JP2022086260A - シャッター装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下に配置された複数の窓サッシ間で左右の位置に誤差が生じたとしても、一つのシャッター装置で上下に配置された窓サッシの双方を確実に覆うことができるようにする。【解決手段】複数の窓サッシ10,20が上下に配置されて設けられた一つの開口部5を覆うためのシャッター装置30の取付構造であって、シャッター装置30は、複数の窓サッシ10,20の双方を覆う高さに設定されたシャッターカーテン32と、外壁1の上下方向に沿って長尺に形成されるとともに、シャッターカーテン32の左右側縁部を受けてシャッターカーテン32の昇降をガイドする左右のガイドレール33と、を備え、左右のガイドレール33は、複数の窓サッシ10,20に対して非係合状態とされ、かつ、複数の窓サッシ10,20のそれぞれに隣り合って配置されるとともに、外壁1を構成する建築構造材6に取付固定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、シャッター装置の取付構造に関する。
住宅等の建物において採光性の向上や良好な眺望を得るために、通常の一階分に相当するような高さの窓を設けようとすると、サッシや窓ガラス等を含む窓自体の重量が重くなってしまい、施工が極めて困難になる場合がある。そこで、例えば特許文献1のように、一つの開口部に、掃き出し窓用のサッシと高窓用のサッシを組み合わせて設けるなどして窓(窓サッシ)を上下に分割して配置することが行われている(例えば特許文献1参照)。
また、住宅等の建物における外壁には、窓サッシの設けられた開口部をシャッターカーテンで覆うことにより防風や防水、防火、遮光、遮熱、防音、防犯等の各種機能を向上させるシャッター装置が設けられる場合が多い(例えば特許文献2参照)。
特開2017-150229号公報 特開2014-181479号公報
ところで、上記のようなシャッター装置の各種機能を考慮すれば、上下に配置された複数の窓サッシの両方をシャッターカーテンで覆うことが望まれるが、上下に配置された複数の窓サッシのそれぞれに対応するシャッター装置を設けるとなると、シャッター装置の設置スペースも確保しにくいし、シャッター装置が上下に並んで設けられるため意匠性の面でも問題が生じやすい。
そこで、上下に配置された複数の窓サッシをいっぺんに覆うことのできる高さのシャッターカーテンを備えたシャッター装置を用いることが考えられる。
ところが、上下に配置された複数の窓サッシごとに種類(開閉方式)が異なると、サッシ形状もそれぞれ異なるため、上下の窓サッシ間で左右の位置に誤差が生じる場合がある。また、上下の窓サッシは間隔を空けて配置されるため、上下の窓サッシ間で左右の位置に施工誤差が生じる場合もある。そして、このように左右の位置に誤差が生じてしまうと、上下に配置された複数の窓サッシをいっぺんに覆うことのできる高さのシャッターカーテンを備えたシャッター装置を採用しにくくなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、上下に配置された複数の窓サッシ間で左右の位置に誤差が生じたとしても、一つのシャッター装置で上下に配置された窓サッシの双方を確実に覆うことができるようにすることである。
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図6に示すように、建物の外壁1に形成されるとともに、複数の窓サッシ10,20が上下に配置されて設けられた一つの開口部5を覆うためのシャッター装置30の取付構造であって、
前記シャッター装置30は、
前記複数の窓サッシ10,20の双方を覆う高さに設定されたシャッターカーテン32と、
前記外壁1の上下方向に沿って長尺に形成されるとともに、前記シャッターカーテン32の左右側縁部を受けて前記シャッターカーテン32の昇降をガイドする左右のガイドレール33と、を備えており、
前記左右のガイドレール33は、前記複数の窓サッシ10,20に対して非係合状態とされ、かつ、前記複数の窓サッシ10,20のそれぞれに隣り合って配置されるとともに、前記外壁1を構成する建築構造材6に取付固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、シャッター装置30の左右のガイドレール33は、複数の窓サッシ10,20に対して非係合状態とされ、かつ、複数の窓サッシ10,20のそれぞれに隣り合って配置されるとともに、外壁1を構成する建築構造材6に取付固定されているので、シャッター装置30の左右のガイドレール33と複数の窓サッシ10,20は縁が切れた状態となっている。そのため、上下に配置された複数の窓サッシ10,20間で左右の位置に誤差が生じたとしても、左右のガイドレール33に関係なく位置調整を行って誤差を吸収することができる。これにより、例えば左右のガイドレール33の位置調整や位置変更等を行う必要が一切なくなるため、シャッター装置30を採用しにくくなるようなことがなくなる。その結果、一つのシャッター装置30で上下に配置された複数の窓サッシ10,20の双方を確実に覆うことができるようになる。
