JP2022118373A - サンプリングシステム及びサンプリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオセンサに付着したサンプルを効果的に除去することができるとともにサンプリング流路を流通するサンプルへの洗浄液の混入を抑えることができるサンプリングシステム及びサンプリング方法を提供する。【解決手段】サンプリングシステム10において、サンプリング流路30と導入路32との連結部には、導入路32を開閉する第1バルブ部材38が設けられている。第1バルブ部材38は、導入路32を閉塞した状態でサンプリング流路30にサンプルが流通可能であり、導入路32を開放した状態で導入路32からサンプリング流路30における第1バルブ部材38よりも下流側に洗浄液が流通可能なように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、サンプリングシステム及びサンプリング方法に関する。
例えば、特許文献1には、細胞培養デバイスから液体のサンプルを採取するサンプリング流路を備えるサンプリングシステムが開示されている。
米国特許第9442047号明細書
ところで、サンプリングシステムは、サンプルと接触するようにサンプリング流路に設けられたバイオセンサと、サンプリング流路のバイオセンサよりも上流側に洗浄液を導入する導入路と、を備えることがある。この場合、例えば、サンプリング流路にサンプルを流通させてバイオセンサにサンプルを接触させるサンプリング工程と、バイオセンサの触媒の劣化を防止するために導入路からサンプリング流路に洗浄液を導入してバイオセンサに付着したサンプルを除去する洗浄工程とが行われる。
洗浄工程が終了すると、サンプリング流路における連結部よりも下流側と導入路とには洗浄液が残存する。その後、サンプリング工程を行うと、サンプルは、サンプリング流路に残存している洗浄液を押し流す。しかしながら、導入路の洗浄液は残存したままの状態になる。そうすると、サンプリング工程の際に、導入路の洗浄液が連結部においてサンプルに混入する可能性がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、バイオセンサに付着したサンプルを効果的に除去することができるとともにサンプリング流路を流通するサンプルへの洗浄液の混入を抑えることができるサンプリングシステム及びサンプリング方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、細胞培養デバイスの液体のサンプルを採取するサンプリング流路を備えるサンプリングシステムであって、前記サンプルと接触するように前記サンプリング流路に設けられたバイオセンサと、前記サンプリング流路の前記バイオセンサよりも上流側に洗浄液を導入する導入路と、を備え、前記サンプリング流路と前記導入路との連結部には、前記導入路を開閉するバルブ部材が設けられ、前記バルブ部材は、前記導入路を閉塞した状態で前記サンプリング流路に前記サンプルが流通可能であり、前記導入路を開放した状態で前記導入路から前記サンプリング流路における前記バルブ部材よりも下流側に前記洗浄液が流通可能なように形成されている、サンプリングシステムである。
本発明の他の態様は、上述したサンプリングシステムを用いたサンプリング方法であって、前記バルブ部材により前記導入路を閉塞させた状態で前記細胞培養デバイスから前記サンプリング流路に前記サンプルを採取するとともに前記バイオセンサで前記サンプル中の所定成分の濃度を測定するサンプリング工程と、前記サンプリング工程の後で、前記バルブ部材により前記導入路を開放させた状態で前記導入路から前記サンプリング流路を介して前記バイオセンサに前記洗浄液を流通させる洗浄工程と、を含み、前記サンプリング工程は、2回以上行われ、2回目以降の前記サンプリング工程は、前記洗浄工程の後で行われる、サンプリング方法である。
本発明によれば、バルブ部材が導入路を閉じることによって、サンプリング流路を流通するサンプルに導入路に残存している洗浄液が混入することを抑えることができる。また、バルブ部材が導入路を開くことにより、導入路の洗浄液をバイオセンサに導くことができるため、バイオセンサに付着したサンプルを洗浄液によって効果的に除去することができる。
本発明の一実施形態に係るサンプリングシステムの概略構成図である。 細胞培養デバイスの要部の構成説明図である。 図3Aは、第1バルブ部材(第2バルブ部材)の第1動作説明図であり、図3Bは、第1バルブ部材(第2バルブ部材)の第2動作説明図である。 図1のサンプリングシステムを用いたサンプリング方法を説明するためのフローチャートである。 図4のサンプリング工程を説明するためのフローチャートである。 サンプリング方法の第1動作説明図である。 サンプリング方法の第2動作説明図である。 サンプリング方法の第3動作説明図である。 サンプリング方法の第4動作説明図である。
以下、本発明に係るサンプリングシステム及びサンプリング方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るサンプリングシステム10は、複数の細胞培養デバイス200の液体のサンプルを採取してサンプル中の所定成分の濃度を測定するものである。サンプリングシステム10は、サンプリングキット12と、サンプリングキット12が着脱可能な回路制御装置14と、コントローラ16とを備える。サンプリングキット12は、使い捨てのディスポーザブル品であり、回路制御装置14は、再利用可能なリユース品である。
