JP2022057404A - Dental unit - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、歯科において患者が着座する歯科用椅子を備える歯科ユニットに関する。 The present disclosure relates to a dental unit comprising a dental chair in which a patient sits in dentistry.
歯科ユニットに備えられる歯科用椅子は、着座部、背もたれ、ヘッドレスト、レッグレスト、フットレスト、及び、アームレスト等を具備しており、治療のし易さ等の観点から患者の姿勢を調整するために姿勢変更ができるように構成されている。より具体的には、患者を仰向けにすることにより口腔の開口が上を向くので治療がし易くなることから、通常に着座する姿勢から仰向けの姿勢とするために着座部は昇降し、背もたれ、ヘッドレスト、レッグレストは傾倒、起立できるように構成されている。 The dental chair provided in the dental unit is provided with a seat, a backrest, a headrest, a legrest, a footrest, an armrest, etc., and is used to adjust the posture of the patient from the viewpoint of ease of treatment. It is configured to be changeable. More specifically, by turning the patient on his back, the opening of the oral cavity faces upward, which facilitates treatment. The headrest and legrest are configured so that they can tilt and stand up.
アームレストは治療中に患者がその手を載せることができるように設けられ、着座時の姿勢の安定を助ける。一方で、アームレストは患者が歯科用椅子に着座する際、及び、歯科用椅子から離席する際にはその行動を阻害するような位置にあるため、着座や離席のし難さを感じる場面があった。
そのため、例えば特許文献1にはアームレストを回転することができるように構成されている。これにより着座時にはアームレストを回転させることで着座を阻害しないものとなる。また、特許文献1にはアームレストの回転を自動で行い、位置を記憶することが開示されている。
Armrests are provided to allow the patient to rest their hands during treatment, helping to stabilize their posture when seated. On the other hand, the armrest is in a position that hinders the patient's behavior when sitting on the dental chair and when leaving the dental chair, so it is difficult to sit or leave the seat. was there.
Therefore, for example, Patent Document 1 is configured so that the armrest can be rotated. As a result, the armrests are rotated when seated so that the seating is not hindered. Further, Patent Document 1 discloses that the armrest is automatically rotated and the position is memorized.
しかしながら、アームレストの回転は患者自身のタイミングで行いたいと感じる場面が少なくなく、従来の歯科ユニットではそのために施術者がアームレストの手動による回転を許容するための操作(ロック解除操作)を行う必要があった。
一方で、アームレストの回転を全く制限なく自在にしてしまうと、患者が治療中に腕に力が入った時に、アームレストが意図せず回転してしまう不具合の虞がある。
すなわち、従来の歯科ユニットのアームレストにおいて、必要な時には回転が禁止され、少なくとも着席及び離席の際には手動で回転可能としてアームレストの姿勢による着席及び離席のし難さを解消することと、アームレストの回転を許容するための操作の手間を減らすこととの両立が難しかった。
However, there are many situations where the patient wants to rotate the armrest at his or her own timing, and in the conventional dental unit, it is necessary for the practitioner to perform an operation (unlocking operation) to allow the manual rotation of the armrest. there were.
On the other hand, if the armrest can be freely rotated without any limitation, there is a risk that the armrest will unintentionally rotate when the patient applies force to the arm during treatment.
That is, in the armrest of the conventional dental unit, rotation is prohibited when necessary, and at least when seating and leaving, the armrest can be manually rotated to eliminate the difficulty of sitting and leaving due to the posture of the armrest. It was difficult to achieve a balance with reducing the time and effort required to operate the armrest to allow it to rotate.
そこで本開示は、アームレストに対して適切なときに姿勢変更の禁止及び許容を切り替えて手動での姿勢変更を可能にするとともに、そのための手間がかからない歯科ユニットを提供することを課題とする。 Therefore, it is an object of the present disclosure to provide a dental unit that can manually change the posture by switching the prohibition and the permissible of the posture change at an appropriate time for the armrest and does not require the trouble for that purpose.
