JP2022099755A - Air blower - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、送風装置に関する。 The present invention relates to a blower.
特許文献1に記載の送風装置は、吹き出し口と、風向変更ルーバーと、助走壁とを備える。吹き出し口は、筐体の上面に設けられる。風向変更ルーバーは、吹き出し口から吹き出す乾燥空気の風向を変更する。助走壁は、筐体の上面に設けられ、端部に向けて下方に傾斜する。助走壁は、風向変更ルーバーによって、筐体の上面に沿って進む乾燥空気をコアンダ効果によって下方に導く。
The blower device described in
しかしながら、特許文献1に記載の送風装置では、風向変更ルーバーのような風向調整部材の角度が変更されると、助走壁のコアンダ効果がなくなる。コアンダ効果が無くなる場合、風向が急に切り替わる。したがって、風が当たらない範囲が生じる。
However, in the blower device described in
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、風の当たらない範囲が生じることを抑制できる送風装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a blower device capable of suppressing the occurrence of a range not exposed to wind.
本発明の一局面によれば、送風装置は、第1風向調整部材と、第2風向調整部材とを備える。前記第1風向調整部材は、空気の流れる向きを調整する。前記第2風向調整部材は、前記第1風向調整部材から離隔して前記第1風向調整部材と対向し、前記空気の流れる向きを調整する。前記第1風向調整部材は、前記空気の流れの下流側の端部を含む第1先端部を有する。前記第1先端部は、前記第2風向調整部材に対して離れる方向に傾斜する。 According to one aspect of the present invention, the blower includes a first wind direction adjusting member and a second wind direction adjusting member. The first wind direction adjusting member adjusts the direction in which air flows. The second wind direction adjusting member faces the first wind direction adjusting member at a distance from the first wind direction adjusting member, and adjusts the direction in which the air flows. The first wind direction adjusting member has a first tip portion including a downstream end portion of the air flow. The first tip portion is inclined in a direction away from the second wind direction adjusting member.
本発明の送風装置によれば、風の当たらない範囲が生じることを抑制できる。 According to the blower device of the present invention, it is possible to suppress the occurrence of a range not exposed to the wind.
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図面には、理解を容易にするために、三次元直交座標系を示すX軸、Y軸、およびZ軸を図示している。一例として、X軸およびY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。 An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the figure, the same or corresponding parts are designated by the same reference numerals and the description is not repeated. In addition, the drawings show the X-axis, Y-axis, and Z-axis indicating a three-dimensional Cartesian coordinate system for ease of understanding. As an example, the X-axis and the Y-axis are parallel in the horizontal direction, and the Z-axis is parallel in the vertical direction.
[実施形態1]
図1を参照して、本発明の実施形態1に係る送風装置1について説明する。図1は、送風装置1を斜め前方から見たときの斜視図である。送風装置1は、例えば、部屋の床に配置される。
[Embodiment 1]
The
送風装置1は、例えば、除湿機能と、加湿機能とを備える。除湿機能では、送風装置1は、送風装置1の周囲の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に含まれる水分を除去して空気を吹き出す。送風装置1は、除湿した空気(風)を衣類に吹き付けることによって、衣類を乾燥させることができる。加湿機能では、送風装置1は、送風装置1が吸い込んだ空気に含まれる水分を増加させて空気を吹き出す。
The
図1に示すように、送風装置1は、操作部8と、筐体10と、第1ルーバー11と、第2ルーバー12と、コントローラー(不図示)とを備える。操作部8は、筐体10の上部に設けられる。操作部8は、外部からの指示を受け付ける。具体的には、操作部8の操作ボタン(不図示)を介して、ユーザーは、除湿モードおよび乾燥モードなどのモードの切替、並びに、風向制御および風量制御などの各運転モードの指示を行う。
As shown in FIG. 1, the
コントローラーは、筐体10に収容されている。コントローラーは、操作部8が受け付けた指示に基づく制御信号を生成し、制御信号によって、送風装置1を構成する各部の動作を制御する。
The controller is housed in the
筐体10は、中空の部材である。本実施形態において、筐体10は、例えば、箱形状を有する。筐体10は、設置面Gに設置される。設置面Gは、例えば、床である。筐体10の材質は、例えば、板金、または合成樹脂を含む。ただし、筐体10の材質は特に限定されない。筐体10は、フロントカバー5、リアカバー6、一対の側板7、および持ち手9を含む。
The
フロントカバー5は、ユーザーが主として送風装置1を利用する向きに位置する。リアカバー6は、フロントカバー5と対向して配置される。側板7は、フロントカバー5とリアカバー6との間に位置する。リアカバー6は、複数の吸込口14を有する。吸込口14を通して、送風装置1の内部にリアカバー6の周辺の空気が吸い込まれる。持ち手9は、一対の側板7の各々に形成されている。ユーザーは、持ち手9を掴んで送風装置1を持ち上げる。
The