本実施形態において、サンプリングキット12には、複数の細胞培養デバイス200として、第1細胞培養デバイス200Aと第2細胞培養デバイス200Bとが接続される。図2に示すように、細胞培養デバイス200は、細胞を培養するためのバイオリアクタ202を有する。培養する細胞は、生体組織から分離したものであって、例えば、血液に含まれる細胞(T細胞等)、幹細胞(ES細胞、iPS細胞、間葉系幹細胞等)が用いられる。
バイオリアクタ202は、いわゆる中空糸型バイオリアクタとして構成されている。バイオリアクタ202は、多数(複数)の中空糸204と、これら中空糸204を収容する円筒状のハウジング206とを備える。中空糸204を構成する壁部には、図示しない複数の細孔が形成されている。細孔は、中空糸204の内腔であるIC(intra capillary)領域とハウジング206内における中空糸204の外側に位置するEC(extra capillary)領域とを連通する。細孔の直径は、高分子(細胞等)の通過を阻止する一方で低分子(例えば、水、イオン、酸素、乳酸塩等)を通過させることができるような大きさに設定されている。
ハウジング206には、IC入口ポート208、IC出口ポート210、EC入口ポート212、EC出口ポート214が設けられている。IC入口ポート208は、ハウジング206の一端に設けられている。IC入口ポート208は、IC入口流路216から導かれた液体(細胞を含む溶液や培地等)をバイオリアクタ202のIC領域に導入する。IC出口ポート210は、ハウジング206の他端に設けられている。IC出口ポート210は、バイオリアクタ202のIC領域を流通した液体をIC出口流路218に導出させる。
EC入口ポート212及びEC出口ポート214は、ハウジング206の外周面に設けられている。EC入口ポート212は、EC入口流路220から導かれた培地をバイオリアクタ202のEC領域に導入する。EC出口ポート214は、バイオリアクタ202のEC領域を流通した培地をEC出口流路222に導出させる。培地としては、生体の細胞に応じて適切なものが選択されればよく、例えば、緩衝塩類溶液(Balanced Salt Solution:BSS)を基本溶液として、種々のアミノ酸、ビタミン類及び血清等を加えて調製されたものが用いられる。
EC出口流路222には、EC領域を流通した培地をサンプリングキット12に導くための接続ライン224が接続している。接続ライン224には、無菌フィルタ226とサンプリングコネクタ228とが設けられている。無菌フィルタ226は、細胞培養デバイス200のうち無菌フィルタ226よりもEC出口流路222側の部分を無菌に保持する。サンプリングコネクタ228には、サンプリングキット12の導入コネクタ42が着脱可能である。
本実施形態において、サンプリングシステム10は、サンプルとして、細胞培養デバイス200のEC領域を流通した培地を採取する。ただし、サンプリングシステム10が採取するサンプルは、EC領域を流通した培地に限定されず、IC領域を流通した培地や他の液体等であってもよい。
図1において、サンプリングキット12は、洗浄液収容部18、標準液収容部20、廃液収容部22、接続回路24、第1センサ26及び第2センサ28を備える。
洗浄液収容部18、標準液収容部20及び廃液収容部22は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンのような軟質樹脂製の可撓性を有する材料により袋状に構成されたものである。ただし、洗浄液収容部18、標準液収容部20及び廃液収容部22は、液体が収容可能なものであれば適宜変更可能である。
洗浄液収容部18には、洗浄液が収容されている。洗浄液としては、緩衝液又は生理食塩水が用いられる。なお、緩衝液としては、PBS(Phosphate Buffered Salts)及びTBS(Tris-Buffered Saline)等が挙げられる。ただし、洗浄液は、上述したものに限定されない。
標準液収容部20は、標準液が収容されている。標準液は、第1センサ26及び第2センサ28を校正するための液体である。具体的に、標準液は、PH値、O値(酸素濃度)、CO値(二酸化炭素濃度)、グルコース値(グルコース濃度)、乳酸値(乳酸濃度)が規定値に設定された液体である。
廃液収容部22は、接続回路24を流通した廃液(サンプル、洗浄液及び標準液)を収容するためのものである。廃液収容部22は、サンプリングキット12の使用前の状態で、内部に液体が収容されていない空バッグである。
接続回路24は、細胞培養デバイス200のサンプルを採取するサンプリング流路30と、洗浄液をサンプリング流路30に導くための導入路32と、標準液を導入路32に導くための標準液導入路33と、第1バルブ部材38と、第2バルブ部材40とを有する。サンプリング流路30は、第1サンプル導入路34a、第2サンプル導入路34b及びサンプル流通路36を含む。
第1サンプル導入路34aは、第1細胞培養デバイス200Aのサンプル(培地)をサンプル流通路36に導く。第1サンプル導入路34aの一端には、第1細胞培養デバイス200Aのサンプリングコネクタ228に装着される導入コネクタ42が設けられている(図2参照)。第1サンプル導入路34aの他端は、第1バルブ部材38に接続している。
