JP2022116517A - 基地局装置、端末装置および通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パケット衝突が生じるような環境で、遅延時間を低減することが可能な基地局装置、端末装置及び通信方法を提供すること。【解決手段】任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定される上位層処理部と、前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を送信する送信部と、前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信する受信部と、を備え、前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、前記PDCCHでNACKを受信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信が制限される。【選択図】図3

Description

本発明は、基地局装置、端末装置および通信方法に関する。
近年、第5世代移動通信システム(5G)が商用化され、スマートフォン等の通信分野のみならず、他の産業分野においても利用が促進されることが期待されている。5Gの主なユースケースは大容量通信(enhanced mobile broad band)、高信頼・低遅延通信(ultra reliability and low latency communication)、多数接続(massive machine type communication)であり、今後、5Gの発展及び次世代の第6世代移動通信システム(6G)を目指して、さらなる発展が期待される。
移動通信システムは10年ごとに新しい世代に発展してきているため、6Gは2030年頃のサービス開始がターゲットとされる。従って、6Gは2030年頃の社会課題を解決することや新たなサービスの提供が期待される。そのため、6Gは、ユースケースに応じて5Gよりも大容量、高信頼、低遅延、広カバレッジ、多数接続、低消費電力、低コストなどが要求されると考えられる。5Gの発展や6Gへの展望については、非特許文献1に記載されている。
NTT DOCOMO、"White Paper 5G Evolution and 6G"、[online]、2020年1月、[2020年12月11日検索]、インターネット <URL:https://www.nttdocomo.co.jp/english/binary/pdf/corporate/technology/whitepaper_6g/DOCOMO_6G_White_PaperEN_20200124.pdf>
特に機器間通信では、低遅延通信が要求される。5Gでは低遅延通信のため、ダイナミックなリソース割当ての手順を削減するConfigured grantと呼ばれる技術が採用されている。Configured grantでは、予め設定された無線リソースで任意のタイミングで端末装置が送信することができるため、低遅延通信が可能となる。ただし、複数の端末装置が、同じ無線リソースで同じタイミングで送信すると、パケットの衝突が生じる。この場合、基地局装置は復号できないため、端末装置は再送する必要がある。多数の端末装置が存在すると、パケット衝突の確率が増加し、再送回数が増えてしまい、遅延時間が大きくなってしまう。
本発明の一態様はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、多数の端末装置が存在し、パケット衝突が生じるような環境で、遅延時間を低減することが可能な基地局装置、端末装置及び通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明の一態様に係る基地局装置、端末装置及び通信方法の構成は、次の通りである。
本発明の一態様に係る端末装置は、 任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定される上位層処理部と、前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を送信する送信部と、前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示す
ACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信する受信部と、を備え、前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、前記PDCCHでNACKを受信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信が制限される。
また本発明の一態様に係る端末装置において、前記第1の無線リソースは、リソース番号及び周期によって定められ、前記第2の無線リソースは、前記第1の無線リソースとは異なる。
また本発明の一態様に係る端末装置において、端末装置の識別子によって、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方が選択される。
また本発明の一態様に係る端末装置において、前記ACK/NACKでNACKを受信した場合、再送までの期間、前記PUSCHのACK/NACKをモニタする。
また本発明の一態様に係る基地局装置は、任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定する上位層処理部と、端末装置から前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)の信号を受信する受信部と、前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記端末装置に送信する送信部と、を備え、前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、前記PDCCHでNACKを送信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信を制限する。
また本発明の一態様に係る基地局装置において、前記第1の無線リソースは、スロット番号及び周期によって定められ、前記第2の無線リソースは、前記第1の無線リソースとは異なる。
また本発明の一態様に係る基地局装置において、前記端末装置の識別子によって、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方が選択される。
また本発明の一態様に係る通信方法は、基地局装置と通信する端末装置の通信方法であって、任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定されるステップと、前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を送信するステップと、前記PUSCHが正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信するステップと、を備え、前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、前記PDCCHでNACKを受信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信が制限される。
また本発明の一態様に係る通信方法は、端末装置と通信する基地局装置の通信方法であって、任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定するステップと、端末装置から前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を受信するステップと、前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記端末装置に送信するステップと、を備え、前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、前記PDCCHでNACKを送信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信を制限する。
