JP2022115645A - 制御装置及びシステム - Google Patents

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宣嗣 宮澤
Nobutsugu Miyazawa
孝介 原
Kosuke Hara
道太郎 臼井
Michitaro Usui
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Abstract

【課題】スペースの利用効率の低下を招くことなく、教示時に想定されていなかった状況が発生しても危険を回避することが可能なロボットの制御装置を提供する。【解決手段】軌跡情報取得部が、教示により与えられた可動アームの移動軌跡を示す軌跡情報を取得する 。許容範囲決定部が、軌跡情報取得部で取得した軌跡情報から、可動アームの移動許容範囲を決定する。移動範囲制限部が、許容範囲決定部で決定された移動許容範囲内に、可動アームの移動範囲を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置及びシステムに関する。
産業用ロボットや協働ロボット等の可動アームを持つロボットを使用して、人間が行う作業を自動化する際に、ロボットが行うべき動作を教示する必要がある。ロボットは、教示された動作に基づいて模倣学習を行う。例えば、教示された動作に基づいて深層学習モデルを構築する(特許文献1等参照)。ロボットは、構築された深層学習モデルに基づいて可動アームの動作計画、例えば可動アーム先端の動作経路を決定し、決定された動作経路に基づいて可動アームを動作させる。これにより、教示された動作を再現することができる。
特開2020-110920号公報
教示時に想定されていなかった状況が発生すると、可動アームが想定外の動作をする可能性がある。例えば、可動アームが何らかの原因で緊急停止し、停止位置から動作を再開する場合に、可動アームが想定外の動作をする可能性がある。例えば、可動アーム停止前の動作データが消失し、リスタート時の開始点が停止時の位置とは異なる状態から移動しようとする場合や、復帰前動作を中止して原点復帰を行う場合に、意図しない経路にそって動作する場合がある。また、模倣学習等の機械学習によってロボットの可動アームの移動経路を生成する場合には、教示された入力と異なる入力が与えられると、意図しない移動経路が生成されることがある。例えば、対象物Aを含む画像から移動経路Bを生成することを学習させたロボットに、教示された対象物Aとは異なる対象物Cを含む画像が入力された際、意図しない経路で可動アームが移動する場合がある(例えば、S. Levine et. al., End-to-End Trading of Deep Visuomotor Policies, 2016参照)。可動アームが想定外の動作を行った場合でも、可動アームが作業者や他の装置と衝突する危険を回避するために、可動アームが移動する可能性のある範囲を立ち入り禁止にすることが好ましい。さらに、この範囲内に他の装置を設置しないようにすることが好ましい。このため、工場内のスペースの利用効率が低下してしまう。
本発明の目的は、スペースの利用効率の低下を招くことなく、教示時に想定されていなかった状況が発生しても危険を回避することが可能なロボットの制御装置及びシステムを提供することである。
本発明の一観点によると、
教示により与えられた可動アームの移動軌跡を示す軌跡情報を取得する軌跡情報取得部と、
前記軌跡情報取得部で取得した軌跡情報から、前記可動アームの移動許容範囲を決定する許容範囲決定部と、
前記許容範囲決定部で決定された移動許容範囲内に、前記可動アームの移動範囲を制限する移動範囲制限部と
を備えた制御装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
教示により与えられた可動アームの移動軌跡を示す軌跡情報を、作業機械から受信する軌跡情報受信部と、
前記軌跡情報受信部で受信された軌跡情報から、前記可動アームの移動許容範囲を決定する許容範囲決定部と、
前記許容範囲決定部で決定された移動許容範囲内に、前記可動アームの移動範囲を制限する条件下で前記可動アームの移動経路を決定する移動範囲制限部と、
前記移動範囲制限部で決定された移動経路を示す情報を前記作業機械に送信する移動経路送信部と
を備えたシステムが提供される。