第2サンプル導入路34bは、第2細胞培養デバイス200Bのサンプル(培地)をサンプル流通路36に導く。第2サンプル導入路34bの一端には、第2細胞培養デバイス200Bのサンプリングコネクタ228に装着される導入コネクタ42が設けられている(図2参照)。第2サンプル導入路34bの他端は、第2バルブ部材40に接続している。
サンプル流通路36は、第1バルブ部材38と第2バルブ部材40とを互いに接続する中間流路44と、第2バルブ部材40と廃液収容部22とを互いに接続するセンサ流路46とを含む。
図3A及び図3Bに示すように、第1バルブ部材38は、T字状のコネクタ部48と、コネクタ部48内に収容されたバルブ本体50とを含む。コネクタ部48は、例えば、硬質な樹脂材料によって一体的に成形されている。コネクタ部48は、バルブ収容部52、第1接続ポート部54a、第2接続ポート部54b及び第3接続ポート部54cを含む。第2接続ポート部54bと第3接続ポート部54cとは、バルブ収容部52から互いに反対方向に延出している。
バルブ本体50は、ディスクバルブであって、シリコーン等の軟質な樹脂材料によって構成されている。バルブ本体50は、第1接続ポート部54aを開閉可能に設けられている。具体的に、バルブ本体50は、第1接続ポート部54aを開放する第1位置(図3Aに示すバルブ本体50の位置)と、第1接続ポート部54aを閉塞するとともに第2接続ポート部54b及び第3接続ポート部54cを互いに連通させる第2位置(図3Bに示すバルブ本体50の位置)とに変位可能なようにバルブ収容部52に収容されている。
具体的に、図3Aにおいて、バルブ本体50は、第2接続ポート部54bからバルブ収容部52内に液体が導入されていない状態で第1接続ポート部54aを開放する第1位置にある。そのため、第1接続ポート部54aと第2接続ポート部54bとが互いに連通する。換言すれば、第1接続ポート部54aに導入された液体は、バルブ収容部52内を通り第3接続ポート部54cに流通する。
図3Bにおいて、バルブ本体50は、第2接続ポート部54bからバルブ収容部52内に液体が導入されると、第1位置から第1接続ポート部54aを閉塞する第2位置に変位する。これにより、第2接続ポート部54bと第3接続ポート部54cとが互いに連通するとともに第1接続ポート部54aからバルブ収容部52内への液体の流入が阻止される。
図1において、第1バルブ部材38の第1接続ポート部54aには、導入路32が液密に接続している。第1バルブ部材38の第2接続ポート部54bには、第1サンプル導入路34aの他端部が液密に接続している。第1バルブ部材38の第3接続ポート部54cには、中間流路44の一端部が液密に接続されている。
第2バルブ部材40は、第1バルブ部材38と同様に構成されている。そのため、第2バルブ部材40の構成の説明については省略する。第2バルブ部材40の第1接続ポート部54aには、中間流路44の他端部が液密に接続している。第2バルブ部材40の第2接続ポート部54bには、第2サンプル導入路34bの他端部が液密に接続している。第2バルブ部材40の第3接続ポート部54cには、センサ流路46の一端部が液密に接続している。
導入路32の一端は、洗浄液収容部18に接続している。導入路32の他端は、第1バルブ部材38に接続している。標準液導入路33の一端は、標準液収容部20に接続している。標準液導入路33の他端は、導入路32の途中部位に接続している。
第1センサ26及び第2センサ28は、サンプルに接触するようにセンサ流路46に設けられている。第1センサ26は、一体成形品であって、PHセンサ60とガス濃度センサ62とを含む。PHセンサ60は、サンプル中のPHを測定する。ガス濃度センサ62は、サンプル中のガス濃度を測定する。具体的に、ガス濃度センサ62は、サンプル中のO濃度を測定するOセンサ64と、サンプル中のCO濃度を測定するCOセンサ66とを含む。
第2センサ28は、例えば、酵素センサ等のバイオセンサである。第2センサ28は、センサ流路46における第1センサ26よりも下流側に設けられている。第2センサ28は、一体成形品であって、サンプル中のグルコース濃度を測定するグルコースセンサ68と、サンプル中の乳酸濃度を測定する乳酸センサ70とを含む。第2センサ28は、酵素センサに限定されず、非酵素型グルコースセンサを含んでもよい。また、第2センサ28の測定項目は、グルコース、乳酸に限定されず、グルタミン酸等を含んでもよい。
回路制御装置14は、複数のクランプ72と1つのポンプ74とを備える。本実施形態において、回路制御装置14は、複数のクランプ72として、第1クランプ72a、第2クランプ72b、第3クランプ72c、第4クランプ72d及び第5クランプ72eを有する。
第1クランプ72aは、サンプリングキット12を回路制御装置14に装着した状態(以下、「セット状態」という)で、第1サンプル導入路34aに対向するように配置され、第1サンプル導入路34aの内部流路を開閉する。第2クランプ72bは、セット状態で、第2サンプル導入路34bに対向するように配置され、第2サンプル導入路34bの内部流路を開閉する。第3クランプ72cは、セット状態で、センサ流路46における第2センサ28と廃液収容部22との間の部分に対向するように配置され、センサ流路46の当該部分の内部流路を開閉する。第4クランプ72dは、セット状態で、導入路32における標準液導入路33との接続部よりも上流側の部分に対向するよう配置され、導入路32の当該部分の内部流路を開閉する。第5クランプ72eは、セット状態で、標準液導入路33に対向するように配置され、標準液導入路33の内部流路を開閉する。
