JP2022058785A - 情報処理装置、ハザードマップ生成方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(実施の形態の概要)
まず、実施の形態に先立って、実施の形態の概要について説明する。図1を用いて、実施の形態の概要にかかる情報処理装置10について説明する。図1は、実施の形態の概要にかかる情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
複数のキーワードは、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む情報である。キーワードは、予め登録された情報であって、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかに関する情報である。キーワードは、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかを判断するための基準となる情報とも言える。また、キーワードは、投稿情報に含まれる場所情報が示す場所や位置が災害によって危険であるのか、安全であるのかを推測可能な情報とも言える。キーワードは、例えば、「危険」、「危ない」、「やばい」、「近寄らない」、「避難」、「安全」、「大丈夫」、「平気」、「何も起こっていない」、「無事」等の情報であってもよい。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。実施の形態1は、実施の形態の概要を詳細にした実施の形態である。
関連災害情報には、同じ行に設定されている災害種別が示す災害が発生した後に同時に発生し得る関連する災害の情報が設定される。図3に示す一例では、例えば、災害種別が「地震」である場合、地震の後に、「津波」、「火事」、「火災」が同時に発生し得るため、「地震」に加えて「津波」、「火事」、「火災」が設定されている。なお、当然ながら、図3に示した災害種別および関連災害情報は一例であるため、その他の災害種別および関連災害情報が設定されていてもよい。
また、同一ユーザが複数の投稿情報を投稿する場合が想定されるが、この場合、取得部41は、同一ユーザの複数の投稿情報のうちの1つを取得するようにしてもよい。同一ユーザからの複数の投稿情報を全て用いると、投稿情報が示す内容に偏りが出てしまう可能性が想定されるからである。また、取得部41は、災害が発生した後に、定期的に、複数のユーザから投稿された災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、キーワードと、を含む投稿情報を取得してもよい。
表示部48は、生成部46が生成したハザードマップを表示可能なディスプレイである。
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1の改良例である。本実施の形態では、実施の形態1におけるエリア内で投稿情報数が最も多い位置をランドマークとして特定することを目的とする。
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、実施の形態1および2の改良例である。そのため、本実施の形態の説明を、実施の形態1を用いて、実施の形態1と異なる内容について説明する。実施の形態1においては、取得部41は、場所情報とキーワードとを含む投稿情報を取得したが、本実施の形態では、時間情報をさらに含む投稿情報を取得する。
実施の形態3では、処理部43が、取得された投稿情報が示す日時を推定し、取得された投稿情報のうち、推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出した。しかしながら、これに限られず、処理部43は、例えば、推定した日時に基づいて、取得された投稿情報を所定時間毎の投稿情報にさらに分類してもよい。この場合、決定部44は、所定時間毎に、エリア全体の影響レベルを決定し、判定部45は、所定時間毎に、分類されたエリアの各々が危険なエリアであるか否かを判定し、生成部46は、所定時間毎にハザードマップを生成する。このようにすれば、利用者は、所定時間毎のハザードマップを閲覧することが可能となる。つまり、利用者は、避難しようとするエリアの状況を時系列的に確認することが可能となる。
図17は、上述した実施の形態において説明した情報処理装置10および40(以下、情報処理装置10等と称する)の構成例を示すブロック図である。図17を参照すると、情報処理装置10等は、ネットワーク・インターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワーク・インターフェース1201は、通信システムを構成する他のネットワークノード装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
(付記1)
災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得する取得部と、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が危険であると判定したエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える情報処理装置。
(付記2)
前記決定部は、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定する、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記決定部は、前記第1の投稿情報の影響レベルの平均値と、前記第2の投稿情報の影響レベルの平均値と、の差分影響レベルを前記エリア全体の影響レベルと決定する、付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記判定部は、前記エリア全体の影響レベルが第2の閾値以上である場合、前記エリアが危険であると判定する、付記1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記エリアは第1のエリアであり、
前記処理部は、第1のエリア毎に、投稿情報数が最も多い場所情報を特定し、前記特定された場所情報が示す第1の位置と、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報が示す第2の位置と、の間の距離を算出し、前記算出された距離に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を、前記第1の位置を基準とした所定距離毎に分割された複数の第2のエリアのいずれかに分類し、
前記決定部は、第2のエリア毎に、前記エリア全体の影響レベルを決定し、
前記判定部は、前記第2のエリア毎に、前記第2のエリアが危険であるか否かを判定する、付記1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記取得部は、時間情報をさらに含む投稿情報を取得し、
前記処理部は、前記取得された投稿情報に含まれる時間情報と前記取得された投稿情報の投稿日時とを用いて、前記投稿情報が示す日時を推定し、前記取得された投稿情報のうち、前記推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出し、
前記生成部は、前記所定時間毎に、前記ハザードマップを生成する、付記1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記生成したハザードマップ情報を通信端末に配信する配信部をさらに備える、付記1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記キーワードと前記影響レベルとを対応付けて管理する管理テーブルをさらに備え、
