JP2022085789A - 通信装置、通信システム、および通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、および通信方法 Download PDF

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Shinji Nakajima
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Abstract

Figure 2022085789000001
【課題】より確度の高いデータの送信態様を確立した通信装置、通信システム、および通信方法を提供する
【解決手段】検知器10からの測定値を受信する受信部210と、前記受信した検知結果を監視装置30に無線送信する送信部220と、複数の送信態様で前記測定値を送信させるよう前記送信部220を制御する制御部230と、を備え、前記送信態様は第一の送信態様と、前記第一の送信態様よりも確度の高い第二の送信態様と、前記第二の送信態様よりも確度の高い第三の送信態様と、を含み、前記制御部230は、前記第一の送信態様での送信中に、前記受信した測定値に基づいてイベントの発生を認識した場合に、前記送信部220に、前記第三の送信態様で前記測定値を送信させた後、前記第三の送信態様よりも確度の低い送信態様で前記測定値を送信させる、通信装置20。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線で通信を行う通信装置、通信システム、および通信方法に関する。
従来から、ネットワークを介して複数の通信装置と無線通信を行い、各通信装置から受信したデータに基づいて特定の処理を実行する上位システムが知られている。当該通信装置と上位システムの間には通信を確立させるためのゲートウェイが介在しており、通信装置とゲートウェイとの間で行われる通信として、電波による無線通信が通用されている。例えば、商業施設や工業施設などの施設において、施設内に設置された複数の検知器と、これら複数の検知器から受信したデータを、ゲートウェイを介して監視システムへと無線通信によって送信する複数の通信装置と、を備える通信システムが用いられている。当該通信装置は、無線信号を送信する無線通信モジュールと、当該無線通信モジュールを制御するCPUを備えている。
ところで、無線通信を行うシステムにおいては、通信を行う機器間の環境が通信の確度に影響を及ぼす場合がある。例えば、機器間の通信距離が比較的長く、所定の電波強度が得られない場合には通信エラーが生じ得る。また、機器間に電波の進行を妨げる障害物や妨害電波が生じた場合にも同様に通信エラーが生じ得る。このような通信エラーが定常的に生じる場合には通信環境に対策を講じることが可能であるが、稀に生じる通信エラーに対して通信環境を改善するのは困難であった。
上記した通信エラーに起因するデータの取りこぼしに対応するための技術が特許文献1に開示されている。当該特許文献1に記載の無線伝送システムは、センサの出力に応じたデータを無線信号で定期的に送信する子機と、当該無線信号を受信する親機と、を備えた構成となっている。当該子機は、センサの出力に変化が生じたことを条件に、データの送信周期を一時的に短く設定することとしている。このため、親機においてデータの取りこぼしが生じたとしても、複数のデータが短周期で送られてくるため、遅延の少ないデータ取得が可能となっている。
特開昭63-287134号公報
上記の商業施設や工業施設などの施設においては、施設内の複数箇所にガス検知器などの検知器が設けられており、これらの検知器によって検出されたデータが監視システムへと送信される。このようなガス漏れ検知システムにおいては、ガス漏れが発生したこと迅速且つ確実に監視システムに送信するとともに、所定濃度のガスが検知されていることを平時よりも頻繁に継続して知らせる必要がある。また、その後の検証においては、精度の高いデータを有していることが要望されている。しかし、上記特許文献の技術では、平時よりも頻繁に継続して送信することや、精度の高いデータを送信することは困難であり、より確度の高いデータの送信態様を確立することが望まれている。
本発明は、より確度の高いデータの送信態様を確立した通信装置、通信システム、および通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信装置は、検知器からの検知結果を受信する受信部と、前記受信した検知結果を上位機器に無線送信する送信部と、複数の送信態様で前記検知結果を送信させるよう前記送信部を制御する制御部と、を備え、前記送信態様は、第一の送信態様と、前記第一の送信態様よりも確度の高い第二の送信態様と、前記第二の送信態様よりも確度の高い第三の送信態様と、を含み、前記制御部は、前記第一の送信態様での送信中に、前記受信した検知結果に基づいてイベントの発生を認識した場合に、前記送信部に、前記第三の送信態様で前記検知結果を送信させた後、前記第三の送信態様よりも確度の低い送信態様で前記検知結果を送信させることを特徴とする。
また、前記確度の低い送信態様は前記第二の送信態様であることを特徴とする。
また、前記第二の送信態様と前記第三の送信態様は、前記検知結果の送信頻度と送信回数の一方または両方が異なることを特徴とする。
前記制御部は、前記第三の送信態様において、所定の期間または所定の回数、前記検知結果を送信したことを条件として、前記第二の送信態様で前記検知結果を送信させることを特徴とする。
また、前記制御部は、前記受信した検知結果に基づいて前記イベントの終了を認識した場合であっても、所定の期間または所定の回数が満たされるまで、前記第三の態様において前記検知結果を送信させることを特徴とする。
また、前記受信部は、複数の前記検知器から前記検知結果を受信することを特徴とする。
また、前記制御部は、一の前記検知器から受信した前記検知結果に基づく前記第三の送信態様での送信中に、他の前記検知器から新たなイベントを指標する検知結果を受信した場合には、再度、当該他の検知器から受信した検知結果を所定の期間または所定の回数が満たされるまで前記第三の送信態様で送信させることを特徴とする。