教示時に想定されていなかった状況が発生しても、可動アームの移動範囲が移動許容範囲に収まる。このため、移動許容範囲を立ち入り禁止区域等とすればよい。移動許容範囲は、可動アームが移動可能な全範囲より狭いため、スペースの利用効率の低下を招くことなく、危険を回避することが可能である。
図1は、一実施例による制御装置の機能を示すブロック図である。 図2Aは、移動許容範囲の一例を示す平面図であり、図2Bは、可動アームの旋回中心軸を含む断面図である。 図3は、移動範囲制限部及びアーム制御部が行う処理を示すフローチャートである。 図4Aは、可動アームのエンドエフェクタの移動経路の候補の一例を示す平面図であり、図4Bは、可動アームの旋回中心軸を含む断面図である。 図5Aは、可動アームの移動可能な全範囲の一例を示す平面図であり、図5Bは、可動アームの旋回中心軸を含む断面図である。 図6は、他の実施例によるロボットの表示部に表示された画像を示す図である。 図7は、さらに他の実施例によるシステムのブロック図である。
図1~図5Bを参照して本発明の一実施例によるロボットの制御装置について説明する。
図1は、本実施例による制御装置10の機能を示すブロック図である。本実施例による制御装置10は可動アーム20の動作を制御する。可動アーム20は、例えば6自由度を持つ多関節型ロボットアームであり、ワーク、例えばボルトを収容箇所から取り出し、所定の位置まで移送するピッキング動作を行う。このロボットは、さらに入力部21、表示部22、及びカメラ23を備えている。
制御装置10は、軌跡情報取得部11、模倣学習部12、許容範囲決定部13、移動範囲制限部14、アーム制御部15、及びインタフェース部16を含む。軌跡情報取得部11、模倣学習部12、許容範囲決定部13、移動範囲制限部14、及びアーム制御部15の機能は、例えば中央処理ユニット(CPU)がプログラムを実行することにより実現される。インタフェース部16は、可動アーム20、入力部21、表示部22、カメラ23等と制御装置10との間でデータやコマンドの入出力を行う機能を持つ。
可動アーム20の各関節部にモータが設けられている。可動アーム20は、制御装置10により関節部のモータが駆動されることによって動作する。また、各関節部にはモータの回転角度を検知するエンコーダ、及び関節部に発生するトルクを検知するトルクセンサが設けられている。エンコーダ及びトルクセンサの検知結果が制御装置10に入力される。
可動アーム20の先端にエンドエフェクタ(作用部)20Aが取りつけられておる。エンドエフェクタ20Aは、ワークを把持することができる。なお、エンドエフェクタ20Aとして、加工工具等を取り付けてもよい。
入力部21は、教示作業中に作業者が操作して可動アーム20を動作させるための操作装置であり、ティーチングペンダントと呼ばれる。作業者が可動アーム20を直接操作して教示作業を行うことも可能である。このような教示方法はダイレクトティーチングと呼ばれる。入力部21は、操作装置の他に、キーボード、ポインティングデバイス等を含んでもよい。
表示部22は、制御装置10からの制御により、教示された情報、可動アーム20が移動することが許されている許容範囲等を図形で表示する。
カメラ23は、可動アーム20及びピックアップ対象物であるワークの収容箇所を撮像する。撮像された画像データが、制御装置10に入力される。
次に、制御装置10の各部の機能について説明する。
軌跡情報取得部11は、教示により与えられた可動アーム20の移動軌跡を示す軌跡情報を取得する。取得される軌跡情報には、複数の関節及びエンドエフェクタ20Aのそれぞれの移動軌跡を示す情報が含まれる。動作の教示には、例えば作業者が可動アーム20を直接動かす方法(ダイレクトティーチング)、可動アーム20の各軸の動きを一つずつ教示していく方法、遠隔で行う方法等を採用することができる。教示中における可動アーム20の各関節やエンドエフェクタ20Aの位置は、各関節部に取り付けられた角度センサの検知結果により求めることができる。
模倣学習部12は、撮像装置でワークを撮像した画像と、教示により与えられた可動アーム20の移動軌跡とを関連付けて記憶し機械学習を行う。機械学習として、例えば、ニューラルネットワークを用いた深層学習(ディープラーニング)の手法を用いることができる。模倣学習部12は、機械学習の結果を教示データとして記憶する。なお、撮像装置でワークを撮像した画像に代えて、ライダースキャナ、距離カメラ、ミリ波センサ等の各種センサによるワークの検知結果と、教示により与えられた可動アーム20の移動軌跡とを関連付けて記憶し機械学習を行ってもよい。
