JP2022057906A - Silencer component, silencer, silencing unit, and blower - Google Patents
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Description
本発明は消音器用部品、消音器用部品を備える消音器、消音器を備える消音ユニット、消音器を備える送風装置に関する。 The present invention relates to a silencer component, a silencer including a silencer component, a silencer unit including a silencer, and a blower device including a silencer.
騒音源であるブロアモータに装着して使用される騒音低減装置が知られている。騒音低減装置は音響管とケースとを備える。音響管は、ファン部と回転子部とを有するブロアモータの回転子部における周囲の一部を囲む周壁部を備える。ケースは、音響管の外側に設けられ、ブロアモータの周囲全体を取り囲む。音響管の周壁部は、ブロアモータの回転子部に設けられた発音面である開口面の半分以上を覆うように形成される。また、該ケースにおいて音響管の周壁部に対向する部分のうち開口面と180度反対の位置の一箇所に、ファン部からの空気を外部に排出する排気用開口が設けられる。これにより、簡単な構成でモーターから放射される騒音を効果的に低減しようとする(特開2006-314595号公報参照)。 A noise reduction device used by being attached to a blower motor which is a noise source is known. The noise reduction device includes an acoustic tube and a case. The acoustic tube includes a peripheral wall portion that surrounds a part around the rotor portion of the blower motor having a fan portion and a rotor portion. The case is provided on the outside of the acoustic tube and surrounds the entire perimeter of the blower motor. The peripheral wall portion of the acoustic tube is formed so as to cover more than half of the opening surface which is the sounding surface provided in the rotor portion of the blower motor. Further, in the case, an exhaust opening for discharging air from the fan portion to the outside is provided at a position 180 degrees opposite to the opening surface in the portion facing the peripheral wall portion of the acoustic tube. Thereby, an attempt is made to effectively reduce the noise radiated from the motor with a simple configuration (see JP-A-2006-314595).
機器から出る音波を減衰するため、機器に消音器を取り付けることがある。例えば、送風装置に、消音器を取り付けることがある。しかし、機器から生ずる音波の周波数(波長)は、1つではない。機器から生ずる音波の周波数は様々である。音が小さくなったと知覚されるには、一定の周波数帯(波長領域)にわたって、音波を減衰すべきという問題がある。特許文献1記載の騒音低減装置では、減衰できる音波の周波数が限られる。
A muffler may be attached to the device to attenuate the sound waves emitted by the device. For example, a silencer may be attached to the blower. However, the frequency (wavelength) of the sound wave generated from the device is not one. The frequencies of sound waves generated by equipment vary. There is a problem that the sound wave should be attenuated over a certain frequency band (wavelength region) in order for the sound to be perceived to be quieter. In the noise reducing device described in
本発明は、広い周波数帯の音波を減衰できる消音器用部品、消音器、消音ユニット、及び、送風装置を提供する。 The present invention provides a silencer component, a silencer, a silencer unit, and a blower capable of attenuating sound waves in a wide frequency band.
本発明の例示的な消音器用部品は、軸方向に貫通する孔を有し、前記中心軸と交差する方向である径方向に広がる消音器用部品であって、丘部と、前記丘部から前記軸方向の一方に凹み、前記中心軸回りに配列される複数の溝部と、有する。前記複数の溝部は、前記孔と接続されて前記中心軸から離れる方向に延びる。少なくとも1つの前記溝部の形状は、他の前記溝部の形状と異なる。 The exemplary silencer component of the present invention is a silencer component that has a hole penetrating in the axial direction and extends in the radial direction in a direction intersecting the central axis, and is a hill portion and the hill portion to the above. It has a plurality of grooves recessed in one direction in the axial direction and arranged around the central axis. The plurality of grooves are connected to the hole and extend in a direction away from the central axis. The shape of at least one groove is different from the shape of the other groove.