また、前記制御部は、一の前記検知器から受信した前記検知結果に基づく前記第三の送信態様での送信後に、再度、当該一の検知器から新たなイベントを指標する検知結果を受信した場合には、所定の期間または所定の回数が満たされるまで、前記第二の送信態様で前記検知結果を送信させることを特徴とする。
また、前記第三の送信態様は前記第二の送信態様よりも、前記検知結果の送信頻度が高いことを特徴とする。
また、前記第三の送信態様は、所定の周期で前記検知結果を送信させる態様であって、送信の都度、当該検知結果が更新されることを特徴とする。
また、前記受信部は前記検知器と有線通信を行うことを特徴とする。
また、前記検知器はガス測定器であって、前記イベントは前記ガス測定器が所定値以上のガス濃度であることを特徴とする。
また、前記送信部は長距離広域無線ネットワークモジュールであることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信システムは、イベントを検知する検知器と、上記に記載の通信装置と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信方法は、検知器から検知結果を受信する受信ステップ、前記受信した検知結果を上位機器に無線送信する送信ステップ、複数の送信態様で前記検知結果を送信させるよう前記送信部を制御する制御ステップ、を含み、前記送信態様は第一の送信態様と、前記第一の送信態様よりも確度の高い第二の送信態様と、前記第二の送信態様よりも確度の高い第三の送信態様と、を含み、前記制御ステップは、前記第一の送信態様での送信中に、前記受信した検知結果に基づいてイベントの発生を認識した場合に、前記第三の送信態様で前記検知結果を送信させた後、前記第二の送信態様で前記検知結果を送信させることを特徴とする。
本発明によれば、より確度の高いデータの送信態様を確立することができる。
本発明の実施形態に係る監視システムの概略図である。 (a)上記監視システムが備えるガス検知器のハードウェア構成図、(b)当該ガス検知器の機能ブロック図である。 (a)上記監視システムが備える通信装置のハードウェア構成図、(b)当該通信装置の機能ブロック図である。 上記通信装置の動作を示すメインフローである。 (a)上記メインフローに含まれる周期制御処理の流れを示すフロー、(b)送信処理の流れを示すフロー、(c)割込処理の流れを示すフローである。 上記監視システムの動作例を示す図である。
本発明に係る通信装置、通信システム、および通信方法の実施形態を、監視システムを例にして、以下、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の監視システム1は、工業施設や商業施設などの建物内におけるガス漏れの発生を監視するシステムであり、複数のガス検知器10a~10m(以下、これらをまとめて示す場合はガス検知器10という。)と、複数の通信装置20a~20c(以下、これらをまとめて示す場合は通信装置20という。)と、上位機器である監視装置30と、を備えている。本実施形態では、建物内が複数の監視エリアに区分けされており、監視エリアの各々に、複数のガス検知器10a~10c,10d~10i,10j~10mと、これら複数のガス検知器10a~10c,10d~10i,10j~10mと有線通信可能な通信装置20a,20b,20cと、が設置されている。監視装置30は、監視エリアの各々に設置された通信装置20とネットワークを介して通信可能に接続されている。
ガス検知器10は、建物内の壁面や天井などの所定位置に設置され、設置場所の周囲に生じたガス濃度を検知する機器であって、図2に示すように、センサ12がアナログデジタル変換回路(以下、ADC13という。)を介してマイクロコントローラユニット(以下、MCU14という。)に接続され、当該MCU14には送信部150として機能する有線通信モジュール15が接続された構成となっている。
センサ12は、代表的には可燃性ガスや毒性ガスの濃度を検出するセンサ12であって、半導体表面でのガス吸着に応じて電気伝導度(抵抗値)を変化させる半導体式センサや、COガスを所定電位で電解し、ガス濃度に応じた電解電流を発生させる定電位電解式センサなどが用いられる。
上記の通り、センサ12の出力は、ADC13を介してMCU14の入力に電気的に接続されている。当該構成により、センサ12から出力されたアナログ信号は、ADC13によってデジタル信号へと変換されてMCU14へと入力される。なお、MCU14がADC13を内蔵したものであっても構わない。MCU14は、中央処理装置(以下、CPU16という。)が、メモリ17に予め記憶された検知プログラムを実行することで、センサ12からの出力を取得する取得部141、取得した出力信号に基づいて周囲のガス濃度を測定する測定部142、検知結果である測定値を出力する出力部145、として機能する。
上記MCU14から出力された測定値は、有線通信モジュール15を介して通信装置20へと送られる。当該ガス検知器10と通信装置20との通信方式は特に限定されないが、本実施形態では、有線通信モジュール15としてRS485通信モジュールを用いており、一つの通信装置20aに対して複数のガス検知器10a~10cがデイジーチェーン接続されている。よって、測定値は、複数のガス検知器10a~10cを次々に伝送される、いわゆるバケツリレー方式によって通信装置20aへと伝送される。なお、当該通信態様は、通信装置20bに対してデイジーチェーン接続された複数のガス検知器10d~10i、及び通信装置20cに対してデイジーチェーン接続された複数のガス検知器10j~10mも同様である。
上記のセンサ12、ADC13、MCU14、及び有線通信モジュール15、並びに、これらに電力を供給する電源回路が実装された基板はハウジングに収容され、建物内の所定箇所に設置されている。なお、当該ハウジングには、設置箇所周囲の気体を取り入れるための開口がセンサ12の正面に形成されている。
次に、通信装置20は、複数のガス検知器10から受信した測定値を監視装置30に送信する装置であって、図3に示すように、ガス検知器10と有線通信を行う有線通信モジュール21(RS485モジュール)と、監視装置30と通信を行う長距離広域無線ネットワークモジュール22(LoRaモジュール)と、有線通信モジュール21および長距離広域無線ネットワークモジュール22を制御するMCU23と、を備えている。長距離広域無線ネットワークモジュール22は、電波による長距離の無線通信を行うためのモジュールであって、その出力がアンテナ24に接続されている。
