JP2022087072A - 傾斜したマイクロホン/レシーバを備える聴覚装置イヤピース - Google Patents

傾斜したマイクロホン/レシーバを備える聴覚装置イヤピース Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの外耳道に挿入するための長手方向軸を有する聴覚装置用のイヤピースを提供する。【解決手段】イヤピース3は、遠位端部と、近位端部と、遠位端部を近位端部に接続する外面とを有するイヤピースハウジング8を備える。イヤピースハウジングは、近位端部にある音出口12と、マイクロホンポート6とを有する。イヤピースは、イヤピースが外耳道101に挿入された場合に、外耳道に音声出力信号を提供するためのレシーバ4を備える。レシーバは、長手方向中心軸であるレシーバ軸X_Rを備えている。イヤピースは、第1のマイクロホン入力信号を提供するためのマイクロホン5を備える。マイクロホンは、マイクロホン膜51を備えており、マイクロホン膜に対して法線を形成するマイクロホン軸X_Mを有する。レシーバ軸とマイクロホン軸とは、第1の角度α1を形成し、第1の角度は、5°よりも大きい。【選択図】図2

Description

本開示は、傾斜したマイクロホン/レシーバを備える聴覚装置イヤピースに関する。
イヤピースは、音声信号がイヤピースを介してユーザに提示される多種多様な状況で使用される。さらに、イヤピースは、ユーザに音声信号を提示する及び/又はユーザから音声信号を受け取るためのコミュニケーションシステムにおいて使用される。
イヤピースと外部装置とを有する2つの部分からなる聴覚装置では、イヤピースは、1つ又は複数のワイヤ及び/又は音声案内チャネルを備えるケーブルによって外部装置に接続される。
聴覚装置用のイヤピースは、典型的には、何時間も着用され、したがって、着用の快適性は、聴覚装置のユーザにとって非常に重要である。
したがって、イヤピースがユーザの耳に負担をかけず、ユーザの着用の快適性を改善する、聴覚装置用のイヤピースが必要とされている。
聴覚装置用の、ユーザの外耳道に挿入するための、長手方向軸を有するイヤピースが開示される。イヤピースは、遠位端部と、近位端部と、遠位端部を近位端部に接続する外面とを有するイヤピースハウジングを備える。イヤピースハウジングは、近位端部にある音出口と、オプションとして、マイクロホン入口とを有する。イヤピースは、イヤピースが外耳道に挿入された場合に、外耳道に音声出力信号を提供するためのレシーバを備える。レシーバは、例えば長手中心軸である、レシーバ軸を有する。イヤピースは、場合によっては、第1のマイクロホン入力信号を提供するためのマイクロホンを備える。マイクロホンは、マイクロホン膜を備えており、マイクロホンは、マイクロホン膜に対して法線を形成するマイクロホン軸を有する。レシーバ軸とマイクロホン軸は、任意に、第1の角度を形成し、第1の角度は、5°よりも大きい。
また、本明細書に記載されるようなイヤピースを備える聴覚装置が提供される。
この聴覚装置の重要な利点は、イヤピースのサイズを小さくすることができ、それによって、ユーザの着用の快適性を増大させることができることである。レシーバ軸とマイクロホン軸が5°よりも大きい第1の角度を形成するように、レシーバに対してマイクロホンを配置することによって、イヤピースの寸法を小さくすることができる。これにより、ユーザへのフィットを容易にすることができる。これはまた、イヤピースのフォームファクタを改善することができ、イヤピースのユーザに対する着用の快適性を増加させることができる。以前の聴覚装置の解決策は、小さな外耳道に適切にフィットしない場合もあれば、外耳道から外側に伸長し過ぎていて、ユーザが着用することを快適に感じることができない場合もあった。さらに、本開示は、最適な受音のための、イヤピースハウジング内におけるマイクロホン入口の配置を可能にする。開示された聴覚装置の1つ又は複数の変形例では、装置は、より小さい外耳道を有するユーザに対してより適応的である場合がある。
本開示は、聴覚装置の音質の改善を可能にする。レシーバ軸とマイクロホン軸が5°より大きい第1の角度を形成するように、レシーバに対してマイクロホンを配置することによって、マイクロホン入口は、聴覚装置のユーザの耳の皮膚から離れる方向に向けることができ、そうでない場合には、入来音を歪ませる場合がある。そして、マイクロホン入口は、ユーザの耳に到達する音波の入来方向に向けることができる。
したがって、本開示のイヤピースは、サイズの改善、ユーザの快適性の改善、および音質の改善を可能にする。
本発明の上記および他の特徴および利点は、添付の図面を参照した以下の例示的な実施形態の詳細な説明によって、当業者に容易に明らかになるであろう:
聴覚装置用の例示的な既知のイヤピースを概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースの部品の内部配置を概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースの部品の内部配置を概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースの部品の内部配置を概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースの部品の内部配置を概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースの部品の内部配置を概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースハウジングを概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースを概略的に示す。 本開示による例示的なイヤピースを概略的に示す。 ユーザの耳に配置された本開示による例示的なイヤピースを概略的に示す。
様々な例示的な実施形態および詳細が、関連する場合に図面を参照して以下に記載される。図面は、一定の縮尺で描かれている場合もあれば、描かれていない場合もあり、同様の構造または機能の要素は、図面全体にわたって同様の参照番号によって表されることに留意されたい。また、図面は、実施形態の説明を容易にすることのみを意図していることにも留意されたい。それらは、本発明の網羅的な説明として、または本発明の範囲に対する限定として意図されていない。さらに、図示された実施形態は、図示された態様または利点のすべてを有する必要はない。特定の実施形態に関連して説明される態様または利点は、必ずしもその実施形態に限定されず、そのように図示されていなくても、またはそのように明示的に説明されていなくても、任意の他の実施形態で実施することができる。
聴覚装置用のイヤピースが開示される。聴覚装置は、ユーザの耳に着用されるように構成されてもよく、ヒアラブル又はプロセッサがユーザの聴力損失を補償するように構成される補聴器であってもよい。聴覚装置は、耳の後ろ(behind-the-ear)(BTE)型、耳の内部(in-the-ear)(ITE)型、外耳道内部(in-the-canal)(ITC)型、外耳道内レシーバ(receiver-in-canal)(RIC)型、耳内レシーバ(receiver-in-the-ear)(RITE)型、及び/又は耳内マイクロホン及びレシーバ(microphone-and-receiver-in-ear)(MaRie)型であってもよい。聴覚装置は、耳の後ろ(BTE)型および耳内マイクロホン及びレシーバ(MaRie)型の聴覚装置であってもよい。
イヤピースは、ユーザの外耳道に挿入されるように構成され、長手方向軸を有する。イヤピースは、遠位端部と、近位端部と、遠位端部を近位端部に接続する外面とを有するイヤピースハウジングを備える。近位端部は、本明細書において、イヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの鼓膜に最も近い端部として理解されうる。イヤピースの遠位端部は、本明細書において、イヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの鼓膜から最も離れた端部として理解されうる。イヤピースハウジングの外面は、少なくとも部分的に、イヤピースハウジングの内側の第1の容積を規定してもよい。イヤピースハウジングは、第1及び第2のイヤピースハウジング部分、例えば遠位イヤピースハウジング部分および近位イヤピースハウジング部分を備えていてもよい。
本明細書で使用されるように、「近位の」又は「近位に」という用語は、本明細書では、イヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの鼓膜に最も近い側面、表面、端部若しくは部分、又はイヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの鼓膜に最も近く配置されることが意図される側面、表面、端部若しくは部分として理解されうる。本明細書では、「遠位の」又は「遠位に」という用語は、イヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの鼓膜から最も離れた側面、表面、端部若しくは部分、又はイヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの鼓膜から最も離れて配置されることを意図された側面、表面、端部若しくは部分として理解されうる。