本開示の1つの態様は、歯科用椅子及びハンドピースを備える歯科ユニットであって、歯科用椅子は、着座部と、傾倒起立する背もたれと、姿勢変更することが可能なレスト部材を有するアームレストと、を備え、背もたれの姿勢及びハンドピースの使用状況に基づいて、レスト部材の手動による姿勢変更の禁止と許容とを切り替える手段を備える、歯科ユニットである。 One aspect of the present disclosure is a dental unit comprising a dental chair and a handpiece, wherein the dental chair comprises a seat, an upright backrest, and an armrest having a rest member capable of changing posture. , A dental unit comprising, and a means for switching between prohibition and permissible of manual posture change of the rest member based on the posture of the backrest and the usage of the handpiece.
レスト部材の姿勢変更の禁止及び許容は、レスト部材に対して係合離脱するピストンにより切り替えられるように構成してもよい。 Prohibition and allowance of posture change of the rest member may be configured to be switched by a piston that disengages from the rest member.
本開示によれば、アームレストの手動による姿勢変更の禁止及び許容が必要に応じて自動に行われ、手動でアームレストの姿勢変更を許容するための操作が不要であるため施術者の手間も省くことができる。 According to the present disclosure, the manual prohibition and permissible of the posture change of the armrest is automatically performed as necessary, and the operation for manually permitting the posture change of the armrest is not required, so that the practitioner's labor is saved. Can be done.
以下、本開示を図面に示す形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら形態に限定されるものではない。 Hereinafter, the present disclosure will be described based on the form shown in the drawings. However, the present invention is not limited to these forms.
1.歯科ユニット
図1は、1つの形態を説明する図で、歯科用椅子10を備える歯科ユニット1を側面から見た図である。図1からわかるように歯科ユニット1は、基台2、歯科用照明3、アシスタントユニット4、ドクターユニット5、歯科用椅子10、及び不図示のアームレスト制御装置を備えている。
1. 1. Dental unit FIG. 1 is a diagram illustrating one form, and is a side view of the dental unit 1 provided with a
1.1.基台
基台2は歯科用椅子10の下方に配置されており、該歯科用椅子10の土台となるものである。当該基台2は、筐体により外郭が形成されるとともに、該筐体内には、各種制御機器が内包されている。ここに含まれる制御機器としては、例えば、歯科用椅子10の昇降、傾倒起立等をさせるための油圧回路、及び該油圧回路を制御する油圧制御手段を挙げることができる。基台2のうち、歯科用椅子10の背面側にはフットスイッチ2aが設けられる。施術者はこのフットスイッチ2aやドクターユニット5の操作パネル5dの操作スイッチを操作して油圧制御手段に対して指令を出し、油圧回路を制御して歯科用椅子10の上下動、傾倒起立をさせて所定の姿勢にさせることが可能である。
1.1. Base The
1.2.歯科用照明
歯科用照明3は、治療を行うときに的確に患者の口腔内を照明することができるように、自在継ぎ手等により自由度高く移動回動可能なアーム3aを介して取り付けられている。従って、歯科用照明3は、その位置、角度を調整することにより施術者が患者の口腔内を適切に観察することができる位置への移動が可能である。
1.2. Dental lighting The dental lighting 3 is attached via an
1.3.アシスタントユニット
アシスタントユニット4は、歯科用椅子10の側方のうちの一方側に設けられ、アシスタントハンガー4a、スピットン4b、及び給水装置4c等を備えている。
スタントハンガー4aには、例えばバキューム、排唾管、シリンジ等のハンドピースが懸架されている。
スピットン4bは、治療中や治療後に給水装置4cから供給された水等により患者がうがいをして、口腔内を洗浄してその水を吐き捨てるときに使用するものである。従って、スピットン4bは鉢状とされている。そしてスピットン4bに排出された唾液や水は、ウォーターユニット中の排水トラップを介して排出される。
1.3. Assistant unit The assistant unit 4 is provided on one side of the side of the
A handpiece such as a vacuum, a saliva discharge tube, or a syringe is suspended on the stunt hanger 4a.
