JP2022084078A - 衛生用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性体が変形しても蓋体の開放が容易な衛生用薄葉紙収納容器を提供する。【解決手段】衛生用薄葉紙Pを取り出す取出孔113aを有する容器本体10を備える衛生用薄葉紙収納容器1は、取出孔113aを閉塞する開閉蓋2と、開閉蓋2を開閉するボタン部3と、を備え、容器本体10は、取出孔113aが形成され、下方に凹状となる凹部112と、凹部112の前端部に形成され、弾性材料により形成されたボタン可動部116と、を備え、ボタン部3は、下面のうち中央部がボタン可動部116に固定され、下面の両端部はボタン可動部116から離間しているため、ボタン部3の第1端部を押圧した際に第2端部が浮かび上がり、容易に開閉蓋2を開放することができる。【選択図】図11

Description

本発明は、衛生用薄葉紙収納容器に関する。
ウェットティッシュ等の衛生用薄葉紙収納容器においては、収容したウェットティッシュの取出口を上部に有する容器本体と、当該取出口を回動により開閉する蓋体とを備えており、操作ボタンの操作により蓋体と操作ボタンとの係合が解除されると、蓋体に設けられた弾性体の作用により蓋体が開放されるように構成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5349916号公報
しかし、容器の輸送時や使用状況等によって圧力が加わって弾性体が変形してしまい、操作ボタンを押圧しても蓋体が開きにくくなってしまうことがある。そこで、弾性体が変形したとしても、蓋体を開きやすいような衛生用薄葉紙収納容器が待望されていた。
本発明の目的は、弾性体が変形しても蓋体の開放が容易な衛生用薄葉紙収納容器を提供することである。
請求項1に記載の発明は、内部に衛生用薄葉紙が収納され、当該衛生用薄葉紙を取り出す取出孔を有する容器本体を備える衛生用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体に回動自在に取り付けられ、前記取出孔を閉塞する開閉蓋と、前記開閉蓋を開閉するボタン部と、を備え、
前記容器本体は、前記取出孔が形成され、下方に凹状となる凹部と、前記凹部の前端部に、弾性材料により形成されるボタン可動部と、を備え、
前記ボタン部は、下面のうち中央部が前記ボタン可動部に固定され、
前記下面の両端部は、前記ボタン可動部から離間していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器であって、
前記下面は、左右方向中央部に向かうにつれて下方に凸となる形状であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の衛生用薄葉紙収納容器であって、
前記ボタン可動部の上面は、左右方向中央部に向かうにつれて上方に凸となる形状であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の衛生用薄葉紙収納容器であって、
前記ボタン部は、ボタンと前記下面を形成するボタン取付部とを備え、
前記ボタン取付部は、前記ボタン可動部と一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、弾性体が変形しても蓋体の開放が容易な衛生用薄葉紙収納容器を提供することができる。
実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器の斜視図である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器において、開閉蓋が開いた状態を示す斜視図である。なお、網掛け部分は弾性材料によって形成された部分を表す。この点は他の図においても同様である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器の背面斜視図である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器において、容器本体上部が開いた状態を示す斜視図である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器の容器本体上部において、ボタンが取り除かれ、開閉蓋が開いた状態を示す正面図である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器において、容器本体上部が開いた状態を示す正面図である。 実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器の底面図である。 図1のVIII-VIII線による断面図である。 図8の断面図における取手部周辺を拡大した拡大図である。 (a)は、実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器において、ボタンを示す正面図であり、(b)は、ボタンを示す底面図である。 図1のXI-XI線による断面図である。 他の実施形態に係る図1のXI-XI線による断面図である。