第1ルーバー11は、空気の流れる向きを調整する。第1ルーバー11は、回動可能に筐体10に取り付けられている。第1ルーバー11は、「第1風向調整部材」の一例である。
The
第2ルーバー12は、空気の流れる向きを調整する。第2ルーバー12は、回動可能に筐体10に取り付けられている。第2ルーバー12は、「第2風向調整部材」の一例である。
The
次に、図1と図2とを参照して、送風装置1について詳細に説明する。図2は、図1に示す送風装置1のII-II断面を示す図である。
Next, the
図2に示すように、送風装置1は、空気清浄フィルタ15と、加湿フィルタ16と、冷却部17と、放熱部18と、加湿タンク19と、ファン20と、ファンケース21と、ダクト22と、圧縮部(不図示)と、膨張部(不図示)とをさらに備える。冷却部17と放熱部18とは、熱交換器として機能する。
As shown in FIG. 2, the
ファン20は、例えば、モータのような駆動源から動力を伝達されることで回転する。ファン20はファンケース21に覆われている。ファンケース21は、吸込口21aおよび吹出し口21bを有する。ファンケース21は、吹出し口21b側でダクト22に連結されている。本実施形態において、ファン20は、遠心方向に空気を排出する。ファン20が回転することにより、吸込口14から空気が筐体10内に吸い込まれる。そして、吸込口14から吸い込まれた空気が移動して気流F1が発生する。気流F1は、空気清浄フィルタ15、冷却部17、および放熱部18を通過する。そして、気流F1は、吸込口21aに吸い込まれ、吹出し口21bからダクト22に排出される。また、気流F1は、空気清浄フィルタ15、加湿フィルタ16を通過する。そして、気流F1は、ファン20に吸い込まれ、吹出し口21bからダクト22に排出される。なお、ファン20に換えてターボファンや高圧軸流ファンを使用してもよい。
The
ダクト22は、ファン20の回転によって発生した気流F1を案内する。ダクト22には、気流F1にイオンを包含させるイオン発生器を配置してもよい。この場合、イオン発生器は、大気中で放電してイオンを発生するものである。イオン発生器としては、m、nをそれぞれ任意の自然数とする正イオンH+(H2O)m、負イオンO2-(H2O)nを発生する構成が好ましい。この場合、空気中の浮遊細菌やウィルスの表面に正負イオンが付着して反応し、表面で活性種OHラジカル(・OH)や過酸化水素(H2O2)を生成することで殺菌などの効果を発揮させることができる。
The
空気清浄フィルタ15は、例えば、不織布を紙状に形成したHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである。但し、空気清浄フィルタ15の種類については特に限定されない。空気清浄フィルタ15は、吸込口14から吸い込まれた気流F1を浄化する。
The
加湿タンク19は、加湿用の水(例えば水道水)を収容する。加湿タンク19に収容された水は、加湿フィルタ16に供給される。加湿フィルタ16の一部は、加湿タンク19の内部に収容されている。また、加湿フィルタ16は、例えば、加湿タンク19内に固定されている。空気清浄フィルタ15によって浄化された気流F1は、加湿フィルタ16を通過することにより加湿される。
The
圧縮部(不図示)は、冷媒を圧送する。圧縮部は、コンプレッサを含む。膨張部(不図示)は、冷媒を減圧する。膨張部は、例えば、キャピラリーチューブを含む。筐体10の内部には、冷凍サイクルが形成される。冷凍サイクルは、圧縮部と、放熱部18と、膨張部と、冷却部17とを環状に連結した循環路を形成し、圧縮部により循環路を通じて冷媒を循環させるサイクルである。冷凍サイクルにおいて、圧縮部が動作することにより冷媒が高温高圧化される。高温高圧化された冷媒は、放熱部18へ送られる。放熱部18は、放熱部18を通過する気流F1中に冷媒の熱を放熱することで、冷媒を冷やす。放熱部18を通過した冷媒は、膨張部へ送られる。膨張部は、放熱部18により冷やされた冷媒を減圧することで、低温低圧化された冷媒を生成する。膨張部を通過した冷媒は、冷却部17へ送られる。冷却部17は、膨張部から低温低圧化された冷媒を供給されることで冷却される。冷却部17を通過した冷媒は、圧縮部へ送られる。冷凍サイクルにおいて、冷媒が、圧縮部、放熱部18、膨張部、および冷却部17の順番に循環することで、冷却部17の温度上昇が抑制される。なお、冷凍サイクルにおいて、放熱部18には、圧縮部により高温高圧化された冷媒が送られるので、放熱部18の温度が上昇する。
The compression unit (not shown) pumps the refrigerant. The compression unit includes a compressor. The expansion portion (not shown) depressurizes the refrigerant. The inflatable portion includes, for example, a capillary tube. A refrigeration cycle is formed inside the
冷却部17は、冷却部17を通過する気流F1を冷やす。冷却部17は、エバポレータを含む。冷却部17は、冷却部17を通過する空気を冷却して、空気に含まれる水分を結露させる。その結果、気流F1が除湿されると共に、水が生成される。
The cooling
放熱部18は、冷却部17に対向して配置される。放熱部18は、コンデンサを含む。放熱部18は、冷却部17を通過した気流F1と冷媒との間で熱交換する。その結果、冷却部17を通過した気流F1は、冷媒から熱を受け取って、気流F1の温度が上昇する。
The
(加湿機能の動作)
次に、送風装置1の加湿機能の動作について説明する。送風装置1の加湿運転時において、加湿タンク19には水が入っている。また、冷凍サイクルは、運転を停止している。このとき、ファン20が回転すると、吸込口14から筐体10の内部へ空気が吸い込まれて気流F1が発生し、気流F1は、空気清浄フィルタ15を通過する。
(Operation of humidification function)
Next, the operation of the humidifying function of the
次に、空気清浄フィルタ15を通過した気流F1は、加湿フィルタ16を通過して加湿される。加湿フィルタ16を通過した気流F1はファン20の前面へ回り込み、ファン20、および、吹出し口21bを通過して、開口10Hから、送風装置1の外部に流出する。
Next, the airflow F1 that has passed through the
なお、送風装置1の加湿運転時には、冷凍サイクルが運転を停止しているため、冷却部17および放熱部18を通過する気流F1は、冷却部17および放熱部18によって除湿されない。
Since the refrigerating cycle is stopped during the humidifying operation of the
(除湿機能の動作)
次に、送風装置1の除湿機能の動作について説明する。送風装置1の除湿運転時において、加湿タンク19には水が入っていない。このとき、ファン20が回転すると、吸込口14から筐体10の内部へ空気が吸い込まれて気流F1が発生し、気流F1は、空気清浄フィルタ15を通過する。
(Operation of dehumidifying function)
Next, the operation of the dehumidifying function of the
次に、空気清浄フィルタ15を通過した気流F1は、冷却部17および放熱部18を通過して除湿される。冷却部17および放熱部18を通過した気流F1は、吸込口21aに吸い込まれ、ファン20および吹出し口21bを通過し、開口から、送風装置1の外部に流出する。