上記通信装置20のMCU23が有するメモリ25には、有線通信モジュール21および長距離広域無線ネットワークモジュール22を制御して、ガス検知器10および監視装置30と通信する通信制御プログラムが予め記憶されている。MCU23が有するCPU26が、当該プログラムを実行することで、有線通信モジュール21を、ガス検知器10から測定値を受信する受信部210として機能させ、長距離広域無線ネットワークモジュール22を、測定値を監視装置30へと送信する送信部220として機能させる。
監視装置30は、建物内に設置された複数の通信装置20から測定値を受信し、受信した測定値に基づいて建物内におけるガス漏れを監視するコンピュータであって、ゲートウェイを介してネットワークに接続されている。当該監視装置30は、受信した測定値が、ガス漏れを示す閾値を超える場合には、建物内に設置された各アラーム(不図示)に対して警報命令を送信する。
ここで、本実施形態の通信装置20のMCU23は、平常時には測定値を監視装置30に対して第一の送信態様で送信し、ガス漏れが検知された異常時には第一の送信態様よりも確度の高い第二の送信態様または第三の送信態様で送信するよう制御する制御部230として機能している。以下、図4を参照しながら. 具体的な制御フローを説明する。
通信装置20のMCU23は、プログラムが起動されると、送信カウンタ(S_count)の値をクリアする処理(s10)を実行したのちに、第一取得処理(s11)を実行する。第一取得処理(s11)は、通信装置20に有線接続されている複数のガス検知器10から測定値を取得する処理である。
(1)具体的には、MCU23は、有線通信モジュール21を制御する制御信号を出力する。当該制御信号には、測定値を取得すべきガス検知器10を指定するアドレスと、当該ガス検知器10に対する測定値の送信要求が含まれる。通信装置20の有線通信モジュール21は、入力された制御信号に基づいて、ガス検知器機10の有線通信モジュール15と通信する通信信号を出力する。
(2)当該通信信号が入力されたガス検知器10の有線通信モジュール15は、通信信号に自己のアドレスが指定されていない場合には、次のガス検知器10に対して当該通信信号を出力する。当該通信信号が入力された次のガス検知器10も同様に、通信信号に自己のアドレスが指定していされていない場合には更に次のガス検知器10に対して通信信号を出力する。このように、アドレスと送信要求を含む通信信号は、いわゆるバケツリレー方式によって、複数のガス検知器10に伝送される。
(3)一方、ガス検知器10の有線通信モジュール15は、入力された通信信号に自己のアドレスが指定されている場合には、送信要求を含む制御信号を当該ガス検知器10のMCU14へと出力する。ガス検知器10のMCU14は、送信要求に応答すべく、測定値を含む制御信号を当該ガス検知器10の有線通信モジュール15へと出力し、当該有線通信モジュール15は測定値を含む通信信号を通信装置20に対して出力する。この通信信号は、上記バケツリレー方式と同じ方式で通信装置20へと伝送される。
(4)通信信号が入力された通信装置20の有線通信モジュール21は、通信信号に含まれる測定値を制御信号に含めて通信装置20のMCU23へと出力する。上記の処理を各ガス検知器10のアドレスを指定して行うことで、通信装置20は各ガス検知器10から測定値を取得する。通信装置20のMCUは、各ガス検知器10を識別する検知器識別情報に対応づけて測定値をメモリ25に記憶する。
通信装置20のMCU23は、上記の第一取得処理(s11)により測定値を取得すると、周期制御処理(s20)を実行する。周期制御処理(s20)は、測定値の送信周期を制御する処理であって、取得した測定値および送信回数に応じて当該送信周期が設定される。
(1)具体的には、図5(a)に示すように、取得した測定値が平常範囲内の値であるか異常範囲内の値であるかを確認する(s21)(以下、当該確認処理を測定値確認処理(s21)という)。当該確認は、予めメモリ25に記憶した閾値と取得した測定値を比較し、測定値が閾値に達していない場合には、平常範囲内の値であると判定する(s21:Yes)。一方、測定値が閾値を超えている場合には異常範囲内の値であると判定する(s21:No)。
(2)上記の測定値確認処理(s21)において、平常範囲内の値であると判定された場合には(s21:Yes)、送信態様を記憶する送信モード変数(S_mode)に、第一の送信態様を指標する値“1”を代入する(s23)。
(3)上記の測定値確認処理(s21)において、異常範囲内の値であると判定された場合には(s21:No)、送信カウンタ(S_count)の値を確認する(s22)(以下、当該確認処理を送信回数確認処理(s22)という)。当該確認において、送信カウンタの値が8以上の場合(s22:Yes)には、第二の送信態様を指標する値“2”を送信モード変数(S_mode)に代入する。一方、送信カウンタの値が8未満の場合(s22:No)には、第三の送信態様を指標する値“3”を送信モード変数(S_mode)に代入する。
(4)上記(2)または(3)に記載の処理によって送信モード変数(S_mode)を設定すると、MCU23は、送信モード変数の値に応じてタイマーカウンタ(T_count)の値を設定する(s26)。例えば、S_mode=1の場合には、第一の送信態様として定められた送信周期(30秒)に対応する値をタイマーカウンタに設定する。また、S_mode=2の場合には第二の送信態様として定められた送信周期(10秒)に対する値をタイマーカウンタに設定する。また、S_mode=3の場合には第三の送信態様として定められた送信周期(6秒)に対する値をタイマーカウンタに設定する。
(5)上記のタイマーカウンタの設定処理(s26)を実行した後に、MCU23は、割込設定処理(s27)を実行する。割込設定処理(s27)は、1秒毎にタイマー割込を発生させるための処理であり、1秒に対応するシステムクロック数および割り込みを許可するフラグが所定のレジスタに設定される。
