JP2022089001A - Key device and key management system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、錠の解施錠状態を管理するための鍵装置および鍵管理システムに関する。 The present invention relates to a key device and a key management system for managing the unlocked state of a lock.
住宅のドアや、オフィス等のキャビネット、ホテル居室など、電子錠ではなくシリンダー錠が用いられる環境はいまだに多く、施錠後に鍵が掛かったか確認する動作がしばしば行なわれる。シリンダー錠がしっかりと施錠されているかは防犯面で非常に重要であり、こうした情報資産の管理を怠ると信頼の低下など大きな問題に発展する。このため、解施錠の状態を管理するために、鍵カバーに解施錠状態を表示する方法や、解施錠状態をネットワーク経由で確認する方法などが考案されている。 There are still many environments where cylinder locks are used instead of electronic locks, such as residential doors, office cabinets, and hotel rooms, and it is often the case that the lock is checked after locking. Whether or not the cylinder lock is securely locked is extremely important in terms of crime prevention, and neglecting to manage such information assets will lead to major problems such as a decline in trust. Therefore, in order to manage the unlocked state, a method of displaying the unlocked state on the key cover, a method of confirming the unlocked state via the network, and the like have been devised.
例えば、特許文献1では、鍵のカバーに記憶装置として解施錠を表示する表示部を設け、作業者が手作業で解施錠表示を更新する機構を設けている。また、特許文献2では、シリンダー側に、鍵との通信する機構を設け、シリンダーの状態を鍵側へ送信することで、鍵の状態を把握するシステムが開示されている。また、特許文献3では、シリンダー側に解施錠の検知機構が付いており、シリンダーの状態をネットワーク経由で管理サーバーへ送り、スマートフォンなどから確認することができるシステムが開示されている。
For example, in
しかしながら、特許文献1のように手動で錠の解施錠状態を記録する方法では、作業者自身が作業を行なったかどうかの記録を忘れた場合に、結局施錠されているのか、解錠されているのかがわからなくなる恐れがある。
However, in the method of manually recording the unlocked state of the lock as in
特許文献2のようにシリンダー錠側に検知機構を設ける方法では、解施錠の確認対象となる錠の周辺に専用の装置を取り付ける必要がある。そうすると、専用の装置のためのスペースが必要となるので、例えば小型キャビネット等には設置が困難な場合がある。また、汎用のキャビネットでは、通信装置を備えていないようなものも多く、そういった汎用製品に適用することができない。その場合に、後付けで通信装置を取り付けてもよいが、前述のスペースの問題や、取付コストがかかるという問題がある。
In the method of providing the detection mechanism on the cylinder lock side as in
特許文献3では、配線の引き回しやなどの取付工事が必要であり、電池の交換など取付後の管理が必要になるという問題がある。また、シリンダー錠の状態をネットワークで管理する場合には、管理サーバーを用意する必要があり、運用に費用が発生する。
In
また、一般的に演算装置を含む機器において、演算装置の電源が入ってから立ち上がるのに数百ミリ秒~数秒時間を要するので、鍵が差し込まれてから電源を入れるような仕組みの場合、その間に解施錠の操作が完了してしまうと、錠の解施錠状態と鍵に取り付けている機器の状態が異なることが起こりうる。電源を常時入れておくこともできるが、それほど頻繁に開け閉めしないような鍵の場合、消費電力が無駄になるという問題がある。また、人感センサを用いてもよいが、大掛かりなシステムも必要となり、導入までが簡便であるとは言い難く、使用するまでのハードルが高い。 Also, in general, in devices including arithmetic units, it takes several hundred milliseconds to several seconds to start up after the arithmetic unit is turned on, so in the case of a mechanism that turns on the power after the key is inserted, during that time. When the unlocking operation is completed, the unlocked state of the lock and the state of the device attached to the key may be different. It is possible to keep the power on all the time, but if the key is not opened and closed so often, there is a problem that power consumption is wasted. Further, a motion sensor may be used, but a large-scale system is also required, and it is difficult to say that the introduction is easy, and the hurdle to use is high.
そこで本発明は、錠側に解施錠に関する機器やネットワークとの通信機器のように大掛かりなシステムを必ずしも設ける必要がなく、錠の解施錠状態を自動で検知して表示する鍵装置を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a key device that automatically detects and displays the unlocked / locked state of the lock without necessarily providing a large-scale system such as a device related to unlocking or a communication device with a network on the lock side. With the goal.
本開示の一態様に係る解施錠状態管理装置及びシステムは、錠の鍵穴に挿入されて当該錠を解施錠するためのブレード部と、前記ブレード部が錠に接触及び/又は接近したことを検知する第1の検知部と、前記ブレード部が前記鍵穴に挿入される際の挿入姿勢から前記錠を解錠させる解錠姿勢に回動される解錠動作、又は、前記ブレード部が前記挿入姿勢から前記錠を施錠させる施錠姿勢に回動される施錠動作を検知する第2の検知部と、前記第1の検知部で前記ブレード部が錠に接触及び/又は接近したことが検知された状態で、前記第2の検知部により前記解錠動作が検知された場合に前記錠が解錠状態にあると推定し、前記第2の検知部により前記施錠動作が検知された場合に前記錠が施錠状態にあると推定する演算部と、前記演算部での解錠状態/施錠状態の推定結果に基づいて前記錠の解施錠状態を表示する表示部とを備える。 The unlocking state management device and system according to one aspect of the present disclosure detect that the blade portion inserted into the keyhole of the lock to unlock the lock and the blade portion come into contact with and / or approach the lock. The first detection unit and the unlocking operation in which the blade portion is rotated from the insertion posture when the blade portion is inserted into the keyhole to the unlocking posture for unlocking the lock, or the blade portion is in the insertion posture. A second detection unit that detects a locking operation that is rotated to a locking posture for locking the lock, and a state in which the first detection unit detects that the blade unit is in contact with and / or approaches the lock. Then, when the unlocking operation is detected by the second detection unit, it is estimated that the lock is in the unlocked state, and when the locking operation is detected by the second detection unit, the lock is released. It includes a calculation unit that is estimated to be in a locked state, and a display unit that displays the unlocked / locked state of the lock based on the estimation result of the unlocked / locked state in the calculation unit.
本態様によると、鍵装置側に、ブレード部が錠に接触及び/又は接近したことを検知する第1の検知部と、鍵装置の解錠動作または施錠動作を検知する第2の検知部とを設け、演算部が第1の検知部と第2の検知部の検知結果に基づいて錠の解施錠状態を推定し、表示部に表示させるようにしている。すなわち、鍵装置において、状態や動作の検知から表示までを一括で処理できるようにしている。これにより、シリンダー錠側には解施錠に関する機器やネットワークとの通信機器のように、大掛かりなシステムを必ずしも設ける必要がなく、シリンダー錠の解施錠状態を自動で検知して表示することができる。 According to this aspect, on the key device side, a first detection unit that detects that the blade unit has touched and / or approached the lock, and a second detection unit that detects an unlocking operation or a locking operation of the key device. Is provided, and the calculation unit estimates the unlocked / locked state of the lock based on the detection results of the first detection unit and the second detection unit, and displays it on the display unit. That is, in the key device, it is possible to collectively process from the detection of the state or operation to the display. As a result, it is not always necessary to provide a large-scale system on the cylinder lock side, such as a device related to unlocking and a communication device with a network, and the unlocked state of the cylinder lock can be automatically detected and displayed.