Next, the airflow F1 that has passed through the
気流F1を除湿するときに生じたドレイン水は、冷却部17および放熱部18の下方に配置された除湿タンク24にて貯留される。除湿タンク24は、除湿タンク24に貯留されたドレイン水の量または水位を検出する検出部(不図示)を備える。除湿タンク24に一定量のドレイン水が貯留されると、ドレイン水が一定量以上であることが報知され、送風装置1は、除湿機能を停止させる。
The drain water generated when the airflow F1 is dehumidified is stored in the
ユーザーは、筐体10から除湿タンク24を引き出して、除湿タンク24に貯留されたドレイン水を廃棄することができる。除湿タンク24に貯留されたドレイン水が一定量以上であっても、ユーザーが除湿タンク24に貯留されたドレイン水を廃棄することによって、再び除湿機能が動作可能になる。
The user can pull out the
除湿された気流F1は、送風装置1の外に流出すると、送風装置1が設置された部屋の空気を除湿したり、衣類乾燥に利用されたりする。なお、送風装置1の除湿運転時には、加湿タンク19に水が入っていないため、加湿フィルタ16を通過する気流F1は加湿されない。
When the dehumidified airflow F1 flows out of the
次に図2~図4を参照して、送風装置1をさらに詳しく説明する。図3は、第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。第1ルーバー11と第2ルーバー12とは、回動可能である。図3では、気流F1に交差する角度に第1ルーバー11の角度は変更される。つまり、第1ルーバー11は、開口H1の一部を覆う。図3では、気流F1に交差する角度に第2ルーバー12の角度は変更される。つまり、第2ルーバー12は、開口H1を覆う。
Next, the
図4は、図3に示す第1ルーバー11と第2ルーバー12とが回動した状態を示す図である。図4では、気流F1に沿う角度に第1ルーバー11の角度は変更される。図4では、気流F1に沿う角度に第2ルーバー12の角度は変更される。図3と図4とでは、発明の理解を容易にするため、第1ルーバー11と第2ルーバー12とを拡大して示している。
FIG. 4 is a diagram showing a state in which the
図3と図4とに示すように、ダクト22の内部には気流F1が発生している。ダクト22は、第1領域22Aと、第2領域22Bと、開口H1を有する。第1領域22Aは、気流F1の上流側に位置する領域である。第2領域22Bは、気流F1の下流側に位置する領域である。第2領域22Bは、第1領域22Aと比較して大きい領域である。
As shown in FIGS. 3 and 4, an air flow F1 is generated inside the
開口H1は、空気が流出する。開口H1は、第2領域22Bの下流側に位置する。開口H1において、第1ルーバー11と第2ルーバー12とは、開口H1から流出する空気の流れの向きを調整する。
Air flows out through the opening H1. The opening H1 is located on the downstream side of the
ダクト22は、第1壁面221と、第2壁面222と、第3壁面223とをさらに有する。
The
第1壁面221は、フロントカバー5側とリアカバー6側とのうち、リアカバー6側に位置している。第1壁面221のうちの第1領域22Aに位置する部分は、平坦面を有する壁である。第1壁面221のうちの第2領域22Bに位置する部分は、曲面を有する壁である。フロントカバー5からリアカバー6へ向かう方向の第1壁面221のうちの第2領域22Bに位置する部分は、開口H1に向かって湾曲する。したがって、第2領域22Bは、第1領域22Aと比較して大きい。
The
第2壁面222は、フロントカバー5側とリアカバー6側とのうち、フロントカバー5側に位置している。第2壁面222は、第1壁面221と対向する。第2壁面222のうちの第1領域22Aに位置する部分は、平坦面を有する壁である。第2壁面222のうちの第2領域22Bに位置する部分は、平坦面を有する壁である。
The
第3壁面223は、第2壁面222とフロントカバー5との間に位置する。第3壁面223は、リアカバー6からフロントカバー5に向かって傾斜する。第3壁面223は、第1ルーバー11と対向する。
The
図3と図4とに示すように、第2ルーバー12は、第1ルーバー11から離隔して第1ルーバー11と対向する。第1ルーバー11と第2ルーバー12との間には、風路と、開口20Hとが形成される。第2ルーバー12は、気流F2を開口20Hにガイドする。具体的には、第2ルーバー12は、開口H1から流出し、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路を移動する気流F2を開口20Hにガイドする。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
図3と図4とに示すように、第1ルーバー11と第3壁面223との間には、風路と、開口10Hとが形成される。第1ルーバー11は、気流F3を開口10Hにガイドする。具体的には、開口H1から流出し、第1ルーバー11と第3壁面223との間の風路を移動する気流F3を第1ルーバー11は開口10Hにガイドする。
As shown in FIGS. 3 and 4, an air passage and an
第1ルーバー11は、第1先端部111と、第1平坦部112と、第1回動軸113とを有する。第1平坦部112は、空気の流れである気流F2の上流側に位置する端部を含む。第1先端部111は、気流F2の下流側の端部を含む。第1先端部111は、第2ルーバー12に対して離れる方向に傾斜する。
The
第1ルーバー11と第2ルーバー12との間に形成される開口20Hから流出した気流F4は、第1先端部111に沿って曲げられる。つまり、第1先端部111はコアンダ効果を発生させる。コアンダ効果によって気流F4は、フロントカバー5に沿って筐体10の設置面Gの側に空気が送出される。また、第1ルーバー11と第2ルーバー12とがリアカバー6の側に回動することで、第1先端部111が発生させるコアンダ効果が小さくなる。第2ルーバー12は、コアンダ効果が無くなった気流F4の風向きを調整する。したがって、コアンダ効果が無くなって、風向が急に切り替わることを抑制できる。この結果、フロントカバー5の側で風が当たらない範囲が生じることを抑制できる。さらに、第2ルーバー12は、リアカバー6側に向かう気流も制御できる。
The airflow F4 flowing out from the
例えば、図3に示すように、開口10Hと開口20Hとから空気が送出される。開口20Hから送出された空気である気流F4は、第1先端部111のコアンダ効果によって筐体10の設置面Gの側に送出される。開口10Hから送出された空気である気流F5は、第3壁面223のコアンダ効果によって、筐体10のフロントカバー5の側に送出される。
For example, as shown in FIG. 3, air is sent out from the
そして、第1ルーバー11と第2ルーバー12とが、第3壁面223から離れる方向に回動する。第1ルーバー11と第2ルーバー12とが第3壁面223から離れる方向に回動するにつれて、気流F4が送出される範囲が変更される。さらに、第1ルーバー11と第2ルーバー12とが第3壁面223から離れる方向に回動するにつれて、気流F5が送出される範囲が変更される。
Then, the
