JP2022057033A - Duckbill valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ダックビル弁に関する。 The present invention relates to a Duckbill valve.
様々な産業分野において、流体の流れを制御するための一方弁としてダックビル弁が使用されている。ダックビル弁には、設置される製品や使用用途などに応じて種々の構造のものが存在する。例えば、特許文献1では、ダックビル弁の応答性(ダックビル弁内部への流体の流入に伴う出口部の閉状態から開状態への応答速度)を向上させるために、ダックビル弁の出口部を形成する嘴状のリップ部にスリット(溝)を設けた構造が提案されている。
In various industrial fields, the Duckbill valve is used as a one-way valve for controlling the flow of fluid. Duckbill valves have various structures depending on the product to be installed and the intended use. For example, in
上記のように、ダックビル弁に求められる性能の一つとして、例えば、応答性が挙げられるが、ダックビル弁にはその仕様や用途等に応じて他の性能が求められることもある。その一つとして、ダックビル弁内部への流体の流入に伴って発生する「共振音の低減」が挙げられる。 As described above, one of the performances required for a duckbill valve is, for example, responsiveness, but the duckbill valve may be required to have other performance depending on its specifications, applications, and the like. One of them is "reduction of resonance noise" generated by the inflow of fluid into the duckbill valve.
ダックビル弁の基端部側(出口部が設けられた位置と反対側の端部側)からダックビル弁内部に流体が流入すると、ダックビル弁のすぼまった嘴形状に形成された先端部付近では基端部側で生じた振動が増幅されて、より大きな振動が発生する。この振動が要因となってダックビル弁から共振音が発生する。ダックビル弁から共振音が発生すると、ダックビル弁が組み込まれた装置や設備を使用するユーザー等に対して不快感を与えることになる。 When fluid flows into the duckbill valve from the base end side of the duckbill valve (the end side opposite to the position where the outlet is provided), near the tip of the duckbill valve formed into a squeezed beak shape. The vibration generated on the proximal end side is amplified, and a larger vibration is generated. This vibration causes resonance noise from the duckbill valve. When the resonance sound is generated from the duckbill valve, it causes discomfort to users and the like who use the device or equipment in which the duckbill valve is incorporated.
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、出口部が設けられた先端部付近で発生する共振音を低減することができるダックビル弁を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a duckbill valve capable of reducing resonance noise generated in the vicinity of a tip portion provided with an outlet portion.
本発明に係るダックビル弁は、先端部に開閉可能な出口部を形成する第1リップ部及び第2リップ部を備えるダックビル弁であって、前記第1リップ部と前記第2リップ部は、前記出口部が閉じた状態において前記先端部で互いに密着するように基端側から先端側へ向けて傾斜して延びており、前記第1リップ部の先端部の少なくとも一部を含む領域には、前記出口部から離間する方向へ突出した第1リブが設けられており、前記第2リップ部の先端部の少なくとも一部を含む領域には、前記出口部から離間する方向へ突出した第2リブが設けられている。 The duckbill valve according to the present invention is a duckbill valve provided with a first lip portion and a second lip portion forming an outlet portion that can be opened and closed at the tip portion, and the first lip portion and the second lip portion are described above. When the outlet portion is closed, the tip portion is inclined and extends from the base end side to the tip end side so as to be in close contact with each other, and the region including at least a part of the tip portion of the first lip portion includes a region. A first rib protruding in a direction away from the outlet portion is provided, and a second rib protruding in a direction away from the outlet portion is provided in a region including at least a part of the tip portion of the second lip portion. Is provided.
本発明のダックビル弁によれば、該ダックビル弁の内部に流体が流入した際、第1リップ部に設けられた第1リブ及び第2リップ部に設けられた第2リブにより、先端部付近で生じる振動を低減することができる。そのため、振動に起因して発生する共振音を低減することができる。 According to the duckbill valve of the present invention, when a fluid flows into the duckbill valve, the first rib provided in the first lip portion and the second rib provided in the second lip portion cause the vicinity of the tip portion. The generated vibration can be reduced. Therefore, it is possible to reduce the resonance sound generated due to the vibration.
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the attached drawings. The following description does not limit the technical scope and the meaning of the terms described in the claims. In addition, the dimensional ratios in the drawings are exaggerated for convenience of explanation and may differ from the actual ratios.