本発明に係る鍵装置によれば、錠側に解施錠に関する機器やネットワークとの通信機器のような大掛かりなシステムを必ずしも設ける必要がなく、錠の解施錠状態を自動で検知して表示することができる。 According to the key device according to the present invention, it is not always necessary to provide a large-scale system such as a device related to unlocking or a communication device with a network on the lock side, and the unlocked state of the lock is automatically detected and displayed. Can be done.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the following description of the preferred embodiment is essentially merely an example and is not intended to limit the present invention, its scope of application or its use.
(第1の実施形態)
<鍵装置>
本発明の鍵装置1は、ブレード部11と、ヘッド部12とを備える。鍵装置1は、「ホテル居室や住宅のドア、オフィス等のキャビネットの扉や引戸等」(以下、まとめてドア等Dともいう)に設けられた錠の鍵穴に挿して解施錠を行う物品である。錠の種類は、特に限定されないが、シリンダー錠が例示される。以下の説明では、錠は、シリンダー錠5(図3A参照)であるものとして説明する。
(First Embodiment)
<Key device>
The
-ブレード部-
ブレード部11は、ドア等Dに設けられたシリンダー錠5(図3A参照)の鍵穴51(図4参照)に挿入され、施錠方向又は解錠方向に回動されることにより、ドア等を施錠又は解錠する機能を有する。なお、ブレード部11の構成や形状は、特に限定されず、従来から知られている種々の構成を採用することができる。ブレード部11の材質は、特に限定されないが、例えば、金属製である。
-Blade part-
The
ここで、ブレード部11を鍵穴51に挿入する方向、すなわち、鍵穴51の奥に向かう方向を「挿入方向」と呼び、鍵を引き抜く方向を「引抜方向」と呼ぶ。そして、ブレード部11が鍵穴51に挿入される際の挿入姿勢からシリンダー錠5が解錠させる解錠姿勢に向かう方向を「解錠方向」、挿入姿勢からシリンダー錠5が施錠させる施錠姿勢に向かう方向を「施錠方向」と呼ぶ。
Here, the direction in which the
例えば、シリンダー錠5が、図4に示される上下方向を長辺とする矩形状の鍵穴51を有する場合に、ブレード部11を紙面手前側から奥側に向かって鍵穴51に挿した状態で、挿入姿勢から時計回りにヘッド部12を倒すように回動させる方向が解錠方向であり、反時計回りにヘッド部12を倒すように回動させる方向が施錠方向である。なお、シリンダー錠5の構成によって、例えば、挿入姿勢から時計回りにヘッド部12を回動させる方が施錠方向で、挿入姿勢から反時計回りにヘッド部12を回動させる方が解錠方向となる場合がある。
For example, when the
-ヘッド部-
ヘッド部12は、ブレード部11の引抜方向の端部に、ブレード部11と一体的に設けられ、使用者Pがドア等Dを施錠又は解錠する際に把持する把持部としての機能を有する。ヘッド部12の材質や大きさは特に限定されない。例えば、ヘッド部12が金属、樹脂、木材からなる群から選択される一種又は二種以上の材質で覆われていると、後述する解施錠検知部2が安全に収容される。ヘッド部12には紐やキーホルダー等を通すためのキーリング孔121が設けられていることが多い。
-Head part-
The
図1(a)~(e)には、ヘッド部12の構成例を示している。図1(a),(b)は、一般的に知られている構成で、ヘッド部12とブレード部11とが同一の材料で一体的に構成されている例である。図1(a)では、解施錠検知部2がヘッド部12に収容された例を示す。また、図1(b)では、解施錠検知部2が、ヘッド部12の先端部に形成されたキーリング孔121に通されたリングの先に取り付けられたキーホルダー形状(例えば、矩形状)の収容部13に収容された例を示す。図1(c)では、ヘッド部12全体を覆うようにブレード部11とは別素材のカバーが設けられた例を示す。また、図1(d),(e)では、ヘッド部12がブレード部11を収容できるような形状(以下、キーケース形状という)に構成された例を示す。図1(d)では、ヘッド部12及びブレード部11とは、別に設けられたキーケース14に、ヘッド部12及びブレード部11が収容できるように構成されている。また、図1(e)では、ヘッド部12内にブレード部11の収容空間を設けて、その収容空間にブレード部11を収容できるようになっている。なお、キーケース形状を採用する場合に、ヘッド部12がブレード部11の一部を収容できるように構成されてもよい。なお、鍵装置1が、一般的な住宅ドアや居室等に用いられるサイズの場合、図1(d),(e)に示すようなキーケース形状であることが好ましい。
1 (a) to 1 (e) show a configuration example of the
《解施錠検知部》
図2に示すように、解施錠検知部2は、第1の検知部21と、第2の検知部22と、演算部23と、表示部25とを備える。
<< Unlocking detector >>
As shown in FIG. 2, the unlocking / locking
-第1の検知部-
第1の検知部21は、ブレード部11がシリンダー錠5に「接触及び/又は接近したこと」(以下、まとめて「接触等」ともいう)を検知する。第1の検知部21による上記接触等の具体的な検知手段は、特に限定されないが、例えば、静電容量センサ、接触センサ、圧力センサ、加速度センサ、磁気センサ、光学センサ、電波センサおよびジャイロセンサからなる群から選択される一種又は二種以上のセンサを好適に用いることができる。
-First detector-
The
図3(図3A,3B)は、第1の検知部21の検知手段の一例を示す。
FIG. 3 (FIGS. 3A and 3B) shows an example of the detection means of the
例えば、第1の検知部21として接触センサを用いる場合、金属製のブレード部11を電極として作用させる方法がある。具体的には、例えば、ブレード部11に所定電圧を印加し、ブレード部11にかかる電圧値を分圧回路によって分圧し、それをADコンバーターにて読み取る。そうすると、ブレード部11がシリンダー錠5に接触した際に、ADコンバーターの値が変化するので、ブレード部11がシリンダー錠5に接触したことを検知することができる(図3Aの「1.電圧降下」参照)。
For example, when a contact sensor is used as the
なお、ブレード部11とシリンダー錠5との接触判定は、ブレード部11とシリンダー錠5との接触の有無に応じて電気的なON/OFFが判定できればよい。したがって、上記のADコンバーターを用いた方法に代えて、鍵装置1に、ブレード部11に接続されたスイッチ(図示省略)を設け、そのスイッチの状態をプルアップまたはプルダウンで検出してもよい。このときに用いるスイッチとして動作するものは色々と考えられるが、例えば、鍵を押し込んでいる間だけボタン内部の接点が閉じて導通するモーメンタリスイッチや、錠側にマグネットシートを貼り、シリンダーに近付いた際に導通するリードスイッチなど好適に使用することができる。
The contact between the
例えば、第1の検知部21として圧力センサを用いる場合、ブレード部11がシリンダー錠5に挿入されて押圧された際に生じる圧力を検知する方法が挙げられる(図3Aの「2.圧力」参照)。
For example, when a pressure sensor is used as the
なお、第1の検知部21として圧力センサを用いる場合に、手による圧力を検知する圧力センサを用いてもよい。この場合、例えば、使用者Pが、鍵装置1を持って、ブレード部11をシリンダー錠5の鍵穴51に挿入した際に、圧力センサが押圧されるので、その押圧力に基づいてブレード部11がシリンダー錠5に挿入されたことを検知してもよい。この場合、押圧力の有無を検知できればよく、圧電素子の他、例えばタクトスイッチ等の押圧スイッチを採用することができる。
When a pressure sensor is used as the
例えば、第1の検知部21として加速度センサを用いる場合、鍵装置1をシリンダー錠5に対して挿しこむ方向に生じる加速度を検知する方法が挙げられる(図3Aの「3.加速度」参照)。
For example, when an acceleration sensor is used as the