ポンプ74は、接続回路24の流路(チューブ)を構成する壁部をしごくように回転することにより、内部の液体に流動力を付与する。ポンプ74は、セット状態で、センサ流路46における第2バルブ部材40と第1センサ26との間の部分に接触するように配置されている。ポンプ74は、センサ流路46を流通する液体に第1センサ26(廃液収容部22)に向かう方向の流動力が付与されるように第1回転動作(矢印R1方向の回転動作)をする。なお、ポンプ74は、センサ流路46を流通する液体に第2バルブ部材40に向かう方向の流動力が付与されるように第2回転動作(矢印R2方向の回転動作)してもよい。
コントローラ16(制御部)は、図示しないプロセッサ、メモリ、入出力インターフェースを有するコンピュータである。コントローラ16は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで、システム全体の総合的な制御を行う。コントローラ16は、有線、無線、ネットワーク又はこれらの組み合わせからなる通信手段によって、回路制御装置14に接続されている。具体的に、コントローラ16は、複数のクランプ72及びポンプ74の動作を制御する。
次に、サンプリングシステム10を用いたサンプリング方法について説明する。
図4に示すように、サンプリング方法は、準備工程、プライミング工程、サンプリング工程、洗浄工程及び校正工程を含む。
まず、準備工程(ステップS1)において、図1及び図2に示すように、サンプリングキット12を回路制御装置14に装着(セット)し、第1サンプル導入路34aの導入コネクタ42を第1細胞培養デバイス200Aのサンプリングコネクタ228に接続するとともに第2サンプル導入路34bの導入コネクタ42を第2細胞培養デバイス200Bのサンプリングコネクタ228に接続する。
続いて、プライミング工程(図4のステップS2)において、図6に示すように、コントローラ16は、第3クランプ72c及び第4クランプ72dを開くとともに第1クランプ72a、第2クランプ72b及び第5クランプ72eを閉じた状態で、ポンプ74を第1回転動作させる。そうすると、洗浄液収容部18の洗浄液は、ポンプ74の作用によって、導入路32から第1バルブ部材38、中間流路44、第2バルブ部材40及びセンサ流路46を介して廃液収容部22に導かれる。
この際、第1バルブ部材38及び第2バルブ部材40において、バルブ本体50は、第1接続ポート部54aを開放する第1位置にある。そのため、導入路32の洗浄液は、第1バルブ部材38の第1接続ポート部54aからバルブ収容部52及び第3接続ポート部54cを介して中間流路44に流れる。また、中間流路44の洗浄液は、第2バルブ部材40の第1接続ポート部54aからバルブ収容部52及び第3接続ポート部54cを介してセンサ流路46に流れる。
その後、サンプリング工程(図4のステップS3)が行われる。具体的に、コントローラ16は、採取するサンプルを選択する(図5のステップS4)。すなわち、コントローラ16は、細胞培養デバイス200の細胞培養の状態に基づいて第1細胞培養デバイス200Aのサンプル(第1サンプル)と第2細胞培養デバイス200Bのサンプル(第2サンプル)とのいずれを採取するのかを選択する。
コントローラ16によって第1サンプルを採取すると選択された場合、第1サンプル導入工程が行われる(図5のステップS5)。つまり、図7に示すように、コントローラ16は、第1クランプ72a及び第3クランプ72cを開くとともに第2クランプ72b、第4クランプ72d及び第5クランプ72eを閉じた状態でポンプ74を第1回転動作させる。そうすると、第1細胞培養デバイス200Aの第1サンプルは、ポンプ74の作用によって、第1サンプル導入路34a、第1バルブ部材38、中間流路44、第2バルブ部材40及びセンサ流路46を介して廃液収容部22に導かれる。
具体的に、第1サンプルは、第1サンプル導入路34aから第1バルブ部材38の第2接続ポート部54bに導かれる。そうすると、第1バルブ部材38のバルブ本体50は、第1位置から第1接続ポート部54aを閉塞する第2位置に変位する。そのため、第1サンプル導入路34aの第1サンプルは、第1バルブ部材38の第2接続ポート部54bからバルブ収容部52及び第3接続ポート部54cを介して中間流路44に流れる。この際、第1バルブ部材38の第1接続ポート部54aがバルブ本体50によって閉塞されているため、導入路32に残存している洗浄液が第1バルブ部材38を流れる第1サンプルに混入することが抑えられる。
中間流路44に流れた第1サンプルは、第2バルブ部材40の第1接続ポート部54aからバルブ収容部52及び第3接続ポート部54cを介してセンサ流路46に流れる。センサ流路46を流通する第1サンプルは、第1センサ26及び第2センサ28を流通して廃液収容部22に導かれる。
また、第1センサ26及び第2センサ28は、第1サンプルに接触する。第1センサ26では、第1サンプル中のPH、O濃度及びCO濃度が測定される。第1センサ26の測定結果は、コントローラ16に送信される。また、第2センサ28では、第1サンプル中のグルコース濃度及び乳酸濃度が測定される。第2センサ28の測定結果は、コントローラ16に送信される。コントローラ16は、第1センサ26及び第2センサ28の測定結果に基づいて第1細胞培養デバイス200Aの培養条件を制御する。