本発明の例示的な消音器用部品によれば、広い周波数帯の音波を減衰することができる。 According to the exemplary silencer component of the present invention, sound waves in a wide frequency band can be attenuated.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る消音器用部品1、消音器(第1消音器2、第2消音器3)、消音ユニット4、及び、送風装置5を説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
Hereinafter, the
本明細書において、中心軸CAは、消音器用部品1、第1消音器2、第2消音器3、消音ユニット4、及び、送風装置5の中心軸である。中心軸CAは消音器用部品1に設けられた孔11の中心を通る。なお、図5、図6、図8では、孔11のうち、中心軸CAが通る点をCで示している。中心軸CAと平行な方向を「軸方向」と称する。中心軸CAと直交する方向を「径方向」と称する。中心軸CAを中心とする周方向を単に「周方向」と称する。送風装置5の説明では、軸方向において、送風装置5の吸気口71側を一方側と称し、排気口72側を他方側と称する。以下の説明では、送風装置5が備える消音器のうち、実施形態に係る消音器用部品1を含む消音器を第1消音器2と称する。送風装置5が備える消音器のうち、実施形態に係る消音器用部品1を含まない消音器を第2消音器3と称する。また、消音器用部品1及び第1消音器2において、「形状が異なる」という表現の具体例には、「容積が異なる」場合を含む。
In the present specification, the central axis CA is the central axis of the
<1.送風装置5>
実施形態に係る例示的な送風装置5を説明する。図1~図3は、実施形態に係る送風装置5の一例を示す図である。図2は実施形態に係る送風装置5の構造の一例を模式的に示した図である。図3は、実施形態に係る送風装置5を分解した状態の一例を示す。
<1. Blower 5>
An
送風装置5は、第1消音器2、送風部6、消音ユニット4を備える。図1~3に示すように、送風部6の軸方向一方側に第1消音器2が取り付けられる。送風部6の軸方向他方側に消音ユニット4が取り付けられる。送風部6はファンモーター61を備える。ファンモーター61は送風部ケース62内に収容される。ファンモーター61は、ファン(インペラ)と、ファンを回転させるモーターを含む。モーターが回転すると、空気が送風装置5の吸気口71に吸い込まれる。空気は第1消音器2、送風部6、消音ユニット4の順に通過し、送風装置5の排気口72から排出される。図2に示す太線矢印は、空気の流れの一例を示す。吸気口71から排気口72に向けて流れる気体(空気)は、さまざまな周波数(波長)の音波を発生させる。第1消音器2及び消音ユニット4は、発生した音波を減衰する。
The
例えば、送風装置5は、掃除機に搭載できる。送風装置5を搭載する掃除機は、自走型(ロボット型)の電気掃除機でもよいし、キャニスター型の電気掃除機でもよいし、ハンディ型の電気掃除機でもよい。
For example, the
<2.消音ユニット4>
図2、図3を参照して、実施形態に係る例示的な消音ユニット4を説明する。消音ユニット4は、第1消音器2と第2消音器3を備える。尚、吸気口71側に設けられる第1消音器2と排気口72側の消音ユニット4内に設けられる第1消音器は、同じ構成でもよい。第1消音器2と第2消音器3は、消音ユニットケース41に収容される。図2、図3は、第2消音器3を軸方向の一方側に配置し、第1消音器2を軸方向の他方側に配置する例を示す。第1消音器2は、第2消音器3の軸方向の一方側に配置されてもよい。第2消音器3は、第1消音器2の軸方向の他方側に配置されてもよい。
<2. Mute
An
<3.第1消音器2>
図1~図3を参照して、実施形態に係る例示的な第1消音器2を説明する。第1消音器2は消音器用部品1を備える。図3は、第1消音器2が複数の消音器用部品1を備える例を示す。第1消音器2が備える消音器用部品1は1つでもよい。吸気口側に配される第1消音器2の消音器用部品1は、消音器ケース10に収容される。消音ユニット4内に配される第1消音器の消音器用部品1は、消音ユニットケース41内に収容される。消音器用部品1が複数の場合、複数の消音器用部品1は、軸方向に重ねられる。消音器用部品1が複数の場合、第1消音器2内には、消音器用部品1による複数の層が存在する。
<3.
An exemplary
<4.消音器用部品1>
図4~図6を参照して、実施形態に係る例示的な消音器用部品1を説明する。図4、図5は、実施形態に係る消音器用部品1の一例を示す図である。図6は、実施形態に係る消音器用部品1の方向と長さを説明する図である。
<4.