本発明の一態様によれば、端末装置の再送回数を減らせるため、低遅延通信が可能とな
る。
本実施形態に係る通信システムの例を示す図である。 本実施形態に係る基地局装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る動的リソース割当てとConfigured grantの手順の一例を示す図である。 本実施形態に係るPUSCHの衝突の一例を示す図である。 本実施形態に係るリダンダンシーバージョンの一例を示す図である。 本実施形態に係るリピティションの一例を示す図である。
本実施形態における通信システムは、基地局装置(送信装置、セル、送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNodeB、gNodeB、送信ポイント、送受信ポイント、送信パネル、アクセスポイント、サブアレー、通信装置)および端末装置(端末、移動端末、受信点、受信端末、受信装置、受信アンテナ群、受信アンテナポート群、UE、受信ポイント、受信パネル、ステーション、サブアレー、通信装置)を備える。また端末装置と接続している(無線リンクを確立している)基地局装置をサービングセルと呼ぶ。なお、以下の実施形態において、通信装置といった場合、基地局装置又は端末装置を表す。
本実施形態における基地局装置及び端末装置は、免許が必要な周波数帯域(ライセンスバンド)及び/又は免許不要の周波数帯域(アンライセンスバンド)で通信することができる。
本実施形態において、“X/Y”は、“XまたはY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“XおよびY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“Xおよび/またはY”の意味を含む。
図1は、本実施形態に係る通信システムの例を示す図である。図1に示すように、本実施形態における通信システムは、基地局装置1A、端末装置2Aを備える。また、カバレッジ1-1は、基地局装置1Aが端末装置と接続可能な範囲(通信エリア)である。また基地局装置1Aを単に基地局装置とも呼ぶ。また端末装置2Aを単に端末装置とも呼ぶ。
図1において、端末装置2Aから基地局装置1Aへの上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。ここで、上りリンク制御情報は、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、Downlink-Shared Channel: DL-SCH)に対するACK(a positive acknowledgement)またはNACK(a negative acknowledgement)(ACK/NACK)を含む。下りリンクデータに対するACK/NACKを、HARQ-ACK、HARQフィードバックとも称する。
また、上りリンク制御情報は、下りリンクに対するチャネル状態情報(Channel State
Information: CSI)を含む。また、上りリンク制御情報は、上りリンク共用チャネル(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)のリソースを要求するために用いられるスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)を含む。前記チャネル状態情報は、好適な空間多重数を指定するランク指標RI(Rank Indicator)、好適なプレコーダを指定するプレコーディング行列指標PMI(Precoding Matrix Indicator)、好適な伝送レートを指定するチャネル品質指標CQI(Channel Quality Indicator)、好適なCSI-RSリソースを示すCSI-RS(Reference Signal、参照信号)リソース指標CRI(CSI-RS Resource Indicator)、CSI-RS又はSS(Synchronization Signal; 同期信号)により測定されたRSRP(Reference Signal Received Power)などが該当する。
前記チャネル品質指標CQIは(以下、CQI値)、所定の帯域(詳細は後述)における好適な変調方式(例えば、QPSK、16QAM、64QAM、256QAMなど)、符号化率(coding rate)とすることができる。CQI値は、前記変更方式や符号化率により定められたインデックス(CQI Index)とすることができる。前記CQI値は、予め当該システムで定めたものをすることができる。
前記CRIは、複数のCSI-RSリソースから受信電力/受信品質が好適なCSI-RSリソースを示す。
なお、前記ランク指標、前記プレコーディング品質指標は、予めシステムで定めたものとすることができる。前記ランク指標や前記プレコーディング行列指標は、空間多重数やプレコーディング行列情報により定められたインデックスとすることができる。なお、前記CQI値、PMI値、RI値及びCRI値の一部又は全部をCSI値とも総称する。
PUSCHは、上りリンクデータ(上りリンクトランスポートブロック、UL-SCH)を送信するために用いられる。また、PUSCHは、上りリンクデータと共に、ACK/NACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられても良い。また、PUSCHは、上りリンク制御情報のみを送信するために用いられても良い。
また、PUSCHは、RRCメッセージを送信するために用いられる。RRCメッセージは、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層において処理される情報/信号である。また、PUSCHは、MAC CE(Control Element)を送信するために用いられる。ここで、MAC CEは、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において処理(送信)される情報/信号である。
例えば、パワーヘッドルームは、MAC CEに含まれ、PUSCHを経由して報告されても良い。すなわち、MAC CEのフィールドが、パワーヘッドルームのレベルを示すために用いられても良い。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。
また、上りリンクの無線通信では、上りリンク物理信号として上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)が用いられる。上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。ここで、上りリンク参照信号には、DMRS(Demodulation Reference Signal)、SRS(Sounding Reference Signal)、PT-RS(Phase-Tracking reference signal)が含まれる。
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。例えば、基地局装置1Aは、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。例えば、基地局装置1Aは、上りリンクのチャネル状態を測定するためにSRSを使用する。
またSRSは上りリンクの観測(サウンディング)に用いられる。またPT-RSは位相雑音を補償するために用いられる。なお、上りリンクのDMRSを上りリンクDMRSとも呼ぶ。
図1において、基地局装置1Aから端末装置2Aへの下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel;報知チャネル)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel;制御フォーマット指示チャネル)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel;HARQ指示チャネル)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel;下りリンク制御チャネル)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel;拡張下りリンク制御チャネル)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel;下りリンク共有チャネル)