例えば、第1の検知部21として光学センサを用いる場合、反射光や透過光を検知することにより鍵装置1がシリンダー錠5に接触等をしたことを検知する方法が挙げられる。具体的には、例えば、図3Bに示すように、ヘッド部12のシリンダー錠5との対向面に設けられた光学素子(図示省略)から可視光や赤外線をシリンダー錠5に向けて照射し、受光された反射光の検知強度に基づいて、鍵装置1とシリンダー錠5との距離を算出する反射型エンコーダを用いてもよい。なお、光学素子に代えて、シリンダー錠5に向けて電波を出力する構成とし、反射電波を受けるまでの時間に基づいて、鍵装置1とシリンダー錠5との距離を算出するように構成されていてもよい。
For example, when an optical sensor is used as the
なお、第1の検知部21として、光学センサや電波センサを用いる場合、シリンダー錠5やドア等Dからの反射を利用してもよいが、より好ましくは、シリンダー錠5やドア等Dの周囲に、光や電波に対して反射率の高い材料、特定波長や特定周波数に対して反射率が特異な材料、特定のパターン形状の反射部材を設けてもよい。こうした部材は、例えばシールや塗料であると、シリンダー錠5側に大掛かりな装置等を設ける必要が無いので導入が容易である。
When an optical sensor or a radio wave sensor is used as the
また、図示しないが、例えば、第1の検知部21として静電容量センサを用いる場合、鍵装置1(例えば、ヘッド部12)のシリンダー錠5と対向する位置に静電容量センサのペア電極を構成する一方の電極を設けておき、シリンダー錠5の鍵穴51の周囲に他方の電極を設けておくとよい。これにより、鍵装置1がシリンダー錠5に接近することによってペア電極間に静電容量が生じ、この静電容量の値に基づいて、鍵装置1がシリンダー錠5に接触及び/又は接近したことを検知することができる。
Although not shown, for example, when a capacitance sensor is used as the
また、図示しないが、例えば、第1の検知部21として地磁気センサを用いる場合、ブレード部11をシリンダー錠5の鍵穴51に挿入する際の向きを検知する方法が挙げられる。また、第1の検知部21としてジャイロセンサを用いる場合、ブレード部11をシリンダー錠5の鍵穴51に挿入する際の向きや角度を検知する方法が挙げられる(図3Aの「3.加速度」の場合と同等)。また、例えば、シリンダー錠5やシリンダー錠5の周囲に磁石やマグネット等の磁気を帯びたマーカーを設けて置き、磁気センサでこれを検知することで鍵装置1とシリンダー錠5との接近や接触を検知することができる。
Further, although not shown, for example, when a geomagnetic sensor is used as the
第1の検知部21として、上述した検知方法(検知手段)を2以上組み合わせると誤作動が抑制されるため好ましい。例えば、加速度センサと地磁気センサ、ジャイロセンサとを組み合わせた9軸センサが一般に流通している。例えば、第1の検知部21として、その9軸センサを用いることで、鍵装置1の向きや進行方向、ブレード部11がシリンダー錠5に挿入されて奥にささったときの衝撃等を検知することができ、鍵装置1の解施錠動作と、解施錠ではない操作とを区別することができる。
It is preferable to combine two or more of the above-mentioned detection methods (detection means) as the
-第2の検知部-
第2の検知部22は、鍵装置1(ブレード部11)が挿入姿勢から解錠姿勢に向かう解錠方向に回動される解錠動作、又は、鍵装置1が挿入姿勢から施錠姿勢に向かう施錠方向に回動される施錠動作を検知する。第2の検知部22による解錠動作/施錠動作の具体的な検知手段は、特に限定されないが、例えば、静電容量センサ、加速度センサ、磁気センサ、光学センサおよびジャイロセンサからなる群から選択される一種又は二種以上のセンサを好適に用いることができる。
-Second detector-
The
図4、図6、図7(図7A,7B)は、第2の検知部22の検知手段の一例を示す。
4, FIGS. 6, and 7 (FIGS. 7A and 7B) show an example of the detection means of the
例えば、第2の検知部22として静電容量センサを用いる場合に、鍵装置1(例えば、ヘッド部12)に静電容量センサのペア電極を構成する一方の電極を設けておき、シリンダー錠5の鍵穴51の周囲にこれとペアとなる複数の電極を離間して設けておく。
For example, when a capacitance sensor is used as the
具体的には、例えば、図4に示すように、ペア電極のうちの一方の電極220がヘッド部12のシリンダー錠5と対向する位置に設けられる。そして、シリンダー錠5の鍵穴51の周囲において、(1)鍵装置1が挿入姿勢のまま鍵穴に挿された際に一方の電極220と対向する位置、(2)解錠姿勢において一方の電極220と対向する位置、および、(3)施錠姿勢において一方の電極220と対向する位置、のそれぞれに、電極220とペアとなる他方の電極として、互いに面積の異なる電極521,522,523が設けられる。これにより、鍵装置1が、(1)挿入姿勢のまま鍵穴51に挿されたとき、(2)解錠姿勢になったとき、(3)施錠姿勢になったとき、のそれぞれにおいて、一方の電極220と他方の電極521,522,523との間にそれぞれ互いに異なる静電容量が生じる。そこで、後述する演算部23において、一方の電極220と他方の電極521,522,523との間の静電容量値に基づいて、鍵装置1の解錠動作および施錠動作を検知することができる。なお、静電容量センサを用いる場合には、ブレード部11が鍵穴51に挿された状態で、鍵装置1側の電極220と、シリンダー錠5側の電極521,522,523とが、1mm以上10mm以下の範囲で離間していることが、上記の電極521,522,523のサイズ毎の静電容量の差異を取得する上で好ましい。
Specifically, for example, as shown in FIG. 4, one of the
図5には、一方の電極220と他方の電極521,522,523との間の静電容量を検知するための回路構成の一例を示す。図5の例では、電極220と直列に抵抗222を接続して電源221から所定の電圧を印加し、ダイオード223を介して、ADC224によりデジタル変換するようにしている。そして、このADC224での変換結果を演算部23で処理する。
FIG. 5 shows an example of a circuit configuration for detecting the capacitance between one
例えば、第2の検知部22として磁気センサを用いる場合、図4の電極521,522,523の位置に、それぞれ、磁石やマグネット等の磁気を帯びた磁気マーカーを設けておく。そして、ヘッド部12には、電極220の位置に磁気センサ(図示省略)を設け、上記の磁気マーカーを検知することで、鍵装置1の解錠動作および施錠動作を検知することができる。
For example, when a magnetic sensor is used as the
また、第2の検知部22として磁気センサを用いる場合に、特定パターンが形成されたマグネットシート、例えば、図6に示すように磁気マーカー531が周方向に所定のピッチで配置されたマグネットシート53をシリンダー錠5の周囲に設置してもよい。これにより、上記図4の電極220の位置に設けた磁気センサ(例えば、リードスイッチ)を用いて、鍵装置1の回動に伴って通過する磁気マーカー531の数をカウントすることで鍵装置1の回動角度を検知することができる。例えば、図6の例では、鍵装置1が挿入姿勢から解錠姿勢/施錠姿勢に向かって6カウント進んでおり、この進んだ6カウントを検知することで90°の回動を認識することができる。
Further, when a magnetic sensor is used as the
例えば、第2の検知部22としてジャイロセンサを用いることで、鍵装置1を回す方向と角度を検知することができる。第2の検知部22に用いるジャイロセンサとしては、公知の振動式ジャイロセンサが挙げられる。その中でも静電容量式ジャイロセンサやピエゾ方式のジャイロセンサが一般に流通しており、好適に用いることができる。また、図7Aや図7Bに示すように、所定の移動空間226内に、球状、液状、粒子状等の導電性物質227を配置し、鍵装置1の角度の変化によって導電性物質227が移動空間226内を移動するように構成してもよい。そして、導電性物質227の移動を検知することで鍵装置1の回動方向と回動角度を検知するように構成されていてもよい。
For example, by using a gyro sensor as the