An
消音器用部品1は中心軸CAの軸方向に貫通する孔11を備える。消音器用部品1は中心軸CAと交差する方向である径方向に広がる。図4~図6に示すように、孔11は、軸方向から見て円でもよい。図5、図6に示す例では、Cは軸方向からみた孔11の中心でもある。なお、軸方向から見た孔11の形状は、円に限られない。例えば、軸方向から見た孔11の形状は、楕円、矩形、又は、多角形でもよい。図4~図6に示すように、消音器用部品1は径方向に広がる円板である(環状)。なお、消音器用部品1の形状は、円板に限られない。
The
消音器用部品1は、溝部12と、丘部13と、を備える。溝部12は、丘部13から軸方向の一方に凹む。複数の溝部12が中心軸CA回りに配列される。軸方向からみた消音器用部品1の面のうちの何れか一方の面(表面又は裏面)に、溝部12が設けられる。溝部12は第1消音器2の消音室の一部である。消音室は、ヘルムホルツ共鳴室である。溝部12の壁面が消音室の壁面の一部となる。丘部13は、消音器用部品1の溝部12が設けられる面のうち、溝部12でない部分である。
The
溝部12を消音室の一部として利用するため、溝部12には、蓋部が重ねられる。蓋部は溝部12を覆う部材である。蓋部は、溝部12のうち、軸方向での開口部分を閉じる部材である。蓋部で覆われることにより、溝部12が消音室となる。蓋部には、他の消音器用部品1を用いることができる。この場合、消音器用部品1の面のうち、溝部12が設けられた面の裏側が平面である。ある消音器用部品1の溝部12の上に、他の消音器用部品1の平面が重ねられる。消音器用部品1ではなく、溝部12を覆う板を蓋部として用いてもよい。なお、蓋部のうちの溝部12に重ねられる面は、平面でなくてもよい。蓋部のうちの溝部12に重ねられる面は、溝部12を覆い、溝部12を消音室として利用できる形状であればよい。
Since the
複数の溝部12は孔11と接続される。複数の溝部12は中心軸CAから離れる方向(径方向)に延びる。少なくとも1つの溝部12の形状は、他の溝部12の形状と異なる。ここで、ヘルムホルツ共鳴とは、一部が開口した容器内の空気がばねとなり、共鳴(共振)する現象である。消音室の内容積をV、消音室の開口面積(開口部の断面積)をS、消音室の首部(入口の管部分)の長さをL、音速をcとする。以下の式は、共鳴周波数(固有角振動数)ω0を求める式の一例を示す。
The plurality of
(式)ω0=c×(S/VL)1/2 (Equation) ω0 = c × (S / VL) 1/2
共鳴により、振動が生ずる。振動によって、音波のエネルギーが熱エネルギーに変換される。消音室を配置することにより、送風装置5にて生ずる音波を減衰することができる。上記の式に示されるように、V、S、Lの3つのパラメーターのうち、1つが異なれば、共鳴周波数が変化する。
Resonance causes vibration. Vibration converts the energy of sound waves into heat energy. By arranging the muffling chamber, the sound wave generated by the
つまり、溝部12の形状が異なれば、消音室の形状、内容積が変わる。上記の式からわかるように、溝部12の形状が異なることにより、例えば、消音室の内容積を異ならせることができる。その結果、溝部12の形状が異なることにより、共鳴周波数を異ならせることができる。消音器用部品1では、少なくとも1つの溝部12の形状は、他の溝部12の形状と異なる。溝部12の形状を異ならせることにより、ある溝部12と他の溝部12の容積を異ならせることができる。蓋部で溝部12を覆った場合、ある消音室と他の消音室の内容積、形状を異ならせることができる。つまり、溝部12の形状を異ならせることにより、消音室の共鳴周波数をずらすことができる。これにより、複数の周波数の音波を、減衰することができる。よって、一定の周波数範囲の音波を減衰することができる。
That is, if the shape of the
1つの消音器用部品1において、各々の溝部12の形状は、全て異なっていてもよい。全ての溝部12の形状を異ならせるので、溝部12ごとに、共鳴周波数をずらすことができる。つまり、蓋部で溝部12を覆った際に、全ての消音室の共鳴周波数をずらすことができる。よって、複数の周波数の音波を減衰することができる。従って、一定の周波数範囲の音波を減衰することができる。
In one
<4.1 管状部14と拡大部15>
