JP2022058785A - 情報処理装置、ハザードマップ生成方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、ハザードマップ生成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SNS情報を利用したハザードマップを作成すること。【解決手段】情報処理装置10は、災害が発生した場合、災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、キーワードと、を含む投稿情報を取得する取得部11と、キーワードに基づいて、取得された投稿情報の各々に投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、場所情報に基づいて、取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部12と、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部13と、エリア毎に、エリア全体の影響レベルに基づいて、エリアが危険であるか否かを判定する判定部14と、判定部14が危険であると判定したエリアに対して、エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、ハザードマップ生成方法およびプログラムに関する。
地震、地震による津波、大雨、火山噴火等の災害が発生した場合に、予想される被災状況が地図上に表示されるハザードマップが存在する。ハザードマップは、住民に対して、災害による被害を軽減出来るように災害に対する各種情報を分かり易い形式で公表し、自身が住んでいる地域の災害危険度を認識して、実際に災害が発生した際に被害を最小限に食い止めることを目的として活用される。
ハザードマップは、一般に、過去に発生した災害時の被災情報に基づいて作成される。そのため、実際に災害が発生した場合に、ハザードマップに表示された災害危険度と同じ被害状況になるとは限らないため、ハザードマップが十分に活用されているとは限らない。そこで、災害が発生した場合に、リアルタイムな被害状況を表示するハザードマップを作成する関連技術が検討されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、洪水等の水害が発生した場合に、現時点での河川情報を利用して、リアルタイムに氾濫解析および河道水位予測の計算をし、計算された情報を動的に表示するリアルタイム動的氾濫シミュレーションシステムが開示されている。
ところで、近年、Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標)等のSNS(Social Networking Service)が世界中で広く普及している。SNSは、利用者が身近に起こる事象を気軽に投稿することが可能なサービスであり、SNS情報を収集することによって膨大な情報を収集できる。そのため、SNS情報を用いて、様々なサービスを提供することが期待される。例えば、特許文献2のように、災害発生時に、SNS情報を用いて、災害に関連する情報をリアルタイム配信することが検討されている。
特許文献2には、SNS情報を収集し、収集したSNS情報を分析して、SNS情報の発信者の年齢層や、性別、周囲の人の避難状況、被災状況、災害の種類などのリアルタイムな項目情報を出力することが開示されている。
特開2004-197554号公報 特開2014-164381号公報
上述したように、SNSは、利用者が身近に起こる事象を気軽に投稿することが可能なサービスであり、SNS情報を用いて、様々なサービスを提供することが可能となる。そこで、発明者は、SNS情報を利用することによって、多くの利用者に活用されるハザードマップを作成することを検討した。
ここで、特許文献1は、SNS情報を用いて、ハザードマップを作成することを開示していない。また、特許文献2は、災害発生時にSNS情報を取得および分析をして、災害に関連する情報を配信する技術である。しかしながら、ハザードマップに適用するためには、取得したSNS情報を分析して、数値化した災害情報を出力する必要がある。特許文献2では、SNS情報を用いて、数値化された災害情報を出力することは開示されていない。そのため、特許文献2に開示された技術を用いたとしても、SNS情報を利用したハザードマップを作成することが出来ない。
本開示の目的は、このような問題を解決するためになされたものであり、SNS情報を利用したハザードマップを作成可能な情報処理装置、ハザードマップ生成方法およびプログラムを提供することである。
第1の態様にかかる情報処理装置は、災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得する取得部と、前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定する判定部と、前記判定部が危険であると判定したエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える。
第2の態様にかかるハザードマップ生成方法は、災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得し、前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類し、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定し、エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定し、危険であると判定されたエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する、情報処理装置におけるハザードマップ生成方法である。
第3の態様にかかるプログラムは、災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得するステップと、前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類するステップと、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定するステップと、エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定するステップと、危険であると判定されたエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムである。
上述の態様によれば、SNS情報を利用したハザードマップを作成することが可能となる。
実施の形態の概要にかかる情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる情報処理システムの構成例を示す概略構成図である。 災害情報テーブルの一例を示す図である。 場所情報テーブルの一例を示す図である。 キーワードテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1における決定部が行う決定処理の概念を説明する図である。 実施の形態1における決定部が行う決定処理の概念を説明する図である。 実施の形態1における決定部が行う決定処理の概念を説明する図である。 生成されたハザードマップの一例を示す図である。 実施の形態1にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかる処理部が行う処理の概念を示した図である。 実施の形態2にかかる生成部が生成するハザードマップを説明する図である。 実施の形態2にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。 実施の形態3にかかる情報処理システムの構成例を示す概略構成図である。 時間情報テーブルの一例を示す図である。 実施の形態3にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。 他の実施の形態にかかる情報処理装置の構成例を示す概略構成図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施の形態の概要)
まず、実施の形態に先立って、実施の形態の概要について説明する。図1を用いて、実施の形態の概要にかかる情報処理装置10について説明する。図1は、実施の形態の概要にかかる情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置10は、例えば、SNSサーバ、ハザードマップを提供するサーバ、SNSサーバであって、ハザードマップを提供するサーバなどの情報処理装置であってもよい。もしくは、情報処理装置10は、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ装置等であってもよい。情報処理装置10は、取得部11と、処理部12と、決定部13と、判定部14と、生成部15とを備える。
取得部11は、災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得する。投稿情報は、Twitter、Facebook等のSNSにおいて、ユーザから投稿された投稿情報(SNS情報)であってもよい。