図1~図7は実施形態に係るダックビル弁100を示す図である。
1 to 7 are views showing the
図1はダックビル弁100の斜視図、図2はダックビル弁100の側面図、図3は図1に示す矢印3A-3A線に沿うダックビル弁100の断面図、図4及び図5はダックビル弁100の正面図、図6及び図7は図1に示す矢印6A-6A線に沿うダックビル弁100の断面図である。図1、図2、図3、図4、図6ではダックビル弁100の出口部105が閉じた状態を示しており、図5、図7ではダックビル弁100の出口部105が開いた状態を示している。
1 is a perspective view of the
実施形態の説明では、ダックビル弁100において出口部105が設けられた側を先端側と称し、各基部141、142が設けられた側を基端側と称する。明細書内で説明でする「先端部」とは、ダックビル弁100の最先端から基端側に至る一定の範囲を意味し、「基端部」とは、ダックビル弁100の最基端から先端側に至る一定の範囲を意味する。
In the description of the embodiment, the side of the
明細書に添付した各図面において、ダックビル弁100の長手方向(図3に示す流路130が延在する方向)を矢印Xで示し、ダックビル弁100の奥行方向(幅方向)を矢印Yで示し、ダックビル弁100の高さ方向(厚さ方向)を矢印Zで示す。
In each drawing attached to the specification, the longitudinal direction of the duckbill valve 100 (the direction in which the
本実施形態に係るダックビル弁100は、例えば、産業機械、電化製品、その他各種の機械・器具に使用することができ、具体的な用途は特に限定されない。一例として、ダックビル弁100は、該ダックビル弁100の出口部105を開閉させることにより、気体を含む流体(例えば、気体のみ、気体と液体の混合流体等)の移動を制御するための一方弁として利用することができる。また、そのような用途でダックビル弁100を利用する場合の適用例の一つとして、電化製品である炊飯器内で生じる蒸気の移動の制御を挙げることができる。
The
以下、本実施形態に係るダックビル弁100について詳述する。
Hereinafter, the Duckbill
<ダックビル弁>
ダックビル弁100は、図1、図4、図5に示すように、先端部100aに開閉可能な出口部105を形成する第1リップ部110及び第2リップ部120を備えるダックビル弁として構成している。
<Duckbill valve>
As shown in FIGS. 1, 4, and 5, the
第1リップ部110と第2リップ部120は、図1、図2に示すように、出口部105が閉じた状態において、先端部100aで互いに密着するように基端側から先端側へ向けて傾斜して延びている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
第1リップ部110の先端部111の少なくとも一部を含む領域には、図1、図2、図4に示すように、出口部105から離間する方向(図4の上方向)へ突出した第1リブ115が設けられている。
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, the region including at least a part of the
上記の「第1リップ部110の先端部111の少なくとも一部を含む領域に第1リブ115が設けられる」とは、「第1リップ部110の先端部111の少なくとも一部に第1リブ115の少なくとも一部が配置されている」ことを意味する。なお、第1リップ部110における第1リブ115の奥行方向の長さ、第1リブ115の長手方向の長さ、第1リブ115の高さ方向の突出長等について特に制限はない。
The above-mentioned "the
第2リップ部120の先端部121の少なくとも一部を含む領域には、図1、図2、図4に示すように、出口部105から離間する方向(図4の下方向)へ突出した第2リブ125が設けられている。
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, the region including at least a part of the
上記の「第2リップ部120の先端部121の少なくとも一部を含む領域に第2リブ125が設けられる」とは、「第2リップ部120の先端部121の少なくとも一部に第2リブ125の少なくとも一部が配置されている」ことを意味する。なお、第2リップ部120における第2リブ125の奥行方向の長さ、第2リブ125の長手方向の長さ、第2リブ125の高さ方向の突出長等について特に制限はない。
The above-mentioned "the
ダックビル弁100は、図3に示すように、ダックビル弁100の内部を長手方向に沿って延びる流路130(空間)を有する。ダックビル弁100の基端部100bには、流路130に連通する流入口106が形成されている。
As shown in FIG. 3, the
ダックビル弁100の基端部100b付近には、略円筒形状に形成された第1基部141と、第1基部141の基端側に配置され、第1基部141よりも外方側に広がる第2基部142が形成されている。
In the vicinity of the
図1、図4に示すように、第1リップ部110と第2リップ部120は、出口部105を基準にして、略対象な形状を有する。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
第1リップ部110は、第1基部141側から先端部100a側に向けて、かつ、第2リップ部120側に向けて所定の角度で傾斜して延びている。同様に、第2リップ部120は、第1基部141側から先端部100a側に向けて、かつ、第1リップ部110側に向けて所定の角度で傾斜して延びている。
The
第1リップ部110の傾斜角度θ1及び第2リップ部120の傾斜角度θ2(図3を参照)は特に限定されず、任意の大きさで形成することができる。
The inclination angle θ1 of the
第1リップ部110の長手方向に沿う長さL1及び第2リップ部120の長手方向に沿う長さL2(図3を参照)は特に限定されず、任意の大きさで形成することができる。
