JP2022085561A - 画像形成システム、画像形成装置の登録方法とプログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置の登録方法とプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クラウドプリントサービスへの画像形成装置の登録手順を簡易化する。【解決手段】画像形成装置にクラウドプリントサービスを提供する情報処理装置が提供される。このシステムは、所定の権限を有するユーザアカウントを示す情報を外部に通知し、画像形成装置の情報と、ユーザアカウントを特定する情報を含む要求を情報処理装置に対して送信し、要求を取得し、取得した要求が特定する情報に基づき仮登録の権限を有するユーザアカウントを含む要求の場合、画像処理装置をクラウドプリントサービスに仮登録し、仮登録された画像形成装置を、クラウドプリントサービスを利用する画像形成装置として登録する。【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置の登録方法とプログラムに関する。
近年クラウドサーバの利用が増加し、印刷分野においてもクラウドサーバを利用した印刷システムが知られている。印刷システムにおいて、クラウドサーバの管理者はプリンタ等の画像形成装置をクラウドサーバに登録し、ユーザとその画像形成装置とを関連付ける。ユーザはクラウドサーバにアクセスし、自身と関連付けられた画像形成装置を選択して印刷要求を発行することで、クラウドサーバを経由した印刷を実行できる。
複数のユーザでひとつの画像形成装置を共有して利用する場合、クラウドサーバ上に登録された画像形成装置のユーザとして、複数のユーザを登録する必要がある。一方、画像形成装置にあらかじめクラウドサーバを利用するための管理者用IDを保持しておくことで、クラウドサーバ上の画像形成装置のユーザを簡易に追加する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-175248号公報
特許文献1において、クラウドサーバの管理者は、クラウドサーバに登録されている画像形成装置と関連付けてユーザを簡易に追加できる。
一方、近年クラウドサーバの管理者を介さずにユーザが画像形成装置をクラウドサーバ上に登録したいという要求が増えている。例えば、在宅勤務のユーザは自宅の画像形成装置を利用して仕事の資料を印刷するために、クラウドサーバ上に自宅の画像形成装置を登録したい場合がある。また、ユーザが画像形成装置の出荷前設定を担当している状況において、画像形成装置を納入先に出荷する前に、納入先の管理者を介さずにその環境にあわせて、クラウドサーバ上に画像形成装置を登録したいという場合がある。
そこで、本発明の一態様では、管理者ではないユーザにより画像形成装置のクラウドプリントサービスへの登録を簡易に行う技術を提供することを目的とする。
上述のような目的を達成するため、本発明の印刷システムの一態様は、画像形成装置にクラウドプリントサービスを提供する情報処理装置を含む画像形成システムであって、
所定の権限を有するユーザアカウントを示す情報を外部に通知する通知手段と、
前記画像形成装置の情報と、ユーザアカウントを特定する情報を含む要求を前記情報処理装置に対して送信する送信手段と、
前記要求を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記要求が、前記特定する情報に基づき仮登録の権限を有するユーザアカウントを含む要求の場合、前記画像処理装置を前記クラウドプリントサービスに仮登録する仮登録手段と、
前記仮登録手段で仮登録された前記画像形成装置を、前記クラウドプリントサービスを利用する画像形成装置として登録する登録手段と、
を有する画像形成システムにある。
本発明の一態様により、管理者でないユーザにより画像形成装置のクラウドプリントサービスへの登録を簡易に実行できる。
本発明における印刷システムの構成図である。 プリンタ等の画像形成装置のハードウェア構成図である。 クラウドサーバに対応する情報処理装置のハードウェア構成図である。 管理者またはユーザが利用する端末装置のハードウェア構成図である。 情報処理装置のソフトウェア構成を説明する機能ブロック図である。 情報処理装置が管理する各種設定情報の一例である。 情報処理装置への画像形成装置の登録フローを説明するシーケンス図である。 情報処理装置の承認処理の詳細を説明するフローチャート図である。 情報処理装置への画像形成装置の仮登録処理の詳細を説明するフローチャート図である。 情報処理装置への画像形成装置の本登録処理の詳細を説明するフローチャート図である。 情報処理装置において画像形成装置を管理するための画面である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
<ネットワーク構成>
図1は本発明の実施形態に係る印刷システム(あるいは画像形成システム)の構成例を示す図である。図1の印刷システムは、プリンタ等の画像形成装置111、112、端末装置121、122、123、クラウドサーバに対応する情報処理装置104から構成される。画像形成装置111、112を総称して記述する際は画像形成装置110として記述する。また、端末装置121、122、123を総称して記述する際は端末装置120として記述する。端末装置120は例えば汎用コンピュータであり、情報処理装置104はサーバコンピュータであってよい。
ここでLAN100は、画像形成装置110、端末装置120を接続するネットワークである。また、LAN100、情報処理装置104はそれぞれインターネット103を介して接続される。さらに、画像形成装置110のうちの少なくとも1台は、端末装置120のうちの少なくとも1台と近接した場所に置かれ、1人のユーザにより両方を操作できる。ただし、画像形成装置110がWebUI(ウエブユーザインタフェース)を備えている場合には、端末装置120はそこで実行されるWebブラウザを通して画像形成装置110の表示を見ることができ、また操作できる。その場合には端末装置120と画像形成装置とは近接した場所になくともよい。
ここで、画像形成装置111、112の印刷処理の能力は異なってもいいし、同じであってもよい。また、端末装置121、122、123の処理能力は異なっていてもいいし、同じであってもよい。また、LAN100は有線でもいいし、無線であっても良い。
また図における画像形成装置110と端末装置120との枠はそれぞれの装置をまとめたものであって、物理的な配置や論理的な接続を示すものではない。たとえば画像形成装置111が端末装置121と同一の場所に配置されていてもよいし、他の装置の組み合わせにてついても同様である。さらに図1ではすべての端末装置と画像形成装置とが一つのネットワークに接続されているが、異なる複数のネットワークに分散して接続されていてもよい。
<ハードウェア構成>
●画像形成装置
図2は画像形成装置111のハードウェア構成の一例を示す図である。画像形成装置111は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、印刷部205、スキャナ206、ネットワーク通信部207、操作部208を備える。
CPU201は画像形成装置111を構成する各種ハードウェア204から208の制御を行うことで、画像形成装置111が備える各機能を実現する。ROM202はCPU201が使用するプログラムや各種データを格納する。RAM203はプログラムやCPU201が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリである。HDD204は各種データや各種プログラム等を記憶する。本実施例の画像形成装置111は補助記憶装置としてHDD204を使用することを例として説明するが、補助記憶装置としてSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを用いてもよい。