場所情報は、具体的な地名であってもよく、建物名であってもよく、市区町村名を示す情報であってもよい。
複数のキーワードは、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む情報である。キーワードは、予め登録された情報であって、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかに関する情報である。キーワードは、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかを判断するための基準となる情報とも言える。また、キーワードは、投稿情報に含まれる場所情報が示す場所や位置が災害によって危険であるのか、安全であるのかを推測可能な情報とも言える。キーワードは、例えば、「危険」、「危ない」、「やばい」、「近寄らない」、「避難」、「安全」、「大丈夫」、「平気」、「何も起こっていない」、「無事」等の情報であってもよい。
取得部11は、場所情報と、キーワードと、を含む災害に関連する投稿情報を、複数のユーザから直接取得してもよいし、複数のユーザから投稿された投稿情報が収集されるSNSサーバから取得してもよい。
処理部12は、取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、取得された投稿情報の各々に投稿情報が示す災害による影響レベルを設定する。また、処理部12は、取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する。
処理部12は、予め登録されたキーワードおよび影響レベルの対応関係に基づいて、取得された投稿情報の各々に、災害による影響レベルを設定する。影響レベルは、例えば、高、中、低の3段階であってもよいし、10段階であってもよい。
処理部12は、予め登録された場所情報およびエリア情報の対応関係に基づいて、取得された投稿情報の各々を、予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する。
予め定められたエリアは、例えば、横浜市、川崎市などの「市」単位のエリアであってもよいし、「区町村」単位のエリアであってもよい。もしくは、予め定められたエリアは、災害場所を基準として、所定距離毎に分割されたエリアであってもよい。もしくは、予め定められたエリアは、取得部11が取得した投稿情報のうち、投稿情報が最も多く投稿された場所を基準として、所定距離毎に分割されたエリアであってもよい。
決定部13は、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された影響レベルに基づいて、対象エリアのエリア全体の影響レベルを決定する。エリア全体の影響レベルは、分類された投稿情報に設定されている影響レベルの平均値または中央値としてもよい。もしくは、エリア全体の影響レベルは、分類された投稿情報を所定の基準により2つにさらに分類し、分類された投稿情報の影響レベルを用いて決定されてもよい。
判定部14は、エリア毎に、当該エリアのエリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定する。判定部14は、エリア全体の影響レベルが所定の閾値以上である場合に、対象エリアが危険であると判定してもよい。
生成部15は、判定部14が危険であると判定したエリアに対して、エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する。生成部15は、予め記憶した地図情報に、判定部14が危険であると判定したエリアのエリア全体の影響レベルを設定して、ハザードマップを生成してもよい。もしくは、生成部15は、ハザードマップを提供するサーバからハザードマップを取得し、取得したハザードマップ上にエリア全体の影響レベルを重畳してハザードマップを生成してもよい。
以上説明した様に、実施の形態の概要にかかる情報処理装置10は、災害に関連する投稿情報を取得し、取得した投稿情報の各々に、災害による影響レベルを設定する。情報処理装置10は、各投稿情報に設定された影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する。これにより、取得した投稿情報を、ハザードマップに反映するためのデータを作成することが可能となる。
また、情報処理装置10は、エリア全体の影響レベルに基づいて、当該エリアが危険であるか否かを判定し、危険であるエリアのエリア全体の影響レベルを地図情報に重畳したハザードマップを作成する。ハザードマップは、危険なエリアに対してのみ災害時の予測被害状況を設定していることから、上記のようにすることで一般的な現行ハザードマップと同様に危険エリアに対してのみ災害情報を提供することが可能となる。したがって、実施の形態の概要によれば、SNS情報を利用したハザードマップを作成することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。実施の形態1は、実施の形態の概要を詳細にした実施の形態である。
図2を用いて、実施の形態1にかかる情報処理システム100について説明する。図2は、実施の形態1にかかる情報処理システムの構成例を示す概略構成図である。情報処理システム100は、災害情報提供サーバ20と、SNSサーバ21と、ハザードマップ提供サーバ22と、情報処理装置40と、通信端末50と、を備える。
災害情報提供サーバ20は、例えば、気象庁などの官公庁や市区町村に設置されたサーバであって、災害が発生した場合に、災害情報を提供するサーバである。災害情報提供サーバ20は、インターネット30を介して、情報処理装置40と接続する。なお、災害情報提供サーバ20は、インターネット30を介して、SNSサーバ21およびハザードマップ提供サーバ22と接続していてもよい。
災害情報提供サーバ20は、災害が発生した場合に、災害種別、災害発生場所、災害発生日時、災害の規模等を含む災害情報を配信する。なお、災害情報提供サーバ20は、上記情報に加えて、他の情報を配信してもよいし、上記情報のうちの一部のみを配信してもよい。
SNSサーバ21は、例えば、Twitter、Facebook等のSNS情報を収集するサーバであって、SNSに加入している複数のユーザからの投稿情報を収集する。SNSサーバ21は、インターネット30を介して、情報処理装置40と接続する。投稿情報は、テキストデータ、画像データ、動画データ、音声データであってもよく、テキストデータおよび画像データ、テキストデータおよび動画データ等、上記情報の組み合わせであってもよい。
SNSサーバ21は、収集した投稿情報を、SNSに加入している他のユーザに対して提供する。つまり、SNSに加入しているユーザは、他のユーザが投稿した投稿情報を閲覧可能になっている。以降の説明では、SNSサーバ21は、TwitterによるSNS情報を提供するサーバであるとして説明する。なお、Twitterにおいては、投稿情報は、いわゆる「つぶやき」または「ツィート」と称されることもあるため、以降の説明において、投稿情報を「つぶやき」または「ツィート」と称して記載することがある。
ハザードマップ提供サーバ22は、例えば、市区町村に設置されたサーバであって、過去の被災情報に基づいて作成された一般的な現行ハザードマップを提供するサーバである。ハザードマップ提供サーバ22は、インターネット30を介して、情報処理装置40に接続する。
通信端末50は、情報処理装置40が生成したハザードマップを受信し、受信したハザードマップを表示可能な通信装置である。通信端末50は、例えば、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ装置等の通信装置であってもよい。なお、図2においては、通信端末50は、1台のみが記載されているが、複数台を備える構成であってもよい。
情報処理装置40は、実施の形態の概要における情報処理装置10に対応する装置である。情報処理装置40は、取得部41と、記憶部42と、処理部43と、決定部44と、判定部45と、生成部46と、配信部47と、表示部48と、を備える。
取得部41は、実施の形態の概要における取得部11に対応する。取得部41は、インターネット30を介して、災害情報提供サーバ20、SNSサーバ21およびハザードマップ提供サーバ22と接続する。取得部41は、他の装置と接続および通信を行うことから通信部とも言える。取得部41は、災害が発生した際に、災害情報提供サーバ20から災害情報を取得する。さらに、取得部41は、ハザードマップ提供サーバ22から、一般的な現行ハザードマップを取得する。
また、取得部41は、災害が発生した場合、SNSサーバ21に投稿された投稿情報のうち、発生した災害に関連する投稿情報であって、場所情報と、キーワードと、を含む投稿情報を取得する。つまり、取得部41は、SNSに加入したユーザが投稿したつぶやきの中から、インターネットを介して、現在起きている災害に関するつぶやきのみを収集する。取得部41は、投稿情報に含まれるテキストデータを、例えば、形態素解析などの自然言語処理を行うことにより、取得すべき投稿情報を判別して取得する。
