JP2022112618A - アイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法 - Google Patents

アイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機器の仕様毎に行なうユニオンボルト挿通部の異なった箇所への取り付け孔の加工作業を省略でき、アイジョイント金具の取り付け作業の効率化を図る上で有利なアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法を提供すること。【解決手段】ユニオンボルト挿通部12の外周面1201に凹溝1210を設ける。一対の曲げローラ34の中心に、位置決めピン28Aを設けるユニオンボルト挿通部12の外周面1201の箇所が位置するように位置決めしてユニオンボルト挿通部12を基盤33上に固定する。次いで、押し込み部材36を介して取り付け部32のV字状の中央の凹部部分3201を凹溝1210内に圧入する。次いで、一対の曲げローラ34を移動させ、取り付け部32のV字状の中央の凹部部分3201を除いた残りの直線部分を、曲げ加工しつつ凹溝1210内に圧入していく。【選択図】図5

Description

本発明は、アイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法に関する。
流体流通用のホースを機器や装置に接続する際に使用されるアイジョイント金具が知られている(特許文献1参照)。
このようなアイジョイント金具は、例えば、自動車のパワーステアリングシステムにおける油圧ホースを機器に接続する際に使用される。
アイジョイント金具は、ユニオンボルト挿通部とユニオンボルト挿通部から突設されたホース連結部とを備え、ホース連結部には油圧ホースの端部が取着されている。
アイジョイント金具は、ユニオンボルト挿通部に挿通されたユニオンボルトの雌ねじが機器側の取り付け面の雌ねじに螺合することで取り付け面に取り付けられる。
この際、ユニオンボルトの締結によりアイジョイント金具がユニオンボルトとユニオンボルトの軸心回りに共回りしてしまうと、ホース連結部に連結された油圧ホースの位置が、予め定められた箇所からずれてしまう。
そのため、機器の取り付け面に位置決め孔を設けると共に、アイジョイント金具に位置決め孔に挿入される位置決めピンを突設し、アイジョイント金具を機器側の取り付け面に取り付ける際、位置決めピンと位置決め孔を介してアイジョイント金具のユニオンボルトとの共回りを防止するようにしている。
従来、位置決めピンはL字状を呈しており、位置決めピンの一方の端部は機器の取り付け面に設けられた位置決め孔に挿入され、位置決めピンの他方の端部はユニオンボルト挿通部に設けられた取り付け孔に挿入され、ロ-付けされている。
特開2003-56705号公報
一方、機器の仕様によって、ユニオンボルト挿通部に設けられる取り付け孔の位置は異なるため、機器の仕様毎に取り付け孔をユニオンボルト挿通部の異なった箇所に形成しなければならず、手間暇の掛かる作業となっており、アイジョイント金具の取り付け作業の効率化を図る上で不利があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、機器の仕様毎に行なうユニオンボルト挿通部の異なった箇所への取り付け孔の加工作業を省略でき、アイジョイント金具の取り付け作業の効率化を図る上で有利なアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の一実施の形態は、アイジョイント金具のユニオンボルト挿通部に設けられ、機器側の取り付け面に設けられた位置決め孔に挿入される位置決めピンの取り付け方法であって、前記ユニオンボルト挿通部の外周面にその周方向に延在する凹溝を設け、前記位置決めピンに、前記凹溝に対応した断面形状で前記凹溝の延在長さよりも短い長さで延在する取り付け部を一体に設け、前記ユニオンボルト挿通部の外周面に対して前記位置決めピンを位置決め後、前記取り付け部を、前記凹溝内に前記外周面の周方向および径方向に移動不能に取り付けることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記取り付け部の前記凹溝内への取り付けは、前記取り付け部を前記凹溝内に曲げ加工しつつ圧入することで行なうことを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記取り付け部の前記凹溝内への取り付けは、前記取り付け部を前記凹溝内で加締めて塑性変形させることで行なうことを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記取り付け部は前記凹溝に対応した形状の円弧状を呈し、前記凹溝の底面に圧接される前記取り付け部の内周面に突起を設け、前記加締め時に、前記突起が前記凹溝の底面に喰い込むまで前記取り付け部を塑性変形させることを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、機器の仕様によってユニオンボルト挿通部の外周面の周方向における位置決めピンの位置を変えなければならない場合、取り付け部を凹溝上で周方向に移動させ、位置決めピンの位置を調整し変えることができる。
