JP2022114384A - 画像処理装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像データの色空間をより適切な色変換処理によって変換すること。【解決手段】変換手段は、特定手段が特定した色空間が、画像処理装置が画像データの取得前からあらかじめ保持している情報に対応する所定の色空間である場合、取得された所定の情報に、取得された画像データの色空間を他の色空間に変換するための色変換情報が含まれている場合であっても、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いず、前記画像処理装置が前記画像データを取得する前からあらかじめ保持している情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換する。【選択図】図4

Description

本開示は、画像処理装置、制御方法、およびプログラムに関する。
プリンタが入力画像に基づき印刷を行う場合、入力画像の色空間をプリンタが再現可能な色空間に変換する色変換処理が実行される。
特許文献1には、画像データに関連付けられたICCプロファイルを検索することができた場合、ICCプロファイルを用いて、その画像データの色変換処理を実行する方法が開示されている。
特開2005-252462号公報
ところで、画像データの色空間を変換する装置が普及するにつて、画像データの色空間をより適切な色変換処理によって変換することが要望されている。
本開示の技術は、画像データの色空間をより適切な色変換処理によって変換することを目的とする。
本開示の技術の画像処理装置は、画像データおよび前記画像データに関する所定の情報を取得する取得手段と、前記取得された画像データの色空間を、前記取得された前記所定の情報に基づき特定する特定手段と、前記取得された画像データの色空間を、出力色空間として設定されている色空間に変換する変換手段と、を有し、前記変換手段は、前記特定手段が特定した色空間が、前記画像処理装置が前記画像データの取得前からあらかじめ保持している情報に対応する所定の色空間である場合、前記取得された前記所定の情報に、前記取得された画像データの色空間を他の色空間に変換するための色変換情報が含まれている場合であっても、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いず、前記画像処理装置が前記画像データを取得する前からあらかじめ保持している情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換することを特徴とする。
本開示の技術によれば、画像データの色空間をより適切な色変換処理によって変換することができる。
プリンタの構成を表す図。 JPEGファイルの構成を表す図。 EXIF情報およびICCプロファイルを説明するための図。 色変換処理を示すフローチャート。 入力色空間の特定処理を示すフローチャート。 EXIF情報の内容を示す図。 ICCプロファイルの内容を示す図。 変換テーブルを説明するための図。 ICCプロファイルに基づく色変換式を説明するための図。
<実施形態1>
近年、デジタルカメラ、スマートフォン等の普及により、ユーザは手軽に写真や動画の撮影をすることができる。ユーザが撮影して得られた写真や動画はJPEGやTIFFなどの汎用画像データとして保存される。保存された画像データは、スマートフォン、パソコン等の画面上での表示、またはクラウドサービスで使用され、また、プリンタに送信されて印刷に使用される。スマートフォンの画面やパソコンのディスプレイの高画質化に伴い、画面に表示可能な画像の色域も拡大している。このため、デジタルカメラ、スマートフォン等で撮影して得られた画像データについても、広い色域を使用できるように様々な色空間で保存できるようになっている。例えば、従来からのsRGBの他に、AdobeRGB、Display-P3、DCI-P3等の広い色域を持つ色空間で画像データを保存することができるようになっている。
画像データが保存される際には、その画像データの色空間の情報についても画像データに付随して保存される。例えばJPEGのフォーマットの画像データであれば、付随情報である撮影情報に、色空間情報が含まれる。または、画像データの付随情報として画像データの色空間を規定したICCプロファイルが含まれている場合もある。なお付随情報は、画像データに関する情報であればよく、画像データに付随してない状態で取得されても良い。
プリンタが画像データに基づく画像の印刷を行う場合、その画像データの色空間をプリンタが再現可能な色空間に変換する色空間の変換処理(色変換処理)が実行される。例えば入力画像データの色空間がAdobeRGBで、プリンタの再現可能な出力色空間がsRGBであれば、AdobeRGBからsRGBへ変換する色変換処理が行われる。
本実施形態のプリンタには、所定の色空間(例えば、AdobeRGB)をプリンタの出力色空間に変換するための変換テーブルが記憶されている。このため、入力画像データの色空間がAdobeRGBであれば、その変換テーブルで色変換を行うことで速く色変換処理を行うことができる。本実施形態では、色変換処理を実行する前に、色変換処理を行う対象の画像の色空間を特定し、色空間が、プリンタの変換テーブルで色変換処理が可能な色空間であるかを判定する。プリンタの変換テーブルで色変換処理が可能な色空間である場合、画像データにICCプロファイルが付随している場合であっても、画像データに付随されているICCプロファイルを用いない。代わりに、プリンタの変換テーブルを用いて色変換を行うことで、適切に色変換処理を行う。
[ハードウエア構成]
以下、図面を参照しながら、本実施形態に関わる外部装置及びプリンタで構成されるシステムについて説明する。