以下、本発明の実施形態である衛生用薄葉紙収納容器の具体的な態様について、図1から図12に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、図示例に限定されるものではない。
以下においては、各図に示すように、X軸、Y軸及びZ軸並びに前後方向、左右方向及び上下方向を定めて説明する。すなわち、衛生用薄葉紙収納容器の開閉蓋が備えられた側を「上」、その反対側を「下」、容器本体と開閉蓋とが接続されている側を「後」、その反対側を「前」、前側から見て右手側を「右」、左手側を「左」とし、前後方向に沿った軸をX軸、左右方向に沿った軸をY軸、上下方向の沿った軸をZ軸とする。なお、容器本体上部が容器本体下部に対して回動した場合、容器本体上部の向く方向が変わるが、以下においては、図1に示すように、容器本体上部と容器本体下部とが組み合わさり、収納空間Sが閉塞された状態を基準として方向を定めて説明する。
[実施形態の構成]
(全体構成)
衛生用薄葉紙収納容器1は、図1から図4に示すように、内部の衛生用薄葉紙Pを取り出す取出孔113aを備えた容器本体10と、取出孔113aを覆うように開閉自在に容器本体10に接続された蓋体である開閉蓋2と、容器本体10に備えられ、開閉蓋2の開閉に用いられるボタン部3と、を備え、衛生用薄葉紙収納容器1の内部に衛生用薄葉紙Pが収納される収納空間Sが形成されている。
(衛生用薄葉紙)
衛生用薄葉紙Pとしては、例えば、小型のウェットシート、ウェットティッシュ等が交互に折り重ねられた状態で積層され、1枚のウェットシート、ウェットティッシュ等を引き出した際に次のウェットシート、ウェットティッシュ等も引き出されるように形成された、所謂ポップアップ式のシートが用いられる。その他には、例えば、長さ方向に一定の間隔でミシン目が施された長大なウェットシート、ウェットティッシュ等がロール状に巻かれ、ミシン目に沿って切り離して使用するロールシートを用いることもできる。
(容器本体)
容器本体10は、図1から図4に示すように、例えば、全体として、前後方向及び上下方向に比して左右方向に長い略直方体状に形成され、これが上下方向中央部よりも上部において上下に二分され、容器本体10の上側を構成する容器本体上部11と、容器本体10の下側を構成する容器本体下部12と、で形成されている。容器本体上部11と、容器本体下部12とは容器本体10の後面部において、接続部13によって接続されている。
容器本体上部11と、容器本体下部12と、接続部13とは、射出成形(2色成形)等の方法によって一体的に形成されている。
容器本体10は、図1から図4に示すように、容器本体上部11と容器本体下部12とが組み合わさり、内部の収納空間Sが閉塞された状態で、全体が、前後方向に好ましくは60mmから150mm、さらに好ましくは80mmから100mm、左右方向に好ましくは80mmから200mm、さらに好ましくは145mmから165mm、上下方向に好ましくは30mmから100mm、さらに好ましくは50mmから70mmの大きさとなるように形成されている。
また、各面の厚みは、好ましくは0.5mmから3.0mm、さらに好ましくは1.0mmから2.0mmである。
この大きさ及び厚みであれば、成形効率が高く、かつ実使用に問題ない強度を達成することができる。
(接続部)
衛生用薄葉紙収納容器1は、図3に示すように、容器本体上部11と容器本体下部12とを接続する接続部13を支点として回動するように形成されている。これによって、図4に示すように収納空間Sが外部に露出された状態とすることができる。
また、収納空間Sを閉塞する際には、使用者は、容器本体上部11を上記とは反対に回動させればよい。
また、図3に示すように、接続部13は、衛生用薄葉紙収納容器1の他の部分と比較して薄くなるように形成されているため、曲がりやすく、容器本体上部11を、接続部13を支点として、容器本体下部12に対して回動させやすくなっている。
なお、生産性は低下するものの、容器本体上部11と、容器本体下部12とを別体として形成の上、これらをヒンジ等によって回動自在に接続することも可能である。
また、容器本体10を上下方向中央部よりも上部で容器本体上部11と容器本体下部12とに二分することにより、収納された衛生用薄葉紙Pが所定の包装体によって覆われた状態で、収納空間Sに収納される場合において、収納空間Sの閉塞時に包装体のエンドシール部等を挟み込んでしまうおそれを低減することができ、衛生用薄葉紙Pをさらに詰め替えやすくなる。
なお、容器本体10が容器本体上部11と容器本体下部12と、に二分される位置は、上下方向中央部付近であってもよい。
(容器本体上部)
容器本体上部11は、図2から図9に示すように、例えば、下面が略矩形状の開口部となった略直方体状に形成され、上面を形成する天面部111の中央部付近に、下方に凹状となる凹部112が形成されており、凹部112内には、中央部に収納空間Sの衛生用薄葉紙Pを取り出すための取出孔113aを有する取出部113が設けられている。さらに、凹部112の後端部には、付勢部材114が収納される収納凹部115が形成され、前端部には、ボタン部3が固定され、押圧により変形するボタン可動部116が形成されている。