印刷部205は印刷機能を実現するユニットであって、端末装置120からクラウドサーバに対応する情報処理装置104を介して送信された印刷ジョブに含まれるデータに基づいて用紙に印刷する処理を行う。
スキャナ206はスキャン機能を実現するユニットであって、原稿を光学的に読み取り画像データに変換する処理を行う。
ネットワーク通信部207は有線接続用のLANインタフェースであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)-LANアダプタで接続されてもよい。また、ネットワーク通信部207は無線接続用のLANインタフェースであってもよい。画像形成装置111のネットワーク通信部207はLAN100とインターネット103を介して情報処理装置104に接続されている。
操作部208は画像形成装置111を利用するユーザが印刷部205、スキャナ206等を利用するためのユーザインタフェースであり、例えば、タッチパネルとして操作・入力を受け付ける。また、操作部208は画像形成装置111の情報を表示する表示部としても使用することができる。
本実施形態の画像形成装置111では、ひとつのCPU201がひとつのメモリ(RAM203)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて、後述するフローチャートに示す各処理を実行しても良い。またASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。画像形成装置112も画像形成装置111と同様の構成であってよいが、印刷部205の印刷機構やスキャナ206の読取機構やセンサ種類などは画像形成装置111と異なっていてもよい。
●情報処理装置
図3は情報処理装置104のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置104はCPU301、ROM302、RAM303、HDD304、ネットワーク通信部305、操作部306から構成される。CPU301は情報処理装置104を構成する各種ハードウェア304から306の制御を行うことで情報処理装置104が備える各機能を実現する。ROM302はCPU301が使用するプログラムや各種データを格納する。RAM303はプログラムやCPU301が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリである。
HDD304は各種データや各種プログラム等を記憶する。本実施形態の情報処理装置104は補助記憶装置としてHDD304を使用することを例として説明するが、補助記憶装置はSSDなどの不揮発性メモリを用いても良い。
ネットワーク通信部305は有線接続用のLANインタフェースであってもよいし、USB-LANアダプタで接続されてもよい。また、ネットワーク通信部305は無線接続用のLANインタフェースであってもよい。クラウドサーバに対応する情報処理装置104のネットワーク通信部305はLAN100、101とインターネット103を介して画像形成装置110、端末装置120に接続されている。
操作部306は情報処理装置104とキーボード、マウス、ディスプレイ等を接続するためのインタフェースである。
情報処理装置104ではクラウドプリントサービスが実行される。クラウドプリントサービスは、たとえばユーザや画像形成装置(あるいはプリンタ)の登録や、ユーザの認証、登録されたユーザによる印刷処理などのサービスが含まれる。そのためサービスごとに異なる情報処理装置で提供されてよいし、また同一のサービスが複数の情報処理装置により提供されてもよいし、仮想マシン(クラウドサービス)が提供するコンピューティングリソースより提供されてもよい。本実施形態では、一例として1台の情報処理装置によりクラウドプリントサービスが提供される場合を例示し、説明する。
クラウドプリントサービスを利用する場合、利用するユーザと利用される画像形成装置がサービス上に登録する。登録が完了すると、登録されたユーザが、登録された画像形成装置を利用して印刷を実行できるようになる。その際、ユーザと、該ユーザが利用可能な画像形成装置とは紐づけて登録されてよい。
●端末装置
図4は端末装置121のハードウェア構成の一例を示す図である。端末装置121はCPU401、ROM402、RAM403、HDD404、ネットワーク通信部405、操作部406から構成される。PU401は端末装置121を構成する各種ハードウェア404~406の制御を行うことで端末装置121が備える各機能を実現する。ROM402はCPU401が使用するプログラムや各種データを格納する。RAM403はプログラムやCPU401が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリである。HDD404は各種データや各種プログラム等を記憶する。
ネットワーク通信部405は有線接続用のLANインタフェースであってもよいし、USB-LANアダプタで接続されてもよい。また、ネットワーク通信部405は、無線接続用のLANインタフェースであってもよい。ネットワーク通信部405はLAN100とインターネット103を介してクラウドサーバに対応する情報処理装置104に接続されている。
操作部406は端末装置121をユーザが利用するためのユーザインタフェースであり、例えばタッチパネルとして操作および入力を受け付ける。また、操作部406は端末装置121の情報を表示する表示部としても使用することができる。
図4では端末装置121のハードウェア構成について説明したが、端末装置122、123のハードウェア構成の端末装置121と同様であってもよい。
<情報処理装置のソフトウェア構成>
図5は実施形態に係るクラウドプリントサーバに対応する情報処理装置104のソフトウェア構成を説明する機能ブロック図である。以降、各ソフトウェア及び機能ブロックを、各処理の主体として説明することもあるが、実際には、対応するプログラムをCPU301が実行することで、対応する機能が実現される。
情報処理装置104は、アカウント管理部501と、印刷部502を有している。アカウント管理部501は、アカウント情報管理部503と認証処理部504を有している。アカウント情報管理部503は、情報処理装置104を利用するユーザ情報の管理を行う。ユーザ情報は、情報保存部505に格納される。認証処理部504は、アカウントとパスワードの正当性の検証や、情報処理装置104にアクセスするための権限情報を示すトークンの発行等を行う。
印刷部502は、管理メッセージ処理部506、IPP通信メッセージ処理部507、制御API処理部508、画像形成装置管理部509、印刷ジョブ処理部510を有している。管理メッセージ処理部506は、情報処理装置104の仕様に基づいた、管理メッセージの受信、生成、送信を行う。IPP通信メッセージ処理部507は、インターネットプリンティングプロトコルに従ったIPP通信メッセージの受信と、生成と、送信を行う。制御API処理部508は、制御APIを受信し、要求に従った処理の実行や、各種設定の変更を行う。画像形成装置管理部509は、情報処理装置104に登録されている画像形成装置の管理を行う。画像形成装置に関する各種情報は、情報保存部505に格納される。印刷ジョブ処理部510は、情報処理装置104に対して発行されIPP通信メッセージ処理部507が受信した印刷ジョブの保存や編集を行う。また、印刷ジョブ処理部510は、IPP通信メッセージ処理部507が受信した印刷ジョブの取得要求に伴う依頼に応じて、印刷ジョブをIPP通信メッセージ処理部507に渡す。
