JP2022094824A - 電池冷却システム - Google Patents

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毅 古賀
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大樹 川内野
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【課題】絶縁性冷媒によって冷却器を介して電池積層体を間接的に冷却する電池冷却システムにおいて、冷媒の漏水と導電率上昇とを検知可能とする。【解決手段】電池パック1において、電池冷却システム10の電極式導電率センサ26は、絶縁性冷媒の導電率に応じた電流を出力する。第1導電率検出回路28は、電極式導電率センサの出力電流に対応する冷媒のインピーダンス値が第1インピーダンス閾値以下の場合はローレベル電圧を出力し、第1インピーダンス閾値よりも大きい場合はハイレベル電圧を出力する。第2導電率検出回路30は、当該インピーダンス値が第2インピーダンス閾値以下の場合はローレベル電圧を出力し、第2インピーダンス閾値よりも大きい場合はハイレベル電圧を出力する。第1インピーダンス閾値は、非劣化時における冷媒のインピーダンス値よりも大きく、第2インピーダンス閾値は、非劣化時における冷媒のインピーダンス値よりも小さい。【選択図】図1

Description

この発明は、電気絶縁性冷媒を利用した水冷式の電池冷却システムに関する。
特許文献1には、純水タンクと、純水タンクに設けられた水位検知スイッチ及び導電率式水状態検知センサと、を備える燃料電池システムが開示されている。この燃料電池システムでは、純水タンクの水位が設定通りになっているか否かを簡単に検定可能とするために、上記の水状態検知センサを利用して純水タンクの貯水水位が予め設定した水位を超えたか否かが判定される。
特開2005-310615号公報
一方、複数の電池セルを積層してなる電池積層体とともに電池パック内に配置された電池冷却システムでは、内部を絶縁性冷媒が流通する冷却器を介して電池積層体を間接的に冷却する構成が採用される場合がある。このように間接的に電池積層体を冷却する方式であっても、仮に電池パックで絶縁性冷媒の漏水が生じた場合には、電池積層体の正負の出力端子が被水するおそれがある。そして、被水した際の絶縁性冷媒の導電率が高いと(絶縁性能が低下していると)、正負の出力端子間で絶縁性冷媒を介して電流が流れてしまうおそれがある。
上述の間接冷却方式の電池冷却システムにおいて、絶縁性能が低下した絶縁性冷媒の被水に起因して正負の出力端子間で絶縁性冷媒を介して電流が流れてしまうことをより確実に回避するためには、絶縁性冷媒の漏水検知とともに、漏水検知前に導電率上昇を検知できることが望ましい。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部を絶縁性冷媒が流通する冷却器を介して電池積層体を間接的に冷却する構成を備え、かつ、電池パック内に配置された電池冷却システムにおいて、絶縁性冷媒の漏水検知とともに、絶縁性冷媒の導電率上昇の検知をも可能とすることにある。
本発明に係る電池冷却システムは、複数の電池セルを積層してなる電池積層体とともに電池パック内に収容されている。電池冷却システムは、冷却器と、リザーブタンクと、電極式導電率センサと、第1導電率検出回路と、第2導電率検出回路とを備えている。
冷却器は、その内部を絶縁性冷媒が流通し、電池積層体と熱交換可能に構成されている。
リザーブタンクは、絶縁性冷媒を貯留する。
電極式導電率センサは、リザーブタンク内の絶縁性冷媒に浸される検出部を有し、電圧が印加された時に絶縁性冷媒の導電率に応じた電流を出力する。
第1導電率検出回路は、電極式導電率センサに電気的に接続され、電極式導電率センサの出力電流に対応する絶縁性冷媒のインピーダンス値が第1インピーダンス閾値以下の場合にはローレベル電圧を出力し、インピーダンス値が第1インピーダンス閾値よりも大きい場合にはハイレベル電圧を出力するように構成されている。
第2導電率検出回路は、電極式導電率センサに電気的に接続され、インピーダンス値が第2インピーダンス閾値以下の場合にはローレベル電圧を出力し、インピーダンス値が第2インピーダンス閾値よりも大きい場合にはハイレベル電圧を出力するように構成されている。
第1インピーダンス閾値は、非劣化時における絶縁性冷媒のインピーダンス値よりも大きく、第2インピーダンス閾値は、非劣化時における絶縁性冷媒のインピーダンス値よりも小さい。