さらに、上下に配置された複数の窓サッシ10,20のそれぞれに対応するシャッター装置30を設ける必要がなくなるので、シャッター装置30の設置スペースを確保しやすく、シャッター装置30が上下に並んで設けられることによる外嵌意匠性の低下を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図4,図5に示すように、請求項1に記載のシャッター装置30の取付構造において、
前記建築構造材6は、上下に配置された前記複数の窓サッシ10,20の側縁間に跨って上下方向に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建築構造材6は、上下に配置された複数の窓サッシ10,20の側縁間に跨って上下方向に配置されているので、複数の窓サッシ10,20の双方を覆う高さに設定されたシャッターカーテン32をガイドする左右のガイドレール33を、建築構造材6に対して確実に取付固定することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図4に示すように、請求項1又は2に記載のシャッター装置30の取付構造において、
前記左右のガイドレール33と前記複数の窓サッシ10,20との間に隙間S1(第一隙間S1)が形成され、当該隙間S1にシーリング材36が設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、左右のガイドレール33と複数の窓サッシ10,20との間に隙間S1が形成され、当該隙間S1にシーリング材36が設けられるので、左右のガイドレール33に関係なく、上下に配置された複数の窓サッシ10,20間での左右の位置調整を行って誤差を吸収しながら、隙間S1における水密性を確保できる。これにより、隙間S1から建築構造材6側に水が浸入することを防ぐことができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1~図3,図6に示すように、請求項1から3のいずれか一項に記載のシャッター装置30の取付構造において、
前記一つの開口部5に、上下に配置された前記複数の窓サッシ10,20間に介在する中間部材8(横目板8)が設けられており、
前記左右のガイドレール33は、前記中間部材8に対して非係合状態とされ、かつ、前記中間部材8に隣り合って配置されており、
前記中間部材8の屋外側面には、前記複数の窓サッシ10,20よりも屋外側に突出する突出部40が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、シャッターカーテン32の高さが高くなると、例えば強風などで撓みやすくなってしまい、撓んだシャッターカーテン32が複数の窓サッシ10,20に接触することが想定されるが、中間部材8の屋外側面には、複数の窓サッシ10,20よりも屋外側に突出する突出部40が設けられているので、シャッターカーテン32が屋内側に撓んでも突出部40に接して、それ以上は撓まなくなる。これにより、撓んだシャッターカーテン32によって中間部材8を傷つけたり、シャッターカーテン32自体が変形したりすることを防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1,図3,図6に示すように、請求項4に記載のシャッター装置30の取付構造において、
前記突出部40は、前記中間部材8の屋外側面における上縁部と下縁部に沿って設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、突出部40は、中間部材8の屋外側面における上縁部と下縁部に沿って設けられているので、撓んだシャッターカーテン32によって中間部材8を傷つけることを確実に防ぐことができる。
本発明によれば、上下に配置された複数の窓サッシ間で左右の位置に誤差が生じたとしても、一つのシャッター装置で上下に配置された窓サッシの双方を確実に覆うことができる。
開口部が形成された外壁の正面図である。 開口部をシャッターカーテンで覆った状態の正面図である。 開口部が形成された外壁の側断面である。 図1におけるA-A線断面図である。 図1におけるB-B線断面図である。 図1におけるC-C線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔外壁及び開口部について〕
図1~図6において符号1は、住宅等の建物における外壁を示す。外壁1は、建物の外周に沿って設けられ、建物内の部屋等に面している。また、この外壁1は、本実施形態においては、建物の一階の外壁とされているが、二階以上の階の外壁でもよい。
なお、本実施形態における建物は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場でパネル化しておき、施工現場でこれらのパネル2(壁パネル2W、床パネル2F)を組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、これに限られるものではなく、従来の軸組工法、壁式工法、ツーバイフォー工法等で構築されるものとしてもよい。