情報処理装置104は、以上の構成により、RFC2910からRFC2911で定義されたIPP-Infra仕様に基づくクラウドプリントにおける、サーバとしての役割を担う。また、画像形成装置管理部509により、複数の画像形成装置を登録することができる。また、情報処理装置104は、アカウント管理部501を有しており、クラウドサービスのユーザを管理するディレクトリサービスとしても機能する。なお、アカウント管理部501と印刷部502は、別々のサービスとして構成しても良い。
<情報処理装置が管理する情報>
図6は本実施形態に係るクラウドサーバに対応する情報処理装置104が管理する、画像形成装置に関する各種設定情報のうち代表的な情報の例を模式的に示した表である。この情報は例えば情報保存部505に保存される。ユーザに関する情報、たとえば登録されたユーザIDや対応する権限等の情報は、アカウント情報管理部503で管理されてよい。情報処理装置104は、複数の会社等のグループごとに利用可能に構成され、ある会社は別の会社の情報を閲覧できないように管理される。
ひとつのグループをテナント(ディレクトリ)と呼び、図6は、XYCompanyという名称のテナントの設定情報を示す。テナント単位で画像形成装置の登録に関する印刷情報と、登録された画像形成装置ごとの情報が保存され、変更や追加、削除等の保守が行われる。
設定601は管理者名であり、対応する値として、このテナントの各種設定の変更権限を持つ管理者権限のユーザIDが格納されている。すなわち本実施形態における管理者とは、管理者が属するテナントの画像形成装置やユーザ、あるいはそれらの設定に関する追加や削除、変更等の管理を行う権限を持ったユーザである。即ち、本実施形態における管理者は、テナント内で他の権限のユーザ(例えば、一般権限のみを有するユーザや、登録権限のみを有するユーザ、承認権限を有するユーザ)より上位の権限を有するユーザである。管理者名の値に、複数のユーザIDを格納しても良い。なお、管理者権限は、情報処理装置104において、プリンタ等の画像形成装置の登録や登録に関する承認操作に関する許可権限を与えるユーザを示し、管理者権限のユーザを管理者と呼ぶこともある。
印刷情報に分類される設定602はユーザ権限のユーザIDによる画像形成装置登録を許可しているか否かを示す情報が格納される。ユーザ権限とは管理者ではない一般ユーザに付与される権限であり、通常は管理者権限と比べて制限されている。制限の程度はユーザにより異なっていてもよい。
設定603は登録許可ユーザ情報であり、対応する値として、画像形成装置の登録が許可されているユーザのユーザIDが格納される。設定603には、複数のユーザIDを登録することもできる。
設定604は承認許可ユーザ情報であり、対応する値として、画像形成装置の登録に関する承認操作が許可されているユーザのユーザIDが格納される。設定604には、複数のユーザIDを登録することもできる。なお管理者ユーザに関しては、設定603、604に含まれていなくとも、登録許可ユーザかつ容認許可ユーザとして扱ってよい。
設定605には、ユーザ権限のユーザIDによる画像形成装置の登録に関する承認要求があった場合に、管理者による確認が必要か否かについての情報が値として格納される。さらに、画像形成装置の本登録時に、仮登録された画像形成装置の確認が必要か否かについての情報も値として格納される。なお管理者から権限の委譲を受けたユーザによる承認要求は、管理者による承認要求として扱ってよい。また本登録時に管理者による確認が不要と設定されている場合には、本登録時に仮登録された画像形成装置のリスト等を出力して管理者に確認を促してよい。
ここで、画像形成装置の登録に関する承認要求とは、ユーザが登録を所望する画像形成装置に関連付けられた登録の承認要求のことである。ユーザは画像形成装置を操作することによって、当該画像形成装置の登録に関する承認要求に対応する認証情報を情報処理装置104から得ることができる。
また、画像形成装置の仮登録状態とは、前記認証情報が承認権限を持った管理者またはユーザの権限によって承認されて、承認に対応する画像形成装置の情報が情報処理装置に登録された直後の状態のことである。この状態の画像形成装置はあくまで情報処理装置に情報として仮に登録されただけであり、ユーザがクラウドサーバに対応する情報処理装置を介して印刷を実行することは許されていない。
そして、画像形成装置の本登録状態とは、前記仮登録状態の画像形成装置を管理者が確認して、画像形成装置の共有設定、利用ユーザの設定が完了している状態のことである。ユーザが管理者による本登録済みの画像形成装置を選択して、クラウドサーバに対応する情報処理装置を介して印刷を実行できる。
設定602、603、604、605の値は、管理者によって変更可能である。ユーザ権限は管理者権限よりも制限された権限であり、例えば、管理者権限が変更可能な設定602、603、604、605の値は、ユーザ権限では変更することはできない。
図6に示すテナントには、画像形成装置1という画像形成装置と、画像形成装置2という画像形成装置の、ふたつの画像形成装置が登録されている。図6における画像形成装置とは、クラウドサーバに対応する情報処理装置104に登録された論理的な画像形成装置である。発行された印刷要求は対応する論理的な画像形成装置に蓄積され、関連付けて登録されている実際の物理的な印刷装置から印刷ジョブの取得要求があると、論理的な画像形成装置からは印刷ジョブは削除される。
情報処理装置104には複数の画像形成装置を登録することも可能であり、その場合は、登録されている画像形成装置の数分の情報が格納される。設定606は画像形成装置名であり、対応する値として、その画像形成装置の名称が格納される。設定607はデバイスIDであり、対応する値として、その画像形成装置を一意に特定するIDが値として格納される。設定608は登録ステータスであり、この画像形成装置の登録状況を示す値が格納される。設定608には、登録に対する承認待ち、承認済み、仮登録、登録済み等に対応する値が格納される。
この例では、画像形成装置1の登録ステータスは、「登録済み」となっており、この画像形成装置が利用ユーザ612に設定されたユーザによって利用可能な状態となっていることを示す。
一方、画像形成装置2の登録ステータスは「承認待ち」となっており、管理者あるいは画像形成装置の登録に関する承認要求に対して承認権限を持つユーザによる承認待ちであることを示す。
設定609は画像形成装置の更新日時であり、設定608の登録ステータスの更新等、画像形成装置に関する更新が発生すると、この値が更新される。
設定610は共有設定であり、画像形成装置がユーザによって利用可能な共有状態であるか否かを示す値が設定される。
設定611は初期設定であり、情報処理装置104上のこの画像形成装置に対して印刷する際の、デフォルト状態における印刷設定を示す。
設定612は情報処理装置104上の対応する画像形成装置を利用可能なユーザを示す。ここでは、User AとUser Bという二人のユーザが登録されているが、三人以上であっても、あるいは一人であっても構わない。
設定610、611、612の値は、管理者によって変更可能である。設定613は画像形成装置の能力であり、この画像形成装置で指定可能な印刷設定とその設定値が値として格納される。
設定614は操作履歴であり、ユーザによる画像形成装置に対する承認、仮登録の情報のほか、そのユーザがどのような権限でその処理を実行したのかも値として格納される。
設定615は画像形成装置のステータスであり、クラウドサーバに対応する情報処理装置に登録済みの画像形成装置の現在のステータスが値として格納される。このステータスは、関連付けられている実際の画像形成装置の状態に従って変化する。
