JP2022070512A - 作業管理システム及び教師データの生成方法 - Google Patents

作業管理システム及び教師データの生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像画像を用いるのみにて、作業の進捗管理が可能とする。【解決手段】作業管理システムは、撮像器40、部品アクセス推定部31、及び作業抜け判定部32を備える。撮像器40は、組立現場を撮像する。部品アクセス推定部31は、撮像器40による撮像画像から、組立に用いられる複数種類の部品がそれぞれ収納された複数の収納場所の画像領域である部品画像を抽出するとともに、当該部品画像において作業者が部品を取ったことを示す部品アクセスの有無を推定する。作業抜け判定部32は、部品アクセス推定部31によって部品アクセスがあったと推定された部品を時系列に並べた実作業部品順が、組立品の組立工程に沿った部品の使用順が規定された規定部品順とは異なったときに、組立工程における作業抜けが生じたと判定する。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1) 開催日 令和2年2月6日及び2月7日 (2) 集会名、開催場所 2019年度 修士論文審査会 慶應義塾大学理工学研究科(神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1) (3) 公開者 大島宏友 (4) 公開された発明の内容 大島宏友が、2019年度 修士論文審査会にて、『動画像を用いた組立作業における作業進捗の管理に関する研究』との論題で、仲田義敏、今村大輔、村田直輝、榊原新、志田敬介、山崎友彰、及び大島宏友が発明した、作業管理システム及び教師データの生成方法を公開した。
本明細書では、組立作業の進捗を管理する作業管理システム及び当該システムで用いられるアルゴリズムを生成するための教師データの生成方法が開示される。
従来から、作業者の作業内容を認識、分析する作業管理システムが知られている。例えば特許文献1では、カメラ、加速度センサ、ジャイロセンサ等の複数のセンサを用いて作業者の体の部位(例えば手)および作業対象の物体を検出している。そして、検出された体の部位と物体の位置や動き、向き等に基づいて、作業者によって実施された作業内容が認識される。
作業内容が認識されることで、例えば作業が複数工程に及ぶ場合に、それぞれの作業工程に掛かる時間が求められる。また、一部の工程が意図せずに省略される(飛ばされる)作業抜けが判定可能となる。
国際公開第2018/087844号
ところで、作業者及び物体を検出するセンサの数を増やせば、その分精度の高い作業の進捗管理が可能となる。しかしながら、作業現場には部品や治具等が置かれ、センサの設置スペースの確保が困難となるおそれがある。
そこで本明細書では、撮像画像を用いるのみにて、作業の進捗管理が可能な、作業管理システムと、当該システムにて用いられるアルゴリズムを生成する教師データの生成方法が開示される。
本明細書では、組立作業の進捗を管理する作業管理システムが開示される。当該システムは、撮像器、部品アクセス推定部、及び判定部を備える。撮像器は、組立現場を撮像する。部品アクセス推定部は、撮像器による撮像画像から、組立に用いられる複数種類の部品がそれぞれ収納された複数の収納場所の画像領域である部品画像を抽出するとともに、当該部品画像において作業者が部品を取ったことを示す部品アクセスの有無を推定する。判定部は、部品アクセス推定部によって部品アクセスがあったと推定された部品を時系列に並べた実作業部品順が、組立品の組立工程に沿った部品の使用順が規定された規定部品順とは異なったときに、組立工程における作業抜けが生じたと判定する。
上記構成によれば、部品画像における作業者のアクセス有無に応じて、組立に用いられた部品の実作業での使用順が推定される。そして当該使用順が規定の順番とは異なるときに、作業抜けが生じたと判定される。
また上記構成において、作業管理システムは、工程推定部を備えてもよい。工程推定部は、撮像器による撮像画像から、組立品の画像領域である組立品画像を抽出するとともに、組立工程別の組立品の撮像画像に基づいて、抽出された組立品画像に対応する組立工程を推定する。
上記構成によれば、組立品画像に基づいて組立工程を推定可能となり、撮像画像のみにて工程管理を行うことができる。
また上記構成において、工程推定部は、撮像器による撮像画像が入力される入力層と、複数段階に分かれる組立工程のいずれかのみが出力される出力層とを有するニューラルネットワークを備えてもよい。