イヤピースハウジングは、近位端部にある音出口と、マイクロホン入口とを有する。音出口およびマイクロホン入口は、領域を有するイヤピースハウジングの開口部として理解されうる。イヤピースは、イヤピースが外耳道に挿入されたときに、外耳道に音声出力信号を提供するためのレシーバを備える。レシーバは、長手方向中心軸、例えばレシーバの長手方向中心軸であるレシーバ軸を有する。レシーバは、レシーバ膜を備えていてもよい。レシーバ軸は、レシーバ膜の法線に対して垂直であってもよい。イヤピースは、第1のマイクロホン入力信号を提供するためのマイクロホンを備える。マイクロホンは、マイクホン膜を備える。マイクロホン膜は、任意選択で、マイクロホン入口と流体連通している。マイクロホンは、マイクロホン膜に対して法線を形成するマイクロホン軸を有する。レシーバ軸とマイクロホン軸は、任意選択で、第1の角度、例えば互いに対して第1の角度を形成する。第1の角度は、5°より大きくてもよい。言い換えれば、マイクロホンは、レシーバに対して傾斜していてもよい。マイクロホン軸とレシーバ軸とを互いに対して5°より大きい第1の角度で配置することによって、マイクロホンの向きは、ユーザの耳に挿入されたときに、人間の耳の形状に従うように構成され得る。マイクロホンは、例えば、イヤピースがユーザの耳に挿入されるときに、ユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳珠から離れる方向を向くように配置されてもよい。マイクロホンは、例えば、マイクロホン入口を通過するマイクロホン軸が、ユーザの耳から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳のいずれの部分にも向けられないように配置されてもよい。
音出口は、イヤピースがユーザの外耳道内に配置されたときに、レシーバからの音がユーザの鼓膜に向かうように構成されてもよい。音出口は、イヤピースハウジングの近位端部、例えばイヤピースハウジングの第1の近位部分の端部(近位端部)の断面として規定されてもよい。イヤピースハウジングの近位部分は、円筒形状を有していてもよい。イヤピースハウジングの近位部分は、本明細書では、ノズルとも呼ばれることがある。1つ又は複数の例示のイヤピースでは、イヤピースハウジング、例えばイヤピースハウジングの近位部分は、イヤピースをユーザの外耳道内にまたは外耳道に対して固定するために、ドーム、例えば可撓性ドームを受け入れるように構成されてもよい。イヤピースハウジング、例えばイヤピースハウジングの近位部分は、ドームをイヤピースハウジングに固定するためのフランジを備えていてもよい。音出口及び/又はイヤピースハウジングの近位部分は、1つ又は複数の例示のイヤピースにおいて、音出口及び音響管への耳垢の侵入を防止するためのフィルタ装置を保持するように構成されてもよい。これにより、音響管が詰まることを防ぐことができ、そうでない場合には、音質が低下し、その後、聴覚装置が故障する可能性がある。マイクロホン入口は、音波がイヤピースハウジングに入り、及び/又はイヤピースハウジングから出ることを可能にする、イヤピースハウジングの1つ又は複数の開口部を備えていてもよい。1つ又は複数の例示のイヤピースでは、マイクロホンは、レシーバ軸に沿って、レシーバの遠位端部とレシーバの近位端部との間に、少なくとも部分的に配置される。言い換えれば、マイクロホンは、レシーバハウジングの外側で、レシーバ軸に沿って少なくとも部分的に延在していてもよい。
マイクロホンは、1つ又は複数の例示のイヤピースでは、レシーバの長手方向において及び/又はイヤピースの長手方向軸に沿って、レシーバと少なくとも部分的に重なり合ってもよい。マイクロホンを、レシーバの長手方向において及び/又はイヤピースの長手方向軸に沿って、レシーバと少なくとも部分的に重なり合うように配置することによって、イヤピースの長手方向の伸長を低減し得る。つまり、イヤピースの長手方向のサイズを低減し得る。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、マイクロホンの遠位端部及び/又はマイクロホンの近位端部は、レシーバよりも遠位に配置され得る。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、マイクロホンの近位端部は、レシーバの遠位端部よりも近位に配置されてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、マイクロホンの遠位端部は、レシーバの遠位端部よりも近位に配置されてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、マイクロホンは、例えばレシーバ軸に対して垂直な方向に、レシーバ軸からオフセットされてもよい。マイクロホンをレシーバ軸からオフセットさせることによって、マイクロホンの近位端部がレシーバの遠位端部と重なり合うように配置されうるため、レシーバの長手方向において、マイクロホンをレシーバに近づけることができる。1つ又は複数の例示のイヤピースにおいて、マイクロホンの近位端部は、イヤピースの長手方向において、レシーバの近位端部と遠位端部との間に配置され得、一方、マイクロホンの遠位端部は、レシーバの遠位端部よりも遠位に配置される。1つ又は複数の例示のイヤピースにおいて、マイクロホンの近位端部及びマイクロホンの遠位端部は、レシーバの長手方向において、レシーバの近位端部と遠位端部との間に配置されてもよい。イヤピースの長手方向において、レシーバと少なくとも部分的に重なり合うようにマイクロホンを配置することで、イヤピースの長手方向の伸長を低減することができる。本明細書において、イヤピースの長手方向の伸長は、イヤピースの長手方向におけるイヤピースのサイズとして理解され得る。1つ又は複数の例示のイヤピースでは、第1の角度は、10°から85°までの範囲内、または5°から10°までの範囲内である。1つ又は複数の例示のイヤピースでは、第1の角度は、85°よりも大きくてもよい。1つ又は複数の例示のイヤピースにおいて、マイクロホン軸は、レシーバ軸に対して垂直である。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、第1の角度は、1°から5°までの範囲内である。第1の角度は、5°未満、例えば1°未満であってもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピース/マイクロホンでは、マイクロホンは、マイクロホンの外面に配置されたマイクロホンポートを有する。マイクロホンポートは、マイクロホン要素の開口部として理解することができ、この開口部は、領域を有する。マイクロホンポートは、音波がマイクロホンに入り、マイクロホン内部に配置されたマイクロホン膜に到達するように構成される。1つ又は複数の例示的なマイクロホンでは、マイクロホンポートは、マイクロホン膜に対して平行な、例えばマイクロホン軸に対して垂直な外面に配置される。このように、音波がマイクロホン軸に対して平行にマイクロホンに入ることがある。マイクロホンポートは、マイクロホンポートの領域に対して、例えばマイクロホンポートの領域によって規定される平面に対して垂直なマイクロホンポート軸を有していてもよい。マイクロホンポートが、マイクロホン膜に対して平行なマイクロホンの外面に配置される場合、マイクロホンポート軸は、マイクロホン軸と平行であってもよく、例えばマイクロホン軸と同軸であってもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピース/マイクロホンでは、マイクロホンポートは、マイクロホン膜に対して垂直な、例えばマイクロホン軸に対して平行なマイクロホンの外面に配置される。言い換えれば、マイクロホンポートの領域によって規定される平面は、マイクロホン膜に対して垂直であり、例えばマイクロホン軸に対して平行である。1つ又は複数の例示的なマイクロホンでは、マイクロホンポートは、マイクロホン膜に対して垂直な遠位外面に配置される。マイクロホン膜に対して垂直な遠位外面は、マイクロホン膜に対して平行な外面よりも、小さくてもよく、例えばより小さい表面積を有してもよい。言い換えれば、マイクロホンポートは、マイクロホン要素の薄い側面、例えばマイクロホン軸に対して平行な側面の1つに配置されてもよい。マイクロホンポートは、マイクロホンポートの領域に対して、例えばマイクロホンポートの領域によって規定される平面に対して垂直なマイクロホンポート軸を有していてもよい。マイクロホンポートがマイクロホン膜に対して垂直であるマイクロホンの外面に配置される場合、マイクロホンポート軸は、マイクロホン軸に対して垂直であってもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、イヤピースハウジングは、音出口に対して垂直な出口軸を有する。出口軸は、レシーバのレシーバ軸に対して第2の角度で配置されてもよい。第2の角度は、5°より大きくてもよい。第2の角度は、75°未満であってもよい。第2の角度は、例えば、8°から75°までの範囲内であってもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の角度は、75°未満、例えば45°未満、または30°未満である。レシーバ軸に対して第2の角度で出口軸を配置することによって、イヤピースが使用者の耳の中に配置される場合に、レシーバは、ユーザの外耳道の形状に従うように配置することができ、一方、音出口は、ユーザの鼓膜に向けることができる。