JP2022095549A - 建物 - Google Patents

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JP2022095549A
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良樹 鷹田
Yoshiki Takada
伸高 新谷
Nobutaka Shinya
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Asahi Kasei Homes Corp
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Abstract

【課題】eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる建物を提供する。【解決手段】複数の居住者が住む複数の住戸と、少なくとも1つの共用部と、電力を分岐回路を介して分配することと、ブレーカーによる過電流制御を行う分電盤と、を有し、前記共用部は、前記分電盤の異なる前記分岐回路に電気的接続されたコンセントを少なくとも備える、建物であり、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、建物に関する。
コンピュータゲームをスポーツ競技として行うeSports(electronic sports)のプレーヤー(以下、eSportsプレーヤーとも呼ぶ。)が増えてきている。
ネットワークゲームが遊びの領域を超え、競技としてeSportsと呼ばれるほどに、世界は進んでいる。その中でeSportsプレーヤーにスポンサーが付くこともあり、賞金で生活するプロのeSportsプレーヤーも誕生している。
メインの収入源にまではならないが、生活のかなり重要な部分をeSportsに捧げる人口は今後も増え続けると予想される。また、eSportsプレーヤーを含むゲーマーの多くは、「ゲーム実況者」として動画投稿者を兼務し、動画投稿によってテクニックなどを披露することで、動画チャンネル登録者を増やすという手法も一般化しつつある。
ここで、動画投稿に関しては、動画投稿サービスを利用して動画を投稿する者(動画投稿者)も増えてきている。動画投稿サービスとしては、例えば、YouTube(登録商標)があり、その動画投稿者はYouTuberと呼ばれている。このような動画投稿サービスのメディアがテレビを超え、中学生のなりたい職業の上位に動画投稿者が入るほどになっている。
以上のような状況に鑑みると、複数のeSportsプレーヤーが居住可能な集合住宅などの建物を提供することの必要性が考えられる。
特許文献1には、大規模集合住宅における管理棟の配置構造が記載されており、具体的には、同一敷地内に複数の共同住宅棟を有する大規模集合住宅において、各共同住宅棟を外部からの侵入が不可能な通路により1個所の中央管理棟と各々連結し、当該中央管理棟にのみ共同出入口を設置する構造が記載されている(特許文献1参照。)。
特開平1-226984号公報
しかしながら、従来の集合住宅のような建物では、eSportsプレーヤーに十分な環境を整えたものがなかった。
例えば、eSportsプレーヤーが、スポンサーが提供するスペース以外で活動する場合には、ゲーミングPCが設置されている必要があるなどといったように、ある程度の環境が必要となる。現状の一般賃貸において、このようなニーズに応えた環境を十分に整えたものがなかった。
また、所業の特徴から、eSportsプレーヤーが自己のスキルを公開しながら他者とのコミュニケーションを取る場のニーズは、今後さらに増えていくと予想される。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる建物を提供することを課題とする。
一構成例として、複数の居住者が住む複数の住戸と、少なくとも1つの共用部と、電力を分岐回路を介して分配することと、ブレーカーによる過電流制御を行う分電盤と、を有し、前記共用部は、前記分電盤の異なる前記分岐回路に電気的接続されたコンセントを少なくとも備える、建物である。
本発明に係る建物によれば、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる。
実施形態に係る建物の主要部の構成を示す図である。 実施形態に係る第1共用部の内部の一例を示す図である。 変形例に係る建物の主要部の構成を示す図である。 サービス提供システムの構成の一例を示す図である。 サーバーが行う処理の概要を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[建物]
図1は、実施形態に係る建物1の主要部の構成を示す図である。
本実施形態では、建物1は、居住を目的とする住宅建物であり、複数の居住者が住む複数の住戸を有する集合住宅である。また、建物1は、家賃が発生する賃貸住宅である。 本実施形態では、建物1の居住者は、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)であるが、それ以外の者が含まれてもよい。
図1には、建物1の主要部として、建物1の1階部分の構成を示してある。
ここで、本実施形態では、建物1は、1階部分以外に、他の階の部分を有している。当該他の階は、例えば、2階以上の階であってもよく、あるいは、地下の階であってもよい。
また、建物1が2つ以上の階を有する場合、図1に示される構成が1階部分に適用される代わりに、または、1階部分に適用されるとともに、他の階に適用されてもよい。
図1に示される構成について説明する。
建物1は、1階部分に、共用部である第1共用部11と、共用部である第2共用部12と、住戸である第1住戸13と、住戸である第2住戸14と、通路部である第1通路部21と、通路部である第2通路部22と、を有する。
図1に示される間取りでは、第1共用部11と第2共用部12とが第2通路部22を挟んで配置されている。
また、第1住戸13と第2住戸14とが隣接して配置されている。
また、第1共用部11と第2共用部12と第2通路部22を含む部分と、第1住戸13と第2住戸14を含む部分とが、第1通路部21を挟んで配置されている。
ここで、本実施形態に係る建物1では、1階部分に2つの共用部(図1の例では、第1共用部11、第2共用部12)を有する場合を示すが、共用部の数は、1つであってもよく、あるいは、3つ以上であってもよい。
また、本実施形態に係る建物1では、1階部分に2つの住戸(第1住戸13、第2住戸14)を有する場合を示すが、住戸の数は、1つであってもよく、あるいは、3つ以上であってもよい。
他の例として、建物1において、1階部分に、1つ以上の共用部を有し、住戸を有しない構成が用いられてもよい。この場合、建物1は、1階以外の階を有しており、1階以外の階に住戸を有している。
<共用部の概要>
本実施形態では、第1共用部11および第2共用部12は、居住者などにとって、eSportsのゲームをプレイするために適した空間とされている。
また、本実施形態では、第1共用部11および第2共用部12は、居住者などにとって、打ち合わせなどのためのミーティングスペース、あるいは、撮影などのためのスタジオスペースなどとしても適した空間とされている。
第1共用部11について説明する。
第1共用部11は、第2通路部22の側に、引戸111を備える。
また、第1共用部11は、外の側(第2通路部22とは反対側)に、窓112を備える。なお、図1の例では、複数の窓のうちの1つの窓112だけに符号を付してある。
また、第1共用部11は、第1通路部21の側に、収納部113を備える。
収納部113は、例えば、予備のPCの本体等あるいは椅子などの大型品を収納することが可能なサイズであってもよく、奥行の有効寸法が45cm以上であってもよい。
また、収納部113とは別に、本あるいはソフトウェアを収納することが可能な本棚規格の収納部が第1共用部11に備えられてもよい。本棚規格の奥行の有効寸法は、例えば、15cm以上である。
また、第1共用部11には、プロジェクター141およびスクリーン142が設置されている。プロジェクター141およびスクリーン142は、それぞれ、第1共用部11に備え付けられていてもよく、あるいは、別体で設置されてもよい。
ここで、図1の例では、共用で使用可能な表示装置としてプロジェクター141およびスクリーン142を示したが、これに代えて、または、これとともに、大型モニタが備えられてもよい。当該大型モニタは、壁掛けのモニタであってもよい。
また、第1共用部11には、テーブル121およびテーブル131が設置されている。テーブル121およびテーブル131は、それぞれ、第1共用部11に備え付けられていてもよく、あるいは、別体で設置されてもよい。
また、第1共用部11には、椅子122、132が設置されている。なお、図1の例では、複数の椅子のうちの2つの椅子122、132だけに符号を付してある。それぞれの椅子122、132は、第1共用部11に備え付けられていてもよく、あるいは、別体で設置されてもよい。
本実施形態では、第2共用部12の構成は、第1共用部11の構成と比べて、収納部(収納部113に相当するもの)を備えない点および配置(方角等)が異なる構成部がある点を除いて、第1共用部11の構成と同様であるため、第2共用部12の詳しい説明を省略する。
図1の例では、基本的には、第2共用部12の構成は、第1共用部11の構成と比べて、反転(図1の視点において、上下反転)している。
なお、第2共用部12の構成は、必ずしも第1共用部11の構成と同じでなくてもよく、任意の構成であってもよい。
ここで、図1には、第1共用部11の内部に備えられたテーブル121、131、椅子122、132、プロジェクター141およびスクリーン142を示したが、第1共用部11の内部には、さらに様々な物が備えられている。
これについて、図2を参照して説明する。
なお、図示の都合上、図2に示される様々な物は、一部のテーブルおよび一部の椅子以外は、図1に示されている物とは異なる物である。例えば、図2では、プロジェクター141およびスクリーン142、窓112、テーブル131、椅子132の図示を省略している。また、図2では、図を見易くするために、テーブル121についてはサイズが小さめのテーブル541として示してあり、椅子122については2つの椅子542~543を示してある。
このように、本実施形態では、図示の都合上、図1に示される物と図2に示される物とで一致しない物を含むが、第1共用部11には、図1および図2に示されるように様々な物が備えられてもよい。
図2は、実施形態に係る第1共用部11の内部の一例を示す図である。
図2の例では、第1共用部11の室内のうちの一部のみを示してある。図2に示される各種の物は、説明のために示した例であり、配置される箇所、配置される数、大きさ、形状などは、必ずしも図2に示される例と一致しなくてもよい。
第1共用部11は、壁511と、床512と、天井513を有する。なお、図2の例では、複数の壁のうちの1つの壁511だけを示してあり、他の壁については図示を省略している。
また、本実施形態では、コンセントとは、他の機器に電力供給を可能とする電気的接点のうちの任意のものを含んでもよい。例えば、コンセントは、一般的なものとして、商用電源と同じ電圧、周波数で供給されたもの(例えば、100Vで、50Hzまたは60Hz)に対応していてもよい。他の例として、コンセントは、直流に対応していてもよく、一般的な電圧および周波数以外の電圧あるいは周波数に対応していてもよい。
壁511には、エアコン用に2つの接続部T21、T22が備えられている。それぞれの接続部T21、T22は、例えば、カバーで覆われている。
接続部T21は、1つのエアコン用コンセントC21を有している。
接続部T22は、1つのエアコン用コンセントC22を有している。
そして、壁511には、2つのエアコン521、522が備えられている。それぞれのエアコン521、522は、それぞれのエアコン用コンセントC21、C22から供給される電力を使用して動作を行う。
なお、図2の例では、それぞれのエアコン521、522の室内機を示してあり、室外機の図示を省略している。
壁511には、換気装置531が備えられている。
換気装置531は、第1共用部11の換気を行う装置である。
壁511には、2つの接続部T1、T2が備えられている。
接続部T1は、2つのコンセントC1、C2と、1つの同軸インターフェースE1と、1つの通信インターフェースF1と、を有している。
また、接続部T2は、2つのコンセントC3、C4と、1つの同軸インターフェースE2と、1つの通信インターフェースF2と、を有している。
床512には、2つの接続部T3、T4が備えられている。
接続部T3は、2つのコンセントC5、C6を有している。
接続部T4は、2つのコンセントC7、C8を有している。
床512には、テーブル541が設置されている。
テーブル541には、例えばパーソナルコンピュータであるPC551、554が設置されている。
それぞれのPC551、554は、キーボード552、555およびマウス553、556を備えている。
ここで、それぞれのPC551、554は、例えば、ゲーム用のPC(ゲーミングPC)である。
ゲーム用のPCは、例えば、eSportsクラスに最適な電力使用量の大きいハイスペックPCであり、消費電力が200W以上(モニターなど関連機器の消費電力を含む)のPCであってもよく、消費電力が300W以上(モニターなど関連機器の消費電力を含む)のPCであってもよく、消費電力が500W以上(モニターなど関連機器の消費電力を含む)のPCであってもよい。