図1は、本開示の技術の一形態であるプリンタ100の構成を示すブロック図である。プリンタ100は、CPU101、内部バス102、プログラムメモリ103,データメモリ104、読取制御部105、読取機構106、データ変換部108を有する。さらにプリンタ100は、記録制御部110、記録機構111、操作パネル115、メモリカード制御部116、インタフェース制御部118を有する。
CPU101は、内部バス102を介して接続されたプログラムメモリ103に格納された制御プログラム、およびデータメモリ104に読み出されたデータに基づき動作する。CPU101は、例えば、マイクロプロセッサで実現される。プログラムメモリ103は、ROM(Read Only Memor)形態のメモリであり、データメモリ104は、RAM(Random Access Memory)形態のメモリである。
CPU101がプログラムメモリ103に記憶されているプログラムコードをデータメモリ104に展開し実行することにより、プリンタ100は画像処理装置としても機能する。画像処理装置としての機能の一部または全部をASICや電子回路等のハードウエアで実現してもよい。
読取機構106は、不図示のイメージセンサを有する。読取機構106が、イメージセンサで原稿を読み取ることで原稿の画像データが生成される。CPU101は、読取制御部105を通じて読取機構106の動作を制御する。
データ変換部108は、データメモリ104から画像データを読み出して、印刷データに変換する。印刷データに変換する処理には、画像データの色空間を、プリンタが再現可能な色空間である出力色空間に変換する色変換処理が含まれる。データ変換部108は、ハードウエアや演算回路化により実現されてもよいし、CPU101がプログラムメモリ103に記憶されているプログラムコードをデータメモリ104に展開し実行することによりデータ変換部108の機能を実現してもよい。
記録機構111は、印刷データに基づき、用紙等の記録媒体上に画像を形成する記録動作を実現する。記録機構111による記録動作は、CPU101が、記録制御部110を通じて記録機構111を動作させることで実現される。なお、記録機構111は、通常の紙媒体への記録動作の他、コンパクトディスクやDVDなどのディスクメディアのラベル面へも印刷可能に構成されている。
データメモリ104には、読取バッファメモリ107、記録バッファメモリ109、画像メモリ112が設けられている。読取バッファメモリ107には、読取機構106が原稿を読み取ることで得られた画像データが記憶される。記録バッファメモリ109には、画像データから変換された印刷データが格納される。
画像メモリ112は、各種の画像データを一時的に記憶することができる。また編集された画像データも記憶することができる。画像メモリ112に記憶された画像データは、読み出されてデータ変換部108によって印刷データに変換され、記録機構111が印刷データを用いて記録動作を行うことができる。このため、プリンタ100は、写真画像等の印刷も行うことができる。
データメモリ104に設けられた読取バッファメモリ107、記録バッファメモリ109、および画像メモリ112は、CPU101の管理により、容量配分を変更することが可能である。CPU101は、動作モード、ユーザ設定などの状況に応じて各メモリの容量配分を動的に変更するよう制御することが可能である。
操作パネル115は、LED、LCD等で構成される表示部113および各種操作キー、タッチパネル等で構成される操作部114を有する。ユーザは操作部114を操作して各種入力を行うことができる。CPU101は、表示部113にプリンタ100の動作状況等を表示させる。CPU101は、表示部113を制御する表示制御部、及び操作部114からの入力を受け付ける操作制御部としても機能動作する。
メモリカード制御部116は、データを記憶する媒体であるメモリカード117へのアクセスを制御し、メモリカード117に記憶されている画像データなどを読み書きする。メモリカード117から読み出された画像データは、画像メモリ112に格納された後、印刷データに変換することにより、記憶媒体へ印刷するために用いることができる。
インタフェース制御部118は、インタフェース119の通信制御を行い、外部に接続された外部装置120とデータの送受信を行うことができる。インタフェース119は、例えばWiFiやUSBである。外部装置120はPCやスマートフォンであり、プリンタ100は、外部装置120で生成された画像データを受信して、印刷データに変換することで、画像を記録媒体に印刷することができる。またこの他にも、プリンタ100は、外部装置としてデジタルカメラ等を接続し、デジタルカメラ等から写真画像データを読み出して画像メモリ112に記憶させる。そして、その写真画像データを印刷データに変換することで、写真画像を記録媒体に印刷することができる。なお外部装置が印刷データを送信する方法として、プリンタ100用のプリンタドライバを使わずに画像データを送信可能なOS標準搭載の通信プロトコル(以下、標準プロトコル)を利用して画像データを送信する方法がある。標準プロトコルは、例えば、IPP(Internet Printing Protocol)やWSD(Web Services on Devices)などである。またさらに、外部装置が画像データを送信する方法として、プリンタ100用のプリンタドライバを用いることにより、プリンタ100のベンダー独自の通信プロトコル(以下、独自プロトコル)を利用して画像データを送信する方法がある。以下では標準プロトコルが利用されて外部装置から印刷データが送信される形態について説明するが、独自プロトコルが利用されて外部装置から印刷データが送信された場合であっても同様の処理を実行してよい。
[画像ファイルの構成について]
図2は、JPEGファイルの構成を説明するための図である。JPEGファイルは外部装置120からプリンタ100に送信される画像ファイルの一例である。JPEGファイルに含まれる画像データはJPEG形式(フォーマット)の画像データ(JPEGデータ)である。