例えば、第2の検知部22として光学センサを用いる場合、シリンダー錠5やシリンダー錠5の周囲の光の反射を用いて鍵の動きを検知することができる。例えば、反射率の高い素材や、特定パターンの模様が形成された部材を、シリンダー錠5やシリンダー錠5の周囲に設けてもよい、これにより、より正確にシリンダー錠5に対する鍵装置1の角度を検知することができる。
For example, when an optical sensor is used as the
例えば、特定パターン(図4のように形状又は数の異なるパターンや図6のように規則的なパターン)の光反射部材をシリンダー錠5の周囲に設けておき、ヘッド部12の電極220の位置に設けた光学センサでこの特定パターンを読み取るとよい。これにより、鍵装置1の解錠動作や施錠動作を検知することができる。
For example, a light reflecting member having a specific pattern (a pattern having a different shape or number as shown in FIG. 4 or a regular pattern as shown in FIG. 6) is provided around the
なお、シリンダー錠5の周囲に設ける光反射部材のパターンは、図4や図6の構成に限定されず、他の任意のパターンを採用することができる。また、光反射部材として使用する材料は、特に限定されないが、例えば、金属シートや白色顔料(酸化チタン等)を適用できる。また、光反射部材に加えて又は代えて、光吸収材料(黒色顔料等)を用いることができる。より詳細には、特定パターンを形成したアルミエッチングシートを好適に用いることができる。
The pattern of the light reflecting member provided around the
また、図示しないが、例えば、第2の検知部22として加速度センサを用いることで、鍵装置1を回す際に生じる加速度の変化や、鍵装置1の回動方向を検知することができる。さらに、加速度センサを用いることで、鍵装置1を施錠方向に回しはじめたときの加速度の上昇と、シリンダー錠5が施錠され始めるときのつっかかりに対する加速度の減少と、シリンダー錠5の施錠が終わったときの加速度の上昇を検知することができる。同様に、鍵装置1を解錠方向に回しはじめたときの加速度の上昇と、シリンダー錠5が解錠され始めるときのつっかかりに対する加速度の減少と、シリンダー錠5の解錠が終わったときの加速度の上昇を検知することができる。
Further, although not shown, for example, by using an acceleration sensor as the
なお、加速度センサを用いる場合には、カルマンフィルタを実装することが好ましい。加速度センサには振動等のノイズが生じるが、こうしたノイズを除去し、鍵装置1の操作に起因する情報のみを抽出することができる。
When using an accelerometer, it is preferable to mount a Kalman filter. Noise such as vibration is generated in the accelerometer, but such noise can be removed and only the information caused by the operation of the
第2の検知部22として、上述した検知方法(検知手段)を2以上組み合わせると誤検知を防止できることが好ましい。例えば、加速度センサと地磁気センサ、ジャイロセンサとを組み合わせた9軸センサが一般に流通している。例えば、第2の検知部22として、その9軸センサを用いることで、鍵装置1の回転方向、鍵装置1の角度、鍵装置1の抜き差しを検知することができる。
It is preferable that the
なお、こうしたセンサを用いる場合には、ノイズを除去するためにカルマンフィルタを用いることが好ましい。具体的には、使用に際してドリフトと呼ばれる角度誤差が生じるが、カルマンフィルタを用いることによってこうした誤差を抑制することができる。また、加速度センサとジャイロセンサのデータをもとに相補フィルタをかけてもよい。これにより、カルマンフィルタと同様に、鍵装置1の角度の検知誤差を抑制することができる。さらに好ましくは、カルマンフィルタのデータと共に、相補フィルタのデータを組み合わせてもよい。すなわち、加速度センサが検知した生データに、カルマンフィルタをかけたデータを算出し、鍵装置1の加速度を検知する。一方で、加速度センサが検知した生データとジャイロセンサが検知した生データに相補フィルタをかけたデータを算出する。カルマンフィルタをかけたデータは振動等のノイズを強く除去する一方で、相補フィルタをかけたデータは振動による角度情報を誇張させることが可能であるため、カルマンフィルタをかけたデータと相補フィルタをかけたデータとを比較することで、この差異から解施錠のときのひっかかりに伴う振動を検知することができる。
When such a sensor is used, it is preferable to use a Kalman filter to remove noise. Specifically, an angle error called drift occurs during use, and such an error can be suppressed by using a Kalman filter. Further, a complementary filter may be applied based on the data of the acceleration sensor and the gyro sensor. As a result, it is possible to suppress an angle detection error of the
-演算部-
演算部23は、第1の検知部21での検知結果と、第2の検知部22での検知結果に基づいて、シリンダー錠5の解錠状態/施錠状態を推定する。より具体的には、演算部23は、第1の検知部21でブレード部11がシリンダー錠5に接触及び/又は接近したことが検知された状態で、第2の検知部22により解錠動作が検知された場合にシリンダー錠5が解錠状態にあると推定し、第2の検知部22により施錠動作が検知された場合にシリンダー錠5が施錠状態にあると推定する。すなわち、演算部23は、特定の条件を満たす場合に錠の解施錠状態を推定するものと換言される。すなわち、演算部23は、プログラムを実行可能な演算処理装置であり、具体的には、CPU、マイコン、ICが例示される。
-Calculation unit-
The
なお、本開示の技術では、演算部23は、第1の検知部21が鍵が錠に接触及び/又は接近したことを検知しただけでは錠の解施錠状態を推定せず、また、第2の検知部22がシリンダー錠5の解施動作や施錠動作を検知しただけでは錠の解施錠状態を推定しない点に特徴がある。すなわち、演算部23は、第1の検知部21と第2の検知部22の両方において、所定の条件が満たされた場合に、シリンダー錠5の解施錠状態を推定するようにプログラムされている。
In the technique of the present disclosure, the
例えば、第1の検知部21が接触センサであり、第2の検知部22が加速度センサであるとする。この場合、接触センサ(第1の検知部21)がブレード部11がシリンダー錠5に接触したことを検知する。そして、加速度センサ(第2の検知部22)が鍵装置1がシリンダー錠5の鍵穴51に挿入され、次いで施錠方向又は開錠方向のいずれかの方向に回動されたことを検知する。そして、演算部23では、接触センサおよび加速度センサの検知状況に基づいて、施錠がなされたこと(施錠状態にあること)又は開錠がなされたこと(開錠状態にあること)を推定する。
For example, assume that the
また、例えば第1の検知部21および第2の検知部22がともに光学センサとしてもよい。この場合、光学センサ(第1の検知部)がシリンダー錠5からの反射光を測定してブレード部11がシリンダー錠5に接触したことを検知する。さらに、光学センサ(第2の検知部)が、回転方向における反射光の変化から施錠方向又は開錠方向のいずれかの方向に回動されたことを検知する。そして、演算部23では、接触センサおよび加速度センサの検知状況に基づいて、施錠がなされたこと(施錠状態にあること)又は開錠がなされたこと(開錠状態にあること)を推定する。なお、第1の検知部21と第2の検知部22に同じ光学センサを用いてもよいし、第1の検知部21と第2の検知部22とで、互いに異なる光学センサを用いてもよい。1つの光学センサで第1の検知部21と第2の検知部22の機能を兼ねるような構成にしてもよく、それにより、部品点数を削減することができる。
Further, for example, the
また、例えば、第1の検知部21および第2の検知部22がともに加速度センサ、磁気センサ、ジャイロセンサを備えた9軸センサとしてもよい。
Further, for example, the