通信装置20のMCU23は、上記の周期制御処理(s20)を実行した後に、送信処理(s30)を実行する(図4)。送信処理(s30)は、測定値を送信する処理であって、本実施形態では、図5(b)に示すように、待ち処理(s33)を挟んで測定値を2回送信することとしている。
(1)具体的には、送信カウンタ(S_count)をカウントアップ(s31)した後に、第一送信処理を実行する(s32)。第一送信処理(s32)は、各ガス検知器10から取得した測定値を監視装置30に送信する処理であって、メモリ25に記憶された検知器識別情報と測定値を含めた制御信号を長距離広域無線ネットワークモジュール22に対して出力する。長距離広域無線ネットワークモジュール22は、入力された制御信号に基づいて通信信号を生成し、アンテナ24を介して、当該通信信号を出力する。ゲートウェイを介して通信信号が入力された監視装置30のCPUは、通信信号に含まれる検知器識別情報と測定値をメモリに記憶させるとともに、測定値が異常範囲内の値である場合には建物内に設けられた警報機を作動させる。
(2)待ち処理(s33)は、後述の第二送信処理(s35)を実行するまでに所定時間を開けるために待つ処理であって、本実施形態では第一送信処理(s32)の開始から3秒後に第二送信処理(s35)を実行すべく、当該待ち処理を実行している。
(3)上記待ち処理(s33)が実行されると、送信カウンタ(S_count)をカウントアップし(s34)、第二送信処理(s35)を実行する。第二送信処理(s35)では、第一送信処理(s32)と同一の測定値を送信する処理であって、第一送信処理(S32)と同じ処理が実行される。
通信装置20のMCU23は、図4に示すように、上記の送信処理(s30)を実行した後に、第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)を実行する。第二取得処理(s40)は、上記の第一取得処理(s11)と同様に、複数のガス検知器10から測定値を取得する処理である。状況確認処理(s50)は、各ガス検知器10の測定値に基づいて判断されるガス漏れ状況に変化が生じたか否かを確認する処理であって、例えば、取得した測定値と閾値を比較して測定値が平常範囲内であるか異常範囲内であるかを判定する。そして、その前回に取得した測定値に基づく判定結果との排他的論理和をとる。当該排他的論理和が“真”の場合(s50:Yes)には、ガス漏れ状況に変化が生じたものとして、送信カウンタ(S_count)をクリアした上で、上記の周期制御処理(s20)から順に実行する。
一方、排他的論理和が“偽”の場合には(s50:No)、ガス漏れ状況に変化がないものとして、上記の第二取得処理(s40)から順に繰り返し実行する。このように繰り返し第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)を実行している際に、上記割込設定処理(s27)において設定された割り込みが発生すると、図5(c)に示す割込処理(s60)が実行される。
割込処理(s60)では、周期制御処理(s20)において設定されたタイマーカウンタの値がカウントダウンされる(s61)。当該カウントダウンの結果、タイマーカウンタの値が“0”でない場合には(s62:No)、所定の送信周期が未だ経過していないものとし、割込処理が終了する。一方で、タイマーカウンタの値が“0”になった場合には(s62:Yes)、所定の送信周期が経過したものして、再度、周期制御処理(s20)が実行されて次回までの送信周期が改めて設定されたうえで、送信処理(s30)が実行される。
上記の割込処理(s60)が終了すると、図4に示すメインフローに戻り、各処理を実行する。
上記のフローに基づいて動作する通信装置20の通信態様を、図1に示された通信装置20aとガス検知器10a~10cを例にして説明する。
<平常時の第一の送信態様>
(1)通信装置20aは、起動すると送信カウンタをクリアし(s10)、図6に示すように、その時点(T1)における各ガス検知器10a~10cから測定値を取得する(s11)。
(2)通信装置20aは、周期制御処理(s20)を実行する。上記(1)において取得した各ガス検知器10a~10cの測定値は低く、閾値に達していないため、平常範囲内であると判定され(s21:Yes)、送信モード変数(S_mode)に“1”が代入される(s23)。そして、第一の送信態様として定められた送信周期(30秒)に対応する値がタイマーカウンタに設定され(s26)、割込設定処理が実行される(s27)。
(3)通信装置20aは、送信処理(s30)を実行する。当該送信処理(s30)では、先ず、送信カウンタがカウントアップ(S_count=1)され(s31)、各ガス検知器10a~10cの測定値が監視装置30へと送信される(s32)。そして、待ち処理(s33)を経て、送信カウンタがカウントアップ(S_count=2)され(s34)、再度、各ガス検知器10a~10cの測定値が監視装置30へと送信される(s35)。
(4)通信装置20aは、送信処理(s30)を実行すると、その時点(T2)における、各ガス検知器10a~10cの測定値を取得し(s40)、取得した測定値に基づいて各ガス検知器10a~10cの状況を確認する(s50)。この時点(T2)では、ガス検知器10a~10cの状況に変化がないので(s50:No)、第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)が繰り返し実行される。このように第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)が繰り返し実行される過程において、上記(2)において設定されたタイマー割込が発生し、タイマーカウンタの値がカウントダウンされる(s61)。