JPEGファイル200は、JPEGデータの付随情報を含むヘッダ部およびJPEGデータ203で構成される。ヘッダ部にはJPEGデータの付随情報としてEXIF情報201、入力用のICCプロファイル(以下、入力プロファイル)202が含まれるものとして本実施形態の説明を行う。実際のJPEGファイルには、EXIF情報201および入力プロファイル202の少なくとも一方が含まれていない場合もある。なお本実施形態において入力プロファイルとは、プリンタ100に送信される画像データの色空間(入力色空間)を標準色空間であるXYZ空間へ変換するためのICCプロファイルである。
図3は、EXIF情報および入力プロファイルを説明するための図である。図3(a)はEXIF情報に含まれる情報の一例であり、EXIF情報には、ColorSpace、ホワイトポイント、RGB光源、ガンマなどの情報が含まれている。図3(b)は、入力プロファイルの例であり、Descriptionタグの情報が含まれる。他にも、入力プロファイルには、JPEGデータの色空間から、XYZ色空間等の標準色空間へ色変換処理を行うための情報が含まれている。色変換処理を行うための色変換情報として、例えば、行列(マトリクス値)、ルックアップテーブルが含まれる。
[色変換処理について]
プリンタ100は外部装置120からJPEGファイルを受信して、受信したJPEGファイル200を画像メモリ112に記憶する。CPU101は、記憶されたJPEGファイルの解凍処理を行う。そして、JPEGファイルに含まれる画像データであるJPEGデータの色空間をプリンタ100の出力色空間に変換する色変換処理を実行する。
出力色空間とは、プリンタ100が記録機構111を制御して再現可能な色域の色空間を示す。出力色空間は、例えばDeviceRGBやsRGB、AdobeRGBである。出力色空間は、例えば、プリンタ100が印刷対象として設定している印刷用紙(記録媒体)の種類に基づいて決定される。また、プリンタが実際に再現可能な色域はsRGBより広い場合がある。この場合、プリンタはsRGB空間を再現できるため、そのプリンタの出力色空間をsRGBと定めても構わない。色変換処理がされた後の画像データは、印刷データに変換され、記録機構111がその印刷データに基づき記録媒体に印刷を行う。
以下の説明では、JPEGデータを含むJPEGファイルを例に本実施形態の色変換処理の説明をするが、PNGやTIFF等の他の画像ファイルフォーマットを本実施形態に適用することも可能である。本実施形態の処理の対象となるデータは画像ファイルフォーマットに限らず、PDLデータ内に含まれる画像データでもよい。
図4は、受信したJPEGファイルの色変換処理を説明するためのフローチャートである。図4を用いて色変換処理の詳細を説明する。図4のフローチャートで示される一連の処理のうち、CPUによって行われる処理は、プリンタ100のCPU101がプログラムメモリ103に記憶されているプログラムコードをデータメモリ104に展開し実行することにより行われる。また、図4におけるステップの一部または全部の機能をASICまたは電子回路等のハードウエアで実現してもよい。なお、各処理の説明における記号「S」は、当該フローチャートにおけるステップであることを意味し、以後のフローチャートにおいても同様とする。なお本フローチャートの処理は、出力色空間がsRGBとして設定されている状態における処理であるものとする。
S401においてCPU101は、外部装置120から受信したJPEGファイルの解凍処理をして、解凍処理されたJPEGファイルを取得する。JPEGファイルは、図2に示すように、JPEGデータの付随情報が含まれるため、本ステップでは、JPEGデータの付随情報が取得されることになる。
S402においてCPU101は、JPEGデータの付随情報にEXIF情報が含まれるかを判定する。EXIF情報が含まれる場合(S402がYES)、S403においてCPU101は、EXIF情報に含まれる情報を取得する。EXIF情報が含まれない場合(S402がNO)、S403をスキップしてS404に進む。
S404においてCPU101は、JPEGデータの付随情報に入力プロファイルが含まれるかを判定する。入力プロファイルが含まれる場合(S404がYES)、S405においてCPU101は、入力プロファイルを取得する。入力プロファイルが含まれない場合(S404がNO)、S405をスキップしてS406に進む。
S406においてCPU101は、S401で取得したJPEGファイルに含まれるJPEGデータの色空間(入力色空間)を特定する。
本実施形態のプリンタ100は、所定の色空間をプリンタ100の出力色空間に変換するための変換テーブルを記憶している。このため、JPEGデータに入力プロファイルが付随している場合であっても、JPEGデータの色空間が所定の色空間である場合は、プリンタの変換テーブルで色変換処理をした方が好ましい。このため、色変換処理の前にJPEGデータの色空間を決定する処理が行われる。本実施形態では、プリンタ100には、AdobeRGBをプリンタの出力色空間に変換する変換テーブルが記憶されているものとして説明する。S406におけるJPEGデータの色空間の特定処理の詳細については後述する。
S407においてCPU101は、S406で特定された入力色空間がAdobeRGBか否かの判定を行う。本実施形態のプリンタは前述したように、AdobeRGBを出力色空間に変換する変換テーブルを記憶しているため、JPEGデータの色空間がAdobeRGBであれば、プリンタ100が記憶している変換テーブルで色変換処理を行うことができる。このため本ステップで、JPEGデータの色空間が、プリンタ100の変換テーブルで色変換処理が可能な色空間であるかを判定する。