前記処理部は、前記管理テーブルを用いて、前記取得された投稿情報の各々に前記影響レベルを設定する、付記1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記生成したハザードマップを表示する表示部をさらに備える、付記1~8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10)
災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得し、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類し、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定し、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定し、
危険であると判定されたエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する、情報処理装置におけるハザードマップ生成方法。
(付記11)
災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得するステップと、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類するステップと、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定するステップと、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定するステップと、
危険であると判定されたエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記12)
前記エリア全体の影響レベルを決定するステップは、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定することを含む、付記11に記載のプログラム。
(付記13)
複数のユーザから投稿された投稿情報を収集するSNS(Social Networking Service)サーバと、
情報処理装置と、を含み、
前記情報処理装置は、
災害が発生した場合、前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を前記SNSサーバから取得する取得部と、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が危険であると判定したエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える情報処理システム。
(付記14)
前記決定部は、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定する、付記13に記載の情報処理システム。
11、41 取得部
12、43 処理部
13、44 決定部
14、45 判定部
15、46 生成部
100 情報処理システム
20 災害情報提供サーバ
21 SNSサーバ
22 ハザードマップ提供サーバ
30 インターネット
42、49 記憶部
47 配信部
48 表示部
50 通信端末
Claims (10)
- 複数のユーザから投稿された災害に関する投稿情報であって、場所情報と、予め登録され、該投稿情報が危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、を含む投稿情報を取得する取得部と、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、
前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える情報処理装置。 - 前記決定部は、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記決定部は、前記第1の投稿情報の影響レベルの平均値と、前記第2の投稿情報の影響レベルの平均値と、の差分影響レベルを前記エリア全体の影響レベルと決定する、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記エリア全体の影響レベルが第2の閾値以上である場合、前記エリアが危険であると判定する判定部を更に備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記エリアは第1のエリアであり、
前記処理部は、第1のエリア毎に、投稿情報数が最も多い場所情報を特定し、前記特定された場所情報が示す第1の位置と、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報が示す第2の位置と、の間の距離を算出し、前記算出された距離に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を、前記第1の位置を基準とした所定距離毎に分割された複数の第2のエリアのいずれかに分類し、
前記決定部は、第2のエリア毎に、前記エリア全体の影響レベルを決定し、
前記判定部は、前記第2のエリア毎に、前記第2のエリアが危険であるか否かを判定する、請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、時間情報をさらに含む投稿情報を取得し、
前記処理部は、前記取得された投稿情報に含まれる時間情報と前記取得された投稿情報の投稿日時とを用いて、前記投稿情報が示す日時を推定し、前記取得された投稿情報のうち、前記推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出し、
前記生成部は、前記所定時間毎に、前記ハザードマップを生成する、請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記生成したハザードマップ情報を通信端末に配信する配信部をさらに備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記キーワードと前記影響レベルとを対応付けて管理する管理テーブルをさらに備え、
前記処理部は、前記管理テーブルを用いて、前記取得された投稿情報の各々に前記影響レベルを設定する、請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 複数のユーザから投稿された災害に関する投稿情報であって、場所情報と、予め登録され、該投稿情報が危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、を含む投稿情報を取得し、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類し、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定し、
前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する、情報処理装置におけるハザードマップ生成方法。 - 複数のユーザから投稿された災害に関する投稿情報であって、場所情報と、予め登録され、危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、を含む投稿情報を取得するステップと、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類するステップと、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定するステップと、
前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
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