建物がパネル工法で構築されるため、本実施形態における外壁1は、図3,図4等に示すように、床パネル2Fの外周縁部に沿って立設された壁パネル2Wによって構成されている。
より詳細に説明すると、本実施形態における外壁1は、外壁1の本体となる壁パネル2Wと、壁パネル2Wの屋外側面を被覆する外装材3と、壁パネル2Wの屋内側面を被覆する内装下地材4と、を備える。
壁パネル2Wは、縦横の框材2aが矩形状に組み立てられるとともに、縦横の框材2aからなる矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面に面材2bが貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。また、その内部中空部には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
壁パネル2Wの屋外側面には、透湿防水シート3aが貼り付けられ、その上から胴縁(図示省略)が取り付けられ、更にその胴縁に対して外装材3が取り付けられている。
内装下地材4は、例えば石膏ボードであり、壁パネル2Wの屋内側面に貼り付けられている。そして、内装下地材4の屋内側面には、壁クロス等の内装材が貼り付けられる。
床パネル2Fは、縦横の框材2aを有する枠体の上面に面材2bが貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。また、その内部中空部には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
さらに、床パネル2Fの外周縁部には、床パネル2Fと共に基礎の上面に設けられる半土台(図示省略)の延長線に位置する調整材2cが設けられている。なお、外壁1が、建物の二階以上の階の外壁である場合、調整材2cは、床パネル2Fと共に一階の外壁の上面に設けられる半胴差(図示省略)の延長線に位置する。
以上のような外壁1には開口部5が形成されている。そして、外壁1のうち屋外側であって、かつ開口部5の上方には、開口部5を覆うためのシャッター装置30が取り付けられている。
開口部5における上下方向の寸法(高さ寸法)は、例えば2400mm以上に設定され、より好ましくは2700mm以上とされている。このような開口部5の高さ寸法は、外壁1が面する部屋の天井高よりも低く設定されているが、当該部屋の天井高と略等しく設定されてもよい。
また、開口部5は、このように上下方向の寸法が長く設定されて高さが高いため、外壁1が面する部屋における採光性の向上や、部屋内から良好な眺望を得ることが可能となっている。
なお、開口部5における左右方向の寸法(幅寸法)は、本実施形態においては、例えば1800mm~2300mm程度に設定されているが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。
開口部5は、床を構成する床パネル2F上に複数の壁パネル2Wが左右に間隔を空けて配置されるとともに、左右に間隔を空けて配置された複数の壁パネル2Wの上端部間に小壁用の壁パネル2Wが架け渡されて設けられて形成されている。
また、左右に間隔を空けて配置された複数の壁パネル2Wのそれぞれにおける開口部5側面には、上記の小壁用の壁パネル2Wを支持する柱状の建築構造材6が固定されている。すなわち、開口部5の縁部は、開口部5に面する左右の建築構造材6と、小壁用の壁パネル2Wの下端部と、床を構成する床パネル2Fと、によって形成されている。
建築構造材6は、外壁1を構成する建物の構造材であり、外壁1のうち開口部5の際に位置している。また、建築構造材6は、中身が詰まった中実材であり、無垢材(角材:製材)によって構成されているが、これに限られるものではなく、LVL(Laminated Veneer Lumber)、CLT(Cross Laminated Timber)、その他の材料による中実材でもよい。
〔複数の窓サッシについて〕
開口部5には、種類の異なる複数の窓サッシ10,20が上下に配置されて設けられている。
より詳細に説明すると、開口部5は、図1,図3等に示すように、当該開口部5を上下に分割する横架材7が、左右の建築構造材6間に架け渡されて設けられることで、下側開口部5aと上側開口部5bと、を有する。
すなわち、開口部5には、上下に配置された複数の窓サッシ10,20間に介在する中間部材として、横架材7が設けられている。なお、左右の建築構造材6は、上下に配置された複数の窓サッシ10,20の側縁間に跨って上下方向に配置されている。
下側開口部5aの縁部は、開口部5に面する左右の建築構造材6と、横架材7の下端部と、床を構成する床パネル2Fと、によって形成されている。
また、上側開口部5bの縁部は、開口部5に面する左右の建築構造材6と、小壁用の壁パネル2Wの下端部と、横架材7の上端部と、によって形成されている。