許容範囲決定部13は、軌跡情報取得部11で取得された軌跡情報から、可動アーム20の移動許容範囲を決定する。移動許容範囲は、例えば、教示中に与えられた複数の関節及びエンドエフェクタ20Aの移動軌跡の集合の凸包に基づいて決定される。凸包とは、与えられた集合を含む最小の凸集合である。本実施例においては、「与えられた集合」が、可動アーム20の複数の関節及びエンドエフェクタ20Aの軌跡を表す点集合に相当する。許容範囲決定部13は、複数の移動軌跡の集合から、この集合を包含する凸包を求めるアルゴリズムを適用することにより、自動的に移動許容範囲を決定する。ここで、「自動的に決定する」とは、ユーザの介入なしに決定することを意味する。
移動許容範囲は、一例として可動アーム20の移動軌跡の凸包に一致するように決定される。または、移動許容範囲を、可動アーム20の移動軌跡の凸包を包含するように決定してもよい。例えば、凸包の表面を外側に向かって所定の距離だけ移動させた面を、移動許容範囲の表面としてもよい。その他に、教示中に与えられた移動軌跡の集合を包含するように配置された少なくとも1つのプリミティブ図形により移動許容範囲を定義してもよい。プリミティブ図形には、例えば立方体、直方体、球、円柱等が含まれる。許容範囲決定部13は、複数の移動軌跡の集合から、この集合を包含する少なくとも1つのプリミティブ図形からなる移動許容範囲を決定するアルゴリズムを適用することにより、自動的に移動許容範囲を決定する。
図2Aは、移動許容範囲の一例を示す平面図であり、図2Bは、可動アーム20の旋回中心軸を含む断面図である。基台25に可動アーム20の基部が取りつけられている。可動アーム20は、基台25に固定された旋回中心軸を中心として旋回する。さらに、可動アーム20は、基台25を基準として屈伸することにより、三次元空間内で姿勢を変化させる。教示中のエンドエフェクタ20Aの移動軌跡31の一例を、図2Aに曲線で示す。
教示中におけるエンドエフェクタ20Aの移動軌跡31、その他の関節の移動軌跡の凸包に基づいて、移動許容範囲30が決定される。移動許容範囲30の平面視における形状は、例えば図2Aに示すように、旋回中心の近傍に中心角を持つ扇形になる。垂直断面の形状は、例えば図2Bに示すように、水平方向と鉛直方向に平行な辺を持つ長方形の一つの角を三角形状に切り落とした五角形になる。三角形状に切り落とす角は、可動アーム20の基部に対して対角の位置の角である。なお、図2A及び図2Bに示した移動許容範囲30の形状は一例であり、移動許容範囲30はその他の種々の形状を取り得る。
許容範囲決定部13(図1)は、決定された移動許容範囲30と、可動アーム20とを、両者の位置関係を認識できるように表示部22に図形で表示する。作業者は、表示部22を見て、現在設定されている移動許容範囲30の位置、形状、及び大きさに関する情報を得ることができる。
移動範囲制限部14は、カメラ23で取得された画像データと、模倣学習の結果とから、可動アーム20の移動経路を決定する。アーム制御部15は、移動範囲制限部14によって決定された移動経路に沿って可動アーム20を動作させる。より具体的には、移動経路上の座標から、可動アーム20の各関節を駆動するモータの回転角度を求め、各モータを駆動する。
図3は、移動範囲制限部14及びアーム制御部15が行う処理を示すフローチャートである。まず、移動範囲制限部14が、カメラ23でワークを撮像して得られた画像データを取得する(ステップS1)。取得した画像データ、及び模倣学習部12(図1)によって構築された学習モデルに基づいて、可動アーム20の移動経路の候補を決定する(ステップS2)。
移動範囲制限部14は、移動経路の候補が、許容範囲決定部13(図1)で決定された移動許容範囲30(図2A、図2B)に収まっているか否かを判定する(ステップS3)。一例として、候補として挙げられた移動経路は、エンドエフェクタ20Aの移動経路である。エンドエフェクタ20Aがこの移動経路に沿って移動するときの、エンドエフェクタ20A及び複数の関節のすべての位置が、移動許容範囲30に収まっている場合に、移動経路の候補が移動許容範囲30に収まっていると判定される。エンドエフェクタ20A及び複数の関節のうち少なくとも一つの位置が、移動許容範囲30の外まではみ出す場合には、移動経路の候補が移動許容範囲30に収まっていないと判定される。