取得部41は、災害に関連する情報が設定される災害情報テーブルT1と、場所情報が設定される場所情報テーブルT2と、キーワードが設定されるキーワードテーブルT3と、を参照して、取得すべき投稿情報を判別して取得する。
ここで、図3を用いて、災害情報テーブルT1の一例について説明する。図3は、災害情報テーブルの一例を示す図である。災害情報テーブルT1は、発生した災害と、発生した災害の後に同時に発生し得る災害を示す関連災害情報と、を関連付けて登録するテーブルである。災害情報テーブルT1には、災害種別と、関連災害情報と、が設定される。
災害種別には、災害の種別が設定される。図3に示す一例では、災害種別として、「地震」、「火山噴火」、「大雨」、「火事」が設定されている。
関連災害情報には、同じ行に設定されている災害種別が示す災害が発生した後に同時に発生し得る関連する災害の情報が設定される。図3に示す一例では、例えば、災害種別が「地震」である場合、地震の後に、「津波」、「火事」、「火災」が同時に発生し得るため、「地震」に加えて「津波」、「火事」、「火災」が設定されている。なお、当然ながら、図3に示した災害種別および関連災害情報は一例であるため、その他の災害種別および関連災害情報が設定されていてもよい。
次に、図4を用いて、場所情報テーブルT2の一例について説明する。図4は、場所情報テーブルの一例を示す図である。場所情報テーブルT2には、位置を特定することが可能な場所情報と、場所情報がどのエリアに属しているかを示すエリア情報と、が関連付けて登録されている。
場所情報は、例えば、住所、ランドマーク情報、地名等の位置を特定することが可能な情報が登録されている。図4に示す一例では、場所情報には、「A駅」、「B駅」、「C駅」、「Dタワー」が設定されている。なお、当然ながら、場所情報には、その他の情報が登録されていてもよい。
エリア情報は、同じ行に設定されている場所情報がどのエリアに属しているかを示すエリアの情報が設定される。図4に示す一例では、エリア情報は、町単位のエリアの情報として記載しており、「A駅」は「a町」エリアに属していることを示している。なお、当然ながら、エリア情報には、町単位のエリアではなく、例えば、市単位などの町単位よりも広範囲のエリアが設定されてもよいし、町単位よりも狭いエリアが設定されてもよい。もしくは、エリア情報には、町、市単位ではなく、情報処理装置40の管理者が任意に定めたエリアが設定されてもよい。
次に、図5を用いて、キーワードテーブルT3の一例について説明する。図5は、キーワードテーブルの一例を示す図である。キーワードテーブルT3は、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、発生した災害によって推定される影響レベルと、を関連付けて登録するテーブルである。キーワードテーブルT3には、キーワードと、影響レベルと、が設定される。
キーワードには、予め登録された情報であって、危険を示す情報と安全であることを示す情報とを含む複数の情報が設定される。キーワードには、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかに関する情報が設定される。キーワードには、投稿内容が危険情報であるか安全情報であるかを判断するための基準となる情報が設定されるとも言える。また、キーワードには、投稿情報に含まれる場所情報が示す場所や位置が災害によって危険であるのか、安全であるのかを推測可能な情報が設定されるとも言える。図5に示す一例では、キーワードには、例えば、「安全」、「平気」、「大丈夫」、「無事」、「心配ない」、「被害」、「揺れた」、「近寄ら」、「危険」、「危ない」、「避難」、「ヤバい」、「緊急」等の情報が設定される。
影響レベルには、キーワードに対応付けられた影響レベルであって、災害によって推定される危険度合いを示す影響レベルが設定される。本実施の形態では、影響レベルは、10段階のレベルにより表されており、数字が大きい程、災害による影響レベルが高い。図5に示す一例では、「安全」には影響レベル「1」が設定されており、「平気」には影響レベル「2」が設定されていることを示している。なお、当然ながら、図5に示したキーワードおよび影響レベルは、一例であるので、その他のキーワードが登録されていてもよいし、キーワードに対応付けられる影響レベルが異なっていてもよい。
ここで、図3~図5を用いて、取得部41が取得する投稿情報の一例を説明する。例えば、投稿情報のなかに、「さっきの地震でA駅の建物が崩れて危険」や「今、Dタワーにいるけど、10分前の地震でも安全」といった投稿情報があったと仮定する。取得部41は、「地震」という情報が災害情報テーブルT1の関連災害情報に含まれていることから災害に関する投稿情報が含まれていることを判別する。また、取得部41は、「A駅」、「Dタワー」という情報が場所情報テーブルT2の場所情報に含まれていることから、場所情報が含まれている投稿情報であることを判別する。さらに、取得部41は、「危険」、「安全」という情報がキーワードテーブルT3のキーワードに含まれていることから、キーワードを含む投稿情報であることを判別する。そのため、取得部41は、上記の「さっきの地震でA駅の建物が崩れて危険」および「今、Dタワーにいるけど、10分前の地震でも安全」という投稿情報を取得すべき投稿情報と判別して取得する。
なお、投稿情報にGEOタグと称される投稿者の現在の位置情報が含まれている場合には、取得部41は、場所情報を含む投稿情報と判別し、GEOタグが示す位置情報を場所情報としてもよい。
また、同一ユーザが複数の投稿情報を投稿する場合が想定されるが、この場合、取得部41は、同一ユーザの複数の投稿情報のうちの1つを取得するようにしてもよい。同一ユーザからの複数の投稿情報を全て用いると、投稿情報が示す内容に偏りが出てしまう可能性が想定されるからである。また、取得部41は、災害が発生した後に、定期的に、複数のユーザから投稿された災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、キーワードと、を含む投稿情報を取得してもよい。
次に、図2に戻り、記憶部42について説明する。記憶部42は、災害情報テーブルT1、場所情報テーブルT2およびキーワードテーブルT3を記憶する。また、記憶部42は、取得部41がハザードマップ提供サーバ22から取得したハザードマップを記憶する。そして、記憶部42は、処理部43が様々な観点により取得した投稿情報を分類し、リスト化されたデータ(投稿情報)を記憶する。
次に、処理部43について説明する。処理部43は、実施の形態の概要における処理部12に対応する。処理部43は、取得部41が取得した投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、取得した投稿情報の各々に投稿情報が示す災害による影響レベルを設定する。具体的には、処理部43は、取得された投稿情報の各々に含まれるキーワードと一致するキーワードをキーワードテーブルT3から検索し、検索されたキーワードに関連付けられた影響レベルを、取得された投稿情報の各々に災害による影響レベルとして設定する。
例えば、投稿情報が「さっきの地震でA駅の建物が崩れて危険」である場合、キーワードテーブルT3を参照すると、「危険」に対応する影響レベルは「7」であることから、当該投稿情報に影響レベル7を設定する。また、投稿情報が、「今、Dタワーにいるけど、10分前の地震でも安全」である場合、キーワードテーブルT3を参照すると、「安全」に対応する影響レベルは「1」であることから、当該投稿情報に影響レベル1を設定する。なお、投稿情報に複数のキーワードが含まれていることが想定されるが、この場合、処理部43は、複数のキーワードのそれぞれに対応する影響レベルのうち、最も高い影響レベルを設定してもよいし、最も低い影響レベルを設定してもよい。もしくは、処理部43は、複数のキーワードのそれぞれに対応する影響レベルの中央値または平均値を設定してもよい。
また、処理部43は、取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する。具体的には、処理部43は、取得された投稿情報の各々に含まれる場所情報と一致する場所情報を場所情報テーブルT2から検索して、検索された場所情報に関連付けられたエリア情報を特定する。処理部43は、取得された投稿情報の各々を特定されたエリアに分類する。以降の説明では、予め定められたエリアは、「町」単位のエリアであると仮定して説明を行う。
例えば、投稿情報が、「さっきの地震でA駅の建物が崩れて危険」である場合、場所情報テーブルT2には、「A駅」に対応するエリア情報は「a町」エリアとなっていることから、処理部43は、当該投稿情報を「a町」エリアに分類する。なお、例えば、取得した投稿情報に含まれる場所情報が、「K市」などのように、分類するエリア(「町」単位)よりも大きなエリアを示す場所情報である場合も想定される。この場合、処理部43は、投稿情報に含まれる場所情報である「K市」を、「K市」の代表的な駅である「K駅」に置き換えてもよい。もしくは、処理部43は、投稿情報に含まれる場所情報である「K市」を、「K市」の市庁が存在する「K市庁」またはK市庁が存在する住所に置き換えてもよい。