色変換処理とは、入力色空間として特定された色空間を出力色空間として設定されている色空間に変換する処理である。そのため、入力色空間がAdobeRGBの場合(S407がYES)、AdobeRGBを、出力色空間として設定されている色空間へ変換するための色変換処理(AdobeRGB処理とよぶ)が選択される。なお本実施形態では、AdobeRGB処理は、取得された入力プロファイル及び後述の出力プロファイルは用いられずに実行される色変換処理である。すなわち、AdobeRGB処理は、いずれのICCプロファイルも用いられずに実行される色変換処理であり、プリンタ100が画像データ受信前からあらかじめ保持している変換テーブルが用いられて実行される色変換処理である。なお本実施形態では、プリンタ100は、取得された入力プロファイルを用いて色変換処理を実行する手段も有している。しかし本実施形態では、ここではプリンタ100は、当該手段による色変換は行わず、上記変換テーブルを用いて色変換を実行する手段によって色変換を行う。
このためS408において、CPU101は、JPEGデータをデータ変換部108に出力し、データ変換部108はJPEGデータをAdobeRGB処理する。本ステップの詳細は後述する。
一方、入力色空間がAdobeRGBでない場合(S407がNO)、S409においてCPU101は、入力色空間がプリンタの出力色空間として設定されている色空間か否かの判定を行う。本フローチャートでは、プリンタの出力色空間はsRGBである。このため、本ステップでは入力色空間がsRGBであるかを判定する。
入力色空間がsRGBの場合(S409がYES)、CPU101は、sRGBを、出力色空間として設定されている色空間へ変換する色変換処理(sRGB処理とよぶ)を選択して、JPEGデータをデータ変換部108に出力する。なお本実施形態では、sRGB処理は、AdobeRGB処理と同様、取得された入力プロファイル及び後述の出力プロファイルは用いられずに実行される色変換処理である。すなわち、sRGB処理は、いずれのICCプロファイルも用いられずに実行される色変換処理であり、プリンタ100が画像データ受信前からあらかじめ保持している変換テーブルが用いられて実行される色変換処理である。ただし、本実施形態ではsRGBはプリンタの出力色空間であることから、sRGB処理が選択された場合、本フローチャートのなかでは、データ変換部108はJPEGデータの色変換処理を行わない。このためsRGB処理が選択された場合は、本フローチャートのなかでは、色変換処理はスキップされる。このように、JPEGデータの色空間がプリンタの出力色空間として設定されている色空間である場合もある。このため、色変換処理を行う前に画像データの色空間を特定することで、本来であれば不要であった色変換処理が実行されないようにすることができる。
入力色空間がsRGBではないと判定された場合(S409がNO)、S410に進む。なおS409がNOとなる場合とは具体的には、入力色空間がDisplay-P3や、DCI-P3である場合等である。S410においてCPU101は、JPEGファイルに含まれる入力プロファイルを取得したかの判定を行う。本ステップの処理は、S404の同様に処理してよい。
入力プロファイルを取得した場合(S410がYES)、S411においてCPU101は、プリンタ100が画像データ取得前からあらかじめ保持している出力プロファイルをプリンタ100のメモリから取得する。この出力プロファイルは、標準色空間であるXYZ色空間からプリンタ100の出力色空間として設定されている色空間へ変換を行うためのICCプロファイルである。本フローチャートでは、出力色空間として設定されている色空間はsRGBであるため、標準色空間であるXYZ色空間からsRGBへ変換を行うためのICCプロファイルが出力プロファイルとして取得される。出力色空間が複数選択可能であれば、出力色空間を決定して、決定された出力色空間に変換するための出力プロファイルが取得される。
本実施形態では、入力色空間がsRGBでもAdobeRGBでもない場合は、ICCプロファイルに基づく(ICCプロファイルを用いた)色変換処理が実行される。そのためS412においてCPU101は、ICCプロファイルに基づく色変換処理の準備として、入力プロファイルおよび出力プロファイルに基づき、JPEGデータの色空間を出力色空間として設定されている色空間に変換する変換式の生成を行う。変換式については後述する。
S413ではICCプロファイルに基づく色変換処理が選択され、CPU101は、JPEGデータをデータ変換部108に出力する。データ変換部108はJPEGデータをS412で準備した変換式に基づき色変換処理をする。すなわちここでは、ICCプロファイルを用いた色変換処理が実行される。
そして、本フローチャートの終了後、データ変換部108は印刷データへの変換を行うことになる。具体的には、データ変換部108は、S408やS413によって色変換処理が行われた画像データや、S409-YESであったために本フローチャート中では色変換処理が行われなかった画像データの色空間を、DeviceRGBに変換する。このとき、DeviceRGBへの変換には、印刷対象の印刷用紙の種類に応じて異なる色変換マトリクスが用いられ、ICCプロファイルは用いられない。すなわち、本実施形態では、プリンタ100は、印刷用紙の種類毎にそれぞれ異なる色変換マトリクスを有している。そして、プリンタ100は、色空間がDeviceRGBに変換された後の画像データ(印刷データ)に基づいて、印刷を実行する。
データ変換部108による色変換処理は画像の全ての画素に対して実行されることは言うまでもない。以上が本実施形態における色変換処理である。