また、ゲーム用のPCは、例えば、搭載されているCPUが2つ以上のコアを有するPCであってもよく、搭載されているCPUが4つ以上のコア(クアッドコア)を有するPCであってもよい。
なお、それぞれのPC551、554は、キーボード552、555およびマウス553、556に代えて、または、キーボード552、555およびマウス553、556とともに、ゲーム用の操作コントローラを備えてもよい。
床512には、椅子542、543が設置されている。
それぞれの椅子542、543は、例えば、ゲーム用の椅子(ゲーミングチェア)である。
また、図2の例では、床512に、備品561を示してある。
備品561は、様々なものであってもよい。
天井513には、照明器具532が備えられている。
また、天井513には、環境制御装置533が備えられている。
天井513には、2つの接続部T5、T6が備えられている。
接続部T5は、2つのコンセントC9、C10を有している。
接続部T6は、2つのコンセントC11、C12を有している。
<通路部の概要>
第1通路部21について説明する。
第1通路部21は、居住者のエントランスの出入口の扉である玄関扉31を有する。
本実施形態では、玄関扉31は、居住者専用の扉となっている。
また、玄関扉31は、遮音性を有していてもよい。
また、玄関扉31は、扉の開閉を制限する錠を有しており、鍵によって施錠可能である。なお、物理的な鍵の代わりに、または、物理的な鍵とともに、電子的な鍵が用いられてもよい。電子的な鍵としては、例えば、ICカードあるいはスマートフォン(そのICチップ)を用いた認証、所定のコードを用いた認証、または、生体(顔、脈、指紋、目の虹彩など)による認証などが用いられてもよく、このような認証によって玄関扉31が開閉し得る。
また、第1通路部21には、分電盤421が設置されている。
分電盤421は、電力会社等からの商用交流電源から電力を受けて、当該電力を宅内に分岐回路(子回路)を介して分配する機能と、ブレーカーによる過電流制御を行う機能を有している。
分電盤421は、2つ以上の分岐回路を有している。それぞれの分岐回路には、コンセントが接続(電気的接続)される。
なお、建物1において、複数の分電盤が備えられる場合、複数の分電盤は同じ箇所にまとめられて備えられてもよく、あるいは、2箇所以上に分散されて備えられてもよい。
また、第1通路部21は、階段部411を有している。
階段部411は、他の階(図1の例では、2階、または、地下1階)の階段部と接続されている。
第2通路部22について説明する。
第2通路部22は、外の側(第2通路部22とは反対側)に、窓311を備える。
また、第2通路部22は、第1通路部21の側に、収納部312を備える。
収納部312は、例えば、予備のPCの本体等あるいは椅子などの大型品を収納することが可能なサイズであってもよく、奥行の有効寸法が45cm以上であってもよい。
また、収納部312とは別に、本あるいはソフトウェアを収納することが可能な本棚規格の収納部が第2通路部22に備えられてもよい。
第2通路部22は、来訪者のエントランスの出入口の扉である共用部用扉32を有する空間と接続されている。
共用部用扉32は、遮音性を有していてもよい。
また、共用部用扉32は、例えば、扉の開閉を制限する錠を有しており、鍵によって施錠可能である。なお、物理的な鍵の代わりに、または、物理的な鍵とともに、電子的な鍵が用いられてもよい。
ここで、第2通路部22と共用部用扉32とは、直接接続されていてもよく、あるいは、さらに他の扉等を介して接続されてもよい。
本実施形態では、来訪者は、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者を含む)であるが、それ以外の者が含まれてもよい。
第1通路部21と第2通路部22との間の出入口に、これらの空間を仕切る扉である仕切扉33が備えられている。
仕切扉33は、遮音性を有していてもよい。
また、仕切扉33は、例えば、扉の開閉を制限する錠を有しており、鍵によって施錠可能である。なお、物理的な鍵の代わりに、または、物理的な鍵とともに、電子的な鍵が用いられてもよい。
ここで、玄関扉31、共用部用扉32、仕切扉33のそれぞれの施錠は、例えば、建物1の居住者、管理者(または、特別に許可された者)によってロックまたは解除が可能な運用であってもよく、この場合、来訪者はこれらの施錠のロックまたは解除をすることはできない。
他の例として、共用部用扉32の施錠は、来訪者によってロックまたは解除が可能な運用であってもよい。この場合、ロックまたは解除が可能な来訪者は、共用部を使用可能な者として登録された者(例えば、会員制の会員)に限られてもよい。
本実施形態では、特に、仕切扉33の施錠のコントロールは、建物1の居住者、管理者(または、特別に許可された者)に限られており、これにより、防犯性が高められる。
<住戸部の概要>
住戸部(第1住戸13および第2住戸14を有する部分)について説明する。
第1住戸13について説明する。
第1住戸13は、第1通路部21と接続される出入口の扉である住戸扉211を備えている。
住戸扉211は、遮音性を有していてもよい。
また、住戸扉211は、例えば、扉の開閉を制限する錠を有しており、鍵によって施錠可能である。なお、物理的な鍵の代わりに、または、物理的な鍵とともに、電子的な鍵が用いられてもよい。
また、第1住戸13は、外の側に、窓212を備えている。
図1の例では、第1共用部11の窓112と、第1住戸13の窓212とは、図1の視点で、同じ側に備えられている。
また、第1住戸13は、ベランダ213を備えている。
また、第1住戸13は、室内とベランダ213とを接続する引戸214を備えている。 図1の例では、第1住戸13のベランダ213は、第1通路部21とは反対の側に備えられている。
また、第1住戸13には、洗面室221と、シャワー室222と、トイレ室223と、収納部224が備えられている。
また、第1住戸13には、キッチン231と、ベッド232が備えられている。
なお、第1住戸13に備えられる家具あるいは電化製品等については、任意の物が備えられていてもよい。
本実施形態では、第2住戸14の構成は、第1住戸13の構成と比べて、配置(方角等)が異なる点を除いて、第1住戸13の構成と同様であるため、第2住戸14の詳しい説明を省略する。
図1の例では、基本的には、第2住戸14の構成は、第1住戸13の構成と比べて、反転(図1の視点において、上下反転)している。
なお、第2住戸14の構成は、必ずしも第1住戸13の構成と同じでなくてもよく、任意の構成であってもよい。
<共用部の特徴>
第1共用部11の特徴について説明する。なお、本実施形態では、第2共用部12の特徴についても、第1共用部11の特徴と同様である。
第1共用部11は、4畳以上の広さを有する。
なお、建物1が複数の共用部を備える場合、例えば、4畳以上の広さを有する共用部を少なくとも1つ備える。
ここで、共用部の広さは、任意であってもよく、例えば、10畳以上の広さを有することも好ましい一例である。
第1共用部11の部屋には、分電盤421から複数の分岐回路について引かれた複数の分岐回路のコンセントC1~C11が備えられている。
ここで、複数の分岐回路は、例えば、最低で2つの分岐回路であり、不足が発生しないように安全を見て3つの分岐回路であってもよい。また、複数の分岐回路は、4つ以上の分岐回路であってもよい。
なお、通常は、キッチンがないと、分電盤は1つの分岐回路しか有していない。
また、本実施形態では、エアコン用コンセントC21、C22は、通常のコンセントC1~C12とは別に備えられている。
分電盤421の1つの分岐回路の定格電力は、例えば、1500W(100V AC 15A)である。本例は、日本を前提とした例である。
なお、エアコンの場合には、例えば、3000Wもある。
第1共用部11には、分電盤421の1つの分岐回路に接続されているコンセントの差し口が2口以上ある。
また、第1共用部11には、分電盤421の1つの分岐回路に接続されているコンセントの差し口が4口以上あってもよい。
また、第1共用部11には、分電盤421の1つの分岐回路に接続されているコンセントの差し口が8口以上あってもよい。
第1共用部11では、コンセントの同一カバー内に通信インターフェースを備えている。当該通信は、LAN(Local Area Network)などであってもよい。また、通信インターフェースは、情報コンセントなどと呼ばれてもよい。
図2の例では、コンセントC1~C2の同一カバー内に、通信インターフェースE1が備えられている。通信インターフェースE1は、通信ポートを有する。
同様に、コンセントC3~C4の同一カバー内に、通信インターフェースE2が備えられている。通信インターフェースE2は、通信ポートを有する。
第1共用部11では、このような通信インターフェースが、複数ある。
例えば、第1共用部11では、このような通信インターフェースが、4つ以上ある。
第1共用部11は、テレビのアンテナの同軸インターフェースF1、F2を備えている。
図2の例では、コンセントC1~C2の同一カバー内に、同軸インターフェースF1が備えられている。
同様に、コンセントC3~C4の同一カバー内に、同軸インターフェースF2が備えられている。
なお、図2の例では、テレビを図示していないが、第1共用部11に、1つ以上のテレビが備えられてもよい。当該テレビは、同軸インターフェースF1、F2が接続されて、テレビ番組の放送内容を画面に表示等する。なお、テレビとして、共用可能な大型のテレビが用いられてもよい。
第1共用部11では、少なくとも2つのコンセントが同じ壁面側に設置されている。 図2の例では、コンセントC1~C4が同じ壁面側に設置されており、コンセントC5~C8が同じ壁面側に設置されており、コンセントC9~C12が同じ壁面側に設置されている。
第1共用部11では、少なくとも2つのコンセントが6m以内に設置されている。
また、第1共用部11では、別の分岐回路から引かれたコンセントのうち、少なくとも2つのコンセントが6m以内に設置されている。
図2の例では、コンセントC1~C2とコンセントC3~C4とは、別の分岐回路から引かれており、6m以内に設置されている。
同様に、コンセントC5~C6とコンセントC7~C8とは、別の分岐回路から引かれており、6m以内に設置されている。
同様に、コンセントC9~C10とコンセントC11~C12とは、別の分岐回路から引かれており、6m以内に設置されている。
なお、他の例として、コンセントC1とコンセントC2とが別の分岐回路から引かれていてもよく、このように、同一の接続部T1に、別の分岐回路から引かれたコンセントが設置されてもよい。
これについては、他の接続部T2~T6についても同様である。
さらに好ましくは、第1共用部11では、少なくとも2つのコンセントが4m以内に設置されている。
さらに好ましくは、第1共用部11では、少なくとも2つのコンセントが2m以内に設置されている。
さらに好ましくは、第1共用部11では、少なくとも2つのコンセントが1m以内に設置されている。
第1共用部11では、少なくとも1つのコンセントが床面に設置されている。
図2の例では、コンセントC5~C8は、床512の面に設置されている。
第1共用部11では、少なくとも1つのコンセントが天井から設置されている。
図2の例では、コンセントC9~C12は、天井513から設置されている。
ここで、本実施形態では、第1共用部11には、複数のPC551、554が備えられる。
これに関して、第1共用部11では、1台のPCに対して4口以上のコンセントを使用することができるように、十分な数のコンセントが備えられている。
また、第1共用部11では、1つの分岐回路に対して2台以下のPCが割り当てられるように、十分な数の分岐回路が備えられている。
これにより、第1共用部11では、それぞれのゲーミングPCに必要な電源容量(例えば、500~600W)を確保することが可能である。
第1共用部11では、複数のPC551、554のうちの1台のPCごとに、1つの通信インターフェース(図2の例では、複数の通信インターフェースF1、F2のうちの1つ)を使用することができるように、十分な数の通信インターフェースが備えられている。
通信インターフェースF1、F2は、高速回線と接続されており、例えば、光回線と接続されている。
それぞれのPC551、554は、本体と、ディスプレイを有している。なお、本体とディスプレイとは、別体であってもよく、あるいは、一体であってもよい。
ディスプレイは、例えば、21インチ以上である。
また、第1共用部11では、イヤホンマイク(図2の例では、備品561の具体例となる)が備えられている。
第1共用部11では、1つ以上のパーティション(図1及び図2では、図示を省略)が備えられている。当該パーティションは、例えば、隣り合うPCの間を隔てるパーティションとして使用される。このようなパーティションは、隣り合うPCの間のすべての箇所に備えられることが好ましいが、一部のみに備えられてもよい。
また、このようなパーティションが他の箇所で使用されてもよい。
また、このようなパーティションは、例えば、あらかじめテーブル541の上面などに設置されていてもよく、あるいは、居住者などが自由に動かして設置することができてもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、複数の居住者が住む複数の住戸(図1の例では、第1住戸13および第2住戸14)と、少なくとも1つの共用部(図1の例では、第1共用部11および第2共用部12)と、電力を分岐回路を介して分配することと、ブレーカーによる過電流制御を行う分電盤421と、を有する。共用部は、分電盤421の異なる分岐回路に電気的接続されたコンセントC1~C12を少なくとも備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる。