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、第2の角度は、1°から5°までの範囲内である。第2の角度は、5°未満、例えば1°未満であってもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の角度及び/又は第2の角度は、マイクロホンポート軸が、ユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳珠から離れる方向を向くように、選択され得る。第1の角度及び/又は第2の角度は、マイクロホンポート軸が、例えば外耳道に沿って、ユーザの耳から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳のいずれの部分にも向けられないように、選択されてもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、レシーバは、レシーバの近位端部に配置されたレシーバ出口を備える。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、イヤピースは、レシーバ出口からの、例えばレシーバのスパウトからの音を、イヤピースの音出口に向けて案内するための音響管を備える。音響管は、レシーバ軸に対して第3の角度で配置されてもよく、ここで、第3の角度は、5°よりも大きい。第3の角度は、第2の角度より小さくてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、第3の角度は、1°から5°までの範囲内である。第3の角度は、5°未満、例えば1°未満であってもよい。レシーバ軸に対して第3の角度で音響管を配置することによって、イヤピースがユーザの耳の中に配置されるとき、レシーバは、ユーザの外耳道の形状に従うように配置することができ、一方、音響管は、ユーザの鼓膜に向けることができる。これにより、イヤピースのユーザの着用の快適性や音質を向上させることができる。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の角度は、音響管がイヤピースの出口軸に対して平行に延びるように、第3の角度に等しい。
レシーバ出口は、レシーバ軸からオフセットさせた中心を有していてもよい。レシーバ出口の中心をレシーバ軸からオフセットさせることにより、音響管をレシーバ軸に対して第3の角度で配置した場合に、レシーバ出口に接続された音響管をイヤピースの音出口の中心に配置できる。レシーバ出口の中心のレシーバ軸からのオフセットは、オフセットさせたレシーバ出口が出口軸上に位置するように、出力軸とレシーバ軸との間の第2の角度、及びレシーバと音出口との間の相対位置に基づいて決定されてもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、イヤピースハウジングは、ケーブル出口及びマイクロホン入口を有する。ケーブル出口は、1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、マイクロホン入口よりも遠位にあってもよい。言い換えれば、ケーブル出口は、イヤピースハウジングがイヤピースに装着され、イヤピースがユーザの耳に挿入された場合に、マイクロホン入口よりもユーザの鼓膜から遠く離れて配置されてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、ケーブル出口は、ケーブル出口に対して垂直なケーブル軸を有する。ケーブル軸およびレシーバ軸は、第4の角度を形成してもよい。第4の角度は、10°より大きくてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、イヤピースは、イヤピースハウジングから延在するケーブルを備える。ケーブルは、聴覚装置の二次ハウジング、例えばBTEハウジングに接続するように構成されてもよい。ケーブルは、イヤピースハウジング内に収容されたマイクロホンおよびレシーバを、聴覚装置の二次ハウジングと接続するために、ケーブル出口を通過して延在してもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第4の角度は、45°から90°までの範囲内である。イヤピースハウジングは、ケーブルに作用する力を吸収するために、ケーブル出口に配置されたひずみ解放装置をさらに備えてもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、イヤピースは、イヤピースを外耳道に固定するための、ドーム、例えば可撓性ドームを備える。ドームは、イヤピースハウジングの外面に沿って周方向に延在してもよい。ドームは、イヤピースハウジングの外面に沿って周方向に延在する内面と、ユーザの外耳道の内側に当接するように構成された外面とを有してもよい。ドームは、例えば、外耳道から作製されたインプレッションに従ってドームを製造することによって、または、ドームを、弾性材料、例えばシリコーンベースのエラストマー材料から作製された共通形状のドームとして製造することによって、使用者の外耳道にぴったりとフィットするように製造されたプラグまたはシェルとして形成されてもよい。ドームは、快適性、安定性、及び衛生上の理由から、滑らかな外面を有するプラスチック材料から作製されてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、ドームは、ドームの近位側と遠位側との間の流体連通を提供するために、ドームを通過する通気開口部を有する。
1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、イヤピースは、イヤピースハウジング内に配置された通気機構を備える。通気機構は、レシーバよりも近位にまたは遠位に配置されてもよい。通気機構は、能動的通気機構であってもよい。通気機構は、イヤピースハウジングの内側の通気経路を開閉するように構成されてもよい。通気経路は、少なくとも部分的にイヤピースハウジングを通過してもよい。通気機構は、通気経路を開閉する任意の機械的機構を備えることができる。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、通気機構は、電子的に、及び/又は自動的に、及び/又は手動で、及び/又は機械的に動作してもよい。通気機構の開閉は、ユーザに聞こえるものでなくてもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、通気経路は、イヤピースハウジングの近位端部に、第1の一次通気開口部を備える、第1の組の第1の通気開口部を有する。通気経路は、例えばイヤピースハウジングの近位端部からイヤピースハウジングの遠位端部まで、イヤピースハウジングを通過して延在していてもよい。通気経路は、通気機構よりも遠位の外面に、第2の一次通気開口部を備える第2の組の第2の通気開口部を有していてもよい。
通気機構が開かれている場合、通気機構は、イヤピースの近位端部と遠位端部との間で、空気がイヤピースを通過して流れることを可能にする。通気機構は、閉じられると、例えば、イヤピースの近位端部と遠位端部との間、及び/又は通気機構の遠位側と近位側との間で、空気がイヤピース内の通気経路を通過して流れることを防止する。したがって、通気機構は、閉じられている時に、流体連通を防止することができる。これは、有利には、ユーザが例えば音楽を聴いているときに、音質を改善することができる。例えば、通気機構は、ユーザが改善された低音の聞き取りを体験することができるように、閉じることができる。しかしながら、ユーザが周囲の環境を聞きたい場合には、通気機構を開いて、望ましくない閉塞効果を回避することができる。したがって、通気機構は、開かれた時に、流体連通を可能にすることができる。
例えば、1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、通気経路がイヤピースハウジングの近位端部を通過する代わりに、第1の組の第1の通気開口部が、レシーバハウジングの異なる場所に配置されてもよい。例えば、第1の組の第1の通気開口部は、イヤピースハウジングの外面に配置されていてもよい。第1の組の第1の通気開口部がイヤピースハウジングの外面に配置される場合、ドームに配置された通気開口部は、空気がドームの近位側からドームの遠位側に流れることを可能とし、そこから、空気は、イヤピースハウジングの外面の第1の組の第1の通気開口部を通過してイヤピースハウジングに入ることができる。