各々の溝部12は、管状部14と拡大部15と、を備える。管状部14は孔11と接続される。管状部14は中心軸CAから離れる方向(径方向)に延びる領域である。拡大部15は、管状部14の径方向の外端から、径方向と交差する方向に広がる領域である。管状部14は、消音室(ヘルムホルツ共鳴室)のいわゆる首部である。図4~図6の例では、管状部14は、Cを通り、中心軸CAと交差する直線の方向に延びる。図6の破線は径方向を示す。図6の一点鎖線は、径方向と交差する方向を示す。溝部12は音波を減衰させる。管状部14及び拡大部15の断面積、径方向の長さ、交差する方向の長さを調整することができる。また、消音室の容積を調整することもできる。よって、所望の周波数の音波を減衰することができる。なお、管状部14及び拡大部15の断面積とは、管状部14及び拡大部15を軸方向と平行な面で切った断面の面積である。
<4.1
Each
中心軸CAと平行な面における、各々の管状部14と孔11とが接続する領域F1において、少なくとも1つの管状部14の中心軸CAと平行な面の面積は、他の管状部14の中心軸CAと平行な面と面積と異なっていてもよい。溝部12と孔11が接続する領域F1での中心軸CAと平行な面の面積は、蓋部で溝部12を覆ってできる消音室の開口面積を意味する。上述したように、共鳴周波数は、消音室の開口面積の影響を受ける。中心軸CAと平行な面の面積を異ならせることにより、ある溝部12と他の溝部12の共鳴周波数をずらすことができる。蓋部で溝部12を覆った場合、消音室の開口面積を異ならせることができる。つまり、溝部12の中心軸CAと平行な面の面積を異ならせることにより、ある消音室の共鳴周波数と他の消音室の共振周波数をずらすことができる。よって、複数の周波数の音波を、減衰することができる。すなわち、一定の周波数範囲の音波を減衰することができる。
In the region F1 where each
各々の管状部14と孔11とが接続する領域F1における周方向の中心は、中心軸CA周りに等間隔に配置されている。すなわち、各々の管状部14と孔11とが接続する領域F1において、径方向と交差する方向の中心は、中心軸CA周りに等間隔に配置されていてもよい。径方向と交差する方向の中心は、蓋部で溝部12を覆ってできる消音室の開口面積(開口部の断面)の中心といえる。これにより、管状部14を等間隔で配置することができるため、各々の溝部12及び消音室に均等に音波が進入する。つまり、音波が進入する溝部12及び消音室が偏らない。これにより、全ての溝部12及び消音室を十分に機能させることができる。消音の効果を高めることができる。
Circumferential centers in the region F1 where each
管状部14と孔11とが接続する領域F1から管状部14の径方向の外側の端までの長さである管長において、少なくとも1つの管状部14の管長は、他の管状部14の管長と異なってもよい。管長は、管状部14における中心軸CAから離れる方向の長さである。言い換えると、径方向において、少なくとも1つの管状部14における中心軸CAから離れる方向の長さは、他の管状部14における中心軸CAから離れる方向の長さと異なってもよい。図6では、管長の一例をW1で図示している。
In a tube length that is the length from the region F1 where the
上述したように、消音室の共鳴周波数は、消音室の影響を受ける。管状部14の中心軸CAから離れる方向の長さ(管長)を異ならせることにより、ある溝部12と他の溝部12の共鳴周波数をずらすことができる。つまり、蓋部で溝部12を覆った場合、ある消音室と他の消音室の管長の長さを異ならせることができる。従って、ある消音室の共鳴周波数と他の消音室の共振周波数をずらすことができる。複数の周波数の音波を、減衰することができる。一定の周波数範囲の音波を減衰することができる。
As mentioned above, the resonance frequency of the anechoic chamber is affected by the anechoic chamber. By making the length (tube length) of the
少なくとも1つの拡大部15における径方向と交差する方向の長さは、他の拡大部15における径方向と交差する方向の長さと異なっていてもよい。例えば、径方向と交差する方向とは、中心軸の周方向である。図6では、拡大部15における径方向と交差する方向の長さの一例をW2で図示している。W2は、拡大部15の周方向における円弧の長さを示している。図6に示すように、拡大部15のうち、径方向で最も外側の位置(溝部12の端)において、径方向と交差する方向の長さが異なるようにしてもよい。
