体験提供部、228 決済処理部、230 マイレージ管理部、232 広告管理部、300 ユーザ端末、302 ユーザインタフェース処理部、304 通信部、306 データ処理部、308 データ格納部、310 入力部、312 出力部

Claims (11)

  1. 仮想旅客機についてあらかじめ定められた運航スケジュールを参照し、前記仮想旅客機の出発時刻の前に、ユーザの通信端末から前記仮想旅客機への搭乗要求を受け付ける搭乗要求受信部と、
    前記仮想旅客機に対して搭乗要求を行ったユーザを前記仮想旅客機の搭乗客として登録する搭乗処理部と、
    前記仮想旅客機の複数の搭乗客に対して、共通の搭乗体験を提供する搭乗体験提供部と、を備えることを特徴とする仮想航空サービスシステム。
  2. 前記複数の搭乗客が有する複数の通信端末を対象として、搭乗客間の会話を中継する会話処理部、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の仮想航空サービスシステム。
  3. 前記搭乗体験提供部は、前記仮想旅客機の機内を表現する仮想空間の画像を前記複数の搭乗客の通信端末に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の仮想航空サービスシステム。
  4. 前記搭乗体験提供部は、前記機内を表現する仮想空間において客室乗務員に対応する乗務員キャラクタを表示させ、前記乗務員キャラクタにより前記複数の搭乗客に対するサービスを提供することを特徴とする請求項3に記載の仮想航空サービスシステム。
  5. 前記搭乗体験提供部は、前記機内を表現する仮想空間において搭乗客に対応するキャラクタであるアバターを表示させ、前記乗務員キャラクタから前記アバターに対して記念撮影サービスを提供することを特徴とする請求項4に記載の仮想航空サービスシステム。
  6. 前記仮想旅客機の搭乗客にマイレージポイントを付与するとともに、ユーザごとのマイレージポイントを管理するマイレージ管理部、を更に備え、
    前記マイレージ管理部は、マイレージポイントに基づいてユーザに特典を提供することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の仮想航空サービスシステム。
  7. 前記仮想旅客機の到着予定時刻に至ったとき、目的地となる空港の構内を表現する仮想空間の画像を前記複数の搭乗客の通信端末に送信する空港体験提供部、を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の仮想航空サービスシステム。
  8. 前記空港の構内の仮想店舗においてユーザにより商品オブジェクトに対して購入指示されたとき、前記ユーザによる前記商品オブジェクトに対応する商品の決済処理を実行する決済処理部、を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の仮想航空サービスシステム。
  9. 前記決済処理部は、前記商品の決済処理を実行するとき、前記仮想店舗に対応づけられる店舗端末に、前記商品を購入したユーザに対する前記商品の配送を指示することを特徴とする請求項8に記載の仮想航空サービスシステム。
  10. 前記目的地となる空港にあらかじめ対応づけられる観光地を表現する仮想空間の画像を、前記観光地を選択したユーザの通信端末に送信する観光体験提供部、を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の仮想航空サービスシステム。
  11. 運行スケジュールをあらかじめ定められている仮想旅客機に対して、ユーザから前記仮想旅客機の出発時刻前であることを条件として搭乗手続を受付ける入力部と、
    前記搭乗手続を受付けたとき、外部の航空管理サーバに対して、ユーザIDとともに搭乗要求を送信する送信部と、
    前記航空管理サーバから、前記仮想旅客機の搭乗許可を受信したあと、前記仮想旅客機の機内を表現する仮想空間の画像を受信する受信部と、
    前記仮想空間の画像を画面表示させる表示部と、を備え、
    前記表示部は、前記仮想旅客機の機内に前記仮想旅客機に搭乗手続きを行った他のユーザに対応するキャラクタであるアバターを表示させることを特徴とする通信端末。
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