第1の一次通気開口部は、1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、通気機構よりも近位にあってもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の通気開口部は、レシーバよりも遠位に配置される。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の通気開口部は、レシーバよりも近位に配置される。1つ又は複数の例示的なイヤピースにおいて、第1の組の第1の通気開口部は、レシーバと位置合わせされる。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の通気開口部のいくつかは、レシーバよりも近位にあり、いくつかは、レシーバと位置合わせされる。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の通気開口部のいくつかは、レシーバよりも近位にあり、いくつかは、レシーバよりも遠位にある。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の通気開口部のいくつかは、レシーバよりも遠位にあり、いくつかは、レシーバと位置合わせされる。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の通気開口部のいくつかは、レシーバよりも近位にあり、いくつかはレシーバと位置合わせされ、いくつかはレシーバよりも遠位にある。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、外面は、1つ又は複数の第1の一次通気開口部を含む。例えば、複数の第1の一次通気開口部は、外面の外周に沿って間隔を置いて配置されてもよい。外面は、第1の一次通気開口部の複数の周方向列を含むことができ、ここで各列は長手方向に間隔を置いて配置される。第1の一次通気開口部は、外面にランダムに間隔を置いて配置されてもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第1の組の第1の開口部は、イヤピースハウジングの近位端部および外面の一次通気開口部を含むことができる。したがって、空気は、通気機構よりも近位の複数の方向から、イヤピースハウジングに出入りすることができる。
上記と同様に、通気経路は、例えば、イヤピースハウジングの外面にある第2の組の第2の通気開口部を含むことができる。したがって、第2の組の第2の通気開口部は、イヤピースハウジングの外部とイヤピースハウジングの内部との間に流体連通(例えば、通気経路)を提供することができる。第2の組の第2の通気開口部は、第2の一次通気開口部を含むことができる。第2の一次通気開口部は、通気機構よりも遠位にあってもよい。第2の一次通気開口部は、円形および/またはオーバル形であってもよい。
第2の一次通気開口部は、イヤピースハウジングの外面にあってもよい。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、外面は、1つの第2の一次通気開口部を含むことができる。代替的なイヤピースでは、外面は、複数の第2の一次通気開口部を含むことができる。例えば、複数の第2の一次通気開口部は、外面の外周に沿って間隔を置いて配置されてもよい。外面は、第2の一次通気開口部の複数の周方向列を含むことができ、ここで各列は長手方向に間隔を置いて配置される。第2の一次通気開口部は、外面にランダムに間隔を置いて配置されてもよい。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の組の第2の通気開口部は、イヤピースハウジングの遠位端部に、例えば遠位部分に配置することができる。1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、遠位端部は、1つの第2の一次通気開口部を含むことができる。代替的なイヤピースでは、遠位端部は、複数の第2の一次通気開口部を含むことができる。
1つ又は複数の例示的なイヤピースでは、第2の組の第2の通気開口部は、外面及び遠位端部にあってもよい。したがって、空気は、通気機構よりも遠位の複数の方向から、イヤピースハウジングに出入りすることができる。
聴覚装置は、1つ又は複数の装置との、例えば、バイノーラル聴覚システムの一部として、別の聴覚装置との、及び/又は1つ又は複数のアクセサリ装置との、例えばスマートフォン及び/又はスマートウォッチとの、ワイヤレス通信のために構成され得る。聴覚装置は、任意選択で、1つ又は複数のワイヤレス入力信号、たとえば、第1のワイヤレス入力信号及び/又は第2のワイヤレス入力信号を、アンテナ出力信号に変換するためのアンテナを備える。ワイヤレス入力信号は、外部ソース、例えばスパウスマイクロホン装置、ワイヤレスTV音声送信機、及び/又はワイヤレス送信機に関連付けられた分散マイクロホンアレイから発信されてもよい。ワイヤレス入力信号は、例えばバイノーラル聴覚システムの一部として、別の聴覚装置から、及び/又は1つ又は複数のアクセサリ装置から発信されてもよい。
聴覚装置は、任意に、アンテナ出力信号をトランシーバ入力信号に変換するために、アンテナに結合された無線トランシーバを備える。異なる外部ソースからの無線信号は、無線トランシーバにおいてトランシーバ入力信号に多重化されてもよく、又は無線トランシーバの別個のトランシーバ出力端子に別個のトランシーバ入力信号として提供されてもよい。聴覚装置は、複数のアンテナを備えてもよく、及び/又は、アンテナは、1つ又は複数のアンテナモードで動作するように構成されてもよい。トランシーバ入力信号は、任意に、第1の外部ソースからの第1の無線信号を表す第1のトランシーバ入力信号を備える。
聴覚装置は、一組のマイクロホンを含む。一組のマイクロホンは、1つ又は複数のマイクロホンを備えることができる。一組のマイクロホンは、第1のマイクロホン入力信号を提供するための第1のマイクロホン及び/又は第2のマイクロホン入力信号を提供するための第2のマイクロホンを備える。一組のマイクロホンは、N個のマイクロホン信号を提供するためのN個のマイクロホンを備えることができ、ここで、Nは、1から10までの範囲内の整数である。1つ又は複数の例示的な聴覚装置では、マイクロホンの数Nは、2、3、4、5またはそれ以上である。一組のマイクロホンは、第3のマイクロホン入力信号を提供するための第3のマイクロホンを備えることができる。
聴覚装置は、任意選択で、前処理ユニットを備える。前処理ユニットは、トランシーバ入力信号を前処理するために、無線トランシーバに接続されてもよい。前処理ユニットは、第1のマイクロホン入力信号を前処理するために、第1のマイクロホンに接続されてもよい。前処理ユニットは、第2のマイクロホン入力信号を前処理するために存在する場合、第2のマイクロホンに接続されてもよい。前処理ユニットは、アナログのマイクロホン入力信号をデジタルの前処理済みマイクロホン入力信号に変換するための1つ又は複数のA/D変換器を備えることができる。
聴覚装置は、入力信号、例えば前処理済みトランシーバ入力信号及び/又は前処理済みマイクロホン入力信号を処理するためのプロセッサを備える。プロセッサは、プロセッサへの入力信号に基づいて電気出力信号を提供する。プロセッサの入力端子は、任意選択で、前処理ユニットのそれぞれの出力端子に接続される。例えば、プロセッサのトランシーバ入力端子は、前処理ユニットのトランシーバ出力端子に接続されてもよい。プロセッサの1つまたは複数のマイクロホン入力端子は、前処理ユニットの1つまたは複数のマイクロホン出力端子にそれぞれ接続されてもよい。
聴覚装置は、入力信号、例えば前処理済みトランシーバ入力信号及び/又は前処理済みマイクロホン入力信号を処理するためのプロセッサを備える。プロセッサは、任意選択で、聴覚装置のユーザの聴力損失を補償するように構成される。プロセッサは、プロセッサへの入力信号に基づいて電気出力信号を提供する。プロセッサの入力端子は、任意選択で、前処理ユニットのそれぞれの出力端子に接続される。例えば、プロセッサのトランシーバ入力端子は、前処理ユニットのトランシーバ出力端子に接続されてもよい。プロセッサの1つまたは複数のマイクロホン入力端子は、前処理ユニットの1つまたは複数のマイクロホン出力端子にそれぞれ接続されてもよい。
図1は、聴覚装置用のイヤピース3を示す。イヤピース3は、イヤピース3のユーザの耳100の外耳道101内に配置された状態で図1に示されている。図1に示される例示的なイヤピースは、レシーバ軸X_Rを有するレシーバ4と、マイクロホン軸X_Mを有するマイクロホン5と、出口軸X_Oを有する音出口12とを備える。レシーバ4、マイクロホン5、および音出口12は、レシーバ軸X_R、マイクロホン軸X_M、および出口軸X_Oが共通軸を形成するように配置される。換言すれば、レシーバ軸X_R、マイクロホン軸X_M、および出口軸X_Oの間の角度は、0°である。レシーバ4、マイクロホン5および音出口12は、レシーバ4の近位端部が音出口12の遠位端部より遠位に配置されるように、音出口12がレシーバ4より近位に配置された状態で、直列に配置される。レシーバ4は、マイクロホン5の近位端部がレシーバ4の遠位端部より遠位に配置されるように、マイクロホン5より近位に配置される。ここで、近位とは、イヤピース3がユーザの耳100に挿入されたときに、ユーザの鼓膜102に最も近いことを意味する。ここで、遠位とは、イヤピースがユーザの耳100に挿入されたときに、鼓膜102から最も離れていることを意味する。イヤピース3の構成要素、例えばレシーバ4、マイクロホン5および音出口12の直列配置によって、イヤピース3の長手方向における、例えばレシーバ軸X_R、マイクロホン軸X_Mおよび出口軸X_Oによって形成される共通軸に沿ったサイズは、比較的長い。したがって、イヤピース3は、外耳道101から外側に伸長し過ぎていて、ユーザが着用することを快適に感じることができない。イヤピース3の遠位端部、例えばマイクロホン5及び/又はイヤピースハウジング(図1には示されていない)の遠位端部は、ユーザの耳100の外側部分に接触および押圧することがある。これは、イヤピースを装着しているユーザに痛みを引き起こすことがある。さらに、マイクロホンは、ユーザの耳100の外側部分の方向を向いているので、耳100に到達する音波は、マイクロホン5に到達する前に耳100によって歪められる可能性があるので、音質が低下する可能性がある。