移動経路の候補が移動許容範囲30に収まっていない場合、移動経路の他の候補があるか否かを判定する(ステップS4)。移動経路の他の候補がある場合には、他の候補を移動経路の候補として採用する(ステップS2)。移動経路の他の候補がない場合には、エラーを発出して処理を停止する(ステップS5)。すなわち、移動範囲制限部14は、可動アーム20の移動範囲を移動許容範囲30に制限する条件下で、可動アーム20の移動経路を決定する機能を持つ。エラーの発出は、例えば表示部22にエラーメッセージを表示することにより行われる。
ステップS3において移動経路の候補が移動許容範囲30に収まっていると判定された場合は、アーム制御部15(図1)が、移動経路の候補に基づいて可動アーム20を動作させる(ステップS6)。これにより、ワークが収納箇所から取り出され、所定の位置まで移送される。未処理のワークが残っている場合には、ステップS1からの処理を繰り返す(ステップS7)。未処理のワークが残っていない場合には、処理を終了する。
次に、図4A~図5Bを参照して上記実施例の優れた効果について説明する。
図4Aは、可動アーム20のエンドエフェクタ20Aの移動経路の候補32の一例を示す平面図であり、図4Bは、可動アーム20の旋回中心軸を含む断面図である。移動経路の候補を求めるときの前提条件が、教示時に想定されていた条件と大きく異なる場合、移動経路の候補32が、想定されている経路から大きく外れ、移動許容範囲30に収まらない事態が生じ得る。この場合、上記実施例では、移動経路の候補32に沿って可動アーム20を動作させることはない。言い換えると、可動アーム20が移動許容範囲30を逸脱して動作する事態の発生を回避することができる。このため、作業者に対して移動許容範囲30への立ち入りを禁止することにより、可動アーム20と作業者との衝突を回避することができる。
図5Aは、可動アーム20の移動可能な全範囲33の一例を、実施例による方法で決定された移動許容範囲30(図2A、図2B)と比較して示す平面図であり、図5Bは、可動アーム20の旋回中心軸を含む断面図である。可動アーム20の基部を中心とし、可動アーム20の最長の長さを半径としたほぼ半円球状の領域が、可動アーム20の移動可能な全範囲33に相当する。可動アーム20の移動範囲を制限する機能が無い場合には、可動アーム20が図4A及び図4Bに示したような想定外の動作をした場合でも作業者と可動アーム20との衝突を回避するために、移動可能な全範囲33を立ち入り禁止区域として設定しておくことが好ましい。さらに、移動可能な全範囲33内に障害物、例えば壁面や天井等が配置されないように、ロボットを障害物から遠ざけることが好ましい。
これに対して上記実施例では、可動アーム20の移動範囲が移動許容範囲30に制限される。移動許容範囲30は、可動アーム20の移動可能な全範囲33(図5A、図5B)より狭い。このため、作業者の立ち入り禁止区域を小さくすることができる。さらに、移動可能な全範囲33の内部であっても、移動許容範囲30の外側であれば、障害物が配置されていてもよい。言い換えると、ロボットを障害物に近づけて設置することができる。例えば、工場内のある場所の天井が、可動アーム20の移動可能な全範囲33の頂上部より低くても、移動許容範囲30より高い場合には、その場所にロボットを設置することができる。このため、工場内のスペースを有効利用することができる。
また、上記実施例では、移動許容範囲30を固定的に立ち入り禁止区域として設定しておけば、可動アーム20の近傍に作業者が立ち入ったことを検知するためのセンサ等を配置することなく、作業者と可動アーム20との衝突を回避することができる。
移動許容範囲30を、すくなくとも1つのプリミティブな図形で定義すると、ステップS3において移動経路の候補が移動許容範囲30(図2A、図2B)に収まっているか否かの判定を行うときの計算量を削減することができる。
次に、図6を参照して、他の実施例によるロボットの制御装置について説明する。以下、図1~図5Bを参照して説明した実施例と共通の構成については説明を省略する。本実施例においては、許容範囲決定部13(図1)によって決定された移動許容範囲30(図2A、図2B)をユーザが修正することが可能である。
図6は、表示部22(図1)に表示された画像を示す図である。許容範囲決定部13が、教示中の可動アーム20の移動軌跡に基づいて、現時点で決定されている移動許容範囲30Aと、可動アーム20とを、両者の位置関係を把握できるように表示部22に表示させる。例えば、移動許容範囲30Aと可動アーム20との平面視における位置関係(図6の左側の図)と、鉛直断面における位置関係(図6の右側の図)とが表示される。