この場合、9軸センサ(第1の検知部21)が、鍵装置1が錠の方角に垂直に向かって挿入方向に進むことを検知し、シリンダー錠5の鍵穴51にブレード部11が挿入された際に生じる加速度の変化を検知する。次いで、9軸センサ(第2の検知部22)が、鍵装置1が鍵穴51に挿入された状態で施錠方向又は解錠方向のいずれかの方向に回動されたことを検知する。そして、演算部23では、接触センサおよび加速度センサの検知状況に基づいて、施錠がなされたこと(施錠状態にあること)又は開錠がなされたこと(開錠状態にあること)を推定する。なお、第1の検知部21および第2の検知部22として9軸センサを用いる場合も、前述の光学センサと同様に、第1の検知部21の機能と第2の検知部22との機能を1つの9軸センサで実現してもよいし、第1の検知部21と第2の検知部22とで互いに異なる9軸センサを用いてもよい。
In this case, the 9-axis sensor (first detection unit 21) detects that the
なお、第1の検知部21として用いるセンサと、第2の検知部22として用いるセンサの組み合わせは上記に限定されない。例えば、第1の検知部21として、静電容量センサ、接触センサ、圧力センサ、加速度センサ、磁気センサ、光学センサ、電波センサおよびジャイロセンサからなる群から選択される一種又は二種以上のセンサと、第2の検知部22として、静電容量センサ、加速度センサ、磁気センサ、光学センサおよびジャイロセンサからなる群から選択される一種又は二種以上のセンサとを、自由に組み合わせることができる。第1の検知部21として用いるセンサと、第2の検知部22として用いるセンサとを互いに異なる種類のセンサとすることで、一方のセンサで機能が失陥したり、検出が難しい環境下にある場合等において、他方のセンサでその一方のセンサの機能を補完したり代替することが可能になる。
The combination of the sensor used as the
さらに、演算部23は、シリンダー錠5の開錠状態又は施錠状態を推定し、後述する表示部25にシリンダー錠5の解施錠状態の推定結果を表示させる表示制御を行う。
Further, the
なお、図2に示すように、解施錠検知部2は、記憶部24を備えていてもよい。記憶部24は、演算部23で推定されたシリンダー錠5の解施錠状態を記憶する機能を有する。例えば、演算部23が解施錠状態を推定した後で、再び解施錠状態を推定する際には、解施錠状態を更新して直近の解施錠状態を記憶するようにしてもよい。これにより、次に行われる操作の推定に有効に利用することができる。さらに、鍵装置1の使用者Pが解施錠状態を確認することができるように、記憶部24に記憶された最新の施錠状態をいつでも表示部25に表示可能に構成されていると好ましい。
As shown in FIG. 2, the unlocking / locking
なお、記憶部24は、演算部23の外部に設けられていても、演算部23の内部に設けられていてもよい。好ましくは、部品点数削減、電力消費の観点からIC等の演算部23の内部に、記憶部24としての記憶領域が存在する部品を使用することが好ましい。
The
また、第1の検知部21および第2の検知部22は、それぞれが動作を制御するコントローラを備えてもよいが、演算部23が、第1の検知部21と第2の検知部22とを制御可能に構成されていることが好ましい。この場合、演算部23は、例えば、第1の検知部21および第2の検知部22としての各センサへの電圧の印加や各センサを制御する機能、各センサからの検知信号の読み取り等の機能を備えることになる。
Further, the
-表示部-
表示部25は、演算部23によって推定されたシリンダー錠5の解施錠状態を表示する。表示部25としては、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ、電子インク(E-ink)ディスプレイなどの画面の他、LEDが挙げられる。図1(c)~(e)では、ヘッド部12の表面に表示部25としてLEDランプが設けられた例を示す。また、図8には、ヘッド部12の側面に、シリンダー錠5の解施錠状態を表示する表示部25を設けた例を示す。
-Display section-
The
好適には、表示部25として、バックライトを必要とせず、次の操作があるまで状態が表示され続ける電子インク(E-ink)ディスプレイを用いるのが、電力消費の観点から好ましい。
It is preferable to use an electronic ink (E-ink) display as the
-通信部-
図2に示すように、解施錠検知部2は、無線通信が可能に構成された通信部26を備えていてもよい。通信部26は、例えば、演算部23によって推定されたシリンダー錠5の解施錠状態を通信部64に通知する。通信部26は、例えば、Bluetooth(登録商標)やRFIDで実現することができる。
-Communication unit-
As shown in FIG. 2, the unlocking / locking
また、例えば、鍵の使用者Pや管理者が鍵を使用した際に置き忘れたり、返し忘れたりすることがある。そのような場合に、鍵装置ごと見当たらずに、シリンダー錠5の解施錠状態を確認できないおそれがある。このような場合に、通信部26があると、スマートフォンで鍵装置1の場所を検出したりすることができる。
Further, for example, when the key user P or the administrator uses the key, it may be misplaced or forgotten to be returned. In such a case, there is a possibility that the unlocked state of the
具体的には、例えば鍵装置1の通信部26から電波を出力させ、スマートフォンで鍵装置1の受信電波強度を確認し、例えば、スマートフォンのアプリケーションを用いて、スマートフォンと鍵装置1との距離を算出可能に構成されてもよい。そして、使用者Pが所持するスマートフォン等の通信端末と鍵装置1とが一定距離以上離れたことが検知された場合に、鍵装置1の置き忘れとみなして通信端末に鍵が離れたことを通知するように構成されてもよい。
Specifically, for example, a radio wave is output from the
-その他の構成-
解施錠検知部2は、上述の構成に加えて、演算部23の起動のために、押しボタンスイッチなどで構成された起動部を設けてもよい。鍵装置1では、使用者Pにより、ヘッド部12を摘まんだり握ったりする動作(以下、把持動作という)が行われる。そこで、例えば、図8に示すように、ヘッド部12の側面等に、ひずみセンサ、圧力センサ、静電容量センサ、電気抵抗式接触センサのような使用者Pに握られたこと検知する把持センサ15を備え、使用者Pによる把持動作が検知されたことをトリガーとして、スリープ状態にある演算部23をウェイクアップさせてもよい。また、使用者Pによる把持が検知されなくなってから所定時間経過したあとに、スリープ状態に移行するようにしてもよい。なお、把持動作を検知するセンサとして、圧力センサを用いるのが好ましい、圧力センサを用いることで、シリンダー錠5の解施錠状態の推定をする必要がないときに鍵装置1が起動されることを防ぐことができる。また、解施錠状態の推定が必要な場合における起動スイッチの押し忘れを防ぎ、必要なときには確実に動作するようにすることができる。
-Other configurations-
In addition to the above configuration, the unlocking
また、例えば、図1(d)や図1(e)のように、ブレード部11を収容する構成を備える場合に、ブレード部11が鍵穴51に挿入可能に露出されることをトリガーとして、演算部23が起動されるように構成してもよい。
Further, for example, when the
例えば、図1(e)はスライダー機構によりブレード部11をヘッド部12に収容したり、ヘッド部12の外に飛び出させることができるように構成されている。そこで、使用者Pがスライダーを操作して、ブレード部11がヘッド部12の外に飛び出した際に、演算部23をウェイクアップして起動し、スライダーが引き戻されてブレード部11がヘッド部12に収容された際に演算部23をスリープ状態にすることができる。これにより、使用者Pが電源の存在を気にすることなく、必要な時にだけ演算部23の起動を行うことができる共に、使用していないときの誤動作を防ぐことができる。
For example, FIG. 1 (e) is configured such that the
また、解施錠検知部2は、電源を供給する電源部(図示省略)を備えていることが好ましい。例えば、電源部は、演算部23をはじめとして、第1の検知部21、第2の検知部22、および/又は表示部25に対して電源を供給可能に構成されていることが好ましい。電源部の電源供給手段は、特に限定されないが、例えば、一次電池や二次電池の他、太陽電池、力学エネルギーを電気エネルギーに変換する圧電素子等が挙げられる。なお、電源部は、鍵装置1の小型化の観点から、ボタン電池や小型のリチウムイオンポリマーで構成されているのが好ましい。また、電源部の電源電圧は、特に限定されないが、好ましくは、電源電圧が1V~5Vの範囲の電池であると、PICマイコンから汎用IC、各種センサを動作させることができる。