処理部43は、取得部41が取得した投稿情報に対して、画像を含む投稿情報、動画を含む投稿情報、テキストを含む投稿情報のように、投稿情報の種類により投稿情報を分類してリスト化する。また、処理部43は、日付毎の投稿情報、時間毎の投稿情報、エリア毎の投稿情報、影響レベル毎の投稿情報、のように投稿情報を分類してリスト化する。処理部43は、上記のように分類した投稿情報を記憶部42に記憶させる。このように、予め様々な観点により分類しておけば、投稿情報を処理する際の処理時間を短縮することが出来る。
次に、決定部44について説明する。決定部44は、実施の形態の概要にかかる決定部13に対応する。決定部44は、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する。
具体的には、決定部44は、エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された影響レベルのうち、影響レベルが1~5の投稿情報と、影響レベルが6~10の投稿情報と、に分類する。つまり、決定部44は、分類閾値を5として、影響レベルが1~5の投稿情報と、影響レベルが6~10の投稿情報と、に分類する。影響レベル1~5の投稿情報は、災害による影響度が低く安全であることを示している投稿情報とも言える。また、影響レベル6~10の投稿情報は、災害による影響度が高く危険であることを示している投稿情報とも言える。そのため、決定部44は、安全であることを示している投稿情報と、危険であることを示している投稿情報と、に分類する。なお、以降の説明では、影響レベルが1~5の投稿情報を「安全ツィート」と称して記載し、影響レベルが6~10の投稿情報を「危険ツィート」と称して記載することがある。また、以降の説明では、分類閾値を5とするが、情報処理装置40の管理者が適宜変更出来る値であってもよい。
次に、決定部44は、エリア毎に、安全ツィートの影響レベルの平均値と、危険ツィートの影響レベルの平均値とを算出する。決定部44は、安全ツィートの影響レベルの平均値と、危険ツィートの影響レベルの平均値との差分を、このエリアのエリア全体の災害による影響レベルと決定する。なお、以降の説明では、安全ツィートの影響レベルの平均値と、危険ツィートの影響レベルの平均値との差分を「差分影響レベル」と称して記載することがある。
ここで、図6~図8を用いて、決定部44が行うエリア全体の影響レベルを決定する決定処理の概念を説明する。図6~図8は、実施の形態1における決定部が行う決定処理の概念を説明する図である。
図6は、決定部44が決定処理を行う前の状態を表す図であり、処理部43が各投稿情報に影響レベルを設定し、複数のエリアに分類した後の状態である。また、図6は、分類された複数のエリアのうち、あるエリアの投稿情報を示している。あるエリアに分類された投稿情報(ツィート)が50ツィートあったと仮定する。図6に示している丸印は各ツィートであって、50ツィートのうちの一部を表している。また、各丸印の中に記載された「影X(X:1以上の整数)」は、各ツィートに設定された災害による影響レベルを表しており、影響レベルの数字が大きい程、投稿情報が示す危険度合いが高い。
図7は、図6の状態において、決定部44が安全ツィートと危険ツィートに分類した後の状態を示している。図7に示すように、あるエリアに分類された50ツィートのうち、安全ツィートは10ツィートであり、危険ツィートは40ツィートであることを示している。
図8は、決定部44が、安全ツィートの影響レベルの平均値と、危険ツィートの影響レベルの平均値と、それらの差分影響レベルと、を算出した状態を示している。図8に示すように、安全ツィートの影響レベルの平均値が2.8であり、危険ツィートの影響レベルの平均値が6.8であったとすると、差分影響レベルは4となる。決定部44は、差分影響レベルである「4」を、このエリア全体の影響レベルとして決定する。
なお、SNSに加入しているユーザは、主観に基づいて投稿情報を投稿することが出来ることから、例えば、過去の事象を投稿する場合も考えられるし、さらに、客観的な事実とは異なる投稿をしている可能性も想定される。そのため、決定部44は、分類されたエリア毎の投稿情報が、例えば、単位時間当たりの取得数が50個以上である場合に、エリア全体の影響レベルを決定するようにしてもよい。このようにすることで、決定部44は、より客観的な情報に基づいた、エリア全体の影響レベルとすることが可能となる。
また、決定部44は、あるエリアの投稿情報数が単位時間(例えば、1分間)当たり所定値(例えば、50個)以上である場合、緊急性を要する災害が発生したと判断してもよい。この場合、決定部44は、このエリアに対してエリア全体の影響レベルを設定し、ハザードマップを即時に生成するように生成部46に指示してもよい。また、この場合、例えば、5分毎にハザードマップを生成するように生成部46に指示してもよい。
一方、決定部44は、あるエリアの投稿情報が単位時間(例えば、1分間)当たり所定値(例えば、50個)未満である場合、緊急性を要していないと判断してもよい。この場合、決定部44は、所定値以上のつぶやきが収集された時点でエリア全体の影響レベルを設定するようにしてもよい。
次に、判定部45について説明する。判定部45は、実施の形態の概要にかかる判定部14に対応する。判定部45は、エリア毎に、当該エリアのエリア全体の影響レベルに基づいて、エリアが危険であるか否かを判定する。具体的には、判定部45は、エリア全体の影響レベルが判定閾値以上である場合に、当該エリアが危険であるか否かを判定する。例えば、図8に示す様に、決定部44がエリア全体の影響レベルを4と決定したとする。そして、判定閾値を4とした場合、判定部45は、当該エリアは危険であると判定する。
次に、生成部46について説明する。生成部46は、実施の形態の概要にかかる生成部15に対応する。生成部46は、判定部45が危険であると判定したエリアに対して、エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する。具体的には、生成部46は、判定部45が危険であると判定したエリアに対するエリア全体の影響レベルを、取得部41がハザードマップ提供サーバ22から取得したハザードマップに重畳してハザードマップを生成する。
ここで、図9を用いて、生成部46が生成するハザードマップの一例を説明する。図9は、生成されたハザードマップの一例を示す図である。図9に示すように、予め定められたエリアは、A駅を含むa町エリアと、B駅を含むb町エリアと、C駅およびDタワーを含むc町エリアとであったとする。また、決定部44が、a町エリアのエリア全体の影響レベルを5、b町エリアのエリア全体の影響レベルを6、c町エリアのエリア全体の影響レベルを4とし、判定部45が全てのエリアが危険であると判定したとする。この場合、図9に示す様に、生成部46は、ハザードマップを利用するユーザが視覚的に把握し易いように、同じ影響レベルに対して視覚的に同じ画像表現となるように描画したハザードマップを生成する。なお、生成部46は、地図情報に差分影響度を数字で表示するようにしてハザードマップを生成してもよいし、差分影響レベルの大きさに対応する色を予め定めておき、差分影響レベルを色で表示してもよい。もしくは、生成部46は、地図情報をX軸―Y軸平面に設定し、差分影響レベルの大きさをZ軸方向の値に対応させるようにしてハザードマップを生成してもよい。
なお、例えば、取得部41が災害情報提供サーバ20から災害情報を取得しなくなった場合や、災害に関連する投稿情報を取得しなくなった場合、このエリアにおける災害は沈静化し緊急性は要さないと判断してもよい。この場合、生成部46は、地図情報に重畳して設定したエリア全体の影響レベルに関する情報を削除するようにしてもよい。つまり、生成部46は、定点カメラや自治体からの情報を付与して生成される一般的な現行ハザードマップを、生成するハザードマップとしてもよい。
図2に戻り、配信部47について説明する。配信部47は、生成部46が生成したハザードマップを通信端末50に配信する。配信部47は、通信端末50と通信を行うことから通信部とも言える。
表示部48は、生成部46が生成したハザードマップを表示可能なディスプレイである。
続いて、図10を用いて、情報処理装置40が行う動作例について説明する。図10は、実施の形態1にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。図10は、災害が発生した際、および災害が発生した後に定期的に実施される。
まず、場所情報、キーワードを含む災害に関する投稿情報を取得する(ステップS1)。具体的には、取得部41は、複数の投稿情報のうち、災害情報テーブルT1の関連災害情報に登録された情報が含まれる投稿情報を抽出する。さらに、取得部41は、場所情報テーブルT2の場所情報に登録された場所情報、およびキーワードテーブルT3のキーワードに登録されたキーワードを含む投稿情報を取得する。
次に、取得した投稿情報の各々に、発生した災害による影響度を示す影響レベルを設定する(ステップS2)。具体的には、処理部43は、キーワードテーブルT3を参照して、取得した投稿情報の各々に含まれるキーワードに対応した影響レベルをキーワードテーブルT3から取得して、取得した投稿情報の各々に影響レベルを設定する。