上記構成によれば、工程推定部からは、正常な組立工程の何れかのみが出力層から出力され、例えば作業抜けとの推定結果は出力されない。組立品画像から作業抜けを推定するには、当該作業抜けの画像が必要となるが、作業抜けの態様は多岐に亘り、その画像の取得は多大な労力を要する。そこで工程推定部では、正常な組立工程のみを出力とし、作業抜けに関しては部品アクセス推定部及び判定部が判定を行う。これにより、工程推定部に対する学習に当たり、教師データの点数が過大になることが抑制される。
また上記構成において、部品アクセス推定部では、部品画像の抽出及び部品アクセスの有無推定に当たり、学習済みのSSDアルゴリズムが用いられてよい。当該SSDアルゴリズムでは、入力層に画像データが入力され、出力層に部品画像を標的とした抽出領域を示す抽出枠、抽出枠の位置予測に関する位置確信度、及び抽出枠内の画像に対するクラスに関するクラス確信度が出力される。抽出枠の出力に当たり、SSDアルゴリズムでは、位置確信度及びクラス確信度に重み付けを加えた評価関数のスコアが複数の候補抽出枠ごとに求められる。部品アクセス推定部は、スコアが最高値である候補抽出枠を出力する。SSDアルゴリズムの評価関数では、位置確信度に対する重み付けがクラス確信度に対する重み付けよりも低く設定される。
部品の収納場所は作業者によって変わる場合があり、位置確信度が評価関数のスコアに影響するSSDアルゴリズムを用いる場合に、作業者によっては部品画像の抽出精度が低くなるおそれがある。そこで、SSDアルゴリズムの評価関数における位置確信度の重み付けが、抽出した画像領域が何を示すかを表すクラス確信度に対する重み付けよりも低く設定されることで、作業者による部品の収納場所のばらつきが部品画像の抽出精度に与える影響を抑制可能となる。
また本明細書では、上記に記載のSSDアルゴリズムを生成するための教師データを生成する、教師データの生成方法が開示される。この方法では、組立現場の撮像画像であって、それぞれの収納場所の位置が変更された複数の画像に対して、部品画像の抽出枠及び当該部品画像に対するクラスが付与される。
上記構成によれば、組立現場の撮像画像における収納場所をそれぞれ異ならせた教師データ、言い換えると、部品の収納場所として正解位置を一か所に限定しない教師データが用いられる。このような教師データを用いることで、SSDアルゴリズムの学習過程で位置確信度への重み付けを低くすることが出来る。
本明細書で開示される作業管理システムによれば、撮像画像を用いるのみにて、作業の進捗管理が可能となる。
本実施形態に係る作業管理システムのハードウェア構成を例示する図である。 本実施形態に係る作業管理システムの機能ブロックを例示する図である。 組立現場の撮像画像を例示する図である。 組立工程を例示する図である。 工程推定部におけるSSDアルゴリズムを生成するための教師データの一例を示す図である。 工程推定部のニューラルネットワークを例示する図である。 工程推定部による工程推定プロセスを例示するフローチャートである。 組立工程において使用される部品を示す、規定部品順を説明する図である。 作業抜け判定の概要を説明する図である。 部品アクセス推定部を構成する機能ブロックを例示する図である。 部品アクセス推定部におけるSSDアルゴリズムを生成するための教師データの一例(部品アクセス無し)を示す図である。 部品アクセス推定部におけるSSDアルゴリズムを生成するための教師データの一例(部品アクセス有り)を示す図である。 部品アクセス推定部におけるSSDアルゴリズムを生成するための教師データの一例であって、ランダム配置加工が施された画像を示す図である。 部品アクセス推定部の、部品C用AIのニューラルネットワークを例示する図である。 部品アクセス推定部による作業抜け判定プロセスを例示するフローチャートである。 部品アクセス推定部による作業抜け判定プロセスの別例を示すフローチャートである。
<全体構成>
図1に、本実施形態に係る作業管理システムが例示される。当該システムは、組立作業の進捗を管理するシステムであって、作業管理装置10及び撮像器40を含んで構成される。
作業管理装置10は、例えばコンピュータから構成される。作業管理装置10は、演算装置のCPU11と、記憶手段としてのシステムメモリ12及びストレージ13を備える。ストレージ13は例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)等の非一過性の記憶装置であってよい。また作業管理装置10は、キーボードやマウス等の入力部14と、撮像器40等の外部機器との情報の入出力を管理する入出力コントローラ15を備える。