本実施形態に係る建物1では、例えば、共用部において、eSportsのゲームをするために適したハイスペックなPC(例えば、ゲーミングPC)を使用するために十分な電力を供給することが可能である。
ゲーミングPCは、高精細な3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)を用いて、膨大な計算処理が要求されるゲーム、あるいは、大量のメモリを要するグラフィック編集に最適化されている。
ゲーミングPCでは、処理が重いソフトウェアを動作させる必要があり、通常のPCよりも高性能なパーツを搭載することが多く、例えば、一般向けの標準的な性能のPCとの違いとして、高精細な映像を映し出すためのビデオカードが搭載されており、品質の高い映像クオリティを実現する。ビデオカードを搭載したPCは、3DCGを用いたゲームに向いており、特に、最新3Dゲームで遊ぶためには高性能なビデオカードが搭載可能であることが推奨されている。
また、ゲーミングPCでは、ゲーム(特に3DCGを用いたゲーム)を実行する際に、CPUおよびビデオカードが著しく高温になるため、高性能な冷却装置が搭載されていることが一般的であり、例えば、巨大なヒートシンクと送風ファンを備え、水冷式なども利用されている。また、このようなゲーミングPCでは、PCケースとして、通気性が高く埃が侵入しにくい構造のケースが使用されている。
このように、ゲーミングPCにはハイエンド構成が求められるため、タワー型といったデスクトップPCが一般的である。ゲーミングPCとして、ノートPCタイプのゲーミングPCもあるが、通常、デスクトップ型の方が性能が高い。
このように、ゲーミングPCは、非常に多くの電力を消費し、多くの熱を発散する。 なお、ゲーミングPCは、必ずしも上記のような構成でなくてもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1は、集合住宅である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、集合住宅において、複数の住戸のeSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1は、賃貸住宅である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者は、賃料の支払いにより、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)として適した暮らしを享受することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は4畳以上である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、例えば、2人以上の居住者などによって使用可能な共用部を提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、分電盤421の少なくとも1つの分岐回路に接続された分電盤421のブレーカー定格電力が1500Wである。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、eSportsのゲームをするために適したハイスペックなPC(例えば、ゲーミングPC)を使用するために十分な電力を供給することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、少なくとも1つの分岐回路に接続されているコンセントの差し口が2口以上である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、eSportsのゲームをするために適したハイスペックなPC(例えば、ゲーミングPC)を使用するために十分なコンセントを提供することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部において、コンセントの同一カバー(図2の例では、接続部T1~T2)内に、通信インターフェースF1~F2を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、PCによりネットワーク(例えば、インターネット)を使用するために十分な通信インターフェースを提供することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、少なくとも1つのPCを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、居住者などによってPCを使用することを可能とすることができる。
ここで、当該PCは、例えば、eSportsのゲームをするために適したハイスペックなPC(例えば、ゲーミングPC)であってもよい。これにより、例えば、居住者などは、個人でハイスペックなPCを購入等する費用をかけずに、共用部においてハイスペックなPCを使用することができ、ゲームをプレイするための快適な環境を提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、1台のPCに対して少なくとも1つの通信ポートを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、PCによりネットワーク(例えば、インターネット)を使用するために十分な通信ポートを提供することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、通信ポートにつながる通信回線は高速回線である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、ネットワークゲームをするために十分な速度の通信回線を提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、テレビのアンテナの同軸インターフェースE1、E2を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、テレビの視聴に十分な同軸インターフェースE1、E2を提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、同じ壁面側に配置されている少なくとも2つのコンセントを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、PCなどに使用することが可能なコンセントを十分に提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、6m以内に配置されている少なくとも2つのコンセントを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、PCなどに使用することが可能なコンセントを十分に提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、床面に設置されている1つ以上のコンセントを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、PCなどに使用することが可能なコンセントを十分に提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、天井に設置されている1つ以上のコンセントを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、PCなどに使用することが可能なコンセントを十分に提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、1台のPCに対して4口以上のコンセントを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、PCなどに使用することが可能なコンセントを十分に提供することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、少なくとも1つの分岐回路に対して2台以下のPCを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、それぞれのPCなどに十分な電力を供給することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、21インチ以上のディスプレイ(図2の例では、PC551、554のディスプレイ)、マウス(図2の例では、マウス553、556)、キーボード(図2の例では、キーボード552、555)、ゲーム用椅子(図2の例では、椅子542~543)、または、イヤホンマイク(図2の例では、備品561の一例)のうちの1つ以上を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、コンピュータ関連の様々な物を居住者などによって使用可能とすることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、プロジェクターおよびスクリーン、あるいは、大型モニタのうちの1つ以上(図1の例では、プロジェクター141およびスクリーン142)を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、複数の居住者などにより、共通のスクリーン等により同じ内容の画像を見ることができる。当該画像は、例えば、ゲームのプレイ動画であってもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、収納部(図1の例では、収納部113)を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、居住者などは、コンピュータ関連の物、あるいは、ゲーム関連の物などを収納部に収納することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、パーティションを備える。 このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、隣り合うPCの間にパーティションが設置されることで、飛沫の拡散を防ぎ感染防止を図ることができ、また、隣り合うPCのプレーヤーが互いに目線に入らなくすることでゲームへの集中を促すことができる。
エアコン用コンセントC21、C22は、上述のように、通常のコンセントC1~C12とは別に備えられている。
エアコン用コンセントC21、C22は、例えば、他のコンセントC1~C12とは別の分岐回路から引かれている。
また、エアコン用コンセントC21、C22は、天井513の近傍に設置されている。 また、同一の共用部(ここでは、第1共用部11)において、複数のエアコン用コンセントC21、C22が設置されている。
同一の共用部(ここでは、第1共用部11)において、部屋の中に、複数のエアコン521~522の室内機が設置されている。
例えば、エアコンが設置される共用部において、設置する部屋(ここでは、当該共用部の部屋)の帖数(畳数)に応じた数であるA台以上のエアコンが設置される。
一例として、(設置する部屋の帖数)÷3=A(ただし、Aは整数まで繰り上げた数とする)であってもよい。
他の一例として、(設置する部屋の帖数)÷4=A(ただし、Aは整数まで繰り上げた数とする)であってもよい。
他の一例として、(設置する部屋の帖数)÷6=A(ただし、Aは整数まで繰り上げた数とする)であってもよい。
第1共用部11では、エアコン521~522のうちの少なくとも1つのエアコンの定格消費電力が300W以上である。
さらに、エアコン521~522のうちの少なくとも1つのエアコンの定格消費電力が500W以上であってもよい。
さらに、エアコン521~522のうちの少なくとも1つのエアコンの定格消費電力が700W以上であってもよい。
さらに、エアコン521~522のうちの少なくとも1つのエアコンの定格消費電力が900W以上であってもよい。
なお、共用部では、複数のエアコンのうちの2つ以上(すべてでもよい)の定格消費電力が上述のように高くてもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、複数のエアコン用コンセントC21~C22を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、複数のエアコン521~522を設置することが可能である。これにより、共用部において、消費電力が高いゲーム用のPCから発生する熱を十分に冷却することができる。また、共用部に複数の人が集まる場合でも、これらの人たちが発する熱を十分に冷却することができる。ここで、一人が発する熱は基礎代謝ベースでも100W程度と考えられ、共用部に集まった人たちが発する熱を冷却するためにもエアコンの冷却性能(パワー)を高くすることが必要である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、畳数を6で割った値以上の数のエアコンを備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、十分な数のエアコンを設置することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、エアコン521~522の定格消費電力が300W以上である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、十分な能力のエアコンを設置することが可能である。