なお、上述では、出力色空間がsRGBとして設定されている状態における処理を説明した。なお例えば、出力色空間がAdobeRGBとして設定されている状態における処理では、S407-YESの後に、色変換処理はスキップされる。そして、S409-YESの後には、JPEGデータをデータ変換部108に出力し、データ変換部108はJPEGデータをsRGB処理する。すなわち、本実施形態では、入力色空間として特定された色空間が、出力色空間として設定されている色空間と同一であれば、色変換処理はスキップされる。そして、入力色空間として特定された色空間が、出力色空間として設定されている色空間と同一でなければ、入力色空間として特定された色空間を出力色空間として設定されている色空間に変換する色変換処理が実行される。なお、S409-NOの後の処理は、出力色空間がsRGBとして設定されている状態における処理と同様である。
また、出力色空間がsRGBでもAdobeRGBでもない色空間(例えば、DeviceRGB)として設定されている状態がある。この場合は、入力色空間として特定された色空間が、出力色空間として設定されている色空間と同一となることはない。そのため、上述の場合は、S407-YESの後にも、S409-YESの後にも、入力色空間として特定された色空間を出力色空間として設定されている色空間に変換する色変換処理が実行される。また、S409-NOの後の処理は、出力色空間がsRGBとして設定されている状態における処理と同様である。すなわち、上述の場合は、入力色空間として特定された色空間がいずれであっても色変換処理が実行されることとなる。
また上述では、プリンタ100にはAdobeRGBからsRGBへ変換するための変換テーブルやsRGBからAdobeRGBへ変換するための変換テーブルが記憶されているものとして説明した。他にも、AdobeRGBやsRGB以外の他の色空間からAdobeRGBやsRGB、あるいはその他の色空間へ変換する変換テーブルを保持していてもよい。この場合、上記のフローでは、入力色空間が、プリンタ100に記憶されている変換テーブルで出力色空間へ色変換可能な色空間であるかが追加で判定されることになる。
また、上述では、標準プロトコルによって画像データが受信される系について説明したが、例えば、独自プロトコルによって画像データが受信されることもある。独自プロトコルで画像データが受信される場合は、画像データの色変換処理は、プリンタドライバによって外部装置側で実行されている。すなわち、独自プロトコルによって受信される画像データの色空間は、DeviceRGBとなっている。その場合は、いずれの色変換処理もプリンタ100では実行されずに、画像データに基づく印刷が実行されてよい。
[入力色空間の特定処理について]
図5は、入力色空間を特定する処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図5を用いて図4のS406の処理を説明する。
S501においてCPU101は、JPEGファイルからEXIF情報を取得しているかを判定する。例えば、S403のステップの処理が行われていれば、EXIF情報を取得していると判定される。
EXIF情報を取得している場合(S501がYES)、S502においてCPU101は、EXIF情報に基づき、JPEGデータの色空間がsRGBであるかを判定する。
図6は、EXIF情報の各項目に保持されている情報の一例を示す図である。図6(a)は、JPEGデータの色空間がsRGBである場合の、そのJPEGデータに付随するEXIF情報の例である。色空間がsRGBである場合、ColorSpaceタグにsRGBを示す情報が格納される。このため、CPU101は、ColorSpaceタグの情報を利用して画像データの色空間がsRGBであるかを判定できる。
色空間がsRGBと判定された場合(S502がYES)、S503においてCPU101は、入力色空間をsRGBに特定して処理を終了する。
一方、sRGBと判定されなかった場合(S502がNO)、S504においてCPU101は、EXIF情報に基づきJPEGデータの色空間がAdobeRGBであるかを判定する。
図6(b)は、JPEGデータの色空間がAdobeRGBである場合の、そのJPEGデータに付随するEXIF情報の例である。色空間がAdobeRGBである場合、ColorSpaceタグにはsRGBでないことを示す情報が格納されている。またホワイトポイント、RGB光源、ガンマのタグには、図6(b)に示すようなAdobeRGBであることを判定するための所定の値が格納されている。このため、これらの情報を利用してCPU101はAdobeRGBであるかの判定を行う。
色空間がAdobeRGBと判定された場合(S504がYES)、S505においてCPU101は、入力色空間をAdobeRGBに特定して色空間特定処理を終了する。
一方、EXIF情報が取得されていない場合(S501がNO)、またはEXIF情報から色空間を特定できなかった場合(S504がNO)、S506に進む。
S506においてCPU101は、JPEGファイルから入力プロファイルを取得しているかを判定する。例えば、S405のステップの処理が行われていれば、入力プロファイルを取得していると判定される。
入力プロファイルを取得している場合(S506がYES)、S507においてCPU101は、入力プロファイルに基づき、JPEGデータの色空間がsRGBであるかを判定する。
図7は、入力プロファイルに保持されている情報の一例を示す図である。図7(a)は、JPEGデータの色空間がsRGBである場合の、JPEGデータに付随する入力プロファイルの例である。色空間がsRGBである場合、DescriptionタグにsRGBを示す情報が格納される。このため、CPU101は、入力プロファイルの情報を利用して画像データの色空間を特定できる。
色空間がsRGBと判定された場合(S507がYES)、S503に進み、CPU101は、入力色空間をsRGBに特定して色空間特定処理を終了する。
一方、sRGBと判定されなかった場合(S507がNO)、S508においてCPU101は、入力プロファイルに基づきJPEGデータの色空間がAdobeRGBであるかを判定する。