本発明に係る電池冷却システムによれば、絶縁性冷媒の非劣化時には、第1導電率検出回路はローレベル電圧を出力し、第2導電率検出回路はハイレベル電圧を出力する。一方、漏水発生時(より詳細には、リザーブタンクの水位が低下して検出部が冷媒に浸されなくなったためにインピーダンス値が増大した場合)には、第1導電率検出回路及び第2導電率検出回路はそれぞれハイレベル電圧を出力する。また、導電率上昇の発生時には、第1導電率検出回路はローレベル電圧を出力し、第2導電率検出回路はローレベル電圧を出力する。このように、電池冷却システムによれば、第1及び第2導電率検出回路の出力の組み合わせを利用して、漏水検知だけでなく導電率上昇検知をも行うことが可能となる。
実施の形態に係る電池冷却システムの構成の一例を示す模式図である。 電池セルに対する冷却器の配置の一例を示す模式図である。 図1に示す電極式導電率センサの検出部の構成を示す断面図である。 絶縁性冷媒のインピーダンスと温度との関係を表したグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.電池冷却システムの構成例
図1は、実施の形態に係る電池冷却システム10の構成の一例を示す模式図である。図1に示す電池冷却システム10は、複数の電池セル3(図2参照)を積層してなる電池積層体を冷却するように構成されている。電池冷却システム10は、電池積層体とともに電池パック1(の筐体)内に収容されている。すなわち、電池冷却システム10は、完全密閉型の冷却システムである。電池セル3は蓄電池である。電池積層体は、電池モジュール又は電池スタックとも呼ばれる。電池パック1は、電動車両に搭載され、車両走行用の電動モータに電力を供給する。
電池冷却システム10は、絶縁性冷媒を循環させる冷媒循環回路12を備えている。絶縁性冷媒は、絶縁性能の高い(すなわち、高抵抗の)冷却液であり、例えば、絶縁LLC(ロング・ライフ・クーラント)である。冷媒循環回路12には、リザーブタンク14、冷却器16、ポンプ18、熱交換器20、及びイオン交換器22が、一例としてこの順で配置されている。
リザーブタンク14には、冷媒循環回路12内を循環する絶縁性冷媒(以下、単に「冷媒」とも称する)が貯留されている。リザーブタンク14の上面に設けられた注水口は、注水時を除き、キャップ14aによって閉じられている。すなわち、リザーブタンク14は完全密閉型である。符号14bは、冷媒の液面を示している。
ポンプ18は、例えば電動式である。ポンプ18が作動すると、リザーブタンク14内の冷媒が冷却器16に供給される。電池パック1は、電池積層体の充放電及び電池冷却システム10の制御を行う電子制御ユニット(ECU)2を備えている。ポンプ18の制御は、ECU2によって行われる。
図2は、電池セル3に対する冷却器16の配置の一例を示す模式図である。上述の電池積層体は、図2の紙面奥行方向に積層された複数の電池セル3によって構成されている。各電池セル3は、正極端子3a及び負極端子3bを備えている。冷却器16の内部には、上記の絶縁性冷媒が流れる冷媒流路16aが形成されている。より詳細には、冷却器16は、冷媒流路16aが図2の紙面奥行方向(すなわち、電池セル3の積層方向)に沿って延びるように配置されている。冷却器16は、電気絶縁性を有する熱伝導材(例えば、樹脂)24を介して各電池セル3(すなわち、電池積層体)と接触している。このため、冷却器16は、熱伝導材24を介して電池積層体と熱交換可能である。
熱交換器20は、例えば、空冷のラジエータであり、冷媒循環回路12を流れる冷媒を冷却する。イオン交換器22は、イオン交換によって冷媒内の不純物イオンを取り除く機能を有している。このため、冷媒循環回路12を流れる冷媒をイオン交換器22に導入して冷媒から不純物イオンを除去することにより、冷媒の絶縁性能を維持することが可能となる。なお、電池冷却システム10は、必ずしもイオン交換器22を備えていなくてもよい。
図1、2に示す構成を有する電池冷却システム10によれば、電池積層体(複数の電池セル3)において生じた熱は、(熱伝導材24及び)冷却器16を介して冷媒に放熱される。換言すると、電池積層体(複数の電池セル3)が冷却器16(及び熱伝導材24)を介して冷媒によって間接的に冷却される。
また、冷媒循環回路12を流れる絶縁性冷媒の導電率を取得するために、電池冷却システム10は、電極式導電率センサ26と、第1導電率検出回路28と、第2導電率検出回路30とを備えている。図1に示すように、電極式導電率センサ26は、その先端に位置する検出部32がリザーブタンク14内の冷媒に浸されるようにリザーブタンク14に設置されている。
図3は、図1に示す電極式導電率センサ26の検出部32の構成を示す断面図である。電極式導電率センサ(以下、単に「電極式センサ」とも称する)26は、上述のように、リザーブタンク14内の冷媒に浸される検出部32を有する。検出部32は、正電極34とグランド導体(グランドとして機能する導体)36とを備えている。図3に示すように、グランド導体36は、内部空間38を介して(換言すると、所定距離を置きつつ)正電極34を覆うように形成されている。グランド導体36には、内部空間38を外部と連通させる複数の開口40が形成されている。このため、検出部32がリザーブタンク14内の冷媒中に挿入された状態では、内部空間38は冷媒によって満たされる。