そして、ユニオンボルト挿通部の外周面の周方向における位置決めピンの位置決め後、取り付け部を凹溝内に外周面の周方向および径方向に移動不能に取り付ける。
したがって、従来のように機器の仕様毎にユニオンボルト挿通部の異なった箇所に取り付け孔を形成するという手間暇の掛かる作業を省略でき、アイジョイント金具の取り付け作業の効率化を図る上で有利となる。
取り付け部の凹溝内への取り付けは、取り付け部を凹溝内に曲げ加工しつつ圧入して行なってもよく、あるいは、取り付け部を凹溝内で加締めて塑性変形させることで行なってもうよい。
加締める場合には、取り付け部の突起が凹溝の底面に喰い込むまで取り付け部を塑性変形させると、取り付け部の凹溝内での外周面の周方向および径方向に移動を阻止する上でより有利となる。
第1、第2の実施の形態の位置決めピンの取り付け方法が適用されるアイジョイント金具の斜視図である。 第1の実施の形態の位置決めピンの取り付け方法により位置決めピンが取り付けられたアイジョイント金具の機器側の取り付け面への取り付けを説明する斜視図であり、(A)はアイジョイント金具を機器側に取り付ける前の状態を示し、(B)はアイジョイント金具が位置決めピンにより位置決めされ機器側に締結された状態を示す。 第1の実施の形態の位置決めピンの取り付け方法により位置決めピンが取り付けられたアイジョイント金具がユニオンボルトを介して機器側の取り付け面に締結された状態を示す部分断面図である。 第1の実施の形態に係る位置決めピンの説明図で、(A)は平面図、(B)は同正面図、(C)は同側面図、(D)は同底面図、(E)は(A)のE-E断面図、(F)は(C)のF-F断面図を示す。 第1の実施の形態の位置決めピンの取り付け方法の説明図で、(A)はユニオンボルト挿通部の外周面に対して位置決めピンを位置決めした状態の平面図、(B)は押し込み部材を介して取り付け部のV字状の中央の凹部部分を凹溝内に圧入した状態の平面図、(C)は一対の曲げローラにより残りの取り付け部を凹溝に圧入させていく状態の平面図である。 第2の実施の形態に係る位置決めピンの説明図で、(A)は平面図、(B)は同正面図、(C)は同側面図、(D)は同底面図、(E)は(A)のE-E断面図、(F)は(C)のF-F断面図を示す。 第2の実施の形態の位置決めピンの取り付け方法の説明図で、(A)はユニオンボルト挿通部の外周面に対して位置決めピンを位置決めした状態の平面図、(B)は可動部材を移動させて取り付け部を凹溝に嵌合させた状態の平面図、(C)は一対の加締め爪42により、ユニオンボルト挿通部の直径上に位置する取り付け部の両側部分を加締めて塑性変形させる平面図である。 取り付け部に設けた突起が凹溝の底面に喰い込むまで取り付け部を塑性変形させた状態の要部断面図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、アイジョイント金具について説明する。
アイジョイント金具10は金属製であり、図1~図3に示すように、ユニオンボルト挿通部12と、ホース連結部14とを含んで構成されている。
図3に示すように、ユニオンボルト挿通部12は、円筒状の周壁部1202を有し、周壁部1202の内側が周壁部1202を貫通するユニオンボルト挿通孔1204となっており、このユニオンボルト挿通孔1204の軸心方向の中央部に、ユニオンボルト挿通孔1204の半径方向外側に窪み内周面の全周にわたって延在する環状凹部1206が設けられている。
図1に示すように、ホース連結部14は、管体1402を含んで構成されている。
管体1402は、周壁部1202から周壁部1202の半径方向外側に直線状に突出する基部1402Aと、基部1402Aの端部に屈曲部を介して接続され周壁部1202から離れるにつれて周壁部1202の軸心方向に変位する傾斜部1402Bを有している。
図3に示すように、基部1402Aの端部は環状凹部1206に開口している。
図1に示すように、傾斜部1402Bは、ホース16が取着される箇所である。
ホース16の端部に傾斜部1402Bを挿入し、ホース16の端部をホースバンドやクランプにより傾斜部1402B上に連結してもよく、あるいは、傾斜部1402Bにニップルとソケットとを設け、ソケットを加締めることで傾斜部1402B上に連結するなど任意である。