また、容器本体上部11の下面の下端部には、環状の外縁部117と、外縁部117よりも内側に設けられ、外縁部117よりも下方に突出した環状の内縁部118と、が形成されている。
また、容器本体上部11の前面の下端部には、収納空間Sを露出する際に把持する取手部119が形成されている。
(容器本体上部の材質)
容器本体上部11は、硬質な材料である硬質材料によって形成されている。硬質材料としては、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、POM(ポリアセタール)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等の硬質プラスチックを用いることができる。
また、後述する弾性材料によって形成された部分と、硬質材料によって形成された部分は、射出成形(2色成形)によって一体的に形成されていることが望ましい。
(凹部)
凹部112は、図2に示すように、天面部111の平面視における中央部付近に形成されている。図2においては、凹部112が、平面視において容器本体上部11の前端部に達する曲線状の略矩形となる場合について図示しているが、凹部112の具体的形状はこれに限られない。
凹部112の上下方向の深さは、天面部111から見て、5mmから20mmであることが好ましい。また、平面視における大きさは、内部に取出部113を形成可能であれば、特に限定されないが、前後方向に40mmから80mm、左右方向に40mmから120mmであることが好ましい。
(取出部)
取出部113は、凹部112の平面視における中央部付近に形成された、弾性材料で形成された部分であり、取出部113の略中央には、略球面状に盛り上がった膨出部分113bが形成されており、その膨出部分113bに取出孔113aが設けられている。
また、取出孔113aの縁には、取出部113の中央部に向かって、その手前側の縁から突き出している3つの突片113cが設けられている。
取出部113は、例えば、上下方向の厚みが0.5mmから2.0mmの膜状に形成されていることが望ましい。また、取出部113等を形成する弾性材料としては、例えば、シリコンゴム又はスチレン-ブタジエン系、ポリエステル系、ポリエチレン系もしくはウレタン系等のTPE(Thermoplastic Elastomers;熱可塑性エラストマー)等の弾性を有する材料を用いることができ、硬度が20から90であることが望ましい。弾性材料の硬度が上記の値よりも低くなると、柔らかすぎて成形が難しく、成形効率が悪くなる点から望ましくない。また、弾性材料の硬度が上記の値よりも高くなると、衛生用薄葉紙Pを取り出すための取出孔113aが形成された取出部113が硬くなり、抵抗が掛かりすぎて、シートが1枚ずつ取り出しにくくなる点、また、シートを引っ張り出す際に収納空間Sにまで指を入れ難くなる点から望ましくない。
なお、上記硬度は、JIS K 6253(タイプAデュロメータ)によって測定されたものである。
(取出孔)
取出孔113aは、取出部113の平面視における中央部に形成された、収納空間Sに繋がる孔部である。
例えば、図2においては、取出孔113aは、三角形の各辺が内側に円弧状に突出した形状を有し、各頂点と重心点を結ぶように3本のスリットが重心点で交わる略逆Y字状となっている。また、3本のスリットのうち、前後方向に延在するスリットの幅は他のスリットの幅に比べて広くなっている。なお、スリットの本数はこれより少数でも多数でもよく、例えば、十字型に2本のスリットを入れることにより取出孔113aを形成するようにしてもよい。
取出部113は、取出孔113aの周囲が弾性材料によって形成されていることで、衛生用薄葉紙Pに対して適切な抵抗を掛けることができ、収納空間Sに収納された衛生用薄葉紙Pが引き出された後に、次の衛生用薄葉紙Pを保持する機能を果たす。また、衛生用薄葉紙Pがロールシートである場合において、衛生用薄葉紙Pに設けられている切断用のミシン目で、これを切断することを可能とする。
(突片)
突片113cは、取出孔113aから引き出される衛生用薄葉紙Pが摺接する箇所であり、取出孔113aから引き出される衛生用薄葉紙Pに対して適切な抵抗を掛けるために設けられている。
具体的には、使用者が衛生用薄葉紙収納容器1の開閉蓋2を開放して衛生用薄葉紙Pを取り出す場合、衛生用薄葉紙収納容器1の後ろ側に起立された姿勢の開閉蓋2が衛生用薄葉紙Pを取り出す動作の妨げにならないように、使用者は衛生用薄葉紙収納容器1の前面側から手を伸ばし、衛生用薄葉紙Pを取出孔113aから引き出すようにするので、取出孔113aから引き出される衛生用薄葉紙Pは手前側の縁の突片113cと摺接するようになる。
このとき、取出孔113aから手前側に引き出される衛生用薄葉紙Pに対し、手前側の縁から後方へ向かって突き出している突片113cが摺接することで、突片113cが衛生用薄葉紙Pに対して適切な抵抗を掛けて、衛生用薄葉紙Pが取出孔113aから引き出されすぎてしまわないようにすることができる。