図7(b)は、JPEGデータの色空間がAdobeRGBである場合の、JPEGデータに付随する入力プロファイルの例である。色空間がAdobeRGBである場合、DescriptionタグにAdobeRGBを示す文字列が格納されているため、この情報を利用してCPU101はAdobeRGBであるかの判定を行う。
このように、本実施形態では、入力プロファイルからJPEGデータの色空間を特定することができる。このため、JPEGファイルにEXIF情報が含まれていない場合、またはEXIF情報から色空間を特定できない場合でも、色空間を特定することができる。
色空間がAdobeRGBと判定された場合(S508がYES)、S505に進み、CPU101は、入力色空間をAdobeRGBに特定して色空間特定処理を終了する。
一方、入力プロファイルが取得されていない場合(S506がNO)、S510に進む。S510においてCPU101は、入力色空間は未定として本フローチャートの処理を終了する。S510に進んだ場合、入力色空間が特定できず、また入力プロファイルも取得されていないことになる。このため、図4のフローチャートでは、S410でNOと判定されて、JPEGデータに対してsRGB処理が行われることになる。
また、入力プロファイルから色空間を特定できなかった場合(S508がNO)、S509に進む。S509においてCPU101は、入力色空間は未定として本フローチャートの処理を終了する。この場合は、入力プロファイルは取得されているので、図3のフローチャートでは、S410でYESと判定されて、入力プロファイルに基づき色変換処理が行われることになる。以上が入力色空間を特定する処理である。
本実施形態では、色空間の特定方法として、EXIF情報及び入力プロファイルにおける特定のタグ及びその内容に基づきJPEGデータの色空間を特定する方法を説明した。他にも、EXIF情報及び入力プロファイルにおける他のタグの情報に基づき入力色空間を特定してもよい。また、本実施形態の色空間特定処理では、入力色空間がAdobeRGB、sRGB以外の他の色空間であるかを判定できるようにしてもよい。その場合、当該他の色空間を特定するためのEXIF情報及び入力プロファイルに含まれる情報を準備することで、図5のフローチャートの処理と同様に色空間を特定することが可能である。
[AdobeRGB処理について]
図8は、AdobeRGB処理による色変換処理に用いられる変換テーブルを説明するための図である。図8を用いて、図4のS408におけるAdobeRGB処理を説明する。
図8の変換テーブル800は、プリンタ100に予め記憶されており、AdobeRGBから出力色空間への色変換処理に用いられるテーブルである。変換テーブル800は、出力色空間をsRGBとした場合の変換テーブルの例である。図8では、変換テーブル800を立体的に表現している。変換テーブルを用いた色変換処理の方法は公知の技術ではあるため概要のみを説明をする。
変換テーブル800は、AdobeRGBの色値であるRGB値の各グリッドに対応する、sRGBの色値であるRGB値を持つテーブルである。RGB値は、各R、G、Bの信号値がそれぞれ0~255の値をもつ3つの信号値の組み合わせである。入力値となるAdobeRGBのRGB値から、変換テーブルを用いて、sRGB空間のRGB値を求めることで、色変換処理を実施することができる。
RGB値を(Rの信号値、Gの信号値、Bの信号値)で表すとする。この場合、例えば、変換テーブル800には、AdobeRGB空間のRGB値(55、36、28)に、対応するsRGB空間のRGB値として(57、38、30)が保持されている。
他の変換テーブルを用いることによって、sRGB以外の色空間への変換もすることができる。例えば、出力される色値をDeviceRGBの色値やインク色の色空間であるCMYK等の色値になるように変換テーブルを構成することで、sRGB色空間以外の他の出力色空間への変換に対応できる。
また本実施形態では、AdobeRGB処理として、変換テーブルを用いる方法を説明したが、AdobeRGB処理は、所定の演算処理によって実現することも可能である。本演算処理には公知の技術が利用できる。
また、この変換及び演算処理は予め定められた処理であるため、ハードウエア化や演算回路化をすることにより、ソフトウエアと比較して高速な処理を提供すること可能である。
また、本実施形態では、出力色空間をsRGBとして説明したため、sRGB処理が選択された場合、JPEGデータに対する色変換処理はスキップされるものとして説明した。他にも、出力色空間がsRGB以外の色空間(例えば、DeviceRGB)である場合、sRGBから出力色空間への変換テーブルを構成することsRGB処理をAdobeRGB処理と同様な色変換処理方法として実現できる。例えば、入力をsRGBのRGB値とし、出力をDeviceRGBのRGB値とすればsRGBからDeviceRGBへの色変換処理が実現できる。
[入力プロファイルに基づく色変換処理について]
図9は、入力プロファイルに含まれる色変換情報を用いた色変換処理を説明するための図である。次に、図9を用いて、S413の入力プロファイルに基づく色変換処理において用いられる変換式の生成について説明する。
図9(a)は、入力色空間から標準色空間であるXYZ空間への変換式である。入力プロファイルには入力色空間から標準色空間であるXYZ空間への変換式に用いられる行列901が含まれている。このため、行列901を用いて、入力色空間をXYZ色空間に変換する変換式を生成することができる。
入力プロファイルには行列901以外にも、入力色空間の色値とXYZ色空間の色値との対応を示すルックアップテーブルが含まれる場合がある。この場合、ルックアップテーブルを用いて、入力色空間からXYZ色空間に変換できる。