横架材7は、建築構造材6と同様に、外壁1を構成する建物の構造材であって、中身が詰まった中実材であり、無垢材(角材:製材)によって構成されているが、LVLやCLT、その他の材料による中実材でもよい。
また、この横架材7の屋外側面には、外装部品としての横目板8が設けられている。
横目板8は、断面コ字状に形成されて当該横目板8における屋外側面、上面、下面を構成する目板本体8aと、目板本体8aが固定されて当該横目板8における左右の側面を構成する側面板部8bと、を有する。
側面板部8bは、図5に示すように、横架材7の屋外側面に固定されて屋外側に突出しており、その突出方向先端部には、左右方向外側に突出する突出片8cが一体形成されている。
なお、横目板8は、横架材7の屋外側面に固定されるため、横架材7と共に、複数の窓サッシ10,20間に介在する中間部材として機能する。
複数の窓サッシ10,20のうち一方の窓サッシ10(以下、第一窓サッシ10)は、下側開口部5aに配置されて設けられており、他方の窓サッシ20(以下、第二窓サッシ20)は、上側開口部5bに配置されて設けられている。
第一窓サッシ10は、引き違い式の掃き出し窓用の窓サッシとされている。
第一窓サッシ10は、下側開口部5aの縁部に取り付けられる矩形状のサッシ枠11と、開口部5を塞ぐための障子15と、を備える。
第一窓サッシ10におけるサッシ枠11(以下、第一サッシ枠11)は、床を構成する床パネル2Fに固定される下枠12と、横架材7の下端部に固定される上枠13と、開口部5に面する左右の建築構造材6のそれぞれに固定される左右の側枠14と、を備える。
第一サッシ枠11における各枠12,13,14は、障子15(障子枠16)の縁部を収容可能な溝部を有する。
さらに、これら各枠12,13,14は、開口部5の縁部から、外壁1表面の外装材3よりも屋外側に突出している。
第一サッシ枠11における側枠14は、図4に示すように、建築構造材6における開口部5側面(図4では右側面)に固定される第一固定板部140と、建築構造材6における屋外側面に固定される第二固定板部141と、屋外側に突出する突出板部142と、を備える。
突出板部142の突出方向先端部には、当該突出方向先端部から左右方向外側に突出して屋外側に向けられた面を形成する突片142aが一体形成されている。
また、突出板部142のうち、突片142aよりも屋内側であって、かつ、左右方向外側面には、平面視L字型に形成されて先端が屋外側に向けられる屈曲片142bが一体形成されている。屈曲片142bは、このように形成されることで、左右方向外側に向けられた面を形成している。
障子15は、縦横の枠材が矩形状に組み立てられて形成された障子枠16と、障子枠16の内縁に嵌め込まれて設けられた矩形板状の窓ガラス17と、を備える。そして、障子15は、第一サッシ枠11における下枠12及び上枠13の溝部に沿ってスライド移動可能となっている。
なお、第一窓サッシ10は、上記のように引き違い式の掃き出し窓であるため、障子15は、少なくとも二枚以上の複数枚とされており、これら複数枚の障子15は、屋外側と屋内側に互い違いになって配置される。
第二窓サッシ20は、嵌め殺し式の高窓用の窓サッシとされている。
第二窓サッシ20は、上側開口部5bの縁部に取り付けられる矩形状のサッシ枠21と、開口部5を塞ぐための障子である窓ガラス25と、を備える。
第二窓サッシ20におけるサッシ枠21(以下、第二サッシ枠21)は、横架材7の上端部に固定される下枠22と、小壁用の壁パネル2Wの下端部に固定される上枠23と、開口部5に面する左右の建築構造材6のそれぞれに固定される左右の側枠24と、を備える。
第二サッシ枠21における各枠22,23,24は、障子である窓ガラス25の縁部を収容可能な溝部を有する。なお、これら各枠22,23,24は、開口部5の縁部から、外壁1表面の外装材3よりも屋外側に突出している。
第二窓サッシ20は嵌め殺し式であるため、障子である窓ガラス25は、その縁部が、各枠22,23,24における溝部に収容されるとともに固定されて移動しない。
第一サッシ枠11における各枠12,13,14と、第二サッシ枠21における各枠22,23,24はアルミ押出成形品であり、それぞれが、長さ方向に同一断面を有する形状となっている。
第一サッシ枠11及び第二サッシ枠21は、図3,図4に示すように、開口部5の縁部に対し、外壁1を構成する壁パネル2Wの厚さ方向における屋外側に配置された状態で固定されている。ただし、第一サッシ枠11における下枠12は、床パネル2Fの屋外側縁部と調整材2cに対して固定されている。
また、開口部5の縁部のうち、壁パネル2Wの厚さ方向における屋内側には、開口部5の縁部における屋内側を化粧する化粧枠9が固定されている。ただし、この化粧枠9は、ある程度の厚みがあって跨ぎ段差となるため、床パネル2Fには設けられず、その代わりに、跨ぎ段差を形成しない形状の床用化粧枠材9Fが設けられている。