Further, it is preferable that the unlock /
また、鍵装置1に電源部を備えていなくてもよい。この場合、例えば、シリンダー錠5側に電池等の電源を設けて、鍵装置1のブレード部11が鍵穴51に挿入されたときに、上記電源と解施錠検知部2とを電気的に接続することで、解施錠検知部2に電源を供給して演算部23、第1の検知部21、第2の検知部22および表示部25を作動させてもよい。そして、演算部23によってシリンダー錠5の解施錠状態の推定が終了して鍵を引き抜くときに電源の供給を終える方法が挙げられる。この場合に、上述のように電子インクを用いれば、電源の供給が途絶えても表示部に表示された解施錠状態の表示を維持することができる。また、例えば、シリンダー錠5側に鍵装置1用の電源と無線送電部とを設け、鍵装置1側に無線の受電部を設けて、無線給電により鍵装置1に電源を供給するようにしてもよい。
Further, the
また、鍵装置1に、IDや二次元バーコード等の識別コードを付し、スマートフォン等の携帯端末装置、やPC等の端末機器で識別コードを管理可能にしてもよい。このように識別コードを設けることで、鍵装置1を持ち出す際に識別コードを帳面や電子データ等に入力し、いつ誰が持ち出したのかを特定可能にすることができる。さらに、鍵装置1の受け渡しに際して識別コードを利用して所持者を管理することで、鍵装置1の所在をより明確化することができる。
Further, an identification code such as an ID or a two-dimensional bar code may be attached to the
また、解施錠検知部2は、解施錠パターンを判定し、解施錠における角度を決定する機能、すなわち、解錠姿勢の位置、または、施錠姿勢の位置をあらかじめ記憶させておいたり、後から変更したりする機能を有していてもよい。
Further, the unlocking / locking
一般に、鍵装置1は、シリンダー錠5の鍵穴51へブレード部11を挿入した挿入姿勢の位置から90°回動させて解施錠を行い元の位置に戻して抜き取るタイプ(図9(a)参照)、同様の手順で180°回動させて解施錠を行い元の位置に戻して抜き取るタイプ(図9(b)参照)、同様の手順で360°近くまで回動させて解施錠を行い元の位置に戻して抜き取るタイプ(図9(c)参照)、さらに鍵を錠の鍵穴へ挿す角度、すなわち、挿入姿勢も水平方向や、水平方向に直交する上下方向と様々である。
Generally, the
そこで、例えば、解施錠検知部2において、解施錠パターンを記憶部24に記憶させ、第2の検知部や演算部23が記憶部24に記憶された解施錠パターンをシリンダー錠5の解施錠状態の推定に用いてもよい。また、例えば、記憶部24に登録されている解施錠パターンが、ボタンやダイヤル等の操作部(図示省略)の操作により変更可能に構成されていてもよい。また、鍵装置1に、後付け部品(図示省略)を挿入するスロットを設け、そのスロットに、例えば内部抵抗の異なる複数の回路パターンを有する後付け部品をセットするようにしてもよい。そして、使用者Pが対象の錠の解施錠パターンに応じた後付け部品を選び、後付け部品を組み込むようにしてもよい。そして、後付け部品を組み込む部位が演算部23に接続されていて、後付け部品に電圧を印加してその分圧した電圧を演算部23が読み取り、その電圧の変化によって使用者Pが選んだ解施錠パターンを判定するようにしてもよい。これにより、演算部23が電圧値の変化によって使用者Pが選んだ解施錠パターンを判定し、解施錠における挿入姿勢、解錠姿勢および/又は施錠姿勢の位置や角度を決定することができる。
Therefore, for example, in the unlocking / locking
《解施錠検知部の動作》
図10は、解施錠検知部の動作例を示すフローチャートである。ここでは、鍵装置1は、図8の構成であるものとして説明する。すなわち、解施錠検知部2の側面には、把持センサ15および表示部25が設けられているものとする。また、解施錠検知部2には、前述の解施錠パターンを判別するための後付け部品が装着されているものとする。
<< Operation of unlocking detector >>
FIG. 10 is a flowchart showing an operation example of the unlock / lock detection unit. Here, the
まず、ステップS1において、把持センサ15で使用者Pによって鍵装置1が握られたことが検知されると、処理は、ステップS2に進み、演算部23が起動される。
First, in step S1, when the
ステップS2において、演算部23が起動されると、演算部23は、後付け部品に電圧を印加して対象となる鍵装置1の解施錠パターンを読み込む。また、演算部23は、後付け部品から読み込まれた解施錠パターンと、記憶部24に記憶されている前回の設定情報とに基づいて、シリンダー錠5の解施錠状態を推定するための環境を復元させる。その環境復元が終わると、処理はステップS3に進み、シリンダー錠5の解施錠状態の推定が可能な状態(入力の受付が可能な状態)になる。
When the
ステップS4では、第1の検知部21において、任意に設定された所定時間内に、ブレード部11がシリンダー錠5に接触等をしたがどうかが判定される。所定時間内にシリンダー錠5にブレード部11が接触されたことが検知されなければ(ステップS4でNO)、演算部23は、記憶部24に保存されている前回のシリンダー錠5の解施錠状態を表示部25に表示させる(ステップS7)。一方で、所定時間内にシリンダー錠5にブレード部11が接触されたことが検知された場合(ステップS4でYES)、処理は、ステップS5に進み、任意に設定された所定時間以上、ブレード部11とシリンダー錠5との接触等が継続しているかどうかが判定される。
In step S4, the
ステップS5において、ブレード部11とシリンダー錠5との接触等が所定時間以上継続していることが検知されると、処理は、ステップS6に進む。一方で、接触等が所定時間未満で終わった場合、すなわち、ブレード部11がシリンダー錠5の鍵穴51から引き抜かれたことが推定される状態となったときには、処理は前述のステップS7に進む。
When it is detected in step S5 that the contact between the
ステップS6では、第2の検知部22が起動され、鍵装置1の挿入姿勢から解錠姿勢又は施錠姿勢への回動が検知可能な状態になる。このように、第1の検知部21での検知結果を受けて、第2の検知部22を起動させることにより、第2の検知部22において誤検知が起こりにくくすることができる。また、解施錠検知部2の消費電力を削減することができる。一般的に、鍵装置1は、全長が数cm程度であり、ヘッド部12も小さいため、搭載できる電池に限りがあるので、消費電力の削減は、きわめて重要である。
In step S6, the
次のステップS8では、第2の検知部22で解錠方向または施錠方向の操作が検知されたかどうかが判定される。そして、ブレード部11が挿入姿勢から解錠姿勢になったこと、または、挿入姿勢から施錠姿勢になったことが検知されると(ステップS8でYES)、演算部23は、鍵装置1の操作方向と対応するシリンダー錠5の解施錠状態が推定されたものとして、記憶部24に記憶されている解施錠状態を更新する(ステップS9)。解施錠状態が更新された後、処理は前述のステップS5に戻る。
In the next step S8, it is determined whether or not the unlocking direction or locking direction operation is detected by the
また、ステップS8において、例えば、任意に設定された所定時間が経過するまでの間に、挿入姿勢から解錠姿勢になったこと、または、挿入姿勢から施錠姿勢になったことが検知されなかった場合(ステップS8でNO)、処理は前述のステップS5に戻る。 Further, in step S8, for example, it was not detected that the insertion posture was changed to the unlocking posture or the insertion posture was changed to the locking posture until a predetermined time arbitrarily set elapses. If (NO in step S8), the process returns to step S5 described above.