(5)カウントダウンされたタイマーカウンタの値が“0”になった場合(s62:Yes)、すなわち30秒が経過した時点(Ta)で、周期制御処理(s20)および送信処理(s30)が実行される。この時点(Ta)で取得している測定値を閾値と比較した結果、各測定値は平常範囲内の値と判定され(s21:Yes)、送信モード変数には“1”が代入される(S_mode=1)(s23)。そして、当該送信モード変数に基づいて、第一の送信態様として定められた送信周期(30秒)に対応する値がタイマーカウンタに設定され(s26)、割込設定処理(s27)が実行される。送信処理(s30)では、第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)によって、各ガス検知器10a~10cの測定値が2回送信されるとともに、当該送信の都度、送信カウンタがカウントアップ(S_count=4)される。当該送信処理(s30)が実行されるとメインフローにおける第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)が実行される。
<異常発生後の第三の送信態様>
(6)ここで、ガス検知器10c近辺においてガス漏れが発生した場合(Tb)、ガス検知器10cが検知した測定値が高くなる。そうすると、通信装置20aは、第二取得処理(s40)において取得したガス検知器10cの測定値に基づいて、ガス検知器10cの状態が平常から異常へと変化したものと判定する(s50:Yes)。そして、送信カウンタをクリアし(S_count=0)(s51)、周期制御処理(s20)を実行する。
(7)周期制御処理(s20)では、ガス検知器10cの測定値と閾値が比較された結果、当該測定値が異常範囲内の値と判定され(s21:No)、送信カウンタの値(S_count=0)が8未満であるため(s22:No)、送信モード変数に“3”が代入される(S_mode=3)(s25)。そして、当該送信モード変数の値“3”に基づいて、第三の送信態様として定められた送信周期(3秒)に対する値がタイマーカウンタに設定され(s26)、割込設定処理(s27)においてタイマー割り込みが設定される。
(8)上記(7)の周期制御処理(s20)が実行されると、送信処理(s30)が実行される。当該送信処理(s30)によって、第二取得処理(s40)において取得された各ガス検知器10a~10cの測定値が監視装置30へと2回送信されるとともに、その都度、送信カウンタがカウントアップされる(S_count=2)。
(9)送信処理(s30)が実行されると、第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)が実行される。その後、各ガス検知器10a~10cの状況には変化がないので、これらの処理が繰り返し実行され、測定値が更新される。
(9-1)第二取得処理(s40)および状況確認処理(s50)が繰り返し実行される過程において、上記(7)において設定されたタイマー割り込みが発生すると、割込処理(s60)において、タイマーカウンタがカウントダウンされる(s61)。そして、タイマーカウンタが“0”になった場合(s62:Yes)、すなわち、上記(7)において設定した送信周期(6秒)を経過した時点(Tc)で周期制御処理(s20)および送信処理(s30)が実行される。
(9-2)当該周期制御処理(s20)においては、ガス検知器10cの測定値が異常範囲内の値と判定され(s21:No)、送信カウンタの値(S_count=2)は8未満であるため(s22:No)、送信モード変数に“3”が代入される(s25)。そして、当該送信モード変数の値“3”に基づいて、第三の送信態様として定められた送信周期(6秒)に対する値がタイマーカウンタに設定され(s26)、割込設定処理が実行される(s27)。
(9-3)送信処理(s30)では、第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)によって、測定値が監視装置へと2回送信されるとともに、その送信の都度、送信カウンタがカウントアップされる(S_count=4)。
<異常時における第二の送信態様>
(10)上記(9)に記載の処理が繰り返し実行される過程において、6秒おきに送信処理(s30)が実行されると、その都度、送信カウンタがカウントアップされる。そうすると(9-2)に記載の送信回数確認処理(s22)において、送信カウンタの値が“9”を超えた時点(Td)で(s22:Yes)、送信モード変数に“2”が代入される(s24)。そして、当該送信モード変数の値“2”に基づいて、第二の送信態様として定められた送信周期(10秒)に対応する値がタイマーカウンタに設定され(s26)、割込設定処理(s27)が実行される。そうすると、上記(9)に記載の処理が繰り返し実行される過程において、10秒おきに送信処理(s30)が実行されることとなる。
<異常時から平常時に戻るときの第一の送信態様>
(11)また、上記(9)に記載の処理が繰り返し実行される過程において、ガス検知器10cが検知した測定値が低下した場合には、通信装置20aは、当該低下した測定値を第二取得処理(s40)によって取得し、当該測定値が閾値を下回った場合には(s50:Yes)、送信カウンタをクリアして(s51)、周期制御処理(s20)および送信処理(s30)が実行される。
上述したように、本実施形態の通信装置20は、ガス検知器10から取得した測定値が閾値を超えていない平常時には、第一の送信態様として30秒周期で送信処理(s30)が実行される。また、通信装置20は、取得した測定値が閾値を超えた直後には、第三の送信態様として6秒周期で測定値が更新され、送信処理(s30)が実行される。ここで、本実施形態では、一度の送信処理(s30)において第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)が3秒間隔で実行されるので、第三の送信態様では、3秒周期で測定値が連続的に送信されることとなり、第一の送信態様および第二の送信態様よりも高頻度に測定値を送信する。さらに、通信装置20は、第三の送信態様において送信処理を5回実行すると、第二の送信態様により測定値を送信する。第二の送信態様では10秒周期で測定値が更新され、送信処理(s30)が実行される。よって、第一の送信態様よりも高頻度に測定値が送信される。