さらに作業管理装置10は、撮像器40が撮像した撮像画像を処理する手段として、GPU16(Graphics Processing Unit)、フレームメモリ17、RAMDAC18(Random Access Memory Digital-to-Analog Converter)、及び表示制御部19を備える。加えて作業管理装置10は、処理済みの画像を表示する表示部20を備える。
GPU16は、画像処理用の演算装置であって、後述する部品アクセス推定や組立工程の推定を行う際に主に稼働される。フレームメモリ17は、撮像器40により撮像されGPU16により演算処理された画像を記憶する記憶装置である。RAMDAC18は、フレームメモリ17に記憶された画像データを、アナログディスプレイである表示部20向けのアナログ信号に変換する。
表示制御部19は、GPU16、フレームメモリ17、及びRAMDAC18を通して処理された画像を表示部20に表示させる。例えば表示制御部19は、撮像器40による撮像画像と、撮像画像中の抽出枠(後述される)とを表示部20に重畳表示させる。
なお、図1では、作業管理装置10に表示部20が含まれているが、例えば表示部20以外の構成を含んだ作業管理装置10(コンピュータ)が、組立現場から離れたサーバ室に設置されてよい。また表示部20は、作業者が閲覧可能となるように、作業現場に設置されてもよい。
図2には、作業管理装置10の機能ブロックが例示される。この機能ブロック図は、例えばストレージ13に記憶されるか、または、DVD等の、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記憶媒体に記憶されたプログラムを、CPU11が実行することで構成される。
作業管理装置10は、処理機能部として、部品アクセス推定部31、作業抜け判定部32、工程推定部33、警告出力部37、及び表示部38を備える。また作業管理装置10は、記憶部として、実作業部品順記憶部34、規定部品順記憶部35、及び作業工程記憶部36を備える。
工程推定部33は、撮像器40が撮像した組立現場の画像から、組立品の画像領域である組立品画像を抽出する。また工程推定部33は、この抽出と併せて、組立工程別の組立品の撮像画像に基づいて、抽出された組立品画像に対応する組立工程を推定する。この組立品画像の抽出と組立工程の推定は、後述されるSSD(Single Shot MultiBox Detector)アルゴリズムを用いて実行される。作業工程記憶部36には、工程推定部33により推定された組立工程(より正確には組立工程名称)が記憶される。
部品アクセス推定部31は、撮像器40が撮像した組立現場の画像から部品画像を抽出する。部品画像とは、組立に用いられる複数種類の部品がそれぞれ収納された複数の収納場所の画像領域を示す。
また部品アクセス推定部31は、部品画像の抽出と併せて、部品画像において作業者が部品を取ったことを示す部品アクセスの有無を推定する。この部品画像の抽出と組立工程の推定は、後述されるSSDアルゴリズムを用いて実行される。実作業部品順記憶部34には、部品アクセス推定部31により推定された、部品アクセスのあった部品(より正確には部品名称)が記憶される。
規定部品順記憶部35には、組立品の組立工程に沿った部品の使用順が規定された規定部品順が記憶される。作業抜け判定部32は、部品アクセス推定部31によって部品アクセスがあったと推定された部品を時系列に並べた実作業部品順と、規定部品順との異同を判定する。そして、実作業部品順が規定部品順と異なったときに、作業抜け判定部32は、組立工程における作業抜けが生じたと判定する。
作業抜けが生じたと判定されると、警告指令が警告出力部37に送られる。これを受けて警告出力部37は表示部38に警告を表示させる。例えば作業抜けがあったことを示す警告メッセージが表示部38に表示される。
撮像器40は、例えば組立現場に設置されたカメラデバイスであり、組立現場を静止画及び動画にて撮像可能となっている。撮像器40は、例えばCMOSやCCD等の撮像デバイスを含んで構成される。
<組立作業の概要>
図3には、撮像器40により撮像された、組立現場の画像が例示される。例えば撮像器40は、組立現場を上から俯瞰するようなアングルとなるように位置、角度、画角等が定められる。なお、図3の組立現場、及び図4の組立工程は、本実施形態に係る作業管理システムが適用される対象の一例であって、種々の組立現場及び組立工程に、本実施形態に係る作業管理システムが適用可能である。
組立現場では、組立作業を行う治具60が設けられる。治具60には、組立品の位置や角度を決めるための窪みや把持機構等が設けられているが、簡略化のため、これらの機構の図示は省略する。
治具60の周辺に複数種類の部品が配置される。例えばベルトコンベア56にてA部品51及びB部品52が運ばれる。また部品箱57にはC部品53が収納される。さらにA部品51,B部品52,C部品53をそれぞれドライバ59で締結させるナット54がナット箱58に収納される。