The length in the direction intersecting the radial direction in at least one
これにより、ある拡大部15と他の拡大部15の大きさをずらすことができる。つまり、蓋部で溝部12を覆った場合、ある消音室と他の消音室の内容積を異ならせることができる。よって、ある消音室の共鳴周波数と他の消音室の共振周波数をずらすことができる。すなわち、複数の周波数の音波を、減衰することができる。一定の周波数範囲の音波を減衰することができる。
As a result, the sizes of one
図5、図6に示すように、少なくとも1つの拡大部15は、他の拡大部15と径方向で重なっていてもよい。図5の例では、全ての拡大部15は、他の拡大部15と径方向で重なる関係にある。これにより、消音器用部品1内に複数の溝部12を効率よく配置することができる。よって、消音器用部品1のサイズを抑えることができる。換言すると、消音器用部品1内にできるだけ多くの溝部12を設けることができる。よって、小型でありつつ、様々な周波数の音波を減衰できる消音器用部品1を提供することができる。
As shown in FIGS. 5 and 6, at least one
<5.消音器用部品1の重ね合わせ>
次に、図7、図8を用いて、実施形態に係る第1消音器2での消音器用部品1の重ね合わせの一例を説明する。図7は、実施形態に係る消音器用部品1を重ね合わせた状態の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る第1消音器2が含む複数の消音器用部品1の一例を示す図である。
<5. Superposition of
Next, an example of superimposing the
図7に示すように、複数の消音器用部品1が、軸方向に重ねられる。消音器用部品1を重ねるので、第1消音器2が備える溝部12及び消音室の数を多くすることができる。よって、音波を十分に減衰することができる。しかも、多くの溝部12及び消音室を備える消音器を小型化することができる。溝部12及び消音室の共鳴周波数を異ならせることにより、広い周波数範囲で、音波を減衰することができる。
As shown in FIG. 7, a plurality of
少なくとも1つの消音器用部品1において、溝部12は、消音器用部品1の軸方向の一面に設けられる。消音器用部品1の軸方向の他面は平面である。溝部12が設けられた消音器用部品1の一面と、溝部12が設けられた消音器用部品1の一面側に配置される消音器用部品1の他面が重ねられる。つまり、ある消音器用部品1の溝部12に他の消音器用部品1の他面(平面)を重ねることができる。これにより、溝部12の開口を閉じることができる。閉じられた溝部12が消音室となる。よって、消音器用部品1を蓋部として用いることができる。
In at least one
図7の例では、消音器用部品1のうち、図7の紙面で最も奥側の消音器用部品1以外の消音器用部品1は、他の消音器用部品1が蓋部として用いられている。消音器用部品1のうち、図7の紙面で最も奥側の消音器用部品1については、溝部12を他の消音器用部品1で覆うことができない。そのため、図7の最も紙面奥側の消音器用部品1には、蓋部として、合わせ板16が重ねられる。合わせ板16には、消音器用部品1の孔11に重なる孔部が設けられる。軸方向からみて、合わせ板16の孔部のサイズは、消音器用部品1の孔11のサイズと同じである。また、軸方向からみた消音器用部品1の輪郭と合わせ板16の輪郭も同じである。
In the example of FIG. 7, among the
消音器用部品1をn枚重ねる場合、全ての消音器用部品1が、軸方向の一面に溝部12を設け、軸方向の他面を平面としてもよい。重ねる場合、一方の消音器用部品1の溝部12と他方の消音器用部品1の平面とが向かい合わされる。(n-1)枚の消音器用部品1の溝部12が、他の消音器用部品1の平面に覆われる。1枚の消音器用部品1には、合わせ板16が重ねられる。
When