また、第1ルーバー11が第3壁面223から離れる方向に回動するにつれて、気流F3が移動する風路が拡大し、第3壁面223のコアンダ効果が無くなる。さらに、第1ルーバー11と第2ルーバー12とが第3壁面223から離れる方向に回動するにつれて、気流F2が移動する風路が拡大し、第1先端部111のコアンダ効果が無くなる。一般的に、コアンダ効果が無くなる場合、気流の向きが急に切り替わる。気流の向きが急に切り替わることで、風が当たらない範囲ができる。一方、本実施形態の送風装置1の第1ルーバー11の第1先端部111は、第3壁面223を覆う様に配置され、第2ルーバー12に対して離れる方向に湾曲するため、コアンダ効果が無くなっても気流F5の向きが急に切り替わることを抑制できる。この結果、フロントカバー5の側で風が当たらない範囲が生じることを抑制できる。また、第1ルーバー11と第2ルーバー12とがリアカバー6の側に回動した時に、第2ルーバー12は、気流の向きを調整する。具体的には、第1ルーバー11の第1先端部111に沿って気流F4が移動することを抑制する。つまり、気流F4が第2ルーバー12に沿って移動するように、第2ルーバー12は気流F4を案内する。
Further, as the
第1回動軸113は、第1ルーバー11を支持する。具体的には、第1回動軸113は、筐体10の開口H1に固定され、第1ルーバー11を支持する。さらに、具体的には、第1回動軸113は、筐体10の開口H1に固定され、第1回動軸線AX1の回りに第1ルーバー11を回転可能に支持する。
The
例えば、第1ルーバー11が第1回動軸線AX1の回りに回動することで、第3壁面223に接近する方向と、第3壁面223から離隔する方向とに回動可能である。第3壁面223に接近する方向へ第1ルーバー11が回動することで、第1ルーバー11と第3壁面223とは接触する。第1ルーバー11と第3壁面223とが接触することで、第1ルーバー11は気流F3が移動する風路を塞ぐ。
For example, by rotating the
図3と図4とに示すように、開口10Hは、第1ルーバー11が回動することで開口10Hの大きさが変更される。例えば、図3に示す開口10Hの大きさは、図4に示す開口10Hの大きさと比較して小さい。
As shown in FIGS. 3 and 4, the size of the
また、気流F3が移動する風路は、第1ルーバー11が回動することで風路の大きさが変更される。例えば、図4に示す気流F3が移動する風路の大きさは、気流F3が移動する風路の大きさと比較して大きい。
Further, the size of the air passage in which the air flow F3 moves is changed by the rotation of the
図3に示すように、第2ルーバー12は、第1状態において、第1ルーバー11よりも上側に配置される。第1状態は、第1ルーバー11と第2ルーバー12との状態とを示す。具体的には、第1状態は、筐体10の設置面Gの側に空気が送出されるときの第1ルーバー11と第2ルーバー12との状態とを示す。したがって、第1ルーバー11と第2ルーバー12とが回動しても、第1状態である場合、第2ルーバー12は気流F4が設置面Gの側から水平方向に急に切り替わることを抑制する。この結果、風向きが下側から水平方向に切り替わるまでの範囲に均等に風を送出できる。
As shown in FIG. 3, the
引き続き、図3と図4とを参照して、第2ルーバー12を詳しく説明する。第2ルーバー12は、第2先端部121と、第2平坦部122と、第2回動軸123とを有する。
The
第2平坦部122は、空気の流れである気流F2の上流側に位置する端部を含む。第2先端部121は、気流F2の下流側の端部を含む。第2先端部121は、第1ルーバー11に対して近づく方向に傾斜する。したがって、第2先端部121にしたがって、気流F2は第1ルーバー11の側に案内される。この結果、第1状態において、気流F2を第1先端部111の側に案内してコアンダ効果を発生させることができる。
The second
第2回動軸123は、第2ルーバー12を支持する。具体的には、第2回動軸123は、筐体10の開口H1に固定され、第2ルーバー12を支持する。さらに、具体的には、第2回動軸123は、筐体10の開口H1に固定され、第2回動軸線AX2の回りに第2ルーバー12を回転可能に支持する。第2回動軸線AX2の位置は、第1回動軸線AX1の位置と異なる。つまり、第1ルーバー11と第2ルーバー12とが同一の回動軸線で回転しない。したがって、図3と図4とに示すように、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路の大きさを第1ルーバー11の角度と第2ルーバー12の角度とに応じて変更できる。この結果、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路の大きさを設計者が望む風路の大きさに変更できる。
The
また、第2ルーバー12が第2回動軸線AX2の回りに回動することで、第3壁面223に接近する方向と、第3壁面223から離隔する方向とに回動可能である。第3壁面223に接近する方向へ第2ルーバー12が回動することで、第2ルーバー12と第1ルーバー11とは接触する。第2ルーバー12と第1ルーバー11とが接触することで、第2ルーバー12は気流F2が移動する風路を塞ぐ。
Further, by rotating the
図3と図4とに示すように、開口20Hは、第2ルーバー12が回動することで開口20Hの大きさが変更される。例えば、図3に示す開口20Hの大きさは、図4に示す開口20Hの大きさと比較して小さい。
As shown in FIGS. 3 and 4, the size of the
また、気流F2が移動する風路は、第2ルーバー12が回動することで風路の大きさが変更される。例えば、図4に示す気流F2が移動する風路の大きさは、図3に示す気流F2が移動する風路の大きさと比較して大きい。
Further, the size of the air passage in which the air flow F2 moves is changed by the rotation of the
また、第1先端部111の第1平坦部112に対する角度は、第2先端部121の第2平坦部122に対する角度と異なる。したがって、第1先端部111と第2先端部121とで異なる機能を持たせることができる。つまり、第1先端部111ではコアンダ効果を発生させ、第2先端部121では第1先端部111に向かうように空気を案内できる。この結果、コアンダ効果をより容易に発生させることができる。
Further, the angle of the
また、空気の流れに沿う方向の第2ルーバー12の長さは、空気の流れに沿う方向の第1ルーバー11の長さよりも長い。例えば、図3に示すように、気流F4に沿う方向の第2ルーバー12の長さは、気流F4に沿う方向の第1ルーバー11の長さよりも長い。したがって、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間に空気をガイドすることが容易となる。この結果、ダクト22の内部を移動する気流F1を第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路に効率的に案内できる。
Further, the length of the