The
1.4.ドクターユニット
ドクターユニット5は、歯科用椅子10の側方のうちアシスタントユニット4とは反対側の側方に設けられ作業台5aを有している。
作業台5aは、施術者が必要とする各器具やスイッチ等が備えられる部位である。具体的には、作業台5aは、その上面に作業面5bが設けられるとともに、施術者が施術の際に使用するハンドピース5c、及びこれを収納するホルダーが設けられている。ハンドピース5cとしては、例えば、エアタービン、マイクロモータ、スケーラ、シリンジ等を挙げることができる。ほとんど全てのハンドピース5cは、チューブ類を介して、電気回路、水回路、空気回路等と連結されている。また、作業面5bとホルダーとの間には操作パネル5dが具備されている。
1.4. Doctor unit The doctor unit 5 is provided on the side of the
The
1.5.歯科用椅子
歯科用椅子10は、着座部11、背もたれ12、ヘッドレスト13、レッグレスト14、フットレスト15、及び、アームレスト16を備えている。図2には歯科用椅子10に注目した側面図を示した。
1.5. Dental chair The
<着座部>
着座部11は、上記した基台2の上方に図2にAで示したように昇降可能に取り付けられている。また着座部11は側面視で図2にBで示したように回動可能とされている。すなわち、着座面が傾けられるように回動する。着座部11の昇降及び回動は、基台2内に収められた油圧回路により行われる。具体的には、フットスイッチ2aやドクターユニット5の操作パネル5dの操作スイッチを施術者が操作し、その操作指令を受けた油圧制御回路が、上記油圧回路に組み込まれた油圧シリンダを作動させることで当該着座部11が昇降及び回動する。そして背もたれ12、ヘッドレスト13、レッグレスト14、及びフットレスト15は着座部11と一体に昇降する。
<Seat section>
The
<背もたれ>
背もたれ12は、着座部11の一端側を軸に図2にCで示したように回動可能に設けられている部材で、患者の胴部を背中側から支持するものである。背もたれ12は、患者が着座の姿勢、仰向けの姿勢になることができるように傾倒、起立が可能とされている。背もたれ12の傾倒起立は、基台2内から連結される油圧回路により行われる。具体的には、フットスイッチ2aやドクターユニット5の操作パネル5aの操作スイッチを施術者が操作し、その操作指令を受けた油圧制御回路が、上記油圧回路に組み込まれた油圧シリンダを適切に作動させることで当該背もたれ12が傾倒起立する。
<Backrest>
The
<ヘッドレスト>
ヘッドレスト13は、背もたれ12の端部のうち、着座部11が配置される側とは反対側の端部に配置される部材で、患者の頭部を支持する部材である。ヘッドレスト13は、患者の頭部位置を施術に都合よい姿勢にさせるため、図2にD、Eで示したように移動、回動可能に形成されている。当該回動は背もたれに連結された部位に具備される回動軸を中心に行われる。ヘッドレスト13のこのような動作は背もたれ12の内部に組み込まれたモータを含む機構により行われる。具体的には、背もたれ12又はヘッドレスト13の背面側に設けられた不図示のスイッチやドクターユニット5の操作パネル5dに設けられた操作スイッチ、フットスイッチ2a等を施術者が操作し、その操作指令を受けた上記機構が作動することでヘッドレスト13が移動回動する。
<Headrest>
The
<レッグレスト>
レッグレスト14は、着座部11の端部のうち、上記背もたれ12が配置される側とは反対側端部を軸に回動可能に設けられている部材で、患者の脚部をサポートするものである。レッグレスト14は、必要に応じて鉛直、水平、及びその中間の姿勢を取ることができるように図2にFで示したように回動可能である。このような回動は着座部11の内部に組み込まれたアクチュエータを含む機構により行われる。具体的には、上記のようにフットスイッチ2aやドクターユニット5の操作パネル5dの操作スイッチを施術者が操作すると、指令を受けたアクチュエータを含む機構が作動することでレッグレスト14が回動する。
<Leg rest>
The
<フットレスト>