The length L1 along the longitudinal direction of the
閉じた状態における出口部105の左右方向の寸法L3(図4を参照)は特に限定されず、任意の大きさで形成することができる。
The left-right dimension L3 (see FIG. 4) of the
第1基部141の長手方向に沿う長さ、内径、外径、及び、第2基部142の長手方向に沿う長さ、内径、外径についても特に制限はなく、製品仕様等に応じて任意のものとすることができる。
There are no particular restrictions on the length, inner diameter, and outer diameter of the
ダックビル弁100は、流入口106を介して流路130内に流入した流体によって出口部105をなす各リップ部110、120の内壁面に対して所定の圧力が付与されると、第1リップ部110の先端部111と第2リップ部120の先端部121が互いに離間するように可動し、出口部105を開く(図5、図7を参照)。ダックビル弁100は、出口部105を開くことにより、流入口106、流路130、出口部105を通じた流体の移動を可能にする。
In the
ダックビル弁100は、各リップ部110、120の内壁面に対して上記所定の圧力が付与されていない状態では、各リップ部110、120を閉じた状態に維持する(図1、図2、図4を参照)。これにより、流入口106、流路130、出口部105を通じた流体の移動を制限する。
The
上記のように、ダックビル弁100は、流路130内に流入した流体の圧力に応じて出口部105を開閉することにより、ダックビル弁100を通じた流体の移動と遮断を制御する。
As described above, the
図1、図4に示すように、第1リップ部110は、該第1リップ部110に第1リブ115が設けられているため、第1リップ部110の先端部111付近が部分的に肉厚に形成されている。そのため、出口部105が開いて流路130から流体が流出する際、第1リブ115によって先端部111付近(出口部105付近)が上下方向(高さ方向)に振動することを抑制できる。同様に、第2リップ部120は、該第2リップ部120に設けられた第2リブ125により、先端部121付近(出口部105付近)が上下方向(高さ方向)に振動することを抑制できる。したがって、本実施形態に係るダックビル弁100は、出口部105を開いて流体を流出させている間、各リップ部110、120が振動して両者が互いに接触することを抑制でき、振動に伴って発生する共振音を低減することができる。
As shown in FIGS. 1 and 4, in the
第1リブ115及び第2リブ125は、図1、図4、図5に示すように、出口部105の左右方向(図4~図7の左右方向。出口部105の開閉方向と直交する方向と同方向)の略中心位置C1を含む領域に少なくとも設けることができる。
As shown in FIGS. 1, 4, and 5, the
出口部105の左右方向の略中心位置C1を含む領域は、図5に示すように、出口部105が開く際、上下方向に最も大きく開く。また、流体が出口部105から流出する際、上記領域に対しては、他の部位と比較して大きな圧力が掛かる。そのため、上記領域付近では各リップ部110、120の振動が大きくなる。本実施形態に係るダックビル弁100では、上記領域に第1リブ115及び第2リブ125を設けているため、上記領域で振動が発生することを抑制できる。そのため、ダックビル弁100から発生する共振音をより効果的に低減することができる。
As shown in FIG. 5, the region including the substantially center position C1 in the left-right direction of the
なお、出口部105の左右方向において各リブ115、125を設ける範囲は特に限定されないが、例えば、図4に示すように、略中心位置C1を含む領域及びその周辺部のみに設けることが好ましい。このような位置に各リブ115、125を配置することにより、各リップ部110、120から生じる共振音の低減を図りつつ、略中心位置C1以外の部分が不要に肉厚に形成されて各リップ部110、120の応答性が損われることを防止できる。
The range in which the
ただし、各リブ115、125は、例えば、出口部105の左右方向の全範囲に亘って形成されていてもよい。また、各リブ115、125は、出口部105の左右方向の任意の位置に隙間を空けて断続的に複数個配置されていてもよい。各リブ115、125を出口部105の左右方向に複数個配置する場合、リブ毎に大きさや形状が異なっていてもよい。
However, the
図1、図2に示すように、第1リブ115及び第2リブ125は、第1リップ部110及び第2リップ部120の延在方向(ダックビル弁100の長手方向と同方向)の略全長に沿って連続的に延びている。このように第1リブ115及び第2リブ125が配置されているため、ダックビル弁100は、各リップ部110、120の延在方向の全長に亘って振動が発生することを抑制できる。そのため、ダックビル弁100から発生する共振音をより一層効果的に低減できる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
なお、各リブ115、125は、例えば、各リップ部110、120の延在方向の一部のみに形成されていてもよい。また、各リブ115、125は、各リップ部110、120の延在方向の任意の位置に隙間を空けて断続的に複数個配置されていてもよい。各リブ115、125を各リップ部110、120の延在方向に複数個配置する場合、リブ毎に大きさや形状が異なっていてもよい。
The
第1リブ115及び第2リブ125は、図1、図4に示すように、出口部105を基準にして、略対称な形状及び略対称な位置に設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
前述したように、本実施形態では、第1リブ115は、図2、図4に示すように、出口部105の左右方向の略中心位置C1を含む領域、及び、第1リップ部110の延在方向の略全長に亘って形成されている。また、第2リブ125は、出口部105の左右方向の略中心位置C1を含む領域、及び、第2リップ部120の延在方向の略全長に亘って形成されている。また、各リブ115、125の形状(図6に示す断面形状)は、出口部105を基準にして上下を略対称に反転させた同一形状を有する。