図2は、本開示による聴覚装置用の例示的なイヤピース3を示す。イヤピース3は、ユーザの外耳道101内に挿入されるように構成され、長手方向軸を有する。イヤピース3は、イヤピースハウジング8を備え、イヤピースハウジング8は、第1のイヤピースハウジング部分81と、第2のイヤピースハウジング部分82とを備える。イヤピース3は、イヤピースが外耳道に挿入されたときに、外耳道に音声出力信号を提供するためのレシーバを備える。レシーバは、レシーバ軸X_Rを有する。レシーバ軸X_Rは、長手方向中心軸、例えばレシーバ4の長手方向中心軸であってもよい。レシーバ4はレシーバ膜41を含んでいてもよく、レシーバ膜はレシーバ軸X_Rに対して垂直な法線を有する。イヤピース3は、第1のマイクロホン入力信号を提供するためのマイクロホン5を備える。マイクロホン5は、マイクロホン膜51を含む。マイクロホン5は、マイクロホン膜51の法線を形成するマイクロホン軸X_Mを有する。レシーバ軸X_Rとマイクロホン軸X_Mは、第1の角度α1、例えば互いに対して第1の角度α1を形成する。第1の角度α1 は5°より大きい。言い換えれば、マイクロホン5は、レシーバ4に対して傾斜していてもよい。マイクロホン軸X_Mとレシーバ軸X_Rを互いに対して第1の角度α1で配置することにより、マイクロホン5の向きは、ユーザの耳100に挿入されたときに、人間の耳の形状に従うように構成され得る。
図2に示す例示的なマイクロホン5は、イヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ユーザの耳の外側部分から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳100の耳珠103から離れる方向を向くように配置される。マイクロホン5は、マイクロホン軸が、例えば外耳道に沿って、ユーザの耳100から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳100のいずれの部分にも向けられないように配置されてもよい。これにより、到来する音波は、マイクロホン軸X_Mの方向においてマイクロホン5に到達することができ、マイクロホン5によって提供される入力信号の品質を改善することができる。イヤピース3は、出口軸X_Oを有する音出口12をさらに備える。音出口12は、レシーバ4の近位端部に配置されている。図2に示される例示的なイヤピースでは、音出口は、レシーバ軸X_Rおよび出口軸X_Oが共通軸を形成するように配置される。
図2の例示的なイヤピースでは、マイクロホン5は、レシーバ軸X_Rに対して垂直な方向に、レシーバ軸X_Rからオフセットされている。マイクロホン5をレシーバ軸X_Rからオフセットすることによって、マイクロホン5は、マイクロホン5がレシーバ4と重なり合うように配置され得るように、レシーバ4の長手方向においてレシーバ4に近づくように移動され得る。マイクロホン5は、レシーバ4の長手方向において、例えばレシーバ軸X_Rに平行な方向において、レシーバ4の遠位端部とレシーバ4の近位端部との間に部分的に配置される。マイクロホン5は、レシーバ4の長手方向において、レシーバ4と部分的に重なり合う。言い換えれば、マイクロホン5の近位端部は、レシーバ4の遠位端部より近位に、例えばレシーバ4の近位端部と遠位端部との間に配置され、一方でマイクロホン5の遠位端部は、レシーバ4の遠位端部より遠位に配置される。マイクロホンを長手方向においてレシーバと部分的に重なり合うように配置することによって、レシーバ4及びマイクロホン5が直列に配置されるイヤピースと比較して、イヤピースの長手方向の伸長を低減することができる。これにより、イヤピース3の長手方向におけるイヤピース3のサイズを低減することができる。図2に示される例示的なマイクロホン5は、マイクロホン5の外面に配置されたマイクロホンポート6を有し、ここで、外面は、マイクロホン膜51に対して平行であり、例えばマイクロホン軸X_Mに対して垂直である。マイクロホンポート6は、マイクロホン要素5の開口部として理解することができ、この開口部は、ある領域を有する。マイクロホンポート6は、音波がマイクロホン5に入り、マイクロホン5の内側に配置されたマイクロホン膜51に到達するように構成される。マイクロホンポート6は、マイクロホンポート軸X_MPを有していてもよく、マイクロホンポート軸X_MPは、マイクロホンポート6の領域に対して、例えばマイクロホンポート6の領域によって規定される平面に対して垂直である。図2に示される例示的なマイクロホン5では、マイクロホンポート軸X_MPは、マイクロホン軸X_Mに対して平行であり、例えばマイクロホン軸X_Mと同軸である。
マイクロホン5及びレシーバ4は、イヤピースハウジング8内に、例えば第2のイヤピースハウジング部分82内に配置される。図2の例示的なイヤピース3は、ドームなしで示されている。しかしながら、ドームが、イヤピース3の近位端部に、例えばイヤピースハウジング8の近位端部に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81に配置されてもよい。
図3は、本開示による聴覚装置用の例示的なイヤピース3を示す。図3に示される例示的なイヤピース3では、マイクロホン5は、マイクロホン軸X_Mがレシーバ軸X_Rに対して垂直であるように、レシーバ4に対して垂直に配置される。図3の例示的なイヤピースでは、マイクロホン5は、少なくともレシーバ軸X_Rからレシーバ4の外面までの距離だけ、レシーバ軸からオフセットされている。これにより、マイクロホンの外面がレシーバ4の外面に対して平行になるように、マイクロホン5をレシーバ4に対して平行に配置することができる。図3に示す例では、マイクロホン5は、レシーバの長手方向において、マイクロホン5の近位端部とマイクロホン5の遠位端部とが、いずれもレシーバ4の近位端部と遠位端部との間に配置されるように、配置されている。これにより、イヤピースの長手方向の伸長をさらに低減することができる。これにより、レシーバ軸X_Rに対して垂直な方向におけるイヤピース3のコンパクトなサイズを維持しながら、イヤピース3の長手方向におけるイヤピース3のサイズを低減することができる。図3の例示的なイヤピース3は、ドームなしで示されている。しかしながら、ドームが、イヤピース3の近位端部に、例えばイヤピースハウジング8の近位端部に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81に配置されてもよい。図3に示す例示的なマイクロホン5は、マイクロホン5の外面に配置されたマイクロホンポート6を有し、ここで、外面は、マイクロホン膜51に対して垂直であり、例えばマイクロホン軸X_Mに対して平行である。マイクロホンポート6は、マイクロホン要素5の開口部として理解することができ、この開口部は、ある領域を有する。言い換えれば、マイクロホンポート6の領域によって規定される平面は、マイクロホン膜51に対して垂直であり、例えばマイクロホン軸X_Mに対して平行である。マイクロホンポートは、マイクロホンポート軸X_MPを有し、マイクロホンポート軸X_MPは、マイクロホンポート6の領域に対して、例えばマイクロホンポート6の領域によって規定される平面に対して垂直である。マイクロホンポート6は、音波がマイクロホン5に入り、マイクロホン5の内側に配置されたマイクロホン膜51に到達するように構成される。図3に示す例示的なマイクロホンでは、マイクロホンポート6は、マイクロホン膜51に対して垂直な遠位外面に配置される。マイクロホン膜51に対して垂直な遠位外面は、図2に示すようなマイクロホン膜51に対して平行な外面よりも小さくてもよく、例えばより小さい表面積を有してもよい。言い換えれば、マイクロホンポート6は、マイクロホン要素5の薄い側面に、例えばマイクロホン軸X_Mに対して平行な側面の1つに配置することができる。図3に示す例示的なマイクロホン5では、マイクロホンポート軸X_MPは、マイクロホン軸X_Mに対して垂直である。第1の角度α1及び/又は第2の角度α2は、マイクロホンポート軸X_MPが、ユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳100の耳珠103から離れる方向を向くように選択されてもよい。第1の角度α1及び/又は第2の角度α2は、マイクロホンポート軸X_MPが、例えば外耳道に沿って、ユーザの耳100から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳100のどの部分にも向けられないように選択されてもよい。