次に、取得した投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する(ステップS3)。具体的には、処理部43は、場所情報テーブルT2を参照して、取得した投稿情報の各々に含まれる場所情報に対応したエリア情報を取得して、取得した投稿情報の各々をエリア情報に設定されたエリアに分類する。
次に、投稿情報をデータ種別毎に分類し、分類したデータ種別毎に記憶する(ステップS4)。具体的には、処理部43は、取得部41が取得した投稿情報に対して、画像を含む投稿情報、動画を含む投稿情報、テキストを含む投稿情報のように、投稿情報の種類により投稿情報を分類してリスト化する。また、処理部43は、日付毎の投稿情報、時間毎の投稿情報、エリア毎の投稿情報、影響レベル毎の投稿情報、のように投稿情報を分類してリスト化する。処理部43は、上記のように分類した投稿情報を記憶部42に記憶させる。
次に、ステップS3において分類したエリア毎に、ステップS5~ステップS7を実行する。ステップS5として、分類された投稿情報に設定された影響レベルに基づいて、エリア全体の災害による影響レベルを設定する(ステップS5)。具体的には、決定部44は、分類された投稿情報に設定された影響レベルと、分類閾値と、の比較を行い、分類閾値未満の投稿情報と、分類閾値以上の投稿情報とに分類する。決定部44は、分類閾値未満の投稿情報の影響レベルの平均値と、分類閾値以上の投稿情報の影響レベルの平均値と、の差分影響レベルを算出して、エリア全体の影響レベルとして決定する。
次に、エリア全体の影響レベルと、判定閾値との比較に基づいて、危険なエリアであるか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、判定部45は、エリア全体の影響レベルが判定閾値以上である場合、このエリアは危険なエリアであると判定し、判定閾値未満である場合、このエリアは危険なエリアではないと判定する。
ステップS6において、危険なエリアであると判定された場合(ステップS6のYES)、ハザードマップ提供サーバ22が提供する一般的な現行ハザードマップに当該エリアのエリア全体の影響レベルを設定する(ステップS7)。具体的には、エリア全体の影響レベルが判定閾値以上である場合(ステップS6のYES)、生成部46は、ハザードマップ提供サーバ22から取得した一般的な現行ハザードマップ上に、エリア全体の影響レベルを重畳する(ステップS7)。
一方、ステップS6において、エリア全体の影響レベルが判定閾値未満である場合、つまり、危険なエリアではないと判定された場合(ステップS6のNO)、次のエリアに対して、ステップS5~ステップS7を実行する。
全てのエリアに対して、上記ステップS5~ステップS7を実行した後に、生成部46は、ハザードマップを生成する(ステップS8)。
生成したハザードマップを配信および表示する(ステップS9)。配信部47は、生成されたハザードマップを通信端末50に配信する。また、表示部48は、生成されたハザードマップを表示する。
以上説明した様に、実施の形態1にかかる情報処理装置40によれば、災害に関連する投稿情報を取得し、取得した投稿情報の各々に、災害による影響レベルを設定する。情報処理装置40は、各投稿情報に設定された影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する。情報処理装置40は、エリア全体の影響レベルに基づいて、当該エリアが危険であるか否かを判定し、危険であるエリアのエリア全体の影響レベルを地図情報に重畳したハザードマップを作成する。したがって、実施の形態1によれば、SNS情報を利用したハザードマップを作成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、ハザードマップ提供サーバ22から一般的な現行ハザードマップを取得し、一般的な現行ハザードマップに、SNS情報から決定したエリア全体の影響レベルを重畳した新たなハザードマップを生成することが可能となる。そのため、一般的な現行ハザードマップに、さらなる情報量を付加することが可能となる。したがって、本実施の形態にかかる情報処理装置40が生成したハザードマップにより、今までよりも活用がされたハザードマップを提供することが可能となる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1の改良例である。本実施の形態では、実施の形態1におけるエリア内で投稿情報数が最も多い位置をランドマークとして特定することを目的とする。
実施の形態2にかかる情報処理システムは、実施の形態1と同様であるため説明を割愛する。また、実施の形態2にかかる情報処理装置40の構成例についても、実施の形態1と基本的には同じであるため、図2を用いて、実施の形態1との差分のみを説明する。実施の形態2にかかる情報処理装置40について説明する。実施の形態2にかかる情報処理装置40は、処理部43、決定部44および判定部45の構成が異なる。
処理部43は、実施の形態1にかかる処理部43の構成に加えて、分類したエリア毎の投稿情報から、エリア内の投稿情報数が最も多い場所情報が示す位置を特定する。投稿情報数が最も多い場所は、一般的にエリア内の大都市であると考えられる。そのため、本実施の形態では、処理部43は、投稿情報数が最も多い場所を特定し、特定された場所が示す位置を、実施の形態1において分類されたエリア内のランドマークとして特定する。なお、説明を行う上で便宜的に、実施の形態1にかかる処理部43が分類したエリアを第1のエリアとして説明を行う。
具体的には、処理部43は、取得部41が取得した投稿情報の各々を、複数の第1のエリアに分類した後、第1のエリア毎に、投稿情報に含まれる場所情報の数を計数して、投稿情報数が最も多い場所情報が示す位置を特定する。また、処理部43は、第1のエリア毎に、取得した投稿情報に含まれる場所情報が示す位置と、投稿情報数が最も多い場所情報が示す位置との間の距離を算出する。そして、処理部43は、取得した投稿情報の各々を、算出された距離に基づいて、投稿情報数が最も多い場所情報が示す位置を基準とした所定距離毎に分割された複数の第2のエリアに分類する。本実施の形態では、所定距離を2kmとして説明を行う。なお、当然ながら、所定距離を、例えば、50mとしてもよいし、他の値としてもよい。
ここで、図11を用いて、処理部43が行う処理の概念を説明する。図11は、本実施の形態にかかる処理部が行う処理の概念を示した図である。処理部43は、取得した投稿情報の場所情報を用いて、図11のa町エリア、b町エリア(第1のエリア)に分類する。
次に、処理部43は、a町エリア、b町エリアに分類された投稿情報から、投稿情報数が最も多い場所情報が示す位置を特定する。図11において、a町エリアの投稿情報のうち、A駅を場所情報とする投稿情報数が最も多く、b町エリアの投稿情報のうち、B駅を場所情報とする投稿情報数が最も多かったとする。そうすると、処理部43は、A駅、B駅を特定する。そして、処理部43は、取得した投稿情報の各々に含まれる場所情報が示す位置と、A駅およびB駅との間の距離を算出する。
次に、処理部43は、算出した距離に基づいて、取得した投稿情報の各々を所定距離毎に分割された複数のエリア(第2のエリア)のいずれかに分類する。図11に示す点線は、A駅を基準とする2km毎のエリア境界を表す線である。一点鎖線は、B駅を基準とする2km毎のエリア境界を表す線である。例えば、投稿情報Tに含まれる場所情報が示す位置が図11に示す位置であり、A駅からの距離が3kmであったとすると、処理部43は、投稿情報Tを2kmから4kmのエリアに分類する。
図2に戻り、決定部44について説明する。実施の形態1においては、決定部44は、第1のエリア毎に、第1のエリアのエリア全体の影響レベルを算出した。本実施の形態においては、決定部44は、第2のエリア毎に、当該第2のエリアのエリア全体の影響レベルを決定する。決定部44は、実施の形態1と同様に第2のエリア毎のエリア全体の影響レベルを決定するため説明を割愛する。
次に、判定部45について説明する。実施の形態1においては、判定部45は、第1のエリア毎に、当該第1のエリアのエリア全体の影響レベルに基づいて、危険エリアであるか否かを判定した。本実施の形態においては、判定部45は、第2のエリア毎に、当該第2のエリア全体の影響レベルに基づいて、危険エリアであるか否かを判定する。判定部45は、実施の形態1と同様に危険エリアであるか否かを判定するため説明を割愛する。
次に、図12を用いて、生成部46が生成するハザードマップの一例を示す。図12は、本実施の形態にかかる生成部が生成するハザードマップを説明する図である。なお、本実施の形態にかかる生成部46の構成は、実施の形態1にかかる生成部46と同様である。ただし、生成されるハザードマップが異なるため、生成部46が生成するハザードマップについて説明する。
図12に示す様に、生成部46はa町エリア(第1のエリア)の投稿情報数が最も多い「A駅」を基準とした2km毎の複数のエリア(第2のエリア)のうち、危険エリアと判定されたエリアに対してエリア全体の影響レベルを設定してハザードマップを生成する。同様に、生成部46はb町エリア(第1のエリア)の投稿情報数が最も多い「B駅」を基準とした2km毎の複数のエリア(第2のエリア)のうち、危険エリアと判定されたエリアに対してエリア全体の影響レベルを設定したハザードマップを生成する。そして、生成部46は、その両方のハザードマップを合成したハザードマップを最終的なハザードマップとして生成する。