以上のように、情報処理装置は、画像形成装置を複数台登録することができる。また、それぞれの画像形成装置に対して利用可能なユーザを設定することができる。
<情報処理装置のユーザインタフェース>
図11は実施形態に係る情報処理装置104の、画像形成装置を管理するためのユーザインタフェースを説明する図である。管理者は情報処理装置104に端末装置120を介して接続して画面1101を表示する。接続には例えばHTTPなどを介してよい。このユーザインタフェースは、たとえばクラウドプリントサービスの特定のテナントに登録された画像形成装置に関する各種設定情報の管理のための画面である。
管理者メニュー画面1101にはボタン1102、1103、1104が配置されている。管理者は、ユーザ貸し出しボタン1102を押下することで表示される画面1111を利用して、管理者が所属するテナントに属するユーザアカウントを、ユーザ登録されていないゲストユーザに対して貸し出すことができる。なお本実施形態における、管理者とは、画像形成装置110の納入先の管理者(すなわちテナントの管理者)である。また、貸し出されるユーザアカウントは、ゲストユーザが対して、画像形成装置110を情報処理装置104(特にクラウドプリントサービス)に仮登録するために一時的に貸し出されるユーザアカウントである。当該アカウントは、たとえば仮登録を含む画像形成装置104の設定のために一時的にゲストユーザによる利用を許可するユーザアカウントである。たとえばユーザの貸出先のゲストユーザは、新たに設置される画像形成装置119を納入する業者などである。業者は納入前に貸し出されたユーザの権限で、クラウドプリントサービスへの登録を含む画像形成装置の設定を行う。
また、管理者は、端末装置120に表示された管理者メニュー画面1101のボタン1103を押下することで、仮登録された画像形成装置110の情報を一覧表示するための画面1121を表示できる。
また、管理者は、端末装置120に表示された管理者メニュー画面1101のボタン1104を押下することで、本登録された画像形成装置110の情報を一覧表示するための画面1131を表示できる。
画面1111はテナントを選択するためのプルダウンメニュー1112を含む。管理者は、プルダウンメニュー1112からテナントを選択することで、貸出1113、ユーザ1114、登録許可1115、承認許可1116からなるユーザの一覧を表示できる。ただし、選択できるテナントは、管理者がアクセス権限を持つテナントに限られる。
貸し出し先1117はユーザの貸出先である。管理者が、ゲストユーザを貸し出し先1117に設定することで、管理者が所属するテナントのユーザの情報を貸し出すことができる。例えば管理者は、貸し出し先1117にゲストユーザのメールアドレスを指定することで、そのメールアドレス宛に貸し出しのユーザアカウントの情報を送信できる。送信されるユーザアカウントの情報には、ユーザIDと初回ログインのためのパスワードが含まれている。この処理により外部に貸し出し用のユーザアカウントを通知することができる。前述したように、ゲストユーザはたとえば画像形成装置110が納入される前に、画像形成装置110の設定を実施する業者を含む。貸し出しチェックボックス1113は貸出対象のユーザを選択するための設定欄、ユーザ1114は貸出の候補となるユーザのIDである。ユーザ1114に表示されるユーザは、選択されているテナント1112に属するユーザの全部または管理者により選択されたユーザであってよい。
登録許可1115は、貸し出し1113で貸出対象となったユーザが、画像形成装置110を情報処理装置104に登録(仮登録を含む)できるか否かを示す値を設定するための設定欄である。また、承認許可1116は、貸し出されたユーザが画像形成装置110の情報処理装置104への登録を承認できるか否かを示す値を設定するためのユーザインタフェースである。承認許可が設定されている場合には、そのユーザに対して管理者の承認の権限は委譲される。なお登録許可1115および承認許可1116は、設定602でユーザによる画像形成装置の登録が許されていなければ、例えばグレーアウトなどにより、設定に意味がないことを示してもよい。登録許可1115および承認許可1116の設定は、選択されているテナント1112に属する登録許可ユーザ603および承認許可ユーザ604の設定値に対応する。
管理者は、端末装置120を介して、情報処理装置104に接続し、貸し出しボタン1118を押下することで、貸し出しユーザを、貸出先1117に設定された業者等のゲストユーザに貸し出すことができる。チェックボックス1120-1は、設定602に保存される、ユーザによる画像形成装置の登録を許すことを設定するためのチェックボックスである。チェックボックス1120-2は、設定605に保存される、管理者による承認確認が必要であることを設定するためのチェックボックスである。チェックボックス1120-3も、設定605に保存される、管理者による、本登録前の仮登録状態の確認が必要であることを設定するためのチェックボックスである。
また、管理者は端末装置120を介して、閉じるボタン1119を押下することで、画面1111を閉じて、画面1101を再び表示できる。
尚、業者に貸し出されたユーザアカウントを、管理者が、情報処理装置104に対して所望の画像形成装置を本登録した後に削除するように構成することもできる。例えば、本登録の操作が行われた後に、情報処理装置104は、ユーザアカウントを削除するかどうかを管理者に問い合わせる。管理者により削除が選択された場合、情報処理装置104は、貸し出されたユーザアカウントの削除処理を行う。この処理を行うことにより、登録処理が完了したことに従って、一時的に貸し出していたユーザアカウントを失効させることができるようになる。例えば、必要な登録作業が済んだ時点で、業者はテナントへのアクセスを行う必要がなくなる。したがって、登録完了をトリガーとしてアカウントを失効させることで、テナントへの不適切なアクセスが行われることを抑制できる。
なお、本実施形態では、テナントに登録済みのユーザアカウントをゲストユーザに貸し出すことでアカウントの貸し出しを実現する場合を例示しているが、これに限定されるものではない。アカウント管理部501は、貸し出し指示のたびに新たなユーザアカウント(すなわち新規ユーザ)を発行するように構成することもできる。この場合、管理者等のユーザは、画面を介して新たなユーザアカウントに対して所定の権限の設定、たとえば登録許可と承認許可を与えるか否かを設定するようにすればよい。貸し出しボタンが押下されると、当該画面を介してなされた設定に対応する権限を有する新たなユーザアカウントが発行される。新規のユーザアカウントの発行が完了すると、情報処理装置104は、貸し出し先1117として指定されたメールアドレスを宛先とした本文に生成した新たなユーザアカウントを含む電子メールをメールサーバに送信する。当該ユーザアカウントは前述したように所望の画像形成装置の本登録処理が完了した後に削除するよう構成すればよい。
画面1121は仮登録一覧画面である。画面1121には、仮登録された画像形成装置110の情報が一覧表示される。仮登録はたとえば画面1111において管理者が設定した貸し出しユーザの操作によって行われてよい。また一覧のうちからチェック蘭1122がチェックされた画像形成装置を対象として、更新ボタン1127のタッチに応じて本登録が行われる。画像形成装置1123は仮登録された画像形成装置のID、利用ユーザ1124は、画像形成装置に関連付けられたユーザのIDである。これは利用ユーザ612の設定に対応する。共有設定1125、操作履歴1126はそれぞれ共有設定610、操作履歴613に対応している。