なお、消音器用部品1の軸方向の他面は平面でなくてもよい。消音器用部品1の軸方向の両面に溝部12が設けられてもよい。例えば、軸方向の両面に溝部12が設けられた消音器用部品1には、他の消音器用部品1の軸方向の平面、又は、合わせ板16が重ねられる。また、消音器用部品1における軸方向の一面に溝部12が形成されており、当該消音器用部品1の軸方向一面側に配置される他の消音器用部品1における軸方向の他面に溝部12が形成されており、当該溝部12同士が重ねられて消音室を構成してもよい。
The other surface of the
なお、消音器用部品1の溝部12は、軸方向の一方側(送風装置5の吸気口71側)を向いていてもよい。また、消音器用部品1の溝部12は、軸方向の他方側(送風装置5の排気口72側)を向いていてもよい。溝部12の向きは問わない。
The
図7は、3つの消音器用部品1を重ねた例を示す。重ねる枚数は、4枚以上でもよいし、2枚でもよい。消音器用部品1を重ねる場合、各々の孔11が軸方向で重ねられる。図7の例では、各々の消音器用部品1は同一形状である。同一形状なので、各々の消音器用部品1では、軸方向からみた孔11のサイズ、軸方向からみた消音器用部品1の輪郭、軸方向での厚さ、各々の溝部12の形状が同じである。同一形状とすることにより、消音器用部品1をずれなく重ねることができる。
FIG. 7 shows an example in which three
なお、各々の消音器用部品1では、溝部12の形状は異ならせてもよい。例えば、各々の消音器用部品1では、溝部12以外の形状は同じとし、溝部12の形状をそれぞれ異ならせてもよい。
The shape of the
消音器用部品1が軸方向に複数重ねられる。上述したように、各々の消音器用部品1は同一形状でもよい。消音器用部品1をn枚重ねるとき、各々の消音器用部品1は、中心軸CA回りに360/n度の角度ずつずらして重ねられてもよい。例えば、消音器用部品1を4枚重ねる場合、90度ずつ、消音器用部品1の角度がずらされる。孔11の周方向に均等に各溝部12の開口(音波の入口)を配置することができる。よって、消音効果を高くなる位置に、各溝部12の開口を設けることができる。これにより、消音器の消音効果を高めることができる。
A plurality of
例えば、それぞれの消音器用部品1に形状が同じ溝部12を少なくとも1つ設ける。同じ形状の溝部12を中心軸CA回りに360/n度の角度ずつずらすように、消音器用部品1が重ねられる。
For example, each
図8は、同一形状の消音器用部品1を90度ずつずらして重ねる例を示す。図8では、重ねる順番を、矢印で示す。なお、消音器用部品1は、中心軸CAの時計回りに、360/n度の角度ずつずらして重ねられてもよい。また、消音器用部品1は、中心軸CAの半時計回りに、360/n度の角度ずつずらして重ねられもよい。
FIG. 8 shows an example in which the
図8に示すように、各々の消音器用部品1は、径方向外縁に切り欠き部17が設けられてもよい。切り欠き部17は、軸方向に貫通している。軸方向からみて、切り欠き部17の位置を一致させて、各々の消音器用部品1が重ねられる。切り欠き部17の位置を一致させて重ねたとき、切り欠き部17は、中心軸CA回りに360/n度の角度ずつ、各々の消音器用部品1がずれる位置に設けられる。つまり、消音器用部品1を中心軸CA回りに360/n度の角度ずつずらせて配置する場合、各消音器用部品1の切り欠き部17は、中心軸CA回りに360/n度の角度ずつずれる位置に設けられる。
As shown in FIG. 8, each
なお、360/n度の角度ずつ消音器用部品1をずらす場合、切り欠き部17を設けると、消音器用部品1は、厳密には、同一形状にならない。切り欠き部17を設け、360/n度の角度ずつずらす場合、各々の消音器用部品1では、切り欠き部17以外の形状が同じとしてもよい。
When the
送風装置5は、第1消音器2を備える。送風装置5の動作によって生ずる騒音を減衰させることができる。複数枚の消音器用部品1を重ねても、第1消音器2のサイズは小さい。送風装置5に取り付ける第1消音器2のサイズは抑えられる。よって、コンパクトな消音器付き送風装置5を提供することができる。
The
<6.第2消音器3>
次に、図9、図10を参照して、実施形態に係る例示的な第2消音器3を説明する。図9は、実施形態に係る排気口72側からみた消音ユニット4の一例を示す図である。図9に示す消音ユニット4には、第1消音器2と第2消音器3が内蔵される。図10は、実施形態に係る消音ユニット4の一例を示す図である。図10は、中心軸CAを通り、径方向と平行な平面で消音ユニット4を切断した状態を示す。図10では、第2消音器3と第1消音器2の断面及び内部構造が示されている。
<6.