図12に示す様に、横線でハッチングされたエリアは影響レベルが7であることを示しており、縦線でハッチングされたエリアは影響レベルが6であることを示している。点でハッチングされたエリアは影響レベルが5であることを示している。点線斜線で示しているエリアは影響レベルが4であるエリアを示している。ハッチングがされていないエリアは判定部45が危険エリアではないと判定したエリアであることを示している。
A駅を基準として、0km~2kmのエリアは影響レベルが7であったとする。A駅を基準として、2km~4kmのエリアは影響レベルが6であったとする。A駅を基準として、4km~6kmのエリアは影響レベルが5であったとする。A駅を基準として、6km以降は、判定部45が危険ではないと判定したとする。そうすると、図12に示す様に、2kmのエリア毎に、判定部45が危険であると判定したエリアに対して、決定部44が決定したエリア全体の影響レベルが設定される。
同様に、B駅を基準として、0km~2kmのエリアは影響レベルが4であったとする。b駅を基準として、2km~4kmのエリアは影響レベルが5であったとする。b駅を基準として、4km以降は、判定部45が危険ではないと判定したとする。そうすると、図12に示す様に、2kmのエリア毎に、判定部45が危険であると判定したエリアに対して、決定部44が決定したエリア全体の影響レベルが設定される。
図12に示す一例では、A駅を基準とした0km~2kmのエリアの影響レベルは、B駅を基準とした0km~2kmのエリアの影響レベルよりも高くなっている。そのため、利用者は、A駅に避難するよりもB駅に避難した方が安全であると判断することが可能となる。
なお、図12では、A駅を基準とした2km~4kmのエリアのうち、B駅を基準とした2km~4kmのエリアと重なっているエリアが存在し、重なっているエリアに対して、ハッチングが重なるように生成されている。しかしながら、当該エリアに対して、A駅を基準とした2km~4kmのエリアの影響レベルと、B駅を基準とした2km~4kmのエリアの影響レベルとの平均値を、重なっているエリアの影響レベルとするようにしてもよい。
続いて、図13Aおよび図13Bを用いて、本実施の形態にかかる情報処理装置40の動作例について説明する。図13Aおよび図13Bは、実施の形態2にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。図13Aおよび図13Bは、基本的に図10に対応する。そのため、実施の形態1と同じ動作を行う処理については、同一の参照番号を付して、適宜説明を割愛しながら説明する。図13Aおよび図13Bは、災害が発生した際に、および災害が発生した後に定期的に実施される。
まず、図13Aに示すステップS1~ステップS4については、実施の形態1と同様である。なお、実施の形態1のエリアは第1のエリアとしているため、ステップS3において、分類したエリアを第1のエリアとして記載している。ステップS4の次の動作を、図13Bに示す。
図13Bにおいて、ステップS11~ステップS16を第1のエリア毎に行う。なお、詳細は後述するが、ステップS14~ステップS16は、さらに、第2のエリア毎に処理を行う。
ステップS11において、第1のエリア毎に、投稿情報数が最も多い場所情報を特定し、当該場所情報が示す位置を特定する(ステップS11)。具体的には、処理部43は、取得した投稿情報を第1のエリア毎に分類して、第1のエリア毎の投稿情報の場所情報を計数し、投稿情報数が最も多い場所情報を特定する。処理部43は、当該場所情報が示す位置を特定する。この処理を行うことで、第1のエリア内にランドマークを決定することが可能となる。
次に、ステップS1において取得した投稿情報の各々に含まれる場所情報と、ステップS11において特定した位置と、を用いて、ステップS11において特定した位置からの距離を算出する(ステップS12)。具体的には、処理部43が、ステップS1において取得した投稿情報の各々に含まれる場所情報から位置を特定し、ステップS11において特定した位置からの距離を算出する。
次に、取得した投稿情報の各々を、算出した距離から、2km毎の複数の第2のエリアのいずれかに分類する(ステップS13)。具体的には、処理部43は、取得した投稿情報の各々をステップS12において算出した距離を用いて、ステップS11において特定した位置を基準とした2km毎の複数のエリアのうち、対応するエリアに分類する。
次に、第2のエリア毎に、ステップS14~ステップS16を実施する。ステップS14~ステップS16は、第2のエリア毎に行う処理であるが、実施の形態1におけるステップS5~ステップS7の処理と同様であるため、詳細な説明は割愛する。全ての第2のエリアに対して、生成部46は、ハザードマップを生成する(ステップS8)。配信部47は生成したハザードマップを通信端末50に配信し、表示部48は生成したハザードマップを表示する(ステップS9)。
以上説明した様に、本実施の形態においても、基本的には実施の形態1と同様に、取得した投稿情報を所定のエリアに分類して、エリア毎に影響レベルを設定したハザードマップを生成する。したがって、本実施の形態にかかる情報処理装置40によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。
また、本実施の形態では、処理部43は、実施の形態1におけるエリア(第1のエリア)のうち、投稿情報が最も多い場所情報が示す位置をランドマークとして特定する。そして、処理部43は、取得した投稿情報の各々に設定された場所情報から、特定した位置からの距離を算出し、距離に応じたエリア(第2のエリア)に分類する。ここで、第1のエリアのうち、投稿情報が最も多い場所情報が示す位置は、人が多く存在していると推定される。利用者は、本実施の形態において生成されたハザードマップを確認し、複数のランドマークのうち、どのランドマークに避難すればよいかを容易に判断することが出来る。そのため、利用者は、より安全なランドマークを容易に判断することが出来るので、安心して避難をすることが可能となる。したがって、本実施の形態によれば、実施の形態1よりも、利用者が利用しやすいハザードマップを生成することが可能となる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、実施の形態1および2の改良例である。そのため、本実施の形態の説明を、実施の形態1を用いて、実施の形態1と異なる内容について説明する。実施の形態1においては、取得部41は、場所情報とキーワードとを含む投稿情報を取得したが、本実施の形態では、時間情報をさらに含む投稿情報を取得する。
まず、図14を用いて、実施の形態3にかかる情報処理システム100および情報処理装置40の構成例について説明する。図14は、実施の形態3にかかる情報処理システムの構成例を示す概略構成図である。実施の形態3にかかる情報処理システム100は、情報処理装置40の構成が実施の形態1にかかる情報処理システム100と異なるのみである。そのため、実施の形態3にかかる情報処理システム100の構成例の説明は割愛する。
次に、本実施の形態にかかる情報処理装置40の構成例について説明する。本実施の形態にかかる情報処理装置40の構成例は、実施の形態1と基本的には同じであるため、実施の形態1との差分のみを説明する。実施の形態3にかかる情報処理装置40は、実施の形態1における記憶部42が、記憶部49に置き換わっている。また、実施の形態3にかかる情報処理装置40は、取得部41、処理部43および生成部46の構成が異なる。
取得部41は、災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、キーワードと、時間情報と、を含む投稿情報を取得する。つまり、実施の形態1と比較すると、取得部41は、時間情報をさらに含む投稿情報を取得する。具体的には、取得部41は、時間情報テーブルT4を参照して、時間情報テーブルT4に登録された時間情報をさらに含む投稿情報を取得する。
ここで、図15を用いて、時間情報テーブルT4について説明する。時間情報テーブルT4は、時間情報と、推定時間・時刻情報と、を関連付けて登録するテーブルである。
時間情報は、図15に示す様に、例えば、「なう」、「今」、「さっき」、「少し前」、「今日」、「昨日」、「x時」のように、投稿情報が投稿された投稿日時から、投稿情報が示している日時を推定出来る情報である。
推定時間・時刻情報は、時間情報と関連付けられた情報であって、時間情報から投稿情報がいつの情報を示しているのかを推定するための情報である。図15に示す一例では、時間情報が「なう、今」であれば、投稿情報が10分前の情報を示していると推定することが出来るため、推定時間・時刻情報には「投稿日時から10分前」が設定されている。時間情報が「さっき、少し前」であれば、投稿情報が1時間前の情報を示していると推定することが出来るため、推定時間・時刻情報には「投稿日時から1時間前」が設定されている。時間情報が「今日」であれば、推定時間・時刻情報には「投稿日の12時(PM0時)」が登録される。時間情報が「昨日」であれば、推定時間・時刻情報には「投稿日の前日の12時(PM0時)」が設定されている。時間情報が「hh時」であれば、推定時間・時刻情報には「投稿日のhh時」が設定されている。なお、当然ながら、図15に示す時間情報と、推定時間・時刻情報は一例であって、これに限られない。例えば、推定時間・時刻情報は、「投稿日のhh時mm分ss秒」のように秒単位で設定されていてもよい。