第1共用部11では、換気装置531は、例えば、室内空気の入れ替えを1時間に0.5回以上することができる能力を有している。
第1共用部11では、複数の椅子(図1の例では、例えば、椅子132)を配置することが可能である。
また、第1共用部11では、1つ以上のテーブル(図1の例では、例えば、テーブル131)が配置されている。テーブル131は、例えば、対面式のテーブルであってもよい。
第1共用部11では、居住者は、このような椅子およびテーブルを利用することにより、ミーティングスペースを確保することが可能であり、スポンサーとの打ち合わせなどが可能である。
ここで、テーブルの代わりに、または、テーブルとともに、机(図2の例では、備品561の具体例となる)が配置されてもよい。
机が設置される場合、例えば、1つ以上の机は、幅が1200mm以上で、奥行きが600mm以上である。
第1共用部11では、居住者などがeSportsのゲームをし易い環境ばかりでなく、および、動画撮影などによるゲーム実況をし易い環境が整えられている。
第1共用部11は、スタジオとして利用されることも可能である。
例えば、第1共用部11は、椅子、テーブル(または、机)、ソファー(図2の例では、備品561の具体例となる)などを備えている。
また、第1共用部11では、建物1(主に天井であり、図2の例では天井513)に取り付けられている照明器具532は、調光と調色との一方または両方が可能である。
第1共用部11では、撮影および収録時の調整が可能な設備を備えている。
例えば、第1共用部11は、カメラ用の三脚(図2の例では、備品561の具体例となる)を備えている。当該三脚としては、例えば、大きい三脚と小さい三脚のように、複数の異なるサイズの三脚が備えられてもよい。
また、第1共用部11は、収音用マイク(図2の例では、備品561の具体例となる)を備える。
また、第1共用部11には、撮影に使用されるカメラを固定するための器具(図2の例では、図示を省略)が付けられていてもよい。当該器具は、例えば、部屋の四隅に備えられてもよく、天井ぎわに備えられてもよい。
また、第1共用部11は、撮影時に利用することが可能な照明器具(図2の例では、備品561の具体例となる)を備えている。当該照明器具は、例えば、リングライト、レフ板を背面に備えた大型の位置稼働照明器具(例えば、位置の移動が可能な照明器具)などであってもよい。
これらの照明器具により、居住者などは、人物撮影用のスポットライト、あるいは、物撮影用のスポットライトを生成することができる。
また、第1共用部11は、編集用の机、編集用の椅子を備えてもよい。
ここで、第1共用部11において、例えば、複数の居住者、または、居住者と非居住者を含む複数人によって、コラボ動画を撮影することもできる。
このような動画の内容は、例えば、どっきり動画、あるいは、モニタリングのための動画など、任意の内容であってもよい。
第1共用部11の窓112に備えられるカーテン(図1及び図2では、図示を省略)について説明する。
第1共用部11では、映像の視認性を確保するために、少なくとも1つの窓に、遮光カーテンが設置されている。
また、第1共用部11では、映像の視認性を確保するために、少なくとも1つの窓に、遮光のためのスクリーン(遮光スクリーン)が設置されている。
ここで、ある窓に複数のカーテンが用いられる場合には、これら複数のカーテンを合わせた遮光率が90%以上である。この場合、遮光が弱い可能性はあるが、居住者などにとって支障がなければ良い。
他の例として、ある窓に複数のカーテンが用いられる場合には、これら複数のカーテンを合わせた遮光率が95%以上である。この場合、多少暗くすることが可能である。
他の例として、ある窓に複数のカーテンが用いられる場合には、これら複数のカーテンを合わせた遮光率が99%以上である。この場合、現実的な遮光の広めの基準に合う。 他の例として、ある窓に複数のカーテンが用いられる場合には、これら複数のカーテンを合わせた遮光率が99.4%以上である。この場合、遮光等級が3級となる。
他の例として、ある窓に複数のカーテンが用いられる場合には、これら複数のカーテンを合わせた遮光率が99.99%以上である。この場合、遮光等級が1級となる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、共用部に取り付けられている器具として、調光と調色の一方または両方が可能な照明器具(図2の例では、照明器具532)を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、ゲームのプレイ中に適した調光または調色、ゲームの種類に応じた調光または調色、あるいは、休憩中に適した調光または調色、などを実現することが可能である。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、換気装置(図2の例では、換気装置531)、テーブル(例えば、図1に示されるテーブル121、131、図2に示されるテーブル541)、椅子(例えば、図1に示される椅子122、132、図2に示される椅子542、543)、机(図2の例では、テーブルの代替例であり、備品561の一例)、ソファー(図2の例では、備品561の一例)、カメラ用の三脚(図2の例では、備品561の一例)、収音用マイク(図2の例では、備品561の一例)、移動可能な照明器具(図2の例では、備品561の一例)、遮光カーテン(図1の例では、窓112に付けられる遮光カーテンであり、図示を省略)、または、遮光スクリーン(図1の例では、窓112に付けられる遮光スクリーンであり、図示を省略)のうちの1つ以上を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部において、例えば、テーブル、いす、机、ソファーにより、居住者などが打ち合わせ(会議)またはゲームの講義などすることが可能である。
また、共用部において、例えば、カメラ用の三脚、収音用マイク、照明器具により、居住者などが動画を撮影することなどが可能である。
また、共用部において、例えば、遮光カーテン、遮光スクリーンにより、外部から共用部に余計な光が入ることを抑制することができ、ゲームをプレイするための快適な環境を実現することができる。
第1共用部11と別の居住者の部屋との間を区切る界壁について説明する。
図1の例では、当該界壁は、図1に示される界壁W1と界壁W2に相当する。
第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2の厚みが120mm以上である。この厚みは、最低限の環境分離に必要であると考えられるが、これに限定されない。
第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2の厚みが190mm以上である。この厚みは、防音仕様を成立させる。
第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2の厚みが240mm以上である。この厚みは、さらに防音性を高めることができ、この程度になれば音漏れをほぼ防ぐことができる。
一例として、第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2にグラス(ロック)ウールが封入されている。これにより、第1共用部11では、防音性が高められる。
例えば、当該グラスウールの厚みが55mm以上である。この場合、防音仕様に相当する。
他の例として、第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2にフェルトボードが入れられている。これにより、第1共用部11では、吸音効果が高められる。
他の例として、第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2にポリウレタンが入れられている。これにより、第1共用部11では、吸音効果が高められる。
他の例として、第1共用部11では、別の居住者の部屋との間を区切る界壁W1~W2にスポンジパネルが入れられている。これにより、第1共用部11では、吸音効果が高められる。
なお、図1に示される第1共用部11と第2共用部12とのうちの一方が住戸として構成されてもよく、この場合には、これらの部屋の間(共用部と住戸との間)を区切る界壁についても、上述のような様々な構成が適用されてもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸との間に、厚さが120mm以上の界壁(図1の例では、界壁W1~W2)を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸との間で、音漏れを抑制することができる。これにより、共用部では居住者などは自由にゲーム等することができ、住戸では居住者は共用部におけるゲーム音等に影響されずに暮らすことができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸との間に、グラスウール、フェルトボード、ポリウレタン、または、スポンジパネルのうちの1つ以上を含む界壁(図1の例では、界壁W1~W2)を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸との間で、音漏れを抑制することができる。これにより、共用部では居住者などは自由にゲーム等することができ、住戸では居住者は共用部におけるゲーム音等に影響されずに暮らすことができる。
第1共用部11の建具(扉、ドアなど)および第2通路部22の建具について説明する。
これらの建具として、遮音性が高い建具が用いられる。
図1の例では、第1共用部11の引戸111(第2共用部12も同様)、共用部用扉32、仕切扉33として、遮音性が高いものが用いられている。
例えば、このような建具のアンダーカットが20mm以下である。このように、建具のアンダーカットを下げることで、音漏れを抑えることができる。
さらに、このような建具のアンダーカットが13mm以下であってもよい。これにより、音漏れをさらに抑えることができる。
さらに、このような建具のアンダーカットが6mm以下であってもよい。これにより、音漏れをさらに抑えることができる。なお、この程度が、特殊な機能を使用せずに実現することが可能な低コストの音漏れ対策となる。
好ましくは、建具について、施錠が行われた際、あるいは、閉められた際に、アンダーカットが完全にゼロになる構成が良いが、これに限定されない。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部の建具のアンダーカットが20mm以下である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸との間で、音漏れを抑制することができる。これにより、共用部では居住者などは自由にゲーム等することができ、住戸では居住者は共用部におけるゲーム音等に影響されずに暮らすことができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、1階に配置されている。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、例えば、建物1の外部から共用部に各種の物を搬入すること、または、共用部から建物1の外部に各種の物を搬出することが容易となる。これにより、共用部では、特に、重い設備の出し入れが容易となる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、複数の共用部を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、例えば、複数の共用部の用途を分けること、複数の共用部の利用者を分けること(例えば、グループ分け)、あるいは、複数の共用部で同時に異なるイベント等を開催すること、などが可能である。
<エントランスおよび防犯ラインの特徴>
建物1では、居住者エントランスの玄関扉31とは別に、共用部の側(図1の例では、第1共用部11および第2共用部12、第2通路部22)に直接出入りすることが可能な来訪者エントランスの共用部用扉32が備えられている。
また、建物1では、共用部の側(図1の例では、第1共用部11および第2共用部12、第2通路部22)と、居住空間の側(図1の例では、第1住戸13および第2住戸14、第1通路部21)とを仕切る仕切扉33が備えられている。
このような仕切扉33は、居住者が居住する空間と、居住者および来訪者がゲームプレイなどする共用部の側とを仕切る防犯ラインとして効果を発揮する。
本実施形態では、玄関扉31は居住者専用の扉となっており、居住者以外の来訪者(例えば、eSportsプレーヤーあるいはスポンサーなど)は玄関扉31以外の扉である共用部用扉32を使用して共用部側に出入りする。
なお、居住者の親族または友人、あるいは、管理人、業者など、居住者以外の者が玄関扉31を使用することがあってもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部を通らずに外部と住戸とをつなげる出入口(本実施形態では、玄関扉31のある出入口)を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者が共用部を通らずに住戸に出入りすることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、外部と共用部とを直接つなげる出入口(本実施形態では、共用部用扉32のある出入口)を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、来訪者が共用部に直接出入りすることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部は、認証によって開閉する扉(本実施形態では、共用部用扉32)を備える。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、正式に認証される来訪者のみが共用部を使用することができ、防犯性を高めることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸との間を仕切る扉(本実施形態では、仕切扉33)を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、来訪者が住戸に出入りすることを制限することができる。