後述されるように、部品箱57及びナット箱58は移動可能であって、作業者ごとに組立現場上の配置が異なる場合がある。後述されるように、部品アクセス推定の際には、このような部品箱57及びナット箱58の位置変化の影響が少ないSSDアルゴリズムが用いられる。
図4には、図3の組立現場における組立工程が例示される。まず、ベルトコンベア56から作業者がA部品51を取り、これを治具60にセット(位置決め)する(組立工程1)。次に作業者はベルトコンベア56からB部品52を取り、これを治具60にセットする(組立工程2)。次に作業者は、ナット箱58からナット54を取り出してこれをドライバ59にセットする(組立工程3)。さらに作業者はA部品51とB部品52をナット締めする(組立工程4)。次に作業者は、部品A51、部品B52及びナット54から構成される組立品(仕掛品)を、治具60上の他の場所にセットする(組立工程5)。次に作業者は、部品箱57からC部品53を取り、治具60にセットする(組立工程6)。
さらに作業者は、ナット箱58からナット54を取り出し、これをドライバ59にセットする(組立工程7)。さらに作業者は、A部品51、B部品52及びナット54からなる組立品55(仕掛品)と、C部品53とをドライバ59でナット締めする(組立工程8)。
以下に説明されるように、図3の組立現場に係る例では、作業管理システムでは、組立品の組立工程が上記8工程に分けられる。この組立工程の設定は、例えば予め作業管理システムの管理者等によって実行される。
なお、後述されるように、工程推定部33(図2参照)による組立工程の推定は、組立品55及び治具60が含まれる抽出枠70E内の画像を専ら基準画像として実行される。したがって、抽出枠70E(図5参照)内での変化を含む工程を単位として、組立工程を区分化することが好適である。言い換えると、抽出枠70E内では変化が無く、抽出枠70E外では変化が生じるような工程を、単独の組立工程として区分すると、当該組立工程の推定は困難となる。
<工程推定部>
図2を参照して、工程推定部33は、例えば学習済みのニューラルネットワークを含んで構成される。このニューラルネットワークは、例えば畳み込みニューラルネットワーク(CNN)から構成される。このニューラルネットワークは、例えばSSDアルゴリズム(Single Shot MultiBox Detector)による演算処理が実行可能となっている。
SSDアルゴリズムは既知であることから、以下では簡単に説明すると、このアルゴリズムでは、デフォルトボックスと呼ばれるアスペクト比(縦横比)の異なる複数の抽出枠(候補抽出枠)が画像に当て嵌められる。さらに画像上の各デフォルトボックスに対して、ターゲットとなる画像領域候補の抽出と、抽出された画像領域が何を示すかを表す「クラス」の分類が、ニューラルネットワークの一回の演算で実行される。例えば工程推定部33におけるクラスには、図4の組立工程1~8が登録される。
SSDアルゴリズムにおけるニューラルネットワークは、機能的に、位置検出用のニューラルネットワークと、クラス分類を行うためのニューラルネットワークを備える。そして、位置検出用のニューラルネットワークによる位置確信度と、クラス分類用のニューラルネットワークによるクラス確信度とが、候補抽出枠ごとに求められる。これらの確信度は評価関数に入力され、当該評価関数によって求められるスコアが一番高い値(最高値)を有する候補抽出枠(デフォルトボックス)が最終的に出力される。
図5には、工程推定部33における学習済みのSSDアルゴリズムを生成するための教師データが例示される。この例では、入力データとして組立現場の撮像画像が用意される。さらに出力データ(正解データ)として、治具60を標的とした抽出領域を示す抽出枠70Eの位置及び大きさのデータと、抽出枠70E内の画像のクラスが組立工程1~8のいずれかであることを示すデータが用意される。
治具60上では組立品が組み立てられるから、この抽出枠70Eは、組立品の画像領域である組立品画像を示すということが出来る。このような撮像画像と正解データの組み合わせが、教師データとして、上述した全ての組立工程に対して用意される。
なお、このアルゴリズムでは、撮像画像全体から組立工程を推定する代わりに、組立品55が組み立てられる治具60を囲む領域(組立品画像領域)に抽出枠70Eを絞って、いわばその枠内の画像情報に基づいて組立工程が推定される。これは、上述したように、ナット箱58や部品箱57の配置が作業者によりばらつきがある場合に、これらの箱の配置によって組立工程の推定精度が低下するおそれがあることによる。すなわち、組立工程の推定プロセスにおけるノイズ落としの観点から、治具60を囲む抽出枠70E内、言い換えると組立画像領域が、組立工程の推定対象に絞られる。