図14に戻り、処理部43について説明する。処理部43は、取得された投稿情報に含まれる時間情報と、取得された投稿情報の投稿日時と、を用いて、前記投稿情報が示す日時を推定する。また、処理部43は、取得された投稿情報のうち、推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出する。
具体的には、処理部43は、取得した投稿情報に含まれる時間情報と一致する時間情報を時間情報テーブルT4から検索し、検索された時間情報に関連付けられた推定時間・時刻情報を特定する。処理部43は、特定した推定時間・時刻情報と、投稿日時とを用いて、投稿情報が示す日時を推定する。そして、処理部43は、推定された日時が現在から、例えば、3時間以内などの所定時間内である投稿情報を抽出する。なお、当然ながら所定の時間は3時間に限られず、適宜変更が可能な値である。
次に、生成部46について説明する。生成部46は、例えば、処理部43が特定の投稿情報を抽出する際に用いた時間(例えば、3時間)毎に、ハザードマップを生成する。つまり、生成部46は、常に最新の情報を用いたハザードマップを生成する。
次に、記憶部49について説明する。記憶部49は、実施の形態1における記憶部42の構成に加えて、時間情報テーブルT4を記憶する。
続いて、図16を用いて、本実施の形態にかかる情報処理装置40の動作例を説明する。図16は、実施の形態3にかかる情報処理装置の動作例を説明するフローチャートである。図16は、基本的に図10に対応する。そのため、実施の形態1と同じ動作を行う処理については、同一の参照番号を付して、適宜説明を割愛しながら説明する。図16は、災害が発生した際に、および災害が発生した後、定期的に実施される。
まず、場所情報、キーワード、時間情報を含む災害に関する投稿情報を取得する(ステップS21)。具体的には、取得部41は、災害情報テーブルT1、場所情報テーブルT2、キーワードテーブルT3および時間情報テーブルT4を参照して、場所情報、キーワード、時間情報を含む災害に関する投稿情報を取得する。
次に、投稿情報が示す日時を推定し、現在から所定時間内の投稿情報を抽出する(ステップS22)。具体的には、処理部43は、時間情報テーブルT4を参照して、投稿情報に含まれる時間情報と、投稿情報の投稿日時と、を用いて、投稿情報が示す日時を推定する。そして、処理部43は、現在から所定時間内(例えば、3時間以内)の投稿情報を抽出する。
次に、ステップS2~ステップS7を実行する。ステップS2~ステップS7は、図10で説明した動作例と同様であるため説明を割愛する。
ステップS7までを実行した後、生成部46は、所定時間毎(例えば、3時間毎)にハザードマップを生成する(ステップS23)。配信部47は生成されたハザードマップを通信端末50に配信し、表示部48は生成されたハザードマップを表示する(ステップS9)。
以上説明した様に、本実施の形態においても、基本的には実施の形態1と同様であるため、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。また、本実施の形態では、取得部41は時間情報をさらに含む投稿情報を取得し、処理部43は、投稿情報が示す日時を推定し、所定時間内の投稿情報を抽出する。そして、生成部46は、所定時間毎に、ハザードマップを生成する。そのため、本実施の形態によれば、所定時間毎に最新情報が更新されるリアルタイム性を有するハザードマップを生成することが可能となる。したがって、本実施の形態によれば、利用者は、より新しい情報が反映されたハザードマップを用いて、適切に避難をすることが可能となるため、災害による被害を最小限に止めることが可能となる。
なお、上記説明においては実施の形態1を用いて説明を行ったが、実施の形態2にも適用することも可能である。したがって、本実施の形態によれば、実施の形態2と同様の効果を得ることが可能となる。
(変形例)
実施の形態3では、処理部43が、取得された投稿情報が示す日時を推定し、取得された投稿情報のうち、推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出した。しかしながら、これに限られず、処理部43は、例えば、推定した日時に基づいて、取得された投稿情報を所定時間毎の投稿情報にさらに分類してもよい。この場合、決定部44は、所定時間毎に、エリア全体の影響レベルを決定し、判定部45は、所定時間毎に、分類されたエリアの各々が危険なエリアであるか否かを判定し、生成部46は、所定時間毎にハザードマップを生成する。このようにすれば、利用者は、所定時間毎のハザードマップを閲覧することが可能となる。つまり、利用者は、避難しようとするエリアの状況を時系列的に確認することが可能となる。
(他の実施の形態)
図17は、上述した実施の形態において説明した情報処理装置10および40(以下、情報処理装置10等と称する)の構成例を示すブロック図である。図17を参照すると、情報処理装置10等は、ネットワーク・インターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワーク・インターフェース1201は、通信システムを構成する他のネットワークノード装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明された情報処理装置10等の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図17の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された情報処理装置10等の処理を行うことができる。
図17を用いて説明したように、情報処理装置10等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1または複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得する取得部と、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が危険であると判定したエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える情報処理装置。
(付記2)
前記決定部は、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定する、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記決定部は、前記第1の投稿情報の影響レベルの平均値と、前記第2の投稿情報の影響レベルの平均値と、の差分影響レベルを前記エリア全体の影響レベルと決定する、付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記判定部は、前記エリア全体の影響レベルが第2の閾値以上である場合、前記エリアが危険であると判定する、付記1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記エリアは第1のエリアであり、
前記処理部は、第1のエリア毎に、投稿情報数が最も多い場所情報を特定し、前記特定された場所情報が示す第1の位置と、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報が示す第2の位置と、の間の距離を算出し、前記算出された距離に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を、前記第1の位置を基準とした所定距離毎に分割された複数の第2のエリアのいずれかに分類し、
前記決定部は、第2のエリア毎に、前記エリア全体の影響レベルを決定し、
前記判定部は、前記第2のエリア毎に、前記第2のエリアが危険であるか否かを判定する、付記1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記取得部は、時間情報をさらに含む投稿情報を取得し、
前記処理部は、前記取得された投稿情報に含まれる時間情報と前記取得された投稿情報の投稿日時とを用いて、前記投稿情報が示す日時を推定し、前記取得された投稿情報のうち、前記推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出し、
前記生成部は、前記所定時間毎に、前記ハザードマップを生成する、付記1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記生成したハザードマップ情報を通信端末に配信する配信部をさらに備える、付記1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記キーワードと前記影響レベルとを対応付けて管理する管理テーブルをさらに備え、