Next, an exemplary
図10に示すように、消音ユニット4は、第1消音器2と、第1消音器2の軸方向の一方側に配置される第2消音器3(他の消音器)と、を備える。消音ユニット4では、第2消音器3が送風装置5の吸気口71側に配置される。そして、第1消音器2は、軸方向他方側(送風装置5の排気口72側)に配置される。なお、消音ユニット4が内蔵する第1消音器2の消音器用部品1と、送風部6の吸気口71側に取り付けられる第1消音器2とでは、消音器用部品1の溝部12の形状は、同じでもよいし、異なっていてもよい。
As shown in FIG. 10, the
第2消音器3の内部には、第1消音器2の消音器用部品1の孔11につながる通路31が設けられる。図10に示すように、通路31は軸方向に延びる。音波は、通路31を通り、第1消音器2に到達する。消音ユニット4の第1消音器2は、到達した音波を減衰する。
Inside the
第2消音器3は(他の消音器)は、軸方向に配列される複数の板状部32を備える。板状部32の軸方向と交差する面の面積は、それぞれ異なる。それぞれの板状部32は、軸方向からみて、円形(円環形)である。板状部32と板状部32の間には、隙間が設けられる。この隙間は枝管となる。枝管に分岐し、枝管で反射した音波の干渉によって、音波が減衰される。
The second silencer 3 (another silencer) includes a plurality of plate-shaped
第2消音器3は、第1消音器2よりも高い周波数帯の音波を減衰する。第1消音器2は、第2消音器3よりも低い周波数帯の音波を減衰する。第1消音器2と第2消音器3を組み合わせることにより、より広い範囲の周波数帯の音波を低減できる。
The
なお、第2消音器3で低周波数の音波を減衰することは不可能ではない。しかし、低周波数の音波を減衰する場合、板状部32の径方向の半径を長くする必要がある。よって、第2消音器3及び消音ユニット4が大型化する。すなわち、第1消音器2と第2消音器3の併用は、消音ユニット4及び送風装置5の小型化にも寄与する。
It is not impossible for the
送風装置5は、第1消音器2が吸気口71側に配置され、消音ユニット4が排気口72側に配置される。消音ユニットは、第1消音器2、及び、他の消音器(第2消音器3)を備える。第2消音器3(他の消音器)は、軸方向に配列される複数の板状部32を備える。板状部32の軸方向と交差する面の面積は、それぞれ異なる。つまり、吸気口71の第1消音器2と、2段目の第1消音器2と、第2消音器3が組み合わされる。これにより、送風装置5の動作によって生ずる音波を大きく減衰させることができる。しかも、第1消音器2と第2消音器3の軸方向のサイズは抑えられている。コンパクトかつ低騒音の送風ユニットを提供することができる。
In the
以上に、本発明の実施形態および変形例を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。 Although the embodiments and modifications of the present invention have been described above, the configurations and combinations thereof in the embodiments are examples, and the configurations are added, omitted, replaced, and the like without departing from the spirit of the present invention. Other changes are possible. Further, the present invention is not limited to the embodiments.
本発明の消音器用部品は、例えば消音器に用いることができる。消音器は、送風装置に用いることができる。 The silencer component of the present invention can be used, for example, in a silencer. The silencer can be used in the blower.