<住戸の特徴>
本実施形態では、住戸(図1の例では、第1住戸13および第2住戸14)の間取りおよび設備として、共用部の側(図1の例では、第1共用部11および第2共用部12、第2通路部22)のスペースの広さを大きく(好ましくは、最大限に)確保することができるように、費用を小さめに抑えた間取りおよび設備となっている。
第1住戸13の特徴について説明する。なお、本実施形態では、第2住戸14の特徴についても、第1住戸13の特徴と同様である。
第1住戸13は、シャワー室222を備えており、浴槽を備えていない。これにより、第1住戸13の面積および設備費用を抑えることが可能である。
第1住戸13では、少なくともシンクを有するキッチン231は15巾(1.5m)以下である。なお、キッチン231はコンロを有していてもよいが、レンジが設置される場合にはキッチン231はコンロを有していないことが好ましい。
他の例として、少なくともシンクを有するキッチン231は10巾(1.0m)以下であってもよい。
他の例として、少なくともシンクを有するキッチン231は5巾(0.5m)以下であってもよい。この場合、例えば、キッチン231はシンクのみを有する。
第1住戸13は、収納部224を備えている。収納部224は、撮影機材および衣装などを収めることが可能なスペースである。
第1住戸13は、例えば、撮影を行うために適した部屋を少なくとも1つ以上有する。 第1住戸13は、例えば、キッチン231に隣接する一番大きな部屋を有する。なお、当該部屋は、1K~1DKであってもよい。
第1住戸13は、例えば、LDKとは別の主たる居室(例えば、寝室)を有していてもよい。この場合、1LDKが想定される。また、この場合、二人住まいが想定される。 第1住戸13は、例えば、LDKとは別で且つ主たる居室(例えば、寝室)以外の居室を有していてもよい。この場合、2LDK以上が想定される。また、この場合、二人以上の住まいが想定される。
また、第1住戸13では、例えば、各部屋にエアコンが完備されていることが好ましい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、住戸は、シンクを有するキッチン231を備える。当該キッチンは、1.5m以下である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、住戸にかかる費用を抑えて、共用部を充実させることができる。これにより、例えば、賃料を抑えつつ共用部の充実さを求める居住者のニーズを満たすことができる。
<住戸部の変形例>
図3を参照して、住戸部の変形例について説明する。
図3は、変形例に係る建物601の主要部の構成を示す図である。
図3に示される構成では、図1に示される構成と比べて、変形例に係る第1住戸611および第2住戸612の構成が異なっており、他の点については同様である。
このため、ここでは、変形例に係る第1住戸611および第2住戸612について説明し、他の点については、詳しい説明を省略し、図1の例と同じ符号を付す。
第1住戸611について説明する。
第1住戸611は、第1通路部21と接続される扉である住戸扉711を備えている。
また、第1住戸13は、ベランダ712を備えている。
また、第1住戸13は、室内とベランダ712とを接続する引戸713を備えている。 図1の例では、第1住戸611のベランダ712は、第1通路部21とは反対の側に備えられている。
また、第1住戸611には、洗面室721と、浴室722と、トイレ室723と、収納部724が備えられている。
また、第1住戸611には、キッチン731と、ベッド732が備えられている。
なお、第1住戸611に備えられる家具あるいは電化製品等については、任意の物が備えられていてもよい。
本実施形態では、第2住戸612の構成は、第1住戸611の構成と比べて、配置(方角等)が異なる点を除いて、第1住戸611の構成と同様であるため、第2住戸612の詳しい説明を省略する。
図3の例では、基本的には、第2住戸612の構成は、第1住戸611の構成と比べて、反転(図3の視点において、上下反転)している。
なお、第2住戸612の構成は、必ずしも第1住戸611の構成と同じでなくてもよく、任意の構成であってもよい。
ここで、図1に示される第1住戸13の方が、図3に示される第1住戸611と比べて、必要なスペースが抑えられており、好ましい一例である。なお、図3に示される第1住戸611の構成は、一般的な構成である。
これについて説明する。
共用部の側(第1共用部11および第2共用部12、第2通路部22)が備えられていない建物と比べると、共用部の側(第1共用部11および第2共用部12、第2通路部22)が備えられる建物1、601は、共用部側が存在する分、家賃が高くなる。
そこで、図1の例では、第1住戸13にかかる費用を抑えている。つまり、図1の例では、居住スペースにかかる費用を抑えて、その分、共用部側に費用をかけられるようにしている。
図1の例では、例えば、第1住戸13は、居住者にとって、寝泊まり専用の住戸として使用されてもよい。具体例として、第1住戸13では、部屋が狭く、キッチンが狭く、共用部と比べて、割り当てられる分岐回路の数が少ない。
<居住者に対するサービス>
本実施形態では、建物1において、居住者は様々なサービスを受けることができる。 これについて、図4および図5を参照して説明する。
図4は、サービス提供システム1000の構成の一例を示す図である。
図4の例では、集合住宅Mが建物1の一例に相当する。
また、図4の例では、集合住宅Mにおける1つの住戸RMについて説明する。当該住戸RMおよびその居住者は、例えば、図1に示される第1住戸13およびその居住者と同様に、賃貸により集合住宅Mに居住しており、共用部の側(図1の例では、第1共用部11および第2共用部12、第2通路部22)を利用することが可能である。
サービス提供システム1000は、1つ以上の住戸のそれぞれに備えられた1つ以上の居住環境構成装置1010と、当該1つ以上の住戸のそれぞれの居住者により携帯される携帯型の情報処理端末1030と、当該1つ以上の住戸のそれぞれに備えられた1つ以上の端末装置1040と、居住環境構成装置1010と情報処理端末1030と端末装置1040に関する制御を行うサーバー1020と、を備える。
ここで、本実施形態では、当該1つ以上の住戸のそれぞれの居住者は、eSportsプレーヤーであるとして説明する。なお、当該居住者は、動画投稿者であってもよい。 本実施形態では、説明の便宜上、当該居住者をサービス利用者と呼ぶ場合もある。サービス利用者は、サービス提供システム1000のサーバー1020によりサービスを提供される者を表す。
また、本実施形態では、当該居住者は、据え置き型またはノート型などのコンピュータである端末装置1040と、携帯型の情報処理端末1030との両方を持っている場合について説明する。
情報処理端末1030は、例えば、スマートフォン(多機能携帯電話端末)、携帯電話端末、タブレットPC、ノートPC等であってもよい。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、情報処理端末1030と端末装置1040とを区別して説明するが、例えば、情報処理端末1030も端末装置の一例であると捉えられてもよい。
居住者は、共用部以外に、個人でゲームあるいは動画投稿をしてもよい。
eSportsの場合、例えば、端末装置1040を用いてeSportsのゲームを行い、情報処理端末1030を用いてゲームに関する情報を投稿または閲覧することなどが可能である。なお、これに限られず、情報処理端末1030と端末装置1040は、eSportsに関する任意の用途で使用されてもよい。
端末装置1040は、eSportsのゲーム用の高精度なコンピュータであってもよい。
ここで、本実施形態では、ゲームは、eSportsのゲームを示すが、他の構成例として、eSportsのゲーム以外のゲームを含んでもよい。同様に、本実施形態では、居住者は、eSportsプレーヤーである場合を示すが、他の構成例として、eSportsのゲーム以外のゲームをする者(ゲームプレーヤー)であってもよく、eSportsのゲームとそれ以外のゲームとの両方をする者(ゲームプレーヤー)であってもよい。
これらのゲームとしては、特に限定はなく、様々なゲームに適用されてもよい。
例えば、ゲームは、プレーヤーが、ユーザーインターフェースを介して、操作すること、あるいは、参加することなどが可能なプログラムソフトウェアの一つにより実現されるものであってもよい。当該ユーザーインターフェースは、コントローラ、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレットPCなどのうちの1つ以上であってもよい。
例えば、ゲームは、スコアを競うものであってもよい。
例えば、ゲームは、一定のルールに基づき勝敗が決定するものであってもよい。この場合、個人のプレーヤーについて勝敗が決定するものであってもよく、あるいは、複数のプレーヤーを含むチームについて勝敗が決定するものであってもよい。
例えば、ゲームは、一定のルールに基づき順位が決定するものであってもよい。この場合、個人のプレーヤーについて順位が決定するものであってもよく、あるいは、複数のプレーヤーを含むチームについて順位が決定するものであってもよい。
また、ゲームは、インターネットなどのネットワーク接続により行われるゲームであってもよく、ネットワーク接続することなく行われるゲームであってもよく、あるいは、これらの両方を含んでもよい。
ゲームは、例えば、人間の参加者がプレーヤー(本実施形態では、居住者)の敵(相手)または協力者(味方)として存在するゲームであってもよい。当該参加者の参加方法としては、ローカルの同じ部屋でプレーヤー(本実施形態では、居住者)と一緒にゲームを行う参加であってもよく、または、ネットワーク接続により行われるゲームにおいて、プレーヤー(本実施形態では、居住者)から離れた場所(例えば、異なる部屋または異なる住戸など)でゲームを行う参加であってもよい。
このように、ゲームは、プレーヤー(本実施形態では、居住者)以外に、少なくとも1人の他の人間が相手、味方、あるいは、単なる閲覧者などとして存在するゲームであってもよい。
なお、ゲームは、人間ではない機械が、敵または味方のキャラクターなどとして含まれるゲームであってもよい。このような機械のキャラクターは、例えば、NPC(Non Player Character)と呼ばれてもよい。
動画投稿の場合、例えば、情報処理端末1030を用いて動画投稿し、端末装置1040を用いて動画編集することなどが可能である。なお、これに限られず、情報処理端末1030と端末装置1040は、動画投稿に関する任意の用途で使用されてもよい。
ここで、動画投稿は、動画投稿者(本実施形態では、居住者)以外に、少なくとも1人の他の人間が存在して投稿動画の視聴、コメントの投稿、チャンネル登録、評価等を行うものであってもよい。
なお、動画投稿サービスにおいて、人間ではない機械がコメントあるいは評価等を行う場合があってもよい。
なお、最近では、動画投稿サービスのコンテンツを使用してラジオに近い音声または音楽の配信をする者も増えてきている。このような動画投稿では、人間の視覚的には、動画の映像はなく、画面上は静止画になっている場合が多く、実質的には音声のみまたは音楽のみのように感じられるが、本実施形態では、このような投稿についても、動画投稿の一種として含まれてもよい。つまり、本実施形態では、動画には、一定の静止画が時間的に連続するようなものも含まれてもよい。
上述のように、本実施形態に係るサービス提供システム1000では、サービス利用者(本実施形態では、居住者)が操作する端末装置(本実施形態では、情報処理端末1030または端末装置1040など)からネットワークNWに出力される情報に応じてネットワーク側(本実施形態では、ネットワークNW側)の反応(例えば、人間による反応、または、機械による反応)がある対象作業(本実施形態では、ゲーム、動画投稿)に関する情報を含む情報に基づいて、サービス利用者にサービスを提供するサービス提供制御部(本実施形態では、サーバー1020の機能部)を備える。
このような構成により、本実施形態に係るサービス提供システム1000では、このようなサービス利用者に適したサービスを提供することができ、サービス利用者にとって有用なサービスを提供することができる。
なお、ネットワーク側の反応は、例えば、ネットワークを介して接続される任意の装置からの反応(応答などと呼ばれてもよい。)であり、人間の操作による反応であってもよく、あるいは、機械による自動的な反応であってもよい。
本実施形態では、居住環境構成装置1010と情報処理端末1030と端末装置1040に関する制御の態様としては、例えば、それぞれの装置の動作を制御する態様ばかりでなく、それぞれの装置に所定の情報を提示する処理を制御する態様が用いられてもよい。 本実施形態では、居住環境構成装置1010については、居住環境構成装置1010の動作を制御するサービス、あるいは、表示または音声等の出力を行う居住環境構成装置1010に対して情報を提示するサービスが、サーバー1020により提供される場合について説明する。