化粧枠9のうち、開口部5の縁部側(左右方向外側)であって、かつ屋外側に位置する縁部には、化粧枠9の長さ方向に沿って切欠部9aが形成されている。そして、切欠部9aには、第一サッシ枠11における各枠13,14と、第二サッシ枠21における各枠22,23,24における開口部5の縁部への固定部位が収納されるようになっている。
なお、上下に配置された複数の窓サッシ10,20の種類は、本実施形態においては下側が引き違い式の掃き出し窓とされ、上側が嵌め殺し式の高窓とされているが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。
すなわち、開閉方式として、引き違い窓、嵌め殺し窓の他に、折戸、両開き窓、片開き窓、両引き窓、片引き窓、縦滑り出し窓、横滑り出し窓、外倒し窓、内倒し窓、突き出し窓、上げ込み窓、上げ下げ窓、回転窓、オーニング窓、ルーバー窓等の開閉方式とされた窓サッシに変更可能である。また、その位置や機能で分類した場合の窓サッシとしては、掃き出し窓、高窓の他に、腰高窓、地窓等の窓サッシに変更可能である。ただし、例えば外壁1から突出する出窓や、直交する二つの外壁1に跨るコーナー窓のように、開口部5の閉塞状態において外壁1の面内に収まらない窓サッシは含まれないものとする。
そして、上記のうちいずれの種類の窓サッシを適用する場合も、一つの開口部5に設けられる上下の複数の窓サッシ10,20の幅寸法は、大きくかけ離れずに、かつ、近似するように設定されている。
〔シャッター装置について〕
複数の窓サッシ10,20が上下に配置されて設けられた一つの開口部5を覆うためのシャッター装置30は、シャッターケース31と、シャッターカーテン32と、左右のガイドレール33と、シャッター用下枠34と、を備える。
シャッターケース31は、外壁1のうち屋外側であって、かつ開口部5の上方に設けられている。より詳細に説明すると、シャッターケース31は、外壁1のうち開口部5の上縁部を構成する小壁用の壁パネル2Wに固定されている。
シャッターケース31の下端面には、シャッターカーテン32が通過するシャッター用開口31aが形成されている。
シャッターカーテン32は、シャッターケース31に設けられた巻取部32aに巻き取られ/繰り出されることで昇降し、屋外側から開口部5を開閉する。
このようなシャッターカーテン32は、開口部5の幅方向に長尺な板状の複数のスラットが上下方向に互いに回動可能に連結されることで形成されている。また、複数のスラットのうち最も下方に位置するスラットの下端部には、シャッターカーテン32が、シャッター用開口31aからシャッターケース31内に引き込まれないようにするとともに、シャッター用下枠34より下方に繰り出されないようにシャッターカーテン32の昇降を止めるためのストッパー部32bが取り付けられている。
左右のガイドレール33は、シャッターカーテン32の左右側縁部を受けてシャッターカーテン32の昇降をガイドするレール部材であり、シャッターケース31の幅方向両端部から垂直下方に伸び、開口部5における上下方向の寸法よりも長尺に形成されている。したがって、左右のガイドレール33は、第一窓サッシ10と、第二窓サッシ20と、横目板8のいずれに対しても隣り合って配置されることとなる。
また、このような左右のガイドレール33における下端部間に、シャッターカーテン32の下端部が当たるシャッター用下枠34が架け渡されて設けられている。シャッター用下枠34は、第一サッシ枠11の下枠12と共に調整材2cに固定されている。
左右のガイドレール33について、より詳細に説明すると、当該左右のガイドレール33のそれぞれは、図4,図5に示すように、外壁1を構成する建築構造材6に固定される下地枠330と、下地枠330に係合し、シャッターカーテン32の左右側縁部を受けるレール本体337と、を備える。
下地枠330及びレール本体337はアルミ押出成形品であり、それぞれが、長さ方向に同一断面を有する形状となっている。
下地枠330は、屋内側見付辺331と、第一見込辺332と、第二見込辺333と、第三見込辺334と、補強見付辺335と、当接辺336と、を備える。
屋内側見付辺331は、建築構造材6に固定される辺であり、上記の第一サッシ枠11における側枠14の第二固定板部141と共に、建築構造材6にビス固定されている。
第一見込辺332は、屋内側見付辺331の左右方向外側の端部(図4では左側端部)から屋外側に垂直に伸びる辺であり、屋外側端部は、左右方向内側に折り曲げられた折曲部332aとされている。
第二見込辺333は、屋内側見付辺331の左右方向内側の端部(図4では右側端部)から左右方向内側に向かって屈曲するとともに屋外側に伸びる略クランク状の辺である。
第三見込辺334は、第二見込辺333の屋外側端部から左右方向内側に向かって屈曲するとともに屋外側に伸びる略クランク状の辺である。
第三見込辺334は、略クランク状に形成されることで、屋内側に向けられた面を形成する部位として、屋内向き面部334aを有している。