上記の教師データにより学習したSSDアルゴリズムに基づくニューラルネットワークが、図6に例示される。この学習は、例えば、既存の畳み込みニューラルネットワークに対する転移学習が含まれる。このニューラルネットワークでは、撮像器40による組立現場の撮像画像が入力層に入力され、出力層に、それぞれの組立工程1~8に対する確信度が出力される。これらの組立工程のうち、最も確信度の高い組立工程が最終的な回答(推定値)として工程推定部33から出力される。
図7には、工程推定部33による工程推定フローが例示される。図2を参照して、工程推定部33は、撮像器40が撮像した組立現場の画像を受信する(S10)。さらに工程推定部33は、上述したSSDアルゴリズムを用いて、位置確信度及びクラス確信度を含む評価関数のスコアが最高値の候補抽出枠(デフォルトボックス)を求める(S12)。
評価関数のスコアが最高値の候補抽出枠に付されたクラス、つまり組立工程(より正確には組立工程名称)は、作業工程記憶部36に記憶される(S14)。記憶された組立工程は、時系列的に並べることが可能であって、例えば各組立工程に掛かる時間を算出して、作業改善に繋げる等の作業管理が可能となる。
なお、組立工程では、作業者が意図せずに所定の組立構成をスキップする、作業抜けが発生する場合がある。この場合、抽出枠70E内の組立品55は、正常な組立工程順に基づく組立品55に対して形状や構成部品が異なることになる。
このような場合、例えば監督者の目視により、作業抜けが生じたことを判定することが出来る。その一方で、工程推定部33のSSDアルゴリズムに基づくニューラルネットワークは、正常な組立に基づく組立工程1~8の画像を学習対象としており、作業抜けが生じたときの画像については未学習の状態となっている。つまり、工程推定部33の出力層は、複数段階に分かれる組立工程1~8のいずれかのみが出力され、例えば「作業抜け」等の出力ノードを持たない。
したがって、作業抜けが生じたときの撮像画像が入力されたときに、工程推定部33は、その出力としていわば無理矢理に組立工程1~8の何れかを出力する。その結果、例えば組立規定通りの組立工程が出力され、作業抜けの判定が困難となるおそれがある。そこで本実施形態に係る作業管理システムでは、作業抜けの有無を判定するために、部品アクセス推定部31が用いられる。
<作業抜け判定の概要>
図8には、組立工程1~8と並んで、これらの組立工程で使用される部品の順番が例示される。この部品の順番は、正しい組立工程に則った部品の順番を示すものであり、規定部品順と呼ばれる。
図8を参照して、組立工程1でA部品51が使用される。次に組立工程2でB部品52が使用される。次の組立工程3ではナット54が使用される。次に組立工程6でC部品53が使用され、最後にナット54が使用される。つまり、規定部品順によれば、組立品55の組立開始から終了まで、A部品51→B部品52→ナット54→部品C53→ナット54との順番で部品が使用される。
本実施形態に係る作業抜け判定では、作業によって取り出された部品の順番(実作業部品順)が記録され、その順番が規定部品順と異なっているか否かが判定される。例えば図9のように、実作業部品順がA部品51→B部品52→ナット54→ナット54となったときに、作業抜けがあったと判定される。
<部品アクセス推定部>
作業抜けの判定に当たり、組立現場における部品、その置かれている位置、及び作業者により部品が取られているか否かの3点が推定される必要がある。この推定が部品アクセス推定部31により実行される。
図10には、部品アクセス推定部31の内部機能ブロック図が例示される。部品アクセス推定部31は、組立品55の組立に必要な部品別に人工知能が構築される。例えばA部品51のアノテーション及び作業者のアクセス有無を推定する人工知能として、部品アクセス推定部31は、A部品AI31Aを備える。同様にして部品アクセス推定部31は、B部品52及びC部品53のアノテーション及び作業者のアクセス有無を推定する人工知能として、それぞれ、B部品AI31B及びC部品AI31Cを備える。さらに部品アクセス推定部31は、ナット54のアノテーション及び作業者のアクセス有無を推定する人工知能として、ナットAI31Dを備える。
これらの人工知能はそれぞれ独立したニューラルネットワークを備える。図11には、部品アクセス推定部31におけるそれぞれの人工知能(ニューラルネットワーク)に対する学習用の教師データの例が示される。この図では、撮像器40による組立現場の撮像画像に抽出枠70A~70Fが設定される。