また、本実施形態では、情報処理端末1030と端末装置1040については、主に、情報処理端末1030と端末装置1040に情報を提示するサービスがサーバー1020により提供される場合について説明する。
なお、情報処理端末1030および端末装置1040に対する情報の提示は、例えば、情報処理端末1030と端末装置1040との一方に対して行われてもよく、両方に対して行われてもよく、例えば、あらかじめ登録された装置(情報処理端末1030と端末装置1040との一方または両方)に対して行われてもよく、あるいは、特定のアカウントが使用されている装置に対して(つまり、特定のアカウントに対して)行われてもよい。
本実施形態では、サービス利用者である居住者に、アカウントが対応付けられているとともに、当該居住者の住戸(例えば、住戸の住所および住戸にある居住環境構成装置1010など)が対応付けられている場合を示すが、他の例として、サービス利用者に、アカウントが対応付けられているが、固定の住戸が対応付けられていない構成が用いられてもよい。
また、本実施形態では、説明を簡易化するために、1つの住居にいる1人の居住者がサービス提供システム1000のサービスを利用する場合を示すが、他の例として、1つの住居にいる2人以上の居住者がサービス提供システム1000のサービスを利用する場合があってもよく、この場合、例えば、2人以上の居住者のそれぞれに異なるアカウントが割り当てられて区別されてもよい。
なお、1つの住居にいる2人以上の居住者がサービス提供システム1000のサービスを利用する場合、居住環境構成装置1010の制御は、例えば、当該住居について指定された1人の居住者に関する情報に基づいて行われてもよく、あるいは、それぞれの居住者が異なる部屋に対応付けられているときには、それぞれの部屋の居住環境構成装置1010毎に、それぞれの部屋に対応付けられた1人の居住者に関する情報に基づいて行われてもよい。
本実施形態では、居住者とサービス利用者とが1対1で一致する場合を例として説明する。
サーバー1020は、1つの情報処理装置により構成されてもよく、複数の情報処理装置により構成されてもよい。以下では、一例として、サーバー1020が、1つの情報処理装置により構成される場合について説明する。サーバー1020が複数の情報処理装置により構成される場合、当該複数の情報処理装置のそれぞれは、例えば、当該1つ以上の住戸のそれぞれに重複しないように対応付けられ、対応付けられた住戸に備えられた1つ以上の居住環境構成装置1010および端末装置1040と当該住戸の居住者の情報処理端末1030に関する制御を行う構成であってもよい。
以下では、一例として、それぞれに1つ以上の居住環境構成装置1010および1つ以上の端末装置1040が備えられた1つ以上の住戸が、図4に示した集合住宅Mに含まれる複数の住戸である場合について説明する。
図4に示した例では、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のそれぞれには、1つ以上の居住環境構成装置1010の一例として、N個の居住環境構成装置1010が備えられている。ただし、図4では、図が煩雑になるのを防ぐため、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のそれぞれに含まれるN個の居住環境構成装置1010のうち、住戸RMに含まれるN個の居住環境構成装置1010のみが示されている。
住戸RMは、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のうちの一戸である。ここで、Nは、1以上の整数であれば、如何なる整数であってもよい。図4に示した居住環境構成装置1010-1~居住環境構成装置1010-Nは、住戸RMに備えられたN個の居住環境構成装置1010それぞれの一例を示す。なお、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のそれぞれには、互いに異なる数の居住環境構成装置1010が備えられている構成であってもよい。
また、図4に示した例では、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のそれぞれには、1つ以上の端末装置1040の一例として、1個の端末装置1040が備えられている。ただし、図4では、図が煩雑になるのを防ぐため、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のそれぞれに含まれる端末装置1040のうち、住戸RMに含まれる1個の端末装置1040のみが示されている。
なお、1つの住戸に複数の端末装置1040が備えられてもよい。
また、集合住宅Mに含まれる複数の住戸のそれぞれには、互いに異なる数の端末装置1040が備えられている構成であってもよい。
集合住宅Mに含まれる各住戸が備えるN個の居住環境構成装置1010には、例えば、1つ以上の表示装置、1つ以上のオーディオ装置、1つ以上の光環境制御装置、1つ以上の空気環境制御装置等のうちの一部又は全部が含まれている。また、当該1つ以上の光環境制御装置には、1つ以上の照明装置、1つ以上の遮光装置等のうちの一部又は全部が含まれている。また、当該1つ以上の空気環境制御装置には、1つ以上の空気清浄機、1つ以上の湿度制御装置、1つ以上の温度制御装置、1つ以上の気圧制御装置、1つ以上の芳香制御装置等のうちの一部又は全部が含まれている。なお、N個の居住環境構成装置1010には、表示装置、オーディオ装置、照明装置、遮光装置、空気清浄機、湿度制御装置、温度制御装置、気圧制御装置、芳香制御装置のうちの一部又は全部が一体に構成された装置が含まれる構成であってもよい。
ここで、空気清浄機は、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルターを備える空気清浄機であってもよい。
また、空気清浄機は、イオンあるいはオゾン発生装置を備える空気清浄機であってもよい。
なお、N個の居住環境構成装置1010には、換気システム(換気装置と呼ばれてもよい。)または除湿システム(除湿装置と呼ばれてもよい。)が含まれてもよい。
換気システムは、例えば、臭い(匂い)センサ、または、パーティクルセンサのうちの1以上の値に基づいて、換気を行う。これにより、換気システムは、各住戸の空間を問題なく使えるようにすることができる。
また、換気システムは、例えば、CO2センサの値に基づいて、換気を行う。これにより、換気システムは、各住戸の空間を問題なく使えるようにすることができる。
ここで、CO2センサとしては、例えば、赤外線センサが用いられてもよい。
具体的には、赤外線センサでは、非分散型赤外線吸収法によって、CO2を測定することができる。この手法は、放射された波長が分子の内部エネルギーのレベルと一致するスペクトル領域において、当該分子が光を吸収する現象による。
また、臭いセンサとしては、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systms)センサなどが用いられてもよい。
例えば、MEMSセンサのアレイ上に複数種類の感応膜を設けて、それぞれの感応膜の反応のパターンに基づいて臭いの判別が可能である。
パーティクルセンサは、例えば、所定の時間において、吸い込んだ空気中の微粒子の数をカウントする。
なお、パーティクルセンサは、例えば、埃センサなどと呼ばれてもよい。
除湿システムは、各種の機器が動作している状態においても、人間が不快に感じない程度に除湿を行う。これにより、除湿システムは、各住戸の空間を問題なく使えるようにすることができる。
図4に示した例では、集合住宅Mに含まれる各住戸が備えるN個の居住環境構成装置1010のそれぞれおよび端末装置1040は、ネットワークNWを介して、サーバー1020と通信可能に接続される。ただし、図4では、図が煩雑になるのを防ぐため、住戸RMに備えられたN個の居住環境構成装置1010のそれぞれおよび端末装置1040とネットワークNWとの通信接続を示す線については、省略している。ネットワークNWは、例えば、インターネットである。この場合、サーバー1020は、クラウド上のサーバーである。なお、ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)であってもよく、専用線によるネットワークであってもよく、他の種類のネットワークであってもよい。ネットワークNWがLANである場合、サーバー1020は、集合住宅Mに備えられる構成であってもよい。また、N個の居住環境構成装置1010および端末装置1040のうちの一部又は全部は、無線によりネットワークNWに接続される構成であってもよく、有線によりネットワークNWに接続される構成であってもよい。
ここで、集合住宅Mに含まれる各住戸は、1つ以上の部屋を有する。このため、当該各住戸が有する1つ以上の部屋のうちの一部又は全部には、N個の居住環境構成装置1010のうちの一部又は全部が備えられている。これにより、サービス提供システム1000は、当該各住戸内において、居住者がどこの位置に位置していたとしても、快適な居住環境を提供することができる。
また、本実施形態では、各住戸の任意の部屋において、端末装置1040が使用されてもよい。また、情報処理端末1030は、例えば各住戸の外部で使用可能であるが、各住戸の内部で使用されてもよい。
本実施形態では、サーバー1020は、ワークステーション、デスクトップPC(Personal Computer)等の1つの情報処理装置により構成される。なお、サーバー1020は、ノートPC、タブレットPC、多機能携帯電話端末(スマートフォン)、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の他の情報処理装置であってもよい。また、サーバー1020は、ワークステーション、デスクトップPC等の複数の情報処理装置により構成されてもよい。
サーバー1020は、集合住宅Mに含まれる複数の住戸毎に、住戸に居住する居住者に関する居住者関連情報に基づいて、住戸に備えられた1つ以上の居住環境構成装置1010を制御する。例えば、サーバー1020は、住戸RMの居住者に関する居住者関連情報に基づいて、住戸RMに備えられたN個の居住環境構成装置1010を制御する。
ある居住者に関する居住者関連情報には、例えば、当該居住者のバイタル情報、当該居住者の住戸内における位置を示す住戸内位置情報、当該居住者の住戸外における位置を示す住戸外位置情報、当該居住者のスケジュールを示すスケジュール情報、当該居住者の嗜好を示す嗜好情報、当該居住者のeSportsに関する情報であるゲーム情報、当該居住者の動画投稿サービスにおける動画投稿に関する情報である動画投稿情報、当該居住者のアカウントの情報であるアカウント情報のうちの一部又は全部が含まれている。
ここでは、当該居住者がeSportsプレーヤーであり動画投稿者であるとしているが、他の例として、当該居住者が動画投稿者ではない場合には動画投稿情報は居住者関連情報に含まれなくてもよい。
なお、当該居住者関連情報には、当該バイタル情報、当該住戸内位置情報、当該住戸外位置情報、当該スケジュール情報、当該嗜好情報のうちの一部又は全部が含まれなくてもよい。また、当該居住者関連情報には、当該居住者に関する他の情報が含まれる構成であってもよい。
なお、サーバー1020は、集合住宅Mに含まれる複数の住戸毎に、住戸の居住者の居住者関連情報と、当該居住者関連情報以外の他の情報とに基づいて、N個の居住環境構成装置1010と情報処理端末1030と端末装置1040に関する制御を行う構成であってもよい。ある住戸についての当該他の情報としては、例えば、当該住戸に関する住戸情報、当該住戸を含む所定範囲の環境に関する環境情報等が挙げられる。当該所定範囲は、当該住戸を中心とした所定半径の円領域内を示す構成であってもよく、当該住戸に応じた他の方法によって決められた範囲であってもよい。以下では、当該所定範囲を、当該住戸の周辺と称して説明する。
以下では、一例として、サーバー1020が、集合住宅Mに含まれる複数の住戸毎に、住戸の居住者の居住者関連情報と、当該住戸の住戸情報と、当該住戸の環境情報とに基づいて、N個の居住環境構成装置1010と情報処理端末1030と端末装置1040に関する制御を行う場合について説明する。
図5は、サーバー1020が行う処理の概要を示す図である。
図5に示したように、サーバー1020は、集合住宅Mに含まれる住戸毎に、居住者関連情報D1と、住戸情報D2と、環境情報D3とを取得する。
居住者関連情報D1には、バイタル情報D11と、住戸内位置情報D12と、住戸外位置情報D13と、スケジュール情報D14と、嗜好情報D15と、ゲーム情報D111と、動画投稿情報D112と、アカウント情報D113と、が含まれている。
サーバー1020は、集合住宅Mに含まれる住戸毎に取得した居住者関連情報D1、住戸情報D2、環境情報D3に基づいて、集合住宅Mに含まれる住戸毎に、表示装置の制御S1と、オーディオ装置の制御S2と、光環境装置の制御S3と、空気環境装置の制御S4と、情報の提示の制御S5と、依頼またはキャンセルの制御S6と、配送の制御S7と、を行う。
なお、本実施形態では、依頼またはキャンセルの制御S6と、配送の制御S7とを区別して説明するが、依頼またはキャンセルの制御S6に配送の制御S7が含まれてもよい。すなわち、依頼またはキャンセルの制御S6が、配送の依頼から実際の配送までを含み、配送のキャンセルを含むと捉えられてもよい。