すなわち、手前側の縁から後方へ向かって突き出している突片113cは、取出孔113aから手前側に引き出される衛生用薄葉紙Pに対して適切な摩擦力を付与し、引き出して使用する衛生用薄葉紙Pに続いて引き出される次の衛生用薄葉紙Pが取出孔113aから引き出されすぎてしまわないようにする機能を有している。
そして、使用する衛生用薄葉紙Pに続いて引き出された次の衛生用薄葉紙Pは、その第1端部が適正な長さで引き出された状態で、取出孔113aに保持されるようになる。
また、このようにして取出孔113aに保持されている衛生用薄葉紙Pの端部は、手前側の突片113cを含む3つの突片で支持されている。
衛生用薄葉紙Pの端部を保持する取出孔113aは、取出部113の膨出部分113bに設けられているので、各突片113cの先端側は膨出部分113bの周囲の基面である取出部113よりも高い位置にある。そして、衛生用薄葉紙Pの端部は、このような突片113cによって、周囲よりも高い位置で支持されて取出孔113aに保持されているので、その衛生用薄葉紙Pを摘まみやすくなっている。
(付勢部材)
付勢部材114は、図2に示すように、弾性材料で形成された帯状の部材である。付勢部材114の第1端は凹部112の後方に固着され、第1端と対向する第2端は、開閉蓋2の挿入部23(後述)に固着され、開閉蓋2を起立させる開放方向へと付勢しており、使用者がボタン部3を押圧した際に、開閉蓋2を後方の容器本体上部11との接続部分を回転軸として回転させるようにして開放させる。
付勢部材114は、幅が好ましくは2mm~30mm、さらに好ましくは8mm~10mm、厚みが好ましくは0.5mm~3.0mm、さらに好ましくは1.0mm~2.0mmの帯状となるように形成されている。
付勢部材114がこのような大きさに形成されていることで、開閉蓋2の解放時に無理なく押し上げることが可能であり、かつ、開閉蓋2の閉塞時に、付勢部材114を収納凹部115内に容易に折り曲げて収納することができる。
図2に示すように、付勢部材114を、何ら力を加えられていない状態において伸びた状態となるように形成することで、図8に示すように、開閉蓋2が閉じられて付勢部材114が折り曲げられた際に、図2に示す状態に戻ろうとする力が生じるようにする。これにより、開閉蓋2を、容器本体上部11に対して、後方の開閉蓋2と容器本体上部11との接続部13を回転軸として後方へと回転するように付勢することが可能となる。
(収納凹部)
収納凹部115は、図8に示すように、開閉蓋2の閉塞時において、付勢部材114が下方へと押し込められた際に、付勢部材114の折り曲げられた部分を収納するための凹部である。
収納凹部115は、図2に示すように、凹部112内の取出部113の後方かつ、付勢部材114の前方付近において、凹部112よりも更に下方に凹状となるように形成される。
収納凹部115の形状は特に限定されないが、例えば、前後方向に比して左右方向に長い略直方体状であり、開閉蓋2を閉塞した際に、開閉蓋2によって押し込められ、折り曲げられた付勢部材114を収納できるだけの空間を有していればよい。
(ボタン可動部)
ボタン可動部116は、ボタン取付部32(後述)の左右部及び前方部を囲うように下方へと凹状となるように、取出部113等と同様に弾性材料により形成されており、ボタン取付部32に差し込んだボタン31の先端部311aを上方から押圧した際に、ボタン可動部116が弾性変形することで、ボタン部3が下方に傾くように形成されている。
また、ボタン可動部116のうち、ボタン取付部孔322(後述)と接する箇所には、ボタン側突起315(後述)が挿通される孔部であるボタン可動部孔116aが形成されている。
(外縁部・内縁部)
外縁部117は、図4から図6に示すように環状であり、容器本体上部11の下端部に形成されている。
内縁部118は、図4から図6に示すように環状であり、容器本体上部11の下端部において外縁部117よりも内側に設けられ、外縁部117よりも下方に突出し、収納空間Sの閉塞時には、内縁部118が後述する容器本体下部12の凹溝部121に入り込むように形成されている。
(取手部)
取手部119は、例えば、図1から図9に記載されているように、容器本体上部11の前面の中央部において、容器本体上部11と一体的に、前面からアーチ状に突出して形成されており、前面との間に指を引っ掛けることができる隙間aが形成されるようになっている。取手部119の前面と対向する内面には2つの係止部1191が設けられている。収納空間Sを露出する際は、取手部119を把持し、接続部13を支点として容器本体上部11を回動させる。
また、図8及び図9に記載されているように、容器本体上部11の前面と、取手部119の内面とが交わる部分は、R形状とされており、丸みを帯びるように成形されている。
なお、取手部119の形状は、アーチ状に突出する形状でなくとも、容器本体上部11の前面から突出し、前面との間に隙間aを有する形状であれば、どのような形状であってもよい。
また、取手部119は、容器本体上部11と容器本体下部12が係合した状態では、容器本体下部12に設けられた係合突起123(後述)と前後方向に重なるようになっている。これにより、係合突起123が正面から見えない構造となっている。
(係止部)