画面1121は、たとえば設定605に、本登録前の仮登録状態の確認が必要であることが設定されている場合に表示されてよい。この設定がされていない場合には、仮登録された装置のリストを表示せず、仮登録されている画像形成装置を本登録するためのボタンを表示してもよい。その場合にはその防炭のタッチに応じて、対象のテナントに仮登録された画像形成装置すべてを本登録してよい。
また、画面1131は本登録一覧画面である。画面1131は、管理者が画面1121によって、画像形成装置110を本登録した結果を表示するための画面である。画面1121、画面1131については、情報処理装置への画像形成装置の登録シーケンスの中でも後述する。
<情報処理装置への画像形成装置の登録シーケンス>
図7は実施形態に係る情報処理装置104への画像形成装置に登録フローを説明するシーケンス図である。以降、各ソフトウェア及び機能ブロックを、各処理の主体として説明することもある。しかし、実際には、対応するプログラムをそれぞれ画像形成装置110のCPU201、情報処理装置104のCPU301、端末装置120のCPU401が実行することで、対応する機能が実現される。なお、以下では、管理者および承認権限を有するユーザは図1の端末装置120のいずれかを用い、クラウドプリントサービスにログインしているものとする。クラウドプリントサービスに対するユーザログインが完了すると、当該ユーザ用のアクセストークン(ユーザトークンとも呼ぶ)が端末装置120に対して発行される。
ここで、画像形成装置登録のための認証情報を承認する権限を有するユーザとは前述した画面1111を介して、管理者が設定した貸し出しユーザアカウントでログインしたユーザである。当該ユーザアカウントには、画面1111の承認許可1116において、画像形成装置登録のための認証情報の承認許可設定が実施されている。
また、以下の例では、ユーザの使用する端末装置と登録対象の画像形成装置とは近接した場所に設けられており、ユーザは画像形成装置の操作部208の表示を直ちに見ることができるものとしている。ただし、画像形成装置の操作部208を、たとえばWebUIで実現していれば、操作部208の表示をユーザの端末装置で実行されるWebブラウザで見ることができ、また操作することもできる。この場合には、ユーザの端末装置と登録対象のプリンタとが互いに離れて設置されていてもよい。また説明中の情報処理装置104とは、情報処理装置104で実行されているクラウドプリントサービスを示している。
ユーザが画像形成装置110の操作部208にアクセスして認証情報取得操作を実行すると(S701)、画像形成装置110は情報処理装置104に接続して認証情報を取得する(S702)。具体的には画像形成装置110は、情報処理装置104に接続し、画像形成装置110を登録する要求を送信する。当該要求には画像形成装置110を一意に識別するデバイス情報が含まれる。当該要求を受信した情報処理装置104は、要求を送信した画像形成装置110を承認待ちの状態で登録する。また、情報処理装置104は、承認待ち状態で登録した当該画像形成装置110に対応するワンタイムパスワードを発行する。
認証情報とは、ユーザの画像形成装置の登録に関する承認時に使われる情報であり、その認証情報は画像形成装置110を特定するためのワンタイムパスワードと、有効期限付きの、承認要求のためのアクセス先であるURLとを含む。
画像形成装置110はS702を実行することで取得した認証情報を操作部に表示する等して出力する(S703)。認証情報に含まれるURLは、たとえば情報処理装置104により提供される承認のためのウエブページにアクセスするためのURLである。
ユーザは画像形成装置110の操作部208に出力された認証情報を参照して、端末装置120を介して、その認証情報を情報処理装置104に送信する(S704)。具体的には、ユーザは、S702で取得した認証情報に含まれる有効期限付きのURLに端末装置120を介してアクセスする。続けて、ユーザは、アクセスの結果得らえた設定画面を介して登録に必要となる画像形成装置110を特定するための情報として機能するワンタイムパスワードを入力する。承認のための操作が行われると、端末装置102は、入力されたワインタイムパスワードと貸し出されたユーザアカウントの情報又は当該ユーザアカウントに対応するユーザトークンを情報処理装置104に送信する。登録処理の前に、貸し出しユーザアカウントでユーザがクラウドプリントサービスにログインしている場合、当該ログインユーザに対応するトークンを送信する。ユーザがクラウドプリントサービスにログインしていない場合、ユーザ入力されたユーザアカウントの情報(ユーザIDとパスワード)が送信される。ユーザアカウントの情報やユーザトークンは、承認要求を指示したユーザが、登録を承認する権限(承認権限)を有するかどうかを特定するための情報として機能する。この承認権限は本来管理者に付与されているものであるが、前述した貸し出しユーザアカウントを用いることで、承認権限を設置担当のユーザに移譲することができる。即ち、情報処理装置104が、貸し出しユーザアカウントを特定できる情報と画像処理装置の認証情報(ワンタイムパスワード)を受信した場合に承認するか否かの判断が行われる。クラウドプリントサービスは、当該承認要求に含まれるユーザアカウントの情報又はユーザトークンに基づき、権限が委譲されたユーザからの要求であるかどうかを検証することができる。
情報処理装置104はユーザ操作による端末装置120からの認証情報を受信すると、承認要求に含まれるトークンやユーザアカウント情報を取得する。そして、そのトークンやユーザアカウント情報に基づき権限を有するユーザ(権限を有する管理者等のユーザ又は権限が委譲されたユーザ)からの要求であるかを検証する。権限を有するユーザからの要求であると検証できた場合、情報処理装置104は、認証情報(ワンタイムパスワード)と承認待ちの画像形成装置に対応付けて記憶しているワンタイムパスワードを比較する。比較の結果、ワンタイムパスワードが一致する承認待ち状態の画像形成装置があれば、当該画像形成装置を承認が要求されている画像形成装置であると特定する。情報処理装置104は、承認が要求されていると特定した画像形成装置の承認処理を実行する(S705)。ここで、情報処理装置104はS705を実行すると、対応する画像形成装置の登録ステータス608の値を承認済みに更新する。
設定602、603、604はそれぞれユーザによる画像形成装置の登録の可否と、登録許可ユーザと、承認許可ユーザとを示す。そこでS705では、たとえば、ユーザによる画像形成装置の登録が許可されており、かつ、ユーザIDが登録許可ユーザかつ承認許可ユーザであれば、承認処理を実行してよい。一方これらの条件が満たされなければ、承認できないものとしてその結果を端末装置120に応答してよい。この場合、クラウドプリントサービスに対する画像形成装置の登録状態は、承認待ち状態のまま保持される。一方、登録状態が承認済み状態に遷移した画像形成装置は、以降のシーケンスで説明する仮登録処理に進む。
次に画像形成装置110は情報処理装置104に接続し、画像形成装置110の承認状態に関する情報(登録ステータス608)を取得し(S706)、承認状態を確認する。その結果、承認済みの場合には画像形成装置110は、登録に必要な情報を取得する(S707)。登録に必要な情報は画像形成装置110自身に予め保持されている。登録情報にはたとえば、画像形成装置110を特定するためのデバイスIDとCSRデータとが含まれている。デバイスIDは画像形成装置110に固有の識別情報である。CSRデータには、画像形成装置110の公開鍵と申請者情報と、申請者情報を秘密鍵で署名した署名データが含まれている。CSRデータは、たとえば認証局(情報処理装置104であってもよい)に対して署名済み証明書の発行を要求するメッセージである。たとえば印刷データに署名済み証明書を添付することにより、画像形成装置110の有する秘密鍵を用いた電子署名の解読に用いる公開鍵の正当性の保証、すなわち公開鍵が、画像形成装置110が用いる秘密鍵に対応する真正なものであることを保証できる。また署名済み証明書を画像形成装置110に持たせてトークンとして用いることで、例えば画像形成装置110が画像形成装置104のクラウドプリントサービスにアクセスする際の認証の簡易化を図ることもできる。