図4は、本開示による聴覚装置用の例示的なイヤピース3を示す。図4に示される例示的なイヤピース3では、マイクロホン5は、マイクロホン軸X_Mがレシーバ軸X_Rに対して垂直になるように、レシーバ4に対して垂直に配置される。図4の例示的なイヤピースでは、マイクロホン5は、少なくともレシーバ軸X_Rからレシーバ4の外面までの距離だけ、レシーバ軸からオフセットされている。これにより、マイクロホンの外面がレシーバ4の外面に対して平行になるように、マイクロホン5をレシーバ4に対して平行に配置することができる。図4の例示的なイヤピース3は、ドームなしで示されている。しかしながら、ドームが、イヤピース3の近位端部に、例えばイヤピースハウジング8の近位端部に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81に配置されてもよい。図4に示す例示的なマイクロホン5は、マイクロホン5の外面に配置されたマイクロホンポート6を有し、ここで、外面は、マイクロホン膜51に対して垂直であり、例えばマイクロホン軸X_Mに対して平行である。図4に示す例示的なマイクロホン5では、マイクロホンポート6は、マイクロホン5の遠位外面に配置され、マイクロホンの遠位外面は、マイクロホン膜51に対して垂直である。図4に示す例示的なマイクロホン5では、マイクロホン膜51に対して垂直な遠位外面は、マイクロホン膜51に対して平行なマイクロホン5の外面よりも小さく、例えばより小さい表面積を有する。言い換えれば、マイクロホンポート6は、マイクロホン要素5の薄い側面に、例えばマイクロホン軸X_Mに対して平行な側面の1つに配置することができる。図4に示す例示的なマイクロホン5では、マイクロホンポート軸X_MPは、マイクロホン軸X_Mに対して垂直である。図4に示す例示のイヤピース3では、レシーバ4に対して平行に配置されているマイクロホン5のマイクロホンポート軸X_MPが、ユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳100の耳珠103から離れる方向を向くように、第2の角度α2を選択することができる。換言すれば、レシーバ4は、マイクロホン5のマイクロホンポート軸X_MPが、ユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳100の耳珠103から離れる方向を向くように、第2の角度α2だけ出口軸X_Oに対して傾斜していてもよい。図4に示す例示のイヤピース3では、第2の角度α2は、マイクロホンポート軸X_MPが、例えば外耳道に沿って、ユーザの耳100から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳100のどの部分にも向けられないように選択されてもよい。
図5は、本開示による聴覚装置用の例示的なイヤピース3を示す。図5に示される例示的なイヤピース3では、音出口12は、出口軸X_Oがレシーバ4のレシーバ軸X_Rに対して第2の角度α2で配置されるように、レシーバ4に対して傾斜していてもよく、ここで、第2の角度α2は5°より大きい。第2の角度α2は、例えば、8°~75°の範囲内であってもよい。レシーバ軸X_Rに対して第2の角度α2で出口軸X_Oを配置することによって、イヤピース3がユーザの耳100内に配置される場合に、レシーバは、ユーザの外耳道101の形状に従うように配置することができ、一方、音出口12は、ユーザの鼓膜に向けることができる。レシーバ4は、イヤピースハウジング8の近位部分81の遠位端部がレシーバ4の近位端部と重なり合うように、レシーバハウジング8の近位部分81と重なり合うように配置することができる。したがって、レシーバ4は、イヤピースハウジング8の近位部分81の内側に部分的に配置されてもよい。これにより、レシーバ4の遠位端部からイヤピースハウジング8の近位部分81の遠位端部までの距離を低減することができ、これによりイヤピース3のサイズをさらに低減することができる。図5に示す例示的なイヤピース3のマイクロホン5は、レシーバ4に対して垂直に配置されているが、マイクロホン5は、本願明細書に開示されるレシーバ4に対する任意の第1の角度で、例えば図2に示す例示的なイヤピースのように配置されていてもよい。図5の例示的なイヤピース3は、ドームなしで示されている。しかしながら、ドームが、イヤピース3の近位端部に、例えばイヤピースハウジング8の近位端部に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81に配置されてもよい。
図6は、本開示の聴覚装置用の例示的なイヤピース3の分解図を示す。図6に示す例示的なイヤピースにおいて、レシーバ4は、レシーバの近位端部に配置されたレシーバ出口13を備える。イヤピース3は、レシーバ出口13からの音をイヤピース3の音出口12に向けて導くための音響管7をさらに備える。音響管7は、レシーバ軸X_Rに対して第3の角度α3で配置されてもよく、第3の角度α3は5°より大きい。図6に示す例示のイヤピース3では、イヤピースの出口軸X_Oに対して音響管7が平行に伸びるように、第3の角度α3は第2の角度α2に等しくなっている。レシーバ軸X_Rに第3の角度α3で音響管7を配置することによって、イヤピース3がユーザの耳100内に配置されるとき、レシーバ4は、ユーザの外耳道の形状に従うように配置することができ、一方、音響管7は、ユーザの鼓膜に向けることができる。これにより、イヤピースのユーザが体験する装着感や音質を向上させることができる。
図6の例示的なイヤピース3では、レシーバ出口13は、レシーバ軸X_Rからオフセットされた中心を有する。レシーバ出口13の中心をレシーバ軸X_Rからオフセットすることによって、レシーバ出口は、レシーバ4が音出口12に対して第2の角度αで配置されたときに、オフセットされたレシーバ出口が出口軸X_O上に位置するように、イヤピース3の音出口12の中心に配置することができる。したがって、レシーバ出口13に接続された音響管7は、例えば音響管7がレシーバ軸X_Rに第3の角度αで配置される場合に、イヤピース3の音出口12の中心に配置することができる。レシーバ軸からのレシーバ出口の中心のオフセットは、第2の角度及び/又は第3の角度に依存し得る。オフセットは、レシーバ4と音出口12との間の相対位置に依存し得る。
図6に示すイヤピース3の例では、マイクロホン5がレシーバ4に対して垂直に配置されている。マイクロホン5は、さらに、レシーバ4の長手方向において、マイクロホン5の近位端部とマイクロホン5の遠位端部とが、レシーバ4の近位端部と遠位端部との間に配置されるように、配置される。しかしながら、マイクロホン5は、本明細書に開示されるレシーバ4に対する任意の第1の角度αで、例えば図2に示される例示的なイヤピースのように配置されてもよい。図6の例示的なイヤピース3は、ドームなしで示されている。しかしながら、ドームが、イヤピース3の近位端部に、例えばイヤピースハウジング8の近位端部に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81に配置されてもよい。
図7は、本開示によるイヤピースハウジング8の例示的な遠位部分82を示す。イヤピースハウジング8の遠位部分82は、イヤピースハウジング8がイヤピースに装着され、イヤピースがユーザの耳に挿入されるとき、イヤピースハウジング8の近位部分81よりもユーザの鼓膜から遠く離れて配置される。イヤピースハウジング8の遠位部分82は、近位端部83と、遠位端部84と、近位端部83を遠位端部84に接続する外面85とを有する。イヤピースハウジング8の遠位部分82の外面85は、少なくとも部分的に、イヤピースハウジング8の内側の第1の容積を規定してもよい。第1の容積は、例えば、マイクロホン5及び/又はレシーバ4を受け入れるように構成されてもよい。図7に示すイヤピースハウジング8の例示的な遠位部分82は、近位端部83にある音出口12と、マイクロホン入口10とを有する。イヤピースハウジング8の遠位部分82の近位端部83は、イヤピースハウジング8の近位部分82を受け入れるように構成され得る。例示的なイヤピースハウジング8、例えばイヤピースハウジング8の遠位部分82は、ケーブル出口11およびマイクロホン入口10を有する。マイクロホン入口は、マイクロホンがイヤピースハウジング8の内側に配置されたときに、音波がイヤピースハウジング8に入り、マイクロホン5に到達することを可能にするように構成される。ケーブル出口11は、マイクロホン入口10よりも遠位に配置されている。言い換えれば、イヤピースハウジング8がイヤピースに取り付けられ、イヤピースがユーザの耳に挿入されるとき、ケーブル出口11は、マイクロホン入口10よりもユーザの鼓膜から遠く離れて配置される。ケーブル出口11は、イヤピースハウジング8からケーブル出口11を通過して延在するケーブル(図示せず)を受け入れるように構成されている。ケーブルは、イヤピースハウジング8内に含まれるレシーバ4及び/又はマイクロホン5を、聴覚装置の二次ハウジングに接続するためのものであってもよい。ケーブル出口11及びマイクロホン入口10は、領域を有するイヤピースハウジング8の開口部として理解することができる。ケーブル出口は、ケーブル出口に対して垂直な、例えばケーブル出口11の領域又は平面に対して垂直なケーブル出口軸X_COを有してもよい。ケーブル出口軸X_COは、ケーブル出口11を通過して延在するケーブルのケーブル軸に対応してもよい。ケーブル出口軸X_COとレシーバ軸は、第4の角度αを形成してもよく、ここで第4の角度αは、10°より大きく、例えば45°から90°までの範囲内である。第4の角度αは、イヤピースがユーザの耳に挿入されたときに、ケーブルがユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳珠から離れる方向を向くように選択することができる。このように、ケーブル出口11は、イヤピースハウジング8の長手方向におけるイヤピースハウジングの長さをさらに低減できるように、イヤピースハウジング8の近位端部83と遠位端部84とを接続する外面85に配置することができる。これにより、ケーブルがユーザの耳に接触しないので、イヤピースのユーザにとっての快適性を向上させることができる。