1 消音器用部品
10 消音器ケース
11 孔
12 溝部
13 丘部
14 管状部
15 拡大部
16 合わせ板
17 切り欠き部
2 第1消音器(消音器)
3 第2消音器
31 通路
32 板状部
4 消音ユニット
41 消音ユニットケース
5 送風装置
6 送風部
61 ファンモーター
62 送風部ケース
71 吸気口
72 排気口
CA 中心軸
F1 領域
1
3
Claims (14)
丘部と、
前記丘部から前記軸方向の一方に凹み、前記中心軸回りに配列される複数の溝部と、
を有し、
前記複数の溝部は、前記孔と接続されて前記中心軸から離れる方向に延び、
少なくとも1つの前記溝部の形状は、他の前記溝部の形状と異なる消音器用部品。 A muffler component that has a hole that penetrates in the axial direction of the central axis and spreads in the radial direction that intersects the central axis.
Hill and
A plurality of grooves that are recessed in one of the axial directions from the hill and are arranged around the central axis.
Have,
The plurality of grooves are connected to the hole and extend in a direction away from the central axis.
A silencer component in which the shape of at least one groove is different from the shape of the other groove.
前記管状部は、前記孔と接続され、前記中心軸から離れる方向に延びる領域であり、
前記拡大部は、前記管状部の前記径方向の外端から、前記径方向と交差する方向に広がる領域である請求項1又は2に記載の消音器用部品。 Each said groove comprises a tubular portion and an enlarged portion.
The tubular portion is a region connected to the hole and extending in a direction away from the central axis.
The silencer component according to claim 1 or 2, wherein the enlarged portion is a region extending from the radial outer end of the tubular portion in a direction intersecting the radial direction.
少なくとも1つの前記管状部の前記中心軸と平行な面の面積は、他の前記管状部の前記中心軸と平行な面と面積と異なる請求項3に記載の消音器用部品。 In the region where each tubular portion and the hole are connected in a plane parallel to the central axis.
The silencer component according to claim 3, wherein the area of the surface parallel to the central axis of the at least one tubular portion is different from the area parallel to the surface parallel to the central axis of the other tubular portion.
少なくとも1つの前記管状部の前記管長は、他の前記管状部の前記管長と異なる請求項3又は4に記載の消音器用部品。 In the pipe length, which is the length from the region where the tubular portion and the hole are connected to the radial outer end of the tubular portion.
The silencer component according to claim 3, wherein the tube length of at least one tubular portion is different from the tube length of the other tubular portion.
各々の前記消音器用部品は同一形状であり、
前記消音器用部品をn枚重ねるとき、各々の前記消音器用部品は、前記中心軸回りに360/n度の角度ずつずらして重ねられる消音器。 A plurality of silencer parts according to any one of claims 1 to 8 are stacked in the axial direction.
Each of the silencer parts has the same shape.
When n pieces of the muffler parts are stacked, each of the muffler parts is a muffler that is shifted by an angle of 360 / n degrees around the central axis.
前記消音器用部品の前記軸方向の他面は平面であり、
前記溝部が設けられた前記消音器用部品の一面と、前記溝部が設けられた前記消音器用部品の前記一面側に配置される前記消音器用部品の他面が重ねられる請求項9又は10に記載の消音器。 In the at least one silencer component, the groove is provided on one axially oriented surface of the silencer component.
The other surface of the silencer component in the axial direction is a flat surface.
19. Silencer.
前記他の消音器は、前記軸方向に配列される複数の板状部を備え、
前記板状部の前記軸方向と交差する面の面積は、それぞれ異なる、消音ユニット。 The silencer according to any one of claims 9 to 11 and another silencer arranged on one side of the silencer in the axial direction are provided.
The other silencer comprises a plurality of plate-like portions arranged in the axial direction.
A sound deadening unit in which the area of the surface of the plate-shaped portion intersecting the axial direction is different.
消音ユニットが排気口側に配置され、
前記消音ユニットは、請求項9乃至11の何れか1項に記載の消音器、及び、他の消音器を備え、
前記他の消音器は、前記軸方向に配列される複数の板状部を備え、
前記板状部の前記軸方向と交差する面の面積は、それぞれ異なる送風装置。 The silencer according to any one of claims 9 to 11 is arranged on the intake port side.
The muffling unit is located on the exhaust port side,
The silencer unit includes the silencer according to any one of claims 9 to 11 and another silencer.
The other silencer comprises a plurality of plate-like portions arranged in the axial direction.
The area of the surface of the plate-shaped portion that intersects the axial direction is different from that of the blower.
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