コントローラ16によって第2サンプルを採取すると選択された場合、第2サンプル導入工程が行われる(図5のステップS6)。すなわち、図8に示すように、コントローラ16は、第2クランプ72b及び第3クランプ72cを開くとともに第1クランプ72a、第4クランプ72d及び第5クランプ72eを閉じた状態でポンプ74を第1回転動作させる。そうすると、第2細胞培養デバイス200Bの第2サンプルは、ポンプ74の作用によって、第2サンプル導入路34b、第2バルブ部材40及びセンサ流路46を介して廃液収容部22に導かれる。
具体的に、第2細胞培養デバイス200Bの第2サンプルは、第2サンプル導入路34bから第2バルブ部材40の第2接続ポート部54bに導かれる。そうすると、第2バルブ部材40のバルブ本体50は、第1位置から第1接続ポート部54aを閉塞する第2位置に変位する。そのため、第2サンプル導入路34bの第2サンプルは、第2バルブ部材40の第2接続ポート部54bからバルブ収容部52及び第3接続ポート部54cを介してセンサ流路46に流れる。この際、第2バルブ部材40の第1接続ポート部54aがバルブ本体50によって閉塞されているため、中間流路44に残存している洗浄液が第2バルブ部材40を流れる第2サンプルに混入することが抑えられる。
センサ流路46を流通する第2サンプルは、第1センサ26及び第2センサ28を流通して廃液収容部22に導かれる。また、第1センサ26及び第2センサ28は、第2サンプルに接触する。第1センサ26では、第2サンプル中のPH、O濃度及びCO濃度が測定される。第1センサ26の測定結果は、コントローラ16に送信される。また、第2センサ28では、第2サンプル中のグルコース濃度及び乳酸濃度が測定される。第2センサ28の測定結果は、コントローラ16に送信される。コントローラ16は、第1センサ26及び第2センサ28の測定結果に基づいて第2細胞培養デバイス200Bの培養条件を制御する。
サンプリング工程が終了すると、図4において、コントローラ16は、第1細胞培養デバイス200A及び第2細胞培養デバイス200Bの細胞培養が終了したか否かを判定する(ステップS7)。細胞培養が終了していないとコントローラ16によって判定された場合(ステップS7:NO)、洗浄工程(ステップS8)を行う。洗浄工程において、コントローラ16は、図6に示すように、プライミング工程と同じように複数のクランプ72及びポンプ74を動作させる。そうすると、洗浄液収容部18の洗浄液は、第1センサ26及び第2センサ28を流通して廃液収容部22に導かれる。
これにより、第1センサ26では、PHセンサ60、Oセンサ64及びCOセンサ66のそれぞれに付着していたサンプルが洗浄液によって除去される。また、第2センサ28では、グルコースセンサ68及び乳酸センサ70のそれぞれに付着していたサンプルが洗浄液によって除去される。
その後、必要に応じて校正工程(図4のステップS9)を行う。校正工程において、図9に示すように、コントローラ16は、第3クランプ72c及び第5クランプ72eを開くとともに第1クランプ72a、第2クランプ72b及び第4クランプ72dを閉じた状態でポンプ74を第1回転動作させる。そうすると、標準液収容部20の標準液は、ポンプ74の作用によって、標準液導入路33、導入路32、第1バルブ部材38、中間流路44、第2バルブ部材40及びセンサ流路46を介して廃液収容部22に導かれる。
この際、第1センサ26は、標準液中のPH、O濃度及びCO濃度を測定する。第1センサ26の測定結果は、コントローラ16に送信される。コントローラ16は、第1センサ26の測定結果に基づいてPHセンサ60、Oセンサ64及びCOセンサ66の校正を行う。また、第2センサ28は、標準液中のグルコース濃度及び乳酸濃度を測定する。第2センサ28の測定結果は、コントローラ16に送信される。コントローラ16は、第2センサ28の測定結果に基づいてグルコースセンサ68及び乳酸センサ70の校正を行う。校正工程が終了すると、ステップS3以降の工程が順次行われる。なお、本実施形態において、サンプリング工程は、2回以上行われる。
細胞培養が終了したとコントローラ16によって判定された場合(図4のステップS7:YES)、一連の動作フローが終了する。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
サンプリングシステム10は、サンプルと接触するようにサンプリング流路30に設けられた第2センサ28と、サンプリング流路30の第2センサ28よりも上流側に洗浄液を導入する導入路32とを備える。サンプリング流路30と導入路32との連結部には、導入路32を開閉する第1バルブ部材38が設けられ、第1バルブ部材38は、導入路32を閉塞した状態でサンプリング流路30にサンプルが流通可能であり、導入路32を開放した状態で導入路32からサンプリング流路30における第1バルブ部材38よりも下流側に洗浄液が流通可能なように形成されている。