PBCHは、端末装置で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)シンボルの数)を指示する情報を送信するために用いられる。なお、MIBは最小システムインフォメーションとも呼ぶ。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。ここで、下りリンク制御情報の送信に対して、複数のDCIフォーマットが定義される。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIフォーマットに定義され、情報ビットへマップされる。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPDSCH(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングに使用されるDCIフォーマット1Aが定義される。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットには、PDSCHのリソース割り当てに関する情報、PDSCHに対するMCS(Modulation and Coding Scheme)に関する情報、PUCCHに対するTPCコマンドなどの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットを、下りリンクグラント(または、下りリンクアサインメント)とも称する。
また、例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPUSCH(1つの上りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングに使用されるDCIフォーマット0が定義される。
例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットには、PUSCHのリソース割り当てに関する情報、PUSCHに対するMCSに関する情報、PUSCHに対するTPCコマンドなど上りリンク制御情報が含まれる。上りリンクに対するDCIフォーマットを、上りリンクグラント(または、上りリンクアサインメント)とも称する。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、下りリンクのチャネル状態情報(CSI;Channel State Information。受信品質情報とも称する。)を要求(CSI request)
するために用いることができる。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告(CSI feedback report)をマップする上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。例えば、チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報(Periodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
例えば、チャネル状態情報報告は、不定期なチャネル状態情報(Aperiodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、不定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
例えば、チャネル状態情報報告は、半永続的なチャネル状態情報(semi-persistent CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、半永続的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。なお、半永続的なCSI報告は、上位層の信号又は下りリンク制御情報でアクティベーションされてからデアクティベーションされる期間に、周期的にCSI報告ことである。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告の種類を示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告の種類は、広帯域CSI(例えばWideband CQI)と狭帯域CSI(例えば、Subband CQI)などがある。
また、PDCCHは、基地局装置1Aが受信した上りリンクデータ(トランスポートブロック、コードワード)に対するACK/NACKを送信するために用いられる。また、ACK/NACKは、HARQ-ACKとも呼称する。端末装置2Aは、受信したACK/NACKを上位レイヤに通知する。ACK/NACKは、正しく受信(復号)されたことを示すACK、正しく受信(復号)しなかったことを示すNACK、対応するデータがなかったことを示すDTXである。
端末装置は、下りリンクアサインメントを用いてPDSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPDSCHで下りリンクデータを受信する。また、端末装置は、上りリンクグラントを用いてPUSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPUSCHで上りリンクデータおよび/または上りリンク制御情報を送信する。
PDSCHは、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、DL-SCH)を送信するために用いられる。また、PDSCHは、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。
また、PDSCHは、システムインフォメーションメッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションメッセージは、システムインフォメーションブロックタイプ1以外のシステムインフォメーションブロックXを含む。システムインフォメーションメッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。
また、PDSCHは、RRCメッセージを送信するために用いられる。ここで、基地局
装置から送信されるRRCメッセージは、セル内における複数の端末装置に対して共通であっても良い。また、基地局装置1Aから送信されるRRCメッセージは、ある端末装置2Aに対して専用のメッセージ(dedicated signalingとも称する)であっても良い。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置に対して専用のメッセージを使用して送信される。また、PDSCHは、MAC CEを送信するために用いられる。
ここで、RRCメッセージおよび/またはMAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。
また、PDSCHは、下りリンクのチャネル状態情報を要求するために用いることができる。また、PDSCHは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告(CSI feedback report)をマップする上りリンクリソースを送信するために用いることができる。例えば、チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報(Periodic
CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