抽出枠70A~70Cは、それぞれ、A部品51~C部品53の画像を標的とした抽出領域を示す。抽出枠70Dは、ナット54の画像を標的とした抽出領域を示す。また上述したように抽出枠70Eは、治具60の画像を標的とした抽出領域を示す。抽出枠70Fは、ドライバ59の画像を標的とした抽出領域を示す。
さらにそれぞれの抽出枠70A~70Fに関連付けてクラスが設定される。例えばC部品AI31Cの教師データであれば、クラスとして「部品Cアクセス有り」と「部品Cアクセス無し」の2者が設定される。例えば図11において、正解データとして抽出枠70Cが設定されるとともに、当該抽出枠70Cに関連付けてクラス「部品Cアクセス無し」が付される。
また図12には、作業者の手80がC部品53を取ったとき、つまり部品アクセス有りのときの画像が例示される。この画像において、正解データとして抽出枠70Cが設定されるとともに、当該抽出枠70Cに関連付けてクラス「部品Cアクセス有り」が付される。
このように、入力画像として組立現場の撮像画像が使用され、出力値(正解データ)として部品を囲む抽出枠と、当該部品への作業者のアクセス有無が示される。このような教師データを部品アクセス推定部31に設けられたそれぞれの部品AIに与えて学習させることで、それぞれの部品に特化したニューラルネットワークが生成される。この学習は、例えば、既存の畳み込みニューラルネットワークに対する転移学習が含まれる。
なお、部品画像の抽出及び部品アクセスの有無推定に当たり、A部品AI31A、B部品AI31B、C部品AI31C、及びナットAI31Dでは、いずれも学習済みのSSDアルゴリズムが用いられる。上述のように、SSDアルゴリズムは、機能的に、位置検出用のニューラルネットワークと、クラス分類を行うためのニューラルネットワークに分けられる。さらに、位置検出用のニューラルネットワークによる位置確信度と、クラス分類用のニューラルネットワークによるクラス確信度とが評価関数に入力され、当該評価関数によってスコアが求められる。評価関数には、位置確信度及びクラス確信度にそれぞれ重み付け係数が付される。例えばSSDアルゴリズムにおける評価関数は下記数式(1)のように表される。
Figure 2022070512000002
数式(1)の詳細は既知であるので、ここでは簡単に説明すると、右辺括弧内第1項がクラスについての誤差(確信度)関数を示し、第2項が位置誤差(確信度)関数を示す。位置誤差は、教師データにおける正解位置からのずれを示している。さらに位置誤差関数には重み付け係数αが付される。
ここで、ナット54が収納されるナット箱58及びC部品53が収納される部品箱57は、組立現場に固定されておらず自由な配置が可能となる。したがって仮に、組立現場に置かれたナット箱58及び部品箱57の配置が、教師データにおけるこれらの箱の配置(正解位置)とは異なっている場合に、組立現場におけるナット箱58及び部品箱57の抽出精度(正解率)が低下するおそれがある。
そこで、少なくともC部品AI31C及びナットAI31D(図10参照)への教師データとして、図13に例示されるように、ランダム配置加工が施されたデータが含まれていてもよい。この画像処理では、ナット箱58及び部品箱57を囲む抽出枠70C,70D(図13では抽出枠70Dのみ図示される)内の画像領域が切り取られて、組立現場の撮像画像内の任意の位置に移動される。移動前に抽出枠70C,70Dがあった領域72は例えば黒色で塗りつぶされる。このランダム配置加工では、部品箱、つまり部品の収納場所の位置が、撮像画像内で変更された複数の画像が生成される。
教師データには、撮像器40による組立現場の撮像画像と、ランダム配置加工された撮像画像とが混合される。さらにこれらの画像に対して正解データとなる抽出枠及びクラス(部品アクセス有り/無し)が設定される。このような教師データを用いて、SSDアルゴリズムを形成するニューラルネットワークの学習が行われる。
ランダム配置加工によって、正解データにおける正解位置が、撮像画像中の至るところに設定される。つまり位置予測においてはどの位置でも正解となり得る状況となり、学習後のSSDアルゴリズムでは、上述の数式(1)における、位置確信度に対する重み付け係数が、クラス確信度に対する重み付け係数よりも低く設定される。例えば位置確信度に対する重み付けαが1未満となる。
なお、SSDアルゴリズムにおいて位置確信度に対する重み付けαを任意の値に設定可能である場合には、例えばα=0に設定する等、位置推定に対する重み付けを無効とすることもできる。