図9(b)は、標準色空間であるXYZ空間から出力色空間であるsRGB空間への変換式を示す図である。図9(b)の行列902はS411で取得された出力プロファイルに含まれる。出力プロファイルはプリンタ100の出力色空間を規定しており、本実施形態では、出力色空間はsRGB空間であるため、行列902を用いた変換式によって、標準色空間であるXYZ空間から出力色空間へ色変換処理を行うことができる。出力色空間をDeviceRGBとする場合は、行列902は、XYZ空間からDeviceRGBへ変換するための行列となる。
なお、出力プロファイルは行列902であるものとして説明したが、出力プロファイルはXYZ色空間の色値と出力色空間の色値とが対応づけられているルックアップテーブルであってもよい。つまり、入力プロファイルに基づく色変換処理では、ルックアップテーブルを用いてXYZ色空間から出力色空間へ色変換処理が行われてもよい。または、上記の例は、入力と出力の2つのプロファイルを使用した場合の内容であるが、1つもしくは3つ以上のプロファイルを用いて変換処理を定義することが可能であることは言うまでもない。
このように、入力プロファイルを用いた色変換処理では、標準色空間であるXYZ空間への色変換処理が必要となることがある。また、標準色空間への色変換処理に必要な情報として、入力プロファイルには、行列901のみが含まれており、ルックアップテーブルは含まれていないことがある。
一方、本実施形態のプリンタ100には、予め変換テーブル800が記憶されている。変換テーブル800を用いた色変換処理は、ICCプロファイルに含まれる行列を用いた演算による色変換処理よりも処理を速く実行することができる。また、AdobeRGB処理を所定の演算処理によって実現する場合であっても、AdobeRGB処理では、入力色空間から出力色空間へ直接変換するように演算処理される。一方、ICCプロファイルに基づく色変換処理では、標準色空間へ変換した後さらに出力色空間への変換が必要となる。
また、ICCプロファイルにルックアップテーブルが含まれている場合であっても、そのルックアップテーブルは、標準色空間への色変換するためのルックアップテーブルである。このため、ICCプロファイルに基づく色変換処理では、標準色空間へ変換した後さらに出力色空間への変換が必要となる。一方、変換テーブル800による色変換処理は、入力色空間からプリンタの出力色空間へ変換できるため、ICCプロファイルを用いた変換よりも、処理を速く実行することができる。
以上説明したように本実施形態では、JPEGデータに付随する入力プロファイルがある場合でも、色変換処理の前にJPEGデータの色空間を特定する。そして、JPEGデータの色空間が、プリンタ100の変換テーブル800で色変換処理できる場合は、入力プロファイルがある場合でも、入力プロファイルを用いないで色変換処理が行われる。このため本実施形態によれば、ICCプロファイルと撮影情報が共に画像データに付随している場合においても適切に色変換処理を行うことができる。
なお、本実施形態では1画像に対する処理を記載したが、複数の画像に対して同様の処理を行うことも可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 プリンタ
101 CPU

Claims (22)

  1. 画像処理装置であって、
    画像データおよび前記画像データに関する所定の情報を取得する取得手段と、
    前記取得された画像データの色空間を、前記取得された前記所定の情報に基づき特定する特定手段と、
    前記取得された画像データの色空間を、出力色空間として設定されている色空間に変換する変換手段と、を有し、
    前記変換手段は、前記特定手段が特定した色空間が、前記画像処理装置が前記画像データの取得前からあらかじめ保持している情報に対応する所定の色空間である場合、前記取得された前記所定の情報に、前記取得された画像データの色空間を他の色空間に変換するための色変換情報が含まれている場合であっても、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いず、前記画像処理装置が前記画像データを取得する前からあらかじめ保持している情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換手段は、前記特定手段が特定した色空間が前記所定の色空間と異なる色空間である場合で、かつ、前記取得された前記所定の情報に前記色変換情報が含まれる場合、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記変換手段は、前記特定手段が前記取得された画像データの色空間を特定できない場合で、かつ、前記取得された前記所定の情報に前記色変換情報が含まれる場合、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記取得された前記所定の情報に含まれる前記色変換情報は、前記取得された画像データの色空間を標準色空間へ変換するための情報であり、
    前記標準色空間から前記出力色空間として設定されている色空間への変換するための情報を取得する第2の取得手段をさらに有し、
    前記変換手段は、前記取得された画像データの色空間を前記標準色空間へ変換してから、前記標準色空間を前記出力色空間として設定されている色空間に変換する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置が前記画像データを取得する前からあらかじめ保持している情報は、前記所定の色空間の色値と前記出力色空間として設定されている色空間の色値とが対応づけられているテーブルであり、
    前記変換手段は、前記特定手段が特定した色空間が、前記所定の色空間である場合、前記取得された前記所定の情報に、前記色変換情報が含まれている場合であっても、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いず、前記テーブルを用いて、前記取得された画像データの色空間の変換を行う