下りリンクのチャネル状態情報報告の種類は広帯域CSI(例えばWideband CSI)と狭帯域CSI(例えば、Subband CSI)がある。広帯域CSIは、セルのシステム帯域に対して1つのチャネル状態情報を算出する。狭帯域CSIは、システム帯域を所定の単位に区分し、その区分に対して1つのチャネル状態情報を算出する。
また、下りリンクの無線通信では、下りリンク物理信号として同期信号(Synchronization signal: SS)、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)が用いられる。下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。なお、同期信号には、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal: PSS)とセカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal: SSS)がある。
同期信号は、端末装置が、下りリンクの周波数領域および時間領域の同期を取るために用いられる。また、同期信号は受信電力、受信品質又は信号対干渉雑音電力比(Signal-to-Interference and Noise power Ratio: SINR)を測定するために用いられる。なお、同期信号で測定した受信電力をSS-RSRP(Synchronization Signal - Reference Signal Received Power)、同期信号で測定した受信品質をSS-RSRQ(Reference Signal Received Quality)、同期信号で測定したSINRをSS-SINRとも呼ぶ。なお、SS-RSRQはSS-RSRPとRSSIの比である。RSSI(Received Signal Strength Indicator)はある観測期間におけるトータルの平均受信電力である。また、同期信号/下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。例えば、同期信号/下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。
ここで、下りリンク参照信号には、DMRS(Demodulation Reference Signal;復調参照信号)、NZP CSI-RS(Non-Zero Power Channel State Information - Reference Signal)、ZP CSI-RS(Zero Power Channel State Information - Reference Signal)、PT-RS、TRS(Tracking Reference Signal)が含まれる。なお、下りリンクのDMRSを下りリンクDMRSとも呼ぶ。なお、以降の実施形態で、単にCSI-RSといった場合、NZP CSI-RS及び/又はZP CSI-RSを含む。
DMRSは、DMRSが関連するPDSCH/PBCH/PDCCH/EPDCCHの送信に用いられるサブフレームおよび帯域で送信され、DMRSが関連するPDSCH/PBCH/PDCCH/EPDCCHの復調を行なうために用いられる。
ここで、下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号とも称する。また、上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号とも称する。また、下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルとも称する。また、下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号とも称する。
また、BCH、UL-SCHおよびDL-SCHは、トランスポートチャネルである。MAC層で用いられるチャネルを、トランスポートチャネルと称する。また、MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(Transport Block: TB)、または、MAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliverする)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理などが行なわれる。
また、キャリアアグリゲーション(CA; Carrier Aggregation)をサポートしている端末装置に対して、基地局装置は、より広帯域伝送のため複数のコンポーネントキャリア(CC; Component Carrier)を統合して通信することができる。キャリアアグリゲーションでは、1つのプライマリセル(PCell;Primary Cell)及び1または複数のセカンダリセル(SCell;Secondary Cell)がサービングセルの集合として設定される。
また、デュアルコネクティビティ(DC; Dual Connectivity)では、サービングセルのグループとして、マスターセルグループ(MCG; Master Cell Group)とセカンダリセルグループ(SCG; Secondary Cell Group)が設定される。MCGはPCellとオプションで1又は複数のSCellから構成される。またSCGはプライマリSCell(PSCell)とオプションで1又は複数のSCellから構成される。
基地局装置は無線フレームを用いて通信することができる。無線フレームは複数のサブフレーム(サブ区間)から構成される。フレーム長を時間で表現する場合、例えば、無線フレーム長は10ミリ秒(ms)、サブフレーム長は1msとすることができる。この例では無線フレームは10個のサブフレームで構成される。
またスロットは、14個のOFDMシンボルで構成される。OFDMシンボル長はサブキャリア間隔によって変わり得るため、サブキャリア間隔でスロット長も代わり得る。またミニスロットは、スロットよりも少ないOFDMシンボルで構成される。スロット/ミニスロットは、スケジューリング単位になることができる。なお端末装置は、スロットベーススケジューリング/ミニスロットベーススケジューリングは、最初の下りリンクDMRSの位置(配置)によって知ることができる。スロットベーススケジューリングでは、スロットの3番目又は4番目のシンボルに最初の下りリンクDMRSが配置される。またミニスロットベーススケジューリングでは、スケジューリングされたデータ(リソース、PDSCH)の最初のシンボルに最初の下りリンクDMRSが配置される。
またリソースブロックは、12個の連続するサブキャリアで定義される。またリソースエレメントは、周波数領域のインデックス(例えばサブキャリアインデックス)と時間領域のインデックス(例えばOFDMシンボルインデックス)で定義される。リソースエレメントは、上りリンクリソースエレメント、下りリンクエレメント、フレキシブルリソースエレメント、予約されたリソースエレメントとして分類される。予約されたリソースエ
レメントでは、端末装置は、上りリンク信号を送信しないし、下りリンク信号を受信しない。
また複数のサブキャリア間隔(Subcarrier spacing: SCS)がサポートされる。例えばSCSは、15/30/60/120/240/480 kHzである。
図2は、本実施形態における基地局装置の構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、基地局装置は、送受信部(送受信ステップ)100、上位層処理部(上位層処理ステップ)101、制御部(制御ステップ)102、送受信アンテナ105を含んで構成される。送受信部100は、送信部(送信ステップ)103、受信部(受信ステップ)104、測定部(測定ステップ)106を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部(無線リソース制御ステップ)1011、スケジューリング部(スケジューリングステップ)1012を含んで構成される。また、送信部103は、符号化部(符号化ステップ)1031、変調部(変調ステップ)1032、下りリンク参照信号生成部(下りリンク参照信号生成ステップ)1033、多重部(多重ステップ)1034、無線送信部(無線送信ステップ)1035を含んで構成される。また、受信部104は、無線受信部(無線受信ステップ)1041、多重分離部(多重分離ステップ)1042、復調部(復調ステップ)1043、復号部(復号ステップ)1044を含んで構成される。