正電極34の先端は、内部空間38内に突出している。このため、内部空間38が冷媒によって満たされていると、正電極34の先端が冷媒と接触することになる。電極式センサ26を利用して冷媒の導電率を検出する期間中は、正電極34とグランド導体36との間には、所定の電圧が常時印加されている。正電極34が冷媒と接触している状態でこのように電圧が印加されると、正電極34とグランド導体36とが冷媒を介して導通する。すなわち、正電極34とグランド導体36との間で電流が流れる。この電流は、絶縁性冷媒の導電率が高いほど大きくなる。冷媒の導電率は、冷媒のインピーダンスと反比例する。したがって、この電流は、冷媒のインピーダンスが低いほど大きくなる。
上述のように、電極式センサ26は、電圧が印加された時に絶縁性冷媒の導電率に応じた電流を出力する。電極式センサ26は、第1導電率検出回路28及び第2導電率検出回路30のそれぞれと電気的に接続されている。このため、電極式センサ26内で生じた電流は、第1導電率検出回路28及び第2導電率検出回路30のそれぞれに入力される。そして、第1導電率検出回路28及び第2導電率検出回路30の出力信号は、ECU2に入力される。なお、これらの導電率検出回路28、30は、ECU2内に組み込まれていてもよい。
2.絶縁性冷媒の漏水検知及び導電率上昇検知
図4は、絶縁性冷媒のインピーダンスと温度との関係を表したグラフである。電池冷却システム10を長期間使用すると、冷媒循環回路12内の配管等から不純物イオンが冷媒中に溶出する。その結果、冷媒の導電率が上昇する(冷媒のインピーダンスが低下する)。換言すると、冷媒が劣化する。図1に示すシステム構成例では、そのような不純物イオンを取り除くイオン交換器22を備えているので、不純物イオンに起因する導電率の上昇が抑制される。しかしながら、イオン交換器22を備えていても、その性能が低下した場合には、導電率が上昇する。
図4中に太い実線で示す波形は、非劣化時(新品時)の冷媒に対応している。付け加えると、冷媒のインピーダンスは、温度依存性を有しており、冷媒温度が高くなるにつれて低くなる(導電率としては高くなる)。
次に、冷媒循環回路12(例えば冷却器16)において冷媒の漏れ(漏水)が発生すると、リザーブタンク14の水位が低下する。水位低下に伴って電極式センサ26の内部空間38から冷媒が流出すると、正電極34とグランド導体36との間のインピーダンスは、図4中に破線で示すように過大となる(すなわち、正電極34とグランド導体36とが絶縁状態となる)。
次に、図4中に細い実線で示す波形は、漏水は生じていないが上述の劣化が生じている時の冷媒に対応している。劣化により導電率が上昇すると、インピーダンスが低下する。劣化時の波形(細い実線)は、非劣化時の波形(太い実線)に対してインピーダンス低下側にシフトする。
本実施形態の電池冷却システム10では、上述の漏水検知と導電率上昇検知とを可能とするために、第1及び第2導電率検出回路28、30は、以下に説明されるように構成されている。
具体的には、漏水検知のために、第1導電率検出回路28は、回路基板を有し、電極式センサ26の出力電流に対応する冷媒のインピーダンス値Rが第1インピーダンス閾値R1以下の場合にはローレベル電圧を出力し、一方、インピーダンス値Rが第1インピーダンス閾値R1よりも大きい場合にはハイレベル電圧を出力するように構成されている。第1導電率検出回路28では、このような出力特性を実現するための回路定数の1つとして、第1インピーダンス閾値R1が用いられている。第1インピーダンス閾値R1は、図4に示すように、非劣化時のインピーダンス(太い実線)と漏水発生時のインピーダンス(破線)との間に位置するように設定されている。
一方、導電率上昇検知のために、第2導電率検出回路30は、回路基板を有し、インピーダンス値Rが第2インピーダンス閾値R2以下の場合にはローレベル電圧を出力し、一方、インピーダンス値Rが第2インピーダンス閾値R2よりも大きい場合にはハイレベル電圧を出力するように構成されている。第2導電率検出回路30では、このような出力特性を実現するための回路定数の1つとして、第2インピーダンス閾値R2が用いられている。第2インピーダンス閾値R2は、図4に示すように、非劣化時のインピーダンス(太い実線)と、あるレベルで冷媒が劣化している時のインピーダンス(細い実線)との間に位置するように設定されている。