例えば、図3に示すように、第1状態において、第1ルーバー11の第1平坦部112の端部は第1壁面221と対向する。第1状態において、第2ルーバー12の第2平坦部122の端部は第1壁面221と対向する。第1平坦部112の端部から第1壁面221までの距離は、第2平坦部122の端部から第1壁面221までの距離と比較して長い。第1平坦部112の端部は、第2平坦部122の端部よりも第1壁面221から離れている。つまり、第1状態において、第2ルーバー12に遮られて、気流F1が流れる方向に空気が流出しない。よって、気流F1に交差するように配置された第2ルーバー12に沿って空気がガイドされる。そして、開口H1から流出した気流F1は第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路に案内される。したがって、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路を気流F2が移動する。この結果、ダクト22を流れる空気を開口20Hから流出させることができる。そして、開口20Hから流出した気流F4は、コアンダ効果により設置面Gの側に移動する。
For example, as shown in FIG. 3, in the first state, the end portion of the first
さらに、気流F1は第2ルーバー12に遮られるため、開口H1から流出した気流F1は第1ルーバー11と第3壁面223との間の風路に案内される。つまり、第1ルーバー11と第3壁面223との間の風路を気流F3が移動する。この結果、ダクト22を流れる空気を開口10Hから流出させることができる。そして、開口10Hから流出した気流F5は、コアンダ効果により設置面Gの側に移動する。
Further, since the airflow F1 is blocked by the
また、図4に示すように、第2状態において、第1ルーバー11の第1平坦部112の端部は設置面Gと対向する。第2状態は、筐体10の設置面Gの側と異なる側に空気が送出される第1ルーバー11と第2ルーバー12との状態を示す。具体的には、第2状態は、第1ルーバー11と第2ルーバー12とがリアカバー6側に空気をガイドする状態を示す。換言すると、第2状態は、部屋の天井の側に空気がガイドされる状態を示す。
Further, as shown in FIG. 4, in the second state, the end portion of the first
具体的には、第2状態において、第1平坦部112の端部は、吹出し口21bと対向する。第2状態において、第2ルーバー12の第2平坦部122の端部は設置面Gと対向する。具体的には、第2状態において、第2平坦部122の端部は、吹出し口21bと対向する。
Specifically, in the second state, the end portion of the first
したがって、第2状態において、第1ルーバー11と第2ルーバー12とに沿って空気がガイドされる。第2状態において、開口H1から流出した気流F1は、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路に案内される。つまり、第1ルーバー11と第2ルーバー12との間の風路を気流F2が移動する。この結果、ダクト22を流れる空気を開口20Hから流出させることができる。そして、開口20Hから流出した気流F4は、部屋の天井の側に向かって移動する。
Therefore, in the second state, air is guided along the
さらに、第2状態において、開口H1から流出した気流F1は、第1ルーバー11と、第2壁面222との間の風路に案内される。つまり、第1ルーバー11と、第2壁面222の間の風路を気流F3が移動する。この結果、ダクト22を流れる空気を開口10Hから流出させることができる。そして、開口10Hから流出した気流F5は、部屋の天井の側に向かって移動する。
Further, in the second state, the airflow F1 flowing out from the opening H1 is guided to the air passage between the
次に、図1~図20を参照して、本発明に係る送風装置1を使用した実施例を説明する。本発明が実施例に基づき具体的に説明されるが、本発明は以下の実施例によって限定されない。
Next, an embodiment using the
図5~図20は、第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図5~図20では、気流を矢印で示している。図5~図20において、送風装置1は、部屋の床に配置される。図6~図20において、ファン20の回転速度は一定である。図6~図20では、第1ルーバー11と第2ルーバー12とは、第3壁面223から離隔する方向に回動するときの気流をシミュレーションした。
5 to 20 are views showing the
図5は、接触状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とが示された図である。接触状態は、第1ルーバー11と第2ルーバー12とが接触し、第1ルーバー11と第3壁面223とが接触した状態である。接触状態において、ダクト22の開口H1の一部は閉鎖した状態となる。接触状態において、開口H1のうちのフロントカバー5の側の開口H1が閉塞される。また、接触状態において、開口H1のうちのリアカバー6の側の開口H1は開放される。また、図6~図20では、接触状態の第2ルーバー12に対して、所定角度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す。換言すると、接触状態の第2ルーバー12の第2平坦部122の角度を0度としたときの、第1ルーバー11と第2ルーバー12との状態を示している。
FIG. 5 is a diagram showing the
図6は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、10度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図7は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、20度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図8は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、30度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図9は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、35度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図10は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、40度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。
FIG. 6 is a diagram showing the
図6~図8に示すように、10度~30度の気流F4は第1ルーバー11の第1先端部111によってコアンダ効果が発生した。また、10度~30度になるにつれて、コアンダ効果が小さくなっていった。換言すると、10度~30度になるにつれて、設置面Gの側に気流F4が曲がる程度も小さくなり、リアカバー6からフロントカバー5へ向かう方向へ気流F4が移動する成分が大きくなる。
As shown in FIGS. 6 to 8, the Coanda effect was generated by the