上位層処理部101は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部101は、送信部103および受信部104の制御を行なうために必要な情報を生成し、制御部102に出力する。
上位層処理部101は、端末装置の機能(UE capability)等、端末装置に関する情報を端末装置から受信する。言い換えると、端末装置は、自身の機能を基地局装置に上位層の信号で送信する。
なお、以下の説明において、端末装置に関する情報は、その端末装置が所定の機能をサポートするかどうかを示す情報、または、その端末装置が所定の機能に対する導入およびテストの完了を示す情報を含む。なお、以下の説明において、所定の機能をサポートするかどうかは、所定の機能に対する導入およびテストを完了しているかどうかを含む。
例えば、端末装置が所定の機能をサポートする場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信する。端末装置が所定の機能をサポートしない場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信しない。すなわち、その所定の機能をサポートするかどうかは、その所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信するかどうかによって通知される。なお、所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)は、1または0の1ビットを用いて通知してもよい。
無線リソース制御部1011は、下りリンクのPDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CEなどを生成、又は上位ノードから取得する。無線リソース制御部1011は、下りリンクデータを送信部103に出力し、他の情報を制御部102に出力する。また、無線リソース制御部1011は、端末装置の各種設定情報の管理をする。
スケジューリング部1012は、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)を割り
当てる周波数およびスロット、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)の符号化率および変調方式(あるいはMCS)および送信電力などを決定する。スケジューリング部1012は、決定した情報を制御部102に出力する。
スケジューリング部1012は、スケジューリング結果に基づき、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)のスケジューリングに用いられる情報を生成する。スケジューリング部1012は、生成した情報を制御部102に出力する。
制御部102は、上位層処理部101から入力された情報に基づいて、送信部103および受信部104の制御を行なう制御信号を生成する。制御部102は、上位層処理部101から入力された情報に基づいて、下りリンク制御情報を生成し、送信部103に出力する。
送信部103は、制御部102から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および、下りリンクデータを、符号化および変調し、PHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ105を介して端末装置2Aに信号を送信する。
符号化部1031は、上位層処理部101から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化、LDPC(低密度パリティチェック:Low density parity check)符号化、Polar符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御部1011が決定した符号化方式を用いて符号化を行なう。変調部1032は、符号化部1031から入力された符号化ビットをBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(quadrature amplitude modulation)、64QAM、256QAM等の予め定められた、または無線リソース制御部1011が決定した変調方式で変調する。
下りリンク参照信号生成部1033は、基地局装置1Aを識別するための物理セル識別子(PCI、セルID)などを基に予め定められた規則で求まる、端末装置2Aが既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。
多重部1034は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号と下りリンク制御情報とを多重する。つまり、多重部1034は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号と下りリンク制御情報とをリソースエレメントに配置する。
無線送信部1035は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)してOFDMシンボルを生成し、OFDMシンボルにサイクリックプレフィックス(cyclic prefix: CP)を付加してベースバンドのデジタル信号を生成し、ベースバンドのデジタル信号をアナログ信号に変換し、フィルタリングにより余分な周波数成分を除去し、搬送周波数にアップコンバートし、電力増幅し、送受信アンテナ105に出力して送信する。
受信部104は、制御部102から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ105を介して端末装置2Aから受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1041は、送受信アンテナ105を介して受信された上りリンクの信号を
、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
無線受信部1041は、変換したデジタル信号からCPに相当する部分を除去する。無線受信部1041は、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部1042に出力する。
多重分離部1042は、無線受信部1041から入力された信号をPUCCH、PUSCH、上りリンク参照信号などの信号に分離する。なお、この分離は、予め基地局装置1Aが無線リソース制御部1011で決定し、各端末装置2Aに通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。
また、多重分離部1042は、PUCCHとPUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1042は、上りリンク参照信号を分離する。
復調部1043は、PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、変調シンボルを取得し、PUCCHとPUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置2Aに上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。
復号部1044は、復調されたPUCCHとPUSCHの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は自装置が端末装置2Aに上りリンクグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号した上りリンクデータと、上りリンク制御情報を上位層処理部101へ出力する。PUSCHが再送信の場合は、復号部1044は、上位層処理部101から入力されるHARQバッファに保持している符号化ビットと、復調された符号化ビットを用いて復号を行なう。