この屋内向き面部334aは、上記の第一サッシ枠11の側枠14における突出板部142の突片142aとの間に第一隙間S1を形成した状態で、当該突片142aと対向して配置されることとなる。なお、本実施形態では、屋内向き面部334aと突片142aは、上から見た場合において平行した状態で対向して配置されるが、例えばどちらかが屋内側又は屋外側に傾くなどして、平行しない状態で対向して配置されてもよい。
第一隙間S1には、バックアップ材35が第三見込辺334に沿って設けられた上で、シーリング材36が充填されて設けられている。これにより、第一サッシ枠11における側枠14とガイドレール33との間の止水性を向上できるようになっている。
バックアップ材35は、第三見込辺334に対して予め設けられることが好ましい。
シーリング材36は、本実施形態においては湿式シーリング材が採用されているが、乾式シーリング材を採用してもよい。
補強見付辺335は、屋内側見付辺331と平行し、第一見込辺332と第二見込辺333の屋外側端部との間に架け渡されている辺である。補強見付辺335が設けられることで、下地枠330は、ボックス状に形成された部位を有することになって剛性を向上できるようになっている。
当接辺336は、第二見込辺333と第三見込辺334との境界部から、補強見付辺335の延長線に沿って、第一サッシ枠11の側枠14における突出板部142の屈曲片142bに向かって突出する辺(突条)である。
当接辺336の突端と、第一サッシ枠11の側枠14における突出板部142の屈曲片142bとの間には、隙間S2aが形成されている。
ここで、第一サッシ枠11の側枠14における突出板部142の突片142aと、バックアップ材35との間にも、隙間S2bが形成されている。
当接辺336の突端と屈曲片142bとの間の隙間S2aと、バックアップ材35と突片142aとの間の隙間S2bは、その寸法が等しく設定されており、以下、これらの隙間S2a,S2bは、まとめて又は単体でも第二隙間(S2a,S2b)と称する。当接辺336の突端と屈曲片142bが接する場合には、バックアップ材35と突片142aも接することになり、一方の第二隙間S2aと、他方の第二隙間S2bは共に閉じることになる。
レール本体337は、溝部338と、正面見付辺339と、を備える。
溝部338は、シャッターカーテン32の左右側縁部を受けてシャッターカーテン32の昇降をガイドするものであり、断面コ字状に形成されている。また、溝部338の内側には、緩衝材としてのモヘアが、溝部338の長さ方向に沿って設けられている。
この溝部338における屋内側部には、第三見込辺334に向かって突出し、かつ、第三見込辺334の先端にビス留めされる固定辺338aが設けられている。
正面見付辺339は、溝部338における正面側部の延長線上に設けられ、当該溝部338における正面側部と共に、ガイドレール33全体のうち最も屋外側に位置する面を形成している。
この正面見付辺339のうち溝部338とは反対側の部位は、下地枠330の第一見込辺332側に折り曲げられており、その折り曲げられた部位の先端には、第一見込辺332の折曲部332aに係合するフック状の係合部339aが設けられている。
なお、ガイドレール33における左右方向外側の面には、第一見込辺332の折曲部332aと、正面見付辺339の係合部339aとの係合部位を被覆する化粧板37が設けられている。
また、図示はしないが、以上のように構成されたシャッター装置30のガイドレール33と、第二窓サッシ20の第二サッシ枠21における側枠24との間にも、上記の第一隙間S1と同様に隙間が形成されており、当該隙間にも、バックアップ材が第三見込辺334に沿って設けられた上で、シーリング材36が充填されて設けられている。これにより、第二サッシ枠21における側枠24とガイドレール33との間の止水性を向上できるようになっている。
さらに、図5に示すように、シャッター装置30のガイドレール33と、横目板8における側面板部8bの突出片8cとの間にも、上記の第一隙間S1と同様に隙間S3(第三隙間S3)が形成されており、当該第三隙間S3にも、バックアップ材35が第三見込辺334に沿って設けられた上で、シーリング材36が充填されて設けられている。これにより、横目板8における側面板部8bとガイドレール33との間の止水性を向上できるようになっている。
なお、横目板8の側面板部8bにおける突出片8cの屋外側面と、第一サッシ枠11及び第二サッシ枠21の側枠14,24における突片142aの屋外側面は、略面一の状態となっている。そのため、シーリング材36を、ガイドレール33の長さ方向に沿って一直線状に設けることができるようになっている。つまり、シーリング材36を、ガイドレール33の下端部から上端部に亘って途切れない状態で設けることができるので、止水性が格段に向上する。
〔複数の窓サッシとシャッター装置との位置等の関係について〕
シャッター装置30の左右のガイドレール33は、第一窓サッシ10の第一サッシ枠11における側枠14と、第二窓サッシ20の第二サッシ枠21における側枠24と、横目板8における側面板部8bのいずれに対しても隣り合っているが、あくまでも、これら側枠14,24及び側面板部8bに対しては非係合状態で隣り合って配置されている。