図9と図10とに示すように、35度~40度の気流F4はコアンダ効果が発生していない。よって、設置面Gの側に気流F4は曲げられない。つまり、リアカバー6からフロントカバー5へ向かう方向に気流F4は移動する。換言すると、第1ルーバー11と第2ルーバー12との回転角度に応じて、気流F4が移動している。
As shown in FIGS. 9 and 10, the Coanda effect does not occur in the airflow F4 at 35 to 40 degrees. Therefore, the airflow F4 cannot be bent toward the installation surface G. That is, the airflow F4 moves in the direction from the
図6~図8に示すように、第1ルーバー11と第2ルーバー12との回転角度が10度~30度となる場合、第1先端部111にコアンダ効果が発生している。具体的には、図6~図8に示すように、第1ルーバー11と第2ルーバー12との回転角度が10度~30度になるのに応じて、コアンダ効果が小さくなり、気流F4は徐々に角度を変更していた。
As shown in FIGS. 6 to 8, when the rotation angle between the
さらに、図9と図10とに示すように、第1先端部111によるコアンダ効果がなくなったときに、気流F4の向きが突然変更されることを第2ルーバー12が抑えている。つまり、第2ルーバー12は、コアンダ効果が無くなって気流の向きが突然変更されることを抑制できた。この結果、気流の向きが突然変更されることによって、風の当たらない範囲ができることを抑制できた。
Further, as shown in FIGS. 9 and 10, the
図11は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、50度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図12は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、60度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図13は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、70度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図14は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、80度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図15は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、90度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。
FIG. 11 is a diagram showing the
図16は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、100度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図17は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、110度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図18は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、120度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図19は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、130度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図20は、図5に示す接触状態の第2ルーバー12に対して、140度だけ回動した状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。
FIG. 16 is a diagram showing the
図11~図20に示すように、第1ルーバー11と第2ルーバー12との回転角度が50度~140度となるのに応じて、気流F4の移動方向が変更された。換言すると、第1ルーバー11と第2ルーバー12との回転角度に応じて、気流F4が移動した。また、図20に示す第2ルーバー12の角度は、第1領域22Aの第2壁面222の角度と略一致する。したがって、気流は、第1領域22Aの第2壁面222に沿って移動した後、第2ルーバー12に沿って移動する。つまり、開口10Hに向かう空気の量より、開口20Hに向かう空気の量が大きくなる。この結果、気流F3の風量と比較して、気流F4の風量を大きくできる。
As shown in FIGS. 11 to 20, the moving direction of the airflow F4 is changed according to the rotation angle between the
本実施形態によれば、第1ルーバー11の第1先端部111によってコアンダ効果を発生させることができた。さらに、第1ルーバー11の角度が第1先端部111でコアンダ効果が発生しない角度になったときに、第2ルーバー12が気流F4の移動する向きを調整する。したがって、コアンダ効果が発生しなくなったときに、気流F4の向きが突然変更することを抑制できる。この結果、風が当たらない範囲ができることを抑制できる。
According to the present embodiment, the Coanda effect can be generated by the
[実施形態2]
次に、図1、図2、図21、および、図22を参照して、送風装置1の実施形態2を説明する。実施形態2では、送風装置1の第1ルーバー11の形状が異なる点で、実施形態1と主に異なる。以下、実施形態2が本実施形態と異なる点を説明する。
[Embodiment 2]
Next, the second embodiment of the
図21は、実施形態2の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示す図である。図21では、第1状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示している。図22は、図21に示す第1ルーバー11と第2ルーバー12とが回動した状態を示す図である。図22では、第2状態の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを示している。図21と図22とでは、発明の理解を容易にするため、実施形態2の第1ルーバー11と第2ルーバー12とを拡大して示している。
FIG. 21 is a diagram showing the
実施形態2の送風装置1は、例えば、除湿機能と、加湿機能とを備える。送風装置1は、操作部8と、筐体10と、第1ルーバー11と、第2ルーバー12と、コントローラー(不図示)とを備える。筐体10は、フロントカバー5、リアカバー6、一対の側板7、および持ち手9を含む。
The
フロントカバー5は、ユーザーが主として送風装置1を利用する向きに位置する。リアカバー6は、フロントカバー5と対向して配置される。側板7は、フロントカバー5とリアカバー6との間に位置する。リアカバー6は、複数の吸込口14を有する。
The