測定部106は、受信信号を観測し、RSRP/RSRQ/RSSIなどの様々な測定値を求める。また測定部106は、端末装置から送信されたSRSから受信電力、受信品質、好適なSRSリソースインデックスを求める。
図3は、本実施形態における端末装置の構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように、端末装置は、送受信部(送受信ステップ)200、上位層処理部(上位層処理ステップ)201、制御部(制御ステップ)202、送受信アンテナ206を含んで構成される。また、送受信部200は送信部(送信ステップ)203、受信部(受信ステップ)204、測定部(測定ステップ)205を含んで構成される。また、上位層処理部201は、無線リソース制御部(無線リソース制御ステップ)2011、スケジューリング情報解釈部(スケジューリング情報解釈ステップ)2012を含んで構成される。また、送信部203は、符号化部(符号化ステップ)2031、変調部(変調ステップ)2032、上りリンク参照信号生成部(上りリンク参照信号生成ステップ)2033、多重部(多重ステップ)2034、無線送信部(無線送信ステップ)2035を含んで構成される。また、受信部204は、無線受信部(無線受信ステップ)2041、多重分離部(多重分離ステップ)2042、信号検出部(信号検出ステップ)2043を含んで構成される。
上位層処理部201は、ユーザの操作等によって生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、送信部203に出力する。また、上位層処理部201は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet
Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部201は、自端末装置がサポートしている端末装置の機能を示す情報を、送信部203に出力する。
無線リソース制御部2011は、自端末装置の各種設定情報の管理をする。また、無線リソース制御部2011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部203に出力する。
無線リソース制御部2011は、基地局装置から送信された設定情報を取得し、制御部202に出力する。
スケジューリング情報解釈部2012は、受信部204を介して受信した下りリンク制御情報を解釈し、スケジューリング情報を判定する。また、スケジューリング情報解釈部2012は、スケジューリング情報に基づき、受信部204、および送信部203の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部202に出力する。
制御部202は、上位層処理部201から入力された情報に基づいて、受信部204、測定部205および送信部203の制御を行なう制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を受信部204、測定部205および送信部203に出力して受信部204、および送信部203の制御を行なう。
制御部202は、測定部205が生成したCSI/RSRP/RSRQ/RSSIを基地局装置に送信するように送信部203を制御する。
受信部204は、制御部202から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ206を介して基地局装置から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部201に出力する。
無線受信部2041は、送受信アンテナ206を介して受信した下りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
また、無線受信部2041は、変換したデジタル信号からCPに相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換を行い、周波数領域の信号を抽出する。
多重分離部2042は、抽出した信号をPHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。また、多重分離部2042は、チャネル測定から得られた所望信号のチャネルの推定値に基づいて、PHICH、PDCCH、およびEPDCCHのチャネルの補償を行ない、下りリンク制御情報を検出し、制御部202に出力する。また、制御部202は、PDSCHおよび所望信号のチャネル推定値を信号検出部2043に出力する。
信号検出部2043は、PDSCH、チャネル推定値を用いて、復調、復号し、上位層処理部201に出力する。
測定部205は、CSI測定、RRM(Radio Resource Management)測定、RLM(Radio Link Monitoring)測定などの各種測定を行い、CSI/RSRP/RSRQ/RSSIなどを求める。
送信部203は、制御部202から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部201から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ206を介して基地局装置に送信する。
符号化部2031は、上位層処理部201から入力された上りリンク制御情報又は上りリンクデータを畳み込み符号化、ブロック符号化、ターボ符号化、LDPC符号化、Polar符号化等の符号化を行う。
変調部2032は、符号化部2031から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式または、チャネル毎に予め定められた変調方式で変調する。
上りリンク参照信号生成部2033は、基地局装置を識別するための物理セル識別子(physical cell identity: PCI、Cell IDなどと称される)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、上りリンクグラントで通知されたサイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。
多重部2034は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する。つまり、多重部2034は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。
無線送信部2035は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier
Transform: IFFT)して、OFDM方式の変調を行い、OFDMAシンボルを生成し、生成されたOFDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのデジタル信号を生成し、ベースバンドのデジタル信号をアナログ信号に変換し、余分な周波数成分を除去し、アップコンバートにより搬送周波数に変換し、電力増幅し、送受信アンテナ206に出力して送信する。
なお、端末装置はOFDMA方式に限らず、SC-FDMA(DFT-sperad-OFDM)方式の変調を行うことができる。
端末装置がPUSCHを送信するためには、図4の(a)、(b)に示すように2通りの手順が考えられる。図4(a)は動的に無線リソースを割当てる手順を示している。図4(a)では、端末装置にデータ(トラフィック)が発生したら、基地局装置にスケジューリング要求(401)を送信する。基地局装置は、リソース割当を行い、PDCCHを送信し、PUSCHを送信するリソース割当を端末装置に指示する(402)。端末装置は、基地局装置から指示された無線リソースでPUSCHを送信する(403)。一方、図4(b)はPUSCHを送信するための端末間で共有の無線リソースを予め割当てる手順を示している。端末装置はデータ(トラフィック)が発生したら、予め割当てられた無線リソースでPUSCHを送信する(404)。なお、図4(b)の手順はConfigured Grantとも呼ばれる。Configured GrantはPUSCH送信までの手続きが簡易になるため、低遅延通信が可能となるが、他の端末装置と送信タイミングが同じになると衝突し、PUSCHが復号できない可能性がある。PUSCHの衝突が起きた場合、端末装置は再送することになるが、再送回数が増えると遅延時間が増大してしまう。