このような構成によれば、第1バルブ部材38が導入路32を閉じることによって、サンプリング流路30を流通するサンプルに導入路32に残存している洗浄液が混入することを抑えることができる。また、第1バルブ部材38が導入路32を開くことにより、導入路32の洗浄液を第2センサ28に導くことができるため、第2センサ28に付着したサンプルを洗浄液によって効果的に除去することができる。よって、第2センサ28の触媒(酵素)がサンプルとの反応によって劣化することを抑えることができる。
サンプリング流路30は、第2センサ28が設けられたサンプル流通路36と、第1細胞培養デバイス200Aの第1サンプルを第1バルブ部材38に導くための第1サンプル導入路34aとを有する。第1バルブ部材38は、バルブ本体50と、バルブ本体50を収容するバルブ収容部52と、バルブ収容部52に設けられて導入路32が接続された第1接続ポート部54aと、バルブ収容部52に設けられて第1サンプル導入路34aが接続された第2接続ポート部54bと、バルブ収容部52に設けられてサンプル流通路36に接続された第3接続ポート部54cとを含む。バルブ本体50は、第1接続ポート部54aを開放する第1位置と、第1接続ポート部54aを閉塞するとともに第2接続ポート部54b及び第3接続ポート部54cを互いに連通させる第2位置とに変位可能なようにバルブ収容部52に収容されている。
このような構成によれば、第1バルブ部材38の構成を簡素化することができる。
バルブ本体50は、第2接続ポート部54bからバルブ収容部52にサンプルが流通することによって第1位置から第2位置に変位する。
このような構成によれば、バルブ本体50を駆動させるための動力源を別途設ける必要がないため、第1バルブ部材38の構成を簡素化することができる。
サンプリング流路30は、第2細胞培養デバイス200Bの第2サンプルをサンプル流通路36における第2センサ28と第1バルブ部材38との間の区間に導くための第2サンプル導入路34bを有する。
このような構成によれば、第1サンプルと第2サンプルとの所定成分の濃度(グルコース濃度及び乳酸濃度)を単一の第2センサ28(共通の第2センサ28)により測定することができる。
第2サンプル導入路34bとサンプル流通路36との連結部には、第2バルブ部材40が設けられている。サンプル流通路36は、第1バルブ部材38と第2バルブ部材40とを互いに接続する中間流路44と、第2センサ28が設けられるとともに第2バルブ部材40よりも下流側に位置するセンサ流路46とを含む。第2バルブ部材40は、中間流路44を開閉可能であり、且つ中間流路44を閉塞した状態で第2サンプル導入路34bとセンサ流路46とが互いに連通されるように形成されている。
このような構成によれば、第2バルブ部材40が中間流路44を閉じることにより、第2サンプル導入路34bからセンサ流路46に導かれる第2サンプルに中間流路44に残存している洗浄液が混入することを抑えることができる。また、第1バルブ部材38及び第2バルブ部材40を開くことにより、導入路32の洗浄液を第2センサ28に導くことができるため、第2センサ28に付着したサンプルを効果的に除去することができる。よって、第2センサ28の触媒(酵素)がサンプルによって反応して劣化することを抑えることができる。
第2バルブ部材40は、第1バルブ部材38と同一構成である。第2バルブ部材40の第1接続ポート部54aは、中間流路44に接続され、第2バルブ部材40の第2接続ポート部54bは、第2サンプル導入路34bに接続され、第2バルブ部材40の第3接続ポート部54cは、センサ流路46に接続されている。
このような構成によれば、第2バルブ部材40の構成を簡素化することができる。
第2センサ28は、酵素センサである。酵素センサは、サンプル中のグルコース濃度を測定するグルコースセンサ68と、サンプル中の乳酸濃度を測定する乳酸センサ70とを含む。
このような構成によれば、サンプル中のグルコース濃度と乳酸濃度とを測定することができる。
サンプリング流路30のうち連結部よりも下流側には、サンプル中のガス濃度を測定するガス濃度センサ62が設けられている。
このような構成によれば、サンプル中のガス濃度をガス濃度センサ62によって測定することができる。また、第1バルブ部材38及び第2バルブ部材40によりサンプルへの洗浄液の混入が抑えられるため、サンプル中のガス濃度をガス濃度センサ62によって精度よく測定することができる。
サンプリングシステム10では、第2バルブ部材40が省略されてもよい。サンプリングシステム10は、1つの細胞培養デバイス200のサンプルを採取してその所定成分の濃度を測定するものであってもよい。この場合、サンプリングシステムは、第2サンプル導入路34b及び第2バルブ部材40を備えていなくてもよい。また、サンプリングシステムは、3つ以上の細胞培養デバイス200のサンプルを個別に採取して所定成分の濃度を測定するものであってもよい。換言すれば、サンプリング流路30に接続される細胞培養デバイス200の数は、3つ以上であってもよい。この場合、サンプル導入路及びバルブ部材は、細胞培養デバイス200の数に応じた数だけ設けられる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。上述した実施形態では、サンプリングシステム10と細胞培養デバイス200とを別体に構成した細胞培養システムを示しているが、細胞培養システムは、サンプリングシステム10と細胞培養デバイス200とを統合した(一体化した)ものであってもよい。