係止部1191は、図4及び図6から図9に記載されているように、取手部119の内面に左右方向に沿って所定の間隔で2つ設けられており、収納空間Sの閉塞時に係合突起123に係合し、閉塞状態を維持するように形成されている。
2つの係止部1191が設けられる間隔は、任意であるが、一般的な使用者の指幅よりも大きければなおよい。具体的には、5mmから25mmの間で離されて形成され、より好ましくは、18mmから25mmの間で離されて形成されている。
なお、係止部1191の数は、2つに限らず、取手部119の内面の左右方向の中央部から左右に離れた位置に各々設けられていればよく、例えば、左右にそれぞれ2つずつ(合計4つ)設けられていてもよい。
(容器本体下部)
容器本体下部12は、図4に示すように、上面が略矩形状の開口部となった略直方体状に形成されており、上端部には、環状の凹溝部121が形成されている。
また、容器本体下部12の上面の底部には、収納空間Sに収納した衛生用薄葉紙Pを取出孔113aから取り出す際の滑り止めとなる滑り止め部122が形成されている。
また、容器本体下部12の前面の上端部中央部付近には、容器本体下部12と一体的に、前方に突出する係合突起123が形成されている。
(容器本体下部の材質)
容器本体下部12は容器本体上部11において用いられるのと同様の硬質材料によって形成されている。
(凹溝部)
凹溝部121は、例えば図4に示すように環状であり、収納空間Sを閉塞する際に、容器本体上部11の内縁部118が係合するように、容器本体下部12の上端部に形成されており、外周壁部1211と、内周壁部1212と、を備える。
(外周壁部・内周壁部)
外周壁部1211は、容器本体下部12の外周壁面として形成され、収納空間Sを閉塞する際は、容器本体上部11の外縁部117に当接する。
内周壁部1212は、容器本体下部12の内周壁面として形成され、外周壁部1211よりも上方に突出し、図4に示すように、後面の左右方向の両端部に設けられた第1ガイド部1212aと、後面の左右方向に複数設けられた第2ガイド部1212bと、を備える。
そして、外周壁部1211と内周壁部1212の間に容器本体上部11の内縁部118が摺接することで収納空間Sの密閉性が維持されるようになっている。
(第1・第2ガイド部)
第1ガイド部1212aは、図4に示すように、容器本体下部12の後面の左右方向両端部に、それぞれ左面又は右面に延長されて設けられ、外周壁部1211及び第2ガイド部1212bよりも上下方向の高さが高い。
第2ガイド部1212bは、波状であり、容器本体下部12の後面に左右方向に沿って複数設けられ、外周壁部1211よりも上下方向の高さが高いが、第1ガイド部1212aよりは低い。
(滑り止め部)
滑り止め部122は、容器本体下部12の底部において、周囲を硬質材料に囲われた弾性材料によって形成され、例えば図4に示すように、矩形の対向する頂点を結ぶような2本の直線が重心点で交わり、2本の直線のなす角のうち、左右方向に伸びるように形成された2つの角に円弧を描いたような形状を有する。
また、上記2本の直線の4つの端部は円状になっており、図7に示すように、当該円状部の弾性材料のみが載置面に接するようになっており、載置部1221としての役割を果たす。
(係合突起)
係合突起123は、図4及び図6に示すように、容器本体下部12の前面の上端部略中央部において、容器本体下部12と一体的に、前方に突出した突起部であり、収納空間Sの閉塞時において、2つの係止部1191が係合される。
係合突起123は、左右方向の長さが、2つの係止部1191の間隔と、2つの係止部1191のそれぞれの左右方向の長さの和よりも長くなるように形成される。
(開閉蓋)
開閉蓋2は、図1から図3及び図5に示すように、凹部112の後方に回動自在に接続された扁平な曲線状の略矩形の部材であり、閉塞状態における前側に開閉蓋側係止部21を備え、下面側に開閉蓋側密閉環部22と、付勢部材114を挿入する挿入部23と、を備える。
また、開閉蓋2は、閉塞時の平面視における形状が容器本体上部11の凹部112の平面視における形状のうち、ボタン部3が備えられた部分を除いた形状と略同一となるように形成されており、閉塞時において、凹部112に嵌め込むことができ、また天面部111と面一となるように形成されている。
(開閉蓋の材質)
開閉蓋2は、図1から図3及び図5に示すように、全体が、容器本体10において用いられるのと同様の硬質材料によって形成されている。
(開閉蓋側係止部)
開閉蓋側係止部21は、例えば、図2、図3及び図5に示すように、開閉蓋2の前方に突出する爪状の部分である。そして、ボタン部3に形成されるボタン側係止部313(後述)と係合することによって、開閉蓋2を閉塞状態で係止する。また、使用者がボタン部3を押圧した際には、開閉蓋側係止部21とボタン側係止部313との係合が外れ、付勢部材114によって生じる付勢力によって、開閉蓋2が開放状態となるように形成されている。
なお、開閉蓋側係止部21の形状は、ボタン側係止部313に係合することによって、開閉蓋2を閉塞状態で係止するとともに、使用者がボタン部3を押圧した際には、開閉蓋側係止部21とボタン側係止部313との係合が外れるものであれば任意であり、図2、図3及び図5に示したような爪状には限られない。