ここで、情報処理装置104は画像形成装置からの承認状態に関する情報の要求(S706)を検出すると、対応する画像形成装置の登録ステータス608を参照して、その承認状態を取得して、画像形成装置110に送信する。なお、S706における画像形成装置110による登録ステータスの取得は、たとえばS704でユーザが認証情報を送信したあと、画像形成装置110を操作することをきっかけとして行われてよい。あるいは、情報処理装置104が、承認処理の後に仮登録が承認された旨を示す応答をユーザ端末112に送信し、ユーザがその応答を確認したあと、画像形成装置110を操作することをきっかけとして行われてよい。または、S703で認証情報を出力したあと、定期的に承認状態の取得を試みてもよい。
画像形成装置110は、S707の実行によって取得した画像形成装置の登録に必要な情報(CSRデータ)を情報処理装置104に送信し画像形成装置110を仮登録する(S708)。ここで、情報処理装置104はS708を実行すると、対応する画像形成装置の登録ステータス608の値を「仮登録」に更新する。また、情報処理装置104は、登録に必要な情報に基づき、画像形成装置をクラウドプリントサービスに仮登録する。
その後、管理者は端末装置120を介して、情報処理装置104が提供するクラウドプリントサービスの設定画面にアクセスする。管理者は、S708によって仮登録された画像形成装置110をクラウドプリントサービスに対して本登録する(S709)。ここで、情報処理装置104はS709を実行すると、本登録の対象となった画像形成装置の登録ステータス608の値を「登録済み」に更新し、利用ユーザ等の割り当てを行う。ユーザの割り当ては、たとえば管理者がユーザを個別に指定してもよいし、またたとえばユーザのグループ分けに準じて画像形成装置をグループ分けすることにより行ってもよい。
管理者は、S709において、端末装置120を介して、図11の画面1121を利用して、本登録可能な仮登録状態の画像形成装置の一覧を表示する。ただし、設定605に、本登録前の仮登録状態の確認が必要との設定がされていない場合に、この処理をスキップするように構成してもよい。この場合、承認状態の取得要求を受信したことに従って、本登録処理が行われる。確認処理をスキップする場合、テナント上の全ユーザが利用可能な状態で本登録処理を行うものとする。なお、ユーザを割り当てずに本登録処理を行うよう構成してもよい。この場合、本登録処理が行われたのちに、テナント管理者が、利用ユーザの設定を変更すればよい。
ここで、管理者が本登録可能すなわち登録ステータス608の値を「登録済み」とできる画像形成装置110とは、図6に示した画像形成装置に関する各種設定情報で管理されており、登録ステータスが「仮登録」となっている画像形成装置110である。具体的には、情報処理装置104がS708の実行によって、登録ステータス608を「仮登録」とした画像形成装置110が対象となる。
情報処理装置104において、画面1121の項目1122は画像形成装置110を本登録するかどうかをチェックするためのユーザインタフェースである。項目1123は画像形成装置110の名称、項目1124は利用ユーザの設定、項目1125は画像形成装置の共有設定、項目1126は画像形成装置110に対するユーザによる承認、仮登録等の操作履歴である。
操作履歴1126には、図6で説明した操作履歴614の値をもとにユーザによる画像形成装置110に対する承認、仮登録の情報を含む。そのほか、そのユーザがどのような権限でその処理を実行したのかも、その情報として含むことができる。この情報を参照して、管理者はそのユーザが適切な権限で承認等の処理を実行したかを参照することができる。
また、画面1121のボタン1127は1122、1124、1125の設定項目を登録するためのボタンであり、ボタン1128は1121を閉じるためのボタンである。ここで、情報処理装置104は、管理者によるボタン1127押下(タッチ)を検出すると、S709を実行することになる。例えば、管理者は情報処理装置104の画面1121において、画像形成装置Printer Aを本登録の対象として、ボタン1127を押下したとする。この場合、情報処理装置104は本登録を行って登録ステータス608を更新する。そしてその結果を、図11の画面1131で示すように本登録済みの画像形成装置として、画像形成装置1132にPrinter A、利用ユーザ1133にUser A,User B、共有設定1134に共有が設定された情報を表示する。そして、管理者が、端末装置1120を介して画面1131のボタン1135を押下すると、画面1131を閉じて、再び画面1101が表示される。
このように、テナントの管理者は、画像形成装置110を設定する業者等のゲストユーザに対して、テナントのユーザアカウントであって、クラウドプリントサービスに画像形成装置の登録、承認の権限を有するユーザアカウントを貸し出すことができる。それにより、貸し出されたユーザアカウントを使用するゲストユーザが、情報処理装置104が提供するクラウドプリントサービスに画像形成装置110を仮登録できるようになる。そして、管理者が、端末装置120を介して情報処理装置104に接続し、仮登録された画像形成装置110を本登録することで、テナントのユーザがその画像形成装置を利用して、印刷実行できるように設定できる。
上述した手順では、情報処理装置104は、端末装置120から認証情報とともに承認要求を受信した場合に、要求元のユーザが、承認許可ユーザかつ登録許可ユーザとして設定されている場合に、画像形成装置の仮登録について承認するとした。これに対して、承認要求を受信した場合に、承認待ち状態を維持するか承認済みで登録するか、本登録するかをユーザ権限に応じて異ならせるようにしてもよい。登録許可の権限のみを有し、承認の権限を有さないユーザから承認要求が行われた場合、情報処理装置104は、画像処理装置110を承認待ち状態を維持する。この場合、クラウドプリントサービスの管理画面から、管理者や承認許可ユーザによって承認が行われたことに従って、承認処理が実行される。また、テナントを管理する管理者権限を有するユーザから承認要求が行われた場合、情報処理装置104は、画像処理装置110を承認要求の受信をトリガーとして本登録の処理を行う。即ち、管理者自身が承認要求を行った場合、本登録の要否の操作をスキップし、自動的に本登録処理を行うことができる。
画像形成装置の登録後には、たとえば以下の手順で登録済み画像形成装置を用いた印刷が行われる。まず、画像形成装置110から、情報処理装置104に対して、例えばデバイスIDとともに登録確認要求が送信される。これはたとえばユーザによる操作に応じて行われてよい。その要求に対して情報処理装置104は、該当する画像形成装置が登録済みであれば、登録確認応答を返送する。
まず、情報処理装置104は、仮登録を行う際に受信した登録情報であるCSRデータに基づき署名済み証明書を発行する。また、クラウドプリントサービスと通信を行うためのURLやクラウドデバイスIDを画像形成装置110に対して発行する。なお、署名済み証明書、URL、デバイスIDの発行のタイミングは仮登録の要求を受信したタイミングであってもよいし、本登録の操作が行われた後であってもよい。