付け加えると、導電率上昇検知のための第2インピーダンス閾値R2は、電池パック1内で(例えば、冷却器16から)漏水が生じたとしても、すぐに電池積層体の正負の出力端子間で冷媒を介した漏電が生じないように電圧(電位差)、絶縁距離、及び冷媒の接液面積を考慮して余裕を持たせて決定されている。ここでいう電圧は、正負の出力端子間の電圧である。絶縁距離は、当該正負の出力端子間の距離である。接液面積は、当該正負の出力端子において互いに対向し合うそれぞれの出力端子の表面の面積である。
また、ECU2は、第1及び第2導電率検出回路28、30の出力を常時受け取っている。そして、ECU2は、漏水発生時又は導電率上昇の発生時に第1及び第2導電率検出回路28、30の出力を受け取った時に、異常発生を示す情報を電動車両側に送信するように構成されている。
3.効果
以上説明した電池冷却システム10によれば、冷媒の非劣化時には、第1導電率検出回路28はローレベル電圧を出力し、第2導電率検出回路30はハイレベル電圧を出力する。一方、漏水発生時(より詳細には、リザーブタンク14の水位が低下して検出部32が冷媒に浸されなくなったためにインピーダンス値Rが増大した場合)には、第1導電率検出回路28及び第2導電率検出回路30はそれぞれハイレベル電圧を出力する。また、導電率上昇の発生時には、第1導電率検出回路28はローレベル電圧を出力し、第2導電率検出回路30はローレベル電圧を出力する。このように、電池冷却システム10によれば、第1及び第2導電率検出回路28、30の出力の組み合わせを利用して、漏水検知と導電率上昇検知とを行うことが可能となる。
付け加えると、漏水検知とは別に導電率上昇検知が可能となることにより、漏水検知機能によって実際に漏水が検知される前に、絶縁性能が低下した冷媒によって電池積層体の正負の出力端子が被水することを回避できるようになる。このため、間接冷却方式の電池冷却システム10において、絶縁性能が低下した冷媒の被水に起因して正負の出力端子間で冷媒を介して電流が流れてしまうことをより確実に回避できるようになる。
また、導電率上昇の検知を行えるようになることにより、次のような効果が得られる。すなわち、イオン交換器22を備える図1に示すシステム構成の例では、導電率上昇の検知により、イオン交換器22の性能低下が生じていること(すなわち、イオン交換器22の寿命)を把握可能となる。また、イオン交換器22を備えないシステム構成の例では、導電率上昇の検知により、絶縁性冷媒の交換タイミングを把握可能となる。したがって、車両のサービス性を向上でき、また、イオン交換器22又は絶縁性冷媒の交換時期を最適化できる。そして、このように導電率上昇の検知を受けてイオン交換器22又は絶縁性冷媒の交換を行うことによって絶縁性冷媒の絶縁性能を維持しておくことにより、導電率上昇(すなわち、劣化)の生じた冷媒を使用しながら電池パック1内で漏水が生じる事態を回避できる。このため、導電率が上昇した冷媒によって電池積層体の正負の出力端子が被水して漏電が生じることを防止できるので、安全性を向上できる。
1 電池パック
2 電子制御ユニット(ECU)
3 電池セル
10 電池冷却システム
12 冷媒循環回路
14 リザーブタンク
16 冷却器
24 熱伝導材
26 電極式導電率センサ
28 第1導電率検出回路
30 第2導電率検出回路
32 電極式導電率センサの検出部
34 正電極
36 グランド導体
38 電極式導電率センサの内部空間

Claims (1)

  1. 複数の電池セルを積層してなる電池積層体とともに電池パック内に収容された電池冷却システムであって、
    内部を絶縁性冷媒が流通し、前記電池積層体と熱交換可能に構成された冷却器と、
    前記絶縁性冷媒を貯留するリザーブタンクと、
    前記リザーブタンク内の前記絶縁性冷媒に浸される検出部を有し、電圧が印加された時に前記絶縁性冷媒の導電率に応じた電流を出力する電極式導電率センサと、
    前記電極式導電率センサに電気的に接続され、前記電極式導電率センサの出力電流に対応する前記絶縁性冷媒のインピーダンス値が第1インピーダンス閾値以下の場合にはローレベル電圧を出力し、前記インピーダンス値が前記第1インピーダンス閾値よりも大きい場合にはハイレベル電圧を出力するように構成された第1導電率検出回路と、
    前記電極式導電率センサに電気的に接続され、前記インピーダンス値が第2インピーダンス閾値以下の場合にはローレベル電圧を出力し、前記インピーダンス値が前記第2インピーダンス閾値よりも大きい場合にはハイレベル電圧を出力するように構成された第2導電率検出回路と、
    を備え、
    前記第1インピーダンス閾値は、非劣化時における前記絶縁性冷媒のインピーダンス値よりも大きく、前記第2インピーダンス閾値は、前記非劣化時における前記絶縁性冷媒のインピーダンス値よりも小さい
    ことを特徴とする電池冷却システム。
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