端末装置の再送回数を低減するため、基地局装置は干渉キャンセラを持つことが好適である。ここで、基地局装置はN個のPUSCHの衝突までは復号可能と仮定する。なお、復号可能とは、例えばブロック誤り率0.1以下が達成可能であることを表す。なお、Nは1以上の整数である。Nを超える端末装置のPUSCHが衝突した場合、復号できないため、衝突した端末装置は再送が指示される。図5は送信タイミングT1、T2における衝突の一例を示している。基地局装置はN=2までの衝突であれば復号可能であると仮定する。送信タイミングT1において、端末装置1、端末装置2、端末装置3のPUSCHが衝突したとする。今、N=2を仮定しているため、基地局装置は復号できない。送信タイミングT2において、端末装置1が再送し、端末装置4のPUSCHと衝突したとする。送信タイミングT2では、衝突数は2であるため、基地局装置は端末装置1のPUSCHを復号できる。基地局装置は送信タイミングT1の受信信号を記憶しておき、送信タイミングT2で復号できた端末装置1のPUSCHを送信タイミングT1の受信信号からキャンセルする。端末装置1のPUSCHをキャンセルした後、送信タイミングT1の受信信号は、端末装置2と端末装置3のPUSCHとなり、衝突数は2となる。従って、基地局装置は端末装置2のPUSCHと端末装置3のPUSCHは復号可能となる。端末装置2と端末装置3は、再送しなくても復号されることになり、送信信号が正しく受信されるまでの遅延時間が低減される。なお、再送時に同じ端末装置が衝突することを回避するため、各端末装置はランダムバックオフ期間(コンテンションウィンドウ)の待機後に再送してもよい。ランダムバックオフ期間(コンテンションウィンドウ)の最大値は上位層の信号で設定される。なお、ランダムバックオフ期間の最大値が設定されていない場合、端末装置は、ランダムバックオフ期間は考慮しなくてよい。
遅延時間を低減するためには、再送時の衝突確率を低減することが望ましい。例えば、基地局装置は、端末装置毎に再送時に送信可能な無線リソースを制限することができる。なお、以降の実施形態ではリソース割当ての単位をスロットとして説明するが、本発明はこれに限らず、1又は複数のOFDMシンボル単位、サブバンド単位等の別の単位でのリソース割当も可能である。例えば3N個の端末装置のPUSCHが衝突した場合、N個の端末装置1から端末装置Nを優先端末装置として設定し、優先端末装置はm mod M=0となるスロット番号mで送信するように制御される。ただし、Mは2以上の整数であり、優先端末装置が割当てられるスロットの周期(間隔)を表す。また、modは剰余演算子である。また、残りの2N個の端末装置は、前記スロット番号m以外のスロットで送信するように制御される。このとき、優先端末装置は復号可能な衝突数Nとなるように制御されるため、復号後に以前の受信信号からキャンセルすれば、他の端末装置を復号できる可能性を高めることができる。なお、優先端末装置となった端末装置は、ランダムバックオフ期間の最大値が設定されている場合であっても、ランダムバックオフ期間は考慮しなくてもよい。なお、初送の端末装置に対して、優先端末装置を指示してもよい。
基地局装置は、PUSCHを正しく復号できたか否かを知らせるために、端末装置にACK/NACKを送信する。基地局装置は、端末装置にNACKを送信する際に、優先端末装置か否かを指示することができる。基地局装置は、ACK/NACKと優先端末装置か否かを示す情報を含めてPDCCHを送信することができる。このとき端末装置は、優先端末装置であるか否かを示す情報によって、自身が優先端末装置か否かを知ることができる。また、優先端末装置が送信可能なスロットmとスロットの周期(間隔)Mは、ACK/NACKを送信するPDCCHに含めて送信されても良いし、上位層の信号で設定されても良い。
また、基地局装置は、端末装置の再送時に、スロット毎にアクセス制限を設定することが可能である。例えば、スロット1、スロット2、スロット3があると仮定し、基地局装置は、スロット1では全端末が再送可能、スロット2では偶数IDを持つ端末装置が再送
可能、スロット3では奇数IDを持つ端末装置が再送可能と制御することができる。スロット番号と再送可能な端末装置の関連付けは上位層の信号で設定される。スロット1に比べ、スロット2、スロット3は確率的に端末装置の衝突数は下がるため、復号できる確率は上がる。従って、干渉キャンセルにより、復号可能となる端末装置を増加させることができる。
HARQのため、符号化ビットをリダンダンシーバージョン(Redundancy Version;RV)によって定められる開始位置から所定数のビットを読み出して、送信する。図6はリダンダンシーバージョン数をRV0、RV1、RV2、及びRV3の4個としたときのサーキュラーバッファの例を示す。図6の斜線で塗りつぶした領域は情報ビットを示し、白抜きのエリアはパリティビットを示す。例えば、RV0は情報ビットの先頭から所定数のビットを読み出す。また、パリティビットの最後まで読みだしたときに、所定数に満たない場合は、残りのビットは情報ビット先頭から読み出す。異なるRVの信号を受信して合成した場合、符号化率を下げる効果が得られる。同じRVの信号を受信して合成した場合、受信品質を上げる効果が得られる。基地局装置は、再送時に適用するRVの順番を端末装置に設定することができる。RVの順番は、再送回数が4の場合、例えば、[RV0, RV2, RV3, RV1]、[RV0, RV3, RV0, RV3]、又は[RV0, RV0, RV0, RV0]とすることができる。ただし、情報ビット、例えばRV0の信号、を受信できていないと、誤り訂正復号はできない。そのため、RV0で生成したPUSCHを送信し、NACKを受信した場合、端末装置はRV0で生成したPUSCHを再送する。また、基地局装置がNACKを送信するとき、再送のRVを指示してもよい。再送のRVは、RVのインデックス(例えば0から3)を指示してもよい。また、基地局装置は、再送時のRVの順番が設定されている場合、前の送信と同じRVを適用するか次のRVを適用するかを指示してもよい。例えば、RVの順番が[RV0, RV2, RV3, RV1]で前の送信がRV0のとき、前の送信と同じRV0又は次のRV2のいずれかが指示される。
一般に、ACK/NACKは情報が送信されたときに、その情報が正しく復号できたか否かを示すものである。本実施形態では、端末装置が送信したPUSCHへの応答として、基地局装置はACK/NACKを送信する。端末装置は、送信したPUSCHに対する応答としてNACKを受信した場合、PUSCHを再送する。基地局装置の干渉キャンセルによって正しく復号されたとしても、端末装置が知らなければ、端末装置はPUSCHを再送してしまう。正しく復号されたPUSCHの再送は不必要であり、衝突確率を増加させてしまう。そのため、干渉キャンセルによって正しく復号できた場合、端末装置の再送を止めることが望ましい。基地局装置は、干渉キャンセルによって正しく復号できた端末装置に対して、ACKを送信する。端末装置は、PUSCH送信に対してNACKを受信していた場合、PDCCHをモニタしておき、再送するまでにACKを受信した場合、NACKを受信していたPUSCHの再送を止める。