登録確認応答には、登録された画像形成装置110に対して発行された、クラウドデバイスIDと、印刷データの取得時のアクセス先のアドレスとなるなどを含む通信を行うためのURLと、署名済み証明書とが含まれる。
これらの情報は、クラウドプリント登録情報とも呼び、画像形成装置110がクラウドプリントサービスにアクセスするために必要な情報である。当該クラウドプリント登録情報を受信した画像形成装置110は当該情報を記憶する。
取得した署名済み証明書は、画像形成装置110がアクセストークンを生成するために使用する。そして、そのアクセストークンは画像形成装置110が情報処理装置104のクラウドプリントサービスと通信を行うときに使用する。具体的には、画像形成装置110が送信するHTTPリクエストのヘッダにアクセストークンを認証情報としてセットして使用する。このアクセストークンを受信したクラウドプリントサービスは、たとえば、アクセストークンが含まれたメッセージを、認証済みの送信者からのメッセージとして受信し、処理することができる。
このようにして画像形成装置110は印刷のために必要な情報を取得する。その後、ユーザによる操作に応じて、情報処理装置104のクラウドプリントサービスに対して画像形成装置110で実行可能な印刷ジョブを要求し、取得できたならそれを実行して印刷する。
●情報処理装置104による承認処理
図7のS705の処理の詳細を、図8を参照して説明する。情報処理装置104は認証要求を取得し(S801)、認証要求に含まれるユーザアカウント情報又はユーザトークンを取得する(S802)。そして、情報処理装置104は設定602、603、604を参照してS802の実行によって取得したユーザアカウント情報又はユーザトークンで特定されるユーザが承認権限を有しているか否かを判定する(S803)。承認権限を有している場合は、認証情報が正当なものであるか判定する。承認権限を有するユーザからの要求であると判定され、認証情報が正当であれば、認証情報(ワンタイムパスワード)に対応する画像形成装置の登録ステータス608を「承認済み」に更新する(S804)。一方、情報処理装置104はS803の承認権限を有しているユーザかどうかの確認処理を実行した結果、承認権限を有さないユーザからの要求であると判定した場合、処理をS805に進める。S805において、情報処理装置104は、認証情報に対応する画像形成装置の登録ステータス608を「承認待ち」に更新する。この場合に、管理者や管理者に代わる権限を有するユーザが改めて承認の手続きを行ってよい。ただし承認待ちの有効期間が限られている場合には、その有効期間を経過すると、該当する画像形成装置に関する情報が抹消される。なお、本フローチャートでは省略しているが、テナントを管理する管理者の権限を有するユーザから承認要求を受信した場合、当該要求をトリガーとして画像処理装置をクラウドプリントサービスに本登録することもできる。貸し出しユーザアカウントに対してテナント管理者による仮登録の確認処理を不要とする設定がなされている場合も同様に、承認要求をトリガーとして本登録処理を行うよう構成することができる。
●情報処理装置104による仮登録処理
図7のS707-S708の処理の詳細を、図9を参照して説明する。情報処理装置104は画像形成装置110の登録情報を取得し(S901)、画像形成装置110の登録情報をクラウドプリントサービスに登録する(S902)。S902の登録処理では、承認待ち状態で登録が行われる。情報処理装置104は画像形成装置110の登録ステータス608を仮登録に更新する(S903)。
●情報処理装置104による本登録処理
図7のS709の処理の詳細を、図10を参照して説明する。情報処理装置104は、本登録を要求したユーザを特定するためのユーザアカウント又はユーザトークン等の識別情報を取得する(S1001)。続けて、設定602、603、604を参照してS1001の実行によって取得した識別情報で特定されるユーザが画像形成装置110をクラウドプリントサービスに本登録する権限を有するユーザ可能か判定する(S1002)。なお管理者ユーザに関しては、設定603、604に登録されていなくとも権限を有するユーザであるとして扱ってよい。情報処理装置104はS1002を実行した結果、画像形成装置110が登録可能の場合には本登録可能な画像形成装置の一覧を表示し(S1003)、本登録不可の場合には処理を終了する。情報処理装置104はS1003の実行後に本登録操作を検出したかを判定する(S1004)。本登録操作を検出した場合には本登録対象になった画像形成装置110の情報を取得し(S1005)、登録ステータス608を「登録済み」に更新する(S1006)。そして、情報処理装置104はS1006を実行した後に登録後処理を行う(S1007)。ここでは画像形成装置110に対するユーザの関連付け等が行われる。一方、情報処理装置104はS1004を実行した結果、本登録操作を検出していない場合はS1004を継続する。
画像形成装置とユーザとの関連付けは、たとえば情報保存部505で保存されてよい。また、前述したように、セキュリティ上の観点から、画像形成装置110の仮登録を行ったユーザのユーザアカウント、すなわち貸し出したユーザアカウント、画像形成装置110の本登録後に削除するといった処理を実行しても良い。仮登録を行ったユーザとは、仮登録時に、登録情報とともに受信したユーザIDのユーザあるいは画像形成装置の登録を承認したユーザであってよい。ただし管理者ユーザは削除対象からは除かれる。
ここで、情報処理装置104におけるS1007の処理には、S704で登録を承認したユーザに対するメール等の通知を含むことができる。S704の処理を実行したユーザとは、管理者から移譲された承認権限を用いて画像形成装置の登録を承認したユーザである。
なお、情報処理装置104は承認待ち状態、承認状態、仮登録状態で一定期間経過した画像形成装置の情報を自動削除するよう構成してもよい。具体的には、情報処理装置104は、夜間バッチ処理などを実行する際に、図6で説明した登録スタータス608が本登録でない画像形成装置を抽出する。続けて、抽出した画像形成装置に対応付けられた更新日時609の値を取得し現在日時と比較する。比較の結果、本登録の手続きがなされることなく一定期間経過した(一定期間を超えた)と判断した画像形成装置110の情報を削除することもできる。例えば、登録ステータス608の値が仮登録であり、更新日時609の値が現在日時と比較して1か月前となっている画像形成装置110のレコードを削除して良い。
また、情報処理装置104は画像形成装置110のレコードを削除した場合に、その画像形成装置110の仮登録に関わったユーザに対して、削除されたことを通知することもできる。
以上の構成及び処理により、本実施形態によれば、管理者でない一般ユーザにより画像形成装置のクラウドプリントサービスへの登録を簡易に実行することができる。さらに本実施形態によれば、ゲストユーザに対して画像形成装置を追加登録する権限を一時的に付与するため、管理者が関与することなく必要な情報を登録でき、登録の終了に伴って付与した権限をはく奪できる。さらにユーザに許されるのは仮登録であり、本登録については管理者の権限を有するユーザが行うことで、管理者により仮登録を検証できる。もちろん、ゲストユーザではない、テナントに属する登録済みユーザが画像形成装置の仮登録を行うこともできる。その場合にはユーザの貸し出しは不要である。
[実施形態2]
<事前設定に関する実施例>