そして、ステップS5からステップS9の処理が繰り返され、ブレード部11が鍵穴51から引き抜かれると、ステップS5でNO判定となり、処理はステップS7に進んで、記憶部24に保存されている直前に推定されたシリンダー錠5の解施錠状態が表示部25に表示される。
Then, when the process of step S5 to step S9 is repeated and the
《実施例》
図8に示す鍵装置1について、以下の構成で組み上げて、鍵装置1の動作実験を行った。
・把持センサ15:圧力センサー
・演算部23および記憶部:SoCマイクロコントローラ(ESP32(Espressif Systems社製))
・第1の検知部21:リードスイッチ
・第2の検知部22:ジャイロセンサー
・表示部25:E-inkディスプレイ
・解施錠パターンを判別する部品:抵抗1kΩ
・電源:Liポリマー電池(1000mAh)
"Example"
The
-Grip sensor 15: Pressure sensor-
・ First detection unit 21: reed switch ・ Second detection unit 22: gyro sensor ・ Display unit 25: E-ink display ・ Parts for determining unlocking / locking pattern: resistance 1kΩ
-Power supply: Li polymer battery (1000mAh)
以上の構成で実験を行った結果、図9(a)の90°回動させて解施錠する鍵装置1、図9(b)の180°回動させて解施錠する鍵装置1、図9(c)の360°付近まで回動させて解施錠する鍵装置1の、いずれに対しても解施錠を判別することができるとともに、解施錠状態を表示部25に表示させることができた。
As a result of conducting an experiment with the above configuration, the
以上のように、本実施形態の鍵装置1は、シリンダー錠5側には解施錠に関する機器やネットワークとの通信機器のように、大掛かりなシステムを必ずしも設ける必要がなく、シリンダー錠の解施錠状態を自動で検知して表示することができる。
As described above, in the
(第2の実施形態)
上記の第1実施形態に示す鍵装置1は、シリンダー錠5の解施錠状態を一目で確認することが容易である。しかしながら、複数の似たようなキャビネット(書庫)がある場合のように、複数の鍵を一元管理するような場合には、鍵装置1とその鍵装置に対応するキャビネット7との関係とをシステムとして管理することが望まれる。
(Second embodiment)
In the
<鍵管理システム>
図11は、鍵管理システムの構成例を示す概略図である。図11では、鍵装置1として図1(c)の鍵装置1を用いた例を示す。
<Key management system>
FIG. 11 is a schematic diagram showing a configuration example of a key management system. FIG. 11 shows an example in which the
図11に示すように、鍵管理システムは、例えば、オフィス等において並べて配置された複数のキャビネット7A~7Xの解施錠状態を把握したり、管理するために用いられる。以下の説明では、キャビネット7A~7Xを特に区別せずに説明する場合、単に、キャビネット7と呼ぶものとする。
As shown in FIG. 11, the key management system is used, for example, to grasp and manage the unlocked state of a plurality of
図11の例では、鍵管理システムは、複数のキャビネット7と、各キャビネット7に対応して設けられ、各キャビネット7のシリンダー錠5を解錠/施錠するための複数の鍵装置1と、複数の鍵装置1を収容するための収容ボックス6とを備える。なお、各鍵装置1の構成および動作は、前述の第1実施形態と同様であるので、ここでは相違点を中心に説明する。
In the example of FIG. 11, the key management system is provided with a plurality of cabinets 7, a plurality of
図11に示すように、収容ボックス6は、他のキャビネット7と同様に、鍵装置1を用いて、シリンダー錠5を解錠/施錠することで、前扉61を開閉できるようにしたり、ロックしたりすることができるようになっている。
As shown in FIG. 11, the
そして、収容ボックス6には、背板60の手前側に、鍵装置1を掛けて保管するためのフック62が並べて設けられるとともに、鍵装置1の解施錠状態を表示させるためのボックス側表示部65が設けられている。そして、収容ボックス6の前扉61が開放されると、正面からフック62に各鍵装置1が掛かっている状態および表示部25の表示内容が一目で確認できるようになっている。収容ボックス6には、さらに、各鍵装置1の通信部26(鍵装置側通信部に相当)から演算部23での推定されたシリンダー錠5の解施錠状態、すなわち、各キャビネット7の解施錠状態を受信するボックス側通信部64が設けられている。ボックス側通信部64で受信された各キャビネット7の解施錠状態は、ボックス側表示部65に表示されるとともに、外部の携帯端末装置81や端末機器82に送信され、それらの表示画面に表示される。
The
《鍵管理システムの動作》
図12は、鍵管理システムの動作について示したフローチャートである。ここでは、複数のキャビネット7A,7B,…,7Xに対応する鍵装置1A,1B,…,1Xが、収容ボックス6のフック62A,62B,…,62Xにそれぞれ掛けて収容されているものとする(ステップSA1.SB1,…,SX1)。
<< Operation of key management system >>
FIG. 12 is a flowchart showing the operation of the key management system. Here, it is assumed that the
まず、収容ボックス6では、例えば、任意に設定された所定の期間ごとに、ボックス側通信部64から各鍵装置1A,1B,…,1Xの通信部26に対して、対応するキャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態を確認する信号を送信する。以下、単に「鍵状態確認」という。
First, in the
そうすると、鍵装置1A,1B,…,1Xは、そのときに記憶部24に記憶されている最新のキャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態を返信する(「鍵状態確認(1)」参照)。そして、ボックス側通信部64は、受信したキャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態をボックス側表示部65の表示に反映したり、外部の携帯端末装置81や外部の端末機器82(以下、総称して「端末装置8」ともいう)に送信したりする。なお、キャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態に変化がない場合に、端末装置8への送信をしないようにしてもよい(「鍵状態確認(2)」参照)。また、鍵装置1の取出しや収納があった場合のみ、前扉61が開放されたときのみ、といった形で、キャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態を確認するタイミングを限定するようにしてもよい。
Then, the
ここで、例えば、収容ボックス6から鍵装置1A,1Bが取り出されたとする。そうすると、次のボックス側通信部64から各鍵装置1A,1B,…,1Xへのキャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態の確認において、鍵装置1A,1Bから鍵装置1が取り出されていることが、ボックス側通信部64に通知される(「鍵状態確認(3)」参照)。ボックス側通信部64では、更新されたキャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態をボックス側表示部65の表示に反映したり、端末装置8に送信したりする。例えば、ボックス側表示部65では、鍵装置1A,1Bに表示する識別子の色や形が変更される。
Here, for example, it is assumed that the
その後、鍵装置1Aでキャビネット1Aの解錠がされ、キャビネット1Aを解錠させたままで収容ボックス6に鍵装置1Aが戻されたとする。そうすると、次の「鍵状態確認」において、鍵装置1Aに解錠状態の鍵装置1が戻されていることが、ボックス側通信部64に通知される(「鍵状態確認(4)」参照)。ボックス側通信部64では、更新されたキャビネット7A,7B,…,7Xの解施錠状態をボックス側表示部65の表示に反映したり、端末装置8に送信したりする。例えば、ボックス側表示部65では、鍵装置1A,1Bに表示する識別子の色や形が変更される。
After that, it is assumed that the
図11では、キャビネット7が解錠された鍵装置1Aの位置に対応する識別子をドットパッチングで示している。図11では、鍵装置1Aと追加で2つの鍵装置1が解錠状態で戻された状態となっている例を示している。
In FIG. 11, the identifier corresponding to the position of the
そして、鍵装置1Bは、任意に設定された所定の時間の経過後も、収容ボックス6に戻されなかったとする。そうすると、鍵装置1Bが取り出されてから所定の時間の経過後の「鍵状態確認」において、鍵装置1Bが所定時間戻されていないことが通知される(「鍵状態確認(5)」参照)。図11では、鍵装置1Bが取り出されて戻ってきていない状態となっているので、鍵装置1Bに対応する位置の識別子が塗りつぶされている。このとき、端末装置8において、使用者Pや管理者に対して、鍵装置1Bの未収納についての音や表示による警報を通知するようにしてもよい。
Then, it is assumed that the
《変形例》
図13は、鍵管理システムにおいて、鍵装置1として図8の鍵装置1を用いた例を示す。