(開閉蓋側密閉環部)
開閉蓋側密閉環部22は、図2及び図5に示すように、開閉蓋2の閉塞時において下方へと環状に突出し、図5及び図7に示すように、その内周側の面が、容器本体上部11に形成された取出部113の外周と接触するように、下面側略中央部に形成されている。
(挿入部)
挿入部23は、図2及び図5に示すように、開閉蓋2の後端部に付勢部材114を挿入して固着するものである。
(ボタン部)
ボタン部3は、容器本体10において用いられているのと同様の硬質材料によって形成され、ボタン31と、ボタン31が取り付けられるボタン取付部32とを備え、使用者がボタン部3を押圧した際に、開閉蓋側係止部21の係止が外れ、開閉蓋2が開放状態となるように形成されている。
(ボタン)
ボタン31は、図9及び図10に示すように、ボタン取付部32とは独立して形成され、上面を形成する上面部311と、ボタン取付部32と嵌合し、上面部311の下面から下方へと突出したボタン側嵌合部312と、開閉蓋側係止部21を挿入することによって、開閉蓋2を閉塞状態で係止するボタン側係止部313と、ボタン31の取り付け時にボタン取付部リブ321(後述)と嵌合するボタン側リブ314と、上面部311の下面からボタン取付部32よりも下方へと突出したボタン側突起315を有する。
(上面部)
上面部311は、図1、図8から図10(b)に示すように、例えば、平面視において後方側が直線状、前方側が円弧状となり、先端部311a付近を除いて凹部112の前端部付近の平面視における形状と略同一の形状となるように形成され、先端部311aが凹部112から前方に突出するように形成されている。
上面部311の大きさは、凹部112のうち開閉蓋2によって覆われていない部分の大きさに応じて定まるが、前後方向に最も長い部分で10mmから30mm、左右方向に最も長い部分で30mmから100mmの長さを有することが望ましい。
上面部311の先端部311aと容器本体上部11との間には隙間bが形成されており、先端部311a及び基端部311bは、容器本体上部11の上面(水平)に対して異なる角度で下方に傾斜するように形成されている。
このとき、先端部311aの傾斜角度は、基端部311bの傾斜角度よりも大きくなるように形成されている。具体的には、基端部311bの傾斜角度が6度~8度、先端部311aの傾斜角度が8度~10度であることが好ましい。
なお、基端部311bは容器本体上部11に対して平行で先端部311aのみが下方に傾斜していてもよいし、基端部311bから先端部311aにかけて同じ角度で傾斜してもよい。
(ボタン側嵌合部)
ボタン側嵌合部312は、例えば図10(b)に示すように、底面視において前方側が曲線状、後方側が直線状となる環状に上面部311から下方へと突出し、外周が、ボタン取付部32の内周より僅かに小さく形成される。このようなボタン側嵌合部312を上方からボタン取付部32に差し込むことで、ボタン31をボタン取付部32に取り付けることができる。
なお、ボタン側嵌合部312の内周を、ボタン取付部32の外周と同一か僅かに大きく形成し、下方からボタン取付部32を差し込むことで、ボタン31をボタン取付部32に取り付けることができるようにしてもよい。
(ボタン側係止部)
ボタン側係止部313は、図10(b)に示すように、ボタン31の後方に形成される孔部であり、開閉蓋2に形成された開閉蓋側係止部21が内部に挿入されて係合することによって、開閉蓋2を閉塞状態で係止するように形成されている。また、使用者がボタン部3を押圧した際には、開閉蓋側係止部21の挿入が外れ、付勢部材114によって生じる付勢力によって、開閉蓋2が開放状態となるように形成されている。
なお、ボタン側係止部313の形状は、開閉蓋2を閉塞状態で係止するとともに、使用者がボタン部3を押圧した際には、ボタン側係止部313と、開閉蓋側係止部21との係合が外れるものであれば任意であり、図示したような孔部には限られず、例えば、開閉蓋側係止部21が係合する爪部であってもよい。
(ボタン側リブ)
ボタン側リブ314は、例えば図10(a)から図12に示すように、ボタン側嵌合部312の前方に、上面部311から下方に突出するように左右方向に間隔を空けて複数形成された、略矩形状の突部であり、ボタン31をボタン取付部32に差し込んだ際に、隣り合うボタン取付部リブ321、321の間にボタン側リブ314が挿通され、嵌合するように形成されている。
(ボタン側突起)
ボタン側突起315は、図8から図12に示すように、上面部311から、ボタン側嵌合部312よりも長く下方へと突出するように設けられた突起である。
なお、ボタン側嵌合部312、ボタン側係止部313、ボタン側リブ314及びボタン側突起315は、射出成形(2色成形)等の方法によって一体的に形成されている。
ボタン側突起315の径は、1mm~3mmの範囲であって、ボタン31をボタン取付部32に差し込む際は、ボタン側突起315がボタン取付部孔322(後述)及びボタン可動部孔116aに挿通されるように形成されている。
(ボタン取付部)