換言すれば、シャッター装置30の左右のガイドレール33と、側枠14,24及び側面板部8bは、シーリング材36を除いて縁が切れた状態となっている。
ここで、第一窓サッシ10と第二窓サッシ20は、上記のように種類が異なるため、第一サッシ枠11と第二サッシ枠21の形状や寸法もそれぞれ異なる。そのため、上下に配置された第一窓サッシ10と第二窓サッシ20との間で左右の位置に誤差が生じる場合がある。また、第一窓サッシ10と第二窓サッシ20は、中間部材である横架材7及び横目板8によって上下に間隔を空けて配置されるため、上下に配置された第一窓サッシ10と第二窓サッシ20との間で左右の位置に誤差が生じる場合もある。
しかしながら、上記のように、側枠14,24及び側面板部8bと、シャッター装置30の左右のガイドレール33との縁が切れているため、左右のガイドレール33に関係なく、側枠14,24及び側面板部8bの位置調整を行うことができる。
したがって、側枠14,24を移動できる範囲内で、第一窓サッシ10と第二窓サッシ20との間における左右の位置の誤差を吸収することができる。
加えて、側面板部8bを移動できる範囲内で、横目板8と、第一窓サッシ10及び第二窓サッシ20との間における左右の位置の誤差も吸収することができる。
換言すれば、第一窓サッシ10と第二窓サッシ20との間や、これら第一窓サッシ10及び第二窓サッシ20と中間部材である横目板8との間において、左右の位置の誤差が生じていた場合に、シャッター装置30における左右のガイドレール33に関係なく位置調整を行って誤差を吸収することができる。これにより、例えば左右のガイドレール33の位置調整や位置変更等を行う必要が一切なくなるため、シャッター装置30を採用しにくくなるようなことがなくなる。
なお、第一窓サッシ10と第二窓サッシ20との間における左右の位置の誤差を吸収する上で、側枠14,24を移動できる範囲とは、図4(b),(c)に示すように、側枠14(24)における突出板部142の屈曲片142bが、ガイドレール33における下地枠330の当接辺336に当たるまでの範囲(第二隙間S2a)と、側枠14(24)における突出板部142の突片142aが、バックアップ材35に当たるまでの範囲(第二隙間S2a)を指している。
すなわち、図4(c)に示すように、屈曲片142bが当接辺336に当たるのと同時に、側枠14(24)における突出板部142の突片142aも、バックアップ材35に当たる構成(上記の第二隙間S2a,S2bの寸法設定)となっている。
側枠14,24及び側面板部8bと、シャッター装置30の左右のガイドレール33との縁が切れていることによる利点は、上記のような側枠14,24及び側面板部8bの位置調整だけではない。すなわち、例えばシャッターカーテン32の昇降時や外部から力を受けたときに、左右のガイドレール33に振動が生じても、この振動が、第一窓サッシ10及び第二窓サッシ20と横目板8側には伝わりにくくなっている。
〔シャッターカーテンの接触防止について〕
図1,図3,図6等に示すように、中間部材である横目板8における目板本体8aの屋外側面には、複数の窓サッシ10,20よりも屋外側に突出する突出部40が設けられている。
また、本実施形態における突出部40は、目板本体8aの屋外側面における上縁部と下縁部に沿って設けられている。
突出部40は、ゴムや軟質の樹脂等による緩衝材料によって構成されており、横目板8の長さ方向に沿って長尺に形成されている。
このような突出部40は、ビス等の固定材41によって横目板8における目板本体8aに固定されている。突出部40には、固定材41を通すための貫通孔が長さ方向に間隔を空けて配置されている。
シャッター装置30のシャッターカーテン32は、上記のように、上下に配置された複数の窓サッシ10,20の双方を覆う高さに設定されている。このようにシャッターカーテン32の高さが高くなってしまうと、例えば強風などで撓みやすくなってしまい、撓んだシャッターカーテン32が窓サッシ10,20に接触することが想定される。これに対し、本実施形態においては、目板本体8aの屋外側面に、複数の窓サッシ10,20よりも屋外側に突出する突出部40が設けられているため、撓んだシャッターカーテン32は、複数の窓サッシ10,20よりも先に、緩衝材料によって構成された突出部40に接触することになる。これにより、シャッターカーテン32が複数の窓サッシ10,20に接触することを防ぐことができる。
本実施形態によれば、シャッター装置30の左右のガイドレール33は、複数の窓サッシ10,20に対して非係合状態とされ、かつ、複数の窓サッシ10,20のそれぞれに隣り合って配置されるとともに、外壁1を構成する建築構造材6に取付固定されているので、シャッター装置30の左右のガイドレール33と複数の窓サッシ10,20は縁が切れた状態となっている。そのため、上下に配置された複数の窓サッシ10,20間で左右の位置に誤差が生じたとしても、左右のガイドレール33に関係なく位置調整を行って誤差を吸収することができる。これにより、例えば左右のガイドレール33の位置調整や位置変更等を行う必要が一切なくなるため、シャッター装置30を採用しにくくなるようなことがなくなる。その結果、一つのシャッター装置30で上下に配置された複数の窓サッシ10,20の双方を確実に覆うことができるようになる。