図8A及び図8Bは、本開示による例示的なイヤピース3を示す。特に断らない限り、イヤピース3は、図2~図7に関して上記で説明したものと同じ特徴を含むことができる。図8A及び図8Bに示すように、イヤピース3は、イヤピースハウジング8を備え、ハウジングは、第1のイヤピースハウジング部分81、例えば近位イヤピースハウジング部分と、第2のイヤピースハウジング部分82、例えば遠位イヤピースハウジング部分とを備える。図8Aに示されるイヤピース3は、イヤピース3を外耳道内に固定するための、ドーム9、例えば可撓性ドームを備える。ドーム9は、イヤピースハウジング8の外面に沿って、例えば第1のイヤピースハウジング部分81の外面に沿って、周方向に延在してもよい。ドーム9は、イヤピースハウジング3の外面の一部に沿って周方向に延在する内面91と、ユーザの外耳道の内側に当接するように構成された外面92とを有してもよい。ドーム9は、例えば、外耳道から作製されたインプレッションに従ってドーム9を製造することによって、または、ドームを、弾性材料、例えばシリコーンベースのエラストマー材料から作製された共通形状のドームとして製造することによって、ユーザの外耳道にぴったりとフィットするように製造されたプラグまたはシェルとして形成されてもよい。ドーム9は、快適性、安定性、及び衛生上の理由から、滑らかな外面を有するプラスチック材料から作製されてもよい。
図8Aに示す例示のイヤピース3は、イヤピースハウジング8内に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81内に配置された通気機構15を備える。通気機構15は、図8Aに示す例示において、レシーバよりも近位に配置されている。通気機構15は、能動的通気機構とすることができる。通気機構15は、イヤピースハウジング8の内側の通気経路16を開閉するように構成されている。通気経路16は、少なくとも部分的にイヤピースハウジング8を通過することができる。通気機構15は、通気経路16を開閉する任意の機械的機構を備えることができる。通気機構15は、電子的及び/又は自動及び/又は手動及び/又は機械的に動作してもよい。イヤピースハウジング8は、イヤピースハウジング8の近位端部に、例えば第1のイヤピースハウジング部分81に、第1の一次通気開口部を備える、第1の組の第1の通気開口部14を有する。図8Aに示すイヤピース3の例では、第1の組の通気開口部は、音出口12を備える。通気経路16は、イヤピースハウジング8を通過して、例えばイヤピースハウジングの近位端部から、例えば音出口12を通過して、イヤピースハウジング8の遠位端部まで延在していてもよい。イヤピースハウジング8は、通気機構15より遠位の外面に、第2の一次通気開口部を備える、第2の組の第2の通気開口部14を有していてもよい。この結果、空気は、通気経路16に沿って、通気機構を介して音出口12を通過し、第2の組の第2の通気開口部14を通過して流れることができる。通気機構15が開かれているとき、通気機構15は、イヤピース3の近位端部と遠位端部との間で、空気がイヤピース3を通過して流れることを可能にする。通気機構15は、閉じられると、例えば、イヤピース3の近位端部と遠位端部との間、及び/又は通気機構15の遠位側と近位側との間で、空気がイヤピース3内の通気経路16を通過して流れることを防止する。これにより、通気機構15は、閉じられている時に、流体連通を防止することができる。このことは、有利には、ユーザが例えば音楽を聴いているときに、音質を改善することができる。例えば、通気機構は、ユーザが改善された低音の聞き取りを体験することができるように、閉じることができる。しかしながら、ユーザが周囲の環境を聞きたい場合には、通気機構15を開いて、望ましくない閉塞効果を回避することができる。図8Bに示すように、レシーバ4とマイクロホン5は、レシーバ軸X_Rとマイクロホン軸X_Mが、第1の角度α、例えば互いに対して第1の角度αを形成するように、配置されている。音出口12及び第1のイヤピースハウジング部分81は、出口軸X_Oがレシーバ軸X_Rに対して第2の角度αで配置されるように、レシーバ4に対して傾斜している。ケーブル出口11は、ケーブル出口軸X_COとレシーバ軸X_Rが、第4の角度αを形成するように、第2のイヤピースハウジング部分82に配置される。
図9は、ユーザの外耳道内に配置された、本開示による例示的なイヤピース3を示す。特に断らない限り、イヤピース3は、図2~図8に関して上記で説明したものと同じ特徴を含むことができる。図9に示される例示的なイヤピース3は、イヤピースハウジング内、例えば第2のイヤピースハウジング部82内に含まれるレシーバおよび/またはマイクロホンを、聴覚装置の二次ハウジング(図9には図示せず)に接続するためのケーブルを備える。このケーブル16は、第2のイヤピースハウジング部分82に配置されたケーブル出口11を通過してイヤピースハウジング8から延びている。ケーブル出口11及び/又はマイクロホン入口10は、図9の例示的なイヤピースにおいて、第2のイヤピースハウジング部分82の外面85に配置されている。ケーブル出口11をイヤピースハウジング8の外面に配置することによって、イヤピースハウジング8の長手方向におけるイヤピースハウジング8の長さを低減することができる。これにより、ケーブルがユーザの耳に接触しないので、イヤピースのユーザにとっての着用の快適性を向上させることができる。ケーブル出口11は、ケーブル16がユーザの外耳から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳100の耳珠103から離れる方向を向くように配置される。ケーブル出口10は、ケーブル出口軸X_COが、例えば外耳道に沿って、ユーザの耳100から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳100のいずれの部分にも向けられないように、配置される。図9に示す例示的なイヤピース3のマイクロホン5及び/又はマイクロホン入口10は、イヤピースがユーザの耳に挿入されるときに、ユーザの耳の外側部分から離れる方向を向くように、例えばユーザの耳100の耳珠103から離れる方向を向くように配置される。マイクロホン5及び/又はマイクロホン入口10は、マイクロホン軸X_Mが、例えば外耳道に沿って、ユーザの耳100から外方への明確な見通し線を有し、ユーザの耳100のいずれの部分にも向けられないように、配置される。これにより、ケーブル16及び/又はイヤピースハウジング8がユーザの耳100に接触しないので、イヤピースのユーザにとっての着用の快適性を向上させることができる。
本開示による聴覚装置用のイヤピースの例は、以下の項目に記載される:
(項目1)聴覚装置用の、ユーザの外耳道に挿入するための、長手方向軸を有するイヤピースであって:
遠位端部と、近位端部と、前記遠位端部を前記近位端部に接続する外面と、を有するイヤピースハウジングであって、前記近位端部に音出口と、マイクロホン入口とを有するイヤピースハウジングと;
前記イヤピースが外耳道に挿入された場合に、外耳道に音声出力信号を提供するためのレシーバであって、長手方向中心軸であるレシーバ軸を有するレシーバと;
第1のマイクロホン入力信号を提供するためのマイクロホンであって、マイクロホン膜を備えており、前記マイクロホン膜に対して法線を形成するマイクロホン軸を有するマイクロホンと、を備えており、
前記レシーバ軸と前記マイクロホン軸は、第1の角度を形成し、前記第1の角度は、5°よりも大きい、イヤピース。
(項目2)前記マイクロホンは、前記レシーバ軸に沿って、前記レシーバの遠位端部と前記レシーバの近位端部との間に、少なくとも部分的に配置される、項目1に記載のイヤピース。
(項目3)前記第1の角度は、10°から85°までの範囲内であるか、または85°より大きい、項目1または2に記載のイヤピース。
(項目4)前記イヤピースハウジングは、前記音出口に垂直な出口軸を有し、前記出口軸は、前記レシーバの前記レシーバ軸に対して第2の角度で配置され、前記第2の角度は、5°よりも大きい、項目1~3のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目5)前記第2の角度は、8°から75°までの範囲内である、項目1~4のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目6)前記レシーバは、前記レシーバの近位端部に配置されたレシーバ出口を備えており、前記レシーバ出口は、前記レシーバ軸からオフセットされた中心を有する、項目1~5のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目7)前記イヤピースは、前記レシーバ出口から前記イヤピースの前記音で口に向けて音を案内するための音響管を備え、前記音響管は、前記レシーバ軸に対して第3の角度で配置されており、前記第3の角度は、5°よりも大きい、項目6に記載のイヤピース。
(項目8)前記イヤピースハウジングは、ケーブル出口とマイク入口とを有し、前記ケーブル出口は、前記マイク入口よりも遠位にある、項目1~7のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目9)前記ケーブル出口は、前記ケーブル出口に対して垂直なケーブル軸を有しており、前記ケーブル軸と前記レシーバ軸は、第4の角度を形成しており、前記第4の角度は、10°よりも大きい、項目8に記載のイヤピース。