図2に示すように、送風装置1は、空気清浄フィルタ15と、加湿フィルタ16と、冷却部17と、放熱部18と、加湿タンク19と、ファン20と、ファンケース21と、ダクト22と、圧縮部(不図示)と、膨張部(不図示)とをさらに備える。冷却部17と放熱部18とは、熱交換器として機能する。
As shown in FIG. 2, the
ダクト22は、ファン20の回転によって発生した気流F1を案内する。ダクト22は、第1領域22Aと、第2領域22Bと、開口H1とを有する。第1領域22Aは、気流F1の上流側に位置する領域である。第2領域22Bは、気流F1の下流側に位置する領域である。
The
ダクト22は、第1壁面221と、第2壁面222と、第3壁面223とをさらに有する。第1壁面221は、フロントカバー5側とリアカバー6側とのうち、リアカバー6側に位置している。第2壁面222は、フロントカバー5側とリアカバー6側とのうち、フロントカバー5側に位置している。第2壁面222は、第1壁面221と対向する。第3壁面223は、第2壁面222とフロントカバー5との間に位置する。第3壁面223は、リアカバー6からフロントカバー5に向かって傾斜する。第3壁面223は、第1ルーバー11と対向する。
The
第1ルーバー11は、空気の流れる向きを調整する。第1ルーバー11と第3壁面223との間には、風路と、開口10Hとが形成される。開口H1から流出し、第1ルーバー11と第3壁面223との間の風路を移動する気流F3を第1ルーバー11は開口10Hにガイドする。本実施形態の第1ルーバー11は、第3壁面223と当接する。第1ルーバー11は、第3壁面223と当接することで、フロントカバー5に収容される。
The
第1ルーバー11は、第1先端部111と、第1湾曲部114と、第1回動軸113とを有する。
The
第1湾曲部114は、空気の流れである気流F2の上流側に位置する端部を含む。
The first
第1先端部111は、気流F2の下流側の端部を含む。第1先端部111は、第2ルーバー12に対して離れる方向に傾斜する。
The
第1回動軸113は、第1ルーバー11を支持する。具体的には、第1回動軸113は、筐体10の開口H1に固定され、第1回動軸線AX1の回りに第1ルーバー11を回転可能に支持する。
The
例えば、第1ルーバー11が第1回動軸線AX1の回りに回動することで、第3壁面223に接近する方向と、第3壁面223から離隔する方向とに回動可能である。第3壁面223に接近する方向へ第1ルーバー11が回動することで、第1ルーバー11と第3壁面223とは接触する。第1ルーバー11と第3壁面223とが接触することで、第1ルーバー11は気流F3が移動する風路を塞ぐ。
For example, by rotating the
第2ルーバー12は、空気の流れる向きを調整する。
The
図21に示すように、第2ルーバー12は、第1状態において、第1ルーバー11よりも上側に配置される。第2ルーバー12は、第2先端部121と、第2平坦部122と、第2回動軸123とを有する。第2平坦部122は、空気の流れである気流F2の上流側に位置する端部を含む。第2先端部121は、気流F2の下流側の端部を含む。第2先端部121は、第1ルーバー11に対して近づく方向に傾斜する。
As shown in FIG. 21, the
第2回動軸123は、第2ルーバー12を支持する。具体的には、第2回動軸123は、筐体10の開口H1に固定され、第2回動軸線AX2の回りに第2ルーバー12を回転可能に支持する。
The
第2回動軸線AX2の位置は、第1回動軸線AX1の位置と異なる。具体的には、本実施形態の第2回動軸線AX2の位置は、第1回動軸線AX1の位置よりも気流F1の沿う方向の下流側に配置される。したがって、第1ルーバー11の回転可能な範囲と第2ルーバー12の回転可能な範囲とを異ならせることができる。例えば、第1ルーバー11がフロントカバー5に収容された状態であっても、第2ルーバー12をフロントカバー5の側へさらに回動できる。この結果、開口10Hと開口20Hとを閉塞できる。
The position of the second rotation axis AX2 is different from the position of the first rotation axis AX1. Specifically, the position of the second rotation axis AX2 of the present embodiment is arranged on the downstream side in the direction along the air flow F1 from the position of the first rotation axis AX1. Therefore, the rotatable range of the
また、第2ルーバー12が第2回動軸線AX2の回りに回動することで、第3壁面223に接近する方向と、第3壁面223から離隔する方向とに回動可能である。第3壁面223に接近する方向へ第2ルーバー12が回動することで、第2ルーバー12と第1ルーバー11とは接触する。第2ルーバー12と第1ルーバー11とが接触することで、第2ルーバー12は気流F2が移動する風路を塞ぐ。
Further, by rotating the
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。 The embodiments of the present invention have been described above with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the above embodiment, and can be implemented in various embodiments without departing from the gist thereof. In addition, various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of components disclosed in each of the above embodiments. For example, some components may be removed from all the components shown in the embodiments. In addition, components across different embodiments may be combined as appropriate. In order to make it easier to understand, the drawings are schematically shown with each component as the main component, and the thickness, length, number, spacing, etc. of each of the illustrated components are actual for the convenience of drawing creation. Is different. Further, the material, shape, dimensions, etc. of each component shown in the above embodiment are merely examples, and are not particularly limited, and various changes can be made without substantially deviating from the configuration of the present invention. be.