上記の教師データにより学習済みの、C部品AI31Cのニューラルネットワークが図14に例示される。このニューラルネットワークの入力層には、撮像器40によって撮像された組立現場の撮像画像が入力される。出力層には、C部品53の抽出枠70Cの候補(候補抽出枠)と、当該候補抽出枠に関連付けられた、C部品53へのアクセス有り/無しのクラスが、位置確信度及びクラス確信度とともに出力される。これらの候補出力枠のうち、位置確信度及びクラス確信度を評価する評価関数によるスコアが最高値であるものが最終的な出力として得られる。
<作業抜け判定フロー>
図15には、本実施形態に係る作業管理システムにおける、作業抜け判定フローが例示される。部品アクセス推定部31は、撮像器40による組立現場の撮像画像を取得する(S20)。次に部品アクセス推定部31は、SSDアルゴリズムを用いて、位置確信度及びクラス確信度に重み付けを加えた評価関数のスコアを候補抽出枠ごとに求め、スコアが最高値の候補出力枠を求める(S22)。
具体的には、図10に例示されるように、A部品AI31A、B部品AI31B、C部品AI31C、及びナットAI31Dに、それぞれステップS20で取得した撮像画像が入力される。これを受けてA部品AI31A、B部品AI31B、C部品AI31C、及びナットAI31Dでは、A部品51、B部品52、C部品53、ナット54の作業者によるアクセスが有るか否かが推定される。
なお、実際の作業内容に鑑みれば、これらの出力の内容としては、A部品51、B部品52、C部品53、ナット54の何れか一つに部品アクセスが有り、残りは部品アクセスが無いとの組み合わせとなるか、全ての部品に対して部品アクセス無しとの出力が得られる。
上記出力を経て、部品アクセス推定部31は、A部品51~C部品53及びナット54の中に、部品アクセス有りとの出力が得られたものがあるかを判定する(S24)。全ての部品に対する出力が、部品アクセス無しであった場合には、部品アクセス推定部31は、ステップS20に戻る。
一方、A部品51~C部品53及びナット54の中に、部品アクセス有りとの出力が含まれている場合には、部品アクセス推定部31は、部品アクセス有りとの出力に対応する部品を抽出して、これを(より正確にはその部品名を)実作業部品順記憶部34(図2)に記憶させる(S26)。実作業部品順記憶部34には、部品アクセスが有った部品が時系列に並べられた状態で記憶されている。
次に作業抜け判定部32は、実作業部品順記憶部34に記憶された実作業部品順を参照する。またこれと併せて作業抜け判定部32は、規定部品順記憶部35に記憶された規定部品順を参照する。そして作業抜け判定部32は、実作業部品順が規定部品順と異なっているか否かを判定する(S28)。
実作業部品順が規定部品順と同一である場合には、作業抜けなく正常に組立作業が進められていると判定され、ステップS20に戻り、撮像画像の解析作業が更新される。一方、実作業部品順が規定部品順と異なる場合には、作業抜け判定部32は、警告出力部37に対して作業抜けが発生したことを表す警告指令を送信する。これを受けて警告出力部37は、表示部38に警告を表示させる(S30)。例えば警告出力部37は、作業抜けがあった旨のメッセージを、表示部38であるディスプレイに表示させる。例えば表示部38が組立現場に置かれている場合に、作業者が表示部38に表示されたメッセージに気付き、作業内容が是正される。
このように、本実施形態における作業管理システムによれば、撮像器40の撮像画像のみにて、組立工程の把握と作業抜けの有無判定を行うことが出来る。
なお、実作業部品順と規定部品順との比較により作業抜けの有無を判定する他に、工程推定部33への学習により、作業抜けの有無を判定させる方法も考えられる。例えば、工程推定部33の学習に用いられる教師データに、正常な組立に基づく組立工程1~8の画像に加えて、作業抜けの画像を加え、さらに正解クラスとして、組立工程1~8に作業抜けとのクラスを加える必要がある。
しかしながら作業抜けの画像とは、要するに正常な組立作業以外の全ての作業態様を含むものであり、その種類は膨大なものとなる。この膨大な種類の作業態様の画像を、学習のためにそれぞれ多数取得することには多大な労力が必要となる。
これに対して本実施形態に係る作業管理システムによれば、工程推定部33への学習に当たり、教師データとして、正常な組立に基づく組立工程1~8の画像と、正解クラスとして組立工程1~8とのデータセットを用いることで、データ点数の簡素化が図られる。また部品アクセス推定部31及び作業抜け判定部により、作業抜けの有無を判定することが出来る。
なお、例えば実作業において作業抜けの頻度が高い工程など、教師データとしての画像が一定数取得可能な作業抜けの態様については、当該工程の作業抜けの態様を推定可能なように、工程推定部33を生成することも可能である。つまり工程推定部33では、出力層として組立工程1~8とのクラスに加えて、例えば特定の組立工程(例えば組立工程3)における作業抜けとのクラスが追加される。この場合、部品アクセス推定部31及び作業抜け判定部32による、実作業部品順と規定部品順との異同判定に加わる形で、作業抜けの推定が可能となる。