As described above, in the present embodiment, as shown in FIGS. 2 and 4, the
各リブ115、125が上記のように配置及び構成されているため、ダックビル弁100は、出口部105から流体が流出する際、各リブ115、125が、各リップ部110、120の略対象な位置で、互いに略対称な方向(出口部105の上下方向)に向けて同様の挙動を示すため、各リップ部110、120において振動を効果的に抑制できる。そのため、各リップ部110、120同士の衝突を抑制することができ、両者の衝突に伴って発生する共振音をより一層効果的に低減することができる。
Since the
第1リブ115は、図4、図5に示すように、出口部105の開閉方向に沿う断面において、第1リップ部110から最も離間する位置に配置された頂部115aと、頂部115aから第1リップ部110の外表面に延びる第1稜部115b及び第2稜部115cと、を有する。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
前述したように、第1リブ115と第2リブ125は、出口部105を基準にして、出口部105の上下方向において略対称な形状を有する。そのため、第2リブ125は、第1リブ115と同様に、出口部105の開閉方向に沿う断面において、第2リップ部120から最も離間する位置に配置された頂部125aと、頂部125aから第2リップ部120の外表面に延びる第1稜部125b及び第2稜部125cと、を有する(図4、図5を参照)。
As described above, the
各リブ115、125の各頂部115a、125aは、各リップ部110、120において最も肉厚が大きな部分を形成する。そのため、各リップ部110、120は、各頂部115a、125a付近において各リップ部110、120が振動することを抑制できる。特に、本実施形態では、振動が最も大きくなり得る出口部105の左右方向の略中心位置C1に各頂部115a、125aを配置しているため、各リップ部110、120の振動を効果的に抑制することができる。
The
また、各リブ115、125の各稜部115b、115c、125b、125cでは、各リップ部110、120の外表面に向けて各リブ115、125の肉厚が漸減する。そのため、各頂部115a、125aから一定の距離だけ出口部105の左右方向に離れた位置では、各リップ部110、120の肉厚がダックビル弁100の応答性に影響を与えない程度に小さくなっている。したがって、ダックビル弁100は、応答性の低下が損われることを防止しつつ、共振音の発生を効果的に抑制できる。
Further, at the
図4、図5に示すように、各頂部115a、125aは、突出方向に湾曲した断面形状に形成することができるが、具体的な形状は特に限定されない。例えば、各頂部115a、125aは、矩形形状に形成してもよい。また、各稜部115b、115c、125b、125cは、各頂部115a、125aから各リップ部110、120の外表面に向けて緩やかに湾曲した断面形状を有するが、具体的な形状は特に限定されない。例えば、各稜部115b、115c、125b、125cは、略直線状に形成してもよい。
As shown in FIGS. 4 and 5, each of the
第1リブ115の突出高さH1及び第2リブ125の突出高さH2(図3を参照)は特に限定されず、任意の大きさで形成することができる。
The protruding height H1 of the
第1リブ115は、図6、図7に示すように、第1リップ部110と一体的に形成された樹脂材料からなる中実構造で構成することができる。例えば、第1リップ部110及び第1リブ115は、ABS、PC等の樹脂材料で構成することができる。また、第1リップ部110及び第1リブ115は、公知の射出成形等によって一体成型で製造することができる。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
また、第2リブ125は、図6、図7に示すように、第2リップ部120と一体的に形成された樹脂材料からなる中実構造で構成することができる。例えば、第2リップ部120及び第2リブ125は、第1リップ部110及び第1リブ115と同様に、ABS、PC等の樹脂材料で構成することができる。また、第2リップ部120及び第2リブ125は、公知の射出成形等によって一体成形で製造することができる。
Further, as shown in FIGS. 6 and 7, the
上記のように各リブ115、125が各リップ部110、120と同一の樹脂材料で一体的に形成されているため、一体成形等の方法で容易に各リブ115、125をダックビル弁100に設けることができる。また、各リップ部110、120が樹脂で構成された中実構造を有するため、ダックビル弁100を使用している間、各リブ115、125が折れたり、形状が不用意に変形したりすることを防止できる。そのため、各リブ115、125の効果を長期に亘って維持することができる。
Since the
なお、本実施形態では、第1リップ部110、第1リブ115、第2リップ部120、第2リブ125、第1基部141、第2基部142を樹脂材料を用いた一体成形で製造している。そのため、ダックビル弁100の製造が容易であり、かつ、製造コストを削減することが可能となっている。
In this embodiment, the
以上、実施形態を通じて本発明に係るダックビル弁を説明したが、本発明は実施形態で説明した内容のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。 Although the Duckbill valve according to the present invention has been described above through the embodiments, the present invention is not limited to the contents described in the embodiments and can be appropriately modified based on the description of the scope of claims. be.