ボタン取付部32は、図5及び図9に示すように、凹部112の前端部において、硬質材料により上方へと凸状となるように環状に形成され、外面の前方部に突部であるボタン取付部リブ321と、底部にボタン側突起315が挿通される孔部であるボタン取付部孔322を備える。
ボタン取付部32は、前方側が平面視曲線状、後方側が平面視直線状となり、内周がボタン部3に形成されたボタン側嵌合部312の外周よりも僅かに大きく形成され、上方からボタン側嵌合部312をボタン取付部32に差し込むことで、ボタン31をボタン取付部32に取り付けることができるように形成されている。
また、図3に示すように、ボタン取付部32は、X方向後方側のうち、Y方向中央部が凹部112の前端部と一体的に形成されており、両端部は凹部112から離間して形成されている。
(ボタン取付部リブ)
ボタン取付部リブ321は、例えば図5に示すように、ボタン取付部32の外面の前方側に、左右方向に間隔を空けて複数形成された略矩形状の突部であり、ボタン31をボタン取付部32に取り付ける際に、ボタン側リブ314が隣り合うボタン取付部リブ321、321の間に嵌合するように形成されている。
(ボタン取付部孔)
ボタン取付部孔322は、図9に示すように、ボタン取付部32の底部に設けられた孔部であり、ボタン可動部孔116aと、一連のボタン用孔部Hとして連通し、ボタン側突起315を挿通可能に形成されている。
ボタン用孔部Hとしては、ボタン側突起315と同様に1mm~3mmの径を有しているのが好ましい。また、ボタン用孔部Hの個数としては、収納空間S内の密閉性や、ボタン部3の大きさ等を考慮すると、2つとするのが好ましい。
なお、ボタン側突起315の底面部及びボタン用孔部Hの形状としては、図10に示すような円形であっても構わないが、これに限られず、楕円状や略矩形状、正方形状であっても構わない。また、図9のLに示すボタン側突起315の長さは、6mm~13mmの範囲であるのが好ましく、図9においては、ボタン側突起315はボタン用孔部Hから突出しないように形成されているが、これに限られない。
(ボタン部とボタン可動部との固定方法)
ボタン可動部116と、ボタン取付部32と、ボタン取付部リブ321とは、射出成形(2色成形)等の方法によって一体的に形成されている。
ただし、ボタン可動部116とボタン取付部32においては、ボタン取付部32の下面(ボタン部3の下面)のY方向中央部と、同箇所に対応するボタン可動部116の上面のみが一体的に形成されている。すなわち、ボタン部3は、下面のうちY方向中央部がボタン可動部116に固定されており、両端部はボタン可動部116から離間している。
なお、本実施形態においては、ボタン取付部32をY方向に略三等分した際に、そのうちの真ん中の部分を「中央部」とし、他の部分を「両端部」としているが、これに限られず、中央部のY方向の長さが両端部のY方向の長さと異なるようにしてもよい。
具体的には、例えば図11に示すように、ボタン取付部32の下面を、Y方向中央部に向かうにつれてZ方向下方に凸となるような正面視略V字状とすることで、ボタン部3の下面の両端部とボタン可動部116とを離間させることができる。
また、図12に示すように、ボタン可動部116の上面を、Y方向中央部に向かうにつれてZ方向上方に凸となるような正面視略逆V字状とすることで、ボタン部3の下面の両端部とボタン可動部116とを離間させるようにしてもよい。
なお、図11及び図12に示したような構成に限られず、ボタン可動部116又はボタン取付部32のY方向中央部のみが凸状となるような正面視略逆T字状(あるいは、正面視略T字状)とすることで、ボタン可動部116とボタン部3の下面の両端部とを離間させるようにしてもよい。
また、ボタン可動部116とボタン取付部32のいずれかのみに凸部を形成する構成に限られず、ボタン可動部116とボタン取付部32の両方のY方向中央部に凸部を設け、両凸部を一体的に形成し、ボタン可動部116とボタン取付部32を固定する構成としてもよい。
[実施形態の効果]
以下、本実施形態によって得られる主要な効果について説明する。
本実施形態に係る衛生用薄葉紙収納容器1においては、ボタン部3の下面(すなわち、ボタン取付部32の下面)のうち、Y方向中央部がボタン可動部116に固定され、両端部はボタン可動部116から離間するように形成されている。
従来の衛生用薄葉紙収納容器においては、ボタンの中央部を押圧した場合のみ、開閉蓋を開放することができたが、本実施形態においては、ボタン部3の第1端部を押圧した場合であっても、ボタン可動部116に固定されているボタン取付部32のY方向中央部を支点として、ボタン可動部116から離間しているボタン部3の第2端部が上方に浮き上がり、開閉蓋側係止部21とボタン側係止部313との係合が外れて、開閉蓋2が開放されることとなる。また、ボタン部3の可動域がより大きくなっているため、中央部を押圧した場合は、ボタン部3が斜めに動くこととなり、より開閉蓋2を開放しやすくなっている。
したがって、ボタン可動部116を構成する弾性材料が変形したとしても、ボタン部3の押圧により、開閉蓋2を容易に開放することができる。