図2(A)、図3に示すように、ユニオンボルト18は、頭部20と、軸部22とを備えている。
頭部20は、例えば、スパナが掛止される断面六角形を呈している。
軸部22は、頭部20と同軸上で頭部20の一端から突設されている。
軸部22の中心には軸部22の軸心に沿って延在する軸方向流路2202が形成され、頭部20と反対側に位置する軸方向流路2202の端部は、軸部22の端面に開口している。
軸部22の頭部20寄りの箇所には、軸部22の半径方向の両側に、半径方向に貫通する径方向流路2204が形成されている。
軸部22の頭部20寄りの箇所を除く残りの部分には、機器24の雌ねじ2410に螺合する雄ねじ2210が形成されている。
機器24の取り付け面2402には、ユニオンボルト18の雄ねじ2210が螺合される雌ねじ2410が形成され、また、雌ねじ2410に連通して機器24側の流路2404が設けられている。
図2、図3に示すように、アイジョイント金具10は、ユニオンボルト挿通部12に挿通したユニオンボルト18の雄ねじ2210が、機器24側の取り付け面2402の雌ねじ2410に螺合することで機器24側に取り付けられる。
このようにアイジョイント金具10が、機器24の取り付け面2402と周壁部1202の下面との間、および、ユニオンボルト18の頭部20の下面と周壁部1202の上面との間にそれぞれワッシャ26を介在させて状態で、ユニオンボルト18がワッシャ26、ユニオンボルト挿通孔1204に挿通され、ユニオンボルト18の雄ねじ2210が取り付け面2402の雌ねじ2410に螺合することで、アイジョイント金具10は取り付け面2402に取り付けられる。
このようにアイジョイント金具10が取り付け面2402に取り付けられた状態で、ホース16の内部と、雌ねじ2410に連通する機器24側の流路2404とは、管体1402、環状凹部1206、径方向流路2204、軸方向流路2202を介して連通される。
そして、機器24の動作に応じて機器24からホース16へ、あるいは、ホース16から機器24へ流体が流通する。
次に本実施の形態のアイジョイント金具の位置決めピンの取り付け方法について説明する。
図1に示すように、ユニオンボルト挿通部12の軸心方向の中間部における外周面1201に、外周面1201の周方向に延在する凹溝1210を設ける。
凹溝1210の断面形状は、矩形状であってもよく、半円状などであってもよいが、本実施の形態では凹溝1210の断面形状を矩形状に形成している。
凹溝1210の延在長さは、外周面1201の外周の1/2以上の長さで設けられ、本実施の形態では、管体1402の周囲を除いた外周面1201の全周にわたって延在している。
凹溝1210は、外周面1201の半径方向外側に向いた底面1212を有している。
位置決めピン28Aは金属製であり、図4に示すように、挿入部30と取り付け部32とを備えている。
挿入部30は、機器24の取り付け面2402に形成された位置決め孔2420(図2参照)に挿入されて位置決めされる箇所であり、位置決め孔2420が円形であることから挿入部30も断面が円形で形成され、直線状に延在している。
挿入部30の一端に屈曲部を介して直線状に延在する接続部31が設けられ、この接続部31と挿入部30とは断面が円形の同一の部材で形成されている。
取り付け部32は接続部31の先端に設けられている。
取り付け部32は、凹溝1210に圧入される大きさの矩形の断面形状で、接続部31に接続された箇所を中心としてV字状に延在している。
取り付け部32には、ユニオンボルト挿通部12を変形させることなく凹溝1210内に円滑に圧入されるような機械的性質を有する材料が適宜選択される。
取り付け部32の長さは、凹溝1210の延在長さよりも短い長さで形成され、本実施の形態では、取り付け部32は、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201の外周の1/2程度の長さで設けられている。
取り付け部32は、接続部31に接続された箇所と反対の面が当接面3202となっている。
このようにユニオンボルト挿通部12の外周面1201に凹溝1210を設け、取り付け部32を備えた位置決めピン28Aを設けたならば、図5(A)、(C)に示すように、一対の曲げローラ34の中心に、位置決めピン28Aを設けるユニオンボルト挿通部12の外周面1201の箇所が位置するように位置決めしてユニオンボルト挿通部12を基盤33上に固定する。
つぎに、図5(B)に示すように、押し込み部材36を介して取り付け部32のV字状の中央の凹部部分3201を凹溝1210内に、当接面3202が底面1212に当接するまで圧入する。