フットレスト15は、レッグレスト14の端部のうち、上記着座部11が配置される側とは反対側端部を軸に回動可能に設けられている部材で、患者の足を足裏から支持するものである。フットレスト15は、必要に応じて鉛直、水平、及びその中間の姿勢を取ることができるようにレッグレスト14に対して図2にGで示したように回動可能である。このような回動はレッグレスト14の内部に組み込まれたアクチュエータを含む機構により行われる。具体的には、上記のようにフットスイッチ2aやドクターユニット5の操作パネル5dの操作スイッチを施術者が操作すると、指令を受けたアクチュエータを含む機構が作動することでフットレスト15が回動する。
<Footrest>
The
<アームレスト>
アームレスト16は、患者が歯科用椅子に着座した状態で腕を載せる部材であり、患者が腕を載せるレスト部材17、及び、レスト部材17の姿勢変更の禁止と許容とを切り替えるロック部材18を有している。
<Armrest>
The
レスト部材17は、患者が腕を載せる部位であり、その形状は公知の通りである。本形態のアームレスト16では、レスト部材17が着座部11の側面に設けられており、図2にHで示したように回動軸17aを軸としてレスト部材17が回動して姿勢変更することが可能である。図2に実線で示したレスト部材17の姿勢では患者が腕を載せることができ、図2に点線で示したレスト部材17ように姿勢変更することで患者が歯科用椅子10に着席するとき及び離席するときにレスト部材17が当該患者の行動を阻害することが防止される。
このようなレスト部材17の回動は、レスト部材17の姿勢変更が許容されているときに人に手により行うことができるように構成されている。これにより患者は自分が望むタイミングでレスト部材17の姿勢変更をして着席及び離席ができる。
The
Such rotation of the
ロック部材18はレスト部材17の姿勢変更(本形態では回動)を禁止及び許容する手段であり、本形態でロック部材18は着座部11に配置されている。
図3、図4にロック部材18を説明する図を示した。図3は図2にIIIで示した方向から、レスト部材17の回動軸17a付近を模式的に示し、レスト部材17とロック部材18との関係を説明する図である。図4はロック部材18の作動を説明する図である。
The
3 and 4 show a diagram illustrating the
図3からわかるように、本形態ではレスト部材17のうち、回動軸17aの付近の外周部に溝17bが設けられ、この溝17bに対して、着座部11に配置されたロック部材18のピストン19が係合離脱することで、レスト部材17の姿勢変更が禁止される。すなわち、図3の上部の図に表れているように、ロック部材18のピストン19がロック部材18の本体20から大きく突出(進行)して、溝17bの内側に入り込むように位置付けられる。これによりレスト部材17が回動軸17aを中心に回動しようとしてもピストン19が溝17bの内面に引っ掛かることで、レスト部材17の回動ができない(姿勢変更が禁止される。)。これにより回転軸17aを中心とした時計回り及び反時計回りのレスト部材17の回動が禁止される。
これに対して図3の下部の図に表れているように、ロック部材18のピストン19が、上記進行の姿勢に対して後退し、溝17bから離脱するように位置付けられる。これによりレスト部材17が回動軸17aを中心に回動してもピストン19が溝17bの内面に引っ掛かることはなく、レスト部材17の回動が可能となる(姿勢変更が許容される。)。
As can be seen from FIG. 3, in the present embodiment, among the
On the other hand, as shown in the lower part of FIG. 3, the
ロック部材18のピストン19の溝17b内への進行及び後退のための具体的な手段は特に限定されることはないが、例えば次のように構成することができる。図4に説明のための図を示した。図4の上部の図はピストン19が進行した姿勢(レスト部材17の姿勢変更(回動)が禁止される姿勢)、図4の下部の図はピストン19が後退した姿勢(レスト部材17の姿勢変更(回動)が許容される姿勢)のそれぞれを示した、ロック部材18の断面図である。図からわかるようにロック部材18は、ピストン19、本体20、及び弾性部材21を有している。