上記図6は、ガス検知器10cの周辺にガス漏れが生じた場合を例にして説明したが、例えば、ガス検知器10a,10bの周辺にガス漏れが生じた場合も同様の流れによって測定値が監視装置へと送信される。また、ガス検知器10cおよびガス検知器10aなど、複数のガス検知器10の周辺にガス漏れが生じた場合には、各々のガス検知器10c,10aの状況が変化したことが状況確認処理(s50)において検出され、その都度、送信カウンタの値がクリアされるので、第三の送信態様にて測定値が送信されることとなる。
本実施形態によれば、ガス漏れが発生すると、第三の送信態様で連続的に測定値を送信するので、監視装置30はいずれかの測定値を受信することで、ガス漏れを迅速に検出することができる。また、通信装置20は、第三の送信態様だけでなく、第二の送信態様においても送信周期を短くすることで、平常時よりも高頻度で測定値を監視装置30に送信することができる。よって、監視装置30は、受信漏れを防止しつつ、ガス濃度の推移を詳細に取得することができる。このように、本実施形態では、測定値の送信周期を平常時よりも異常時を短くすることで、異常時において平常時よりも確度の高い通信を実現している。
また、本実施形態では、異常時における送信態様を、第三の送信態様から第二の送信態様に移行することで、平常時よりも送信周期が短く、異常発生直後よりも送信周期が長い第二の送信態様で通信が確立される。よって、異常時(緊急性が高い場合)には通常時よりも確度の高い態様で通信を行いつつ、異常発生直後よりは消費電力を抑えることが可能となる。さらに、第三の送信態様において通信を行っている際に、通信装置20同士の送信タイミングが重なっていたとしても、一の通信装置20が第二の送信態様に移行した時に、送信タイミングが変化するので、送信タイミングの重なりに起因する通信エラーが改善される。
以上、本発明に係る通信装置、通信システム、及び通信方法を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下の形態としても構わない。
(1)上記実施形態では、図5(a)に示された周期制御処理(s22)において、測定値の送信回数を確認することで(s22)、第三の送信態様から第二の送信態様へと制御しているが、さらに、送信回数を確認することで第二の送信態様から第一の送信態様へと制御しても構わない。具体的には、送信回数確認処理(s22)において送信カウンタの値が8以上の場合(Yes)に、更に第二の送信回数確認処理を追加する。当該第二の送信回数確認処理の結果、送信カウンタの値が16未満の場合には送信モード変数に“2”を代入し(s24)、送信カウンタの値が16以上の場合には送信モード変数に“1”を代入する(s25)。このようなフローにすることで、第三の送信態様における送信回数は10回となり、第二の送信態様における送信回数は8回となる。すなわち、当該態様では、第二の送信態様は、第三の送信態様に比べて、測定値の送信頻度と送信回数の両方が少なくなる。
(2)また、上記の(1)の変形例において、タイマーカウンタ設定処理(s26)における第二の送信態様として定められた送信周期を、第三の送信態様として定められた送信周期(3秒)と同一になるように、タイマーカウンタの値を設定しても構わない。このようなフローにすることで、第二の送信態様における送信頻度は第三の送信態様と同じになり、第二の送信態様における送信回数は第三の送信態様よりも少ない回数となる。
(3)上記実施形態では、異常が発生すると、第三の送信態様から第二の送信態様に移行するよう制御されているが、当該態様に限られず、異常が発生すると、第三の送信態様から第一の送信態様に移行するよう制御しても構わない。すなわち、送信回数確認処理(s22)において、送信カウンタの値が所定値を超えたときに(s22:Yes)、送信モード変数(S_mode)に、第一の送信態様を指標する値“1”を代入する処理(s23)を実行するようにしても構わない。
(4)上記実施形態の第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)では、第一取得処理(s11)や第二取得処理(s40)において取得した同一の測定値を送信しているが、当該態様に限られず、第一送信処理(s32)と第二送信処理(s35)は異なる測定値を送信しても構わない。例えば、第一送信処理(s32)と第二送信処理(s35)の間に第三取得処理を実行し、当該第三取得処理において取得した測定値を第二送信処理(s35)において送信しても構わない。このように制御することで、異常時において、より詳細な検知結果を送信することができる。
(5)上記実施形態では、第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)を実行する度に、カウントアップ処理(s31),(s34)を実行している、すなわち、送信処理(s30)においてカウントアップ処理を2回実行しているが、送信処理(s30)において、カウントアップ処理を1回のみ実行する態様であっても構わない。具体的には、カウントアップ処理(s34)を省略しても構わない。このような態様を採用する場合には、送信回数確認処理(s22)において、送信カウンタと比較される値は上記実施形態の値の1/2の値となる。
(6)上記実施形態では、第三の送信態様における測定値の送信回数を10回とし、当該条件を満たした場合に第二の送信態様に移行するよう制御しているが、所定の期間、測定値を送信したことを条件として第二の送信態様に移行するよう制御しても構わない。例えば、上記したタイマーカウンタとは別に所定期間をカウントダウンするための第二のタイマーカウンタを設け、メインフローのs51において、当該第二のタイマーカウンタに当該所定期間を設定する。そして、割込処理が1秒毎に発生する度に当該第二のタイマーカウンタをカウントダウンし、周期制御処理(s20)のs22において、当該第二のタイマーカウンタの値が“0”以下になった場合に、送信モード変数に“2”を代入する。これにより、所定期間の間、測定値を送信したことを条件として第二の送信態様で測定値を送信することとなる。