<< Modification example >>
FIG. 13 shows an example in which the
図13では、鍵装置1自体の表面に、キャビネット7の解施錠状態を表示させているので、一目で各キャビネット7の解施錠状態がわかることから、ボックス側表示部65を省いている。それ以外の構成については、図11と同様であり、図11と同様の効果が得られる。
In FIG. 13, since the unlocked / locked state of the cabinet 7 is displayed on the surface of the
本発明は、錠の解施錠状態を自動で検知して表示することが可能であり、極めて有用である。 The present invention is extremely useful because it can automatically detect and display the unlocked state of the lock.
1 鍵装置
5 シリンダー錠(錠)
11 ブレード部
21 第1の検知部
22 第2の検知部
23 演算部
25 表示部
65 表示部(ボックス側表示部)
1
11
Claims (5)
前記ブレード部が錠に接触及び/又は接近したことを検知する第1の検知部と、
前記ブレード部が前記鍵穴に挿入される際の挿入姿勢から前記錠を解錠させる解錠姿勢に回動される解錠動作、又は、前記ブレード部が前記挿入姿勢から前記錠を施錠させる施錠姿勢に回動される施錠動作を検知する第2の検知部と、
前記第1の検知部で前記ブレード部が錠に接触及び/又は接近したことが検知された状態で、前記第2の検知部により前記解錠動作が検知された場合に前記錠が解錠状態にあると推定し、前記第2の検知部により前記施錠動作が検知された場合に前記錠が施錠状態にあると推定する演算部と、
前記演算部での解錠状態/施錠状態の推定結果に基づいて前記錠の解施錠状態を表示する表示部とを備えることを特徴とする、鍵装置。 The blade part that is inserted into the keyhole of the lock to unlock the lock,
A first detection unit that detects that the blade unit has touched and / or approached the lock, and
An unlocking operation in which the blade portion is rotated from an insertion posture when it is inserted into the keyhole to an unlocking posture for unlocking the lock, or a locking posture in which the blade portion locks the lock from the insertion posture. A second detector that detects the locking operation that is rotated to
The lock is unlocked when the unlocking operation is detected by the second detection unit while the blade unit is detected by the first detection unit to be in contact with and / or approach the lock. A calculation unit that estimates that the lock is in the locked state when the locking operation is detected by the second detection unit.
A key device including a display unit that displays the unlocked / locked state of the lock based on the estimation result of the unlocked / locked state in the calculation unit.
前記演算部は、前記第1の検知部で検知される前記鍵装置の移動方向と移動速度の変化に基づいて前記ブレード部が錠に接触及び/又は接近したことを推定し、前記第2の検知部で検知される前記鍵装置の回動方向および回動角度の結果に基づいて前記解錠動作又は前記施錠動作を推定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の鍵装置。 The first detection unit and the second detection unit are at least one type or two or more types of sensors such as a capacitance sensor, an acceleration sensor, a magnetic sensor, and a gyro sensor.
The calculation unit estimates that the blade unit has contacted and / or approached the lock based on the change in the movement direction and the movement speed of the key device detected by the first detection unit, and the second unit. The key device according to claim 1 or 2, wherein the unlocking operation or the locking operation is estimated based on the result of the rotation direction and the rotation angle of the key device detected by the detection unit.
前記収容ボックスに収容される前記複数の鍵装置として請求項1から4のいずれか1項に記載の鍵装置を複数備え、
前記各鍵装置は、鍵装置側通信部をさらに備え、
前記収容ボックスは、前記各鍵装置の鍵装置側通信部から前記演算部での推定された前記錠の解施錠状態を受信するボックス側通信部と、当該錠の解施錠状態を表示するボックス側表示部とを備えることを特徴とする、鍵管理システム。 A containment box for accommodating multiple key devices,
The plurality of key devices according to any one of claims 1 to 4 are provided as the plurality of key devices housed in the storage box.
Each of the key devices further includes a communication unit on the key device side.
The storage box includes a box-side communication unit that receives an estimated unlocked state of the lock in the calculation unit from the key device-side communication unit of each key device, and a box side that displays the unlocked / locked state of the lock. A key management system characterized by having a display unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020201184A JP2022089001A (en) | 2020-12-03 | 2020-12-03 | Key device and key management system |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020201184A JP2022089001A (en) | 2020-12-03 | 2020-12-03 | Key device and key management system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=81987925
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2022089001A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2608223A (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-28 | Avantis Hardware Ltd | Cylinder lock apparatus and parts thereof |
-
2020
- 2020-12-03 JP JP2020201184A patent/JP2022089001A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2608223A (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-28 | Avantis Hardware Ltd | Cylinder lock apparatus and parts thereof |
GB2608257A (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-28 | Avantis Hardware Ltd | Cylinder lock apparatus and parts thereof |
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