また、ボタン取付部32は、X方向後方側のうち、Y方向中央部が凹部112の前端部と一体的に形成されており、両端部は凹部112から離間しているため、X方向後方側の全体が凹部112の前端部と一体的に形成されている場合に比べて、ボタン部3の可動域が広がることとなる。そのため、ボタン31の第1端部を押圧した際に、第2端部がZ方向上方により大きく傾くこととなり、開閉蓋2をより容易に開放することができる。
また、ボタン部3のボタン側係止部313に開閉蓋2の開閉蓋側係止部21が挿入されていることから、ボタン部3が下方へ沈むと、これに応じて開閉蓋2も下方へと押し込まれることとなるが、開閉蓋2は、付勢部材114によって上方へと付勢されており、このような付勢力は、開閉蓋2が下方へ沈み込むほど強くなる。
そのため、ボタン部3が一定程度押し込まれると、これに応じて開閉蓋2が沈み込み、開閉蓋2に対する上方への付勢力が強くなるが、開閉蓋2とボタン部3とは、開閉蓋側係止部21及びボタン側係止部313のみによって係合しているため、開閉蓋2への付勢力が強くなると、この係合が外れ、開閉蓋2が開放される。したがって、ボタン部3の上面のどの部分を押圧しても、開閉蓋2を開放させやすい。
[変形例]
以下、上記実施形態の変形例につき説明する。
(取手部)
取手部119は、容器本体上部11の他の部分と一体成形されていてもよいし、別体として設けて後で取り付けるようにしてもよい。
(係合突起)
係合突起123は、必ずしも1つではなく、2つの係止部1191それぞれに対して2つ設けてもよい。
(ガイド部)
ガイド部は、第1ガイド部1212aのみとする構成でもよいし、第2ガイド部1212bのみとする構成でもよい。
第1ガイド部1212aは、必ずしも左面又は右面に延長するように設けられていなくてもよい。
第2ガイド部1212bは、波状でなく左右方向に亘って同一の高さとなるように設けられていてもよい。
(接続部)
上記においては接続部13が、衛生用薄葉紙収納容器1の左右方向中央部付近の一ヶ所にのみ形成された場合につき説明したが、接続部13の構成はこれに限られない。
例えば、衛生用薄葉紙収納容器1の左右に2つの接続部13、13を設けるようにしてもよい。また、衛生用薄葉紙収納容器1の後面側の全面を覆う接続部13を設けるようにしてもよい。
(ボタン側リブ・ボタン取付部リブ)
上記においては、ボタン側リブ314及びボタン取付部リブ321は共に略矩形状であるとしたが、これに限られず、共に略台形状になるように形成してもよい。
また、ボタン側リブ314とボタン取付部リブ321の接触面は共に波形状になるように形成してもよい。なお、波形状としては、曲線の波形状に限られず、直線の波形状であってもよい。また、各々の波の大きさは、必ずしも全て同じでなくともよい。
また、ボタン側リブ314とボタン取付部リブ321の形状は、ボタン31をボタン取付部32に取り付けた際に、隣り合うボタン取付部リブ321の間にボタン側リブ314が挿通され、嵌合するように形成されていればよく、任意の形状を取ることができる。
(ボタン部)
また、上記においては、ボタン部3は、ボタン31をボタン取付部32から独立した別部材として形成され、ボタン31をボタン取付部32に差し込むことで固定されるものとしたが、ボタン31とボタン取付部32を一体的に形成しても構わない。
その他、衛生用薄葉紙収納容器1の細部の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
1 衛生用薄葉紙収納容器
10 容器本体
112 凹部
113a 取出孔
116 ボタン可動部
2 開閉蓋
3 ボタン部
31 ボタン
32 ボタン取付部
P 衛生用薄葉紙

Claims (4)

  1. 内部に衛生用薄葉紙が収納され、当該衛生用薄葉紙を取り出す取出孔を有する容器本体を備える衛生用薄葉紙収納容器であって、
    前記容器本体に回動自在に取り付けられ、前記取出孔を閉塞する開閉蓋と、前記開閉蓋を開閉するボタン部と、を備え、
    前記容器本体は、前記取出孔が形成され、下方に凹状となる凹部と、前記凹部の前端部に、弾性材料により形成されるボタン可動部と、を備え、
    前記ボタン部は、下面のうち中央部が前記ボタン可動部に固定され、
    前記下面の両端部は、前記ボタン可動部から離間していることを特徴とする衛生用薄葉紙収納容器。
  2. 前記下面は、左右方向中央部に向かうにつれて下方に凸となる形状であることを特徴とする請求項1に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
  3. 前記ボタン可動部の上面は、左右方向中央部に向かうにつれて上方に凸となる形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
  4. 前記ボタン部は、ボタンと前記下面を形成するボタン取付部とを備え、
    前記ボタン取付部は、前記ボタン可動部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の衛生用薄葉紙収納容器。
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