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記特定手段が特定した色空間が前記出力色空間として設定された色空間である場合、前記変換手段は、前記取得された画像データの色空間を、前記出力色空間として設定されている色空間に変換する処理を行わない
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記取得された前記所定の情報に含まれる前記色変換情報はICCプロファイルである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記変換手段は、前記特定手段が特定した色空間が、前記画像処理装置が前記画像データの取得前からあらかじめ保持している情報に対応する所定の色空間である場合、前記取得された前記所定の情報に、前記取得された画像データの色空間を他の色空間に変換するための色変換情報が含まれている場合であっても、いずれのICCプロファイルも用いず、前記画像処理装置が前記画像データを取得する前からあらかじめ保持している情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記取得された前記所定の情報には、ICCプロファイルおよびEXIF情報の少なくとも1つが含まれ、
    前記特定手段は、前記取得された画像データの色空間を、前記ICCプロファイルおよび前記EXIF情報のうち少なくとも一方に基づき特定する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記出力色空間として設定された色空間に変換された画像データに基づき記録媒体上に印刷を実行する印刷手段をさらに有し、
    前記出力色空間は、前記印刷手段が再現可能な色空間である、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記出力色空間として設定される色空間は、前記印刷手段による印刷の対象となる前記記録媒体の種類に基づいて決定されることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記出力色空間として設定される色空間は、sRGB、AdobeRGB及びDeviceRGBのうちいずれかであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記所定の色空間は、sRGBまたはAdobeRGBであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記所定の色空間と異なる色空間は、Display-P3またはDCI-P3であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. IPP(Internet Printing Protocol)によって画像データが取得されることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記取得される画像データは、JPEG形式の画像データであることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記出力色空間として設定されている色空間である前記画像データを、特定の色空間にさらに変換する色変換手段をさらに有し、
    前記色変換手段によって前記特定の色空間に変換された画像データに基づく印刷が実行されることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記特定の色空間はDeviceRGBであることを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記特定の色空間への変換には、前記印刷の対象となる記録媒体の種類に基づく色変換マトリクスが用いられ、ICCプロファイルは用いられないことを特徴とする請求項17または18に記載の画像処理装置。
  20. 外部装置のプリンタドライバが用いられて前記外部装置から画像データが取得された場合、前記特定の色空間への変換が前記画像処理装置によって実行されることなく、前記画像データに基づく印刷が実行され、前記外部装置のプリンタドライバが用いられることなく前記外部装置から画像データが取得された場合、前記特定の色空間への変換が前記画像処理装置によって実行されて、前記画像データに基づく印刷が実行されることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 画像処理装置の制御方法であって、
    画像データおよび前記画像データに関する所定の情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された画像データの色空間を、前記取得された前記所定の情報に基づき特定する特定ステップと、
    前記取得された画像データの色空間を、出力色空間として設定されている色空間に変換する変換ステップと、を有し、
    前記変換ステップでは、前記特定ステップで特定した色空間が、前記画像処理装置が前記画像データの取得前からあらかじめ保持している情報に対応する所定の色空間である場合、前記取得された前記所定の情報に、前記取得された画像データの色空間を他の色空間に変換するための色変換情報が含まれている場合であっても、前記取得された前記所定の情報に含まれている前記色変換情報を用いず、前記画像処理装置が前記画像データを取得する前からあらかじめ保持している情報を用いて、前記取得された画像データの色空間を変換する
    ことを特徴とする制御方法。
  22. コンピュータを、請求項1から20のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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