次に、図5(C)に示すように、一対の曲げローラ34を、基盤33上に設けられた円弧状のガイド溝38に沿って移動させる。
この一対の曲げローラ34の移動により、取り付け部32のV字状の中央の凹部部分3201を除いた残りの直線部分は、曲げ加工がなされつつ凹溝1210内に当接面3202が底面1212に当接するまで順次圧入されていく。
このような押し込み部材36と一対の曲げローラ34により、取り付け部32は凹溝1210内に圧入され、取り付け部32は、凹溝1210内に外周面1201の周方向および径方向に移動不能に取り付けられる。
このように位置決めピン28Aが設けられたユニオンボルト挿通部12は、図2(B)、図3に示すように、挿入部30が位置決め孔2420に挿入され、ユニオンボルト18、ワッシャ26を介してアイジョイント金具10が機器24側の取り付け面2402に取り付けられる。
本実施の形態によれば、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201に、外周面1201の周方向に延在する凹溝1210を予め形成しておき、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201の周方向における位置決めピン28Aの位置決め後、一対の曲げローラ34により取り付け部32を凹溝1210内に曲げ加工しつつ圧入し、取り付け部32を凹溝1210内に外周面1201の周方向および径方向に移動不能に取り付ける。
したがって、機器24の仕様によってユニオンボルト挿通部12の外周面1201の周方向における位置決めピン28Aの位置を変えなければならない場合、曲げ加工前に、取り付け部32を凹溝1210上で周方向に移動させ、位置決めピン28Aの位置を調整し変えることができる。
そして、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201の周方向における位置決めピン28Aの位置決め後、取り付け部32を凹溝1210内に外周面1201の周方向および径方向に移動不能に取り付ける。
したがって、従来のように機器24の仕様毎にユニオンボルト挿通部12の異なった箇所に取り付け孔を形成するという手間暇の掛かる作業を省略でき、アイジョイント金具10の取り付け作業の効率化を図る上で有利となる。
この場合、凹溝1210の長さと取り付け部32の長さとの差が大きければ大きいほど、位置決めピン28Aの位置の調整範囲が大きくなる。
本実施の形態では、凹溝1210を、管体1402の周囲を除いた外周面1201の全周にわたって延在させ、取り付け部32を、外周面1201の外周の1/2の長さで設けたので、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201の周方向における位置決めピン28Aの取り付け位置を、ユニオンボルト挿通部12の軸心を中心として±50度の角度範囲で調整可能となる。
次に、図6、図7を参照して第2の実施の形態のアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の箇所、部材に同一の符号を付し第1の実施の形態と異なった箇所を重点的に説明する。
第1の実施の形態では取り付け部32を曲げ加工により凹溝1210内に取り付けていたのに対して、第2の実施の形態では取り付け部32を加締めにより凹溝1210内に取り付けている。
第2の実施の形態でも、図1に示すように、ユニオンボルト挿通部12の軸心方向の中間部における外周面1201に凹溝1210が設けられ、凹溝1210は、管体1402の周囲を除いた外周面1201の全周にわたって延在している。
図6に示すように、位置決めピン28Bは、挿入部30と接続部31と取り付け部32とを備えている。
挿入部30と取り付け部32は第1の実施の形態と同様であり、接続部31の先部に設けられた取り付け部32の構造が第1の実施の形態と異なっている。
取り付け部32は、凹溝1210に圧入される大きさの矩形の断面形状で凹溝1210の延在方向に沿って円弧状に延在しており、凹溝1210の延在長さよりも短い長さで形成され、本実施の形態では、取り付け部32は、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201の外周の1/2程度の長さで設けられている。
取り付け部32は、厚さ方向の両端に位置する一対の側面3210と、半径方向内側に位置する内周面3212を有している。
取り付け部32には、圧入時や加締め時にユニオンボルト挿通部12を変形させることなく加締められるような機械的性質を有する材料が適宜選択される。