The specific means for advancing and retracting the
ピストン19は棒状の部材であり、その一端側が本体20から突出し、他端側が本体20の内側に配置されている。ピストン19の当該一端側が上記のようにしてレスト部材17の溝17bに入り込むことができるように構成される。また、ピストン19のうち本体20の内側に配置される部分の外周の一部には一周に亘って突出部19aが設けられている。後述するように、この突出部19aが、弾性部材21からの付勢力、及び、空気の圧力を受けることで、ピストン19が移動する。
The
本体20は内側に空洞を有する箱状の部材であり、当該空洞として、エア流路20a及びピストン配置部20bが備えられ、エア流路20aとピストン配置部20bとは連通している。
エア流路20aは外部から圧力が高められた空気を導入することができるように開口を有し、ピストン配置部20bはその一端側がピストン19が貫通する部分として本体の内外を連通するように開口している。
The
The
弾性部材21は、例えばバネのような弾性部材である。弾性部材21はピストン19を付勢することができれば特に限定されることはなく公知のものを用いることができる。
The
ピストン19、本体20、及び弾性部材21が次のように配置されてロック部材18とされている。
本体20のピストン配置部20bにピストン19が配置されている。ピストン19の一端側がピストン配置部20bの開口を貫通して本体20から突出して配置される。また、ピストン19の他端側では、ピストン19の突出部19aとピストン配置部20bの内面との間に弾性部材21が配置される。従って、ピストン19は弾性部材21により、ピストン19がピストン配置部20bの開口から突出する方向に付勢されている。また、エア流路20aは、ピストン配置部20bのうちピストン19の突出部19aの一端側(弾性部材21が配置された側とは反対側)に連通する。
The
The
以上のようなロック部材18は次のように作用する。図4の上部の図に示したように、ピストン19は弾性部材21により付勢され、ピストン19は本体20から大きく突出する方向に移動した姿勢となる。これはレスト部材17の姿勢変更(回動)が禁止される姿勢である。
これに対して外部からエア流路20aに対して空気が供給されると、ピストン配置部20bのうちエア流路20aに連通した部分(突出部19aのうち本体20から突出する側)の内圧が上昇し、図4の下部の図の直線矢印で示したようにピストン19の突出部19aを押圧する。これによりピストン19は弾性部材21の付勢力に抗して移動する。この移動により、ピストン19は本体20から突出した端部が本体20に向けて移動した姿勢となる。これはレスト部材17の姿勢変更(回動)が許容される姿勢である。なお、ピストン配置部20bのうち、ピストン19の突出部19aを挟んでエア流路20aに連通していない側(本形態で弾性部材21が配置された側)は、本体20に設けられた穴20cにより外部に通じている。これにより当該エア流路20aに連通していない側のピストン配置部20bの圧力変化を抑え、ピストン19の円滑な移動が可能となる。
このように空気圧によりロック部材18が作動するように構成すれば、歯科ユニットにもともと用いられている空気供給路を用いることができるため、部材の兼用することができ、装置の簡略化やコスト抑制に寄与する。
The
On the other hand, when air is supplied to the
If the
本形態でレスト部材17は図2に示すように歯科用椅子の幅方向に延びる回動軸17aを中心に回動することで姿勢変更をするが、回動軸はこれに限らず鉛直方向に延びる軸を中心に回動することで姿勢変更する態様であってもよい。
また、姿勢変更は回動に限定されることはなく直線的な移動、直線的な移動と回動とが組み合わされた態様であってもよい。
In this embodiment, as shown in FIG. 2, the
Further, the posture change is not limited to rotation, and may be a linear movement, or a mode in which linear movement and rotation are combined.