<作業抜け判定フローの別例>
図16には、本実施形態に係る作業管理システムにおける、作業抜け判定フローの別例が示される。この別例では、図15と比較して、ステップS24及びステップS28の条件分岐が省略され、また、ステップS28の代わりに、実作業部品順が規定部品順と異なっていることを検出するステップS38が設けられる。
このような判定フローは、例えば作業内容の検証を行うときに用いられる。または、本実施形態に係る作業管理システムによる作業抜け判定が正常に作動しているか否かを確認するための点検時に、このような判定フローが用いられてよい。例えばこの場合、撮像画像として、意図的に作業抜けのある画像が用いられる。このようなフローにおいても、作業抜けを判定可能であって、表示部38への警告表示が可能である。
なお、上記の実施形態では、工程推定部33による組立工程の推定と、部品アクセス推定部31及び作業抜け判定部32による作業抜け推定の両者を実施していたが、本実施形態における作業管理システムは、この形態に限らない。例えば作業管理システムは、組立工程の推定と作業抜け推定のどちらか一方の推定を行ってもよい。
10 作業管理装置、31 部品アクセス推定部、31A A部品AI、31B B部品AI、31C C部品AI、31D ナットAI、32 作業抜け判定部、33 工程推定部、34 実作業部品順記憶部、35 規定部品順記憶部、36 作業工程記憶部、37 警告出力部、38 表示部、40 撮像器、51 部品A、52 部品B、53 部品C、54 ナット、55 組立品、56 ベルトコンベア、57 部品箱、58 ナット箱、59 ドライバ、60 治具、70A~70F 抽出枠。

Claims (5)

  1. 組立作業の進捗を管理する、作業管理システムであって、
    組立現場を撮像する撮像器と、
    前記撮像器による撮像画像から、組立に用いられる複数種類の部品がそれぞれ収納された複数の収納場所の画像領域である部品画像を抽出するとともに、当該部品画像において作業者が部品を取ったことを示す部品アクセスの有無を推定する部品アクセス推定部と、
    前記部品アクセス推定部によって前記部品アクセスがあったと推定された部品を時系列に並べた実作業部品順が、組立品の組立工程に沿った部品の使用順が規定された規定部品順とは異なったときに、組立工程における作業抜けが生じたと判定する判定部と、
    を備える、作業管理システム。
  2. 請求項1に記載の作業管理システムであって、
    前記撮像器による撮像画像から、組立品の画像領域である組立品画像を抽出するとともに、組立工程別の組立品の撮像画像に基づいて、抽出された前記組立品画像に対応する組立工程を推定する工程推定部と、
    を備える、作業管理システム。
  3. 請求項2に記載の作業管理システムであって、
    前記工程推定部は、前記撮像器による撮像画像が入力される入力層と、複数段階に分かれる組立工程のいずれかのみが出力される出力層とを有するニューラルネットワークを備える、
    作業管理システム。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の作業管理システムであって、
    前記部品アクセス推定部は、前記部品画像の抽出及び前記部品アクセスの有無推定に当たり、入力層に画像データが入力され、出力層に前記部品画像を標的とした抽出領域を示す抽出枠、前記抽出枠の位置予測に関する位置確信度、及び前記抽出枠内の画像に対するクラスに関するクラス確信度が出力される、学習済みのSSDアルゴリズムが用いられ、
    前記抽出枠の出力に当たり、前記SSDアルゴリズムでは、前記位置確信度及び前記クラス確信度に重み付けを加えた評価関数のスコアが複数の候補抽出枠ごとに求められ、前記部品アクセス推定部は、前記スコアが最高値である前記候補抽出枠を出力し、
    前記SSDアルゴリズムの前記評価関数では、前記位置確信度に対する重み付けが前記クラス確信度に対する重み付けよりも低く設定される、
    作業管理システム。
  5. 請求項4に記載の前記SSDアルゴリズムを生成するための教師データを生成する、教師データの生成方法であって、
    前記組立現場の撮像画像であって、それぞれの前記収納場所の位置が変更された複数の画像に対して、前記部品画像の抽出枠及び当該部品画像に対する前記クラスを付与する、
    教師データの生成方法。
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