ここで、本実施形態では、サーバー1020は、集合住宅Mに含まれる住戸毎に、居住者関連情報D1と、住戸情報D2と、環境情報D3とを取得する場合を示すが、他の構成例として、これらの情報のうちの一部または全部が居住者(サービス利用者)毎に対応付けられていてもよい。住戸と居住者(サービス利用者)とが1対1で対応する場合には、これらの情報に住戸と居住者(サービス利用者)との任意の一方または両方が対応付けられる。
なお、本実施形態では、サーバー1020は、例えば、ゲーム情報D111を含む情報に基づいて各種のサービス(居住環境構成装置1010の制御を含む)を提供するが、他の例として、ゲーム情報D111以外の情報に基づいてサービスを提供する場合があってもよい。
また、サーバー1020は、集合住宅Mに含まれる複数の住戸毎に、当該住戸の住戸情報と、当該住戸の環境情報とのうちのいずれか一方又は両方に基づいて、N個の居住環境構成装置1010と情報処理端末1030と端末装置1040に関する制御を行う場合があってもよい。このような制御を行う場合には、サーバー1020は、居住者関連情報D1を取得しなくてもよい。
サービス提供システム1000によって居住者に提供されるサービスの具体例を説明する。
サーバー1020は、第1居住者の居住者関連情報D1と、第1住戸の住戸情報D2と、第1住戸の環境情報D3との3つの情報を取得し、取得した3つの情報のうちの一部または全部に基づいて、様々な対象に関して、居住者(サービス利用者)に最適なサービスを提供することができる。
サーバー1020は、食に関するサービスの例として、最適な食事メニューを自動的に提案するレコメンド(推奨)の内容を情報処理端末1030あるいは端末装置1040に表示するサービスを行う。
また、サーバー1020は、食に関するサービスの例として、最適な食事メニューを居住者のために依頼(例えば、配送サービスに自動発注)するサービス、このような依頼をキャンセルするサービス、最適な食事メニューを自動的に居住者に配送するように制御するサービスを行う。このようなサービスは、自動配送サービスへの自動発注を含んでもよい。
ここで、食事メニューには、例えば、完成品と、料理パックとの一方または両方が含まれてもよい。
サーバー1020は、食に関するサービスの例として、栄養ドリンクまたはサプリメントなどのように、主食ではないサポート食品の最適化に関するレコメンドの内容を情報処理端末1030あるいは端末装置1040に表示するサービス、あるいは、最適なサポート食品のメニューを居住者のために依頼(例えば、配送サービスに自動発注)するサービス、このような依頼をキャンセルするサービス、最適なサポート食品のメニューを自動的に居住者に配送するように制御するサービスを行う。このようなサービスは、自動配送サービスへの自動発注を含んでもよい。
サーバー1020は、衣服に関するサービスの例として、最適な衣服を自動的に提案するレコメンドの内容を情報処理端末1030あるいは端末装置1040に表示するサービスを行う。
また、サーバー1020は、衣服に関するサービスの例として、最適な衣服を居住者のために依頼(例えば、配送サービスに自動発注)するサービス、このような依頼をキャンセルするサービス、最適な衣服を自動的に居住者に配送するように制御するサービスを行う。このようなサービスは、自動配送サービスへの自動発注を含んでもよい。
ここで、衣服の依頼は、例えば、衣服を購買する依頼であってもよく、あるいは、衣服を定期レンタルサービスでレンタルする依頼であってもよい。
サーバー1020は、スケジュールに関するサービスの例として、最適なスケジュール、最適なスケジュール管理の仕方、最適な仕事の仕方、仕事とプライベートとのバランス、余暇に受けるサービスなどのうちの1つ以上を自動的に提案するレコメンドの内容を情報処理端末1030あるいは端末装置1040に表示するサービスを行う。
また、サーバー1020は、乗り物に関するサービスの例として、レンタカーまたはレンタサイクルなどを居住者のために依頼(例えば、申し込み)するサービス、あるいは、このような依頼をキャンセルするサービスを行う。
また、サーバー1020は、乗り物に関するサービスの例として、レンタカーまたはレンタサイクルなどの利用に関する情報を情報処理端末1030あるいは端末装置1040に表示するサービスを行う。当該情報は、レンタカーまたはレンタサイクルなどのレコメンドの内容を含んでもよい。
また、サーバー1020は、居住者の住戸RMの周辺施設に関するサービスの例として、周辺施設の利用などを居住者のために依頼(例えば、申し込み)するサービス、あるいは、このような依頼をキャンセルするサービスを行う。
また、サーバー1020は、居住者の住戸RMの周辺施設に関するサービスの例として、周辺施設の利用に関する情報を情報処理端末1030あるいは端末装置1040に表示するサービスを行う。当該情報は、周辺施設の利用に関するレコメンドの内容を含んでもよい。
ここで、周辺施設としては、任意の施設であってもよく、例えば、スポーツジム、銭湯、温泉、整骨院、マッサージ店などであってもよい。
なお、サービス提供システム1000は、このような周辺施設と提携していてもよい。
サーバー1020は、居住環境構成装置1010を制御してもよい。
本実施形態では、サーバー1020は、表示装置、オーディオ装置、光環境装置、空気環境装置などのうちの1つ以上を制御する。
例えば、サーバー1020は、空気環境装置を制御することで、空気環境(例えば、温度、湿度、クリーン度、匂いなど)を快適にするサービスを提供してもよい。これにより、居住者が住戸RMに長時間滞在する場合にも、居住者に快適な空気環境が提供される。
ここで、サービス提供システム1000は、建物1の住戸部にサービスを提供することとともに、または、建物1の住戸部にサービスを提供することに代えて、建物1の共用部の側(図1の例では、第1共用部11、第2共用部12、第2通路部22)にサービスを提供してもよい。
例えば、サービス提供システム1000は、共用部に備えられた居住環境構成装置の制御を行ってもよい。当該居住環境構成装置としては、例えば、図1に示されるプロジェクター141、図2に示されるエアコン521~522、換気装置531、照明器具532、環境制御装置533などのうちの1つ以上が用いられてもよく、あるいは、他の装置が備えられてもよい。
当該居住環境構成装置は、例えば、HEPAフィルターを備える空気清浄機と、イオンあるいはオゾン発生装置を備える空気清浄機との一方または両方を含んでもよい。
当該居住環境構成装置は、例えば、臭いセンサ、または、パーティクルセンサのうちの1以上の値に基づいて換気を行う換気システムと、CO2センサの値に基づいて換気を行う換気システムと、除湿を行う除湿システムとのうちの任意の1以上を含んでもよい。
なお、換気システムは、例えば、図2に示される換気装置531として構成されてもよい。
また、臭いセンサ、または、パーティクルセンサのうちの1以上の値に基づいて換気を行う換気システムと、CO2センサの値に基づいて換気を行う換気システムとは、共通の換気システムとして構成されてもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方に、HEPAフィルターを備える空気清浄機を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方において、HEPAフィルターを備える空気清浄機により、感染防止および空気環境改善を実現することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方に、イオンあるいはオゾン発生装置を備える空気清浄機を有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方において、イオンあるいはオゾン発生装置を備える空気清浄機により、殺菌、および、消臭を実現することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方に、臭いセンサ、または、パーティクルセンサのうちの1以上の値に基づいて換気を行う換気システムを有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方において、当該換気システムにより、空間を問題なく使えるようにすることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方に、CO2センサの値に基づいて換気を行う換気システムを有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方において、当該換気システムにより、空間を問題なく使えるようにすることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方に、除湿を行う除湿システムを有する。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、共用部と住戸部との一方または両方において、当該除湿システムにより、各種の機器が動作している状態においても、人間が不快に感じない程度に除湿を行う。これにより、共用部と住戸部との一方または両方において、空間を問題なく使えるようにすることができる。
また、例えば、居住者がアカウントを使用して共用部のPCを操作しているときに、サービス提供システム1000が当該アカウントに基づいて、当該居住者に対する情報の提示を当該PCに行ってもよい。この場合、当該PCは、図4に示される情報処理端末1030または端末装置1040と同様に、情報の提示のサービスを受ける装置となる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、居住者に対してサービスが提供される。 このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者は様々なサービスを受けることができ、例えば、居住することに付加価値を付けることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、共用部の環境を制御する装置を有する。 このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者などがゲームをプレイし易いように、共用部の環境を調整することができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、住戸の環境を制御する装置を有する。 このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者が暮らし易いように、住戸の環境を調整することができる。
<居住者専用共用部の例>
ここで、本実施形態では、建物1に複数の共用部(図1の例では、第1共用部11および第2共用部12)が備えられる場合に、すべての共用部が来訪者によって使用可能な構成を示したが、他の例として、一部の共用部が居住者専用の共用部として運用されてもよい。この場合、当該一部の共用部(居住者専用共用部)は、例えば、居住者(および、建物1の管理者等)のみによって施錠のロックまたは解除が可能であってもよい。
また、当該一部の共用部(居住者専用共用部)は、来訪者が使用できない共用部として、防犯ライン(図1の例では、仕切扉33のところ)よりも住戸側(図1の例では、第1住戸13と第2住戸14と第1通路部21の側)に備えられてもよい。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、少なくとも1つの共用部は、居住者専用である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者専用の共用部を提供することで、例えば、居住者に対して(来訪者と比べて)特別な設備の提供などが可能であり、居住するメリットを高めることができる。
上述のように、本実施形態に係る建物1では、少なくとも1つの共用部は、居住者以外の者によって利用可能である。
このような構成により、本実施形態に係る建物1では、居住者ばかりでなく外部の来訪者が集まるスペースを提供することができ、例えば、居住者に外部の来訪者との接点を提供することができ、複数の人のコミュニティなどを実現することができる。
以上のように、本実施形態に係る建物1では、eSportsプレーヤー(eSportsプレーヤーを目指す者も含む)にとって適した暮らしを実現することができる。
例えば、本実施形態に係る建物1では、共用部において、消費電力が大きいPCを複数台設置することが可能な設備環境(例えば、電源など)が整っている。
例えば、本実施形態に係る建物1では、共用部において、長時間のPCの稼働などに起因する室内温度上昇に対する空調設備の設置環境(例えば、排熱環境)が整っている。
例えば、本実施形態に係る建物1では、共用部は、居住者(建物1の住民)および外部の者(例えば、建物1の近隣の者)とのコミュニケーションが取りやすい環境となっている。
例えば、本実施形態に係る建物1では、共用部は、防犯ラインの外側(住戸ではない側)に設けられており、居住者と外部の者とのコミュニケーションが図り易い環境となっている。
なお、通常、eSportsプレーヤーが暮らし易い環境を各住戸でまかなうことには限界があると考えられる。
そこで、本実施形態に係る建物1では、ゲームのプレイをし易い環境を共用部に集約して提供し、複数の居住者の全体に対して、eSportsプレーヤーに適した環境をサポートするニーズに応えている。
本実施形態に係る建物1では、居住者の暮らし、住戸、サービスなどを最適に提供することができる。