以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記実施形態は、細胞培養デバイス(200)の液体のサンプルを採取するサンプリング流路(30)を備えるサンプリングシステム(10)であって、前記サンプルと接触するように前記サンプリング流路に設けられたバイオセンサ(28)と、前記サンプリング流路の前記バイオセンサよりも上流側に洗浄液を導入する導入路(32)と、を備え、前記サンプリング流路と前記導入路との連結部には、前記導入路を開閉するバルブ部材(38)が設けられ、前記バルブ部材は、前記導入路を閉塞した状態で前記サンプリング流路に前記サンプルが流通可能であり、前記導入路を開放した状態で前記導入路から前記サンプリング流路における前記バルブ部材よりも下流側に前記洗浄液が流通可能なように形成されている、サンプリングシステムを開示している。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記サンプリング流路は、前記バイオセンサが設けられたサンプル流通路(36)と、前記細胞培養デバイスの前記サンプルを前記バルブ部材に導くためのサンプル導入路(34a)と、を有し、前記バルブ部材は、バルブ本体(50)と、前記バルブ本体を収容するバルブ収容部(52)と、前記バルブ収容部に設けられて前記導入路が接続された第1接続ポート部(54a)と、前記バルブ収容部に設けられて前記サンプル導入路が接続された第2接続ポート部(54b)と、前記バルブ収容部に設けられて前記サンプル流通路が接続された第3接続ポート部(54c)と、を含み、前記バルブ本体は、前記第1接続ポート部を開放する第1位置と、前記第1接続ポート部を閉塞するとともに前記第2接続ポート部及び前記第3接続ポート部を互いに連通させる第2位置とに変位可能なように前記バルブ収容部に収容されてもよい。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記バルブ本体は、前記第2接続ポート部から前記バルブ収容部に前記サンプルが流通することによって前記第1位置から前記第2位置に変位してもよい。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記サンプル導入路は、細胞培養デバイスである第1細胞培養デバイス(200A)の第1サンプルを前記バルブ部材に導くための第1サンプル導入路(34a)であり、前記サンプリング流路は、第2細胞培養デバイス(200B)の第2サンプルを前記サンプル流通路における前記バイオセンサと前記バルブ部材との間の区間に導くための第2サンプル導入路(34b)を有してもよい。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記バルブ部材は、第1バルブ部材(38)であり、前記第2サンプル導入路と前記サンプル流通路との連結部には、第2バルブ部材(40)が設けられ、前記サンプル流通路は、前記第1バルブ部材と前記第2バルブ部材とを互いに接続する中間流路(44)と、前記バイオセンサが設けられるとともに前記第2バルブ部材よりも下流側に位置するセンサ流路(46)と、を含み、前記第2バルブ部材は、前記中間流路を開閉可能であり、且つ前記中間流路を閉塞した状態で前記第2サンプル導入路と前記センサ流路とが互いに連通されるように形成されてもよい。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記第2バルブ部材は、前記第1バルブ部材と同一構成であり、前記第2バルブ部材の前記第1接続ポート部は、前記中間流路に接続され、前記第2バルブ部材の前記第2接続ポート部は、前記第2サンプル導入路に接続され、前記第2バルブ部材の前記第3接続ポート部は、前記センサ流路に接続されてもよい。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記バイオセンサは、前記サンプル中のグルコース濃度を測定するグルコースセンサ(68)と、前記サンプル中の乳酸濃度を測定する乳酸センサ(70)と、を含んでもよい。
上記のサンプリングシステムにおいて、前記サンプリング流路のうち前記連結部よりも下流側には、前記サンプル中のガス濃度を測定するガス濃度センサ(62)が設けられてもよい。
上記実施形態は、上述したサンプリングシステムを用いたサンプリング方法であって、前記バルブ部材により前記導入路を閉塞させた状態で前記細胞培養デバイスから前記サンプリング流路に前記サンプルを採取するとともに前記バイオセンサで前記サンプル中の所定成分の濃度を測定するサンプリング工程と、前記サンプリング工程の後で、前記バルブ部材により前記導入路を開放させた状態で前記導入路から前記サンプリング流路を介して前記バイオセンサに前記洗浄液を流通させる洗浄工程と、を含み、前記サンプリング工程
は、2回以上行われ、2回目以降の前記サンプリング工程は、前記洗浄工程の後で行われる、サンプリング方法を開示している。
10…サンプリングシステム 26…第1センサ
28…第2センサ(バイオセンサ) 30…サンプリング流路
32…導入路 34a…第1サンプル導入路
34b…第2サンプル導入路 36…サンプル流通路
38…第1バルブ部材(バルブ部材) 40…第2バルブ部材
44…中間流路 46…センサ流路
50…バルブ本体 52…バルブ収容部
54a…第1接続ポート部 54b…第2接続ポート部
54c…第3接続ポート部 62…ガス濃度センサ
68…グルコースセンサ 70…乳酸センサ