ユーザは、ポインティングデバイス等の入力部21を操作して、移動許容範囲30Aを修正して修正後の移動許容範囲30Bを新たに設定することができる。この修正は、例えば、移動許容範囲30Aの外周線をドラッグすることにより行うことができる。図6では、修正前の移動許容範囲30Aを、旋回中心軸を中心とした半径方向に引き延ばした例を示している。
ユーザが移動許容範囲30Aを修正した後、「許容範囲確定」ボタンをクリックまたはタップすると、許容範囲決定部13は、修正後の移動許容範囲30Bを、新たな移動許容範囲30として設定する。ユーザが「戻る」ボタンをクリックまたはタップすると、許容範囲決定部13は移動許容範囲30Aを修正することなく、修正手順を終了する。
次に、本実施例の優れた効果について説明する。
本実施例では、教示中の可動アーム20の移動軌跡に基づいて決定された移動許容範囲30Aを、可動アーム20の周囲の状況に応じてユーザが修正することができる。例えば、修正前の移動許容範囲30Aよりも広い領域が、立ち入り禁止領域として確保されている場合は、教示中の可動アーム20の移動軌跡に基づいて決定された移動許容範囲30Aより広い範囲を移動許容範囲30Bとして設定してもよい。また、可動アーム20が設置されている工場の天井が十分高く、可動アーム20を上方に最大限まで伸ばしても天井まで届かない場合には、移動許容範囲30Bの高さ方向の制限を取り除いてもよい。
移動許容範囲30を広くすると、ステップS3(図3)の判定処理において移動経路の候補が移動許容範囲30に収まっている確率が高くなる。これにより、移動経路の候補を再探索する頻度を少なくすることができる。また、エラーの発出頻度が減少するという優れた効果が得られる。
逆に、可動アーム20の近傍に、新たに他の装置を設置した場合には、可動アーム20が新たに設置された装置に衝突しないように、移動許容範囲30を狭めることができる。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
上記実施例では、制御対象が協働ロボットの可動アーム20(図1)であるが、他の可動アームを制御対象としてもよい。例えば、自動操縦ショベルのブーム、アーム、及びアタッチメント(作用部)を制御対象としてもよい。この場合、ブーム、アーム、及びアタッチメントが、上記実施例の可動アーム20に相当する。
次に、図7を参照して、さらに他の実施例によるロボットを制御するシステムについて説明する。以下、図1~図6を参照して説明した実施例と共通の構成については説明を省略する。
図7は、本実施例によるシステムのブロック図である。本実施例によるシステムは、可動アーム20及び制御装置10を含む複数のロボット40、LAN等のネットワーク60、及び制御サーバ50を含む。複数のロボット40がネットワーク60を介して制御サーバ50に接続されている。図1に示した実施例による制御装置10の一部の機能が制御サーバ50で実現される。制御装置10と制御サーバ50とは、ネットワーク60を介して種々のコマンドやデータの送受信を行う機能を有する。
ロボット40の各々の制御装置10は、軌跡情報取得部11、アーム制御部15、及びインタフェース部16を含む。軌跡情報取得部11、アーム制御部15、及びインタフェース部16の機能は、それぞれ図1に示した実施例による制御装置10の軌跡情報取得部11、アーム制御部15、及びインタフェース部16の機能と同一である。
制御サーバ50は、軌跡情報受信部51、模倣学習部52、許容範囲決定部53、移動範囲制限部54、移動経路送信部55、及び表示部56を含む。軌跡情報受信部51は、ロボット40の軌跡情報取得部11で取得された教示中の移動軌跡を示す軌跡情報を、ネットワーク60を介して受信する。模倣学習部52、許容範囲決定部53、移動範囲制限部54、及び表示部56の機能は、それぞれ制御装置10の模倣学習部12、許容範囲決定部13、移動範囲制限部14、及びロボット40の表示部22の機能と同一である。