取り付け部32の凹溝1210への圧入は、図7(A)、(B)に示すように、ユニオンボルト挿通部12の外周面1201の周方向における位置決めピン28Bの位置決めを行ない、可動部材40を凹溝1210側に移動させることで行なう。
次に、図7(C)に示すように、一対の加締め爪42により、ユニオンボルト挿通部12の直径上に位置する取り付け部32の両側部分を加締めて塑性変形させ、両側部分の内周面3212を凹溝1210の底面1212に圧接させると共に両側部分の一対の側面3210を凹溝1210の一対の側面3210に圧接させ、取り付け部32を凹溝1210内に外周面1201の周方向および径方向に移動不能に取り付ける。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
なお、第2の実施の形態では、主として、ユニオンボルト挿通部12の直径上に位置する取り付け部32の両側部分を凹溝1210内で加締めて塑性変形させることで、取り付け部32を凹溝1210内に外周面1201の周方向および径方向に移動不能に取り付けるので、取り付け部32の凹溝1210への圧入を嵌合に代えるなど任意である。
次に、図8を参照して第2の実施の形態の変形例について説明する。
この変形例では、取り付け部32の両側部分の内周面3212に、例えば、0.1~0.2mm程度の高さの突起3214を一つ、あるいは、相互に間隔をおいて複数設けたものである。
そして、突起3214が凹部の底面1212に喰い込むまで加締め爪42により取り付け部32の両側部分を凹溝1210内で加締めて塑性変形させる。
したがってこの変形例によれば、両側部分の内周面3212が凹溝1210の底面1212に圧接され、両側部分の一対の側面3210が凹溝1210の一対の側面3210に圧接され、突起3214が凹部の底面1212に喰い込み、取り付け部32が凹溝1210内に外周面1201の周方向および径方向に移動不能に取り付けられる。
したがってこの変形例によれば、第2の実施の形態と比べて取り付け部32が凹溝1210内で外周面1201の周方向および径方向にさらに移動しにくくなるという効果が奏される。
10 アイジョイント金具
12 ユニオンボルト挿通部
1201 外周面
1202 周壁部
1204 ユニオンボルト挿通孔
1206 環状凹部
1210 凹溝
14 ホース連結部
1402 管体
1402A 基部
1402B 傾斜部
16 ホース
18 ユニオンボルト
20 頭部
22 軸部
2202 軸方向流路
2204 径方向流路
2210 雄ねじ
24 機器
2402 取り付け面
2404 流路
2410 雌ねじ
2420 位置決め孔
26 ワッシャ
28A、28B 位置決めピン
30 挿入部
31 接続部
32 取り付け部
3201 中央の凹部部分
3202 当接面
3210 一対の側面
3212 内周面
3214 突起
33 基盤
34 曲げローラ
36 押し込み部材
38 ガイド溝
40 可動部材
42 一対の加締め爪

Claims (4)

  1. アイジョイント金具のユニオンボルト挿通部に設けられ、機器側の取り付け面に設けられた位置決め孔に挿入される位置決めピンの取り付け方法であって、
    前記ユニオンボルト挿通部の外周面にその周方向に延在する凹溝を設け、
    前記位置決めピンに、前記凹溝に対応した断面形状で前記凹溝の延在長さよりも短い長さで延在する取り付け部を一体に設け、
    前記ユニオンボルト挿通部の外周面に対して前記位置決めピンを位置決め後、前記取り付け部を、前記凹溝内に前記外周面の周方向および径方向に移動不能に取り付ける、
    ことを特徴とするアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法。
  2. 前記取り付け部の前記凹溝内への取り付けは、前記取り付け部を前記凹溝内に曲げ加工しつつ圧入することで行なう、
    ことを特徴とする請求項1記載のアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法。
  3. 前記取り付け部の前記凹溝内への取り付けは、前記取り付け部を前記凹溝内で加締めて塑性変形させることで行なう、
    ことを特徴とする請求項1記載のアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法。
  4. 前記取り付け部は前記凹溝に対応した形状の円弧状を呈し、
    前記凹溝の底面に圧接される前記取り付け部の内周面に突起を設け、
    前記加締め時に、前記突起が前記凹溝の底面に喰い込むまで前記取り付け部を塑性変形させる、
    ことを特徴とする請求項3記載のアイジョイント金具への位置決めピンの取り付け方法。
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