(1)実施形態1の送風装置1と実施形態2の送風装置1とでは、第1ルーバー11の第1先端部111の角度と第2ルーバー12の第2先端部121の角度は異なったが、これに限らない。例えば、第1先端部111の角度と第2先端部121の角度とは、同じ角度であってもよい。
(1) The angle of the
本発明は、送風装置を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。 The present invention provides a blower and has industrial applicability.
1 :送風装置
10 :筐体
11 :第1ルーバー
12 :第2ルーバー
111 :第1先端部
112 :第1平坦部
113 :第1回動軸
121 :第2先端部
122 :第2平坦部
123 :第2回動軸
AX1 :第1回動軸線
AX2 :第2回動軸線
G :設置面
H1 :開口
1: Blower 10: Housing 11: First louver 12: Second louver 111: First tip 112: First flat portion 113: First rotation shaft 121: Second tip 122: Second flat portion 123 : 2nd rotation axis AX1: 1st rotation axis AX2: 2nd rotation axis G: Installation surface H1: Opening
Claims (7)
前記第1風向調整部材から離隔して前記第1風向調整部材と対向し、前記空気の流れる向きを調整する第2風向調整部材と
を備え、
前記第1風向調整部材は、前記空気の流れの下流側の端部を含む第1先端部を有し、
前記第1先端部は、前記第2風向調整部材に対して離れる方向に傾斜する、送風装置。 The first wind direction adjusting member that adjusts the direction of air flow,
A second wind direction adjusting member that faces the first wind direction adjusting member at a distance from the first wind direction adjusting member and adjusts the direction of air flow is provided.
The first wind direction adjusting member has a first tip portion including a downstream end portion of the air flow.
The first tip portion is a blower device that is inclined in a direction away from the second wind direction adjusting member.
前記第1風向調整部材と前記第2風向調整部材とは、前記開口において、前記開口から流出する前記空気の流れる向きを調整し、
第1状態において、前記第2風向調整部材は前記第1風向調整部材よりも上側に配置され、
前記第1状態は、前記筐体の設置面の側に前記空気が送出されるときの記第1風向調整部材と前記第2風向調整部材との状態を示す、請求項1に記載の送風装置。 Further equipped with a housing with an opening through which air flows,
The first wind direction adjusting member and the second wind direction adjusting member adjust the flow direction of the air flowing out from the opening at the opening.
In the first state, the second wind direction adjusting member is arranged above the first wind direction adjusting member.
The blower according to claim 1, wherein the first state indicates a state of the first wind direction adjusting member and the second wind direction adjusting member when the air is sent to the side of the installation surface of the housing. ..
前記第2先端部は、前記第1風向調整部材に対して近づく方向に傾斜する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の送風装置。 The second wind direction adjusting member has a second tip portion including a downstream end portion in the direction in which the air flows.
The blower according to any one of claims 1 to 3, wherein the second tip portion is inclined in a direction approaching the first wind direction adjusting member.
前記第2風向調整部材は、前記空気の流れの上流側の端部を含む第2平坦部をさらに有し、
前記第1先端部の前記第1平坦部に対する角度は、前記第2先端部の前記第2平坦部に対する角度と異なる、請求項4に記載の送風装置。 The first wind direction adjusting member further has a first flat portion including an upstream end portion of the air flow.
The second wind direction adjusting member further has a second flat portion including an upstream end portion of the air flow.
The blower according to claim 4, wherein the angle of the first tip portion with respect to the first flat portion is different from the angle of the second tip portion with respect to the second flat portion.
前記第2風向調整部材は、第2回動軸線の回りに回動可能であり、
前記第2回動軸線の位置は、前記第1回動軸線の位置と異なる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の送風装置。 The first wind direction adjusting member is rotatable around the first rotation axis and is rotatable around the first rotation axis.
The second wind direction adjusting member can rotate around the second rotation axis and can rotate around the second rotation axis.
The blower according to any one of claims 1 to 5, wherein the position of the second rotation axis is different from the position of the first rotation axis.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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WO2024042563A1 (en) * | 2022-08-22 | 2024-02-29 | 三菱電機株式会社 | Dehumidifier |
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