また、本形態ではレスト部材の姿勢変更を禁止及び許容する手段として、空気圧によりピストンがレスト部材17に係合離脱するロック部材18を説明したが、これに限定されることなく他の手段によりレスト部材の姿勢変更の禁止と許容とを切り替えることができればよい。ただし、このレスト部材の姿勢変更を禁止及び許容する手段は次に説明するアームレスト制御装置によりレスト部材の姿勢変更の許容及び禁止が切り替えられるものとする。
Further, in the present embodiment, as a means for prohibiting and allowing the posture change of the rest member, the
1.6.アームレスト制御装置
上記のように、アームレスト16は、レスト部材17の姿勢変更を禁止及び許容する手段(ロック部材18)を有している。アームレスト制御装置はロック部材18に対してレスト部材17の姿勢変更の禁止及び許容を指示する装置である。具体的には次の通りである。
1.6. Armrest control device As described above, the
アームレスト制御装置は、少なくとも患者が歯科用椅子10に着席する、及び、歯科用椅子10から離席する場面においてはロック部材18によるレスト部材17の姿勢変更が禁止された状態を解除してレスト部材17の姿勢変更が許容され手動でレスト部材17の姿勢変更を可能とする。一方、治療を受けている最中にはロック部材18によりレスト部材17の姿勢変更が禁止される。
そのため、アームレスト制御装置は、少なくとも歯科用椅子10の背もたれ11が起立し、かつ、ハンドピースが使用されていないときにはロック部材18によるレスト部材17の姿勢変更の禁止を解除してレスト部材17の姿勢変更を許容する。一方、歯科用椅子10の背もたれ11が傾倒しているとき、又は、背もたれ11の姿勢にかかわらずハンドピースが使用されているときにはロック部材18によりレスト部材17の姿勢変更を禁止する。これにより、患者が歯科用椅子10に着席する、及び、歯科用椅子10から離席する場面においてはレスト部材17の姿勢を手動で変更して患者の行動を阻害しないことができる。一方、治療中は、レスト部材17の姿勢変更が禁止されているため、患者がレスト部材17を握る等して力を加えてもレスト部材17が動かず、安定した手すりとして機能し、患者に不安感を与えることがない。そして、このようなレスト部材の姿勢変更の許容及び禁止がアームレスト制御装置により自動的に判断及び実行されるので、施術者の手間を省くことができる。以下、さらに詳しく説明する。
The armrest control device releases the state in which the posture change of the
Therefore, the armrest control device releases the prohibition of changing the posture of the
本形態では上記のようにしてレスト部材17の姿勢変更の許容及び禁止が制御されるが、一連の治療を考えると、さらに次のように制御することができる。
・患者が着席、離席する時:患者が歯科用椅子に着席する場面、及び、歯科用椅子から離席する場面ではレスト部材17の姿勢変更が許容される。このとき背もたれ12は起立した姿勢で、ハンドピースが使われていない。これにより、患者は自らのタイミングで手動で着席及び離席を阻害しないようにレスト部材17の姿勢を変更することができる。
・患者が座って話をする時:患者が治療の前後に、歯科用椅子に着座して歯科医等と話をする場面ではレスト部材17の姿勢変更を許容することができる。このとき背もたれ12は起立した姿勢で、ハンドピースが使われていない。これにより、特に治療後において、患者は話が終わった後に自らのタイミングで着席及び離席を阻害しないように手動でレスト部材17の姿勢を変更することができる。
・背もたれの傾倒起立の最中:背もたれ12が傾倒している間、及び、起立している間はレスト部材17の姿勢先行を禁止することができる。このときにはハンドピースの使用不使用を問わずレスト部材17の姿勢変更は禁止される。これにより背もたれの回動という安定性が低い場面で、患者はレスト部材17により安定して体を支えることができる。
・背もたれの傾倒時:背もたれ12が傾倒した姿勢ではレスト部材17の姿勢変更は禁止される。このときにはハンドピースの使用不使用を問わずレスト部材17の姿勢変更は禁止される。背もたれが傾倒した姿勢では患者は治療している最中であり、患者はレスト部材17により安定して体を支えることができる。また、背もたれ12が傾倒した姿勢で患者が歯科用椅子10に着席、離席することはなく、レスト部材17の姿勢変更が禁止されても問題はない。
・ハンドピースの使用時:ハンドピースを使用しているときにはレスト部材17の姿勢変更は禁止される。このとき、背もたれ12の傾倒及び起立に姿勢にかかわらず、レスト部材17の姿勢変更は禁止される。ハンドピースを使用しているときには患者の姿勢(背もたれの姿勢)に関係なく治療が行われている可能性が高く、患者はレスト部材17に対して力を加えることがあるため、レスト部材17の姿勢変更が禁止されることで安定してレスト部材17により体を支えることができる。
In the present embodiment, the permission and prohibition of the posture change of the
-When the patient is seated or left: The posture of the
-When the patient sits and talks: Before and after the treatment, when the patient sits on a dental chair and talks with a dentist or the like, the posture of the
-During the tilting upright of the backrest: While the