すなわち、移動範囲制限部54は、図3に示したフローチャートのステップS1からステップS5までの手順を実行する。なお、ステップS1において、ロボット40のカメラ23で撮像された画像データを取得する。ステップS3において、移動経路の候補が移動許容範囲に収まっていると判定された場合には、移動経路送信部55が、ネットワーク60を介して制御装置10のアーム制御部15に移動経路の候補を示す情報を送信する。アーム制御部15は、受信した移動経路の候補を示す情報に基づいて可動アーム20を制御する。
次に、図7に示した実施例の優れた効果について説明する。
図7に示した実施例においても、図1~図5Bに示した実施例と同様に、工場内のスペースを有効利用することが可能である。
次に、上記実施例の変形例について説明する。制御サーバ50が、図7に示した実施例によるシステムのロボット40に代えて自動操縦ショベルを制御するシステムを構築することも可能である。すなわち、制御サーバ50は、ロボット40、自動操縦ショベル等の作業機械の制御に用いるが可能である。また、制御装置10と制御サーバ50との機能分担は、図7に示した実施例に限定されない。例えば、制御装置10の一部の機能を制御サーバ50で実現してもよいし、制御サーバ50の機能の一部を制御装置10で実現してもよい。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 制御装置
11 軌跡情報取得部
12 模倣学習部
13 許容範囲決定部
14 移動範囲制限部
15 アーム制御部
16 インタフェース部
20 可動アーム
20A エンドエフェクタ
21 入力部
22 表示部
23 カメラ
25 基台
30 移動許容範囲
30A 修正前の移動許容範囲
30B 修正後の移動許容範囲
31 教示中の移動軌跡
32 移動経路の候補
33 可動アームの移動可能な全範囲
40 ロボット
50 制御サーバ
51 軌跡情報受信部
52 模倣学習部
53 許容範囲決定部
54 移動範囲制限部
55 移動経路制限部
56 表示部
60 ネットワーク

Claims (8)

  1. 教示により与えられた可動アームの移動軌跡を示す軌跡情報を取得する軌跡情報取得部と、
    前記軌跡情報取得部で取得した軌跡情報から、前記可動アームの移動許容範囲を決定する許容範囲決定部と、
    前記許容範囲決定部で決定された移動許容範囲内に、前記可動アームの移動範囲を制限する移動範囲制限部と
    を備えた制御装置。
  2. 前記可動アームは、少なくとも1つの関節と、先端に位置する作用部とを含み、
    前記許容範囲決定部は、前記作用部及び前記関節のそれぞれの移動軌跡の集合に対して移動許容範囲を決定する請求項1に記載の制御装置。
  3. さらに、表示部を備え、
    前記許容範囲決定部は、決定した移動許容範囲を示す情報を前記表示部に表示する請求項1または2に記載の制御装置。
  4. さらに、ユーザが操作する入力部を備え、
    前記許容範囲決定部は、ユーザが前記入力部を操作して、現時点で決定されている移動許容範囲を修正すると、修正後の範囲を、新たに移動許容範囲として決定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記許容範囲決定部は、
    教示により与えられた移動軌跡の凸包に基づいて移動許容範囲を決定するか、または教示により与えられた移動軌跡を包含する少なくとも1つのプリミティブ図形で移動許容範囲を決定する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記許容範囲決定部は、ユーザの介入なしに移動許容範囲を決定する請求項5に記載の制御装置。
  7. 対象物を検知するセンサによる検知結果と、教示により与えられた可動アームの移動軌跡とを関連付けて機械学習を行う模倣学習部を、さらに備えた請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 教示により与えられた可動アームの移動軌跡を示す軌跡情報を、作業機械から受信する軌跡情報受信部と、
    前記軌跡情報受信部で受信された軌跡情報から、前記可動アームの移動許容範囲を決定する許容範囲決定部と、
    前記許容範囲決定部で決定された移動許容範囲内に、前記可動アームの移動範囲を制限する条件下で前記可動アームの移動経路を決定する移動範囲制限部と、
    前記移動範囲制限部で決定された移動経路を示す情報を前記作業機械に送信する移動経路送信部と
    を備えたシステム。
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