(項目10)前記イヤピースは、前記イヤピースハウジングから延在し、前記聴覚装置の二次ハウジングに接続するように構成されたケーブルを備えており、前記ケーブルは、前記ケーブルを前記マイクロホンおよび前記レシーバに接続するために、前記ケーブル出口を通過して延在する、項目8~9のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目11)前記第4の角度は、45°から90°までの範囲内である、項目9~10のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目12)前記イヤピースは、前記イヤピースを前記外耳道に固定するためのドームを備えており、前記ドームは、前記イヤピースハウジングの前記外面に沿って周方向に延在する、項目1~11のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目13)前記イヤピースは、前記イヤピースハウジング内に配置された通気機構を備え、前記通気機構は、前記レシーバよりも近位に配置される、項目1~12のいずれか一項に記載のイヤピース。
(項目14)前記通気機構は、前記イヤピースハウジングの内側の通気経路を開閉するように構成される、項目13に記載のイヤピース。
(項目15)前記通気径路は、前記イヤピースハウジングの前記近位端部に、第1の一次通気開口部を備える第1の組の第1の通気開口部を有しており、前記通気径路は、前記イヤピースハウジングを通過して延在しており、前記通気径路は、前記通気機構よりも遠位側の前記外面に、第2の一次通気開口部を備える第2の組の第2の通気開口部を有する、項目13~14のいずれか一項に記載のイヤピース。
「第1」、「第2」、「第3」、及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の用語の使用は、いかなる特定の順序も意味するものではないが、個々の要素を識別するために含まれている。さらに、「第1」、「第2」、「第3」、および「第4」、「一次」、「二次」及び「三次」等の用語の使用は、いかなる順序または重要性をも示すものではなく、むしろ、「第1」、「第2」、「第3」、及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の用語は、1つの要素を別の要素と区別するために用いられている。なお、「第1」、「第2」、「第3」、及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の用語は、本明細書において、ラベル付けのためにのみ使用されており、何ら空間的又は時間的な順序を示すものではないことに留意されたい。
さらに、第1の要素のラベル付けは、第2の要素の存在を意味せず、その逆も同様である。
図1~図9は、実線で示されるいくつかのモジュール又は動作と、破線で示されるいくつかのモジュール又は動作とを備えることを理解されたい。実線に含まれるモジュール又は動作は、最も広い例示的な実施形態に含まれるモジュール又は動作である。破線に含まれるモジュール又は動作は、実線の例示的な実施形態のモジュールまたは動作に加えて採用されてもよいさらなるモジュール又は動作に含まれてもよい、またはその一部であってもよい、例示的な実施形態である。これらの動作は、提示された順序で実行される必要はないことを理解されたい。さらに、動作のすべてが実行される必要はないことを理解されたい。例示的な動作は、任意の順序で、及び任意の組合せで実行され得る。
「備える(comprising)」という語は、列挙されたもの以外の他の要素又はステップの存在を必ずしも除外しないことに留意されたい。
要素に先行する用語「a」または「an」は、そのような要素が複数存在することを排除するものではないことに留意されたい。
さらに、任意の参照符号は、特許請求の範囲を限定せず、例示的な実施形態は、ハードウェアおよびソフトウェアの両方によって少なくとも部分的に実装されてもよく、いくつかの「手段」、「ユニット」または「装置」は、ハードウェアの同じアイテムによって表されてもよいことに留意されたい。
特徴が示され説明されたが、それらは、特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図しておらず、特許請求の範囲に記載された発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正がなされ得ることが、当業者には明らかであることが理解されるであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で見なされるべきである。特許請求の範囲に記載された発明は、全ての代替物、修正物、および均等物を包含することが意図される。
3 イヤピース
4 レシーバ
5 マイクロホン
6 マイクロホンポート
7 音響管
8 イヤピースハウジング
9 ドーム
10 マイクロホン入口
11 ケーブル出口
12 音出口
13 レシーバ出口
14 通気開口部
15 通気機構
16 ケーブル
41 レシーバ膜
51 マイクロホン膜
81 イヤピースハウジングの近位部分
82 イヤピースハウジングの遠位部分
83 イヤピースハウジングの遠位部分の近位端部
84 イヤピースハウジングの遠位部分の遠位端部
85 外面
91 ドームの内面
92 ドームの外面
100 耳
101 外耳道
102 鼓膜
X_R レシーバ軸
X_M マイクロホン軸
X_O 出口軸
X_CO ケーブル出口軸
X_MP マイクロホンポート軸

Claims (15)

  1. 聴覚装置用の、ユーザの外耳道に挿入するための、長手方向軸を有するイヤピースであって、
    遠位端部と、近位端部と、前記遠位端部を前記近位端部に接続する外面と、を有するイヤピースハウジングであって、前記近位端部にある音出口と、マイクロホン入口とを有するイヤピースハウジングと、
    前記イヤピースが前記外耳道に挿入された場合に、外耳道に音声出力信号を提供するためのレシーバであって、長手方向中心軸であるレシーバ軸を有するレシーバと、
    第1のマイクロホン入力信号を提供するためのマイクロホンであって、マイクロホン膜を備えており、前記マイクロホン膜に対して法線を形成するマイクロホン軸を有するマイクロホンと、を備え、
    前記レシーバ軸と前記マイクロホン軸は、第1の角度を形成し、前記第1の角度は、5°よりも大きい、イヤピース。
  2. 前記マイクロホンは、前記レシーバ軸に沿って、前記レシーバの前記遠位端部と前記レシーバの前記近位端部との間に少なくとも部分的に配置される、請求項1に記載のイヤピース。
  3. 前記第1の角度は、10°から85°までの範囲内であるか、または85°より大きい、請求項1又は2に記載のイヤピース。
  4. 前記イヤピースハウジングは、前記音出口に対して垂直な出口軸を有しており、前記出口軸は、前記レシーバの前記レシーバ軸に対して第2の角度で配置され、前記第2の角度は、5°よりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載のイヤピース。
  5. 前記第2の角度は、8°から75°までの範囲内である、請求項4に記載のイヤピース。
  6. 前記レシーバは、前記レシーバの近位端部に配置されたレシーバ出口を備えており、前記レシーバ出口は、前記レシーバ軸からオフセットされた中心を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のイヤピース。
  7. 前記イヤピースは、前記レシーバ出口から前記イヤピースの前記音出口に向けて音を案内するための音響管を備え、前記音響管は、前記レシーバ軸に対して第3の角度で配置されており、前記第3の角度は、5°よりも大きい、請求項6に記載のイヤピース。
  8. 前記イヤピースハウジングは、ケーブル出口を有しており、前記ケーブル出口は、前記マイクロホン入口よりも遠位にある、請求項1~7のいずれか一項に記載のイヤピース。
  9. 前記ケーブル出口は、前記ケーブル出口に対して垂直なケーブル軸を有しており、前記ケーブル軸と前記レシーバ軸とは、第4の角度を形成しており、前記第4の角度は、10°よりも大きい、請求項8に記載のイヤピース。
  10. 前記イヤピースは、前記イヤピースハウジングから延在し、前記聴覚装置の二次ハウジングに接続するように構成されたケーブルを備えており、前記ケーブルは、前記ケーブルを前記マイクロホンおよび前記レシーバに接続するために、前記ケーブル出口を通過して延在する、請求項8~9のいずれか一項に記載のイヤピース。
  11. 前記第4の角度は、45°から90°までの範囲内である、請求項9~10のいずれか一項に記載のイヤピース。
  12. 前記イヤピースは、前記イヤピースを前記外耳道に固定するためのドームを備えており、前記ドームは、前記イヤピースハウジングの前記外面に沿って周方向に延在する、請求項1~11のいずれか一項に記載のイヤピース。
  13. 前記イヤピースは、前記イヤピースハウジング内に配置された通気機構を備えており、前記通気機構は、前記レシーバよりも近位に配置される、請求項1~12のいずれか一項に記載のイヤピース。
  14. 前記通気機構は、前記イヤピースハウジングの内側の通気経路を開閉するように構成される、請求項13に記載のイヤピース。
  15. 前記通気径路は、前記イヤピースハウジングの前記近位端部に、第1の一次通気開口部を備える第1の組の第1の通気開口部を有しており、前記通気径路は、前記イヤピースハウジングを通過して延在しており、前記通気径路は、前記通気機構よりも遠位の前記外面に、第2の一次通気開口部を備える第2の組の第2の通気開口部を有する、請求項14に記載のイヤピース。
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