200…細胞培養デバイス 200A…第1細胞培養デバイス
200B…第2細胞培養デバイス

Claims (9)

  1. 細胞培養デバイスの液体のサンプルを採取するサンプリング流路を備えるサンプリングシステムであって、
    前記サンプルと接触するように前記サンプリング流路に設けられたバイオセンサと、
    前記サンプリング流路の前記バイオセンサよりも上流側に洗浄液を導入する導入路と、を備え、
    前記サンプリング流路と前記導入路との連結部には、前記導入路を開閉するバルブ部材が設けられ、
    前記バルブ部材は、前記導入路を閉塞した状態で前記サンプリング流路に前記サンプルが流通可能であり、前記導入路を開放した状態で前記導入路から前記サンプリング流路における前記バルブ部材よりも下流側に前記洗浄液が流通可能なように形成されている、サンプリングシステム。
  2. 請求項1記載のサンプリングシステムであって、
    前記サンプリング流路は、
    前記バイオセンサが設けられたサンプル流通路と、
    前記細胞培養デバイスの前記サンプルを前記バルブ部材に導くためのサンプル導入路と、を有し、
    前記バルブ部材は、
    バルブ本体と、
    前記バルブ本体を収容するバルブ収容部と、
    前記バルブ収容部に設けられて前記導入路が接続された第1接続ポート部と、
    前記バルブ収容部に設けられて前記サンプル導入路が接続された第2接続ポート部と、
    前記バルブ収容部に設けられて前記サンプル流通路が接続された第3接続ポート部と、を含み、
    前記バルブ本体は、前記第1接続ポート部を開放する第1位置と、前記第1接続ポート部を閉塞するとともに前記第2接続ポート部及び前記第3接続ポート部を互いに連通させる第2位置とに変位可能なように前記バルブ収容部に収容されている、サンプリングシステム。
  3. 請求項2記載のサンプリングシステムであって、
    前記バルブ本体は、前記第2接続ポート部から前記バルブ収容部に前記サンプルが流通することによって前記第1位置から前記第2位置に変位する、サンプリングシステム。
  4. 請求項2又は3に記載のサンプリングシステムであって、
    前記サンプル導入路は、前記細胞培養デバイスである第1細胞培養デバイスの第1サンプルを前記バルブ部材に導くための第1サンプル導入路であり、
    前記サンプリング流路は、第2細胞培養デバイスの第2サンプルを前記サンプル流通路における前記バイオセンサと前記バルブ部材との間の区間に導くための第2サンプル導入路を有する、サンプリングシステム。
  5. 請求項4記載のサンプリングシステムであって、
    前記バルブ部材は、第1バルブ部材であり、
    前記第2サンプル導入路と前記サンプル流通路との連結部には、第2バルブ部材が設けられ、
    前記サンプル流通路は、
    前記第1バルブ部材と前記第2バルブ部材とを互いに接続する中間流路と、
    前記バイオセンサが設けられるとともに前記第2バルブ部材よりも下流側に位置するセンサ流路と、を含み、
    前記第2バルブ部材は、前記中間流路を開閉可能であり、且つ前記中間流路を閉塞した状態で前記第2サンプル導入路と前記センサ流路とが互いに連通されるように形成されている、サンプリングシステム。
  6. 請求項5記載のサンプリングシステムであって、
    前記第2バルブ部材は、前記第1バルブ部材と同一構成であり、
    前記第2バルブ部材の前記第1接続ポート部は、前記中間流路に接続され、
    前記第2バルブ部材の前記第2接続ポート部は、前記第2サンプル導入路に接続され、
    前記第2バルブ部材の前記第3接続ポート部は、前記センサ流路に接続されている、サンプリングシステム。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載のサンプリングシステムであって、
    前記バイオセンサは、
    前記サンプル中のグルコース濃度を測定するグルコースセンサと、
    前記サンプル中の乳酸濃度を測定する乳酸センサと、を含む、サンプリングシステム。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載のサンプリングシステムであって、
    前記サンプリング流路のうち前記連結部よりも下流側には、前記サンプル中のガス濃度を測定するガス濃度センサが設けられている、サンプリングシステム。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のサンプリングシステムを用いたサンプリング方法であって、
    前記バルブ部材により前記導入路を閉塞させた状態で前記細胞培養デバイスから前記サンプリング流路に前記サンプルを採取するとともに前記バイオセンサで前記サンプル中の所定成分の濃度を測定するサンプリング工程と、
    前記サンプリング工程の後で、前記バルブ部材により前記導入路を開放させた状態で前記導入路から前記サンプリング流路を介して前記バイオセンサに前記洗浄液を流通させる洗浄工程と、を含み、
    前記サンプリング工程は、2回以上行われ、
    2回目以降の前記サンプリング工程は、前記洗浄工程の後で行われる、サンプリング方法。
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