図12、図13は本発明の第2の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。実施形態1の印刷システムの構成例では、画像形成装置110と端末装置120とが同一のLAN上に存在しているが、図12では、LAN100上に端末装置120、LAN1201上に画像形成装置1210、端末装置1220がそれぞれ存在する。
図12において、LAN100は画像形成装置1210を納入する先のLAN環境である。LAN1201は画像形成装置1210をLAN100に設置する前に、画像形成装置を納入する業者が、納入先から借り受けたユーザアカウントを使って事前設定する時のLAN環境である。ここで、借り受けけたユーザアカウントは納入先のテナントに所属するユーザのアカウントでありおり、画像形成装置1210に関連する認証情報を承認し、仮登録状態まで状態を進めることが可能なユーザである。この借り受けユーザは端末1220を介して、情報処理装置104に接続して、画像形成装置1210を仮登録状態にできる。実際に仮登録状態となった画像形成装置1210を登録済みの状態にするには、画像形成装置1210の納入先の管理者が、その仮登録状態の画像形成装置1210を、端末120を介して情報処理装置104に接続して、登録済みにする必要がある。
図13は図12において、仮登録状態とした画像形成装置1210を納入先に出荷し、画像形成装置1310として管理している構成を示している。納入先の管理者は端末120を介して情報処理装置104に接続して、S709の実行によって、仮登録状態の画像形成装置1210を登録済みとする。こうすることで、納入先のユーザは画像形成装置1310を使って、クラウドサーバに対応する情報処理装置104を介して印刷を実行できる。
以上説明したように、ネットワークの物理的な構成に関わらず、クラウドプリントサービスの特定のテナントのユーザのユーザIDを、それ以外のゲストユーザに貸し出すことで、画像形成装置をゲストユーザに登録(仮登録)させることができる。たとえば、テナントに属するユーザが、そのユーザが有する画像形成装置110をクラウドプリントサービスに登録し、遠隔オフィスにおける作業環境を構築することも容易になる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
110,111,112 画像形成装置、120,121,122,123 端末装置、104 情報処理装置

Claims (10)

  1. 画像形成装置にクラウドプリントサービスを提供する情報処理装置を含む画像形成システムであって、
    所定の権限を有するユーザアカウントを示す情報を外部に通知する通知手段と、
    前記画像形成装置の情報と、ユーザアカウントを特定する情報を含む要求を前記情報処理装置に対して送信する送信手段と、
    前記要求を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記要求が、前記特定する情報に基づき仮登録の権限を有するユーザアカウントを含む要求の場合、前記画像形成装置を前記クラウドプリントサービスに仮登録する仮登録手段と、
    前記仮登録手段で仮登録された前記画像形成装置を、前記クラウドプリントサービスを利用する画像形成装置として登録する登録手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムであって、
    前記クラウドプリントサービスに登録された前記画像形成装置に、当該画像形成装置を利用するユーザを割り当てる割り当て手段を更に有することを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成システムであって、
    仮登録された前記画像形成装置が一定期間を超えて登録されなかった場合には、前記画像形成装置の仮登録を削除する削除手段を有することを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成システムであって、
    前記登録手段は、前記仮登録された前記画像形成装置を一覧表示する手段を有し、一覧表示した前記画像形成装置のなかから選択された画像形成装置を前記クラウドプリントサービスを利用する画像形成装置として登録することを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項4に記載の画像形成システムであって、
    前記一覧表示は、所定の権限と比較して上位の権限を有するユーザが前記クラウドプリントサービスにログインし、当該ログインした上位の権限を有するユーザが所定の操作を行ったことに従って表示されることを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項5に記載の画像形成システムであって、
    前記上位の権限は、前記クラウドプリントサービスのテナントを管理する管理者権限であることを特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成システムであって、
    前記クラウドプリントサービスを利用するユーザを登録し、登録されているユーザのユーザアカウントを管理するユーザ登録手段を更に有し、
    所定の権限を有するユーザアカウントは、前記ユーザ登録手段で管理されており、
    仮登録された前記画像形成装置を登録した際に、前記画像形成装置の登録を承認したユーザを、登録されたユーザから削除することを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項7に記載の画像形成システムであって、
    管理者権限を有するユーザアカウントで前記クラウドプリントサービスにログインしたユーザの操作を受け付けた場合に、前記ユーザ登録手段は、前記所定の権限を有する新規ユーザを登録し、当該ユーザに対応するユーザアカウントを発行し、
    前記通知手段は、前記発行されたユーザアカウントを外部に通知することを特徴とする画像形成システム。
  9. 画像形成装置にクラウドプリントサービスを提供する情報処理装置を含む画像形成システムによる画像形成装置の登録方法であって、
    所定の権限を有するユーザアカウントを示す情報を外部に通知する通知工程と、
    前記画像形成装置の情報と、ユーザアカウントを特定する情報を含む要求を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記要求が、前記特定する情報に基づき仮登録の権限を有するユーザアカウントを含む要求の場合、前記画像形成装置を前記クラウドプリントサービスに仮登録する仮登録工程と、
    前記仮登録工程で仮登録された前記画像形成装置を、前記クラウドプリントサービスを利用する画像形成装置として登録する登録工程と、
    を有することを特徴とする登録方法。
  10. コンピュータにより実行される、画像形成装置にクラウドプリントサービスを提供するためのプログラムであって、該プログラムはさらに、
    所定の権限を有するユーザアカウントを示す情報を外部に通知する通知工程と、
    前記画像形成装置の情報と、ユーザアカウントを特定する情報を含む要求を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記要求が、前記特定する情報に基づき仮登録の権限を有するユーザアカウントを含む要求の場合、前記画像形成装置を前記クラウドプリントサービスに仮登録する仮登録工程と、
    前記仮登録工程で仮登録された前記画像形成装置を、前記クラウドプリントサービスを利用する画像形成装置として登録する登録工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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