さらに、上下に配置された複数の窓サッシ10,20のそれぞれに対応するシャッター装置30を設ける必要がなくなるので、シャッター装置30の設置スペースを確保しやすく、シャッター装置30が上下に並んで設けられることによる外嵌意匠性の低下を防ぐことができる。
また、建築構造材6は、上下に配置された複数の窓サッシ10,20の側縁間に跨って上下方向に配置されているので、複数の窓サッシ10,20の双方を覆う高さに設定されたシャッターカーテン32をガイドする左右のガイドレール33を、建築構造材6に対して確実に取付固定することができる。
また、左右のガイドレール33と複数の窓サッシ10,20との間に隙間S1が形成され、当該隙間S1にシーリング材36が設けられるので、左右のガイドレール33に関係なく、上下に配置された複数の窓サッシ10,20間での左右の位置調整を行って誤差を吸収しながら、隙間S1における水密性を確保できる。これにより、隙間S1から建築構造材6側に水が浸入することを防ぐことができる。
また、シャッターカーテン32の高さが高くなると、例えば強風などで撓みやすくなってしまい、撓んだシャッターカーテン32が複数の窓サッシ10,20に接触することが想定されるが、中間部材8の屋外側面には、複数の窓サッシ10,20よりも屋外側に突出する突出部40が設けられているので、シャッターカーテン32が屋内側に撓んでも突出部40に接して、それ以上は撓まなくなる。これにより、撓んだシャッターカーテン32によって中間部材8を傷つけたり、シャッターカーテン32自体が変形したりすることを防ぐことができる。
また、突出部40は、中間部材8の屋外側面における上縁部と下縁部に沿って設けられているので、撓んだシャッターカーテン32によって中間部材8を傷つけることを確実に防ぐことができる。
1 外壁
2W 壁パネル
2F 床パネル
2a 框材
2b 面材
2c 調整材
3 外装材
5 開口部
5a 下側開口部
5b 上側開口部
6 建築構造材
7 横架材
8 横目板
8a 目板本体
8b 側面板部
8c 突出片
10 第一窓サッシ
11 第一サッシ枠
14 側枠
140 第一固定板部
141 第二固定板部
142 突出板部
142a 突片
142b 屈曲片
20 第二窓サッシ
21 第二サッシ枠
24 側枠
30 シャッター装置
31 シャッターケース
32 シャッターカーテン
33 ガイドレール
330 下地枠
331 屋内側見付辺
332 第一見込辺
332a 折曲部
333 第二見込辺
334 第三見込辺
334a 屋内向き面部
335 補強見付辺
336 当接辺
337 レール本体
338 溝部
339 正面見付辺
35 バックアップ材
36 シーリング材
40 突出部
41 固定材
S1 第一隙間
S2a 一方の第二隙間
S2b 他方の第二隙間

Claims (5)

  1. 建物の外壁に形成されるとともに、複数の窓サッシが上下に配置されて設けられた一つの開口部を覆うためのシャッター装置の取付構造であって、
    前記シャッター装置は、
    前記複数の窓サッシの双方を覆う高さに設定されたシャッターカーテンと、
    前記外壁の上下方向に沿って長尺に形成されるとともに、前記シャッターカーテンの左右側縁部を受けて前記シャッターカーテンの昇降をガイドする左右のガイドレールと、を備えており、
    前記左右のガイドレールは、前記複数の窓サッシに対して非係合状態とされ、かつ、前記複数の窓サッシのそれぞれに隣り合って配置されるとともに、前記外壁を構成する建築構造材に取付固定されていることを特徴とするシャッター装置の取付構造。
  2. 前記建築構造材は、上下に配置された前記複数の窓サッシの側縁間に跨って上下方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシャッター装置の取付構造。
  3. 前記左右のガイドレールと前記複数の窓サッシとの間に隙間が形成され、当該隙間にシーリング材が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッター装置の取付構造。
  4. 前記一つの開口部に、上下に配置された前記複数の窓サッシ間に介在する中間部材が設けられており、
    前記左右のガイドレールは、前記中間部材に対して非係合状態とされ、かつ、前記中間部材に隣り合って配置されており、
    前記中間部材の屋外側面には、前記複数の窓サッシよりも屋外側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシャッター装置の取付構造。
  5. 前記突出部は、前記中間部材の屋外側面における上縁部と下縁部に沿って設けられていることを特徴とする請求項4に記載のシャッター装置の取付構造。
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