第1リブ及び第2リブの形状(断面形状)は図示により示した形状に限定されない。第1リブ及び第2リブは、出口部から離間する方向に突出した部分を有している限り、任意に変更することができる。また、第1リブ及び第2リブは、互いに同一形状(出口部の上下方向で略対象な形状)を有していなくてもよい。 The shapes (cross-sectional shapes) of the first rib and the second rib are not limited to the shapes shown in the drawings. The first rib and the second rib can be arbitrarily changed as long as they have a portion protruding in a direction away from the outlet portion. Further, the first rib and the second rib do not have to have the same shape (a shape substantially symmetrical in the vertical direction of the outlet portion).
第1リブ及び第2リブの相対的な位置関係は特に限定されない。例えば、各リブは、出口部を基準にして対象な位置に配置されていなくてもよく、各リップ部における任意の位置に配置することができる。 The relative positional relationship between the first rib and the second rib is not particularly limited. For example, each rib does not have to be arranged at a target position with respect to the outlet portion, and can be arranged at an arbitrary position in each lip portion.
各リブは、各リップ部とは別部材で構成してものを各リブに固定して配置してもよい。また、各リブは内部に部分的に隙間(空洞)が設けられていてもよい。また、各リブは、ダックビル弁とは別の材料で構成してもよい。 Each rib may be configured by a member different from each lip portion, or may be fixed to each rib and arranged. Further, each rib may be partially provided with a gap (cavity) inside. Further, each rib may be made of a material different from that of the duckbill valve.
100 ダックビル弁
100a ダックビル弁の先端部
100b ダックビル弁の基端部
105 出口部
106 流入口
110 第1リップ部
111 第1リップ部の先端部
115 第1リブ
115a 第1リブの頂部
115b、115c 第1リブの稜部
120 第2リップ部
121 第1リップ部の先端部
125 第2リブ
125a 第2リブの頂部
125b、125c 第2リブの稜部
30 流路
141 第1基部
142 第2基部
C1 出口部の左右方向の中心位置
100
Claims (7)
前記第1リップ部と前記第2リップ部は、前記出口部が閉じた状態において前記先端部で互いに密着するように基端側から先端側へ向けて傾斜して延びており、
前記第1リップ部の先端部の少なくとも一部を含む領域には、前記出口部から離間する方向へ突出した第1リブが設けられており、
前記第2リップ部の先端部の少なくとも一部を含む領域には、前記出口部から離間する方向へ突出した第2リブが設けられている、ダックビル弁。 A duckbill valve having a first lip portion and a second lip portion that form an openable / closable outlet portion at the tip portion.
The first lip portion and the second lip portion extend from the proximal end side toward the distal end side so as to be in close contact with each other at the distal end portion in a state where the outlet portion is closed.
A first rib protruding in a direction away from the outlet portion is provided in a region including at least a part of the tip portion of the first lip portion.
A duckbill valve provided with a second rib protruding in a direction away from the outlet portion in a region including at least a part of the tip portion of the second lip portion.
前記第2リブは、前記第2リップ部と一体的に形成された樹脂材料からなる中実構造を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載のダックビル弁。 The first rib has a solid structure made of a resin material integrally formed with the first lip portion.
The duckbill valve according to any one of claims 1 to 5, wherein the second rib has a solid structure made of a resin material integrally formed with the second lip portion.
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