-When the backrest is tilted: When the
-When using the handpiece: When using the handpiece, changing the posture of the
上記のように、レスト部材17の姿勢変更の許容と禁止とは背もたれ12の姿勢、及び、ハンドピースの使用不使用により決められる。
背もたれ12の姿勢は、特に限定されることはないが、角度を検知することができる可変抵抗器(ボリューム)等により角度を電子信号に変えてアームレスト制御装置に送信することで処理することができる。このようなボリュームは通常、歯科用椅子の姿勢の検知のために既に歯科用椅子に備えられているため、これを兼用することができる。
ハンドピースの使用不使用は、特に限定されることはないが、ハンドピースがハンドピースホルダーに掛かっているか否かをセンサで検知してもよいし、ハンドピースに空気や水が供給されているか否かをセンサで検知して、これをアームレスト制御装置に送信してもよい。
As described above, the permission and prohibition of changing the posture of the
The posture of the
The use or non-use of the handpiece is not particularly limited, but it may be detected by a sensor whether or not the handpiece is hung on the handpiece holder, and whether air or water is supplied to the handpiece. Whether or not it may be detected by a sensor and this may be transmitted to the armrest control device.
2.効果等
以上のようなアームレスト16を備える歯科ユニット10によれば、アームレスト16のレスト部材17が姿勢変更してもよい場面と姿勢変更しない方がよい場面とを自動に判定して、レスト部材17の姿勢変更の許容及び禁止も自動に行われる。そして、レスト部材17の姿勢変更が許容されたときには患者は自らのタイミングでレスト部材17を手動で姿勢変更して着席及び離席がレスト部材17により阻害されることなく行える。また、施術者側はレスト部材17の姿勢変更を許容するための操作(ロックの解除)をする必要がなく手間がかからないので利便性が高い。
2. 2. Effects, etc. According to the
1 歯科ユニット
2 基台
3 歯科用照明
4 アシスタントユニット
5 ドクターユニット
10 歯科用椅子
11 着座部
12 背もたれ
13 ヘッドレスト
14 レッグレスト
15 フットレスト
16 アームレスト
17 レスト部材
18 ロック部材
1
Claims (2)
前記歯科用椅子は、
着座部と、
傾倒起立する背もたれと、
姿勢変更することが可能なレスト部材を有するアームレストと、を備え、
前記背もたれの姿勢及び前記ハンドピースの使用状況に基づいて、前記レスト部材の手動による姿勢変更の禁止と許容とを切り替える手段を備える、
歯科ユニット。 A dental unit with a dental chair and handpiece,
The dental chair
Seating part and
With a leaning backrest,
With an armrest with a rest member that can change posture,
A means for switching between prohibition and permissible of manual posture change of the rest member based on the posture of the backrest and the usage condition of the handpiece is provided.
Dental unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165640A JP2022057404A (en) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | Dental unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165640A JP2022057404A (en) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | Dental unit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022057404A true JP2022057404A (en) | 2022-04-11 |
Family
ID=81110287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020165640A Pending JP2022057404A (en) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | Dental unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022057404A (en) |
-
2020
- 2020-09-30 JP JP2020165640A patent/JP2022057404A/en active Pending
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Legal Events
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