前記処理部は、前記管理テーブルを用いて、前記取得された投稿情報の各々に前記影響レベルを設定する、付記1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記生成したハザードマップを表示する表示部をさらに備える、付記1~8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10)
災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得し、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類し、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定し、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定し、
危険であると判定されたエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する、情報処理装置におけるハザードマップ生成方法。
(付記11)
災害が発生した場合、複数のユーザから投稿された前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を取得するステップと、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類するステップと、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定するステップと、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定するステップと、
危険であると判定されたエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記12)
前記エリア全体の影響レベルを決定するステップは、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定することを含む、付記11に記載のプログラム。
(付記13)
複数のユーザから投稿された投稿情報を収集するSNS(Social Networking Service)サーバと、
情報処理装置と、を含み、
前記情報処理装置は、
災害が発生した場合、前記災害に関連する投稿情報のうち、場所情報と、予め登録された、危険を示す情報と安全を示す情報とを含む複数のキーワードのいずれかと、を含む投稿情報を前記SNSサーバから取得する取得部と、
前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、
エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、
エリア毎に、前記エリア全体の影響レベルに基づいて、前記エリアが危険であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が危険であると判定したエリアに対して、前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える情報処理システム。
(付記14)
前記決定部は、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定する、付記13に記載の情報処理システム。
10、40 情報処理装置
11、41 取得部
12、43 処理部
13、44 決定部
14、45 判定部
15、46 生成部
100 情報処理システム
20 災害情報提供サーバ
21 SNSサーバ
22 ハザードマップ提供サーバ
30 インターネット
42、49 記憶部
47 配信部
48 表示部
50 通信端末

Claims (10)

  1. 複数のユーザから投稿された災害に関する投稿情報であって、場所情報と、予め登録され、該投稿情報が危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、を含む投稿情報を取得する取得部と、
    前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類する処理部と、
    エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定する決定部と、
    前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する生成部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記決定部は、前記エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報の各々を、前記影響レベルが第1の閾値未満である第1の投稿情報と、前記第1の閾値以上である第2の投稿情報とに分類し、前記第1の投稿情報の影響レベルと前記第2の投稿情報の影響レベルとに基づいて、前記エリア全体の影響レベルを決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定部は、前記第1の投稿情報の影響レベルの平均値と、前記第2の投稿情報の影響レベルの平均値と、の差分影響レベルを前記エリア全体の影響レベルと決定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記エリア全体の影響レベルが第2の閾値以上である場合、前記エリアが危険であると判定する判定部を更に備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記エリアは第1のエリアであり、
    前記処理部は、第1のエリア毎に、投稿情報数が最も多い場所情報を特定し、前記特定された場所情報が示す第1の位置と、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報が示す第2の位置と、の間の距離を算出し、前記算出された距離に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を、前記第1の位置を基準とした所定距離毎に分割された複数の第2のエリアのいずれかに分類し、
    前記決定部は、第2のエリア毎に、前記エリア全体の影響レベルを決定し、
    前記判定部は、前記第2のエリア毎に、前記第2のエリアが危険であるか否かを判定する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、時間情報をさらに含む投稿情報を取得し、
    前記処理部は、前記取得された投稿情報に含まれる時間情報と前記取得された投稿情報の投稿日時とを用いて、前記投稿情報が示す日時を推定し、前記取得された投稿情報のうち、前記推定された日時が現在から所定時間内に含まれる投稿情報を抽出し、
    前記生成部は、前記所定時間毎に、前記ハザードマップを生成する、請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記生成したハザードマップ情報を通信端末に配信する配信部をさらに備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記キーワードと前記影響レベルとを対応付けて管理する管理テーブルをさらに備え、
    前記処理部は、前記管理テーブルを用いて、前記取得された投稿情報の各々に前記影響レベルを設定する、請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 複数のユーザから投稿された災害に関する投稿情報であって、場所情報と、予め登録され、該投稿情報が危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、を含む投稿情報を取得し、
    前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類し、
    エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定し、
    前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成する、情報処理装置におけるハザードマップ生成方法。
  10. 複数のユーザから投稿された災害に関する投稿情報であって、場所情報と、予め登録され、危険情報であるか安全情報であるかに関するキーワードと、を含む投稿情報を取得するステップと、
    前記取得された投稿情報に含まれるキーワードに基づいて、前記取得された投稿情報の各々に前記投稿情報が示す前記災害による影響レベルを設定すると共に、前記取得された投稿情報に含まれる場所情報に基づいて、前記取得された投稿情報の各々を予め定められた複数のエリアのいずれかに分類するステップと、
    エリア毎に、当該エリアに分類された投稿情報に設定された前記影響レベルに基づいて、エリア全体の影響レベルを決定するステップと、
    前記エリア全体の影響レベルを地図情報に重畳してハザードマップを生成するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
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