信頼性を高めるため、端末装置は同じデータを繰返し送信することができる。図7は端末装置1(UE1)、端末装置2(UE2)、及び端末装置3(UE3)が送信期間内で4回の繰り返し送信する例を示している。なお、1回の送信単位はスロットと仮定するがこれに制限されない。また、繰り返し送信の先頭スロットの衝突確率を下げるため、繰り返し送信の先頭スロットは端末装置ごとにランダムになるように制御される。図7の例では、端末装置1のオフセットは0、端末装置2のオフセットは2スロット、端末装置3のオフセットは1スロットとなった例である。ここで、N=2までの衝突で復号可能と仮定すると、端末装置1は2回目(スロット1)の繰り返し送信までは衝突数が2であり、基地局装置は2回目の繰り返し送信までに復号できれば、以降の繰り返し送信は干渉キャンセル可能であり、衝突数を減らすことができる。また、端末装置2は1回目(スロット2)と2回目(スロット3)の繰り返し送信で、端末装置1と端末装置3が復号できなかった場合、衝突数は3となり復号不可となる。しかし、端末装置2の3回目(スロット4)と4回目(スロット5)の衝突数は2以下となるため、復号可能となる。このとき、端末装置2のPUSCHを干渉キャンセルすれば、端末装置1と端末装置3は復号できるようになる可能性が高まる。基地局装置は、送信期間の先頭スロットを示す情報、送信機関の長さ(スロット長)、先頭スロットからのオフセットの最大値、繰り返し回数の一部又は全部を設定する。先頭スロットからのオフセットの最大値は、端末装置が繰り返し送信する先頭スロットをランダムに決めるために用いられる。端末装置は、0から先頭スロットからのオフセットの最大値以下の間でランダムに決めた値を繰り返し送信の先頭スロットと決定することができる。
なお、繰返し送信の結果、NACKを受信した場合、端末装置は再送する。再送時の繰返し送信の先頭スロットは、再度ランダムに決定する。また、基地局装置は、繰返し送信を適用する場合、再送時のアクセス制限を設定することが可能である。例えば、基地局装置は、優先端末装置が送信可能な送信期間を設定しても良い。送信期間の先頭スロットインデックスをmとし、m mod M=0となる場合、優先端末装置はその送信期間で送信可能である。m mod M=0以外の場合、優先端末装置以外がその送信期間で送信可能となる。
なお、本実施形態に係る通信装置(基地局装置、端末装置)が使用する周波数バンドは、これまで説明してきたライセンスバンドやアンライセンスバンドには限らない。本実施形態が対象とする周波数バンドには、国や地域から特定サービスへの使用許可が与えられているにも関わらず、周波数間の混信を防ぐ等の目的により、実際には使われていないホワイトバンド(ホワイトスペース)と呼ばれる周波数バンド(例えば、テレビ放送用として割り当てられたものの、地域によっては使われていない周波数バンド)や、これまで特定の事業者に排他的に割り当てられていたものの、将来的に複数の事業者で共用することが見込まれる共用周波数バンド(ライセンス共有バンド)も含まれる。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリあるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明は、基地局装置、端末装置および通信方法に用いて好適である。
1A 基地局装置
2A 端末装置
100 送受信部
101 上位層処理部
102 制御部
103 送信部
104 受信部
105 送受信アンテナ
106 測定部
1011 無線リソース制御部
1012 スケジューリング部
1031 符号化部
1032 変調部
1033 下りリンク参照信号生成部
1034 多重部
1035 無線送信部
1041 無線受信部
1042 多重分離部
1043 復調部
1044 復号部
200 送受信部
201 上位層処理部
202 制御部
203 送信部
204 受信部
205 測定部
206 送受信アンテナ
2011 無線リソース制御部
2012 スケジューリング情報解釈部
2031 符号化部
2032 変調部
2033 上りリンク参照信号生成部
2034 多重部
2035 無線送信部
2041 無線受信部
2042 多重分離部
2043 信号検出部

Claims (9)

  1. 任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定される上位層処理部と、
    前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を送信する送信部と、
    前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信する受信部と、を備え、
    前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、
    前記PDCCHでNACKを受信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信が制限される、
    端末装置。
  2. 前記第1の無線リソースは、リソース番号及び周期によって定められ、
    前記第2の無線リソースは、前記第1の無線リソースとは異なる、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 端末装置の識別子によって、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方が選択される、
    請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記ACK/NACKでNACKを受信した場合、再送までの期間、前記PUSCHのACK/NACKをモニタする、
    請求項1に記載の端末装置。
  5. 任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定する上位層処理部と、
    端末装置から前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)の信号を受信する受信部と、
    前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記端末装置に送信する送信部と、を備え、
    前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、
    前記PDCCHでNACKを送信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信を制限する、
    基地局装置。
  6. 前記第1の無線リソースは、スロット番号及び周期によって定められ、
    前記第2の無線リソースは、前記第1の無線リソースとは異なる、
    請求項5に記載の基地局装置。
  7. 前記端末装置の識別子によって、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方が選択される、
    請求項5に記載の基地局装置。
  8. 基地局装置と通信する端末装置の通信方法であって、
    任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定されるステップと、
    前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を送信するステップと、
    前記PUSCHが正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信するステップと、を備え、
    前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、
    前記PDCCHでNACKを受信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信が制限される、
    通信方法。
  9. 端末装置と通信する基地局装置の通信方法であって、
    任意のタイミングで送信可能な無線リソースが設定するステップと、
    端末装置から前記無線リソースで上りリンク共有チャネル(PUSCH)を介して信号を受信するステップと、
    前記PUSCHの信号が正しく復号されたか否かを示すACK/NACKを含む信号を,下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記端末装置に送信するステップと、を備え、
    前記無線リソースは、第1の無線リソースと第2の無線リソースを含み、
    前記PDCCHでNACKを送信した場合、前記第1の無線リソース又は前記第2の無線リソースのいずれか一方の通信を制限する、
    通信方法。
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