近年、在宅勤務などのように働き方の変化が著しく、それと並行して、会社というスペースではない場所で働くことのできる職業も増えてきた。
このため、本実施形態に係る建物1は、今後の社会変化において様々なニーズに応えられる汎用性の高いものであり、eSportsプレーヤーばかりでなく、他の職種の者などのために提供されてもよい。
なお、以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティングシステム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disc)-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイルであってもよい。差分ファイルは、差分プログラムと呼ばれてもよい。
以上に説明した任意の装置における任意の構成部の機能は、プロセッサーにより実現されてもよい。例えば、実施形態における各処理は、プログラム等の情報に基づき動作するプロセッサーと、プログラム等の情報を記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体により実現されてもよい。ここで、プロセッサーは、例えば、各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよく、あるいは、各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。例えば、プロセッサーはハードウェアを含み、当該ハードウェアは、デジタル信号を処理する回路およびアナログ信号を処理する回路のうちの少なくとも一方を含んでもよい。例えば、プロセッサーは、回路基板に実装された1または複数の回路装置、あるいは、1または複数の回路素子のうちの一方または両方を用いて、構成されてもよい。回路装置としてはIC(Integrated Circuit)などが用いられてもよく、回路素子としては抵抗あるいはキャパシターなどが用いられてもよい。
ここで、プロセッサーは、例えば、CPUであってもよい。ただし、プロセッサーは、CPUに限定されるものではなく、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)等のような、各種のプロセッサーが用いられてもよい。また、プロセッサーは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によるハードウェア回路であってもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUにより構成されていてもよく、あるいは、複数のASICによるハードウェア回路により構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、複数のCPUと、複数のASICによるハードウェア回路と、の組み合わせにより構成されていてもよい。また、プロセッサーは、例えば、アナログ信号を処理するアンプ回路あるいはフィルター回路等のうちの1以上を含んでもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、601…建物、11…第1共用部、12…第2共用部、13、611…第1住戸、14、612…第2住戸、21…第1通路部、22…第2通路部、31…玄関扉、32…共用部用扉、33…仕切扉、111、214、713…引戸、112、212、311…窓、113、224、312、724…収納部、121、131、541…テーブル、122、132,542~543…椅子、141…プロジェクター、142…スクリーン、211、711…住戸扉、213、712…ベランダ、221、721…洗面室、222…シャワー室、223、723…トイレ室、231、731…キッチン、232、732…ベッド、411…階段部、421…分電盤、511…壁、512…床、513…天井、521~522…エアコン、531…換気装置、532…照明器具、533…環境制御装置、551、554…PC、552、555…キーボード、553、556…マウス、561…備品、722…浴室、C1~C11…コンセント、C21~C22…エアコン用コンセント、E1~E2…同軸インターフェース、F1~F2…通信インターフェース、T1~T6、T21~T22…接続部、W1、W2…界壁、1000…サービス提供システム、1010、1010-1~1010-N…居住環境構成装置、1020…サーバー、1030…情報処理端末、1040…端末装置、D1…居住者関連情報、D2…住戸情報、D3…環境情報、D11…バイタル情報、D12…住戸内位置情報、D13…住戸外位置情報、D14…スケジュール情報、D15…嗜好情報、D111…ゲーム情報、D112…動画投稿情報、D113…アカウント情報、M…集合住宅、NW…ネットワーク、RM…住戸、S1…表示装置の制御、S2…オーディオ装置の制御、S3…光環境装置の制御、S4…空気環境装置の制御、S5…情報の提示の制御、S6…依頼またはキャンセルの制御、S7…配送の制御

Claims (46)

  1. 複数の居住者が住む複数の住戸と、
    少なくとも1つの共用部と、
    電力を分岐回路を介して分配することと、ブレーカーによる過電流制御を行う分電盤と、
    を有し、
    前記共用部は、前記分電盤の異なる前記分岐回路に電気的接続されたコンセントを少なくとも備える、
    建物。
  2. 前記共用部は4畳以上である、
    請求項1に記載の建物。
  3. 前記分電盤の少なくとも1つの前記分岐回路に接続された前記分電盤のブレーカー定格電力が1500Wである、
    請求項1または請求項2に記載の建物。
  4. 少なくとも1つの前記分岐回路に接続されている前記コンセントの差し口が2口以上である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の建物。
  5. 前記コンセントの同一カバー内に、通信インターフェースを備える、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の建物。
  6. 前記共用部は、テレビのアンテナの同軸インターフェースを備える、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の建物。
  7. 前記共用部は、同じ壁面側に配置されている少なくとも2つの前記コンセントを備える、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の建物。
  8. 前記共用部は、6m以内に配置されている少なくとも2つの前記コンセントを備える、 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の建物。
  9. 前記共用部は、床面に設置されている1つ以上の前記コンセントを備える、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の建物。
  10. 前記共用部は、天井に設置されている1つ以上の前記コンセントを備える、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の建物。
  11. 前記共用部は、複数のエアコン用コンセントを備える、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の建物。
  12. 前記共用部は、畳数を6で割った値以上の数のエアコンを備える、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の建物。
  13. 前記エアコンの定格消費電力が300W以上である、
    請求項12に記載の建物。
  14. 前記共用部を通らずに外部と前記住戸とをつなげる出入口を有する、
    請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の建物。
  15. 外部と前記共用部とを直接つなげる出入口を有する、
    請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の建物。
  16. 前記共用部と前記住戸との間を仕切る扉を有する、
    請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の建物。
  17. 前記共用部は、1台のPCに対して4口以上の前記コンセントを備える、
    請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の建物。
  18. 前記共用部は、少なくとも1つの前記分岐回路に対して2台以下のPCを備える、
    請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の建物。
  19. 前記共用部は、1台のPCに対して少なくとも1つの通信ポートを備える、
    請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の建物。
  20. 前記通信ポートにつながる通信回線は高速回線である、
    請求項19に記載の建物。
  21. 前記共用部は、少なくとも1つのPCを備える、
    請求項1から請求項20のいずれか1項に記載の建物。
  22. 前記共用部は、21インチ以上のディスプレイ、マウス、キーボード、ゲーム用椅子、または、イヤホンマイクのうちの1つ以上を備える、
    請求項1から請求項21のいずれか1項に記載の建物。
  23. 前記共用部は、プロジェクターおよびスクリーン、あるいは、大型モニタのうちの1つ以上を備える、
    請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の建物。
  24. 前記共用部は、前記共用部に取り付けられている器具として、調光と調色の一方または両方が可能な照明器具を備える、
    請求項1から請求項23のいずれか1項に記載の建物。
  25. 前記共用部は、換気装置、テーブル、椅子、机、ソファー、カメラ用の三脚、収音用マイク、移動可能な照明器具、遮光カーテン、または、遮光スクリーンのうちの1つ以上を備える、
    請求項1から請求項24のいずれか1項に記載の建物。
  26. 前記共用部と前記住戸との間に、厚さが120mm以上の界壁を有する、
    請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の建物。
  27. 前記共用部と前記住戸との間に、グラスウール、フェルトボード、ポリウレタン、または、スポンジパネルのうちの1つ以上を含む界壁を有する、
    請求項1から請求項26のいずれか1項に記載の建物。
  28. 前記共用部の建具のアンダーカットが20mm以下である、
    請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の建物。
  29. 前記共用部は、収納部を備える、
    請求項1から請求項28のいずれか1項に記載の建物。
  30. 前記住戸は、シンクを有するキッチンを備え、
    前記キッチンは、1.5m以下である、
    請求項1から請求項29のいずれか1項に記載の建物。
  31. 前記共用部は、認証によって開閉する扉を備える、
    請求項1から請求項30のいずれか1項に記載の建物。
  32. 前記共用部は、パーティションを備える、
    請求項1から請求項31のいずれか1項に記載の建物。
  33. 前記共用部は、1階に配置されている、
    請求項1から請求項32のいずれか1項に記載の建物。
  34. 複数の前記共用部を有する、
    請求項1から請求項33のいずれか1項に記載の建物。
  35. 少なくとも1つの前記共用部は、居住者専用である、
    請求項34に記載の建物。
  36. 少なくとも1つの前記共用部は、居住者以外の者によって利用可能である、
    請求項34または請求項35に記載の建物。
  37. 前記居住者に対してサービスが提供される、
    請求項1から請求項36のいずれか1項に記載の建物。
  38. 前記共用部の環境を制御する装置を有する、
    請求項1から請求項37のいずれか1項に記載の建物。
  39. 前記住戸の環境を制御する装置を有する、
    請求項1から請求項38のいずれか1項に記載の建物。
  40. 前記装置は、HEPAフィルターを備える空気清浄機を含む、
    請求項38または請求項39に記載の建物。
  41. 前記装置は、イオンあるいはオゾン発生装置を備える空気清浄機を含む、
    請求項38または請求項39に記載の建物。
  42. 前記装置は、臭いセンサ、または、パーティクルセンサのうちの1以上の値に基づいて、換気を行う換気システムを含む、
    請求項38または請求項39に記載の建物。
  43. 前記装置は、CO2センサの値に基づいて、換気を行う換気システムを含む、
    請求項38または請求項39に記載の建物。
  44. 前記装置は、除湿を行う除湿システムを含む、
    請求項38または請求項39に記載の建物。
  45. 集合住宅である、
    請求項1から請求項44のいずれか1項に記載の建物。
  46. 賃貸住宅である、
    請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の建物。
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