(7)上記の実施形態では、通信装置20がガス漏れを検知し、その後、ガス濃度が正常化した場合に、第一の送信態様にて測定値を送信することとしているが、当該送信態様に限定されない。例えば、ガス漏れを検知した後は、ガス濃度が正常化した場合であっても、所定の期間または所定の回数が満たされるまで、第三の送信態様により測定値を送信しても構わない。具体的には、メインフローにおいて、第二取得処理(s40)と状況確認処理(s50)の間に送信モード確認処理を設ける。送信モード確認処理では、送信モード変数の値が“1”または“2”の場合には状況確認処理(s50)を実行し、送信モード変数の値が“3”の場合には第二取得処理(s40)を繰り返し実行する。これにより、第三の送信態様で送信している際には、ガス漏れ状況の変化にかかわらず、連続的に測定値を送信することができる。
(8)上記実施形態では、ガス検知器10から通信装置20に送られる検知結果は測定値であったが、測定値に限定されず、検知したガス濃度が正常範囲内であるか異常範囲内であるかを指標する情報であっても構わない。すなわち、ガス検知器10のMCU14は、予めメモリ17に記憶した閾値と測定値を比較する比較部として機能し、比較した結果、測定値が閾値を超える場合には異常を指標する情報を出力し、測定値が閾値を超えない場合には正常を指標する情報を出力する出力部として機能しても構わない。
(9)上記実施形態では、通信装置20は、測定値が異常範囲内の値である場合には、第二の送信態様である10秒周期での送信態様で測定値を送信しているが、第二の送信態様における送信周期は10秒に限定されず、第一の送信態様における送信周期よりも短い周期であればよい。また、通信装置20は、測定値が異常範囲内の値である場合には、第三の送信態様である6秒周期での送信態様で測定値を送信しているが、第三の送信態様における送信周期は6秒に限定されず、第二の送信態様における送信周期よりも短い周期であればよい。さらに、通信装置20は、測定値が正常範囲内の値である場合には、第一の送信態様である30秒周期での送信態様で測定値を送信しているが、第一の送信態様における送信周期は30秒に限定されず、第二の送信態様における送信周期よりも長い周期であればよい。
(10)上記実施形態の第一取得処理(s11)および第二取得処理(s40)では、通信装置20からの要求に応じてガス検知器10が測定値を送信しているが、当該態様に限定されず、複数のガス検知器10が測定値を定期的に通信装置20へと送信し、通信装置20は複数のガス検知器10から受信した測定値を検知器識別情報に対応づけて一旦メモリ25に記憶させる態様であっても構わない。
(11)上記の実施形態では、通信装置20は、送信処理(s30)において第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)が実行されているが、第一送信処理(s32)のみであっても構わない。当該態様において、第二の送信態様および第三の送信態様の送信周期は、第一の送信態様の送信周期より短い周期であればよい。例えば、第一の送信周期(30秒)の半分の周期(15秒)であっても構わない。また、通信装置20は、送信処理(s30)において、第一送信処理(s32)および第二送信処理(s35)に加えて、第三送信処理を加えても構わない。当該第三送信処理は、第一送信処理(s32)と同様の処理である。このように第三送信処理を加える場合には、第二送信処理(s35)の実行後に、待ち処理(s33)と同様の待ち処理、及び送信カウンタをカウントアップする処理をこの順に実行し、その後に第三送信処理を実行する。
(12)上記実施形態では、通信装置20と複数のガス検知器10はデイジーチェーン接続により直列的に有線接続されているが、当該接続態様に限定されず、通信装置20に対して複数のガス検知器10が並列的に有線接続された態様であっても構わない。
(13)上記実施形態では、測定したガス濃度が閾値を超えた場合に異常と判定しているが、検知対象となるガスの種類、例えば酵素は、ガス濃度が低くなると危険であるため、測定したガス濃度が閾値を下回った場合に異常と判定しても構わない。
(14)上記実施形態では、周囲のガス濃度を検知するガス検知器10を例に説明したが、周囲の温度を検知する温度検知器、ニオイを検知するニオイ検知器、圧力を検知する圧力検知器などの検知器であり、通信装置は、ガス漏れ(異常なガス濃度の変化)、異常な温度変化、異臭、異常な圧力の変化などのイベントの発生を認識した場合に、第三の送信態様で検知結果を送信した後、第三の送信態様よりも確度の低い送信態様で検知結果を送信するものであっても構わない。
(15)上記実施形態では、ガス漏れを監視する監視システム1を例に説明したが、上記の変形例で挙げたように、温度、ニオイ、圧力、を監視する監視システムであっても構わない。また、監視を目的としたシステムに限られず、複数の通信装置20が上位機器と通信するための通信システムとして用いても構わない。
(16)上記実施形態では、通信装置20は、複数のガス検知器10から受信した測定値に基づいて送信態様を制御しているが、ガス検知器10からの命令に応じて送信態様を制御しても構わない。例えば、複数のガス検知器10は、通信装置20と通信可能に接続された一の親機と、当該親機と通信可能に接続された複数の子機と、を含み、当該親機は、自己が測定した測定値および子機から取得した測定値に基づいて送信態様を決定しても構わない。このような態様においては、親機のMCUは、予めメモリに記憶させた閾値と、各子機から取得した測定値および自己が測定した測定値とを比較する。比較した結果、測定値の全てが正常範囲内の値である場合には、第一の送信態様で送信すべき旨の情報を通信装置20に送信する。一方、比較した結果、測定値のいずれかが異常範囲内の値である場合には、第三の送信態様で送信すべき旨の情報を通信装置に送信する。また、所定期間経過後は、第二の送信態様で送信すべき旨の情報を通信装置20に送信する。通信装置20は、親機から取得した情報に応じた送信態様で測定値を監視装置30に送信する。
(17)上記実施形態では、ガス検知器10から取得した測定値が正常範囲内から異常範囲内に変化した直後は第三の送信態様で送信しているが、このような送信態様に限定されない。例えば、ガス検知器10から取得した測定値が正常範囲内から異常範囲内に変化した直後に第二の送信態様で送信したうえで、第三の送信態様で送信し、その後に、再度、第二の送信態様で送信するものであっても構わない。
(18)上記実施形態の通信装置20は、一つの閾値を基準として、測定値が正常範囲内であるか異常範囲内であるかを判定しているが、閾値は2つであっても構わない。すなわち、測定値が正常範囲内または異常範囲内のどちらであるかを判定する第一閾値と、異常範囲内における高低を判定する第二閾値と、を有しても構わない。当該態様において、通信装置20は、取得した測定値が第一閾値よりも低い場合には、ガス濃度が正常範囲内において低い値であるとして、上記実施形態と同様に30秒周期で測定値を送信し、取得した測定値が第二閾値よりも高い場合には、上記実施形態と同様に第三の送信態様で送信した後に、第二の送信態様で測定値を送信する。一方、通信装置20は、取得した測定値が第二閾値よりも低く、第一閾値よりも高い場合(異常範囲内において低い値の場合)には、ガス濃度が上昇しつつあるものとして、30秒周期よりは短く、第二の送信態様である10秒周期よりは長い送信周期で測定値を送信する。このように平常時の送信態様である第一の送信態様は多段階の送信周期で送信しても構わない。
10 ・・・ ガス検知器(検知器)
20 ・・・ 通信装置
30 ・・・ 監視装置(上位機器)
210・・・ 受信部
220・・・ 送信部
230・・・ 制御部

Claims (15)

  1. 検知器からの検知結果を受信する受信部と、
    前記受信した検知結果を上位機器に無線送信する送信部と、
    複数の送信態様で前記検知結果を送信させるよう前記送信部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記送信態様は
    第一の送信態様と、
    前記第一の送信態様よりも確度の高い第二の送信態様と、
    前記第二の送信態様よりも確度の高い第三の送信態様と、
    を含み、
    前記制御部は、前記第一の送信態様での送信中に、前記受信した検知結果に基づいてイベントの発生を認識した場合に、前記送信部に、前記第三の送信態様で前記検知結果を送信させた後、前記第三の送信態様よりも確度の低い送信態様で前記検知結果を送信させる、
    通信装置。
  2. 前記確度の低い送信態様は前記第二の送信態様である、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第二の送信態様と前記第三の送信態様は、前記検知結果の送信頻度と送信回数の一方または両方が異なる、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、前記第三の送信態様において、所定の期間または所定の回数、前記検知結果を送信したことを条件として、前記第二の送信態様で前記検知結果を送信させる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記受信した検知結果に基づいて前記イベントが終了したことを認識した場合であっても、所定の期間または所定の回数が満たされるまで、前記第三の送信態様において前記検知結果を送信させる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記受信部は、複数の前記検知器から前記検知結果を受信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記制御部は、一の前記検知器から受信した前記検知結果に基づく前記第三の送信態様での送信中に、他の前記検知器から新たなイベントを指標する検知結果を受信した場合には、再度、当該他の検知器から受信した検知結果を所定の期間または所定の回数が満たされるまで前記第三の送信態様で送信させる、請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、一の前記検知器から受信した前記検知結果に基づく前記第三の送信態様での送信後に、再度、当該一の検知器から新たなイベントを指標する検知結果を受信した場合には、所定の期間または所定の回数が満たされるまで、前記第二の送信態様で前記検知結果を送信させる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第三の送信態様は前記第二の送信態様よりも、前記検知結果の送信頻度が高い、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記第三の送信態様は、所定の周期で前記検知結果を送信させる態様であって、送信の都度、当該検知結果が更新される、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記受信部は前記検知器と有線通信を行う、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記検知器はガス測定器であって、
    前記イベントは前記ガス測定器が所定濃度以上または所定濃度以下のガスを検知することである、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記送信部は長距離広域無線ネットワークモジュールである、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. イベントを検知する検知器と、
    前記請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の通信装置と、
    を備える通信システム。
  15. イベントを検知する検知器から検知結果を受信する受信ステップ、
    前記受信した検知結果を上位機器に無線送信する送信ステップ、
    複数の送信態様で前記検知結果を送信させるよう前記送信部を制御する制御ステップ、
    を含み、
    前記送信態様は
    第一の送信態様と、
    前記第一の送信態様よりも確度の高い第二の送信態様と、
    前記第二の送信態様よりも確度の高い第三の送信態様と、
    を含み、
    前記制御ステップは、前記第一の送信態様での送信中に、前記受信した検知結果に基づいてイベントの発生を認識した場合に、前記第三の送信態様で前記検知結果を送信させた後、前記第二の送信態様で前記検知結果を送信させる、
    通信方法。
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